JP2021006459A - 燃料タンク - Google Patents

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Abstract

【課題】車両が急激に加減速した場合に生じる液体燃料の搖動に起因する、燃料タンク内の機器の変形破損を防止する。【解決手段】燃料タンク1の内部には、燃料タンク本体への衝撃からの保護を要するレベリングバルブ10と、車両の走行時に生じる液体燃料の搖動を防止するバッフルプレート20とが配置されている。バッフルプレート20におけるレベリングバルブ10に対向する位置には、バッフルプレート20においてレベリングバルブ10と対向しない領域よりも剛性が低い低剛性領域21が設けられている。低剛性領域21には、所定の方向に延伸した第1切れ目21b及び第2切れ目21cが形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される燃料タンクに関する。
車両に搭載される燃料タンクにおいては、タンク内に貯留された液体燃料が搖動し易い状態になっている。そのため、車両の通常走行時とは異なる状態(衝突の衝撃が車両に加わる場合など)で車両が急激に加減速した場合、液体燃料が慣性によってタンク内を激しく搖動し、タンク内に配置されたレベリングバルブ等の機器に勢いよく衝突して当該機器を破損させてしまう可能性があった。そこで、この問題点を解消すべく、特許文献1では、タンク内に配置されたレベリングバルブの側面を覆う、バルブ保全プレートを備えた車両搭載タンクが開示されている。
特開2012−66660号公報(2012年4月5日公開)
ここで、特許文献1に開示されたバルブ保全プレートは、車両前方衝突時においてレベリングバルブに対して最も強く液体燃料が押し寄せる方向である、当該レベリングバルブの車両前方を遮るように配置されている。一方、車両が急激に加減速した場合に生じる液体燃料の鉛直方向の搖動に対しては、レベリングバルブと液体燃料の液面との間を遮るように配置されたバッフルプレート(波消し板とも言う)が、レベリングバルブを保護する役割を果たしている。
しかしながら、液体燃料の鉛直方向の搖動が激しい場合、液体燃料がバッフルプレートに勢いよく衝突して当該バッフルプレートが大きく変形してしまう。そして、この変形に起因してバッフルプレートがレベリングバルブと衝突し、当該レベリングバルブが変形・破損する可能性があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両が急激に加減速した場合に生じる液体燃料の搖動に起因する、燃料タンク内の機器の変形・破損を防止することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る燃料タンクは、車両に搭載される、液体燃料を貯留するための燃料タンクであって、上記燃料タンクの内部には、燃料タンク本体への衝撃からの保護を要する保護対象機器と、上記車両の走行時に生じる上記液体燃料の搖動を防止するバッフルプレートと、が配置されており、上記バッフルプレートにおいて上記保護対象機器と対向する領域は、上記バッフルプレートにおいて上記保護対象機器と対向しない領域よりも剛性が低い低剛性領域として形成され、該低剛性領域には、所定の方向に延伸した切れ目が形成されている。
上記構成によれば、バッフルプレートにおいて保護対象機器と対向する領域が低剛性領域として形成されている。したがって、液体燃料の搖動に起因してバッフルプレートが変形し、当該バッフルプレートの低剛性領域が保護対象機器と衝突しても、低剛性領域が容易に変形することで保護対象機器に加わる衝撃を吸収することができる。それゆえ、液体燃料の搖動に起因する保護対象機器の変形・破損を効果的に防止することができる。
また、上記構成によれば、バッフルプレートにおける切れ目の周辺領域は、低剛性領域におけるその他の領域よりもさらに剛性が低くなる。
したがって、低剛性領域が保護対象機器と衝突しても当該低剛性領域、特に切れ目の周辺領域が容易に変形することで、保護対象機器に加わる衝撃をより効果的に吸収することができる。それゆえ、液体燃料の搖動に起因する保護対象機器の変形・破損をより効果的に防止することができる。
