JP2021000752A - エアレスタイヤの製造方法及びエアレスタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】高い強度を備えるエアレスタイヤを製造することができるエアレスタイヤの製造方法を提供する。【解決手段】エアレスタイヤ1の製造方法は、エアレスタイヤ1の回転軸方向に層を複数積層することによりエアレスタイヤ1を形成する。層を形成する場合、空間部33の周囲に位置する周囲領域では、空間部33を閉曲線で囲むようにノズル110を移動させて層を形成する。第1外周リング領域31aでは、外周リング31の周方向に沿ってノズル110を移動させて層を形成する。第1内周リング領域30aでは、内周リング30の周方向に沿ってノズル110を移動させて層を形成する。【選択図】図6

Description

本発明は、エアレスタイヤの製造方法及びエアレスタイヤに関する。
近年、空気を使わないタイヤであるエアレスタイヤが注目されている。エアレスタイヤは、車両に固定されるホイールと、地面と接地するトレッドと、ホイールとトレッドとを連結する弾性支持部とで構成されている。エアレスタイヤでは、弾性支持部が弾性変形することで、車両の重量を支えたり、地面から入力される衝撃を吸収したりすることができる。
また、生産手段としての積層造形装置、いわゆる3Dプリンタが注目されている。特許文献1には、車両のピラーを3Dプリンタによって製造する方法が開示されている。この製造方法は、材料を吐出するノズルをピラーの長手方向に移動させる工程と、ノズルをピラーの幅方向に移動させる工程とを有している。そして、各工程を繰り返すことで、ピラーの幅方向に樹脂層が積層されたピラーが製造される。この製造方法により、長手方向における引張強度が高いピラー構造を得ることができる。
特開2017−149268号公報
エアレスタイヤには、高い強度が求められる。特許文献1に開示されている手法は、長手方向が明確な棒状の部材に対して有効であるが、長手方向を定めることが難しい構造からなるエアレスタイヤに適用することは困難である。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高い強度を備えるエアレスタイヤを製造することができるエアレスタイヤの製造方法、及び高い強度を備えるエアレスタイヤを提供することである。
本発明の一態様に係るエアレスタイヤの製造方法は、材料を吐出するノズルを移動させて層を形成する層形成工程を繰り返し、エアレスタイヤの回転軸方向に層を複数積層することによりエアレスタイヤを形成する。層形成工程は、空間部の周囲に位置する周囲領域では、空間部を閉曲線で囲むようにノズルを移動させて層を形成する第1工程と、第1外周リング領域では、外周リングの周方向に沿ってノズルを移動させて層を形成する第2工程と、第1内周リング領域では、内周リングの周方向に沿ってノズルを移動させて層を形成する第3工程と、を有している。
本発明によれば、高い強度を備えるエアレスタイヤを提供することができる。
図1は、本実施形態に係るエアレスタイヤを示す斜視図である。 図2は、本実施形態に係るエアレスタイヤを示す平面図である。 図3は、弾性支持部を製造する積層造形装置を示す構成図である。 図4Aは、弾性支持部を製造する工程を示す説明図である。 図4Bは、弾性支持部を製造する工程を示す説明図である。 図5Aは、層形成工程の概要を示す説明図である。 図5Bは、図5Aに示す領域Aを拡大して示す説明図である。 図6は、層形成工程によって形成された層を模式的に示す説明図である。 図7Aは、空間部を囲む周回軌道の一例を示す説明図である。 図7Bは、空間部を囲む周回軌道の一例を示す説明図である。 図8は、層形成工程によって形成された層を模式的に示す説明図である。 図9は、弾性支持部の一例を示す説明図である。 図10は、弾性支持部の一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図1及び図2を参照して、本実施形態に係るエアレスタイヤ1の構成を説明する。エアレスタイヤ1は、ホイール2と、弾性支持部3と、トレッド4とで構成されている。なお、図1では、ホイール2の記載が省略されている。
ホイール2は、車両に設けられたハブに固定される。ホイール2は、ディスク部2aと、リム部2bとを有している。ディスク部2aは、円盤形状を有し、ボルトなどの締結手段によってハブに固定される。リム部2bは、円筒形状を有し、ディスク部2aの径方向外側に設けられている。ディスク部2aとリム部2bとは、一体に形成されている。
