JP2021002949A - 永久磁石同期電動機の駆動装置、駆動方法および電気車 - Google Patents

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弘行 白田
直希 國廣
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直希 國廣
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Abstract

【課題】永久磁石同期電動機の磁石磁束を精度良く推定する。【解決手段】永久磁石同期電動機の駆動装置1Sは、永久磁石同期電動機90を駆動する電力変換器60と、永久磁石同期電動機90を流れる電流が電流指令値と一致するように電圧指令値を生成する電流制御器30を含み、該電圧指令値に基づいて電力変換器60を制御する制御装置1とを有する。制御装置1は、異なる時刻のそれぞれにおいて電流制御器30により生成された電圧指令値に基づいて、永久磁石同期電動機90の磁石磁束を推定する磁石磁束推定部100を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、永久磁石同期電動機の駆動装置、駆動方法および電気車に関する。
近年、地球環境の保護とエネルギーの消費節減の要求に応じて、効率的に電力を駆動力に変換することができる永久磁石同期電動機(PMSM:Permanent Magnet Synchronous Motor)が、広く採用されている。
永久磁石同期電動機には、その制御の際に、通電等に起因して永久磁石の温度が上昇し、永久磁石の磁束が変化する「減磁」と呼ばれる現象が発生する。例えば、ネオジム磁石の場合は、温度が1K上昇するにつき、磁石磁束が約0.1%減少する。減磁が発生し永久磁石の磁束が変化すると、減磁発生前と同一の電流値を流したとしても、永久磁石同期電動機が出力するトルクが変化し、所望のトルク精度を得ることができない。このため、所望のトルク精度を維持するためには、磁石磁束の変化を精度よく把握し、変化に応じて磁石磁束を適切に補正することが必要となる。
また、磁石温度の上昇が永久磁石の許容温度を超えた場合には、温度が低下しても減磁前の磁束に戻らない「不可逆減磁」と呼ばれる現象が発生する。不可逆減磁が発生した場合、永久磁石同期電動機の出力し得る最大トルクが減少し、永久磁石同期電動機を搭載した車両の走行性能が低下する。このため、不可逆減磁が発生しないよう、永久磁石の温度を監視し、許容温度を超えないよう制御を行う必要がある。
しかし、永久磁石同期電動機では、回転するロータ側に永久磁石があるため、磁石に温度測定器を取り付けることは難しく、直接磁石温度を測定することは困難である。そのため、磁石に温度測定器を取り付けることなく、磁石磁束または磁石温度の変化を測定する技術が求められている。
このような問題の解決を図る技術の一例として、例えば特許文献1に開示の技術がある。特許文献1に開示の技術では、減磁が発生していない状態で測定したq軸電圧指令値の基準値と、電動機駆動中のq軸電圧指令値の差分を算出することによって、磁石磁束を推定している。より具体的には、予め減磁が発生していない状態における永久磁石同期電動機のd軸電流指令値、q軸電流指令値および電動機速度に対する基準q軸電圧指令値のマップを構成する。次に、駆動中の状態における永久磁石同期電動機のd軸電流指令値、q軸電流指令値および検出速度から、基準q軸電圧指令値のマップを索引し、基準q軸電圧指令値を求める。そして、実際に電流フィードバック制御により出力したq軸電圧指令値と、マップを索引して求めた基準q軸電圧指令値の差分をとり、得られた差分を速度で除算することで磁石磁束の減磁率を推定している。
特開2011−125154号公報
しかしながら、上述の従来技術では、永久磁石の磁石磁束を推定する場合に、以下の課題がある。
第一の課題は、基準q軸電圧指令値のマップを構成した永久磁石同期電動機と、実際に制御する永久磁石同期電動機の個体間で、製造ばらつき等に起因する定数誤差があった場合に、定数誤差の影響により推定精度が低下することである。例えば、製造時における電動機の永久磁石の着磁の状態によっても、磁石磁束のばらつきが発生する可能性がある。
