JP7095593B2 - 興味推定システム - Google Patents

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Description

本開示は、興味推定システムに関する。
人が着座するシートにおいて、着席者の姿勢に対応して座面の高さを調整可能なシートが知られている(特許文献1参照)。
特開2018-095062号公報
上記公報のシートは、着席者の利便性を高める機能を有しているが、シートが配置されている空間に提供されるコンテンツと連動して、着席者にサービスを提供する機能は備えていない。
本開示の一局面は、シートが配置された空間に提供されるコンテンツに対する着席者の興味を推定することで、着席者の興味の向上を図る興味推定システムを提供することを目的としている。
本開示の一態様は、コンテンツが提供される空間に配置されたシート本体(2)と、シート本体(2)に配置された少なくとも1つの加速度センサ(3A,3B,3C)と、少なくとも1つの加速度センサ(3A,3B,3C)の出力に基づいて、シート本体(2)に着座した着席者のコンテンツに対する興味を推定する処理装置(4)と、を備える、興味推定システム(1)である。
このような構成によれば、着席者の動きをセンサ出力に基づいた特徴量に変換することで、現在のコンテンツに対する着席者の興味を推定できる。その結果、着席者により興味のあるコンテンツを提供すること等によって、着席者の興味を向上できる。
また、本開示では、解析精度に左右される言語情報(つまり、着席者の発言内容)を用いずに興味を推定できる。さらに、本開示では、シート本体(2)が配置された空間の明るさ、騒音等の環境にセンサ出力が影響されない。そのため、興味の推定精度が高められる。
本開示の一態様では、処理装置(4)は、着席者のコンテンツに対する興味の推定結果に基づいて、コンテンツの内容を制御してもよい。このような構成によれば、個々の着席者に最適化されたコンテンツへの変更が適時可能となる。
本開示の一態様では、処理装置(4)は、着席者のコンテンツに対する興味の推定結果をデータとして記録してもよい。このような構成によれば、例えば、脈拍、顔の表情等の個人が特定される生体情報を含まない状態で、個人の興味を推定したデータを別のサービスに提供することができる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を
示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
図1は、実施形態における興味推定システムを示す模式的な構成図である。 図2Aは、図1の推定部が実行する推定処理を概略的に示すフロー図であり、図2Bは、興味スコア算出処理を概略的に示すフロー図である。 図3は、図1の興味推定システムが搭載された移動体の模式図である。 図4は、図1の推定部が実行する処理におけるロジックの一例を示すブロック図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す興味推定システム1は、例えば、スタジアム、映画館、劇場、コンサートホール、ライブハウス等の施設、又は、自動車、鉄道車両、船舶、航空機等の移動体に設置される。
興味推定システム1は、シート本体2と、複数の加速度センサ3A,3B,3Cと、処理装置4とを備える。
<シート本体>
シート本体2は、施設又は移動体において、コンテンツが提供される空間に配置される。「コンテンツ」には、スポーツ、ボードゲーム、ビデオゲーム等の観戦イベント、演劇、演奏等の鑑賞イベント、実写又は仮想の映像、音楽などが含まれる。
特に、興味推定システム1は、着席者の行動によって内容が変化する双方向性のあるコンテンツに効果的に適用できる。このような双方向性のコンテンツの例として、仮想現実(VR:Virtual Reality)空間又は拡張現実(AR:Augmented Reality)空間と、仮想現実空間又は拡張現実空間に配置される仮想人物のキャラクタとを含むコンテンツが挙げられる。
シート本体2は、シートクッション21と、シートバック22とを有する。シートクッション21は、着席者の臀部等を支持するための部位である。シートバック22は、着席者の背部を支持するための部位である。
シートクッション21には、後述する第1クッション用加速度センサ3Aと、第2クッション用加速度センサ3Bとが配置されている。シートバック22には、後述するバック用加速度センサ3Cが配置されている。
