JP2020532276A - 制御および通信ユニットを備えた電動コンビニエンス輸送機器（ｅｃｖ） - Google Patents

Abstract

電動コンビニエンス輸送機器（ＥＣＶ）の一実施形態は、フレームと、フレームを支持および移動するように構成された複数の車輪と、フレームに支持されたユーザ支持部材と、ＥＣＶの前部に向けて配置されたステアリング機構と、少なくとも１つの車輪を前方に推進、後方に推進、または固定位置に留めるように構成されるモータと、第１の位置で作動すると、モータが車輪を前方に推進し、第２の位置で作動すると、モータが車輪を後退方向に推進させるスロットルと、ユーザ支持部材の前に配置され、モータの動作を制御するように構成される制御および通信ユニット（ＣＣＵ）と、を含む。

Description

この出願は、２０１７年８月１７日に出願されたシリアル番号１５／６８０，０５４を有する同時係属中の米国特許出願の一部継続出願（ＣＩＰ）であり、２０１７年８月１６日に出願された、同時係属中の米国仮出願シリアル番号６２／５４６，４７４に対する優先権の利益を主張する、制御および通信ユニットを備えた電動コンビニエンス輸送機器（ＥＣＶ）と題するものであり、その内容全体を参照により本明細書に組み込む。

本発明は、電動コンビニエンス輸送機器、より具体的には、ユーザインターフェースを含む電動コンビニエンス輸送機器に関する。

テーマパークや、スポーツやコンサートの会場、動物園、その他の公共および個人の会場など、その他の公共の会場は、あらゆる年齢層の人々に長く愛されてきた。空港、病院、ショッピングモール、小売店など、他のタイプの施設には、同様のタイプの群衆がいる。会場のオペレータが理解しているように、群衆は、怪我、病気、年齢、またはその他の理由で歩行の支援を必要とする個人が一定の割合を有し、一般に障害者と呼ばれる。

公共政策と良好なビジネスの両方になるため、会場では、一般的に電動コンビニエンス輸送機器（ＥＣＶ）と呼ばれる動力付き車両が提供される。この車両は、歩行を妨げたり制限したりする身体障害を持つ障害者が会場に参加できるように自走式である。既存のＥＣＶには、電動スクータが含まれており、障害者が１日中運転して会場の様々な部分にアクセスできる。従来のＥＣＶは比較的単純であり、通常、車輪とステアリング機構を備えたフレームに取り付けられた椅子を含む。ＥＣＶのモータは、一般に、ステアリング機構のハンドルの上または近くにあるスロットルを使用して、ＥＣＶを前進または後退させるように制御される。

ＥＣＶは、会場によっては、施設またはサードパーティプロバイダによって訪問者にレンタルされる場合がある。他の施設では、ユーザが会場にいる間にＥＣＶをレンタルすることができる。これらのＥＣＶは、障害のある個人には役立つが、ＥＣＶのレンタル期間中は、障害のある個人によるレンタル料金を超えて、ＥＣＶの会場と所有者／運営者は商業的利益を受け取らない。したがって、ＥＣＶの所有者／運営者に追加の商業的利益を提供する一方で、ＥＣＶのユーザに機能性と体験を向上させるＥＣＶが望まれる。

ユーザの会場での体験を改善し、ＥＣＶの会場とオペレータの商業的価値を向上させる電動コンビニエンス輸送機器（ＥＣＶ）には、ＥＣＶ周辺の歩行者の安全性を向上させ、責任を軽減し、ＥＣＶのユーザの負傷のリスク、およびこれまでＥＣＶには存在しなかった機能を提供する。機能は、会場のマッピングと指示、ＥＣＶでのレンタルと予約のオーダ、ユーザと会場間の会場メッセージング、ＥＣＶのロックボックスのロックとロック解除などに及ぶ。

電動コンビニエンス輸送機器の一実施形態は、フレーム、フレームを支持および移動するように構成された複数の車輪、フレームに支持されたユーザ支持部材（例えば、座席）、およびＥＣＶの前部に向けて配置されたステアリング機構を含み得、ユーザが少なくとも１つの車輪の方向を回転させてＥＣＶの移動方向を制御できるように構成されている。モータは、少なくとも１つの車輪を前方に推進したり、後方に推進したり、固定位置に留まるように構成することができる。スロットルは、第１の位置で作動すると、モータに車輪を前方に推進させ、第２の位置に作動すると、モータに車輪を後退方向に推進させ、第３の位置にあると、モータが車輪を固定位置に維持することができる。制御および通信ユニット（ＣＣＵ）は、ユーザ支持部材の前に配置され、通信ネットワークを介して通信するように構成されてもよい。

電動コンビニエンス輸送機器を操作する方法の一実施形態は、ＥＣＶのユーザが移動方向を制御できるようにすることを含むことができる。少なくとも１つの車輪は、前方位置、第２の位置、およびアイドル位置でスロットルをそれぞれ作動させることに応じて、前方に推進、後方に推進、または固定位置に留まるようにさせることができる。ユーザは、コマンドおよび通信ユニット（ＣＣＵ）により通信ネットワークを介して通信することができる。

本発明の方法および装置のより完全な理解は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を参照することにより得ることができる。

制御および通信ユニット（ＣＣＵ）、ＥＣＶの前にある物体を感知するように構成されたセンサ、および安全性および会場内の改善されたユーザ体験を提供する他の機能を含む例示的な電動コンビニエンス輸送機器（ＥＣＶ）の図である。 制御および通信ユニット（ＣＣＵ）、ＥＣＶの前にある物体を感知するように構成されたセンサ、および安全性および会場内の改善されたユーザ体験を提供する他の機能を含む例示的な電動コンビニエンス輸送機器（ＥＣＶ）の図である。 制御および通信ユニット（ＣＣＵ）、ＥＣＶの前にある物体を感知するように構成されたセンサ、および安全性および会場内の改善されたユーザ体験を提供する他の機能を含む例示的な電動コンビニエンス輸送機器（ＥＣＶ）の図である。 制御および通信ユニット（ＣＣＵ）、ＥＣＶの前にある物体を感知するように構成されたセンサ、および安全性および会場内の改善されたユーザ体験を提供する他の機能を含む例示的な電動コンビニエンス輸送機器（ＥＣＶ）の図である。 制御および通信ユニット（ＣＣＵ）、ＥＣＶの前にある物体を感知するように構成されたセンサ、および安全性および会場内の改善されたユーザ体験を提供する他の機能を含む例示的な電動コンビニエンス輸送機器（ＥＣＶ）の図である。 制御および通信ユニット（ＣＣＵ）、ＥＣＶの前にある物体を感知するように構成されたセンサ、および安全性および会場内の改善されたユーザ体験を提供する他の機能を含む例示的な電動コンビニエンス輸送機器（ＥＣＶ）の図である。 制御および通信ユニット（ＣＣＵ）、ＥＣＶの前にある物体を感知するように構成されたセンサ、および安全性および会場内の改善されたユーザ体験を提供する他の機能を含む例示的な電動コンビニエンス輸送機器（ＥＣＶ）の図である。 制御および通信ユニット（ＣＣＵ）、ＥＣＶの前にある物体を感知するように構成されたセンサ、および安全性および会場内の改善されたユーザ体験を提供する他の機能を含む例示的な電動コンビニエンス輸送機器（ＥＣＶ）の図である。 制御および通信ユニット（ＣＣＵ）、ＥＣＶの前にある物体を感知するように構成されたセンサ、および安全性および会場内の改善されたユーザ体験を提供する他の機能を含む例示的な電動コンビニエンス輸送機器（ＥＣＶ）の図である。 制御および通信ユニット（ＣＣＵ）、ＥＣＶの前にある物体を感知するように構成されたセンサ、および安全性および会場内の改善されたユーザ体験を提供する他の機能を含む例示的な電動コンビニエンス輸送機器（ＥＣＶ）の図である。 ＥＣＶの前方および周囲の物体を感知し、さらにユーザが座席に座っているかどうかを感知するために使用されるＥＣＶに配置されたセンサを示す概略図である。 ＥＣＶの前方および周囲の物体を感知し、さらにユーザが座席に座っているかどうかを感知するために使用されるＥＣＶに配置されたセンサを示す概略図である。 図３Ａの座席に取り付けられ、例えば、ＥＣＶの作動中に太陽および雨からユーザを覆うために使用されるカバーまたはキャノピを含む例示的なＥＣＶの図である。 図３Ａの座席に取り付けられ、例えば、ＥＣＶの作動中に太陽および雨からユーザを覆うために使用されるカバーまたはキャノピを含む例示的なＥＣＶの図である。 図３Ａの座席に取り付けられ、例えば、ＥＣＶの作動中に太陽および雨からユーザを覆うために使用されるカバーまたはキャノピを含む例示的なＥＣＶの図である。 ＥＣＶの座席の背もたれの後ろに取り付けられ得る例示的なロックボックスの図である。 ＥＣＶの座席の背もたれの後ろに取り付けられ得る例示的なロックボックスの図である。 ＥＣＶの座席の背もたれの後ろに取り付けられ得る例示的なロックボックスの図である。 図１Ａに示されるようなＥＣＶのティラーの上部に配置された例示的なＣＣＵの図である。 ＥＣＶ上に配置されたセンサからの感知ゾーンを示す例示的なＥＣＶの図である。 ＥＣＶ上に配置されたセンサからの感知ゾーンを示す例示的なＥＣＶの図である。 ＥＣＶのティラーに取り付けられたセンサを、センサによって作成された感知パターンとともに示す例示的なＥＣＶの図である。 ユーザが立っていることを提供する例示的なＥＣＶの図であり、ユーザがＥＣＶを操作しながらＣＣＵを見ることができるように、この場合、ステアリング機構を中心として、フロント部材に配置されたＣＣＵとともにＥＣＶのティラーに配置された複数のセンサを含むことができる。 ＥＣＶおよびＣＣＵを制御および操作するために使用される例示的な電子機器のブロック図である。 ＣＣＵのバッテリを管理するために使用される例示的なＣＣＵ制御プロセスの流れ図である。 ＣＣＶがＥＣＶの動作を制御するための例示的なＥＣＶ制御プロセスの流れ図である。 例示的な衝突記録プロセスの流れ図である。 ＥＣＶのＣＣＵによって実行されるように構成され、さらに、１つまたは複数の通信ネットワークを介してサーバおよびウェブブラウザと通信するように構成されたソフトウェアを含むシステムの例示的なブロック図である。 電動コンビニエンス輸送機器が動作している例示的なネットワーク環境の図である。 ＥＣＶで動作する例示的なＣＣＵの図である。 ＣＣＵのソフトウェア操作を表すスクリーンショットの階層である。 ユーザがＥＣＶをレンタルしてアクセスすることを可能にする例示的なプロセスのシーケンスである。 ユーザがＥＣＶをレンタルしてアクセスすることを可能にする例示的なプロセスのシーケンスである。 ユーザがＥＣＶをレンタルしてアクセスすることを可能にする例示的なプロセスのシーケンスである。 ＥＣＶのレンタルおよび使用をサポートするＣＣＵの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットである。 ＥＣＶのレンタルおよび使用をサポートするＣＣＵの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットである。 ＥＣＶのレンタルおよび使用をサポートするＣＣＵの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットである。 ＥＣＶのレンタルおよび使用をサポートするＣＣＵの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットである。 ＥＣＶのレンタルおよび使用をサポートするＣＣＵの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットである。 ＥＣＶのレンタルおよび使用をサポートするＣＣＵの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットである。 ＥＣＶのレンタルおよび使用をサポートするＣＣＵの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットである。 ＥＣＶを備えたレンタルエリアがレンタルされ得る、例示的な会場、この場合は遊園地の図である。 ＥＣＶのユーザが使用するユーザインターフェースを表示する例示的なＣＣＵである。 ＣＣＵを備えたＥＣＶが動作している別の場所、この場合は病院の上面および側面の図である。 ＣＣＵを備えたＥＣＶが動作している別の場所、この場合は病院の上面および側面の図である。

