JP2021013951A - レーザ加工装置 - Google Patents

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祐一 北住
Yuichi Kitazumi
祐一 北住
潤一 九鬼
Junichi Kuki
潤一 九鬼
航 小田切
Wataru Odagiri
航 小田切
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Naoto Yamamoto
直人 山本
優作 伊藤
Yusaku Ito
優作 伊藤
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Abstract

【課題】光学部品の調整をより容易に行うことを可能とするレーザ加工装置を提供すること。【解決手段】レーザ加工装置1は、レーザビーム21を発振するレーザビーム発振器22と、レーザビーム発振器22から発振されたレーザビーム21を集光して被加工物に照射する集光レンズ24と、レーザビーム発振器22から発振されたレーザビーム21を集光レンズ24に向けて反射するミラー23と、レーザビーム21のレーザビーム発振器22とミラー23との間の光路上に配置され、ホルダ28に収容された光学部品25と、光学部品25を収容したホルダ28が着脱自在に固定される固定部27を複数有した光学部品取付け板26と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、レーザ加工装置に関する。
半導体ウェーハ等の被加工物をチップサイズに分割するために、被加工物に対してレーザビームを照射するレーザ加工装置が用いられている(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照)。
前述したレーザ加工装置は、凹レンズや凸レンズ、プリズム等の光学部品を光路上に配置して、ビーム形状を成形したり、レーザビームを分岐したり等々している。
特開2017−208445号公報 特開2013−13912号公報 特開2009−262219号公報
ところが、前述したレーザ加工装置は、光学系を変更する場合、従来は光学部品毎に取付け、固定し、光軸を調整しており非常に手間であり、改善が切望されていた。
本願発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その目的は、光学部品の調整をより容易に行うことを可能とするレーザ加工装置を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のレーザ加工装置は、レーザビーム発振器と、該レーザビーム発振器から発振されたレーザビームを集光して被加工物に照射する集光器と、該レーザビームの光路上に配置され、ホルダに収容された光学部品が着脱自在に固定される固定部を複数有した光学部品取付け板と、を備えたことを特徴とする。
前記レーザ加工装置では、該光学部品取付け板は、レールと、それぞれの該固定部を該レールに沿って移動可能とする複数のスライド部材と、個々の該スライド部材を該光学部品取付け板に対して各々固定する複数の固定部材と、を有しても良い。
前記レーザ加工装置では、該スライド部材を該レールに沿った所定位置へと移動させる移動手段と、を更に備えても良い。
本願発明は、光学部品の調整をより容易に行うことを可能とするという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係るレーザ加工装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、図1に示されたレーザ加工装置のレーザビーム照射ユニットの構成を示す斜視図である。 図3は、実施形態2に係るレーザ加工装置のレーザビーム照射ユニットの構成を示す斜視図である。 図4は、実施形態3に係るレーザ加工装置のレーザビーム照射ユニットの構成を模式的に示す図である。 図5は、実施形態3に係るレーザ加工装置のレーザビーム照射ユニットの構成を示す斜視図である。 図6は、図5に示されたレーザビーム照射ユニットを一部分解して示す斜視図である。 図7は、実施形態4に係るレーザ加工装置のレーザビーム照射ユニットの構成を模式的に示す図である。 図8は、実施形態4に係るレーザ加工装置のレーザビーム照射ユニットの構成を示す斜視図である。 図9は、図8に示されたレーザビーム照射ユニットを一部分解して示す斜視図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換または変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係るレーザ加工装置を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係るレーザ加工装置の構成例を示す斜視図である。図2は、図1に示されたレーザ加工装置のレーザビーム照射ユニットの構成を示す斜視図である。
