JP2021002914A - アキシャルギャップ型回転電機 - Google Patents

アキシャルギャップ型回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP2021002914A
JP2021002914A JP2019114668A JP2019114668A JP2021002914A JP 2021002914 A JP2021002914 A JP 2021002914A JP 2019114668 A JP2019114668 A JP 2019114668A JP 2019114668 A JP2019114668 A JP 2019114668A JP 2021002914 A JP2021002914 A JP 2021002914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
rotor
electric machine
resin
rotary electric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019114668A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7212587B2 (ja
Inventor
博洋 床井
Hirooki Tokoi
博洋 床井
賢二 池田
Kenji Ikeda
賢二 池田
瑞紀 中原
Mizuki NAKAHARA
瑞紀 中原
利文 鈴木
Toshifumi Suzuki
利文 鈴木
高橋 秀一
Shuichi Takahashi
秀一 高橋
恭永 米岡
Kyoei Yoneoka
恭永 米岡
酒井 亨
Toru Sakai
亨 酒井
高橋 大作
Daisaku Takahashi
大作 高橋
潤 櫻井
Jun Sakurai
潤 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority to JP2019114668A priority Critical patent/JP7212587B2/ja
Priority to CN201980093187.5A priority patent/CN113508511B/zh
Priority to PCT/JP2019/042417 priority patent/WO2020255435A1/ja
Priority to TW109104925A priority patent/TWI703795B/zh
Publication of JP2021002914A publication Critical patent/JP2021002914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7212587B2 publication Critical patent/JP7212587B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

【課題】磁石とヨークを一体にモールドしたロータの樹脂の劣化や破損を防止できるアキシャルギャップ型回転電機を提供する。【解決手段】回転子200と、回転子200の軸心700方向に沿って設けられたギャップを介して回転子200と対向して配置された固定子100とを備えたアキシャルギャップ型回転電機1000において、回転子200は、基台220と、基台220における固定子100側の端面221に回転子200の周方向に沿って設けられた溝222と、溝222に配置された磁石210と、磁石210を溝222内にモールド固定する樹脂230とを備え、基台220は、溝222と連通し樹脂230が充填される凹部2231,2243を有し、凹部2231,2243に充填された樹脂230の固定子100側には、基台220の一部が隣接している。【選択図】図1A

Description

本発明は、アキシャルギャップ型回転電機に関する。
アキシャルギャップ型の回転電機は、円盤状のロータとステータが回転軸心方向に対向して配置された構造をもつ。トルクの発生面となるロータとステータの対向面積が、ロータ径の2乗に比例して増加するため、アスペクト比の小さな形状即ち軸長よりも径方向寸法が大きな形状とすることで、出力や効率などの特性を高めやすい特長がある。
このアキシャルギャップ型回転電機のロータは、回転軸に締結されたヨークと、その表面に配置された磁石からなり、磁石とヨークを樹脂で一体にモールドしたロータがある。例えば、特許文献1には、バックヨークの一方の端面上に配置された永久磁石がモールド成型された合成樹脂からなる抜止め手段によりバックヨークに保持されたロータが開示されている。
特開2008−86142号公報
特許文献1に開示されたアキシャルギャップ型回転電機のロータでは、モールド成型された合成樹脂からなる抜止め手段は外気と接しているため、酸素等の環境物質や外気の熱により劣化し、永久磁石を保持できなくなる恐れがある。本発明の目的は、磁石とヨークを一体にモールドしたロータの樹脂が劣化してもロータが破損することを防止できるアキシャルギャップ型回転電機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、回転子と、前記回転子の中心軸方向に沿って設けられたギャップを介して前記回転子と対向して配置された固定子とを備えたアキシャルギャップ型回転電機において、前記回転子は、基台と、前記基台における固定子側の端面に前記回転子の周方向に沿って設けられた溝と、前記溝に配置された磁石と、前記磁石を前記溝内にモールド固定する樹脂とを備え、前記基台は、前記溝と連通し前記樹脂が充填される凹部を有し、前記凹部に充填された樹脂の固定子側には、前記基台の一部が隣接していることを特徴とする。
本発明によれば、磁石とヨークを樹脂で一体にモールドしたロータにおける当該樹脂の劣化や破損を防止できるので、ロータを長寿命化できる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1実施形態によるロータを用いたアキシャルギャップ型モータの断面斜視図である。 本発明の第1実施形態によるロータにシャフトを勘合した断面斜視図である。 本発明の第1実施形態によるロータの拡大断面図である。 本発明の第2実施形態によるロータにシャフトを勘合した断面斜視図である。 本発明の第2実施形態によるロータの拡大断面図である。 本発明の第2実施形態によるロータに用いられる複数の永久磁石における他の形状を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態によるロータにシャフトを勘合した断面斜視図である。 本発明の第3実施形態によるロータの拡大断面図である。 本発明の第4実施形態によるロータにシャフトを勘合した断面斜視図である。 本発明の第4実施形態によるロータの拡大断面図である。 本発明の第5実施形態によるロータにシャフトを勘合した断面斜視図である。 本発明の第5実施形態によるロータの拡大断面図である。 本発明の第6実施形態によるロータにシャフトを勘合した断面斜視図である。 本発明の第6実施形態によるロータの拡大断面図である。 本発明の第7実施形態によるロータにシャフトを勘合した断面斜視図である。 本発明の第7実施形態によるロータの拡大断面図である。 本発明の第8実施形態によるロータにシャフトを勘合した断面斜視図である。 本発明の第8実施形態によるロータの拡大断面図である。 本発明の他の実施形態によるロータの拡大断面図である。 本発明の他の実施形態によるロータの拡大断面図である。
以下、図面を用いて、本発明の第1〜第8の実施形態によるアキシャルギャップ型モータのロータの構成及び動作について説明する。なお、各図において、同一符号は同一部分を示す。
〔第1実施形態〕
図1Aは本発明の第1実施形態によるロータを用いたアキシャルギャップ型モータの断面斜視図、図1Bは第1実施形態によるロータにシャフトを勘合した断面斜視図、図1Cは本発明の第1実施形態によるロータの拡大断面図である。なお、図1Bのロータは、永久磁石およびヨーク内部の形状がわかるよう、樹脂を省略している。
図1Aに示すように、アキシャルギャップ型モータ1000(以下、モータ1000という)は、ステータ(固定子)100を2つのロータ(回転子)200が挟むように面対向するダブルロータ型の回転電機である。モータ1000は、ステータ100と、ロータ200と、ハウジング300と、ブラケット400と、シャフト500と、軸受600とを備えている。