また、本発明の一態様に係る燃料タンクにおいて、上記切れ目は、第1方向に延伸した第1切れ目と、上記第1方向と異なる第2方向に延伸した第2切れ目と、を含んでおり、上記第1切れ目と上記第2切れ目とが交差している。
上記構成によれば、バッフルプレートにおける、第1切れ目と第2切れ目とが交差する箇所の周辺領域は、低剛性領域におけるその他の領域よりもさらに剛性が低くなる。また、上記交差する箇所の周辺領域は、切れ目が1つしか形成されていない場合における当該切れ目の周辺領域よりも剛性が低くなる。
したがって、低剛性領域が保護対象機器と衝突しても、特に上記交差する箇所の周辺領域が容易に変形することで、保護対象機器に加わる衝撃をより効果的に吸収することができる。それゆえ、液体燃料の搖動に起因する保護対象機器の変形破損をより効果的に防止することができる。
また、本発明の一態様に係る燃料タンクにおいて、上記バッフルプレートは、上記燃料タンクが上記車両に搭載された状態において、水平になるように配置されている。上記構成によれば、燃料タンクが車両に搭載された状態において、保護対象機器と液体燃料の液面との間にバッフルプレートが配置されることとなる。
したがって、液体燃料の垂直方向の搖動に起因してバッフルプレートが鉛直上側に変位し、当該バッフルプレートの低剛性領域が保護対象機器と衝突しても、低剛性領域が容易に変形することで保護対象機器に加わる衝撃を吸収することができる。それゆえ、液体燃料の搖動、特に鉛直方向の搖動に起因する保護対象機器の変形・破損を効果的に防止することができる。
本発明の一態様によれば、バッフルプレートに低剛性領域を形成することにより、車両が急激に加減速した場合に生じる液体燃料の搖動に起因する、保護対象機器の変形・破損を効果的に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る燃料タンクの概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るバッフルプレートの概略構成を示す平面図である。 (a)は、上記燃料タンクの内部構造の概略を示す図である。(b)は、上記バッフルプレートが変形した状態を示す図である。 (a)は、上記燃料タンクに従来のバッフルプレートが設けられた場合における、当該燃料タンクの内部構造の概略を示す図である。(b)および(c)は、(a)に示す従来のバッフルプレートが変形した状態を示す図である。
<燃料タンクの概要>
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る燃料タンク1の概要について説明する。図1は、燃料タンク1の概略構成を示す図である。なお、図1は、車両に搭載された状態の燃料タンク1を示している。また、以下では説明の便宜上、鉛直上側を上方、鉛直下側を下方とする。
燃料タンク1は、液体燃料を貯留するための箱型の車両用機器であり、図1に示すように、アッパータンク1a、ロアタンク1b、レベリングバルブ10(保護対象機器)およびバッフルプレート20を備えている。
アッパータンク1aは開口部が形成された箱型の金属製部材であり、開口部の外縁にはフランジが設けられている。また、ロアタンク1bも開口部が形成された箱型の金属製部材であり、開口部の外縁にはフランジが設けられている。アッパータンク1aの開口部の形状・大きさはロアタンク1bの開口部の形状・大きさに対応しており、アッパータンク1aの開口部をロアタンク1bの開口部に重ねてアッパータンク1aのフランジとロアタンク1bのフランジとをシーム溶接することで、燃料タンク1の本体(燃料タンク本体)が形成されている。
燃料タンク1が車両に搭載された状態においては、アッパータンク1aが上側に、ロアタンク1bが下側になるようにそれぞれ配置され、アッパータンク1aの底壁が燃料タンク1の上壁となり、ロアタンク1bの底壁が燃料タンク1の底壁となる。また、燃料タンク1の長手方向の側壁が車幅方向に配置され、短手方向の側壁が車両の前後方向に配置されることとなる。
