JP2020528337A - 靴用の歩行補助具、靴と歩行補助具を有する靴システム及び歩行補助具とストックからなるシステム - Google Patents

靴用の歩行補助具、靴と歩行補助具を有する靴システム及び歩行補助具とストックからなるシステム Download PDF

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Abstract

本発明は、特に剛性を有する靴底を含む靴のための、歩行補助具(01、02)、靴システム及び歩行補助具(01、02)とストック(18、19)とからなるシステムに関するものであって、歩行補助具(01、02)が、靴底に取り外し可能に配置するための本体(02.1、02)と、靴に取り外し可能に固定するための少なくとも1つの固定手段(03.1、03.2、03)とを有し、本体(02.1、02)は、靴に固定した場合に、靴先端から靴底の靴底長さの40%までしか延びていない。

Description

本発明は、特に剛性を有する靴底を含む靴用の、歩行補助具に関するものであって、歩行補助具は、靴底に取り外し可能に配置するための本体と、靴に取り外し可能に固定するための少なくとも1つの固定手段とを有している。さらに本発明は、特に剛性を有する靴底を含む、靴と靴に取り外し可能に固定するための歩行補助具とを有する靴システムに関する。さらに本発明は、歩行補助具とストックとを有する、システムに関する。
特殊な靴を使用するためには、種々の操作と種々の要請が有意義である。この種の特殊な靴においては、一方でそれぞれの操作又は要請のためには望ましいが、それぞれの操作外で、あるいは要請を発生させるそれぞれの状況から離れて靴を利用する場合には、欠点となり得る特性が発生することがある。
たとえば靴は、剛性を有する、あるいは堅固な靴底を有することができる。しかしこの種の靴は、たとえばアルペンスポーツにおいて、特にスキー走行の際にのみ、使用されるわけではない。これらの靴は、それぞれの使用に、したがってスキービンディング及びスキーと組み合わせるために最適化されているが、スキー及びスキービンディングなしで利用する場合には、それに応じた欠点を伴っている。
以下において本発明は、主として、たとえばスキー走行の際に使用されるような、剛性を有する靴底を含む靴に関して記述される。しかし本発明の対象は、この種の靴にあるいはこの種の靴における適用に限定又は制限されるものではない。むしろこの記述は、スキー靴との関連において、本発明をわかりやすく、かつ明らかにするために用いられる。
上述した靴、特に剛性を有する靴底を含む靴については、前々から問題があって、この種の靴における走行は、困難である。さらに、それぞれ靴の形態に従って、これらの靴で立つ場合にも、不自然な身体姿勢、特に脚の不自然な姿勢がもたらされる。後者は、たとえばスキー靴の場合がそうであって、踝関節の運動とそれに伴って足とすねの間の相対的方向付けが制限されてしまう。さらに、特に剛性を有する靴底を含む靴は、階段の歩行あるいは同様な運動の実施が困難であり、かつ転落の危険が部分的に著しく高くなる、という欠点を有している。
これらの欠点が、過去において歩行補助具の開発をもたらし、それらは、時には靴に取り外し可能に固定するために設けられている。これまでの解決策は、大体において上述した問題の1つを解決するものであって、それに対して他の問題は残り、あるいは特に先鋭化された。すなわち、たとえば特許文献1の装置は、剛性を有する靴底を含む靴による踏み出しを容易にし、それによって歩行を簡単にするのに適しているが、他方ではそこに開示されている装置は、階段の利用を著しく困難にし、特に階段を利用する場合の損傷のリスクを高めてしまう。
特許文献2に開示されている装置は、階段の安全な利用を許し、かつ踏み出し挙動を改善するが、立った時の脚又は踝関節の不自然な姿勢を改善又は補正することはない。それぞれ上述した欠点の一部を解決する、比較可能な装置が、以下の文献から知られている。すなわち、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9、特許文献10及び特許文献11。
米国特許第4045809(B)号明細書 米国特許出願公開第2011/0258882(A1)号明細書 米国特許出願公開第2012/0117829(A1)号明細書 独国実用新案登録第202006002533(U1)号明細書 独国特許出願公開第1999/59353(A1)号明細書 米国特許第4774775(B)号明細書 米国特許第4461104(B)号明細書 独国特許出願公開第2541638(A1)号明細書 独国特許出願公開第2655564(A1)号明細書 独国特許出願公開第2649296(A1)号明細書 独国特許出願公開第2314847(A1)号明細書
これを背景として本発明の課題は、従来技術に基づく装置の欠点を克服することである。特に本発明の課題は、それぞれ快適性と安全性の改良を可能にする、歩行補助具、靴システム及び歩行補助具とストックからなるシステムを提案することにある。
この課題は、冒頭で挙げた種類の歩行補助具において、靴に固定した場合に、本体が靴先端から靴底の靴底長さの40%までしか延びていないように、形成されていることによって、解決される。
