JP2021003849A - 封書、封書作成装置、及び、封書作成方法 - Google Patents

封書、封書作成装置、及び、封書作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 内部の折り目に内容物を整合させる封書を作成する技術を提供する。【解決手段】 矩形の用紙を折り曲げることによって形成される第1の紙片及び第2の紙片と、第1の紙片及び第2の紙片を折り曲げる折り曲げ線に沿って折り畳んだ中に入れられる内容物と、第1の紙片及び第2の紙片の折り曲げ線以外の外形に沿って、所定の間隔で設けられた複数の接着剤を備える封書。また、複数の接着剤は10mmから15mmの間隔で設けられている。複数の接着剤は円状の水糊又は点状の感圧接着剤である。【選択図】 図1

Description

本発明は、内部に内容物が入った封書を作成する技術に関する。
特許文献1には、3つの紙片が折り目で繋げられた矩形の用紙である封筒用紙に内容物を入れた状態で折り畳んで封緘する封書作成装置が記載されている。この封書作成装置は、作成すべき封書毎に封筒用紙及び内容物をそれぞれ印刷する印刷部と、印刷部で印刷された封筒用紙を搬送する第1の搬送経路と、印刷部で印刷された内容物を搬送する第2の搬送経路と、第1の搬送経路と第2の搬送経路が合流する位置に配置され、内容物を内包するように封筒用紙を折り曲げて封入封緘することによって封書を作成する封入封緘部とを備えている。そして、各紙片の幅方向の両縁部に沿って感圧接着剤が帯状に設けられ、さらに、外側の紙片同士は幅方向に沿った帯状のパターンで再湿糊が設けられている。
ここで段落[0067]には、内容物は封筒用紙に整合されると記載されているが、どのように整合しているか不明である。このため、折り目に対して内容物が斜めに内包される可能性がある。
また、段落[0029]に記載されている通り、幅方向、及び、幅方向の両縁部共に帯状に接着されているため、内容物を封緘した後の封書の状態では、内容物を折り目に整合させることは困難である。
特許第5721394号公報
本発明は、このような課題に着目して鋭意研究され完成されたものであり、その目的は、内部の折り目に内容物を整合させる封書を作成する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、矩形の用紙を折り曲げることによって形成される第1の紙片及び第2の紙片と、前記第1の紙片及び前記第2の紙片を折り曲げる折り曲げ線に沿って折り畳んだ中に入れられる内容物と、前記第1の紙片及び前記第2の紙片の前記折り曲げ線以外の外形に沿って、所定の間隔で設けられた複数の接着剤を備える封書である。
他の本発明は、封筒用紙を搬送する封筒用紙搬送装置と、内容物を搬送する内容物搬送装置と、内容物を入れた状態の封筒用紙を折り畳む折畳装置と、折り畳まれた封筒用紙を封緘する封緘装置と、封緘された封筒用紙に圧力を加え、封書を作成する加圧装置を備える封書作成装置であって、前記封筒用紙搬送装置は、前記封筒用紙を前記折畳装置へ送り込む主ローラと、前記主ローラの手前に設けられた一対の副ローラを備え、前記内容物搬送装置は、前記一対の副ローラの手前まで設けられた、前記内容物を搬送する搬送路と、前記内容物の中央が幅方向の両端に比べて上がった状態で、前記内容物を前記搬送路へ出力する出力器を備える封書作成装置である。
他の本発明は、封筒用紙を折り畳む折畳装置へ送り込む主ローラの手前に設けられた一対の副ローラの手前にまで設けられた、内容物を搬送する搬送路へ、前記内容物の中央が幅方向の両端に比べて上がった状態で、前記内容物を出力し、前記内容物を内包した状態で前記封筒用紙を前記折畳装置で折り畳み、折り畳まれた前記封筒用紙を封緘し、封緘された前記封筒用紙に圧力を加え、封書を作成する封書作成方法である。
