JP2005269740A - 小型電動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 確実かつ利用上便利な使用管理ができる小型電動車を提供すること。
【解決手段】 人間が着座していることを判別する着座状態判別手段P2,22を備え、特定の人間を認識する非接触式の認識手段23を備えて、前記認識手段23によって認識される特定の人間が着座している場合に走行可能にする走行制限手段を備えた小型電動車を構成した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば高齢者や肢体不自由者等が搭乗して走行することのできる小型電動車や、台車等を牽引する為の小型電動車に関する。
従来の小型電動車は、使用管理のため乗用自動車等の道路交通車両と同様に、運転者が携帯する挿入式のキーと車両に備えたキーシリンダが合致すれば走行操作が行えるようになっている。例えば、特開2001−103601号公報の図2において、操縦ハンドル手前位置にキーシリンダを備えた電源スイッチ(メインスイッチ)14が示されている。
特開2001−103601号公報(図2中の14)
上記の小型電動車は、高齢者や肢体不自由者等が使用するので、キーシリンダが有する小さな鍵穴へのキーの挿入動作が思うようにできず走行開始に手間取ったり、走行終了後に降車する際にキーを抜き忘れてしまったりといった問題が発生していた。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、確実かつ利用上便利な使用管理ができる小型電動車を提供することを目的にしている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、小型電動車において次のように構成することにある。
人間が着座していることを判別する着座状態判別手段を備え、特定の人間を認識する非接触式の認識手段を備えて、認識手段によって認識される特定の人間が着座している場合に走行可能にする走行制限手段を備えてある。
(作用)
本発明の第1特徴によると、非接触式の認識手段によって特定の人間を認識するので、小型電動車を走行可能にするに当たって、従来のキーの挿入操作といった細かい動作を必要としない。
また、認識手段によって認識される特定の人間が着座している場合に走行可能にする走行制限手段を備えているので、走行終了時に特段の措置を講じなくても走行車両から離れるだけで盗難等の予防ができる。
(効果)
本発明の第1特徴によると、従来のキーの挿入操作といった細かい動作を必要としないので、小型電動車の取り扱いが容易になる。また、走行終了時に特段の措置を講じなくても走行車両から離れるだけで盗難等の予防ができるので、キーの抜き忘れという問題は生じ得ず、小型電動車が盗難等の被害に遭うおそれが低減する。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴において次のように構成することにある。
非接触式の認識手段を、運転者が携帯する識別子と、この識別子を識別する識別装置とで構成してある。
(作用)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
運転者が携帯する識別子とこの識別子を識別する識別装置とで非接触式の認識手段を構成してあるので、識別子を有しない者は特定の運転者として認識されない。したがって、識別子を携帯しない者が着座しても小型電動車は走行可能にはならない。
また、識別装置は識別子を個別に識別できるので、複数個の識別子のうち特定の識別子を携帯している特定の運転者を識別できる。したがって、複数人の特定の運転者による利用を許容するような共同利用形態においては、各特定運転者を個別に識別できる。すなわち、小型電動車の利用形態に応じた多様な管理が可能になる。
(効果)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前述の本発明の第1特徴の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、識別子を携帯しない者が着座しても小型電動車は走行可能にならないので、小型電動車が盗難等の被害に遭うおそれが少なくなる。
また、小型電動車の利用形態に応じた多様な管理が可能になるので、小型電動車の使用態様の拡大に対応できる。
[III]
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第1又は第2特徴において次のように構成することにある。
走行状態と停止状態とを判別する走行状態判別手段を備え、停止状態で走行制限手段を有効にしてある。
(作用)
本発明の第3特徴によると、本発明の第1又は第2特徴と同様に前項[I]又は[II
