以下、本発明に係る表示装置、表示方法及び表示プログラムの実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る表示装置100の一例を示すブロック図である。図1に示す表示装置100は、例えば予め撮影された野球の試合についての映像データに基づいて、当該野球の試合映像を表示させる。図1に示すように、表示装置100は、入力部10と、表示部20と、通信部30と、記憶部40と、制御部50とを有している。入力部10、表示部20、通信部30、記憶部40及び制御部50は、例えばバスラインを介して接続されている。
入力部10は、制御部50に対する指示信号を出力する。入力部10としては、例えばタッチパネル等の入力装置が用いられる。なお、入力部10として、タッチパネルに加えて又はタッチパネルに代えて、ボタン、レバー、ダイヤル、スイッチ又は他の入力装置が用いられてもよい。入力部10は、所定の入力操作に応じた指示信号を出力する。表示部20は、文字及び画像を含む各種情報を表示する。表示部20は、液晶パネル等の表示パネルを有する。表示部20は、映像を含む情報を表示可能である。
図2は、本実施形態に係る表示装置100の一例を示す図である。図2に示すように、表示装置100は、例えば携帯端末型の筐体101を有している。入力部10及び表示部20は、筐体101の表面に設けられている。なお、通信部30、記憶部40及び制御部50は、筐体101の内部に設けられている。
図2に示すように、入力部10及び表示部20としては、表示部20である表示パネルに入力部10であるタッチパネルが重ねて配置されている。表示部20は、操作用画像を表示可能である。入力部10は、タッチパネルのうち操作用画像に重なる領域にタッチ操作が行われた場合、所定の指示信号を出力する。なお、入力部10及び表示部20の構成は、上記構成に限定するものではない。
図1に示すように、通信部30は、有線又は無線によって外部機器との間で情報の通信を行う。通信部30は、例えば外部の撮像装置との間で映像データ等の送受信を行う。なお、表示装置100は、撮像装置を備える構成であってもよい。
記憶部40は、例えばハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等のストレージを有している。なお、記憶部40として、リムーバブルディスク等の外部記憶媒体が用いられてもよい。記憶部40は、表示装置100のオペレーションシステムや、入力部10、表示部20及び通信部30の動作を制御するための各種プログラム及びデータ等を記憶する。
また、記憶部40は、スコアブックデータ記憶部41と、映像データ記憶部42と、同期データ記憶部43と、抽出データ記憶部44とを有している。
スコアブックデータ記憶部41は、野球の試合についてのスコアブックデータを記憶する。スコアブックデータは、野球のスコアブックに記載されるスコアのデータを含む。スコアブックに記録されるスコアについて、簡単に説明する。スコアとはスコア情報の集合である。スコア情報は、投手の投球を起点とした一連のイベントを構成する個々のイベントである。したがって、投手が1球投げるごとに複数のスコア情報が作成され、これにより1つのスコアが作成される。例えば、1塁に出塁している状態での打撃結果がライトフライアウトになって1塁走者もタッチアウトになった場合、打者がアウトというスコア情報と、ライトフライというスコア情報と、1塁走者がアウトというスコア情報が作成され、これらのスコア情報から1つのスコアが構成されることになる。
スコアには、上記に例示したスコア情報の他にも、打者のアクション、野手のアクション、カウントの確定、既に出塁している走者がいる場合はその走者の進塁状況、その他、打者や野手のその他の行動などのスコア情報が含まれ得る。具体的には、スコアには、ストライク、ボール、ファウル、打撃結果、打球の種類、捕球野手、進塁結果などのスコア情報が含まれ得る。打撃結果は、アウト、1塁打、2塁打、3塁打、本塁打などの情報である。打球の種類は、ゴロ、ライナー、フライ、バントなどの情報であり、さらに細かく分類してもよい。捕球野手は、実際に打球を捕球した野手または野手の守備位置を特定するための情報である。進塁結果は、たとえば「1塁から2塁」など、出塁していた走者の進塁に関する情報であり、その他に打者や野手のその他の行動などを含めることができる。
図3は、スコアブックデータ記憶部41に記憶されるスコアブックデータの一例を示す図である。図3に示す例では、2回表の全スコア情報と、2回裏の1つのスコア情報とが示されている。図3に示すように、スコアブックデータは、打者スコア情報71と、走者スコア情報72と、タグデータ73とを有している。打者スコア情報71は、投球レコード74と、打席レコード75と、イニング情報76と、表裏情報77と、打順情報78と、個人ID79と、投球結果情報80と、出塁情報81とを有している。
投球レコード74は、投手が投球を行う毎に1つ作成される。投球レコード74は、インデックスとして投球レコード番号が投球順に昇順で付与される。打席レコード75は、1つの打席が完了する毎、つまり、スコアが確定される毎に1つ作成される。1つの打席レコードには、1つ又は複数の投球レコードが含まれる。打席レコード75は、1つの打席について、インデックスとして打席レコード番号が昇順で付与される。