本発明によれば、内部の折り目に内容物を整合させる封書を作成する技術を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る封書(三つ折りの場合)の展開図。 本発明の第1の実施形態に係る封書(二つ折りの場合)の展開図。 本発明の第2の実施形態に係る封書作成装置の全体構成図。 第2の実施形態に係る封筒用紙と内容物との整合方法を説明するための図。 第2の実施形態に係る内容物を放出する放出器の構成図。
図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
(第1の実施形態の構成)
図1は、第1の実施形態に係る封書(三つ折りの場合)の展開図である。封筒用紙100は矩形の用紙であり、A4サイズの用紙が3枚並んでいる程度の大きさである。封筒用紙100の長手方向は、後述する封書作成装置の搬送方向(矢印「A」で示す)と同じであり、短手方向は搬送方向に対して直角である。
図1は、封筒用紙100の裏面であり、内容物200を内包する。また、図示していないが、封筒用紙100の表面は図1の紙面裏側になり、封書の宛名を記載する面である。
封筒用紙100は、後述する封書作成装置により、三つ折りにされる。三つ折り後の3つの紙片は、搬送方向の順に、第1の紙片110、第2の紙片120、及び、第3の紙片130と呼ぶ。すなわち、第1の紙片110、第2の紙片120、及び、第3の紙片130の大きさはそれぞれA4サイズである。一般的には第3の紙片130の表面(図1の紙面裏側)が封書の宛名を記載する面である。
また、封筒用紙100の長手方向の一辺(図1の紙面上側)は、三つ折り後は辺111、辺121、及び、辺131に分かれる。同様に、封筒用紙100の長手方向の他辺(図1の紙面下側)は、三つ折り後は辺112、辺122、及び、辺132に分かれる。また、封筒用紙100の短手方向の一辺(図1の紙面左側)は辺101と、他辺(図1の紙面右側)は辺102と呼ぶ。
第1の紙片110と第2の紙片120の第1の境界線(第1の折り目ともいう)141、及び、第2の紙片120と第3の紙片130の第2の境界線(第2の折り目ともいう)142は元々、封筒用紙100には設けられていない(それぞれ点線で示す)。後述する封書作成装置が封筒用紙100を折ることによって、第1の境界線(第1の折り目)141、及び、第2の境界線(第2の折り目)142が作られる。なお、境界線(折り目)は折り曲げ線ともいう。
第1の紙片110は時計回りに、辺101と、辺111と、第1の境界線(第1の折り目)141と、辺112で囲まれている。第2の紙片120は同様に、第1の境界線(第1の折り目)141と、辺121と、第2の境界線(第2の折り目)142と、辺122で囲まれている。第3の紙片130は同様に、第2の境界線(第2の折り目)142と、辺131と、辺102と、辺132で囲まれている。
第2の紙片120には、辺121及び辺122から内側に約10mmのところに線125及び線126がそれぞれ一点鎖線で示されている。線125及び線126は仮想的な線であり、実際の封書に設けられていない。辺121と線125の間、及び、辺122と辺126の間それぞれに、搬送方向に対して所定の間隔(隙間310ともいう)を開けて接着剤300が複数塗られる。接着剤300には円状の水糊を用いており、その直径は約5mmである。また、所定の間隔(隙間310)は10mmから15mm程度であることが好ましい。なお、水糊は一例であり、点状の感圧接着剤を用いても隙間310を同様に設けることが可能である。
内容物200は、第2の紙片120の第2の境界線(第2の折り目)142に対して所定の間隔201を開けて整合されている。間隔201は約40mmから50mmである。内容物200の大きさはA5サイズ程度である。
第2の紙片120に内容物200が置かれ、接着剤300が塗られた後に、第1の紙片110は第1の境界線(第1の折り目)141で内容物200を覆うように折られる。すなわち、第1の紙片110の辺101、辺111、及び、辺112はそれぞれ第2の紙片120の第2の境界線(第2の折り目)142、辺121、及び、辺122に重なる。これらは辺101(142)、辺111(121)、及び、辺112(122)と呼ぶ。