燃料タンク1の内部1cには、レベリングバルブ10およびバッフルプレート20が配置されている。レベリングバルブ10は、燃料タンク1を構成する略円柱状の機器であって、その側面を燃料タンク1の上壁の内壁面に設けられたブラケット11(図3、図4参照)に固定することにより、燃料タンク1の内部1cにおいて上壁から吊り下げられるように配置される。
レベリングバルブ10の側面には燃料タンク1の外部と連通するチューブ12が接続されている。通常は燃料タンク1の内部1cとチューブ12とを連通させることで、燃料タンク1に液体燃料を補給した際の、燃料タンク1の内部1cの空気抜きを可能にしている。また、その他の保護対象機器として、フロートバルブ(不図示)が、レベリングバルブ10と同様な形態で装着される場合もある。フロートバルブは、燃料タンク1の内部1cの圧力が上昇した際に、空気を燃料タンク1の内部1cから燃料タンク1の外部に装着されたキャニスター(不図示)へ放出し、内圧上昇を抑制する機器である。
バッフルプレート20は、車両の走行時に生じる液体燃料の搖動を防止するために設けられる、複数の孔23が形成された金属製の板状部材である。また、バッフルプレート20の短手方向(図2におけるX方向)の両端部のそれぞれには、固定部22が形成されている。これら2つの固定部22を燃料タンク1の上壁の内壁面に固定することにより、バッフルプレート20は、燃料タンク1の内部1cにおいて上壁から吊り下げられるように、水平に配置される(図3参照)。
すなわち、燃料タンク1の内部1cにおいては、レベリングバルブ10が燃料タンク1の上壁とバッフルプレート20とで挟み込まれ、レベリングバルブ10とバッフルプレート20とが対向している。
<バッフルプレートの構造>
次に、図2を参照して、本発明の一実施形態に係るバッフルプレート20の構造について説明する。図2は、バッフルプレート20の概略構成を示す平面図である。図2に示すように、バッフルプレート20には、平面視で当該バッフルプレート20の形状と略同一の、長方形状の低剛性領域21が形成されている。
低剛性領域21は、バッフルプレート20における低剛性領域21以外の領域(バッフルプレートにおいて保護対象機器と対向しない領域)よりも剛性が低い領域である。低剛性領域21には、第1切れ目21b(切れ目)、第2切れ目21c(切れ目)、6つの第3切れ目21d、2つの第4切れ目21eが形成されており、これらの切れ目によって4つの変形許容部21aが形成されている。
4つの変形許容部21aは平面視で略長方形状、具体的には、2つのヒンジを備えた開閉可能な扉のような形状の部位であり、すべて同一の形状・大きさとなっている。4つの変形許容部21aは、低剛性領域21内において格子状に配置されている。
また、変形許容部21aは、変形許容部21aの長手方向の側面がバッフルプレート20の長手方向の側面と平行になり、変形許容部21aの短手方向の側面がバッフルプレート20の短手方向の側面と平行になるように配置されている。さらに、4つの変形許容部21aのそれぞれにおける、第1切れ目21bと第2切れ目21cとの直交箇所(詳細は後述)付近の部位が、レベリングバルブ10と対向している。
車両の急激な加減速によって液体燃料が激しく搖動し、1つ以上の変形許容部21aがレベリングバルブ10と衝突しても、当該変形許容部21aにおけるレベリングバルブ10と衝突した部位(上記直交箇所付近の部位)が容易に変形することでレベリングバルブ10に加わる衝撃が吸収される。また、上記1つ以上の変形許容部21aにおけるヒンジに相当する部位が容易に屈曲または湾曲し、変形許容部21aの一部または全部がバッフルプレート20の水平面から下方に突出することによっても、レベリングバルブ10に加わる衝撃が吸収される。
第1・第2切れ目21b・21cはともに、平面視で細長い長方形状に形成されている。第1切れ目21bはX方向(低剛性領域21の長手方向:第1方向)に延伸しており、第2切れ目21cはY方向(低剛性領域21の短手方向:第1方向と異なる第2方向)に延伸している。また、第1切れ目21bと第2切れ目21cとは直交(交差)し、これら2つの切れ目の交点の位置が、平面視でレベリングバルブ10の中心軸(不図示)の位置と一致するように、第1切れ目21bおよび第2切れ目21cが形成されている。