ステータ100は、シャフト500を中心として環状に配列した複数(本実施形態では12個)のコアメンバ140を有している。各コアメンバ140は、両端面が概略台形の柱体であるコア110と、コア110の側面を被覆する筒状のボビン(図示せず)と、ボビンを介してコア110の側面に巻き回されたコイル120とを備える。環状に配列された12個のコアメンバ140の夫々は、ハウジング300内に樹脂130によって一体的にモールド加工され、1つのステータ100に成形されている。コア110としては、電磁鋼板やアモルファス金属の積層体や、圧粉磁心等の軟磁性体が利用可能である。
ロータ200は、軸心700方向に沿って設けられたギャップを介してステータ100に対向している。ロータ200と勘合するシャフト500は、軸受600を介して回転自在にブラケット400により支持され、ステータ100に電気を流すことにより回転するロータ200と供回りしロータ200の回転力を出力する。ブラケット400は、軸受600を介してシャフト500を回転自在に支持するとともに、ハウジング300の両端に固定され、ロータ200を保護する。ハウジング300の外周側面には、コイル120と電気的に接続する端子を備える端子台(図示せず)が設けられており、1次側の電線と2次側の電線を電気的に接続されることができるようになっている。
図1Bに示すように、ロータ200は、略円盤状の基台220と、基台220のステータ100側の端面221にロータ200の周方向に沿って設けられた溝222と、溝222に配置された永久磁石(磁石)210と、永久磁石210を溝222内にモールド固定する樹脂230(図1A参照)とを備えている。
基台220は、鉄や圧粉磁心などの軟磁性体で構成され継鉄(ヨーク)の役割する略円盤状の部材で、永久磁石210を支持するとともに、供回りするようにシャフト500と結合している。また、基台220のステータ100側の端面221には上記のとおりロータ200の周方向に沿って溝222が設けられている。永久磁石210はリング状の円板で、基台220の溝222に配置されている。
図1Cに示すように、溝222は、内周壁223と外周壁224と底面225により構成されている。
内周壁223は、永久磁石210を溝222に配置したときに、永久磁石210の内周側面2102との間に樹脂230を充填するための空間を形成する。そのため、軸心700からの距離が永久磁石210の内周側面2102よりも内周壁223の方が小さくなっている。また、内周壁223には凹部2231が設けられている。
外周壁224の底面225側には、永久磁石210の外周側面2101が当接する小径面2241が形成されている。そして、外周壁224のステータ100側には、大径面2242が形成され、小径面2241と大径面2242の間の外周壁224には凹部2243が形成されている。
なお、本実施形態では、凹部2231を内周壁223の全周に形成しているが内周壁223の一部にのみ形成してもよい。また、凹部2243を外周壁224の全周に形成しているが、同様に外周壁224の全周ではなく一部にのみ形成してもよい。なお、凹部2231,2243に充填された樹脂230の強度を高めるには、遠心力や温度上昇などに伴い樹脂230に発生する応力を低減する必要がある。このため、凹部2231,2243を加工する場合、角にR面取りを設けることが好ましい。
永久磁石210の外周側面2101は、外周壁224の小径面2241と当接する。そのため、永久磁石210は、基台220の周方向に固定されている。また、永久磁石210の内周側面2102は、軸心700方向において、ステータ100側に向かって内径が拡大するように形成されている。即ち、永久磁石210にはステータ100側に向かって内径が拡大する孔が形成されている。なお、永久磁石210はボンド磁石やフェライト磁石により形成されており磁界を発生させ、ステータ100のコアメンバ140から発生する磁力に対し吸引・反発を繰り返し、軸心700を中心にロータ200を回転させる。そのため、交流電源の位相数とコアメンバ140の個数に対応する磁極数を備えるように、リング状の永久磁石210の表面には着磁がされている。
基台220の溝222には永久磁石210とモールド成形によって充填される樹脂230とが配置され、永久磁石210を基台220にモールド固定する。外周壁224の大径面2242及び凹部2243と永久磁石210の外周側面2101との間と、内周壁223と永久磁石210の内周側面2102との間に樹脂230は充填され固化している。また、基台220と永久磁石210、樹脂230は、線膨張係数の近い材料を用いて作製し、ロータ200に発生する熱応力を低減させることが好ましい。
そして、基台220は溝222と連通し樹脂230が充填される凹部2231,2243を有し、凹部2231,2243には樹脂230が充填される。基台以外の構成に着目すれば、凹部2231,2243に樹脂が入り込むことにより凸部2301,2302が形成されている。そして、2つの凹部2231,2243に充填された樹脂230である凸部2301,2302のステータ100側(図1Cにおける下側)には、基台220の一部(基台220における凹部2231,2243のステータ100側の部分)であるストッパ部2232,2244がそれぞれ隣接している。ストッパ部2232,2244により、ロータの磁石が磁気吸引力によってステータ側に引き寄せられ、基台から外れることを防止することができる。言い換えれば、基台220は、ロータ200の軸心700を含むロータ200の断面において、軸心700と平行な軸線A−A、B−B方向に沿ってロータ200をみたときに、基台220の一部であるストッパ部2232,2244のステータ100の反対側に樹脂230の一部である凸部2301,2302が隣接して現れるように設けられた凹部2231,2243を備えている。また、凹部2231,2243に充填された樹脂230である凸部2301,2302は、凹部2231,2243と樹脂230に覆われており、ロータ200の内部に備わっている。なお、本実施形態の基台220は、溝222と連通し樹脂230が充填される凹部を2つ備えるが、凹部を1つだけ備えるようにしてもよい。
このような構成を有するモータ1000は、以下のように動作する。端子台の1次側にインバータからの出力線が接続され、コイル120に3相の交流電流が通電する。これにより、ステータ100には回転磁界が形成され、永久磁石210によりロータ200に形成された直流磁界と吸引反発してトルクを発生する。モータ駆動時には、ロータ200の溝222に配置された永久磁石210に対してその径方向に生じる遠心力だけでなく軸心700方向のステータ100側に磁気吸引力が発生している。
本実施形態では、基台220は、溝222と連通して樹脂230が充填される凹部2231,2243を有しており、その凹部2231,2243に充填された樹脂230である凸部2301,2302のステータ100側には、樹脂230の軸心700方向に沿った移動を阻害するように基台220の一部(凹部2231,2243のステータ100側の部分)であるストッパ部2232,2244が隣接している。この構造では凹部2231,2243内の樹脂230である凸部2301,2302はロータ200の内部に位置することになるため、凹部2231,2243内の樹脂230である凸部2301,2302と外気の接触が遮断される。したがって、凹部2231,2243内の樹脂230である凸部2301,2302は、ロータ200の表面に露出している樹脂230のように酸素等の環境物質や外気の熱によって容易に劣化することが抑制されるため、ロータ200の継続使用により永久磁石210の保持機能(軸心700方向における永久磁石210の拘束機能)が低下することを防止できる。なお、本実施形態では凹部2231を内周壁223の全周に、凹部2241を溝222の外周壁224の全周にそれぞれ環状に形成しているため、永久磁石210の保持機能をさらに増強できる。
本実施形態では、樹脂230と永久磁石210とを、ステータ100側に向かって内径が拡大する永久磁石210の内周側面2102を介して互いに当接させることで、樹脂230の永久磁石210の保持機能(軸心700方向における永久磁石210の拘束機能)を増強している。すなわち永久磁石210の内周側面を略鉛直に設けた場合と比較して永久磁石210を基台220上に強固に保持できる。
また、基台220の内周壁223及び外周壁224と、永久磁石210の間に隙間を設けることにより、永久磁石210の漏れ磁束に対する磁気抵抗が高められ、モータ出力や効率の低下を抑制することができる。また、リング状の永久磁石210を用いることにより、遠心力が大きくなっても永久磁石210の飛散を防止することができる。
