JP2003074435A - 燃料供給装置 - Google Patents

燃料供給装置

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JP2003074435A
JP2003074435A JP2001265633A JP2001265633A JP2003074435A JP 2003074435 A JP2003074435 A JP 2003074435A JP 2001265633 A JP2001265633 A JP 2001265633A JP 2001265633 A JP2001265633 A JP 2001265633A JP 2003074435 A JP2003074435 A JP 2003074435A
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supply device
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Osamu Suzuki
修 鈴木
Mineo Torikai
峰生 鳥飼
Toshihiko Naito
敏彦 内藤
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チャンバーを他の部材へ取つける為の部品点
数、組みつけ工数を削減し、安価な燃料供給装置を提供
する。 【構成】 燃料タンクTの開口部TAは蓋部材1によっ
て閉塞され、蓋部材1の支持部1Bには燃料タンクT内
に配置される燃料ポンプPを収納するポンプホルダー3
が取着される。有底カップ状をなすチャンバー7は、ゴ
ム材料によって形成されるとともにリング状をなす取付
けリング部7Bが一体形成される。チャンバー7は取付
けリング部7Bを介してポンプホルダー3に嵌合配置さ
れ、チャンバー7の一部は燃料タンクTの底部TBに当
接して配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料タンク内に貯溜さ
れる燃料を、燃料タンク内に配置される燃料ポンプによ
って昇圧して機関に向けて供給する内燃機関用の燃料供
給装置に関し、そのうち特に燃料ポンプが燃料タンク内
の底部に配置されるチャンバー内の燃料を吸入するもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料タンク内の底部にチャンバーが配置
され、燃料ポンプがチャンバー内の燃料を吸入して燃料
タンク外に向けて吐出するものは、二輪車等の傾斜運
転、あるいは急激なる加速、減速運転が行なわれ、燃料
タンク内の燃料液面変動の大なるものにおいて用いられ
る。すなわち燃料タンク内の燃料片寄りをチャンバーに
より狭い範囲に止め、燃料ポンプの吸入側の開口を常に
チャンバー内に形成される燃料液面下に開口させ、燃料
ポンプの吸入側の開口を空気中に露出させない為に用い
られる。従来のチャンバーを用いた燃料供給装置の第1
例は実用新案登録第2551970号公報に示される。
かかる第1例によると、チャンバーは板金又は樹脂材料
よりなり、カップ状に形成されるとともに底部に燃料流
入孔が穿設され、上方に向かって開口する半割状のフラ
ンジがポンプサポートとポンプとを左右内側より把持
し、次いでフランジの外周をクランプによって締着され
る。そして燃料タンク内に配置される燃料ポンプの吸入
路をチャンバー内に向かって開口させる。又、従来の第
2例は特開平10−67237号公報に示される。これ
によると、有底カップ状のチャンバーはユニットの保持
体と弾性的バネ帯によって互いに連絡され、さらにチャ
ンバーはバネ帯の弾性力によって常に燃料タンクの底部
に当接されるよう付勢される。そして、燃料タンク内の
燃料ポンプの吸入路がチャンバー内に開口される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の燃料供給
