JP2021010538A - 洗濯機 - Google Patents

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光平 谷本
Kohei Tanimoto
光平 谷本
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Abstract

【課題】ガラスを確実に保持することができ、かつデザイン性にも優れた蓋を有する洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯機1において、上蓋20は洗濯機本体10に対してヒンジにて取り付けられている。上蓋20は、ガラス板21と、ガラス板21の外周を囲む枠体部22とを有している。枠体部22は、ガラス板21の下面を支持する支持枠部材(第1部品221および第2部品222の組立品)と、ガラス板21のヒンジに向いている部分を支持枠部材と共に挟み込んでいる第3部品223とを有している。ガラス板21の第3部品223で覆われていない部分の端部は露出している。【選択図】図5

Description

本発明は、ガラスを用いた上蓋を有する洗濯機に関する。
近年、ガラスを用いた上蓋を採用する洗濯機が増えている。このような上蓋では、ガラスが脱落しないように、ガラスの外周部分を保持するための構成を蓋側に追加している(例えば、特許文献1)。
特開2016−107120号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、保持部分がガラスの上面を覆うことで、デザイン性が損なわれることがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、デザイン性が向上した蓋を有する洗濯機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、洗濯機本体に対してヒンジにて取り付けられた上蓋を有する洗濯機であって、前記上蓋は、ガラス板と、当該ガラス板の外周を囲む枠体部とを有しており、前記枠体部は、前記ガラス板の下面を支持する支持枠部材と、前記ガラス板の前記ヒンジに向いている部分を前記支持枠部材と共に挟み込んでいる保持部材とを有しており、前記ガラス板の前記保持部材で覆われていない部分の端部が露出していることを特徴としている。
本発明によれば、デザイン性が優れた蓋を有する洗濯機を提供することができるといった効果を奏する。
実施の形態1に係る洗濯機の外観を示す斜視図である。 上蓋の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は裏面図、(c)は(b)のA−A断面図、(d)は(b)のB−B断面図である。 洗濯機本体と上蓋との取付構造を示す分解斜視図である。 洗濯機の上部付近における洗濯機本体および上蓋の側面図である。 上蓋の構成部品を斜め上から見た分解斜視図である。 上蓋の構成部品を斜め下から見た分解斜視図である。 実施の形態2に係る上蓋の排水機構を示す図であり、(a)は第2部品の上面図、(b)は上蓋の前端部における拡大断面図である。 上蓋の後端付近において、ガラス板の主面と平行な断面を示す拡大断面図である。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態1に係る洗濯機1の外観を示す斜視図である。
洗濯機1は、洗濯機本体10と上蓋20とを備える縦型洗濯機である。洗濯機本体10は、洗濯物投入口11を有しており、上蓋20は洗濯物投入口11を開閉自在に覆うように洗濯機本体10に対してヒンジ結合されている。本実施の形態1に係る洗濯機1は、上蓋20の構造に特徴を有するものであり、洗濯機本体10の構造は公知のものとすることができる。そのため、以下の説明では、上蓋20のみについて説明を行う。
先ずは、図2を参照し、上蓋20の基本構成について説明する。図2において、(a)は上蓋20の平面図、(b)は裏面図、(c)は(b)のA−A断面図、(d)は(b)のB−B断面図である。図3は、上蓋20の構成部品を斜め上から見た分解斜視図である。
上蓋20は、略円形形状の平板状の蓋体とされており、1枚のガラス板21に樹脂製の枠体部22を取り付けて構成されている。これにより、洗濯機1では、上蓋20を閉じた状態でもガラス板21を通して洗濯機本体10の内部(すなわち洗濯槽内部)を視認できるようになっている。
枠体部22には、上蓋20の裏面側の後端付近において、蓋体側軸受部23、第1ストッパー部24および第2ストッパー部25が形成されている。
