JP2024018121A - 鉄塔の測定方法、及びこれを用いた付属部材強調図の作成方法 - Google Patents

鉄塔の測定方法、及びこれを用いた付属部材強調図の作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鉄塔の全体に亘って満遍なく点群データを取得する。【解決手段】本発明は、照射方向を変えながらレーザーを照射する携帯式のレーザー測定器10を用いて鉄塔を測定し、該鉄塔の三次元点群データを取得する鉄塔の測定方法である。本発明の鉄塔測定方法は、レーザーの照射方向が第1軸X周りに回動するレーザー測定器10を、第1軸Xが鉛直方向となるよう操作可能な向きにして作業者が背負う測定準備工程と、レーザー測定器10を用いて鉄塔の測定を行いながら鉄塔を昇る昇塔工程と、レーザー測定器10を用いて鉄塔の測定を行いながら鉄塔を降りる降塔工程とを備え、昇塔工程、及び/又は降塔工程において、作業者が背負った携帯式レーザー測定器10から、鉄塔にレーザーを照射する。【選択図】図1

Description

この発明は、高圧鉄塔や無線鉄塔、鉄柱、鉄構等(以下、「鉄塔」という。)をレーザー測定器で測定する方法に関し、特に人が携帯可能なレーザー測定器を用いて行う鉄塔測定方法に関する。
従来、高圧鉄塔の保守・点検のために高圧鉄塔に上る作業者の感電防止を目的として、鉄塔構造図には表れない送電線やジャンパ線、碍子、セイフティバー、作業足場等を実測し、セイフティバーとジャンパ線、碍子等の位置関係やセイフティバーと作業足場の位置関係等の安全に関係する情報を図面上に表示するようにしている。
鉄塔の計測は、古くは作業者が高圧鉄塔に上り、絶縁工具を用いて各部の寸法や距離等を測定・記録(スケッチ)していたところ、かかる作業は作業者の感電災害のリスクが高いという問題があり、近年では鉄塔の周辺からカメラ撮影やレーザー計測を行うことにより、高圧鉄塔の計測を行う方法が各種提案されている。(特許文献1、及び特許文献2参照)。
例えば、特許文献1では、地上に三脚で設置したレーザースキャナーで鉄塔をスキャンして得られた3次元点群データにより、鉄塔のボルトの位置を特定する方法が提案されている。
また、特許文献2では、ヘリコプターや無人飛行体にレーザースキャナーとカメラを搭載し、レーザースキャナーの計測値によりカメラのフォーカスと撮影方向を制御する架空線撮影装置が提案されている。
特開2020-85857号公開公報 特開2017-26700号公開公報
しかし、特許文献1の測定方法や特許文献2の撮影装置では、地上、又は上空から発したレーザーが鉄塔の周辺部材に遮られるため、上部と下部のレーザー測定器から遠い側は三次元点群データが不足して、得られる画像が不明確になるという問題がある。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、作業者の感電リスクを抑制しながら、高圧鉄塔の全体に亘って十分に三次元点群データを取得可能な鉄塔測定方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、照射方向を変えながらレーザーを照射する携帯式のレーザー測定器を用いて鉄塔を測定し、該鉄塔の三次元点群データを取得する鉄塔の測定方法であって、レーザーの照射方向が第1軸周りに回動するレーザー測定器を、前記第1軸が鉛直方向となるよう操作可能な向きにして作業者が背負う測定準備工程と、前記レーザー測定器を用いて鉄塔の測定を行いながら鉄塔を昇る昇塔工程と、前記レーザー測定器を用いて鉄塔の測定を行いながら鉄塔を降りる降塔工程とを備え、前記昇塔工程、及び/又は前記降塔工程において、作業者が背負った前記携帯式レーザー測定器から、鉄塔にレーザーを照射することを特徴とする。
