JP2021001584A - キャニスタの付属部品取付構造 - Google Patents

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Mariko YUKAWA
真梨子 湯川
尚人 武関
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尚人 武関
義彦 本田
Yoshihiko Honda
義彦 本田
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Abstract

【課題】キャニスタの部品取付部の内部空間に付属部品の発熱部の熱がこもることを抑制する。【解決手段】付属部品取付構造は、キャニスタ10に設けられた筒状のポンプ取付部20と、通電により発熱するモータ部60を有するパージポンプ50と、を備える。ポンプ取付部20の内部空間にパージポンプ50が挿入されかつスナップフィットにより取り付けられる。ポンプ取付部20とパージポンプ50との間には、ポンプ取付部20の前端開口部側から奥側に向かって連通する隙間通路75が形成される。ポンプ取付部20には、隙間通路75を外部に連通する第1連通孔70が形成される。【選択図】図1

Description

本明細書に開示の技術は、キャニスタの付属部品取付構造に関する。詳しくは、キャニスタに、通電により発熱する発熱部を有する付属部品を取り付ける、キャニスタの付属部品取付構造に関する。
従来、例えば特許文献1に記載されたキャニスタの付属部品取付構造がある。その取付構造は、キャニスタに設けられた筒状の部品取付部と、通電により発熱する発熱部を有する付属部品と、を備えている。部品取付部の内部空間に挿入された付属部品がスナップフィットにより取り付けられている。付属部品には、前記部品取付部の側壁部に当接することによりがたつきを抑制する突起が設けられている。付属部品には、通電により発熱するモータが内蔵されている。
特開2010−106712号公報
特許文献1によると、キャニスタの部品取付部の内部空間に付属部品のモータの熱がこもるおそれがあった。
本明細書が開示する技術の課題は、キャニスタの部品取付部の内部空間に付属部品の発熱部の熱がこもることを抑制することにある。
本明細書が開示する技術は次の手段をとる。
第1の手段は、キャニスタに設けられた筒状の部品取付部と、通電により発熱する発熱部を有する付属部品と、を備えており、前記部品取付部の内部空間に前記付属部品が挿入されかつスナップフィットにより取り付けられているキャニスタの付属部品取付構造であって、前記部品取付部と前記付属部品との間には、該部品取付部の開口部側から奥側に向かって連通する隙間通路が形成されており、前記部品取付部には、前記隙間通路を外部に連通する連通孔が形成されている、キャニスタの付属部品取付構造である。
第1の手段によると、部品取付部と付属部品との間に連通孔を介して外部に連通する隙間通路が形成される。このため、隙間通路に空気を通気させ、隙間通路の熱を放熱させることができる。これにより、キャニスタの部品取付部の内部空間に付属部品の発熱部の熱がこもることを抑制することができる。
第2の手段は、第1の手段のキャニスタの付属部品取付構造であって、前記部品取付部には、前記付属部品に当接して前記隙間通路となる隙間を形成する支持突起が設けられている、キャニスタの付属部品取付構造である。
第2の手段によると、部品取付部に設けた支持突起が付属部品に当接することにより、付属部品のがたつきを抑制しつつ、隙間通路となる隙間を形成することができる。また、支持突起を部品取付部に形成するため、その支持突起を付属部品に形成する場合と比べて、支持突起の寸法管理が容易になり、付属部品の支持位置の管理が容易になる。また、付属部品に設計変更を要することなく、キャニスタの部品取付部の内部空間に付属部品の発熱部の熱がこもることを抑制することができる。
第3の手段は、第1又は2の手段のキャニスタの付属部品取付構造であって、前記連通孔は、前記部品取付部の外気に露出する側壁部及び奥壁部に形成されている、キャニスタの付属部品取付構造である。
