JP2021013692A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】バネ力の大きなヒンジバネの使用に適した洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯機1は、洗濯機本体10と上蓋20とを備えており、上蓋20はヒンジバネ32によって開方向に付勢されている。洗濯機本体10には、ヒンジ軸30の軸受となるヒンジベース50が設けられている。ヒンジベース50は、板金を折り曲げて形成された部材であり、ヒンジ軸30の軸方向を長手方向とし、洗濯機本体10の内部のフレーム部材に対して固定されるベース部51と、ベース部51の長手方向の両端2箇所において、ベース部51の主面と直交するように上方に突出して形成される軸受部52とを有している。軸受部52は、ベース部51に対して外側からの切り起こしによって形成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、上蓋を有する洗濯機に関する。
いわゆる縦型洗濯機は、洗濯機本体に対してヒンジ結合された上蓋を有している。(例えば、特許文献1)。
特開2018−38467号公報
洗濯機において、上蓋におけるガラスの使用や上蓋への操作回路内蔵などの理由により、上蓋の重量が重くなる場合がある。特許文献1では、上蓋のヒンジ軸受が、タッピングネジにてトップカバーのネジボスに締結固定されているのみであり、ヒンジ軸受の部分の強度が不十分となる場合がある
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、軸受の部分の強度が強化された洗濯機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、洗濯機本体と上蓋とを備えた洗濯機であって、前記洗濯機本体と前記上蓋とを連結するヒンジ軸と、前記洗濯機本体に取り付けられ、前記ヒンジ軸の軸受となる軸受部材とを備えており、前記軸受部材は、前記ヒンジ軸の軸方向を長手方向とした形状を有し、前記洗濯機本体の内部のフレーム部材に固定されるベース部と、前記ベース部の長手方向の両端の2箇所において、前記ベース部から上方に突出して形成され、前記ヒンジ軸が取り付けられた軸受部と、前記ベース部の長手方向の両端から延設され、前記洗濯機本体の内部のフレーム部材に固定される補強部とを有しており、前記軸受部は、前記ベース部の長手方向の外側からの切り起こしによって形成されていることを特徴としている。
本発明の洗濯機では、ベース部とベース部の両端から延設された補強部とが洗濯機本体と固定されており、ヒンジ軸が取り付けられた軸受部がベース部の長手方向の外側からの切り起こしによって形成されている。本発明では、軸受部の周りの固定等が強化されているため、軸受の部分の強度が強化された洗濯機を提供することができる。
実施の形態1に係る洗濯機の外観を示す斜視図である。 上蓋を外した上面板を斜め上から見た斜視図である。 上蓋を斜め下から見た斜視図である。 上面板から外部ケース部材を外し、ヒンジ結合部周辺の内部構造を示した斜視図である。 上蓋の裏面パネル部材を外し、ヒンジ結合部周辺の内部構造を示した斜視図である。 ヒンジベースを示す斜視図である。 (a)は図6のヒンジベースの端部の模式図であり、(b)はヒンジベースの端部の変形例を示す模式図である。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態1に係る洗濯機1の外観を示す斜視図である。
洗濯機1は、洗濯機本体10と上蓋20とを備える縦型洗濯機である。洗濯機本体10は、洗濯物投入口101(図2参照)を有しており、上蓋20は洗濯物投入口101を開閉自在に覆うように洗濯機本体10に対してヒンジ結合されている。具体的には、上蓋20は、洗濯機本体10の上部を構成する上面板11に対してヒンジ結合されている。
洗濯機1において、上蓋20は比較的重量の重いものとなっている。図1の例では、上蓋20の天面はガラス板とされており、上蓋20には操作パネル21(例えばタッチパネル)が備えられている。また、上蓋20の内部には操作回路も内蔵されている。すなわち、図1の上蓋20は、ガラス板や操作回路などを備えることによって重量が重くなっている。
続いて、上面板11と上蓋20とのヒンジ結合部の具体的構造について説明する。図2は、上蓋20を外した上面板11を斜め上から見た斜視図である。図3は、上蓋20を斜め下から見た斜視図である。尚、図2および図3において、ヒンジ軸30は図3(上蓋20側)において図示している。また、図2および図3は、ヒンジ結合部の構造を分かり易く示すために上面板11と上蓋20とを分離して記載したものであるが、上面板11と上蓋20との組立手順を考慮したものではない。
