JP2020534486A - 作動可能な摩擦装置を有するトーションダンパー装置 - Google Patents

作動可能な摩擦装置を有するトーションダンパー装置 Download PDF

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Abstract

第1回転要素(7)と、第2回転要素(9、10)と、弾性装置と、摩擦装置と、を備える車両のドライブトレイン用のトーションダンパー装置。前記摩擦装置は、摩擦ワッシャ(29)と一体に回転するように取り付けられるとともに作動タブ(33)を備える。前記作動タブ(33)は、周方向において、ばね(13)の第1端部と前記第1回転要素(7)との間に配置されて、前記ばね(13)の前記第1端部が前記第1回転要素(7)により、前記ばね(13)の前記第1端部の反対側の第2端部の方向において圧縮されると、前記作動ワッシャ(32)と前記第2回転要素(10)との相対回転を可能とする。

Description

本発明は、電動装置におけるトルク伝達の分野に関し、車両のドライブトレイン用のトーションダンパー装置に関する。
電動車両は、一般に、ドライブトレインに組み込まれ得るこのようなトーション(ねじり)ダンパー(減衰)装置を備えている。例えば、デュアルマス・エンジン・フライホイール、クラッチディスク、又はトルクリミッタは、エンジンの非周期性や他のねじり振動をフィルタリングして除去できるトーションダンパー装置を含み得る。このようなフィルタリングは、通常、ねじりで作動するばねダンパーの組み合わせである単数又は複数のトーションダンパーにより実施される。このようなトーションダンパーは、トルクの伝達中に、ドライブトレインの上流に連結された第1回転トルク伝達要素と、ドライブトレインの下流に連結された第2回転トルク伝達要素とが、相対回転運動することを可能とする。相対回転は、ばねにより可能とされ得る。また、減衰は、摩擦ワッシャを有する摩擦装置によって達成され得る。この摩擦ワッシャは、弾性ワッシャにより軸方向負荷を受けた状態で、ばねに蓄積されたエネルギーの一部を摩擦によって消散させる
摩擦装置は、消散させるべきエネルギー量、及び作動が望まれる動作段階に応じて、各特定の用途毎に調整される。
このようなトーションダンパー装置の設計においては、特定の用途向けに調整された摩擦曲線を得るように、摩擦装置の要素の選択、サイズ、及びレイアウトに特に注意が払われる。
本発明の目的は、特定の動作段階においてのみ、摩擦装置が作動するような装置を提案することにより、従来技術のトーションダンパー装置を改善することである。
この目的のために、本発明は、
‐第1ハウジングを有する第1回転トルク伝達要素と、
‐第2ハウジングを有する第2回転トルク伝達要素と、
‐前記第1回転要素と前記第2回転要素との間に配置された弾性装置であって、その変形時に、前記第1回転要素と前記第2回転要素とが、回転軸を中心として相対回転することを可能にする弾性装置と、
‐摩擦装置と、
を備える車両のドライブトレイン用のトーションダンパー装置であって、
前記弾性装置は、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの両方に取り付けられた少なくとも1つのばねを備え、
前記摩擦装置は、
●前記第2回転要素に直接的に又は間接的に摩擦接触するように配置される摩擦ワッシャと、
●回転に関して前記第2回転要素と一体である軸方向支持体と、
●前記軸方向支持体と前記摩擦ワッシャとの間に配置された弾性ワッシャであって、前記摩擦ワッシャに前記第2回転要素の方向において軸方向の力を及ぼす弾性ワッシャと、
●作動タブを備えた作動ワッシャであって、前記作動タブは、周方向において前記ばねの第1端部と前記第1回転要素との間に配置されて、前記ばねの前記第1端部が、前記第1回転要素により前記作動タブを介して、前記ばねの前記第1端部の反対側の第2端部の方向において移動すると、前記作動ワッシャと前記第2回転要素とが、相対回転することを可能とする、作動ワッシャと、
を備え、
●前記作動ワッシャは前記摩擦ワッシャを回転駆動可能であることにより、前記作動ワッシャと前記第2回転要素とが互いに対して回転するときに、前記摩擦ワッシャは、前記第2回転要素に直接的に又は間接的に摩擦接触する、
装置を目標としている。
トーションダンパー装置は、以下の追加の特徴を、単独で又は組み合わせて含み得る。
‐前記作動ワッシャは、少なくとも1つの軸方向フィンガを備え、前記軸方向フィンガは、前記摩擦ワッシャのノッチと協働して、前記摩擦ワッシャが前記作動ワッシャにより駆動されることを可能にする。
‐前記作動ワッシャと前記摩擦ワッシャとは、回転に関して一体に取り付けられる。
‐前記作動ワッシャは、前記摩擦ワッシャのノッチに連結する少なくとも1つの軸方向フィンガを備える。
‐所望の場合、前記軸方向フィンガと前記摩擦ワッシャの前記ノッチの周方向端部との間に周方向隙間が設けられる。このようにして、前記作動ワッシャによる前記摩擦ワッシャの駆動を遅らせることができる。周方向隙間は、3乃至5度を呈し得る。
‐前記作動ワッシャは、前記作動タブと前記軸方向フィンガとを接続する環状部分を備え、前記第2回転要素は、前記摩擦ワッシャが付勢される環状摩擦面を備え、一方の前記作動ワッシャの前記環状部分と、他方の前記弾性ワッシャ、前記軸方向支持体及び前記摩擦ワッシャと、は、前記第2回転要素の前記環状摩擦面の一側と他側とに配置される。
‐軸方向隙間が、前記第1回転要素と前記作動ワッシャの環状部分との間に残される。
‐前記作動ワッシャの前記環状部分は、前記第1回転要素と前記環状摩擦面との間において、前記作動ワッシャが前記第1回転要素に対して回転することを可能にする軸方向隙間を空けた状態で取り付けられる。