上述の従来技術では、同一の電流、温度、速度に対するq軸電圧が全ての電動機で同じであることを前提としている。しかし、電動機ごとに定数のばらつきがあった場合は、同一の電流、温度、速度であったとしてもq軸電圧は電動機ごとに異なる値となり、減磁率の推定誤差が生じる。そのため、実際に制御する永久磁石同期電動機と、基準q軸電圧指令値のマップの間に定数誤差があった場合に、減磁率の推定誤差を補正することができないという課題がある。
ここで、従来技術において、定数誤差により磁石磁束の推定精度が低下する理由について説明する。
以下の説明で使用する記号を次のように定義する。
Id:d軸電流
Iq:q軸電流
R:巻き線抵抗
Ld:d軸インダクタンス
Lq:q軸インダクタンス
Ke:磁石磁束
ω:電動機速度
p:微分演算子
Ke_err:制御器に設定した定数Ke*を定義した温度と、実際の電動機の温度が同じ時の、Ke*と実際の電動機の磁石磁束との誤差
Ld_err:制御器に設定した定数Ld*を定義した温度と、実際の電動機の温度が同じ時の、Ld*と実際の電動機のd軸インダクタンスとの誤差
ΔKe:温度変動による磁石磁束変動量
なお、それぞれの記号に付与した“*”は制御器に設定した定数または指令値を表し、“^”は推定値を表す。
先ず、減磁が発生していない、理想的な状態でのq軸電圧Vqは、数式(1)に示す電圧方程式で表される。
Figure 2021002949
次に、磁石磁束KeがΔKeだけ変動した場合のq軸電圧Vqは、数式(2)で表される。
Figure 2021002949
数式(1)に基づき、基準q軸電圧指令値Vq*_refは、数式(3)で表される。
Figure 2021002949
数式(2)に基づき、磁石磁束KeがΔKeだけ変動した状態におけるq軸電圧指令値Vq*は、数式(4)で表される。
Figure 2021002949
電流指令値と検出値が一致し、電動機の定数R*とR、Ld*とLd、Lq*とLq、Ke*とKeが一致していると仮定すると、数式(3)と数式(4)の差から、磁石磁束変動量推定値ΔKe^を数式(5)で求めることができる。
Figure 2021002949
ここで、数式(4)において、実際に制御される永久磁石電動機のd軸インダクタンスLd、磁石磁束Keが、予め用意された基準q軸電圧指令値のマップに対して、それぞれ定数誤差Ld_err、Ke_errを持つ場合のq軸電圧指令値Vq*は、数式(6)で表される。
Figure 2021002949
定数誤差を持つ状態で、電流制御した場合のq軸電圧指令値Vq*は、数式(6)となる。しかし、従来技術では、定数誤差があったとしても、基準q軸電圧指令値Vq*_refは、数式(3)に従う。数式(6)と数式(3)の差から、磁石磁束変動量推定値ΔKe^を数式(7)で求めることができる。
Figure 2021002949
数式(5)と数式(7)を比較すると、定数誤差がある場合に算出した数式(7)では、磁石磁束変動量推定値ΔKe^に対して、定数誤差に起因する右辺第2項Ke_errおよび右辺第3項Ld_err・Idがオフセット成分として残り、磁石磁束の推定精度が低下する。以上が、定数誤差の影響により磁石磁束の推定精度が低下する理由である。
第二の課題は、q軸電圧指令値の基準となるマップを作成するためには、永久磁石同期電動機の温度を管理しながら、制御で使用される全てのd軸電流、q軸電流および電動機速度の組み合わせに対して、網羅的にq軸電圧指令値を測定する必要があり、膨大な時間を必要とすることである。特に、鉄道用の永久磁石同期電動機の場合においては、電力変換器に入力される直流電圧が架線電圧の変動により大きく変動するため、マップ作成に必要なパラメータが増え、さらに複雑化する課題がある。
本発明の目的は、上述の点を考慮してなされたものであり、永久磁石同期電動機の製造ばらつき等に起因する個体間の定数誤差の影響を除去し、かつ事前に永久磁石同期電動機の特性を網羅的に取得することなく、永久磁石同期電動機の磁石磁束または磁石温度を精度良く推定することを可能とすることを1つの目的とする。
かかる課題を解決するため本発明においては、1つの目的を達成する一手段として、永久磁石同期電動機の駆動装置は、永久磁石同期電動機を駆動する電力変換器と、前記永久磁石同期電動機を流れる電流が電流指令値と一致するように電圧指令値を生成する電流制御器を含み、該電圧指令値に基づいて前記電力変換器を制御する制御装置と、を有する。前記制御装置は、異なる時刻のそれぞれにおいて前記電流制御器により生成された電圧指令値に基づいて、前記永久磁石同期電動機の磁石磁束を推定する磁石磁束推定部を備えるようにした。
