JP2021004472A - 床材および床構造体 - Google Patents

床材および床構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP2021004472A
JP2021004472A JP2019118063A JP2019118063A JP2021004472A JP 2021004472 A JP2021004472 A JP 2021004472A JP 2019118063 A JP2019118063 A JP 2019118063A JP 2019118063 A JP2019118063 A JP 2019118063A JP 2021004472 A JP2021004472 A JP 2021004472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sane
floor
design
floor material
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019118063A
Other languages
English (en)
Inventor
閲 長島
Etsu Nagashima
閲 長島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PLUSWOOD CO Ltd
Original Assignee
PLUSWOOD CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PLUSWOOD CO Ltd filed Critical PLUSWOOD CO Ltd
Priority to JP2019118063A priority Critical patent/JP2021004472A/ja
Publication of JP2021004472A publication Critical patent/JP2021004472A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Abstract

【課題】敷設された複数の床材から特定の床材を容易に着脱可能な床材および床構造体を提供する。【解決手段】床材1は、一方の面にサネ側貼付層31を有するサネ材3と、サネ材3とはサネ材3の面方向にずれた位置に、サネ側貼付層31によって貼り付けられた意匠基板2とを備え、サネ側貼付層31は、意匠基板2が貼り付けられていない露出サネ貼付面31aを有するものあって、貼付けられていた意匠基板2が剥がされた後であっても意匠基板2を再度貼り付けることが可能なものである。【選択図】図1

Description

本発明は、建築物に用いられる床材および床構造体に関する。
OAフロアや住宅などの建築物の床下地の上には床材が敷設されて床構造体を形成している。敷設される床材には、敷設された床材の一部が温度や湿度の変化または経年変化により伸縮することで床材が反ってしまわないように、さねが形成されているものがある。さねは、床材の側面部分に形成された凹部と凸部によって構成されており、隣り合う床材のさね(凹部と凸部)が組み合わされることで隣り合う床材どうしを連結する機能を有する。隣り合う床材が連結されることで、隣り合う床材が互いに反りを規制するので、敷設された床材が反ってしまうことが抑制される。このさねの一種類としてあいじゃくり形状のさねが知られている。例えば特許文献1には、このあいじゃくり形状のさねを有する床材が記載されている。特許文献1に記載された床材は、下面に粘着剤が塗布された上板と上面に粘着剤が塗布された下板とを、面方向にずらして上下に貼り合わせることで形成されている。この床材では、上板の下面と下板の上面それぞれに粘着剤が塗布されているので、上板と下板が強固に固定される。さらに、床材の敷設(施工)時に、この床材を複数並べて敷き詰めると、隣り合う床材の、粘着剤が塗布されている面どうしが接合されるので、隣り合う床材が強固に連結される。
特開2009−62804号公報
床下に配線が配置されているOAフロアにおいては、床下の配線の取り出し位置を変更するときなどに、床下地であるパネルから床材を容易に着脱したいという要求がある。例えば机の配置換えなどを行う場合、パネルの上に敷設された複数の床材のうち特定の床材をパネルから取り外してパネルを持ち上げ、配線の取り出し位置を変更してパネルを元に戻し、パネルの上に床材を再度敷設する。また、敷設された複数の床材のうち特定の床材が破損した場合などに、破損した床材のみを新しい床材と交換したいという要求もある。しかしながら、特許文献1に記載された床材は、上板と下板が強固に固定され、さらに隣り合う床材どうしも強固に連結されているので、特定の床材のみを取り外すことが困難であるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑み、敷設された複数の床材から特定の床材を容易に着脱可能な床材および床構造体を提供することを目的とする。
上記目的を解決する本発明の床材は、
一方の面に貼付層を有する第1平面部材と、
前記第1平面部材とは該第1平面部材の面方向にずれた位置に、前記貼付層によって貼り付けられた第2平面部材とを備え、
前記貼付層は、前記第2平面部材が貼り付けられていない部分を有するものあって、貼付けられていた該第2平面部材が剥がされた後であっても該第2平面部材を再度貼り付けることが可能なものであることを特徴とする。
この床材は、第1平面部材の面方向にずれた位置に第2平面部材が貼り付けられていることにより床材の側面部分にさねが形成されている。そして、この床材が敷設された際には、貼付層のうち第2平面部材が貼り付けられていない部分が隣の床材の第2平面部材と連結されるので床材の反りが防止できる。また、敷設された複数の床材のうち特定の床材を取り外す際には、その特定の床材の第1平面部材に隣接した床材の第2平面部材を、貼付層から引き剥がせば、特定の床材を床下地から容易に取り外すことができる。さらに、元の敷設された状態に容易に戻すこともできる。加えて、第1平面部材と第2平面部材のうちの一方の平面部材のみが破損した場合には、その破損した一方の平面部材のみを交換することもできる。
また、この床材において、前記貼付層は、吸着機能を有する多孔質の吸着部材によって構成されたものであり、
前記第2平面部材は、前記吸着部材による吸着によって前記第1平面部材に複数回着脱可能に貼り付けられたものであってもよい。