‐前記ワッシャが、前記摩擦ワッシャを前記第2回転要素に対して付勢しつつ、前記作動ワッシャの前記環状部分を前記第1回転要素に対して強く付勢しないような態様において、前記摩擦装置は配置される。このようにして、第1回転要素と前記作動ワッシャとの相対回転移動が可能となるため、ばねの第2端部が第1回転要素によりばねの第1端部の方向に圧縮されたときには、摩擦ワッシャは第1回転要素によって駆動されない。このようにして、摩擦ワッシャにより生成された摩擦は、トルク伝達の一方向においてのみ、例えば、ギアボックスの入力シャフトからエンジンの方向においてのみ得られる。
‐前記作動ワッシャの前記環状部分は、前記第1回転要素と前記軸を中心として回転移動可能な第3回転トルク伝達要素との間において、同様に前記作動ワッシャが前記第1回転要素に対して回転することを可能にする軸方向隙間を空けた状態で取り付けられ得る。
‐前記第2回転要素はスロットを備え、軸方向フィンガは前記スロットを介して前記第2回転要素を通過する。
‐前記軸方向支持体は、前記第2回転要素に固定される環状フランジから形成され、前記弾性ワッシャ及び前記摩擦ワッシャは、当該環状フランジと前記第2回転要素の前記環状摩擦面との間に配置される。
‐前記摩擦装置は、前記弾性ワッシャと前記摩擦ワッシャとの間に配置される中間ワッシャを備える。
‐前記軸方向フィンガは、前記中間ワッシャから離間している。
‐前記作動ワッシャの前記環状部分は、軸方向において、前記第1回転要素と前記第2回転要素との間に配置される。
‐前記弾性装置は、少なくとも2組のばねを備え、前記ばねは、1組のばね内で前記ばねの前記端部同士を接続する位相調整要素によって、各組において直列に配置される。
‐前記第1回転要素及び前記第2回転要素のうち、一方はトルク入力要素に回転に関して連結され、これらの要素のうちの他方はトルク出力要素に回転に関して連結される。
‐前記作動ワッシャは角度ストッパを更に備え、前記第2回転要素は相補ストッパを備え、前記角度ストッパ及び前記相補ストッパは、前記第2回転要素が前記ばねの前記第1端部を、前記ばねの前記第1端部の反対側の前記第2端部の方向に圧縮したとき、前記作動ワッシャが前記第2回転要素と回転に関して連結するように配置される。このようにして、ストッパにより、摩擦ワッシャが生成した摩擦は、トルク伝達の一方向においてのみ、例えば、ギアボックスの入力シャフトからエンジンの方向においてのみ得られる。ストッパは、作動ワッシャが第2回転要素に対して、トルク伝達の他方の方向において、例えば、エンジンからギアボックスの入力シャフトの方向において回転することを防止する。
‐前記作動ワッシャと摩擦ワッシャとを連結する軸方向フィンガは前記角度ストッパを形成し、前記スロットは前記相補ストッパを形成する。
‐前記角度ストッパは前記作動ワッシャの前記作動タブに配置され、前記相補ストッパは前記第2回転要素の前記第2ハウジングに配置され、これにより、前記作動タブは、周方向において、前記ばねの前記第1端部と前記第2ハウジングの支持面との間に配置される。
‐トルクが伝達されていないときに前記装置が取る停止角度位置において、前記少なくとも1つのばねは、その端部が、一方で前記第1ハウジングの第1支持ゾーンと、他方で前記第2ハウジングの第2支持ゾーンとに同時に当接するように、前記第1及び第2ハウジングに取り付けられる。
‐一実施形態によれば、前記弾性装置は、少なくとも2つのばねを備える。前記作動ワッシャの前記作動タブと協働するばねは、オフセットアクションをするばねである。前記ダンパー装置の前記停止角度位置において、前記作動タブと前記ばねの前記第1端部との間に、周方向隙間が残される。したがって、摩擦を、「遅延効果」を以て得ることができる。
‐一実施形態によれば、前記弾性装置は4つのばねを備え、前記作動ワッシャは2つの作動タブと2つのばねとを備え、それぞれのばねは前記作動ワッシャの1つの作動タブと協働する。これら2つのばねは、オフセットアクションをするばねであり、前記ダンパー装置の前記停止角度位置において、各作動タブとオフセットアクションをする各ばねとの間に、周方向隙間が残される。
本発明の別の主題は、
‐第1回転トルク伝達要素と、
‐第2回転トルク伝達要素と、
‐前記第1回転要素と前記第2回転要素との間に配置された少なくとも1つの主ばねを備える主ダンパーであって、その変形の際に、前記第1回転要素と前記第2回転要素とが回転軸を中心として相対回転することを可能とする主ダンパーと、
を備える車両のドライブトレイン用のトーションダンパー装置である。
前記トーションダンパー装置は、
‐前記回転軸を中心として前記第1及び第2回転要素に対して回転する能力を有して取り付けられる第3回転トルク伝達要素と、
‐前記第1回転要素と前記第3回転要素との両方に取り付けられた少なくとも1つの追加ばねを備える追加ダンパーと、
を更に備える。
前記第2及び第3回転要素は、それぞれ、第1ストッパと相補的な第2ストッパとを備える。これらのストッパは以下のように配置される。前記第1回転要素と前記第2回転要素との間の角度行程がゼロより大きく、且つ、トルクが伝達されない前記第1及び第2回転要素の相対停止角度位置からの前記第1回転要素と前記第2回転要素との間における角度行程の閾値より小さい場合、前記少なくとも1つの主ばねが圧縮される一方で、前記第3回転要素は、圧縮されていない前記追加ばねを介して前記第1回転要素に回転に関して連結されるように配置される。また、前記第1回転要素と前記第2回転要素との間の角度行程が前記閾値より大きい場合、前記第1ストッパ及び前記相補的な第2ストッパが互いに対して付勢され、前記少なくとも1つの主ばねが圧縮され、前記少なくとも1つの追加ばねが、前記第1回転要素と前記第3回転要素との間で平行して圧縮されるように配置される。
