JP2021004387A - 微粉炭の製造装置及び製造方法 - Google Patents
微粉炭の製造装置及び製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021004387A JP2021004387A JP2019117585A JP2019117585A JP2021004387A JP 2021004387 A JP2021004387 A JP 2021004387A JP 2019117585 A JP2019117585 A JP 2019117585A JP 2019117585 A JP2019117585 A JP 2019117585A JP 2021004387 A JP2021004387 A JP 2021004387A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- inert gas
- coal
- exhaust gas
- pulverized coal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Manufacture Of Iron (AREA)
Abstract
Description
図1を参照して、本発明の一実施形態に係る微粉炭の製造装置1について説明する。本実施形態に係る微粉炭の製造装置1は、図1に示すように、給炭機2と、ローラミル3と、微粉炭搬送経路4と、バグフィルタ5と、貯蔵ホッパ6と、排ガス循環経路7と、吸引ブロア8と、バーナ9と、排ガス放散経路10と、煙突11と、不活性ガス供給経路12と、搬送ガス供給経路13と、水分計21とを備える。
ローラミル3は、内部に設けられたロールを用いて、給炭機2から供給される石炭を粉砕する粉砕機である。ローラミル3にて粉砕された石炭は、粒径が74μm以下75mass%±5mass%程度の微粉炭となる。また、ローラミル3は、搬送ガス供給経路13及び微粉炭搬送経路4にそれぞれ接続され、搬送ガス供給経路13から供給される搬送ガスとともに、粉砕された微粉炭を微粉炭搬送経路4に送る。
バグフィルタ5は、微粉炭搬送経路4から供給される、搬送ガスと微粉炭とを分離し、微粉炭を捕集する耐熱性の隔離式フィルタである。
貯蔵ホッパ6は、バグフィルタ5の下方に設けられる貯蔵槽であり、バグフィルタ5にて捕集された微粉炭を回収して貯蔵する。
排ガス放散経路10は、排ガス循環経路7を流動する排ガスの一部を、煙突11へと送るパイプである。排ガス放散経路10には、排ガス放散経路10を流動する排ガスの流量を調整する放散弁18と、排ガスの流量を測定する流量計19とが設けられる。
煙突11は、排ガス放散経路10から供給される排ガスを外部へ放散する。
水分計21は、ローラミル3とバグフィルタ5との間である、微粉炭搬送経路4の途中に設けられる計測装置であり、微粉炭搬送経路4を流れる搬送ガスの水分濃度を計測する。水分計21は、水分濃度の測定結果を、不活性ガス調整機構20へと送信する。
次に、本実施形態に係る微粉炭の製造方法について説明する。本実施形態では、まず、給炭機2からローラミル3へ原料となる石炭を供給し、ローラミル3にて石炭を粉砕して粒径が74μm以下75mass%±5mass%程度の微粉炭とする。
次いで、ローラミル3に搬送ガスを供給することで、粉砕した微粉炭をバグフィルタ5まで搬送する。搬送ガスは、微粉炭を搬送するガスであり、バーナ9の燃焼によって発生する燃焼ガスと、不活性ガスを含む排ガスからとからなる。また、搬送ガスは、高温のガスであり、搬送する微粉炭を加熱することで微粉炭を乾燥する。
不活性ガス調整機構20による不活性ガス流量の調整方法について説明する。不活性ガス調整機構20では、制御部が、給炭機2の給炭量に基づいて、予め設定された給炭量と不活性ガス流量との関係を水分計21による測定結果により補正して、不活性ガスの流量を決定する。そして、排ガス循環経路7に供給される不活性ガスの流量が決定されたものとなるように、調整弁を用いて調整する。なお、給炭量と不活性ガス流量との関係は、給炭量が多くなるにしたがって不活性ガスの流量が多くなる関係であり、給炭量に応じて算出される排ガスの水分が結露しない程度の不活性ガス流量として、以下の計算方法で算出される。
以上で、特定の実施形態を参照して本発明を説明したが、これら説明によって発明を限定することを意図するものではない。本発明の説明を参照することにより、当業者には、開示された実施形態とともに種々の変形例を含む本発明の別の実施形態も明らかである。従って、特許請求の範囲に記載された発明の実施形態には、本明細書に記載したこれらの変形例を単独または組み合わせて含む実施形態も網羅すると解すべきである。
(1)本発明の一態様に係る微粉炭の製造装置1は、ローラミル3で石炭を粉砕して微粉炭とし、粉砕された微粉炭を搬送ガスで乾燥させながらバグフィルタ5に搬送し、搬送された微粉炭をバグフィルタ5で捕集する、微粉炭の製造装置1であって、微粉炭が捕集された後の搬送ガスである排ガスを回収して循環搬送する排ガス循環経路7と、排ガス循環経路7に接続され、排ガス循環経路7に不活性ガスを供給する不活性ガス供給経路12と、排ガス循環経路7から供給され、不活性ガスを含む排ガスと、バーナ9で発生する燃焼ガスと、を搬送ガスとしてローラミルに供給する搬送ガス供給経路13と、ローラミル3とバグフィルタ5との間に設置され、搬送ガスの水分濃度を測定する水分計21と、ローラミル3に石炭を供給する速度である給炭量と、水分濃度とに応じて、給炭量が少なくなるほど不活性ガスの供給量が少なくなるように、且つ排ガス循環経路7にて結露が発生しないように、不活性ガスの供給量を調整する不活性ガス調整機構20と、を備える。
上記(2)の構成によれば、排ガスの温度及び水分を条件として得られる、給炭量と不活性ガスとの関係を用いることで、排ガスの水分を結露が発生しない上限量に調整することができ、不活性ガスの使用量をさらに低減することができる。
