JP2009525207A - 押出しベース層状堆積システムにより3次元物体を構築する方法 - Google Patents

押出しベース層状堆積システムにより3次元物体を構築する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、3次元物体の層を構築するために空隙領域(20)を形成するビルド径路(10)を生成する段階を含む、押出しベースの層状堆積システムを使用して3次元物体を形成する方法(22)に関する。本方法は、空隙領域(20)に少なくとも1つの中間径路(50)を生成する段階、及び少なくとも1つの中間径路(50)に少なくとも部分的に基づいて残存径路(21)を生成する段階を更に含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、押出しベースの層状堆積システムを使用したコンピュータ支援設計(CAD)モデルからの3次元(3D)物体の製作に関する。具体的には、本発明は、押出しベース層状堆積システムによりビルド材料の道路を堆積するためのビルドデータを生成し、3D物体を形成することに関する。
押出しベース層状堆積システム(例えば、ミネソタ州イーデン・プレーリー所在の「Stratasys、Inc.」によって開発された溶解堆積モデリングシステム)は、一般的に、熱可塑性材料のような流動性のあるビルド材料を押出すことにより、層ごとの方法でCADモデルから3D物体を構築するために使用されている。ビルド材料は、押出しヘッドによって担持されたノズルを通して押出され、x−y平面内の基部上に一連の道路として堆積されている。押出しビルド材料は、前に堆積されたビルド材料に溶解し、熱の降下によって固化する。基部に対する押出しヘッドの位置は、次に、z軸(x−y平面に垂直)に沿って増加し、次に、この工程は、CADモデルに類似した3D物体を形成するために繰り返される。
基部に対する押出しヘッドの移動は、ホストコンピュータからのビルドデータに従ってコンピュータ制御の下で実行されている。ビルドデータは、最初に、3D物体のCADモデルを複数の水平層(本明細書では「スライス層」と呼ぶ)にスライスすることにより得られる。次に、各スライス層に関して、ホストコンピュータは、3D物体を形成するために、ビルド材料の道路を堆積するためのビルド径路を生成する。
ビルド材料の各堆積道路は、z軸に沿って道路高さを有する。堆積道路の道路高さは、押出しヘッド速度、押出しノズル寸法、及びビルド材料供給量のような様々な要素によって影響を受ける。これらの要素は、道路高さが一定に保たれるように制御することができ、それは、z軸に沿った所定の層の高さが、堆積道路の道路高さに基づいているので有利である。従って、ビルド材料の道路を堆積するためのビルド径路を生成する時、ホストコンピュータは、十分に均一な層厚を保証するために道路高さを一定に保つことができる。
道路高さに加えて、ビルド材料の各堆積道路は、x−y平面内に道路幅を有し、この道路幅は、道路高さに比例している(例えば、道路高さよりも約20%大きい)。道路幅が、道路高さに比例しているので、道路高さを一定に保つことはまた、道路幅を一定に保つことでもある。これらの一定の道路幅に基づいて、ホストコンピュータは、一定の道路幅に対応する「道路幅解像度」に基づいてビルド材料の道路を堆積させるためのビルド径路を生成することができる。所定の道路幅解像度に依存しているが、ホストコンピュータは、ビルド材料の道路が、各他の道路の近くに重複なく堆積されるように、各経路を適切にオフセットすることができる。
ビルド径路を生成するために一定の道路幅解像度に依存することは、ビルドデータの迅速な生成、及びビルド材料の迅速な堆積に有利であるが、そのことはまた、生成されたビルド径路において起こる小さい空隙領域に関する問題をもたらす。そのような空隙領域は、一般的に、一定の道路幅解像度よりも小さく、従って、データ生成中に無視されている。これは、ビルド材料の堆積道路間に形成される小さい空洞をもたらし、それに応じて、得られる3D物体の空隙率を増加させ、従って、得られる3D物体の構造的一体性及び密封性を低下させる可能性がある。従って、小さい空隙領域内にビルド材料の道路を堆積させるのに有効であるビルドデータを生成する方法の必要性が存在する。
米国特許第6、823、230号
本発明は、押出しベースの層状堆積システムを使用して3D物体を形成する方法に関する。本方法は、3D物体の層を構築するためのビルド径路を生成する段階を含み、ビルド径路は、空隙領域を定める。本方法は、更に、空隙領域内で少なくとも1つの中間径路を生成する段階と、少なくとも1つの中間径路に少なくとも部分的に基づいて残存径路を生成する段階とを含む。本方法は、3D物体内の空隙率を低減するのに有利であり、従って、3D物体の構造的一体性及び密封性を維持する。
図1は、本発明の方法によるx−y平面内に3D物体の層を構築するためのホストコンピュータによって生成されたビルドデータの例であるビルド径路10の上面図である。以下に説明するように、本発明の方法は、様々なビルドデザイン、具体的には、小さい空隙領域及び様々な空隙幅を有する空隙領域を含むデザインを提供するビルドデータを生成するのに有効である。
ビルド径路10は、周囲径路12、14、及び16、バルクラスター領域17、バルクラスター径路18、空隙領域20、並びに残存径路21を含む。周囲径路12及び14は、ビルド径路10の外部境界を形成する生成されたベクトルパターンである。周囲径路16は、ビルド径路10の内部境界を形成する周囲径路12及び14の反対の生成されたベクトルパターンである。周囲径路12、14、及び16を生成する時、ホストコンピュータは、現在の層の寸法を特定し、「第1の道路幅解像度」に基づいて、ビルド材料の道路を堆積させるためのベクトルパターンを生成する。
第1の道路幅解像度は、3D物体を構築するのに使用されるビルド材料の堆積道路の標準道路幅に対応している。3D物体を構築するための標準道路幅の例は、約250マイクロメートル(約10ミル)から約1、020マイクロメートル(約40ミル)に及んでいる。第1の道路幅解像度は、堆積道路の道路高さが一定になることを可能にするために、望ましくは一定に保たれ、従って十分に均一な層厚を提供する。
バルクラスター領域17は、周囲径路12によって形成された領域であり、その中にバルクラスター径路18が生成されている。バルクラスター径路18は、第1の道路幅解像度に基づくラスタパターンであり、バルクラスター領域17内で(すなわち、周囲径路12の境界内で)広い領域の層を充填するのに特に適している。ホストコンピュータは、形成される層に基づいて、バルクラスター径路18の方向(すなわち、対応するラスター脚部の方向)を判断し、バルクラスター径路は、得られる3D物体の強度を改善するために、好ましくは、各層間で交替する。
空隙領域20は、第1の道路幅解像度に基づいて周囲径路又はバルクラスター径路を生成するには極めて小さい周囲径路12、14、及び16の間の領域である。更に、空隙領域20の空隙幅(y軸に沿って取られた)は、図1で左から右に見た時、x軸に沿って全体的に減少する。空隙領域20が充填されないままである時、得られる3D物体は、ビルド材料の堆積道路の間に配置される対応する空洞を含むことになる。従って、この問題を補正するために、ホストコンピュータは、本発明の方法に従って残存径路21を生成し、空隙領域20を充填する。
以下に説明するように、残存径路21は、空隙領域20の空隙幅によって変化する道路幅を有する。これは、第1の道路幅解像度に基づく周囲径路12、14、及び16、並びにバルクラスター径路18の十分に均一な道路幅とは対照をなしている。ビルド材料が残存径路21上に沿って堆積される時、堆積されたビルド材料の量は、押出しヘッドが図1でx軸に沿って全体的に左から右に動く間には、減少する。これは、周囲径路12、14、及び16の間の空隙領域20に対応する領域を十分に充填する。
図2は、ビルド径路内に配置された空隙領域を充填するために、残存径路を使用してビルドデータを生成する適切な方法である本発明の方法22を説明するブロック図である。方法22の開示は、本方法が様々なビルドデータデザインに適用することができるという了解の下で図1のビルド径路10を参照して行う。方法22は、ステップ24〜42を含み、ホストコンピュータは、最初に、CADモデルを複数のスライスされた層に分割する(ステップ24)。次に、周囲径路12、14、及び16が、第1のスライスされた層に関して生成され(ステップ26)、層に関してビルド径路10の内部及び外部の境界を形成する。
次に、ホストコンピュータは、層を検索し、1組の所定の寸法に基づいて周囲径路12、14、及び16内に配置されるバルクラスター領域(例えば、バルクラスター領域17)及び空隙領域(例えば、空隙領域20)を特定する。バルクラスター領域及び空隙領域を特定するための所定の寸法は、好ましくは、相互に共有しない。例えば、所定の面積値に等しいか又は大きい面積を有する所定の層の内部領域は、バルクラスター領域として特定され、所定の面積より小さい面積を有する所定の層の内部領域は、空隙領域として特定されている。好ましくは、所定の寸法により、ホストコンピュータは、第1の道路幅解像度よりも小さい周囲径路12、14、及び16内の領域を有する空隙領域を特定することが可能になる。そうしなければ、そのような空隙領域は無視され、第1の道路幅解像度に基づいて生成された径路によって充填されないままである。ビルド径路10に関して、ホストコンピュータは、バルクラスター領域17を周囲径路12内のバルクラスター領域として特定し、また、空隙領域20を周囲径路12、14、及び16の間に配置される空隙領域として特定する。
バルクラスター領域及び空隙領域が特定された後、次に、ホストコンピュータは、バルクラスター径路(例えば、バルクラスター径路18)を生成し、バルクラスター領域(例えば、バルクラスター領域17)を充填することができる(ステップ30)。バルクラスター径路が生成された後、次に、ホストコンピュータは、特定された空隙領域内に残存径路(例えば、残存径路21)を生成することができる(ステップ32)。残存径路21の生成は、最初に空隙領域20内の中間径路(図示せず)を生成する段階と、次に中間径路に基づいて残存径路21を生成する段階とを含む。以下に説明するように、中間径路は、空隙領域20に沿って複数の空隙幅を計算するために使用され、次に、残存径路21が、少なくとも一部分においては計算された空隙幅に基づいて生成されている。それにより、残存径路21は、空隙領域20の寸法によって変化する道路幅を有することが可能になる。