この床材によれば、第1平面部材から第2平面部材を剥がすこと、および再度貼り付けることが容易になる。また、第1平面部材と第2平面部材の貼り付けと引き剥がしを多数回繰り返しても貼付層が劣化しにくい。さらに、多孔質の吸着部材で構成された貼付層はクッション性を備えるので、床に加わった衝撃を貼付層によって緩衝することができる。
また、この床材において、前記第2平面部材の、前記貼付層に貼り付けられた被貼付面は、該被貼付面とは反対側の外面よりもグロス値が高い面に形成されたものであってもよい。
グロス値の高い面を被貼付面にすることで、第1平面部材と第2平面部材とを望ましい吸着力で吸着させることができる。
また、この床材において、前記貼付層は、粘着機能を有する粘着部材によって構成されたものであり、
前記第2平面部材は、前記粘着部材による粘着によって前記第1平面部材に複数回着脱可能に貼り付けられたものであってもよい。
この床材によれば、第2平面部材の表面状態や材質に関わらず、第2平面部材を第1平面部材に貼り付けることができる。
さらに、この床材において、前記第1平面部材と前記第2平面部材のうちの少なくとも一つは、可塑剤を含有する可塑層と、該可塑層と前記貼付層の間に配置されて該可塑剤の浸透を防止する浸透防止層とを備えたものであってもよい。
こうすることで、第1平面部材一部または第2平面部材に可塑層を有するものを用いても、粘着層に可塑剤が移行して粘着層が劣化してしまうことを防止できる。
また、この床材において、前記第1平面部材と前記第2平面部材のうちの一方の平面部材は、意匠面が形成されたものであり、他方の平面部材は、厚さ方向に起立した複数の仕切り壁によって仕切られた複数の内部空間を有するものであってもよい。
他方の平面部材が内部空間を有するので、遮音性に優れ、床に加わった衝撃を緩衝することができる。また、他方の平面部材は、内部空間の無いものに比べて厚さ方向に変形しやすいことから、床下地に多少の凸部があってもその凸部を吸収し、意匠面は平坦な面になりやすい。なお、この他方の平面部材は、樹脂製のものであってもよい。
また、この床材において、前記他方の平面部材は、前記内部空間に連なる開口が第1側面に形成されたものであり、前記内部空間に挿入可能な突出部が前記第1側面とは反対側の第2側面に設けられたものであってもよい。
床材を敷設したときに、隣り合う床材が、他方の平面部材どうしでも連結されるので、隣り合う床材をより強固に連結することができる。
また、本発明の床構造体は、
床下地の上に敷設され、上面に貼付層を有する貼付部材と、
前記貼付層によって前記貼付部材に貼り付けられた複数の意匠基板とを備え、
前記複数の意匠基板は、前記貼付部材によって連結されたものであり、
前記貼付層は、貼付けられていた前記意匠基板が剥がされた後であっても該意匠基板を再度貼り付けることが可能なものであることを特徴とする。
この床構造体は、意匠基板が貼付部材によって連結されているので、床材の反りを防止できる。また、意匠基板と貼付部材のうち意匠基板のみが破損した場合には、貼付部材を残して、その破損した意匠基板のみを交換することもできる。
本発明によれば、敷設された複数の床材から特定の床材を容易に着脱可能な床材および床構造体を提供することことができる。
本発明の一実施形態に相当する床材の斜視図である。 (a)は、図1に示した床材の平面図であり、(b)は、同図(a)におけるA−A断面図である。 図2(b)に示すB部の詳細図である。 図1に示した床材を建築物の床下地の上に敷設する過程を示す概略平面図である。 敷設された複数の床材のうちの一部の床材を床下地から取り外す過程を示す概略平面図である。 図1に示した床材の変形例を示す、図1と同様の斜視図である。 図6に示した床材を積み重ねた状態を示す側面図である。 第2実施形態の床材における図3と同様の詳細図である。 第2実施形態の床材の変形例における図8と同様の詳細図である。 (a)は、第3実施形態の床材における図2(a)と同様の平面図であり、(b)は、第3実施形態の床材における正面図である。 (a)は、第3実施形態の床材の変形例における図10(a)と同様の平面図であり、(b)は、同図(a)の床材における正面図であり、(c)は、同図(a)の床材における下面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。本発明の一実施形態である床材は、OAフロアや住宅などの床に使用される床材である。
図1は、本発明の一実施形態に相当する床材の斜視図である。また、図2(a)は、図1に示した床材の平面図であり、図2(b)は、同図(a)におけるA−A断面図である。なお、本発明の実施の形態を説明する図面においては、床材を構成する各部材の厚みを多少誇張して示している。
図1に示すように、床材1は、意匠基板2とサネ材3によって構成されている。図2(a)に示すように意匠基板2は、平面視で長方形をした板材である。本実施形態における意匠基板2は、第2平面部材の一例に相当する。サネ材3は、平面視で意匠基板2と同一形状の長方形をしたシート材である。本実施形態におけるサネ材3は、第1平面部材の一例に相当し、貼付部材の一例にも相当する。意匠基板2は、サネ材3に着脱可能に貼り付けられている。意匠基板2およびサネ材3の長手方向の長さは900mmであり、短手方向の長さは150mmである。意匠基板2は、サネ材3とはサネ材3の面方向にずれた位置であって、各辺がサネ材3の各辺と平行になるように配置されている。意匠基板2とサネ材3とがずれた位置に貼り付けられていることで、床材1には、いわゆるあいじゃくり形状のさねが形成されている。
