JP2020014817A5 - - Google Patents

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本発明の第1の中敷きは、中敷き本体と、前記中敷き本体の足指側前部に取り付けられた前坪と、前記前坪における前記中敷き本体と反対側端部に設けられた甲側支え部材と、前記甲側支え部材を固定するための固定部材とを備え、前記前坪は柱状に延びる柱状部材を有し、前記柱状部材には雌部又は雄部が設けられ、前記固定部材には雄部又は雌部が設けられており、前記柱状部材の前記雌部又は雄部と前記固定部材の前記雄部又は雌部とは、前記甲側支え部材に設けられた挿通開口を通して結合されることを特徴とする。
また、本発明の第2の中敷きは、中敷き本体と、前記中敷き本体の足指側前部に取り付けられた前坪と、前記前坪における前記中敷き本体と反対側端部に取り付けられた甲側支え部材と、前記前坪を固定するための固定部材とを備え、前記前坪は柱状に延びる柱状部材を有し、前記柱状部材には雌部又は雄部が設けられ、前記固定部材には雄部又は雌部が設けられており、前記柱状部材の前記雌部又は雄部と前記固定部材の前記雄部又は雌部とは、前記甲側支え部材に設けられた挿通開口及び前記中敷き本体に設けられた挿通開口を通して結合されることを特徴とする。
また、本発明の第3の中敷きは、中敷き本体と、前記中敷き本体の足指側前部に取り付けられた前坪と、前記前坪における前記中敷き本体と反対側端部に取り付けられた甲側支え部材と、前記前坪を固定するための固定具とを備え、前記前坪は柱状に延びる柱状部材を有し、前記固定具は雄部を有する雄部材と雌部を有する雌部材とを備え、前記雄部材の前記雄部と前記雌部材の前記雌部とは、前記甲側支え部材に設けられた挿通開口、前記柱状部材の内部及び前記中敷き本体に設けられた挿通開口を通して結合されることを特徴とする。
更に、本発明の第4の中敷きは、中敷き本体と、前記中敷き本体の足指側前部に取り付けられた前坪と、前記前坪における前記中敷き本体と反対側端部に設けられた甲側支え部材と、前記前坪を固定するための固定部材とを備え、前記前坪は柱状に延びる柱状部材を有し、前記柱状部材には雌部又は雄部が設けられ、前記固定部材には雄部又は雌部が設けられており、前記柱状部材の前記雌部又は雄部と前記固定部材の前記雄部又は雌部とは、前記中敷き本体に設けられた挿通開口を通して結合されることを特徴とする。
このような中敷きにおいては、甲側支え部材における前坪と接する部分の中心から足指側先端部までの長さをその前坪と接する部分の中心から踵側端部までの長さよりも長くすることにより、靴の内底に収容した状態において甲側支え部材が靴の先端部内面に当接しやすくなり、甲側支え部材が靴の先端部側に移動するのが抑えられ、柱状部材は中敷き本体と甲側支え部材との間に確実に支持されるから、柱状部材が趾股に確実に保持される。
また、靴の内底に収容した状態において、柱状部材と甲側支え部材の所定部位を保持するための甲側支え部材の外面を靴の甲被部内面に接触可能にするのが好ましく、このように構成することにより、甲側支え部材の外面を靴の甲被部内面に接触保持することができる。また、靴の内底に収容した状態において、前坪の長さである柱状部材の長さを甲側支え部材の外面が靴の甲被部内面に接触可能である高さにするのが好ましく、このように構成することにより、甲側支え部材の外面が甲被部内面に接触し、この柱状部材を立った状態に保持することができる。
また、柱状部材を弾性スリーブにより被うようにするのが好ましく、このように構成することにより、前坪の中心部においては柱状部材により充分な剛性及び強度を確保しながら、足の第1趾及び第2趾並びにこれらの間の趾股には弾性スリーブが接触するようになり、足に優しい優しいが趾股には刺激の強い中敷きを提供することができる。また、甲側支え部材の外面に雄型面ファスナ又は雌型面ファスナを設けるのが好ましく、このように構成することにより、甲側支え部材と靴の甲被部との接触保持が強化され、中敷きを収容した靴を履いて歩行、走行、登山などをしも中敷きと靴との位置関係がずれることがなく、これにより、足の第1趾と第2趾とで挟んだ柱状部材(前坪)の位置がずれることがない。
また、本発明の第5の中敷きは、中敷き本体と、前記中敷き本体の足指側前部に取り付けられた前坪と、前記前坪における前記中敷き本体と反対側端部に設けられた甲側支え部材とを備え、前記前坪は芯索を備えており、前記芯索の一端部が前記中敷き本体に固定され、その他端部が前記甲側支え部材に固定されていることを特徴とする。
