JP2021009508A - 点検管理システム、点検管理サーバ、点検管理方法および点検管理プログラム - Google Patents

点検管理システム、点検管理サーバ、点検管理方法および点検管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】設備点検から報告書作成までの一連の作業において点検漏れを防止し、かつ、点検品質の精度を統一するとともに、不具合の発生箇所を容易に目視可能な報告結果を顧客に提供することができる。【解決手段】カメラが搭載された飛翔体と点検管理サーバとがネットワークを介して接続された点検管理システムであって、点検管理サーバは、飛翔体の飛行航路を設定する飛行航路設定部と、カメラにより撮像された画像において、点検対象となる被写体の劣化部位を抽出する抽出部と、抽出部により抽出された劣化部位を示す画像を含む複数の画像を用いて被写体の三次元画像を生成する三次元画像生成部と、三次元画像生成部により生成された三次元画像を含む報告書を生成する報告書生成部と、を備えることを特徴とする。【選択図】図2

Description

この発明は、点検管理システム、点検管理サーバ、点検管理方法および点検管理プログラムに関する。
従来、無線基地局の鉄塔などの高所設備に劣化等の不具合が発生していないかを確認すべく定期的な点検作業が実施されている。例えば、高所設備の劣化としては、金属表面のサビやボルトの緩み、筐体のゆがみなどの症状があり、現状は人の目視によりこれらの有無が点検されるのが通常となっている。
鉄塔やビルなど大型の構造物に劣化などによる変状の発生を点検するには、専門の高所作業員がこれらの構造物に登頂し目視で点検を実施し、確認した変状箇所を撮影し、変状箇所の画像を報告書に添付するとともに変状位置を記載して提出していた。
しかし、鉄塔設備は地上高50m程度の高さがあることから危険作業となるため専門作業員の人件費が高く点検費用が嵩んでしまうこと、高所における事故の影響が人命に関わること、また、人による目視点検のため点検品質にばらつきがあることなどの問題が生じている。また、膨大に存在する鉄塔設備の数に対して高所作業員の人材が不足している現状から、点検依頼者に点検結果が報告されるまである程度の期間が必要となり迅速な実施に支障を来す事態も生じている。さらに、点検品質という点においては、点検者の点検スキルのレベルを統一したり、変状を生じているか否かの判断基準を統一したり、作業漏れを確実に防止したりすることが困難であるという問題がある。
そこで、近年、高所作業の危険性を回避すべく、カメラを搭載したドローンの活用に着目されている。例えば、カメラを搭載した装置を遠隔操作により対象物の特定箇所に接近させ、撮影画像により、その部分の状況を確認する近接目視装置システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、ドローンの飛行および撮影を安定させることを目的として、点検対象となる構造物を構成する一部部材をガイド部として用いてドローン本体のフレームの位置を調整することで、ドローン本体フレームの前後移動に障害となる突起物の回避を可能とする方法が開示されている。
特開2017−166241号公報
しかしながら、設備点検から報告書作成までの一連の作業において必要となる各工程の精度を総合的に向上するためには、点検作業にドローンを用いて点検箇所を撮影するだけでは不十分である。すなわち、設備点検の依頼主は、点検すべき項目が漏れなく確実に、かつ、安定した品質で点検され、点検結果を容易に把握することができる報告結果を要望しており、点検実施側はかかる要望に応える必要がある。
そこで、本発明は、設備点検から報告書作成までの一連の作業において点検漏れを防止し、かつ、点検品質の精度を統一するとともに、不具合の発生箇所を容易に目視可能な報告結果を顧客に提示可能な点検管理システム、点検管理サーバ、点検管理方法および点検管理プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る点検管理システムは、カメラが搭載された飛翔体と、飛翔体により撮像される被写体の点検処理を管理する点検管理サーバとがネットワークを介して接続された点検管理システムであって、点検管理サーバは、飛翔体の飛行航路を設定する飛行航路設定部と、カメラにより撮像された画像において、点検対象となる被写体の劣化部位を抽出する抽出部と、抽出部により抽出された劣化部位を示す画像を含む複数の画像を用いて被写体の三次元画像を生成する三次元画像生成部と、三次元画像生成部により生成された三次元画像を含む報告書を生成する報告書生成部と、を備え、飛翔体は、飛行航路設定部により設定された飛行航路に従って飛行する飛行制御部と、被写体を撮影する撮像制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、飛行航路決定装置により決定された飛行航路に従って飛翔体を飛行させ、取得した画像に基づいて点検対象となる設備の劣化症状を識別可能な三次元画像を生成し、生成した三次元画像と所定の報告書フォーマットを用いて点検報告書を生成するので、設備点検から報告書作成までの一連の作業において点検漏れを防止し、かつ、点検品質の精度を統一するとともに、不具合の発生箇所を容易に目視可能な報告結果を顧客に提供することができる。
本実施形態に係る点検管理システムの構成を示すシステム図である。 本実施態様における点検管理サーバの機能構成例を示すブロック図である。 本実施態様における三次元画像生成部を構成する機能の詳細を説明する機能構成図である。 本実施形態における報告書フォーマットの一例を示す図である。 図5(a)〜図5(c)は、所定の撮影位置ごとに一部が重複する画像を示す図である。 本実施形態における色彩定義部により所定の領域ごとに分割された画像の一例を示す図である。 本実施形態における被写体を構成する全ての構成物を一画像に示した図である。 本実施形態における生成部により二次元画像をもとに生成された被写体である鉄塔の三次元画像の一例を示す図である。 本実施形態における三次元画像生成部による被写体の三次元画像の生成処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態における報告書生成部により生成された点検報告書の一例を示す図である。 本実施形態における飛行航路決定装置の機能構成を示すブロック図である。 本実施形態における飛翔体の飛行航路における撮像角度の一例を示す図である。 本実施形態における鉄塔を撮像対象物とする飛翔体の飛行航路を示す図である。 本実施形態における橋梁を撮像対象物とする飛翔体の飛行航路を示す図である。 本実施形態における飛翔体の機能構成例を示すブロック図である。 飛行航路決定装置による飛行航路決定処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態における飛行航路調整装置の機能構成を示すブロック図である。 本実施形態における点検管理サーバと、飛行航路決定装置と、飛翔体と、飛行航路調整装置と、情報処理装置とによる点検報告書の出力処理の手順を示すシーケンス図である。 本実施形態における点検管理サーバを実現可能なコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る点検管理システムの全体構成を示すシステム図である。図1に示すように、点検管理システム1は、点検管理サーバ100と、飛行航路決定装置300と、飛翔体200と、飛行航路調整装置400と、情報処理装置500とを含み、これらがネットワーク10を介して相互に通信可能となっている。ネットワーク10は、点検管理サーバ100と、飛行航路決定装置300と、飛翔体200と、飛行航路調整装置400と、情報処理装置500の各々を相互に接続する役割を担う。例えば、ネットワーク10は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよい。また、鉄塔600aから鉄塔600cは、点検管理サーバ100による点検対象であり、かつ、飛翔体200により撮像される被写体を示す。なお、図1に示す点検管理システム1では、飛行航路決定装置300、情報処理装置500を含むが、これらの装置が実行する処理を点検管理サーバ100により行うこととしてもよい。また、図1において、点検管理サーバ100による点検対象として鉄塔600a〜鉄塔600cを例示するが、点検対象となるものは劣化症状などの不具合有無を確認するための点検が必要となる設備であればいずれであってもよい。例えば、点検対象は、鉄塔、鋼管柱、コンクリート柱、建物又は橋梁などであってもよい。