図1および図2(b)に示すように、意匠基板2は、突板21と、ベース板22と、意匠側被貼付層23によって構成されている。突板21は、意匠基板2における最上部に配置されており、その上面が床材1の意匠面DFになっている。この突板21は、無垢の木材を薄くスライスしたものである。従って、意匠面DFには、自然で美しい木目が表れている。ただし、突板21の代わりに、印刷紙または印刷樹脂シートなどを用いても構わない。ベース板22は、木質繊維を原料とする成型板である中密度繊維板で構成されている。ベース板22は、合板や集成材などの他の木材や樹脂材料の板材などで構成してもよく、これらを貼り合わせたもので構成してもよい。また、ベース板22は、剛性の高い材料で構成してもよく、軟質樹脂シートなどの柔軟性の高い材料で構成してもよい。軟質樹脂シートで構成する場合、軟質塩化ビニル樹脂シートや合成ゴム系の樹脂シートを用いてもよい。さらに、中密度繊維板と軟質樹脂シートとの複合材料やガラス繊維と軟質樹脂シートとの複合材料で構成してもよい。ベース板22を柔軟性の高い材料で構成した場合、床材1全体が柔軟性の高い部材になる。意匠側被貼付層23は、サネ材3に形成されたサネ側貼付層31に吸着しやすくするために意匠面DFとは反対側の面側に形成されたものである。この意匠側被貼付層23は、ベース板22の下面に塗装されたウレタン樹脂系の塗料で構成されている。ただし、サネ側貼付層31に吸着しやすいものであれば、ウレタン樹脂系以外の塗料を塗装することで意匠側被貼付層23を形成してもよく、樹脂シートや樹脂含浸紙またはフィルムなどをベース板22に接着することで意匠側被貼付層23を形成しても構わない。また、ベース板22が吸着しやすい材質で構成されている場合、意匠側被貼付層23は省略しても構わない。意匠基板2の下面には、サネ側貼付層31が貼り付いておらず、露出した状態の露出基板被貼付面2a1が、下方から見てL字状に形成されている。この露出基板被貼付面2a1は、後述する基板被貼付面2aの一部でもある。
サネ材3は、サネ側貼付層31とサネ基材32とで構成されている。サネ基材32は、柔軟性の高い不織布で構成されている。サネ基材32に不織布を用いることで遮音効果を得られる。また、不織布で構成されたサネ基材32は、クッション性を有しているので、床材1に加わった衝撃を緩衝することができる。さらに、床下地B(図4参照)の上面に多少の凸部があっても、サネ基材32を構成する不織布は柔軟性が高いので、サネ基材32の、凸部に押された部分がへこんで凸部を吸収することができる。従って、意匠面DFに凸部の影響が現れにくく、意匠面DFを平坦な面にしやすい。すなわち、サネ基材32は、床下地Bに形成された凸部の影響を吸収する吸収層の一例に相当する。ただし、遮音の必要性が低い場合や意匠基板2に遮音効果を有する部材を用いている場合であって、床下地Bが平坦である場合は、サネ基材32として、中密度繊維板、合板、または集成材などの剛性が高いものや遮音効果の少ない材料を用いてもよい。また、サネ基材32として、ポリエステルフィルム(PET)などの樹脂フィルムやコート紙などを用いてもよい。サネ側貼付層31は、サネ基材32の上面全体に形成されている。このサネ側貼付層31は、貼付層の一例に相当する。サネ側貼付層31の構成については後述する。上述したように、意匠基板2は、サネ材3とはサネ材3の面方向にずれた位置に配置されているので、サネ側貼付層31には、意匠基板2が貼り付けられておらず、露出した状態の露出サネ貼付面31aが、平面視でL字状に形成されている。この露出サネ貼付面31aの露出面積は、サネ側貼付層31上面の面積の1/10以上4/5以下が好ましい。露出面積がサネ側貼付層31上面の面積の1/10未満であると、自身の露出サネ貼付面31aによって連結された隣の床材1との連結力が弱くなり隣の床材1の反りを防止する効果が少なくなりすぎてしまう。逆に、露出面積がサネ側貼付層31上面の面積の4/5を超えると、隣の床材1が連結されることで得られる自身の反り防止効果が少なくなりすぎてしまう。その上、露出面積がサネ側貼付層31上面の面積の4/5を超えていると、平面視における床材1の面積が大きくなるので床材1を保管するために必要な倉庫などの床面積が増加してしまう。
図3は、図2(b)に示すB部の詳細図である。
図3に示すように、サネ側貼付層31は、吸着機能を有する多孔質の吸着部材によって構成されている。なお、吸着部材とは、吸盤を備え、その吸盤によって吸い付く機能を有するものを指す。本実施形態の吸着部材は、小さな多数の独立気泡311、311・・・を含有する発泡体である。吸着部材は、アクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、SBR、NRなどの合成樹脂材料を発泡させることで形成してもよく、合成ゴムを発泡させることで形成してもよい。サネ側貼付層31は、上述の合成樹脂材料または合成ゴムに発泡剤を混合したものをサネ基材32の上面に吹き付けてサネ基材32の上面で発泡させたものである。なお、サネ側貼付層31は、サネ基材32の上面に加えてサネ基材32の下面に形成してもよく、サネ基材32の外表面全体に形成してもよい。サネ側貼付層31の、ベース板22側の表面には、独立気泡311、311・・・によって多数の凹部311a、311a・・・が形成されている。これらの凹部311a、311a・・・それぞれが、吸盤として機能する。このように、サネ側貼付層31を吸着部材で構成することで、サネ材3から意匠基板2を剥がすこと、およびサネ材3に意匠基板2を再度貼り付けることが容易にできる。また、サネ側貼付層31は、多孔質のものであるのでクッション性を有している。クッション性を有するので、床材1に衝撃が加わった場合に、サネ側貼付層31によって緩衝することができる。
意匠基板2の、サネ材3に貼り付けられている側の面(意匠基板2の下面)である基板被貼付面2aは、意匠面DFよりもグロス値が高いことが好ましい。この基板被貼付面2aは、被貼付面の一例に相当する。なお、ここで言うグロス値は、光沢度を示すものであって、JIS Z−8741に準拠して入射角60度で測定した値である。また、以下の説明におけるグロス値も、同様の測定によって得られる値である。意匠基板2の基板被貼付面2aを、サネ材3に形成されたサネ側貼付層31に押し付けると、多数の凹部311a、311a・・・が基板被貼付面2aに吸着することによって、意匠基板2がサネ材3に貼り付く。しかし、意匠基板2のグロス値が低いと吸着力が弱すぎて、意匠基板2とサネ材3とが極簡単に剥離してしまう虞がある。また、グロス値が高すぎると吸着力が強すぎて意匠基板2をサネ材3から引き剥がす際に、意匠基板2またはサネ材3が破損してしまう虞がある。本実施形態では、意匠基板2に意匠側被貼付層23を設けて基板被貼付面2aのグロス値を20以上90以下に調整することで、意匠基板2とサネ材3とが適度な吸着力で貼り付けられている。
次に、本実施形態の床材1の施工方法の一例について説明する。ここでは、説明を単純化するために、床下地B(床面)が矩形状である場合を例にして説明する。
図4は、図1に示した床材を建築物の床下地の上に敷設する過程を示す概略平面図である。