弾性支持部3は、ホイール2の径方向外側に配置されている。弾性支持部3は、ホイール2とトレッド4とを連結する。弾性支持部3は、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂などの弾性材料から形成されている。弾性支持部3が弾性変形することで、エアレスタイヤ1は、車両の重量を支えたり、地面から入力される衝撃を吸収したりすることができる。弾性支持部3の詳細な構造は後述する。
トレッド4は、弾性支持部3の径方向外側に配置されている。トレッド4は、円筒形状を有しており、例えばゴムなどの樹脂材料より形成されている。トレッド4の外周面は、地面との接地面となる。車両側で発生した力(駆動力又は制動力)は、ホイール2、弾性支持部3、トレッド4を介して地面に伝達される。
弾性支持部3は、内周リング30と、外周リング31と、複数のスポーク32とを有している。内周リング30と、外周リング31と、複数のスポーク32とは、一体に形成されている。
内周リング30は、ホイール2の径方向外側に配置されている。内周リング30は、円筒形状を有しており、リム部2bの外周面に外接している。
外周リング31は、トレッド4の径方向内側に配置されている。外周リング31は、円筒形状を有しており、トレッド4の内周面に内接している。
複数のスポーク32は、複数のスポーク32は、エアレスタイヤ1の径方向に沿って放射状に延在し、内周リング30と、外周リング31とを連結する。スポーク32の径方向外側に位置する端部は外周リング31に連結され、スポーク32の径方向内側に位置する端部は、内周リング30に連結されている。
本実施形態において、複数のスポーク32は、エアレスタイヤ1の周方向に間隔をあけながら隣り合うように配置されている。弾性支持部3には、エアレスタイヤ1の周方向に隣り合う一対のスポーク32と、内周リング30と、外周リング31とによって囲まれる空間部33が形成されている。本実施形態において、空間部33は、エアレスタイヤ1の回転軸方向に連通する空間である。しかしながら、空間部33は、弾性支持部3を形成する材料とは異なる材料が充填された空間であってもよい。
次に、エアレスタイヤ1の製造方法を説明する。エアレスタイヤ1の製造方法の説明に先立ち、積層造形装置を説明する。
図3において、積層造形装置100は、ノズル110と、ステージ120とで構成されている。ノズル110は、図示しない熱源によって加熱されている。ノズル110に供給された材料Maは熱によって溶融され、溶融された材料Maがノズル110より吐出される。ノズル110は、図示しない駆動機構から動力が伝達されることで、直交するX軸及びY軸によって規定されるXY平面(水平面)上を二次元的に移動することができる。ノズル110から材料Maを吐出させながら、ノズル110を二次元的に移動させることにより、ステージ120上に所定形状の層L1を形成することができる。
また、ノズル110は、図示しない駆動機構から動力が伝達されることで、Z軸方向(上下方向)に移動することができる。ノズル110をZ軸方向に移動させることにより、予め形成された層L1、L2の上に、新たな層L2、L3を形成することができる。そして、それぞれが所望の形状に形成された複数の層L1、L2、L3を積層することで、立体的な三次元構造物を製造することができる。
なお、積層造形装置100では、ステージ120をXY平面に沿って移動させることで、各層L1〜L3を形成してもよい。同様に、ノズル110及びステージ120の双方をXY平面に沿って移動させて、各層L1〜L3を形成してもよい。同様に、Z軸方向に層L1〜L3を積層する場合、ステージ120を移動させてもよいし、ノズル110及びステージ120の双方を移動させてもよい。
エアレスタイヤ1を製造するにあたり、積層造形装置100を用いて弾性支持部3が形成される。まず、図4Aに示すように、材料Maを吐出するノズル110をXY平面上で移動させて層L1が形成される(層形成工程)。この層形成工程は繰り返し行われ、エアレスタイヤ1の回転軸方向に複数の層L1〜Ln(n:自然数)を積層することにより弾性支持部3が形成される。
このように形成された弾性支持部3(エアレスタイヤ1)は、層L1〜Lnの積層方向、すなわちZ軸方向と回転軸とが一致する。そして、個々の層形成工程で形成される層L1〜Lnは、エアレスタイヤ1の回転軸に対して垂直な面で見た場合における弾性支持部3の断面を構成している。