第3の手段によると、連通孔が部品取付部の外気に露出する側壁部及び奥壁部に形成されているため、隙間通路の通気性を向上することができる。
第4の手段は、第1〜3のいずれか1つのキャニスタの付属部品取付構造であって、前記付属部品は、前記部品取付部の外気に露出する側壁部に前記発熱部が対向するように配置されている、キャニスタの付属部品取付構造である。
第4の手段によると、部品取付部の外気に露出しない壁部に付属部品の発熱部が対向する場合と比べて、部品取付部の外気に露出しない壁部に熱がこもることを抑制することができる。
第5の手段は、第1〜4のいずれか1つのキャニスタの付属部品取付構造であって、前記付属部品の前記発熱部は、前記隙間通路に露出されている、キャニスタの付属部品取付構造である。
第5の手段によると、付属部品の発熱部が隙間通路に露出されているため、隙間通路を通る空気により発熱部の冷却効率を向上することができる。
第6の手段は、第1〜5のいずれか1つのキャニスタの付属部品取付構造であって、前記部品取付部には、周方向に延在する補強用リブが形成されている、キャニスタの付属部品取付構造である。
第6の手段によると、部品取付部に形成された補強用リブにより部品取付部の剛性を向上することができる。また、補強用リブにより、部品取付部の放熱面積が増大されるため、部品取付部の内部空間の熱の放熱を促進することができる。
本明細書に開示の技術によると、キャニスタの部品取付部の内部空間に付属部品の発熱部の熱がこもることを抑制することができる。
一実施形態にかかるパージポンプを取り付けたキャニスタを示す斜視図である。 キャニスタのパージポンプの周辺部を示す正面図である。 図2のIII−III線矢視断面図である。 図2のIV−IV線矢視断面図である。 キャニスタのポンプ取付部を後方から見た斜視図である。 キャニスタとパージポンプとを分解して示す斜視図である。 パージポンプを示す正面図である。 パージポンプを示す左側面図である。 パージポンプを示す右側面図である。 パージポンプを示す平面図である。 パージポンプを示す背面図である。 パージポンプを示す下面図である。 キャニスタのポンプ取付部を示す正面図である。 図13のXIV−XIV線矢視断面図である。 図13のXV−XV線矢視断面図である。
以下、本明細書に開示の技術を実施するための一実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態では、付属部品としてのパージポンプをキャニスタに取り付ける付属部品取付構造について例示する。
(キャニスタの概要)
自動車等の車両には、燃料タンクで生じた蒸発燃料が大気中に放出されることを防止するために、蒸発燃料を吸着及び脱離可能な吸着材が充填されたキャニスタが搭載されている。キャニスタは、内燃機関(エンジン)停止中等に生じた蒸発燃料を、吸着材に吸着させる。そして、エンジンが駆動されると、エンジンの吸気負圧を利用して吸着材から蒸発燃料が脱離(パージ)され、エンジンにて燃焼される。
図1はパージポンプを取り付けたキャニスタを示す斜視図、図2はキャニスタのパージポンプの周辺部を示す正面図、図3は図2のIII−III線矢視断面図、図4は図2のIV−IV線矢視断面図、図5はキャニスタのポンプ取付部を後方から見た斜視図である。各図において方向を矢印で示すように定める。本実施形態において、上下方向は車両の上下方向に対応する。前後方向は車両の前後方向に対応する。なお、キャニスタの配置方向は適宜変更してもよい。
図1に示すように、キャニスタ10は、高さを低くする略四角形箱状に形成された樹脂製のキャニスタケース12を備えている。キャニスタケース12の内部空間には、蒸発燃料を吸着及び脱離可能な吸着材が充填されている。吸着材としては、例えば粒状の活性炭を用いることができる。さらに、粒状の活性炭としては、破砕した活性炭(破砕炭)、粉末状の活性炭をバインダを用いて粒状に成形した造粒炭等を用いることができる。
キャニスタケース12の前面側の中央部には、内部空間に連通するタンクポート14が前方に突出するように形成されている。キャニスタケース12の前面側の右端部には、内部空間に連通する大気ポート16が前方に突出するように形成されている。タンクポート14には燃料タンクにつながる蒸発燃料通路が接続される。大気ポート16には大気に開放される大気通路が接続される。
キャニスタケース12の左側の前部には、前面を開口する筒状のポンプ取付部20が形成されている。ポンプ取付部20にはパージポンプ50が収容されている(図2〜図4参照)。図4に示すように、パージポンプ50は、吸入ポート56及び吐出ポート58を有する。ポンプ取付部20の内部空間には、キャニスタケース12の内部空間に連通するパージポート18が前方に突出するように形成されている。パージポート18には、パージポンプ50の吸入ポート56が接続されている。パージポンプ50の吐出ポート58には、エンジンの吸気通路につながるパージ通路が接続される。ポンプ取付部20及びパージポンプ50については後で説明する。
(キャニスタ10の動作)
エンジンの停止中は、燃料タンク内の蒸発燃料がタンクポート14からキャニスタ10の内部空間に導かれ、吸着材によって吸着される。また、エンジンの運転中において、大気ポート16からキャニスタ10の内部空間に流入された空気により吸着材から蒸発燃料が脱離され、その蒸発燃料がパージポンプ50によりエンジンの吸気通路に強制的にパージされる。
(パージポンプ50)
図6はキャニスタとパージポンプとを分解して示す斜視図、図7はパージポンプを示す正面図、図8は同じく左側面図、図9は同じく右側面図、図10は同じく平面図、図11は同じく背面図、図12は同じく下面図である。図6に示すように、パージポンプ50は、ポンプ部52と、そのポンプ部52を駆動させるモータ部60とを備えている。
モータ部60は電動モータからなる。モータ部60は通電により発熱する。モータ部60は本明細書でいう「発熱部」に相当する。モータ部60は、略円筒状のモータハウジング62を備えている。モータハウジング62は、左端面62aと外周面62bとを有する。
モータハウジング62の軸方向の一端部(右端部)には、外形を大きくするフランジ部64が形成されている。図8に示すように、フランジ部64は、側面視で基本的には八角形状であって、下面64bと前面64cとが直交状に接続されているため実質的には七角形状をなしている。フランジ部64は、相互に平行をなす上面64a及び下面64bを有する。前面64cの上端部には、前方へ突出する電気コネクタ部66が形成されている(図10参照)。電気コネクタ部66には、モータ部60の電力供給用の外部コネクタが接続される。
フランジ部64の上面64a及び下面64bには、係合突起68が上下対称状に形成されている(図6、図7、図9及び図10参照)。係合突起68は、後方に向く斜面を有しかつ左右方向に延在する直角三角柱状に形成されている。
図7に示すように、ポンプ部52は、略短円筒状のポンプハウジング54と、ポンプハウジング54の内部空間に軸回りに回転可能に収容されたインペラ55と、を備えている(図9参照)。ポンプハウジング54は、モータ部60のフランジ部64の右側に同心状に配置されている。ポンプハウジング54は、モータ部60のモータハウジング62の外径に比べて大きくかつフランジ部64の外径に比べて小さい外径を有する。ポンプハウジング54は、右端面54aと外周面54bとを有する。
図9に示すように、ポンプハウジング54の外周面54bの前下隅角部には、直交状をなす前面54c及び下面54dが形成されている。前面54cは、外周面54bの前端部から下方へ接線状に延びている。下面54dは、外周面54bの下端部から前方へ接線状に延びている。
ポンプハウジング54の右端面54aには、その軸心部から後方へ向けて延出されかつ後方へ突出する円筒状の吸入ポート56が形成されている(図10〜図12参照)。前面54cの下端部には、前方へ突出する円筒状の吐出ポート58が形成されている(図7参照)。吸入ポート56及び吐出ポート58は、ポンプハウジング54の内部空間と連通されている。インペラ55は、モータ部60が備える出力軸と連結されている。
(パージポンプ50の動作)