また、基台220は、鋳造や鍛造で製作した円盤状の構造に対して旋盤で溝222を切削することで凹部2231,2243を簡単に追加加工でき、低コストで作製することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態によるロータについて図面を用いて説明する。図2Aは、本発明の第2実施形態によるロータ201にシャフト500を勘合した断面斜視図、図2Bは本発明の第2実施形態によるロータ201の拡大断面図である。なお、図2Aの反負荷側のロータ201(下側)は、永久磁石211および基台220内部の形状がわかるよう、樹脂231を省略している。
本実施形態が第1実施形態と異なる点は、永久磁石211と樹脂231の形状である。したがって、モータの断面は図1Aと同じため省略し、第1実施例と重複する部品、構成等に関しては原則として説明を割愛する。
図2Aに示すように、本実施形態によるロータ201は、略円盤状の基台220と、基台220のステータ100側の端面221にロータ201の周方向に沿って設けられた溝222と、溝222に所定の間隔で配置された磁極数の永久磁石211と、磁極数の永久磁石211を溝222内にモールド固定する樹脂231とを備えている。基台220は第1実施形態と同一であるため説明を省略する。永久磁石211は扇状の板で、基台220の溝222内に磁極数が配置されている。
図2Bに示すよう永久磁石211の外周側面2111は小径面2241に当接している。なお、永久磁石211は、第1実施形態と同様に、ボンド磁石やフェライト磁石により形成されており磁界を発生させ、ステータ100のコアメンバ140から発生する磁力に対し吸引・反発を繰り返し、軸心700を中心にロータ201を回転させる。そのため、基台220の溝222内には交流電源の位相数とコアメンバ140の個数に対応する磁極数の永久磁石211が配置されている。
また、基台220の溝222に配置された永久磁石211の周囲は樹脂231により充填されている。永久磁石211の内周側面2112は、溝222の内周壁223との間隔が、軸心700方向においてステータ100側に向かって拡大するように形成されている。そのため、永久磁石211の内周側面2112と当接する樹脂231により永久磁石211は、軸心700方向のステータ100側と基台220の内径方向に移動できない。また、磁極数の永久磁石211の外周側面2111は小径面2241とそれぞれ当接し、大径面2242及び凹部2243との間に樹脂230が充填されているため、基台220の外径方向へ移動できない。
そして、第1実施形態と同様に、基台220の溝222を構成する内周壁223と外周壁224にはそれぞれ凹部2231と凹部2243が形成され、樹脂231が充填され、凸部2311,2312が形成されている。そのため、基台220は、溝222と連通し、樹脂231が充填される凹部2231,2243を有し、凹部2231,2243に充填された樹脂231である凸部2311,2312のステータ100側には、樹脂231の軸心700方向に沿った移動を阻害するように基台220の一部(凹部2231,2243のステータ100側の部分)であるストッパ部2232,2244がそれぞれ隣接している。即ち、基台220は、ロータ201の軸心700を含むロータ201の断面において、軸心700と平行な軸線A−A、B−B方向に沿ってロータ201を見たときに、基台220の一部であるストッパ部2232,2244のステータ100の反対側に樹脂231の一部である凸部2311,2312が隣接して現れるように設けられた凹部2231,2243を備えている。また、凹部2231,2243に充填された樹脂231である凸部2311,2312は、凹部2231,2243と樹脂231に覆われており、ロータ201の内部に備わっている。
また、樹脂231は、基台220の溝222の外周壁224と永久磁石211の外周側面2111との間と、基台220の内周壁223と永久磁石211の内周側面2112との間に充填されるだけでなく、基台220の周方向に隣合う永久磁石211の間にも充填されている。そのため、永久磁石211は周方向に移動できない。また、周方向に隣合う永久磁石211の間に充填された樹脂231は、基台220の溝222の外周壁224と永久磁石211の外周側面2111の間に充填された樹脂231と、基台220の内周壁223と永久磁石211の内周側面2112との間に充填された樹脂231とを連結させている。
本実施形態では第1実施形態と異なり永久磁石211が円環ではなく分割した構成となっている。そのため、永久磁石211の外径を高精度にしなくても、溝222の外周壁224における小径面2241に永久磁石211の外周側面2111を当接することができ、永久磁石211の加工コストを抑えることができる。また、高出力モータや高出力密度モータでは、ロータが大径化、高速化するため、永久磁石211に大きな遠心力が掛かる。第1実施形態の永久磁石210はリング状であるため、遠心力に対して引張応力が発生する。一方、本実施形態の永久磁石211は分割した構成となっているため、遠心力に対して引張応力が発生しない。そのため、大きな遠心力がそのまま永久磁石211を外径方向に飛散しようとする力となる。しかし、本実施形態によるロータ201は、分割した構成となっている永久磁石211の外周側面2111のそれぞれが小径面2241と当接するため、永久磁石211のそれぞれが外径方向に飛散することを防止できる。また、永久磁石の外周側面2111に当接する当接部が樹脂により形成された比較例によるロータでは遠心力に耐えられるように当接部を厚くする必要がある。しかし、本実施形態では永久磁石211の外周側面2111と当接する小径面2241が鉄や圧粉磁心などにより形成されているため薄くでき、ロータ201の外径を小型化できる。また、小径面2241を溝222の底面225側の外周壁224に設けているので、永久磁石211に働く遠心力により外周壁224にかかる外径方向の曲げモーメントを小さくできるとともに、外周壁224は小径面2241により厚肉化され、剛性を高めることもできる。また、磁極数の永久磁石211の間に隙間を設けることにより、永久磁石211の漏れ磁束に対する磁気抵抗が高められ、モータ出力や効率の低下を抑制することができる。
なお、永久磁石の形状は図2A,2Bに示した永久磁石211の形状に限らない。例えば、図3に示すように、軸心700方向においてステータ100に向かい基台220の周方向における長さが縮小しテーパ形状となった軸方向縮小部2121を備えた永久磁石212を用いてもよい。周方向に隣合う永久磁石212の間に充填された樹脂231により軸方向縮小部2121も覆われることにより、永久磁石212が軸心700方向においてステータ100側に向かって移動することを防止することができる。なお、永久磁石212は磁粉と樹脂を混合したボンド磁石を射出成型により成型することにより容易に作製することができる。また、焼結により永久磁石212を作製する場合は、金型の抜きテーパを利用することで、加工費を増加させることなく軸方向縮小部2121を形成させることができる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態によるロータについて図面を用いて説明する。図4Aは、本発明の第3実施形態によるロータ202にシャフト500を勘合した断面斜視図、図4Bは本発明の第3実施形態によるロータ202の拡大断面図である。なお、図4Aの反負荷側のロータ202(下側)は、永久磁石211および基台240内部の形状がわかるよう、樹脂232を省略している。
本実施形態が第2実施形態と異なる点は、基台240の溝242における内周壁243と外周壁244の形状、と樹脂232の形状である。したがって、モータの断面は図1Aと略同一のため省略し、第2実施例と重複する部品、構成等に関しては原則として説明を割愛する。
図4Aに示すように、本実施形態によるロータ202は、略円盤状の基台240と、基台240のステータ100側の端面241にロータ202の周方向に沿って設けられた溝242と、溝242に配置された磁極数の永久磁石211と、磁極数の永久磁石211を溝242内にモールド固定する樹脂232とを備えている。基台240は、ステータ100側の端面241にロータ202の周方向に沿って溝242が設けられている。
図4Bに示すように溝242は、内周壁243と外周壁244と底面245により構成されている。内周壁243には底面245側に凹部2431が設けられ、外周壁244には底面245側に凹部2441が設けられている。このとき、凹部2431,2441の軸心700方向におけるステータ100の反対側の側面は溝242の底面245と同一面となっているため、凹部2431,2441の加工は旋盤により溝242の底面245と連続的に加工できバイトの位置合わせが不要で工数を低減させることができる。また、永久磁石211は第2実施形態と同一であるため説明を省略する。