本発明によれば、例えば、永久磁石同期電動機の製造ばらつき等に起因する個体間の定数誤差の影響を除去し、かつ事前に永久磁石同期電動機の特性を網羅的に取得することなく、永久磁石同期電動機の磁石磁束または磁石温度を精度良く推定することができる。
実施形態1に係る永久磁石同期電動機の駆動装置の機能ブロックの一例を示す図である。 実施形態1に係る磁石磁束推定部の機能ブロックの一例を示す図である。 実施形態2に係る磁石磁束推定部の機能ブロックの一例を示す図である。 実施形態2に係るd軸磁束誤差とd軸電流の相関を示す近似式を説明するための図である。 実施形態3に係る永久磁石同期電動機の駆動装置の機能ブロックの一例を示す図である。 実施形態4に係る磁石磁束推定部の機能ブロックの一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための実施形態1〜4について、それぞれ図面に従い詳細に説明する。各実施形態において参照番号が同一のものは、同一または類似の構成要件として示している。また、後出の実施形態において、既出の実施形態と同一または類似の構成要件の説明を省略する場合がある。なお、以下に説明する実施形態は、あくまでも例として提示したものであり、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。また、各実施形態および変形例は、本発明の技術思想の範囲内および整合する範囲内でその一部または全部を組合せることができる。
[実施形態1]
<実施形態1に係る永久磁石同期電動機の駆動装置の構成>
図1は、実施形態1に係る永久磁石同期電動機90の駆動装置1Sの機能ブロックの一例を示す図である。永久磁石同期電動機90の駆動装置1Sは、制御装置1および電力変換器60を含む。図1は、実施形態1に必要な最小限の機能ブロックのみを示したもので、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の駆動用トランジスタやダイオード等のパワーデバイスから構成される電力変換器およびこの電力変換器に対する制御構成については、電力変換器60のブロック図で示し、詳細な図示を省略している。
図1では、電力変換器60は、パンタグラフ3を介して架線2と電力の授受を行う構成としている。また、電力変換器60と架線2との間には、フィルタリアクトル4とフィルタコンデンサ5とから成る電流平滑用のLCフィルタ回路を備える。
電力変換器60では、PWM制御器40からのスイッチング指令に基づき、駆動回路および主回路(図示しないが電力変換器60に含まれる)を介して、3相交流電圧を永久磁石同期電動機90に印加する。
永久磁石同期電動機90は、電力変換器60からの3相交流電圧の印加により固定子側に発生した回転磁界による磁極と、永久磁石同期電動機90の回転子の永久磁石の磁極との吸引および反発によって発生するマグネットトルクと、固定子の回転磁界による磁極と回転子の磁気的な突極との吸引力によって発生するリラクタンストルクとにより、回転トルクを発生する。
電流検出器80は、U相電流、V相電流およびW相電流のそれぞれを検出する電流検出器80a、80b、および80cを含む。電流検出器80は、ホールCT(Current Transformer)等から構成され、永久磁石同期電動機90に流れるU相、V相およびW相の3相電流Iu、Iv、およびIwの波形をそれぞれ検出する。ただし、電流検出器80によって必ずしも3相全ての電流を検出する必要はなく、3相の内のいずれか2相を検出し、残る1相は3相電流が平衡状態であると仮定して演算により求める構成としてもよい。
制御装置1には、負荷として接続される永久磁石同期電動機90を駆動制御するための制御プログラムが実装されている。制御装置1において、トルク指令生成器10は、上位の制御装置(図中は省略)からの運転指令に応じて、トルク指令値τ*およびトルク立ち上げ信号Stを出力する。ここで、トルク立ち上げ信号Stは、トルクが運転指令によって決定されるトルク目標値まで立ち上がったことを示す信号であり、トルクがゼロまたは目標トルクまで立ち上げている途中の状態では負が出力され、目標トルクまでトルクが立ち上がった後に正が出力される。