6つの第3切れ目21dは、第1・第2切れ目21b・21cと同様に平面視で細長い長方形状に形成されている。6つの第3切れ目21dのうち、3つの第3切れ目21dは、低剛性領域21の長手方向の一端に、X方向に連なるように延伸している。また、残り3つの第3切れ目21dは、低剛性領域21の長手方向の他端に、X方向に連なるように延伸している。さらに、低剛性領域21の長手方向の端に形成された3つの第3切れ目21dのうち、平面視で中央に形成されている第3切れ目21dは、第2切れ目21cと直交している。
2つの第4切れ目21eは、平面視で凹形状に形成されている。第4切れ目21eのうちY方向に延伸している切れ目部分は、低剛性領域21の短手方向の端に形成され、第1切れ目21bと直交している。また、第4切れ目21eのうちX方向に延伸している2つの切れ目部分は、低剛性領域21の長手方向の両端に形成されている。
このように第1〜第4切れ目21b・21c・21d・21eが形成されることにより、上述の変形許容部21aが4つ形成されることとなる。また、バッフルプレート20における、第3切れ目21d近傍の領域および第4切れ目21e近傍の領域(変形許容部21aを除く)も、低剛性領域21以外の領域と比べて剛性が低くなっている。したがって、レベリングバルブ10と変形許容部21aとの衝突時にこれらの領域が容易に変形することによっても、レベリングバルブ10に加わる衝撃が吸収される。
なお、低剛性領域21の形状・大きさは本実施形態の場合に限定されず、レベリングバルブ10の形状・大きさ・配置に応じて任意に設計変更してよい。また、第1〜第4切れ目21b・21c・21d・21eの形状・大きさ、変形許容部21aの形状・大きさ、および第3切れ目21d・変形許容部21aの個数についても、レベリングバルブ10の形状に応じて任意に設計変更してよい。
具体的には、本実施形態のように第1切れ目21bと第2切れ目21cとが直交している必要は必ずしもなく、第1切れ目21bと第2切れ目21cとが交差していればよい。また、本実施形態のように第1切れ目21bがX方向に延伸し、第2切れ目21cがY方向に延伸している必要は必ずしもなく、第1切れ目21bと第2切れ目21cとが交差するように、第1切れ目21bおよび第2切れ目21cのそれぞれが所定の方向に延伸していればよい。
さらに、バッフルプレート20の低剛性領域21には、第1〜第4切れ目21b・21c・21d・21eが形成されていなくてもよい。具体的には、第1・第2切れ目21b・21cのみが形成されていてもよいし、第1切れ目21bまたは第2切れ目21cのいずれか一方のみが形成されていてもよい。さらには、バッフルプレート20の低剛性領域21に対応する部分をくり抜いて、プラスチック等の樹脂で形成されたフィルムを当該部分に取付けてもよい(不図示)。この場合、フィルムの部分が新たな低剛性領域21となる。換言すれば、バッフルプレート20におけるレベリングバルブ10と対向する領域が、レベリングバルブ10と対向しない領域よりも剛性が低くなっていればよい。
<従来のバッフルプレートとの対比>
次に、図3および図4を参照して、燃料タンク1の内部1cにバッフルプレート20が配置されている場合、および従来のバッフルプレート100が配置されている場合のそれぞれにおける、レベリングバルブ10の変形・破損の有無・程度について説明する。
図3の(a)は、燃料タンク1の内部構造の概略を示す図である。図3の(b)は、バッフルプレート20が変形した状態を示す図である。また、図4の(a)は、燃料タンク1に従来のバッフルプレート100(以下、「バッフルプレート100」と略記する)が設けられた場合における、燃料タンク1の内部構造の概略を示す図である。図4の(b)および(c)は、バッフルプレート100が変形した状態を示す図である。
バッフルプレート100は金属製であり、第1〜第4切れ目21b・21c・21d・21eが形成されていない、すなわち低剛性領域21が形成されていない点(不図示)以外、バッフルプレート20と略同一の形状・大きさとなっている。また、燃料タンク1の内部1cにおけるバッフルプレート100の配置位置は、バッフルプレート20の配置位置と略同一である。