図2に示すように、上面板11の上面には、洗濯機本体10の後方において、本体側ヒンジ軸受31が両端2箇所から突出するように設けられている。また、本体側ヒンジ軸受31の間には、ダンパ(上蓋20内に配置)のシャフト40(図5参照)を保持するダンパ受け41が配置されている。上面板11と上蓋20とは、左右に分割された2本のヒンジ軸30を介して結合されるものであり、本体側ヒンジ軸受31のそれぞれは、1本のヒンジ軸30に対して外側端部を支持する軸受となる。ダンパは、上蓋20の開閉動作時に抵抗となるものであり、上蓋20が勢いよく開いたり閉まったりすることを防止する。
図3に示すように、上蓋20の裏面には、両端2箇所に溝部22が設けられており、溝部22のそれぞれの内部にヒンジ軸30の一端(外側端部)が配置されている。すなわち、上面板11と上蓋20とが結合された状態では、溝部22の内部に本体側ヒンジ軸受31が挿入され、本体側ヒンジ軸受31によってヒンジ軸30の一端が支持される。
図4は、上面板11から外部ケース部材を外し、ヒンジ結合部周辺の内部構造を示した斜視図である。図4に示すように、上面板11の内部には、長手方向の両端2箇所に軸受部52の形成されたヒンジベース(軸受部材)50が設けられている。ヒンジベース50は、ヒンジ軸30の軸方向を長手方向とするベース部51を有し、ベース部51の両端に軸受部52を有している。尚、上述した本体側ヒンジ軸受31は、上面板11の外部ケース部材に軸受外殻を形成し、この軸受外殻にヒンジベース50の軸受部52を挿入することで構成されている。ヒンジベース50は、上面板11の内部のフレーム部材に対してビス止めによって固定されている。少なくとも、ヒンジベース50のベース部51はフレーム部材に対してビス止めされている。
図5は、上蓋20の裏面パネル部材を外し、ヒンジ結合部周辺の内部構造を示した斜視図である。図5に示すように、上蓋20の内部では、同軸上に配置された2本のヒンジ軸30が軸支されている。また、ヒンジ軸30のそれぞれには、上蓋20を開ける補助となるヒンジバネ32が軸の周囲に配されている。ヒンジバネ32は、上面板11に対して上蓋20を開方向に付勢する捩りバネである。各ヒンジバネ32の一端は、図3に示すように、上蓋20の裏面から突出しており、上面板11側で固定されるようになっている。また、各ヒンジバネ32の他端は上蓋20側で固定されている。
上蓋20が上面板11にヒンジ結合された状態では、ヒンジベース50においてヒンジバネ32による荷重が発生する。具体的には、フレーム部材に対して固定されたベース部51と軸受部52との間に長手方向に沿った捩り荷重が発生する。本実施の形態1に係る洗濯機1では、上蓋20は比較的重量の重いものであり、ヒンジバネ32のバネ力も大きなものとされているため、これに伴ってヒンジベース50に生じる捩り荷重も大きくなる。本実施の形態1に係る洗濯機1は、バネ力の大きなヒンジバネ32が問題なく使用できるように、ヒンジベース50を剛性の高い形状に形成したことを特徴としている。
図6は、ヒンジベース50を示す斜視図である。ヒンジベース50は、板金加工によって製造されるものであり、金属製の板材(板金)に切断、穴あけおよび折り曲げの各工程を施すことによって製造される。すなわち、ヒンジベース50は、板金に対して切断および穴あけ工程を施して所定形状に加工した後、さらに折り曲げ工程を施して製造される。
ヒンジベース50は、図6に示すように、ベース部51、軸受部52および脚部53によって構成されている。ベース部51は、ヒンジ軸30の軸方向を長手方向としており、ヒンジベース50をビス止めするための複数のビス孔511、バネ挿入孔(バネ取り付け部)512およびダンパ取付孔513を有している。上述したように、ヒンジ軸30の周囲に配されるヒンジバネ32は、その一端を上蓋20の裏面から突出させて上面板11側で固定するようになっている。すなわち、上面板11側で固定されるヒンジバネ32の一端は、上面板11の外部ケース部材に形成された貫通孔102(図2参照)に挿入され、さらにヒンジベース50のバネ挿入孔512に挿入されて固定される。また、ダンパ受け41は、ヒンジベース50と同じフレーム部材に取り付けられるものであり、このため、ヒンジベース50では、ダンパ受け41を取り付ける箇所にダンパ取付孔513が形成されている。また、ベース部51では、板金の長手方向に沿った辺を折り曲げて形成された補強リブ514が設けられていてもよい。