Ａ．電動コンビニエンス輸送機器（ＥＣＶ）

図１Ａ〜図１Ｊに関して、制御および通信ユニット（ＣＣＵ）１０２を含む例示的な電動コンビニエンス輸送機器（ＥＣＶ）１００の図が示されている。ＥＣＶ１００は、フレーム（図示せず）、フレームを支持および移動するように構成された複数の車輪１０４、フレームによって支持された座席１０６、およびＥＣＶ１００の前部に向かって配置され、ユーザが、１つまたは複数の車輪１０４の方向を回転させて、ＥＣＶ１００の移動方向を制御することができるように構成されたステアリング機構を含むことができる。ＣＣＵ１０２は屋外で使用することを意図しているため、ＣＣＵ１０２は防水であるか、そうでなければＣＣＵ１０２のケースに入り雨または他の液体から保護され得る。ＣＣＵ１０２は、その動作を制御するためにアンドロイド（登録商標）または他のオペレーティングシステムを使用してもよい。一実施形態では、フレームは、本体１１０が取り付けられるシャーシ（図示せず）を含むかまたは画定することができる。モータ（図示せず）は、少なくとも１つの車輪１０４を前方に回転させるか、後方に回転させるか、または固定位置に留まるように構成されてもよい。

スロットル１１２は、第１の位置に設定されると、モータに車輪１０４を前方に推進させ、第２の位置に設定されると、モータに車輪を後退方向に推進させ、第３の位置に設定されると、モータが車輪を固定位置に維持する（または、ＥＣＶ１００に加えられた力で車輪が回転できる中立または非係合状態になる）。スロットル１１２は、前方、後方、および位置機能維持を提供する多種多様な物理的構成を有し得ることを理解されたい。スロットル１１２は、静止状態が、運動を阻害するかまたは少なくとも１つの車輪１０４に力を加えない中立状態、車輪に前方向の力を加える左傾斜状態、および車輪に後退方向の力を加える右傾斜状態である、３つの状態または位置を有する「ウィグワグ（wig-wag）」として形作られる。

１つまたは複数のセンサ１１４ａ〜１１４ｃは、ＥＣＶ１００の進行方向の前にある物体を検知するように向けられ得る。センサ１１４ｄおよび１１４ｅ（図１Ｃ）は、ＥＣＶ１００の側面に向けられて、ＥＣＶ１００の側面への物体を検知し得る。センサ１１４ｆおよび１１４ｇは、ＥＣＶ１００の後方に向けられてもよく、センサ１１４ａ〜１１４ｇの集合体は、本明細書ではセンサ１１４と呼ばれる。センサ１１４のそれぞれは、センサ１１４のいずれかによって感知されている物体を示す感知信号（例えば、図９を参照）を生成するように構成され得る。

制御および通信ユニット（ＣＣＵ）１０２は、座席１０６の前に配置され、感知信号を受信し、モータの動作を制御するように構成されてもよく、ＣＣＵは、ＣＡＮバスまたは他の通信バスなどの通信ネットワークを介して通信するようにさらに構成される（例えば、図１４を参照）。本明細書では、ＣＣＵ１０２は、電子デジタルダッシュ（ＥＤＤ）とも呼ばれる。センサ１１４は、ＥＣＶ１１０の周囲（例えば、正面、側面、および背面）の物体を感知するように構成されてもよく、ＣＣＵ１００および／または他の電子デバイスは、（ｉ）ＥＣＶ１１０のユーザおよびＥＣＶ１１０の周りの歩行者の安全性、および（ｉｉ）会場内（例えば、遊園地）での改善されたユーザ体験を提供するためのＣＣＵ１００の動作を制御するように構成されてもよい。

さらに図１Ａに関して、ＥＣＶ１００の椅子１０６は、本体１１０の上のシャーシによって支持される。この場合、椅子１０６は、椅子１０６の両側にアームレスト１１６ａおよび１１６ｂ（集合的に１１６）を含み、ユーザが椅子１０６、背もたれ１１８、およびヘッドレスト１２０に乗る、降りる、留まるのを支援する。シート１０６は、高さおよび角度調整可能であってもよい。ステアリング機構１０８は、ユーザがＥＣＶ１００の運動方向を制御するために使用するハンドルバー１２２ａおよび１２２ｂ（集合的に１２２）を含むことができる。ステアリング機構１０８は、ハンドルバー１２２から本体１１０まで下方に延びるティラー１２４も含むことができ、ティラー１２４は、ユーザがティラー１２４に取り付けられたハンドルバー１２２を動かすことに応じて回転するように構成される。

センサ１１４は、ＥＣＶ１００の進行方向の前の人、壁、縁石などの物体を感知できるように、ティラー１２４に取り付けられるように示されている。さらに、センサ１１４が回転するティラー１２４に取り付けられると、センサ１１４は、ティラー１２４の角度の関数として物体を感知し、これは、静止したままのＥＣＶ１００のフロントバンパ１２６に代替的に取り付けられ得るセンサとは異なる。バンパ搭載センサ（図示せず）は、ＥＣＶ１００の方向変化を導くティラー１２４の即時の方向変化とは対照的に、ＥＣＶ１００のバンパ１２６の前にある物体を感知する。例えば、ＥＣＶ１００のユーザがハンドルバー１２２に力を加えることによりティラー１２４を回すと、センサ１１４は、ＥＣＶ１００のフロントバンパ１２６が物体に面する前に物体を感知する。

ＥＣＶ１００の前面の他の特徴には、本体１１０に配置されたライト１３０が含まれ得る。この場合のライト１３０には、ＥＣＶ１００の前の経路を照らすために使用されるが、本質的に装飾的な左、右、および中央のライトが含まれる。ＣＣＵ１０２は、ライト１３０をオンおよびオフするように構成され得る。一実施形態では、ＣＣＵ１０２は、中央ライトから独立して左右のライトをオン／オフするように構成されてもよい。代替実施形態では、ＣＣＵ１０２が照明の動作を制御するのではなく、物理的構成要素（例えば、ボタンまたはスイッチ）が照明１３０の動作を制御してもよい。

一実施形態では、ティラー１２４は、画像をキャプチャするためにその上に配置されたフロントカメラ１３２を有することができる。画像は、ビデオおよび／または静止画像を含むことができ、これらは、例えば、衝突の場合に保存および使用することができる。一実施形態では、キャプチャされた画像は、高解像度画像よりも少ないメモリを消費するように低解像度ビデオ画像であり、それにより、保存および／または処理するためにカメラ１３２からＣＣＵ１０２に通信される。一実施形態では、低解像度画像は、潜在的な将来の事故請求のためのバックアップビデオを提供するために、リモートサーバに毎日保存されてもよい。フロントカメラ１３２に加えて、図１Ｂに示されるように、ＥＣＶ１００はまた、ＥＣＶ１００がバックアップしているときに、画像（例えば、表示用の高解像度画像および保存用の低解像度画像）をキャプチャし、保存および／または処理のために画像をＣＣＵ１０２に通信するように構成され得る１つまたは複数の後方カメラ１３４ａおよび１３４ｂ（集合的に１３４）も含み得る。キャプチャされた画像（例えば、低解像度画像）は、例えば、事故や衝突が発生した場合に役立つなど、履歴記録の目的で保存することができる。ユーザのために１日の思い出を保存するために、高解像度および／または低解像度画像を保存できる。

ライト１３０に加えて、ランニング／充電インジケータライト１３６は、発光ダイオード（ＬＥＤ）または他の照明装置を使用して１つまたは複数の色で照明し、ユーザ、オペレータ、および／または歩行者の状態情報を通知する。例えば、ランニング／充電インジケータライト１３６は、ランニングモード（例えば、オンにされ、移動または静止している）のときに白色で照明され得る。充電器によって充電されている場合、ライト１３６は、完全に充電され充電器と電気通信しているときは緑色、完全に充電されていないときは黄色、充電されていないときは赤で点灯する。充電器は、有線または無線（例えば、容量性）充電器であり得る。充電器と電気通信していない場合、通知ライト１３６は、例えば、ＥＣＶ１００が現在レンタルされているか、そうでなければ使用されているか（例えば、緑色の明るい／暗い／明るい遷移）、または現在レンタルまたは使用されていないか（例えば、例えば、赤の明るい／暗い／明るい遷移）をユーザに通知することができる。ライト１３６は、様々な理由で他の色（例えば、オレンジ、紫）、パターン、または他の照明信号を表示するように制御されてもよい。例えば、ＥＣＶ１００またはＣＣＵ１０２の故障が検出された場合、ライト１３６は赤く点滅し得る。

光起電力セル１３８は、チィラー１２４上に配置され、可動性を提供するためにＣＣＶ１００に電力供給する、および／またはＥＣＶ１００を推進するモータに電力を供給するための電池とは独立してＣＣＵ１０２に電力供給するための別個の電池が含まれる場合、ＣＣＵ１０２に電力を供給するのに使用する充電式電池（図示せず）と電気通信することができる。一実施形態では、メインバッテリおよびバックアップバッテリが提供されてもよく、バックアップバッテリは、メインバッテリより小さく、メインバッテリの充電不足に応じて使用されてもよい。周囲光を感知し、ＣＣＵ１０２の電子デバイスの輝度（例えば、昼／夜設定）を制御する際に使用する周囲光信号を生成して、ＣＣＵ１０２の輝度が昼間は高く、夜間またはＥＣＶ１００が、例えば、影やトンネルにある場合に低くなるように光センサ１４０を設けることができる。一実施形態では、コンテンツデータ（例えば、キャプチャされた画像またはビデオ）または設定情報をダウンロードおよびアップロードするためにＣＣＵ１０２と通信することができるＵＳＢ充電器ポート１４２を設けて、ユーザが自分のモバイルデバイスを充電するか、あるいはＣＣＵ１０２と通信することができるようにすることができる。一実施形態では、複数の電子デバイスを同時に充電できるようにするために、デュアルＵＳＢ充電ポートを設けることができる。

図１Ｂに関して、ＥＣＶ１００の背面斜視図が示されている。この図では、ハンドルバー１２２の高さより上のティラー１２４の上部に配置されたＣＣＵ１０２が示されている。ハンドルバー１２２に対して高さが中央にあるＣＣＵ１０２など、代替の構成も利用できることを理解されたい。ＣＣＵ１０２上のグレアを低減するのを助けるために、ＣＣＵ１０２を部分的に取り囲むバイザまたはグレアシールド１２８を使用してもよい。

ＣＣＵ１０２は、ＥＶＣ１００のユーザがＣＣＵ１０２と対話し、ＥＣＶ１００をレンタル、制御、および／または操作できるようにするために、ユーザインターフェースまたはダッシュボードが表示され得る電子ディスプレイを含み得る。本明細書でさらに説明されるように、ユーザインターフェースは、動作情報および非動作情報を表示してもよい。動作情報は、ＥＣＶ１００の速度、バッテリ残量、および他のＥＣＶ動作情報を含み得る。本明細書でさらに説明するように、非動作情報には、会場固有のマッピング情報、会場固有のユーザ情報、レンタル情報などが含まれる場合がある。

背もたれ１１８は、それに接続された１つまたは複数のブラケット１４４を含むことができ、そこに様々な装置を取り付けることができる。ブラケット１４４は、図１Ｃに示されるように、バスケット１４６（例えば、金属メッシュバスケット）、ロックボックス（例えば、図４Ａ〜図４Ｃを参照）、酸素タンクホルダ、杖ホルダ、飲料ホルダなどのホルダ、傘ホルダ、および／または他のホルダまたはＥＣＶ１００のユーザに役立つ他の任意のホルダまたは装置を固定することを可能にし得る。別の収納ビン１４８は、座席１０６の下に配置することができ、剛性または可撓性の任意の材料で形成して、ユーザがその中にアイテムを収納できるようにすることができる。