残存径路が、特定された空隙領域に関して生成された後、ホストコンピュータは、充填すべきいずれかの更なる空隙領域が存在するか否かを検査することができる(ステップ34)。その時は、ホストコンピュータは、次の空隙領域に進み(ステップ36)、上述したものと同じ方法で、その空隙領域に関して残存径路を生成する。ステップ32〜36は、望ましくは、所定の層に関する特定された空隙領域の全てが生成された残存径路を含むまで繰り返される。
残存径路が、特定された空隙領域に関して生成されると、ホストコンピュータは、所定の層が、3D物体の最後のスライスされた層であるか否かを調べることができる(ステップ38)。そうでない時は、ホストコンピュータは、次に、次のスライスされた層に進み(ステップ40)、連続するスライスされた各層に関してステップ26〜40を繰り返すことができる。これが、スライスされた各層に関するビルドデータを生成し、残存径路は、スライスされた各層の特定された空隙領域内に生成されている。最後のスライスされた層が、完成された時、ビルドデータは、完全になり、3D物体を構築するための堆積システムに提出する準備ができている(ステップ42)。
方法22の別の実施形態では、ステップ28〜36は、所定の空隙領域内での残存径路の生成(ステップ32)が、所定の空隙領域が特定された(ステップ28)後に起こる間は、あらゆる順番で又は並行して実行することができる。例えば、バルクラスター径路の生成(ステップ30)は、残存径路の全てが生成された(ステップ32〜36)後に実行することができる。しかし、ステップ28〜36は、その後のステップが周囲径路の寸法に依存しているので、一般的に、周囲径路の生成(ステップ26)を必要とする。更に、空隙領域を特定し、対応する残存径路を生成する更なるステップは、バルクラスター径路がステップ30において生成された後に行うことができる。例えば、第2の所定の寸法は、バルクラスター領域17及び/又は周囲径路12、14、及び16内のより小さい空隙領域を特定するために使用することができる。従って、方法22はまた、周囲径路(例えば、ラスター径路12)と近接バルクラスター径路(例えば、バルクラスター径路18)との間に配置される空隙領域内に残存径路を生成するために使用することができる。
図3は、図1において切り取られた部分3(示していないバルクラスター径路18)の拡大図であり、空隙領域20は、理論的道路44、46、及び48の間に配置されている。理論的道路44、46、及び48は、堆積すべきビルド材料の物理的道路に対応する寸法であり、第1の道路幅解像度及びそれぞれの周囲径路12、14、及び16に基づいている。図示のように、理論的道路44、46、及び48の各々は、それぞれの周囲径路12、14、及び16の周りに集まっている道路幅44w、46w、及び48wを有する。
周囲径路12、14、及び16は、第1の道路幅解像度に基づいて生成されるので、道路幅44w、46w、及び48wは、実質的に同じである。その結果、ホストコンピュータは、ビルド材料の各堆積道路が周囲径路12、14、及び16を取り囲み、かつ適切にそれをオフセットさせることになる、x−y平面上の領域を特定することができる。例えば、図3の左側部分に示しているように、周囲径路12は、周囲径路16に平行に延びている。第1の道路幅解像度に基づいて、ホストコンピュータは、理論的道路44及び48が、重なることなく互いの近くに配置されるように、オフセット位置に周囲径路12及び16を生成することができる。
周囲径路のオフセットにも関わらず、周囲径路14及び16の角度のある配置は、空隙領域20を形成する。空隙領域20は、全体的にx軸に沿って変化する複数の空隙幅(y軸に沿って切り取られた)を有し、最も大きい空隙幅(理論的道路44の近くに配置された)でさえも、道路幅44w、46w、及び48wよりも小さい(すなわち、第1の道路幅解像度よりも小さい)。従って、ホストコンピュータは、空隙領域20を充填するために周囲径路又はバルクラスター径路を生成しない。代替的に、ホストコンピュータは、「第2の道路幅解像度」に基づいて、空隙領域20内にラスター径路50を生成する。
ラスター径路50は、方法22のステップ32に従って残存径路21を続いて生成するために使用される中間径路である。ラスタパターンは、理論的道路(例えば、理論的道路44、46、及び48)の境界を特定するのに特に適している。従って、ラスター径路50は、空隙領域20の空隙幅を計算するのに使用することができ、従って、ホストコンピュータは、空隙領域20の寸法によって変化する道路幅を有する残存径路21を生成することが可能になる。代替的に、他の種類の中間径路は、空隙領域20の寸法を計算し、残存径路21を生成するために使用することができる。
ラスター径路50を生成するために使用される第2の道路幅解像度は、好ましくは、周囲径路12、14、及び16、並びにバルクラスター径路18を生成するために使用される第1の道路幅解像度よりも高い。本明細書において「より高い道路幅解像度」及び「道路幅解像度がより高い」のような用語は、別の道路幅解像度に比べてより微細でより織り目細かい道路幅解像度のことを意味する。より高い道路幅解像度により、ホストコンピュータは、第1の道路幅解像度よりも小さい空隙領域内にラスター径路を生成することが可能になる。第2の道路幅解像度に関する適切な道路幅の例は、約50マイクロメートル(約2ミル)から約200マイクロメートル(約8ミル)に及んでいる。
ラスター径路50が、空隙領域20を直接充填するために使用される可能性がある一方、ラスター径路50に沿って形成されたビルド材料の道路を堆積させることは、高い道路幅解像度の下では、押出しヘッドの連続する前進後退移動のために時間を消費することになる。更に、上述のように、堆積されたビルド材料の道路幅は、いくつかの要素に依存している。例えば、ビルド材料の堆積道路の道路幅は、層厚に対応する道路の高さに全体的に比例している。小さい道路幅を有するビルド材料の堆積道路は、それに応じて、所定の道路に沿って3D物体の層厚を低減することになる。これは、層を平坦にするためにビルド材料の更なる堆積を必要とすることになる。
更に、押出しノズルのサイズは、得られる最小道路幅を制限する。約50マイクロメートル(約2ミル)から約200マイクロメートル(約8ミル)までの道路幅は、所定の堆積システムが、ビルド材料の道路を堆積させるには小さすぎる場合がある。従って、周囲径路12、14、及び16、並びにバルクラスター径路18とは対照をなして、ビルド材料の道路は、ラスター径路50(又はあらゆる別の中間径路)のパターンに直接に基づいては堆積されない。代替的に、ホストコンピュータは、空隙領域20の寸法によって変化する道路幅を有する残存径路21を続けて生成するためにラスター径路50を使用する。
図4は、方法22のステップ32に従って空隙領域20内に残存径路21を生成する適切な方法である方法52を説明するブロック図である。図示のように、方法52は、ステップ54〜75を含み、最初に、第2の道路幅解像度に基づいてラスター径路50を生成する段階(ステップ54)を含む。ホストコンピュータは、次に、ラスター径路50のラスター脚部を使用して、空隙領域20に沿って空隙幅を判断する。これは、ラスター径路50の所定のラスター脚部に関するラスター脚部長さを計算する(第1のラスター脚部で始まる)段階(ステップ56)と、現在のラスター脚部のラスター脚部中心点を計算する段階(ステップ58)と、ラスター脚部中心点において空隙領域20の空隙幅を計算する段階(ステップ60)とを含む。
次に、ホストコンピュータは、現在のラスター脚部が、ラスター径路50の第1のラスター脚部であるか否かを判断する(ステップ62)。そうである時は、ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部中心点に「頂点」と名前を付け、計算された空隙幅に少なくとも部分的に基づく堆積速度を割り当てる(ステップ68)。現在のラスター脚部が、ラスター径路50の第1のラスター脚部ではない時、ホストコンピュータは、計算された空隙幅を、最後に名前を付けられた頂点の以前に計算された空隙幅と比較する(ステップ64)。空隙幅の変化が、差異閾値よりも大きい時(ステップ66)、上述のように、現在のラスター脚部中心点は、頂点として名前を付けられ、堆積速度を割り当てられる(ステップ68)。空隙幅の変化が、差異閾値よりも大きくない時(ステップ66)、ホストコンピュータは、現在のラスター脚部に関する計算されたデータを無視することができる(ステップ70)。
ホストコンピュータは、次に、現在のラスター脚部が、ラスター径路50の最後のラスター脚部であるか否かを検査する(ステップ72)。そうでない時は、ホストコンピュータは、ラスター径路50の次のラスター脚部に進み(ステップ74)、ステップ56〜74を繰り返す。空隙領域20に沿った空隙幅の連続的な比較が実行され、連続するラスター脚部間の空隙幅の変化がビルド材料の堆積速度を変化させるのに大幅に変化するか否かを判断する。頂点は、堆積速度が変化する空隙領域20に沿った各位置に配置され、次に、残存径路21は、頂点を追跡するベクトル径路として生成される(ステップ75)。使用中の方法52の例を図5A〜図5Dを参照して以下に説明する。
図5A〜図5Dは、図3において切り取られた部分5Aの拡大図であり、ホストコンピュータが、方法52に従って残存径路21を生成するために実行することができる計算を示している。図5Aに示すように、理論的道路46及び48は、それぞれ、空隙領域20の理論的境界である壁46a及び48aを含む。空隙領域20は、図5Aにおいて、左から右に見た時、x軸に沿って全体的に減少する複数の空隙幅(y軸に沿って切り取られた)を有する。ラスター径路50は、接合点86によって相互接続したラスター脚部76〜84を含み、ラスター脚部76〜84及び接合点86の示す位置は、互いの及び理論的道路46及び48に対して説明を簡単にするために誇張されている。
