JP2021014322A - リール - Google Patents

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総一郎 青山
幸治 森畑
Koji Morihata
幸治 森畑
大輔 嶽下
Daisuke Takeshita
大輔 嶽下
強 種田
Tsutomu Taneda
強 種田
福田 謙一
Kenichi Fukuda
謙一 福田
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Abstract

【課題】テープ状部材が巻き付けられていない状態で搬送するときに省スペース化する。【解決手段】本発明に基づくリール1は、第1分割リール10Aと、第2分割リール10Bとを備えている。第2分割リール10Bは、第1分割リール10Aと係合して組み合わされることによってリール1を構成する。第1係合部115Aが、複数の第2主被係合部125Bのいずれか1つと係合することで、第1係合突出部110Aと第2被係合突出部120Bとが互いに係合して固定される。リール1は、第1係合部115Aと係合させる第2主被係合部125Bを変更することで、第1係合部115Aと係合する第2主被係合部125Bに対応する第2段部121Bの、第2フランジ200Bの内面210Bを基準とする高さに応じて、第1フランジ200Aと第2フランジ200Bとの間の距離を変更可能に構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、リールに関する。
リールの構成を開示した文献として、特開平11−186787号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載されたリールは、テープリールであって、巻芯と、この巻芯を挟んでその両側に配設させた断面略H型となる一対の側板とからなる。テープリールは、テーピング部材の繰り出し終端部を巻芯へ止め付け、側板の周端縁付近まで巻き付けて使用される。テープリールへ多数巻きに巻設する長尺状のテーピング部材においては、多数の電子部品がキャリアテープへ収容され、カバーテープにより被覆されている。
特開平11−186787号公報
電子部品が収容されるテープ状部材は、規格により定められた特定のテープ幅を有している。このため、リールにおける互いに対向する一対の側板、すなわち一対のフランジ同士は、上記テープ幅の寸法と略同一の距離で互いに一定の距離を空けている。
このため、テープ状部材が巻き付けられていない状態のリールにおいては、互いに対向する一対のフランジ同士の間に、隙間が生じる。テープ状部材が巻き付けられていないリールの搬送時においては、リールが位置する空間において上記隙間が当該空間の大部分を占めるため、リールの搬送の効率が低くなっていた。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、テープ状部材が巻き付けられていない状態で搬送するときに省スペース化できるリールを提供することを目的とする。
本発明に基づくリールは、第1分割リールと、第2分割リールとを備えている。第2分割リールは、第1分割リールと係合して組み合わされることによってリールを構成する。第1分割リールは、第1コアと、第1フランジとを含んでいる。第1フランジは、第1コアから径方向外側に広がっている。第2分割リールは、第2コアと、第2フランジとを含んでいる。第2コアは、第1コアと組み合わされる。第2フランジは、第2コアから径方向外側に広がっている。第2フランジは、第1フランジと対向する。第1コアは、第1係合突出部を含んでいる。第1係合突出部は、第1フランジの中心軸である第1中心軸の軸方向において第1フランジから第2フランジに向かう第1対向方向に突出している。第1係合突出部は、第1柱状部と、第1係合部とを有している。第1柱状部は、第1対向方向に延出している。第1係合部は、第1柱状部に設けられている。第2コアは、第2被係合突出部を含んでいる。第2被係合突出部は、第2フランジの中心軸である第2中心軸の軸方向において、第2フランジから第1フランジに向かう第2対向方向に突出している。第2被係合突出部は、複数の第2段部と、複数の第2主被係合部とを有している。複数の第2段部は、第2フランジの、第1フランジと対向する内面を基準として互いに高さが異なるように第2中心軸の軸方向に延出している。複数の第2段部は、第2中心軸の周方向に沿って互いに隣接している。複数の第2主被係合部は、複数の第2段部の各々に1対1で対応するように設けられている。第1係合部が、複数の第2主被係合部のいずれか1つと係合することで、第1係合突出部と第2被係合突出部とが互いに係合して固定される。リールは、第1係合部と係合させる第2主被係合部を変更することで、第1係合部と係合する第2主被係合部に対応する第2段部の、第2フランジの内面を基準とする高さに応じて、第1フランジと第2フランジとの間の距離を変更可能に構成されている。
本発明によれば、テープ状部材が巻き付けられていない状態で搬送するときにリールを省スペース化できる。
本発明の一実施形態に係るリール全体の外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るリールにおいて、第1分割リールと第2分割リールとが互いに分離している状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るリールにおいて、第1分割リールと第2分割リールとが互いに分離している状態を示す他の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るリールの第1分割リールを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るリールの第1分割リールを第1中心軸の軸方向から見た側面図である。 本発明の一実施形態に係るリールの第1分割リールにおいて、第1コアとその周辺部分を第1中心軸の軸方向から見た側面図である。 図5に示した第1分割リールをVII−ZA−VII線矢印方向から見た断面図である。 本発明の一実施形態に係るリールの第2分割リールを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るリールの第2分割リールにおいて、第2コアとその周辺部分を第2中心軸の軸方向から見た側面図である。 本発明の一実施形態に係るリールの、第1の係合状態を示す一部平面図である。 図10に示すリールをXI−XI線矢印方向から見た一部断面図である。 本発明の一実施形態に係るリールの、第2の係合状態を示す一部平面図である。 図12に示すリールをXIII−XIII線矢印方向から見た一部断面図である。 本発明の一実施形態に係るリールの、第3の係合状態を示す一部平面図である。 図14に示すリールをXV−XV線矢印方向から見た一部断面図である。 本発明の一実施形態に係るリールの、第4の係合状態を示す一部平面図である。 図16に示すリールをXVII−XVII線矢印方向から見た一部断面図である。 本発明の一実施形態に係るリールに巻き付け可能なテープ状部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るリールにテープ状部材が巻き付けられた状態における、第1分割リールとテープ状部材とを示す側面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るリールについて説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
図1は、本発明の一実施形態に係るリール全体の外観を示す斜視図である。図1に示すように、本発明の一実施形態に係るリール1は、第1分割リール10Aと、第2分割リール10Bとを備えている。第2分割リール10Bは、第1分割リール10Aと係合して組み合わされることによってリール1を構成する。
なお、第2分割リール10Bは、第1分割リール10Aの形状と同一の形状を有している。このため、以下の説明においては、第2分割リール10Bの各部分の説明を省略する場合がある。以下の実施形態の説明では、第2分割リール10Bにおいて「第2」と「特定の名称」との組み合わせで示す部分が、第1分割リール10Aにおいて「第1」と上記「特定の名称」との組み合わせで示す部分に相当する。図中では、第2分割リール10Bにおいて「特定の符号」と「B」との組み合わせで示す部分が、第1分割リール10Aにおいて上記「特定の符号」と「A」との組み合わせで示す部分に相当する。
図2は、本発明の一実施形態に係るリールにおいて、第1分割リールと第2分割リールとが互いに分離している状態を示す斜視図である。図3は、本発明の一実施形態に係るリールにおいて、第1分割リールと第2分割リールとが互いに分離している状態を示す他の斜視図である。なお、図2および図3においては、第1分割リール10Aの一部を切り欠いた状態で示している。
図2および図3に示すように、本実施形態において、第1分割リール10Aは、第1コア100Aと、第1フランジ200Aと、第1テープガイド部300Aと、第1軸受孔400Aと、複数の第1開口500Aとを含んでいる。
第1コア100Aは、第2コア100Bと組み合わされる。これにより、リール1のハブが構成される。第1コア100Aの詳細については後述する。
第1フランジ200Aは、第2フランジ200Bと対向する内面210Aと、内面210Aとは反対側に位置する外面220Aとを有している。第1フランジ200Aは、内面210Aまたは外面220A側から見たときに、円形状の外径を有している。第1フランジ200Aは、第1コア100Aから径方向外側に広がっている。
本実施形態において、第1フランジ200Aの直径は、たとえば330mmまたは380mmである。また、第1フランジ200Aは、第1コア100Aに対して、取り外し可能に設けられてもよい。
第1テープガイド部300Aは、第1フランジ200Aの中心軸である第1中心軸ZAを中心として、第1コア100Aを同心円状に取り囲むように第1フランジ200Aの内面210A上に設けられている。本実施形態に係るリール1においては、第1テープガイド300部Aおよびこれと対向するように位置する第2テープガイド300部B上に、後述するテープ部材が巻き付けられる。第1テープガイド300部Aの詳細については後述する。