樹脂232は、永久磁石211が配置された溝242に充填される。即ち、内周壁243と永久磁石211の内周側面2112の間と、外周壁244と永久磁石211の外周側面2111の間(凹部2441)と、周方向に隣合う永久磁石211の間のそれぞれに樹脂232は充填される。なお、外周壁244と永久磁石211の外周側面2111の間は軸心700方向に開口していないため、樹脂を直接充填することができない。しかし、凹部2441に周方向に隣合う永久磁石211の間に樹脂232を充填し流動させることにより、外周壁244と永久磁石211の外周側面2111の間に樹脂232を充填することができる。また、周方向に隣合う永久磁石211の間に充填された樹脂232は、内周壁243と永久磁石211の内周側面2112の間に充填された樹脂232と、外周壁244と永久磁石211の外周側面2111の間に充填された樹脂232とを連結する。
また、内周壁243と永久磁石211の内周側面2112の間に樹脂232が充填されることにより内周壁243の凹部2431に樹脂232が充填され、周方向に隣合う永久磁石211の間に樹脂232が充填されることにより外周壁244の凹部2441に樹脂232が充填される。そのため、基台240は、溝242と連通し樹脂232が充填される凹部2431、2441を有し、凹部2431、2441に充填された樹脂232である凸部2321,2322のステータ100側には、樹脂232の軸心700方向に沿った移動を阻害するように基台240の一部(凹部2431,2441のステータ100側の部分)であるストッパ部2431,2442が隣接している。即ち、基台240は、ロータ202の軸心700を含むロータ202の断面において、軸心700と平行な軸線A−A、B−B方向(図4B参照)に沿ってロータ202をみたときに、基台240の一部であるストッパ部2431,2442のステータ100の反対側に樹脂232の一部である凸部2321,2322が隣接して現れるように設けられた凹部2431,2441を備えている。また、凹部2431,2441に充填された樹脂232である凸部2321,2322は、凹部2431,2441と樹脂232に覆われており、ロータ202の内部に備わっている。
本実施形態では、凹部2431,2441内の樹脂232である凸部2321,2322はロータ202の内部に位置することになるため、凹部2431,2441内の樹脂232である凸部2321,2322と外気の接触が遮断される。したがって、凹部2431,2441内の樹脂232である凸部2321,2322は、ロータ202の表面に露出している樹脂232のように酸素等の環境物質や外気の熱によって容易に劣化することが抑制されるため、ロータ202の継続使用により永久磁石211の保持機能(軸心700方向における永久磁石211の拘束機能)が低下することを防止できる。なお、本実施形態では凹部2431を内周壁243の全周に、凹部2441を外周壁244の全周に、それぞれ環状に形成しているため、永久磁石211の保持機能をさらに増強できる。
また、永久磁石211の内周側面2112は、溝242の内周壁243との間隔が軸心700方向においてステータ100側に向かって拡大するように形成されている。そのため、樹脂232と永久磁石211とを、永久磁石211の内周側面2112を介して互いに当接させることで、樹脂232の永久磁石211の保持機能(軸心700方向における永久磁石211の拘束機能)を増強している。すなわち永久磁石211の内周側面を略鉛直に設けた場合と比較して永久磁石211を基台240上に強固に保持できる。
〔第4実施形態〕
次に、本発明の第4実施形態によるロータについて図面を用いて説明する。図5Aは、本発明の第4実施形態によるロータ203にシャフト500を勘合した断面斜視図、図5Bは本発明の第4実施形態によるロータ203の拡大断面図である。なお、図5Aの反負荷側のロータ203(下側)は、永久磁石211および基台250内部の形状がわかるよう、樹脂233を省略している。
本実施形態が第2実施形態と異なる点は、基台250と樹脂233の形状である。したがって、モータの断面は図1Aと略同一のため省略し、第2実施例と重複する部品、構成等に関しては原則として説明を割愛する。
図5Aに示すように、本実施形態によるロータ203は、略円盤状の基台250と、基台250のステータ100側の端面251にロータ203の周方向に沿って設けられた溝252と、溝252に配置された磁極数の永久磁石211と、磁極数の永久磁石211を溝252内にモールド固定する樹脂233とを備えている。基台250は、ステータ100側の端面251にはロータ203の周方向に沿って溝252が設けられている。
図5Bに示すように、溝252は、内周壁253と外周壁254と底面255により構成されている。また、基台250の反ステータ100側の端面257には止まり穴256が1つ以上設けられている。止まり穴256は、内周壁253に形成される開口部258を介して溝252と連通する。そして、止まり穴256の底部2561と周面2562により囲まれた部分は凹部2563を形成する。また、外周壁254の底面255側には、永久磁石211の外周側面2111が当接する小径面2541が設けられ、外周壁254のステータ100側には、大径面2542が形成されている。なお、小径面2541と大径面2542は第2実施形態の小径面2241と大径面2242と同様であるため説明を省略する。
樹脂233は、永久磁石211が配置された溝252に充填される。即ち、内周壁253と永久磁石211の内周側面2112の間と、外周壁254と永久磁石211の外周側面2111の間と、周方向に隣合う永久磁石211の間のそれぞれに樹脂233は充填される。なお、周方向に隣合う永久磁石211の間に充填された樹脂233は、内周壁253と永久磁石211の内周側面2112の間に充填された樹脂233と、外周壁264と永久磁石211の外周側面2111の間に充填された樹脂233とを連結する。
また、内周壁253と永久磁石211の内周側面2112の間に樹脂233が充填されることにより、内周壁253の開口部258を介して止まり穴256に樹脂233が充填され、凹部2563に樹脂233が充填される。そのため、基台250は、溝252と連通し樹脂233が充填される凹部2563を有し、凹部2563に充填された樹脂233である凸部2331のステータ100側には、樹脂233の軸心700方向に沿った移動を阻害するように基台250の一部である止まり穴256の底部2561が隣接している。即ち、基台250は、ロータ203の軸心700を含むロータ203の断面において、軸心700と平行な軸線A−A方向に沿ってロータ203をみたときに、基台250の一部である止まり穴256の底部2561においてステータ100の反対側に樹脂233の一部である凸部2331が隣接して現れるように設けられた凹部2563を備えている。また、凹部2563に充填された樹脂233である凸部2331は、凹部2563と他の樹脂233に覆われており、ロータ203の内部に備わっている。
本実施形態では、止まり穴256に充填された樹脂233である凸部2331はロータ203の内部に位置することになるため、凹部2563内の樹脂233である凸部2331と外気の接触が遮断される。したがって、凹部2563内の樹脂233である凸部2331は、ロータ203の表面に露出している樹脂233のように酸素等の環境物質や外気の熱によって容易に劣化することが抑制されるため、ロータ203の継続使用により永久磁石211の保持機能(軸心700方向における永久磁石211の拘束機能)が低下することを防止できる。
また、永久磁石211の内周側面2112と溝252の内周壁253との間隔は、第3実施形態と同様に軸心700方向においてステータ100側に向かって拡大するように形成されている。そのため、樹脂233と永久磁石211とを、永久磁石211の内周側面2112を介して互いに当接させることで、樹脂233の永久磁石211の保持機能(軸心700方向における永久磁石211の拘束機能)を増強している。すなわち永久磁石211の内周側面を略鉛直に設けた場合と比較して永久磁石211を基台250上に強固に保持できる。
また、本実施形態によれは、基台250の反ステータ100側の端面257に複数の止まり穴256を設けるという簡単な加工により、溝252と連通して樹脂233が充填される凹部2563を設けることが可能となる。なお、本実施形態において、基台250の反ステータ100側の端面257に止まり穴256を1つ以上設けるとしたが、基台250の強度を損なわない限りにおいて止まり穴の数は多い方が好ましい。