上記(4)の構成によれば、上記(1)と同様な効果を得ることができる。
基準温度(温度範囲):94.9℃〜95.5℃
微粉炭搬送経路を流れる搬送ガス中の水分濃度の目標値(基準水分濃度):20.5vol%
燃料ガスの熱量:831kcal/Nm3
石炭の水分(基準水分含有量):11mass%
乾燥後の微粉炭の水分:1mass%
ローラミル3出側の排ガスの流量:約78000Nm3/h
実施例2においては、給炭量以外の要因によると考えられる、微粉炭搬送経路4を流れる搬送ガス中の水分濃度の上昇が発生しても、搬送ガス中の水分を適切に低下させることができ、かつ、搬送ガスの温度の変化に応じた水分濃度の目標値の最適化や燃料ガス供給量の最適化をすることができた。その結果、比較例に対して、結露を起こすことなく不活性ガスの供給量を2040Nm3/h削減でき、燃料ガスも1%削減することができた。
2 給炭機
3 ローラミル
4 微粉炭搬送経路
5 バグフィルタ
6 貯蔵ホッパ
7 排ガス循環経路
8 吸引ブロア
9 バーナ
10 排ガス放散経路
11 煙突
12 不活性ガス供給経路
13 搬送ガス供給経路
14 露点計
15 流量計
16 吸引ダンパ
17 循環弁
18 放散弁
19 流量計
20 不活性ガス調整機構
21 水分計
Claims (4)
- ローラミルで石炭を粉砕して微粉炭とし、粉砕された前記微粉炭を搬送ガスで乾燥させながらバグフィルタに搬送し、搬送された前記微粉炭を前記バグフィルタで捕集する、微粉炭の製造装置であって、
前記微粉炭が捕集された後の前記搬送ガスである排ガスを回収して循環搬送する排ガス循環経路と、
前記排ガス循環経路に接続され、前記排ガス循環経路に不活性ガスを供給する不活性ガス供給経路と、
前記排ガス循環経路から供給され、前記不活性ガスを含む前記排ガスと、バーナで発生する燃焼ガスと、を前記搬送ガスとしてローラミルに供給する搬送ガス供給経路と、
前記ローラミルと前記バグフィルタとの間に設置され、前記搬送ガスの水分濃度を測定する水分計と、
前記ローラミルに石炭を供給する速度である給炭量と、前記水分濃度とに応じて、前記給炭量が少なくなるほど前記不活性ガスの供給量が少なくなるように、且つ前記排ガス循環経路にて結露が発生しないように、前記不活性ガスの供給量を調整する不活性ガス調整機構と、
を備えることを特徴とする微粉炭の製造装置。 - 前記不活性ガス調整機構は、
前記排ガス循環経路にて結露を発生させずに、前記微粉炭を乾燥可能な前記排ガスの温度及び水分を条件とした熱バランスを用いて得られる、前記給炭量と前記不活性ガスの流量との関係から第1不活性ガス流量を算出し、
前記水分濃度に応じて前記第1不活性ガス流量を補正することで、前記排ガス循環経路に供給する前記不活性ガスの流量である第2不活性ガス流量を算出することを特徴とする請求項1に記載の微粉炭の製造装置。 - 前記不活性ガス調整機構は、前記水分濃度が基準水分濃度よりも高い場合には、前記不活性ガスの流量が多くなるように補正し、前記水分濃度が前記基準水分濃度よりも低い場合には、前記不活性ガスの流量が低くなるように補正する請求項1または2に記載の微粉炭の製造装置。
- ローラミルにて石炭を粉砕して微粉炭とし、粉砕された前記微粉炭を搬送ガスで乾燥させながらバグフィルタに搬送し、搬送された前記微粉炭を前記バグフィルタで捕集する、微粉炭の製造方法であって、
排ガス循環経路にて、前記バグフィルタによる前記微粉炭の捕集後の前記搬送ガスである排ガスを回収して循環搬送し、
前記排ガス循環経路に接続される不活性ガス供給経路にて、前記排ガス循環経路に不活性ガスを供給し、
搬送ガス供給経路にて、前記排ガス循環経路から供給され、前記不活性ガスを含む前記排ガスと、バーナで発生する燃焼ガスと、を前記搬送ガスとしてローラミルに供給し、
前記ローラミルと前記バグフィルタとの間にて、前記搬送ガスの水分濃度を測定し、
前記不活性ガスを供給する際に、前記ローラミルに石炭を供給する速度である給炭量と、前記水分濃度とに応じて、前記給炭量が少なくなるほど前記不活性ガスの供給量が少なくなるように、且つ前記排ガス循環経路にて結露が発生しないように、前記不活性ガスの供給量を調整することを特徴とする微粉炭の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019117585A JP7120167B2 (ja) | 2019-06-25 | 2019-06-25 | 微粉炭の製造装置及び製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019117585A JP7120167B2 (ja) | 2019-06-25 | 2019-06-25 | 微粉炭の製造装置及び製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021004387A true JP2021004387A (ja) | 2021-01-14 |
JP7120167B2 JP7120167B2 (ja) | 2022-08-17 |
Family
ID=74097098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019117585A Active JP7120167B2 (ja) | 2019-06-25 | 2019-06-25 | 微粉炭の製造装置及び製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7120167B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116064982A (zh) * | 2023-01-29 | 2023-05-05 | 上海开鸿环保科技有限公司 | 一种高炉喷煤制粉尾气余热余能回收利用方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5859124A (ja) * | 1981-10-02 | 1983-04-08 | Sanko Kuki Sochi Kk | 石炭の空気輸送方法 |