実施形態1に係るレーザ加工装置1は、図1に示す被加工物200に対してレーザビーム21を照射して、レーザ加工を施す装置である。図1に示されたレーザ加工装置1の加工対象である被加工物200は、シリコン、サファイア、ガリウムヒ素などの基板を有する円板状の半導体ウェーハや光デバイスウェーハ等のウェーハである。
被加工物200は、基板の表面201に格子状に設定された分割予定ライン202と、分割予定ライン202によって区画された領域に形成されたデバイス203と、を有している。デバイス203は、例えば、IC(Integrated Circuit)、又はLSI(Large Scale Integration)等の集積回路、CCD(Charge Coupled Device)、又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサである。
実施形態1において、被加工物200は、環状フレーム205が外縁部に貼着されかつ被加工物200の外径よりも大径なテープ206が表面201の裏側の裏面204に貼着されて、環状フレーム205の開口内に支持される。
実施形態1において、被加工物200は、分割予定ライン202に沿って被加工物200に対して透過性又は吸収性を有する波長のレーザビーム21が照射されるなどして、個々のデバイス203に分割される。
レーザ加工装置1は、図1に示すように、チャックテーブル10と、レーザビーム照射ユニット20と、移動ユニット30と、撮像ユニット90と、制御ユニット100とを備える。
チャックテーブル10は、被加工物200を保持面11で保持する。保持面11は、ポーラスセラミック等から形成された円盤形状であり、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続されている。チャックテーブル10は、保持面11上に載置された被加工物200を吸引保持する。実施形態1では、保持面11は、水平方向と平行な平面である。チャックテーブル10の周囲には、被加工物200を開口内に支持する環状フレーム205を挟持するクランプ部12が複数配置されている。また、チャックテーブル10は、移動ユニット30の回転移動ユニット33により鉛直方向と平行なZ軸方向と平行な軸心回りに回転される。回転移動ユニット33及びチャックテーブル10は、移動ユニット30のX軸移動ユニット31により水平方向と平行なX軸方向に移動される。
レーザビーム照射ユニット20は、チャックテーブル10に保持された被加工物200に対してパルス状のレーザビーム21を照射するユニットである。実施形態1では、レーザビーム照射ユニット20は、レーザ加工装置1の装置本体2から立設した立設板3に基端部が取り付けられたユニット本体39を備えている。
レーザビーム照射ユニット20は、図2に示すように、レーザビーム21を発振するレーザビーム発振器22と、レーザビーム発振器22から出射されたレーザビーム21をチャックテーブル10の保持面11に保持した被加工物200に向けて反射するミラー23と、ミラー23により反射されたレーザビーム発振器22から発振されたレーザビーム21を集光して被加工物200に照射する集光器である集光レンズ24と、図示しない集光点位置調整手段と、複数の光学部品25と、光学部品取付け板26とを備える。
レーザビーム発振器22は、被加工物200に対して透過性又は吸収性を有する波長のレーザビーム21を発振し、ミラー23に向けてレーザビーム21を出射する。実施形態1では、レーザビーム発振器22は、ユニット本体39に取り付けられる。レーザビーム発振器22は、繰り返し周波数設定ユニット38によりパルス状のレーザビーム21の繰り返し周波数が設定される。ミラー23は、レーザビーム発振器22が発振したレーザビーム21を集光レンズ24に向けて反射する。集光レンズ24は、ミラー23により反射されたレーザビーム21を透過し、レーザビーム21を被加工物200に集光させる。集光点位置調整手段は、レーザビーム21の集光点の位置を鉛直方向と平行なZ軸方向に変位させる。実施形態1では、集光レンズ24は、集光点位置調整手段を介してユニット本体39に取り付けられる。
光学部品25は、レーザビーム発振器22とミラー23との間のレーザビーム21の光路上に配置され、レーザビーム発振器22から出射されたレーザビーム21を被加工物200を加工する加工点へと伝搬するものである。実施形態1では、光学部品25は、各種のレンズであって、ホルダ28に収容されて光学部品取付け板26に取り付けられる。ホルダ28は、光学部品25の外縁部を支持し、光学部品25の中央部を露出させている。
光学部品取付け板26は、ユニット本体39に固定される。光学部品取付け板26は、平板状の板本体261を有し、板本体261に設けられかつ光学部品25が着脱自在に固定される固定部27を複数有している。実施形態1では、固定部27は、ホルダ28を貫通した貫通孔281内に通された図示しないネジが螺合するねじ孔であるが、本発明では、固定部27は、ねじ孔に限定されない。実施形態1では、固定部27は、レーザビーム発振器22とミラー23との間のレーザビーム21の光軸に沿って間隔をあけて複数設けられかつ光軸に対して直交する鉛直方向に沿って間隔をあけて複数設けられている。