つぎに、図5A、図5B及び図6を参照し、単一の層(例えば層Ln)を形成するための層形成工程について説明する。図6において、D1はエアレスタイヤ1の径方向内側を示し、D2はエアレスタイヤ1の径方向外側を示す。図6には、説明の便宜上、弾性支持部3とともに、ホイール2のリム部2b及びトレッド4が描かれている。
層形成工程では、外周リング31が、第1外周リング領域31aと、第2外周リング領域31bとに分けて形成される(図5A及び図5Bでは図示省略)。第1外周リング領域31aは、外周リング31のうちトレッド4の径方向内側に隣り合う領域である。一方、第2外周リング領域31bは、外周リング31のうち第1外周リング領域31aの径方向内側に隣り合う領域である。すなわち、第1外周リング領域31aは、外周リング31のうち径方向外側の領域を構成し、第2外周リング領域31bは、外周リング31のうち径方向内側の領域を構成している。
同様に、層形成工程では、内周リング30が、第1内周リング領域30aと、第2内周リング領域30bとに分けて形成される(図5A及び図5Bでは図示省略)。第1内周リング領域30aは、内周リング30のうちホイール2の径方向外側に隣り合う領域である。一方、第2内周リング領域30bは、内周リング30のうち第1内周リング領域30aの径方向外側に隣り合う領域である。すなわち、第1内周リング領域30aは、内周リング30のうち径方向内側の領域を構成し、第2内周リング領域30bは、内周リング30のうち径方向外側の領域を構成している。
層形成工程は、以下に述べる第1工程、第2工程及び第3工程を有している。3つの工程により、二次元的な層Lnが形成される。
第1工程では、図5Bに示すように、空間部33を閉曲線で囲むようにノズル110を移動させることにより、空間部33の周囲に位置する周囲領域を形成する。図5Bに示す矢印C3は、空間部33の周囲でのノズル110の軌道を概念的に示している。
具体的には、図6に示すように、地点P31aから出発し、空間部33を一周して地点P31aへと戻るようにノズル110を連続的に移動させる。これにより、空間部33の周囲を囲む環状の構造部C31aが形成される。同様に、図6に示すように、地点P31bから出発し、空間部33を一周して地点P31bへと戻るようにノズル110を連続的に移動させる。これにより、空間部33の周囲を囲む環状の構造部C31bが形成される。環状の構造部C31bは、環状の構造部C31aよりも一回り大きな周回軌道により形成されており、環状の構造部C31aの径方向外側に隣接している。
空間部33の周囲を囲む環状の構造部は、空間部33毎に形成される。図6に示すように、地点P32aから出発し、空間部33を一周して地点P32aへと戻るようにノズル110を連続的に移動させる。これにより、空間部33の周囲を囲む環状の構造部C32aが形成される。同様に、図6に示すように、地点P32bから出発し、空間部33を一周して地点P32bへと戻るようにノズル110を連続的に移動させる。これにより、空間部33の周囲を囲む環状の構造部C32bが形成される。環状の構造部C32bは、環状の構造部C32aよりも一回り大きな周回軌道により形成されており、環状の構造部C32aの径方向外側に隣接している。
空間部33に対応したノズル110の周回軌道により、空間部33の周囲に位置する周囲領域が連続的に形成される。ここで、周囲領域は、隣り合う一対のスポーク32と、一対のスポーク32の間に位置する第2外周リング領域31bと、一対のスポーク32の間に位置する第2内周リング領域30bとに相当する。すなわち、一対のスポーク32と、第2外周リング領域31bと、第2内周リング領域30bとが、空間部33を囲む環状の構造部C31a、C31bによって形成される。
なお、1つの空間部33に対応したノズル110の周回軌道では、径方向に延びる中心線を境に、スポーク32の片側半分(幅t5)のみが形成される。したがって、隣り合う2つの空間部33に対してそれぞれ周回軌道を描くことで、スポーク32の全体が形成される。
第1工程では、スポーク32をその長手方向に沿って連続的に形成することができるので、スポーク32の強度を高めることができる。また、一対のスポーク32と連続して、外周リング31の径方向内側の領域を形成することができる。これにより、一対のスポーク32及び外周リング31の強度を高めることができる。同様に、一対のスポーク32と連続して、内周リング30の径方向外側の領域を形成することができる。これにより、一対のスポーク32及び内周リング30の強度を高めることができる。