本発明の高圧鉄塔の測定方法は、このように、鉄塔に上って測定を行う作業者が、背中に背負ったレーザー測定器により測定を行うので、絶縁工具を用いて手作業で測定を行う場合に比べて感電災害のリスクを大幅に低減できる。
また、レーザー測定器を背中に背負うことで、両手が空く、梯子を上る際に邪魔にならない等の利点がある。
さらに、本発明の高圧鉄塔の測定方法は、作業者が高圧鉄塔に上り下りしながらレーザースキャンを行うので、鉄塔の上下方向からレーザースキャンした場合に影になるような部分にまでレーザー照射を行うことができる。
本発明の高圧鉄塔の測定方法は、照射方向を変えながらレーザーを照射する携帯式のレーザー測定器を用いて鉄塔を測定し、該鉄塔の三次元点群データを取得する鉄塔の測定方法であって、レーザーの照射方向が、第1軸周りに回動するとともに、第1軸に交差する第2軸周りにも回動する携帯式レーザー測定器を、レーザーの照射範囲が作業者の後方側を向くようにして背負う測定準備工程と、前記レーザー測定器を用いて鉄塔の測定を行いながら鉄塔を昇る昇塔工程と、前記レーザー測定器を用いて鉄塔の測定を行いながら鉄塔を降りる降塔工程とを備え、前記昇塔工程、及び/又は前記降塔工程において、作業者が背負った前記携帯式レーザー測定器から、鉄塔にレーザーを照射することを特徴とする鉄塔の測定方法を含む。
このように、レーザーの照射方向が、第1軸周りに回動するとともに、第1軸に交差する第2軸周りにも回動する携帯式レーザー測定器を用いることで、より広い範囲にレーザー照射を行うことができる。
尚、ここで、「レーザーの照射方向が、第1軸周りに回動するとともに、第1軸に交差する第2軸周りにも回動する」とは、第1軸周りに回動するレーザー光と第2軸周りに回動するレーザー光が同一の場合と異なる場合の両方を含むものとする。
前記昇塔工程、及び/又は前記降塔工程において、前記携帯式レーザー測定器を背負った作業者が上半身を左右に捩じりながら、鉄塔にレーザーを照射することが好ましい。
このように、作業者が上半身を捩じってレーザー照射を行うことで、より満遍なく高圧鉄塔にレーザーを照射することができる。
本発明の鉄塔の測定方法は、前記昇塔工程で用いる昇塔ルートと、前記降塔工程で用いる降塔ルートが、当該鉄塔の軸心について対称位置にあることが好ましい。こうすることで、鉄塔のより広い部分を測定できるとともに、均一な三次元点群データを得ることができる。
前記昇塔工程の前に、又は前記降塔工程の後に、前記レーザー測定器を背負った作業者が、前記鉄塔の下を潜りながら前記鉄塔のレーザー測定を行う鉄塔潜り工程を備えることが好ましい。こうすることで、鉄塔の上方や外側から陰になる箇所にレーザー照射を行うことができる。
本発明の鉄塔の測定方法は、前記レーザー測定器を背負った作業者が、地上において前記鉄塔を周回する鉄塔周回工程を備えることが好ましい。こうすることで、鉄塔の上方や内側から陰になる箇所にレーザー照射を行うことができる。
本発明は、前記鉄塔が高圧鉄塔である場合において、上記鉄塔の測定方法により取得した三次元点群データを基に作成した前記鉄塔の点群図と、前記鉄塔の骨組みを表示する鉄塔構造図とを鉄塔の骨組みが一致するよう重ねて、前記点群図に表示されるとともに前記鉄塔構造図に表示されない付属部材を強調する付属部材強調図の作成方法祖含む。こうすることで、鉄塔構造図に表れない碍子や、電線、ジャンパ線、セイフティバー等を付属部材強調図上で容易に見分けることができる。
前記付属部材強調図の作成方法は、作業者が感電しない充電電路からの距離を明示するセイフティバーを、セイフティバー以外の部分から色分けするか、又は目印を設けて表示することが好ましい。こうすることで、セイフティバーを付属部材強調図上で、より容易に見分けることができる。