また、実施形態1では、ミラー23は、ホルダ29に外縁部が支持されて、ホルダ29が光学部品取付け板26に取り付けられることにより、ホルダ29を介して光学部品取付け板26に取り付けられている。
移動ユニット30は、レーザビーム照射ユニット20とチャックテーブル10とを相対的に移動させるものである。移動ユニット30は、チャックテーブル10をX軸方向に移動させるX軸移動ユニット31と、チャックテーブル10を水平方向と平行でかつX軸方向と直交するY軸方向に移動させるY軸移動ユニット32と、チャックテーブル10をX軸方向およびY軸方向と直交するZ軸方向と平行な軸心回りに回転させる回転移動ユニット33とを備える。
実施形態1では、Y軸移動ユニット32は、レーザ加工装置1の装置本体2上に設置され、X軸移動ユニット31を支持した移動プレート41をY軸方向に移動させる。X軸移動ユニット31は、移動プレート41上に設置され、チャックテーブル10及び回転移動ユニット33をX軸方向に移動自在に支持している。
X軸移動ユニット31及びY軸移動ユニット32は、軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじ311,321、ボールねじ311,321を軸心回りに回転させる周知のパルスモータ312,322及び移動プレート14、チャックテーブル10及び回転移動ユニット33をX軸方向又はY軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレール313,323を備える。
また、レーザ加工装置1は、チャックテーブル10のX軸方向の位置を検出するため図示しないX軸方向位置検出ユニットと、チャックテーブル10のY軸方向の位置を検出するための図示しないY軸方向位置検出ユニットと、を備える。各位置検出ユニットは、検出結果を制御ユニット100に出力する。
撮像ユニット90は、チャックテーブル10に保持された被加工物200を撮像するものである。撮像ユニット90は、チャックテーブル10に保持された被加工物200を撮像して分割予定ライン202を検出するCCD(Charge-Coupled Device)カメラにより構成される。実施形態1では、撮像ユニット90は、ユニット本体39の先端に取り付けられて、集光レンズ24とX軸方向に並ぶ位置に配置されている。撮像ユニット90は、被加工物200を撮像して、被加工物200とレーザビーム照射ユニット20との位置合わせを行うアライメントを遂行するための画像を得て、得た画像を制御ユニット100に出力する。
制御ユニット100は、レーザ加工装置1の上述した構成要素をそれぞれ制御して、被加工物200に対する加工動作をレーザ加工装置1に実施させるものである。なお、制御ユニット100は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インターフェース装置とを有するコンピュータである。制御ユニット100の演算処理装置は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施して、レーザ加工装置1を制御するための制御信号を入出力インターフェース装置を介してレーザ加工装置1の上述した構成要素に出力して、制御ユニット100の機能を実現する。
また、制御ユニット100は、加工動作の状態や画像などを表示する液晶表示装置などにより構成される表示ユニット101と、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる図示しない入力ユニットとが接続されている。入力ユニットは、表示ユニット101に設けられたタッチパネルと、キーボード等の外部入力装置とのうち少なくとも一つにより構成される。
前述した構成のレーザ加工装置1は、光学部品25の位置の調整の際に、チャックテーブル10の保持面11にレーザビーム21を検出する図示しない検出ユニットが載置される。レーザビーム照射ユニット20は、ホルダ28を取り付ける固定部27を適宜変更しながらレーザビーム発振器22からレーザビーム21を発振させて、検出ユニットの検出結果に基づいて、各光学部品25がホルダ28を介して固定される固定部27が調整される。なお、実施形態1では、レーザ加工装置1は、チャックテーブル10の保持面11に検出ユニットを載置して固定部27が調整されたが、本発明では、被加工物200であるウェーハを模したダミーウェーハをチャックテーブル10の保持面11に吸引保持してレーザ加工し、形成したレーザ加工溝の形状などの加工痕を観察して、固定部27を調整しても良い。