装置の第1例によると、チャンバーとポンプサポートと
は、チャンバーと一体的に形成されるフランジをポンプ
サポートの外周に配置し、次いでその外周をクランプに
て締結することで連結される。これによるとフランジを
必要とすること及びクランプの締結作業が必要となるこ
とから部品点数及び組みつけ工数が増加し、その製造コ
ストを低減できない。又、チャンバーは板金及び樹脂材
料の剛性を有する材料によって形成され、クランプによ
ってポンプサポートに固定的に締結されており、チャン
バーと燃料タンクの底部との間には、間隙が形成され
る。これによると、燃料ポンプはこの間隙部分の燃料を
吸入することができないもので燃料タンク内に燃料が残
留することになる。一方、前記間隙がなくなるよう、チ
ャンバーと燃料タンクの底部とが当接するよう、チャン
バーとポンプサポートとをクランプによって調整して固
定することは可能なものであるが、特に燃料タンクの材
料として樹脂材料を用いた場合、温度変化によって燃料
タンクが変形した際、この燃料タンクの変形を吸収でき
ない。更に、従来の第2例によると、チャンバーとユニ
ットとはバネ帯によって連結されるもので、第1例と同
様に部品点数、組みつけ工数が増加してその製造コスト
を低減することが困難である。
【0004】本発明になる燃料供給装置は、前記不具合
に鑑み成されたもので、燃料タンク内にチャンバーが配
置され、燃料タンク内に配置される燃料ポンプがチャン
バー内の燃料を吸入して燃料タンク外に向けて吐出する
型式の燃料供給装置において、チャンバーを他の部材に
取つける為の、部品点数及び組みつけ工数を削減してそ
の製造コストを低減することのできる燃料供給装置を提
供するとともにチャンバーを常に燃料タンクの底部に当
接配置し、燃料タンク内の燃料を有効に消費することの
できる前記装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を達成する為の手段】本発明になる燃料供給装置
は前記目的達成の為に、内部に燃料が貯溜される燃料タ
ンクの開口部を閉塞する蓋部材と、燃料タンク内に配置
される燃料ポンプを収納支持するとともに蓋部材に形成
される支持部に接続されるポンプホルダーと、を備え、
一方、チャンバーは、ゴム材料によって形成されるとと
もに上部が開口する有底カップ状をなすとともにその一
端にリング状をなす取付けリング部が一体形成され、前
記チャンバーを取付けリング部を介してポンプホルダー
の外周に嵌合配置するとともにチャンバーの少なくとも
一部を燃料タンクの底部に当接配置したことを第1の特
徴とする。
【0006】又、本発明は前記第1の特徴に加え、前記
チャンバーを上部が開口する箱型形状とし、チャンバー
の長手方向をポンプホルダーの長手方向と同一方向に配
置したことを第2の特徴とする。
【0007】
【作用】前記第1の特徴によると、チャンバーは取付け
リング部を介してポンプホルダーの外周に嵌合配置され
るもので、このとき取付けリング部がチャンバーととも
にゴム材料にて一体形成されるので、ゴム材料の弾性締
付け力をもってチャンバーをホルダーに締結できる。
又、チャンバーの一部が燃料タンクの底部に当接配置さ
れるので、燃料タンクの底部の燃料をチャンバー内へ導
入でき、燃料タンク内の燃料を有効に消費できる。更に
チャンバーがゴム材料によって形成されることから燃料
タンクが温度変化によって変形した際にあっても、チャ
ンバーはその変形を吸収することができ、チャンバー、
燃料タンクの何れにおいても応力集中が発生することが
ない。
【0008】又、前記第2の特徴によると、チャンバー
が箱型形状をなし、チャンバーの長手方向とポンプホル
ダーの長手方向とが同一方向に配置されるので、燃料タ
ンクの開口部よりチャンバー、ポンプホルダーを燃料タ
ンク内へ挿入する際、その挿入作業を容易に行なうこと
ができる。又、このときチャンバーがゴム材料によって
形成されるので開口部からの挿入時においてチャンバー
形状を弾性的に変形できて挿入作業を容易にできる。
【0009】
【実施例】以下、本発明になる燃料供給装置の一実施例
を図により説明する。図1は燃料タンクを含む燃料供給
装置の要部縦断面図、図2は図1の燃料供給装置の上部
平面図である。Tは例えば樹脂材料によって形成される
燃料タンクであり、その上側面には後述する燃料供給装
置を燃料タンクT内へ挿入する為の開口部TAが開口し
て穿設される。1は燃料タンクTの開口部TAを閉塞す
る為の鍔状をなす蓋部材であり、例えばナイロン樹脂P
A、ポリアセタール樹脂(POM)等の樹脂材料によっ
て形成される。この蓋部材1は燃料タンクTの図におい
て上側面にパッキン2を介して配置されるもので、これ
によって開口部TAが気密的に閉塞される。又、蓋部材
1には、燃料タンクTの内側と外側とを連絡する。吐出
路1Aが形成されるもので、吐出路1Aの外側開口は図
示せぬ燃料分配管に連絡される。更に又、蓋部材1には
開口部TAを介して燃料タンクT内へ進入する支持部1
Bが一体的に形成されるもので、この支持部1Bには係
合溝1Cが穿設される、この係合溝1Cは4角形状をな
す。
【0010】次に燃料ポンプPを収納保持するポンプホ
ルダー3について説明する。ポンプホルダー3は図1に
おいて右斜め下方に向かってポンプ収納孔3Aが開口す
るポンプ収納筒部3Bと、ポンプ収納筒部3Bの左斜め
上方にあって蓋部材1の下方底部1Dに臨む上方底部3
Cと、上方底部3Cから上方に向かって突出する取付け
腕部3Dと、により形成される。より詳細に説明する
と、ポンプ収納孔3Aの左方底部3Eから左方に向かっ
て、第1流路3Fが穿設され、第1流路3Fの左方端
は、上方底部3C上に開口する第2流路3Gに連なって
開口する。一方、ポンプ収納筒部3Bの開口端3H(図
1において右端)の近傍には複数の長方形をなす係合溝
3Jが貫通して穿設される。取付け腕部3Dは、支持部
1Bの内側面に沿うよう上方に向かって突出するもの
で、本例にあっては対向して一対の支持部1Bが形成さ
れる。(図1においては一側の支持部1B及び取付け腕
部3Dが示される。)又、取付け腕部3Dの外側面には
支持部1Bの係合溝1Cに係止される係止爪部3Kが設
けられる。
【0011】4は開口端3Hからポンプ収納孔3Aに向
けて挿入配置されるフィルター本体であり、このフィル
ター本体4の外周にはポンプホルダー3の係合溝3Jに
係止される係止爪部4Aが形成され、4Cはフィルター
本体4内に形成されるフィルター流路であり、その左方
の開口はフィルター本体4の左端面4Bに開口し、右方
の開口にはフィルターFが装着される。
【0012】5は内部にストレーナを収納する筒状をな
すストレーナカップであり、ストレーナSは筒状をな
し、その外周にろ紙等よりなるろ過部材SAが巻回さ
れ、下方にはストレーナ流路SBが開口する。(ストレ
ーナ流路SBはろ過部材SAの内方に形成される。)ス
トレーナ流路SBの上方はろ過部材SA内に開口し、下
方は外部に向かって開口する。かかるストレーナSはス
トレーナカップ5内に位置決め配置されるもので、この
ときストレーナ流路SBはストレーナカップ5の下方に
開口する燃料流入路5Aに接続される。以上によると、
ストレーナカップ5の内側とストレーナSの外側とによ
って環状のろ過室6が形成されるもので、上方に開口す
る燃料流出路5Bはこのろ過室6内に開口することにな
る。
【0013】7はニトリルゴム(NBR)等のゴム材料に
よって形成されるチャンバーであり、チャンバー7は燃
料タンクT内に配置される。チャンバー7について図に
より説明する。図3はチャンバー7の上部平面図、図4
は図3の左側面図である。チャンバー7は長方形であっ
て上部が開口する箱型形状をなし、図において左側壁7
Aより更に左側方に向かって幅Wを有し、リング状をな
して貫通する取付けリング部7Bが一体形成される。取
付けリング部7Bの内径Dはそれが嵌合される突部の外
径よりわずかに小径に形成される。本例にあっては取付