図4(a)に示すように、建築物の床下地Bの上に床材1を敷設する場合、まず、敷設する最初の床材1の角が床下地Bの角部Cに一致するように置く。この最初の床材1の露出基板被貼付面2a1(図1参照)には、露出基板被貼付面2a1の形状と同じL字状に切断したサネ材3をあらかじめ貼り付けておくことが望ましい。こうすることで、最初の床材1の意匠基板2の下面全体をサネ材3で支えることができる。次に、図4(b)に示すように、2つ目の床材1の露出基板被貼付面2a1が最初の床材1の露出サネ貼付面31aに重なるように、2つ目の床材1を敷設する。そして、2つ目の床材1を上から押し付けることで、最初の床材1のサネ材3と2つ目の床材1の意匠基板2がサネ側貼付層31(図1参照)の吸着によって連結される。この2つ目の床材1の露出基板被貼付面2a1のうち、図4(b)における右側の短辺に沿った部分には、その部分の形状に合致した矩形状のサネ材3をあらかじめ貼り付けておくことが望ましい。こうすることで、2つ目の床材1の意匠基板2の下面全体をサネ材3で支えることができる。同様に、3つ目以降の床材1も敷設していく。そして、図4(c)に示すように、次の列の床材1も同様に敷設していく。この次の列において最初に敷設する床材1の露出基板被貼付面2a1のうち、図4(c)における上側の長辺に沿った部分には、その部分の形状に合致した矩形状のサネ材3をあらかじめ貼り付けておくことが望ましい。こうすることで、その床材1の意匠基板2の下面全体をサネ材3で支えることができる。床材1を床下地B全体に敷設することで床構造体10(図5参照)が形成される。なお、床下地Bの辺のうち、最初の床材1が接している2辺とは反対側の2辺に床材1を敷設する際は、サネ材3のうち不要な露出部分をカッターなどで切断して床材1を敷設すればよい。また、床下地Bの寸法が意匠基板2の寸法の倍数と一致しない場合は、その反対側の2辺に接する床材1をカッターなどで適宜切断して寸法を調整した上で敷設すればよい。
続いて、本実施形態の床材1の施工方法の別の例について説明する。この別の例では、まず、サネ側貼付層31がサネ材3の上面になるようにして複数のサネ材3を床下地Bの上に敷き詰めていく。そして、その後にサネ材3に意匠基板2を貼り付けていく。その際、1つのサネ材3に複数の意匠基板2が貼り付けられるように意匠基板2を貼り付ける。複数の意匠基板2が1つのサネ材3に貼り付けられることで、意匠基板2は、サネ材3によって連結される。
次に、本実施形態の床材1を床下地Bから取り外す際の取り外し方法と本実施形態の床材1の作用について説明する。
図5は、敷設された複数の床材のうちの一部の床材を床下地から取り外す過程を示す概略平面図である。
建築物の床下地Bの上に敷設された多数の床材1、1・・・で構成された床構造体10から特定の1つを取り外す場合を説明する。以下の説明では、取り外す特定の床材1を、目的の床材1と称する。図5(a)では、目的の床材1の意匠基板2を、左斜め下向きのハッチングで示している。また、目的の床材1のサネ材3の上に重畳している3つの意匠基板2、2、2をクロスハッチングで示している。まず、図5(b)に示すように、目的の床材1のサネ材3の露出サネ貼付面31a(図5(b)では右斜め下向きのハッチングで示している)の上に重畳している3つの意匠基板2、2、2を、それぞれが貼り付けられているサネ材3、3・・・から引き剥がす。次に、図5(c)に示すように、目的の床材1を、その目的の床材1の隣の床材1(図5では一つ上の床材1)のサネ材3から引き剥がして床下地Bから持ち上持ち上げることで、目的の床材1を取り外すことができる。元に戻す場合は、上述の取り外す手順とは逆の手順で作業を行えばよい。サネ材3のサネ側貼付層31(図1参照)が吸着部材で構成されているので、元に戻す際にサネ材3の上に意匠基板2を配置して押し付けるだけで意匠基板2をサネ材3に再度容易に貼り付けることができる。従来の床材1では、意匠基板2とサネ材3とが着脱できないので、最後に施工した床材1から順番に、目的の床材1に達するまで床材1を1枚1枚取り除いていくか、目的の床材1の隣の床材1を破壊して取り除く必要があった。
この実施形態の床材1によれば、建築物の床下地Bの上に多数の床材1、1・・・を敷設した状態では、隣り合う床材1どうしは、露出サネ貼付面31aによって連結されているので、床材1が反ってしまうことを防止することができる。また、敷設された複数の床材1、1・・・のうち目的の床材1を床下地Bから容易に取り外すことができる。さらに、敷設された状態に容易に戻すことができる。加えて、意匠基板2が破損した場合には、サネ材3をそのまま残して意匠基板2のみ交換することもできる。さらに、サネ側貼付層31を吸着部材で構成しているので、サネ側貼付層31を劣化させずに、サネ材3と意匠基板2との引き剥がし、及びサネ材3と意匠基板2との貼り付けを多数回繰り返すことができる。加えて、サネ側貼付層31とサネ基材32の両方がクッション性を有しているので、床に加わった衝撃を緩衝することができる。またさらに、サネ側貼付層31の材質に可塑剤が移行し難いものを用いれば、サネ基材32または意匠側被貼付層23などに可塑剤が含まれていても、サネ側貼付層31に可塑剤が移行してサネ側貼付層31が劣化してしまう虞がない。可塑剤が移行し難い材料として、例えば、ウレタン樹脂やアクリル樹脂などを用いてサネ側貼付層31を形成してもよい。
次に、上述した床材1の変形例について説明する。これより後の説明では、図1に示した実施形態との相違点を中心に説明し、図1に示した実施形態における構成要素の名称と同じ名称の構成要素には、これまで用いた符号を付して説明し、重複する説明は省略することがある。
図6は、図1に示した床材の変形例を示す、図1と同様の斜視図である。
この変形例では、意匠基板2に意匠側被貼付層23が設けられておらず代わりに意匠側貼付層24が設けられている点、およびサネ材3にサネ側貼付層31が設けられておらず代わりにサネ側被貼付層33が設けられている点が図1に示した例と異なる。この変形例における意匠基板2は、第1平面部材の一例に相当し、意匠側貼付層24は、貼付層の一例に相当する。図6に示すように、意匠基板2は、突板21と、ベース板22と、意匠側貼付層24によって構成されている。意匠側貼付層24は、ベース板22の下面全体に形成されている。この意匠側貼付層24は、サネ側貼付層31と同様に、吸着機能を有する多孔質の吸着部材によって構成されている。吸着部材は、アクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、SBR、NRなどの合成樹脂材料を発泡させることで形成してもよく、合成ゴムを発泡させることで形成してもよい。意匠側貼付層24は、上述の合成樹脂材料あるいは合成ゴムに発泡剤を混合したものをベース板22の下面に吹き付けてベース板22の下面で発泡させたものである。この意匠側貼付層24によって意匠基板2にサネ材3を貼り付けているので、意匠基板2からサネ材3を剥がすこと、および意匠基板2にサネ材3を再度貼り付けることが容易にできる。サネ材3は、意匠基板2とは面方向にずれた位置に配置されているので、意匠側貼付層24の下面には、サネ材3が貼り付けられておらず、露出した状態の露出基板貼付面2cが、下方から見てL字状に形成されている。