イニング情報76は、投球レコード74及び打席レコード75が作成されるイニング数を示す情報である。表裏情報77は、イニングにおける表及び裏を示す情報である。打順情報78は、1つのスコアに対応する打順を示す情報であり、例えば1から9までの整数で表される。個人ID79は、1つのスコアにおける打者を識別する情報である。個人ID79は、不図示のテーブル等によって該当する選手の氏名等の情報と関連づけられている。
投球結果情報80は、1つの投球レコードについての結果を示す情報である。1つの打席における最後の投球に対する投球結果情報は、当該1つの打席における打撃結果に相当する。出塁情報81は、1つの打席における打者の出塁状況を示す情報である。出塁情報81は、例えば0又は1の整数で表される。出塁情報81が0の場合、1つの打席において打者が出塁しなかったことを示す。出塁情報81が1の場合、1つの打席において打者が出塁したことを示す。
図3に示すように、例えば打席レコード番号がD005の打席レコードにおいて、打者(個人ID:005)のスコアには、4つの投球レコード(投球レコード番号:A005〜A008)が含まれている。このうち、1球目の投球レコードA005の投球結果情報は、ボールである。また、2球目の投球レコードA006の投球結果情報は、空振りである。また、3球目の投球レコードA007の投球結果情報は、ストライクである。そして、4球目の投球レコードA008の投球結果情報は、1塁打である。したがって、この4球目の投球レコードA008においては、出塁情報81が「1」となっている。
また、次の打席レコード(打席レコード番号:D006)において、打者(個人ID:006)のスコアには3つの投球レコード(投球レコード番号:A009〜A011)が含まれている。1球目の投球レコードA009の投球結果情報は、ボールである。また、2球目の投球レコードA010の投球結果情報は、ファウルである。また、3球目の投球レコードA011の投球結果情報は、1塁打である。したがって、この3球目の投球レコードA011においては、出塁情報81が「1」となっている。
また、打者スコア情報71は、上述したスコア情報における打者のアクション、野手のアクション、カウントの確定、その他、打者や野手のその他の行動などのスコア情報に該当する。その他の行動などのスコア情報とは、通常のスコアとは分けて記録した方がよいイレギュラーなイベント、つまり、打者妨害、守備妨害、振り逃げ、ボークなどを示す。
走者スコア情報72は、上記のスコア情報のうち、進塁結果に関するスコア情報である。走者スコア情報72は、1塁走者情報82と、2塁走者情報83と、3塁走者情報84とを有している。1塁走者情報82、2塁走者情報83及び3塁走者情報84は、投球レコード74毎に作成される。図3において、1塁走者情報82、2塁走者情報83及び3塁走者情報84は、各欄の上側に示すように、当該投球レコードにおいて進塁した場合に、どの塁まで進塁したかの情報を含む。「2塁」の表示は、2塁まで進塁したことを示す。「3塁」の表示は、3塁まで進塁したことを示す。「本塁」の表示は、本塁まで進塁したことを示す。「アウト」の表示は、走塁中にアウトになったことを示す。「l」の表示は、残塁になったことを示す。また、1塁走者情報82、2塁走者情報83及び3塁走者情報84は、各欄の下側に示すように、各塁の走者が誰であるかを特定するための個人IDを含む。
図3に示すように、例えば打席レコードD006の投球レコードA009では、1塁走者情報に選手005が記録されている。この1塁走者は、1つ前の打席(打席レコードD005)において1塁打を打って進塁した選手005である。また、打席レコードD006の投球レコードA011では、1塁走者情報に選手005の記録と共に「2塁」という記録がある。この記録は、投球レコードA011の投球において1塁走者であった選手005が2塁に進塁したことを示している。なお、当該投球レコードA011では、打者である選手006の投球結果情報が1塁打で出塁している。よって、投球レコードA011では、打者である選手006が1塁打を打って進塁し、1塁走者である選手005が走塁によって2塁に進塁したことが示されている。このように、1人の選手が打席において出塁した場合、打席終了後の投球レコードにおいて、当該選手の走者としての行動結果についても記録される。
タグデータ73は、投球レコード74毎に作成されるスコア情報を識別する情報である。タグデータ73は、投球レコード74が作成される毎に1つ作成される。タグデータ73は、開始タグ85及び終了タグ86を有している。開始タグ85及び終了タグ86は、投球レコード74が作成される毎に1つずつ作成される。開始タグ85は、投球開始を識別する。終了タグ86は、投球終了を識別する。このように、開始タグ85及び終了タグ86により、1つの投球レコードでは、投球開始と投球終了とが識別可能である。開始タグ85は、インデックスとしてタグ番号(TA0015、TA0016、…)が昇順で付与される。同様に、終了タグ86は、インデックスとしてタグ番号(TB0015、TB0016、…)が昇順で付与される。