ラスター径路50が生成された後、ホストコンピュータは、第1のラスター脚部を特定し、壁46a及び48aの間の第1のラスター脚部の長さを計算する(ステップ56)。ラスター径路50の第1のラスター脚部が、ラスター径路50の端部に配置されている間、説明を簡単にするために、ラスター脚部76を以下に第1のラスター脚部と呼ぶ。従って、ラスター径路50の生成データに基づいて、ホストコンピュータは、ラスター脚部76の長さ76Lを計算する。長さ76Lに基づいて、ホストコンピュータは、次に、壁46a又は壁48aのいずれかより1/2長さ76Lにおいてラスター脚部76に沿って配置されたラスター脚部76の中心点76cpを計算する(ステップ58)。
次に、ホストコンピュータは、中心点76cpのx軸に沿った位置において、空隙領域20の空隙幅76wを計算する(ステップ60)。これは、直角三角形の三角法原理によって実行することができる。例えば、図5Aに示すように、ホストコンピュータは、ラスター脚部76の長さの半分(1/2長さ76L)に角度αのコサインを乗算することにより、空隙幅76wの半分(1/2空隙幅76w)を計算することができる。角度α=90−角度βであり、角度βは、ラスター脚部76の方向及び壁48aの方向に基づいている。壁46a及び48aは、互いに対して角度を有するので、完全な直角三角形は得られない。しかし、ラスター径路50が基づいている第2の道路幅解像度は、高い解像度であるので、被った誤差の量は最小である。
ラスター脚部76の計算が完了すると、ホストコンピュータは、ラスター脚部76が、ラスター径路50の第1のラスター脚部であるか否かを検査する(ステップ62)。ラスター脚部76は、この例においては、ラスター径路50の最初の脚部であるので、中心点76cpは、頂点76vとして名前を付けられ、「第1の堆積速度」を割り当てられ、第1の堆積速度は、空隙幅76wに基づいている(ステップ68)。
堆積システムのために生成されたビルドデータは、一般的に、座標位置及び堆積速度を示す複数のデータ点を含む。従って、一般的なデータ点は、以下のような配列、すなわち、(x、y、z、堆積速度)を含み、ここでx座標及びy座標は、z軸に沿ったz座標において所定の層内での位置を判断する。従って、所定の層におけるあらゆるデータ点に関するz座標は同じである。堆積速度は、堆積システムが、堆積道路の道路高さ及び道路幅に作用するビルド材料の道路を堆積させる速度を判断する。従って、頂点76vに割り当てられた第1の堆積速度は、頂点76vの位置において空隙領域20を十分に充填するのに必要なビルド材料の堆積速度であり、空隙幅76wに比例する。
頂点76vが特定されるので、それに応じて、方法52のステップ64及び66は、ラスター脚部76に関して無視される場合がある。更に、ホストコンピュータは、ラスター径路50のその後のラスター脚部に関して、ステップ62(すなわち、第1のラスター脚部の検査)を無視する場合がある。
図5Bに示すように、ラスター脚部76に関係する計算を完了した後、次に、ホストコンピュータは、ラスター脚部76がラスター径路50の最後のラスター脚部であるか否かを検査する(ステップ72)。更なるラスター脚部が存在するので、次に、ホストコンピュータは、ラスター脚部78である次のラスター脚部に進み(ステップ74)、ステップ56〜60に従って同じ計算を実行する。これは、ラスター脚部長さ78L、ラスター脚部中心点78cp、及び中心点78cpにおける空隙幅78wを提供する。
ホストコンピュータは、次に、現在のラスター脚部中心点における空隙幅(すなわち、空隙幅78w)を、この例においては空隙幅76w(頂点76vに対応する)である最後に名前を付けられた頂点の空隙幅と比較する(ステップ64)。空隙幅76wと空隙幅78wの間の差異の絶対値が差異閾値(本明細書ではΔ閾値と呼ぶ)よりも大きい時(ステップ66)、中心点78cpは、頂点として名前を付けられ、空隙幅78wに基づいて「第2の堆積速度」を割り当てられることになる(ステップ68)。
Δ閾値は、ホストコンピュータが、残存径路21を生成するのに必要なデータの量を低減することが可能になる既定値である。ホストコンピュータは、空隙領域20に沿った空隙幅の変化がΔ閾値を超えるまで、一定の堆積速度(すなわち、空隙幅76wに対応する第1の堆積速度)を適用する。Δ閾値に関する空隙幅の適切な変化の一例は、約13マイクロメートル(約0.5ミル)から約130マイクロメートル(約5ミル)に、かつ特に適切な変化は、約25マイクロメートル(約1ミル)から約50マイクロメートル(約2ミル)に及んでいる。この例において、空隙幅76wと空隙幅78wの間の差異の絶対値は、Δ閾値よりも小さいと仮定することにする。従って、中心点78cpは、頂点として名前を付けられず、ホストコンピュータは、ラスター脚部78に関する計算されたデータを無視することができる(ステップ70)。
図5Cに示すように、ラスター脚部78に関する計算を完了した後、ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部78がラスター径路50の最後のラスター脚部であるか否かを検査する(ステップ72)。更なるラスター脚部が存在するので、ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部80である次のラスター脚部に進む(ステップ74)。ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部長さ80L、ラスター脚部中心点80cp、及び中心点80cpにおける空隙幅80wを提供するために、ステップ56〜60に従って計算を実行する。
空隙幅80wは、次に、依然として空隙幅76w(頂点76vに対応している)である最後に名前を付けられた頂点の空隙幅と比較される(ステップ64)。ここで、空隙幅76wと空隙幅80wの間の差異の絶対値は、Δ閾値よりも大きいと仮定することにする(ステップ66)。その結果、中心点80cpが、頂点80vとして名前を付けられ、空隙幅80wに基づいて第2の堆積速度を割り当てられる(ステップ68)。
頂点76vの第1の堆積速度と同様に、頂点80vの第2の堆積速度は、頂点80vの位置における空隙領域を十分に充填するのに必要なビルド材料の堆積速度であり、空隙幅80wに比例している。従って、空隙領域20の空隙幅が正のx方向で減少するので、第2の堆積速度は、第1の堆積速度よりも小さい。頂点80vにおける堆積速度が、頂点76vに関連する第1の堆積速度のままである時、望ましくはないが、余分な量のビルド材料が、頂点80vに堆積されることになる。しかし、空隙領域20の変化する寸法を捉えるために、頂点は、空隙領域20に沿って配置され、それに対応して堆積速度(及び、必要に応じて堆積方向)を調節する。
図5Dに示すように、ホストコンピュータがラスター脚部80に関する計算を完了した後、次に、ラスター脚部80がラスター径路50の最後のラスター脚部であるか否かを検査する(ステップ72)。更なるラスター脚部が存在するので、次に、ホストコンピュータは、ラスター脚部82である次のラスター脚部に進む(ステップ74)。ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部82がラスター脚部長さ82L、ラスター脚部中心点82cp、及び中心点82cpにおける空隙幅82wを提供するようにステップ56〜60を繰り返す。
空隙幅82wは、次に、この例においてはこの時点で空隙幅80w(頂点80vに対応している)である最後に名前を付けられた頂点の空隙幅と比較される(ステップ64)。例証及び説明のために、この例に関しては、再び空隙幅80wと空隙幅82wの間の差異の絶対値がΔ閾値よりも小さい(ステップ66)と仮定することにする。従って、ホストコンピュータは、中心点82cpに、頂点として名前を付けられず、ラスター脚部82に関する計算されたデータを無視することができる(ステップ70)。
次に、方法52のステップ56〜74は、ラスター径路50のラスター脚部(例えば、ラスター脚部84)の全てが分析されるまで繰り返される。最後のラスター脚部が計算され、前の頂点ラスター脚部と比較されると、次に、ホストコンピュータは、名前を付けられた頂点を接続するベクトル径路として、残存径路21を形成する(ステップ75)。
図6は、図1において切り取られた部分3の別の拡大図であり、空隙領域20は、方法52に従って生成された残存径路21を含む。残存径路21は、減少していく堆積速度を説明するのに説明を簡単にするために半径を変化させた状態で図6に示す複数の頂点88i、88i+1、88i+2、...、88nを含む。上述のように、各頂点は、(x、y、z、堆積速度)の形でデータの配列を含み、ここで、z座標は、所定の層に関して一定に保たれ、x座標及びy座標は、所定の頂点が配置される場所を特定する。堆積速度データは、押出しヘッドが所定の頂点においてビルド材料を堆積させる速度を指示する。
ビルド材料の堆積速度は、いくつかの方法で変化させることができ、一般的に、使用される堆積システムに依存している。例えば、熱溶解堆積造形システムに関しては、堆積速度は、ビルド材料の押出し速度を低減すること、押出しヘッドの移動の速度を増加させること、又はその組合せにより低減することができる。
図6に示すように、頂点88i、88i+1、88i+2、...、88nにおける堆積速度は、空隙領域20の減少していく空隙幅に従ってx軸に沿って全体的に減少する。その結果、ビルド材料は、堆積速度をx軸に沿って全体的に低減していく状態で、残存径路21に沿って堆積されている。例えば、頂点88iで開始して、押出しヘッドは、頂点88i+1の中に動き、第1の堆積速度でビルド材料を堆積させる。頂点88i+1に到達した時、押出しヘッドは、頂点88i+2の中に動き続けるが、第1の堆積速度よりも小さい第2の堆積速度でビルド材料を堆積させる。これは、頂点88nに到達するまで続き、空隙領域20は、十分に充填されている。減少していく堆積速度は、空隙幅が、この例においてx軸に沿って全体的に減少する時に、空隙領域20を過剰充填する危険を低下させる。
押出し工程中に、ビルド材料の道路は、それぞれ、道路幅44w、46w、及び48wに対応する物理的道路幅を有する周囲径路12、14、及び16に沿って堆積されている。これは、空隙領域20に対応する空洞を形成する。ビルド材料の道路が、周囲径路12、14、及び16に沿って堆積された後、押出しヘッドは、変化する堆積速度で残存径路21に沿ってビルド材料の道路を堆積させることができる。