サネ材3は、サネ基材32とサネ側被貼付層33で構成されている。この変形例のサネ材は、第2平面部材の一例に相当する。サネ基材32は、柔軟性が高く遮音性を有する不織布で構成されている。ただし、サネ基材32は、軟質塩化ビニル樹脂シートや合成ゴム系の樹脂シートなどの軟質樹脂シートで構成してもよい。不織布や軟質樹脂シートは、柔軟性が高く遮音性を有するため、サネ基材32として用いることで遮音効果を得られる。また、床下地B(図4参照)の上面に多少の凸部があっても、サネ基材32の、凸部に押された部分がへこんで凸部を吸収することができる。従って、意匠面DFに凸部の影響が現れず、意匠面DFを平坦な面にすることができる。すなわち、サネ基材32は、床下地Bの凸部の影響を吸収する吸収層の一例に相当する。ただし、遮音の必要性が低い場合や意匠基板2に遮音効果を有する部材を用いている場合であって、床下地Bが平坦な場合は、サネ基材32として、中密度繊維板や合板や集成材などの剛性が高いものや遮音効果の少ない材料を用いてもよい。
サネ側被貼付層33は、意匠基板2に形成された意匠側貼付層24にサネ材3が吸着されやすくするためにサネ基材32の上面に形成されたものである。このサネ側被貼付層33の上面がサネ被貼付面33aになる。サネ側被貼付層33は、サネ基材32の上面に塗装されたウレタン樹脂系の塗料で構成されている。ただし、意匠側貼付層24に吸着しやすいものであれば、ウレタン樹脂系以外の塗料を塗装することでサネ側被貼付層33を形成してもよく、樹脂シートや樹脂含浸紙またはフィルムをサネ基材32に接着することでサネ側被貼付層33を形成しても構わない。また、軟質樹脂シートなど意匠側貼付層24に吸着しやすいものをサネ基材32に用いている場合、サネ側被貼付層33は省略しても構わない。サネ材3は、意匠基板2とは面方向にずれた位置に配置されているので、サネ材3には意匠側貼付層24が貼り付いておらず、露出した露出サネ被貼付面33a1が平面視でL字状に形成されている。この露出サネ被貼付面33a1は、サネ被貼付面33aの一部でもある。サネ材3の上面であるサネ被貼付面33aは、サネ材3の下面よりもグロス値が高い面になっている。このサネ被貼付面33aのグロス値は、20以上90以下に調整されている。このグロス値に調整されることで、意匠基板2とサネ材3とが適度な吸着力で貼り付けられている。
図7は、図6に示した床材を積み重ねた状態を示す側面図である。
床材1を運搬する際や保管する際には、運搬や保管に必要な床面積を減らすため、多数の床材1を積み重ねることがある。意匠基板2は、サネ材3よりも剛性が高い。従って、図7に示すように、この変形例の床材1を積み重ねても、意匠基板2のうち、サネ材3が貼り付けられいない部分(露出基板貼付面2cが形成されている部分)は垂れ下がりにくい。このため、露出基板貼付面2cが、下にある意匠基板2の意匠面DFに接してその意匠面DFに貼り付いてしまう虞がない。また、露出基板貼付面2cが下面になるように積み重ねておけば、露出基板貼付面2cに埃が積もってしまう虞もない。つまり、この変形例では、図1に示した例と同様の効果に加えて、露出基板貼付面2cに剥離紙などを貼り付けておかなくても積み重ねて運搬や保管が容易にできるという効果がある。
次に、第2実施形態の床材について説明する。
図8は、第2実施形態の床材における図3と同様の詳細図である。
図8に示す床材1は、図1に示した床材1とは、意匠側被貼付層23が設けられていない点と、サネ側貼付層31の材質が粘着部材によって構成されている点が異なる。なお、粘着部材とは、粘着性を有するとともに、硬化せずに、粘性を有する状態を半永久的に維持するものを指す。図8に示すように、この第2実施形態の意匠基板2は、突板21と、ベース板22によって構成されている。意匠基板2の下面である基板被貼付面2aは、ベース板の22の下面によって構成されている。また、このサネ側貼付層31は、サネ基材32に塗布された粘着機能を有するピールアップボンド(再剥離性粘着剤)で構成されている。ピールアップボンドは、半永久的に粘着力を持続する粘着部材である。ピールアップボンドを用いることで、意匠基板2をサネ材3に複数回着脱することができる。ただし、ピールアップボンドの代わりに、粘着力が持続する他の粘着部材を用いてもよい。サネ側貼付層31に粘着部材を用いているので、基板被貼付面2aが艶のない(グロス値の低い)面であっても意匠基板2をサネ材3に貼り付けることができる。また、ベース板22にガス透過性が高い材質のものを用いても、意匠基板2をサネ材3に貼り付けることができる。この第2実施形態では、図1に示した例と同様の効果が得られる。さらに、基板被貼付面2aに艶のないものを用いたり、意匠基板2の下側部分にガス透過率の高い材質を用いても、意匠基板2をサネ材3に貼り付けることができる。すなわち、意匠基板2の表面状態や意匠基板2の材質に関わらず、意匠基板2をサネ材3に貼り付けられるといった効果がある。
図9は、第2実施形態の床材の変形例における図8と同様の詳細図である。
図9に示す床材1は、図8に示した床材1とは、浸透防止層25が設けられている点が異なる。意匠基板2は、突板21と、ベース板22と、浸透防止層25によって構成されている。また、この変形例のベース板22は、軟質塩化ビニル樹脂シートなど可塑剤を含有する材質で構成されている。この可塑剤を含有するベース板22は、可塑層の一例に相当する。可塑剤を含有するベース板22を用いている場合、そのベース板22に直接サネ側貼付層31を貼り付けると、経年変化により可塑剤がサネ側貼付層31を構成する粘着部材に移行してしまうことがある。可塑剤が粘着部材に移行すると、粘着部材が可塑化して粘着機能が弱まってしまうという問題がある。図9に示す床材1では、ベース板22とサネ側貼付層31との間に可塑剤が移行することを防止する浸透防止層25を設けているので、サネ側貼付層31が可塑化してしまうことを防止できる。
次に、第3実施形態の床材について説明する。
図10(a)は、第3実施形態の床材における図2(a)と同様の平面図であり、図10(b)は、第3実施形態の床材における正面図である。
