JP2021012302A - 洗浄機と洗浄方法 - Google Patents

洗浄機と洗浄方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021012302A
JP2021012302A JP2019126549A JP2019126549A JP2021012302A JP 2021012302 A JP2021012302 A JP 2021012302A JP 2019126549 A JP2019126549 A JP 2019126549A JP 2019126549 A JP2019126549 A JP 2019126549A JP 2021012302 A JP2021012302 A JP 2021012302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
plate
washing
carrier
printing plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019126549A
Other languages
English (en)
Inventor
正徳 丸野
Masanori Maruno
正徳 丸野
昭彦 大縣
Akihiko Oagata
昭彦 大縣
明 赤尾
Akira Akao
明 赤尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Denshi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nihon Denshi Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Denshi Seiki Co Ltd filed Critical Nihon Denshi Seiki Co Ltd
Priority to JP2019126549A priority Critical patent/JP2021012302A/ja
Publication of JP2021012302A publication Critical patent/JP2021012302A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

【課題】感光性樹脂組成物に無機多孔質体を含有させることなく、安全に彫刻カスを除くことができる洗浄機と洗浄方法とを提供する。【解決手段】フレキソ印刷版41を保持する搬送具13と、上記フレキソ印刷版41を洗浄する第1洗浄槽11と、上記フレキソ印刷版41を洗浄する第2洗浄槽12と、上記第1洗浄槽と上記第2洗浄槽とに、上記搬送具を移動させるガイドと、を有する洗浄機を用いる。搬送具にフレキソ印刷版をセットするセット工程と、上記搬送具をガイドに沿って移動させ、第1洗浄槽で上記版の表面層を除去する第1洗浄工程と、上記搬送具をガイドに沿って移動させ、第2洗浄槽で上記版の内部の層を洗浄する第2洗浄工程と、上記搬送具をガイドに沿って移動させ、上記搬送具から上記フレキソ印刷版を取り除く取り出し工程と、を含む洗浄方法を用いる。【選択図】図2

Description

本発明は、洗浄機と洗浄方法に関するものである。特に、露光後のレジストを洗浄する洗浄機と洗浄方法に関する。
段ボール、紙器、紙袋、軟包装用フィルムなどの包装材、壁紙、化粧板などの建装材、ラベル印刷などに用いられるフレキソ印刷は、各種の印刷方式の中でその比重を高めている。
これに用いる印刷版の製作には、通常、感光性樹脂が用いられることが多い。液状の樹脂、又はシート状に成形された固体樹脂板を用い、フォトマスクを感光性樹脂上に置き、マスクを通して光を照射し架橋反応を起こさせた後、非架橋部分を現像液で洗い落とすという方法が用いられてきた。
近年、感光性樹脂表面にブラックレーヤーという薄い光吸収層を設け、これにレーザ光を照射し感光性樹脂板上に直接マスク画像を形成後、そのマスクを通して光を照射し架橋反応を起こさせた後、光の非照射部分の非架橋部分を現像液で洗い落とす、いわゆるフレキソCTPという技術が開発され、印刷版製作の効率改善効果から、採用が進みつつある(特許文献1)。
特開2004−37866号公報
しかしながら、ブラックレーヤーが洗浄で取れにくく、印刷版に残る場合があった。印刷版に残ると、印刷不良となる。