本発明に係る付属部材強調図の作成方法は、前記点群図として、前記鉄塔の複数のアームのうち一のアームのみを含む点群データから作成した水平断面点群図を用い、前記鉄塔構造図として、前記一のアームの骨組みを表示した水平断面構造図を用いて、前記一のアーム部を水平断面視で表示するものを含む。このように、アーム部を水平断面視の付属部材強調図で表示することで、概ね水平方向に張設される送電線と、概ね水平方向を長手方向として設置されるセイフティバーの両方を線で表示できるため、セイフティバーの長手方向の各部について、送電線との距離を把握できる。
本発明に係る付属部材強調図の作成方法は、前記付属部材強調図に、作業者が感電防止のために送電線から離隔すべき離隔範囲を示す離隔範囲境界線を表示することが好ましい。こうすることで、作業者が作業する場所が安全かどうかを容易に判断できる。
また、本発明に係る付属部材強調図の作成方法において、前記離隔範囲内に一部、又は全部が侵入しているセイフティバーを、全部が前記離隔範囲外に出ているセイフティバーから色分けするか、又は異なる目印を付すことが好ましい。こうすることで、設置位置が不適当なセイフティバーを容易に見分けることができる。
前記離隔範囲境界線は、異なる離隔範囲を表示する複数本からなることが好ましい。こうすることで、どの離隔範囲境界線の内側にあるかにより、感電の危険の程度を把握することができる。
以上、本発明の高圧鉄塔の測定方法によれば、高圧鉄塔の全体に亘って満遍なく三次元点群データを得ることができる。
本発明の第1実施形態に係る高圧鉄塔の測定方法に用いる携帯式レーザー測定器の概要図である。 図1に示した携帯式レーザー測定器を作業者が背負った様子を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る高圧鉄塔の測定方法における作業者の経路を斜視図で示した説明図である。 本発明の第2実施形態に係る高圧鉄塔の測定方法における作業者の経路を斜視図で示した説明図である。 図1に示した携帯式レーザー測定器の照射範囲の説明図である。 図1に示した携帯式レーザー測定器の照射範囲の(a)水平断面、及び(b)鉛直断面を示す模式図である。 作業者が上半身を左右に捻りながらレーザー測定を行う様子を示した説明図である。 本発明の第2実施形態に係る高圧鉄塔の測定方法に用いる携帯式レーザー測定器の(a)平面視におけるレーザー照射範囲、(b)側面視におけるレーザー照射範囲を示す模式図である。 高圧鉄塔をレーザー測定して得られた点群データにより形成した高圧鉄塔の(a)部分正面点群図、(b)アーム部分の水平断面点群図である。 図9に示した高圧鉄塔の(a)部分正面鉄塔構造図、(b)アーム部分の水平断面構造図である。 図9と図10を重ねて形成した付属部材強調図である。
以下、適宜図面を用いながら本発明の実施形態に係る高圧鉄塔の測定方法について詳述する。ただし、本発明は、以下の実施形態に限られるものではない。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る高圧鉄塔の測定方法は、図1に示すような、携帯式のレーザー測定器10を用いて、図3に示すような、高圧鉄塔80を測定し、高圧鉄塔80の三次元点群データを取得するために用いられる。
高圧鉄塔80は、図3に示すように、4本の主柱81Aから81Dに、斜材や水平材からなる補助材82,…を組み合わせて、6つのアーム85,85,…を支持するよう構成され、主柱81Aと主柱81Bを含む面83ABと、主柱81Cと主柱81Dを含む面83CDとに、地上から人が直接乗れる高さから頂部86近傍まで延びる一対の梯子84,84を備えている。一対の梯子84,84は、高圧鉄塔80の軸心(不図示)を挟んで対称な位置に設けられている。本実施形態では、面83ABの梯子84が昇塔ルートを面83CDの梯子84が降塔ルートを構成する。
(測定準備工程S1)