また、本発明の第6の中敷きは、中敷き本体と、前記中敷き本体の足指側前部に取り付けられる柱状部材と、前記柱状部材を固定するための固定部材とを備え、前記柱状部材には雌部又は雄部が設けられ、前記固定部材には雄部又は雌部が設けられ、また前記中敷き本体の前記足指側前部にスリットが設けられており、前記柱状部材の前記雌部又は雄部と前記固定部材の前記雄部又は雌部とは、前記スリットを通して結合されることを特徴とする。
また、本発明の第7の中敷きは、中敷き本体と、前記中敷き本体の足指側前部に取り付けられる柱状部材と、前記柱状部材を固定するための固定部材とを備え、前記柱状部材には雌部又は雄部が設けられ、前記固定部材には雄部又は雌部が設けられ、また前記中敷き本体の前記足指側前部に二つのスリットが設けられており、前記柱状部材の前記雌部又は雄部と前記固定部材の前記雄部又は雌部とは、前記二つのスリットのうち少なくとも一つのスリットを通して結合されることを特徴とする。
更に、本発明の第8の中敷きは、中敷き本体と、前記中敷き本体の足指側前部に取り付けられる柱状部材と、前記柱状部材を固定するための固定部材とを備え、前記柱状部材には雌部又は雄部が設けられ、前記固定部材には雄部又は雌部が設けられ、また前記中敷き本体の前記足指側前部に三つのスリットが設けられており、前記柱状部材の前記雌部又は雄部と前記固定部材の前記雄部又は雌部とは、前記三つのスリットのうち少なくとも一つのスリットを通して結合されることを特徴とする。
このような中敷きでは、少なくとも1つ以上のスリットを少なくとも一つ以上の挿通開口とすることができ、挿通開口から構成しても柱状部材を取り付けることができる。
本発明の第9の中敷きは、前坪を取り付け可能な中敷き本体には、一つ又は二つ以上のスリットが設けられ、前記一つ又は二つ以上のスリットの少なくとも一つのスリットが、少なくとも一つ以上の挿通開口から構成されていることを特徴とする。
また、本発明の靴は、靴本体の内底に請求項1〜15のいずれかに記載の中敷きが収容されたことを特徴とする。
更に、本発明の前坪構造体は、中敷き本体の挿通開口に取り付け可能な前坪構造体であって、柱状に延びる柱状部材と、外面が靴の甲被部内面に接触可能である甲側支え部材と、前記柱状部材の雌部又は雄部と結合可能な雄部又は雌部を有する固定部材とを含むことを特徴とする。
本発明の第1〜第4中敷きによれば、前坪の柱状部材における中敷き本体と反対側端部に甲側支え部材が設けられているので、靴を履いた状態においては、柱状部材の一端側は中敷き本体に支持され、その他端側が甲側支え部材を介して靴の甲被部側に支持され、この柱状部材を中敷き本体及び甲側支え部材間に確実に支持でき、これによって、この柱状部材に足の趾股が確実に保持される。
つまり、靴の内底に中敷きを収容した状態で靴を履くと、足の第1趾と第2趾との間の趾股に柱状部材が位置し、歩くときにこの柱状部材が趾股に作用し、これにより、歩くときの体重移動が踵から第1趾に向けて直線状に移動するようになり、その結果、足指先の力を靴底に安定して伝えて歩行、走行などを安定させることができる。また、この歩行、走行状態においては、柱状部材が第1趾と第2趾との間の趾股に作用し、足指に力を入れるときには第1趾及び第2趾がかかる柱状部材をつかむようなり、そのために、足の指先に力が入って踏ん張りがきくようになり、これによっても歩行、走行などが安定するようになり、また足指の筋力アップを図ることができ、足指にとって優れた中敷きを提供することができる。
また、本発明の第6(又は第7、第8)の中敷きによれば、中敷き本体に一つ(又は二つ、三つ)のスリットが設けられているので、このスリットを通して柱状部材を取り付けることができる。また、第1〜第2、第4及び第6〜第8の中敷きでは、柱状部材側の雌部(又は雄部)と固定部材側の雄部(又は雌部)との結合により柱状部材を取り付けているので、この柱状部材を確実に取り付けることができる。また、第3の中敷きては、固定具の雄部材の雄部とその雌部材の雌部との結合により柱状部材を取り付けているので、このようにしても柱状部材を確実に取り付けることができる。
また、本発明の第5の中敷きによれば、前坪が芯索を備え、この芯索の一端部が中敷き本体に固定され、その他端部が甲側支え部材に固定されているので、このように構成しても、靴の内底に中敷きを収容した状態で靴を履くと、足の第1趾と第2趾との間の趾股に前坪の芯索が位置し、歩くときにこの芯索が趾股に作用し、これにより、歩くときの体重移動が踵から第1趾に向けて直線状に移動するようになる。
また、本発明の第9の中敷きによれば、一つ又は二つ以上のスリットの少なくとも一つのスリットが少なくとも一つ以上の挿通開口から構成されるので、スリット又は一つ以上の挿通開口を用いて,前坪を中敷き本体に取り付けることができる。
更に、本発明の靴によれば、靴本体の内底に上述のいずれかの中敷きが収容されているので、足指先の力を靴底に安定して伝達させることができるとともに、足指の筋力アップを図ることができる。