蓋体側軸受部23は、後述する軸部材30(図3参照)の軸受となることで、上蓋20を洗濯機本体10にヒンジ結合させるものである。蓋体側軸受部23は、ヒンジ軸部の軸方向に沿って、上蓋20の左右両端付近にそれぞれ1箇所ずつ、計2箇所に設けられている。
また、蓋体側軸受部23は、上蓋20の裏面よりも内側に形成された軸穴となっている。このため、軸部材30は、上蓋20の裏面に設けられた開口23A(図3参照)から挿入され、蓋体側軸受部23に差し込まれるようになっている。そして、開口23Aは、軸部材30を取り外しするとき以外は、上蓋20に対して着脱可能なカバー部材26によって覆われるようになっている。
第1ストッパー部24は、上蓋20の中央後端部がそのままストッパーとして用いられるものである。第2ストッパー部25は、裏面からさらに下方に突出するように形成されたアーム状のストッパーである。第2ストッパー部25は、蓋体側軸受部23に近接して設けられるストッパーであり、蓋体側軸受部23と同様に、ヒンジ軸部の軸方向に沿って、上蓋20の左右両端付近にそれぞれ1箇所ずつ、計2箇所に設けられている。
次に、洗濯機本体10に対する上蓋20の取付構造を、図3を参照して説明する。図3は、洗濯機本体10と上蓋20との取付構造を示す分解斜視図である。
洗濯機本体10は、洗濯物投入口11よりも後方側において、本体側軸受部12と凹部13とを有している。本体側軸受部12は、上蓋20の蓋体側軸受部23と同軸に配置され、本体側軸受部12と蓋体側軸受部23とに同一の軸部材30が嵌入されることによって、上蓋20が洗濯機本体10にヒンジ結合されるようになっている。
凹部13は、洗濯機本体10の上面から下側に向かって凹むように形成されており、この凹部13によって上蓋20の開閉時に、上蓋20の一部(具体的には、ヒンジ軸部よりも後方となる部分)の回動スペースが確保されるようになっている。
洗濯機本体10に上蓋20を取り付けるときは、先ず、上蓋20の後端部を凹部13に差し入れるようにして、蓋体側軸受部23と本体側軸受部12とを同軸に配置させる。次に、軸部材30を開口23Aから挿入して外側にスライド移動させることにより、蓋体側軸受部23および本体側軸受部12に軸部材30を挿入する。最後に、開口23Aにカバー部材26を嵌め込み、カバー部材26をビスなどによって上蓋20に固定する。これにより、軸部材30が蓋体側軸受部23および本体側軸受部12に跨って配置され、上蓋20が洗濯機本体10に対して開閉可能に回動する際の回動軸(ヒンジ軸)として機能する。
図4は、洗濯機1の上部付近における洗濯機本体10および上蓋20の側面図である。図4に示すように、上蓋20が閉じているとき(図中、実線にて示す)、洗濯機本体10および上蓋20の上面は、後方に比べて前方が僅かに低くなるような傾斜を有している。尚、上蓋20の上面における傾斜角は、洗濯機本体10と同様であってもよく、洗濯機本体10よりも緩やかとされていてもよい。このように、上蓋20の上面に傾斜を設けることで、例えば洗濯機1が屋外の雨ざらしとなる場所に設置されるような場合に、洗濯機1の上に降った雨水などが上蓋20の傾斜に沿って流れ落ち、上蓋20の上面に水が溜まることを防止できる。
また、上蓋20が最大開放状態で開いているとき(図中、二点鎖線にて示す)は、上蓋20の重心がヒンジ軸(すなわち軸部材30)の軸中心よりもある程度後方側に位置する。この最大開放状態では、第1ストッパー部24が凹部13内の壁面に当接することで、上蓋20の姿勢が保持される。これにより、最大開放状態にある上蓋20は、ユーザが上蓋20から手を離しても安定してその状態が維持される。尚、第2ストッパー部25は、最大開放状態から上蓋20に開放方向への外力が加えられた場合に凹部13内の壁面に当接し、上蓋20が変形したり破損したりすることを防ぐものである。
続いて、図5および図6を参照し、上蓋20のより具体的な構造について説明する。図5は、上蓋20の構成部品を斜め上から見た分解斜視図である。図6は、上蓋20の構成部品を斜め下から見た分解斜視図である。
上述したように、上蓋20は1枚のガラス板21に樹脂製の枠体部22を取り付けたものであるが、図5および図6に示すように、枠体部22は、第1部品221、第2部品222、および第3部品223によって構成されている。
第1部品221および第2部品222は何れも、ガラス板21の外周全体を囲む枠状の部材である。上蓋20では、第1部品221の上に第2部品222を重ね合わせ、これらをビス(図示せず)などで固定することで、特許請求の範囲に記載の支持枠部材が構成される。また、第1部品221および第2部品222は、平面視で略D字形状(円の一部を弦で切り取った形状)の開口窓221Aおよび222Aを有している。