そこで、本発明は、露光後の洗浄において、洗浄が確実にできる洗浄機と洗浄方法とを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するため、フレキソ印刷版を保持する搬送具と、上記フレキソ印刷版を洗浄する第1洗浄槽と、上記フレキソ印刷版を洗浄する第2洗浄槽と、上記第1洗浄槽と上記第2洗浄槽とに、上記搬送具を移動させるガイドと、を有する洗浄機を用いる。
また、搬送具にフレキソ印刷版をセットするセット工程と、上記搬送具をガイドに沿って移動させ、第1洗浄槽で上記版の表面層を除去する第1洗浄工程と、上記搬送具をガイドに沿って移動させ、第2洗浄槽で上記版の内部の層を洗浄する第2洗浄工程と、上記搬送具をガイドに沿って移動させ、上記搬送具から上記フレキソ印刷版を取り除く取り出し工程と、を含む洗浄方法を用いる。
本発明の洗浄機と洗浄方法は、印刷版から彫刻カスを取り除くことができる。
(a)実施の形態1の洗浄機10の断面図、(b)実施の形態1の洗浄機10の平面図 (a)〜(b)実施の形態1の洗浄機10の洗浄プロセスを説明する断面図 実施の形態1の洗浄機10の洗浄プロセスを説明する断面図 実施の形態1の洗浄機10の洗浄プロセスを説明する断面図 実施の形態1の洗浄機10の洗浄プロセスを説明する断面図 (a)実施の形態2の洗浄機20の平面図、(b)実施の形態2の洗浄機20の断面図 実施の形態2の洗浄機20の洗浄プロセスを説明する断面図 実施の形態2の洗浄機20の洗浄プロセスを説明する断面図 実施の形態2の洗浄機20の洗浄プロセスを説明する断面図 実施の形態2の洗浄機20の洗浄プロセスを説明する断面図 実施の形態3の取り付け装置の断面図 実施の形態3の取り付け装置の断面図 実施の形態3の取り付け装置の平面図 実施の形態3の剥がし装置の断面図 実施の形態3の剥がし装置の断面図 実施の形態3の剥がし装置の断面図 実施の形態3の剥がし装置の平面図 実施の形態3の剥がし装置の平面図
本願発明を実施の形態で例示して説明するが、本願発明は実施の形態に限定されない。
(実施の形態1)
実施の形態1の洗浄機10を説明する。
<洗浄機10>
図1(a)は、版40(フレキソ印刷版)を洗浄する洗浄機10の断面図である。図1(b)は、洗浄機10の平面図である。
洗浄機10は、搬送具13と、ガイド41と、第1洗浄槽11と、第2洗浄槽12とを含む。
<版40>
版40は、1例として、支持体40cに感光性樹脂層40a(内部層)、その上に、レーザアブレーション層40b(上層)がある。例えば、版40は、東洋紡株式会社のコスモライト(商標)、CTO版などである。
支持体40cは、微粘着シートであり、樹脂シートなどである。ただし、材質・厚みは特に特定されない。
感光性樹脂層40aは、水現像可能な感光性樹脂であり材料は特定されないが一般的には熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系樹脂が主成分のものである。
レーザアブレーション層40bは、レーザが照射される事によりエングレービングされ活性照射線を遮断する部分と透過する部分が形成される層である。具体的には、1〜10μmのポリアミド樹脂やポリオレフィンに一次分散されたカーボン粒子を分散された材料からなる。
この洗浄時には、版40は、レーザにより彫刻された後であり、活性照射線を遮断する部分と透過する部分が形成されている。レーザ照射部分の感光性樹脂層40aは、硬化されている。洗浄では、レーザアブレーション層40bと、レーザ照射で発生したカスと、硬化していない感光性樹脂層40aとを洗浄して取り除く。洗浄後は、乾燥などの熱処理をして、版40が完成する。
<ガイド41>
ガイド41は、搬送具13を、準備領域46、第1洗浄槽11、第2洗浄槽12へ運ぶ。ガイド41は、パイプ、または、棒状で、図示しないモータなどで、搬送具13をガイド41に沿って運ぶ。図1(b)では、ガイド41は1本であるが、もう1本、現在の位置に対して、第1洗浄槽11、第2洗浄槽12の対向する端部に存在してもよい。搬送具13が、第1洗浄槽11、第2洗浄槽12で洗浄される時に、搬送具13を支えることができる。
<搬送具13>
搬送具13は、版40を保持し、準備領域46、第1洗浄槽11、第2洗浄槽12の各領域に移動する。搬送具13は、ガイド41を介して、ガイド41の長手方向へ移動ができる。また、ガイド41の長手方向に対して、垂直方向へ回転できる。
また、搬送具13は、吐出口50があり、以下で説明するリンス液を吐出する。