図10に示す床材1は、図1に示した床材1とは、サネ基材32の構成が相違する。図10に示すサネ基材32は、上板32Uと、下板32Dと、複数の仕切り壁32W、32W・・・を有している。複数の仕切り壁32W、32W・・・は、厚さ方向に起立して上板32Uと下板32Dとを連結している。そして、サネ基材32には、この複数の仕切り壁32W、32W・・・によって仕切られた複数の内部空間S、S・・・が形成されている。サネ基材32の平面視における2つの長辺にあるサネ基材32の側面(以下、長辺側面と称する)には、この内部空間S、S・・・に連なる開口が形成されている。このサネ基材32は、いわゆるプラスチック段ボールである。この第3実施形態のサネ材3は、内部空間Sが形成されたサネ基材32を用いているので遮音性に優れている。また、床材1に加わった衝撃を複数の仕切り壁32W、32W・・・が変形することで緩衝することができる。また、サネ基材32は、内部空間Sが存在しないものに比べて厚さ方向に変形しやすいことから、床下地B(図4参照)の上面に多少の凸部があっても、凸部に押された部分がへこんで凸部を吸収する。従って、意匠面DFに凸部の影響が現れず、意匠面DFを平坦な面にすることができる。なお、プラスチック段ボール以外の、厚さ方向に起立した複数の仕切り壁32W、32W・・・と複数の内部空間S、S・・・を有するのものを用いてもよい。ただし、プラスチック段ボールは安価に入手でき、強度も高いためプラスチック段ボールを用いることが好ましい。
以上説明した第3実施形態からは、意匠面を有する意匠基板と、
前記意匠基板とは該意匠基板の面方向にずらして該意匠基板の前記意匠面とは反対側の面に貼り付けられたサネ材とを備え、
前記サネ材は、厚さ方向に起立した複数の仕切り壁によって仕切られた複数の内部空間を有するものであることを特徴とする床材、といった発明思想を導き出すことができる。
次に、第3実施形態の床材の変形例について説明する。
図11(a)は、第3実施形態の床材の変形例における図10(a)と同様の平面図であり、図11(b)は、同図(a)の床材における正面図であり、図11(c)は、同図(a)の床材における下面図である。
図11に示す床材1は、図10に示した床材1とは、サネ材3に連結部材34が設けられている点が異なる。図11(a)に示すように、サネ基材32の一方の長辺側面には、長辺の延在方向とは直交する方向に向かって突出した複数の連結部材34、34・・・が配置されている。この一方の長辺側面は、第2側面の一例に相当する。なお、連結部材34、34・・・の突出方向は、サネ材3の面方向であれば長辺の延在方向と直交する方向以外の方向であってもよい。連結部材34、34・・・は、突出端部が先細になった円柱状をしている。図11(c)に示すように、これらの連結部材34、34、・・・の突出側とは反対側の部分は、内部空間Sに挿入されている。この反対側の部分は、図11(b)に示すように、サネ基材32の、仕切り壁32W、上板32U、下板32Dに挟まれることでサネ基材32に固定されている。サネ基材32の他方の長辺側面には、内部空間S、S・・・に連なる開口が形成されている。この他方の長辺側面は、第1側面の一例に相当する。図11に示した床材1を敷設する際には、複数の連結部材34、34・・・を、隣の床材1の他方の長辺側面に形成された開口を通して内部空間Sに挿入しつつ敷設していく。これにより、隣り合う床材1のサネ材3どうしが連結されていき、隣り合う床材1の挿入方向以外の相対移動が拘束されるので、隣り合う床材1どうしをより強固に連結することができる。
以上説明した変形例からは、意匠面を有する意匠基板と、
前記意匠基板とは該意匠基板の面方向にずらして該意匠基板の前記意匠面とは反対側の面に貼り付けられたサネ材とを備え、
前記サネ材は、前記面方向に突出した連結部材と、該連結部材が挿入可能な内部空間とを有するものであることを特徴とする床材、といった発明思想を導き出すことができる。
本発明は上述の実施形態や変形例に限られることなく特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形を行うことが出来る。たとえば、本実施形態では、平面視で長方形の意匠基板2と平面視で意匠基板2と同形状のサネ材3を用いる例で説明したが、意匠基板2とサネ材3は、平面視で異なる形状であってもよい。また、意匠基板2とサネ材3は平面視で正方形など他の形状をしていてもよい。例えば、意匠基板2を平面視で166.6mm×1000mmに形成し、平面視で500mm角、1000mm角、または500mm×1000mmに形成されたサネ材3と貼り合わせてもよく、意匠基板2を、平面視で500mm角、1000mm角、または500×1000mmに形成し、平面視で500mm角、1000mm角、または500mm×1000mmのサネ材3と貼り付けてもよい。また例えば、意匠基板2を平面視で150mm×900mm、150mm×1800mm、300mm×1800mm、または900mm×1800mmに形成し、平面視で300mm×1800mm、900mm角、900mm×1800、1800mm角に形成されたサネ材3と貼り合わせてもよく、意匠基板2を平面視で300mm角、450mm角、600mm角、900mm角、または1800mm角に形成し、300角mm、450角mm、600角mm、900角mm、1800mm角に形成されたサネ材3と貼り合わせてもよい。さらに、浸透防止層25は、サネ基材32とサネ側貼付層31との間に設けてもよく、ベース板22と意匠側貼付層24との間に設けてもよく、サネ基材32と意匠側貼付層24との間に設けてもよい。
なお、以上説明した各実施形態や各変形例の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を、他の実施形態や他の変形例に適用してもよい。
1 床材
2 意匠基板
3 サネ材
31 サネ側貼付層
31a 露出サネ貼付面

Claims (8)

  1. 一方の面に貼付層を有する第1平面部材と、
    前記第1平面部材とは該第1平面部材の面方向にずれた位置に、前記貼付層によって貼り付けられた第2平面部材とを備え、
    前記貼付層は、前記第2平面部材が貼り付けられていない部分を有するものあって、貼付けられていた該第2平面部材が剥がされた後であっても該第2平面部材を再度貼り付けることが可能なものであることを特徴とする床材。
  2. 前記貼付層は、吸着機能を有する多孔質の吸着部材によって構成されたものであり、