詳細な説明と特許請求の範囲において、ばねについて言及される、一方で「圧縮された」又は「圧縮」、及び他方で「予圧された」又は「予圧」という用語は、以下のように使用される。
‐ばねの予圧とは、当該ばねが、ばねの初期長さより短い単数又は複数のハウジングに取り付けられることを意味する。したがって、ばねは、その弾性を理由として、ハウジングの壁に力を及ぼしている。
‐ばねの圧縮とは、当該ばねが、2つの可動部品を近づける動作により圧縮されることを意味する。
したがって、ばねの予圧は、トーションダンパー装置が停止しており、負荷が伝達されていない場合でも有効である。ばねの圧縮は、トルクの伝達中に、互いに対して移動可能な部品がばねのハウジングの構成を変更してばねを圧縮する場合を除き、それ自体で発生することはない。
本発明によるトーションダンパー装置は、ダンパーの停止角度位置であってトルクが伝達されない停止角度位置からダンパーの行程終了位置までの前記第1回転要素と前記第2回転要素との相対回転について、以下の2つの動作段階を有する。
‐前記第1回転要素と前記第2回転要素との間の角度行程が前記閾値より小さい第1動作段階。前記主ダンパーは、この第1段階において変形するように配置される。一方、前記第3回転要素は、前記第1回転要素により前記追加ばねを介して、追加ばねを変形させることなく回転駆動され得る。
‐伝達されるトルクが前記第1回転要素と前記第2回転要素との間の角度行程が前記閾値を超えるのに十分である第2動作段階。前記主ダンパーの変形は、この第2段階において継続する。一方、前記第3回転要素と前記第2回転要素との相対回転は、前記相補的な第2ストッパに当接する前記第1ストッパにより防止されるため、伝達されるトルクにより追加ばねが変形し、一方側の前記第1伝達要素と他方側の前記第2及び第3回転要素との相対回転が可能とされる。
したがって、主ダンパーと追加ダンパーとが同時に機能する第2動作段階において、ダンパー装置の剛性が、信頼性及び安定性高く増加する。第1動作段階においては、主ダンパーしか機能しない。
有利には、このような装置を、第1回転要素と第2回転要素との間の行程終了ストッパに代えることにより、機械的衝撃や関連する振動が回避される。
この第2動作段階は、大きな行程、例えば30度を超える角度減衰行程を有する行程を有する主ダンパーの場合に特に有利である。
トーションダンパー装置は、以下の追加の特徴を、単独で又は組み合わせて含み得る。
‐前記第1回転要素は、少なくとも1つの第1追加ハウジングを備える。前記第3回転要素は、少なくとも第2追加ハウジングを備える。前記少なくとも1つの第1及び第2追加ハウジングは、軸方向に互いに対面して配置され、これにより少なくとも1つの追加ばねが、これらの相互に対面するハウジングに挿入される。
‐前記第1回転要素は、径方向に延びるとともに2つの主ばねの間において周方向に配置される少なくとも1つのアームを備える。前記第1追加ハウジングのうちの一方は、当該アームに形成される。
‐前記第1回転要素は、径方向に延びる少なくとも1つのアームを備える。主ばねが、当該アームに周方向において直接的に又は間接的に当接する。第2追加ハウジングが、当該アームに形成される。
‐前記少なくとも1つの主ばね及び前記少なくとも1つの追加ばねは、前記追加ばねの少なくとも一部が、主ばねの一部として、前記軸に垂直な同一平面に径方向に位置するように配置される。前記追加ばねは、前記主ばねの一部として、前記軸に垂直な同一平面に全体的に径方向に位置する。
‐前記少なくとも1つの主ばねは、外側径方向縁部と内側径方向縁部とを備える。前記少なくとも1つの追加ばねは、前記軸を中心とする円環面内に少なくとも部分的に配置されるとともに、前記少なくとも1つの主ばねの前記外側及び内側径方向縁部により径方向で画定される。
‐前記主ダンパーは、少なくとも2つの主ばねを備える。追加ばねが、周方向において前記2つの主ばねの間に配置される。
‐前記主ダンパーは、少なくとも2組の主ばねを備える。前記主ばねは、各組において直列に配置される。追加ばねが、周方向において前記2組の主ばねの間に配置される。
‐前記主ばねは、各組において位相調整要素により直列に配置される。前記位相調整要素は、各組において、直列に配置された2つの連続する主ばねを接続する。
‐前記閾値は、15乃至65度、好適には25乃至50度の間に含まれる。
‐前記装置は、前記第1及び前記第2回転要素の相対角度行程を制限する行程終了角度ストッパを備える。前記閾値を前記行程終了角度位置から引き離す角度は、3乃至15度、好適には3乃至10度の間に含まれる。
‐前記主ダンパーの剛性に対する前記追加ダンパーの剛性の比は、2乃至10、好適には3乃至8の間に含まれ、例えば、4又は5である。例えば、前記主ダンパーの角度剛性(回転剛性)は、およそ3Nm/°であり、前記追加ダンパーの角度剛性は、12Nm/°乃至15Nm/°の間に含まれ、例えば、14Nm/°である。
‐前記第1回転要素及び前記第2回転要素のうち、一方は摩擦ディスクに回転に関して連結される。前記第1回転要素及び前記第2回転要素のうち、他方は回転に関してハブに連結される。
‐前記第3回転要素は、前記第1回転要素の各側に1つずつ配置される2つの追加ガイドワッシャであって、前記追加ばねを軸方向に保持する追加ガイドワッシャを備える。前記第2回転要素は、前記主ばねを軸方向に保持する2つの主ガイドワッシャを備える。各追加ガイドワッシャは、軸方向において、前記第1回転要素と前記主ガイドワッシャとの間に配置される。
‐前記第2ストッパは、各追加ガイドワッシャに配置された少なくとも1つの径方向舌部から形成される。