軸受部52は、ベース部51の長手方向の両端2箇所において、ベース部51の主面と直交するように上方に突出して形成されている。より具体的には、軸受部52は、ベース部51に対して外側からの切り起こしによって形成されている。軸受部52には、ヒンジ軸30を挿入するための軸受孔521が形成されている。
脚部53は、ベース部51の長手方向の両端から延設された補強部であり、ベース部51の主面と直交するように下方に折り曲げて形成されている。より具体的には、脚部53は、切り起こしによって形成される軸受部52の周囲部分を下方に折り曲げて形成されるものである。このため、脚部53は、切り起こされた軸受部52に対応する箇所に開口531を有している。また、脚部53の先端は外方に折り曲げられたフランジ部532を有しており、フランジ部532には脚部53をビス止めするためのビス孔533が形成されている。また、脚部53では、板金の長手方向に沿った辺を折り曲げて形成された補強リブ534が設けられていてもよい。
本実施の形態1に係るヒンジベース50は、軸受部52をベース部51の外側からの切り起こしによって形成したことを本発明の第1の特徴としている。軸受部52をベース部51の外側からの切り起こしにより形成することで、軸受部52の内側となるベース部51には、軸受部52を切り起こした後の開口が形成されない。
ヒンジバネ32のバネ力によって生じる捩り荷重は、軸受部52の内側のベース部51において大きく作用するものである。このため、ベース部51において軸受部52を切り起こした後の開口が形成されると(すなわち軸受部52を内側からの切り起こしによって形成すると)、捩り荷重が大きく作用する箇所における剛性が開口によって低下し、バネ力の大きなヒンジバネ32を使用することが困難となる(ベース部51に撓みが生じる恐れがある)。本実施の形態1にかかるヒンジベース50は、ベース部51の剛性が開口によって低下することがなく、バネ力の大きなヒンジバネ32の使用に適した構造となる。
また、ベース部51において軸受部52の内側に開口されないことにより、ヒンジベース50をビス止めするためのビス孔511を軸受部52のできるだけ近くに設けることが可能となる。図6に示す例では、ビス孔511Aが、軸受部52のできるだけ近くに設けられたビス孔である。ヒンジベース50にかかる捩り荷重は、ベース部51と軸受部52の軸受孔521との間の捩りモーメントによって生じるものであるため、この捩りモーメントに対する剛性を高めるには、ベース部51は軸受部52のできるだけ近くでビス止めされていることが好ましい。本実施の形態1に係るヒンジベース50は、ビス孔511Aによって、ベース部51を軸受部52のできるだけ近くでビス止めすることが可能となっている。
〔実施の形態2〕
本実施の形態2に係るヒンジベース50は、脚部53を設けたことを本発明の第2の特徴としている。
実施の形態1で説明したように、ヒンジベース50における軸受部52はベース部51の外側からの切り起こしによって形成されている。このため、ベース部51の外側には、軸受部52を切り起こした残りの板金部分が存在する。ヒンジベース50では、この残りの板金部分を下方に折り曲げて脚部53としている。すなわち、脚部53は、ヒンジベース50の長手方向において軸受部52と同位置に設けられている。また、脚部53は、ベース部51に対して軸受部52とは反対側に折り曲げられている。
脚部53は、その先端にビス孔533を有するフランジ部532が設けられており、フランジ部532が上面板11の内部のフレーム部材に対してビス止めされる。これにより、脚部53は、ベース部51にかかる捩り荷重に対する補強部として機能し、ヒンジベース50の剛性をさらに向上させることができる。
尚、図6に示すヒンジベース50では、軸受部52を切り起こした残りの板金部分を下方に折り曲げて脚部53としているが、この残りの板金部分を折り曲げずにベース部51と同一面で外方に延設した補強部として用いることも可能である。但し、脚部53を形成した場合には、特に以下の2点でメリットが得られるため好適である。
(1) 下方に折り曲げられた脚部53は、ベース部51の主面から離れた位置で固定されるため、ベース部51と軸受部52の軸受孔521との間に捩りモーメントが発生した場合に、これに対する反モーメントをベース部51の端部に作用させる。これにより、ベース部51にかかる捩り荷重に対する補強部としての機能が向上する。尚、この効果に関しては、ベース部51と軸受部52の軸受孔521との間の距離よりも、ベース部51とフランジ部532のビス孔533との間の距離を長くすると脚部53にかかる負荷が小さくなり好ましい。