電流指令生成器20は、トルク指令値τ*に対して、所定のトルクを得るためのdq軸の電流指令値Id*、Iq*を出力する。d軸は回転子磁石の磁極のN極方向の位相であり、q軸は電気角でd軸に直行する方向と定義する。図示は省略しているが、電流指令生成器20は、フィルタコンデンサ電圧の大きさや、回転周波数に基づいて、インバータが出力可能な最大電圧を超えないように、適切な電流指令Id*、Iq*を演算し、電流制御器30に出力する。
電流座標変換器70は、電流検出器80で検出した永久磁石同期電動機90の3相電流Iu、IvおよびIwを、制御装置1が認識する基準d軸位相θ(図示は省略)を用いて回転座標系のdq座標に変換し、d軸電流検出値Idおよびq軸電流検出値Iqとして電流制御器30に出力する。
電流制御器30は、電流座標変換器70が出力したdq軸電流検出値と、電流指令生成器20が出力したdq軸電流指令値との電流偏差がゼロに収束するような電圧指令値Vd*、Vq*を、PI(Proportional-Integral)制御等のフィードバック制御により生成し、出力する。
PWM制御器40は、電流制御器30が出力したdq軸の電圧指令値Vd*、Vq*に基づき、PWM電圧(Pulse Width Modulation)のスイッチング指令を出力する。図示を省略しているが、PWM制御器40は、制御装置1の基準d軸位相θを用い、電圧波形の位相角を内部で演算している。
磁石磁束推定部100は、制御で使用しているd軸電流指令値Id*、q軸電圧指令値Vq*、磁石磁束Ke*、d軸インダクタンスLd*、検出速度ωおよびトルク立ち上げ信号Stをもとに、磁石磁束変動量推定値ΔKe^を算出する。磁石磁束推定部100の詳細は、図2を参照して後述する。
以下、本実施形態によって永久磁石同期電動機90と制御装置1間の定数誤差の影響を除去し、磁石磁束を精度よく推定できる原理について説明する。
定数誤差がない理想的な状態において、制御で使用しているd軸インダクタンス、磁石磁束を定義した基準とする温度における永久磁石同期電動機90のq軸電圧Vqは、数式(1)で表される。数式(1)において、極低速域を除けば、右辺第1項RIqは、右辺第3項ωLdId、右辺第4項ωKeに対して値が極小であり無視できる。また、右辺第2項の微分項pLqIqについても定常とみなせる状態では無視できるため、数式(1)を整理すると数式(8)となる。
Figure 2021002949
制御で使用しているd軸インダクタンスLd*、磁石磁束Ke*に対して、実際に制御する電動機のd軸インダクタンスLd、磁石磁束Keが、それぞれLd_err、Ke_errだけ大きい場合に、電流制御器30からPI制御等により出力されるq軸電圧指令値Vq0*は、数式(8)に基づき数式(9)で表される。
Figure 2021002949
次に、基準温度においてd軸インダクタンスLd*、磁石磁束Ke*、d軸電流指令値Id*および検出速度ωから、数式(8)に基づき基準q軸電圧Vq0*_refを算出する。
Figure 2021002949
次に、数式(9)で表される、電流制御器30より出力されるq軸電圧指令値Vq0*と、数式(10)で算出した基準q軸電圧Vq0*_refの差を求め、両辺を検出速度ωで除算することで、基準温度におけるd軸磁束誤差φ0_errを求める。d軸磁束誤差φ0_errは、数式(11)のように表される。
Figure 2021002949
次に、数式(9)と同じようにd軸インダクタンス、磁石磁束が誤差をもつ場合について、基準温度から磁石磁束KeがΔKeだけ変動した状態において、電流制御器30より出力されるq軸電圧指令値Vq1*は、数式(9)に基づき数式(12)で表される。
Figure 2021002949
数式(10)と同様に、制御で使用しているd軸インダクタンスLd*、磁石磁束Ke*、d軸電流指令値Id*および検出速度ωから基準q軸電圧指令値Vq1*_refを求めると、数式(13)のようになる。
Figure 2021002949
次に、数式(12)と数式(13)の差を求め、両辺を検出速度ωで除算することで、磁石磁束KeがΔKeだけ変動した状態におけるd軸磁束誤差φ1_errを求める。d軸磁束誤差φ1_errは、数式(14)のように表される。
Figure 2021002949
数式(11)で求めた基準温度におけるd軸磁束誤差φ0_errと、数式(14)で求めた磁石磁束がΔKeだけ変動した動作点におけるd軸磁束誤差φ1_errの差から、磁石磁束変動量推定値ΔKe^を求めると、数式(15)となる。
Figure 2021002949