映像データ記憶部42は、映像データを記憶する。映像データは、スコアブックデータ記憶部41に記憶されたスコアブックデータに対応する試合映像についてのデータを含む。試合映像は、投球を起点とした複数の場面で構成される。映像データは、時刻データに対応付けられている。時刻データは、例えば試合映像の撮影時の時刻であってもよいし、試合映像の撮影開始からの経過時間であってもよい。映像データ記憶部42は、複数の映像データを記憶することができる。
同期データ記憶部43は、同期情報を記憶する。図4は、同期データ記憶部43に記憶される同期情報の一例を示す図である。図4に示すように、同期情報は、映像データとスコアブックデータとを対応付けるための情報である。同期情報は、タグデータ87及び時刻データ88を有している。タグデータ87は、スコアブックデータ記憶部41に記憶されるタグデータ73に対応する情報である。タグデータ87は、タグ毎にインデックスとしてタグ番号(TA0015、TB0015、TA0016、TB0016…)が昇順で付与される。タグデータ73及びタグデータ87は、例えば同一のタグ番号が付与されたタグ同士が対応付けされている。また、時刻データ88は、映像データ記憶部42に記憶された映像データの時刻に対応する情報である。同期情報であるタグデータ87及び時刻データ88により、スコアブックデータにおける1つの投球のスコア情報と、映像データにおける試合映像の時刻とが対応付けられることになる。例えば、試合映像のうち1つの場面の初めの時刻は、タグデータ73のうち開始タグ85に対応する時刻である。また、試合映像のうち1つの場面の終わりの時刻は、タグデータ73のうち終了タグ86に対応する時刻である。
また、記憶部40は、表示装置100に表示を行わせる表示プログラムであって、スコアブックデータに含まれる特定選手のスコア情報が選択された場合に、選択されたスコア情報に関連する特定選手の打席における打席映像と、当該打席において走者として出塁した場合には選択されたスコア情報に関連する特定選手の走塁映像とを含む表示対象映像を試合映像から抽出する処理と、表示対象映像を表示部20に表示させる処理とを表示装置100に実行させるプログラムを記憶する。
図1に示す制御部50は、入力部10、表示部20及び通信部30の各部の制御を行う。また、制御部50は、入力部10による指示信号に応じた演算、処理等を行う。制御部50は、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置や、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の記憶装置を有している。制御部50は、スコアブックデータ処理部51と、映像データ処理部52と、同期信号抽出部53とを有している。
スコアブックデータ処理部51は、データ読み出し部54と、GUI画像生成部55と、打席開始レコード特定部56と、行動終了レコード特定部57と、表示対象レコード設定部58とを有している。映像データ処理部52は、データ読み出し部59と、表示対象映像抽出部60と、映像記憶処理部61とを有している。
図5は、制御部50の一例を示すブロック図である。図5では、制御部50の各部における信号の流れを併せて示している。図5に示すように、データ読み出し部54は、スコアブックデータ読出信号が入力される。スコアブックデータ読出信号は、例えば入力部10から出力される信号である。スコアブックデータ読出信号は、上記の表示対象映像を表示部20に表示させる処理を実行するための操作が入力部10で行われた場合、入力部10から出力される。なお、スコアブックデータ読出信号は、入力部10から入力される場合に限定するものではない。例えば表示対象映像を表示部20に表示させる表示プログラムが起動された場合に、CPU等が表示プログラムに従ってデータ読み出し部54にスコアブック読出信号を入力してもよい。
データ読み出し部54は、スコアブックデータ読出信号が入力された場合、スコアブックデータ記憶部41に記憶されるスコアブックデータを読み出し、スコアブック信号として、GUI画像生成部55、打席開始レコード特定部56、行動終了レコード特定部57及び表示対象レコード設定部58に出力する。なお、データ読み出し部54は、制御部50のRAM等にスコアブックデータを記憶させてもよい。この場合、GUI画像生成部55、打席開始レコード特定部56、行動終了レコード特定部57及び表示対象レコード設定部58は、RAMからスコアブックデータを読み出すことにより、スコアブック信号が入力される。
GUI画像生成部55は、スコアブック信号が入力される。GUI画像生成部55は、スコアブック信号が入力された場合、スコアブックデータに基づいて電子スコアブックを生成する。電子スコアブックは、スコアブックデータに含まれるスコア情報をスコアブック形式で表示部20に表示させるための画像データである。GUI画像生成部55は、電子スコアブックを生成した場合、当該電子スコアブックをスコアブック表示信号として表示部20に出力する。