    前記第2平面部材は、前記吸着部材による吸着によって前記第1平面部材に複数回着脱可能に貼り付けられたものであることを特徴とする請求項1記載の床材。
  3. 前記第2平面部材の、前記貼付層に貼り付けられた被貼付面は、該被貼付面とは反対側の外面よりもグロス値が高い面に形成されたものであることを特徴とする請求項2に記載の床材。
  4. 前記貼付層は、粘着機能を有する粘着部材によって構成されたものであり、
    前記第2平面部材は、前記粘着部材による粘着によって前記第1平面部材に複数回着脱可能に貼り付けられたものであることを特徴とする請求項1記載の床材
  5. 前記第1平面部材と前記第2平面部材のうちの少なくとも一つは、可塑剤を含有する可塑層と、該可塑層と前記貼付層の間に配置されて該可塑剤の浸透を防止する浸透防止層とを備えたものであることを特徴とする請求項4記載の床材
  6. 前記第1平面部材と前記第2平面部材のうちの一方の平面部材は、意匠面が形成されたものであり、他方の平面部材は、厚さ方向に起立した複数の仕切り壁によって仕切られた複数の内部空間を有するものであることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項に記載の床材。
  7. 前記他方の平面部材は、前記内部空間に連なる開口が第1側面に形成されたものであり、前記内部空間に挿入可能な突出部が前記第1側面とは反対側の第2側面に設けられたものであることを特徴とする請求項6記載の床材。
  8. 床下地の上に敷設され、上面に貼付層を有する貼付部材と、
    前記貼付層によって前記貼付部材に貼り付けられた複数の意匠基板とを備え、
    前記複数の意匠基板は、前記貼付部材によって連結されたものであり、
    前記貼付層は、貼付けられていた前記意匠基板が剥がされた後であっても該意匠基板を再度貼り付けることが可能なものであることを特徴とする床構造体。
JP2019118063A 2019-06-26 2019-06-26 床材および床構造体 Pending JP2021004472A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019118063A JP2021004472A (ja) 2019-06-26 2019-06-26 床材および床構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019118063A JP2021004472A (ja) 2019-06-26 2019-06-26 床材および床構造体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021004472A true JP2021004472A (ja) 2021-01-14

Family

ID=74097526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019118063A Pending JP2021004472A (ja) 2019-06-26 2019-06-26 床材および床構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021004472A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022109123A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109130A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109119A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109117A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109118A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109124A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109128A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109126A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109125A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109127A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109122A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109129A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109131A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109121A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58115644U (ja) * 1982-02-02 1983-08-06 積水化学工業株式会社 デツキ材接合具
JPH0348044U (ja) * 1989-09-20 1991-05-08
JPH08193410A (ja) * 1995-01-19 1996-07-30 Okura Ind Co Ltd フリーアクセスフロアー用パネル、及びその製造方法とそれを用いたフリーアクセスフロアーの施工方法
JP2000073534A (ja) * 1998-06-18 2000-03-07 Dantani Plywood Co Ltd 化粧板及びその施工方法
JP2008264234A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Iida Sangyo Kk 敷物
JP2009091761A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Izena:Kk 構造物用板材及び同板材を用いた面構造
JP2012167472A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Pluswood Co Ltd 床材及び床面