<第1洗浄槽11>
第1洗浄槽11は、第1洗浄具21と第1洗浄液31とを有する。版40の表面を洗浄する。第1洗浄槽11では、版40のレーザアブレーション層40bを除去する。
第1洗浄具21は、回転するブラシである。第1洗浄具21は、一部が第1洗浄液11に浸かっている。回転しながら、版40の表面のレーザアブレーション層40bを取り除く。
第1洗浄液31は、水道水(常温)である。
第1洗浄具21は、例えば、ナイロン160μmロータリーブラシである。回転することで、版40の表面を加圧するより掃くことに重点がある。レーザアブレーション層40bを掃いて除外する。強く加圧すると、レーザアブレーション層40bの炭素成分などが版40に付着し残る場合が生じる。
<第2洗浄槽12>
第2洗浄槽12は、第2洗浄具22と第2洗浄液32とを有する。版40の表面を洗浄する。第2洗浄槽12では、版40の内部の感光性樹脂層40aで硬化していない部分を洗浄する。
第2洗浄具22は、平面状のブラシである。搬送具13は、版40を下方へ移動させ、固定する。第2洗浄具22は、水平方向に円状に移動しながら、版40の表面を洗浄する。第2洗浄具22のブラシ部分は、第2洗浄液32に浸されている。
第2洗浄液32は、水道水(40℃)と界面活性剤である。
第2洗浄具22は、ナイロン平ブラシ(版材メーカーによりブラシ太さ選択必要)である。
<カバー45>
第1洗浄槽11と第2洗浄槽12とが隣接する場合には、その間に、カバー45が配置される。カバー45は、第1洗浄槽11で版40から除去された破片などが、第2洗浄槽12へ行かないようにするための障壁である。この場合、カバー45は、プレートである。もし、レーザアブレーション層40bのカケラが、第2洗浄槽12に入ると、レーザアブレーション層40bの炭素成分が、版40の表面に付着し残る可能性があるのでよくない。
<洗浄方法>
図2〜図5は、洗浄機10の洗浄プロセスを説明する断面図である。
(1)セット工程:図1
図1(a)、図1(b)に示すように、準備領域46で、搬送具13に版40をセットする。搬送具13は鉛直方向で、版40をセットしやすい。図2のように、搬送具13をガイド41に対して回転させ水平にする。なお、鉛直方向とは、地面に垂直でなくともよい。水平方向に対して傾いていればよい。
(2)第1洗浄工程:図2
図2(a)から図2(b)のように、搬送具13が、第1洗浄槽11上の移動する時に、第1洗浄具21で、版40を洗浄する。
版40が移動している時に、第1洗浄具21が逆方向に回転し、版40のレーザアブレーション層40bを洗浄する。第1洗浄具21は、一部第1洗浄液31に浸かっているので、第1洗浄液31を十分に使用できる。確実にレーザアブレーション層40bを除去できる。
第1洗浄具21が回転することでコンパクトとなる。回転により、レーザアブレーション層40bのカケラが第2洗浄槽32に入らないように、カバー45があるのが好ましい。
(3)第2洗浄工程:図3
第1洗浄工程後、図3のように、搬送具13が、第2洗浄槽12の上で停止する。版40が第2洗浄具22の方向へ下げられる。第2洗浄具22は、版40を加圧しつつ水平面内で円を描くように移動しつつ、版40の表面を洗浄する。感光性樹脂層40aの未硬化部分を洗浄で除去できる。
(4)リンス工程:図4
第2洗浄工程の後、搬送具13が、ガイド41の長手方向に対して、垂直方向、かつ、鉛直方向へ動き、図4の状態になる。吐出口50より、リンス液がでる。
リンスの液は、水道水もしくは精製水である。リンス液は、第2洗浄槽12へ流れる。リンス液は、コンタミのない液で版40の表面を洗浄する。なお、吐出口50は、搬送具13になくともよい。別途、設けてもよい。
(5)取り出し工程:図5
リンス工程の後、図5のように、鉛直方向に搬送具13がある状態で、搬送具13は、準備領域46へ移動する。搬送具13から版40を外す。搬送具13が、鉛直方向なので版40を取り出しやすい。
全体として、搬送具13の動きは、鉛直方向から水平方向、鉛直方向へ戻り、必要最小限の動きである。長期安定性がでる。また、ゴミなどの発生も最小限にできる。
<効果>
(1)第1洗浄槽11と第2洗浄槽12とを分けているので、レーザアブレーション層40bのカスが版40に残らない。カバー45があるとさらに、確実である。
(2)準備領域46、第1洗浄槽11、第2洗浄槽12が1直線状でコンパクトである。
(3)準備領域46で搬送具13が鉛直方向なので、版40をセットしやすい。