打席開始レコード特定部56は、スコアブック信号及びスコア選択信号が入力される。スコア選択信号は、入力部10から出力される信号である。スコア選択信号は、表示部20に電子スコアブックが表示されている状態において、タッチパネルのうち表示部20に表示されたスコア情報に重なる位置にタッチ操作が行われた場合に出力される。スコア選択信号は、タッチパネルのうちタッチ操作が行われた位置に重なる部分に表示されていたスコア情報が選択されたことを制御部50に指示する信号である。打席開始レコード特定部56は、スコア選択信号が入力された場合、スコアブックデータに基づいて、選択されたスコア情報に対応する打席のうち最初の投球レコードを打席開始レコードとして特定する。打席開始レコード特定部56は、特定した打席開始レコードを、打席開始レコード特定信号として行動終了レコード特定部57及び表示対象レコード設定部58に出力する。
行動終了レコード特定部57は、スコアブック信号及び打席開始レコード特定信号が入力される。行動終了レコード特定部57は、打席開始レコード特定信号が入力された場合、スコアブックデータに基づいて、打席開始レコードから始まる特定選手の行動が終了したときの投球レコードを、行動終了レコードとして特定する。ここで、打席開始レコードから始まる特定選手の行動とは、打席における打者としての行動を含み、当該打席において出塁した場合には走者としての行動を含む。したがって、特定選手が打席において出塁しなかった場合、行動終了レコードは、打席が終了した時の投球レコードである。特定選手が打席において出塁した場合、行動終了レコードは、走塁が終了した時の投球レコードである。走塁は、本塁に進塁した場合、走塁中にアウトになった場合、及び残塁となった場合のいずれかの場合に終了する。したがって、行動終了レコードは、上記3つのいずれかの場合における投球レコードとなる。行動終了レコード特定部57は、特定した行動終了レコードを、行動終了レコード特定信号として表示対象レコード設定部58に出力する。
表示対象レコード設定部58は、スコアブック信号、打席開始レコード特定信号、行動終了レコード特定信号及び注目レコード選択信号が入力される。表示対象レコード設定部58は、打席開始レコード特定信号及び行動終了レコード特定信号が入力された場合、スコアブックデータに基づいて、打席開始レコードの開始から行動終了レコードの終了までを表示対象レコードとして設定する。
また、表示対象レコード設定部58は、注目レコード選択信号が入力された場合、スコアブックデータに基づいて、注目レコードを特定し、特定した注目レコードを表示対象レコードとして設定する。注目レコードは、打席開始レコードから行動終了レコードまでの投球レコードのうち、当該打席における全投球レコードを含み、特定選手が当該打席において出塁した場合には走者としてのスコア情報が変化するときの投球レコードを含む。注目レコード選択信号は、例えば入力部10から出力される信号である。注目レコード選択信号は、注目レコードを表示させる旨の操作が入力部10で行われた場合、入力部10から出力される。また、注目レコードを表示させない旨の操作が入力部10で行われた場合には、入力部10から注目レコードを選択しない旨の指示信号が出力される。この場合、例えば打席開始レコード及び行動終了レコードが特定された後、表示対象レコード設定部58は、注目レコードを表示するか否かを入力部10から入力させるための操作用画面を表示部20に表示させてもよい。なお、注目レコード選択信号は、入力部10から入力される場合に限定するものではない。例えば予め注目レコードを選択するように設定されている場合等に、CPU等が表示プログラムに従って表示対象レコード設定部58に注目レコード選択信号を入力してもよい。表示対象レコード設定部58は、表示対象レコードを設定した場合、設定信号として同期信号抽出部53に出力する。
同期信号抽出部53は、設定信号が入力される。同期信号抽出部53は、設定信号が入力された場合、同期データ記憶部43に記憶される同期データを読み出す。同期信号抽出部53は、読み出した同期データのタグデータ87と、設定された表示対象レコードのタグデータ73とを比較する。同期信号抽出部53は、表示対象レコードに含まれる最初の投球レコードの開始タグ85に対応する時刻を開始時刻として抽出する。また、同期信号抽出部53は、表示対象レコードに含まれる最後の投球レコードの終了タグ86に対応する時刻を終了時刻として抽出する。注目レコードが複数設定される場合等、表示対象レコードが複数である場合、同期信号抽出部53は、表示対象レコード毎に開始時刻及び終了時刻を抽出する。同期信号抽出部53は、開始時刻及び終了時刻を抽出した場合、同期信号として映像データ処理部52の表示対象映像抽出部60に出力する。
データ読み出し部59は、入力部10から出力される映像データ読出信号が入力される。映像データ読出信号は、例えば入力部10から出力される信号である。映像データ読出信号は、上記の表示対象映像を表示部20に表示させる処理を実行するための操作が入力部10で行われた場合、入力部10から出力される。なお、映像データ読出信号は、入力部10から入力される場合に限定するものではない。例えば表示対象映像を表示部20に表示させる表示プログラムが起動された場合に、CPU等が表示プログラムに従ってデータ読み出し部59に映像データ読出信号を入力してもよい。データ読み出し部59は、映像データ読出信号が入力された場合、映像データ記憶部42に記憶される映像データを読み出し、映像信号として表示対象映像抽出部60に出力する。