]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
停止状態で走行制限手段を有効にしてあるので、走行状態判別手段が停止状態と判別しないときは、着座状態判別手段の判別結果によらず、走行制限手段は働かない。したがって、停止状態でないときには、運転者が姿勢を整えるため等の目的で着座姿勢を変化させても、小型電動車は走行制限手段の作用は受けない。すなわち、走行制限手段が不用意に作用するおそれが少なくなる。
(効果)
本発明の第3特徴によると、本発明の第1又は第2特徴と同様に前述の本発明の第1又は第2特徴の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第3特徴によると、走行制限手段が不用意に作用するおそれが少なくなるので、運転者の操縦意図に即した走行制限手段となり、使い勝手の良い小型電動車が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に小型電動車が示されており、操縦ハンドル1で操向操作される一輪構造の前輪2と、電動モータ3により駆動される左右一対の後輪4とで走行可能に支持された車体フレーム5に、搭乗者が着座しているか否かを検出する荷重感応型のシートスイッチ22を備えた搭乗者着座用の座席6、無線通信機能を有する識別装置23A、バッテリー7、制御装置8等を搭載してある。
操縦ハンドル1は、前輪2を支承したフォーク部材9を下部に備えた状態で、上下軸心回りで左右揺動自在に車体フレーム5に取付けられたハンドル支柱10と、ハンドル支柱10の上端部に装備されたパネルボックス11と、パネルボックス11に根元部が覆われた状態でハンドル支柱10に取付けられた左右一対の平面視U字状のハンドルパイプ12とで構成されている。
図2に示すように、パネルボックス11には、走行・停止レバー(加速レバー)13、電源表示ランプ14、前後進切換スイッチ15、速度切換スイッチ16、警笛17、充電表示ランプ18、補助ブレーキ操作用のブレーキレバー19等が装備されている。
走行・停止レバー13は、ハンドルグリップ12Aを握った手の指によって、前後軸心P回りに下降揺動操作されるように支承されており、走行・停止レバー13で操作されるポテンショメータ20がパネルボックス11内に装備されている。図2は、右手操作状態を示しているが、左手でも揺動操作できるよう、仮想線で示すように、キャップ21を外して、走行・停止レバー13を左側に装備した左手操作状態に付け替え自在に構成されている。また、左右のハンドルグリップ12Aのそれぞれには静電容量式の圧力センサ12Bが備えられており、運転者がいずれかのハンドルグリップ12Aを握っていると圧力センサ12Bが検出信号を出力する。
図3に示すように、制御装置8には、入力として前後進切換スイッチ15、速度切換スイッチ16、ポテンショメータ20、シートスイッチ22、圧力センサ12Bが接続されており、出力として電動モータ3、電源表示ランプ14、警笛17、充電表示ランプ18、電磁ブレーキ27が接続されている。電磁ブレーキ27は機械的に制動状態に付勢されており、制御装置8による制御指令によりブレーキ解除状態に変更されない限り小型電動車は電磁ブレーキ27により制動されている。そして、制御装置8には、動作電源としてのバッテリー7が電源制御装置24を介して接続されており、電源制御装置24の内部回路により制御装置8に対する電源がオン状態とオフ状態に切り換えられるようになっている。
識別装置23Aは、識別子23Bとで非接触式の認識手段23を構成している。無線通信機能を有する識別装置23Aは、識別子23Bが通信可能範囲にある場合にその存在を検出し、その結果、制御装置8の電源がオン状態になる。すなわち、運転者が識別子23Bを携帯していればその運転者を特定の運転者であると認識し、制御装置8の電源がオンになる。詳しくは以下の通りである。
図4に示すように、識別装置23Aは常時動作状態であるが、識別子23Bを認識している認識状態と認識していない非認識状態とをもつ。いずれの状態においても所定の送信間隔時間T1毎に識別子23Bに対して通信要求信号Rqを送信している。所定時間T1により決定される通信要求信号Rqの送信頻度は、識別子23Bを携帯する特定運転者が通信圏の内外いずれに位置するかを的確に認識できるだけの十分な頻度となっている。
識別子23Bは、識別情報(以下ID情報という)やその他の付属情報が記録された記録媒体(メモリー)26を有している。識別子23Bは、識別装置23Aが所定時間T1毎に送信する通信要求信号Rqを受信すると、識別装置23Aにメモリー26の記録内容であるID情報やその他の付属情報を応答信号Rsとして送信する。識別装置23Aが応答信号Rsを受信することで、識別装置23Aは認識状態に遷移する。識別装置23Aは、認識状態に遷移すると通信線25を介して電源制御装置24に制御信号S1を送信する。この制御信号S1に従って、電源制御装置24が制御装置8の電源をオン状態に切り替え操作する。