第1軸受孔400Aは、第1中心軸ZA上に位置しており、第2軸受孔400Bと対向している。すなわち、リール1が第1分割リール10Aと第2分割リール10Bとが組み合わさっている状態のとき、第1中心軸ZAと第2中心軸ZBとは、同一直線上に位置している。リール1は、第1軸受孔400Aおよび第2軸受孔400Bに、リール1とは異なる物品に設けられた軸が挿入されることにより、当該軸の周方向に回転可能に構成されている。
複数の第1開口500Aは、第1フランジ200Aに形成されている。これにより、第1フランジ200Aの外面220A側からフランジ同士の隙間を確認できるため、第1分割リール10Aと第2分割リール10Bとを容易に組み合わせることができる。また、第1フランジ200Aと第2フランジ200Bとの間に位置して、リール1に巻き付けられているテープ状部材の長さを、容易に確認できる。さらに、テープ状部材を第1テープガイド部300Aおよび第2テープガイド部300Bに容易に固定できる。
図1から図3に示すように、第2コア100Bは、第1コア100Aと組み合わされる。第2フランジ200Bは、第1フランジ200Aと対向する。第2フランジ200Bは、第1フランジ200Aと対向する内面210Bと、内面210Bとは反対側に位置する外面220Bとを有している。
本実施形態に係るリール1を構成する材料としては、たとえば、ポリスチレン、ポリプロピレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂、ポリカーボネートなどの樹脂材料、または、紙などが挙げられる。
次に、第1分割リール10Aの、第1コア100Aおよび第1テープガイド部300Aの詳細について説明する。図4は、本発明の一実施形態に係るリールの第1分割リールを示す斜視図である。図5は、本発明の一実施形態に係るリールの第1分割リールを第1中心軸の軸方向から見た側面図である。図6は、本発明の一実施形態に係るリールの第1分割リールにおいて、第1コアとその周辺部分を第1中心軸の軸方向から見た側面図である。図7は、図5に示した第1分割リールをVII−ZA−VII線矢印方向から見た断面図である。
まず、第1コア100Aについて説明する。図5に示すように、本実施形態において、第1コア100Aは、2つの第1係合突出部110Aと、2つの第1被係合突出部120Aと、2つの第1被係合凹部130Aと、2つの第1収容凹部140Aとを含んでいる。
第1中心軸ZAの軸方向から見て、2つの第1係合突出部110Aは、第1中心軸ZAに関して互いに点対称となるように配置されており、2つの第1被係合突出部120Aは、第1中心軸ZAに関して互いに点対称となるように配置されており、2つの第1被係合凹部130Aは、第1中心軸ZAに関して互いに点対称となるように配置されており、2つの第1収容凹部140Aは、第1中心軸ZAに関して互いに点対称となるように配置されている。
第1コア100Aは、第1係合突出部110A、第1被係合突出部120A、第1被係合凹部130Aおよび第1収容凹部140Aを、それぞれ1つだけ含んでいてもよい。また、第1コア100Aは、第1係合突出部110A、第1被係合突出部120A、第1被係合凹部130Aおよび第1収容凹部140Aを、それぞれ、第1中心軸ZAの周方向において互いに等間隔となるように3つ以上ずつ含んでいてもよい。
図4に示すように、第1係合突出部110Aは、第1フランジ200Aの内面210Aから、第1中心軸ZAの軸方向において第1フランジ200Aから第2フランジ200Bに向かう第1対向方向に突出している。図4および図6に示すように、第1係合突出部110Aは、第1係合突出部110Aは、第1柱状部111Aと、第1係合部115Aと、第1内側ガイド119Aとを有している。
図4および図7に示すように、第1柱状部111Aは、第1フランジ200Aの内面210Aから第1中心軸ZAの軸方向、すなわち上記第1対向方向に延出している。第1柱状部111Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見て、第1軸受孔400Aと第1テープガイド部300Aとの間で、第1中心軸ZAの径方向に延在している。第1柱状部111Aは、第1主当接面112Aと、外周面113Aとを有している。
第1主当接面112Aは、第1柱状部111Aの延出方向、すなわち、第1中心軸ZAの軸方向の先端側に位置している。具体的には、第1主当接面112Aは、第1係合部115Aと隣り合っている。第1主当接面112Aは、第1フランジ200Aの内面210Aと平行である。
図6に示すように、外周面113Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見たときに、第1中心軸ZAの径方向外側において円弧状に湾曲している。具体的には、外周面113Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見たときに、第1中心軸ZAの周方向に沿って湾曲している。
図4および図7に示すように、本実施形態において、第1係合部115Aは、第1柱状部111Aに設けられており、具体的には、第1柱状部111Aの延出方向、すなわち、第1中心軸ZAの軸方向の先端に位置している。第1係合部115Aは、第1柱状部111Aの外周面113A上に位置していてもよい。図4から図7に示すように、本実施形態において、第1係合部115Aは、第1爪部116Aと、第1凹部117Aと、第1溝部118Aとを有している。
図7に示すように、本実施形態において、第1爪部116Aは、第1主当接面112Aから第1中心軸ZAの軸方向に突出し、さらに、第1中心軸ZAの径方向外側に屈曲するように設けられている。第1爪部116Aは、第1係合回転方向EAの後方側において、規制端を有している。第1係合回転方向EAについては後述する。
図6に示すように、第1凹部117Aは、第1爪部116Aの先端において、第1中心軸ZAの径方向外側を向くように形成されている。
図4に示すように、第1溝部118Aは、第1主当接面112Aにおいて、第1係合回転方向EAの前方側から、第1中心軸ZAの周方向に沿って切り欠かれるように形成されている。第1溝部118Aは、第1中心軸ZAの軸方向において、第1爪部116Aに対して第1フランジ200A側に位置している。
図4および図6に示すように、第1内側ガイド119Aは、第1中心軸ZAの径方向において第1柱状部111Aの内側に位置している。第1内側ガイド119Aは、第1中心軸ZAの周方向に延在している。第1内側ガイド119Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見たときに、第1柱状部111Aの第1中心軸ZAの径方向内側の端部から、第1係合回転方向EAの前方側に延出するように設けられている。
図4に示すように、第1被係合突出部120Aは、第1中心軸ZAの周方向において第1係合突出部110Aと並んで位置している。第1被係合突出部120Aは、第1フランジ200Aの内面210Aから突出している。すなわち、第1被係合突出部120Aは、上記第1対向方向に突出している。図4から図7に示すように、第1被係合突出部120Aは、複数の第1段部121Aと、複数の第1主被係合部125Aと、第1外側ガイド129Aとを有している。
図4および図7に示すように、複数の第1段部121Aは、第1フランジ200Aの内面210Aを基準として互いに高さが異なるように第1中心軸ZAの軸方向に延出している。本実施形態においては、3つの第1段部121Aが延出しているが、2つの第1段部121Aが延出していてもよいし、4つ以上の第1段部121Aが延出していてもよい。
図4および図6に示すように、複数の第1段部121Aは、第1中心軸ZAの周方向に沿って互いに隣接している。本実施形態においては、第1係合回転方向EAとは反対方向において、複数の第1段部121Aのうち最も第1フランジ200Aの内面210Aに近い第1段部121aA、2番目に第1フランジ200Aの内面210Aに近い第1段部121bAおよび最も第1フランジ200Aの内面210Aから離れている第1段部121cAの順に並んでいる。複数の第1段部121Aは、複数の第1主被当接面122Aと、内周面123Aとを有している。
図7に示すように、複数の第1主被当接面122Aの各々は、複数の第1段部121Aの各々の延出方向、すなわち、第1中心軸ZAの軸方向の先端側に位置している。具体的には、複数の第1主被当接面122Aの各々は、複数の第1主被係合部125Aと1対1で対応して隣り合っている。複数の第1主被当接面122Aの各々は、第1フランジ200Aの内面210Aと平行である。
図6に示すように、内周面123Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見たときに、第1中心軸ZAの径方向の内側において円弧状に湾曲している。具体的には、内周面123Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見たときに、第1中心軸ZAの周方向に沿って湾曲している。
複数の第1主被係合部125Aは、複数の第1段部121Aの各々に1対1で対応するように設けられている。図7に示すように、具体的には、複数の第1主被係合部125Aは、複数に第1段部121Aの各々の延出方向、すなわち第1中心軸ZAの軸方向の先端に位置している。なお、複数の第1主被係合部125Aは、複数の第1段部121Aの各々に1対1で対応するように設けられている限りにおいては、第1外側ガイド129Aの第1中心軸の径方向内側に設けられていてもよい。
本実施形態においては、第1中心軸ZAの軸方向から見て、複数の第1主被係合部125Aは、第1中心軸ZAの周方向において互いに位相がおよそ18.5度ずつ異なるように位置している。
図4、図6および図7に示すように、本実施形態において、複数の第1主被係合部125Aの各々は、第1引掛部126Aと、第1凸部127Aと、第1差込口128Aとを有している。