〔第5実施形態〕
次に、本発明の第5実施形態によるロータについて図面を用いて説明する。図6Aは、本発明の第5実施形態によるロータ204にシャフト500を勘合した断面斜視図、図6Bは、本発明の第5実施形態によるロータ204の拡大断面図である。なお、図6Aの反負荷側のロータ204(下側)は、永久磁石211および基台260内部の形状がわかるよう、樹脂234を省略している。
本実施形態が第2実施形態と異なる点は、基台260と樹脂234の形状である。したがって、モータの断面は図1Aと略同一であるため省略し、第2実施例と重複する部品、構成等に関しては原則として説明を割愛する。
図6Aに示すように、本実施形態によるロータ204は、略円盤状の基台260と、基台260のステータ100側の端面261にロータ204の周方向に沿って設けられた溝262と、溝262に配置された磁極数の永久磁石211と、磁極数分の永久磁石211を溝262内にモールド固定する樹脂234とを備えている。基台260は、ステータ100側の端面261にはロータ204の周方向に沿って溝262が設けられている。
図6Bに示すように、溝262は、内周壁263と外周壁264と底面265により構成されている。また、内周壁263は底面265に対して鋭角に立ち上がり、内周壁263と底面265により挟まれた部分が凹部2631を形成している。このとき、凹部2631は、底面265に対して鋭角に内周壁263を加工するだけなので、内周壁263と底面265は旋盤により連続的に加工でき工数を低減させることができる。なお、外周壁264(小径面2641と大径面2642)は、第4実施形態と同じ構成であるため説明を省略する。
樹脂234は、永久磁石211が配置された溝262に充填される。即ち、内周壁263と永久磁石211の内周側面2112の間と、外周壁264と永久磁石211の外周側面2111の間と、周方向に隣合う永久磁石211の間のそれぞれに樹脂234は充填される。なお、周方向に隣合う永久磁石211の間に充填された樹脂234は、内周壁263と永久磁石211の内周側面2112の間に充填された樹脂234と、外周壁264と永久磁石211の外周側面2111の間に充填された樹脂234とを連結する。
また、内周壁263と永久磁石211の内周側面2112の間に樹脂234が充填されることにより凹部2631に樹脂234が充填される。そのため、基台260は、溝262と連通し樹脂234が充填される凹部2631を有し、凹部2631に充填された樹脂234である凸部2341のステータ100側には、基台260の一部である内周壁263が隣接している。即ち、基台260は、ロータ204の軸心700を含むロータ204の断面において、軸心700と平行な軸線A−A方向に沿ってロータ204をみたときに、基台260の一部である内周壁263のステータ100の反対側に樹脂234の一部である凸部2341が隣接して現れるように設けられた凹部2631を備えている。また、凹部2631に充填された樹脂234である凸部2341は、凹部2631(内周壁243と底面245)と樹脂234に覆われており、ロータ204の内部に備わっている。
本実施形態では、凹部2631に充填された樹脂234である凸部2341はロータ204の内部に位置することになるため、凹部2631に充填された樹脂234である凸部2341と外気の接触が遮断される。したがって、凹部2631に充填された樹脂234である凸部2341は、ロータ204の表面に露出している樹脂234のように酸素等の環境物質や外気の熱によって容易に劣化することが抑制されるため、ロータ204の継続使用により永久磁石211の保持機能(軸心700方向における永久磁石211の拘束機能)が低下することを防止できる。
また、永久磁石211の内周側面2112と溝262の内周壁263は、軸心700方向においてステータ100側に向かって軸心700との間隔が拡大するように形成されている。そのため、樹脂234と永久磁石211とを、永久磁石211の内周側面2112を介して互いに当接させることで、樹脂234の永久磁石211の保持機能(軸心700方向における永久磁石211の拘束機能)を増強している。すなわち永久磁石211の内周側面を略鉛直に設けた場合と比較して永久磁石211を基台260上に強固に保持できる。また、本実施形態によれは、内周壁263を溝262の底面265側に傾斜させるという簡単な加工により、本発明に係る凹部を設けることが可能となる。
〔第6実施形態〕
次に、本発明の第6実施形態によるロータについて図面を用いて説明する。図7Aは、本発明の第6実施形態によるロータ205にシャフト500を勘合した断面斜視図、図7Bは本発明の第6実施形態によるロータ205の拡大断面図である。なお、図7Aの反負荷側のロータ205(下側)は、永久磁石211および基台270内部の形状がわかるよう、樹脂235を省略している。
本実施形態が第2実施形態と異なる点は、基台270と樹脂235の形状である。したがって、モータの断面は図1Aと略同一であるため省略し、第2実施例と重複する部品、構成等に関しては原則として説明を割愛する。
図7Aに示すように、本実施形態によるロータ205は、略円盤状の基台270と、基台270のステータ100側の端面271にロータ205の周方向に沿って設けられた溝272と、溝272に配置された磁極数の永久磁石211と、基台270の周方向に隣合う永久磁石211の間において溝272の底面275に形成されたネジ穴276に頭部2771を底面275から離した状態に螺合させたネジ277と、磁極数の永久磁石211を溝272内にモールド固定する樹脂235とを備えている。基台270は、ステータ100側の端面271にロータ205の周方向に沿って溝272が設けられている。
図7Bに示すように、溝272は、内周壁273と外周壁274と底面275により構成されている。底面275には、基台270の周方向に隣合う永久磁石211の間にネジ穴276がそれぞれ設けられている。ネジ穴276には、ネジ277が頭部2771を底面275から離れた状態に螺合している。そのため、ネジ277の胴部2772が底面275から突出し、頭部2771と胴部2772により凹部2773が形成されている。また、内周壁273は平らな周面に形成されている。また、外周壁274(小径面2741と大径面2742)は、第4実施形態と同じ構成であるため説明を省略する。
樹脂235は、永久磁石211が配置された溝272に充填される。即ち、内周壁273と永久磁石211の内周側面2112の間と、外周壁274と永久磁石211の外周側面2111の間と、周方向に隣合う永久磁石211の間のそれぞれに樹脂235は充填される。なお、周方向に隣合う永久磁石211の間に充填された樹脂235は、内周壁273と永久磁石211の内周側面2112(図8A参照)の間に充填された樹脂235と、外周壁274と永久磁石211の外周側面2111(図8A参照)の間に充填された樹脂235とを連結する。
また、周方向に隣合う永久磁石211の間に樹脂235が充填されることにより、頭部2771と胴部2772により形成された凹部2773には樹脂235が充填される。そのため、基台270は、溝272と連通し樹脂235が充填される凹部2773を有し、凹部2773に充填された樹脂235である凸部2351のステータ100側には、樹脂235の軸心700方向に沿った移動を阻害するように基台270の一部となっているネジ277の頭部2771が隣接している。即ち、基台270は、ロータ205の軸心700を含むロータ205の断面において、軸心700と平行な軸線A−A方向(図7B参照)に沿ってロータ205をみたときに、基台270の一部となっているネジ277の頭部2771におけるステータ100の反対側に、樹脂235の一部である凸部2351が隣接して現れるように設けられた凹部2773を備えている。また、凸部2351は、凹部2773と樹脂235に覆われており、ロータ205の内部に備わっている。
本実施形態では、胴部2772に充填された樹脂235である凸部2351はロータ205の内部に位置することになるため、凹部2773に充填された樹脂235である凸部2351と外気の接触が遮断される。したがって、凹部2773に充填された樹脂235である凸部2351は、ロータ205の表面に露出している樹脂235のように酸素等の環境物質や外気の熱によって容易に劣化することが抑制されるため、ロータ205の継続使用により永久磁石211の保持機能(軸心700方向における永久磁石211の拘束機能)が低下することを防止できる。