識別装置23Aが受信したID情報やその他の付属情報は、電源がオン状態になった制御装置8の要求により通信線26を介して識別装置23Aから制御装置8に伝送される。制御装置8はID情報やその他の付属情報に基づき、個別の運転者に対応した小型電動車の走行制御や利用管理を行うことも可能である。例えば、別途の構成が必要となるが、運転者が携帯する識別子23Bに記録されているIDにより、個々の運転者に適したシート高さやミラーの位置調整などを自動化したり、走行距離や走行回数等の管理をしたりすることが可能となる。
電源がオン状態になった制御装置8は、一連の制御プログラムを実行する。図5〜図10に電源投入後の制御装置8が実行する小型電動車制御プログラムのフローチャートを示してある。図5で示すように、制御装置8は起動後に各種パラメータやフラグを初期値に設定するイニシャライズ処理を実行し、しかる後に、メインループ処理を実行する。
イニシャライズ処理では、電源表示ランプ14を点灯状態にする。これにより、小型電動車が識別子23Bを有する特定運転者を認識したこと、及び小型電動車が電源オン状態になったことを運転者が把握できるようになっている。また、イニシャライズ処理では、識別装置23Aに伝送された識別子23BのID情報等のデータが通信線26を介して取り込まれ、個別の運転者に対応した小型電動車の走行制御や利用管理を行うことも可能である。
メインループ処理では、制御装置8に入力される前後進切換スイッチ15、速度切換スイッチ16、走行・停止レバー13、シートスイッチ22、ハンドルグリップ12Aに備えた圧力センサ12B等の各種スイッチ類の状態に従って、電動モータ3、電磁ブレーキ27等の走行系の各種制御対象を制御する。メインループ処理によるこのような制御は、小型電動車が運転者の動作意図に応じた最適な反応が得られるように、小型電動車の走行状態、運転者の着座状態、ハンドルグリップ12Aの握り状態をそれぞれ判別し、これらの判別結果を示すフラグF1〜F3に基づき、図6に示すような分岐処理で構成されている。
図6に示すように、メインループ処理は、走行状態判別、着座状態判別、握り状態判別の3種の判別処理P1,P2,P3を実行し、それぞれの判別結果を示す走行フラグF1、着座フラグF2、握りフラグF3に基づき小型電動車の使用状況に応じた制御を行う。
なお、走行・停止レバー13に接続されたポテンショメータ20の検出信号とこれに基づいて処理される走行状態判別処理P1とで本発明の走行状態判別手段W1を構成してある。また、座席6が備えるシートスイッチ22の検出信号とこれに基づいて処理される着座状態判別処理P2とで本発明の着座状態判別手段W2を構成してある。また、ハンドルグリップ12Aが備える圧力センサ12Bの検出信号とこれに基づいて処理される握り状態判別処理P3とで本発明の握り状態判別手段W3を構成してある。以下に走行状態判別手段W1、着座状態判別手段W2、握り状態判別手段W3の3種の判別手段について詳説する。
走行状態判別手段W1は小型電動車が走行状態なのか停止状態なのかを走行・停止レバー13の位置(ポテンショメータ20の対応する検出値)により判別し、走行状態と判別するときは走行フラグF1をセットし、停止状態と判別するときは走行フラグF1をクリアする。詳しくは以下の通りである。
図7に示すように、ポテンショメータ20の検出値が走行位置に対応する値であれば、走行オンタイマT2のカウントが所定値に達しているかどうかの判別、すなわち、所定時間連続してポテンショメータ20の検出値が走行位置に対応する値にあるかどうかを判別し、走行オンタイマT2のカウントがアップしていれば走行フラグF1をセットし、走行オンタイマT2のカウントをリセットしてメインループに戻る。走行オンタイマT2のカウントがアップしていなければ走行オンタイマT2のカウントを加算してメインループに戻る。
ポテンショメータ20の検出値が停止位置に対応する値であれば、走行オフタイマT3のカウントが所定値に達しているかどうかの判別、すなわち、所定時間連続してポテンショメータ20の検出値が停止位置に対応する値にあるかどうかを判別し、走行オフタイマT3のカウントがアップしていれば走行フラグF1をクリアし、走行オフタイマT3のカウントをリセットしてメインループに戻る。走行オフタイマT3のカウントがアップしていなければ走行オフタイマT3のカウントを加算してメインループに戻る。
以上のように、所定時間T2に亘ってポテンショメータ20の検出値が走行位置に対応する値であれば走行フラグF1がセットされ小型電動車は走行状態と判別され、所定時間T3に亘ってポテンショメータ20の検出値が停止位置に対応する値であれば走行フラグF1がクリアされ小型電動車は停止状態と判別される。