点検管理サーバ100は、飛行航路決定装置300から取得した飛行航路において飛翔体200により撮像された画像を基に、点検対象となる被写体に発生した劣化症状を被写体の三次元画像において出力し、出力した被写体の三次元画像や、飛翔体200により撮像された複数の画像のうち劣化症状が顕著な画像などを添付した報告書を作成するサーバである。
飛行航路決定装置300は、飛翔体200により点検対象となる被写体である鉄塔600の三次元画像および劣化症状を示す画像を飛翔体200により撮像するための飛行航路を決定する装置である。
飛翔体200は、少なくとも自律飛行機能と撮像機能とを備えた装置であって、例えば、ドローンである。具体的には、飛翔体200は、設定された飛行航路に従って飛行を制御する飛行制御部や、撮像機能としてのカメラや、現在位置を取得するGPS機能などを備え、バッテリーに充電された電池により駆動する。なお、図1においては、飛翔体200がネットワーク10と直接接続される構成を例示しているが、飛翔体200の航路を制御する端末(不図示)がネットワーク10と接続されており、当該端末を介して飛翔体200がネットワーク10に接続される構成であってもよい。
飛行航路調整装置400は、飛翔体200から取得した被写体の画像に基づいて、被写体となる点検対象である鉄塔600の形状や構造、または、鉄塔600の周辺に所在する構造物、地形、道路状況などの環境に応じて、飛行航路決定装置300により決定された飛行航路に調整を加える装置である。
情報処理装置500は、点検を依頼する顧客などの依頼主側が有するPC(Personal Computer)などであり、点検管理サーバ100による点検報告書の出力先となる情報処理装置である。
図2は、本発明の実施形態における点検管理サーバ100の機能構成例を示すブロック図である。図2に示すように、点検管理サーバ100は、制御部110と、通信制御部120と、入出力部130と、記憶部140とを備える。
通信制御部120は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースである。すなわち、通信制御部120は、飛行航路決定装置300や、飛翔体200、飛行航路調整装置400、情報処理装置500等のような外部端末や外部装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。また、入出力部130は、情報を入力または出力するための液晶モニター等の画面である。なお、図2においては、入出力部130として、入力機能と出力機能が一体型となっている画面を例示するが、これに限定されず、キーボードなどの入力部を別に備えることで、入力機能と出力機能を別個の機能部としてもよい。
記憶部140は、画像情報データベース141と、報告書情報データベース142と、飛行ログ情報データベース143とを記憶する。画像情報データベース141には、画像情報と、色彩サンプル情報とが格納されている。ここで、画像情報とは、被写体の画像データのことである。また、色彩サンプル情報とは、被写体の劣化症状の一例となる錆やクラックの色彩を示すサンプルデータのことであり、サンプルデータとして、撮像された画像全体のRGBや輝度に応じて複数のデータが保存されている。なお、サンプルデータは、画像情報データベース141に格納される例のほか、劣化症状を検出する処理の都度、後述する色彩定義部1132により定義された色彩が画像情報データベース141に保存される例としてもよい。また、報告書情報データベース142には、報告書情報が格納されている。ここで、報告書情報とは、点検結果を点検依頼主に報告するためのフォーマットデータのことである。図4は、本実施形態における報告書フォーマットの一例を示す図である。図4に示すように、報告書フォーマットには、複数の入力項目と画像の添付欄が含まれている。入力項目としては、点検対象となる設備の名称(設備「〇〇〇」)、点検箇所(部材〇〇〜部材〇〇)、点検項目、劣化症状が確認された項目の総数(全〇項)、確認箇所(部材〇〇〇)および症状種別を選択するためのプルダウンアイコン、点検対象となる設備の劣化症状の割合(変状Lev 〇〇%)、三次元画像の添付マークが表示されている。また、航路情報データベース143には、定型飛行航路を示す情報および飛行ログが格納されている。ここで、飛行ログとは、飛翔体200による飛行航路の履歴を示すログのことである。また、定型飛行航路とは、点検対象となる構造物の基本構造に応じて定型化された飛行航路のことであり、定型飛行航路は、点検対象となる構造物の種類および寸法(高さなど)に対応付けられている。例えば、構造物の種類および寸法としては、鉄塔600を高さ50m、鋼管柱(不図示)を高さ40m、コンクリート柱(不図示)を高さ20m等が定められてある(もしくは「定められていてよい」)が、これらの構造物や高さに限定するものではない。なお、構造物の寸法として、高さのほか、幅や奥行きなどの値が定められていてもよい。また、飛行ログとは、飛翔体200による飛行航路の履歴を示すログであり、例えば、点検対象物が所在する基地局を識別する基地局IDを、実測された飛行航路と対応付けて航路情報データベース143に保存される。なお、定型飛行航路および飛行ログは、点検管理サーバ100において航路情報データベース143に保存される構成とするほか、点検対象物が所在する基地局における飛行航路調整装置400に保存される構成としてもよいし、定型飛行航路および飛行ログを管理する飛行ログ管理サーバ(不図示)を別途備える構成としてもよい。ここで、飛行ログ管理サーバを別途備える構成とする場合には、飛行航路管理サーバの記憶部に定型飛行航路および飛行ログが記憶されることとなる。そして、点検管理サーバ100または飛行航路調整装置400が、構造物の種類を示す情報を含む定型飛行航路の取得要求を送信することにより、飛行ログ管理サーバから定型飛行航路および飛行ログを取得し、飛翔体200に飛行航路を設定することとなる。このように、定型飛行航路をあらかじめ航路情報データベース143に保存しておくことにより、飛翔体200に対して飛行航路を簡便に設定することができる。また、飛行ログが保存されることにより、飛行ログを各構造物に応じた詳細な飛行航路を次回の点検の際に活用することができ、より最適な飛行航路を簡便に設定することができることとなる。