なお、図6に示す例では、空間部33の周囲領域を2周分の環状の構造部C31a、C31bで形成する様子を示している。しかしながら、環状の構造部の数は、内周リング30、外周リング31及びスポーク32に要求される強度、ノズル110から吐出される材料Maの線幅に応じて、任意に設定することができる。
また、図5Bでは、矢印C3が反時計回り方向に描かれている。しかしながら、空間部33の周囲に沿ってノズル110を移動させればよく、時計回り方向に移動させてもよい。
第2工程では、図5Aに示すように、外周リング31の周方向に沿ってノズル110を移動させることにより、第1外周リング領域31aを形成する。図5Aに示す矢印C1は、第1外周リング領域31aでのノズル110の軌道を概念的に示している。
具体的には、ノズル110は、円(閉曲線の一例)を描くように連続的に移動させられる。第1外周リング領域31aにおけるノズル110の周回軌道により、外周リング31の周方向に沿って1周する円環状の構造部C11が形成される(図6参照)。すなわち、第1外周リング領域31aは、外周リング31の周方向に沿った円環状の構造部C11によって形成される。
第2工程では、空間部33毎に形成される周囲領域を、外周リング31の周方向に沿って1周する周回軌道で囲むことができる。これにより、外周リング31の強度を高めることができる。
ここで、第1外周リング領域31aと第2外周リング領域31bとの境界は、外周リング31の径方向の中央部(厚さt2となる位置)よりも径方向外側に設定されている。併せて、第1外周リング領域31aと第2外周リング領域31bとの境界は、外周リング31とトレッド4とを合わせた構造体(径方向の厚さt3)の概ね中央に設定されている。
これにより、ノズル110の周回軌道が相違する第1外周リング領域31aと第2外周リング領域31bとの境界を、トレッド4も加味した中央位置(中立軸)に設定することができる。その結果、外周リング31の強度を高めることができる。
第3工程では、図5Aに示すように、内周リング30の周方向に沿ってノズル110を移動させることにより、第1内周リング領域30aを形成する。図5Aに示す矢印C2は、第1内周リング領域30aでのノズル110の軌道を概念的に示している。
具体的には、ノズル110は、円(閉曲線の一例)を描くように連続的に移動させられる。第1内周リング領域30aにおけるノズル110の周回軌道により、内周リング30の周方向に沿って1周する円環状の構造部C21が形成される(図6参照)。すなわち、第1内周リング領域30aは、内周リング30の周方向に沿った円環状の構造部C21によって形成される。
第2工程では、空間部33毎に形成される周囲領域を、内周リング30の周方向に沿って1周する周回軌道で囲むことができる。これにより、内周リング30の強度を高めることができる。
ここで、第1内周リング領域30aと第2内周リング領域30bとの境界は、外周リング31の径方向の中央部(厚さt1となる位置)よりも径方向内側に設定されている。併せて、第1外周リング領域31aと第2外周リング領域31bとの境界は、内周リング30とリム部2bとを合わせた構造体(径方向の厚さt4)の概ね中央に設定されている。
これにより、ノズル110の周回軌道が相違する第1内周リング領域30aと第2内周リング領域30bとの境界を、リム部2bも加味した中央位置(中立軸)に設定することができる。その結果、内周リング30の強度を高めることができる。
なお、図5Aでは、矢印C1,C2が反時計回り方向に描かれている。しかしながら、外周リング31及び内周リング30の周方向に沿ってノズル110を移動させればよく、時計回り方向に移動させてもよい。
加えて、第2工程では、第1外周リング領域31aが、1周にわたって連続する円環状の構造部C11として形成されている。しかしながら、弾性支持部3の強度を確保することができるのであれば、第1外周リング領域31aは、外周リング31の周方向において不連続となる箇所が存在してもよい。このような手法は、第1内周リング領域30aの形成においても同様である。
また、図6に示す例では、第1外周リング領域31aが1周分の円環状の構造部C11によって形成された様子を示している。しかしながら、円環状の構造部の数は、外周リング31に要求される強度、ノズル110から吐出される材料Maの線幅に応じて、任意に設定することができる。このような手法は、第1内周リング領域30aの形成においても同様である。