ＥＣＶ１００の本体１１０の後部には、ＥＣＶがＥＣＶ１００の後ろの車両および人々に対して何らかの他の種類の行動を停止または実行していることを示すライト１４７が示されている。一実施形態では、近接センサなどの１つまたは複数のセンサ１４９をＥＣＶ１００の背面に配置することができる。カメラをＥＣＶ１００の背面に配置することもでき、それにより、例えば、ＣＣＵ１０２上の背面カメラから受信したビデオ画像を見ることにより、バックアップ時にＥＣＶ１００の背後を見ることができる。図１Ｃ〜図１Ｊは、ＥＣＶの代替の透視図と方向図を示している。

ＥＣＶ１００を充電するために、充電ポート１５０がティラー１２４に配置されてもよい。充電ポート１５０は、充電ポート１５０と接続するための相互コネクタを有する充電ケーブル（図示せず）を介して充電器がそれに接続することを可能にする電気導管を含むことができる。充電ポート１５０の導管は、充電式電池（図示せず）に電気的に接続されてもよい。充電ポート１５０の代替実施形態および位置は、ＥＣＶ１００に含まれてもよい。例えば、ティラー１２４に配置するのではなく、充電ポートを本体１１０に配置してもよい。さらに、ＥＣＶ１００は、誘導充電などの無線充電を利用することができ、誘導充電要素をＥＣＶ１００の下に配置して、対応する誘導充電要素を介して充電式電池を誘導充電することができる。

オペレータが現在ユーザに割り当てられているＥＣＶ１００の制御を無効にすることができるように、オペレータキーバイパス１５２を設けることができる。オペレータキーバイパス１５２は、キーを介してアクセスすることができ、これにより、ＥＣＶ１００およびＣＣＵ１０２の制御が無効になり、キーでオペレータに与えられる。キーは、従来のキー、またはコード化に応じてＥＣＶ１００およびＣＣＵ１０２にいくつかまたはすべての機能へのアクセスを提供するようにコード化された電子キーであり得る。例えば、オペレータは、現在のステータスを判断するためにバッテリレベルまたはユーザ識別子をチェックしているアテンダント、またはＥＣＶ１００を修理または他の方法で保守する必要がある技術者である場合がある。

ＲＦＩＤおよび／またはバーコードリーダ１５４は、ＣＣＵ１０２の下に配置することができ、様々な媒体から機械可読標識（例えば、バーコード、ＱＲコード（登録商標）、ＲＦＩＤタグなど）をスキャン、撮像、および読み取るように構成することができる。リーダ１５４は、連続的にオンであり、機械可読標識を読む準備ができている場合がある。リーダ１５４は、ＣＣＵ１０２と電気通信して、データを通信することができる。リーダ１５４は、それによって使用するための機械可読標識に関連付けられたテキストまたはコマンドを受信および保存することができる。例えば、機械可読標識は、割引コード、ユーザ識別子、ターンオンコマンド、またはレンタル（例えば、レンタル費用の割引）、情報（例えば、ＣＣＵを介して自分の名前でユーザにアドレスを指定）、操作（例えば、ユーザがＥＣＶに再アクセスしようとするたびにユーザを再確認）、またはその他の機能（例えば、宝探しゲームピース）に使用できる情報またはコマンドであり得る。

ティラー１２４は、直立してシート１０６に向かって角度を付けることができる。角度を変更するには、スイッチ１５６を使用して、ティラー１２４内のモータを使用して出力調整を実行することができる。スイッチ１５６は、ティラー１２４の前方および後方の出力調整を可能にする前方／後方回転機構を含むことができる。代替実施形態では、ティラー１２４は、固定または可変設定のヒンジ（図示せず）などの機械的回転要素を含むことができる。さらに、ＣＣＵ１０２は、ユーザがティラー１２４の回転角度を設定するために相互作用することを可能にするユーザインターフェース要素をサポートしてもよい。

図２Ａ〜図２Ｄに関して、ＥＣＶ２００の前方および周囲の物体を感知するために使用されるＥＣＶ上に配置されたセンサ２０２ａ〜２０２ｊ（集合的に２０２）を含むＥＣＶ２００、およびユーザが座席に座っているかどうかを示す概略図が示されている。センサ２０２は、ユーザが１つまたは複数のハンドルバー２０８を回すことにより関節２０６で回転するように構成されたティラー２０４に配置された前部センサ２０２ａ〜２０２ｃを含む。センサ２０２ａ〜２０２ｃは、ティラー２０４の角度の関数として、ティラー２０４の前にある物体を感知するように配置することができる。前述したように、ティラー２０４が回転すると、回転するティラー２０４の一部に取り付けられたセンサ２０２ａ〜２０２ｃは、回転したティラー２０４の前に位置する物体を感知する。図示されるように、センサ２０２ａ〜２０２ｃは、約３フィートの高さで外側に約６フィート突出する検知パターン２０８で構成される。感知パターン２０８は、図７および図８にさらに示されるように、フェンダまたはＥＣＶ２００の本体２１０の他の部分によって遮られない形状をさらに有してもよい。

フロントフェンダ２１４のベース部分２１２に配置された１つまたは複数のセンサを含むことができるセンサ２０２ｄを使用して、感知パターン２０８の下にある物体を検知することができる。センサ２０２ｄは、ＥＣＶ２００から一定の距離内に位置する物体または構造物を感知するように構成されてもよい。例えば、センサ２０２ｄは、約３フィート〜約６フィートの間の感知距離を有するように構成することができる。これは、約３インチなどの数インチ以内の距離である。

センサ２０２ａ〜２０２ｄの感知距離は、ＥＣＶ２００がＣＣＵ２１６または他の電子機器による自動減速の場合にユーザに不快感を与えない（例えば、頭や体を前方にスナップさせない）速度で停止できるように十分長くなければならない。センサ２０２ｅ／２０２ｆは、ＥＣＶ２００の本体２１０の底部の左右の中央位置に配置され、ＥＣＶ２００の下方および側方への物体を検知するように構成されて、歩行者または物体の足が、ＥＣＶ２００のそれぞれの左右の後輪２１７ａ／２１７ｂのいずれかによって乗り越えることの防止に役立つ。センサ２０２ｇおよび２０２ｈは、本体２１０の後部に取り付けられた近接センサであり、ＥＣＶ２００の背後の物体を検知する。センサ２０２ｇおよび２０ｈは、主に、ＥＣＶ２００が後方に移動しているときにＥＣＶ２００の背後の物体を感知するために使用されてもよく、センサ２０２ａ〜２０２ｃと同じまたは異なる感知パターンを有してもよい。

近接センサ２０２ａ〜２０２ｈに加えて、ＥＣＶ２００は、ユーザまたはオペレータのセンサ２０２ｉおよび２０２ｊを含むことができる。センサ２０２ｉは、ティラー２０４の上部に配置され、座席２１８または座席２１８から上方に延びる背もたれ２２０に面する。センサ２０２ｉは、ユーザが座席２１８に位置していることを感知するために使用され得る。センサ２０２ｉは、人などの物体が座席２１８または背もたれ２２０の距離よりも短い距離にあると判断したことに応答して、検知信号を生成することができる。センサ２０２ｊは、座席２１８にかかる重量または力を測定するセンサであってもよい。一実施形態では、センサ２０２ｊは、重量または力を測定し、回路によって実行されている回路またはソフトウェアプログラムは、座席２０２ｊの上部の重量が７５ポンドなどの特定の量を超えていると判断して、ユーザが座席２１８に座っている可能性が、座席２１８に置かれている荷物または他の物体よりも高いことを確認する。モータコントローラ２２２を使用して、ＥＣＶ２００のモータを制御することができる。一実施形態では、モータコントローラ２２２の一部であり得るスイッチ（図示せず）は、モータが動作するのを防止するか、車輪２１７ａ／２１７ｂを回転させないように構成され得る。

図２Ｂ〜図２Ｃに関して、ＥＣＶ２００の上面図および側面図が示されている。センサ２０２は、有線または無線でＣＣＵ２１６と通信するように示されており、ＣＣＵ２１６は、センサ２０２のいずれかから受信した検知信号を受信して応答するように構成され得る。前述のように、他の回路（図示せず）は、センサ２０２のうちの１つまたは複数からの感知信号を受信して応答するように構成されてもよい。他の回路が利用される場合、ＣＣＵ２１６はさらに、他の回路と通信して、他の回路と相互作用してＥＣＶ２００を制御するか、他の回路によって実行される動作を受信および記録するように構成されてもよい。

図３Ａに関して、座席３０４、背もたれ３０６、またはフレーム部材３０８に接続および／またはフレーム部材３０８を貫通する構造部材３１０を備えたフレーム部材３０８に取り付けるキャノピ３０２で構成された例示的なＥＣＶ３００の図である。キャノピ３０２は、半透明、不透明、または光を可能にするか、または光がそこを通過するのを防ぐように構成されていてもよい。キャノピ３０２の広範囲の構成が提供され得ることを理解されたい。一実施形態では、ユーザが太陽および／または雨から自分自身をさらに保護することを可能にするために、下方に延びるか、上下または前後に動くことができる側面部材（図示せず）が設けられてもよい。

図４Ａ〜図４Ｃに関して、座席４００の背もたれ４０４に取り付けることができる例示的なロックボックス４０２を含むＥＣＶの座席４００の図が示されている。ロックボックス４０２は、背もたれ４０４に取り付けられた１つまたは複数の取り付けブラケット（図示せず）に取り付けられてもよい。一実施形態では、ロックボックス４０２は、中実の剛性材料（例えば、金属）で形成される。ＥＣＶのユーザは、アイテムをロックボックス４０２に保存および保護できる。一実施形態では、ロックボックス４０２内のアイテムを囲むために、回転可能または可動のカバー４０６を設けることができる。ユーザがロックボックス４０２をロックおよびロック解除できるようにするユーザインターフェース４０８をロックボックス４０２に取り付けることができる。一実施形態では、ユーザインターフェース４０８は、ロックボックス４０２の壁４１０に取り付けられる。他の実施形態では、ユーザインターフェース４０８は、カバー４０６に取り付けられてもよい。

ユーザインターフェース４０８は、カバー４０６を固定および解放するために係合および係合解除するロック機構（図示せず）をユーザがロックおよびロック解除できるようにする電子機器を含むことができる。図示される実施形態では、ユーザインターフェース４０８は、ユーザがロックボックス４０２をロックおよびロック解除するための４桁ＰＩＮなどの個人識別番号（ＰＩＮ）を設定することを可能にする小型電子ディスプレイ４１２（例えば、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ））とともにキーパッド４１０を含む。広範囲のユーザインターフェース、ディスプレイ、およびロック機構を利用できることを理解されたい。例えば、ユーザインターフェース４０８には、正しい場合は、ロックボックス４０２のロックを解除してロックする、近距離無線通信（ＮＦＣ）リーダ、無線周波数識別子（ＲＦＩＤ）リーダ、またはリストバンドやその他の物体にあるタグやその他のＩＤメカニズムの読み取りを可能にするその他のものが含まれる。代替実施形態では、ロックボックス４０２は、ＥＣＶのＣＣＵと通信して、ユーザがそこからロックボックス４０２をロックおよびロック解除できるようにすることができる（例えば、ＣＣＵのロック解除状態またはＣＣＵのロック状態のいずれかでソフトキーパッドを介して）。