パージポンプ50のモータ部60に対して給電が行なわれ、モータ部60が駆動されることで、ポンプ部52のインペラ55が回転される。これにより、キャニスタ10内のパージガスがポンプ部52の吸入ポート56から吸入されて加圧された後、吐出ポート58から吐出される。吐出ポート58から吐出されたパージガスは、パージ通路を介してエンジンの吸気通路へ圧送される。
(ポンプ取付部20)
図13はキャニスタのポンプ取付部を示す正面図、図14は図13のXIV−XIV線矢視断面図、図15は図13のXV−XV線矢視断面図である。図14に示すように、ポンプ取付部20は、四角形筒状の角壁部22と、角壁部22の後端面を閉鎖する奥壁部28と、を備えている(図15参照)。奥壁部28は、角壁部22の内部空間とキャニスタケース12の内部空間とを前後に仕切る仕切壁を兼ねている。
図13に示すように、奥壁部28の中央部の右寄りの位置にパージポート18が配置されている。パージポート18は、奥壁部28から前方へ突出する段付き円筒状に形成されている(図14及び図15参照)。パージポート18にはパージポンプ50の吸入ポート56が挿入により接続可能とされている(図3及び図4参照)。
図13に示すように、角壁部22は、左側壁部23、右側壁部24、上側壁部25及び下側壁部26を有する。ポンプ取付部20は本明細書でいう「部品取付部」に相当する(図14及び図15参照)。右側壁部24は、角壁部22の内部空間とキャニスタケース12の内部空間とを左右に仕切る仕切壁を兼ねている(図15参照)。上側壁部25は、キャニスタケース12の上壁12bと略同一平面をなすように形成されている(図6参照)。左側壁部23、右側壁部24、上側壁部25及び下側壁部26は本明細書でいう「側壁部」に相当する。
図15に示すように、左側壁部23は、キャニスタケース12の左側壁12aより左方へずれた位置に配置されている。これにより、奥壁部28の左端部28aが左方へ拡張されて外気に露出されている(図5参照)。また、図14に示すように、下側壁部26は、キャニスタケース12の下壁12cより下方へずれた位置に配置されている。これにより、奥壁部28の下端部28bが下方へ拡張されて外気に露出されている(図5参照)。左側壁部23、上側壁部25、下側壁部26、奥壁部28の左端部28a及び下端部28bは本明細書でいう「外気に露出する壁部」に相当する。
図6に示すように、上側壁部25の左右方向の中央部の前端部には、帯板状の弾性係合片30が形成されている。上側壁部25に弾性係合片30を取り囲むようにU字状の切り欠き溝32を形成することによって、弾性係合片30の前端部を自由端とする弾性係合片30が形成されている。弾性係合片30は、上下方向に弾性変形いわゆる撓み可能となっている(図14中、二点鎖線30参照)。弾性係合片30の中央部には、四角形状の係合孔34が形成されている。
下側壁部26には、上側壁部25の弾性係合片30と上下対称状をなす弾性係合片30(同一符号を付す)が形成されている。両弾性係合片30の係合孔34は、ポンプ取付部20に対するパージポンプ50の挿入が完了した際に、パージポンプ50の両係合突起68が係合する位置に配置されている(図3参照)。
図13に示すように、左側壁部23の内側面には、相互に平行をなす上下一対の左突起40が突出されている。右側壁部24の内側面には、相互に平行をなす上下一対の右突起41が突出されている。両左突起40と両右突起41とは対向状に配置されている。
上側壁部25の内側面には、相互に平行をなす左上突起42及び右上突起43が突出されている。下側壁部26の内側面には、相互に平行をなす左下突起44及び右下突起45が突出されている。左上突起42と左下突起44とは対向状に配置されている。右上突起43と右下突起45とは対向状に配置されている。左突起40、右突起41、左上突起42、右上突起43、左下突起44及び右下突起45は、それぞれ角壁部22の軸方向すなわち前後方向に延在する直線状でリブ状に形成されている。左突起40、右突起41、左上突起42、右上突起43、左下突起44及び右下突起45は本明細書でいう「支持突起」に相当する。