表示対象映像抽出部60は、映像信号及び同期信号が入力される。表示対象映像抽出部60は、同期信号が入力された場合、開始時刻及び終了時刻と、映像データに対応付けられた時刻とを比較し、試合映像のうち開始時刻から終了時刻までの場面を表示対象映像として抽出する。この場合、表示対象映像抽出部60は、例えば打席における最初の場面の初めから、特定選手が出塁しない場合には打席における最後の場面の終わりまでを打席映像として抽出する。また、表示対象映像抽出部60は、例えば特定選手が出塁した場合には特定選手の出塁後の場面から、特定選手の走塁が終了する場面の終わりまでを走塁映像として抽出する。表示対象映像抽出部60は、打席映像及び走塁映像を抽出することにより表示対象映像を抽出する。表示対象映像抽出部60は、表示対象映像を抽出した場合、対象映像表示信号として表示部20に出力する。なお、表示対象映像抽出部60は、入力部10の入力に基づき、又は予め設定された制御内容に基づき、対象映像表示信号を映像記憶処理部61にも出力してもよい。
映像記憶処理部61は、対象映像信号が入力される。映像記憶処理部61は、対象映像表示信号が入力された場合、表示対象映像を抽出データ記憶部44に記憶させる。
次に、図6から図12を参照して、表示対象映像を表示部20に表示させる表示装置100の動作を説明する。図6から図9は、本実施形態に係る表示装置100の動作の一例を示すフローチャートである。また、図10から図12は、表示装置100の表示部20の表示内容を示す図である。
図6は、表示対象映像を表示部20に表示させる動作の流れを示すフローチャートである。図6に示すように、まずデータ読み出し部54は、入力部10又はCPU等からのスコアブックデータ読出信号が入力された場合、スコアブックデータ記憶部41に記憶されるスコアブックデータを読み出し、GUI画像生成部55、打席開始レコード特定部56、行動終了レコード特定部57及び表示対象レコード設定部58にスコアブック信号を出力する(ステップS10)。また、データ読み出し部59は、入力部10又はCPU等からの映像データ読出信号が入力された場合、映像データ記憶部42に記憶される映像データを読み出し、表示対象映像抽出部60に映像信号を出力する(ステップS10)。
GUI画像生成部55は、スコアブック信号が入力された場合、電子スコアブックを生成し、スコアブック表示信号を表示部20に出力する(ステップS20)。ステップS20により、例えば図10に示すように、表示部20には電子スコアブック21が表示される。
図10に示す例では、表示部20には、電子スコアブック21のうちスコアカード22と、打席情報23とが表示されている。スコアカード22には、打席情報23に対応する1つの打席についてのスコアが示されている。図10において、矩形状の枠部22aで囲まれたスコアカード22は、図3に示す選手005の打席レコードD005におけるスコア情報と、打席後の走塁のスコア情報とを示すものである。図10では、電子スコアブック21の一部が表示部20に表示された状態であるが、入力部10において所定の操作を行うことにより、電子スコアブック21の表示内容をスクロールさせることが可能である。なお、枠部22aは表示させなくてもよい。
表示部20に電子スコアブック21が表示された後、打席開始レコード特定部56は、使用者によるスコア情報の選択によって打席開始レコードを特定する(図6、ステップS30)。図7は、ステップS30における打席開始レコード特定部56の処理の手順を示すフローチャートである。図7に示すように、ステップS30において、打席開始レコード特定部56は、スコア情報が選択されたか否かの判断を行う(ステップS31)。ステップS31において、打席開始レコード特定部56は、入力部10からスコア選択信号が入力された場合、スコア情報が選択された旨の判断を行う。また、打席開始レコード特定部56は、入力部10からスコア選択信号が入力されない場合、スコア情報が選択されていない旨の判断を行う。例えば、ステップS31では、図10に示すように表示部20に電子スコアブック21が表示された状態で、スコアカード22の表示部分に重なる位置にタッチ操作が行われた場合、入力部10は、当該スコアカード22が選択された旨のスコア選択信号を出力する。なお、図10に示す状態において、打席情報23の表示部分に重なる位置にタッチ操作が行われた場合、当該打席情報23に対応するスコアカード22が選択された場合と同一のスコア選択信号を出力してもよい。図10に示す例では、1つの打席情報23に1つのスコアカード22が対応して表示される。このため、例えば1つの攻撃イニングで、打者一巡等により、同一の選手に複数の打席が存在することになる場合には、各打席の打席情報23が個別に表示され、当該打席情報23の1つについて、対応するスコアカード22が1つ表示される。よって、使用者は、同一選手の複数のスコアカード22又は打席情報23を混同せずに選択可能となる。
