JP2021005215A - 興味推定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテンツに対する利用者の興味を推定できる興味推定システムを提供する。【解決手段】本開示の一態様は、コンテンツの利用者の姿勢を検出する検出装置と、検出装置が検出した姿勢から利用者の視線の方向を取得し、視線の方向の維持時間によって、コンテンツに対する利用者の興味の高さを推定する処理装置と、を備える興味推定システムである。【選択図】図1

Description

本開示は、興味推定システムに関する。
コンテンツが提供される施設における着席状況を把握するために、シートに対する着席の有無を検知するシステムが知られている(特許文献1参照)。
特開2003−61779号公報
上述のシステムは、利用者による席の確保を支援する機能を有しているが、コンテンツの提供開始後に、着席した利用者のコンテンツに対する興味を推定する機能は備えていない。
本開示の一局面は、コンテンツに対する利用者の興味を推定できる興味推定システムを提供することを目的としている。
本開示の一態様は、コンテンツの利用者の姿勢を検出する検出装置(2)と、検出装置(2)が検出した姿勢から利用者の視線の方向を取得し、視線の方向の維持時間によって、コンテンツに対する利用者の興味の高さを推定する処理装置(4)と、を備える興味推定システム(1)である。
このような構成によれば、利用者の視線の動きに基づいて、利用者のコンテンツへの興味の高さ(つまり、注視度合い)を推定できる。この結果に基づいて、コンテンツの内容、提供方法等を変更すれば、利用者の興味の向上を図ることができる。また、利用者の視線を推定に用いるため、解析精度に左右される言語情報(つまり、利用者の発言内容)を用いずに興味の高さを推定できる。
本開示の一態様では、処理装置(4)は、視線の方向が変化する頻度によって、コンテンツに対する利用者の興味の高さを推定してもよい。このような構成によれば、利用者のコンテンツへの注視度合いを、視線の方向の維持時間のみを用いて判定する場合よりも高い精度で判定することができる。
本開示の一態様では、処理装置(4)は、コンテンツによる視線誘導の開始から、視線の方向が視線誘導の方向と一致するまでの時間によって、コンテンツに対する利用者の興味の高さを推定してもよい。このような構成によれば、視線誘導が含まれるコンテンツに対する興味の高さを容易かつ的確に判定することができる。
本開示の一態様では、処理装置(4)は、検出装置(2)が検出した姿勢から姿勢遷移量を取得し、視線誘導の開始後における姿勢遷移量によって、コンテンツに対する利用者の興味の高さを推定してもよい。このような構成によれば、視線誘導が含まれるコンテンツへの注視度合いを、視線の方向のみを用いて判定する場合よりも高い精度で判定することができる。
本開示の一態様では、検出装置(2)は、コンテンツが提供される空間に配置されたシート(21)と、シート(21)に配置された少なくとも1つの加速度センサ(22A,22B,22C)と、を有してもよい。処理装置(4)は、少なくとも1つの加速度センサ(22A,22B,22C)の出力に基づいて、シート(21)に着座した利用者の姿勢遷移量を推定してもよい。このような構成によれば、利用者の姿勢の遷移をカメラ等の画像処理を使用した検知よりも的確に検知することができる。また、コンテンツが提供される空間の明るさ、騒音等の環境による検知精度への影響を低減することができる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
図1は、実施形態における興味推定システムを示す模式的な構成図である。 図2は、図1のシートにおける利用者の姿勢と加速度センサの出力との対応について説明する模式図である。 図3Aは、視線の方向の変化の一例を示すグラフであり、図3Bは、興味スコアの変化の一例を示すグラフである。 図4Aは、図1の推定部が実行する推定処理を概略的に示すフロー図であり、図4Bは、興味スコア算出処理を概略的に示すフロー図である。 図5は、図1の興味推定システムが搭載された移動体の模式図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す興味推定システム1は、例えば、スタジアム、映画館、劇場、コンサートホール、ライブハウス等の施設、又は、自動車、鉄道車両、船舶、航空機、宇宙船等の移動体に設置される。