<加速度センサ>
第1クッション用加速度センサ3A、第2クッション用加速度センサ3B、及びバック用加速度センサ3Cは、それぞれ、3軸加速度センサであり、3次元の加速度データを出力可能に構成されている。
第1クッション用加速度センサ3A、第2クッション用加速度センサ3B、及びバック用加速度センサ3Cは、必要に応じて、3軸の角速度(つまり、ロール角速度、ピッチ角速度、及びヨー角速度)の検出機能を有してもよい。さらに、第1クッション用加速度センサ3A、第2クッション用加速度センサ3B、及びバック用加速度センサ3Cは、加速
度と角速度とを同時に検出できるとよい。
ただし、後述する処理装置4において、角速度を入力データとして用いることなく興味の推定が実現される場合は、センサのコストと消費電力とを低減する観点から、各加速度センサは加速度のみの検出機能を有することが好ましい。
第1クッション用加速度センサ3A及び第2クッション用加速度センサ3Bは、シートクッション21の幅方向に互いに離間して、つまり左右方向に並んでシートクッション21の内部に埋められている。
具体的には、第1クッション用加速度センサ3Aは、シートクッション21の幅方向中心よりも右側に配置されている。第2クッション用加速度センサ3Bは、シートクッション21の幅方向中心よりも左側に配置されている。
第1クッション用加速度センサ3A及び第2クッション用加速度センサ3Bは、それぞれ、着席者のヒップポイント(つまり大腿骨の最外部)と重なるように配置されている。また、第1クッション用加速度センサ3Aと第2クッション用加速度センサ3Bとの左右方向の距離は、例えば100mm以上150mm以下である。
バック用加速度センサ3Cは、シートバック22の内部に埋められている。バック用加速度センサ3Cは、シートバック22の幅方向中央に配置されている。バック用加速度センサ3Cの高さは、例えばヒップポイントに150mm以上400mm以下の高さを加えたものである。
なお、興味推定システム1は、シート本体2に着席した着席者の姿勢を認識する3次元カメラを備えてもよい。3次元カメラと加速度センサとを組み合わせることで、興味推定のための着席者の動作をより明確に把握することができる。
<処理装置>
処理装置4は、シート本体2に着座している着席者に提供されている現在のコンテンツに対する、着席者の興味を推定する装置である。
処理装置4は、推定部41と、記憶部42と、制御部43とを有する。処理装置4は、例えばマイクロプロセッサと、RAM、ROM等の記憶媒体と、入出力部とを備えるマイクロコンピュータにより構成される。処理装置4は、シート本体2に装着又は内蔵されてもよいし、シート本体2とは離間して配置されてもよい。
(推定部)
推定部41は、各加速度センサの出力を取得し、取得した出力に対する積分、平均等の演算に基づいて、少なくとも1つの特徴量を算出する。
推定部41が算出する特徴量の内容と、特徴量の算出に使用する入力データとして使用する出力と、特徴量の算出方法との組み合わせの一例を表1及び表2に示す。表1中の「シートバックの加速度」及び「シートバックの角速度」は、バック用加速度センサ3Cの出力であり、「シートクッションの加速度」及び「シートクッションの角速度」は、第1クッション用加速度センサ3A及び第2クッション用加速度センサ3Bの出力である。
Figure 0007095593000001
Figure 0007095593000002
推定部41は、特徴量ごとに予め設定された閾値を用いて、着席者の興味を推定する。具体的には、推定部41は、1つの特徴量がその特徴量に対して設定された閾値を超えたか判定し、閾値を超えた場合に着席者のコンテンツへの興味度を表す興味スコアに一定の得点を付加する。
例えば、仮想現実空間内でキャラクタが着席者の隣に配置されるコンテンツの供給時に、加速度センサの出力に基づいて算出された特徴量Timeが一定値より大きくなった場合、着席者のコンテンツ(つまりキャラクタ)に対する反応が大きいとして、興味スコアに一定の正の点数を付加する。
さらに、別の特徴量Centroidの左右方向成分が一定値より大きくなった(つまりキャラクタに一定量近づいた)場合、又は特徴量Moving dirの前後方向成分が一定値より大きくなった場合、キャラクタへの興味が大きいとして、興味スコアに一定の正の点数を付加する。
特徴量が閾値を超えた場合に付加される点数は、閾値と同様、特徴量ごとに個別に設定される。また、推定部41は、特徴量が閾値以下の場合、興味スコアに負の点数を付加してもよい。