本実施形態においては、複数の第1主被係合部125Aの各々において、第1引掛部126Aが、第1主被当接面122Aより、第1中心軸ZAの軸方向において第1フランジ200Aとは離れる方向に位置するように設けられている。第1引掛部126Aは、第1係合回転方向EAの後方側において、規制端を有している。
図4に示すように、第1凸部127Aは、第1引掛部126Aの、第1中心軸ZAの軸方向において第1フランジ200A側に設けられている。
図4および図6に示すように、第1差込口128Aは、複数の第1主被当接面122Aにおいて、第1係合回転方向EAの前方側から、第1中心軸ZAの周方向沿って切り欠くように形成されている。第1差込口128Aは、第1中心軸ZAの軸方向において、第1引掛部126Aに対して第1フランジ200A側に位置している。
第1外側ガイド129Aは、第1中心軸ZAの径方向において複数の第1段部121Aの外側に位置している。第1外側ガイド129Aは、第1中心軸ZAの周方向に延在している。本実施形態において、第1外側ガイド129Aは、複数の第1段部121Aの、第1中心軸ZAの径方向外側にのみ位置している。第1外側ガイド129Aは、複数の第1段部121Aを第1中心軸ZA側から見たときに、第1段部121aAの第1主被当接面122aAおよび第1段部121bAの第1主被当接面122bAの各々から、上記第1対向方向に延出している。第1外側ガイド129Aの第1フランジ200Aの内面210Aを基準とした高さは、第1段部121cAの高さと同一である。
図6に示すように、第1被係合凹部130Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見たときに、第1中心軸ZAの周方向において、第1被係合突出部120Aの複数の第1段部121Aのうち最も第1フランジ200Aの内面210Aに近い第1段部121aAと互いに隣接している。本実施形態において、第1被係合凹部130Aは、第1段部121aAの第1係合回転方向EAの前方側に位置している。
図4および図6に示すように、第1被係合凹部130Aは、第1副被当接面132Aと、第1副被係合部135Aと、第1内側ガイド用凹部139Aとを有している。
第1副被当接面132Aは、第1フランジ200Aの内面210Aが、外面220A側に凹むことで形成されている。第1副被当接面132Aは、第1フランジ200Aの内面210Aに平行である。
第1副被係合部135Aは、第1副被当接面132Aと隣り合うように位置している。本実施形態において、第1副被係合部135Aは、第1副被当接面132Aに設けられている。
図4および図6に示すように、本実施形態において、第1副被係合部135Aの各々は、第1引掛部136Aと、第1凸部137Aと、第1差込口138Aとを有している。第1副被係合部135Aにおける第1引掛部136Aと、第1凸部137Aと、第1差込口138Aとの、互いの相対的な位置関係は、複数の第1主被係合部125Aの各々における第1引掛部126A、第1凸部127Aおよび第1差込口128Aとの、互いの相対的な位置関係と同様である。ただし、第1差込口138Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見て、複数の第1段部121Aの各々の第1差込口128Aより、第1中心軸ZAの周方向における長さが長くなっている。
本実施形態においては、第1中心軸ZAの軸方向から見て、第1副被係合部135Aは、複数の第1主被係合部125Aのうち最も近くに位置する第1主被係合部125aAと、第1中心軸ZAの周方向において位相がおよそ18.5度異なるように位置している。また、本実施形態においては、第1中心軸ZAの軸方向から見て、第1副被係合部135Aは、最も近くに位置する第1係合部115Aと、第1中心軸ZAの周方向において位相がおよそ39.5度異なるように位置している。
図4および図6に示すように、第1内側ガイド用凹部139Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見たときに、複数の第1段部121Aの内周面123Aに沿うように形成されている。第1内側ガイド用凹部139Aは、第1副被当接面132Aから、第1係合回転方向EAの後方側に延出するように形成されている。
図5に示すように、第1収容凹部140Aは、第1中心軸ZAの周方向において、第1被係合突出部120Aに対して、第1被係合凹部130A側とは反対側に位置している。
図4および図6に示すように、第1収容凹部140Aは、第1副当接面142Aと、第1収容口145Aと、第1外側ガイド用凹部149Aとを有している。
第1副当接面142Aは、第1フランジ200Aの内面210Aが外面220A側に凹むことで形成されている。第1副当接面142Aは、第1フランジ200Aの内面210Aに平行である。
第1収容口145Aは、第1副当接面142A上に形成されている。本実施形態において、第1収容口145Aは、第1収容凹部140Aを第1中心軸ZAの軸方向に貫通するように形成されている。第1収容口145Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見たときに、第1中心軸ZAの周方向に延在するように形成されている。
第1外側ガイド用凹部149Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見たときに、第1内側ガイド119Aより、第1中心軸ZAの径方向外側に位置している。第1外側ガイド用凹部149Aは、第1副当接面142Aから、第1係合回転方向EAの後方側に延出するように形成されている。
次に、第1テープガイド部300Aについて説明する。図4から図7に示すように、第1テープガイド部300Aは、第1中心軸ZAの径方向において、第1コア100Aのうち最も外周側に位置する部分より外側で、第1コア100Aと離間しつつ第1中心軸ZAの周方向に沿って延在している。本実施形態においては、第1テープガイド部300Aは、第1中心軸ZAの径方向において、第1外側ガイド129Aより外側に位置している。
第1テープガイド部300Aには、第1切欠部310Aと複数の第1対向切欠部320Aとが形成されている。第1切欠部310Aおよび複数の第1対向切欠部320Aの各々は、第1フランジ200Aの内面210Aまで達している。
第1切欠部310Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見て、第1中心軸ZAの径方向において第1係合部115Aと並んで位置している。
複数の第1対向切欠部320Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見て、第1中心軸ZAの径方向において複数の第1主被係合部125Aと1対1で対応するように並んで位置している。複数の第1対向切欠部320Aは、第1中心軸ZA軸方向から見て、第1中心軸ZAの径方向において第1副被係合部135Aとも1対1で対応するように並んで位置している。
すなわち、第1中心軸ZAの軸方向から見たときに、第1中心軸ZAの周方向において、第1切欠部310Aに対する複数の第1対向切欠部320Aの各々の位相角度が、第1係合部115Aに対する複数の第1主被係合部125Aおよび第1副被係合部135Aの各々の位相角度と同等となっている。本実施形態においては、第1テープガイド部300Aがこのような位相角度に係る関係を有している限りにおいて、第1切欠部310Aおよび複数の第1対向切欠部320Aの各々が、上述のように位置していなくてもよい。
第1テープガイド部300Aには、複数の第1リブ330Aが設けられている。複数の第1リブ330Aの各々は、第1切欠部310Aおよび複数の第1対向切欠部320Aの各々に面する端部において第1中心軸ZAの径方向に沿って延出している。本実施形態において、複数の第1リブ330Aの各々は、第1中心軸ZAの径方向外側に延出しているが、径方向内側に延出していてもよい。また、第1リブ330Aは、第1切欠部310Aおよび複数の第1対向切欠部320Aに面する複数の端部の少なくとも1つにおいて延出していてもよい。
次に、第2分割リール10Bの構成について、簡単に説明する。図8は、本発明の一実施形態に係るリールの第2分割リールを示す斜視図である。図9は、本発明の一実施形態に係るリールの第2分割リールにおいて、第2コアとその周辺部分を第2中心軸の軸方向から見た側面図である。
図8および図9に示すように、本実施形態においては、第2分割リール10Bは、図4および図6に示した第1分割リール10Aの形状と同一の形状を有している。
次に、第1分割リール10Aと、第2分割リール10Bとが、互いに係合するときの動作、および第1分割リール10Aと第2分割リール10Bとの係合関係について説明する。
本実施形態において、第1係合突出部110Aと第2被係合突出部120Bとを互いに係合して固定する場合は、まず、図2および図3に示すように、第1係合突出部110Aが、第1係合回転方向EAにおいて、第2被係合突出部120Bと対向するように第1分割リール10Aを位置させ、かつ、第2被係合突出部120Bが、第2係合回転方向EBにおいて、第1係合突出部110Aと対向させるように第2分割リール10Bを位置させる。そして、第1分割リール10Aを第1係合回転方向EAに回転させるとともに、第2分割リール10Bを第2係合回転方向EBに回転させることにより、第1係合突出部110Aと第2被係合突出部120Bとが互いに係合する。
このとき、具体的には、図4、図6、図8および図9に示すように、第1係合部115Aが、複数の第2主被係合部125Bのいずれか1つと係合する。このように、本実施形態においては、第1係合部115Aが、複数の第2主被係合部125Bのいずれか1つと係合することで、第1係合突出部110Aと第2被係合突出部120Bとが互いに係合して固定される。