図５に関して、図１Ａに示されるようなＥＣＶのティラー５０２の上部に配置された例示的なＣＣＵ５００の図が示されている。ＣＣＵ５００は、ユーザインターフェース５０６が表示される電子ディスプレイを含むことができる。ユーザインターフェース５０６は、速度計５０８、燃料計５１０、この場合はバッテリ充電レベル、および前進／後退インジケータ５１２を含む、いくつかのダッシュボードタイプの特徴を含むように示されている。他の情報要素は、物体センサメータ５１４、デジタルマップ５１６、気象情報５１８、ホーン５２０、速度制御リミッタ５２２、および車両ロックソフトボタン５２４を含む。現在の日時５２６も表示され得る。ＣＣＵ５００は、通信ネットワークに無線で接続され得るため、接続強度インジケータ５２８およびバッテリレベル５３０も表示され得る。一実施形態では、コンパスの外側のアトラクション（例えば、乗り物）または場所（例えば、入口ゲート、正面玄関など）を指すコンパスが表示されてもよい。

ＣＣＵ５００は、ユーザにＥＣＶ制御と情報の両方を提供することを目的としている。したがって、ＣＣＵ５００は、ＥＣＶおよび情報をサポートするために様々なアプリケーションまたはアプリを実行するように構成され得る。アプリは、対応するアプリを実行するために、ユーザがアプリアイコン５３２ａ〜５３２ｎ（集合的に５３２）を介してアクセスすることができる。アプリには、ダッシュボード５３２ａ、レンタル／返却５３２ｂ、ウェイファインダ５３２ｃ、会場５３２ｄ、設定５３２ｅ、ヘルプ５３２ｎが含まれる。追加のまたは代替のアプリがＣＣＵ５００によって実行され、それによって実行に利用できることを理解されたい。本明細書では、アプリの様々な態様について、図１５に関してさらに説明する。

図６Ａおよび図６Ｂに関して、センサ領域またはゾーン６０２ａ〜６０２ｄ（集合的に６０２）とともに例示的なＥＣＶ６０２の図が示されている。ＥＣＶ６００は、感知ゾーン６０２がＥＣＶ６００に対して見えるように、上面図（図６Ａ）および左側面図（図６Ｂ）から示されている。感知ゾーン６０２ａは、６フィート（７２インチ）の長さ、３０インチの幅、および３０インチの高さを有するように示されている。感知ゾーン６０２ｂは、１８インチの長さ、３０インチの幅、および１８インチの高さを有するように示されている。感知ゾーン６０２ｃおよび６０２ｄは、１２インチの長さおよび１２インチの幅を有するように示されている。感知ゾーン６０２ｃおよび６０２ｄの高さは、センサからＥＣＶ６００が存在する表面まで、または表面に向かって延びていてもよい。感知ゾーン６０２の代替寸法を利用できることを理解されたい。感知ゾーン６０２ａは、ＥＣＶ６００の正面に直接延びるように示されているが、感知ゾーン６０２ａは、センサが取り付けられているティラーの角度の関数として方向が可変であることを理解されたい。

感知ゾーン６０２は、一般に、感知ゾーン６０２内の物体を感知するために使用されるセンサのタイプによって定義される。加えて、感知ゾーン６０２は、センサが電気的に接続される電子機器の利得および／またはセンサを駆動するために使用される電力によって確立され得る。さらに、感知ゾーン６０２は、少なくとも部分的に、センサの温度に依存する場合があり、感知ゾーン６０２の寸法は、センサの温度に基づいて変化する場合がある。

感知ゾーン６０２は、例示であり、他の感知ゾーンを利用できることを理解されたい。さらに、感知ゾーン６０２は、ＥＣＶが動作している環境に応じて手動または自動で変更できるという点で動的であってもよい。例えば、ＥＣＶ６００が混雑した空間内で動作している場合、感知ゾーン６０２は短くなるように調整され、ＥＣＶ６００が混雑していない空間内で動作している場合、感知ゾーンは大きくなるように調整される。さらに、感知ゾーン６０２は、ＥＣＶ６００の速度に基づいて調整することができ、ＥＣＶ６００が高速で移動している場合、感知ゾーン６０２、少なくとも前方感知ゾーン６０２ａが拡張され、ＥＣＶ６００がゆっくりと動いている場合、感知ゾーン６０２、少なくとも前部感知ゾーン６０２ａを短くすることができる。あるいは、感知ゾーン６０２は、固定されてもよく、ソフトウェアは、感知された信号を調整するために利用されてもよい。

前述したように、感知ゾーン６０２は、近接センサによって確立される。あるいは、光学センサなどの異なるタイプのセンサを利用してもよい。例えば、３次元（３Ｄ）画像センサ装置を利用して、ＥＣＶ６００からの物体の距離を測定することができ、画像は他の目的にも使用することができる。範囲を検出するための代替タイプのセンサを利用してもよい。前面、背面、左、および右のセンサは、感知される物体の範囲とタイプが異なるため、同じタイプでも異なるタイプでもよい。図示されていないが、縁石などの物体を感知するために斜め下向きのバンパの前面にあるセンサが含まれ、サイドセンサと同じまたは類似していてもよい。

図７に関して、センサ７０２によって作成された感知パターン７０６とともにＥＣＶ７００のティラー７０４に取り付けられたセンサ７０２を示す例示的なＥＣＶ７００の図が示されている。感知領域７０６は、感知領域７０６が遮られることを回避するために、前部材７１０およびバスケット７１２の上下に延びる傾斜領域７０８ａおよび７０８ｂを含むように示されている。感知領域７０６のそのような形状を提供するセンサを利用することができる。ＣＣＵ７１２は、センサ７０２からの感知信号を受信し、それに応答するように、センサ７０２と電気通信することができる。具体的に示されていないが、ＥＣＶ７００の側面および後部のための追加のセンサも含まれ得ることを理解されたい。カメラ（図示せず）もＥＣＶ７００に含まれ、画像をキャプチャして処理するためにＣＣＵ７１２と通信することができる。

図８に関して、ユーザが立っていることを提供する例示的なＥＣＶ８００の図であり、操作中にユーザがＥＣＶ８００を見ることができるように、ティラー８０２のステアリング機構８０８に配置されたＣＣＵ８０６とともにＥＣＶ８００のティラー８０４に配置された１つまたは複数のセンサ８０２を含む図が示されている。ユーザが操作中にＥＣＶ８００を表示できるようにする。センサ８０２は、感知領域８１０を生成し得る。ＥＣＶ８００は、使用中にユーザがそれに対して寄りかかることができる垂直レスト部材８１２を含むことができる。垂直レスト部材８１２は、異なる高さのユーザに対応するために上下に調整可能であってもよい。図示されるように、カメラ８１４はまた、ＣＣＵ８０６によって使用される画像およびビデオをキャプチャするためにティラー８０４に取り付けられてもよい。ＣＣＵ８０６は、図１ＡのＣＣＵ１００と同じ方法または同様の方法で構成および動作することができる。例えば、座席の重量を感知するのではなく、床の重量または床に取り付けられたセンサから遮られたライトを感知して、ユーザがＥＣＶ８００に乗っているかどうかを判断できる。

図９に関して、ＥＣＶおよびＣＣＵを制御および動作するために使用される例示的な電子機器９００のブロック図が示されている。電子機器９００は、汎用プロセッサ（例えば、ラズベリーパイ）、画像プロセッサ、デジタル信号プロセッサなどの１つまたは複数のコンピューティングデバイスを含むことができるプロセッサ９０２と、電子ディスプレイ９０４（例えば、５インチまたは７インチのタッチスクリーンディスプレイ）を含むことができる。一実施形態では、プロセッサ９０２および電子ディスプレイは、少なくとも部分的に、ユーザがＥＣＶをレンタルして制御するために使用することができるＣＣＵを形成することができる。無線通信デバイス９０６（例えば、ＷｉＦｉ（登録商標）トランシーバ）およびジオロケーションデバイス９０８（例えば、ＧＰＳ受信機、三角測量受信機など）は、位置追跡、ジオフェンシング（例えば、ＥＣＶが会場を出たり、会場の制限区域に入らないようにする）などの様々なデータ通信およびアプリケーションサービスをサポートするために含まれ得る。本明細書でさらに説明するように、ＥＣＶおよびＣＣＵの管理および制御を支援するために、近接センサ９１０および座席スイッチ９１２を含むいくつかのセンサを含めることができる。一実施形態では、１つまたは複数のビデオカメラ９１４が含まれて、ビデオ画像などの画像をキャプチャし、電子ディスプレイ９０４上に表示し、カメラによってキャプチャされたビデオが保存され、後で確認できるように事件が発生したかどうか判断するＥＣＶクラッシュ記録アプリなどの他のアプリケーションをサポートする。各電子機器は、有線または無線接続を介して直接または間接的に他のネットワーク電子機器（例えば、ＵＳＢ、ＨＤＭＩ（登録商標）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、または他の通信プロトコル）を介してプロセッサ９０２と通信することができる。

図示されるように、近接センサは、人（例えば、大人、子供）、構造物（例えば、縁石、壁、柱など）、または可動物体（例えば、その他ＥＶＣ、ボックス、バックなど）のような物体の近接を感知し、感知されている物体を示す感知信号９１６を生成するように構成され得る。一実施形態では、感知信号９１６はアナログであり、プロセッサは、処理のために信号９１６をデジタルに変換することができる。他の実施形態では、信号９１６はデジタルであってもよい。信号９１６は、（ｉ）ＥＣＶに対するセンサの角度に基づく物体の角度、（例えば、ティラーに取り付けられた３つのセンサのそれぞれは、ティラーに対する物体の角度を決定するために使用できる感知信号レベルを出力する場合がある）および（ｉｉ）信号の振幅に基づく物体の距離を示してもよい。

図１０に関して、ＣＣＵのバッテリを管理するために使用される例示的なＣＣＵ制御プロセス１０００の流れ図が示されている。プロセス１０００は、ＣＣＵがオフ状態にあり、ステップ１００２で、座席センサが、ユーザがＥＣＶの座席に座っていることを示すか否かに関する判定によって開始することができる。ＥＣＶが直立ＥＣＶである場合、センサは、例えば、ユーザが垂直のシートレストに押し付けられているか否かを感知する場合がある。そうである場合、プロセス１０００は、ステップ１００４でＣＣＵをオン状態に変えるまたは維持することができる。オンにすると、ユーザは、ＥＣＶを操作するときに機能および情報目的でＣＣＵを利用できる。ユーザがＣＣＵと直接対話するか、ユーザが座席に座ったままＥＣＶを操作し続ける限り、ＣＣＵはオンのままになる。ステップ１００２で、ユーザが座席に座っていないと判定された場合、プロセス１０００は、ステップ１００６に続くことができ、そこで時間遅延に到達したか否かの判定を行うことができる。時間遅延には、５分などのデフォルトが設定されているか、および／またはＣＣＵで設定される（例えば、２分〜１５分の範囲）。時間遅延により、ユーザは、ＥＣＶから降りて誰かと話をしたり、食べ物を食べたり、乗車したりすることができる。制限時間に達していない場合、プロセス１０００は、ステップ１００２に戻り、座席センサの監視を続けてもよい。制限時間に達した場合、プロセスはステップ１００８に進み、ＣＣＵは、スリープ状態になる。スリープモードにより、ディスプレイがオフになったり、ワイヤレス通信などの他の重要でない機能もオフになったりする場合がある。プロセス１０００は、ステップ１００２に戻り、ユーザが座席に座るのを監視し続け、そこでステップ１００４でＣＣＵをオン状態に戻すことができる。