層形成工程の主要な流れは、上述の第1工程から第3工程の通りであるが、以下、層形成工程に関するその他の内容を補足する。上述した各工程では、ノズル110から材料Maの吐出を開始する開始位置が、層Lnを構成する面内において定義される。図6に示す例では、地点P31b、P31b、P32a、P32bが開始位置に相当する。また、図6には示されていないものの、第1外周リング領域31a及び第1内周リング領域30aでも開始位置が定義される。
ノズル110が周回軌道を経ることで、材料Maの吐出が開始される開始位置では材料Ma同士が不連続となる。そこで、本実施形態では、隣り合う層同士では、開始位置が相違するように設定されている。これにより、材料Maが不連続となる箇所が上下方向に揃うことを抑制することができる。その結果、弾性支持部3全体の強度を上げることができる。もっとも、隣り合う層同士のみならず、全ての層L1〜Lnにおいて開始位置が相違していることが好ましい。
また、ノズル110を移動させて層Lnを形成する場合、各工程でノズル110の周回軌道が相違する。そのため、材料Maによって満たされるべき領域であっても隙間34が発生してしまう。そこで、本実施形態に係る層形成工程は、上述した3つの工程に加え、隙間34を材料Maで埋める第4の工程をさらに有している。この第4の工程により、構造内に生じる隙間34を材料Maで埋めることができる。
なお、第1工程で空間部33の周囲領域を形成する場合、ノズル110の周回軌道は、空間部33を囲む周囲領域の構造に依存する。例えば、図7Aに示すように、空間部33が任意の曲線によって囲まれる場合、ノズル110は、空間部33の周囲の形状に沿って閉曲線を描くように移動させられる。また、図7Bに示すように、空間部33が4つ以外の直線で囲まれる場合、ノズル110は、空間部33の周囲の形状に沿って閉曲線を描くように移動させられる。
また、第1工程の説明では、隣り合う一対のスポーク32の間に1つの空間部33がある形態を説明した。しかしながら、隣り合う一対のスポーク32の間に、径方向にかけて複数の空間部33が並ぶような形態であってもよい。図8には、スポーク32の一例として、隣り合うスポーク32同士が中央領域32bにおいて連結されている格子状のスポークが示されている。この格子状のスポーク32では、スポーク32の径方向内側の領域32aに空間部33aが存在し、スポーク32の径方向外側の領域32cに空間部33bが存在する。
この場合、空間部33aの周囲領域において、空間部33の周囲を囲む環状の構造部C31a、C31b(C32a、C32b)が形成される。同様に、空間部33bの周囲領域において、空間部33の周囲を囲む環状の構造部C33a、C33b(C34a、C34b)が形成される。空間部33a、33bの各周囲領域におけるノズル110の周回軌道により、隣り合う一対のスポーク32と、これらのスポーク32の間に位置する第2外周リング領域31b及び第2内周リング領域30bとが連続的に形成される。
このように本実施形態に係るエアレスタイヤ1の製造方法は、材料Maを吐出するノズル110を移動させて層を形成する層形成工程を繰り返し、エアレスタイヤ1の回転軸方向に層を複数積層することによりエアレスタイヤ1を形成する。この場合、層形成工程は、空間部33の周囲に位置する周囲領域では、空間部33を閉曲線で囲むようにノズル110を移動させて層を形成する第1工程と、第1外周リング領域31aでは、外周リング31の周方向に沿ってノズル110を移動させて層を形成する第2工程と、第1内周リング領域30aでは、内周リング30の周方向に沿ってノズル110を移動させて層を形成する第3工程と、を有している。
この製造方法によれば、層を形成する際にエアレスタイヤ1の構造に応じてノズル110の移動方向を切り替えているので、エアレスタイヤ1の構造を考慮した強度特性を付与することができる。これにより、高い強度を備えるエアレスタイヤ1を製造することができる。
また、本実施形態において、空間部33の周囲領域は、外周リング31のうち第1外周リング領域31aの径方向内側に隣り合う第2外周リング領域31bを含む。第1外周リング領域31aと第2外周リング領域31bとの境界は、外周リング31の径方向の中央部よりも径方向外側に位置している。
この方法によれば、外周リング31にトレッド4を加味した構造体の径方向の中央位置に、領域の境界を近づけることができる。これにより、発生する曲げ応力が小さい位置に領域の境界を設定することができるので、エアレスタイヤ1の強度を上げることができる。