驚くべきことに、本体が靴底の先端から靴底長さの40%まで延びる場合に、同時に踏み出しとそれに伴って歩行が容易になり、立つことが改良され、かつ階段や類似の障害を利用する場合に少なくともネガティブな影響を受けないことが、明らかにされた。さらに、靴先端から靴底長さの最大40%まで延びる長さを有する本体の形態は、きわめてコンパクトな歩行補助具をもたらす。これは、時に応じて靴に配置するだけであり、したがって取り外し可能に形成されている、本発明に係る歩行補助具は、特に歩行補助具が靴に配置されていない場合に、特に場所をとらずに携行し、あるいは詰め込むことができる、という利点を有している。
第1の好ましい展開によれば、本体は、歩行補助具を靴に固定した場合に靴先端から靴底長さの最大で35%の長さまで延びることができる。それによって歩行補助具は、さらにコンパクトに形成することができ、歩行補助具を有する靴による歩行と静止、階段を利用する場合の安全性などに及ぼされる好ましい効果がマイナスの影響を受けることはない。
特にきわめて好ましくは、歩行補助具、特に歩行補助具の本体の長さは、靴内部に合わせて設計することができる。というのは、靴底長さは、本体の寸法設計のためのきわめて重要な尺度だからである。しかし、特に最適な歩行特性を得るためには、靴内で、かつ靴底に関して靴の利用者の足がどこにどのように配置されているかも、重要である。したがって本発明の他の特に好ましい実施形態によれば、本体は靴底の、靴内にある中足指節関節がその上方に配置される位置まで延びるように、形成されている。中足指節関節は、靴によって制限されずに走行する場合に、足を踏み出す際の重要な点を形成するので、本体が靴先端から靴底の、靴内にある足の中足指節関節がその上方に配置される点まで延びることによって、特に効果的かつ自然な踏み出しを達成することができる。特に好ましくは、本体は、歩行補助具を介して踏み出す場合に生じる本体の梃子の支点が、そのように靴内にある足の中足指節関節の関節中心のわずかに後方に配置されるように、形成することができる。
特に好ましくは、歩行補助具は、右の靴に配置するのにも、左の靴に配置するのにも、同様に適している。そのためにたとえば、歩行補助具は歩行補助具の長手軸に対して対称に形成することができる。これが、1つの靴に、あるいはペアの靴に歩行補助具を配置することを容易にする。というのは、それぞれの靴に対して歩行補助具の対応づけを行う必要はなく、各歩行補助具を各靴に配置することができるからである。
歩行補助具の他の実施形態においては、本体が接地面を有し、かつくさび形状に形成されているので、靴に固定した場合に靴先端からの距離が増大するにつれて、靴底と接地面の間に増大する間隔が得られる。本体のくさび形状を介して、該当する靴内の脚の位置、特に立っているときの下腿の位置を調節することができる。これは特に、靴の利用に踝関節の運動の制限が伴い、それが足と下腿の間の方向付けをじゃまし、あるいは制限する場合に、効果的である。また、本体のくさび形状の形態を介して、特に均一な踏み出しを達成することができる。
他の好ましい形態によれば、本体は接地面とは逆の上面に凹みとランドを有することができる。それによって一方で、歩行補助具は靴の靴底に付着物がある場合でも、まだ確実に靴に固定し、あるいは配置することができる。さらに、本体の接地面とは逆の上面にランドと凹みを形成することによって、歩行補助具の重量を削減することができる。ランドと凹みのそれぞれの形態によって得られる他の利点について、本発明に係る歩行補助具の以下の実施形態を用いて詳細に説明する。
好ましい展開によれば、本体の接地面とは逆の上面のランドと凹みは、第1と第2の接触プロフィールを形成することができる。したがって本発明は、対の歩行補助具にも関するものであり、それが、本体の本発明に係る形態を有し、さらに接地面とは逆の上面に凹みとランドを有し、それらがそれぞれの歩行補助具において第1と第2の接触プロフィールを形成する。それによって、2つの歩行補助具を互いに対して、それぞれ第1の接触プロフィールのランドが第2の接触プロフィールの凹み内へ嵌入し、そしてその逆が行われるように、配置することが可能になる。それによって特に好ましくは、歩行補助具が靴に配置されておらず、靴から取り外されている限りにおいて、歩行補助具の梱包寸法、特に歩行補助具ペアの梱包寸法が減少される。
さらに、他の特に好ましい実施形態によれば、第1の接触プロフィールは第2の接触プロフィールに対して相補的に形成することができる。というのは、互いに対して相補的に形成された接触プロフィールによって、歩行補助具の本体が、少なくとも部分的に互いに係合することができ、それによって、少なくとも部分的に互いに係合する歩行補助具のペアの高さが、2つの個別の歩行補助具の高さより低くなる。ランドと凹み及び/又はそれによってもたらされる少なくとも部分的な係合は、係合を手動で形成し、かつ再び解除することができるように、形成され、かつ/又は寸法設計されており、ランドと凹みを介して係合した場合に、歩行補助具の間に締めつけ作用が発生されるので、歩行補助具が不用意に外れたり、ばらばらになることが回避される。
歩行補助具の他の特に好ましい形態において、本体は前側本体部品と後側本体部品とを有している。この実施形態に関連して指摘しておくが、靴先端から靴底長さの一部までの、本体の本発明に係る延びは、本体の全長に関するものであり、その本体はこの実施形態において、前方と後側本体部品によって形成されている。前方と後側本体部品を有する歩行補助具のこの形態は、様々な利点を有している。たとえば前側本体部品と後側本体部品を異なる材料から形成することができ、材料選択は、歩行補助具を靴に確実に配置又は固定することが保証され、同時に歩行補助具を靴に簡単かつ確実に配置することと歩行補助具を靴から確実かつ簡単に外すことが可能になるように、行われる。前側本体部品と後側本体部品とを有する本体の他の利点が、以下で他の実施形態を参照して開示される。