図１１に関して、ＥＣＶの動作を制御するＣＣＵの例示的なＥＣＶ制御プロセス１１００の流れ図が示されている。プロセス１１００は、ステップ１１０２で開始することができ、物体がセンサのいずれかの視野（ＦＯＶ）内にあるか否かに関する判定を行うことができる。判定はインテリジェントであり、センサのＦＯＶ内の物体がＥＣＶの進行方向または意図された方向にあるセンサのＦＯＶ内にあるか否かに関する判定を含んでもよい。例えば、物体が前面または側面センサのＦＯＶにあり、ＥＣＶが移動または前進する準備をしている場合、ステップ１１０２でセンサの視野内の物体がＹＥＳであるか否かの判定、それ以外の場合、判定は、ＮＯである。あるいは、物体が前部センサの視野にあると判定され、ＥＣＶが後退になっている場合、ステップ１１０２の判定は、ＮＯである。ステップ１１０２の判定がＮＯである場合、プロセスはステップ１１０４に続くことができ、ＥＣＶの制御は、ＥＣＶの速度が速い最大速度（例えば、１０ｍｐｈ）であり得るなど、通常の設定で動作し得る。あるいは、ステップ１１０２での判定がＹＥＳである場合、プロセスは、ステップ１１０６に続き、ＥＣＶの制御は、ＥＣＶの速度が低速または低下した最大速度（例えば、３または５ｍｐｈ）であり得るなど、通常の設定で動作し得る。ＥＣＶの最大速度を下げると、ＥＣＶが歩行者または物体にぶつかって怪我をする可能性が高くなる。

ステップ１１０６での速度の低下は、いくつかの方法で実施することができる。例えば、最高速度を瞬間的に落とすのではなく、最高速度を傾斜させて低下させる（例えば、最高速度から最低速度に向かって直線的に下向きに傾斜させる）ことにより、ＥＣＶの速度が低下しすぎてユーザまたはその他に不快感を引き起こさないようにする。同様に、最高速度が低速から増加する場合、ＥＣＶが高速になりすぎてユーザまたはその他に不快感を与えないようにするために、遷移を傾斜させることができる。最大速度の制限とは、ユーザが最大レベルでスロットルを適用している場合、ＥＣＶの速度がＣＣＵによって確立および制御される最大速度に制限されることを意味する。ＣＣＵは、最高速度制限を実施する際に、ＥＣＶが最高速度制限より速く移動しないようにする制御信号をＥＣＶのモータに適用する場合がある。したがって、最高速度が高速から低速に移行する場合、スロットルが最高速度になるように配置されている場合、ＣＣＵは移行スロープでＥＣＶを高速最高速度から低速最高速度に移行する。一実施形態では、ＣＣＵは、最大速度を高速から低速に移行するだけでなく、近距離、特に、ＥＣＶの正面近くまたは後部タイヤの直前で、物体の感知に応答して、物体がＥＣＶにぶつかると判定された場合、ユーザがステアリング機構を回す（例えば、ティラーを回す）またはブレーキをかけることによって回避行動をとらない場合、モータをさらに遅くし、および／または自動ブレーキをかけることによって、ＥＣＶを停止するように構成されてもよい。

図１２に関して、例示的な衝突記録プロセス１２００の流れ図が示されている。プロセス１２００は、ステップ１２０２で開始することができ、ここで、物体がＥＣＶのセンサの視野内にあるか否かに関する判定が行われ得る。１つまたは複数のＥＣＶセンサの視野内に物体が無いと判定された場合、プロセスはステップ１２０４に進み、ＥＣＶ上のカメラからのビデオ画像の記録は停止され、開始されず、または保存されない可能性がある。すなわち、衝突が差し迫っていると判定されない場合、ＥＣＶセンサで物体を感知しないことに基づいて衝突の可能性が最小限になるため、ビデオ画像は、記録されない可能性がある。あるいは、センサのうちの１つまたは複数の視野内に物体があるという判定がなされた場合、プロセス１２００は、ステップ１２０６に進むことができる。

ステップ１２０６で、時間遅延に到達したか否かについて判定を行うことができる。時間遅延を使用して、物体がセンサの視野内に残っているか否かを判定できる。時間遅延に到達した場合、カメラでキャプチャされているビデオを記録して、ＥＣＶで攻撃される可能性のある物体のビデオをキャプチャすることができる。時間遅延に到達していないと判定された場合、プロセス１２００は、ステップ１２０２に戻り得る。攻撃される可能性のある物体のビデオをキャプチャするためのプロセス１２００の使用は、安全性と責任の目的で使用される場合がある。プロセス１２００は例示的なものであり、衝突レビューに使用するためにビデオをキャプチャするタイミングとキャプチャしないタイミングを判定する代替プロセスを利用できることを理解されたい。例えば、ビデオキャプチャは、物体がＥＣＶのセンサの１つ、特に、ＥＣＶのフロントセンサの視野内にあると判定されたときにいつでも実行できる。物体がセンサの視野に入っていないために衝突が発生していないと判定された場合、音声も含むビデオコンテンツの記録は、削除され、それにより、メモリを保存することができる。プロセス１２００は、例えば、調査者、オペレータ、およびユーザが発生する衝突を表示して、ユーザが誤っているか、歩行者が誤っているか、および／またはＥＣＶの機器が故障しているかどうかを判定することができる「ブラックボックス」として動作し得る。

図１３に関して、ＥＣＶのＣＣＵによって実行されるように構成され、さらに通信ネットワーク１３０８を通じてサーバ１３０４およびウェブブラウザ１３０６と通信するように構成されたソフトウェア１３０２を含むシステム１３００の例示的なブロック図の図が示されている。ソフトウェア１３０２は、センサ、バッテリ電圧レベル、および／またはＥＣＶで動作する他のデバイスを監視するために、センサからの入力／出力を処理するための電気車両ソケット１３１０を含み得る。ＧＰＳＵＳＢドライバ１３１２は、ＧＰＳデバイスからＧＰＳデータを収集し、そのデバイスをバックエンドサーバ１３０４に通信するように構成されてもよい。ウェブブラウザ−ダッシュボードフロントエンドソフトウェアモジュール１３１４は、ユーザがＣＣＵを操作するためのユーザインターフェースを提供するように構成されてもよい。ウェブブラウザ−ダッシュボードフロントエンドは、ＨＴＭＬ５、Ｊａｖａｓｃｒｉｐｔ（登録商標）などの任意の言語で記述できる。

ソフトウェアコンポーネントまたはモジュール１３１０、１３１２、および／または１３１４によって収集された情報を通信するために、ＣＣＵサーバウェブソケットインターフェース１３１６は、ネットワーク１３０８を介してデータをインターフェースおよび通信するように動作し得る。ネットワーク１３０８は、ＷｉＦｉ（登録商標）ネットワークおよび／またはインターネットまたは他の通信ネットワークを介したデータの通信をサポートする他のローカルまたは長距離通信ネットワークであり得る。一実施形態では、ＰＨＰ、Ｐｅｒｌ、Ｐｙｔｈｏｎ、またはＣＣＵで実行できる他の言語などの様々なコンピュータ言語をサポートするＡｐａｃｈｅ ｗｅｂサーバなどのウェブサーバをＣＣＵで実行することができる。

図１４に関して、電動コンビニエンス輸送機器１４０２ａ〜１４０２ｎ（集合的に１４０２）が動作している例示的なネットワーク環境１４００の図が示されている。ネットワーク環境１４００は、ネットワークサーバ１４０６ａ〜１４０６ｎ（集合的に１４０６）および／または会場サーバ１４０８がＥＣＢ１４０２との制御信号および／またはコンテンツの通信に使用され得る通信ネットワーク１４０４を含み得る。ネットワークサーバ１４０６は、ロケーションベースのサービス（例えば、遊園地または病院複合施設などのより大きな会場内のマッピングサービス）などの特定のタイプのサービスを提供するために使用されてもよい。

会場サーバ１４０８は、会場中心の方向情報（例えば、遊園地内の方向のマッピング、ＥＣＶが制限された場所または構外の場所に近い場合の境界メッセージなど）、ビデオコンテンツ、インタラクティブコンテンツ（例えば、ゲーム、雑学、地図など）、現在のアトラクションのリスト、通知、エンターテイメントのリスト、会場固有のゲームコンテンツ、放送メッセージ（例えば、緊急メッセージ、天気メッセージ、イベントメッセージ、締め切り時刻など）またはＥＣＶ１４０２のユーザにとって興味深いその他の会場固有の情報などの会場固有の情報サービスを提供するために利用され得る。図示されるように、データ１４１０ａは、ＥＣＶ１４０２ａとネットワークサーバ１４０６ａとの間で通信され得、データ１４１０ｎは、ネットワーク１４０４を介してＥＣＶ１４０２ｎと会場サーバ１４０８との間で通信され得る。加えて、データ１４１２は、ＥＣＶ１４０２のいずれかの間で通信され得る。ＥＣＶ１４０２間で共有されるデータは、ＥＣＶ１４０２の制御を提供し、ＥＣＶ１４０２のユーザに情報を提供するためにＣＣＵを使用して、ＥＣＶ１４０２のユーザがアクセスできるまたはアクセスできない様々なタイプの情報を含むことができる。一実施形態では、情報は、ガイドとして動作する、または会場中心の情報を提供する漫画キャラクタなどの会場固有の情報であってもよい。一実施形態では、地図上のビデオオーバーレイを使用して、漫画キャラクタを連続的または断続的に表示することができる。

図１５に関して、図１Ａに示されるようなＥＣＶ上で動作する例示的なＣＣＵ１５００の図が示されている。図５に示されるように、ＣＣＵ１５００は、ユーザインターフェース１５０４が表示される電子ディスプレイ１５０２を含むことができる。ユーザインターフェース１５０４は、速度計１５０６、燃料計１５０８、この場合はバッテリ充電レベル、およびスロットル位置をユーザに示すための前進／後退インジケータ１５１０を含む図５と同じダッシュボードタイプの機能を含む。物体センサメータ１５１２、デジタルマップ１５１４、天気情報１５１６、ホーン１５１８、速度制御リミッタ１５２０、および車両ロックソフトボタン１５２２を含む他の情報要素が含まれる。現在の時刻と日付１５２４も表示される。ＣＣＵ１５００は通信ネットワークに無線で接続され得るため、接続強度インジケータ１５２６およびバッテリレベル１５２８も表示され得る。

ＣＣＵ１５００は、ユーザにＥＣＶ制御と情報の両方を提供することを目的としている。そのようなものとして、ＣＣＵ１５００は、ＥＣＶおよび情報をサポートするために様々なアプリケーションまたはアプリを実行するように構成され得る。アプリは、対応するアプリを実行するために、ユーザがアプリアイコン１５３０ａ〜１５３０ｎ（集合的に１５３０）を介してアクセスできる。アプリには、ダッシュボード１５３０ａ、レンタル／返却１５３０ｂ、ウェイファインダ１５３０ｃ、会場１５３０ｄ、設定１５３０ｅ、ヘルプ１５３０ｎが含まれる。追加のまたは代替のアプリがＣＣＵ１５００によって実行され、それによって実行に利用可能であり得ることを理解されたい。アプリの様々な態様について、ここでさらに説明する。

設定アプリ１５３０ｅは、ＣＣＵの言語、音量、明るさの制御を提供する。管理者キーコードを使用して、ＥＣＶの制御、在庫の可用性など、様々な情報やデータにアクセスする管理者アクセスも利用できる。ＣＣＵおよびＥＣＶの保守は、管理者または保守キーコードを使用して、ＥＣＶまたはＥＣＶリモートデータベースに配置される車両データとデータベースへのリンクを提供することでも利用できる。

ダッシュボードアプリ１５３０ｎは、ユーザインターフェース１５０４に示されるように、速度計１５０４、物体センサメータ１５１２、デジタルマップ１５１４、燃料計１５０８、および前進／後退インジケータを含むＥＣＶ作動情報を表示するように動作する。追加のおよび／または代替の要素および要素の表現を利用できることを理解されたい。例えば、ダイヤル、バー、数字、または他のグラフィック表示を使用するのではなく、速度、レベル、距離などを表すために利用できる。