また、永久磁石211の内周側面2112(図7A参照)と溝272の内周壁273は、軸心700方向においてステータ100側に向かって軸心700との間隔が拡大するように形成されている。そのため、樹脂235と永久磁石211とを、永久磁石211の内周側面2112を介して互いに当接させることで、樹脂235の永久磁石211の保持機能(軸心700方向における永久磁石211の拘束機能)を増強している。すなわち永久磁石211の内周側面を略鉛直に設けた場合と比較して永久磁石211を基台270上に強固に保持できる。
また、本実施形態によれは、基台270の底面275にネジ穴を設け、頭部を有するネジを螺合するという簡単な構造により、本発明に係る凹部2773を設けることが可能となる。
なお、基台270の内周壁273と外周壁274を第1実施形態と同様な形状としてもよい。即ち、内周壁273に凹部2231を形成し、外周壁274には底面275側に小径面2241を、ステータ100側に大径面2242を、小径面2241と大径面2242の間の凹部2243を形成しても良い。これにより、さらに樹脂235の基台270からの離脱を防止できる。また、基台270の底面275に周方向に隣合う永久磁石211の間にネジ穴276をそれぞれ設け、ネジ穴276のそれぞれにネジ277が螺合されている実施形態を示したが、ネジ穴276は1つ以上あればよい。また、隣合う永久磁石211の間に複数のネジ穴276を設けてもよい。
〔第7実施形態〕
次に、本発明の第7実施形態によるロータについて図面を用いて説明する。図8Aは、本発明の第7実施形態によるロータ206にシャフト500を勘合した断面斜視図、図8Bは本発明の第7実施形態によるロータ206の拡大断面図である。なお、図8Aの反負荷側のロータ206(下側)は、永久磁石211および基台280内部の形状がわかるよう、樹脂236を省略している。
本実施形態が第2実施形態と異なる点は、基台280と樹脂236の形状である。したがって、モータの断面は図1Aと略同一であるため省略し、第2実施例と重複する部品、構成等に関しては原則として説明を割愛する。
図8Aに示すように、本実施形態によるロータ206は、略円盤状の基台280と、基台280のステータ100側の端面281にロータ206の周方向に沿って設けられた溝282と、溝282に配置された磁極数の永久磁石211と、周方向に隣合う永久磁石211の間の溝282の底面285に設けられた貫通孔286と、基台280における反ステータ100側の端面287に貫通した貫通孔286と連通するザグリ穴288と、磁極数の永久磁石211を溝282内にモールド固定する樹脂236とを備えている。基台280は、ステータ100側の端面281にロータ206の周方向に沿って溝282が設けられている。
図8Bに示すように、溝282は、内周壁283と外周壁284と底面285により構成されている。底面285には、基台280の周方向に隣合う永久磁石211の間に貫通孔286が設けられている。貫通孔286の基台280における反ステータ100側の端面287にはザグリ穴288が設けられ、凹部2881が形成されている。また、内周壁283と外周壁284(小径面2841と大径面2842)は、第6実施形態と同じ構成であるため説明を省略する。
樹脂236は、永久磁石211が配置された溝282に充填される。即ち、内周壁283と永久磁石211の内周側面2112の間と、外周壁284と永久磁石211の外周側面2111の間と、周方向に隣合う永久磁石211の間のそれぞれに樹脂236は充填される。なお、周方向に隣合う永久磁石211の間に充填された樹脂236は、内周壁283と永久磁石211の内周側面2112の間に充填された樹脂236と、外周壁284と永久磁石211の外周側面2111の間に充填された樹脂236とを連結する。
また、周方向に隣合う永久磁石211の間のそれぞれに樹脂236が充填されることにより、貫通孔286とザグリ穴288に樹脂236が充填される。そのため、基台280は、溝282と貫通孔286を介して連通し樹脂236が充填される凹部2881を有し、凹部2881に充填された樹脂236である凸部2361のステータ100側には、樹脂236の軸心700方向に沿った移動を阻害するように基台280の一部であるザクリ穴288の底部2882が隣接している。即ち、基台280は、ロータ206の軸心700を含むロータ206の断面において、軸心700と平行な軸線A−A方向(図8B参照)に沿ってロータ206をみたときに、基台280の一部であるザクリ穴288の底部2882の反対側に樹脂236の一部である凸部2361が隣接して現れるように設けられた凹部2881を備えている。また、凹部2881に充填された樹脂236である凸部2361は、ザグリ穴288の側面2883と底部2882と樹脂236に覆われており、ロータ206の内部に備わっている。
本実施形態では、ザグリ穴288に充填された樹脂236である凸部2361はロータ206の内部に位置することになるため、凹部2861内の樹脂236である凸部2361と外気の接触が遮断される。したがって、凹部2861内の樹脂236である凸部2361は、ロータ206の表面に露出している樹脂236のように酸素等の環境物質や外気の熱によって容易に劣化することが抑制されるため、ロータ206の継続使用により永久磁石211の保持機能(軸心700方向における永久磁石211の拘束機能)が低下することを防止できる。
また、永久磁石211の内周側面2112(図8A参照)と溝282の内周壁283との間隔は、第6実施形態と同様に軸心700方向においてステータ100側に向かって拡大するように形成されている。そのため、樹脂236と永久磁石211とを、永久磁石211の内周側面2112を介して互いに当接させることで、樹脂236の永久磁石211の保持機能(軸心700方向における永久磁石211の拘束機能)を増強している。すなわち永久磁石211の内周側面を略鉛直に設けた場合と比較して永久磁石211を基台280上に強固に保持できる。また、本実施形態によれは、基台280に貫通孔286とザグリ穴288を設けるという簡単な加工により、本発明に係る凹部を設けることが可能となる。
なお、本実施形態では、ザグリ穴288(段付き穴)を用いた例を示したが、溝282と連通し、樹脂236が充填される凹部を有し、凹部に充填された樹脂236のステータ100側には基台280の一部が隣接していればよく、テーパ穴やメネジ穴、軸心700方向に傾斜した穴等であってもよい。
また、基台280の内周壁283と外周壁284を第1実施形態と同様な形状としてもよい。即ち、内周壁283に凹部2231を形成し、外周壁284には底面285側に小径面2241を、ステータ100側に大径面2242を、小径面2241と大径面2242の間の凹部2243を形成しても良い。これにより、さらに樹脂236の基台280からの離脱を防止できる。
また、貫通孔286とザグリ穴288は、基台280の底面285に周方向に隣合う永久磁石211の間のいずれかに少なくとも1つ設ければよい。
〔第8実施形態〕
次に、本発明の第8実施形態によるロータについて図面を用いて説明する。図9Aは、本発明の第8実施形態によるロータ207にシャフト500を勘合した断面斜視図、図9Bは本発明の第8実施形態によるロータ207の拡大断面図である。なお、図9Aの反負荷側のロータ207(下側)は、永久磁石211および基台290内部の形状がわかるよう、樹脂237を省略している。
本実施形態が第2実施形態と異なる点は、基台290の形状・材質と、バックヨーク297を有する点である。したがって、モータの断面は図1Aと略同一であるため省略し、第2実施例と重複する部品、構成等に関しては原則として説明を割愛する。また、樹脂237は、バックヨーク297も覆う点が第2実施形態と異なるが、形状が略同一となるため、原則として説明を割愛する。
図9Aに示すように、本実施形態によるロータ207は、略円盤状の基台290と、基台290のステータ100側の端面291にロータ207の周方向に沿って設けられた溝292と、溝292に配置された磁極数の永久磁石211と、溝292の底面295にロータ207の周方向に沿って設けられた小溝296と、小溝296に配置されたバックヨーク297とを備えている。基台290は非磁性体の強度部材により形成され、ステータ100側の端面291にロータ207の周方向に沿って溝292が設けられている。
図9Bに示すように、溝292は、内周壁293と外周壁294と底面295により構成されている。底面295には、周方向に沿って設けられた小溝296がそれぞれ設けられている。また、バックヨーク297は軟磁性の材料で構成され、小溝296に配置されている。なお、溝292の内周壁293と外周壁294は、第2実施形態と同じ構成であるため説明を省略する。