制御部110は、飛行航路設定部111と、点検項目設定部112と、三次元画像生成部113と、報告書生成部114と、表示制御部115と、送受信部116とを備える。また、図3は、三次元画像生成部113を構成する機能の詳細を説明する機能構成図である。なお、飛行航路設定部111は、本発明における飛行航路設定部と、航路計画調整部とに相当する。
送受信部116は、飛行航路決定装置300、飛翔体200、飛行航路調整装置400、情報処理装置500などの外部端末または外部装置との間で各種情報を送受信する。例えば、送受信部116は、飛行航路決定装置300から飛翔体200に設定する飛行航路を受信したり、飛翔体200から点検対象となる被写体の画像や飛行ログを受信したりする。被写体の画像には、被写体の位置情報およびカメラ座標が関連付けられる。ここで、被写体の位置情報とは、被写体の撮影位置を示す情報であって、例えば、被写体が撮像された箇所の位置を示す緯度経度情報などである。また、送受信部116は、飛行航路決定装置300から受信した飛行航路を飛翔体200に送信したり、後述する報告書生成部114により生成した点検報告書を情報処理装置500に送信したりする。
飛行航路設定部111は、飛翔体200の飛行航路を設定する。例えば、飛行航路設定部111は、航路情報データベース143から、点検対象となる構造物の定型飛行航路を取得し、取得した定型飛行航路を飛翔体200に設定する。また、他の例として、飛行航路設定部111は、送受信部116を介して、飛行航路決定装置300から飛翔体200の飛行航路を取得し、取得した飛行航路を飛翔体200に設定することとしてもよい。また、飛行航路設定部111は、飛行航路決定装置300から、点検対象となる設備の種別に対応付けられた複数の候補となる飛行航路の中から選定された最適な飛行航路を飛翔体に設定する。なお、飛行航路設定部111は、現地の操作員が有する携帯端末(不図示)などを介して飛翔体200に飛行航路をダウンロードすることとしてもよい。また、飛行航路設定部111は、飛行航路調整装置400から調整情報を取得し、取得した調整情報を反映した飛行航路を飛翔体200に送信してもよい。ここで、調整情報とは、飛行航路に対して現場の状況に基づいて加えられる調整内容を示す情報のことである。例えば、調整情報は、現地の操作員の携帯端末などから入力される、被写体である鉄塔600が所在する現地において鉄塔600のより正確な中心位置を示す情報などである。
点検項目設定部112は、点検対象となる設備の点検項目を設定する。具体的には、点検項目設定部112は、点検対象となる被写体である設備の点検箇所や点検内容を示す項目を抽出部1134により抽出される事項として設定する。例えば、点検箇所は、点検対象となる設備が鉄塔600である場合には、鉄塔600を構成する部材や部品であり、点検内容とは、錆や亀裂などの劣化症状、部品の欠損または紛失、または変容(例えば、機器が正しい向きに設置されていない、災害による鋼材の歪みなど)などの不具合の種別を示す内容である。
三次元画像生成部113は、抽出部1134により抽出された劣化部位を示す画像を含む複数の画像を用いて被写体の三次元画像を生成する。図3に示すように、三次元画像生成部113は、取得部1131と、色彩定義部1132と、画像分類部1133と、抽出部1134と、生成部1135と、関連部1136とを備える。
取得部1131は、送受信部116を介して、飛翔体200から被写体の画像を取得する。具体的には、取得部1131は、所定の撮影位置ごとに一部が相互に重複する複数の画像(例えば、一つの撮影位置において8枚の画像など)を取得する。また、所定の撮影位置とは、被写体の撮影箇所として被写体の部分ごとに定められた撮影位置のことであり、例えば、被写体である鉄塔600を構成する部材ごとの撮影位置であってもよいし、上面、側面、背面、下面、内側面などのように三次元画像の展開図を構成する各面として一律に定められた撮影位置であってもよい。
例えば、図5(a)〜図5(c)は、所定の撮影位置ごとに一部が重複する画像を示す図である。図5(a)〜図5(c)は、所定の撮影位置として、鉄塔600に含まれる部材601の撮影位置が定められている場合において、相互に重複して撮像された3枚の画像である。図5(a)では、部材601の下部が画像フレームから切れており、下部以外は図5(b)と重複する。また、図5(b)において部材601は全景が画像フレームに含まれており、図5(a)および図5(c)の一部と重複する。また、図5(c)では、部材601の上部が画像フレームから切れており、上部以外は図5(b)と重複する。
色彩定義部1132は、取得部1131により取得された画像に含まれる色彩のうち被写体の劣化症状と認定する色彩を定義する。具体的には、色彩定義部1132は、画像を所定の画素数からなる領域に分割し、分割した領域に含まれる色彩のうち被写体の劣化症状と認定する色彩を領域ごとに定義する。図6は、色彩定義部1132により所定の領域ごとに分割された画像の一例を示す図である。図6に示す画像では、縦方向および横方向ともにそれぞれ4分割されており、全部で16領域に分割されている。また、各領域には、画像における座標が付与されている。例えば、画像における最下段の左端列に位置する領域に座標(x1、y1)が付与されており、当該領域を基準に右列に位置する領域に対して順に1座標ずつ大きい数値のx座標が付与されており、当該領域を基準に上段に位置する領域に対して順に1座標ずつ大きい数値のy座標が付与されている。
また、色彩定義部1132は、分割した領域に含まれる色彩のうち被写体の劣化症状として錆や亀裂を認定する色彩を定義する。具体的には、色彩定義部1132は、画像情報データベース141から色彩サンプル情報を参照し、分割した領域(以下、分割領域という。)ごとに当該領域に含まれる色彩のうち劣化症状として認定する色彩を定義する。また、色彩定義部1132は、劣化症状として認定する色彩を複数のレベル分けして定義してもよい。例えば、色彩定義部1132は、劣化症状として認定する色彩を、軽度の劣化症状を示すレベルから高度の劣化症状を示すレベルまで5段階に分けて定義する。
画像分類部1133は、取得部1131により取得された複数の画像を所定の撮影位置ごとに対応付けてグルーピングする。例えば、画像分類部1133は、図5(a)〜図5(c)に示す3枚の画像をグルーピングして、部材601の撮影位置に対応付ける。なお、グルーピングされる画像の数は、一つの撮影位置に対して複数あればよい。
関連部1136は、取得部1131により取得された画像と、詳細を後述する生成部1135により生成された三次元画像とを位置情報で関連付ける。例えば、関連部1136は、グルーピングされた画像群と、生成部1135により生成された三次元画像とを所定の撮像位置が示す位置情報で関連付けてもよい。また、関連部1136は、抽出部1134により抽出された画像に画像IDを付与し、画像IDを付与した画像を生成部1135により生成された三次元画像の展開画像の位置情報と関連付ける。