レンタル／返却アプリ１５３０ｂを選択すると、ユーザインターフェース１５０４は、ユーザがＣＣＵを介して直接レンタルプロセスを開始または完了することができるユーザインターフェースに変わる。ＣＣＵから直接レンタルできるようにすることで、ユーザは携帯電話、キオスクなどの別のデバイスを介してレンタルする必要がなくなる。レンタル／返却アプリ１５３０ｂのプロセスおよびユーザインターフェース画面は、図１７Ａ〜図１７Ｃおよび図１８Ａ〜図１８Ｇに関してさらに詳細に示されている。

ウェイファインダアプリ１５３０ｃは、会場固有のマッピング指示および会場の地図上の情報を提供し得る。ウェイファインダアプリ１５３０ｃは、ジオロケーションデータを利用して、会場レイアウトの上にユーザの現在位置を表示し、ユーザに方向を支援してもよい。アプリ１５３０ｃは、ユーザに音声指示を提供することもでき、ユーザがイヤホンを使用して音声指示または他のコンテンツのためにＣＣＵを介して再生される音声にリストする場合、スピーカまたはイヤホンを介して再生することができる。ウェイファインダアプリ１５３０ｃは、さらに、遊園地の場合、トイレ、特定の食品タイプのレストラン、特定の乗り物などの場所の検索を提供することができる。他の種類の情報は、様々な会場に提供される場合がある。例えば、ユーザが会場でＥＣＶを運転すると、位置追跡とオーディオ／ビジュアルコンテンツのツアーガイドプロセスがＣＣＵに配信される。

会場アプリ１５３０ｄは、会場のウェブサイトへのリンク、特定の訪問者／ゲスト機能ツールなどを提供するなど、会場または会場の運営者に関連する情報を提供してもよい。一実施形態では、短い特徴、ツアー情報、映画、またはオーディオ（例えば、音楽、アナウンス）などのビデオエンターテインメントなどの利用可能なコンテンツは、ＣＣＵのユーザによって選択可能にダウンロードされ、視聴および／または聴取され得る。

ヘルプアプリ１５３０ｎは、ユーザに追加の「ハウツー」とともに、手順やイラストを含むビデオチュートリアルを提供する。ヘルプアプリ１５３０ｎを介して、ユーザが直接ライブの視聴覚支援を利用できる場合もある。

図１６に関して、ＣＣＵのソフトウェア動作を表すスクリーンショット１６００の階層が示されている。階層１６００は、自己販売プロセス１６０２ａおよび管理プロセス１６０２ｂを含む、２つの可能なＣＣＵ関与オプションを含む。異なる関与オプションのそれぞれが同じまたは類似の機能を提供する場合があるが、自己販売オプションは、ユーザがＣＣＵを介してＥＣＶをレンタルできるユーザインターフェース画面を提供する場合がある。様々な操作モードは、様々な場所でＥＣＶをどのように操作したいか、およびＥＣＶの使用タイプによって異なる。例えば、ＥＣＶを病院でユーティリティビークルとして使用する場合、患者または訪問者によるＥＣＶの使用は無料であるか、または病院が対応している場合がある。

図１７Ａ〜図１７Ｃに関して、ユーザがＥＣＶをレンタルしてアクセスすることを可能にする例示的なプロセス１７００ａ〜１７００ｃ（集合的に１７００）のシーケンスが示されている。プロセス１７００は、ステップ１７０２で開始することができ、ユーザは、ＥＣＶをレンタルすることを選択することができる。ステップ１７０４で、新しい予約要求を行うことができ、これにより、ステップ１７０６で、製品および価格表を表示することができる。製品および価格情報には、１つまたは複数のＥＣＶ製品と、それぞれのＥＣＶ製品のレンタル価格が含まれる場合がある。ＥＣＶ製品には、座位または立位、バスケット、ロックボックス、またはＥＣＶ構成の他のオプションなど、様々なオプションが含まれる場合がある。予約要求には、即時のレンタル、またはステップ１７０８で、ＥＣＶのピックアップおよびドロップオフのための将来のレンタル日時の設定が含まれる。ステップ１７１０で、支払い情報を提出し、ＥＣＶのレンタルについて承認することができる。

プロセス１７００は、ステップ１７１２に続くことができ、ユーザは、以前にレンタルしたＥＣＶを検索するか、またはユーザがＥＣＶをレンタルすることを要求する将来のレンタルなどのレンタル時間情報を検索することを選択できる。一実施形態では、ユーザが以前にＥＣＶのオンライン予約を行った場合、特定のＥＣＶをユーザに予約するか、ユーザが利用可能なＥＣＶを選択して予約番号またはユーザＩＤを入力して、割り当てられたまたは選択されたＥＣＶ用レンタル期間を開始できる。ステップ１７１４で、検索画面が表示されてもよく、検索画面はクレジットカード番号、姓、注文番号または確認番号、またはその他を含むことができる。ユーザが姓で検索することを選択した場合、ユーザは自分の姓と検証用の請求書の郵便番号を入力できる。代替の検索インポートを利用して、ユーザに関連付けられた注文を見つけることもできる。

ステップ１７１８で、検索結果が表示され得る。検索結果には、レンタルの日付と時刻が含まれる場合があり、これは、ステップ１７２０で表示される。ＥＣＶタイプ、ＥＣＶの識別子番号などの予約の詳細も表示される場合がある。加えて、ステップ１７２０は、ユーザがＥＣＶの予約を確認および修正することを可能にし得る。ステップ１７２２で、現在または将来の時間にレンタルの支払いを確認したために、最終領収書をユーザに提供することができる。

図１７Ｃに関して、ステップ１７２４で、ユーザは、ＥＣＶを返却することを選択することができる。それに応じて、ステップ１７２６として、ドロップオフ概要がユーザのＣＣＵに表示されてもよい。管理されていない環境でドロップオフが実行される場合、ドロップオフの確認とともに詳細な概要が提供される場合がある。管理された環境では、ＥＣＶはアテンダントとのレンタルおよび支払いサービスを管理しており、アテンダントを見るための指示とともにドロップオフを確認するダイアログボックスが提供される場合がある。ステップ１７２８で、最終領収書をユーザに提供することができる。最終領収書は、ユーザが希望する場合、電子メールで送信したり、ＥＵＶによって、またはＥＵＶからリモートで印刷されるか、そうでなければユーザに通知したりすることができる。最終領収書が提供されると、ＣＣＵは最初のウェルカム画面に戻り、ＥＣＶを別のユーザがレンタルまたは使用できるようになる。

図１８Ａ〜図１８Ｇに関して、ＥＣＶのレンタルおよび使用をサポートするＣＣＵの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットが示されている。図１８Ａでは、例示的なユーザインターフェース１８００ａは、ＣＣＵソフトウェアがメモリおよびＣＣＵのプロセッサにロードされていることをオペレータに示す例示的なロード画面である。図示されているように、ＣＣＵソフトウェアがロードされているとき、完了した量のパーセンテージ、この場合７１％は、ソフトウェアロードプロセスのステータスをオペレータに提供するために示され得る。

図１８Ｂに関して、動作するＥＣＶの２つのオプションを示す例示的なユーザインターフェース１８００ｂが示されている。第１のオプションは、潜在的なレンタル者へのレンタルにＥＣＶを使用できるレンタルまたは返却オプション１８０２である。ユーザが現在ＥＣＶをレンタルしていない場合、ユーザは、ＥＣＶのレンタルを選択できる。ユーザが現在ＥＣＶをレンタルしている場合、ユーザは、ＥＣＶを返却してレンタルプロセスを停止し、他のユーザがＥＣＶをレンタルできるようにすることを選択できる。第２のオプション１８０４は、現在のＥＣＶのユーザ／レンタル者がＥＣＶの実行を開始することを可能にし得る。あるいは、第２のオプション１８０４は、ツアーグループなどで、レンタルする必要なくＥＣＶを使用することを可能にし得る。ヘルプオプション１８０６を選択して、ユーザまたは潜在的なユーザにヘルプ情報を提供することができ、ヘルプ情報には、価格設定情報、操作情報、または、例えば、ＥＣＶのリストまたは検索フォーマットの他の情報を含めることができる。

図１８Ｃに関して、ユーザまたは潜在的なユーザがＥＣＶをレンタル、検索、または返却することを可能にするＣＣＵの例示的なユーザインターフェース１８００ｃのスクリーンショットが示されている。レンタルソフトボタン１８０８は、潜在的なユーザがＥＣＶをレンタルするためのレンタルプロセスを主導することを可能にし得る。ＥＣＶのレンタルは、ＥＣＶで直接実行できるため、ユーザは、中央のレンタルキオスクに行かなくてもＥＣＶをレンタルできる。すなわち、ＥＣＶで直接レンタル機能を使用すると、ユーザは、ＥＣＶをより効率的にレンタルできる。さらに、スマートフォンなどのモバイルデバイスを使用せずにレンタル機能を提供することにより、個人のモバイルデバイスの有無にかかわらずＥＣＶをレンタルすることができる。検索ソフトボタン１８１０は、ユーザが事前にスケジュールされたレンタルの日時を決定することを可能にし得る。検索ソフトボタン１８１２は、ユーザがレンタルしたＥＣＶを返却できるようにすることができる。ＥＣＶを返却する際には、返却ソフトボタン１８１２を押してＥＣＶを返却することを単に選択し、チェックアウトプロセス（例えば、確認画面、支払い識別画面、および領収書画面）を経ることにより、返却を行うことができる。

図１８Ｄに関して、レンタルされるＥＣＶのレンタル前またはレンタル中に表示されるスリープモード画面として動作することができる例示的なユーザインターフェース１８００ｄが示されている。ユーザが画面に触れたことに応答して、図１８Ｅに示されるように、レンタルプロセスまたは継続操作プロセスが開始され得る。図１８Ｅに示されるように、ユーザがＥＣＶのＣＣＵをロックおよびロック解除するために使用される４桁キーコードなどのキーコードを入力することができるソフトキーパッド１８１４を含む例示的なユーザインターフェース１８００ｅが示されている。ユーザがキーコードを入力しているときに、キーコードをテキストフィールド１８１６に表示することができる。代替実施形態では、キーコードを生成し、ＥＣＶのＣＣＵで使用するためにユーザに割り当てることができる。一実施形態では、数字を一時的に表示し、その後、アスタリスクまたは他の文字でマスクして、他者がキーコードを見る能力を制限することができる。その後、ユーザがＥＣＶの使用を５分間または１０分間などの期間停止し、スリープモード画面が表示された場合、ユーザは、キーコードを入力してＣＣＵに再アクセスしてＥＣＶを操作するように求められることがある。

図１８Ｆでは、例示的なユーザインターフェース１８００ｆは、ＥＣＶの動作のためにＣＣＵをロック解除およびアクセスするために後で使用するために自分のキーコードを記憶するように促すメッセージとともにキーコードを表示する例示的なポップアップ通知１８１６を表示することができる。図１８Ｇに関して、ユーザがＣＣＵをロックすることを選択したことに応答して、システム通知１８１８とともに例示的なユーザインターフェース１８００ｇが表示され得る。システム通知１８１８は、ユーザがＣＣＵのロックを確認またはキャンセルできるようにする「確認」ソフトボタン１８２０および「キャンセル」ソフトボタン１８２２を含むことができる。ユーザがＣＣＵをロックすることを確認した場合、ユーザは、ＣＣＵのロックを解除するためにパスコードの再入力を要求されることがある。