本実施形態においては、図2に示すように、第1係合突出部110Aと第2被係合突出部120Bとが互いに係合して固定されるのと同時に、この係合関係と同一の係合関係で、第2係合突出部110Bと、第1被係合突出部120Aとが互いに係合して固定される。すなわち、図2、図4、図6、図8および図9に示すように、第1係合突出部110Aと第2被係合突出部120Bとの係合関係と対応するように、第2係合部115Bが、複数の第1主被係合部125Aのうちの1つと係合することで、第2係合突出部110Bと第1被係合突出部120Aとが互いに係合して固定される。
このように、第1分割リール10Aと第2分割リール10Bとを互いに係合して組み合わせる際は、第1分割リール10Aの各部分と、それに対応する第2分割リール10Bの各部分とを入れ替えても、同様の対応関係が成立する。このため、以下の説明においては、ある対応関係に対して、第1分割リール10Aの各部分と、それに対応する第2分割リール10Bの各部分とを入れ替えただけの対応関係については、説明を省略する場合がある。
本実施形態においては、複数の第2段部121Bの各々の高さが互いに異なるため、第1係合部115Aを、どの第2主被係合部125Bと係合させるかによって、第1フランジ200Aと第2フランジ200Bとの離間距離が変化する。以下、本実施形態における、第1係合部115Aと、3つの第2主被係合部125Bの各々との係合関係をさらに説明する。
図10は、本発明の一実施形態に係るリールの、第1の係合状態を示す一部平面図である。図11は、図10に示すリールをXI−XI線矢印方向から見た一部断面図である。図11においては、第1分割リール10Aにおいて、第1中心軸ZAの中心軸方向から見て、第1係合部115Aと第1中心軸ZAとを通るように、第1中心軸ZAの軸方向に沿ってリール1を切断した断面を示している。
図11に示すように、本実施形態に係るリール1の第1の係合状態においては、第1係合部115Aと、第2主被係合部125aBとが係合している。
第1係合部115Aと、第2主被係合部125aBと互いに係合させる具体的な係合方法について説明する。まず、図2および図3に示すように、第1分割リール10Aを第1係合回転方向EAに回転させるとともに、第2分割リール10Bを第2係合回転方向EBに回転させることにより、第1爪部116Aを、第2主被係合部125aBの第2差込口128Bに差し込む。これと同時に、第2主被係合部125aBの第2引掛部126Bは、第1溝部118Aに収容される。これにより、第1爪部116Aと第2主被係合部125aBの第2引掛部126Bとが、第1中心軸ZAの軸方向において互いに規制し合う。
さらに、第1爪部116Aを、第2主被係合部125aBの第2差込口128Bに差し込んだときに、第1凹部117Aが、第2主被係合部125aBの第2凸部127Bに係合することで、第2凸部127Bに保持される。すなわち、第1凹部117Aと第2凸部127Bとの係合により、第2分割リール10Bに対して、第1分割リール10Aの、第1中心軸ZAの周方向の動きが規制される。第1凹部117Aと第2凸部127Bとの係合は、第1分割リール10Aを第1係合回転方向EAとは反対方向に回転させるとともに、第2分割リール10Bを第2係合回転方向EBと反対方向に回転させることにより、解除することができる。
図11に示すように、本実施形態におけるリール1の第1の係合状態においては、第1主当接面112Aと、第2主被当接面122aBとが、互いに当接する。また、上記第1の係合状態においては、第2外側ガイド129Bは、第2中心軸ZBの軸方向から見て、第1柱状部111Aの外周面113Aに沿うように位置する。また、上記第1の係合状態においては、第1内側ガイド119Aが、第1中心軸ZAの軸方向から見て、複数の第2段部121Bの内周面123Bに沿うように位置する。
本実施形態におけるリール1の第1の係合状態においては、第1フランジ200Aと第2フランジ200Bとの離間距離が、32mmである。
図12は、本発明の一実施形態に係るリールの、第2の係合状態を示す一部平面図である。図13は、図12に示すリールをXIII−XIII線矢印方向から見た一部断面図である。本発明の一実施形態に係るリールの、第2の係合状態を示す断面図である。図13においては、第1分割リール10Aにおいて、第1中心軸ZAの中心軸方向から見て、第1係合部115Aと第1中心軸ZAとを通るように、第1中心軸ZAの軸方向に沿ってリール1を切断した断面を示している。
図13に示すように、本実施形態におけるリール1の第2の係合状態においては、第1係合部115Aと、第2主被係合部125bBとが係合している。第1係合部115Aと、第2主被係合部125bBと互いに係合させる具体的な係合方法については、第1の状態において第1係合部115Aと、第2主被係合部125aBと互いに係合させるときと同様である。
図13に示すように、本実施形態におけるリール1の第2の係合状態においては、第1主当接面112Aと、第2主被当接面122bBとが、互いに当接する。また、上記第2の係合状態においては、第2外側ガイド129Bは、第2中心軸ZBの軸方向から見て、第1柱状部111Aの外周面113Aに沿うように位置する。また、上記第2の係合状態においては、図12に示すように、第1内側ガイド119Aが、第1中心軸ZAの軸方向から見て、複数の第2段部121Bの内周面123Bに沿うように位置する。
本実施形態におけるリール1の第2の係合状態においては、第1フランジ200Aと第2フランジ200Bとの離間距離が、44mmである。
図14は、本発明の一実施形態に係るリールの、第3の係合状態を示す一部平面図である。図15は、図14に示すリールをXV−XV線矢印方向から見た一部断面図である。図15においては、第1分割リール10Aにおいて、第1中心軸ZAの中心軸方向から見て、第1係合部115Aと第1中心軸ZAとを通るように、第1中心軸ZAの軸方向に沿ってリール1を切断した断面を示している。
図15に示すように、本実施形態におけるリール1の第3の係合状態においては、第1係合部115Aと、第2主被係合部125cBとが係合している。第1係合部115Aと、第2主被係合部125cBと互いに係合させる具体的な係合方法については、第1の状態において第1係合部115Aと、第2主被係合部125aBと互いに係合させるときと同様である。
図15に示すように、本実施形態に係るリール1の第3の係合状態においては、第1主当接面112Aと、第2主被当接面122cBとが、互いに当接する。
本実施形態におけるリール1の第3の係合状態においては、第1フランジ200Aと第2フランジ200Bとの離間距離が、56mmである。
このように、本実施形態に係るリール1は、第1係合部115Aと係合させる第2主被係合部125Bを変更することで、第1係合部115Aと係合する第2主被係合部125Bに対応する第2段部121Bの、第2フランジ200Bの内面210Bを基準とする高さに応じて、第1フランジ200Aと第2フランジ200Bとの間の距離を変更可能に構成されている。本実施形態においては、第1フランジ200Aの、第2フランジ200Bと対向する内面210Aを基準とする第1柱状部111Aの高さの寸法と、複数の第2段部121Bのうち係合している第2主被係合部125Bに対応する第2段部121Bの、第2フランジ200Bの内面210Bを基準とする高さの寸法との合計が、第1フランジ200Aと第2フランジ200Bとの間の距離の寸法となっている。
また、本発明の実施形態に係るリール1においては、第1係合突出部110Aと第2被係合突出部120Bとが互いに係合して固定されたとき、第1主当接面112Aと、第2被係合突出部120Bに位置する複数の第2主被当接面122Bのうちの1つとが互いに当接し、具体的には、第1主当接面112Aと、第1係合部115Aと係合する第2主被係合部125Bと隣り合う第2主被当接面122Bとが、互いに当接する。
また、第1外側ガイド129Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見て、第2係合部115Bが複数の第1主被係合部125Aのいずれかと係合する際に、第2柱状部111Bの外周面113Bに沿うように位置する。第1内側ガイド119Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見て、第1係合部115Aが複数の第2主被係合部125Bのいずれかと係合する際に、複数の第2段部121Bの内周面123Bに沿うように位置する。
さらに、図10、図12および図14に示すように、第1切欠部310Aおよび複数の第2対向切欠部320Bは、第1係合部115Aと、複数の第2主被係合部125Bのいずれかが係合する全ての場合において、第1切欠部310Aと複数の第2対向切欠部320Bのいずれかとが第1中心軸ZAの軸方向において対向するように構成されている。
さらに、本発明の一実施形態に係るリール1においては、第1係合部115Aが、第2副被係合部135Bと係合することで、第1係合突出部110Aと第2被係合凹部130Bとが互いに係合して固定できるように位置している。このとき、本実施形態に係るリール1は、第4の係合状態となっている。
図16は、本発明の一実施形態に係るリールの、第4の係合状態を示す一部平面図である。図17は、図16に示すリールをXVII−XVII線矢印方向から見た一部断面図である。
図17に示すように、本実施形態に係るリール1の第4の係合状態においては、第1係合部115Aが、第2副被係合部135Bと係合している。
第1係合部115Aと、第2副被係合部135Bとを互いに係合させる具体的な係合方法について説明する。まず、図2および図3に示すように、第1主当接面112Aを第2副被当接面132Bに当接させるとともに、第1係合部115Aを第2差込口138Bに差し込む。そして、第1分割リール10Aを第1係合回転方向EAに回転させるとともに、第2分割リール10Bを第2係合回転方向EBに回転させることにより、第1爪部116Aを、第2副被係合部135Bの第2差込口138Bのうち第2引掛部136Bと対応する部分に差し込む。これと同時に、第2副被係合部135Bの第2引掛部136Bは、第1溝部118Aに収容される。これにより、第1爪部116Aと第2副被係合部135Bの第2引掛部136Bとが、第1中心軸ZAの軸方向において互いに規制し合う。