興味推定システム1は、コンテンツの利用者の姿勢を検出する検出装置2と、検出された利用者の姿勢から興味を推定する処理装置4とを備える。
<検出装置>
検出装置2は、シート21と、第1クッション用加速度センサ22A、第2クッション用加速度センサ22B、及びバック用加速度センサ22Cと、カメラ23とを備える。
シート21及びカメラ23は、施設又は移動体において、コンテンツが提供される空間に配置される。「コンテンツ」には、スポーツ、ボードゲーム、ビデオゲーム等の観戦イベント、演劇、演奏等の鑑賞イベント、実写又は仮想の映像、音楽、風景(つまり観光)などが含まれる。
特に、興味推定システム1は、利用者の行動によって内容が変化する双方向性のあるコンテンツに効果的に適用できる。このような双方向性のコンテンツの例として、仮想現実(VR:Virtual Reality)空間又は拡張現実(AR:Augmented Reality)空間と、仮想現実空間又は拡張現実空間に配置される仮想人物のキャラクタとを含むコンテンツが挙げられる。
(シート)
シート21は、シートクッション21Aと、シートバック21Bとを有する。シートクッション21Aは、利用者の臀部等を支持するための部位である。シートバック21Bは、利用者の背部を支持するための部位である。
シートクッション21Aには、後述する第1クッション用加速度センサ22Aと、第2クッション用加速度センサ22Bとが配置されている。シートバック21Bには、後述するバック用加速度センサ22Cが配置されている。
(加速度センサ)
第1クッション用加速度センサ22A、第2クッション用加速度センサ22B、及びバック用加速度センサ22Cは、それぞれ、3軸加速度センサであり、3次元の加速度データを出力可能に構成されている。
第1クッション用加速度センサ22A、第2クッション用加速度センサ22B、及びバック用加速度センサ22Cは、必要に応じて、3軸の角速度(つまり、ロール角速度、ピッチ角速度、及びヨー角速度)の検出機能を有してもよい。
ただし、後述する処理装置4において、角速度を入力データとして用いることなく興味の推定が実現される場合は、センサのコストと消費電力とを低減する観点から、各加速度センサは加速度のみの検出機能を有することが好ましい。
第1クッション用加速度センサ22A及び第2クッション用加速度センサ22Bは、シートクッション21Aの幅方向に互いに離間して、つまり左右方向に並んでシートクッション21Aの内部に埋められている。
具体的には、第1クッション用加速度センサ22Aは、シートクッション21Aの幅方向中心よりも右側に配置されている。第2クッション用加速度センサ22Bは、シートクッション21Aの幅方向中心よりも左側に配置されている。
第1クッション用加速度センサ22A及び第2クッション用加速度センサ22Bは、それぞれ、利用者のヒップポイント(つまり大腿骨の最外部)と重なるように配置されている。また、第1クッション用加速度センサ22Aと第2クッション用加速度センサ22Bとの左右方向の距離は、例えば100mm以上150mm以下である。
バック用加速度センサ22Cは、シートバック21Bの内部に埋められている。バック用加速度センサ22Cは、シートバック21Bの幅方向中央に配置されている。バック用加速度センサ22Cの高さは、例えばヒップポイントに150mm以上400mm以下の高さを加えたものである。
(カメラ)
カメラ23は、シート21に着席した利用者の姿勢を撮影する3次元カメラである。カメラ23は、利用者の体の向きを画像として取得し、処理装置4に出力する。なお、検出装置2は、複数のカメラ23を有してもよい。
<処理装置>
処理装置4は、シート21に着座している利用者に提供されている現在のコンテンツに対する、利用者の興味を推定する装置である。
処理装置4は、推定部41と、記憶部42と、制御部43とを有する。処理装置4は、例えばマイクロプロセッサと、RAM、ROM等の記憶媒体と、入出力部とを備えるマイクロコンピュータにより構成される。処理装置4は、シート21に装着又は内蔵されてもよいし、シート21とは離間して配置されてもよい。
(推定部)
推定部41は、検出装置2が検出した姿勢から、推定用情報を取得する。推定用情報には、利用者の視線の方向と、姿勢遷移量とが含まれる。
推定に用いられる視線の方向は、例えば、利用者の頭部の方向として取得される。利用者の頭部の方向は、カメラ23が取得した画像、各加速度センサの出力、又はこれらの組み合わせから推定される。