ステップS31においてスコア選択信号が入力されない場合(ステップS31のNo)、打席開始レコード特定部56は、スコア選択信号が入力されるまでステップS31の判断を行う。ステップS31においてスコア選択信号が入力された場合(ステップS31のYes)、打席開始レコード特定部56は、スコアブックデータに基づいて、選択されたスコア情報に対応する打席を特定する(ステップS32)。その後、打席開始レコード特定部56は、特定した打席のうち最初の投球レコードを打席開始レコードとして特定し(ステップS33)、行動終了レコード特定部57及び表示対象レコード設定部58に打席開始レコード特定信号を出力する。
例えば、ステップS31で図10の枠部22aで囲まれたスコアカード22が選択された場合、打席開始レコード特定部56は、ステップS32において、図3に示す選手005の打席レコードD005を、特定選手の打席レコードとして特定する。この場合、打席開始レコード特定部56は、ステップS33において、打席レコードD005における最初の投球レコードA005を打席開始レコードとして特定する。
打席開始レコードが特定された後、行動終了レコード特定部57は、特定選手の打撃の結果又は走塁の結果である投球レコードを行動終了レコードとして特定する(図6、ステップS40)。図8は、ステップS40における打席開始レコード特定部56の処理の手順を示すフローチャートである。ステップS40では、図8に示すように、行動終了レコード特定部57は、スコアブックデータに基づいて、打席開始レコードが特定された打席において特定選手が出塁したか否かを判定する(ステップS41)。ステップS41では、打席開始レコードを含む打席レコードの最後の投球レコードについて、出塁情報81が
「0」であるか「1」であるかを検出する。出塁情報81が「1」である場合、行動終了レコード特定部57は、特定選手が当該打席において出塁したと判定する。出塁情報81が「0」である場合、行動終了レコード特定部57は、特定選手が当該打席において出塁していないと判定する。
例えば、ステップS32で打席レコードD005が特定された場合、行動終了レコード特定部57は、ステップS41において、特定された打席レコードD005の最後の投球レコードA008について出塁情報81が「1」であることを検出する。この場合、行動終了レコード特定部は、特定選手である選手005が当該打席において出塁したと判定する。
行動終了レコード特定部57は、特定選手が当該打席において出塁したと判定した場合(ステップS41のYes)、出塁情報81を検出した投球レコードの次の投球レコードを特定する(ステップS42)。
行動終了レコード特定部57は、特定した投球レコードにおいて特定選手が本塁に到達したか否かの判定を行う(ステップS43)。ステップS43において、行動終了レコード特定部57は、スコアブックデータに基づいて、走者スコア情報72の1塁走者情報82、2塁走者情報83及び3塁走者情報84のうち、出塁した当該特定選手について「本塁」の記録があるか無いかを確認する。当該特定選手について「本塁」の記録がある場合、行動終了レコード特定部57は、特定した投球レコードにおいて、当該特定選手が本塁に到達したと判定する。また、当該特定選手について「本塁」の記録がない場合、行動終了レコード特定部57は、特定した投球レコードにおいて、当該特定選手が本塁に到達しなかったと判定する。
行動終了レコード特定部57は、特定選手が本塁に到達しなかったと判定した場合(ステップS43のNo)、ステップS42で特定した投球レコードと同一の投球レコードにおいて、当該特定選手がアウトになったか否かの判定を行う(ステップS44)。ステップS44において、行動終了レコード特定部57は、スコアブックデータに基づいて、走者スコア情報72の1塁走者情報82、2塁走者情報83及び3塁走者情報84のうち、出塁した当該特定選手について「アウト」の記録があるか無いかを確認する。当該特定選手について「アウト」の記録がある場合、行動終了レコード特定部57は、特定した投球レコードにおいて、当該特定選手がアウトになったと判定する。また、当該特定選手について「アウト」の記録がない場合、行動終了レコード特定部57は、特定した投球レコードにおいて、当該特定選手がアウトにならなかったと判定する。
行動終了レコード特定部57は、特定選手がアウトにならなかったと判定した場合(ステップS44のNo)、ステップS42で特定した投球レコードと同一の投球レコードにおいて、当該特定選手が残塁になったか否かの判定を行う(ステップS45)。ステップS45において、行動終了レコード特定部57は、スコアブックデータに基づいて、走者スコア情報72の1塁走者情報82、2塁走者情報83及び3塁走者情報84のうち、出塁した当該特定選手について「l」の記録があるか無いかを確認する。当該特定選手について「l」の記録がある場合、行動終了レコード特定部57は、特定した投球レコードにおいて、当該特定選手が残塁になったと判定する。また、当該特定選手について「l」の記録がない場合、行動終了レコード特定部57は、特定した投球レコードにおいて、当該特定選手が残塁にならなかったと判定する。
行動終了レコード特定部57は、特定選手が残塁にならなかったと判定した場合(ステップS45のNo)、ステップS42以降の処理を繰り返し行う。この場合、ステップS42において、行動終了レコード特定部57は、本塁到達の有無、アウトの有無、残塁の有無を判定した上記投球レコードの次の投球レコードを特定する。そして、行動終了レコード特定部57は、次の投球レコードについて、ステップS43からステップS45までの判定を繰り返し行う。