車両の急激な加減速によって液体燃料が激しく搖動した場合、液体燃料の衝突によってバッフルプレート100の各箇所に力が加わる(図4の(b)および(c)に示す矢印参照)。そして、バッフルプレート100は、図4の(a)に示す正常な状態から図4の(b)または(c)のように大きく変形し、バッフルプレート100のレベリングバルブ10と対向する領域がレベリングバルブ10と衝突することとなる。
この時、バッフルプレート100の剛性はすべての領域に亘って略同一であることから、レベリングバルブ10と対向する領域は、レベリングバルブ10と衝突してもあまり変形しない。したがって、レベリングバルブ10は、図4の(b)および(c)に示すように変形・破損する。
一方、車両の急激な加減速によって同じように液体燃料が激しく搖動した場合、バッフルプレート20は、図3の(a)に示す正常な状態から図3の(b)のように大きく変形する。しかしながら、レベリングバルブ10は、低剛性領域21に形成された変形許容部21aと衝突することから、変形許容部21aの方が図3の(b)に示すようにバッフルプレート20の本体から下方に突出する変形を起こす。この変形によってレベリングバルブ10に加わる衝撃が低減されることから、レベリングバルブ10の変形・破損は略生じない。
以上のことからも、低剛性領域21が形成されたバッフルプレート20を燃料タンク1の内部1cに配置することによって、液体燃料の搖動に起因するレベリングバルブ10の変形・破損を防止できることがわかる。
<変形例>
なお、バッフルプレート20の低剛性領域21はレベリングバルブ10と対向している必要は必ずしもなく、燃料ポンプ(不図示)またはレベリングゲージ(不図示)と対向してもよい。換言すれば、低剛性領域21が形成されたバッフルプレート20を燃料タンク1の内部1cに配置することによって、燃料タンク1の本体への衝撃からの保護を要するいずれかの機器(保護対象機器)の変形・破損が防止されればよい。
また、バッフルプレート20は、燃料タンク1が車両に搭載された状態において、燃料タンク1の内部1cで水平になるように配置されていなくてもよい。バッフルプレート20は、燃料タンク1が車両に搭載された状態において、燃料タンク1の内部1cで垂直になるように配置されていてもよい(不図示)。換言すれば、バッフルプレート20は、低剛性領域21がレベリングバルブ10と対向するように配置されていれば、どのような配置であってもよい。
<付記事項>
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 燃料タンク
1c 内部
10 レベリングバルブ(保護対象機器)
20 バッフルプレート
21 低剛性領域
21b 第1切れ目(切れ目)
21c 第2切れ目(切れ目)

Claims (3)

  1. 車両に搭載される、液体燃料を貯留するための燃料タンクであって、
    上記燃料タンクの内部には、上記燃料タンク本体への衝撃からの保護を要する保護対象機器と、上記車両の走行時に生じる上記液体燃料の搖動を防止するバッフルプレートと、が配置されており、
    上記バッフルプレートにおいて上記保護対象機器と対向する領域は、上記バッフルプレートにおいて上記保護対象機器と対向しない領域よりも剛性が低い低剛性領域として形成され、
    該低剛性領域には、所定の方向に延伸した切れ目が形成されていることを特徴とする燃料タンク。
  2. 上記切れ目は、第1方向に延伸した第1切れ目と、上記第1方向と異なる第2方向に延伸した第2切れ目と、を含んでおり、
    上記第1切れ目と上記第2切れ目とが交差していることを特徴とする請求項1に記載の燃料タンク。
  3. 上記バッフルプレートは、上記燃料タンクが上記車両に搭載された状態において、水平になるように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料タンク。
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