(4)リンス液により、版40の表面が洗浄され、レーザアブレーション層40bのカスが版40に残らない。
(5)搬送具13が鉛直状態で、準備領域46に戻るので、版40の表面がきれいである。
(実施の形態2)
実施の形態2の洗浄機20を説明する。説明しない事項は実施の形態1と同様である。
<洗浄機20>
図6(a)は、版40(フレキソ印刷版)を洗浄する洗浄機20の下側の平面図である。図6(b)は、洗浄機20の断面図である。
洗浄機20は、搬送具13と、準備領域60と、第1洗浄槽61と、第2洗浄槽62とを含む。
<搬送具13>
実施の形態1と同様である。搬送具13上に版40が配置され、第1洗浄槽61、第2洗浄槽62で、その表面が洗浄される。
搬送具13の表面に粘着材があり、版40を固定、取り外しできる。粘着材は、例えば、シリコーン材料などからなるゴムシートである。
<準備領域60>
図6(a)、図6(b)は、準備領域60で、版40をセットプレート79にセットするところの断面図である。
準備領域60には、セットプレート79があり、搬送具13をその上にセットする。セット後、搬送具13を第1洗浄槽61に送る。
また、準備領域60には、拭き取り機構57がある。洗浄後の版40の表面を拭き取る機構である。吸水性の優れた連泡スポンジのロール、シート又は、布が現れ、それで版40の表面を拭き取る。
<第1洗浄槽61>:図7
図7が第1洗浄槽61で版40を洗浄するところの断面図である。
第1洗浄槽61では、版40のレーザアブレーション層40bを除去する。
第1洗浄槽61には、下面に上面両サイドにローラが複数本あり、搬送具13をニップし搬送している。ベルトなどで搬送具13を送ってもよい。搬送機構56aは、動力源58(図6(a))を有する。搬送機構56a(ローラ)は、表面がゴム(主にNBRゴム)である。搬送機構56aのロールは、両サイドはNBRゴムで、版40が通過する部分は、単包スポンジ(EPTスポンジ等)で固定され、構成されている。
その下部には、排水部80があり、洗浄で使用された第1洗浄液を受けて廃棄する。
その上部には、移送機構56b、第1洗浄具51、第1洗浄液供給部71、2つの第1液堰き止め部81と、がある。
移送機構56bは、搬送機構56aとともに、搬送具13を送る。
第1洗浄具51は、実施の形態1の第1洗浄具21と同様である。第1洗浄具51は、回転するブラシである。一部、第1洗浄液11に浸かっている。回転しながら、版40の表面のレーザアブレーション層40bを取り除く。
第1洗浄液31は、水道水(常温)である。
第1洗浄具21は、例えば、ナイロン160μmロータリーブラシ(丸毛ブラシ)である。丸毛ブラシが好ましい。なぜなら、回転によりカーボン層を掃き飛ばすことができるためである。回転することで、版40の表面を加圧するより掃くことに重点がある。レーザアブレーション層40bを掃いて除外する。強く加圧すると、レーザアブレーション層40bの炭素成分などが版40に付着し残る場合が生じる。
第1洗浄液供給部71は、第1洗浄液31を供給する。
2つの第1液堰き止め部81は、その間で第1洗浄液31を貯める。2つの第1液堰き止め部81間で、第1洗浄液31が貯まったところで、第1洗浄具51で、版40を洗浄する。
第1液堰き止め部81は、単泡スポンジ(EPTスポンジ)である。
<第2洗浄槽62>
図8は、第2洗浄槽62で版40を洗浄するところを示す、
第2洗浄槽62は、第2洗浄具52と第2洗浄液32と第2液堰き止め部82とを有する。版40の表面を洗浄する。第2洗浄槽62では、版40の内部の感光性樹脂層40aで硬化していない部分を洗浄する。
第2洗浄具52は、実施の形態1の第2洗浄機22と同様で、平面状のブラシである。第2洗浄具52が下降し、版40の表面を洗浄する。第2洗浄具52は、水平方向に円状に移動しながら、版40の表面を洗浄する。第2洗浄具52のブラシ部分は、第2洗浄液32に浸されている。
第2液堰き止め部82は、第2洗浄槽62とともに、版40上を第2洗浄液32が覆うように、搬送具13周囲を単包スポンジ等で覆い、平面上に第2洗浄液32を貯める。
第1液堰き止め部82は、単泡スポンジ(EPTスポンジ)である。
第2液堰き止め部82の2つで、第2洗浄液32を貯めてもよく。別途壁を周囲に配置して第2洗浄液32を貯めてもよい。
第2洗浄液32は、水道水(40℃)と界面活性剤である。