判定の結果、行動終了レコード特定部57は、特定選手が本塁に到達したと判定した場合(ステップS43のYes)、特定選手がアウトになったと判定した場合(ステップS44のYes)、又は特定選手が残塁になったと判定した場合(ステップS45のYes)、当該投球レコードを行動終了レコードとして特定する(ステップS46)。
また、行動終了レコード特定部57は、ステップS41において、特定選手が当該打席において出塁しなかったと判定した場合(ステップS41のNo)、打席における最後の投球レコードを行動終了レコードとして特定する(ステップS47)。行動終了レコード特定部57は、行動終了レコードを特定した場合、行動終了レコード特定信号を表示対象レコード設定部58に出力する。
例えば、ステップS41で投球レコードA008の出塁情報が「1」であると検出した場合、行動終了レコード特定部57は、ステップS42において、次の投球である投球レコードA009を特定する。その後、行動終了レコード特定部57は、ステップS43において、投球レコードA009の1塁走者情報82、2塁走者情報83及び3塁走者情報84に「本塁」の記録があるか無いかを確認する。行動終了レコード特定部57は、「本塁」の記録が無いため、本塁には到達しなかったと判断する(ステップS43のNo)。次に、行動終了レコード特定部57は、ステップS44において、投球レコードA009
の1塁走者情報82、2塁走者情報83及び3塁走者情報84に「アウト」の記録の有無を確認する。行動終了レコード特定部57は、「アウト」の記録が無いため、アウトにならなかったと判断する(ステップS44のNo)。また、行動終了レコード特定部57は、ステップS45において、投球レコードA009の1塁走者情報82、2塁走者情報83及び3塁走者情報84に「l」の記録の有無を確認する。行動終了レコード特定部57は、「l」の記録が無いため、残塁にならなかったと判断する(ステップS45のNo)。
その後、行動終了レコード特定部57は、次の投球レコードA010以降について同様に判定を行う。この結果、投球レコードA018の3塁走者情報84に「本塁」の記録があることを確認する(ステップS43のYes)。この場合、行動終了レコード特定部57は、ステップS46において、投球レコードA018を行動終了レコードとして特定する。
行動終了レコードが特定された後、表示対象レコード設定部58は、表示対象レコードを設定する(図6、ステップS50)。図9は、ステップS50における表示対象レコード設定部58の処理の手順を示すフローチャートである。ステップS50では、図9に示すように、表示対象レコード設定部58は、注目レコードを選択表示するか否かの判定を行う(ステップS51)。ステップS51において、表示対象レコード設定部58は、注目レコード選択信号が入力された場合、注目レコードを選択表示すると判定する。また、表示対象レコード設定部58は、注目レコード選択信号が入力されない場合、又は、注目レコードを表示させない旨の操作信号が入力された場合、注目レコードを選択表示しないと判定する。表示対象レコード設定部58は、例えば注目レコードを表示するか否かを入力部10から入力させるための操作用画面を表示部20に表示させてもよい。
ステップS51において、注目レコードを選択表示すると判定した場合(ステップS51のYes)、表示対象レコード設定部58は、スコアブックデータに基づいて、注目レコードを特定する(ステップS52)。ステップS52において、表示対象レコード設定部58は、打席開始レコードから行動終了レコードまでの投球レコードのうち、打席レコードに含まれる各投球レコードを注目レコードに特定する。また、表示対象レコード設定部58は、特定選手が打席において出塁した場合には走者としてのスコア情報が変化するときの投球レコードを注目レコードに特定する。注目レコードを特定した後、表示対象レコード設定部58は、特定した注目レコードを表示対象レコードとして設定する(ステップS53)。ステップS53において、表示対象レコード設定部58は、複数の注目レコードを表示対象レコードとして設定する場合、各注目レコードを個別に表示対象レコードとして設定する。
また、表示対象レコード設定部58は、ステップS51において、注目レコードを選択表示しないと判定した場合(ステップS51のNo)、打席開始レコードから行動終了レコードまでの全投球レコードを表示対象レコードとして設定する(ステップS54)。ステップS54において、表示対象レコード設定部58は、全投球レコードをまとめて1つの表示対象レコードとして設定する。表示対象レコード設定部58は、設定した表示対象レコードを同期信号抽出部53に出力する。