また、第1爪部116Aを、第2副被係合部135Bの第2差込口138Bのうち第2引掛部136Bと対応する部分に差し込んだときに、第1凹部117Aが、第2副被係合部135Bの第2凸部137Bに係合することで、第2凸部137Bに保持される。
第1係合突出部110Aと第2被係合凹部130Bとが互いに係合し、かつ、第2係合突出部110Bと第1被係合凹部130Aとが互いに係合するときには、複数の第1主被当接面122Aのうち第1フランジ200Aの内面210Aから最も離れて位置する第1主被当接面122cAは、第2副当接面142Bと互いに当接する。さらに、複数の第1主被係合部125Aのうち、第1フランジ200Aの内面210Aから最も離れて位置する第1主被係合部125cAは、第2収容口145Bに収容される。また、第1内側ガイド119Aは、第2内側ガイド用凹部139Bに収容され、第1外側ガイド129Aは、第2外側ガイド用凹部149Bに収容される。
本実施形態におけるリール1の第4の係合状態においては、第1フランジ200Aと第2フランジ200Bとの離間距離が、24mmである。
ここで、図10、図12および図14に示すように、第1係合部115Aと、複数の第2主被係合部125Bのいずれかが係合する全ての場合においては、第1テープガイド部300Aと第2テープガイド部300Bとが、第1中心軸ZAの軸方向において互いに離間している。さらには、図10、図12、図14および図16に示すように、第1分割リール10Aと第2分割リール10Bとが係合して互いに組み合わされている状態において、第1テープガイド部300Aと第2テープガイド部300Bとが、第1中心軸ZAの軸方向において互いに離間している。本実施形態においては、上記のような第1テープガイド部300Aおよび第2テープガイド部300B上に、テープ状部材が巻き付けられる。以下、テープ状部材が巻き付けられた状態のリール1について説明する。
図18は、本発明の一実施形態に係るリールに巻き付け可能なテープ状部材を示す斜視図である。図18に示すように、本発明の一実施形態に係るリールに巻き付け可能なテープ状部材2は、テープ本体部3と、複数の電子部品収納部4とを備えている。
複数の電子部品収納部4の各々は、テープ本体部3が矩形状に凹むことで形成される。複数の電子部品収納部4には、電子部品が収納される。複数の電子部品収納部4は、テープ状部材2の延在方向に沿って等間隔に並んでいる。複数の電子部品収納部4は、テープ状部材2の一対の側縁部5同士の間に位置している。テープ状部材2は、テープ本体部3に貼り付けることにより複数の電子部品収納部4を封止する、封止シートをさらに備えていてもよい。
図10、図12、図14および図16に示すように、本実施形態に係るリール1は、第1フランジ200Aと第2フランジ200Bとの離間距離が、テープ状部材2のテープ幅と略同一となるように、第1分割リール10Aと第2分割リール10Bとが組み合わされる。すなわち、本実施形態に係るリール1は、第1の係合状態から第4の係合状態のそれぞれにおいて、210Aと210Bとの離間距離と略同一のテープ幅を有するテープ状部材2を巻き付けることが可能である。
図10、図12、図14および図16に示すように、本実施形態に係るリール1にテープ状部材2を巻き付ける際には、第1切欠部310Aと第2対向切欠部320Bとが対向している部分、または、第2切欠部310Bと第1対向切欠部320Aとが対向している部分において、テープ状部材2を外側から第1コア側に向かって挿入する。そして、第1テープガイド部300Aおよび第2テープガイド部300Bの各々が、テープ状部材2のうち側縁部5と接触し、電子部品収納部4には接触しないように巻き付けられる。テープ状部材は、たとえば、JIS規格(JIS C 0806−3:2014)で定められるものであってもよい。
図19は、本発明の一実施形態に係るリールにテープ状部材が巻き付けられた状態における、第1分割リールの一部とテープ状部材とを示す側面図である。図19に示すように、本発明の一実施形態に係るリール1においては、テープ状部材2のうち電子部品収納部4同士の間に位置するテープ本体部3が、第1対向切欠部320Aにおいて折り込まれている。そして、テープ状部材2の先端部が、第1テープガイド部300Aと、第1コア100Aのうち最も外周側に位置する部分である第1外側ガイド129Aとの間に入りこんでいる。さらに、テープ状部材2の先端部は、第1外側ガイド129Aおよび第1テープガイド部300Aの両方に当接することにより、巻回方向への動きが規制されている。このようにして、リール1に、テープ状部材2が巻き付けられる。
上記のように、本発明の一実施形態に係るリール1は、第1分割リール10Aと、第2分割リール10Bとを備えている。第2分割リール10Bは、第1分割リール10Aと係合して組み合わされることによってリール1を構成する。第1分割リール10Aは、第1コア100Aと、第1フランジ200Aとを含んでいる。第1フランジ200Aは、第1コア100Aから径方向外側に広がっている。第2分割リール10Bは、第2コア100Bと、第2フランジ200Bとを含んでいる。第2コア100Bは、第1コア100Aと組み合わされる。第2フランジ200Bは、第2コア100Bから径方向外側に広がっている。第2フランジ200Bは、第1フランジ200Aと対向する。第1コア100Aは、第1係合突出部110Aを含んでいる。第1係合突出部110Aは、第1フランジ200Aの中心軸である第1中心軸ZAの軸方向において第1フランジ200Aから第2フランジ200Bに向かう第1対向方向に突出している。第1係合突出部110Aは、第1柱状部111Aと、第1係合部115Aとを有している。第1柱状部111Aは、第1対向方向に延出している。第1係合部115Aは、第1柱状部111Aに設けられている。第2コア100Bは、第2被係合突出部120Bを含んでいる。第2被係合突出部120Bは、第2フランジ200Bの中心軸である第2中心軸ZBの軸方向において、第2フランジ200Bから第1フランジ200Aに向かう第2対向方向に突出している。第2被係合突出部120Bは、複数の第2段部121Bと、複数の第2主被係合部125Bとを有している。複数の第2段部121Bは、第2フランジ200Bの、第1フランジ200Aと対向する内面210Bを基準として互いに高さが異なるように第2中心軸ZBの軸方向に延出している。複数の第2段部121Bは、第2中心軸ZBの周方向に沿って互いに隣接している。複数の第2主被係合部125Bは、複数の第2段部121Bの各々に1対1で対応するように設けられている。第1係合部115Aが、複数の第2主被係合部125Bのいずれか1つと係合することで、第1係合突出部110Aと第2被係合突出部120Bとが互いに係合して固定される。リール1は、第1係合部115Aと係合させる第2主被係合部125Bを変更することにより、第1係合部115Aと係合する第2主被係合部125Bに対応する第2段部121Bの、第2フランジ200Bの内面210Bを基準とする高さに応じて、第1フランジ200Aと第2フランジ200Bとの間の距離を変更可能に構成されている。
これにより、本実施形態に係るリール1は、第1フランジ200Aと第2フランジ200Bとの離間距離を変更できる。ひいては、テープ状部材2が巻き付けられていない状態でリール1を搬送するときに、第1フランジ200Aと第2フランジ200Bとの離間距離が最も小さくなるように、第1分割リール10Aと第2分割リール10Bとを組み合わせることにより、リール1を省スペース化できる。
本発明の一実施形態においては、第2分割リール10Bは、第1分割リール10Aの形状と同一の形状を有している。第1コア100Aは、第1被係合突出部120Aをさらに含んでいる。第1被係合突出部120Aは、第1対向方向に突出している。第1被係合突出部120Aは、複数の第1段部121Aと、複数の第1主被係合部125Aとを有している。複数の第1段部121Aは、第1フランジ200Aの内面210Aを基準として互いに高さが異なるように第1中心軸ZAの軸方向に延出している。複数の第1段部121Aは、第1中心軸ZAの周方向に沿って互いに隣接している。複数の第1主被係合部125Aは、複数の第1段部121Aの各々に1対1で対応するように設けられている。第2コア100Bは、第2係合突出部110Bをさらに含んでいる。第2係合突出部110Bは、第2対向方向に突出している。第2係合突出部110Bは、第2柱状部111Bと、第2係合部115Bとを有している。第2柱状部111Bは、第2対向方向に延出している。第2係合部115Bは、第2柱状部111Bに設けられている。第1係合突出部110Aと第2被係合突出部120Bとの係合関係と対応するように、第2係合部115Bが、複数の第1主被係合部125Aのうちの1つと係合することで、第2係合突出部110Bと第1被係合突出部120Aとが互いに係合して固定される。
これにより、リール1を構成する部品の種類を少なくすることができる。また、第1コア100Aおよび第2コア100Bの係合箇所を増やすことで、第1コア100Aと第2コア100Bとを、より安定的に組み合わせることができる。
本発明の一実施形態においては、第1柱状部111Aは、第1主当接面112Aを有している。第1主当接面112Aは、第1柱状部111Aの延出方向の先端側に位置している。第1主当接面112Aは、第1フランジ200Aの内面210Aと平行である。複数の第1段部121Aは、複数の第1主被当接面122Aを有している。複数の第1主被当接面122Aの各々は、複数の第1段部121Aの各々の延出方向の先端側に位置している。複数の第1主被当接面122Aの各々は、第1フランジ200Aの内面210Aと平行である。第2柱状部111Bは、第2主当接面112Bを有している。第2主当接面112Bは、第2柱状部111Bの延出方向の先端側に位置している。第2主当接面112Bは、第2フランジ200Bの内面210Bと平行である。複数の第2段部121Bは、複数の第2主被当接面122Bを有している。複数の第2主被当接面122Bの各々は、複数の第2段部121Bの各々の延出方向の先端側に位置している。複数の第2主被当接面122Bの各々は、第2フランジ200Bの内面210Bと平行である。第1係合突出部110Aと第2被係合突出部120Bとが互いに係合して固定されたとき、第1主当接面112Aと、第2被係合突出部120Bに位置する複数の第2主被当接面122Bのうちの1つとが、互いに当接する。第2係合突出部110Bと第1被係合突出部120Aとが互いに係合して固定されたとき、第2主当接面112Bと、第1被係合突出部120Aに位置する複数の第1主被当接面122Aのうちの1つとが、互いに当接する。