次に、第3の紙片130について説明する。第3の紙片130には、辺131及び辺132から内側に約10mmのところに線135及び線136がそれぞれ一点鎖線で示されている。線135及び線136は仮想的な線であり、実際の封書に設けられていない。辺131と線135の間、及び、辺132と線136の間それぞれに、搬送方向に対して所定の間隔(隙間310)を開けて接着剤300が複数塗られる。なお、辺102から所定の間隔(隙間320ともいう)には接着剤300が塗られない点に留意していただきたい。間隔320は30mm程度あればよい。
第3の紙片120に接着剤300が塗られた後に、第1の紙片110(第2の紙片120)が第2の境界線(第2の折り目)142で第3の紙片を覆うように折られる。すなわち、第1の紙片110(第2の紙片120)の第1の境界線(第1の折り目)141、辺111(121)、及び、辺112(122)はそれぞれ第3の紙片130の辺102、辺131、及び、辺132に重なる。
最後に、第3の紙片130の辺102に沿った接着剤300について説明する。辺102から内側に約10mmのところに線137が一点鎖線で示されている。線137は仮想的な線であり、実際の封書に設けられていない。第3の紙片130の隙間320(辺102から約30mm)には接着剤300が塗られていないため、第1の紙片110(第2の紙片120)の第1の境界線(第1の折り目)141と第3の紙片130の辺102を開けることが可能である。そして、辺102と線137の間に所定の間隔(隙間310)を開けて接着剤300が複数塗られる。塗った後に、再び、第1の紙片110(第2の紙片120)の第1の境界線(第1の折り目)141と第3の紙片130の辺102が重なるように閉じることによって、三つ折りの封書が完成する。
図2は、第1の実施形態に係る封書(二つ折りの場合)の展開図である。封筒用紙100は矩形の用紙であり、A4サイズの用紙が2枚並んでいる程度の大きさである。封筒用紙100の長手方向は、後述する封書作成装置の搬送方向(矢印「A」で示す)と同じであり、短手方向は搬送方向に対して直角である。
図2は、封筒用紙100の裏面であり、内容物200を内包する。また、図示していないが、封筒用紙100の表面は図2の紙面裏側になり、封書の宛名を記載する面である。
封筒用紙100は、後述する封書作成装置により、二つ折りにされる。二つ折り後の2つの紙片は、搬送方向の順に、第1の紙片110、及び、第2の紙片120と呼ぶ。すなわち、第1の紙片110、及び、第2の紙片120の大きさはそれぞれA4サイズである。一般的には第2の紙片120の表面(図2の紙面裏側)が封書の宛名を記載する面である。
また、封筒用紙100の長手方向の一辺(図2の紙面上側)は、二つ折り後は辺111、及び、辺121に分かれる。同様に、封筒用紙100の長手方向の他辺(図1の紙面下側)は、二つ折り後は辺112、及び、辺122に分かれる。また、封筒用紙100の短手方向の一辺(図2の紙面左側)は辺101と、他辺(図2の紙面右側)は辺102と呼ぶ。
第1の紙片110と第2の紙片120の境界線(折り目ともいう)141は元々、封筒用紙100には設けられていない(点線で示す)。後述する封書作成装置が封筒用紙100を折ることによって、境界線(折り目)141が作られる。
第1の紙片110は時計回りに、辺101と、辺111と、境界線(折り目)141と、辺112で囲まれている。第2の紙片120は同様に、境界線(折り目)141と、辺121と、辺102と、辺122で囲まれている。
第2の紙片120には、辺121及び辺122から内側に約10mmのところに線125及び線126がそれぞれ一点鎖線で示されている。線125及び線126は仮想的な線であり、実際の封書に設けられていない。辺121と線125の間、及び、辺122と辺126の間それぞれに、搬送方向に対して所定の間隔(隙間310ともいう)を開けて接着剤300が複数塗られる。