たとえば、前側本体部品と後側本体部品が広がった構成と折りたたまれた構成に折ることができると、効果的であり得る。それによって好ましいやり方で、靴から取り外した状態における個々の歩行補助具の梱包寸法を削減することができる。そのために、前側本体部品と後側本体部品は、歩行補助具を靴に配置するために広がった構成へ移行させることができ、かつ、靴に配置する前又は後に歩行補助具を移送する場合に、折りたたまれた構成へ移行させることができ、折りたたまれた構成において場所をとらない外側寸法又は梱包寸法を有することができる。
他の特に好ましい形態において、本体部品は接地面とは逆の上面に凹みとランドを有することができる。本体部品の、したがって本体の前側本体部品と後側本体部品の、凹みとランドは、靴底にまだ付着物がある場合でも、歩行補助具を靴に確実に配置することができるようにするために、用いることもできる。さらに、本体部品の接地面とは逆の上面に凹みを形成することによって、歩行補助具の重量を効果的に削減することができる。
他の特に好ましい形態によれば、特に前側本体部品の凹みを少なくとも部分的に接地面まで延びるようにすることができる。それは一方で、接地面まで延びる凹みによって、歩行補助具の特に大きい重量削減が達成される、という利点を有している。さらに、本体部品の、特に前側本体部品の、接地面まで貫通する凹みは、接地面のプロフィール又は凹凸として用いることができ、したがって靴とそれに配置された本発明に係る歩行補助具によって静止しても、歩行する場合でも、安全性を高めることができる。
同様に、本体の前方と後側本体部品を有する歩行補助具の他の形態において、前側本体部品内と後側本体部品内の凹みとランドは、本体部品を折りたたまれた構成において、凹みとランドが少なくとも所定の部分で互いに係合するように、互いに対して相補的に形成することができる。それによって、折りたたまれた構成における歩行補助具の外側寸法又は梱包寸法は、著しく削減することができる。その場合には、前側本体部品のランドが少なくとも部分的又は少なくとも所定の部分で、後側本体部品の対応する凹み内へ嵌入し、かつ逆も行われ、したがって折りたたまれた構成における梱包寸法は、接地面とは逆の上面に相補的な凹凸を持たない形態に比較して梱包寸法が減少する。
本発明に係る歩行補助具は、特に、靴に配置されていない場合に、できるだけ良好かつ場所をとらないように携行することができるようにするために、特にコンパクトな形状を有する。そのために、他の好ましい実施形態においては、前側本体部品と後側本体部品は、ダブルジョイントを介して互いに結合されている。ダブルジョイントを使用することによって、たとえば2つの本体部品の折りたたまれた構成の形式の、特に場所をとらない移送位置を達成することができる。
歩行補助具の他の特に好ましい実施形態によれば、少なくとも1つの固定手段は弾性的な固定手段として、特にクランプバンドとして、形成することができる。それによって歩行補助具を簡単かつ確実に靴に配置し、かつ簡単かつ確実に靴から外すことができる。特に好ましくは弾性的な固定手段は、歩行補助具を靴の踵領域に固定するために用いることができる。
他の特に好ましい実施形態によれば、弾性的な固定手段は、歩行補助具を靴に固定することも、歩行補助具を折りたたまれた構成に確保することも可能であるように、形成することができる。この種の形態は、複数の利点を有している。一方で、歩行補助具を折りたたまれた構成に確保するために弾性的な固定手段を利用することによって、弾性的な固定手段が緩められて、それによって折りたたまれた構成又は折りたたまれた構成に留まることが無効にされるまでは、歩行補助具は折りたたまれた構成に留まることが、保証される。他方で、弾性的な固定手段を、靴に歩行補助具を固定するため、そして歩行補助具を折りたたまれた構成に確保するために二重に利用することによって、折りたたまれた状態における歩行補助具の梱包寸法をさらに減少させることができる。というのは、折りたたまれた構成において弾性的な固定手段が歩行補助具から張り出すことが、ほぼ回避されるからである。
歩行補助具の他の特に好ましい形態において、接地面がプロフィールを有し、かつ少なくとも1つのプロフィール凹みを有しており、そのプロフィール凹みはストック、特にスキーストック又は歩行ストックを少なくとも部分的に収容するように整えられている。歩行補助具の上面におけるこのような凹みは、特に好ましくは、歩行補助具が靴に配置されておらず、靴から離れている場合に、それをストックに固定するために利用することができる。それによって靴から離れた状態における歩行補助具の移送が容易になる。同時に接地面のプロフィールの一部としてのプロフィール凹みは、歩行補助具を靴に配置した場合の靴底プロフィールのプロフィール機能を実現することができ、したがって靴に配置した場合に歩行補助具のユーザーにとっての安全性を改良することができる。
歩行補助具の特に好ましい形態において、弾性的な固定手段は、折りたたまれた構成に歩行補助具を確保するために、歩行補助具の、特に少なくとも部分的に接地面によって形成される外側輪郭に、少なくとも全周で巻き付く。それによって歩行補助具を、折りたたまれた構成に特に効果的に固定することができる。さらにそれによって、特に好ましくは、弾性的な固定手段は、折りたたまれた構成において歩行補助具の外周上、あるいは外側輪郭上に配置され、あるいは張りわたされるので、弾性的な固定手段は歩行補助具から張り出さず、したがって付加的なスペースを必要としない。