JP2019019354A (ja) * | 2017-07-13 | 2019-02-07 | Jfeスチール株式会社 | 微粉炭の製造装置及び製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3825587B2 (ja) | 1999-08-18 | 2006-09-27 | 新日本製鐵株式会社 | 石炭の乾燥方法及び乾燥装置 |
JP4050992B2 (ja) | 2003-03-12 | 2008-02-20 | 新日本製鐵株式会社 | 高炉用コークスの製造方法 |
-
2019
- 2019-06-25 JP JP2019117585A patent/JP7120167B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5859124A (ja) * | 1981-10-02 | 1983-04-08 | Sanko Kuki Sochi Kk | 石炭の空気輸送方法 |
JP2019019354A (ja) * | 2017-07-13 | 2019-02-07 | Jfeスチール株式会社 | 微粉炭の製造装置及び製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116064982A (zh) * | 2023-01-29 | 2023-05-05 | 上海开鸿环保科技有限公司 | 一种高炉喷煤制粉尾气余热余能回收利用方法 |
CN116064982B (zh) * | 2023-01-29 | 2024-04-19 | 上海开鸿环保科技有限公司 | 一种高炉喷煤制粉尾气余热余能回收利用方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7120167B2 (ja) | 2022-08-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5962476B2 (ja) | 粉砕プラント温度制御装置、粉砕プラント温度制御方法、及びコンピュータプログラム | |
JP6218448B2 (ja) | 竪型粉砕分級装置 | |
KR101386053B1 (ko) | 축열식 가열로의 연소 배기 제어장치 및 제어방법 | |
JP2021004387A (ja) | 微粉炭の製造装置及び製造方法 | |
JP6319594B2 (ja) | 石炭粉砕ミルへの給炭量制御方法およびその装置 | |
JP6794948B2 (ja) | 微粉炭の製造装置及び製造方法 | |
JP7230038B2 (ja) | 燃焼室を作動させるためのシステムおよび方法 | |
JP2009257731A (ja) | 循環流動層式焼却炉の温度制御方法 | |
CN105841488B (zh) | 流化床锅炉负荷调节及低氮燃烧方法与装置 | |
KR100798061B1 (ko) | 열풍로에 있어서 풍량과 고로가스 성분에 따라 연소가스량을 자동제어하는 방법 및 장치 | |
JP2947900B2 (ja) | 石炭燃焼装置の最低負荷制御装置 | |
JP6702109B2 (ja) | 粉砕プラントにおけるプロセス制御方法、粉砕プラントにおけるプロセス制御装置、およびプログラム | |
JP6347100B2 (ja) | 排ガス循環系粉砕プラントのミル出口温度制御方法、装置及びプログラム | |
JPH11325411A (ja) | 灰処理設備 | |
JP2024059010A (ja) | 微粉炭の製造装置及び製造方法 | |
EP3004739B1 (en) | Waste to energy plant with automatic combustion control system | |
JP6492478B2 (ja) | 粉砕プラントにおける給炭量の演算方法、装置及びプログラム | |
KR101045748B1 (ko) | 발전소의 미분기의 입구온도 제어장치 및 방법 | |
JP3869669B2 (ja) | コークス乾式消火方法及び装置 | |
JPS58205019A (ja) | 石炭の燃焼制御装置 | |
JPH0619551Y2 (ja) | 高炉吹込み用微粉炭の加熱・乾燥制御装置 | |
JP6729349B2 (ja) | 粉砕プラント酸素濃度制御装置、粉砕プラント酸素濃度制御方法、およびプログラム | |
JPH0578675A (ja) | 微粉炭の製造方法 | |
JPS5816123A (ja) | 石炭焚ボイラの燃焼制御方式 | |
JPH10281453A (ja) | 石炭焚ボイラ設備におけるミルの一次空気制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220104 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220419 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220608 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220718 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7120167 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |