JP2021000862A - 車両用プロペラシャフトの遮熱構造 - Google Patents

車両用プロペラシャフトの遮熱構造 Download PDF

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【課題】遮熱部材の剛性を向上させて共振による遮熱部材の耐久性の低下を抑制する、車両用プロペラシャフトの遮熱構造を提供する。【解決手段】プロペラシャフト10は、トランスファ18から突き出す連結シャフト10aと連結シャフト10aの先端部にジョイント部10bを介して連結シャフト10aに連結されるメインシャフト10cとを含んでいる。遮熱部材20は、トランスファ18に固定され且つジョイント部10bを覆うように車両前後方向に伸びるように形成されている。遮熱部材20と連結シャフト10aの長手方向の中央よりもジョイント部10b側との間には、遮熱部材20を支持する軸受40が設けられている。これにより、遮熱部材20は、軸受40によって径方向に支持されるので、軸受40によって支持されない場合に比べて、剛性の固有値を向上させることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用プロペラシャフトの遮熱構造に関し、特に車両用プロペラシャフトの温度上昇を抑制するための遮熱部材を有する、車両用プロペラシャフトの遮熱構造に関するものである。
車両前後方向に伸びる車両用プロペラシャフトと車両用プロペラシャフトの径方向外側に配設される遮熱部材とを含む、車両用プロペラシャフトの遮熱構造が知られている。たとえば特許文献1に記載の車両用プロペラシャフトの遮熱構造がそれである。特許文献1に記載の車両用プロペラシャフトの遮熱構造では、車両用プロペラシャフトの近傍に設けられる排気管の輻射熱から車両用プロペラシャフトを保護するために、車両用プロペラシャフトと排気管との間に遮熱部材が設けられている。これにより、排気管の輻射熱が遮熱部材によって遮断あるいは反射されて車両用プロペラシャフトの温度上昇が抑制されている。
特開2017−206132号公報
ところで、特許文献1に記載の車両用プロペラシャフトの遮熱構造では、遮熱部材は、トランスファから突き出す車両用プロペラシャフトを長手方向に覆うとともに、車両用プロペラシャフトと車両用プロペラシャフトの近傍に設けられた排気管との間に配設させられるので、構造上、たとえば一端部がトランスファに固定され、他端部側が自由端となる片持ち状に取り付けられている。そのため、たとえばエンジンの駆動に伴うエンジントルクなどを起振源とする強制力いわゆるエンジン爆発強制力により遮熱部材が振動させられて、遮熱部材の剛性の固有値がエンジン爆発強制力に基づく共振域に入った場合には、遮熱部材は、エンジン爆発強制力による共振によって耐久性が低下する可能性があった。また、遮熱部材の剛性の固有値を向上させるために遮熱部材の板厚や形状を変更することが考えられるが、周辺部品との干渉などの構造上の制約によって実現が困難であった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、遮熱部材の剛性を向上させて共振による遮熱部材の耐久性の低下を抑制する、車両用プロペラシャフトの遮熱構造を提供することにある。
本発明の要旨とするところは、車両前後方向に伸びる車両用プロペラシャフトと前記車両用プロペラシャフトの径方向外側に配設される遮熱部材とを含む、車両用プロペラシャフトの遮熱構造であって、前記車両用プロペラシャフトは、トランスファから突き出す連結シャフトと、前記連結シャフトの先端部にジョイント部を介して前記連結シャフトに連結されるメインシャフトとを含み、前記遮熱部材は、前記トランスファに固定され、且つ前記ジョイント部を覆うように車両前後方向に伸びるように形成され、前記遮熱部材と前記連結シャフトの長手方向の中央よりも前記ジョイント部側との間には、前記遮熱部材を支持する軸受が設けられている。
本発明の車両用プロペラシャフトの遮熱構造によれば、前記車両用プロペラシャフトは、トランスファから突き出す連結シャフトと、前記連結シャフトの先端部にジョイント部を介して前記連結シャフトに連結されるメインシャフトとを含んでいる。また、前記遮熱部材は、前記トランスファに固定され、且つ前記ジョイント部を覆うように車両前後方向に伸びるように形成されている。また、前記遮熱部材と前記連結シャフトの長手方向の中央よりも前記ジョイント部側との間には、前記遮熱部材を支持する軸受が設けられている。これにより、前記遮熱部材は、前記トランスファに固定されるとともに、前記連結シャフトの長手方向の中央よりも前記ジョイント部側に設けられた前記軸受によって支持されるので、剛性の固有値を上昇させることができる。そのため、前記遮熱部材は、たとえばエンジンの駆動に伴うエンジントルクなどを起振源とする強制力いわゆるエンジン爆発強制力に基づく共振域から外すことができ、エンジン爆発強制力による共振が抑制されるので耐久性が低下することを抑制できる。
本発明が適用された車両用プロペラシャフトの遮熱構造の要部を拡大して示す斜視図である。 図1の車両用プロペラシャフトの遮熱構造の要部を拡大して示す側面図である。 軸受を拡大して示す拡大図であって、図2のIII−III視正面図である。 本発明の他の実施例における、車両用プロペラシャフトの遮熱構造の要部を拡大して示す断面図である。
本発明は、走行用の駆動力源としてエンジンを備えるエンジン駆動車両、走行用の駆動力源としてエンジンの他に走行用回転機すなわち駆動用電動機を有するハイブリッド車両や、電気自動車等に適用される。
以下、本発明の一実施例について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明が適用された、車両用プロペラシャフト10(以下、プロペラシャフト10という)の遮熱構造12の要部を拡大して示す斜視図である。プロペラシャフト10は、たとえば図示しないエンジンから出力される動力を図示しない駆動輪に伝達するために車両14に設けられた動力伝達軸である。プロペラシャフト10は、たとえば上記エンジンに連結された図示しない変速機を含むトランスミッション機構と、上記駆動輪の車軸に連結された図示しない車両用差動歯車装置を含むデファレンシャル機構との間に配設されている。たとえば車両14が4輪駆動車両である場合には、上記エンジンから出力された動力は、上記エンジンから上記駆動輪のうちの主駆動輪に伝達される動力の一部を上記駆動輪のうちの副駆動輪に伝達させるトランスファ18、プロペラシャフト10および図示しない動力配分装置などを介して副駆動輪たとえば図示しない後輪に伝達される。
図2は、プロペラシャフト10の遮熱構造12の要部を拡大して示す側面図であって、プロペラシャフト10の遮熱構造12を図1の紙面左側すなわち車両14の左側から視た側面図である。図2の一点鎖線は、たとえば図示しないエンジンに取り付けられた排気管30を概略的に示している。排気管30は、プロペラシャフト10の近傍、たとえばプロペラシャフト10から所定の間隔を隔てた車両上方を通り、プロペラシャフト10の車両前後方向に対して交差方向に伸びるように配設されている。上記エンジンから出力される高温の燃焼ガスは、排気管30を通って排出される。
プロペラシャフト10は、図1および図2に示すように、車両前後方向、具体的には車両後方向に向かってトランスファ18から突き出すように設けられている。プロペラシャフト10の径方向外側には、車両前後方向に伸びるように形成されプロペラシャフト10の外周を覆う遮熱部材20が配設されている。プロペラシャフト10の遮熱構造12は、プロペラシャフト10と遮熱部材20とを含んで構成されている。
プロペラシャフト10は、トランスファ18に連結された連結シャフト10aと、連結シャフト10aのトランスファ18に連結された端部側とは反対側の先端部に設けられるジョイント部10bと、ジョイント部10bを介して連結シャフト10aに連結されるメインシャフト10cとを含んでいる。連結シャフト10aは、車両後方向に向かってトランスファ18から突き出すように設けられ、トランスファ18から車両後方向に伸びるに従って径寸法が小さくなるテーパ状に形成された基端部10dと、その基端部10dに続く円柱部10eとを備えている。ジョイント部10bは、たとえば自在継手であって、メインシャフト10cの中心軸線C1の交差角度に拘わらず回転を伝達可能な自在継手である。図1では、ジョイント部10bを構成する一対のヨークの一方が示されている。図2では、連結シャフト10aの中心軸線C2およびメインシャフト10cの中心軸線C1がそれぞれ同心である状態を示している。
遮熱部材20は、プロペラシャフト10に沿って車両前後方向に伸びるように形成され、周方向の半分が開口する、断面が半円状の半円筒形状に形成されている。遮熱部材20は、たとえば金属板材により構成され、プレス加工により半円筒形状に形成されている。遮熱部材20は、連結シャフト10aの中心軸線C2に同心に配設されている。遮熱部材20は、トランスファ18から車両前後方向に伸びるように配設され、連結シャフト10aおよびジョイント部10bの外周、具体的には連結シャフト10aおよびジョイント部10bの周方向の半分の外周を覆っている。遮熱部材20は、車両前後方向において、たとえばトランスファ18側すなわち一端部側の径寸法よりもトランスファ18側とは反対側すなわち他端部側の径寸法の方が大きくなるように形成されている。具体的には、遮熱部材20は、一端部側すなわち車両前側に設けられた径寸法が一定の小径部20aと、他端部側すなわち車両後側に設けられた径寸法が一定であって、小径部20aよりも径寸法が大きい大径部20cと、小径部20aと大径部20cとの間に設けられて径寸法が滑らかに連続的に変化しているテーパ形状の傾斜部20bとを備えている。
遮熱部材20は、取付ブラケット24を介してトランスファ18に一体的に取り付けられている。取付ブラケット24は、たとえば金属板材により構成され、プレス加工により形成されている。取付ブラケット24は、たとえば溶接によって遮熱部材20の一端部側に固定されている。取付ブラケット24は、たとえば取付ボルト26によってトランスファ18に固定されている。遮熱部材20は、たとえば複数個の取付ブラケット24を介してトランスファ18に一体的に取り付けられている。
遮熱部材20は、たとえば図2に示すように、径方向において排気管30とプロペラシャフト10との間に配設されている。遮熱部材20は、排気管30からの輻射熱を遮熱して、プロペラシャフト10を輻射熱から保護するためのヒートインシュレータである。プロペラシャフト10の遮熱構造12では、排気管30の輻射熱が半円筒形状に形成された遮熱部材20によって遮断あるいは反射されるので、たとえば排気管30に起因するプロペラシャフト10のジョイント部10bの温度上昇が抑制される。さらに、たとえば車両走行時には、遮熱部材20によってプロペラシャフト10が覆われていない部分、すなわち遮熱部材20の開口部分により、プロペラシャフトのジョイント部10bが外気に晒されることによってジョイント部10bが冷却される。
本実施例のプロペラシャフト10の遮熱構造12では、図1および図2に示すように、遮熱部材20と連結シャフト10aの長手方向の中央よりもジョイント部10b側との間に、遮熱部材20を連結シャフト10aの径方向に支持する軸受40が設けられている。図3は、軸受40を拡大して示す拡大図であって、図2のIII−III視正面図である。図3は、連結シャフト10aに組み付けられた軸受40を示しており、たとえば遮熱部材20などは省略している。軸受40は、連結シャフト10aのジョイント部10bの近傍、すなわち連結シャフト10aの長手方向の中央よりもジョイント部10b側の円柱部10eに組み付けられている。軸受40は、連結シャフト10aが挿通可能な厚さ方向に貫通する内周穴40aを有する円形状部材である。軸受40は、遮熱部材20の長手方向の略中間部を径方向に支持している。軸受40には、たとえばテーパ形状の連結シャフト10aに固設可能な反割りタイプの軸受が用いられる。すなわち軸受40は、たとえば中心軸線C2に直交する径方向の線分Eに対して対称に二つに分割された半円状部材42a、42bを含んで構成され、図示しない軸受締結ボルトによって半円状部材42a、42bが一体的に締結される。軸受40は、軸受40の内周に連結シャフト10aが挿通された状態で半円状部材42a、42bが上記軸受締結ボルトにより締結されることによって、連結シャフト10aに一体的に組み付けられる。
軸受40は、半円状部材42aの径方向外側に配設されたアタッチメント44を含んで構成される。具体的には、アタッチメント44は、軸受40が連結シャフト10aに組み付けられた状態において、軸受40を構成する二つの半円状部材42a、42bのうちの径方向において遮熱部材20側に位置する半円状部材42aの径方向外側に設けられている。アタッチメント44は、比較的変形が容易な材質たとえば樹脂などにより構成されている。アタッチメント44の外周形状は、たとえば遮熱部材20の内周形状に沿うように形成される。アタッチメント44を設けることによって軸受40と遮熱部材20との間の径方向の隙間が埋められるので、遮熱部材20は径方向に確実に支持される。
遮熱部材20は、軸受40を介して径方向に支持されることによって、たとえば軸受40を介して径方向に支持されず一端部がトランスファ18に固定された片持ち状である場合に比べて、剛性の固有値が向上させられる。そのため、遮熱部材20は、たとえば図示しないエンジンの駆動に伴うエンジントルクなどを起振源とする強制力いわゆるエンジン爆発強制力に対して、上記片持ち状では共振域に入るが、軸受40を介して長手方向の略中間部が径方向に支持された場合では剛性の固有値が向上させられてエンジン爆発強制力に対する共振域から外れる。これにより、遮熱部材20の強度が成立する。
このように、本実施例のプロペラシャフト10の遮熱構造12によれば、プロペラシャフト10は、トランスファ18から突き出す連結シャフト10aと、連結シャフト10aの先端部にジョイント部10bを介して連結シャフト10aに連結されるメインシャフト10cとを含んでいる。また、遮熱部材20は、トランスファ18に固定され、且つジョイント部10bを覆うように車両前後方向に伸びるように形成されている。また、遮熱部材20と連結シャフト10aの長手方向の中央位置よりもジョイント部10b側の円柱部10eとの間には、遮熱部材20を支持する軸受40が設けられている。これにより、遮熱部材20は、トランスファ18に固定されるとともに、連結シャフト10aの長手方向の中央よりもジョイント部10b側に設けられた軸受40によって支持されるので、軸受40によって支持されない場合に比べて、剛性の固有値を向上させることができる。そのため、遮熱部材20は、たとえば上記エンジン爆発強制力に基づく共振域から剛性の固有値を外すことができ、上記エンジン爆発強制力による共振が抑制されるので耐久性が低下することを抑制できる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、前述の実施例1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図4は、本実施例が適用された、プロペラシャフト10の遮熱構造100の要部の概略を示す断面図である。プロペラシャフト10の遮熱構造100は、プロペラシャフト10と遮熱部材102とを含んで構成されている。本実施例のプロペラシャフト10の遮熱構造100では、遮熱部材102と連結シャフト10aの長手方向の中央よりもジョイント部10b側との間に、遮熱部材102を連結シャフト10aの径方向に支持する軸受40が設けられている。
遮熱部材102は、プロペラシャフト10に沿って車両前後方向に伸びるように形成され、周方向の半分が開口する、断面が半円状の半円筒形状に形成されている。遮熱部材102は、たとえば金属板材により構成され、プレス加工により半円筒形状に形成されている。遮熱部材102は、連結シャフト10aの中心軸線C2に同心に配設されている。遮熱部材102は、トランスファ18から車両前後方向に伸びるように配設され、連結シャフト10aおよびジョイント部10bの外周、具体的には連結シャフト10aおよびジョイント部10bの周方向の半分の外周を覆っている。
遮熱部材102は、図4に示すように、車両前後方向において2つに分割された2部品によって構成されている。具体的には、遮熱部材102は、車両前後方向において、車両前側すなわちトランスファ18側に設けられる第1遮熱部材104と車両後側すなわちトランスファ18側とは反対側に設けられる第2遮熱部材106とによって構成されている。
第1遮熱部材104には、車両前後方向の両端部が径方向に伸びるようにそれぞれ曲げられて、車両前側の端部に形成された第1フランジ部104aおよび車両後側の端部に形成された第2フランジ部104bが形成されている。第1フランジ部104aは、固定ボルト110によってトランスファ18に固定されている。第1遮熱部材104は、車両前後方向の長さ寸法が連結シャフト10aの長さ寸法よりも小さくなるように形成されている。第2遮熱部材106には、車両前後方向において、車両前側の端部が径方向に伸びるように曲げられて、フランジ部106aが形成されている。第2フランジ部104bとフランジ部106aとは連結ボルト112によって連結されている。第1フランジ部104aとトランスファ18とが固定ボルト110によって固定され、且つ第2フランジ部104bとフランジ部106aとが連結ボルト112によって連結されることによって、遮熱部材102は、トランスファ18に一体的に固定されている。
第1遮熱部材104は、図4に示すように、連結シャフト10aの外周を覆うように設けられている。第2遮熱部材106は、ジョイント部10bの外周を覆うように設けられているとともに、車両前後方向における連結シャフト10aの一部の外周を覆うように設けられている。軸受40は、径方向において連結シャフト10aと第1遮熱部材104との間に配設され、第1遮熱部材104を支持するように配設されている。
本実施例のプロペラシャフト10の遮熱構造100によれば、遮熱部材102が車両前後方向に分割された2部品により構成されるため、遮熱部材102の組付作業において、たとえば車両前側に設けられる第1遮熱部材104と軸受40とをトランスファユニット工場で組み付け、車両後側に設けられる第2遮熱部材106を上記トランスファユニット工場とは別の車両工場で組み付けることが可能になる。これにより、遮熱部材102を車両14に効率的に組み付けることができるので、遮熱部材102の組付作業性を向上させることができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
たとえば、前述の実施例においては、遮熱部材20、102は、周方向の半分が開口する、断面が半円状の半円筒形状に形成されているが、必ずしもこれに限らない。すなわち遮熱部材20、102は、プロペラシャフト10の近傍の排気管30などからの輻射熱を遮断あるいは反射可能な形状に形成され、且つ周方向に開口し車両走行時にプロペラシャフト10を外気によって冷却可能な形状に形成されていればよい。したがって、遮熱部材20、102は、たとえば排気管30とプロペラシャフト10との位置関係などによって、姿勢あるいは形状が変更され得る。
また、前述の実施例においては、遮熱部材20、102は、アタッチメント44を含んで軸受40を介して径方向に支持されているが、必ずしもこれに限らず、たとえばアタッチメント44が設けられていない軸受40を介して遮熱部材20、102が径方向に支持されていてもよい。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、上述したのはあくまでも一実施形態であり、その他一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:プロペラシャフト(車両用プロペラシャフト)
10a:連結シャフト
10b:ジョイント部
10c:メインシャフト
12:プロペラシャフト10の遮熱構造
18:トランスファ
20、102:遮熱部材
40:軸受

Claims (1)

  1. 車両前後方向に伸びる車両用プロペラシャフトと前記車両用プロペラシャフトの径方向外側に配設される遮熱部材とを含む、車両用プロペラシャフトの遮熱構造であって、
    前記車両用プロペラシャフトは、トランスファから突き出す連結シャフトと、前記連結シャフトの先端部にジョイント部を介して前記連結シャフトに連結されるメインシャフトとを含み、
    前記遮熱部材は、前記トランスファに固定され、且つ前記ジョイント部を覆うように車両前後方向に伸びるように形成され、
    前記遮熱部材と前記連結シャフトの長手方向の中央よりも前記ジョイント部側との間には、前記遮熱部材を支持する軸受が設けられている
    ことを特徴とする車両用プロペラシャフトの遮熱構造。
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