例えば、頭部の方向は、利用者の上半身の鉛直方向に対する傾きと、利用者の両肩を結んだ線分の基準軸に対する傾きと、利用者の首と鼻とを結んだ線分の鉛直方向に対する傾きと、の組み合わせによって決定される。つまり、視線の方向は、これらの傾きの組み合わせを表すコードとして取得される。
上述の3つの傾きは、それぞれ、カメラ23の画像解析によって検出できる。また、各加速度センサの出力から、機械学習により構築された学習モデルを用いて3つの傾きを推定することもできる。
上記学習モデルは、第1クッション用加速度センサ22A、第2クッション用加速度センサ22B、及びバック用加速度センサ22Cの出力に基づく入力データと、利用者の姿勢又は利用者の姿勢遷移に係る情報に基づく教師データ(つまりラベルデータ)とによる機械学習により構築される。学習モデルは、後述する記憶部42に記憶されている。
学習モデルは、教師あり機械学習によって構築される分類器(つまり分類モデル)であり、例えば多層ニューラルネットワークで構成される。多層ニューラルネットワークの例としては、例えば、CNN(Convolution Neural Network)、DNN(Deep Neural Network)、LSTM(Long Short−Term Memory)等が挙げられる。
なお、学習モデルは、多層ニューラルネットに限定されず、ニューラルネットワーク以外のモデルを用いてもよい。例えば、SVC(サポートベクターマシンによるクラス分類)、ランダムフォレスト等のアルゴリズムを用いて学習モデルを構築してもよい。
記憶部42が記憶する学習モデルの機械学習では、入力データとして、各加速度センサの出力(つまり、3次元の加速度、又は3次元の加速度に3次元の角速度を加えた加速度データ)を用いる。また、教師データとして、利用者の姿勢パターンを示す一定数の姿勢ラベル、又は利用者の姿勢の遷移パターンを示す一定数の遷移ラベルを用いる。
学習モデルを生成する学習ステップでは、多数のラベル付きデータを機械学習装置に分析させる。ラベル付きデータは、加速度データに、対応する姿勢ラベル又は遷移ラベルを付けたデータである。機械学習装置は、多数のラベル付きデータから加速度データを複数のラベルに分類するための特徴量を学習し、学習モデルを構築する。
学習モデルの構築は、機械学習装置(図示省略)を用いて行われる。機械学習装置によって構築された学習モデルは、記憶部42に出力される。なお、機械学習装置は処理装置4に組み込まれていてもよい。
図2に示すように、例えば、前傾の姿勢P1から、直立の姿勢P2に利用者の姿勢が遷移する場合、推定部41は、姿勢ラベルを教師データとした学習モデルに遷移時の各加速度センサの出力Oを入力し、「直立」という姿勢ラベルを入力データに付与する。これにより、「直立」という利用者の姿勢が推定される。
あるいは、推定部41は、姿勢遷移ラベルを教師データとした学習モデルに上記センサ出力Oを入力し、「後方に体を起こす」という姿勢遷移ラベルを入力データに付与する。これにより、「後方に体を起こす」という利用者の姿勢遷移が推定される。
推定部41が入力データに付与する姿勢ラベルは、推定する複数の姿勢パターンを予め定義したものである。本実施形態の姿勢ラベルは、例えば、視線の方向を示すコードとされる。
視線の方向と共に推定に用いられる姿勢遷移量は、各加速度センサの出力から算出される特徴量として取得される。この特徴量は、取得された出力に対する積分、平均等の演算に基づいて算出される。推定部41が算出する特徴量の内容と、特徴量の算出に使用する入力データと、特徴量の算出方法との組み合わせの一例を表1に示す。
Figure 2021005215
表1中の「シートバックの加速度」及び「シートバックの角速度」は、バック用加速度センサ22Cの出力であり、「シートクッションの加速度」及び「シートクッションの角速度」は、第1クッション用加速度センサ22A及び第2クッション用加速度センサ22Bの出力である。
推定部41は、検出装置2の検出結果(つまり、カメラ23が取得した画像及び各加速度センサの出力)に基づいて取得した利用者の視線の方向と、姿勢遷移量とに基づいて、コンテンツに対する利用者の興味の高さを推定する。
具体的には、推定部41は、視線の維持時間に基づく第1推定、視線の変化頻度に基づく第2推定、共同注視に基づく第3推定、及びリアクションの大きさに基づく第4推定を行う。
第1推定では、推定部41は、視線の方向の維持時間によって、コンテンツに対する利用者の興味の高さを推定する。具体的には、視線の方向の維持時間が予め定めた第1閾値以上の場合に、利用者の興味スコアが加点される。