生成部1135は、画像に含まれる位置情報を用いて被写体の三次元画像を生成する。生成部1135は、撮影位置ごとに一部が重複する複数の画像の中から一画像を選定し、選定した画像に含まれる各構成物を画像から切り取って三次元画像の展開図を生成し、生成した展開図に含まれる位置情報をもとに三次元画像を生成する。図7は、被写体を構成する全ての構成物を一画像に示した図である。図7では、各構成物の画像が便宜上一画像上に展開されており、各構成物を示す画像部分には位置情報が含まれている。また、図8は、生成部1135により二次元画像をもとに生成された被写体である鉄塔600の三次元画像の一例を示す図である。図8に示す鉄塔600の三次元画像のうち符号が付された部材602、部材603、部材604は、図7における同一符号が付された部材602、部材603、部材604とそれぞれ同一である。より詳細には、例えば、生成部1135は、取得部1131により取得された画像を空中三角測量の処理により三次元化し、三次元モデルのフレームを生成する。次に、生成部1135は、各画像に含まれる相対的なカメラ座標((位置:xyz座標)、(回転:opk座標))を取得し、各画像のラップ率およびラップ領域を特定する。さらに、生成部1135は、特定したラップ率と、ラップ領域と対応する箇所の画像の色とから、各三次元画像に含まれる部品の各場所の色としてのテクスチャを生成する。そして、生成部1135は、生成したテクスチャを三次元モデルのフレームに貼付し、三次元画像を生成する。
抽出部1134は、点検項目設定部112により設定された点検項目に従って、飛翔体200により撮像された被写体の劣化部位を抽出する。具体的には、抽出部1134は、複数の画像の中で色彩定義部1132により定義された色彩が含まれる画像を分割領域ごとに抽出する。例えば、抽出部1134は、図7に示した展開図に対して、色彩定義部1132により定義された色彩の箇所を抽出する。図7では、鉄塔600の部材602、部材603、部材604において各黒塗りで表示されている箇所が、抽出部1134により抽出された色彩の箇所を示す。そして、当該色彩の箇所は、図8における鉄塔600の三次元画像においても同様に、図7における黒塗りされた箇所に対応する部材602、部材603、部材604において各黒塗りで表示されている。また、抽出部1134は、画像分類部1133によりグルーピングされた画像の中から、色彩定義部1132により定義された色彩の特徴量が最も多い画像を抽出する。さらに、抽出部1134は、画像分類部1133によりグルーピングされた画像の中から、画像に含まれる色彩の特徴量が画像の中心により近い位置に含まれる画像を抽出してもよい。なお、例えば、抽出部1134により劣化部位が抽出される被写体となる設備としては、鉄塔(通信鉄塔、送電鉄塔)、鋼管柱、コンクリート柱、建物又は橋梁(橋脚、鉄橋)、港湾設備(ガントリークレーン)、有形文化財(城郭や寺院などの伝統的建造物)などがあるが、これらに限定されるものではない。
表示制御部115は、入出力部130に表示情報を出力する。例えば、表示制御部115は、三次元画像において、関連部1136により関連付けられた画像のうち抽出部1134により抽出された画像に含まれる色彩を識別可能に表示する。例えば、表示制御部115は、三次元画像のうち抽出部1134により抽出された画像に含まれる色彩をハイライト表示する。
また、表示制御部115は、生成部1135により生成された三次元画像を画像の中のいずれか一部の指定を受け付け可能な表示情報を入出力部130に出力し、指定を受け付けた箇所に対応する二次元画像を出力する。例えば、表示制御部115は、三次元画像に含まれる構成物、または、部位の中からいずれかの指定を受け付けた場合に、指定を受け付けた箇所の位置情報に関連付けられたグルーピングされた画像群を入出力部130に表示する。なお、表示の方法は、グルーピングされた画像群の画像が一つずつ順次表示されてもよいし、グルーピングされた画像群の全ての画像、または複数の画像のプレビュー画像が同時に表示され、その中からユーザによる選択により全画像が表示されてもよい。
次に、三次元画像生成部113による被写体の三次元画像の生成処理について説明する。図9は、三次元画像生成部113による被写体の三次元画像の生成処理の流れを示すフローチャートである。
取得部1131は、飛翔体200から画像を取得する(ステップS1)。色彩定義部1132は、ステップS1において取得された画像を所定領域に分割する(ステップS2)。色彩定義部1132は、色彩を定義する(ステップS3)。
画像分類部1133は、撮影位置ごとに画像をグルーピングする(ステップS4)。生成部1135は、撮影位置ごとに一画像を選定する(ステップS5)。生成部1135は、ステップS5において選定した画像から三次元画像の展開図を生成する(ステップS6)。
抽出部1134は、ステップS3において定義された色彩を含む画像を抽出する(ステップS7)。例えば、抽出部1134は、複数の画像の中から定義された色彩を最も多く含む画像を抽出する。関連部1136は、ステップS7において抽出された画像に対して画像IDを付与する(ステップS8)。関連部1136は、ステップS8において画像IDを付与した画像を展開図と関連付ける(ステップS9)。
表示制御部115は、ステップS7において抽出された画像のうち定義された色彩の箇所を他の箇所と識別可能に表示する(ステップS10)。例えば、表示制御部115は、三次元画像において定義された色彩の箇所をハイライト表示する。生成部1135は、ステップS6において生成した三次元画像の展開図、および、ステップS10においてハイライト表示された画像を用いて被写体の三次元画像を生成する(ステップS11)。
報告書生成部114は、三次元画像生成部113により生成された三次元画像、および抽出部1134により抽出された色彩を含む二次元画像を含む点検報告書を生成する。具体的には、報告書生成部114は、報告書情報データベース142から報告書のフォーマットを取得し、取得した報告書のフォーマット、および、三次元画像生成部113により生成された三次元画像を用いて点検報告書を生成する。図10は、本実施形態における報告書生成部114により生成された点検報告書の一例を示す図である。図10に示すように、点検対象となる設備の名称(設備「鉄塔600」)、点検箇所(部材601〜部材800)、点検項目(錆、亀裂、部品欠損、部品の緩み、変容)、劣化症状が確認された項目の総数(全3項)、確認箇所(1.部材602、2.部材603、3.部材604)、症状種別を選択するためのプルダウンアイコン(錆、亀裂)、点検対象となる設備の劣化症状の割合(変状Lev 1.52%、変状Lev 2.18%、変状Lev 2.08%)、および三次元画像が表示されている。また、この他、劣化症状が確認された箇所(部材602、部材603、部材604)の拡大画像が点検報告書に掲載される。なお、劣化症状が確認された箇所が含まれる複数の画像のうち劣化症状を最も視認容易な画像が掲載されることとなる。また、報告書生成部114は、送受信部116を介して、生成した点検報告書を情報処理装置500に送信する。
図11は、本実施形態における飛行航路決定装置300の機能構成を示すブロック図である。図11に示すように、飛行航路決定装置300は、制御部310と、通信制御部320と、入出力部330と、記憶部340とを備える。
通信制御部320は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースである。すなわち、通信制御部320は、飛翔体200等のような外部装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。
入出力部330は、情報を入力または出力するための液晶モニター等の画面である。なお、図11においては、入出力部330として、入力機能と出力機能が一体化された画面を例示するが、これに限定されず、キーボードなどの入力部を別に備えることで、入力機能と出力機能を別個の機能部としてもよい。