測定準備工程S1は、高圧鉄塔80のレーザー測定を開始する前に、作業者Aが地上でレーザー測定器10を背負う工程である。
レーザー測定器10は、図1に示すように、照射方向を変えながらレーザー光を照射し受光するスキャン部1と、スキャン部1を回動可能に支持する駆動部2と、スキャン部1で受光したレーザー光に基づく情報をデジタル化して保管するデータロガー3と、バッテリー4と、駆動部2とデータロガー3を連結する複合ケーブル5とを備えている。
スキャン部1は、第1軸Xを中心とする円環状に設けられる帯状の照射窓1aを有し、第2軸Y周りに連続回転するよう設けられている。これにより、スキャン部1は、この照射窓1aから、図1、図5に示すように、30度の角度幅でレーザー光を照射し、第1軸X周りに270度回動する毎に周回方向を変えながら、かつ第2軸Y周りに360度の回転を連続して繰り返しながらレーザー光を照射する。照射されたのち照射対象物に反射されたレーザー光は、照射窓1aにより受信される。作業者Aは、第2軸Yが概ね背中と垂直なるように、かつ水平方向を向くようにして、レーザー測定器10を背負う。本実施形態では、第2軸Yは、第1軸Xに直交する。
本実施形態で用いる携帯式のレーザー測定器10は、レーザーが方向を変えながら照射されるものであれば特に限定されないが、レーザーの照射方向が、第1軸X周りに回動するものが好ましく用いられ、第1軸に交差する第2軸Y周りにも回動するものがさらに好ましく用いられる。かかるレーザー測定器として、例えば、GeoSLAM社製のZEB-HORIZONなどを用いることができる。また、レーザー測定器10が照射するレーザー光は、第1軸周りに回動するレーザー光と、第1軸と異なる方向に延びる第2軸周りに回動するレーザー光が異なる2つレーザー光であってもよい。
レーザー測定器の安全性の観点から、例えば、IEC(国際電気標準会議)規格60825-1によるクラス分類において、遠距離の対象物であっても十分に測定可能である一方で作業者の目にレーザー光が入った際のリスクが比較的少ないクラス3が好ましく用いられる。
作業者Aは、図2に示すように、レーザー測定器10を背負子20に固定して背中に背負う。背負子20は、アルミパイプ製のフレーム21と、背板22と、保護かご23と、肩ベルト24、及び腰ベルト25とを備え、保護かご23は、背板22から後方へ突出する左右一対のU字枠23a,23aと、一対のU字枠23a,23aに架け渡される多数の横桟23b,23b,…とを有している。レーザー測定器10は、保護かご23の内側に収容されて背板22に固定される。
(昇塔工程S2)
昇塔工程S2は、高圧鉄塔80に上りながら高圧鉄塔80のレーザー測定を行う工程である。作業者Aは、レーザー測定器10の電源を入れ、スキャン部1からレーザー光を照射しながら、図3に矢印で示すように、高圧鉄塔80の梯子84を上っていく。
図6(a)は、梯子84を上る作業者Aと、レーザー測定器10のレーザー照射範囲の水平断面を示している。レーザー測定器10から作業者の後方の270度にわたってレーザー光が照射され、作業者A側の90度の範囲が死角になる。
また、図6(b)は、梯子84を上る作業者Aと、レーザー測定器10のレーザー照射範囲の鉛直断面を示している。作業者の体がレーザー光を一部遮るため、実質的なレーザー光の照射範囲は270度よりもやや狭くなり、90度よりも広い範囲が死角になる。
作業者Aは、このようなレーザー照射方向の死角をカバーするために、図7に示すように、梯子84を上ぼりながら、上半身を左右に捻ることが好ましい。つまり、図7(a)に示した体の前後方向が梯子84に対し垂直な基本姿勢から、図7(b)に示したように、体を右側に45度以上捻り、一旦体を基本姿勢に戻してから図7(c)に示すように、上半身を左に45度以上回転させる。こうすることで、レーザー光を全ての方向に照射できる。
(頂部回動工程S3)