(2) 軸受部52を切り起こした残りの板金部分を下方に折り曲げることで、板金部分を折り曲げずに外方に延設する場合に比べ、ヒンジベース50の長さを短くすることができる。言い換えれば、ヒンジベース50の長さが決まっている場合、軸受部52間の距離を長く設定することが可能となる。
尚、図6に示すヒンジベース50では、脚部53の先端に外方に折り曲げられたフランジ部532を設け、フランジ部532をビス止めする構成とされている。すなわち、フランジ部532は、脚部53をビス止めするフレーム部材の上面に対してビス止めされる。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、脚部53にフランジ部532を設けずに、脚部53をフレーム部材の側面に対してビス止めする構成であってもよい。
〔実施の形態3〕
図6に示すヒンジベース50では、脚部53は、ヒンジベース50の長手方向において軸受部52と同位置に設けられている(図7(a)参照)。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、脚部53は、ヒンジベース50の長手方向において軸受部52とは異なる位置に設けられていてもよい。具体的には、脚部53は、ヒンジベース50の長手方向において軸受部52よりも外側に設けられていてもよい(図7(b)参照)。
ヒンジベース50がビス止めされるフレーム部材のサイズや形状によっては、図7(b)に示すように、ヒンジベース50の長手方向において脚部53と軸受部52とを異なる位置に設ける方がよい場合もある。
以上のように、本実施の形態に係る洗濯機は、洗濯機本体と上蓋とを備えた洗濯機であって、前記洗濯機本体と前記上蓋とを連結するヒンジ軸と、前記洗濯機本体に取り付けられ、前記ヒンジ軸の軸受となる軸受部材とを備えており、前記軸受部材は、前記ヒンジ軸の軸方向を長手方向とした形状を有し、前記洗濯機本体の内部のフレーム部材に固定されるベース部と、前記ベース部の長手方向の両端の2箇所において、前記ベース部から上方に突出して形成され、前記ヒンジ軸が取り付けられた軸受部と、前記ベース部の長手方向の両端から延設され、前記洗濯機本体の内部のフレーム部材に固定される補強部とを有しており、前記軸受部は、前記ベース部の長手方向の外側からの切り起こしによって形成されていることを特徴としている。
また、上記洗濯機は、前記洗濯機本体と前記上蓋とを接続し、前記上蓋を開ける方向に付勢するヒンジバネを備え、前記ベース部は、前記ヒンジバネが取り付けられたバネ取り付け部を有する構成とすることができる。
また、上記洗濯機では、前記補強部は、前記ベース部に対して前記軸受部とは反対側に折り曲げられている構成とすることができる。
また、上記洗濯機は、前記ベース部から前記軸受部の端部までの距離よりも、前記ベース部から前記補強部の端部までの距離が長い構成とすることができる。
また、上記洗濯機では、前記ベース部および前記補強部の少なくとも一方は、折り曲げて形成された補強リブを有している構成とすることができる。
また、本発明に係る洗濯機は、以下のような態様として記載することもできる。本発明は、洗濯機本体と、前記洗濯機本体にヒンジ結合された上蓋とを備えた洗濯機であって、ヒンジ軸と、前記ヒンジ軸の周囲に配され、前記上蓋を開方向に付勢するヒンジバネと、前記洗濯機本体に取り付けられ、前記ヒンジ軸の軸受となる軸受部材とを備えており、前記軸受部材は、板金を折り曲げて形成された部材であり、前記ヒンジ軸の軸方向を長手方向とし、前記洗濯機本体の内部のフレーム部材に対して固定されるベース部と、前記ベース部の長手方向の両端2箇所において、前記ベース部の主面と直交するように上方に突出して形成される軸受部とを有しており、前記軸受部は、前記ベース部に対して外側からの切り起こしによって形成されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、板金加工によって製造される軸受部材において、軸受部をベース部の外側からの切り起こしにより形成することで、軸受部の内側となるベース部には、軸受部を切り起こした後の開口が形成されない。これにより、ヒンジバネのバネ力が作用するベース部の剛性が開口によって低下することがなく、バネ力の大きなヒンジバネの使用に適した構造となる。