推定部41は、このようにして求めた興味スコアの大小によって、興味スコア算出時に供給されていたコンテンツへの興味(つまり、関心度又は没入度)の大きさを推定する。つまり、興味スコアが大きければ、そのコンテンツへの興味が高いと推定し、興味スコアが低ければ、そのコンテンツへの興味が低いと推定する。
なお、表1に示す特徴量は一例である。そのため、推定部41は、表1に示す特徴量を全て算出する必要はない。また、推定部41は、表1に示されない特徴量(ただし、加速度センサの出力に基づいて算出されるものに限られる)を用いて、着席者の興味を推定してもよい。
推定部41は、複数の興味スコアを同時に算出し、複数の興味スコアの大小を比較することで、着席者の興味を推定してもよい。例えば、複数の要素が組み合わされたコンテンツが供給された場合に、コンテンツが含む要素ごとの興味スコアを算出することで、着席者がどの要素に最も興味があるか推定できる。
推定部41は、算出した興味スコアをコンテンツに対する興味の推定結果として、記憶部42及び制御部43に出力する。
(記憶部)
記憶部42は、推定部41による着席者のコンテンツに対する興味の推定結果(つまり興味スコア)をデータとして記録する。
記憶部42が記憶したデータは、記録媒体への書き込み、通信回路によるサーバへの送信、紙への印刷等の手段によって出力される。出力されたデータは、着席者により適したサービスを提供するための参照情報、不特定多数の着席者の興味の傾向を解析するためのビッグデータ等として使用することができる。
また、記憶部42が記憶したデータは、制御部43からも参照される。制御部43は、記憶部42のデータを直接参照することで、過去の興味推定結果に基づいて、後述するようにコンテンツの内容を制御する。
(制御部)
制御部43は、推定部41による着席者のコンテンツに対する興味の推定結果(つまり興味スコア)に基づいて、コンテンツの内容を制御する。
例えば、現在のコンテンツの興味スコアが低い場合は、制御部43は、現在のコンテンツに替えて、異なるコンテンツの提供を開始する。また、制御部43は、着席者に現在のコンテンツへの興味を持たせるための新たなイベントの追加又はストーリーの変化(例えば、キャラクタの性格の変更)を実施してもよい。さらに、制御部43は、視覚以外の知覚で認識される刺激(例えば、音、におい、風、振動等)を着席者に提供してもよい。したがって、制御部43は、このような刺激を出力するハードウェアを有してもよい。
また、現在のコンテンツの興味スコアが高い場合は、制御部43は、着席者の興味を促進させ、コンテンツへの没入度が向上するように、イベントの追加、ストーリーの変化、刺激の提供等を行う。
また、制御部43は、記憶部42に記憶された過去の興味スコアを現在の興味スコアと組み合わせて着席者の嗜好を判断し、現在提供されているコンテンツの内容を制御してもよい。
<推定部の処理>
以下、図2Aのフロー図を参照しつつ、推定部41が実行する推定処理の一例について説明する。
本処理では、推定部41は、最初に、少なくとも1つの加速度センサの出力を取得する(ステップS10)。次に、推定部41は、センサ出力に基づいて、図2Bの興味スコア算出処理を実行する(ステップS20)。なお、推定部41は、興味判定に使用する特徴量ごとに興味スコア算出処理を実行する。つまり、興味スコア算出処理は、使用する特徴量の種類の数だけ繰り返される。
興味スコア算出処理では、推定部41は、特徴量が閾値以下であるか否か判定する(ステップS210)。特徴量が閾値以下の場合(S210:YES)、推定部41は、興味スコアを変化させずに興味スコア算出処理を終了する。一方、特徴量が閾値を超える場合(S210:NO)、推定部41は、興味スコアに一定の点数を加算し(ステップS220)、興味スコア算出処理を終了する。
興味スコア算出後、推定部41は、興味スコアが閾値以下であるか否か判定する(ステップS30)。興味スコアが閾値以下の場合(S30:YES)、推定部41は、コンテンツを切り替えるように制御部43に指示する(ステップS40)。なお、上述のように、推定部41は、コンテンツを切り替える代わりに、興味を高めるためのイベントの追加、ストーリーの変化、刺激の提供等を制御部43に指示してもよい。
一方、興味スコアが閾値を超える場合(S30:NO)、推定部41は、コンテンツを維持する(ステップS50)。このとき、推定部41は、イベントの追加、ストーリーの変化、刺激の提供等を制御部43に指示してもよい。