着座状態判別手段W2は運転者が座席6に着座状態なのか非着座状態なのかをシートスイッチ22の検出結果により判別し、着座状態と判別するときは着座フラグF2をセットし、非着座状態と判別するときは着座フラグF2をクリアする。詳しくは以下の通りである。
図8に示すように、シートスイッチ22がオンであれば、着座オンタイマT4のカウントが所定値に達しているかどうかの判別、すなわち、所定時間連続してシートスイッチ22がオンしているかどうかを判別し、着座オンタイマT4のカウントがアップしていれば着座フラグF2をセットし、着座オンタイマT4のカウントをリセットしてメインループに戻る。着座オンタイマT4のカウントがアップしていなければ着座オンタイマT4のカウントを加算してメインループに戻る。
シートスイッチ22がオフであれば、着座オフタイマT5のカウントが所定値に達しているかどうかの判別、すなわち、所定時間連続してシートスイッチ22がオフしているかどうかを判別し、着座オフタイマT5のカウントがアップしていれば着座フラグF2をクリアし、着座オフタイマT5のカウントをリセットしてメインループに戻る。着座オフタイマT5のカウントがアップしていなければ着座オフタイマT5のカウントを加算してメインループに戻る。
以上のように、所定時間T4に亘ってシートスイッチ22がオンであれば着座フラグF2がセットされ着座状態と判別され、所定時間T5に亘ってシートスイッチ22がオフであれば着座フラグF2がクリアされ非着座状態と判別される。
握り状態判別手段W3はハンドルグリップ12Aが握り状態なのか開放状態なのかを圧力センサ12Bの検出結果により判別し、握り状態と判別するときは握りフラグF3をセットし、開放状態と判別するときは握りフラグF3をクリアする。詳しくは以下の通りである。
図9に示すように、圧力センサ12Bがオンであれば、握りオンタイマT6のカウントが所定値に達しているかどうかの判別、すなわち、所定時間連続して圧力センサ12Bがオンしているかどうかを判別し、握りオンタイマT6のカウントがアップしていれば握りフラグF3をセットし、握りオンタイマT6のカウントをリセットしてメインループに戻る。握りオンタイマT6のカウントがアップしていなければ握りオンタイマT6のカウントを加算してメインループに戻る。
圧力センサ12Bがオフであれば、握りオフタイマT7のカウントが所定値に達しているかどうかの判別、すなわち、所定時間連続して圧力センサ12Bがオフしているかどうかを判別し、握りオフタイマT7のカウントがアップしていれば握りフラグF3をクリアし、握りオフタイマT7のカウントをリセットしてメインループに戻る。握りオフタイマT7のカウントがアップしていなければ握りオフタイマT7のカウントを加算してメインループに戻る。
以上のように、所定時間T6に亘って圧力センサ12Bがオンであれば握りフラグF3がセットされ握り状態と判別され、所定時間T7に亘って圧力センサ12Bがオフであれば握りフラグF3がクリアされ開放状態と判別される。
上述の3つの状態判別手段により設定される走行フラグF1、着座フラグF2、握りフラグF3に基づき小型電動車の使用状況に応じた図6に示す分岐処理が実行される。詳しくは以下の通りである。
非着座状態(着座フラグF2がクリア)であれば、ハンドルグリップ12Aが、握り状態(フラグF3がセット)であるか、開放状態(フラグF3がクリア)であるかに基づいて、電磁ブレーキ27を解除するブレーキ解除処理、或いは、電磁ブレーキ27をロックするブレーキロック処理のうちいずれかの処理を選択実行し、メインループの先頭に戻る。
着座状態(着座フラグF2がセット)であれば、走行・停止レバー13が、走行状態(フラグF1がセット)であるか、停止状態(フラグF1がクリア)であるかに基づいて、走行制御処理を実行し、これが終了してから電磁ブレーキ27をロックするブレーキロック処理を実行するか、或いは、走行制御処理を実行せずに電磁ブレーキ27をロックするブレーキロック処理を実行し、メインループの先頭に戻る。
着座状態において走行状態と判別された場合、すなわち、着座フラグF2及び走行フラグF1がともにセットされている場合に選択処理される走行制御処理は、図10に示すように、走行状態判別処理P1により、小型電動車が走行状態から停止状態に遷移するまで、すなわち、所定時間T3に亘り走行・停止レバー13が停止位置に操作されて走行フラグF1がクリアされるまで、モータ駆動処理及びブレーキ解除処理を継続する。走行フラグF1がクリアされて走行制御処理が終了すると、ブレーキロック処理により解除状態の電磁ブレーキ27は制動状態になる。
なお、モータ駆動制御は電動モータ3を走行・停止レバー13の操作量に応じたポテンショメータ20の検出値に対応させて制御するものであり、ブレーキ解除制御は電磁ブレーキ27を解除状態にするものである。