数式(15)では、d軸インダクタンスLd、磁石磁束Keおよびそれらの誤差であるLd_err、Ke_errの影響が除去できている。数式(15)に従って、φ0_errとφ1_errの差を求めることで、d軸インダクタンス、磁石磁束の誤差の影響を除去した磁石磁束変動量を推定することができる。
このように、基準温度で算出したd軸磁束誤差と、任意の動作点において算出したd軸磁束誤差の差分から磁石磁束変動量を推定することで、制御装置1に設定したd軸インダクタンス、磁石磁束と実機との間に誤差が含まれていたとしても、誤差の影響を除去した磁石磁束変動量を精度よく推定することができる。以上が、本実施形態により定数誤差を除去した磁石磁束変動量を推定することができる原理である。
なお、本実施形態において、d軸電流指令値Id*を用いて演算を行っているが、電流制御器30によってd軸電流指令値Id*に一致するよう制御されるd軸電流検出値Idで代用してもよい。
<実施形態1に係る磁石磁束推定部の構成>
次に、永久磁石同期電動機90の磁石磁束を推定する磁石磁束推定部100の詳細について説明する。図2は、実施形態1に係る磁石磁束推定部100の機能ブロックの一例を示す図である。
先ず、磁石磁束推定部100は、トルク指令生成器10から入力されるトルク立ち上げ信号Stが正となったこと、すなわちトルクが目標トルクまで立ち上がったことを検知し、磁石磁束の推定を開始する。
基準q軸電圧演算器110は、d軸電流指令値Id*、検出速度ω、および制御装置1に設定したd軸インダクタンスLd*、磁石磁束Ke*から、数式(10)に基づき基準q軸電圧指令値Vq*_refを算出し、d軸磁束誤差演算器120に出力する。
次に、d軸磁束誤差演算器120は、q軸電圧指令値Vq*と、基準q軸電圧指令値Vq*_refの差分を検出速度ωで除算することにより、d軸磁束誤差φ_errを算出し、磁石磁束推定演算器130に出力する。
次に、磁石磁束推定演算器130は、制御で定めた基準とする動作点である時刻T0におけるd軸磁束誤差φ_errをφ0_errとし、φ0_errの算出以降でd軸電流指令値Id*がφ0_errの算出時と同じ値となった動作点である時刻T1におけるd軸磁束誤差φ_errをφ1_errとする。そして、磁石磁束推定演算器130は、数式(15)に基づき、φ0_errとφ1_errの差を求めることで、φ0_errが算出された状態と、φ1_errが算出された状態との間での磁石磁束変動量推定値ΔKe^を算出する。
以上の演算処理によって、d軸インダクタンス、磁石磁束に誤差が含まれていたとしても、誤差の影響を除去した磁石磁束変動量推定値ΔKe^を精度よく推定することができる。
なお、本実施形態では、磁石磁束変動量推定値ΔKe^を出力する構成としているが、磁石磁束変動量に相当する磁石温度変動量推定値を出力する構成としてもよい。
また、推定した磁石磁束変動量推定値ΔKe^は、電流指令値の補正や、磁石温度変動量として永久磁石の温度監視に用いてもよい。また、検出速度ωは、レゾルバ等の検出器を用いて検出した値を用いてもよく、また、検出器を用いずに、電流および電圧からセンサレスで推定した値を用いてもよい。
また、検出速度ωが低い状態で基準q軸電圧指令値を算出した場合、数式(1)の右辺第3項ωLdId、右辺第4項ωKeの値が小さくなり、右辺第1項RIqの値がその他の項に対して相対的に大きくなるため、右辺第1項RIqを無視できなくなる可能性がある。また、検出速度ωの検出精度が低い場合には、右辺第3項ωLdId、右辺第4項ωKeの誤差が大きくなり、推定精度を確保できない。そのため、右辺第1項RIqの影響を無視できる所定値以上の速度、かつ検出精度が確保できる所定の速度範囲でのみ推定を実行する構成としてもよい。
また、数式(10)では、定常状態での演算を想定し、微分項の影響を無視しているが、q軸電流の時間変化が大きく、微分項の影響を無視できない場合には、数式(1)の右辺第2項の微分項pLqIqの値が大きくなり、推定精度が低下する可能性がある。そのため、q軸電流の時間変化が、制御で定めた所定値以下の場合にのみ、演算を行う構成としてもよい。
[実施形態2]
実施形態2は、実施形態1と比較して、2点以上のd軸電流指令値に対するd軸磁束誤差を一次式として近似し、近似した一次式の切片の差分から磁石磁束変動量推定値ΔKe^を算出する点で異なる。このような構成とすることで、外乱等による瞬間的な電流、電圧の変化の影響を受けずに、磁石磁束変動量を推定できる。