本発明の1つの独特の利点は、空隙領域20に対応する空洞は、残存径路21に沿って道路高さを低減して悪影響を与えることなく、第1の道路幅解像度よりも高い道路幅解像度に基づいて充填することができるということである。空隙領域20に対応する空洞は、ビルド材料の堆積道路によって境界を形成されるので、残存径路21に沿って堆積されるビルド材料は、境界を形成する道路の寸法に合わせて流れる。ビルド材料は、次に、ビルド材料の境界を形成する道路に溶解し、従って、空隙領域20に対応する空洞を充填し、実質的に均一の層厚を維持する。
別の設計においては、特定された空隙領域は、増加する空隙幅を有することができる。これらの場合には、堆積速度は、押出しヘッドがビルド材料の道路を堆積させるために左から右に動く時、各頂点間で増加することになる。他の代わりの実施形態では、特定された空隙領域の空隙幅を一定に保つことができる。これらの場合には、残存径路は、1対の頂点(開始及び停止位置)を含み、堆積速度は、頂点間で変化しないことになる。
図7及び図8は、図1において切り取られた部分3の別の拡大図を示し、空隙領域20が空隙領域120で置換され、他の代わりの参照ラベルが100だけ増加している。図7に示すように、空隙領域120が理論的道路144、146及び148の間に配置され、道路148は、U字形部分200を形成するために曲がっている。空隙領域120は、左アーム202、交差点204、右アーム206、及び分岐部分208を含み、交差点204は、左アーム202、右アーム206、及び分岐部分208の交差する場所である。空隙領域120は、U字形部分200によって形成された分岐部分208が、左アーム202及び右アーム206とほぼ垂直に延びていることを除けば、空隙領域20とほぼ類似している。
空隙領域120の分岐配置は、単一の残存径路が空隙領域120を十分に充填することを実質的に防ぐ。従って、第1の残存径路(図示せず)は、左アーム202、交差点204、及び右アーム206を十分に充填するために生成することができ、次に、第2の残存径路(図示せず)は、分岐部分208を十分に充填するために生成することができる。従って、本発明は、様々な設計寸法を有する空隙領域を充填するために使用することができる。
空隙領域120内に1つ又はそれよりも多くの残存径路を生成するために、ホストコンピュータは、最初に、第2の道路幅解像度に基づく中間径路である第1のラスター径路210を生成することができる。上述のように、第2の道路幅解像度は、好ましくは、周囲径路114、116、及び118を生成するために使用される第1の道路幅解像度よりも高い解像度である。これは、第1のラスター径路210を空隙領域120内で生成することを可能にする。
空隙領域120の分岐配置のために、第1のラスター径路210は、径路210a及び210bと呼ばれる1対の部分径路として生成することができる。部分径路210aは、図3で上述のように、ラスター径路50に類似のラスタパターンであり、左アーム202、交差点204、及び右アーム206に沿って延びており、部分的に分岐部分208に向って下がっている。次に、部分径路210a及び理論的道路148の位置を特定する間に、ホストコンピュータは、分岐部分208の残りの領域を充填するために径路210bを生成することができる。
空隙領域120の分岐配置はまた、残存径路を生成するには適していない単一のラスター径路を提供する。第1のラスター径路210は、単独で、直線状又は緩やかな湾曲(例えば、約45度よりも小さい方向の変化)を有する空隙領域内の残存径路を生成するのに適している。しかし、以下に説明するように、分岐部分208は、単一の軸(例えば、x軸又はy軸)に沿って計算された空隙幅をもたらし、交差点204において大幅に増加する。これに対応するために、ホストコンピュータは、第2のラスター径路を生成し、空隙幅の大きい増加に対処することができる。
図8に示すように、第2のラスター径路212は、空隙領域120内で第1のラスター径路210に垂直な方向に生成することができる(すなわち、第2のラスター径路212のラスター脚部は、第1のラスター径路210のラスター脚部に垂直に延びている)。第2のラスター径路212はまた、部分径路212a及び212bとして生成することができる。部分径路212aは、左アーム202、交差点204、及び右アーム206に沿って延びており、部分的に分岐部分208に向って下がっている。次に、部分径路212a及び理論的道路148の位置を特定する間に、ホストコンピュータは、分岐部分208の残りの領域を充填するために、部分径路212bを生成することができる。
第1のラスター径路210及び第2のラスター径路212は、空隙領域120を十分に充填するために残存径路を続いて生成するのに適切な中間径路の例である。以下に説明するように、ホストコンピュータは、図4の方法52に関して上述した方法と類似の方法で、空隙幅120の寸法を計算するために第1のラスター径路210及び第2のラスター径路212を使用することができる。ホストコンピュータは、次に、空隙幅120の寸法によって変化する道路幅を有する残存径路を生成することができる。
図9は、方法22のステップ32に従って空隙領域120の残存径路を生成するのに適切な方法である方法214を説明するブロック図である。以下に説明するように、方法214は、曲線状の又は分岐部分を有する空隙領域(例えば、空隙領域120)で使用するのに特に適している。方法214は、ステップ216〜246を含み、最初に、第2の堆積解像度に基づいて第1のラスター径路210及び第2のラスター径路212を生成する段階(ステップ216及び218)を含む。
ホストコンピュータは、次に、空隙幅120に沿った空隙幅の計算を始めるために第1のラスター径路210を選択する(ステップ220)。これは、第1のラスター径路210の所定のラスター脚部に関するラスター脚部長さを計算する(第1のラスター脚部で始まる)段階(ステップ222)と、ラスター脚部長さが長さ閾値を超えるか否かを判断する段階(ステップ224)とを含む。長さ閾値は、空隙領域120の空隙幅が大幅に増加する時(例えば、図8に示す交差点204において)、空隙領域120に沿った位置を特定するのに使用される。所定のラスター脚部長さが長さ閾値を超える時、ホストコンピュータは、第2のラスタ経路212に切り換わり(ステップ226)、第2のラスタ経路212の次のラスター脚部に進む(ステップ228)。
所定のラスター脚部長さが長さ閾値を上回らない時、ホストコンピュータは、第1のラスター径路210を継続し、図4で上述のように、方法52のステップ58〜70とほぼ同じ方法で方法214のステップ230〜242を実行する。ホストコンピュータは、ラスター脚部のラスター脚部中心点(ステップ230)、及びラスター脚部中心点における空隙領域120の空隙幅(ステップ232)を計算する。ホストコンピュータは、次に、現在のラスター脚部が第1のラスター径路210の第1のラスター脚部であるか否かを判断する(ステップ234)。そうである時、ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部中心点に頂点として名前を付け、計算された空隙幅に少なくとも部分的に基づいて堆積速度を割り当てる(ステップ240)。
現在のラスター脚部が第1のラスター径路210の第1のラスター脚部ではない時、ホストコンピュータは、計算された空隙幅を最後に名前を付けられた頂点の以前に計算された空隙幅と比較する(ステップ236)。空隙幅の変化が差異閾値よりも大きい時(ステップ238)、上述のように、現在のラスター脚部中心点は、頂点として名前を付けられ、堆積速度を割り当てられる(ステップ240)。空隙幅の変化が差異閾値(すなわち、Δ閾値)よりも大きくない時(ステップ238)、ホストコンピュータは、現在のラスター脚部に関する計算されたデータを、計算されたラスター脚部中心点を除いて無視することができる(ステップ242)。以下に説明するように、その後、ステップ226のラスター径路の間で切り換わる時に、計算されたラスター脚部中心点に依存することができる。
ホストコンピュータは、次に、現在のラスター脚部が第1のラスター径路210の最後のラスター脚部であるか否かを検査する(ステップ244)。そうでない時は、ホストコンピュータは、第1のラスター径路210の次のラスター脚部に進み(ステップ228)、ステップ222〜244を繰り返す。空隙領域120に沿った空隙幅の連続的な比較が実行され、連続するラスター脚部間の空隙幅の変化が、ビルド材料の堆積速度を変化させるのに大幅に変化するか否かを判断する。更に、ホストコンピュータは、第1のラスター径路210と第2のラスター径路212との間で切り換わり、空隙領域120の空隙幅をより正確に判断することができる。頂点は、堆積速度が変化する空隙領域120に沿った各位置に配置され、残存径路(図示せず)は、次に、頂点の径路に従うベクトル径路として生成される(ステップ246)。使用中の方法214の例を図10A〜10Hを参照して以下に説明する。
図10A〜10Hは、図8において切り取られる部分10Aの拡大図であり、ホストコンピュータが、方法214に従って残存径路を生成するために実行することができる計算を示している。図10Aに示すように、理論的道路146は、壁146aを含み、理論的道路148は、空隙領域120の予測境界である壁148a〜148dを含む。第1のラスター径路210は、接合点258によって相互接続したラスター脚部248〜256と、ラスター脚部250と共線にある第2の径路(すなわち、部分径路210b)によって生成されたラスター脚部260とを含む。同様に、第2のラスター径路212は、接合点274によって相互接続したラスター脚部262〜272と、第2の径路(すなわち、部分径路212b)によって生成されたラスター脚部276とを含む。ラスター脚部248〜256、260〜272、及び276、並びに接合点258及び274の示された位置は、互いに、並びに道路146及び148に対して、説明を簡単にするために誇張されている。