さらに、歩行補助具の好ましい展開によれば、弾性的な固定手段は、特に固定手段によって歩行補助具を折りたたまれた構成に固定する場合に、ストック、特にスキーストック又は歩行ストックをプロフィール凹み内に収容固定し、かつ/又はそれに接して収容固定するように、形成することができる。したがって固定手段のこの形態は、固定手段による折りたたまれた構成における上述した固定と同様に、靴に歩行補助具を取り外し可能に固定することに加えて、固定手段のそれぞれ第2の、あるいは他の使用に関する。固定手段のこのような多重の使用可能性によって、靴に配置する場合も、靴に配置する前と配置した後にも、歩行補助具の特に効果的な利用可能性がもたらされる。
特に剛性を有する靴底を備えた、靴と、靴に取り外し可能に固定するための歩行補助具とを有する靴システムにおいて、冒頭で挙げた課題は、歩行補助具が上述した形態のいずれかに基づいて形成されていることによって解決される。
それによって、歩行補助具の個々の形態を参照してすでに説明した利点が、靴システムについても実現される。歩行補助具が靴に配置される場合に、効果的な作用が得られるだけではない。歩行補助具の上述した実施形態のコンパクトな形態と他の利点は、歩行補助具が靴に配置されていない場合にも実現される。
靴システムの特に好ましい形態においては、剛性を有する靴底が少なくとも所定の部分で靴底プロフィールを有し、歩行補助具の接地面とは逆の上面が接触プロフィールを有しており、靴底プロフィールと接触プロフィールが少なくとも部分的に互いに対して相補的に形成されている。接触プロフィールと靴底プロフィールの相補的な形態は、特に、歩行補助具が靴に配置されており、あるいは配置される場合に、歩行補助具が靴に、特に靴の靴底に接触する領域内に設けられる。接触プロフィールと靴底プロフィールの互いに対して相補的な形態によって、歩行補助具を靴に特に確実に配置することができる。歩行補助具の接触プロフィールは、本体又は本体の本体部品のすでに説明したランドと凹みによって形成することができる。
万全を期すためにここで述べておくが、上述した接触プロフィールは、上で第1と第2の接触プロフィールを参照して説明したのと同じ種類のプロフィールである必要はない。この接触プロフィールは、歩行補助具の少なくとも接地面とは逆の上面にも配置されており、かつ靴の靴底プロフィールと協働する。上述した接触プロフィールは、少なくとも接地面にも形成されており、かつ主としてそれぞれ2つの歩行補助具を取り外し可能に互いに対して結合し、あるいは互いに連結するために用いられる。それによって2つの種類の接触プロフィールは、それぞれ他の対象への接触を容易にし、あるいは仲介するが、接触される他の対象は、異なるように形成することができ、かつそれによって歩行補助具上の、あるいは歩行補助具における接触プロフィールの配置も異なってもよいことが、明らかである。
上述した課題は、歩行補助具とストック、特にスキーストック又は歩行ストックからなるシステムにおいて、歩行補助具をストックに取り外し可能に固定するためのカップリング装置によって解決される。
特に好ましくは、歩行補助具とカップリング装置は、相補的なカップリング部材を有することができる。好ましくはカップリング部材は、カップリング装置と歩行補助具の間の取り外し可能なカップリングが達成可能であるように、形成されている。
さらに好ましくは、カップリング装置はストックに固定することができる。
歩行補助具とストックとからなるこのようなシステムは、特に相補的なカップリング部材を介して、歩行補助具を確実にストックに固定すること、かつ、靴に取り付けあるいは配置するために、迅速かつ確実にストックから外せるようにすることを、可能にする。
カップリング装置は、ストック自体によって形成することもできる。
好ましい展開によれば、歩行補助具は上述した特徴を有し、それによってしかるべき利点を実現することができる。
以下、本発明の他の利点と詳細を、図面に示す実施例を用いて説明する。
図1は第1の実施形態に基づく本発明に係る歩行補助具を示す分解斜視図である。 図2は第1の実施形態に基づく本発明に係る歩行補助具を示す側面図である。 図3aは第2の実施形態に基づく本発明に係る歩行補助具を、開いた構造において示している。 図3bは第2の実施形態に基づく本発明に係る歩行補助具を、半ば折りたたまれた構造において示している。 図3cは第2の実施形態に基づく本発明に係る歩行補助具を、折りたたまれた構造において示している。 図4は第1の実施形態に基づく歩行補助具を示す上面図である。 図5は第1の実施形態に基づく本発明に係る歩行補助具を示す背面図である。 図6は第1の実施形態に基づく本発明に係る歩行補助具を示す底面図である。 図7は第1の実施形態に基づく本発明に係るシステムを示す分解斜視図である。 図8は第1の実施形態に基づく本発明に係るシステムを示している。
図1は、本発明に係る歩行補助具01を示しており、それにおいて本体02が前側本体部品02.1と後側本体部品02.2を有している。歩行補助具01は、さらに、2つの固定手段03を有している。固定手段03の1つは、クランプバンドの形式の弾性的な固定手段03.2として形成されており、それが後側本体部品02.2に固定されている。第2の固定手段03は、前側本体部品02.1に配置されており、かつ堅固な固定手段03.1によって実現される。