図6に示すように、角壁部22の開口端部の外周部には、全周に亘るフランジ状の補強用リブ47が環状に形成されている。補強用リブ47を「第1補強用リブ47」という。また、角壁部22の前後方向の中央部には、左側壁部23、上側壁部25及び下側壁部26の外周に跨るフランジ状の補強用リブ48がC字環状に形成されている。補強用リブ48は、両弾性係合片30の後方近くを横切るように配置されている。補強用リブ48を「第2補強用リブ48」という。第2補強リブ48は、角壁部22の全周に亘る環状に形成してもよい。
左側壁部23の後端部には、上下方向に延在する長細状の連通孔70が形成されている。連通孔70は、左側壁部23を壁厚方向すなわち左右方向に貫通している(図15参照)。連通孔70を「第1連通孔70」という。
図5に示すように、奥壁部28の左端部28aには、上下方向に延在する長細状の連通孔72が形成されている。連通孔72は、奥壁部28を壁厚方向すなわち前後方向に貫通している(図15参照)。連通孔72を「第2連通孔72」という。
(キャニスタ10に対するパージポンプ50の取り付け)
図6に示すように、キャニスタ10のポンプ取付部20にその前方からパージポンプ50を挿入(詳しくは圧入)する。このとき、パージポンプ50は、吸入ポート56を後向きとし、モータハウジング62を左向きとする。
ポンプ取付部20に対するパージポンプ50の挿入過程で、パージポンプ50のモータハウジング62の左端面62aが角壁部22の両左突起40に摺動接触する。また、モータハウジング62の外周面62bの上下両端部が角壁部22の左上突起42及び左下突起44に摺動接触する。また、パージポンプ50のポンプハウジング54の右端面54aが角壁部22の両右突起41に摺動接触する。また、ポンプハウジング54の外周面62bの上端部が角壁部22の右上突起43に摺動接触する。また、ポンプハウジング54の下面54dが角壁部22の右下突起45に摺動接触する。これにより、角壁部22の径方向に対してパージポンプ50が圧入により位置決めされる。また、パージポート18に吸入ポート56が同心状にかつ対向状に配置される。
さらに、パージポンプ50が押し込まれると、パージポート18に吸入ポート56が挿入されることによりその接続が完了する(図2〜図4参照)。また、パージポンプ50の両係合突起68により角壁部22の両弾性係合片30が拡開方向へ撓み変形した後、パージポート18に対する吸入ポート56の接続の完了と同時又は略同時に、両弾性係合片30が弾性復元し、両係合孔34が両係合突起68に係合する(図3参照)。これにより、ポンプ取付部20にパージポンプ50が抜け止めされることで、キャニスタ10にパージポンプ50に対するスナップフィットによる取り付けが完了する(図1参照)。
また、ポンプ取付部20の左突起40、右突起41、左上突起42、右上突起43、左下突起44及び右下突起45により、角壁部22の内部空間にパージポンプ50が所定の隙間を隔てた状態で支持される(図2参照)。これにより、ポンプ取付部20の角壁部22とパージポンプ50との間には、ポンプ取付部20の前端開口部からポンプ取付部20の奥壁部28側に向かって連通する隙間通路75が形成される(図2〜図4参照)。
隙間通路75の後端部は、ポンプ取付部20の第1連通孔70及び第2連通孔72により外部に連通されている(図4参照)。隙間通路75は、ポンプ取付部20の角壁部22とパージポンプ50との間の隙間部分の総称である。また、ポンプ取付部20の奥壁部28とパージポンプ50の吸入ポート56を除く前面側との間には所定の間隔が設定されている(図4参照)。
また、パージポンプ50は、ポンプ取付部20の左側壁部23にモータ部60のモータハウジング62が対向するように配置されている。モータハウジング62は、隙間通路75において前端開口部から第1連通孔70及び第2連通孔72に向かって略直線状に延びる通路部分に配置されている。また、パージポンプ50は、ポンプ取付部20の右側壁部24にポンプ部52のポンプハウジング54が対向するように配置されている。