これにより、第1分割リール10Aと第2分割リール10Bとが、第1中心軸ZAおよび第2中心軸ZBの各々と垂直な面同士で互いに当接するため、第1分割リール10Aと第2分割リール10Bとの係合の強度を向上できる。
本発明の一実施形態においては、第1柱状部111Aは、外周面113Aを有している。当該外周面113Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見たときに、第1中心軸ZAの径方向外側において円弧状に湾曲している。第1被係合突出部120Aは、第1外側ガイド129Aをさらに有している。第1外側ガイド129Aは、第1中心軸ZAの径方向において複数の第1段部121Aの外側に位置している。第1外側ガイド129Aは、第1中心軸ZAの周方向に延在している。第2柱状部111Bは、外周面113Bを有している。当該外周面113Bは、第2中心軸ZBの軸方向から見たときに、第2中心軸ZBの径方向外側において円弧状に湾曲している。第2被係合突出部120Bは、第2外側ガイド129Bをさらに有している。第2外側ガイド129Bは、第2中心軸ZBの径方向において複数の第2段部121Bの外側に位置している。第2外側ガイド129Bは、第2中心軸ZBの周方向に延在している。第1外側ガイド129Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見て、第2係合部115Bが複数の第1主被係合部125Aのいずれかと係合する際に、第2柱状部111Bの外周面113Bに沿うように位置している。第2外側ガイド129Bは、第2中心軸ZBの軸方向から見て、第1係合部115Aを複数の第2主被係合部125Bのいずれかと係合する際に、第1柱状部111Aの外周面113Aに沿うように位置している。
これにより、第1係合部115Aを第2主被係合部125Bに係合させる際に、第1柱状部111Aの外周面113Aを第2外側ガイド129Bに沿わせることにより、第2被係合突出部120Bに対する第1係合突出部110Aの相対的な位置を位置決めしやすくなる。ひいては、スムーズに第1係合部115Aを第2主被係合部125Bに係合させることができる。なお、上記の構成により、第2係合部115Bと第1主被係合部125Aとの関係においても、同様の効果が得られる。
本発明の一実施形態においては、第1係合突出部110Aは、第1内側ガイド119Aをさらに有している。第1内側ガイド119Aは、第1中心軸ZAの径方向において第1柱状部111Aの内側に位置している。第1内側ガイド119Aは、第1中心軸ZAの周方向に延在している。複数の第1段部121Aは、内周面123Aをさらに有している。当該内周面123Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見たときに、第1中心軸ZAの径方向の内側において円弧状に湾曲している。第2係合突出部110Bは、第2内側ガイド119Bをさらに有している。第2内側ガイド119Bは、第2中心軸ZBの径方向において第2柱状部111Bの内側に位置している。第2内側ガイド119Bは、第2中心軸ZBの周方向に延在している。複数の第2段部121Bは、内周面123Bをさらに有している。当該内周面123Bは、第2中心軸ZBの軸方向から見たときに、第2中心軸ZBの径方向の内側において円弧状に湾曲している。第1内側ガイド119Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見て、第1係合部115Aが複数の第2主被係合部125Bのいずれかと係合する際に、複数の第2段部121Bの内周面123Bに沿うように位置している。第2内側ガイド119Bは、第2中心軸ZBの軸方向から見て、第2係合部115Bを複数の第1主被係合部125Aのいずれかと係合する際に、複数の第1段部121Aの内周面123Aに沿うように位置している。
これにより、第1係合部115Aを第2主被係合部125Bに係合させる際に、複数の第2段部121Bの内周面123Aを第1内側ガイド119Aに沿わせることにより、第2被係合突出部120Bに対する第1係合突出部110Aの相対的な位置を位置決めしやすくなる。ひいては、スムーズに第1係合部115Aを第2主被係合部125Bに係合させることができる。なお、上記の構成により、第2係合部115Bと第1主被係合部125Aとの関係においても、同様の効果が得られる。
本発明の一実施形態においては、第1分割リール10Aは、第1テープガイド部300Aをさらに含んでいる。第1テープガイド部300Aは、第1中心軸ZAを中心として第1コア100Aを同心円状に取り囲むように第1フランジ200Aの内面210A上に設けられている。第2分割リール10Bは、第2テープガイド部300Bをさらに含んでいる。第2テープガイド部300Bは、第2中心軸ZBを中心として第2コア100Bを同心円状に取り囲むように第2フランジ200Bの内面210B上に設けられている。
これにより、第1コア100Aと第2コア100Bとが組み合わされた部分にテープ状部材2を直接巻き付ける場合と比較して、第1テープガイド部300Aおよび第2テープガイド部300Bをリール1のハブとして、テープ状部材2を安定的にリール1に巻き付けることができる。
本発明の一実施形態においては、第1テープガイド部300Aには、第1切欠部310Aと複数の第1対向切欠部320Aとが形成されている。第1切欠部310Aおよび複数の第1対向切欠部320Aの各々は、第1フランジ200Aの内面210Aまで達している。第2テープガイド部300Bには、第2切欠部310Bと複数の第2対向切欠部320Bとが形成されている。第2切欠部310Bおよび複数の第2対向切欠部320Bの各々は、第2フランジ200Bの内面210Bまで達している。第1切欠部310Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見て、第1中心軸ZAの径方向において第1係合部115Aと並んで位置している。複数の第1対向切欠部320Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見て、第1中心軸ZAの径方向において複数の第1主被係合部125Aと1対1で対応するように並んで位置している。第2切欠部310Bは、第2中心軸ZBの軸方向から見て、第2中心軸ZBの径方向において第2係合部115Bと並んで位置している。複数の第2対向切欠部320Bは、第2中心軸ZBの軸方向から見て、第2中心軸ZBの径方向において複数の第2主被係合部125Bと1対1で対応するように並んで位置している。第1切欠部310Aおよび複数の第2対向切欠部320Bは、第1係合部115Aと、複数の第2主被係合部125Bのいずれかが係合する全ての場合において、第1切欠部310Aと複数の第2対向切欠部320Bのいずれかとが第1中心軸ZAの軸方向において対向するように構成されている。第2切欠部310Bおよび複数の第1対向切欠部320Aは、第2係合部115Bと、複数の第1主被係合部125Aのいずれかが係合する全ての場合において、第2切欠部310Bと複数の第1対向切欠部320Aのいずれかとが第2中心軸ZBの軸方向において対向するように構成されている。
これにより、第1係合部115Aと、複数の第2主被係合部125Bのいずれかが係合する全ての場合において、テープ状部材2を、第1切欠部310Aと第2対向切欠部320Bとが互いに対向している部分または第2切欠部310Bと第1対向切欠部320Aとが互いに対向している部分から、第1テープガイド部300Aおよび第2テープガイド部300Bの内周側に差し込むことができる。ひいては、テープ状部材2の端部を、リール1に固定することが容易となる。
本発明の一実施形態においては、第1係合部115Aと、複数の第2主被係合部125Bのいずれかが係合する全ての場合において、第1テープガイド部300Aと第2テープガイド部300Bとが、第1中心軸ZAの軸方向において互いに離間している。
これにより、テープ状部材2のうち、リール1の径方向において最も内周側に位置する部分において、テープ状部材2の側縁部5のみを第1テープガイド部300Aおよび第2テープガイド部300Bに接触させることができる。ひいては、テープ状部材2の電子部品収納部4が第1テープガイド部300Aおよび第2テープガイド部300Bに接触して潰れることなく、テープ状部材2をリール1に巻き付けることができる。
本発明の一実施形態においては、第1テープガイド部300Aは、第1中心軸ZAの径方向において、第1コア100Aのうち最も外周側に位置する部分より外側で、第1コア100Aと離間しつつ第1中心軸ZAの周方向に沿って延在している。第2テープガイド部300Bは、第2中心軸ZBの径方向において、第2コア100Bのうち最も外周側に位置する部分より外側で、第2コア100Bと離間しつつ第2中心軸ZBの周方向に沿って延在している。
これにより、第1切欠部310Aと第2対向切欠部320Bとが互いに対向している部分または第2切欠部310Bと第1対向切欠部320Aとが互いに対向している部分から、第1テープガイド部300Aおよび第2テープガイド部300Bの内周側に挿入したテープ状部材2を、第1テープガイド部300Aおよび第2テープガイド部300Bと。第1コア100Aおよび第2コア100Bとの間に折り込むことができる。ひいては、テープ状部材2の端部を、リール1において巻き回しが可能な程度に、簡単な方法でリール1に取り付けることができる。さらに、テープ状部材2の端部をリール1に完全に固着する必要がないため、リール1に巻き付けられたテープ状部材2を自動実装機によって引き出し終わる際に、リール1がテープ状部材2から自動的に外れる。このため、テープ状部材2が巻き回されていたリール1が、自動実装機に巻き込まれることを抑制することができる。