記憶部340は、設備情報データベース341を記憶する。設備情報データベース341には、設備情報が格納されている。ここで、設備情報とは、点検対象となる設備の構造や形状に関する情報であり、例えば、設備の設計図などの情報である。また、点検対象となる設備の構造や形状に関する情報は、同種の設備の型に応じて複数のパターンが、設備の型番や設備の所在地などに対応付けて格納されている。
制御部310は、受付部311と、取得部312と、定義部313と、決定部314と、送受信部315とを備える。なお、取得部312は、本発明における緯度経度情報取得部と、形状取得部と、飛行禁止区域情報取得部に相当する。また、決定部314は、本発明における決定部と、撮像距離決定部に相当する。
に相当する。
送受信部315は、飛翔体200などの外部端末または外部装置との間で各種情報を送受信する。例えば、送受信部315は、飛翔体200から点検対象となる被写体の画像を受信したり、決定部314により決定された飛行航路を飛翔体200に送信したりする。
受付部311は、入出力部330から各種情報の入力を受け付ける。例えば、受付部311は、飛翔体200の機種情報や、設備情報の入力などを受け付ける。ここで、飛翔体200の機種情報とは、飛翔体200本体の性能およびカメラ230(図15参照)の性能に関する情報のことである。例えば、飛翔体200の性能に関する情報として、飛翔体200の飛行速度などの飛行性能、消費電力、バッテリー量などがあり、カメラ230の画素数、光学ズーム、焦点距離、F値、シャッタースピードなどがある。
取得部312は、撮像対象物の三次元画像モデルおよび緯度経度情報を取得する。例えば、まず、取得部312は、撮像対象物の画像を基に撮像対象物の概略モデルとなる三次元画像モデルを生成する。なお、ここで使用される画像は、オンラインマップ上の写真であってもよいし、画像情報データベース141に設備の画像があらかじめ格納されている場合には、当該画像であってもよい。次に、取得部312は、送受信部315を介して、インターネット上のオンラインマップから撮像対象物の所在地を検索し、緯度経度情報を取得する。さらに、取得部312は、オンラインマップ上に表示される撮像対象物の平面図、航空写真、またはストリートビューを含む現地写真などから、撮像対象物の最大幅の幅、奥行き、および、当該平面図の縮尺を取得する。
また、取得部312は、飛翔体の飛行が禁止される区域を示す飛行禁止区域情報を取得する。ここで、飛行禁止区域情報とは、飛翔体200を含む飛行体による飛行が禁止されている空域が定められた情報である。飛行禁止区域情報は、国土地理院により発行された地理院地図において定められており、例えば、皇居などがこれに該当する。また、飛行禁止区域情報は、撮像対象物の形状に対して、当該撮像対象物の所定の領域を飛行禁止区域として定められた情報であってもよい。例えば、鉄塔600の内側を所定の領域として定めてもよい。これにより、飛翔体200が撮像対象物の内側を飛行することにより撮像対象物に衝突するリスクを回避することができる。また、所定の領域は、撮像対象物の形状に応じて定められるため、内側に限定されず、いずれの領域が定められてもよい。
定義部313は、取得部312により取得された緯度経度情報を元に、取得部312により生成された撮像対象物の概略モデルとなる三次元画像モデルに寸法を定義する。例えば、定義部313は、取得部312により取得された撮像対象物の最大幅の幅、奥行き、および、当該平面図の縮尺から実寸を求め、求めた実寸から概略モデルとなる三次元画像モデルの縮尺に応じて、三次元画像モデルの各部の長さを定義する。
決定部314は、取得部312により取得された撮像対象物の形状と、定義部313により定義された寸法から、飛翔体200による飛行航路を決定する。例えば、決定部314は、飛翔体200の航路進行方向に対し所定の仰俯角で、または、飛翔体200の進行方向に対し、直角方向の所定の仰俯角で航行する航路を決定する。図12は、飛翔体200の飛行航路における撮像角度の一例を示す図である。図12では、実践の矢印が飛翔体200の飛行航路進行方向を示す。なお、撮像対象物である鉄塔600は、一つの飛翔体200により撮像されるのが通常であるが、図12においては撮像位置および撮像角度の説明の便宜のため、飛翔体200aと飛翔体200bに分けて説明する。まず、飛翔体200aは、撮像対象物である鉄塔600の部材605の下面部を撮像するために必要な飛行角度として、飛翔体200の飛行航路進行方向に対して仰角となる飛行航路が定められた一例を示す。一方、飛翔体200bは、撮像対象物である鉄塔600の部材606の上面部を撮像するために必要な飛行角度として、飛翔体200の飛行航路進行方向に対して俯角となる飛行航路が定められた一例を示す。図13は、鉄塔600を撮像対象物とする飛翔体200の飛行航路を示す図である。図13では、破線の矢印が飛翔体200の飛行航路進行方向を示す。図13において、飛翔体200は、鉄塔600の下部から鉄塔600の周囲を旋回しながら鉄塔600の上部まで飛行する。そして、飛翔体200は、飛行航路の飛行を終了すると、出発地点まで戻る。また、図14は、橋梁610を撮像対象物とする飛翔体200の飛行航路を示す図である。図14では、破線の矢印が飛翔体200の飛行航路進行方向を示す。図14において、飛翔体200は、橋梁610の下部左端から右端まで橋梁610の側面を平行に飛行しながら飛行し、右端まで飛行すると所定の高さ分垂直に飛行し、左端の上部まで飛行する。飛翔体200は左端まで飛行すると、同様に、所定の高さ分垂直に飛行し、右端の上部まで折り返し飛行し、橋梁610の最上部までそして、飛翔体200は、飛行航路の飛行を終了すると、出発地点まで戻る。なお、図13および図14において、飛翔体200が撮像対象物である鉄塔600または橋梁610を下部から上部に向けて飛行する飛行航路を示したが、これに限定されず、上部から下部に向けて飛行する飛行航路であってもよいし、飛行航路の向きについても同様に右回り、左回り、右から左へ、左から右へといずれのパターンであってもよい。また、垂直型の構造物であれば、スパイラルな航路、即ち、垂直型の構造物を中心として、下から上、もしくは、上から下へと螺旋の渦を描くような飛行航路であってもよい。
また、決定部314は、送受信部315または受付部311を介して取得した飛翔体200の飛行速度などの飛行性能に応じて飛翔体200の飛行航路を決定してもよい。また、決定部314は、飛翔体200の蓄電池容量と消費電力に基づいて飛翔体の移動速度を決定する。その際、さらに、決定部314は、撮像対象物の撮影を完了するまでに必要な給電計画を設定する。例えば、給電計画とは、撮像開始から撮像終了までの給電計画のことであり、飛翔体200の消費電力や撮像距離などにより撮像終了までに給電が必要な場合に定められる給電タイミングなどである。
また、決定部314は、飛翔体200が備えるカメラ230の性能に応じて飛行航路を決定することとしてもよい。例えば、決定部314は、撮像対象物となる被写体の所定の領域において、飛翔体200により重複する複数画像が撮影された場合における画像のラップ率、シャッタータイミング、撮影角度の少なくともいずれか1つに基づいて飛行航路を決定することとしてもよい。
図15は、本実施形態における飛翔体200の機能構成例を示すブロック図である。図15に示すように、飛翔体200は、制御部210と、通信制御部220と、カメラ230と、記憶部240とを備える。
通信制御部220は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースである。すなわち、通信制御部220は、飛翔体200等のような外部装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。また、カメラ230は、レンズやファインダーなどの光学系や、シャッターなどの露光装置などを備えた撮像装置であり、レンズを介して被写体の画像を撮像する。