また、上記洗濯機では、前記軸受部材は、前記ベース部の長手方向の両端から延設され、前記洗濯機本体の内部の前記フレーム部材に対して固定される補強部を有している構成とすることができる。
上記の構成によれば、補強部によってヒンジベースの剛性をさらに向上させることができる。また、補強部は、軸受部を切り起こした残りの板金部分を有効に利用することができる。
また、上記洗濯機では、前記補強部は、前記ベース部に対して前記軸受部とは反対側に折り曲げられている構成とすることができる。
上記の構成によれば、軸受部とは反対側に折り曲げられた補強部は、ベース部と軸受部の軸受孔との間に捩りモーメントが発生した場合に、これに対する反モーメントをベース部の端部に作用させることができ、補強部としての機能が向上する。また、補強部によって軸受部材の長さが大きくなることを回避できる。
また、上記洗濯機では、前記補強部は、前記フレーム部材に対してビス止めによって固定されるものであり、前記ベース部と前記軸受部の軸受孔との間の距離よりも、前記ベース部と前記補強部のビス孔との間の距離が長く設定されている構成とすることができる。
上記の構成によれば、反モーメントをベース部の端部に作用させるときに、補強部にかかる負荷を小さくすることができる。
また、上記洗濯機では、前記ベース部は、前記フレーム部材に対してビス止めによって固定されるものであり、前記ベース部に設けられるビス孔は、前記軸受部の内側に近接して設けられたビス孔を含んでいる構成とすることができる。
上記の構成によれば、ベース部を軸受部のできるだけ近くでビス止めすることができ、ベース部と軸受部の軸受孔との間の捩りモーメントに対する剛性を高めることができる。
また、上記洗濯機では、前記ベース部および前記補強部の少なくとも一方は、前記板金の長手方向に沿った辺を折り曲げて形成された補強リブを有している構成とすることができる。
上記の構成によれば、簡易に形成される補強リブによってベース部または補強部の剛性を高めることができる。
今回開示した実施形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
1 洗濯機
10 洗濯機本体
11 上面板
20 上蓋
30 ヒンジ軸
31 本体側ヒンジ軸受
32 ヒンジバネ
41 ダンパ受け
50 ヒンジベース(軸受部材)
51 ベース部
511,511A ビス孔
512 バネ挿入孔(バネ取り付け部)
513 ダンパ取付孔
52 軸受部
521 軸受孔
53 脚部(補強部)
531 開口
532 フランジ部
533 ビス孔

Claims (5)

  1. 洗濯機本体と上蓋とを備えた洗濯機であって、
    前記洗濯機本体と前記上蓋とを連結するヒンジ軸と、
    前記洗濯機本体に取り付けられ、前記ヒンジ軸の軸受となる軸受部材とを備えており、
    前記軸受部材は、
    前記ヒンジ軸の軸方向を長手方向とした形状を有し、前記洗濯機本体の内部のフレーム部材に固定されるベース部と、
    前記ベース部の長手方向の両端の2箇所において、前記ベース部から上方に突出して形成され、前記ヒンジ軸が取り付けられた軸受部と、
    前記ベース部の長手方向の両端から延設され、前記洗濯機本体の内部のフレーム部材に固定される補強部とを有しており、
    前記軸受部は、前記ベース部の長手方向の外側からの切り起こしによって形成されていることを特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1に記載の洗濯機であって、
    前記洗濯機本体と前記上蓋とを接続し、前記上蓋を開ける方向に付勢するヒンジバネを備え、
    前記ベース部は、前記ヒンジバネが取り付けられたバネ取り付け部を有することを特徴とする洗濯機。
  3. 請求項1または2に記載の洗濯機であって、
    前記補強部は、前記ベース部に対して前記軸受部とは反対側に折り曲げられていることを特徴とする洗濯機。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載の洗濯機であって、
    前記ベース部から前記軸受部の端部までの距離よりも、前記ベース部から前記補強部の端部までの距離が長いことを特徴とする洗濯機。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の洗濯機であって、
    前記ベース部および前記補強部の少なくとも一方は、折り曲げて形成された補強リブを有していることを特徴とする洗濯機。
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