第2洗浄具52は、ナイロン平毛ブラシ(ブラシ太さの選択必要)である。なぜなら、版40の硬化していない部分を短時間で洗うことができる。版40は固定され、平毛ブラシを用い、水中で偏芯回転運動させる。平毛ブラシには、加圧する調整機構を設けることで、短時間に、版40が洗浄できる。
フィルタユニット55は、第2洗浄液32中のゴミや、洗浄で取り除かれたものを除去する。第2洗浄液32は、第2洗浄具52で版40を洗浄時、循環されている。
液貯め部78は、周囲が囲まれ、第2洗浄液32を貯め、搬送具13を第2洗浄液32中に浸す役割がある。
<洗浄方法>
(1)セット工程:図6
図6(b)に示すように、準備領域60で、搬送具13に版40をセットする。搬送具13は水平方向で、版40をセットしやすい。搬送具13をセットプレート79上に置いて、第1洗浄槽61の方へ進める。
(2)第1洗浄工程:図7
図7のように、搬送具13が、第1洗浄槽61を移動しながら、第1洗浄具51で、版40を洗浄する。
第1液堰き止め部81は下方へ降りており、第1洗浄液31が第二洗浄槽62へ流れないようにしている。第1洗浄液31は貯める必要はなく、版40の表面に存在すればよい。第1洗浄液31とともにレーザアブレーション層40bを洗浄する。
第1洗浄具51が下方へ降り、回転し、版40のレーザアブレーション層40bを洗浄する。第1洗浄具51は、第1洗浄液31に浸かっているので、第1洗浄液31を十分に使用できる。確実にレーザアブレーション層40bを除去できる。
洗浄後、第1洗浄具51、第1液堰き止め部81が上方へ上がる。レーザアブレーション層40bのカケラは、第1洗浄液31とともに、下部の排水部80へ流れる。結果、第2洗浄槽32に入らない。
(3)第2洗浄工程:図8
第1洗浄工程後、図8のように、搬送具13が、第2洗浄槽62の液貯め部78で停止する。
第2液堰き止め部82が下方へ降り、第2洗浄液供給部72から第2洗浄液32が供給される。第2洗浄液32は、版40上面より高く貯められる。
第2洗浄具52が下降し、版40の表面を洗浄する。第2洗浄具52は、版40を加圧しつつ水平面内で円を描くように移動(偏芯回転運動)しつつ、版40の表面を洗浄する。感光性樹脂層40aの未硬化部分を洗浄で除去できる。
なお、第2洗浄具52がどれくらい版40を加圧するかを調整できる機構があるのが好ましい。例えば、ボールネジ等で加圧量を調整できるのが好ましい。また、第2洗浄具52の水平方向の位置を調整できる機構があるのが好ましい。
(4)リンス工程:図9
第2洗浄工程の後、第2洗浄具52、第2液堰き止め部82が上昇する。第2洗浄液32が版40の表面からなくなる。第2洗浄液供給部72から、リンス液として第2洗浄液32がでる。
リンスの液は、水道水もしくは精製水である。リンス液は、液貯め部78へ流れる。リンス液は、コンタミのない液で版40の表面を洗浄する。搬送具13は、第1洗浄槽61へ移動する。移動中に、第1洗浄液供給部71から、リンス液である第1洗浄液31をかけられる。そして、準備領域60へ進む。拭き取り機構57で版40の表面の液滴を拭き取る。
このことで、第1洗浄具51、第1液堰き止め部81などからのしずくが、版40に落ちても洗浄される。
(5)取り出し工程
リンス工程の後、搬送具13は、準備領域60へ移動する。準備領域60で、搬送具13から版40を外す。搬送具13が、水平方向なので版40を取り出しやすい。
全体として、搬送具13の動きは、1直線状に進み、元へ戻り、必要最小限の動きである。長期安定性がでる。また、ゴミなどの発生も最小限にできる。
<効果>
(1)第1洗浄槽61と第2洗浄槽62とを分けているので、レーザアブレーション層40bのカスが版40に残りにくい。
(2)準備領域60、第1洗浄槽61、第2洗浄槽62が1直線状でコンパクトである。
(3)準備領域60で搬送具13が水平方向なので、版40をセットしやすい。
(4)リンス液により、版40の表面が洗浄され、レーザアブレーション層40bのカスが版40に残らない。
(5)搬送具13が水平状態で、準備領域60に戻るので、版40を扱いやすい。
(実施の形態3)
実施の形態3は、搬送具13への版40の取り付け、取り外しをする例である。実施の形態1,2プロセス(1)セット工程の部分、(5)取り出し工程、または、その付近で使用することができる。説明しない事項は、実施の形態1,2と同様である。
搬送具13への版40の取り付け、取り外しは、完成品の版40へ影響が大きい。搬送具13への版40の取り付け、取り外しで版40に皺、泡が発生すると、そのまま版40に残る。また、洗浄が十分でなく、完成品の版40のできばえに、影響がでる。つまり、この実施の形態の課題は、上記課題と同様に、露光後の洗浄において、洗浄が確実にできる洗浄機と洗浄方法とを提供するという課題である。