<実施形態2に係る磁石磁束推定部の構成>
実施形態2では、制御装置1は、図1に示した実施形態1の磁石磁束推定部100に代えて磁石磁束推定部100Bを備える。図3は、実施形態2に係る磁石磁束推定部100Bの機能ブロックの一例を示す図である。磁石磁束推定部100Bは、磁石磁束推定部100と比較して、磁石磁束推定演算器130に代えて磁石磁束推定演算器130Bを備え、近似式抽出器140をさらに備える。
近似式抽出器140は、d軸磁束誤差演算器120から出力された複数のサンプルを用いて回帰分析等を行い、数式(16)で示される、d軸電流指令値Id*とd軸磁束誤差φ_errの相関を示す一次の近似式Fφ_errを抽出し、磁石磁束推定演算器130Bに出力する。
Figure 2021002949
なお、近似式Fφ_errを抽出する際に用いるd軸磁束誤差φ_errとd軸電流指令値Id*は、磁石磁束が変化していない、すなわち磁石温度が変化していないと判断できる一定時間内でのみサンプリングを行う。
ここで、図4を用いて、本実施形態によって磁石磁束変動量ΔKeを推定できる原理を説明する。図4は、実施形態2に係るd軸磁束誤差とd軸電流の相関を示す近似式を説明するための図である。
基準とする動作点において抽出された近似式をFφ0_errとし、その切片をB0とすると、数式(16)と数式(11)の対比から、数式(16)の傾きKはLd_errを表し、切片B0はKe_errを表す。また、磁石磁束がΔKeだけ変動した状態における近似式をFφ1_errとし、その切片をB1とすると、数式(16)と数式(14)の対比から、数式(16)の傾きKはLd_errを表し、切片B1は(Ke_err−ΔKe)を表す。よって、2つの近似式Fφ0_err、Fφ1_errの切片の差分を求めることで、磁石磁束変動量推定値ΔKe^を算出することができる。
図3に説明を戻し、磁石磁束推定演算器130は、制御で定めた基準とする動作点における近似式をFφ0_errとし、Fφ0_err算出以降に抽出された近似式をFφ1_errとし、2つの近似式の切片の差分を求めることで、Fφ0_errが抽出された状態と、Fφ1_errが算出された状態との間での磁石磁束変動量推定値ΔKe^を算出する。
以上の演算処理によって、外乱等による瞬間的な電流、電圧の変化の影響を受けずに、磁石磁束変動量推定値ΔKeを精度よく推定することができる。
[実施形態3]
実施形態3は、実施形態1および実施形態2と比較して、初期磁石磁束推定器200から出力される初期磁石磁束推定値Ke0^に対して、磁石磁束推定部100から出力される磁石磁束変動量推定値ΔKe^を加算し、磁石磁束推定値Ke^を出力する点で異なる。このような構成とすることで、定数誤差の影響を受けずに、電動機駆動中の磁石磁束の絶対値を精度よく推定することができる。
<実施形態3に係る永久磁石同期電動機の駆動装置の構成>
実施形態3では、制御装置1は、図5に示すように、初期磁石磁束推定器200をさらに備える。図5は、実施形態3に係る永久磁石同期電動機90の駆動装置1Sの機能ブロックの一例を示す図である。実施形態3において、初期磁石磁束推定器200は、永久磁石同期電動機90がトルクを出力する前の状態において、初期磁石磁束推定値Ke0^を推定する。ここで、初期磁石磁束を推定する方法として、例えばdq軸電流値がゼロである期間における電圧方程式を用いる。数式(1)の電圧方程式を変形し、dq軸電流指令値にゼロを代入して得られる数式(17)を用いて推定を行う。
Figure 2021002949
なお、初期磁石磁束は、本実施形態で開示の推定方法に限らず、その他の方法を用いて推定してもよい。
初期磁石磁束推定器200による推定が完了した後、磁石磁束推定部100は、トルク立ち上げ信号が正となった初回のタイミングを基準動作点として定め、実施形態1または実施形態2に記載した方法によって、磁石磁束変動量推定値ΔKe^を求める。ここで、基準動作点とは、実施形態1においてはφ0_errを算出するタイミングを示し、実施形態2においてはFφ0_errを抽出するタイミングを示す。
加算器210は、初期磁石磁束推定値Ke0^に対して、磁石磁束推定部100から出力された磁石磁束変動量推定値ΔKe^加算することにより磁石磁束推定値Ke^を算出する。
このようにすることで、定数誤差の影響を受けずに、電動機駆動中の磁石磁束の絶対値を精度よく推定することができる。