‐前記第1及び第2の相補ストッパは、前記主ばねの径方向外側に配置される。
添付図面を参照しつつ、好適な一実施形態について説明する。
本発明によるトーションダンパー装置を備えるトーションダンパー装置の分解図である。 図1のトルクリミッタの正面図である。 図2のA‐Aに沿った断面図。 図2と同様の図であり、トルクリミッタの内部を示す図。 図4のB‐Bに沿った断面図。 先行する図のトーションダンパー装置の詳細な斜視図。 先行する図のトーションダンパー装置の停止位置にある正面図。 先行する図のトーションダンパー装置の動作の概略図。 図8の図に対応する動作の特性曲線。 図7と同様の図であるが、トルクの第1極性の行程終了位置にある図。 図7と同様の図であるが、トルクの第2極性の行程終了位置にある図。 本発明の変形例の概略図。
図1は、トルクリミッタ(図1に示さず)の摩擦ディスク2に連結されたトーションダンパー装置を示す。トーションダンパー装置は、通常の動作において、軸Xを中心に回転することによりトルクを伝達するとともに、トルクが特定の値を超えるとその伝達を制限することが意図されている。
詳細な説明及び特許請求の範囲において、「外(側)」及び「内(側)」、並びに「軸方向」及び「径方向」という配向は、説明でなされる定義に従って、ダンパー装置の要素を指すために使用される。回転軸Xは、「軸方向」の配向を確定する。「半径方向」の配向は、軸Xに対して直交する方向である。「円周方向」の配向は、軸Xに対して直交し、且つ径方向に対して直交する方向である。「外(側)(方)」及び「内(側)(方)」という用語は、回転軸Xを基準として、ある部品の他の部品に対する相対的位置を規定するように使用される。従って、前記軸に近い部品は、径方向外周に配置された外側部品に対して内側にあるとされる。更に、言及される角度及び角度セクタは、回転軸Xに関して規定される。
ダンパー装置1は、
‐本例において、摩擦ディスク2からなる周囲トルク伝達部材であって、第1セットのリベット4を使用して2つの摩擦ライニング3が両側に固定される周囲トルク伝達部材と、
‐ハブ5からなる中央トルク伝達部材と、
を備える。
摩擦ディスク2は、第2セットのリベット6により、本例において「ウェブ」7と称されるディスクからなる第1回転トルク要素に固定される。
ハブ5は、第3セットのリベット8により、本例において「ガイドワッシャ」9、10と称される一対のディスクからなる第2回転トルク伝達要素に固定される。第1ガイドワッシャ9はハブ5の一側面に固定され、第2ガイドワッシャ9はハブ5の反対側の側面に固定される。ガイドワッシャ9、10のそれぞれは、ワッシャの周囲において2つの互いに垂直な直径上に配置された4つの角度ストッパ39を備える。各ガイドワッシャ9、10のこれらの4つの角度ストッパ39は、他方のガイドワッシャ9、10の4つの角度ストッパ39に対面して配置される。角度ストッパ39は、ガイドワッシャ9、10の材料を折り曲げることにより作製される。
ダンパー装置は、ウェブ7とガイドワッシャ9、10との間に配置されたトーションダンパー装置を備え、これにより、一方のウェブ7と他方のガイドワッシャ9、10とは、ダンパー装置を圧縮しつつ、互いに対して相対回転可能である。
ダンパー装置1は、例えば車両のエンジンと車輪との間のトルク伝達ドライブトレインに取り付けられ、摩擦ディスク2及びそのライニング3が弾性的に負荷された圧力ディスクによって、エンジンのフライホイールに一体に取り付けられたベアリングディスクに対して付勢され、且つハブ5が伝達シャフトに接続されるようになる。駆動要素は、摩擦ライニング3の回転と、したがってこれに固定されたウェブ7の回転を起こす。ウェブ7は、トルクをガイドワッシャ9、10に伝達し、したがってこれに固定されたハブ5に伝達するダンパー装置を圧縮する。トルクをウェブ7とガイドワッシャ9、10との間で伝達することにより、ダンパー装置は、その弾性特性及び摩擦特性により、非周期性及び他の不所望のねじれ運動をフィルタリングして除去する。
ダンパー装置1は、第1行程終了ストッパと相補的な第2行程終了ストッパとを更に備えることにより、トルクが摩擦ライニング3からハブ5に直接的に伝達されることを可能とし、ウェブ7とガイドワッシャ9、10との間の所定の相対回転角度を超えてトーションダンパー装置が通ることを可能とする。
本例において、第1行程終了ストッパは、ハブ5の周囲に配置された外歯11からなり、相補的な第2行程終了ストッパは、ウェブ7の中心にある内歯12からなる。
トーションダンパー装置は、主ダンパーと追加ダンパーとを備える。
主ダンパーは、
‐周方向に配置された4つのばね13と、
‐これらのばね13を取り付けるための4つのエンドピース14と、
‐2つの位相調整ディスク16の間に直径方向に対向して取り付けられた2つの挿入体15からなる、ばね13を位相調整するための要素と、
を備える。
ウェブ7及びガイドワッシャ9、10はそれぞれ、ばね13の取り付けのためのハウジングを規定する開口を備え、それぞれハウジングは、一対のばね13用となる。ウェブ7内のハウジングは、第1支持ゾーン19と、反対側の第2支持ゾーン20と、をそれぞれ有する。同様に、各ガイドワッシャ9、10のハウジングは、第1支持ゾーン21と、反対側の第2支持ゾーン20と、をそれぞれ有する。
ダンパー装置は、第3回転トルク伝達要素を更に備える。本例において、第3回転トルク伝達要素は、ウェブ7の各側に1つずつ取り付けられて2つのスペーサ24で固定された2つの同一の追加ワッシャ23から構成される。