また、推定部41は、興味スコア算出処理を複数の興味スコアに対して行い、ステップS30において算出した複数の興味スコアの比較を行ってもよい。また、ステップS30において、推定部41は、興味スコアに対応するテーブル又は関数を用いて、コンテンツの分岐を行ってもよい。
<移動体>
以下では、図3に示す移動体10に興味推定システム1が設置され、仮想現実空間と仮想人物であるキャラクタVとを含むコンテンツが着席者(つまりユーザー)Uに提供される例を説明する。
移動体10は、興味推定システム1のシート本体2が配置された内部空間10Aを有すると共に、電力等の動力を用いて地上を自走可能な装置である。ただし、内部空間10Aを有する移動体10は地上を走行するものに限定されない。
移動体10の内部空間10Aは、興味推定システム1を利用する着席者Uが滞在する客室を構成する。移動体10の内部空間10Aは、1つの地点に固定されない移動可能な空間(つまりモビリティ空間)である。
移動体10は、自動運転機能を有し、予め定められたルートに沿った自動走行が可能で
ある。移動体10は、内部空間10Aと移動体10の外部とを仕切る少なくとも1つの窓を備えており、移動体10の内部空間10Aに搭乗した着席者Uは、窓を介して移動体10の外側の景観を視認できる。ただし、移動体10は必ずしも自動運転機能を有しなくてもよい。
移動体10の内部空間10Aには、シート本体2及び後述するキャラクタVが着席するキャラクタ用シート11以外に、図示されていない、机、照明、空調設備、ディスプレイ、運転制御機器(例えば、タッチパネル等の入力デバイス)等の設備が配置される。
興味推定システム1の処理装置4は、移動体10の内部に配置される。また、コンテンツは、表示部12に表示される。本実施形態では、表示部12は、着席者Uが装着したウェアラブルデバイスによって構成されている。
表示部12を構成するウェアラブルデバイスとしては、例えば、着席者Uの頭部に装着されるヘッドマウントディスプレイが使用できる。ヘッドマウントディスプレイは、着席者Uの眼を覆うディスプレイと、ジャイロセンサ、加速度センサ等のヘッドトラッキング用のセンサとを有する。
表示部12としてヘッドマウントディスプレイを用いることで、着席者Uの位置及び姿勢を計測できるほか、拡張現実空間への着席者Uの没入度を高めることができる。ただし、表示部12として用いられるウェアラブルデバイスは、ヘッドマウントディスプレイに限定されない。
また、表示部12は、ウェアラブルデバイスに限定されない。例えば、内部空間10Aに配置された平面ディスプレイを表示部12として用いてもよい。また、内部空間10Aを構成する窓にディスプレイ機能を持たせて表示部12として使用してもよい。
処理装置4は、図示しない撮像部によって撮影した内部空間10Aの画像に基づいて、実空間に基づいた拡張現実空間を形成する。また、処理装置4は、予め記憶したキャラクタVの情報と、キャラクタVを動かすプログラムとに基づいて、拡張現実空間とこの拡張現実空間に配置されるキャラクタVとを含む提供画像をリアルタイムに形成する。
処理装置4が形成した提供画像は、リアルタイムに表示部12に送信される。例えば、移動体10から見える景観の変化、内部空間10Aの照明の変化等は、即時提供画像に反映される。その結果、着席者Uは、表示部12を介して、これらの変化を拡張現実空間においてリアルタイムで認識することができる。
次に、図4を用いて推定部41による着席者Uの興味推定の具体例を説明する。
図4のブロック図は、着席者UがキャラクタVと移動体10を用いてデートを行うコンテンツにおけるロジックを想定したものである。
このロジックでは、推定部41は、まず、内部空間10Aで提供されるコンテンツに対する着席者Uの没入度を判定する。着席者Uの没入度は、例えば、コンテンツの内容とユーザーの動作との連動性によって行うことができる。例えば、キャラクタVが着席者Uに言葉を投げかけた際に、着席者Uが一定の動作をした場合、没入度が高い(つまり関心がある)と判定できる。
着席者Uの没入度が低い場合は、推定部41は、着席者Uがコンテンツに対し無関心なユーザータイプであると判定し、ドライブコンテンツへの興味を持つように状態誘導の強いドライブコンテンツの提供を制御部43に指示する。
一方、着席者Uの没入度が高い場合は、推定部41は、シート本体2に取り付けられた加速度センサの出力に基づいて、第1興味スコアと、第2興味スコアとを算出する。第1興味スコアは、ドライブに関する興味の度合いを示し、第2興味スコアは、キャラクタVに関する興味の度合いを示す。