けリング部7Bをポンプホルダー3の外径に嵌合するの
で円形状をなしポンプホルダー3の外径より小径とし
た。前記取付けリング部7Bの内側部分の形状は、それ
が嵌合される突部と相似形をなすよう形成されるもので
本例の円形状に限定されない。尚、7Cはチャンバー7
内に開口するプレッシャーレギュレターからの燃料戻し
通路であり、7Dはチャンバー7内に開口する燃料導入
路であり、このうち特に燃料導入路7Dの開口位置及び
形状は、燃料タンクTの底部TBに存在する燃料をチャ
ンバー7内に導入できるようその位置が設定される。
【0014】そして、前記各構成は次の如く組みつけら
れて燃料供給装置が形成される。第1にポンプホルダー
3に燃料ポンプP、フィルターF、チャンバー7が組み
つけられる。ポンプ収納孔3Aの右方の開口端3Hから
ポンプ収納孔3A内に燃料ポンプPが挿入配置され、次
いでポンプ収納孔3Aの開口端3Hよりフィルター本体
4を挿入配置し、このときフィルター本体4の係止爪部
4Aをポンプホルダー3の係合溝3J内に嵌合して係止
する。以上によると燃料ポンプPはポンプ収納孔3Aの
左方端部3Eとフィルター本体4の左端面4Bによって
挟持されポンプ収納孔3A内に固定配置される。かかる
状態において、燃料ポンプPの左方より突出する燃料ポ
ンプの吐出路PAはポンプホルダー3の第1流路3Fの
右方に液密的に挿入される。一方、燃料ポンプPの流路
PBは、フィルター流路4Cの左方に挿入されて連絡さ
れる。尚、フィルター流路4Cの右方(具体的には下方
に向かう開口)には前述の如くフィルターFに装着され
る。次いでチャンバー7の取付けリング部7Bの内側部
分が開口端3Hを介してポンプホルダー3の外径部に挿
入配置されるもので、このとき取付けリング部7Bの内
径Dをポンプホルダー3の外径より小径とすることによ
り、ゴム材料の弾性力をもって取付けリング部7Bをポ
ンプホルダー3に嵌合して固定的に締結できる。以上に
よってチャンバー7がポンプホルダー3に締結され、フ
ィルターFはチャンバー3内に配置される。
【0015】第2に蓋部材1にストレーナSを備えるス
トレーナカップ5が組みつけられる。ストレーナカップ
5は蓋部材1の支持部1Bの下方開口から蓋部材1の下
方底部1Dに向けて挿入配置されるもので、このときス
トレーナカップ5の外周に設けた係止爪部5Cを支持部
1Bに向けた係合溝1Fに係止する。以上によるとスト
レーナカップ5は蓋部材1の支持部1Eに固定配置され
るもので、このときストレーナカップ5に設けた燃料流
出路5Bに蓋部材1に設けた吐出路1Aが挿入されて接
続配置される。従って、蓋部材1の吐出路1Aの下方は
ストレーナカップ5のろ過室6内に接続されて開口する
ことになる。
【0016】第3にチャンバー7、フィルターF、燃料
ポンプPを備えるポンプホルダー3と、ストレーナカッ
プ5(ストレーナSを備える)を備える蓋部材1とが組
みつけられる。これはポンプホルダー3の取付け腕部3
Dを蓋部材1の支持部1Bに向かって当接配置するもの
で、このとき取付け腕部3Dに設けた係止爪部3Kを支
持部1Bの係合溝1Cに嵌合して係止する。以上による
と、蓋部材1とポンプホルダー3とが結合配置されるも
ので、このとき、ストレーナカップ5は蓋部材1の下方
底部1Dとポンプホルダー3の上方底部3Cとの間に形
成されるストレーナ収納空間部内に配置されるものでよ
り具体的にはストレーナカップ5の上部が蓋部材1の下
方底部1Dに当接配置され、ストレーナカップ5の下部
がポンプホルダー3の上方底部3C上に当接配置され
る。一方、この状態において、ストレーナカップ5より
下方に向かって突出する燃料流入路5Aは、ポンプホル
ダー3の第2流路3G内に挿入されて連絡される。以上
をもって燃料供給装置の組みつけが完了するもので、か
かる燃料供給装置は、燃料タンクTの開口部TAを介し
て燃料タンクT内に挿入配置され、チャンバー7の底部