なお、辺102から所定の間隔(隙間320ともいう)には接着剤300が塗られない点に留意していただきたい。間隔320は30mm程度あればよい。内容物200は、第2の紙片120の境界線(折り目)141に対して所定の間隔201を開けて整合されている。
第2の紙片120に内容物200が置かれ、接着剤300が塗られた後に、第1の紙片110は境界線(折り目)141で内容物200を覆うように折られる。すなわち、第1の紙片110の辺101、辺111、及び、辺112はそれぞれ第2の紙片120の辺102、辺121、及び、辺122に重なる。
最後に、第2の紙片120の辺102に沿った接着剤300について説明する。辺102から内側に約10mmのところに線127が一点鎖線で示されている。線127は仮想的な線であり、実際の封書に設けられていない。第2の紙片120の隙間320(辺102から約30mm)には接着剤300が塗られていないため、第1の紙片110の辺101と第2の紙片120の辺102を開けることが可能である。そして、辺102と線137の間に所定の間隔(隙間310)を開けて接着剤300が複数塗られる。塗った後に、再び、第1の紙片110の辺101と第2紙片120の辺102が重なるように閉じることによって、二つ折りの封書が完成する。
(第1実施形態の作用・効果)
第1の実施形態に係る封書によれば、複数の接着剤300が所定の間隔で塗られているため、この所定の間隔で隙間310が設けられている。このため、封筒用紙100が折り畳まれ、封書になった後でも、隙間310から空気が出入りすることが可能である。そして、封書に外力を与えると、封書内の内容物200を動かすことが可能である。従って、数十枚程度重ねまとめた封書を突き揃えし、封書内の内容物200の位置を所定の間隔201から折り目(三つ折りの場合は142、二つ折りの場合は141)の0mm程度にまで近づけて出荷することが可能である。
また、隙間310は10mmから15mm程度あることが好ましい。10mm以下であれば、隙間310から出入りする空気が少なくなり、封書に外力を与えても、封書内の内容物200を動かすことが難しくなる。また、15mmを超えると、複数の接着剤300全体の接着力が弱くなり、封書が不必要に開きやすくなってしまう。
(第2の実施形態の構成)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る封書作成装置の全体構成図である。封書作成装置900は、封筒用紙100を搬送する封筒用紙搬送装置400と、内容物200を搬送する内容物搬送装置500と、内容物を入れた状態の封筒用紙を折り畳む折畳装置600と、折り畳まれた封筒用紙100を最終的に封緘する封緘装置700と、封緘された封筒用紙に圧力を加え、封書を作成する加圧装置800を備える。
(封筒用紙搬送装置400の構成)
封筒用紙搬送装置400は、封筒用紙100を搬送する搬送路410と、搬送された封筒用紙100を折畳装置600へ送り込むための主ローラ420と、主ローラの手前に設けられ、内容物200をいったん受け止める一対の副ローラ(431、432)及び下側ローラ450と、封筒用紙に接着剤を塗る一対の接着装置(441、442)を備える。封筒用紙100の搬送方向は矢印「A」で示す。また、内容物200を載せた状態の封筒用紙100を折畳装置600へ搬送する方向は矢印「C」で示す。
一対の接着装置(441、442)の先端は円状であり、円状の水糊、又は、点状の感圧接着剤などの接着剤を連続的に吐き出す(出力する)ことが可能である。なお、封筒用紙100の移動速度は速いため、封筒用紙100に実際に塗られる接着剤の形状は楕円になる場合がある。
(内容物搬送装置500の構成)
内容物搬送装置500は、一対の副ローラ(431、432)及び下側ローラ450の手前にまで設けられた、内容物200を搬送する搬送路510と、搬送路510に送り込む前の内容物200を内容物の用紙の幅方向のガイド量を可変にできるガイド装置520を備える。封筒用紙100の搬送方向は矢印「B」で示す。なお、内容物搬送装置500の詳細な構成は後述する。