US20190048593A1 (en) * 2017-08-11 2019-02-14 David J. Kim Flooring panel equipped with quick-release adhesive sheet

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58115644U (ja) * 1982-02-02 1983-08-06 積水化学工業株式会社 デツキ材接合具
JPH0348044U (ja) * 1989-09-20 1991-05-08
JPH08193410A (ja) * 1995-01-19 1996-07-30 Okura Ind Co Ltd フリーアクセスフロアー用パネル、及びその製造方法とそれを用いたフリーアクセスフロアーの施工方法
JP2000073534A (ja) * 1998-06-18 2000-03-07 Dantani Plywood Co Ltd 化粧板及びその施工方法
JP2008264234A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Iida Sangyo Kk 敷物
JP2009091761A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Izena:Kk 構造物用板材及び同板材を用いた面構造
JP2012167472A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Pluswood Co Ltd 床材及び床面
US20190048593A1 (en) * 2017-08-11 2019-02-14 David J. Kim Flooring panel equipped with quick-release adhesive sheet

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022109123A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109130A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109119A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109117A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109118A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109124A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109128A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109126A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109125A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109127A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109122A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109129A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109131A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2022109121A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 株式会社大一商会 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2021004472A (ja) 床材および床構造体
DK3055130T3 (en) Elastic floor plate
JP2011025490A (ja) 軽量ハニカムパネル
US20220048276A1 (en) Floor And Wall Panel System
KR101702751B1 (ko) 무늬지와 합판 다층 접착방법
JP5130064B2 (ja) 建築用パネル材の製造方法
JP5312963B2 (ja) 床材
JP2018016958A (ja) 床材
JP2006007713A (ja) 木質複合化粧板及びその製造方法
JP2010095879A (ja) 木質化粧床材および木質化粧床のリフォーム方法
JP5378655B2 (ja) 木質化粧床材および木質化粧床のリフォーム方法。
JP2009190310A (ja) 防湿合板の製造方法および該防湿合板を用いた床板
JP3053571U (ja) 伸縮・反り防止床用コルクタイル
JP3987988B2 (ja) 床暖房パネルおよび暖房床構造
CN210658933U (zh) 复合板材
KR100713105B1 (ko) 다층구조 도어 및 이를 제조하기 위한 다층구조 도어제조방법
CN102628315A (zh) 复合地板
JP5791174B2 (ja) 化粧シート
JPS59192554A (ja) ハニカムコア構造
JP2010070906A (ja) 直貼り用床材とそれを用いた木質フロア
JP3561678B2 (ja) 板材用スペーサ
JP6761989B2 (ja) 化粧板
JP2602459B2 (ja) 遮音性木質系床材
JP5332944B2 (ja) 防音直貼り床材
JP5832976B2 (ja) 木質化成品複合ボードの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20190710

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190710

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230530

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231121