第1のラスター径路210及び第2のラスター径路212が生成された後、ホストコンピュータは、第1のラスター径路210を選択し(ステップ220)、次に、壁146aと148aの間の第1のラスター脚部の長さを特定し、かつ計算する。以上の説明と同様に、ラスター径路210の第1のラスター脚部は、実際は、図7及び図8におけるラスター径路210の端部に配置されるが、説明を簡単にするために、ラスター脚部248は、第1のラスター脚部と以下に呼ぶことにする。従って、ラスター径路210の生成されたデータに基づいて、ホストコンピュータは、ラスター脚部248の長さ248Lを計算する(ステップ222)。
ホストコンピュータは、次に、長さ248Lが長さ閾値よりも大きいか否かを検査する(ステップ224)。長さ閾値は、空隙領域120の空隙幅の大幅な変化を特定するために使用される所定の値である。空隙幅の大幅な変化は、一般的に、所定の空隙領域の分岐場所(例えば、交差点204)において、又は大幅な湾曲を伴うところで起こる。以下に説明するように、長さ閾値により、ホストコンピュータは、空隙領域120内の残存径路を正確に判断するために、第1のラスター径路210と第2のラスター径路212との間で切り換わるべき時を特定することが可能になる。長さ閾値に関する適切な値の例は、約130マイクロメートル(すなわち、約5ミル)から約760マイクロメートル(すなわち、約30ミル)に及んでいる。
この例において、長さ248Lは、長さ閾値を上回っていないと仮定することにする。ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部248の中心点248cpを計算する(ステップ230)。ホストコンピュータは、次に、中心点248cpのx軸に沿った位置において、空隙領域120の空隙幅248wを計算する(ステップ232)。中心点248cp及び空隙幅248wの計算は、図5Aにおいて上述の方法52のステップ58及び60と同じ方法で実行することができる。
ラスター脚部248の計算が完了すると、ホストコンピュータは、ラスター脚部248が第1のラスター径路210の第1のラスター脚部であるか否かを検査する(ステップ234)。ラスター脚部248が、この例においては、第1のラスター径路210の第1の脚部であるので、中心点248cpは、頂点248vとして名前を付けられ、空隙幅248wに基づいて第1の堆積速度を割り当てられる(ステップ240)。図5Aにおける方法52のステップ68に関する以上の説明と同様に、頂点248vに割り当てられる第1の堆積速度は、頂点248vの位置において空隙領域120を十分に充填するのに必要なビルド材料の堆積速度であり、空隙幅248wに比例している。
頂点248vが特定されるので、方法214のステップ236及び238は、それに応じて、ラスター脚部248に関しては無視することができる。更に、ホストコンピュータはまた、第1のラスター径路210のその後のラスター脚部に関して、ステップ234(すなわち、第1のラスター脚部の検査)を無視することができる。
図10Bに示すように、ホストコンピュータがラスター脚部248に関する計算を完了した後、ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部248が第1のラスター径路210の最後のラスター脚部であるか否かを検査する(ステップ244)。更なるラスター脚部が存在するので、ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部250である第1のラスター径路210の次のラスター脚部に進み(ステップ228)、ラスター脚部250の長さ250Lを計算する(ステップ222)。ホストコンピュータは、次に、長さ250Lが長さ閾値よりも大きいか否かを検査する(ステップ224)。本発明の例においては、長さ250Lが長さ248Lよりも小さいので、長さ250Lは、長さ閾値を上回らないと仮定することもできる。次に、ホストコンピュータは、ラスター脚部250の中心点250cp(ステップ230)及び中心点250cpにおける空隙幅250w(ステップ252)を計算する。
ホストコンピュータは、次に、現在のラスター脚部中心点における空隙幅(すなわち、空隙幅250w)を、この例においては空隙幅248w(頂点248vに対応する)である最後に名前を付けられた頂点の空隙幅と比較する(ステップ236)。空隙幅250wと空隙幅248wの間の差異の絶対値がΔ閾値よりも大きい時(ステップ238)、中心点250cpは、頂点として名前を付けられ、空隙幅250wに基づいて第2の堆積速度を割り当てられることになる(ステップ240)。ステップ238で使用されたΔ閾値は、図5Bにおける方法52のステップ66で上述したものと同じである。
この例において、空隙幅250wと空隙幅248wの間の差異がΔ閾値よりも小さいと仮定することにする。従って、中心点250cpは、頂点として名前を付けられず、ホストコンピュータは、長さ250Lに関する計算されたデータ及びラスター脚部250に関する空隙幅250wを無視することができる(ステップ242)。しかし、以下に説明するように、ホストコンピュータは、この例においては中心点250cpである、分析された最後のラスター脚部の最後の中心点に関するデータを保持する。
図10Cに示すように、ラスター脚部250に関する計算を完了した後、ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部250が第1のラスター径路210の最後のラスター脚部であるか否かを検査する(ステップ226)。更なるラスター脚部が存在するので、ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部252である第1のラスター径路210の次のラスター脚部に進む(ステップ228)。ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部252の長さ252Lを計算し(ステップ222)、長さ252Lが長さ閾値よりも大きいか否かを検査する(ステップ224)。
図示のように、ラスター脚部252は、左アーム202から交差点204を通って分岐部分208の中に延びている。従って、長さ252Lは、先行しているラスター脚部248及び250の長さ248L及び250Lよりも十分に大きい。これは、長さ閾値が空隙領域120の空隙幅の大幅な増加を特定するために使用されている特別な場合である。ラスター脚部252が使用されると、ラスター脚部252から計算された空隙領域120の空隙幅は、空隙幅248w及び240wよりも十分に大きいことになる。これは、空隙領域120の分岐した性質の結果である。従って、この例においては、長さ252Lが長さ閾値を超えると仮定することができる。ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部252を無視し、第2のラスター径路212に切り換わり(ステップ226)、方法214の下での計算を続けることができる。
第2のラスター径路212に依存している間、ホストコンピュータは、次に、この例においては中心点250cpである正のx方向(すなわち、その後のラスター脚部の方向)で最後に計算された中心点に最も近い第2のラスター径路212の次のラスター脚部に進む(ステップ228)。これは、中心点(例えば、中心点250cp)に関するデータがステップ242において無視されない理由である。この例において、正のx方向で第2のラスター径路212の最も近いラスター脚部は、ラスター脚部266である。
図10Dに示すように、ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部266の長さ266Lを計算し(ステップ222)、長さ266Lが長さ閾値よりも大きいか否かを検査する(ステップ224)。この例において、長さ266Lはまた、長さ閾値を上回らない(長さ266Lは、大きさにおいて長さ250Lに類似している)と仮定することにする。従って、ホストコンピュータは、ラスター脚部266の中心点266cp(ステップ230)、及び中心点266cpにおける空隙領域120の空隙幅266w(ステップ252)を計算する。
ホストコンピュータは、次に、空隙幅266wを、この例においては空隙幅248w(頂点248vに対応する)である最後に名前を付けられた頂点の空隙幅と比較する(ステップ236)。この場合に、空隙幅266wは、空隙幅248wに類似しており、空隙幅266wと空隙幅248wの間の差異の絶対値は、Δ閾値よりも小さい。従って、中心点266cpは、頂点として名前を付けられず、ホストコンピュータは、長さ266Lに関するデータ及びラスター脚部266に関する空隙幅266wを無視することができる。しかし、ホストコンピュータは、中心点266cpに関するデータを保持している(ステップ242)。
図10Eに示すように、ラスター脚部266に関する計算を完了した後、ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部266が第2のラスター径路212の最後のラスター脚部であるか否かを検査する(ステップ226)。更なるラスター脚部が存在するので、ホストコンピュータは、ラスター脚部268である次のラスター脚部に進む(ステップ228)。ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部268の長さ268Lを計算し(ステップ222)、長さ268Lが長さ閾値よりも大きいか否かを検査する(ステップ224)。ここで再び、長さ268Lは、長さ閾値を上回らない(長さ268Lは、大きさにおいて、長さ266Lと類似している)と仮定することにする。従って、ホストコンピュータは、ラスター脚部268の中心点268cp(ステップ230)及び中心点268cpにおける空隙領域120の空隙幅268w(ステップ252)を計算する。
ホストコンピュータは、次に、空隙幅268wを、この例においては依然として空隙幅248w(頂点248vに対応している)である最後に名前を付けられた頂点の空隙幅と比較する(ステップ236)。この場合には、空隙領域120の空隙幅は、空隙幅268wと空隙幅248wの間の差異の絶対値がΔ閾値よりも大きくなるように、十分に減少したものと仮定することにする(ステップ238)。その結果、ホストコンピュータは、中心点268cpを頂点268vとして名前を付け、頂点268vに空隙幅268wに基づいて第2の堆積速度を割り当てる(ステップ240)。頂点268vの第2の堆積速度は、頂点268vの位置における空隙領域120を十分に充填するのに必要なビルド材料の堆積速度であり、空隙幅268wに比例している。