(折畳装置600の構成)
折畳装置600は、既存の製品であり、第1の織りガイド610と、第2の織りガイド620と、第3の織りガイド630を備える。ここでは、三つ折りの場合(図1の第1の紙片110、第2の紙片120、及び、第3の紙片130の場合)を説明する。
第1の織りガイド610は、第1の紙片110を入れる。この時、第2の紙片120の上に載っている内容物200は、折畳装置600内の掴み部(不図示)が保持している。そして、第1の紙片110は、第1の織りガイド610から出て、第2の織りガイド620に入る時に、第2の紙片120の上に折られている。すなわち、第1の紙片110と第2の紙片120は内容物200を内包する状態で折り畳まれている。
第2の織りガイド620は、二つ折りの紙片(内容物200を内包する状態で折り畳まれた第1の紙片110及び第2の紙片)を入れる。そして、二つ折りの紙片は、第2の織りガイド620から出て、第3の織りガイド630に入る時に、第3の紙片130の上に折られている。
第3の織りガイド630を出て、封緘装置700の搬送路710に矢印「D」の向きで出る時には、三つ折りの紙片は、二つ折りの紙片(内容物200を内包する状態で折り畳まれた第1の紙片110及び第2の紙片)が第3の紙片130の上に折られ、図1の第1の紙片110(第2の紙片120)の第1の境界線(第1の折り目)141の下に重なった第3の紙片130の辺102が、封緘装置700の開口ガイドレール(720及び730)側を向いている。
以上が三つ折りの場合(図1の第1の紙片110、第2の紙片120、及び、第3の紙片130の場合)の説明である。一方、二つ折りの場合(図2の第1の紙片110、及び、第2の紙片120の場合)は、折畳装置200は、2つの織りガイドを用いればよい。例えば、第1の織りガイド610、及び、第2の織りガイド620を用いれば、第3の織りガイド620を用いなくてよい。
(封緘装置700の構成)
封緘装置700は、内容物200を内包した状態で折り畳まれた封筒用紙100を搬送する搬送路710と、まだ接着剤が塗られていない箇所を開口する開口ガイドレール(720、730)と、開口した箇所に接着剤を塗る接着装置740を備える。矢印「D」は、折り畳まれた封筒用紙100の搬送方向を示す。
三つ折りの場合(図1の第1の紙片110、第2の紙片120、及び、第3の紙片130の場合)について、開口ガイドレール(720、730)及び接着装置740の動作を説明する。三つ折りの封筒用紙100は内容物200を内包した状態で、折畳装置600から封緘装置700へ出てくる。
出てきた状態では、図1の第1の紙片110(第2の紙片120)の第1の境界線(第1の折り目)141の下に重なった第3の紙片130の辺102が、封緘装置700の開口ガイドレール(720及び730)側を向いている。図1で説明した通り、辺102側には、接着剤が塗られていない隙間320(約30mm)が設けられている。この隙間320にまず、一本目の開口ガイドレール720が入り、次に、2本目の開口ガイドレール730も入る。
そして、開口ガイドレール(720及び730)の出口では、開口ガイドレール(720及び730)の間隔が上下に広がっているため、図1の第1の紙片110(第2の紙片120)の第1の境界線(第1の折り目)141がめくれ上げられている。このため、下側の第3の紙片130の辺102と線137の間に、接着装置740が、所定の間隔(隙間310)を開けて接着剤300を複数塗ることが可能になる。なお、二つ折りの場合(図2の第1の紙片110、及び、第2の紙片120の場合)も同様に接着剤300を複数塗ることが可能になる。
(加圧装置800の構成)