本発明の一実施形態においては、第1テープガイド部300Aには、第1リブ330Aが設けられている。第1リブ330Aは、第1切欠部310Aおよび複数の第1対向切欠部320Aに面する複数の端部の少なくとも1つにおいて第1中心軸ZAの径方向に沿って延出している。第2テープガイド部300Bには、第2リブ330Bが設けられている。第2リブ330Bは、第2切欠部310Bおよび複数の第2対向切欠部320Bに面する複数の端部の少なくとも1つにおいて、第2中心軸ZBの径方向に沿って延出している。
これにより、第1テープガイド部300Aおよび第2テープガイド部300Bの強度を向上させることができる。
本発明の一実施形態においては、第1コア100Aは、第1被係合凹部130Aと、第1収容凹部140Aとをさらに含んでいる。第1被係合凹部130Aは、第1中心軸ZAの軸方向から見たときに、第1中心軸ZAの周方向において、第1被係合突出部120Aの複数の第1段部121Aのうち最も第1フランジ200Aの内面210Aに近い第1段部121aAと互いに隣接している。第1被係合凹部130Aは、第1副被当接面132Aと、第1副被係合部135Aとを有している。第1副被当接面132Aは、第1フランジ200Aの内面210Aが、当該内面210Aとは反対側に位置する外面220A側に凹むことで形成されている。第1副被当接面132Aは、第1フランジ200Aの内面210Aに平行である。第1副被係合部135Aは、第1副被当接面132Aと隣り合うように位置している。第1収容凹部140Aは、第1中心軸ZAの周方向において、第1被係合突出部120Aに対して、第1被係合凹部130A側とは反対側に位置している。第1収容凹部140Aは、第1副当接面142Aと、第1収容口145Aとを有している。第1副当接面142Aは、第1フランジ200Aの内面210Aが外面220A側に凹むことで形成されている。第1副当接面142Aは、第1フランジ200Aの内面210Aに平行である。第1収容口145Aは、第1副当接面142A上に形成されている。第2コア100Bは、第2被係合凹部130Bと、第2収容凹部140Bとをさらに含んでいる。第2被係合凹部130Bは、第2中心軸ZBの軸方向から見たときに、第2中心軸ZBの周方向において、第2被係合突出部120Bの複数の第2段部121Bのうち最も第2フランジ200Bの内面210Bに近い第2段部121aBと互いに隣接している。第2被係合凹部130Bは、第2副被当接面132Bと、第2副被係合部135Bとを有している。第2副被当接面132Bは、第2フランジ200Bの内面210Bが、当該内面210Bとは反対側に位置する外面220B側に凹むことで形成されている。第2副被当接面132Bは、第2フランジ200Bの内面210Bに平行である。第2副被係合部135Bは、第2副被当接面132Bと隣り合うように位置している。第2収容凹部140Bは、第2中心軸ZBの周方向において、第2被係合突出部120Bに対して、第2被係合凹部130B側とは反対側に位置している。第2収容凹部140Bは、第2副当接面142Bと、第2収容口145Bとを有している。第2副当接面142Bは、第2フランジ200Bの内面210Bが外面220B側に凹むことで形成されている。第2副当接面142Bは、第2フランジ200Bの内面210Bに平行である。第2収容口145Bは、第2副当接面142B上に形成されている。第1係合部115Aは、第2副被係合部135Bと係合することで、第1係合突出部110Aと第2被係合凹部130Bとが互いに係合して固定できるように位置している。第2係合部115Bは、第1副被係合部135Aと係合することで、第2係合突出部110Bと第1被係合凹部130Aとが互いに係合して固定できるように位置している。第1係合突出部110Aと第2被係合凹部130Bとが互いに係合し、かつ、第2係合突出部110Bと第1被係合凹部130Aとが互いに係合するときには、第1に、複数の第1主被当接面122Aのうち第1フランジ200Aの内面210Aから最も離れて位置する第1主被当接面122cAは、第2副当接面142Bと互いに当接し、第2に、複数の第1主被係合部125Aのうち、第1フランジ200Aの内面210Aから最も離れて位置する第1主被係合部125cAは、第2収容口145Bに収容され、第3に、複数の第2主被当接面122Bのうち第2フランジ200Bの内面210Bから最も離れて位置する第2主被当接面122cBは、第1副当接面142Aと互いに当接し、第4に、複数の第2主被係合部125Bのうち、第2フランジ200Bの内面210Bから最も離れて位置する第2主被係合部125cBは、第1収容口145Aに収容される。
これにより、第1フランジ200Aの内面210Aを基準とする第1柱状部111Aの高さおよび複数の第1段部121Aの高さの寸法より、第1フランジ200Aと第2フランジ200Bとの離間距離を小さくすることができる。ひいては、よりテープ幅の狭いテープ状部材2を巻き付けることができる。さらに、テープ状部材2を巻き付けない状態でのリール1の搬送において、リール1をさらに省スペース化することができる。
上述した実施形態の説明において、組み合わせ可能な構成を相互に組み合わせてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 リール、2 テープ状部材、3 テープ本体部、4 電子部品収納部、5 側縁部、10A 第1分割リール、10B 第2分割リール、100A 第1コア、100B 第2コア、110A 第1係合突出部、110B 第2係合突出部、111A 第1柱状部、111B 第2柱状部、112A 第1主当接面、112B 第2主当接面、113A,113B 外周面、115A 第1係合部、115B 第2係合部、116A 第1爪部、116B 第2爪部、117A 第1凹部、117B 第2凹部、118A 第1溝部、118B 第2溝部、119A 第1内側ガイド、119B 第2内側ガイド、120A 第1被係合突出部、120B 第2被係合突出部、121A,121aA,121bA,121cA 第1段部、121B,121aB,121bB,121cB 第2段部、122A,122aA,122bA,122cA 第1主被当接面、122B,122aB,122bB,122cB 第2主被当接面、123A,123B 内周面、125A,125cA,125bA,125cA 第1主被係合部、125B,125aB,125bB,125cB 第2主被係合部、126A,136A 第1引掛部、126B,136B 第2引掛部、127A,137A 第1凸部、127B,137B 第2凸部、128A,138A 第1差込口、128B,138B 第2差込口、129A 第1外側ガイド、129B 第2外側ガイド、130A 第1被係合凹部、130B 第2被係合凹部、132A 第1副被当接面、132B 第2副被当接面、135A 第1副被係合部、135B 第2副被係合部、139A 第1内側ガイド用凹部、139B 第2内側ガイド用凹部、140A 第1収容凹部、140B 第2収容凹部、142A 第1副当接面、142B 第2副当接面、145A 第1収容口、145B 第2収容口、149A 第1外側ガイド用凹部、149B 第2外側ガイド用凹部、200A 第1フランジ、200B 第2フランジ、210A,210B 内面、220A,220B 外面、300A 第1テープガイド部、300B 第2テープガイド部、310A 第1切欠部、310B 第2切欠部、320A 第1対向切欠部、320B 第2対向切欠部、330A 第1リブ、330B 第2リブ、400A 第1軸受孔、400B 第2軸受孔、500A 第1開口、500B 第2開口、EA 第1係合回転方向、EB 第2係合回転方向、ZA 第1中心軸、ZB 第2中心軸。

Claims (11)

  1. 第1分割リールと、
    前記第1分割リールと係合して組み合わされることによってリールを構成する、第2分割リールとを備え、
    前記第1分割リールは、第1コアと、前記第1コアから径方向外側に広がる第1フランジとを含み、
    前記第2分割リールは、前記第1コアと組み合わされる第2コアと、前記第2コアから径方向外側に広がり、前記第1フランジと対向する第2フランジとを含み、
    前記第1コアは、前記第1フランジの中心軸である第1中心軸の軸方向において前記第1フランジから前記第2フランジに向かう第1対向方向に突出した第1係合突出部を含み、
    前記第1係合突出部は、前記第1対向方向に延出する第1柱状部と、該第1柱状部に設けられた第1係合部とを有し、
    前記第2コアは、前記第2フランジの中心軸である第2中心軸の軸方向において前記第2フランジから前記第1フランジに向かう第2対向方向に突出した第2被係合突出部を含み、
    前記第2被係合突出部は、前記第2フランジの、前記第1フランジと対向する内面を基準として互いに高さが異なるように前記第2中心軸の軸方向に延出しつつ、前記第2中心軸の周方向に沿って互いに隣接する複数の第2段部と、該複数の第2段部の各々に1対1で対応するように設けられた複数の第2主被係合部とを有し、
    前記第1係合部が、前記複数の第2主被係合部のいずれか1つと係合することで、前記第1係合突出部と前記第2被係合突出部とが互いに係合して固定され、かつ、前記第1係合部と係合させる第2主被係合部を変更することにより、前記第1係合部と係合する第2主被係合部に対応する第2段部の、前記第2フランジの前記内面を基準とする高さに応じて、前記第1フランジと前記第2フランジとの間の距離を変更可能に構成されている、リール。
  2. 前記第2分割リールは、前記第1分割リールの形状と同一の形状を有しており、
    前記第1コアは、前記第1対向方向に突出した第1被係合突出部をさらに含み、
    前記第1被係合突出部は、前記第1フランジの前記内面を基準として互いに高さが異なるように前記第1中心軸の軸方向に延出しつつ、前記第1中心軸の周方向に沿って互いに隣接する複数の第1段部と、該複数の第1段部の各々に1対1で対応するように設けられた複数の第1主被係合部とを有し、
    前記第2コアは、前記第2対向方向に突出した第2係合突出部をさらに含み、
    前記第2係合突出部は、前記第2対向方向に延出する第2柱状部と、該第2柱状部に設けられた第2係合部とを有し、