また、本実施形態において、空間部33の周囲領域は、内周リング30のうち第1内周リング領域30aの径方向外側に隣り合う第2内周リング領域30bを含む。第1内周リング領域30aと第2内周リング領域30bとの境界は、内周リング30の径方向の中央部よりも径方向内側に位置している。
この方法によれば、内周リング30にリム部2bを加味した構造体の径方向の中央位置に、領域の境界を近づけることができる。これにより、発生する曲げ応力が小さい位置に領域の境界を設定することができるので、エアレスタイヤ1の強度を上げることができる。
また、本実施形態において、ノズル110から材料Maの吐出を開始する開始位置であって、層を構成する面内において定義される開始位置が、隣り合う層同士で相違している。
隣り合う層同士で開始位置が異なるため、応力が集中する箇所が上下方向に連続することを抑制することができる。これにより、特定の箇所に応力が集中したり、亀裂が発生したりすることを抑制することができる。その結果、エアレスタイヤ1の強度を上げることができる。
また、本実施形態において、層形成工程は、層を形成する際に発生した隙間34を材料Maで埋める第4工程を有している。
異なる工程で生じた隙間34を埋めることができる。これにより、異なる工程で形成された材料Ma同士をさらに連結することができる。その結果、エアレスタイヤ1の強度を上げることができる。
また、本実施形態において、層形成工程は、材料Maを熱で溶融してノズル110から吐出する積層造形装置100を用いて行われる。
積層造形装置(3Dプリンタ)を用いてエアレスタイヤ1を製造することができる。
また、本実施形態に係るエアレスタイヤ1は、エアレスタイヤ1の回転軸に対して垂直な断面で見た場合、空間部33の周囲に位置する周囲領域に、空間部33を囲む閉曲線に沿って、環状の構造部C31a、C31bを備えている。この環状の構造部C31a、C31bは、ノズル110から連続的に吐出された一続きの材料Maで形成されているので、機械的特性が揃った構造となる(第1構造部)。ここで、機械的特性とは、曲げ剛性、引張強度、比破裂強度、伸び、脆性、およびそれらの組合せから選択される特性をいう。また、機械的特性が揃うとは、機械的特性が一致している状態のみならず、機械的特性として許容される範囲でばらついている状態を含むものである。
この構成によれば、スポーク32をその長手方向に沿って連続的に形成することができるので、スポーク32の強度を高めることができる。これにより、高い強度を備えるエアレスタイヤ1を提供することができる。
また、本実施形態において、エアレスタイヤ1は、エアレスタイヤ1の回転軸に対して垂直な断面で見た場合、第1外周リング領域31aに、外周リング31の周方向に沿って、円環状の構造部C11を備えている。この円環状の構造部C11は、ノズル110から連続的に吐出された一続きの材料Maで形成されているので、機械的特性が揃った構造となる(第2構造部)。
この構成によれば、第1外周リング領域31aでは、周方向に沿って機械的特性が揃うこととなり、外周リング31の強度を高めることができる。これにより、エアレスタイヤ1の強度を高めることができる。
また、本実施形態において、エアレスタイヤ1は、エアレスタイヤ1の回転軸に対して垂直な断面で見た場合、第1内周リング領域30aに、内周リング30の周方向に沿って、円環状の構造部C21を備えている。この円環状の構造部C21は、ノズル110から連続的に吐出された一続きの材料Maで形成されているので、機械的特性が揃った構造となる(第2構造部)。
第1内周リング領域では、周方向に沿って機械的特性が同一となるので、ホイールの装着面の強度を高めることができる。これにより、エアレスタイヤの強度を高めることができる。
また、本実施形態において、空間部33は、エアレスタイヤ1の回転軸方向に連通する空間である。また、空間部33は、エアレスタイヤ1(弾性支持部3)を形成する材料Maとは異なる材料が充填された空間であってもよい。
この構成によれば、多様な弾性特性を備えるエアレスタイヤ1を提供することができる。
なお、本実施形態において、複数のスポーク32は、径方向に沿って放射状に延在する構成である。しかしながら、本実施形態に係るエアレスタイヤ1は、図9及び図10に示すように、種々の形態のスポーク32を備える構造に対して適用することができる。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