折り畳まれた封筒用紙100の全ての開口箇所は封緘装置700によって最終的に封緘され、加圧装置800へ送り込まれる。加圧装置800は既存の製品であり、内容物を内包した状態で折り畳まれた封筒用紙は重ねられる。810は重ねられた複数の封筒用紙を示す。加圧装置800は、重ねられた封筒用紙をプレスし、接着剤(図1又は図2のの300)が紙片同士に貼り付く。
このようにして、内容物200を内包した封書が作成される。加圧装置800が一度にプレスできる量は内容物200の厚さにもよるが、50枚から100枚程度の封書をプレスすることが可能である。
(封筒用紙と内容物との整合方法について)
図4は、第2の実施形態に係る封筒用紙と内容物との整合方法を説明するための図である。封筒用紙100は、封筒用紙搬送装置400の搬送路410を通り、主ローラ420に到達している。内容物搬送装置500のガイド装置520には、内容物200を搬送路510へ放出するための放出器540が設けられている。なお、放出器540は、内容物200を搬送路510へ出力する出力器ともいう。
放出器540の構成については後ほど述べるが、放出器540から所定の時間間隔で内容物200が放出される。封筒用紙100の第1の境界線(第1の折り目)141が搬送路410の所定の位置に着くと、封筒用紙搬送装置400の搬送は一時停止する。この時に、内容物200が放出される。内容物200の中心線200a(仮想的な線であり、実際に線がひかれていない)は、幅方向の両端線200bよりも少し浮き上がっている。
静電防止シート530は、放出された内容物200が搬送路510などとの摩擦により生じる静電気を防止又は除去することが可能である。ステンレス製の搬送路510の先端には、内容物200をいったん受け止める一対の副ローラ(431、432)及び下側ローラ450が設けられている。これらのローラは主ローラ420及び一対の接着装置(441、442)の手前に設けられている。従って、機械(内容物搬送装置500)が内容物200を封筒用紙100へ高速に流し込むことが可能になる。
内容物200を封筒用紙100へ流し込む際の整合位置は、三つ折りの場合(図1)と二つ折りの場合(図2)で異なる。三つ折りの場合(図1)は、第2の境界線(第2の折り目)142に対して所定の間隔201を開けた整合位置に流し込む。一方、二つ折りの場合(図2)は、境界線(折り目)141に対して所定の間隔201を開けた整合位置に流し込む。
一対の副ローラ(431、432)の外周にはシリコン製などのゴムが巻いてある。また、一対の副ローラ(431、432)の幅は10mmから15mm程度であることが好ましい。15mmを超えると、流し込まれてきた内容物200が副ローラの一方にしか当たらない場合があり、一方、10mm未満であると、摩擦抵抗が小さくなり、流し込まれてきた内容物200を止めることができない場合がある。
一対の副ローラ(431、432)及び下側ローラ450によって、内容物200が封筒用紙100の上に流し込まれると、一対の接着装置(441、442)は、封筒用紙100の第2の紙片120及び第3の紙片130(三つ折りの場合)、又は、第2の紙片(二つ折りの場合)の幅方向(搬送方向に対して直角)の両縁部にそれぞれ接着剤を塗る。この両縁部が、図1の辺121と線125の間、辺122と線126の間、辺131と線135の間、及び、辺132と線136の間(三つ折りの場合)、又は、図2の辺121と線125の間、及び、辺122と線126の間(二つ折りの場合)に相当する。
(放出器540の構成)
図5は、第2の実施形態に係る内容物200を放出する放出器540の構成図である。放出器540は、一対の放出ローラ(543、545)と、その下側に設けられた軸受ローラ541を備えている。また、一対の放出ローラ(543、545)それぞれの外周にはシリコン製のゴム(544、546)が巻かれている。同様に、軸受ローラ541の外周にもシリコン製のゴム542が巻かれている。