非接触式の認識手段23としての識別装置23A及び識別子23Bにより認識される特定の運転者が認識されると、制御装置8が起動して上述のような処理が実行され、運転者が着座判別手段により着座していると判別された場合に走行可能となる。このようにして、本発明の走行制限手段が実現される。
走行状態判別手段W1の判別結果に基づき、走行制御処理が実行されている状態であれば、着座状態判別処理P2は実行されないので、運転者が姿勢を整えるため等の目的で着座姿勢を変化させて、一時的に腰を浮かした場合でも走行制限手段は作用しない。
以上のような構成により、非接触式の認識手段23により認識された特定の人間であれば、小型電動車を走行可能とするために、鍵穴にキーを挿入するといったような細かい動作は必要なく、特段の動作を意識して行う必要がない。また、運転中に座り直す動作をしてシートスイッチ22がオフになっても、走行継続しようとする運転者の操縦意図を的確に反映する。また、運転車が降車してからでも認識手段により認識されている限り、小型電動車を手押しにより移動させることも可能となる。したがって、操作性が良く、確実かつ利用上便利な使用管理ができる小型電動車となる。
〔発明の実施の別形態〕
以下に本発明の別実施形態を列記する。
(1)非接触式の認識手段23としては、識別装置23Aと識別子23Bとによる無線通信方式によるものでなくても、識別装置23Aから送信する応答信号Rsが識別子23Bにより反射・吸収等されて生じる変化を識別装置23Aが検出する方式でもよいし、音声認識方式や網膜認識方式等でもよい。
(2)識別子23Bとしては、識別子毎の個別のID情報や付属情報を有しないものでもよいし、識別装置23Aとの通信により識別子23Bが有するメモリー26の記録内容が変更できるものでもよい。
(3)識別装置23Aの送信要求信号Rqにより識別子23Bから信号が送信される通信方式でなくても、識別子23Bに操作具(ボタン等)を設けて人為的な操作により識別子23Bから信号が送信されるような通信方式にしてもよい。この場合、識別装置23Aは無線送信機能を必要としない。
(4)シートスイッチ22を識別装置23Aの電源スイッチとして構成してもよい。例えば、識別装置23Aに電源用の保持リレーを設けてシートスイッチ22を保持リレーの入力信号として構成すれば、着座により一旦起動した識別装置23Aは、運転者が姿勢変更或いは降車してシートスイッチ22がオフになっても、動作状態を維持できる。そして、停止状態になった小型電動車から運転者が離れることで識別装置23Aが識別子23Bを認識できなくなった時点(通信圏から外れた時点)で、電源制御装置24に対して制御信号S2を送信して制御装置8の電源をオフ状態にしたのち、識別装置23Aが自らの電源用の保持リレーの保持をリセットして識別装置23Aが非動作状態になるように構成すればよい。このように構成することにより、降車後にハンドルグリップ12Aを握っての手押し移動が可能であると同時に、小型電動車を使用しない期間には、小型電動車の走行系の電源のみならず、識別装置23Aの電源をも切られた状態であるので、消費電力を極力少なくすることができる。
(5)小型電動車を使用中に、走行状態判別手段W1により走行状態と判別されている状態では、制御装置8により識別装置23Aを非動作状態になるように構成してもよい。このようにすることで、走行状態での小型電動車の消費電力を少なくすることができる。
(6)小型電動車としては、前2輪、後2輪からなる4輪式の小型電動車でもよい。
(7)小型電動車としては、台車を牽引する為の小型電動車でもよい。
小型電動車の全体側面図 小型電動車の操縦部を示す図 制御装置に接続される入出力装置及び電源の接続状態を示す図 識別子及び識別装置の通信手順及び識別装置による制御装置の電源制御手順 小型電動車制御プログラムのフローチャート メインループ処理のフローチャート 走行状態判別処理のフローチャート 着座状態判別処理のフローチャート 握り状態判別処理のフローチャート 走行制御処理のフローチャート
符号の説明
P1,13 走行状態判別処理
P2,22 着座状態判別処理
23 認識手段
23A 識別装置
23B 識別子

Claims (3)

  1. 人間が着座していることを判別する着座状態判別手段を備え、
    特定の人間を認識する非接触式の認識手段を備えて、
    前記認識手段によって認識される特定の人間が着座している場合に走行可能にする走行制限手段を備えた小型電動車。
  2. 前記非接触式の認識手段を、
    運転者が携帯する識別子と、この識別子を識別する識別装置とで
    構成してある請求項1に記載の小型電動車。
  3. 走行状態と停止状態とを判別する走行状態判別手段を備え、停止状態で前記走行制限手段を有効にしてある請求項1又は2に記載の小型電動車。
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