図10Fに示すように、ラスター脚部268に関する計算を完了した後、ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部268が第2のラスター径路212の最後のラスター脚部であるか否かを検査する(ステップ226)。ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部270である次のラスター脚部に進む(ステップ228)。ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部270の長さ270Lを計算し(ステップ222)、長さ270Lが長さ閾値よりも大きいか否かを検査する(ステップ224)。
ここでもまた、長さ270Lは、長さ閾値を上回らないと仮定することにする。従って、ホストコンピュータは、ラスター脚部270の中心点270cp(ステップ230)、及び中心点270cpのx軸に沿った位置における空隙領域120の空隙幅270w(ステップ252)を計算する。これはまた、直角三角形的三角法原理と共に実行することができる。図10Fに示すように、ホストコンピュータは、ラスター脚部270の長さの半分(1/2長さ270L)に角度αのコサインを乗算することにより、空隙幅270wの半分(1/2空隙幅270w)を計算することができる。角度α=90−角度βであり、角度βは、ラスター脚部270と想像上の壁278の間の角度である。想像上の壁278は、壁148aに近くのラスター脚部270の端点から壁148aと共線に延びている。
空隙幅270wは、壁146aと想像上の壁278との間で計算されるので、空隙幅270wは、交差点204に対応する空隙幅であり、分岐部分208を含まない。従って、以下に説明するように、第1の残存径路は、左アーム202、交差点204、及び右アーム206に沿って空隙領域120を充填するために、この最初の頂点の接続から生成することができる。第2の残存径路は、次に、分岐部分208を充填するために生成することができる。
中心点270cp及び空隙幅270wが計算されると、ホストコンピュータは、次に、空隙幅270wを、この例においてはいま空隙幅268w(頂点268vに対応する)である最後に名前を付けられた頂点の空隙幅と比較する(ステップ236)。空隙幅270wと空隙幅268wの間の差異の絶対値は、Δ閾値よりも小さいと仮定することにする。従って、中心点270cpは、頂点として名前を付けられず、ホストコンピュータは、ラスター脚部270における長さ270L及び空隙幅270wに関するデータを無視することができる。しかし、ホストコンピュータは、中心点270cpに関するデータを保持している(ステップ242)。
図10Gに示すように、ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部270が第2のラスター径路212の最後のラスター脚部であるか否かを検査する(ステップ226)。ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部272である次のラスター脚部に進む(ステップ228)。ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部272の長さ272Lを計算し(ステップ222)、長さ272Lが長さ閾値よりも大きいか否かを検査する(ステップ224)。
図示のように、ラスター脚部272は、分岐部分208から交差点204を通って右アーム206の中に延びている。従って、長さ272Lは、先行しているラスター脚部268及び270の長さ268L及び270Lよりも十分に大きい。これはまた、長さ閾値が、空隙領域120の空隙幅の大幅な増加を特定するために使用されている特別な場合である。ラスター脚部272が使用されると、ラスター脚部272から計算された空隙領域120の空隙幅は、空隙幅268w及び270wよりも十分に大きいことになる。従って、この例においては、長さ272Lも長さ閾値を超える。ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部272を無視し、第1のラスター径路210に再び切り換わり、正のx方向に動き続け(ステップ226)、方法214の下での計算を続けることができる。
第1のラスター径路210に依存しながら、ホストコンピュータは、この場合には中心点270cpである正のx方向で最後に計算された中心点に最も近い第1のラスター径路210の次のラスター脚部に進む(ステップ228)。従って、正のx方向において第1のラスター径路210の最も近いラスター脚部は、ラスター脚部256である。
図10Hに示すように、ホストコンピュータは、次に、ラスター脚部256の長さ256Lを計算し(ステップ222)、長さ256Lが長さ閾値よりも大きいか否かを検査する(ステップ224)。この例において、長さ256Lはまた、長さ閾値を上回らないと仮定することにする。従って、ホストコンピュータは、ラスター脚部256の中心点256cp(ステップ230)、及び中心点256cpにおける空隙領域120の空隙幅256w(ステップ232)を計算する。
ホストコンピュータは、次に、空隙幅256wを、依然として空隙幅268w(頂点268vに対応している)である最後に名前を付けられた頂点の空隙幅と比較する(ステップ236)。ここで、空隙領域120の空隙幅は、空隙幅256wと空隙幅268wの間の差異の絶対値がΔ閾値を超えるように十分に減少したものと仮定することにする(ステップ239)。その結果、ホストコンピュータは、中心点256cpを頂点256vとして名前を付け、頂点256vに空隙幅256wに基づいて第3の堆積速度を割り当てる(ステップ240)。頂点256vの第3の堆積速度は、頂点256vの位置における空隙領域120を十分に充填するのに必要なビルド材料の堆積速度であり、空隙幅256wに比例している。
ステップ222〜244は、次に、第1のラスター径路210又は第2のラスター径路212のいずれかのラスター脚部の全てが分析されるまで繰り返することができる。この例においては、右アーム206内の更なる分岐場所が存在しないので、ホストコンピュータは、第1のラスター径路210の最後のラスター脚部が分析されるまで第1のラスター径路210からのラスター脚部を分析し、かつ比較し続けることになる。最後のラスター脚部が計算され、かつ前の頂点ラスター脚部と比較される時、ホストコンピュータは、次に、第1の残存径路を名前を付けられた頂点を接続するベクトル径路として形成する(ステップ246)。従って、第1の残存径路は、左アーム202、交差点204、及び右アーム206を通して延びており、分岐部分208の中には延びていないことになる。
方法214は、次に、分岐部分208に関して全体的にy軸に沿って延びている第2の残存径路を形成するために、交差点204に到達するまで繰り返すことができる。この場合には、分岐部分208における空隙領域120の空隙幅は、壁148bと148cの間でx軸に沿って延びている。この考えに更に付加すると、方法214は、様々な設計を有する空隙領域の分岐した又は湾曲した部分を十分に充填するために、残存径路を生成するのに必要な回数だけ繰り返すことができる。
図11は、図7及び図8に示す空隙領域120の拡大図であり、空隙領域120は、方法214に従って生成された第1の残存径路280及び第2の残存径路282を含む。第1の残存径路280は、堆積速度の変化を説明するのに説明を簡単にするために、半径を変化させた状態で図11に示す複数の頂点284i、284i+1、284i+2、...、284nを含む。同様に、第2の残存径路280は、頂点286i及び286i+1を含む。上述のように、各頂点は、(x、y、z、堆積速度)の形でデータの配列を含み、ここで、z座標は、所定の層に関して一定に保たれ、x座標及びy座標は、所定の頂点が配置される場所を特定する。堆積速度データは、押出しヘッドが所定の頂点においてビルド材料を堆積させる速度を指示する。
図11に示すように、頂点284i、284i+1、284i+2、...、284nの半径は、空隙領域120の減少する空隙幅に従って(分岐部分208を考慮に入れることなく)x軸に沿って全体的に減少する。その結果、ビルド材料は、x軸に沿って減少する堆積速度で第1の残存径路280に沿って堆積することができる。これは、図6の残存径路21に関して上述したものと同じ方法で実行することができる。ビルド材料が第1の残存径路280に沿って堆積された後、押出しヘッドは、次に、第2の残存径路282に沿ってビルド材料を堆積させることができる。分岐部分208の空隙幅は変化しないので、第2の残存径路282は、開始頂点(すなわち、286i)及び終端頂点(すなわち、286i+1)によって形成されるだけである。
押出し工程中に、ビルド材料の道路は、道路幅144w、146w、及び148wにそれぞれ対応する物理的道路幅を有する周囲径路112、114、及び116に沿って堆積されている。これは、空隙領域120に対応する空洞を形成する。ビルド材料の道路が、周囲径路112、114、及び116に沿って堆積された後、押出しヘッドは、変化する堆積速度で第1の残存径路280に沿ってビルド材料を堆積させることができる。左アーム202、交差点204、及び右アーム206に対応する空洞は、ビルド材料の堆積道路によって境界を形成されるので、第1の残存径路280に沿って堆積されるビルド材料は、境界を形成する道路の寸法に合わせて流れる。また、それによって対応する空洞は、第1の道路幅解像度よりも高い道路幅解像度に基づいて、第1の残存径路280に沿って道路高さを低減して悪影響を与えることなく充填することが可能になる。ビルド材料は、次に、ビルド材料の境界を形成する道路に溶解し、従って、空隙領域120の左アーム202、交差点204、及び右アーム206を充填する。