パージポンプ50が取り付けられたキャニスタ10(図1参照)は、車両のフレーム等の固定部材に取り付けられる。したがって、車両の走行時には、キャニスタ10のポンプ取付部20にその開口部から導入された空気が隙間通路75を通り第1連通孔70及び第2連通孔72から外気に排出される。これにより、隙間通路75の熱を放熱させることができる。
(本実施形態の特徴的構成による利点)
本実施形態に係る付属部品取付構造によると、ポンプ取付部20とパージポンプ50との間に第1連通孔70及び第2連通孔72を介して外部に連通する隙間通路75が形成される。このため、隙間通路75に空気を通気させ、隙間通路75の熱を放熱させることができる。これにより、キャニスタ10のポンプ取付部20の内部空間にパージポンプ50のモータ部60の熱がこもることを抑制することができる。ひいては、パージポンプ50の温度上昇によるパージポンプ50の劣化を抑制することができる。また、隙間通路75に侵入した水分を、隙間通路75に導入された外気と共に外部へ排出することができる。
また、ポンプ取付部20に設けた左突起40、右突起41、左上突起42、右上突起43、左下突起44及び右下突起45がパージポンプ50に当接することにより、パージポンプ50のがたつきを抑制しつつ、隙間通路75となる隙間を形成することができる。また、パージポンプ50のがたつきを抑制することで、パージポンプ50の振動、及び、各突起40〜45とパージポンプ50との接触部の摩耗を抑制することができる。また、各突起40〜45が隙間通路75の形成とパージポンプ50の支持とを兼用するため、構成を簡素化することができる。
また、左突起40、右突起41、左上突起42、右上突起43、左下突起44及び右下突起45をポンプ取付部20に形成するため、各突起40〜45をパージポンプ50に形成する場合と比べて、各突起40〜45の寸法管理が容易になり、パージポンプ50の支持位置の管理が容易になる。また、パージポンプ50に設計変更を要することなく、キャニスタ10のポンプ取付部20の内部空間にパージポンプ50のモータ部60の熱がこもることを抑制することができる。
また、パージポンプ50を各突起40〜45の突出端で保持することにより、パージポンプ50を角壁部22の内壁面により面接触状に保持する場合と比べて、パージポンプ50のがたつき具合を各突起40〜45の突出量によって容易に調節することができる。
また、第1連通孔70及び第2連通孔72がポンプ取付部20の外気に露出する左側壁部23及び奥壁部28の左端部28aに形成されているため、隙間通路75の通気性を向上することができる。
また、パージポンプ50は、ポンプ取付部20の外気に露出する左側壁部23にモータ部60が対向するように配置されている。したがって、ポンプ取付部20の外気に露出しない右側壁部24にパージポンプ50のモータ部60が対向する場合と比べて、右側壁部24に熱がこもることを抑制することができる。ひいては、右側壁部24の樹脂劣化を抑制することができる。
また、パージポンプ50のモータ部60が隙間通路75に露出されているため、隙間通路75を通る空気によりモータ部60の冷却効率を向上することができる。また、隙間通路75の前端開口部から第1連通孔70及び第2連通孔72に向かって略直線状に延びる通路部分にモータ部60が配置されているため、モータ部60の冷却効率を一層向上することができる。
また、ポンプ取付部20の角筒部22の開口端部の外周部に形成された第1補強用リブ47により、ポンプ取付部20の剛性を向上することができる。
また、ポンプ取付部20の角筒部22の前後方向の中央部の外周部に形成された第2補強用リブ48により、ポンプ取付部20の剛性を向上することができる。
また、第1補強用リブ47及び第2補強用リブ48により、ポンプ取付部20の放熱面積が増大されるため、ポンプ取付部20の内部空間の熱の放熱を促進することができる。
[他の実施形態]
以上、本明細書に開示の技術の実施形態について説明したが、その他各種の形態で実施可能である。例えば、実施形態では、付属部品としてパージポンプ50を例示したが、車両のエンジン停止時に行われるキャニスタ10の漏れ試験に使用されるOBD(On-Board Diagnosis)用ポンプ、あるいは、その他の部品を付属部品としてもよい。