記憶部240は、機種情報データベース241と、画像データベース242とを記憶する。また、機種情報データベース241には、飛翔体200の機種情報が格納されており、画像データベース242には、飛翔体200により撮像された画像が格納されている。
制御部210は、設定部211と、飛行制御部212と、撮像制御部213と、送受信部214とを備える。
送受信部214は、飛行航路決定装置300などの外部端末または外部装置との間で各種情報を送受信する。例えば、送受信部214は、飛行航路決定装置300から飛翔体200に設定される情報となる飛行航路、飛行速度、飛行角度、シャッター速度、シャッタータイミング、望遠率、撮像対象物の撮像枚数、給電計画などを受信する。また、送受信部214は、カメラ230を用いて撮像した撮像対象物の画像を飛行航路決定装置300に送信したりする。
設定部211は、送受信部214を介して飛行航路決定装置300から受信した飛行航路を設定する。例えば、設定部211は、飛行航路決定装置300から飛行航路とともに、飛行速度、飛行角度、シャッター速度、シャッタータイミング、望遠率、撮像対象物の撮像枚数、給電計画なども受信し、これらの設定値を設定する。
飛行制御部212は、設定部211により設定された飛行航路に従って飛翔体200の飛行を制御する。例えば、飛行制御部212は、飛行航路のほか、飛行角度、給電計画などの設定にも従って飛翔体200の飛行を制御する。
撮像制御部213は、設定部211により設定された撮像に関する設定値に従って撮像対象物を撮像する。例えば、撮像制御部213は、シャッター速度、シャッタータイミング、望遠率、撮像枚数などの設定値に従って撮像対象物を撮像する。
次に、飛行航路決定装置300による飛行航路決定処理の流れを説明する。図16は、飛行航路決定装置300による飛行航路決定処理の流れを示すフローチャートである。
取得部312は、三次元画像モデルを生成する(ステップS11)。例えば、取得部312は、撮像対象物の画像を基に撮像対象物の概略モデルとなる三次元画像モデルを生成する。取得部312は、撮像対象物の緯度経度情報を取得する(ステップS12)。例えば、取得部312は、送受信部315を介して、撮像対象物が所在する所在地をインターネット上のオンラインマップに入力し検索することで、緯度経度情報を取得してもよい。ここで、取得部312は、オンラインマップ上に表示される撮像対象物の平面図、航空写真、またはストリートビューを含む現地写真などから、撮像対象物の最大幅の幅、奥行き、および、当該平面図の縮尺も取得する。
定義部313は、撮像対象物の三次元画像モデルに寸法を定義する(ステップS13)。例えば、定義部313は、ステップS2において取得部312により取得された撮像対象物の最大幅の幅、奥行き、および、当該平面図の縮尺から実寸を求め、求めた実寸から概略モデルとなる三次元画像モデルの縮尺に応じて、三次元画像モデルの各部の長さを定義する。取得部312は、撮像対象物の形状を取得する(ステップS14)。例えば、取得部312は、設備情報データベース341を参照し、撮像対象物の設備情報を取得し、取得した設備情報に含まれる撮像対象物の設計図などから形状を取得する。なお、取得部312は、設備情報データベース341から設備情報を取得する他、インターネット上のオンラインマップにおける現地写真などをもとに撮像対象物の形状を取得することとしてもよい。
決定部314は、飛翔体200への各設定値を決定する(ステップS15)。例えば、決定部314は、飛翔体200の移動速度、飛翔体200の航路進行方向に対する仰俯角、または、飛翔体200の進行方向に対する直角方向の仰俯角、給電計画などを設定する。なお、給電計画とは、飛翔体200による撮像対象物の撮像開始から撮像終了までの給電計画のことであり、飛翔体200の消費電力や撮像距離などにより撮像終了までに給電が必要な場合に定められる給電タイミングなどである。
取得部312は、飛行禁止区域情報を取得する(ステップS16)。例えば、取得部312は、国土地理院の地理院地図から飛行禁止区域情報を取得する。決定部314は、飛翔体200の飛行航路を決定する(ステップS17)。決定部314は、ステップS13において定義した三次元画像モデルの寸法、ステップS14において取得した撮像対象物の形状、ステップS5において決定した飛翔体200に設定する各設定値、およびステップS16において取得した飛行禁止区域情報を基に飛行航路を決定する。
図17は、本実施形態における飛行航路調整装置400の機能構成を示すブロック図である。図17に示すように、飛行航路調整装置400は、制御部410と、通信制御部420と、入出力部430と、記憶部440とを備える。
通信制御部420は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースである。すなわち、通信制御部420は、点検管理サーバ100や、飛翔体200等のような外部端末や外部装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。
入出力部430は、情報を入力または出力するための液晶モニター等の画面である。なお、図17においては、入出力部430として、入力機能と出力機能が一体型された画面を例示するが、これに限定されず、キーボードなどの入力部を別に備えることで、入力機能と出力機能を別個の機能部としてもよい。
記憶部440は、画像データベース441を含む各種データ、とりわけ飛翔体200の飛行に関するデータまたは飛翔体200から取得するデータなどを記憶する。また、画像データベース441には、飛翔体200により撮像された画像が格納されている。
制御部410は、受付部411と、取得部412と、入出力制御部413と、送受信部414とを備える。なお、送受信部414は、本発明における飛行航路調整装置400の送信部に相当する。
送受信部414は、点検管理サーバ100や、飛翔体200などの外部端末または外部装置との間で各種情報を送受信する。例えば、送受信部414は、飛翔体200から被写体の画像を受信したり、点検管理サーバ100から飛行航路決定装置300により決定された飛行航路を受信したり、調整情報を点検管理サーバ100に送信したりする。
受付部411は、入出力部430から入力された情報、または、送受信部414を介して外部から各種情報を受け付ける。例えば、受付部411は、入出力部430から、飛行航路調整装置400の操作IDおよびパスワードの入力を受け付ける。ここで、操作IDおよびパスワードとは、飛行航路調整装置400の操作権限を有するユーザによる操作であることを認証するための識別情報およびパスワードであり、受付部411は入力された操作IDおよびパスワードが所定の操作IDおよびパスワードと一致する場合に、入力された操作IDおよびパスワードを認証し、以降の入力を受け付ける。
取得部412は、飛行航路決定装置300により決定された飛行航路を点検管理サーバ100から取得し、取得した飛行航路による被写体の撮像が困難、または、低効率となるルートとなる場合に、飛行航路に対して加える情報を調整情報として取得する。例えば、取得部412は、入出力部430から作業者により入力された情報を調整情報として取得してもよい。なお、飛行航路に対して加えられる情報は、飛行航路決定装置300により飛行航路が決定された際に用いられた設備情報や地図情報が、実際の設備または被写体の周辺環境と異なる場合に、実際の被写体および現地の情報に修正するための情報である。例えば、被写体となる鉄塔600の形状または構造の改造や変更、または、周辺道路や建物などの周辺環境に変更があった場合に有用となる。