[実施形態4]
実施形態4は、実施形態2と比較して、d軸インダクタンスを推定する機能を備え、推定したd軸インダクタンスを用いて、磁石磁束を推定する点で異なる。このような構成とすることで、定数誤差の影響を受けずに、磁石磁束およびd軸インダクタンスの絶対値を精度よく推定することできる。
<実施形態4に係る磁石磁演算定器の構成>
実施形態4では、制御装置1は、図1または図5に示した磁石磁束推定部100に代えて磁石磁束推定部100Dを備える。図6は、実施形態4に係る磁石磁束推定部100Dの機能ブロックの一例を示す図である。実施形態4における磁石磁束推定部100Dは、磁石磁束推定部100と比較して、磁石磁束推定演算器130に代えて磁石磁束推定演算器130Dを備え、近似式抽出器140およびd軸インダクタンス推定器150をさらに備える。近似式抽出器140は、実施形態2と同様である。
近似式抽出器140が出力する、数式(16)で表される近似式と、数式(11)との対応から、図4に示す近似式Fφ0_err、Fφ1_errの傾きKは、制御装置1に設定したd軸インダクタンスLd*と実際に制御する電動機のd軸インダクタンス間の定数誤差Ld_errを表す。d軸インダクタンス推定値Ld^は、d軸インダクタンスLd*と傾きKから数式(18)で表される。
Figure 2021002949
次に、数式(9)の第1項の第2因子Ld*+Ld_errをd軸インダクタンス推定値Ld^に置き換え整理することで、磁石磁束推定値Ke^を数式(19)で求めることができる。
Figure 2021002949
本実施形態では、数式(19)に基づき磁石磁束を推定する。d軸インダクタンス推定器150は、近似式抽出器140から入力された近似式Fφ_errの傾きKと、制御装置1に設定したd軸インダクタンスLd*とから、数式(18)に基づきd軸インダクタンス推定値Ld^を出力する。
次に、磁石磁束推定演算器130Dは、d軸インダクタンス推定値Ld^、q軸電圧指令値Vq*、検出速度ωおよびd軸電流指令値Id*から、数式(19)に基づき磁石磁束推定値Ke^を推定する。
以上のとおり、実施形態4では、d軸インダクタンス推定器150を備え、d軸インダクタンス推定値Ld^に基づいて磁石磁束を推定することで、定数誤差の影響を受けずに、磁石磁束の絶対値およびd軸インダクタンスを精度よく推定することできる。
なお、推定したd軸インダクタンスLd^は、所望のトルク精度を得るために、電流指令の補正に用いてもよいし、その他の制御の安定化等に用いてもよい。
上述の実施形態1〜4は、永久磁石同期機の駆動装置および駆動方法に関し、例えば、電気鉄道車両や電気自動車等の電気車、産業機械等の駆動装置等に適用して好適なものである。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例を含む。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換・統合・分散をすることが可能である。また実施形態で示した各処理は、処理効率または実装効率に基づいて適宜分散または統合してもよい。
1S…駆動装置、1…制御装置、2…架線、3…パンタグラフ、4…フィルタリアクトル、5…フィルタコンデンサ、10…トルク指令生成器、20…電流指令生成器、30…電流制御器、40…PWM制御器、60…電力変換器、70…電流座標変換器、80…電流検出器、90…永久磁石同期電動機、100,100B,100D…磁石磁束推定部、110…基準q軸電圧演算器、120…d軸磁束誤差演算器、130,130B,130D…磁石磁束推定演算器、140…近似式抽出器、150…d軸インダクタンス推定器、200…初期磁石磁束推定器、210…加算器

Claims (9)

  1. 永久磁石同期電動機を駆動する電力変換器と、
    前記永久磁石同期電動機を流れる電流が電流指令値と一致するように電圧指令値を生成する電流制御器を含み、該電圧指令値に基づいて前記電力変換器を制御する制御装置と、を有し、
    前記制御装置は、
    異なる時刻のそれぞれにおいて前記電流制御器により生成された電圧指令値に基づいて、前記永久磁石同期電動機の磁石磁束を推定する磁石磁束推定部
    を備えることを特徴とする永久磁石同期電動機の駆動装置。
  2. 前記磁石磁束推定部は、
    前記永久磁石同期電動機の定数をもとに基準q軸電圧指令値を演算する基準q軸電圧演算器と、