また、実施形態では、ポンプ取付部20に支持突起を設けることにより隙間通路75を形成したが、パージポンプ50に支持突起を設けることにより隙間通路75を形成してもよいし、ポンプ取付部20及びパージポンプ50の両方に支持突起を設けることにより隙間通路75を形成してもよい。また、リブ状の支持突起は、少なくとも1つ以上あればよい。また、支持突起は、隙間通路を形成するものであれば、リブ状に限らず、任意の形状に変更してよい。
また、連通孔の数、形状、配置位置等は適宜変更してもよい。例えば、第1連通孔70及び第2連通孔72の一方の連通孔を省略してもよいし、第1連通孔70及び/又は第2連通孔72の数を増やしてもよい。また、奥壁部28の下端部28bに連通孔を形成してもよい。また、実施形態では、ポンプ取付部20の前端開口部を空気の入口とし、第1連通孔70及び第2連通孔72を出口としたが、ポンプ取付部20の第1連通孔70及び第2連通孔72を入口とし、前端開口部を空気の出口としてもよい。
また、第1補強用リブ47は省略してもよい。また、第2補強用リブ48の本数は増加してもよいし、省略してもよい。また、補強用リブは、部品取付部の外周部に形成する他、その内周部に形成してもよい。また、補強用リブは、部品取付部の周方向に連続的に形成する他、周方向に断続的に形成してもよい。
10 キャニスタ
20 ポンプ取付部(部品取付部)
23 左側壁部(側壁部、外気に露出する壁部)
24 右側壁部(側壁部)
25 上側壁部(側壁部、外気に露出する壁部)
26 下側壁部(側壁部、外気に露出する壁部)
50 パージポンプ(付属部品)
60 モータ部(発熱部)
28 奥壁部
28a 左端部(外気に露出する壁部)
28b 下端部(外気に露出する壁部)
40 左突起(支持突起)
41 右突起(支持突起)
42 左上突起(支持突起)
43 右上突起(支持突起)
44 左下突起(支持突起)
45 右下突起(支持突起)
47 第1補強用リブ
48 第2補強用リブ
70 第1連通孔
72 第2連通孔
75 隙間通路

Claims (6)

  1. キャニスタに設けられた筒状の部品取付部と、
    通電により発熱する発熱部を有する付属部品と、
    を備えており、
    前記部品取付部の内部空間に前記付属部品が挿入されかつスナップフィットにより取り付けられているキャニスタの付属部品取付構造であって、
    前記部品取付部と前記付属部品との間には、該部品取付部の開口部側から奥側に向かって連通する隙間通路が形成されており、
    前記部品取付部には、前記隙間通路を外部に連通する連通孔が形成されている、キャニスタの付属部品取付構造。
  2. 請求項1に記載のキャニスタの付属部品取付構造であって、
    前記部品取付部には、前記付属部品に当接して前記隙間通路となる隙間を形成する支持突起が設けられている、キャニスタの付属部品取付構造。
  3. 請求項1又は2に記載のキャニスタの付属部品取付構造であって、
    前記連通孔は、前記部品取付部の外気に露出する側壁部及び奥壁部に形成されている、キャニスタの付属部品取付構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のキャニスタの付属部品取付構造であって、
    前記付属部品は、前記部品取付部の外気に露出する側壁部に前記発熱部が対向するように配置されている、キャニスタの付属部品取付構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のキャニスタの付属部品取付構造であって、
    前記付属部品の前記発熱部は、前記隙間通路に露出されている、キャニスタの付属部品取付構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のキャニスタの付属部品取付構造であって、
    前記部品取付部には、周方向に延在する補強用リブが形成されている、キャニスタの付属部品取付構造。
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