なお、「視線の方向の維持」とは、推定部41によって取得される「視線の方向を示すコード」が変化しないことを意味し、視線の方向コードが変化しない(つまり視線の変化後も同じ方向コードに含まれる)微小な視線の変動は「視線の方向の維持」に含まれる。第1閾値は、コンテンツの内容に合わせて設定され、コンテンツの進行に合わせて変化してもよい。第1閾値は、例えば1.5秒である。
第2推定では、推定部41は、視線の方向が変化する頻度(つまり視線の逸脱率)によって、コンテンツに対する利用者の興味の高さを推定する。具体的には、一定時間における視線の方向の変化回数が予め定めた第2閾値以下の場合に、利用者の興味スコアが加点される。
なお、第1推定と同様、「視線の方向の変化」は、「視線の方向を示すコード」が変化することを意味する。第2閾値は、コンテンツの内容と第1閾値とに合わせて設定され、コンテンツの進行に合わせて変化してもよい。第2閾値は、例えば、2回/5秒である。
第3推定では、推定部41は、コンテンツによる視線誘導の開始から、視線の方向が視線誘導の方向と一致する(つまり共同注視に遷移する)までの時間によって、コンテンツに対する利用者の興味の高さを推定する。
具体的には、コンテンツによって共同注視シーンが提供されている間に、コンテンツが視線誘導の方向と利用者の視線の方向とが一致した場合に、利用者の興味スコアが加点される。
図3Aに、利用者の視線の方向の変化の一例を示す。図3Aでは、利用者の視線の方向を「右」「真っ直ぐ」「左」に分類した場合における視線の方向の変化が示されている。破線は、推定部41が取得した利用者の視線の方向、一点鎖線は、コンテンツが利用者の視線を誘導する方向(つまり利用者に見てもらいたい方向)を示す。実線は、利用者の視線の方向と、視線誘導の方向とが一致した部分である。
図3Aの期間T1では、利用者の視線の方向が定まっていない。つまり、利用者は、頭を左右に回転させ、コンテンツ自体、又はコンテンツが誘導している方向を探している状態である。
なお、推定部41は、このような視線の方向の往復を利用者がコンテンツに対して興味を持ち始めた状態と評価し、往復回数が一定以上の場合に利用者の興味スコアを加点してもよい。
期間T1に続く期間T2では、視線の方向が一定時間維持されているため、第1推定により興味スコアが加点される。また、コンテンツの誘導方向の変化に追従して、視線の方向も変化しているため、第3推定によって興味スコアが加点される。
期間T2に続く期間T3では、視線の方向が一定時間維持されると共に、視線の逸脱が1回のみであるため、第1推定と第2推定とによって、興味スコアが加点される。
期間T3に続く期間T4では、視線の方向が変化し、かつコンテンツの誘導方向にも追従していないので、第1推定及び第3推定による興味スコアの加点が生じない。
第4推定は、第3推定と合わせて実施される。第4推定では、コンテンツによる視線誘導の開始後における姿勢遷移量によって、コンテンツに対する利用者の興味の高さを推定する。
具体的には、推定部41は、上記表1に示された少なくとも1つの特徴量を算出し、特徴量がそれぞれ閾値を超えるごとに利用者の興味スコアを加点する。また、推定部41は、複数の特徴量すべてが閾値を超えた場合に興味スコアを加点してもよい。
さらに、推定部41は、コンテンツによる視線誘導の開始から、少なくとも1つの特徴量が一定値に到達するまでの時間が予め定めた閾値以下の場合(つまり、遷移速度が一定値以上の場合)に、利用者の興味スコアを加点してもよい。
なお、表1に示された特徴量は一例である。そのため、推定部41は、表1に示す特徴量を全て算出する必要はない。また、推定部41は、表1に示されない特徴量(ただし、加速度センサの出力に基づいて算出されるものに限られる)を用いて、第4推定を行ってもよい。
推定部41は、例えば、利用者の姿勢(つまり視線の方向コード)ごとに分けて利用者の興味スコアを算出してもよい。例えば、利用者が右方向を見ている時に、利用者のコンテンツに対する興味が高いと推定された場合は、「右方向」の興味スコアが加点される。同様に、利用者が左方向を見ている時に、利用者のコンテンツに対する興味が高いと推定された場合は、「左方向」の興味スコアが加点される。
興味スコアは、図3Bに示すように、時間の経過と共に変化する。つまり、第1推定から第4推定は一定時間ごとに実施され、推定部41は、これらの推定による興味スコアの合計を一定時間ごとに出力する。