7Eが燃料タンクTの底部TBに当接した状態で蓋部材
1の鍔部が燃料タンクTの図1における上側面にビス等
の固着手段をもって固定配置される。
【0017】以上よりなる燃料供給装置によると、図示
せぬ電源より燃料ポンプPに電気が供給されると、燃料
ポンプPのポンプ部が駆動し、燃料タンクT内の燃料
は、チャンバー7、フィルターF、フィルター流路4
C、燃料ポンプPの流入路PBを介してポンプ部内に吸
入される。そしてポンプ部によって昇圧された燃料は、
燃料ポンプPの吐出路PA、第1流路3F、第2流路3
G、燃料流入路5A、ストレーナ流路SBを介してスト
レーナS内へ供給され、ろ過部材SAによって異物が除
去された清浄な燃料がろ過室6内へ供給される。そし
て、図示せぬプレッシャーレギュレターによって調圧さ
れたろ過室6内の一定なる燃料圧力を有する燃料は、吐
出路1Aを介して外部へ吐出されるもので、例えば燃料
分配管へ供給され燃料噴射弁を介して機関に連なる吸気
管内へ噴射供給される。
【0018】以上よりなる本発明の燃料供給装置による
と、チャンバー7はリング状をなす取付けリング部7B
が一体形成されるとともにゴム材料によって形成され、
この取付けリング部7Bがポンプホルダー3の外周にゴ
ム材料が本来有する弾性力をもって嵌合配置される。こ
れによると、ポンプボデー3の開口端3Hからポンプホ
ルダー3の外周に向けて取付けリング部7Bを挿入して
嵌合配置すればよいので、チャンバー7の組みつけ作業
は極めて単時間で且つ容易に行なうことができ、更にこ
の組みつけに際し、締付けバンド等の特別新たな締付け
部材を必要としない。従って、部品点数と組みつけ工数
を大きく削減でき、燃料供給装置の製造コストを低減で
きたものである。尚、取付けリング部7Bによるポンプ
ホルダー3への締結力は、ゴム材料の剛性、取付けリン
グ部7Bの内径D、厚さV、幅Wを選定することによっ
て適正に決定される。又、本実施例にあっては、取付け
リング部7Bをチャンバー7の左側壁7Aに設けたもの
であるが、その取付け位置に限定されるものでなく、要
は取付けリング部7Bとチャンバー7とが一体形成され
ればよい。
【0019】又、チャンバー7の少なくとも一部を燃料
タンクTの底部TBに当接配置したことによると、燃料
タンクT内のほとんど全ての燃料をチャンバー7内に導
入することができてチャンバー7内の燃料が燃料ポンプ
Pによって吸入されるので、燃料タンクT内の燃料を有
効に消費することができる。又、燃料タンクTの材料と
して樹脂材料を用いた場合、温度変化によって燃料タン
クTが変形することがあり、燃料タンク7の底部TBが
変形した際、ゴム材料によって形成されたチャンバー7
は、その変形を吸収することができ、チャンバー7と燃
料タンクTの底部TBとの当接部における応力集中を緩
和することができる。又、機関の運転時においてチャン
バー7を含む燃料供給装置が摺動した際にあっても、チ
ャンバー7と燃料タンクTの底部TBとの当接部におけ
る衝突音はゴム材料によって形成されるチャンバー7に
よって吸収され、外部に向かって騒音が発生することが
ない。又、チャンバー7をリング状をなす取付けリング
部7Bによってポンプホルダー3に嵌合配置した際にお
いて、チャンバー7の一部を燃料タンクTの底部TBへ
当接したことは、取付けリング部7Bを基準にするチャ
ンバー7の回転を抑止できる。
【0020】更に、箱型形状をなすチャンバー7の長手
方向X−X(図3に示される)と燃料ポンプPの長手方
向Y−Yとを図2に示されるごとく同一方向に配置する
と、燃料供給装置を構成する燃料ポンプPを燃料タンク
Tの開口部TAを介して燃料タンクT内へ挿入配置する
際、チャンバー7を燃料ポンプPの挿入方向と同一方向
から燃料タンクT内へ挿入配置でき、又、チャンバー7
がゴム材料によって形成されることから、チャンバー7
の挿入にて開口部TAにチャンバー7が仮に当接した際
にあってもチャンバー7を弾性変形させつつ燃料タンク