固定手段03を介して、歩行補助具01を靴の靴底に、特に靴の剛性を有する靴底に、配置することができる。そのために靴先端が第1の固定手段03.1と係合する。したがって固定手段03.1は、スキービンディングの該当する靴先端収容部と同様に形成されている。靴のかかとの回りには、弾性的な固定手段03.2の形式の第2の固定手段03が張りわたされる。それによって力が発生し、その力は、固定手段03.2が靴のかかとの回りにかかっている限りにおいて、歩行補助具01を靴の靴底に確実に保持する。スキー靴の場合においては、通常はスキービンディングのかかと部分内へ嵌入する、靴のかかとの張り出しが、弾性的な固定手段とそれに伴って歩行補助具を靴に固定する。
本体02の本体部品02.1と02.2は、2つのダブルジョイント04を介して互いに結合されており、それらのダブルジョイントが本体部品02.1、02.2内のしかるべき軸受箇所05内へ嵌入する。前側本体部品02.1は、上方部分02.3と下方部分02.4を有しており、それらは異なる材料からなる。材料選択は、上方部分02.3については靴と歩行補助具01の間の最適な保持を、そして下方部分02.4については種々の土台上で最適な保持を、達成することができるように、行うことができる。上部分02.3と下部分02.4は、たとえば互いに接着し、あるいは他のやり方で互いに結合することができる。ダブルジョイント04を介して、前側部分02.1と後側部分02.2を広がった構成から折りたたまれた構成へ折り返すことが可能になる。本体部品の2つの構成の間のしかるべき移行について、図3aから3cを参照して詳細に説明する。
本体02は、本発明によれば、全体長さLを有し、その全体長さは、歩行補助具が配置される靴の靴先端から靴底の長さの最大40%までで延びる。特に好ましくは、本体02の全体長さLは、靴先端から靴の靴底長さの最大35%まで延びる。長さLは、もちろん、取り付けた状態における歩行補助具01の長さであって、図1の分解した状態における長さではない。
したがって本発明の形態において、本体の全体長さは、靴の長さが335mmであれば、115mmの長さを有し、歩行補助具を靴に配置した場合には、本体は、靴先端から靴底の前側の115mmにわたって延びる。
靴先端又は靴底先端から測定した、本体の長さのこの寸法によって、本体は靴の靴底の位置Pまで延びることができ、その位置の上方に靴内の足の中足指節関節が配置される。それによって特に、本発明に係る歩行補助具により踏み出しを著しく改良することができる。
後側本体部品02.2は、さらに2つの通路24を有しており、それらがそれぞれ2つの通路開口部23.1、23.2を形成している。通路24を介して第2の固定手段03.2を本体に、特に後側本体部品に、固定することができる。そのために第2の固定手段は、たとえば、拡大された直径を備えた終端部分25を有することができ、終端部分25の直径は、通路24の小さい方の通路開口部23.2の直径よりも大きく、かつ大きい方の通路開口部23.1の直径よりも小さい。したがって終端部分25は、少なくとも部分的に通路24内に収容されて、そこに確保される。
本発明に係る歩行補助具の重量は、好ましくは120gよりも少なく、特に好ましくは100gよりも少ない。したがってこの歩行補助具は、梱包寸法が小さいだけでなく、重量も少ない。
歩行補助具01の本体02の寸法設計と形成に関する他の形態を、図2を参照して以下で説明する。
図2の側面図において認識できるように、本体02はその接地面06と接地面06とは逆の上面07によって、くさび形状を形成しており、そのくさび形状によって、歩行補助具01を図には示されない靴に固定した場合に、靴先端からの間隔が増大するにつれて、図2には示されない靴底と接地面06との間の間隔が増大する。本体02のくさび状の形態によって、踏み出しが容易になる。
くさび状に形成された本体02の最大の高さHを介して、さらに、立っている場合及び靴によって踝関節の運動が制限された場合の靴の位置、それによってまた該当する靴内で立っている場合のホールド全体も、調節し、あるいは変化させることができる。これは、本体02の最大の高さHを介して、歩行補助具01が立っている場合の安全性と快適性を改良できることを、意味している。さらに図2によって明らかなように、靴先端又は靴底の先端から始まって、本体02は図示されない靴底の位置Pまで延びており、その位置の上方に靴内にある足の中足指節関節が延びている。さらに本体は、靴先端又は靴底先端から始まって、靴の靴底長さの最大40%にわたって、特に好ましくは最大35%にわたって延びている。
図2の表示からさらに明らかなように、本体は接地面上で位置P’まで延びており、その位置は靴底の、靴内にある足の中足指節関節がその上に配置される位置のわずかに後方に位置している。それによって、歩行補助具01を介して踏み出す場合に克服すべき梃子の点08が、靴内にある足の中足指節関節の関節中心のわずかに後方に配置されることが、可能になる。それによって歩行補助具を用いた踏み出しと走行がさらに改良される。
図3aから3cを参照して、特にダブルジョイント04の機能を、前側本体部品02.1と後側本体部品02.2及び本体部品02.1と02.2の形態と組み合わせて説明する。図3aは、歩行補助具01を広がった構成K1で示している。広がった構成K1は、歩行補助具01を靴に配置し、あるいは靴に固定することができる構成である。図3aの表示からは、前側本体部品02.1も後側本体部品02.2もそれぞれランド10及びランドの間に配置された凹み11を有していることが、はっきりと認識可能である。前側本体部品02.1の場合においては、さらに、凹み11の少なくとも1つの部分が接地面06とは逆の上面07から接地面06まで延びており、それが一方で、接地面06の凹凸を改良し、他方では歩行補助具01の重量を効果的に削減している。