なお、第1推定から第4推定による興味スコアの加点の大きさは、異なってもよい。また、コンテンツの内容に合わせて、各推定における興味スコアの加点の大きさが変化してもよい。
推定部41は、このようにして求めた興味スコアの大きさによって、興味スコア算出時に供給されていたコンテンツへの興味(つまり、関心度又は没入度)の大きさを推定する。つまり、興味スコアが大きければ、そのコンテンツへの興味が高いと推定し、興味スコアが低ければ、そのコンテンツへの興味が低いと推定する。
また、推定部41は、姿勢ごとの興味スコア同士を比較することで、どの姿勢の興味スコアが高いか判定し、コンテンツ提供時に利用者が最も興味を示した方向を推定することができる。
推定部41は、算出した各時間における興味スコアをコンテンツに対する興味の推定結果として、記憶部42及び制御部43に出力する。
(記憶部)
記憶部42は、推定部41による利用者のコンテンツに対する興味の推定結果(つまり興味スコア)をデータとして記録する。また、記憶部42は、利用者の姿勢を推定する学習モデルを記憶する。
記憶部42が記憶したデータは、記録媒体への書き込み、通信回路によるサーバへの送信、紙への印刷等の手段によって出力される。出力されたデータは、利用者により適したサービスを提供するための参照情報、不特定多数の利用者の興味の傾向を解析するためのビッグデータ等として使用することができる。
また、記憶部42が記憶したデータは、制御部43からも参照される。制御部43は、記憶部42のデータを直接参照することで、過去の興味推定結果に基づいて、後述するようにコンテンツの内容を制御する。
(制御部)
制御部43は、推定部41による利用者のコンテンツに対する興味の推定結果(つまり興味スコア)に基づいて、コンテンツの内容を制御する。
例えば、現在のコンテンツの興味スコアが低い場合は、制御部43は、現在のコンテンツに替えて、異なるコンテンツの提供を開始する。また、制御部43は、利用者に現在のコンテンツへの興味を持たせるための新たなイベントの追加又はストーリーの変化(例えば、キャラクタの性格の変更)を実施してもよい。さらに、制御部43は、視覚以外の知覚で認識される刺激(例えば、音、におい、風、振動等)を利用者に提供してもよい。したがって、制御部43は、このような刺激を出力するハードウェアを有してもよい。
また、現在のコンテンツの興味スコアが高い場合は、制御部43は、利用者の興味を促進させ、コンテンツへの没入度が向上するように、イベントの追加、ストーリーの変化、刺激の提供等を行う。
また、制御部43は、記憶部42に記憶された過去の興味スコアを現在の興味スコアと組み合わせて利用者の嗜好を判断し、現在提供されているコンテンツの内容を制御してもよい。
<推定部の処理>
以下、図4Aのフロー図を参照しつつ、推定部41が実行する推定処理の一例について説明する。
本処理では、推定部41は、最初に、検出装置2が検出した利用者の姿勢を受信し、興味推定に用いる推定用情報(つまり、視線の方向及び姿勢遷移量)を取得する(ステップS10)。次に、推定部41は、推定用情報に基づいて、図4Bの興味スコア算出処理を実行する(ステップS20)。
興味スコア算出処理では、推定部41は、第1推定による利用者の興味が高いか否か判定する(ステップS210)。興味が高い場合(S210:YES)、推定部41は、興味スコアに一定の点数を加点する(ステップS220)。一方、興味が低い場合(S210:NO)、推定部41は、興味スコアの加点を行わない。
第1推定後、推定部41は、第2推定による利用者の興味が高いか否かの判定(ステップS230)、第3推定による利用者の興味が高いか否かの判定(ステップS250)、及び第4推定による利用者の興味が高いか否かの判定(ステップS270)を行う。
各推定において、興味が高い場合(S230,S250,S270:YES)、推定部41は、興味スコアに一定の点数を加点する(ステップS240,S260,S280)。一方、興味が低い場合(S230,S250,S270:NO)、推定部41は、興味スコアの加点を行わない。なお、第1推定から第4推定は、図4Bのように直列に行われてもよいし、並列に行われてもよい。
興味スコア算出後、推定部41は、コンテンツが終了したか判定する(ステップS30)。コンテンツが終了している場合(S30:YES)、推定部41は処理を終了する。一方、コンテンツが終了していない(つまりコンテンツが継続している)場合(S30:NO)、推定部41は、ステップS10からの処理を繰り返す。