入出力制御部413は、入出力部430から入力された情報、または、入出力部430への情報の出力を制御する。例えば、入出力制御部413は、入出力部430に操作IDおよびパスワードの入力受付画面の表示情報を出力する。
次に、点検管理サーバ100と、飛行航路決定装置300と、飛翔体200と、飛行航路調整装置400と、情報処理装置500とによる点検報告書の出力処理について説明する。図18は、点検管理サーバ100と、飛行航路決定装置300と、飛翔体200と、飛行航路調整装置400と、情報処理装置500とによる点検報告書の出力処理の手順を示すシーケンス図である。
飛行航路決定装置300は、飛行航路を点検管理サーバ100に送信する(ステップS21)。なお、他の例として、飛行航路決定装置300は、点検管理サーバ100に送信せず、飛翔体200に直接飛行航路を送信し、設定することとしてもよい。点検管理サーバ100は、ステップS21において飛行航路決定装置300から受信した飛行航路を飛行航路調整装置400に送信する(ステップS22)。
飛行航路調整装置400は、被写体が所在する現地において取得した調整情報をステップS22において受信した飛行航路に対して反映する(ステップS23)。飛行航路調整装置400は、ステップS23において調整情報を反映した飛行航路を飛翔体200に送信する(ステップS24)。飛翔体200は、ステップS24において受信した飛行航路に従って飛行し、被写体の画像を撮像する(ステップS25)。飛翔体200は、ステップS25において撮像した画像を点検管理サーバ100に送信する(ステップS26)。点検管理サーバ100は、ステップS26において受信した画像を基に、被写体の三次元画像を生成する(ステップS27)。ここで、点検管理サーバ100は、ステップS27において受信した画像に基づいて被写体の劣化症状を示す色彩を抽出し、抽出した色彩箇所を三次元画像に反映する。点検管理サーバ100は、ステップS27において生成した三次元画像を用いて点検報告書を生成する(ステップS28)。点検管理サーバ100は、ステップS31において生成した点検報告書を情報処理装置500に送信する(ステップS29)。
このように、実施形態1における点検管理サーバ100によれば、飛行航路決定装置300により決定された飛行航路に従って飛翔体200を飛行させ、取得した画像に基づいて点検対象となる設備の劣化症状を識別可能な三次元画像を生成し、生成した三次元画像と所定の報告書フォーマットを用いて点検報告書を生成するので、設備点検から報告書作成までの一連の作業において点検漏れを防止し、かつ、点検品質の精度を統一するとともに、不具合の発生箇所を容易に目視可能な報告結果を顧客に提供することができる。
図19は、本実施形態における点検管理サーバ100を実現可能なコンピュータ20の一例を示すハードウェア構成図である。図19に示すように、コンピュータ20は、CPU(Central Processing Unit)21、RAM(Random Access Memory)22、ROM(Read Only Memory)23、HDD(Hard Disk Drive)24、通信インターフェース(I/F)25、入出力インターフェース(I/F)26、およびメディアインターフェース(I/F)27を備える。
CPU21は、ROM23またはHDD24に格納されたプログラムにより動作し、各部の制御を行う。ROM23は、コンピュータ20の起動時にCPU21によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ20のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD24は、CPU21によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェース25は、通信回線を介して外部機器から受信したデータをCPU21に送り、CPU21が生成したデータを、通信回線を介して外部機器に送信する。
CPU21は、入出力インターフェース26を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU21は、入出力インターフェース26を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU21は、生成したデータを、入出力インターフェース26を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェース27は、記憶媒体28に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM22を介してCPU21に提供する。CPU21は、当該プログラムを、メディアインターフェース27を介して記憶媒体(不図示)からRAM22上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記憶媒体は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)等の光学記憶媒体、磁気記憶媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ20が本実施形態における点検管理サーバ100として機能する場合、コンピュータ20のCPU21は、RAM22上にロードされたプログラムを実行することにより、飛行航路設定部111、点検項目設定部112、三次元画像生成部113、報告書生成部114、表示制御部115、送受信部116の各機能を実現する。また、HDD24には、画像情報データベース141、報告書情報データベース142内のデータが格納される。
点検管理システムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供される。コンピュータ20のCPU21は、これらのプログラムを、メディアインターフェース27を介して上記の記憶媒体から読み取って実行するが、他の例として、外部装置から、通信回線を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
なお、点検管理システムは、例えば、ActionScript、JavaScript(登録商標)、Python、Rubyなどのスクリプト言語、C言語、C++、C#、Objective-C、Swift、Java(登録商標)などのコンパイラ言語などを用いて実装できる。
1 点検管理システム
100 点検管理サーバ
110 制御部
111 飛行航路設定部
112 点検項目設定部
113 三次元画像生成部
114 報告書生成部
115 表示制御部
116 送受信部
120 通信制御部
130 入出力部
140 記憶部
141 画像情報データベース
142 報告書情報データベース
1131 取得部
1132 色彩定義部
1133 画像分類部
1134 抽出部
1135 生成部
1136 関連部
200 飛翔体
300 飛行航路決定装置
400 飛行航路調整装置
500 情報処理装置

Claims (13)

  1. カメラが搭載された飛翔体と、前記飛翔体により撮像される被写体の点検処理を管理する点検管理サーバとがネットワークを介して接続された点検管理システムであって、