ビルド材料が第1の残存径路280に沿って堆積された後、押出しヘッドは、第2の残存径路282に沿ってビルド材料を堆積させることができる(一定の堆積速度で)。第2の残存径路282に沿って堆積されるビルド材料はまた、分岐部分208に対応する空洞を第1の道路幅解像度よりも高い道路幅解像度に基づいて第1の残存径路282に沿って道路高さを低減して悪影響を与えることなく充填することを可能にする境界を形成する道路の寸法に合わせて流れる。ビルド材料は、次に、ビルド材料の境界を形成する道路に(及び、第1の残存径路280に沿って堆積されたビルド材料に)溶解し、従って、空隙領域120の分岐部分208を十分に充填する。
第1の残存径路280及び第2の残存径路282の使用により、分岐部分208の分岐した性質にも関わらず、十分に均一な層厚を維持しながら空隙領域120を十分に充填することが可能になる。空隙領域120に対応する空洞を充填することにより、得られる3D物体の強度及び一体性は、それに応じて維持されている。
図12は、理論的湾曲道路302及び304を含むビルド径路300の上面図である。理論的湾曲道路302及び304は、押出しヘッドによって堆積されるビルド材料の物理的道路に対応する寸法である。理論的湾曲道路302及び304は、それぞれ、周囲径路306及び308の周りに集められ、第1の道路幅解像度に基づいている。図示のように、理論的湾曲道路302及び304は、残存径路312を含む空隙領域310を形成する。ビルド径路300は、本発明の方法が1つ又はそれよりも多くの残存径路で充填するのに適する湾曲径路の例である。従って、本発明の方法、具体的には、残存径路312を生成するために複数のラスター径路を含む方法(例えば、上述の方法214)は、同心円空隙領域のような環状の空隙領域を充填するのに適している。
空隙領域310は、ホストコンピュータが、図9で上述のように方法214に従って残存径路312を生成することができる領域の例である。理論的湾曲道路302及び304の湾曲は、一般的に、残存径路312を適切に形成するために1つよりも多いラスター径路を必要とする。押出しヘッドは、次に、空隙領域310を十分に充填するために、残存径路312に沿ってビルド材料を堆積させ、従って、得られる3D物体の構造的一体性及び密封性を維持することができる。
空隙領域内に残存径路を生成する上述の方法を、特定の順番のステップと共に説明しているが、ステップは、望ましい結果を得るために様々な配置で又は並行して実行することができる。更に、あらゆる数の中間径路を空隙領域内に残存径路を生成するために使用することができる。例えば、複数のラスター径路を所定の空隙領域内に生成することができ、ラスター径路のラスター脚部は、互いに対して異なる角度に(例えば、垂直に)向けられる。ホストコンピュータは、次に、残存径路を生成するために、最適なラスター径路を特定するのにラスター径路間で切り換わることができる。
空隙領域20、120、及び310は、周囲径路及びバルクラスター径路を生成するために使用される第1の道路幅解像度よりも小さいものとして概略的に上述したが、ホストコンピュータは、それに代えて、大きい空隙領域を特定するように指令することができる。この実施形態は、ある一定の場合には、バルクラスター径路に必要なものを実質的に除去することができるが、一般的に、所定の堆積システムが堆積させることができる最大の道路幅によって限定されている。それにも関わらず、本発明は、特に、第1の道路幅解像度よりも小さい空隙領域に適しており、従って、得られた3D物体の構造的な一体性を維持するために、そのような空隙領域を充填することが可能になる。
図13は、x−y平面における3D物体の層を構築するためにホストコンピュータによって生成されたビルドデータの別の例であるビルド径路400の上面図である。ビルド径路400は、堆積されるビルド材料の物理的道路に対応する寸法で、かつ第1の道路幅解像度、並びに周囲径路406及びラスター径路408にそれぞれ基づいている理論的道路402及び404を含む。
図13に示すように、理論的道路404は、ラスター径路408が約180°方向転換するコーナ410を含むラスター径路408によって形成されたラスタパターンである。理論的道路402及び404の配置は、コーナ410において理論的道路402と404の間に形成されている複数の空隙領域412をもたらす。空隙領域412はまた、得られる3D物体の空隙率を増加させ、従って、構造的一体性及び密封性を低下させる場合があるので望ましくない。この問題を補正するために、ホストコンピュータは、第1の道路幅解像度よりも高い解像度で生成される堆積径路である充填径路414を生成することができる。その結果、ビルド材料は、理論的道路402及び404に基づく堆積速度に比較してより低い堆積速度で充填径路414に沿って堆積される。
充填径路414は、望ましくは、コーナ410において理論的道路402とラスター径路408の間の位置に生成され(コーナ410におけるラスター径路408の境界は、極めて細い線408aによって示されている)、それは、充填径路414をコーナ410及び空隙領域412上に配置する。それにより、空隙領域412を少なくとも部分的に充填するために、低い体積のビルド材料を充填径路414に沿って堆積させることが可能になる。「低い体積」とは、周囲径路406及びラスター径路408に沿ってビルド道路を堆積させるために使用される体積と比べたものである。コーナ410上に堆積されるビルド材料の余分な部分は、空隙領域412に近接する堆積されたビルド材料の平坦な層をもたらす研磨装置により、より大きい表面積にわたって除去されるか又は平坦にすることができる。充填径路414は、望ましくは、コーナ410に配置された空隙領域412の各群に関して生成されている。
充填径路414は、第1の道路幅解像度よりも高い解像度で生成することができる。従って、ビルド材料は、周囲径路406及びラスター径路408に沿った堆積速度に比べてより低い堆積速度で充填径路414に沿って堆積することができる。一実施形態では、充填径路414は、変化する道路幅を有することができ、残存径路として生成することができる。図2で上述のように、本発明の方法22はまた、周囲径路(例えば、ラスター径路12)と近くのバルクラスター径路(例えば、バルクラスター径路18)との間に配置された空隙領域内に残存径路を生成するために使用することができる。この実施形態では、1つ又はそれよりも多くの中間径路を理論的道路402とラスター径路408の間に生成することができる(すなわち、極めて細い線408a)。中間径路は、次に、充填径路414を生成するために使用することができる。低体積のビルド材料は、次に、空隙領域412を充填するために、充填径路414に沿って堆積させることができる。堆積道路は、次に、所定の層を滑らかにするために平坦にされ、得られた3Dの空隙率を低減することができる。
図14は、x−y平面における3D物体の層を構築するためにホストコンピュータによって生成されたビルドデータの更に別の例であるビルド径路500の上面図である。ビルド径路500は、堆積されるビルド材料の物理的道路に対応する寸法である理論的道路502及び504を含む。理論的道路502及び504は、それぞれ、周囲径路506及びラスター径路508の周りに集められ、第1の道路幅解像度に基づいている。
理論的道路504は、図13で上述のように、コーナ410に類似のコーナ510を含むラスター径路508によって形成されたラスタパターンである。しかし、コーナ410とは対照的に、ラスター径路508は、コーナ510に近くの空隙領域の形成を低減するために「コウモリ耳」突起512を含む。本方法による空隙領域の減少は、Jamalabad他に付与された米国特許第6、823、230号(’230号特許)の中で全体的に説明されている。しかし、’230号特許は、ラスター径路の残りの部分に対しても、第1の道路幅解像度で突起に沿ってビルド材料を堆積させる段階を開示している。これは、突起において堆積される大きい体積のビルド材料が、前に堆積された周囲道路(理論的道路502に対応する)を膨れさせる傾向があり、それは、望ましくないことに層の側面境界を変形させる。
この問題を低減するために、ビルド材料の堆積速度は、押出しヘッドが所定のコーナ510の周りを動く時に変えることができる。具体的には、堆積速度は、押出しヘッドが周囲径路502の中に動く時に減少し、押出しヘッドが周囲径路502から離れる時に増加させることができる。例えば、押出しヘッドは、ラスター径路508の第1の脚部に沿って周囲径路506の中に動くことができるが(矢印Aによって示す)、第1の堆積速度でビルド材料を堆積させる。押出しヘッドが頂点512aに到達する時、堆積速度は減少し、押出し部は、頂点512bの中に動く。
押出しヘッドが頂点512bに到達した時、堆積速度は更に減少し、押出しヘッドは、頂点512cに到達するまで突起512に沿って動く。頂点512cは、理論的道路502の近くに配置されているので、堆積速度は、望ましくは、頂点512cにおいては変化しないまま(すなわち、頂点512bにおいて割り当てられた堆積速度と同じ)である。押出しヘッドは、次に、頂点512dに到達するまで突起512に沿って動く。堆積速度は、次に、頂点512dにおいて増加し、押出しヘッドは、頂点512eの中に動く。押出しヘッドが頂点512eに到達すると、堆積速度は、増加して第1の堆積速度に戻り、ラスター径路508に沿った第2の脚部を堆積させる。
コーナ510においてラスター径路508に沿った堆積速度を変化させることにより、堆積されるビルド材料の体積は、それに応じて、コーナ510の曲がり角の周りで(すなわち、突起512において)減少する。これは、周囲径路506にかかる力の量を低減し、層の側面境界の変形を低減する。ラスター径路508に沿った頂点位置は、値を事前設定されるか、又は代替的に上述の方法(例えば、方法52及び214)に従って決定することができる。更に、充填径路414(図13で上述)に類似した充填径路は、コーナ510に沿って堆積され、コーナ510において堆積されたビルド材料の量が、z軸に沿って平坦な層厚を提供するのに十分であることを保証するために平坦にすることができる。
本発明を好ましい実施形態に関して説明したが、当業者は、本発明の精神及び範囲から離れることなく形態及び詳細において変更を行うことができることを認識するであろう。