ガラス板21は、平面視で完全な円形ではなく、円の一部を弦で切り取った形状とされている。言い換えれば、ガラス板21の外周形状は、その一部に直線エッジ部211を有し、それ以外の外周が円弧とされた略円形形状である。このように、ガラス板21が直線エッジ部211を有する略円形形状とされることで、上蓋20の組立時においてガラス板21を所定の向きに合わせることが容易となる。すなわち、ガラス板21は、直線エッジ部211が上蓋20の後端側を向くように配置される。
ガラス板21は、第2部品222の上面にて開口窓221Aおよび222Aを覆うように載置される。第2部品222は、ガラス板21の外周全体を、ガラス板21の下面側から支持する。より具体的には、第2部品222の上面には、その外周縁に沿って土手部222Bが形成されており、ガラス板21は土手部222Bの内側に嵌め込まれるようにして第2部品222の上面に載置される。このとき、ガラス板21に過剰な力をかけることなく嵌め込みが可能となるように、土手部222Bの内径はガラス板21の外径よりも僅かに大きくされている。すなわち、土手部222Bの内周面とガラス板21の外周端面との間には僅かな隙間(クリアランス)が発生する。ガラス板21は、その下面における外周部分を第2部品222に対して接着層を介して固定されるものであり、この接着層には両面テープが好適に使用できる。
第3部品223は、第2部品222の上面側にビス(図示せず)などで固定されるものであり、第2部品222と共にガラス板21の後端を挟み込んで保持する。すなわち、第3部品223は、特許請求の範囲に記載の保持部材に相当する。ガラス板21は、その後端部(すなわちヒンジ側端部)が第3部品223によって上から押さえ込まれ、これによって第2部品222からの浮き上がりが防止される。
第3部品223の下面側には、ガラス板21の直線エッジ部211における外周端面と当接する位置決め部223Aが形成されている。上蓋20では、ガラス板21の直線エッジ部211と第3部品223の位置決め部223Aとを当接させることで、ガラス板21の回転を防止するようになっている。
また、第3部品223は、平面視においては上蓋20の外形形状(すなわち円形形状)に沿った略円弧形状とされており、ガラス板21の直線エッジ部211を完全に覆うようにして配置される。すなわち、上蓋20の上面においては、ガラス板21の直線エッジ部211が第3部品223によって隠される。
以上のように、本実施の形態1に係る上蓋20では、支持枠部材(第1部品221および第2部品222の組立品)は、ガラス板21の外周を挟み込んで保持するものではない。このため、上蓋20の上面においてガラス板21を保持する部材が大きく露出して、上蓋20のデザイン性を損なうことを回避できる。
また、ガラス板21は、その上面にメーカーのロゴなどが入れられることもあり、上蓋20に対してガラス板21を所定の向きに合わせる必要がある。このため、ガラス板21は、平面視で完全な円形ではなく、その一部に直線エッジ部211を有する略円形形状とされている。そして、上蓋20では、ガラス板21の直線エッジ部211が第3部品223によって隠されることにより、よりデザイン性に優れた(ガラス板21の円形を生かした)上蓋20とすることができる。
〔実施の形態2〕
上述したように、上蓋20における支持枠部材(第1部品221および第2部品222の組立品)はガラス板21の外周を挟み込んで保持するものではなく、ガラス板21は両面テープなどの接着層によって第2部品222に固定されている。この接着層は、基本的に透明であり、上蓋20の上面からガラス板21を介して視認できない(もしくは視認されにくい)ものとなっている。
一方で、上蓋20において、第2部品222の土手部222Bの内周面とガラス板21の外周端面との間には隙間があり、この隙間から第2部品222とガラス板21との間に水が侵入する恐れがある。こうして侵入した水が接着層にまで到達すると、接着層での吸水が生じて接着層を劣化させる。劣化した接着層は黒く変色することでガラス板21を介して視認され易くなり、洗濯機1の美観を損ねることになる。また、接着層のさらなる劣化は、接着力を低下させ、ガラス板21の固定を損なうことにもなる。
このため、上蓋20は、第2部品222とガラス板21との間に水が侵入した場合に、侵入した水を速やかに排出し、接着層に到達させない構成とすることが好ましい。本実施の形態2では、第2部品222とガラス板21との間に侵入した水を排出するための排水機構について説明する。