追加ダンパーは、それぞれがウェブ7の追加ハウジングに配置された2つの追加ばね25を備える。この目的のために、ウェブ7は、2つの直径方向に対向するアーム43であって、それぞれがこれらのハウジングの一方を支持するアーム43を備える。主ばね13は、アーム43同士の間に取り付けられる。追加ガイドワッシャ23は、追加ばね25を取り付けるためのハウジングも備える。追加ばね25の取り付けのために、ウェブ7の追加ハウジングは、第1支持ゾーン26と第2追加支持ゾーン27とをそれぞれ備え、追加ガイドワッシャ23のハウジングは、第1追加支持ゾーン37と第2追加支持ゾーン38とをそれぞれ備える。
ダンパー装置1は、ばねのエネルギーを消散させるとともに振動現象を防止することが意図された摩擦装置も備える。摩擦装置は、第3セットのリベット8により第2ガイドワッシャ10に固定された軸方向支持体28を備える。軸方向支持体28と第ガイドワッシャ10との間には、摩擦ワッシャ29と、中間ワッシャ30と、弾性ワッシャ31とが配置される。弾性ワッシャ31は、中間ワッシャ30を介して摩擦ワッシャ29に負荷を加える。
また、作動ワッシャ32が、第2ガイドワッシャ10の他方の側に設けられる。作動ワッシャ32は、2つの作動タブ33と4つの軸方向フィンガ34とを備える。作動ワッシャ32は、4つの軸方向フィンガ34が第2ガイドワッシャ10に作製された4つの対応するスロット35を通過するように取り付けられる。4つの軸方向フィンガ34のそれぞれは、摩擦ワッシャ29のノッチ36に挿入されるようになる。従って、作動ワッシャ32は、摩擦ワッシャ29に回転に関して連結される。また、作動ワッシャ32は、作動タブ33のそれぞれがウェブ7の支持ゾーン19のいずれかに当接するようにして、ウェブ7に対して取り付けられる。
主ばね13の取り付けを図2の正面図に示す。ディスク1の直線直径は、直列に取り付けられた第1の主ばね13の対からなり、図の直線直径は、直列に取り付けられた第2の主ばね13の対からなる。図2は、停止状態にあるディスク1、すなわちディスク1がトルクを伝達せず、そのばねは付勢されていない(力が及ぼされていない)状態を示す。各ばね13は、その一方の端部においてエンドピース14に取り付けられ、他方の端部において挿入体15に取り付けられる。各エンドピース14は、ウェブ7及び2つのガイドワッシャ9、10にまたがって付勢されるため、3つの支持ゾーン、すなわち、ウェブ7の1つの支持ゾーンと、ガイドワッシャ9の1つの支持ゾーンと、ガイドワッシャ10の1つの支持ゾーンと、に当接する。従って、各対のばね13は、2つのエンドピース14の間において、エンドピース14の一方がウェブ7の第1支持ゾーン19と各ガイドワッシャ9、10の第1支持ゾーン21とに同時に当接した状態で、且つ、他方のエンドピース14がウェブ7の第2支持ゾーン20と各ガイドワッシャ9、10の第2支持ゾーン22とに同時に当接した状態で取り付けられる。従って、一対となるばね13は、第1支持ゾーン19、21と第2支持ゾーン20、22との間で予圧される。各対のばね13同士の間において、位相調整ディスクにより軸Xを中印として回転可能な挿入体15は、一対のばね13を直列にして、一方の対の他方の対に対する位相調整、すなわち角度調整を提供する。
図3の断面図は、ダンパー装置1内の部品の重なりを示す。
2つの追加ガイドワッシャ23は、ウェブ7の各側に1つずつ配置される。作動ワッシャ32は、ウェブ7とこれらの追加ガイドワッシャ23の1つとの間に配置される。
位相調整ディスク16は、2つの追加ガイドワッシャ23の各側に1つずつ配置される。2つのガイドワッシャ9、10は、アセンブリの各側に1つずつ配置される。摩擦装置のみが、軸方向支持体28を介して、ガイドワッシャ9、10の軸方向外側に配置される。
図4は、第1ガイドワッシャ9を除いてウェブ7のばね13、25、及び追加ダンパー25の配置を見えるようにした、図2のディスク1を示す。
追加ばね25は、主ばね13と同様の態様で取り付けられ、ウェブ7及び追加ガイドワッシャ23にまたがる。従って、各追加ばね25は、ウエブ7の追加支持ゾーン26と2つの追加ガイドワッシャ23の2つの追加支持ゾーン37とに同時に当接する状態と、ウェブ7の第2追加支持ゾーン27と2つの追加ガイドワッシャ23の2つの第2追加支持ゾーン38とに同時に当接する状態との間で、予圧される。
また、追加ガイドワッシャ23のハウジングの径方向寸法は、ウェブ7の追加ハウジングのものよりわずかに小さいことにより、追加ばね25はウェブ7にまたがって取り付けられるとともに、追加ガイドワッシャ23によりウェブ7の各側に収容される。
追加ガイドワッシャ23は、その径方向端部に、スペーサ24が固定される舌部40を備える。
図1及び4を参照すると、摩擦ディスク2は2つの直径方向に対向する切欠41を備え、ウェブ7は2つの直径方向に対向する切欠42を備え、切欠41、42は互いに対面している。これらの切欠41、42は、追加ばね25により可能とされる角度行程により、追加ガイドワッシャ23とウェブ7との相対的な回転を可能とする。
図5は、図4のB‐Bに沿った断面図であり、摩擦装置の配置を具体的に示すものである。この断面では、ガイドワッシャ10をスロット35において通過する作動ワッシャ32の軸方向フィンガ34が見える。
作動ワッシャ32は、径方向フィンガ34と作動タブ33(図5の断面図では見えない)とを接続する環状部分44を備える。作動ワッシャの環状部分44は、ウェブ7と追加ガイドワッシャ23のうちの一方との間に配置される。ウェブ7と追加ガイドワッシャ23との間の軸方向間隔は、前記環状部分44の厚さより大きいため、作動ワッシャは、これとウェブ9との間に軸方向隙間47を空けた状態で取り付けられる。従って、ウェブ9の回転により作動ワッシャ32が摩擦によって回転することはない。
軸方向支持体28は、セットのリベット8によりガイドワッシャ10に固定される環状カラーの形状を有する。