T内へ挿入でき、燃料供給装置の燃料タンクT内への装
着性を大きく向上できたものである。
【0021】
【発明の効果】以上の如く、本発明になる燃料供給装置
によると、チャンバーはゴム材料によって形成されると
ともにその一端にリング状をなす取付けリング部が一体
形成され、チャンバーを取付けリング部を介してポンプ
ホルダーの外周に嵌合配置するとともにチャンバーの少
なくとも一部を燃料タンクの底部に当接配置したので、
部品点数と組みつけ工数を削減できてその製造コストを
低減できる。又、燃料タンク内の燃料をチャンバーを介
して有効に消費できる。又、チャンバーと燃料タンクと
の当接部における応力集中を緩和できる。更に、チャン
バーを含む燃料供給装置が摺動した際における騒音の発
生を抑止できる。更に又、取付けリング部を基準にする
チャンバーの回転を抑止できる。といった格別なる効果
を達成できたものである。
【0022】更に、チャンバーを上部が開口する箱型形
状とし、チャンバーの長手方向をポンプホルダーの長手
方向と同一方向に配置したことによると、燃料供給装置
の燃料タンク内への装着性を向上できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる燃料供給装置の一実施例を示す要
部縦断面図。
【図2】図1の上部平面図。
【図3】図1に用いられるチャンバーの上部平面図。
【図4】図3の左側面図。
【符号の説明】
1 蓋部材 1B 支持部 3 ポンプホルダー 7 チャンバー 7B 取付けリング部 P 燃料ポンプ T 燃料タンク X−X チャンバーの長手方向 Y−Y 燃料ポンプの長手方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 敏彦 宮城県角田市角田字流197−1 株式会社 ケーヒン角田開発センター内 Fターム(参考) 3D038 CA01 CA04 CA15 CA29 CC06 CC07 CC11 CC15 CC20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に燃料が貯溜される燃料タンクの開
    口部を閉塞する蓋部材と、燃料タンク内に配置される燃
    料ポンプを収納支持するとともに蓋部材に形成される支
    持部に接続されるポンプホルダーと、を備え、一方、チ
    ャンバーは、ゴム材料によって形成されるとともに上部
    が開口する有底カップ状をなすとともにその一端にリン
    グ状をなす取付けリング部が一体形成され、前記チャン
    バーを取付けリング部を介してポンプホルダーの外周に
    嵌合配置するとともにチャンバーの少なくとも一部を燃
    料タンクの底部に当接配置したことを特徴とする燃料供
    給装置。
  2. 【請求項2】 前記チャンバーを上部が開口する箱型形
    状とし、チャンバーの長手方向をポンプホルダーの長手
    方向と同一方向に配置したことを特徴とする請求項1記
    載の燃料供給装置。
JP2001265633A 2001-09-03 2001-09-03 燃料供給装置 Pending JP2003074435A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6804386B1 (en) 1995-06-07 2004-10-12 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Optical member inspecting apparatus and method of inspection thereof
WO2009044754A1 (en) * 2007-10-05 2009-04-09 Honda Motor Co., Ltd. Fuel pump mounting structure

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