頂部回動工程S3は、昇塔工程S2で上った梯子84から、次の降塔工程S4で高圧鉄塔80を降りる反対側の梯子84へ移動すべく、高圧鉄塔80の頂部86を半周移動する工程である。作業者Aは、頂部86に設けられた足場や、足場が無ければ横桟を頼りに梯子84から反対側の梯子84へと移動する。作業者Aは、レーダー光の照射範囲に死角が生じないように、適宜上半身を左右に45度以上ずつ捻りながら反対側の梯子84まで移動する。ここで、頂部86を1周半回ってから反対側の梯子84へ移動するようにしてもよい。
(降塔工程S4)
降塔工程S4は、高圧鉄塔80を降りながら高圧鉄塔80のレーダー測定を行う工程である。本実施形態では、昇塔工程S2で上った梯子84と高圧鉄塔80の軸心について対称位置にある梯子84を用いて、高圧鉄塔80を降りる。作業者Aは、梯子84を降りながら、適宜上半身を左右に45度以上ずつ回転させ、レーサー光を全方向に満遍なく照射する。
(鉄塔周回工程S5)
鉄塔周回工程S5は、作業者Aが、レーザー測定器10を背負った状態で、地上において高圧鉄塔80の周りを周回する工程である。本実施形態では、鉄塔周回工程S5は、降塔工程S4の後に続けて行われるが、昇塔工程S2の前に行うこともできる。作業者Aは、周回方向に体を向けた状態で、図3に示したように、高圧鉄塔80の周りを一周歩いて回る。
(鉄塔潜り工程S6)
鉄塔潜り工程S6は、図3に示すように、作業者Aが、レーザー測定器10を背負った状態で、地上を歩いて高圧鉄塔80の下を潜る工程である。作業者Aは、高圧鉄塔80の中で、少なくとも1周回るようにして、レーダー光を全方位に対し満遍なく照射することが好ましい。図3の例では、作業者Aは、面83CD側から入り、反対側の面83AB側から高圧鉄塔80の外へ出ているが、入った側と同じ側から出るようにしてもよい。高圧鉄塔80の鉄塔潜り工程S6は、昇塔工程S2の前に行ってもよいし、降塔工程S4の後に行ってもよく、鉄塔周回工程S5の前、途中、後のいずれに行ってもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態は、図4に示すような高圧鉄塔90について、本発明に係るレーザー測定方法を適用する形態である。図4中、符号91Aから91Dは主柱を、符号92は補助材を、符号95はアームを示し、一本の主柱91Bの下端近傍から、高圧鉄塔90の高さ方向の中間位置に設けられる足場97まで千鳥に列設された多数のステップボルトからなるステップ93と、当該足場97と、足場97から鉄塔の頂部近傍まで延びる梯子94からなるルートが昇塔ルート、及び降塔ルートを構成する。
尚、第2実施形態以降の実施形態において、第1実施形態と共通するものについては、同一符号を付して説明を省略する。
第2実施形態で用いる携帯式のレーザー測定器210は、図8に示すように、30度の角度幅を有する帯状のレーザー光を、第1軸X周りに360度の回転を連続して繰り返しながら照射するスキャン部201を有する。かかるレーザー測定器210としては、例えば、GreenValley International社製のVelodyne VLP-16などを用いることができる。作業者Aは、第1軸Xが鉛直方向となるよう操作可能な程度に上下方向に向けて、かつ安全のためスキャン部201が頭上に出ないようにして、レーザー測定器210を背負う。
(昇塔工程S202)
昇塔工程S202は、レーザー測定器210を用いて高圧鉄塔90の測定を行いながら高圧鉄塔90を昇る工程である。昇塔工程S202は、第1実施形態同様、測定準備工程S1を実施してレーザー測定器210を背負ったのち実施する。第2実施形態に係る昇塔工程S202では、地上から足場97まで主柱91Bに設けられたステップ93を上る。