図3aの例としての表示からすでに、接地面06とは逆の上面07上に配置されたランド10と、前側本体部品02.1及び後側本体部品02.2の凹み11が少なくとも所定の部分で互いに対して相補的に形成されているので、図3cに示すような、折りたたまれた状態においては、後側本体部品02.2のそれぞれのランド10が前側本体部品02.1の対応する凹み11と少なくとも部分的に互いに係合することを、感じ取ることができる。もちろん同じことが逆に、前側本体部品02.1のランド10と後側本体部品02.2の凹み11についても、当てはまる。そのような凹みとランドの一組12.1、12.2及び12.3の例が、図3bの表示において明らかである。
同様に特に図3aと3bに固定手段13が見られ、その固定手段は、弾性的な固定手段03.2と協働して、図3cに示す折りたたまれた構成K2において歩行補助具の固定を確実なものにする。そのために、図3cに示す折りたたまれた構成K2において、弾性的な固定手段03.2は、後側本体部品02.2を基点として前側本体部品02.1をまわって案内され、前側本体部品02.1の接地面06は、それに応じたガイド凹み14を有している。ガイド凹み14は、同時に接地面06の凹凸として用いることができる。この弾性的な固定手段が、次に後側本体部品02.2の回りに廻らされ、そのために後側本体部品も図3cでは見えないガイド凹み14を有することができる(図7を参照)。次に、弾性的な固定手段03が、固定手段13をまわって案内される。
弾性的な固定手段03.2の長さ、そしてまたその弾性的な特性も、図3cの表示に示されるような、折りたたまれた構成K2において歩行補助具01に巻き付けた場合に、折りたたまれた歩行補助具01の外側輪郭上で、弾性的な固定手段が伸びるように、したがって弾性変形するように、設計されている。それによって、弾性的な固定手段03.2をさらに、あるいはそれ以上弾性変形させることによって、固定手段03.2を固定手段13から外し、かつ折りたたまれた構成K2における歩行補助具01の、弾性的な固定手段03.2による固定を無効にできることが、保証される。同様に弾性変形によって、弾性的な固定手段03.2が、固定手段13に固定された場合に歩行補助具01を折りたたまれた構成K2に確保することを、保証することができる。
図3a〜3cにおいては、さらに、堅固な固定手段03.1が張り出し26を有することが認識でき、その張り出しは、たとえば、歩行補助具01をスキー靴に固定又は配置するために、スキー靴の突出部の上側に添接させることができる。さらに、弾性的な固定手段03.2には、つまみ28が設けられている。このつまみは、弾性的な固定手段03.2を手で操作するため、特に手で弾性的に伸張させるために、用いられる。
つまみは、テキスタイル材料から形成して、固定手段03.2と結合することができる。歩行補助具01の折りたたまれた構成K2において、特にコンパクトな形状あるいは特にコンパクトな梱包寸法を得るために、堅固な固定手段03.1の張り出し26は、張り出しの上側に配置された凹み27を有することができ、歩行補助具01の折りたたまれた構成K2において弾性的な固定手段03.2のつまみ28は、たとえば図3cに示唆されるように、その切り抜きによって少なくとも部分的に収容される。したがって切り抜き28によって、折りたたまれた構成K2において歩行補助具01を固定するために弾性的な固定手段03.2を固定手段13に配置した場合に、つまみ28が歩行補助具01にぴったり添接し、かつ同時に良好に手が届くことが、可能になる。
つまみ28は、図3cに示すように、好ましくは歩行補助具01の折りたたまれた構成K2において凹み27内に部分的に収容された場合に、前側本体部品02.1を越えて、かつ特に堅固な固定手段03.1を越えて、張り出すように、形成されている。それによってつまみ28は、弾性的な固定手段03.2を固定手段13に配置した場合に、容易に操作することができる。したがってつまみ28は、折りたたまれた構成K2において、容易に手がとどき、それによって折りたたまれた構成K2における歩行補助具01の固定を無効にすることができる。
図4の上面図には、接地面06とは逆の上面07が示されている。図4において、図5と6においても同様に、見やすくする理由から本発明に係る歩行補助具は第2の固定手段なしで示されている。図4から読み取ることができるように、上面07は小突起構造15を有している。小突起構造15は、図4には示されていない靴に対して歩行補助具01が滑ることを防止するために用いられる。しかし、小突起構造15の代わりに、あるいはそれに加えて、上面07が接触構造を形成することもでき、その接触構造は、歩行補助具01を取り外し可能に取り付けることができる靴の靴底プロフィールに対して相補的に形成されるような、形態を有する。それは、しかるべき靴底プロフィールを有する靴と組み合わせて、歩行補助具を靴に配置する場合にその歩行補助具の特に良好な保持を得ることができる、という特別な利点を有している。接触プロフィールと靴底プロフィールをしかるべく形成することによって、特に好ましいやり方で、歩行補助具を正確に靴に合わせて裁断することができる、靴システムを実現することができる。さらに靴の側からと歩行補助具の側から相補的な靴底プロフィールと接触プロフィールを実現することによって、靴と歩行補助具の間で特に効果的な力伝達が実現される。
