JP2021003050A5 - - Google Patents

Claims (12)

1. 複数種類の検出対象のＤＮＡと、前記複数種類のＤＮＡにそれぞれ結合する、同一の蛍光色素で標識された複数種類の蛍光標識プローブとを含有するＤＮＡ溶液を複数の区画に分割する工程と、
   前記区画の中で核酸増幅反応を行う工程と、
   温度変化に伴って蛍光強度を測定する工程と、
   前記ＤＮＡ溶液の温度変化に伴う前記蛍光の強度の変化からＤＮＡ二重鎖の融解温度を算出する工程と、
   前記蛍光の強度の変化を示す融解曲線上で、所定値の傾きを有する２点の温度差を算出する工程と、
   を含み、前記複数種類の検出対象のＤＮＡに対する、前記複数種類の蛍光標識プローブおのおのの融解温度の差が１０℃以下である、デジタルＰＣＲを用いたＤＮＡ検出方法。
2. 前記温度差が所定の閾値以上の区画を、前記検出対象のＤＮＡを２種類含む区画であると特定する工程をさらに含む、請求項１に記載のＤＮＡ検出方法。
3. 前記温度差が所定の閾値未満の区画を、前記検出対象のＤＮＡを１種類含む区画であると特定する工程をさらに含む、請求項１または２に記載のＤＮＡ検出方法。
4. 前記ＤＮＡ溶液が前記蛍光標識プローブを含み、
   前記融解温度が、前記蛍光標識プローブと前記検出対象のＤＮＡとの間で形成される二重鎖の融解温度である、請求項１～３のいずれか１項に記載のＤＮＡ検出方法。
5. 前記蛍光標識プローブが、蛍光色素とそのクエンチャーを有する、請求項４に記載のＤＮＡ検出方法。
6. 前記複数の区画が平面配置されていることを特徴とする、請求項１～５に記載のＤＮＡ検出方法。
7. 前記ＤＮＡ溶液が、ドロップレットまたはウェルによって前記複数の区画に分割される、請求項１～６に記載のＤＮＡ検出方法。
8. 複数種類の検出対象のＤＮＡと、前記複数種類のＤＮＡにそれぞれ結合する、同一の蛍光色素で標識された蛍光標識プローブとを含むＤＮＡ溶液中の前記ＤＮＡを検出するための、デジタルＰＣＲを用いたＤＮＡ検出装置であって、
   前記ＤＮＡ溶液を加温するための加温部と、
   前記検出対象のＤＮＡを増幅するための増幅部と、
   前記ＤＮＡ溶液から放出される蛍光の強度を測定するための蛍光測定部と、
   前記ＤＮＡ溶液の温度変化に伴う前記蛍光の強度の変化からＤＮＡ二重鎖の融解温度を算出し、前記蛍光の強度の変化を示す融解曲線上で、所定値の傾きを有する２点の温度差を算出する計算部と、
   を備え、
   前記複数種類の検出対象のＤＮＡに対する、前記複数種類の蛍光標識プローブおのおのの融解温度の差が１０℃以下である、ＤＮＡ検出装置。
9. 前記検出結果を表示するモニターをさらに備えることを特徴とする、請求項８に記載のＤＮＡ検出装置。
10. ＤＮＡ検出装置に、請求項１～７のいずれか１項に記載のＤＮＡ検出方法を行わせるためのプログラム。
11. 前記検出装置は、請求項８または９に記載の検出装置である、請求項１０に記載のプログラム。
12. 請求項１０または１１に記載のプログラムを格納する記録媒体。