ここで、レーザー測定器210のレーザー照射範囲には、図8(a)に示すように、作業者A自身の体により、例えば角度幅がθ度となる非照射範囲Sが生じている。作業者Aは、ステップ93を上りながら、上半身を少なくとも(θ/2)度以上ずつ捻るようにして全方向に満遍なくレーザー光を照射することが好ましい。例えば、θが100度であれば、作業者Aは、50度以上ずつ左右に体を捻ればよい。
(頂部回動工程S203)
頂部回動工程S203は、作業者Aが、高圧鉄塔90の頂部96の周りを、足場や横桟を利用して少なくとも1周する工程である。作業者Aは、昇塔工程S202で、梯子94を上端まで登ったら、頂部96の周りを回動する。この際、作業者Aの体が終始、高圧鉄塔90の内側を向く場合は、適宜体を左右に2分のθ度以上ずつ回動させて、レーザー光の照射方向に死角が生じないようにする。
(降塔工程S204)
降塔工程S204は、レーザー測定器210を背負って高圧鉄塔90を降りながら高圧鉄塔90のレーザー測定を行う工程である。降塔工程S204では、昇塔工程S202で上った梯子94と、足場97と、ステップ93を降塔ルートとして高圧鉄塔90を降りる。
第2実施形態においても、昇塔工程S202の前、あるいは降塔工程S204の後に鉄塔周回工程S5や、鉄塔潜り工程S6を行う。
(付属部材強調図の作成)
次に、上述した実施形態により得られた点群データを用いて、電線やジャンパ線、碍子等の付属部材を強調する付属部材強調図F3を作成する方法について説明する。付属部材強調図F3を作成する際には、まず上述した実施形態により高圧鉄塔80,90を測定して得られた三次元点群データを基に、図面に表示しない周囲の樹木や、鉄塔から所定の距離(例えば5m)以上離れた電線等の図面に表示しない点群データを削除する等して、高圧鉄塔の点群図F1を作成する。点群図F1は、高圧鉄塔の正面図や側面図等の六面図、任意の断面における断面図、任意の方向から見た斜視図のいずれであってもよい。例えば、図9(a)は、高圧鉄塔80の一部を正面視で示す部分正面点群図、図9(b)は、図9(a)の一のアーム85を含む符号Cで示した範囲の三次元点群データを平面視で見た水平断面点群図F1である。
次に、得られた点群図F1に、点群図F1と同じ方向から見た、同じ縮尺の鉄塔構造図F2(図10参照)を重ね合わせる。鉄塔構造図F2は、高圧鉄塔80の主柱81やアーム85を構成する骨組みのみを示すもので、例えば、高圧鉄塔80の設計時等に、CADにより製作される。図10は、図9に示した点群図F1と同じ方向から見た、同じ縮尺の鉄塔構造図F2であり、図9の点群図F1に図10の鉄塔構造図F2を合わせたものが、図11の付属部材強調図F3である。
付属部材強調図F3において、鉄塔構造図F2は、点群図F1とは異なる目立つ色にして、点群図F1に重ね合わせることが好ましい。点群図F1に表示された部材のうち鉄塔構造図F2の重ならない部分が、鉄塔構造図F2に記載されない付属部材である。図11の付属部材強調図F3では、碍子87やジャンパ線88、セイフティバー89が、鉄塔構造図F2と重ならないことで、付属部材であることが強調されている。
また、図11の付属部材強調図F3では、セイフティバー89に目印6が表示され、セイフティバーがさらに強調されるとともに、作業者Aの感電防止に必要なジャンパ線88等の充電電路からの離隔範囲を示す離隔範囲境界線7が表示されている。こうすることで、不適当な位置にあるセイフティバー89を容易に発見することができる。図11の例では、法定の離間距離を示す離隔範囲境界線7aと、これより安全側の社内基準による離隔範囲境界線7cと、これらの中間の離隔範囲境界線7bの3種の離間範囲境界線を表示して、セイフティバー89の位置がどの程度不適当かが一目して分かるように構成されている。図11(a)の△印で囲われたセイフティバー89aは、中間の離隔範囲境界線7b上にあり、法定の離隔範囲を満たしているが、社内基準の法定範囲を満たさないことがひと目で分かる。