図5には、歩行補助具02の背面図において、再度、固定手段13と、後側本体部品02.2の接地面06上に形成されたガイド凹み14が認識可能であって、それらによって、図5においては見やすくする理由から図示されていない弾性的な固定手段が、折りたたまれた構成において歩行補助具の外側輪郭に巻き付けられた場合に、歩行補助具を折りたたまれた構成に固定するために用いられることが、可能になる。ガイド凹みが、接地面06に沿って弾性的な固定手段を案内することを容易にする。図5はさらに、通路24の通路開口部23.2を示しており、その中で、図5には示されていない第2の固定手段を案内して、固定することができる。
図6の表示において、歩行補助具01は接地面06を見る方向で示されている。接地面06は、前側本体部品02.1内と後側本体部品02.2内のガイド凹みの他に、プロフィール16を有している。プロフィール16は、プロフィール凹み17を有しており、それが、ストック、特にスキーストック又は歩行ストックを少なくとも部分的に収容するように整えられている。図6の実施形態によれば、プロフィール凹み17は、本体の長手方向に対して実質的に垂直に延びている。好ましくは、プロフィール凹み17は、円セグメントの形状を有し(図2を参照)、したがって円筒セグメントとして形成されている。原則的にプロフィール凹み17は、歩行補助具01の他の上面に形成することもできる。しかし、接地面06上に形成する場合、したがって接地面06のプロフィール16の一部として形成する場合には、歩行補助具01を靴に配置する場合に、プロフィール凹み17が同時に歩行補助具01のプロフィールとして、そしてそれに伴って歩行補助具01を利用しての静止と歩行における安全性を向上させるために用いられ、かつプロフィール凹み17をストックの一部を収容するために利用することができ、それによって歩行補助具をストックに、特に図3cに示される歩行補助具01の折りたたまれた構成K2において、固定することが容易になる、という利点が生じる。
歩行補助具をストックに、特に折りたたまれた構成K2において、配置する場合に、プロフィール凹み17の他に、弾性的な固定手段03.2も、特に効果的に使用することができる。というのは、図3cを参照してすでに説明したように、歩行補助具02の折りたたまれた構成K2において、弾性的な固定手段03.2は歩行補助具01の外側輪郭上で、したがって歩行補助具01の接地面06上で、好ましくはガイド凹み14に沿って歩行補助具01の全周に巻き付けることができ、それによって歩行補助具01を折りたたまれた構成K2に固定することができる。しかしこの形態においては、弾性的な固定手段は、同時に歩行補助具01をストックに固定するためにも用いることができる。というのは、該当するストックが弾性的な固定手段03.2によってプロフィール凹み17内へ圧入されて、そこに保持されるからである。さらに好ましくはそれによって、弾性的な固定手段03.2を固定手段13から取り外した場合に、折りたたまれた構成における歩行補助具01の固定が無効にされるだけでなく、同時にストックにおける歩行補助具01の固定も無効にし、あるいは解除されることが、実現される。
図7は、図1の表示に倣って分解して示される歩行補助具01とストック18からなる本発明に係るシステムを示しており、そのストックは図7の表示において部分的にのみ示されている。ストック18と歩行補助具01の他に、歩行補助具01をストック18に取り外し可能に固定するために、システムはカップリング装置19を有している。カップリング装置19は、さらに止め輪20を有しており、その止め輪は、図7には示されない、たとえばボルトの形式の、固定手段によって、ストック18に固定することができる。カップリング装置19は、さらに、カップリング部材21を有しており、そのカップリング部材は歩行補助具の相補的なカップリング部材22と取り外し可能に結合することができる。たとえば図7は、プロフィール凹み17の領域内に、カップリング装置19のカップリング部材21に対して相補的なカップリング部材22を示している。図7において、カップリング装置21は、たとえば丸いボタンとして形成されており、それが、圧入ボタン結合の原理に従って歩行補助具01のカップリング部材22と協働する。
図8は同様に、歩行補助具01、ストック18及びカップリング装置19からなるシステムを示しており、歩行補助具01は、図8の例においてはまだ広がった構成K1で示されている。安全かつ場所をとらないように移送するために、図8に示すシステムも歩行補助具01の移送のために、靴から離して折りたたまれた構成K2へ移行させることができる。
01 歩行補助具
02 本体
02.1 前側本体部品
02.2 後側本体部品
02.3 上部分
02.4 下部分
03 固定手段
03.1 剛性を有する固定手段
03.2 弾性的な固定手段
04 ダブルジョイント
05 軸受箇所
06 接地面
07 上面
08 梃子の支点
10 ランド
11 凹み
12.1、12.2、12.3 凹みとランドの一組
13 固定手段
14 ガイド凹み
15 小突起構造
16 プロフィール
17 プロフィール凹み
18 ストック
19 カップリング装置
20 止め輪
21、22 カップリング部材
23.1、23.2 通路開口部
24 通路
25 終端部分
26 張り出し
27 凹み
28 つまみ
L 全長
P、P’ 位置
H 高さ
K1、K2 構成

Claims (22)

  1. 特に剛性を有する靴底を含む靴のための歩行補助具であって、
    靴底に取り外し可能に配置するための本体(02)と、靴に取り外し可能に固定するための少なくとも1つの固定手段(03)と、を有する歩行補助具において、