図6は、ウェブ7の一部の斜視図であり、作動ワッシャ32の主ばね13に対する配置を示す。作動ワッシャ32は、作動タブ33がばね13の一方の端部とウェブ9の第1支持ゾーン19との間に挿入されるような態様において、効果的に取り付けられる。作動タブ33は、これら2つの部品13と9との間に直接挿入しても、他の部品を介して挿入してもよい。本例において、作動タブ33は、ばね13の端部に固定されたエンドピース14と、ウェブ9の第1支持ゾーン19との間に挿入されている。図6のこの状態において、ばね13の圧縮が、作動ワッシャ32をウェブ9に対してブロックしている。
図7は、トーションダンパー装置1を示すが、簡潔性を期して、追加ガイドワッシャ23、ディスク2、3、及び第1ガイドワッシャ9を省略している。従って、ウェブ7は、各ハウジングに取り付けられた主ばね13及び追加ばね25の手前に見える。ウェブ9の奥に、作動ワッシャ32、追加ガイドワッシャ23、位相調整ディスク16、第2ガイドワッシャ10、及び摩擦装置がこの順で存在し得る。
図7において、作動ワッシャ32の環状部分はウェブ9で見えないが、ウェブ9の第1支持ゾーン19とばね13の端部との間にエンドピース14を介して挿入された2つの作動タブ33は見える。ウェブ9により見えない作動タブ33の部分は、点線で示されている。
図7のこの状態において、トーションダンパー装置は、停止角度位置にある。この位置では、トルクが伝達されないため、ばね13、25は付勢されていない。この停止角度位置は初期位置であり、以下を特徴とする。
‐ウェブ7が、ガイドワッシャ9、10に対して角度位置にあるという事実により定義されるトルクの第1極性。この際、ウェブ7は、停止角度位置と、ウェブ7が歯11、12が当接するまで反時計回りに可能な限り回転した行程終了位置との間に含まれる角度セクタにある。
‐ウェブ7が、ガイドワッシャ9、10に対して角度位置にあるという事実により定義されるトルクの第2極性。ウェブ7は、停止角度位置と、ウェブ7が歯11、12が当接するまで時計回りに可能な限り回転した行程終了位置との間に含まれる角度セクタにある。
これら2つのトルクの極性は、トーションダンパー装置1の2つの動作モードに対応する。すなわち、
‐中央トルク伝達要素から周囲トルク伝達要素に向かって、トルクが伝達されるモード。例えば、車両において、トルクの伝達が車輪からエンジンに向かう(例えばエンジン制動段階)、一般に「レトロモード」と称されるモードに対応する。
‐周囲トルク伝達要素から中央トルク伝達要素に向かって、トルクが伝達されるモード。例えば、車両において、トルクの伝達がエンジンから車輪に向かう(例えば加速段階)、一般に「ダイレクトモード」と称されるモードに対応する。
摩擦装置の動作は、トーションダンパー装置1がこれらのトルクの極性の一方において動作しているか、又は他方において動作しているかに応じて異なる。
図8は、トーションダンパー装置1の摩擦装置の動作を示す概略図である。本図における部品番号は、これが概略的に示す要素の番号を反映している。従って、ウェブ7及び第2ガイドワッシャ10は、互いに対面する2つの垂直部品により示されている。ウェブ7とガイドワッシャ9、10との相対的回転を、本図において、垂直軸に沿った部品7、10の相対移動により概略的に示す。
ウェブ7は主ばね13用のハウジングを備え、ハウジングは第1支持ゾーン19と第2支持ゾーン20とを有する。同様に、ガイドワッシャ10は主ばね13用のハウジングを備え、ハウジングは第1支持ゾーン21と第2支持ゾーン22とを有する。作動ワッシャ32の作動タブ33は、ばね13とウェブ7の第1支持ゾーン19との間にクランプされている。軸方向フィンガ34は、作動ワッシャ32と、弾性ワッシャ31により弾性的に負荷された中間ワッシャ30に接触して配置された摩擦ワッシャ29とを接続する。
トーションダンパー装置1が第1極性のトルクを受けるとき、これは、図8の概略図において、ガイドワッシャ10は静止したままで、ウェブ7が矢印45の方向に移動することに相当する。従って、ウェブ7は、その第1支持ゾーン19を介して作動タブ33を駆動し、ばね13をガイドワッシャ10の第2支持ゾーン22に対して圧縮する。従って、主ダンパーは、ばね13の圧縮により、摩擦装置と同様に作動する。これは、作動タブ33の移動により、摩擦ワッシャ29が移動し、そしてガイドワッシャ10及び中間ワッシャ30に摩擦接触するためである。
対照的に、トーションダンパー装置が第2極性のトルクを受けるとき、これはガイドワッシャ10は静止したままで、ウェブ7が矢印46の方向に移動することに相当する。従って、ウェブ7は、その第2支持ゾーン20を介してばね13を圧縮する。この時、主ダンパーは、ばね13の圧縮により作動するが、作動タブ33が駆動されないため、摩擦装置の方は作動しない。ばねは、ウェブ7の第2支持ゾーン20とガイドワッシャ10の第1支持ゾーン21との間で効果的に圧縮される。従って、ウェブの第1支持ゾーン19は、作動ワッシャ32の作動タブ33から離れるように移動する。作動ワッシャ32が駆動されないため、作動ワッシャ32は、これを軸方向フィンガ34を介して保持する摩擦ワッシャ29のクランプによって所定位置を取り続ける。作動ワッシャ32の環状部分とウェブ7との間に隙間47が存在することにより、作動ワッシャ32は、ウェブ9の移動による摩擦によって駆動され得ない。
従って、摩擦装置は、第1極性のトルクにより作動するが、第2極性のトルクでは作動しない。