軸受ローラ541の中央の直径d0が両端の直径d1よりも大きいため、一対の放出ローラ(543、545)と、下側の軸受ローラ541を通って、内容物200が放出されると、内容物200の中央(中心線200a)が幅方向の両端200bに比べて、への字型に浮き上がっている状態になる。このようにすることによって、内容物200が中央に寄り、内容物200が搬送路510を通る間も安定して、左右に横ずれせずに、一対の副ローラ(431、432)及び下側ローラ450へ平行に流れこむことが可能になる。
(第2実施形態の作用・効果)
第2の実施形態に係る封書作成装置によれば、内容物200を封筒用紙100へ流し込む際に適切な位置に整合することが可能である。すなわち、三つ折りの場合(図1)は、第2の境界線(第2の折り目)142に対して所定の間隔201を開けた整合位置に、また、二つ折りの場合(図2)は、境界線(折り目)141に対して所定の間隔201を開けた整合位置に流し込む。このため、内容物200が斜めに内包された状態で封書が作成されることは無くなる。
もしも、内容物200が斜めに内包された状態で折り畳まれた場合、図3の重ねられた複数の封筒用紙810のバランスが悪くなるため、加圧装置800がうまくプレスできないということが起こり得る。しかしながら、第2の実施形態に係る封書作成装置によれば、内容物が折り目に整合された状態で折り畳まれるため、全ての接着剤が貼り付くことが可能になる。
本発明は、上記発明の実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。例えば、封筒用紙100の各紙片の大きさはA4サイズに限られず、種々の大きさに変形することが可能である。また、内容物200の大きさも、封筒用紙100の各紙片の接着部分の内側の大きさであれば、種々の大きさに変形することが可能である。
100 封筒用紙
200 内容物
300 接着剤(円状の水糊、又は、点状の感圧接着剤)
400 封筒用紙搬送装置
500 内容物搬送装置
540 放出器(出力器)
600 折畳装置
700 封緘装置
800 加圧装置
900 封書作成装置

Claims (5)

  1. 矩形の用紙を折り曲げることによって形成される第1の紙片及び第2の紙片と、
    前記第1の紙片及び前記第2の紙片を折り曲げる折り曲げ線に沿って折り畳んだ中に入れられる内容物と、
    前記第1の紙片及び前記第2の紙片の前記折り曲げ線以外の外形に沿って、所定の間隔で設けられた複数の接着剤を備える封書。
  2. 前記複数の接着剤は10mmから15mmの間隔で設けられている請求項1に記載の封書。
  3. 前記複数の接着剤は円状の水糊又は点状の感圧接着剤である請求項1に記載の封書。
  4. 封筒用紙を搬送する封筒用紙搬送装置と、
    内容物を搬送する内容物搬送装置と、
    前記内容物を入れた状態の前記封筒用紙を折り畳む折畳装置と、
    折り畳まれた前記封筒用紙を封緘する封緘装置と、
    封緘された前記封筒用紙に圧力を加え、封書を作成する加圧装置を備える封書作成装置であって、
    前記封筒用紙搬送装置は、
    前記封筒用紙を前記折畳装置へ送り込む主ローラと、
    前記主ローラの手前に設けられた一対の副ローラを備え、
    前記内容物搬送装置は、
    前記一対の副ローラの手前にまで設けられた、前記内容物を搬送する搬送路と、
    前記内容物の中央が幅方向の両端に比べて上がった状態で、前記内容物を前記搬送路へ出力する出力器を備える封書作成装置。
  5. 封筒用紙を折り畳む折畳装置へ送り込む主ローラの手前に設けられた一対の副ローラの手前にまで設けられた、内容物を搬送する搬送路へ、前記内容物の中央が幅方向の両端に比べて上がった状態で、前記内容物を出力し、
    前記内容物を内包した状態で前記封筒用紙を前記折畳装置で折り畳み、
    折り畳まれた前記封筒用紙を封緘し、
    封緘された前記封筒用紙に圧力を加え、封書を作成する封書作成方法。


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