図11〜図13に、実施の形態3の取り付け装置90示す。取り付け装置90は、搬送具13と版40との張り合わせをする装置である。図11〜図12は、断面図、図13は、平面図である。なお、搬送具13,版40は、上記のものと同様である。
図14〜図18に、実施の形態3の剥がし装置91を示す。剥がし装置91は、搬送具13から版40を剥がす装置である。図14〜図16は、断面図、図17〜図18は、平面図である。なお、搬送具13、版40は、上記のものと同様である。
(1)取り付け
<構造>
取り付け装置90には、ステージ85、86と、ステージ85上にフリーロール88と、ステージ85、86の間の上方に押さえロール89とがある。
ステージ85、86は、表面が平面の台である。表面を搬送具13が移動できる。
フリーロール88は、金属ロールでアルミニウムやSUSなどである。フリーロール8188は、複数、平行して配列されており、その上を版40が移動する。
上方の押さえロール89は、表面が、例えば、シリコン系ゴム材で硬度30〜50である。下方の押さえロール89は、表面が、例えば、NBR系(ニトリルゴム)ゴム材で硬度30〜50である。上下に2個ある。その間を搬送具13と版40とが移動することで、版40が搬送具13の粘着層13aに皺なく、泡なく取り付けられる。押さえロール89は、さらに、上下2個の組があり、確実に版40が搬送具13に取り付ける。
<版40>
搬送具13、版40は、上記のものと同様である。ただし、版40と搬送具13との間に粘着層13aがある。
粘着層13aは、搬送具13上に均質に形成された粘着層である。毎回形成するものでなく、繰り返し利用できる。シリコーン系の粘着層である。
<プロセス>
図11で、ステージ85上に粘着層13aを有する搬送具13がある。その上方にフリーロール88があり、その上を版40が搬送具13とともに平行状でして送られる。搬送具13が押さえロール89で上下から加圧される時に、版40が、粘着層13a上へ供給される。搬送具13と版40とが、それぞれの端部から押さえロール89で上下から加圧され固定される。
図11から図12へ進むにしがたい、搬送具13と版40とが徐々に固定されていく。図13は、図11の時の上面図である。
搬送具13、粘着層13a、版40と、順に、一回り小さくなっている。
(2)取り外し工程
<構造>
取り外す装置91には、送りロール83と、剥がしロール84とがある。
送り口一ル83は、表面がNBR系ゴム材で硬度30〜50である。
剥がしロール84は、表面がNBR系ゴム材で硬度30〜50である。
図17に示すように、それぞれのロールには、大きな径の大径部87aと小さな径の小径部87bとがある。図17と図18を比較すればわかるが、大径部87aで、搬送具13を運び、搬送部13と版40とが分離したところで、その間に小径部87bがはいる。
剥がしロール84は、上下の1組で、2組ある。一方の組の大径部87aで搬送具13を曲げはじめ、他方の組の小径部87bで搬送具13と版40とを分離する。図16も示すように、一方の組と他方の組は、鉛直方向で高さが異なる。版40とはじめに接触する一方の組が高い位置にある。図17に示すように、搬送具13、粘着層13a、版40と、一回り小さくなっているので、大径部87aで搬送具13の半部を送り、小径部87bで、搬送具13と版40とを分離する。版40の幅は、大径部87aの内側の幅より小さく、版40は、大径部87aに触れない。ゴミなどが版40につかない。
<版40>
上記と同様である。
<プロセス>
図14で、送りロール83間に版40を保持した搬送具13がある。搬送具13は、送りロール83で加圧されながら、剥がしロール84へ進む。
その後、図15で、搬送具13の先端が、剥がしロール84にかかる。
その後、図16で、搬送具13の先端が曲げられる。この時、搬送具13と接着層13aとはいっしょに曲がる。しかし、版40は、それらと離れて上方へ進む。
版40は、剥がしロール84上へ、搬送具13と接着層13aは、剥がしロール84の下方へ進む。
結果、版40が搬送具13から剥がされる。
図17は、図15の平面図、図18は、図16の平面図である。
搬送具13は、金属プレート、樹脂プレートで厚みが厚い。接着層13aは、シリココーン系で、搬送具13、版40より薄い。版40は、複数の樹脂層である。