図9は、トーションダンパー装置が及ぼした戻りトルク(縦軸)が、ウェブ7とガイドワッシャ9、10との間の相対回転角度(横軸)に応じてどのように変化するかを示す。図の左下の象限の曲線は、トーションダンパー装置が第1極性のトルクにおいて動作しているときに、戻りトルクがどのように変化するかを示す。右上の象限の曲線は、トーションダンパー装置が第2極性のトルクにおいて動作しているときに、トルクがどのように変化するかを示す。参照フレームの原点は、図7の停止角度位置に対応する。
第1極性のトルク(左下象限)において、摩擦装置はアクティブであり、図9の曲線は、実質的に2本の平行な直線の形状を取る。直線の勾配は、ばね13の剛性を示す。2本の直線が存在するという事実は、(停止角度位置から行程終了位置に向かう)外方移動中、及び(行程終了位置から停止角度位置に向かう)戻り移動中のエネルギーの消散を示す。このエネルギーの消散は、このようにして作動する摩擦装置によりもたらされる。
第2極性のトルク(右上象限)において、摩擦装置は非アクティブであるため、曲線は実質的に単一の直線の形状を取る。なぜならば、摩擦によるエネルギーの消散がないため、曲線は、(停止角度位置から行程終了位置に向かう)外方移動と(行程終了位置から停止角度位置に向かう)戻り移動とについて同一であるためである。
図10及び11は、上述の原理のトーションダンパー装置1における具体的な適用を示す。これらの図面では、明瞭性を期して、図7と同様に特定の要素及びばねが省略されている。
図10は、第1極性のトルクにおけるディスク1に関する。図7の停止角度位置と比較すると、ウェブ7は、その行程終了位置まで(矢印45)反時計方向に回転している。この位置において、主ばね13は、ウェブ7の第1支持ゾーン19とガイドワッシャ9、10の第2支持ゾーン22との間で圧縮されている。作動ワッシャ32の作動タブ33は、ウェブ7により第1支持ゾーン19を介して回転駆動される。ウェブ7により見えない作動タブ33の部分は、点線で示されている。
この結果、トーションダンパー装置1が第1極性のトルクに関する角度セクタ内で動作するとき、作動ワッシャ32は回転駆動されて、摩擦ワッシャ29の摩擦接触が生じることにより摩擦装置の作動がもたらされる。
図11は、第2極性のトルクにおけるディスク1に関する。図7の停止角度位置と比較すると、ウェブ7は、その行程終了位置まで(矢印46)時計方向に回転している。この位置において、主ばね13は、ウェブ7の第2支持ゾーン20とガイドワッシャ9、10の第1支持ゾーン21との間で圧縮されている。ウェブ7の第1支持ゾーン19は作動タブ33から離れるように移動するため、作動ワッシャ32は回転駆動されない。
この結果、トーションダンパー装置1が第2極性のトルクに関する角度セクタ内で動作するとき、作動タブ33は所定位置に停まり、作動ワッシャ32は回転駆動されないため、摩擦装置は作動しない。
図12は、上述のトーションダンパー装置の変形例に関する。この概略図では、縁部から見たダンパー装置が描写され、ガイドワッシャ10と、ウェブ7と、それぞれが作動ワッシャ32と協働する2つの主ばね13との協働が示されている。
本変形例において、各作動ワッシャ32の作動タブ33は、ばね13とウェブ7との間だけでなく、ばね13とガイドワッシャ10との間にも位置している。更に、本変形例において、作動ワッシャ32は、ガイドワッシャ10に直接的に摩擦接触する。
本発明によれば、本変形例によるトーションダンパー装置は、第1極性のトルクにおける動作中には、作動ワッシャ32を駆動可能として摩擦を生じさせ得るとともに、反対の極性のトルクにおける動作中には、当該ワッシャを駆動できないものとする。トーションダンパー装置の他の実施形態の変形例が、本発明の範囲から逸脱することなく実施され得る。例えば、トーションダンパー装置が取り付けられたシステムは、クラッチディスクやデュアル・マス・フライホイール等のねじりの減衰を必要とするトルク伝達ドライブトレイン内の任意のシステムであり得る。
主ダンパーと副ダンパーの機能は、単一のばね、又は直列又は並列の任意の個数のばねにより提供され得る。
第2回転要素上での追加ガイドワッシャの停止は、異なる態様で、例えば、ディスクの中央付近に配置された他のストッパを使用して、達成され得る。
ウェブとガイドワッシャの機能を、ウェブを第2回転要素とし、ガイドワッシャを第1回転要素とすることで逆にしてもよい。
変形例として、作動ワッシャ32の作動タブ33は、ウェブ7とガイドワッシャ9とにまたがるように取り付けてもよい。
軸方向支持体28は、ガイドワッシャ10と一体部品として作製されてもよい。

Claims (14)

  1. ‐第1ハウジングを有する第1回転トルク伝達要素(7)と、
    ‐第2ハウジングを有する第2回転トルク伝達要素(9、10)と、
    ‐前記第1回転要素(7)と前記第2回転要素(9、10)との間に配置された弾性装置であって、その変形時に、前記第1回転要素(7)と前記第2回転要素(9、10)とが、回転軸(X)を中心として相対回転することを可能にする弾性要素と、
    ‐摩擦装置と、
    を備える車両のドライブトレイン用のトーションダンパー装置であって、
    前記弾性装置は、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの両方に取り付けられた少なくとも1つのばね(13)を備え、
    前記摩擦装置は、
    ●前記第2回転要素(10)に直接的に又は間接的に摩擦接触するように配置される摩擦ワッシャ(29)と、
    ●回転に関して前記第2回転要素(10)と一体である軸方向支持体(28)と、
    ●前記軸方向支持体(28)と前記摩擦ワッシャ(29)との間に配置された弾性ワッシャ(31)であって、前記摩擦ワッシャ(29)に前記第2回転要素(10)の方向において軸方向の力を及ぼす弾性ワッシャ(31)と、