例えば、打席開始レコードが投球レコードA005、行動終了レコードが投球レコードA018として設定された場合に注目レコードを特定する動作を説明する。この場合、表示対象レコード設定部58は、ステップS52において、打席レコードD005に含まれる投球レコードA005〜A008のそれぞれを注目レコードとして特定する。また、特定選手005が出塁しているため、表示対象レコード設定部58は、走者としてのスコア情報が変化するときの投球レコードを検出する。この場合、表示対象レコード設定部58は、打席終了時の投球レコードA008の次の投球レコードである投球レコードA009から行動終了レコードである投球レコードA018までの各投球レコードについて、1塁走者情報82、2塁走者情報83及び3塁走者情報84に「2塁」「3塁」「本塁」「アウト」の記録があるか無いかを確認する。そして、「2塁」「3塁」「本塁」「アウト」いずれかの記録がある場合、当該投球レコードを注目レコードとして特定する。特定選手005の例では、1塁走者情報82に「2塁」の記録がある投球レコードA011と、2塁走者情報83に「3塁」の記録がある投球レコードA012と、3塁走者情報84に「本塁」の記録がある投球レコードA018とを注目レコードとして特定する。そして、表示対象レコード設定部58は、特定した注目レコードのそれぞれを表示対象レコードR2として設定する。なお、表示対象レコード設定部58は、注目レコードを設定しない場合、ステップS54において、打席開始レコードである投球レコードA005から行動終了レコードである投球レコードA018までの全投球レコードを表示対象レコードR1として設定する。
表示対象レコードが設定された後、同期信号抽出部53は、図6に示すように、同期信号を抽出する(ステップS60)。ステップS60において、同期信号抽出部53は、表示対象レコードに基づいて開始時刻及び終了時刻を抽出する。同期信号抽出部53は、表示対象レコードが複数である場合、表示対象レコード毎に開始時刻及び終了時刻を抽出する。同期信号抽出部53は、開始時刻及び終了時刻を抽出した場合、同期信号として映像データ処理部52の表示対象映像抽出部60に出力する。
同期信号が抽出された後、表示対象映像抽出部60は、表示対象映像を抽出する(ステップS70)。ステップS70において、表示対象映像抽出部60は、映像データに基づき、試合映像のうち開始時刻から終了時刻までの場面を表示対象映像として抽出する。表示対象映像抽出部60は、表示対象映像を抽出した場合、対象映像表示信号として表示部20に出力する。また、表示対象映像抽出部60は、ステップS70において、対象映像表示信号を映像記憶処理部61に出力してもよい。
対象映像表示信号が出力された場合、表示部20は、入力される対象映像表示信号に基づいて表示対象映像を表示させる(ステップS80)。これにより、表示部20には、選択されたスコア情報に対応する打席における特定選手の打者としての打席映像と、当該打席において特定選手が出塁した場合、特定選手の走者としての走塁映像とが表示対象映像として表示される。
例えば、図10の電子スコアブック21から打者Eのスコアカード22が選択された場合には、図11に示すように、打者Eである特定選手(個人ID005)の打席(打席レコード番号D005)についての打席映像24aが表示対象映像24として表示される。また、この場合、当該特定選手005は打席において出塁しているため、図12に示すように、出塁後の走者としての走塁映像24bが表示対象映像24として表示される。
なお、図11及び図12に示すように、GUI画像生成部55は、電子スコアブック21の縮小画像25を表示部20の一部(図11及び図12では表示部20の左下)に表示させるようにしてもよい。また、使用者により、入力部10のうち当該縮小画像25に重なる部分にタッチ操作が行われた場合、表示部20の表示を電子スコアブック21の画像に切り替えるようにしてもよい。
また、ステップS51において、表示対象レコード設定部58が注目レコードを選択表示すると判定した場合、表示部20には、各投球レコードの開始タグ85に対応する時刻から終了タグ86に対応する時刻までの場面が表示される。このため、連続する投球レコードの映像であっても、1つの投球レコードの終了時から次の投球レコードの開始時までの映像を飛ばして視聴することができる。このため、1人の特定選手の映像を効率的に視聴することができる。
また、ステップS70において表示対象映像抽出部60が映像記憶処理部61に対象映像表示信号を出力した場合、映像記憶処理部61は、対象映像表示信号が入力される。映像記憶処理部61は、当該対象映像表示信号が入力された場合、表示対象映像を抽出データ記憶部44に記憶させる。この場合、抽出データ記憶部44には、表示対象映像24の映像データが記憶される。これにより、試合映像の中から注目する特定選手の映像を抽出して記憶部40に記憶させることができる。
以上のように、本実施形態に係る表示装置100は、電子スコアブック21を表示部20に表示させ、スコア選択信号が入力部10から出力された場合に、選択されたスコア情報に対応する打席における特定選手の打者としての打席映像24aと、当該打席において出塁した場合には特定選手の走者としての走塁映像24bとを含む表示対象映像24を試合映像から抽出し、表示対象映像24を表示部20に表示させる。このため、表示装置100は、野球の試合映像を表示させる際、特定選手についての打席開始から走塁終了までの行動に着目した表示が可能となる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。