このため、搬送具13の先がまがった時、搬送具13と版40との端部は、反りの割合が異なり、分離する。粘着層13aは、薄く、かつ、最初から搬送具13に形成されたものなので、搬送具13との密着性高く、搬送具13側に留まり、版40が浮く。
<実施の形態1,2と実施の形態3との組み合わせ>
実施の形態1では、セット工程前に、実施の形態3の方法で、搬送具13に版40を取り付け、その後、ガイド41に搬送具13と取り付ける。取り外しの場合も同様に、ガイド41から搬送具13を外し、実施の形態3の方法で、搬送具13から版40を取り外す。
実施の形態2では、セット工程で、実施の形態3の方法で、搬送具13に版40を取り付け、進めることができる。また、取り外し工程で、実施の形態3の方法で、搬送具13から版40を取り外すことができる。
本願発明の洗浄機と洗浄方法は、フレキソ印刷版だけでなく、広く、露光後の現像で使用できる。
10 洗浄機
11 第1洗浄槽
12 第2洗浄槽
13 搬送具
20 洗浄機
21 第1洗浄具
22 第2洗浄具
31 第1洗浄液
32 第2洗浄液
40 版
40a 感光性樹脂層
40b レーザアブレーション層
41 ガイド
45 カバー
46 準備領域
50 吐出口
51 第1洗浄具
52 第2洗浄具
55 フィルタユニット
56a、56b 搬送機構
57 拭き取り機構
58 動力源
60 準備領域
61 第1洗浄槽
62 第2洗浄槽
71 第1洗浄供給部
72 第2洗浄供給部
78 液貯め部
79 セットプレート
80 排水部
81 第1液堰き止め部
82 第2液堰き止め部
88 フリーロール
89 押さえロール
83 送りロール
84 剥がしロール
85 ステージ
86 ステージ
87a 大径部
87b 小径部
90 取り付け装置
91 取り外し装置

Claims (16)

  1. フレキソ印刷版を保持する搬送具と、
    前記フレキソ印刷版を洗浄する第1洗浄槽と、
    前記フレキソ印刷版を洗浄する第2洗浄槽と、
    前記第1洗浄槽と前記第2洗浄槽とに、前記搬送具を移動させる搬送機構と、を有する洗浄機。
  2. 前記第1洗浄槽では、前記フレキソ印刷版の表面層を除去し、
    前記第2洗浄槽は、前記フレキソ印刷版の内部の層を洗浄する請求項1記載の洗浄機。
  3. 前記搬送機構は、ガイドである請求項1または2記載の洗浄機。
  4. 前記第1洗浄槽では、前記搬送具13が移動している時に、前記第1洗浄具が回転し、前記フレキソ印刷版の表面を洗浄する請求項1から3のいずれか1項に記載の洗浄機。
  5. 前記搬送機構は、ローラまたはベルトである請求項1または2記載の洗浄機。
  6. 前記第1洗浄槽では、前記搬送具の前記フレキソ印刷版の表面に第1洗浄液を貯め、前記第1洗浄具で、前記フレキソ印刷版を洗浄する請求項1、2、5のいずれか1項に記載の洗浄機。
  7. 前記第2洗浄槽では、前記搬送具の前記フレキソ印刷版の表面に第2洗浄液を貯め、前記第2洗浄具で、前記フレキソ印刷版を洗浄する請求項1、2,5,6のいずれか1項に記載の洗浄機。
  8. 前記第2洗浄槽では、第2洗浄具が第2洗浄液中で偏芯回転運動をして、止まっている前記フレキソ版を洗浄する請求項1〜7のいずれか1項に記載の洗浄機。
  9. 前記第2洗浄槽で、前記搬送具は、鉛直方向へ移動でき、前記搬送具からリンス液が、前記フレキソ印刷版へ供給され、前記フレキソ印刷版が洗浄される請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗浄機。
  10. さらに、前記搬送具と前記版とを張り付ける装置を含み、
    前記取り付け装置は、前記搬送具と前記版と平行に移動させつつ、それらの端部から両者を貼り合わせる請求項1〜9のいずれか1項に記載の洗浄機。
  11. さらに、前記搬送具と前記版とを取り外す装置を含み、
    前記取り外す装置は、前記搬送具の端部を曲げて、前記搬送具と前記版とを離す請求項1〜10のいずれか1項に記載の洗浄機。
  12. 搬送具にフレキソ印刷版をセットするセット工程と、
    前記搬送具を移動させ、第1洗浄槽で前記版の表面層を除去する第1洗浄工程と、
    前記搬送具を移動させ、第2洗浄槽で前記版の内部の層を洗浄する第2洗浄工程と、
    前記搬送具を移動させ、前記搬送具から前記フレキソ印刷版を取り除く取り出し工程と、を含む洗浄方法。