図１９に関して、ＥＣＶ１９０４ａ〜１９０４ｎ（集合的に１９０４）を備えたレンタルエリア１９０２をレンタルすることができる例示的な会場１９００、この場合は遊園地の図が示されている。レンタルされると、レンタルされたＥＣＶ１９０６ａ〜１９０６ｎ（集合的に１９０６）は、会場１９００全体に移動することができる。レンタルされたＥＣＶ１９０６は、ユーザによって会場１９００の周りに運転されてもよい。いくつかの実施形態では、ＣＣＵがＥＣＶでのレンタルを提供できるので、レンタルされたＥＣＶ１９０６がレンタルされ、レンタルは、会場１９００のどこでもレンタルエリア１９０２に戻される必要なく終了され得る。他の実施形態では、レンタルエリア１９０２でレンタルおよびレンタルの終了を実行する必要があり、それにより、会場のアテンダントがＥＣＶをより簡単に管理できるようになる。

図２０に関して、ＥＣＶのユーザに対してユーザインターフェース２００２を表示する例示的なＣＣＵ２０００が示されている。ユーザインターフェース２００２は、「ダッシュボード」オプション、「レンタル／返却」オプション、「ウェイファインダ」オプション、「会場」オプション、「設定」オプション、および「ヘルプ」オプションを含む、多くの選択可能なオプション２００４をユーザに提供し得る。ユーザが「ウェイファインダ」オプション２００４Ｃを選択することに応答して、会場の地図は、ユーザが会場に関連する情報にアクセスするために選択するためのいくつかの選択可能なオプション２００６ａ〜２００６ｇ（集合的に２００６）とともに表示され得る。オプションには、例えば、「検索」オプション２００６ａ、「アトラクション」オプション２００６ｂ、「ダイニング」オプション２００６ｃ、「乗車」オプション２００６ｄ、「ショップ」オプション２００６ｅ、「エンターテイメント」オプション２００６ｆ、および「ツアー」オプション２００６ｇが含まれる。

「検索」オプション２００８ａの選択は、ユーザが会場に関連する情報を検索できるようにするために選択されてもよい。情報は、会場の乗り物、レストラン、アトラクションなどの場所に限定される場合がある。または、会場に関連付けられたビデオなどのコンテンツを検索するために使用される場合がある。検索に応じて、場所やコンテンツの名前および／または画像などの情報を選択可能に表示して、ユーザが地図上でダウンロード、表示、および／または強調表示する追加情報を読んだり、表示したり、および／または選択したりできるようにする。

「アトラクション」オプション２００８ｂを選択すると、アトラクション２００８ａ〜２００８ｎ（集合的に２００８）の画像および／またはハイライトが地図に表示され得る。ユーザは、操作時間、現在の待機時間、身長要件など、選択したアトラクションの追加情報を提供する地図上のアトラクションに触れるか、選択することができる。加えて、選択されたアトラクションへの指示は、ユーザインターフェース２００２を介してユーザに提供されてもよい。一実施形態では、指示は、指示を決定するために時刻を考慮してもよい。例えば、時刻が昼食前後の場合、指示には、ＥＣＶのユーザをレストランに停車させるために１つまたは複数のレストランを通過する経路が含まれる場合がある。時刻が午後の半ばである場合、指示には、ユーザにゲームを停止してプレイするように促すために１つまたは複数のゲームエリアを通過することが含まれ、それによって、会場の収益が得られる可能性がある。ルートに沿った交通量、ユーザおよび／またはユーザに関連付けられた個人の年齢などのその他の要因は、アトラクションへの指示を決定するために、指示を決定する際に考慮に入れることができる。ＣＣＵは、ユーザインターフェース２００２を介してユーザに指示を提供するのを支援するために、ジオロケーション機能を含むことができる。一実施形態では、「ウェイファインダ」ソフトボタン２００４ｃの選択に応答して、指示を提供することができる。目的のアトラクションへの経路にルート線を表示することを含む指示は、ユーザが目的地まで移動するのを支援するために表示される。「アトラクション」ソフトボタン２００８ｂは、乗車またはアトラクションでの待ち時間を提供し、待ち時間および／またはそこからの距離に基づいてアトラクションをソートし、オプションで指示についてユーザが選択できるようにしてもよい。

図２１Ａ〜図２１Ｂに関して、ＣＣＵを有するＥＣＶが動作している別の会場２１００ａおよび２１００ｂ、この場合は病院の上面図および側面図の図が示されている。会場２１００ａは、特定の階に複数のスイート２１０２ａ〜２１０２ｎ（集合的に２１０２）を含むように示されている。ＣＣＵのユーザインターフェースを使用すると、ＥＣＶを表示するために移動できるフロアの中からユーザが選択できる。また、フロアには、現在フロアにあるいくつかのＥＣＶ２１０４ａ〜２１０４ｍ（集合的に２１０４）が示されている。一実施形態では、ＥＣＶ２１０４は、利用可能なＥＣＶと利用不可能なＥＣＶ（すなわち、現在使用中のＥＣＶと未使用のＥＣＶ）とを区別するために、異なる色または異なる表現で表示され、それにより、ユーザまたは潜在的なユーザは、使用するＥＣＶを見つけることができる。ＥＣＶ２１０４は、レンタル可能または無料で使用できる。いくつかのフロア２１０６ａ〜２１０６ｎ（集合的に２１０６）を表示して、ＥＣＶに乗るためのフロアを表示できる。一実施形態では、レンタル可能なＥＣＶのレンタルエリア２１０８が、それぞれのフロアに示される現在レンタルされているＥＣＶ２１１０ａおよび２１１０ｂとともに示され得る。一実施形態では、図２１Ａ〜図２１Ｂの図は、ＥＣＶのオペレータがＥＣＶの位置を管理および追跡するためのユーザインターフェースであり得、ユーザインターフェースは、ＥＣＶのコンピュータ、モバイルデバイス、および／またはＣＣＵで利用可能であり得る。

電動コンビニエンス輸送機器を操作する方法の一実施形態は、ＥＣＶのユーザが移動方向を制御できるようにすることを含むことができる。少なくとも１つの車輪は、前方位置、第２の位置、およびアイドル位置でスロットルをそれぞれ作動させることに応じて、前方に推進、後方に推進、または固定位置に留まるようにさせることができる。ユーザは、コマンドおよび通信ユニット（ＣＣＵ）により通信ネットワークを介して通信することができる。

一実施形態では、プロセスは、ＥＣＶの進行方向の前にある物体の検出に応答して感知されている物体を示す感知信号をさらに生成し、感知信号の関数としてＥＣＶの動きを制御し得る。このプロセスには、（ｉ）ＥＣＶの操作データと非操作データを表示すること、（ｉｉ）通信ネットワークと通信すること、および（ｉｉｉ）ＥＣＶを（１）感知信号に基づいて物体が検出されない場合の第１の最大速度、および（２）感知信号に基づいて物体が検出される場合の第２の最大速度に制限すること、がさらに含まれる。操作データを表示するプロセスは、ＥＣＶの速度を表示することを含み、非操作データを表示することは、ＥＣＶが操作している場所に関連する情報を表示することを含む。非操作データの表示には、会場中心の方向情報の表示が含まれ得る。

ＥＣＶを第１の最大速度に制限することには、ＥＣＶを第２の最大速度よりも高い最大速度に制限することが含まれる。ユーザがステアリング機構を回転させることに応答して、ステアリング機構の前面の角度の前にある物体が感知され得る。物体の感知に応答して、画像の記録が開始され、物体が感知されなくなったことに応答して、画像の記録が停止され得る。

物体の感知には、ＥＣＶの近くにある物体の感知が含まれる。ユーザは、会場内で指示をリクエストできるようになる。さらに、このプロセスには、（ｉ）モータがオンであり、ユーザがユーザ支持部材（例えば、座席、垂直レスト部材、ベンチ、立面、静止面）によってサポートされている状態から、ユーザ支持部材によってサポートされていない状態に移行したことを感知すること、および（ｉｉ）モータをオフにする前の期間内にユーザ支持部材によってサポートされていることをユーザが感知したかどうかの判断が行われる期間を確立するための遅延を生成することが含まれる。プロセスには、ユーザがユーザ支持部材によってサポートされていることを感知すること、さらに、ユーザがユーザ支持部材によってサポートされていることをセンサが感知しないことに応答して、ＣＣＵをスリープモードに移行させること、およびユーザがユーザ支持部材によってサポートされていることを感知したことに応答して、ＣＣＵがスリープモードに移行するのを防ぐことが含まれる。

このプロセスは、ＣＣＵによって、ネットワークサーバから信号を受信するアプリケーションを実行することをさらに含むことができ、ユーザに対話型情報を表示することをさらに含むことができる。このプロセスは、ユーザがＥＣＶのレンタルに関連する情報をリモートデバイスから受信できるようにすることをさらに含むことができ、情報は、ユーザがＥＣＶの動作にアクセスできるようにする一意の識別子を含む。ユーザはさらに、ＣＣＵから直接ＥＣＶをレンタルすることができる。ユーザは、ユーザがレンタル期間を指定し、支払いを送信し、一意の識別子を送信できるユーザインターフェースの提示を含むＥＣＶをレンタルできる。ユーザは、後でＣＣＵを予約できるようになる。ＥＣＶの画像がキャプチャされ得る。

前述の方法の説明およびプロセス流れ図は、単に例示的な例として提供されており、様々な実施形態のステップが提示された順序で実行されなければならないことを要求または暗示するものではない。当業者には理解されるように、前述の実施形態のステップは、任意の順序で実行することができる。「ｔｈｅｎ」、「ｎｅｘｔ」などの単語は、ステップの順序を制限することを意図したものではない。これらの単語は、単に方法の説明を通じて読者を案内するために使用される。プロセス流れ図では、操作をシーケンシャルプロセスとして説明しているが、操作の多くは並行して、または同時に実行できる。さらに、操作の順序を変更することもできる。プロセスは、方法、関数、手順、サブルーチン、サブプログラムなどに対応する。プロセスが関数に対応する場合、その終了は、呼び出し元の関数またはメイン関数への関数の戻りに対応する場合がある。

本明細書に開示される実施形態に関連して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組み合わせとして実施され得る。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に説明するために、様々な実例となるコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能に関して一般的に上記で説明された。そのような機能がハードウェアとして実施されるかソフトウェアとして実施されるかは、特定のアプリケーションとシステム全体に課される設計上の制約に依存する。当業者は、特定のアプリケーション毎に様々な方法で説明された機能を実施することができるが、そのような実施の決定は、本発明の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。

コンピュータソフトウェアで実施される実施形態は、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはそれらの任意の組み合わせで実施されてもよい。コードセグメントまたはマシン実行可能命令は、手順、関数、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、クラス、または命令、データ構造、またはプログラムステートメントの任意の組み合わせを表す場合がある。コードセグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、またはメモリコンテンツを受け渡すおよび／または受信することにより、別のコードセグメントまたはハードウェア回路に結合および／または通信することができる。情報、引数、パラメータ、データなどは、メモリ共有、メッセージの受け渡し、トークンの受け渡し、ネットワーク伝送などを含む適切な手段を介して、受け渡し、転送、または送信できる。

これらのシステムおよび方法を実施するために使用される実際のソフトウェアコードまたは特殊な制御ハードウェアは、本発明を限定するものではない。したがって、システムおよび方法の動作および挙動は、ソフトウェアおよび制御ハードウェアをここでの説明に基づいてシステムおよび方法を実施するように設計できることを理解されている特定のソフトウェアコードを参照せずに説明した。