    前記本体(02)は、靴に固定された場合に、靴先端から前記靴底の靴底長さの40%までしか延びない、ことを特徴とする歩行補助具。
  2. 前記本体(02)は前記靴底長さの35%まで延びている、ことを特徴とする請求項1に記載の歩行補助具。
  3. 前記本体(02)は、靴内にある足の中足指節関節がその上に配置される前記靴底の位置まで延びている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の歩行補助具。
  4. 前記本体(02)は、接地面(06)を有し、かつくさび形状に形成されており、靴に固定された場合に足先からの距離が増大するにつれて、靴底と接地面(06)の間により大きい距離が生じる、ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の歩行補助具。
  5. 前記本体(02)は、接地面(06)とは逆の上面(07)に凹み(11)とランド(10)とを有している、ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の歩行補助具。
  6. 前記ランド(10)と凹み(11)が、第1又は第2の接触プロフィールを形成している、ことを特徴とする請求項5に記載の歩行補助具。
  7. 前記第1の接触プロフィールが、前記第2の接触プロフィールに対して相補的に形成されている、ことを特徴とする請求項6に記載の歩行補助具。
  8. 前記本体(02)が、前側本体部品(02.1)と後側本体部品(02.2)を有している、ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の歩行補助具。
  9. 複数の本体部品(02.1、02.2)は広がった構成(K1)と折りたたまれた構成(K2)とに枢動可能である、ことを特徴とする請求項8に記載の歩行補助具。
  10. 前記前側本体部品及び前記後側本体部品(02.1、2.2)は、接地面(06)とは逆の上面(07)上に凹み(11)とランド(10)を有している、ことを特徴とする請求項8又は9に記載の歩行補助具。
  11. 特に、前記前側本体部品(02.1)内で、前記凹み(11)は少なくとも部分的に前記接地面(06)まで延びている、ことを特徴とする請求項10に記載の歩行補助具。
  12. 複数の本体部品(02.1、02.2)の前記凹み(11)と前記ランド(10)は、折りたたまれた構成(K2)において前記凹み(11)と前記ランド(10)が少なくとも部分的に互いに係合するように、互いに対して相補的に形成されている、ことを特徴とする請求項10又は11に記載の歩行補助具。
  13. 2つの本体部品(02.1、02.2)は、少なくとも1つのダブルジョイント(04)を介して互いに結合されている、ことを特徴とする請求項8〜12の何れか一項に記載の歩行補助具。
  14. 前記少なくとも1つの固定手段(03)は、弾性的な固定手段(03.2)として、特にクランプバンドとして、形成されている、ことを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載の歩行補助具。
  15. 弾性的な固定手段(03.2)は、歩行補助具(01)を靴に固定することも、歩行補助具(01)を折りたたまれた構成(K2)に固定することも可能にするように形成されている、ことを特徴とする請求項9〜14の何れか一項に記載の歩行補助具。
  16. 接地面(06)は、プロフィール(16)を有し、かつ少なくとも1つのプロフィール凹み(17)を有し、該プロフィール凹みはストック(18)を、特にスキーストック又は歩行ストックを、少なくとも部分的に収容するように形成されている、ことを特徴とする請求項1〜15の何れか一項に記載の歩行補助具。
  17. 弾性的な固定手段(03.2)は、歩行補助具(01)を折りたたまれた構成(K2)に固定する場合に、外側輪郭上で歩行補助具(01)に少なくとも全周にわたって巻き付く、ことを特徴とする請求項9〜16の何れか一項に記載の歩行補助具。
  18. 特に歩行補助具(01)を折りたたまれた構成(K1)に固定する場合に、弾性的な固定手段(03.2)は、プロフィール凹み(17)内に、及び/又はそれに接してストック(18)、特にスキーストック又は歩行ストックの収容を固定するように形成されている、ことを特徴とする請求項16又は17に記載の歩行補助具。
  19. 剛性を有する靴底を備えた靴と、靴に取り外し可能に固定するための歩行補助具とを有するシステムにおいて、
    請求項1〜18の何れか一項に記載の歩行補助具(01)を特徴とするシステム。
  20. 剛性を有する靴底が、少なくとも所定の部分に靴底プロフィールを有し、かつ歩行補助具の接地面とは逆の上面が接触プロフィールを有し、靴底プロフィールと接触プロフィールが少なくとも部分的に互いに対して相補的に形成されている、ことを特徴とする請求項19に記載のシステム。
  21. 歩行補助具(01)とストック(18)、特にスキーストック又は歩行ストックとからなるシステムにおいて、
    歩行補助具(01)をストック(18)に取り外し可能に固定するための、カップリング装置(19)を特徴とするシステム。
  22. 前記歩行補助具(01)が請求項1〜18の何れか一項に記載されているものである、ことを特徴とする請求項21に記載のシステム。
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