なお、推定部41は、興味スコアの大きさに応じて、コンテンツの切り替え、イベントの追加、ストーリーの変化、刺激の提供等の制御を実施するように制御部43に指示するステップを有してもよい。
<移動体>
以下では、図5に示す移動体10に興味推定システム1が設置され、仮想現実空間と仮想人物であるキャラクタVとを含むコンテンツが利用者Uに提供される例を説明する。
移動体10は、興味推定システム1のシート21が配置された内部空間10Aを有すると共に、電力等の動力を用いて地上を自走可能な装置である。ただし、内部空間10Aを有する移動体10は地上を走行するものに限定されない。
移動体10の内部空間10Aは、興味推定システム1を利用する利用者Uが滞在する客室を構成する。移動体10の内部空間10Aは、1つの地点に固定されない移動可能な空間(つまりモビリティ空間)である。
移動体10は、自動運転機能を有し、予め定められたルートに沿った自動走行が可能である。移動体10は、内部空間10Aと移動体10の外部とを仕切る少なくとも1つの窓を備えており、移動体10の内部空間10Aに搭乗した利用者Uは、窓を介して移動体10の外側の景観を視認できる。ただし、移動体10は必ずしも自動運転機能を有しなくてもよい。
移動体10の内部空間10Aには、シート21、カメラ23及び後述するキャラクタVが着席するキャラクタ用シート11以外に、図示されていない、机、照明、空調設備、ディスプレイ、運転制御機器(例えば、タッチパネル等の入力デバイス)等の設備が配置される。
興味推定システム1の処理装置4は、移動体10の内部に配置される。また、コンテンツは、表示部12に表示される。本実施形態では、表示部12は、利用者Uが装着したウェアラブルデバイスによって構成されている。
表示部12を構成するウェアラブルデバイスとしては、例えば、利用者Uの頭部に装着されるヘッドマウントディスプレイが使用できる。ヘッドマウントディスプレイは、利用者Uの眼を覆うディスプレイと、ジャイロセンサ、加速度センサ等のヘッドトラッキング用のセンサとを有する。
表示部12としてヘッドマウントディスプレイを用いることで、利用者Uの位置及び姿勢を計測できるほか、拡張現実空間への利用者Uの没入度を高めることができる。ただし、表示部12として用いられるウェアラブルデバイスは、ヘッドマウントディスプレイに限定されない。
また、表示部12は、ウェアラブルデバイスに限定されない。例えば、内部空間10Aに配置された平面ディスプレイを表示部12として用いてもよい。また、内部空間10Aを構成する窓にディスプレイ機能を持たせて表示部12として使用してもよい。
処理装置4は、図示しない撮像部によって撮影した内部空間10Aの画像に基づいて、実空間に基づいた拡張現実空間を形成する。また、処理装置4は、予め記憶したキャラクタVの情報と、キャラクタVを動かすプログラムとに基づいて、拡張現実空間とこの拡張現実空間に配置されるキャラクタVとを含む提供画像をリアルタイムに形成する。
処理装置4が形成した提供画像は、リアルタイムに表示部12に送信される。例えば、移動体10から見える景観の変化、内部空間10Aの照明の変化等は、即時提供画像に反映される。その結果、利用者Uは、表示部12を介して、これらの変化を拡張現実空間においてリアルタイムで認識することができる。
表示部12に表示されるコンテンツでは、キャラクタVが利用者Uへの会話や身振り等で視線の誘導を行う。処理装置4は、キャラクタVの視線の誘導方向と、利用者の視線の方向とを用いて、利用者UのキャラクタVへの興味(つまり関心)を推定する。
例えば、利用者Uの関心が低い場合は、処理装置4は、キャラクタVがガイドとして振る舞うコンテンツを提供する。一方、利用者Uの関心が高い場合は、処理装置4は、キャラクタVが恋人のように振る舞うコンテンツを提供する。
また、処理装置4は、利用者Uの視線の方向が維持された場面(つまり、移動体10が走行していた位置、利用者Uから視認可能であった景色等)から、利用者Uの興味の対象を推定する。
[1−2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)利用者の視線の動きに基づいて、利用者のコンテンツへの興味の高さ(つまり、注視度合い)を推定できる。この結果に基づいて、コンテンツの内容、提供方法等を変更すれば、利用者の興味の向上を図ることができる。また、利用者の視線を推定に用いるため、解析精度に左右される言語情報(つまり、利用者の発言内容)を用いずに興味の高さを推定できる。