以上説明したように、実施形態1に係るレーザ加工装置1は、レーザビーム21の光路上に配置され、ホルダ28に収容された光学部品25が着脱自在に固定される固定部27を複数有した光学部品取付け板26を備えるため、光学部品25を固定する固定部27を適宜変更することで、光学部品25の位置を容易に調整できる。その結果、レーザ加工装置1は、光学部品25の調整をより容易に行うことを可能とするという効果を奏する。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2に係るレーザ加工装置を図面に基づいて説明する。図3は、実施形態2に係るレーザ加工装置のレーザビーム照射ユニットの構成を示す斜視図である。なお、図3は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態2に係るレーザ加工装置のレーザビーム照射ユニット20−2は、光学部品取付け板26−1が、板本体261に取り付けられたレール34と、複数のスライド部材35と、複数の固定部材36と、スケール37とを備えたこと以外、実施形態1と構成が同じである。
レール34は、板本体261の表面上に固定され、直線状に延在している。レール34は、長手方向がレーザビーム発振器22とミラー23との間のレーザビーム21の光軸と平行である。
スライド部材35は、レール34の長手方向に沿って移動可能にレール34に支持されている。スライド部材35は、ホルダ28が固定される固定部27が設けられて、ホルダ28を介して光学部品25が取り付けられる。即ち、スライド部材35は、それぞれの固定部27をレール34の長手方向に沿って移動可能とするものである。
固定部材36は、それぞれスライド部材35に設けられ、設けられたスライド部材35を光学部品取付け板26の板本体261に固定するものである。実施形態1では、固定部材36は、スライド部材35に設けられたねじ孔に螺合し、スライド部材35を貫通した後、板本体261に設けられたねじ孔に螺合することで、スライド部材35を板本体261に固定するが、本発明では、固定部材36の構成は、実施形態2に示されたものに限定されない。このように、複数の固定部材36は、個々のスライド部材35を光学部品取付け板26に各々固定するものである。また、実施形態2は、固定部材36は、板本体261に設けられたねじ孔とスライド部材35に設けられたねじ孔とから取り外されることで、スライド部材35から取り外すことが可能である。
スケール37は、板本体261の表面上に固定され、直線状に延在している。スケール37は、レール34と平行にレール34の隣に配置され、レール34の長手方向に沿って間隔をあけた目盛371を備えている。
また、実施形態2に係るレーザビーム照射ユニット20−2は、光学部品取付け板26−1が図3に示すねじ孔262を介してユニット本体39に固定される。レーザビーム照射ユニット20−2は、光学部品取付け板26−1がねじ孔262を介してユニット本体39に固定される時に、光学部品25、ミラー23を含む光学系の光軸がミラー23の前後で図3中の一点鎖線で示すように90度となるように、レール34及びホルダ29の位置、角度が予め調整される。
前述した構成のレーザ加工装置1は、光学部品25の位置の調整の際に、チャックテーブル10の保持面11にレーザビーム21を検出する図示しない検出ユニットが載置される。レーザビーム照射ユニット20−2は、ホルダ28をスライド部材35に取り付け、スライド部材35のレール34の長手方向の位置を適宜変更しながらレーザビーム発振器22からレーザビーム21を発振させて、検出ユニットの検出結果とスケール37の目盛371に基づいて、スライド部材35の位置が調整される。レーザビーム照射ユニット20は、レール34の長手方向の位置が調整されたスライド部材35が固定部材36により光学部品取付け板26の板本体261に固定されて、各光学部品25の位置が調整される。
実施形態2に係るレーザ加工装置1は、レーザビーム21の光軸と平行なレール34に沿って移動自在なスライド部材35にホルダ28を取り付けて、スライド部材35のレール34の長手方向の位置を調整するため、光学部品25を取り付けたスライド部材35の位置を適宜変更することで光学部品25の位置を容易に調整できる。その結果、レーザ加工装置1は、光学部品25の調整をより容易に行うことを可能とするという効果を奏する。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3に係るレーザ加工装置を図面に基づいて説明する。図4は、実施形態3に係るレーザ加工装置のレーザビーム照射ユニットの構成を模式的に示す図である。図5は、実施形態3に係るレーザ加工装置のレーザビーム照射ユニットの構成を示す斜視図である。図6は、図5に示されたレーザビーム照射ユニットを一部分解して示す斜視図である。なお、図4、図5及び図6は、実施形態2と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態3に係るレーザ加工装置のレーザビーム照射ユニット20は、図4に示すように、光学部品25として、平凹シリンドリカルレンズ25−1と平凸シリンドリカルレンズ25−2と備えている。平凹シリンドリカルレンズ25−1は、平凸シリンドリカルレンズ25−2よりもレーザビーム発振器22寄りに配置されている。平凹シリンドリカルレンズ25−1が、レーザビーム21を線状に集光し、平凸シリンドリカルレンズ25−2が楕円形状のスポット形状を有するコリメートビーム(平行光線)にレーザビーム21を変換する。