本実施形態では、基台290を非磁性体の強度部材により形成し、基台290の溝292の底面295にロータ207の周方向に沿って溝292よりも幅が狭く深さが浅い小溝296を設けている。そして、小溝296に積層鋼板や圧粉磁心など低損失な軟磁性材で構成されたバックヨーク297を配置した後に、溝292に永久磁石211を配置し、樹脂237で一体にモールドしている。このように構成することにより、基台290の渦電流損失を低減させることができる。そして、モータ1000を高効率化できるだけでなく、ロータ207の温度上昇を低減させることができる。そのため、モータ1000稼働時の樹脂237の温度を低下させ、ロータの寿命をのばすことができる。また、永久磁石211を基台290の溝292にモールド固定することにより、バックヨーク297を基台290に固定できるため、バックヨーク297を保持する部品を別途設ける必要が無くコストを抑制することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
なお、本発明の実施形態は、以下の態様であってもよい。即ち、上記の実施形態では、モータ1000に、ステータ100を2つのロータが挟むように面対向するダブルロータ型アキシャルギャップ回転電機を用いた例を示したが、1つのロータを備える所謂シングルロータ型アキシャルギャップ回転電機を用いてもよい。
また、上記の実施形態では、ステータ100に対向するロータの端面を平面となるように基台の溝の深さと、永久磁石と樹脂の厚みを略同一にしたがこれに限定されない。例えば、図10に示すロータ208のように永久磁石213の厚みを基台220の溝222の深さよりも薄くして永久磁石213を樹脂238が覆う構成にしてもよい。また、図11に示すロータ209のように、永久磁石214の厚みを基台220の溝222の深さよりも厚くし、ステータ100に対向するロータ209の端面2091を形成する樹脂239と基台220と永久磁石214の表面のうち、永久磁石214の表面2141が最もステータ100に近接する構成にしてもよい。このように構成することにより、ステータ100と永久磁石214から放出される磁束の漏れを少なくすることができ、モータ出力や効率を高めることができる。なお、図10,11では基台220を用いて示したが、他の基台を用いてもよいのは勿論である。
1000…アキシャルギャップ型モータ(モータ)、100…ステータ(固定子)、200,201,202,203,204,205,206,207,208,209…ロータ(回転子)、210,211,212,213,214…永久磁石(磁石)、220,240,250,260,270,280,290…基台、222,242,252,262,272,282,292…溝、223,243,253,263,273,283,293…内周壁、224,244,254,264,274,284,294…外周壁、225,245,255,265,275,285,295…底面、2231,2243,2431,2441…凹部、230,231,232,233,234,235,236,237…樹脂、700…回転軸心

Claims (14)

  1. 回転子と、前記回転子の中心軸方向に沿って設けられたギャップを介して前記回転子と対向して配置された固定子とを備えたアキシャルギャップ型回転電機において、
    前記回転子は、基台と、前記基台における固定子側の端面に前記回転子の周方向に沿って設けられた溝と、前記溝に配置された磁石と、前記磁石を前記溝内にモールド固定する樹脂とを備え、
    前記基台は、前記溝と連通し前記樹脂が充填される凹部を有し、前記凹部に充填された樹脂の固定子側には、前記基台の一部が隣接していることを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  2. 請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記凹部が、前記溝の内周壁に形成されていることを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  3. 請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記凹部が、前記溝の内周壁の全周に環状に形成されていることを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  4. 請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記凹部が、前記溝の底面と、当該底面に対して鋭角に立ち上がった内周壁に挟まれた部分であることを特徴とするアキシャルギャップ型の回転電機。
  5. 請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記凹部が、前記基台における反固定子側の端面に設けられた止まり穴によって形成されており、
    前記止まり穴は、前記溝の側壁に形成された開口部を介して前記溝と連通することを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  6. 請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記凹部が、前記基台の前記溝の底面に形成されたネジ穴に、頭部を前記底面から離した状態に螺合させたネジにより形成されていることを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  7. 請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記凹部が、前記基台における反固定子側の端面に設けられたザグリ穴によって形成されており、
    前記ザグリ穴は、前記溝の底面に設けられた貫通孔と連通していることを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  8. 請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記溝の底側の外側内周壁と前記磁石の外径側面が当接することを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  9. 請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記磁石がリング状であることを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  10. 請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記磁石が前記基台の周方向に沿って複数配列されていることを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  11. 請求項10に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記磁石には、それぞれ、前記基台の軸方向において前記固定子側に向かって、前記基台の周方向おける長さが縮小する軸方向縮小部が設けられていることを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  12. 請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記基台が軟磁性の材料で構成され、前記磁石の間を磁束で結合することを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  13. 請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記基台が非磁性体の強度部材により形成され、
    前記基台と前記磁石の間に軟磁性の材料で構成された継鉄が備わることを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  14. 請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記固定子に対向する前記回転子の面を形成する前記樹脂と前記基台と前記磁石の表面のうち、前記磁石の表面が最も前記固定子に近接していることを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