  13. 前記第2洗浄工程後、前記フレキソ印刷版をリンスするリンス工程をする請求項12記載の洗浄方法。
  14. 前記リンス工程では、前記搬送具を鉛直方向へ傾斜させ、前記リンスをする請求項13記載の洗浄方法。
  15. 前記セット工程では、前記搬送具と前記版とを平行に移動させ、それらの端部から張り合わせる請求項12〜14のいずれか1項に記載の洗浄方法。
  16. 前記取り出し工程では、前記搬送具の端部を曲げ、前記搬送具と前記版とを分離する請求項12〜15のいずれか1項に記載の洗浄方法。


JP2019126549A 2019-07-06 2019-07-06 洗浄機と洗浄方法 Pending JP2021012302A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019126549A JP2021012302A (ja) 2019-07-06 2019-07-06 洗浄機と洗浄方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019126549A JP2021012302A (ja) 2019-07-06 2019-07-06 洗浄機と洗浄方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021012302A true JP2021012302A (ja) 2021-02-04

Family

ID=74226681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019126549A Pending JP2021012302A (ja) 2019-07-06 2019-07-06 洗浄機と洗浄方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021012302A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101580738B1 (ko) 반전 오프셋 인쇄 장치 및 방법
JP2010021457A (ja) ブラシの洗浄方法
JP2021012302A (ja) 洗浄機と洗浄方法
US5425840A (en) Automated process for making flexible plates from a sheet introduced sensitive side facing upwards and device for implementing the process
US6540841B1 (en) Method and apparatus for removing contaminants from the perimeter of a semiconductor substrate
KR101419573B1 (ko) 옵셋 인쇄장치
KR20160019148A (ko) 접촉식 세정 장치
JP2007141922A (ja) 基板洗浄装置及びそれを用いた基板洗浄方法
JP2004161491A (ja) 印刷用又は加工用シート材の除塵装置
JPH081920A (ja) メタルマスクの洗浄方法及び洗浄装置
JP2002126659A (ja) 薄膜パターン形成方法とその装置
TWI362970B (en) Developing apparatus and method
JP2996270B2 (ja) 除塵装置
JPH11283951A (ja) 半導体ウエーハ等用洗浄装置
JP2004352454A (ja) 搬送装置、洗浄装置、薬液処理装置および回路基板の製造方法
JP2006247920A (ja) ブランケットの洗浄方法およびその洗浄装置
JP3523820B2 (ja) スクリーン裏ぶき方式及びスクリーン裏ぶき方法
JP2010166043A (ja) ウェハ端部処理装置
JP2005152817A (ja) 洗浄装置及び半導体装置の製造装置
JP2009154483A (ja) プリンター装置
JP2004074811A (ja) スクリーン裏ぶき方式及びスクリーン裏ぶき方法
JP3426866B2 (ja) 半導体装置の製造装置および製造方法
TW202337575A (zh) 晶圓框架清潔之系統及方法
JP2007001207A (ja) 薄膜形成装置
KR940006139B1 (ko) 세라믹 그린쉬트 제조용 이송필름의 세척장치