このように、実施形態3に係る光学部品である平凹シリンドリカルレンズ25−1と平凸シリンドリカルレンズ25−2とは、レーザビーム21の被加工物200の表面201におけるスポット形状を楕円形に成形するものである。なお、実施形態では、光学部品である平凹シリンドリカルレンズ25−1と平凸シリンドリカルレンズ25−2とは、レーザビーム21の被加工物200の表面201におけるスポット形状の長軸を被加工物200の加工送り方向であるX軸方向と平行に位置付ける。平凹シリンドリカルレンズ25−1と平凸シリンドリカルレンズ25−2とは、ホルダ28に支持されて、ホルダ28を介してスライド部材35(以下、図5及び図6に示す符号35−1,35−2と記す)に取り付けられる。
また、実施形態3に係るレーザ加工装置のレーザビーム照射ユニット20−3は、図5及び図6に示すように、スケール37を備えずに、移動手段である移動機構40を備えたこと以外、実施形態2と構成が同じである。
移動機構40は、スライド部材35をレール34に沿った所定位置にへと移動させるものである。移動機構40は、図示しないネジなどにより板本体に固定される機構本体401と、機構本体401に軸心回りに回転自在に支持されたねじ軸402と、ねじ軸402を軸心回りに回転するモータ403と、ねじ軸402に螺合しねじ軸402が軸心回りに回転するとねじ軸402の長手方向に移動するスライダ404とを備えている。ねじ軸402は、軸心がレール34の長手方向と平行に配置される。スライダ404は、平凹シリンドリカルレンズ25−1と平凸シリンドリカルレンズ25−2とがホルダ28を介して取り付けられるスライド部材35−1,35−2の一方に固定される。移動機構40は、スライド部材35−1,35−2の一方をレール34の長手方向に沿って移動させる。
実施形態3では、移動機構40が、平凹シリンドリカルレンズ25−1がホルダ28を介して取り付けられたスライド部材35−1にスライダ404を取り付けて平凹シリンドリカルレンズ25−1をレール34の長手方向に沿って移動し、平凸シリンドリカルレンズ25−2がホルダ28を介して取り付けられたスライド部材35−2を固定部材36により板本体261に固定されて平凸シリンドリカルレンズ25−2が板本体261に固定される。しかしながら、本発明では、移動機構40が、平凸シリンドリカルレンズ25−2をレール34の長手方向に沿って移動し、平凹シリンドリカルレンズ25−1を板本体261に固定しても良い。
前述した構成のレーザ加工装置1は、光学部品25の位置の調整の際に、チャックテーブル10の保持面11にレーザビーム21を検出する図示しない検出ユニットが載置される。レーザビーム照射ユニット20−3は、平凹シリンドリカルレンズ25−1と平凸シリンドリカルレンズ25−2とを保持するホルダ28をスライド部材35−1,35−2に取り付け、平凹シリンドリカルレンズ25−1を取り付けたスライド部材35−1から固定部材36を取り外し、平凸シリンドリカルレンズ25−2を取り付けたスライド部材35−2を固定部材36で板本体261に固定する。レーザビーム照射ユニット20は、平凹シリンドリカルレンズ25−1を取り付けたスライド部材35−1にスライダ404を取り付ける。
レーザビーム照射ユニット20−3は、制御ユニット100等によりモータ403を駆動してスライダ404のレール34の長手方向の位置を適宜変更しながらレーザビーム発振器22からレーザビーム21を発振させて、検出ユニットの検出結果に基づいて、スライド部材35の位置が調整される。レーザビーム照射ユニット20−3は、レール34の長手方向の位置が調整されたスライド部材35が移動機構40のモータ403が停止することで、光学部品取付け板26の板本体261に固定されて、光学部品であるレンズ25−1,25−2の位置が調整される。
実施形態3に係るレーザ加工装置1は、レーザビーム21の光軸と平行なレール34に沿って移動自在なスライド部材35にホルダ28を取り付け、スライド部材35のレール34の長手方向の位置を移動機構40で調整するため光学部品であるレンズ25−1,25−2の位置を容易に調整できる。その結果、レーザ加工装置1は、光学部品であるレンズ25−1,25−2の調整をより容易に行うことを可能とするという効果を奏する。
〔実施形態4〕
本発明の実施形態4に係るレーザ加工装置を図面に基づいて説明する。図7は、実施形態4に係るレーザ加工装置のレーザビーム照射ユニットの構成を模式的に示す図である。図8は、実施形態4に係るレーザ加工装置のレーザビーム照射ユニットの構成を示す斜視図である。図9は、図8に示されたレーザビーム照射ユニットを一部分解して示す斜視図である。なお、図7、図8及び図9は、実施形態3と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態4に係るレーザ加工装置のレーザビーム照射ユニット20−4は、図7に示すように、光学部品25として、複数のレンズ25を備えている。実施形態4では、複数のレンズ25は、組レンズを構成し、組レンズは、三つのレンズ25(以下、それぞれ、符号25−3,25−4,25−5と記す)を備えているが、本発明では、組レンズを構成するレンズ25−3,25−4,25−5の数は、三つに限定されない。また、実施形態4では、レンズ25−3,25−4間の距離251とレンズ25−4,25−5間の距離252との比は、予め定められた比に設定されている。