    前記点検管理サーバは、
    前記飛翔体の飛行航路を設定する飛行航路設定部と、
    前記カメラにより撮像された画像において、点検対象となる被写体の劣化部位を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出された劣化部位を示す画像を含む複数の画像を用いて被写体の三次元画像を生成する三次元画像生成部と、
    前記三次元画像生成部により生成された三次元画像を含む報告書を生成する報告書生成部と、
    を備え、
    前記飛翔体は、
    前記飛行航路設定部により設定された飛行航路に従って飛行する飛行制御部と、
    前記被写体を撮影する撮像制御部と、
    を備えることを特徴とする点検管理システム。
  2. 前記点検管理システムは、前記飛翔体の飛行航路を決定する飛行航路決定装置をさらに備え、
    前記飛行航路決定装置は、
    前記飛翔体の飛行航路を前記点検管理サーバに送信する飛行航路送信部、
    を備え、
    前記点検管理サーバの前記飛行航路設定部は、前記飛行航路決定装置から前記飛行航路を受信し、受信した飛行航路を前記飛翔体に送信し、
    前記飛翔体の前記飛行制御部は、
    前記点検管理サーバの前記飛行航路設定部から受信した飛行航路に従って飛行制御すること、
    を特徴とする請求項1に記載の点検管理システム。
  3. 前記飛行航路決定装置は、
    点検対象となる設備の種別に対応付けられた複数の候補となる飛行航路の中から最適な飛行航路を選定し、選定した飛行航路を前記飛翔体に設定する飛行航路と決定する決定部、
    をさらに備え、
    前記点検管理サーバの前記飛行航路設定部は、前記飛行航路決定装置から、前記決定部により決定された飛行航路を取得し、取得した飛行航路を前記飛翔体に設定すること、
    を特徴とする請求項2に記載の点検管理システム。
  4. 前記点検管理サーバは、
    前記飛行航路に対して現場の状況に基づいて加えられる調整内容を示す調整情報を取得し、取得した前記調整情報を前記飛行航路に反映する航路計画調整部、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の点検管理システム。
  5. 前記点検管理システムは、前記飛行航路を調整する飛行航路調整装置をさらに備え、
    前記飛行航路調整装置は、
    前記調整情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得した調整情報を前記点検管理サーバ、または、前記飛翔体に送信する送信部と、
    を備え、
    前記飛翔体は、
    前記飛行航路調整装置、または、前記飛行航路調整装置から前記調整情報を受信する受信部、
    を備え、
    前記飛行制御部は、前記受信部により受信した調整情報を反映した飛行航路に従って飛行すること、を特徴とする請求項4に記載の点検管理システム。
  6. 前記点検管理サーバは、
    前記画像に含まれる色彩のうち被写体の劣化症状と認定する色彩を定義する色彩定義部を、
    さらに備え、
    前記抽出部は、前記三次元画像生成部により生成された三次元画像の中で前記色彩定義部により定義された色彩が含まれる箇所を抽出すること、
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の点検管理システム。
  7. 前記点検管理サーバは、
    点検対象となる設備の点検項目を設定する点検項目設定部、
    をさらに備え、
    前記抽出部は、前記点検項目設定部により設定された前記点検項目に従って、前記劣化部位を抽出すること、
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の点検管理システム。
  8. 前記抽出部は、前記被写体となる設備として、鉄塔、鋼管柱、コンクリート柱、建物、橋梁、港湾設備、または有形文化財のいずれかの構造物の劣化部位を抽出すること、
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の点検管理システム。
  9. 前記点検管理システムは、前記飛翔体による飛行航路の履歴を示す飛行ログを管理する飛行ログ管理サーバをさらに備え、
    前記飛行ログ管理サーバは、
    点検対象となる構造物の種類に応じて定型化された飛行航路である定型飛行航路とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記点検管理サーバからの、少なくとも構造物の種類を示す情報を含む要求に応じて、前記記憶部から前記定型飛行航路を前記点検管理サーバに送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の点検管理システム。
  10. カメラが搭載された飛翔体により撮像される被写体の点検処理を管理する点検管理サーバであって、
    前記飛翔体の飛行航路を設定する飛行航路設定部と、
    前記カメラにより撮像された画像において、点検対象となる被写体の劣化部位を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出された劣化部位を示す画像を含む複数の画像を用いて被写体の三次元画像を生成する三次元画像生成部と、
    前記三次元画像生成部により生成された三次元画像を含む報告書を生成する報告書生成部と、
    を備えることを特徴とする点検管理サーバ。
  11. カメラが搭載された飛翔体による飛行航路の履歴を示す飛行ログを管理する飛行ログ管理サーバであって、
    点検対象となる構造物の種類に応じて定型化された飛行航路である定型飛行航路とを対応付けて記憶する記憶部と、
    外部からの、少なくとも構造物の種類を示す情報を含む要求に応じて、前記記憶部から前記定型飛行航路を送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする飛行ログ管理サーバ。
  12. カメラが搭載された飛翔体により撮像される被写体の点検処理を管理する点検管理サーバにより実行される点検管理方法であって、
    前記飛翔体の飛行航路を設定する飛行航路設定ステップと、
    前記カメラにより撮像された画像において、点検対象となる被写体の劣化部位を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップにより抽出された劣化部位を示す画像を含む複数の画像を用いて被写体の三次元画像を生成する三次元画像生成ステップと、
    前記三次元画像生成ステップにより生成された三次元画像を含む報告書を生成する報告書生成ステップと、
    を含むことを特徴とする点検管理方法。
  13. コンピュータを、
    カメラが搭載された飛翔体の飛行航路を設定する飛行航路設定機能と、
    前記カメラにより撮像された画像において、点検対象となる被写体の劣化部位を抽出する抽出機能と、
    前記抽出機能により抽出された劣化部位を示す画像を含む複数の画像を用いて被写体の三次元画像を生成する三次元画像生成機能と、
    前記三次元画像生成機能により生成された三次元画像を含む報告書を生成する報告書生成機能、
    として実現することを特徴とする点検管理プログラム。
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