図7は、本実施の形態2に係る排水機構を示す図であり、(a)は第2部品222の上面図、(b)は上蓋20の前端部における拡大断面図である。
図7に示すように、第2部品222の上面には、土手部222Bの内周面と接する領域に溝部222Cが形成されている。すなわち、溝部222Cは、土手部222Bの内周面とガラス板21の外周端面との間の隙間の直下に形成されている。また、図7(a)では、ガラス板21を固定する接着層(ここでは両面テープ)の貼付領域を破線にて示している。
土手部222Bの内周面とガラス板21の外周端面との間の隙間から侵入した水は、溝部222Cに落ちるようになっている。また、上蓋20は、閉じられた状態では前方が下がるように傾斜している。このため、溝部222Cに落ちた水は、溝部222Cに沿って上蓋20の前方側に流れ、溝部222Cの内側(すなわち両面テープの貼付領域)には侵入しないこととなる。上蓋20の前方側に流れた水は、上蓋20の前端部において、土手部222Bとガラス板21との間の隙間から溢れさせるようにして排出することができる。
このように、本実施の形態2に係る排水機構は、第2部品222の上面、すなわちガラス板21の支持面に溝部222Cを設け、この溝部222Cに沿って水を流すものとなっている。これにより、第2部品222とガラス板21との間に侵入した水を、溝部222Cの内側に侵入させることなく速やかに排出し、接着層に到達することを防止できる。
尚、上記説明では、溝部222Cに沿って上蓋20の前方側に流れた水は、上蓋20の前端部分において、土手部222Bとガラス板21との間の隙間から溢れさせるものとしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、溝部222Cに沿って流れる水をより速やかに排出するために、第2部品222の前端部に水抜き用の切欠き溝や貫通孔が設けられていてもよい。
尚、図7(b)に示すように、ガラス板21の上面21aは、土手部222Bの上端よりも高い位置とされることが好ましい。このような構成により、ガラス板21の上面21aを流れる水が土手部222Bによって阻害されることがなく、ガラス板21(の前端付近)上に水や汚れが溜まることを防止できる。そして、ガラス板21上に水が溜まらなければ、土手部222Bとガラス板21との間の隙間から水が侵入すること自体を抑制することもできる。
また、ガラス板21の少なくとも上面側ではガラス板21の外周に沿ってテーパ面21bを設け、ガラス板21の外周端面21cが土手部222Bによってできるだけ隠されるようにすることが好ましい。ガラス板21は強化ガラスを材料とする必要があるが、強化ガラスは主面に加わる衝撃には強い一方で、側面に加わる衝撃には弱いといった特性がある。このため、ガラス板21の外周端面21c(すなわち強化ガラスの側面)を土手部222Bによって隠すことで、ガラス板21の外周端面21cに衝撃が加わって破損することを防止できる。
〔実施の形態3〕
実施の形態2で説明した排水機構は、上蓋20が閉じられている場合に、閉じられた上蓋20の前方傾斜を利用して水の排出を行うものである。しかしながら、場合によっては、上蓋20が開かれた状態で放置されることもあり得る。このため、開かれた上蓋20に対しても、上蓋20内に侵入した水を排出ための排水機構を設けることが好ましい。本実施の形態3では、そのような排水機構について説明する。
洗濯機1において上蓋20が開かれた状態では、上蓋20の後端側が低くなる。この場合、土手部222Bとガラス板21との間の隙間から上蓋20内に侵入した水は、溝部222Cに沿って上蓋20の後方側に流れる。上蓋20の後方側では、ガラス板21は第2部品222と第3部品223とで挟まれるように保持されているため、第3部品223によって水の排出が阻害されると、接着層にまで水が到達する恐れがある。
このため、本実施の形態3に係る上蓋20では、上蓋20の後端側においても、接着層に水を到達させることなく排水を行うための排水経路を有している。以下、この排水経路の具体例について図8を参照して説明する。図8は、上蓋20の後端付近において、ガラス板21の主面と平行な断面を示す拡大断面図である。
図8に示すように、第3部品223は、ガラス板21の直線エッジ部211における外周端面と当接する位置決め部223Aを有している。この位置決め部223Aの長さは、ガラス板21の直線エッジ部211の長さよりも短いものとされており、その結果、位置決め部223Aの両端と第2部品222の土手部222Bとの間には隙間S1が存在している。さらに、土手部222Bにおいて隙間S1の後方側には、水抜き用の隙間S2が形成されている。