ソフトウェアで実施される場合、機能は、非一時的なコンピュータ読み取り可能またはプロセッサ読み取り可能な記憶媒体上の１つまたは複数の命令またはコードとして格納されてもよい。本明細書で開示される方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ可読またはプロセッサ可読記憶媒体上に存在し得るプロセッサ実行可能ソフトウェアモジュールで具現化され得る。非一時的なコンピュータ可読またはプロセッサ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にするコンピュータ記憶媒体と有形記憶媒体の両方を含む。非一時的なプロセッサ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされる可能性のある任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのような非一時的なプロセッサ可読媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、ＣＤ−ＲＯＭまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、または命令またはデータ構造の形式で目的のプログラムコードを格納するために使用でき、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスできるその他の有形の記憶媒体を含み得る。ここで使用するディスクとディスクには、コンパクトディスク（ＣＤ）、レーザーディスク（登録商標）、光ディスク、デジタル多用途ディスク（ＤＶＤ）、フロッピーディスク、およびディスクは、通常、磁気的にデータを再生するが、ディスクがレーザで光学的にデータを再生するブルーレイディスクが含まれる。上記の組み合わせもコンピュータ読み取り可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。さらに、方法またはアルゴリズムの動作は、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る非一時的なプロセッサ可読媒体および／またはコンピュータ可読媒体上のコードおよび／または命令の１つまたは任意の組み合わせまたはセットとして存在してもよい。

前述の説明は、本発明を実施するための好ましい実施形態であり、本発明の範囲は、この説明によって必ずしも限定されるべきではない。代わりに、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。

Claims (36)

1. 電動コンビニエンス輸送機器（ＥＣＶ）であって、
   フレームと、
   前記フレームを支持および移動するように構成された複数の車輪と、
   前記ＥＣＶを操作する際にユーザが位置する前記フレームによって支持されるユーザ支持部材と、
   前記ＥＣＶの前部に向けて配置され、少なくとも１つの車輪の方向をユーザが回転させて前記ＥＣＶの移動方向を制御できるように構成されたステアリング機構と、
   少なくとも１つの車輪を前方に推進、後方に推進、または固定位置に留めるように構成されたモータと、
   第１の位置で作動すると、前記モータに前記少なくとも１つの車輪を前進方向に推進させ、第２の位置で作動すると、前記モータに前記少なくとも１つの車輪を後退方向に推進させ、第３の位置では、前記モータに前記少なくとも１つの車輪を固定位置に維持させる、スロットルと、
   前記ユーザ支持部材の前に配置され、通信ネットワークを介して通信するように構成された制御および通信ユニット（ＣＣＵ）と、を備えるＥＣＶ。
2. 前記ＥＣＶは、前記ＥＣＶの進行方向の前方の物体を検出するように向けられ、前記少なくとも１つのセンサによって感知されている物体を示す感知信号を生成するように構成された少なくとも１つのセンサをさらに備え、前記制御および通信ユニット（ＣＣＵ）は、前記感知信号を受信し、前記感知信号の関数として前記モータの動作を制御するようにさらに構成される、請求項１に記載のＥＣＶ。
3. 前記ＣＣＵは、処理ユニット、非一時的メモリ、前記ＥＣＶの動作データおよび非動作データを表示するように構成された電子ディスプレイ、および通信ネットワークと通信するように構成された入出力ユニットを含み、前記処理ユニットは、前記感知信号に基づいて前記処理ユニットによって決定されるように、前記センサによって物体が検出されない場合に第１のモードを有し、前記センサによって物体が検出される場合に第２のモードを有するＥＣＶ制御モジュールを実行するように構成される、請求項２に記載のＥＣＶ。
4. 前記動作データは、前記ＥＣＶの速度を含み、前記非動作データは、前記ＥＣＶが動作している場所に関連する情報を含む、請求項３に記載のＥＣＶ。
5. 前記非動作データは、会場中心の方向情報を含む、請求項４に記載のＥＣＶ。
6. 前記第１のモードは、設定モータが第１の最大速度で動作することを可能にし、前記第２のモードは、前記モータを前記第１の最大速度よりも遅い第２の最大速度で動作するように制限する、請求項３に記載のＥＣＶ。
7. 前記ＥＣＶは、前記少なくとも１つのセンサが取り付けられ、ティラーの前面の正面を向くように向けられた前記ステアリング機構に取り付けられたティラーをさらに備え、前記ティラーは、ユーザが前記ステアリング機構を回転させることに応答して回転するように構成され、それにより、前記少なくとも１つのセンサを前記ティラーの前面とともに回転させる、請求項２に記載のＥＣＶ。
8. 前記ＥＣＶは、前記ＥＣＶの前方を向くように向けられたカメラをさらに備え、前記センサがセンサの近接を感知する範囲内で物体を感知することに応答して、前記カメラによってキャプチャされた画像の記録を開始し、センサのセンサ近接内でもはや感知されない物体に応答して、前記カメラによる画像の記録の停止を開始する、請求項２に記載のＥＣＶ。
9. 前記複数のセンサは、近接センサを含む、請求項２に記載のＥＣＶ。
10. 前記アプリケーションは、ユーザが会場内で指示を要求することを可能にする、請求項９に記載のＥＣＶ。
11. 前記ユーザ支持部材は、ユーザが前記ユーザ支持部材によってサポートされたときを感知するユーザ支持部材センサを含み、前記ＣＣＵは、
    前記モータがオンになっていることを感知し、ユーザ支持部材センサが、ユーザが前記ユーザ支持部材によってサポートされている状態からサポートされていない状態に移行したことを感知するように、かつ、
    前記モータをオフにする前の期間内にユーザが前記ユーザ支持部材によるサポートに戻ったことを部材センサが感知したか否かを判定する期間を確立するための遅延を生成するようにさらに構成される、請求項１に記載のＥＣＶ。
12. 前記ユーザ支持部材は、ユーザが前記ユーザ支持部材に座っているときを感知するユーザ支持部材センサを含み、前記ＣＣＵは、ユーザが前記ユーザ支持部材に座っていることを感知しない前記ユーザ支持部材センサに応答してスリープモードに移行することができ、ユーザが前記ユーザ支持に座っていることを前記ユーザ支持部材センサが感知したことに応答してスリープモードに移行することを防止する、請求項１に記載のＥＣＶ。
13. 前記ＣＣＵの入出力（Ｉ／Ｏ）ユニットは、ネットワークサーバが実行されている通信ネットワークと通信し、前記処理ユニットは、前記ネットワークサーバからの信号を受信するアプリケーションを実行するように構成され、前記アプリケーションは、前記処理ユニットに、前記ネットワークサーバから受信した対話型情報をユーザに表示させる、請求項１に記載のＥＣＶ。
14. 前記ＣＣＵは、ユーザが前記ＥＣＶのレンタルに関連する情報をリモートデバイスから受信できるようにさらに構成され、前記情報は、ユーザが前記ＥＣＶの操作にアクセスできるようにする一意の識別子を含む、請求項１に記載のＥＣＶ。
15. 前記ＣＣＵは、ユーザが前記ＥＣＶを前記ＣＣＵから直接レンタルすることができるようにさらに構成される、請求項１に記載のＥＣＶ。
16. ユーザが前記ＥＣＶをレンタルすることができるようにすることは、ユーザがレンタル期間を指定し、支払いを送信し、一意の識別子を送信することができるユーザインターフェースを提示することを含む、請求項１５に記載のＥＣＶ。
17. 前記ＣＣＵは、ユーザが後でＣＣＵを予約できるようにさらに構成される、請求項１５に記載のＥＣＶ。
18. 前記ＥＣＶは、前記ＥＣＶ上に配置され、前記ＥＣＶの前方を向くように向けられたカメラをさらに備える、請求項１に記載のＥＣＶ。
19. 電動コンビニエンス輸送機器（ＥＣＶ）の操作方法であって、
    前記ＥＣＶのユーザが移動方向を制御できるようにするステップと、
    ユーザがスロットルを、前方位置、第２の位置、およびアイドル位置にそれぞれ作動させることに応じて、少なくとも１つの車輪を、前方に推進、後方に推進、または固定位置に留まるようにするステップと、
    ユーザがコマンドおよび通信ユニット（ＣＣＵ）により通信ネットワークを介して通信できるようにするステップと、を含む方法。
20. 前記方法は、前記ＥＣＶの進行方向の前にある物体を検出することに応答して、感知されている物体を示す感知信号を生成し、前記感知信号の関数として前記ＥＣＶの動きを制御するステップをさらに含む、請求項１９に記載の方法。
21. 前記方法は、前記ＥＣＶの動作データおよび非動作データを表示するステップと、
    通信ネットワークと通信するステップと、
    前記感知信号に基づいて物体が検出されない場合、前記ＥＣＶを第１の最大速度に制限し、前記感知信号に基づいて物体が検出される場合、第２の最大速度に制限するステップと、をさらに含む、請求項２０に記載の方法。
22. 前記動作データを表示するステップは、前記ＥＣＶの速度を表示するステップを含み、前記非動作データを表示するステップは、前記ＥＣＶが動作している場所に関連する情報を表示するステップを含む、請求項２１に記載の方法。
23. 前記非動作データを表示するステップは、会場中心の方向情報を表示するステップを含む、請求項２２に記載の方法。
24. 前記ＥＣＶを前記第１の最大速度に制限するステップは、前記ＥＣＶを前記第２の最大速度よりも高い最大速度に制限するステップを含む、請求項２１に記載の方法。
25. 前記方法は、ユーザがステアリング機構を回転させることに応答して、前記ステアリング機構の前面の角度の前にある物体を感知するステップをさらに含む、請求項２０に記載の方法。
26. 前記方法は、物体の感知に応答して、画像の記録を開始するステップと、感知されなくなった物体に応答して、画像の記録の停止を開始するステップと、をさらに含む、請求項２０に記載の方法。
27. 物体を感知するステップは、前記ＥＣＶの近接内の物体を感知するステップを含む、請求項２０に記載の方法。
28. 前記方法は、ユーザが会場内で指示を要求できるようにするステップをさらに含む、請求項２７に記載の方法。
29. 前記方法は、モータがオンであり、ユーザがユーザ支持部材によってサポートされている状態からユーザ支持部材によってサポートされていない状態に移行することを感知するステップと、
    モータをオフにする前の期間内にユーザがユーザ支持部材によるサポートに戻ったことを感知されるか否かに関する判定が行われる期間を確立するための遅延を生成するステップと、をさらに含む、請求項１９に記載の方法。
30. 前記方法は、ユーザがユーザ支持部材によってサポートされているときを感知するステップをさらに含み、前記センサが前記ユーザ支持部材によってサポートされていることを感知しないことに応答して、前記ＣＣＵをスリープモードに移行させるステップと、ユーザが前記ユーザ支持部材によってサポートされていることを感知したことに応答して、前記ＣＣＵがスリープモードに移行するのを防止するステップと、をさらに含む、請求項１９に記載の方法。
31. 前記方法は、ネットワークサーバから信号を受信するアプリケーションを実行するステップと、前記ネットワークサーバから受信した対話型情報をユーザに表示するステップと、をさらに含む、請求項１９に記載の方法。
32. 前記方法は、ユーザが前記ＥＣＶのレンタルに関連する情報をリモートデバイスから受信できるようにするステップをさらに含み、前記情報は、前記ユーザが前記ＥＣＶの動作にアクセスできるようにする一意の識別子を含む、請求項１９に記載の方法。
33. 前記方法は、ユーザが前記ＣＣＵから前記ＥＣＶを直接レンタルできるようにするステップをさらに含む、請求項１に記載の方法。
34. ユーザが前記ＥＣＶをレンタルできるようにするステップは、ユーザがレンタルの期間を指定し、支払いを送信し、一意の識別子を送信することができるユーザインターフェースを提示するステップを含む、請求項３３に記載の方法。
35. 前記方法は、ユーザが後でＣＣＵを予約できるようにするステップをさらに含む、請求項３３に記載の方法。
36. 前記方法は、前記ＥＣＶの画像をキャプチャするステップをさらに含む、請求項１９に記載の方法。

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