また、実施形態4に係るレーザ加工装置のレーザビーム照射ユニット20−4は、移動手段である移動機構40が、図8及び図9に示すように、ねじ軸402を備えずに、カム軸405を備え、スライダ404を複数備えたこと以外、実施形態3と構成が同じである。
カム軸405は、外観が円柱状に形成され、機構本体401に軸心回りに回転自在に支持され、モータ403により軸心回りに回転される。カム軸405は、軸心がレール34の長手方向と平行に配置され、外周面にスライダ404の図示しない係合部が係合したカム溝406が形成されている。カム溝406は、スライダ404と1対1で対応し、カム軸405の外周面に螺旋状に形成されている。
実施形態4では、スライダ404は、三つ設けられ、レール34の長手方向に並べられている。各スライダ404は、レンズ25−3,25−4,25−5と1対1で対応し、対応したレンズ25−3,25−4,25−5を保持したホルダ28が取り付けられたスライド部材35に取り付けられる。スライダ404即ち各レンズ25−3,25−4,25−5は、カム溝406に係合部が係合して、カム軸405が軸心回りに回転されることで、レール34の長手方向に沿って移動する。なお、実施形態4では、各カム溝406のカム軸405の軸心に対する傾きは、レンズ25−3,25−4間の距離251とレンズ25−4,25−5間の距離252との比を予め定められた比に維持する傾きに設定されている。
前述した構成のレーザ加工装置1は、光学部品25の位置の調整の際に、チャックテーブル10の保持面11にレーザビーム21を検出する図示しない検出ユニットが載置される。レーザビーム照射ユニット20−4は、各レンズ25−3,25−4,25−5を保持するホルダ28をスライド部材35に取り付け、各レンズ25−3,25−4,25−5をホルダ28を介して取り付けたスライド部材35から固定部材36を取り外し、各レンズ25−3,25−4,25−5を取り付けたスライド部材35にスライダ404を取り付ける。
レーザビーム照射ユニット20−4は、制御ユニット100等によりモータ403を駆動してスライダ404のレール34の長手方向の位置を適宜変更しながらレーザビーム発振器22からレーザビーム21を発振させて、検出ユニットの検出結果に基づいて、スライド部材35の位置が調整される。レーザビーム照射ユニット20−4は、レール34の長手方向の位置が調整されたスライド部材35が移動機構40のモータ403が停止することで、光学部品取付け板26の板本体261に固定されて、各レンズ25−3,25−4,25−5の位置が調整される。
実施形態4に係るレーザ加工装置1は、レーザビーム21の光軸と平行なレール34に沿って移動自在なスライド部材35にホルダ28を取り付け、スライド部材35のレール34の長手方向の位置を移動機構40で調整するため光学部品であるレンズ25−3,25−4,25−5の位置を容易に調整できる。その結果、レーザ加工装置1は、光学部品であるレンズ25−3,25−4,25−5の調整をより容易に行うことを可能とするという効果を奏する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 レーザ加工装置
21 レーザビーム
22 レーザビーム発振器
24 集光レンズ(集光器)
25 光学部品
25−1 平凹シリンドリカルレンズ(光学部品)
25−2 平凸シリンドリカルレンズ(光学部品)
25−3,25−4,25−5 レンズ
26 光学部品取付け板
27 固定部
28 ホルダ
34 レール
35 スライド部材
36 固定部材
40 移動機構(移動手段)
200 被加工物

Claims (3)

  1. レーザ加工装置であって、
    レーザビーム発振器と、
    該レーザビーム発振器から発振されたレーザビームを集光して被加工物に照射する集光器と、
    該レーザビームの光路上に配置され、ホルダに収容された光学部品が着脱自在に固定される固定部を複数有した光学部品取付け板と、を備えたレーザ加工装置。
  2. 該光学部品取付け板は、
    レールと、それぞれの該固定部を該レールに沿って移動可能とする複数のスライド部材と、個々の該スライド部材を該光学部品取付け板に対して各々固定する複数の固定部材と、を有した、請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 該スライド部材を該レールに沿った所定位置へと移動させる移動手段と、を更に備えた、請求項2に記載のレーザ加工装置。
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