上蓋20が開かれた状態で溝部222Cに沿って上蓋20の後方側に流れてきた水は、隙間S1を通り、溝部222Cの内側に侵入することなく位置決め部223Aの後方の領域に流れ込む。これにより、接着層に水が到達することを防止することができる。位置決め部223Aの後方の領域に流れ込んだ水は、隙間S2を通って上蓋20の外部に速やかに排出される。これにより、位置決め部223Aの後方に配置されるビス(第3部品223を第2部品222に固定するためのビス)に水が掛かることもなく、ビスが濡れて錆びることも抑制できる。上記構成においては、隙間S1およびS2が、特許請求の範囲に記載の「溝部に通じた排水用の隙間」に相当する。
また、本実施の形態3に係る上蓋20では、位置決め部223Aにおけるガラス板21の直線エッジ部211との当接面にリブ状の突起223Bが複数設けられ、少なくとも両端の突起223Bは隙間S1に近接した位置に配置されていることが好ましい。このような突起223Bが設けられることにより、溝部222Cに沿って流れてきた水を突起223Bによってせき止め、確実に隙間S1から排水することができる。
以上のように、本発明の一態様である洗濯機は、洗濯機本体に対してヒンジにて取り付けられた上蓋を有する洗濯機であって、前記上蓋は、ガラス板と、当該ガラス板の外周を囲む枠体部とを有しており、前記枠体部は、前記ガラス板の下面を支持する支持枠部材と、前記ガラス板の前記ヒンジに向いている部分を前記支持枠部材と共に挟み込んでいる保持部材とを有しており、前記ガラス板の前記保持部材で覆われていない部分の端部が露出していることを特徴としている。
また、上記洗濯機では、前記ガラス板は、直線で形成された直線形状部と前記直線形状部の一端部と他端部とを結ぶ円弧で形成された略円形形状部とを有する構成とすることができる。
また、上記洗濯機では、前記保持部材は、前記ガラス板の前記直線形状部を覆っている構成とすることができる。
また、上記洗濯機では、前記保持部材は、前記ガラス板の前記直線形状部に向いて形成された突起を有している構成とすることができる。
また、上記洗濯機では、前記支持枠部材は、前記ガラス板の下面を支持する支持部と、前記支持部よりも径方向の外側で窪んでいる溝部とを有する構成とすることができる。
また、上記洗濯機は、前記ガラス板と前記支持部との間に接着層が設けられている構成とすることができる。
また、上記洗濯機は、前記支持枠部材の前記ヒンジ側に、前記溝部に通じた排水用の隙間が形成されている構成とすることができる。
また、上記洗濯機では、前記ガラス板の上面が、前記支持枠部材の上端から突出している構成とすることができる。
また、上記洗濯機では、前記上蓋は、閉じられたときに後方に比べて前方が低くなるように傾斜している構成とすることができる。
また、本発明に係る洗濯機は、以下のような態様として記載することもできる。本発明は、洗濯機本体に対してヒンジにて結合される上蓋を有する洗濯機であって、前記上蓋は、ガラス板と、当該ガラス板の外周全体を囲む枠体部とを有しており、前記枠体部は、前記ガラス板の外周全体を、当該ガラス板の下面側から支持する支持枠部材と、前記ヒンジ側の端部で前記支持枠部材の上面側に固定され、前記支持枠部材と共に前記ガラス板を挟み込んで保持する保持部材とを有していることを特徴としている。
上記の構成によれば、支持枠部材はガラス板の外周を挟み込んで保持する必要はなく、上蓋の上面においてガラス板を保持する部材が大きく露出して、上蓋のデザイン性を損なうことを回避することができる。
また、上記洗濯機では、前記ガラス板は、前記支持枠部材に対して接着層を介して固定されている構成とすることができる。
また、上記洗濯機では、前記ガラス板の外周形状は、前記支持枠部材と前記保持部材とで挟み込まれる箇所に直線エッジ部を有し、それ以外の外周が円弧とされた略円形形状である構成とすることができる。
また、上記洗濯機では、前記保持部材は、平面視で略円弧形状であり、前記ガラス板の前記直線エッジ部を覆うように配置されている構成とすることができる。
上記の構成によれば、ガラス板の外径形状を一部に直線エッジ部を有する略円形形状とした場合に、直線エッジ部が略円弧形状の保持部材で隠されることにより、よりデザイン性に優れた(ガラス板の円形を生かした)上蓋とすることができる。