JP2019114668A 2019-06-20 2019-06-20 アキシャルギャップ型回転電機 Active JP7212587B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019114668A JP7212587B2 (ja) 2019-06-20 2019-06-20 アキシャルギャップ型回転電機
CN201980093187.5A CN113508511B (zh) 2019-06-20 2019-10-29 轴向间隙型旋转电机
PCT/JP2019/042417 WO2020255435A1 (ja) 2019-06-20 2019-10-29 アキシャルギャップ型回転電機
TW109104925A TWI703795B (zh) 2019-06-20 2020-02-17 軸向間隙型旋轉電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019114668A JP7212587B2 (ja) 2019-06-20 2019-06-20 アキシャルギャップ型回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021002914A true JP2021002914A (ja) 2021-01-07
JP7212587B2 JP7212587B2 (ja) 2023-01-25

Family

ID=73644223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019114668A Active JP7212587B2 (ja) 2019-06-20 2019-06-20 アキシャルギャップ型回転電機

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP7212587B2 (ja)
CN (1) CN113508511B (ja)
TW (1) TWI703795B (ja)
WO (1) WO2020255435A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102022121855A1 (de) 2022-08-30 2024-02-29 Hirschvogel Holding GmbH Rotorscheibe sowie Verfahren zur Herstellung derselben
WO2024177473A1 (ko) * 2023-02-21 2024-08-29 주식회사 아모텍 일체형 스테이터 코어를 구비한 액시얼 갭 타입 전동기 및 이를 이용한 워터 펌프

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002218685A (ja) * 2001-01-16 2002-08-02 Isuzu Motors Ltd 永久磁石集積体及びその製造方法
JP2011509064A (ja) * 2008-01-07 2011-03-17 エヴォ エレクトリック リミテッド 電気機械用ロータ
JP2011139600A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd アキシャルギャップ型回転電機及びそれに用いるロータ
WO2017029926A1 (ja) * 2015-08-18 2017-02-23 株式会社神戸製鋼所 アキシャルギャップ型回転電機

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4599088B2 (ja) * 2004-05-13 2010-12-15 東芝コンシューマエレクトロニクス・ホールディングス株式会社 回転電機の回転子及びその製造方法
JP2006014520A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Toshiba Corp 回転電機の外転型回転子
US8680736B2 (en) * 2008-11-10 2014-03-25 Hitachi Industrial Equipment Systems Co., Ltd. Armature core, motor using same, and axial gap electrical rotating machine using same
JP5777450B2 (ja) * 2011-06-30 2015-09-09 株式会社三井ハイテック 永久磁石が樹脂封止された積層鉄心の製造方法
JP6044488B2 (ja) * 2013-08-30 2016-12-14 トヨタ自動車株式会社 コイルインシュレータの固定方法および固定構造、ステータ、ならびに、回転電機
WO2018138852A1 (ja) * 2017-01-27 2018-08-02 株式会社日立産機システム 回転電機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002218685A (ja) * 2001-01-16 2002-08-02 Isuzu Motors Ltd 永久磁石集積体及びその製造方法
JP2011509064A (ja) * 2008-01-07 2011-03-17 エヴォ エレクトリック リミテッド 電気機械用ロータ
JP2011139600A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd アキシャルギャップ型回転電機及びそれに用いるロータ
WO2017029926A1 (ja) * 2015-08-18 2017-02-23 株式会社神戸製鋼所 アキシャルギャップ型回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
TWI703795B (zh) 2020-09-01
WO2020255435A1 (ja) 2020-12-24
JP7212587B2 (ja) 2023-01-25
CN113508511A (zh) 2021-10-15
CN113508511B (zh) 2023-09-19
TW202101861A (zh) 2021-01-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1411255B1 (en) Stator core for a magnetic bearing
JP6343127B2 (ja) モータ
JP2009148158A (ja) シェル形磁石を備える永久励磁型の同期機
JP2006158030A (ja) アキシャルギャップ型電動機
JP6618768B2 (ja) 回転電気機械のロータ
JP2019075952A (ja) アキシャルギャップ型回転電機
JP2019068701A (ja) 回転電機ロータ及びその製造方法
JP2012186901A (ja) 永久磁石同期機
JP2017063599A (ja) 単相ブラシレスモータ及びこれを利用する動力工具
WO2020255435A1 (ja) アキシャルギャップ型回転電機
TW201626692A (zh) 軸向間隙型旋轉電機
JP2006304539A (ja) アキシャルギャップ型回転電機のロータ構造
JP6591084B2 (ja) 回転子および回転電機
JP2018057155A (ja) 回転電機の回転子
JP2015159639A (ja) 回転子鉄心の外周面に貼り付けられた磁石を備える電動機の回転子、電動機、及び電動機の回転子の製造方法
JP2006304532A (ja) アキシャルギャップ型回転電機のロータ構造
JPWO2019008930A1 (ja) ステータおよびモータ
WO2021149131A1 (ja) 固定子およびこれを用いた回転電機
JP2022156718A (ja) 電動機用ロータ、及び電動機
JP2006304562A (ja) アキシャルギャップ型回転電機のロータ構造
EP4258523A1 (en) Magnetic-geared motor and magnetic gear
US20230155431A1 (en) Motor
WO2023095444A1 (ja) モータ
JP2023087339A (ja) モータ
JP2006217766A (ja) アキシャルギャップ型回転電機のステータ構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211223

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7212587

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150