(1b)視線の方向が変化する頻度を用いた第2推定によって、利用者のコンテンツへの注視度合いを、視線の方向の維持時間による第1推定のみを用いて判定する場合よりも高い精度で判定することができる。
(1c)視線の方向とコンテンツによる誘導方向との一致時間を用いた第3推定によって、視線誘導が含まれるコンテンツに対する興味の高さを容易かつ的確に判定することができる。
(1d)姿勢遷移量を用いた第4推定によって、視線誘導が含まれるコンテンツへの注視度合いを、視線の方向による第3推定のみを用いて判定する場合よりも高い精度で判定することができる。
(1e)シート21に配置された加速度センサ22A,22B,22Cによって姿勢遷移量を推定することで、利用者の姿勢の遷移をカメラ等の画像処理を使用した検知よりも的確に検知することができる。また、コンテンツが提供される空間の明るさ、騒音等の環境による検知精度への影響を低減することができる。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(2a)上記実施形態の興味推定システム1において、処理装置4は、必ずしも第2推定、第3推定及び第4推定を実施しなくてもよい。処理装置4は、第1推定のみ、第1推定及び第2推定のみ、又は第1推定及び第3推定のみを実施してもよい。
(2b)上記実施形態の興味推定システム1において、検出装置2は、加速度センサ22A,22B,22C及びカメラ23以外の検出機器を有してもよい。つまり、検出装置2は、利用者の姿勢を検出できれば、必ずしもシート21、加速度センサ22A,22B,22C、及びカメラ23を有しなくてもよい。
(2c)上記実施形態の興味推定システム1において、処理装置4は、必ずしも利用者のコンテンツに対する興味の推定結果に基づいて、コンテンツの内容を制御させなくてもよい。また、処理装置4は、必ずしも利用者のコンテンツに対する興味の推定結果をデータとして記録しなくてもよい。
(2d)上記実施形態の興味推定システム1において、加速度センサの数は、1つ又は2つでもよいし、4つ以上であってもよい。例えば、2つのクッション用加速度センサ22A,22Bのみがシート21に配置されてもよい。
(2e)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…興味推定システム、2…検出装置、4…処理装置、10…移動体、
10A…内部空間、11…キャラクタ用シート、12…表示部、21…シート、
21A…シートクッション、21B…シートバック、
22A…第1クッション用加速度センサ、22B…第2クッション用加速度センサ、
22C…バック用加速度センサ、23…カメラ、41…推定部、42…記憶部、
43…制御部。

Claims (5)

  1. コンテンツの利用者の姿勢を検出する検出装置と、
    前記検出装置が検出した前記姿勢から前記利用者の視線の方向を取得し、前記視線の方向の維持時間によって、前記コンテンツに対する前記利用者の興味の高さを推定する処理装置と、
    を備える、興味推定システム。
  2. 請求項1に記載の興味推定システムであって、
    前記処理装置は、前記視線の方向が変化する頻度によって、前記コンテンツに対する前記利用者の興味の高さを推定する、興味推定システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の興味推定システムであって、
    前記処理装置は、前記コンテンツによる視線誘導の開始から、前記視線の方向が前記視線誘導の方向と一致するまでの時間によって、前記コンテンツに対する前記利用者の興味の高さを推定する、興味推定システム。
  4. 請求項3に記載の興味推定システムであって、
    前記処理装置は、前記検出装置が検出した前記姿勢から姿勢遷移量を取得し、前記視線誘導の開始後における前記姿勢遷移量によって、前記コンテンツに対する前記利用者の興味の高さを推定する、興味推定システム。
  5. 請求項4に記載の興味推定システムであって、
    前記検出装置は、
    前記コンテンツが提供される空間に配置されたシートと、
    前記シートに配置された少なくとも1つの加速度センサと、
    を有し、
    前記処理装置は、前記少なくとも1つの加速度センサの出力に基づいて、前記シートに着座した前記利用者の前記姿勢遷移量を推定する、興味推定システム。
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