また、上記洗濯機では、前記支持枠部材の上面には、その外周縁に沿って土手部が形成されており、前記ガラス板は前記土手部の内側に嵌め込まれるようにして前記支持枠部材の上面に載置されており、前記支持枠部材の上面には、前記土手部と前記ガラス板との間の隙間の直下に溝部が形成されている構成とすることができる。
上記の構成によれば、支持枠部材の上面(すなわちガラス板の支持面)に溝部を設けることで、支持枠部材とガラス板との間に侵入した水をこの溝部に沿って流すことができ、溝部の内側に水が侵入することを防止できる。これにより、ガラス板が支持枠部材に対して接着固定されている場合などに、侵入した水が接着層に到達することを防止できる。
また、上記洗濯機では、前記支持枠部材の後端部には、前記溝部に通じた排水用の隙間が形成されている構成とすることができる。
上記の構成によれば、上蓋が開かれている状態などで、支持枠部材とガラス板との間に侵入した水が溝部に沿って後方に流れてくる場合に、流れてきた水を排水用の隙間から上蓋の外部に速やかに排出することができる。
また、上記洗濯機では、前記ガラス板の上面が、前記土手部の上端よりも高い位置とされている構成とすることができる。
上記の構成によれば、ガラス板の上面を流れる水が土手部によって阻害されることがなく、ガラス板上に水や汚れが溜まることを防止できる。
また、上記洗濯機では、前記上蓋は、閉じられたときに後方に比べて前方が低くなるような傾斜を有している構成とすることができる。
上記の構成によれば、上蓋の上面に傾斜を設けることで、洗濯機の上に降った雨水などが上蓋の傾斜に沿って流れ落ち、上蓋の上面に水が溜まることを防止できる。
また、上記洗濯機では、前記保持部材は、平面視で略円弧形状であり、前記ガラス板の前記直線エッジ部を覆うように配置されており、前記保持部材は、前記ガラス板の前記直線エッジ部との当接面にリブ状の突起を有している構成とすることができる。
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 洗濯機
10 洗濯機本体
11 洗濯物投入口
20 上蓋
21 ガラス板
211 直線エッジ部
22 枠体部
221 第1部品
221A 開口窓
222 第2部品
222A 開口窓
222B 土手部
222C 溝部
223 第3部品
223A 位置決め部
223B 突起

Claims (9)

  1. 洗濯機本体に対してヒンジにて取り付けられた上蓋を有する洗濯機であって、
    前記上蓋は、ガラス板と、当該ガラス板の外周を囲む枠体部とを有しており、
    前記枠体部は、
    前記ガラス板の下面を支持する支持枠部材と、
    前記ガラス板の前記ヒンジに向いている部分を前記支持枠部材と共に挟み込んでいる保持部材とを有しており、
    前記ガラス板の前記保持部材で覆われていない部分の端部が露出していることを特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1に記載の洗濯機であって、
    前記ガラス板は、直線で形成された直線形状部と前記直線形状部の一端部と他端部とを結ぶ円弧で形成された略円形形状部とを有することを特徴とする洗濯機。
  3. 請求項2に記載の洗濯機であって、
    前記保持部材は、前記ガラス板の前記直線形状部を覆っていることを特徴とする洗濯機。
  4. 請求項3に記載の洗濯機であって、
    前記保持部材は、前記ガラス板の前記直線形状部に向いて形成された突起を有していることを特徴とする洗濯機。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の洗濯機であって、
    前記支持枠部材は、前記ガラス板の下面を支持する支持部と、前記支持部よりも径方向の外側で窪んでいる溝部とを有することを特徴とする洗濯機。
  6. 請求項5に記載の洗濯機であって、
    前記ガラス板と前記支持部との間に接着層が設けられていることを特徴とする洗濯機。
  7. 請求項5または6に記載の洗濯機であって、
    前記支持枠部材の前記ヒンジ側には、前記溝部に通じた排水用の隙間が形成されていることを特徴とする洗濯機。
  8. 請求項5から7の何れか1項に記載の洗濯機であって、
    前記ガラス板の上面が、前記支持枠部材の上端から突出していることを特徴とする洗濯機。
  9. 請求項1から8の何れか1項に記載の洗濯機であって、
    前記上蓋は、閉じられたときに後方に比べて前方が低くなるように傾斜していることを特徴とする洗濯機。
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