    前記電流制御器により算出されたq軸電圧指令値と、前記基準q軸電圧指令値との差分からd軸磁束誤差を演算するd軸磁石誤差演算器と、
    異なる時刻のそれぞれにおいて前記d軸磁石誤差演算器により演算された前記d軸磁束誤差の差分から、該異なる時刻間の前記磁石磁束の変動量を推定する磁石磁束推定演算器と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の永久磁石同期電動機の駆動装置。
  3. 前記磁石磁束推定部は、
    前記永久磁石同期電動機の定数をもとに基準q軸電圧指令値を演算する基準q軸電圧演算器と、
    前記電流制御器により算出されたq軸電圧指令値と、前記基準q軸電圧指令値との差分からd軸磁束誤差を演算するd軸磁石誤差演算器と、
    前記d軸磁石誤差演算器により一定時間内に演算された複数のd軸磁束誤差と、各d軸磁束誤差に対応するd軸電流指令値との相関を示す一次近似式を抽出する近似式抽出器と、
    異なる時刻のそれぞれにおいて前記近似式抽出器により抽出された前記一次近似式の切片の差分から、該異なる時刻間の前記磁石磁束の変動量を推定する磁石磁束推定演算器と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の永久磁石同期電動機の駆動装置。
  4. 前記磁石磁束推定部は、
    前記永久磁石同期電動機の定数をもとに基準q軸電圧指令値を演算する基準q軸電圧演算器と、
    前記電流制御器により算出されたq軸電圧指令値と、前記基準q軸電圧指令値との差分からd軸磁束誤差を演算するd軸磁石誤差演算器と、
    前記d軸磁石誤差演算器により一定時間内に演算された複数のd軸磁束誤差と、各d軸磁束誤差に対応するd軸電流指令値との相関を示す一次近似式を抽出する近似式抽出器と、
    前記近似式抽出器により抽出された前記一次近似式の傾きからd軸インダクタンス推定値を算出するd軸インダクタンス推定器と、
    異なる時刻のそれぞれにおいて前記d軸インダクタンス推定器により算出された前記d軸インダクタンス推定値と前記q軸電圧指令値とから、該異なる時刻間の前記磁石磁束の変動量を推定する磁石磁束推定演算器と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の永久磁石同期電動機の駆動装置。
  5. 前記永久磁石同期電動機の出力トルクがゼロである期間において前記永久磁石同期電動機の初期磁石磁束を推定する初期磁石磁束推定器をさらに備え、
    前記磁石磁束推定演算器により推定された前記磁石磁束の変動量と前記初期磁石磁束とから、前記永久磁石同期電動機の磁石磁束の絶対値を推定する
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の永久磁石同期電動機の駆動装置。
  6. 前記磁石磁束推定部は、
    前記永久磁石同期電動機を流れるq軸電流の時間変化が所定値以下の場合に、前記磁石磁束を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の永久磁石同期電動機の駆動装置。
  7. 前記磁石磁束推定部は、
    前記永久磁石同期電動機の速度が所定値以上の場合に、前記磁石磁束を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の永久磁石同期電動機の駆動装置。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載の永久磁石同期電動機の駆動装置を備えた電気車。
  9. 永久磁石同期電動機の駆動方法であって、
    前記永久磁石同期電動機の駆動装置は、
    前記永久磁石同期電動機を駆動する電力変換器と、前記永久磁石同期電動機を流れる電流が電流指令値と一致するように電圧指令値を生成する電流制御器を含み、該電圧指令値に基づいて前記電力変換器を制御する制御装置と、を有し、
    前記制御装置が、
    異なる時刻のそれぞれにおいて前記電流制御器により生成された電圧指令値に基づいて、前記永久磁石同期電動機の磁石磁束を推定する
    ことを特徴とする永久磁石同期電動機の駆動方法。
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