1 エアレスタイヤ
2 ホイール
3 弾性支持部
30 内周リング
30a 第1内周リング領域
30b 第2内周リング領域
31 外周リング
31a 第1外周リング領域
31b 第2外周リング領域
32 スポーク
33 空間部
34 隙間
4 トレッド

Claims (11)

  1. ホイールの径方向外側に配置される内周リングと、前記ホイールよりも径方向外側に位置するトレッドの径方向内側に配置される外周リングと、前記内周リングと前記外周リングとを連結する複数のスポークとを有するエアレスタイヤの製造方法において、
    材料を吐出するノズルを移動させて層を形成する層形成工程を繰り返し、前記エアレスタイヤの回転軸方向に前記層を複数積層することにより前記エアレスタイヤを形成し、
    前記層形成工程は、
    前記内周リングの周方向に隣り合う一対のスポークと、前記外周リングと、前記内周リングとによって形成される空間部の周囲に位置する周囲領域では、前記空間部を閉曲線で囲むように前記ノズルを移動させて前記層を形成する第1工程と、
    前記外周リングのうち前記トレッドの径方向内側に隣り合う第1外周リング領域では、前記外周リングの周方向に沿って前記ノズルを移動させて前記層を形成する第2工程と、
    前記内周リングのうち前記ホイールの径方向外側に隣り合う第1内周リング領域では、前記内周リングの周方向に沿って前記ノズルを移動させて前記層を形成する第3工程と、
    を有するエアレスタイヤの製造方法。
  2. 前記周囲領域は、前記外周リングのうち前記第1外周リング領域の径方向内側に隣り合う第2外周リング領域を含み、
    前記第1外周リング領域と前記第2外周リング領域との境界は、前記外周リングの径方向の中央部よりも径方向外側に位置する
    請求項1記載のエアレスタイヤの製造方法。
  3. 前記周囲領域は、前記内周リングのうち前記第1内周リング領域の径方向外側に隣り合う第2内周リング領域を含み、
    前記第1内周リング領域と前記第2内周リング領域との境界は、前記内周リングの径方向の中央部よりも径方向内側に位置する
    請求項1又は2記載のエアレスタイヤの製造方法。
  4. 前記ノズルから前記材料の吐出を開始する開始位置であって、前記層を構成する面内において定義される前記開始位置が、隣り合う前記層同士で相違する
    請求項1から3のいずれか一項記載のエアレスタイヤの製造方法。
  5. 前記層形成工程は、
    前記層を形成する際に発生した隙間を前記材料で埋める第4工程を有する
    請求項1から4のいずれか一項記載のエアレスタイヤの製造方法。
  6. 前記層形成工程は、前記材料を熱で溶融して前記ノズルから吐出する積層造形装置を用いて行われる
    請求項1から5のいずれか一項記載のエアレスタイヤの製造方法。
  7. ホイールの径方向外側に配置される内周リングと、前記ホイールよりも径方向外側に位置するトレッドの径方向内側に配置される外周リングと、前記内周リングと前記外周リングとを連結する複数のスポークとを有するエアレスタイヤにおいて、
    前記エアレスタイヤの回転軸に対して垂直な断面で見た場合、前記内周リングの周方向に隣り合う一対のスポークと、前記外周リングと、前記内周リングとよって形成される空間部の周囲に位置する周囲領域に、前記空間部を囲む閉曲線に沿って機械的特性が揃った第1構造部を備える
    エアレスタイヤ。
  8. 前記エアレスタイヤの回転軸に対して垂直な断面で見た場合、前記外周リングのうち前記トレッドの径方向内側に隣り合う第1外周リング領域に、前記外周リングの周方向に沿って機械的特性が揃った第2構造部を備える
    請求項7記載のエアレスタイヤ。
  9. 前記エアレスタイヤの回転軸に対して垂直な断面で見た場合、前記内周リングのうち前記ホイールの径方向外側に隣り合う第1内周リング領域に、前記内周リングの周方向に沿って機械的特性が揃った第3構造部を備える
    ことを特徴とする請求項7又は8記載のエアレスタイヤ。
  10. 前記空間部は、前記エアレスタイヤの回転軸方向に連通する空間である
    請求項7から9のいずれか一項記載のエアレスタイヤ。
  11. 前記空間部は、前記エアレスタイヤを形成する材料とは異なる材料が充填された空間である
    請求項7から9のいずれか一項記載のエアレスタイヤ。
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