推定部41は、第1興味スコアと第2興味スコアとを比較する。ここで、2つの興味スコアが共に予め定めた基準値以下の場合は、推定部41は、着席者Uがコンテンツに対し無関心なユーザータイプであると判定し、上述のように、状態誘導の強いドライブコンテンツの提供を制御部43に指示する。
第1興味スコアが第2興味スコアよりも高い場合は、推定部41は、着席者UがキャラクタVよりもドライブに関心があるユーザータイプであると判定し、例えばキャラクタVがガイドとして振る舞う状態誘導の低いドライブコンテンツの提供を制御部43に指示する。
第2興味スコアが第1興味スコアよりも高い場合は、推定部41は、着席者UがドライブよりもキャラクタVに関心があるユーザータイプであると判定し、例えばキャラクタVが恋人として振る舞う状態誘導の低いデートコンテンツの提供を制御部43に指示する。
[1-2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)着席者の動きをセンサ出力に基づいた特徴量に変換することで、現在のコンテンツに対する着席者の興味を推定できる。その結果、着席者により興味のあるコンテンツを提供すること等によって、着席者の興味を向上できる。
(1b)解析精度に左右される言語情報(つまり、着席者の発言内容)を用いずに興味を推定できる。さらに、シート本体2が配置された空間の明るさ、騒音等の環境にセンサ出力が影響されない。そのため、興味の推定精度が高められる。
(1c)着席者のコンテンツに対する興味の推定結果に基づいて、制御部43によってコンテンツの内容を制御することで、個々の着席者に最適化されたコンテンツへの変更が適時可能となる。
(1d)着席者のコンテンツに対する興味の推定結果をデータとして記録することで、例えば、脈拍、顔の表情等の個人が特定される生体情報を含まない状態で、個人の興味を推定したデータを別のサービス(例えば、マーケティング、広告配信、データの売買等)に提供することができる。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(2a)上記実施形態の興味推定システム1において、処理装置4は、必ずしも着席者のコンテンツに対する興味の推定結果に基づいて、コンテンツの内容を制御させなくてもよい。また、処理装置4は、必ずしも着席者のコンテンツに対する興味の推定結果をデータとして記録しなくてもよい。
例えば、処理装置4は、興味を推定する機能と、推定結果を記録する機能とだけを有してもよい。また、処理装置4は、興味を推定する機能と、推定結果に基づいてコンテンツ
の内容を制御する機能とだけを有してもよい。
(2b)上記実施形態の興味推定システム1において、加速度センサの数は、1つ又は2つでもよいし、4つ以上であってもよい。例えば、2つのクッション用加速度センサ3A,3Bのみがシート本体2に配置されてもよい。
(2c)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…興味推定システム、2…シート本体、3A…第1クッション用加速度センサ、
3B…第2クッション用加速度センサ、3C…バック用加速度センサ、4…処理装置、
10…移動体、10A…内部空間、11…キャラクタ用シート、12…表示部、
21…シートクッション、22…シートバック、41…推定部、42…記憶部、
43…制御部。

Claims (3)

  1. コンテンツが提供される空間に配置されたシート本体と、
    前記シート本体に配置された少なくとも1つの加速度センサと、
    前記少なくとも1つの加速度センサの出力に基づいて、前記シート本体に着座した着席者の前記コンテンツに対する興味を推定する処理装置と、
    を備える、興味推定システム。
  2. 請求項1に記載の興味推定システムであって、
    前記処理装置は、前記着席者の前記コンテンツに対する興味の推定結果に基づいて、前記コンテンツの内容を制御する、興味推定システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の興味推定システムであって、
    前記処理装置は、前記着席者の前記コンテンツに対する興味の推定結果をデータとして記録する、興味推定システム。
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