    前記第1係合突出部と前記第2被係合突出部との係合関係と対応するように、前記第2係合部が、前記複数の第1主被係合部のうちの1つと係合することで、前記第2係合突出部と前記第1被係合突出部とが互いに係合して固定される、請求項1に記載のリール。
  3. 前記第1柱状部は、前記第1柱状部の延出方向の先端側に位置する、前記第1フランジの前記内面と平行な第1主当接面を有し、
    前記複数の第1段部の各々は、前記複数の第1段部の各々の延出方向の先端側に位置する、前記第1フランジの前記内面と平行な複数の第1主被当接面を有し、
    前記第2柱状部は、前記第2柱状部の延出方向の先端側に位置する、前記第2フランジの前記内面と平行な第2主当接面を有し、
    前記複数の第2段部の各々は、前記複数の第2段部の各々の延出方向の先端側において、前記第2フランジの前記内面と平行な複数の第2主被当接面を有し、
    前記第1係合突出部と前記第2被係合突出部とが互いに係合して固定されたとき、前記第1主当接面と、前記第2被係合突出部に位置する前記複数の第2主被当接面のうちの1つとが互いに当接し、
    前記第2係合突出部と前記第1被係合突出部とが互いに係合して固定されたとき、前記第2主当接面と、前記第1係合突出部に位置する前記複数の第1主被当接面のうちの1つとが互いに当接する、請求項2に記載のリール。
  4. 前記第1柱状部は、前記第1中心軸の軸方向から見たときに、前記第1中心軸の径方向外側において円弧状に湾曲する外周面を有し、
    前記第1被係合突出部は、前記第1中心軸の径方向において前記複数の第1段部の外側に位置して、前記第1中心軸の周方向に延在する第1外側ガイドをさらに有し、
    前記第2柱状部は、前記第2中心軸の軸方向から見たときに、前記第2中心軸の径方向外側において円弧状に湾曲する外周面を有し、
    前記第2被係合突出部は、前記第2中心軸の径方向において前記複数の第2段部の外側に位置して、前記第2中心軸の周方向に延在する第2外側ガイドをさらに有し、
    前記第1外側ガイドは、前記第1中心軸の軸方向から見て、前記第2係合部が前記複数の第1主被係合部のいずれかと係合する際に、前記第2柱状部の前記外周面に沿うように位置しており、
    前記第2外側ガイドは、前記第2中心軸の軸方向から見て、前記第1係合部を前記複数の第2主被係合部のいずれかと係合する際に、前記第1柱状部の前記外周面に沿うように位置している、請求項2または請求項3に記載のリール。
  5. 前記第1係合突出部は、前記第1中心軸の径方向において前記第1柱状部の内側に位置して、前記第1中心軸の周方向に延在する第1内側ガイドをさらに有し、
    前記複数の第1段部は、前記第1中心軸の軸方向から見たときに、前記第1中心軸の径方向の内側において円弧状に湾曲する内周面をさらに有し、
    前記第2係合突出部は、前記第2中心軸の径方向において前記第2柱状部の内側に位置して、前記第2中心軸の周方向に延在する第2内側ガイドをさらに有し、
    前記複数の第2段部は、前記第2中心軸の軸方向から見たときに、前記第2中心軸の径方向の内側において円弧状に湾曲する内周面をさらに有し、
    前記第1内側ガイドは、前記第1中心軸の軸方向から見て、前記第1係合部が前記複数の第2主被係合部のいずれかと係合する際に、前記複数の第2段部の前記内周面に沿うように位置しており、
    前記第2内側ガイドは、前記第2中心軸の軸方向から見て、前記第2係合部を前記複数の第1主被係合部のいずれかと係合する際に、前記複数の第1段部の前記内周面に沿うように位置している、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のリール。
  6. 前記第1分割リールは、前記第1中心軸を中心として前記第1コアを同心円状に取り囲むように前記第1フランジの前記内面上に設けられた、第1テープガイド部をさらに含んでおり、
    前記第2分割リールは、前記第2中心軸を中心として前記第2コアを同心円状に取り囲むように前記第2フランジの前記内面上に設けられた、第2テープガイド部をさらに含んでいる、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載のリール。
  7. 前記第1テープガイド部は、前記第1フランジの前記内面まで達する、第1切欠部と複数の第1対向切欠部とが形成されており、
    前記第2テープガイド部は、前記第2フランジの前記内面まで達する、第2切欠部と複数の第2対向切欠部とが形成されており、
    前記第1切欠部は、前記第1中心軸の軸方向から見て、前記第1中心軸の径方向において前記第1係合部と並んで位置しており、
    前記複数の第1対向切欠部は、前記第1中心軸の軸方向から見て、前記第1中心軸の前記径方向において前記複数の第1主被係合部と1対1で対応するように並んで位置しており、
    前記第2切欠部は、前記第2中心軸の軸方向から見て、前記第2中心軸の径方向において前記第2係合部と並んで位置しており、
    前記複数の第2対向切欠部は、前記第2中心軸の軸方向から見て、前記第2中心軸の前記径方向において前記複数の第2主被係合部と1対1で対応するように並んで位置しており、
    前記第1切欠部および前記複数の第2対向切欠部は、前記第1係合部と、前記複数の第2主被係合部のいずれかが係合する全ての場合において、前記第1切欠部と前記複数の第2対向切欠部のいずれかとが前記第1中心軸の軸方向において対向するように構成されており、
    前記第2切欠部および前記複数の第1対向切欠部は、前記第2係合部と、前記複数の第1主被係合部のいずれかが係合する全ての場合において、前記第2切欠部と前記複数の第1対向切欠部のいずれかとが前記第2中心軸の軸方向において対向するように構成されている、請求項6に記載のリール。
  8. 前記第1係合部と、前記複数の第2主被係合部のいずれかが係合する全ての場合において、前記第1テープガイド部と前記第2テープガイド部とが、前記第1中心軸の軸方向において互いに離間している、請求項6または請求項7に記載のリール。
  9. 前記第1テープガイド部は、前記第1中心軸の径方向において、前記第1コアのうち最も外周側に位置する部分より外側で、前記第1コアと離間しつつ前記第1中心軸の周方向に沿って延在しており、
    前記第2テープガイド部は、前記第2中心軸の径方向において、前記第2コアのうち最も外周側に位置する部分より外側で、前記第2コアと離間しつつ前記第2中心軸の周方向に沿って延在している、請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のリール。
  10. 前記第1テープガイド部には、前記第1切欠部および前記複数の第1対向切欠部に面する複数の端部の少なくとも1つにおいて、前記第1中心軸の径方向に沿って延出する第1リブが設けられており、
    前記第2テープガイド部には、前記第2切欠部および前記複数の第2対向切欠部に面する複数の端部の少なくとも1つにおいて、前記第2中心軸の径方向に沿って延出する第2リブが設けられている、請求項7に記載のリール。
  11. 前記第1コアは、前記第1中心軸の軸方向から見たときに、前記第1中心軸の周方向において、前記第1被係合突出部の前記複数の第1段部のうち最も前記第1フランジの前記内面に近い第1段部と互いに隣接している第1被係合凹部と、前記第1中心軸の周方向において、前記第1被係合突出部に対して、第1被係合凹部側とは反対側に位置する第1収容凹部とをさらに含み、
    前記第1被係合凹部は、前記第1フランジの前記内面が前記内面とは反対側に位置する外面側に凹むことで形成され、前記第1フランジの前記内面に平行な第1副被当接面と、前記第1副被当接面と隣り合うように位置する第1副被係合部とを有し、
    前記第1収容凹部は、前記第1フランジの前記内面が前記外面側に凹むことで形成され、前記第1フランジの前記内面に平行な第1副当接面と、該第1副当接面上に形成された第1収容口とを有し、
    前記第2コアは、前記第2中心軸の軸方向から見たときに、前記第2中心軸の周方向において、前記第2被係合突出部の前記複数の第2段部のうち最も前記第2フランジの前記内面に近い第2段部と互いに隣接している第2被係合凹部と、前記第2中心軸の周方向において、前記第2被係合突出部に対して、第2被係合凹部側とは反対側に位置する第2収容凹部とをさらに含み、
    前記第2被係合凹部は、前記第2フランジの前記内面が前記内面とは反対側に位置する外面側に凹むことで形成され、前記第2フランジの前記内面に平行な第2副被当接面と、前記第2副被当接面と隣り合うように位置する第2副被係合部とを有し、
    前記第2収容凹部は、前記第2フランジの前記内面が前記外面側に凹むことで形成され、前記第2フランジの前記内面に平行な第2副当接面と、該第2副当接面上に形成された第2収容口とを有し、
    前記第1係合部は、前記第2副被係合部と係合することで、前記第1係合突出部と前記第2被係合凹部とが互いに係合して固定できるように位置しており、
    前記第2係合部は、前記第1副被係合部と係合することで、前記第2係合突出部と前記第1被係合凹部とが互いに係合して固定できるように位置しており、
    前記第1係合突出部と前記第2被係合凹部とが互いに係合し、かつ、前記第2係合突出部と前記第1被係合凹部とが互いに係合するときに、前記複数の第1主被当接面のうち前記第1フランジの前記内面から最も離れて位置する第1主被当接面は、前記第2副当接面と互いに当接し、前記複数の第1主被係合部のうち、前記第1フランジの前記内面から最も離れて位置する第1主被係合部は、前記第2収容口に収容され、前記複数の第2主被当接面のうち前記第2フランジの前記内面から最も離れて位置する第2主被当接面は、前記第1副当接面と互いに当接し、前記複数の第2主被係合部のうち、前記第2フランジの前記内面から最も離れて位置する第2主被係合部は、前記第1収容口に収容される、請求項3に記載のリール。
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