本発明の方法に従って3D物体の層を構築するためにホストコンピュータによって生成されたビルド径路の上面図である。 ビルド径路内に配置された空隙領域を充填するために残存径路を使用してビルドデータを生成する本発明の方法を説明するブロック図である。 図1において切り取られた部分3の拡大図である。 ビルド径路の空隙領域内に残存径路を生成する本発明の方法を説明するブロック図である。 ホストコンピュータが本発明の方法に従って残存径路を生成するために実行することができる計算を示している、図3において切り取られた部分5Aの拡大図である。 ホストコンピュータが本発明の方法に従って残存径路を生成するために実行することができる計算を示している、図3において切り取られた部分5Aの拡大図である。 ホストコンピュータが本発明の方法に従って残存径路を生成するために実行することができる計算を示している、図3において切り取られた部分5Aの拡大図である。 ホストコンピュータが本発明の方法に従って残存径路を生成するために実行することができる計算を示している、図3において切り取られた部分5Aの拡大図である。 空隙領域が本発明の方法に従って生成された残存径路を含む、図1において切り取られた部分3の第2の拡大図である。 別の空隙領域が第1の中間径路を含むことを示している、図1において切り取られた部分3の第3の拡大図である。 別の空隙領域が第1の中間径路及び第2の中間径路を含むことを示している、図1において切り取られた部分3の第4の拡大図である。 残存径路を生成する本発明の別の方法を説明するブロック図である ホストコンピュータが本発明の別の方法に従って残存径路を生成するために実行することができる計算を示している、図8において切り取られる部分10Aの拡大図である。 ホストコンピュータが本発明の別の方法に従って残存径路を生成するために実行することができる計算を示している、図8において切り取られる部分10Aの拡大図である。 ホストコンピュータが本発明の別の方法に従って残存径路を生成するために実行することができる計算を示している、図8において切り取られる部分10Aの拡大図である。 ホストコンピュータが本発明の別の方法に従って残存径路を生成するために実行することができる計算を示している、図8において切り取られる部分10Aの拡大図である。 ホストコンピュータが本発明の別の方法に従って残存径路を生成するために実行することができる計算を示している、図8において切り取られる部分10Aの拡大図である。 ホストコンピュータが本発明の別の方法に従って残存径路を生成するために実行することができる計算を示している、図8において切り取られる部分10Aの拡大図である。 ホストコンピュータが本発明の別の方法に従って残存径路を生成するために実行することができる計算を示している、図8において切り取られる部分10Aの拡大図である。 ホストコンピュータが本発明の別の方法に従って残存径路を生成するために実行することができる計算を示している、図8において切り取られる部分10Aの拡大図である。 空隙領域が本発明の別の方法に従って生成された残存径路を含む、図1において切り取られた部分3の第4の拡大図である。 湾曲空隙領域を示している、本発明の別の方法に従って3D物体の層を構築するためにホストコンピュータによって生成されたビルド径路の上面図である。 周囲径路とラスター径路の間の交差点における空隙領域を示している、3D物体の層を構築するためにホストコンピュータによって生成されたビルド径路の上面図である。 空隙領域の形成を低減するための周囲径路とラスター径路の間の別の交差点を示している、3D物体の層を構築するためにホストコンピュータによって生成されたビルド径路の上面図である。
符号の説明
10 ビルド径路
20 空隙領域
21 残存径路

Claims (20)

  1. 押出しベースの層状堆積システムを使用して3次元物体を形成する方法であって、
    3次元物体の層を構築するために空隙領域を定めるビルド径路を生成する段階と、
    前記空隙領域に少なくとも1つの中間径路を生成する段階と、
    前記少なくとも1つの中間径路に少なくとも部分的に基づいて残存径路を生成する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 第2の堆積道路が、前記空隙領域の寸法によって変化する道路幅を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つの中間径路は、前記ビルド径路を生成するのに使用される道路幅解像度よりも高い道路幅解像度限界に基づいて生成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つの中間径路は、ラスター径路を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記ラスター径路は、複数のラスター脚部を含み、
    前記残存径路を生成する段階は、
    前記ラスター脚部の中心点を判断する段階と、
    前記中心点での前記空隙領域の空隙幅を判断する段階と、
    前記中心点及び前記空隙幅に少なくとも部分的に基づいて前記残存径路を判断する段階と、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記中心点に堆積速度を割り当てる段階を更に含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記少なくとも1つの中間径路は、第1のラスター径路及び第2のラスター径路を含み、
    前記第1のラスター径路は、前記第2のラスター径路からある一定の回転角でオフセットされている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記定めた空隙領域に対応する空洞を有する前記3次元物体の前記層を形成するために、前記生成されたビルド径路に従って第1の堆積道路を堆積させる段階と、
    前記生成された残存径路に従って前記空洞の少なくとも一部に第2の堆積道路を堆積させる段階と、
    を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 押出しベースの層状堆積システムを使用して3次元物体を形成する方法であって、
    3次元物体の層を構築するために第1の道路幅解像度に基づくビルド径路を生成する段階と、
    前記ビルド径路に少なくとも1つの空隙領域を特定する段階と、
    前記第1の道路幅解像度よりも高い解像度である第2の道路幅解像度に少なくとも部分的に基づく残存径路を前記空隙領域に生成する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  10. 第2の堆積道路が、前記空隙領域の寸法によって変化する道路幅を有することを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記第2の道路幅解像度に基づいて前記空隙領域に中間径路を生成する段階を更に含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  12. 前記中間径路は、ラスター径路を含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記ラスター径路は、複数のラスター脚部を含み、
    前記残存径路を生成する段階は、
    前記ラスター脚部の中心点を判断する段階と、
    前記中心点での前記空隙領域の空隙幅を判断する段階と、
    前記中心点及び前記空隙幅に少なくとも部分的に基づいて前記残存径路を判断する段階と、
    を含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 第1のラスター径路及び第2のラスター径路を生成する段階を更に含み、
    前記第1のラスター径路は、前記第2のラスター径路からある一定の回転角でオフセットされている、
    ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  15. 前記定めた空隙領域に対応する空洞を有する前記3次元物体の前記層を形成するために、前記生成されたビルド径路に従って第1の堆積道路を堆積させる段階と、
    前記生成された残存径路に従って前記空洞の少なくとも一部に第2の堆積道路を堆積させる段階と、
    を更に含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  16. 押出しベースの層状堆積システムを使用して3次元物体を形成する方法であって、
    複数の第1の堆積道路により3次元物体の層を構築するために空隙領域を定めるビルド径路を生成する段階と、
    前記空隙領域の寸法によって変化する道路幅を有する第2の堆積道路により前記定められた空隙領域に対応する空洞の少なくとも一部を充填するために、前記空隙領域に残存径路を生成する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  17. 前記空隙領域に中間径路を生成する段階を更に含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記中間径路は、ラスター径路を含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 前記ラスター径路は、複数のラスター脚部を含み、
    前記残存径路を生成する段階は、
    前記ラスター脚部の中心点を判断する段階と、
    前記中心点での前記空隙領域の空隙幅を判断する段階と、
    前記中心点及び前記空隙幅に少なくとも部分的に基づいて前記残存径路を判断する段階と、
    を含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 第1のラスター径路及び第2のラスター径路を生成する段階を更に含み、
    前記第1のラスター径路は、前記第2のラスター径路からある一定の回転角でオフセットされている、
    ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
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