図11には表れないが、離隔範囲境界線7内に位置する、設置位置の不適当なセイフティバー89aを、他のセイフティバー89と色違いにするか、又は他の正しい位置に設置されたセイフティバー89の目印6(図では、〇印)と異なる目印6a(図では△印)を付すことで、取り付け位置を変更すべきセイフティバー89を容易に把握できる。
以上、本発明は、上述した実施形態に限らず、例えば、作業者は、レーザー照射を行うにあたり、上半身を捩じらなくてもよい。昇塔ルートと降塔ルートは、高圧鉄塔の軸芯に対し対称でなくてもよい。鉄塔潜り工程や鉄塔周回工程は備えなくともよい。セイフティバーの目印は、付属部材強調図ではなく点群図に設けてもよい。測定対象は、高圧鉄塔に限らず、無線鉄塔や、鉄柱、鉄構であってもよい。レーザー光の照射幅は、30度に限られない。
10 携帯式レーザー測定器
7 離隔範囲境界線
6 目印
80,90 高圧鉄塔
84,94 梯子(昇塔・降塔ルート)
87 碍子(付属部材)
88 ジャンパ線(付属部材)
89 セイフティバー(付属部材)
85,95 アーム
93 ステップ(昇塔・降塔ルート)
A 作業者
S 非照射範囲
X 第1軸
Y 第2軸
F1 点群図
F2 鉄塔構造図
F3 付属部材強調図
上記課題を解決するためになされた発明は、照射方向を変えながらレーザーを照射する携帯式のレーザー測定器を用いて鉄塔を測定し、該鉄塔の三次元点群データを取得する鉄塔の測定方法であって、レーザーの照射方向が第1軸周りに回動するレーザー測定器を、当該レーザー測定器が頭上に出ないように、かつ前記第1軸が鉛直方向となるよう操作可能な向きにして作業者が背負う測定準備工程と、前記レーザー測定器を用いて鉄塔の測定を行いながら鉄塔を昇る昇塔工程と、前記レーザー測定器を用いて鉄塔の測定を行いながら鉄塔を降りる降塔工程とを備え、前記昇塔工程、及び/又は前記降塔工程において、作業者が背負った前記携帯式レーザー測定器から、鉄塔にレーザーを照射することを特徴とする。
本発明の高圧鉄塔の測定方法は、照射方向を変えながらレーザーを照射する携帯式のレーザー測定器を用いて鉄塔を測定し、該鉄塔の三次元点群データを取得する鉄塔の測定方法であって、レーザーの照射方向が、第1軸周りに回動するとともに、第1軸に交差する第2軸周りにも回動する携帯式レーザー測定器を、当該レーザー測定器が頭上に出ないように、かつレーザーの照射範囲が作業者の後方側を向くようにして背負う測定準備工程と、前記レーザー測定器を用いて鉄塔の測定を行いながら鉄塔を昇る昇塔工程と、前記レーザー測定器を用いて鉄塔の測定を行いながら鉄塔を降りる降塔工程とを備え、前記昇塔工程、及び/又は前記降塔工程において、作業者が背負った前記携帯式レーザー測定器から、鉄塔にレーザーを照射することを特徴とする高圧鉄塔の測定方法を含む。
このように、レーザーの照射方向が、第1軸周りに回動するとともに、第1軸に交差す
る第2軸周りにも回動する携帯式レーザー測定器を用いることで、より広い範囲にレーザ
ー照射を行うことができる。
尚、ここで、「レーザーの照射方向が、第1軸周りに回動するとともに、第1軸に交差
する第2軸周りにも回動する」とは、第1軸周りに回動するレーザー光と第2軸周りに回
動するレーザー光が同一の場合と異なる場合の両方を含むものとする。
前記昇塔工程、及び/又は前記降塔工程において、前記携帯式レーザー測定器を背負った作業者が、鉄塔の梯子を両手で握った状態で上半身を左右に捩じりながら、鉄塔にレーザーを照射することが好ましい。
このように、作業者が上半身を捩じってレーザー照射を行うことで、より満遍なく高圧
鉄塔にレーザーを照射することができる。

Claims (12)

  1. 照射方向を変えながらレーザーを照射する携帯式のレーザー測定器を用いて鉄塔を測定し、該鉄塔の三次元点群データを取得する鉄塔の測定方法であって、