    ●作動タブ(33)を備えた作動ワッシャ(32)であって、前記作動タブ(33)は、周方向において、前記ばね(13)の第1端部と前記第1回転要素(7)との間に配置されて、前記ばね(13)の前記第1端部が、前記第1回転要素(7)により前記作動タブを介して、前記ばね(13)の前記第1端部の反対側の第2端部の方向において移動すると、前記作動ワッシャ(32)と前記第2回転要素(10)とが相対回転することを可能とする、作動ワッシャ(32)と、
    を備え、
    ●前記作動ワッシャは前記摩擦ワッシャを回転駆動可能であることにより、前記作動ワッシャ(32)と前記第2回転要素(10)とが互いに対して回転するときに、前記摩擦ワッシャは、前記第2回転要素に直接的に又は間接的に摩擦接触する、
    装置。
  2. 前記作動ワッシャ(32)は、少なくとも1つの軸方向フィンガ(34)を備え、
    前記軸方向フィンガ(32)は、前記摩擦ワッシャ(29)のノッチ(36)と協働して、前記摩擦ワッシャ(29)が前記作動ワッシャ(32)により駆動されることを可能にする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記作動ワッシャ(32)は、前記作動タブ(33)と前記軸方向フィンガ(34)とを接続する環状部分(44)を備え、
    前記第2回転要素(10)は、前記摩擦ワッシャ(29)が付勢される環状摩擦面を備え、
    一方の前記作動ワッシャ(32)の前記環状部分(44)と、他方の前記弾性ワッシャ(31)と前記軸方向支持体(28)と前記摩擦ワッシャ(29)とは、前記第2回転要素(10)の前記環状摩擦面の一側と他側とに配置される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 前記作動ワッシャ(32)の前記環状部分(44)は、前記第1回転要素(7)と前記環状摩擦面との間において、前記作動ワッシャが前記第1回転要素(7)に対して回転することを可能にする軸方向隙間(47)を空けた状態で取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 前記第2回転要素(10)は、スロット(35)を備え、
    前記軸方向フィンガ(34)は、前記スロット(35)を介して第2回転要素(10)を通過する、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の装置。
  6. 前記軸方向支持体(28)は、前記第2回転要素(10)に固定される環状フランジから形成され、
    前記弾性ワッシャ(31)及び前記摩擦ワッシャ(29)は、前記環状フランジと前記第2回転要素(10)の前記環状摩擦面との間に配置される、
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記摩擦装置は、前記弾性ワッシャ(31)と前記摩擦ワッシャ(29)との間に配置される中間ワッシャ(30)を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記作動ワッシャ(32)の前記環状部分(44)は、軸方向において、前記第1回転要素(7)と前記第2回転要素(10)との間に配置される、
    ことを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記弾性装置は、少なくとも2組のばね(13)を備え、
    前記ばねは、1組のばね内で前記ばね(13)の前記端部同士を接続する位相調整要素(15、16)によって、各組において直列に配置される、
    ことを特徴とする先行請求項の一項に記載の装置。
  10. 前記第1回転要素(7)及び前記第2回転要素(9、10)のうち、一方はトルク入力要素に回転に関して連結され、これらの要素のうちの他方はトルク出力要素に回転に関して連結される、
    ことを特徴とする先行請求項の一項に記載の装置。
  11. 前記作動ワッシャ(32)は、角度ストッパを更に備え、
    前記第2回転要素(10)は、相補ストッパを備え、
    前記角度ストッパ及び前記相補ストッパは、前記第2回転要素が前記ばねの前記第1端部を、前記ばねの前記第1端部の反対側の前記第2端部の方向に圧縮したとき、前記作動ワッシャ(32)が前記第2回転要素(10)と回転に関して連結するように配置される、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記作動ワッシャ(32)と摩擦ワッシャ(29)とを連結する軸方向フィンガ(34)は、前記角度ストッパを形成し、
    前記スロット(35)は、前記相補ストッパを形成する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 前記角度ストッパは、前記作動ワッシャ(32)の前記作動タブ(33)に配置され、
    前記相補ストッパは、前記第2回転要素(10)の前記第2ハウジングに配置され、
    これにより、前記作動タブ(33)は、周方向において、前記ばね(13)の前記第1端部と前記第2ハウジングの支持面との間に配置される、
    ことを特徴とする請求項11及び12の一項に記載の装置。
  14. トルクが伝達されていないときに前記装置が取る停止角度位置において、前記少なくとも1つのばね(13)は、その端部が、一方で前記第1ハウジングの第1支持ゾーン(19)と、他方で前記第2ハウジングの第2支持ゾーン(21)とに同時に当接するように、前記第1及び第2ハウジングに取り付けられる、
    ことを特徴とする先行請求項の一項に記載の装置。
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