    レーザーの照射方向が第1軸周りに回動するレーザー測定器を、前記第1軸が鉛直方向となるよう操作可能な向きにして作業者が背負う測定準備工程と、
    前記レーザー測定器を用いて鉄塔の測定を行いながら鉄塔を昇る昇塔工程と、
    前記レーザー測定器を用いて鉄塔の測定を行いながら鉄塔を降りる降塔工程と
    を備え、
    前記昇塔工程、及び/又は前記降塔工程において、作業者が背負った前記携帯式レーザー測定器から、鉄塔にレーザーを照射することを特徴とする鉄塔の測定方法。
  2. 照射方向を変えながらレーザーを照射する携帯式のレーザー測定器を用いて鉄塔を測定し、該鉄塔の三次元点群データを取得する鉄塔の測定方法であって、
    レーザーの照射方向が、第1軸周りに回動するとともに、第1軸に交差する第2軸周りにも回動する携帯式レーザー測定器を、レーザーの照射範囲が作業者の後方側を向くようにして背負う測定準備工程と、
    前記レーザー測定器を用いて鉄塔の測定を行いながら鉄塔を昇る昇塔工程と、
    前記レーザー測定器を用いて鉄塔の測定を行いながら鉄塔を降りる降塔工程と
    を備え、
    前記昇塔工程、及び/又は前記降塔工程において、作業者が背負った前記携帯式レーザー測定器から、鉄塔にレーザーを照射することを特徴とする鉄塔の測定方法。
  3. 前記昇塔工程、及び/又は前記降塔工程において、前記携帯式レーザー測定器を背負った作業者が上半身を左右に捩じりながら、鉄塔にレーザーを照射する請求項1、又は請求項2に記載の鉄塔の測定方法。
  4. 前記昇塔工程で用いる昇塔ルートと、前記降塔工程で用いる降塔ルートが、当該鉄塔の軸心について対称位置にある請求項1、又は請求項2に記載の鉄塔の測定方法。
  5. 前記昇塔工程の前に、又は前記降塔工程の後に、前記レーザー測定器を背負った作業者が、前記鉄塔の下を潜りながら前記鉄塔のレーザー測定を行う鉄塔潜り工程を備える請求項1、又は請求項2に記載の鉄塔の測定方法。
  6. 前記レーザー測定器を背負った作業者が、地上において前記鉄塔を周回する鉄塔周回工程を備える請求項1、又は請求項2に記載の鉄塔の測定方法。
  7. 前記鉄塔が高圧鉄塔であり、
    請求項1に記載の鉄塔の測定方法により取得した三次元点群データを基に作成した前記鉄塔の点群図と、前記鉄塔の骨組みを表示する鉄塔構造図とを鉄塔の骨組みが一致するよう重ねて、前記点群図に表示されるとともに前記鉄塔構造図に表示されない付属部材を強調する付属部材強調図の作成方法。
  8. 作業者が感電しない充電電路からの距離を明示するセイフティバーを、セイフティバー以外の部分から色分けするか、又は目印を設けて表示する請求項7に記載の付属部材強調図の作成方法。
  9. 前記点群図として、前記鉄塔の複数のアームのうち一のアームのみを含む点群データから作成した水平断面を示す点群図を用い、前記鉄塔構造図として、前記一のアームの骨組みを表示した水平断面を示す鉄塔構造図を用いて、前記一のアーム部を水平断面視で表示する請求項7に記載の付属部材強調図の作成方法。
  10. 前記付属部材強調図に、作業者が感電防止のために送電線から離隔すべき離隔範囲を示す離隔範囲境界線を表示する請求項7に記載の付属部材強調図の作成方法。
  11. 前記離隔範囲内に一部、又は全部が侵入しているセイフティバーを、全部が前記離隔範囲外に出ているセイフティバーから色分けするか、又は異なる目印を付す請求項10に記載の付属部材強調図の作成方法。
  12. 前記離隔範囲境界線が、異なる離隔範囲を表示する複数本からなる請求項10に記載の付属部材強調図の作成方法。
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