更にまた、本発明の前坪構造体では、柱状部材及び固定部材を含んでいるので、柱状部材の雌部(又は雄部)と固定部材の雄部(又は雌部)によって、この柱状部材(前坪構造体)を中敷き本体の挿通開口に取り付けることができる。

Claims (17)

  1. 中敷き本体と、前記中敷き本体の足指側前部に取り付けられた前坪と、前記前坪における前記中敷き本体と反対側端部に設けられた甲側支え部材と、前記甲側支え部材を固定するための固定部材とを備え、前記前坪は柱状に延びる柱状部材を有し、前記柱状部材には雌部又は雄部が設けられ、前記固定部材には雄部又は雌部が設けられており、前記柱状部材の前記雌部又は雄部と前記固定部材の前記雄部又は雌部とは、前記甲側支え部材に設けられた挿通開口を通して結合されることを特徴とする中敷き。
  2. 中敷き本体と、前記中敷き本体の足指側前部に取り付けられた前坪と、前記前坪における前記中敷き本体と反対側端部に取り付けられた甲側支え部材と、前記前坪を固定するための固定部材とを備え、前記前坪は柱状に延びる柱状部材を有し、前記柱状部材には雌部又は雄部が設けられ、前記固定部材には雄部又は雌部が設けられており、前記柱状部材の前記雌部又は雄部と前記固定部材の前記雄部又は雌部とは、前記甲側支え部材に設けられた挿通開口及び前記中敷き本体に設けられた挿通開口を通して結合されることを特徴とする中敷き。
  3. 中敷き本体と、前記中敷き本体の足指側前部に取り付けられた前坪と、前記前坪における前記中敷き本体と反対側端部に取り付けられた甲側支え部材と、前記前坪を固定するための固定具とを備え、前記前坪は柱状に延びる柱状部材を有し、前記固定具は雄部を有する雄部材と雌部を有する雌部材とを備え、前記雄部材の前記雄部と前記雌部材の前記雌部とは、前記甲側支え部材に設けられた挿通開口、前記柱状部材の内部及び前記中敷き本体に設けられた挿通開口を通して結合されることを特徴とする中敷き。
  4. 中敷き本体と、前記中敷き本体の足指側前部に取り付けられた前坪と、前記前坪における前記中敷き本体と反対側端部に設けられた甲側支え部材と、前記前坪を固定するための固定部材とを備え、前記前坪は柱状に延びる柱状部材を有し、前記柱状部材には雌部又は雄部が設けられ、前記固定部材には雄部又は雌部が設けられており、前記柱状部材の前記雌部又は雄部と前記固定部材の前記雄部又は雌部とは、前記中敷き本体に設けられた挿通開口を通して結合されることを特徴とする中敷き。
  5. 前記甲側支え部材は、前記前坪と接する部分の中心から足指側先端部までの長さが、前記前坪と接する部分の中心から踵側端部までの長さよりも長いことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の中敷き。
  6. 前記中敷き本体は、靴の内底に収容可能であり、前記靴の内底に収容した状態において、前記柱状部材と前記甲側支え部材の所定部位を保持するための前記甲側支え部材の外面が前記靴の甲被部内面に接触可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の中敷き。
  7. 前記前坪の長さである前記柱状部材の長さは、前記靴の内底に収容した状態において、前記靴の甲被部内面に前記甲側支え部材の表面が接触可能な高さであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の中敷き。
  8. 前記柱状部材は、弾性スリーブにより被われていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の中敷き。
  9. 中敷き本体と、前記中敷き本体の足指側前部に取り付けられた前坪と、前記前坪における前記中敷き本体と反対側端部に設けられた甲側支え部材とを備え、前記前坪は芯索を備えており、前記芯索の一端部が前記中敷き本体に固定され、その他端部が前記甲側支え部材に固定されていることを特徴とする中敷き。
  10. 前記甲側支え部材の外面に雄型面ファスナ又は雌型面ファスナが設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の中敷き。
  11. 中敷き本体と、前記中敷き本体の足指側前部に取り付けられる柱状部材と、前記柱状部材を固定するための固定部材とを備え、前記柱状部材には雌部又は雄部が設けられ、前記固定部材には雄部又は雌部が設けられ、また前記中敷き本体の前記足指側前部にスリットが設けられており、前記柱状部材の前記雌部又は雄部と前記固定部材の前記雄部又は雌部とは、前記スリットを通して結合されることを特徴とする中敷き。
  12. 中敷き本体と、前記中敷き本体の足指側前部に取り付けられる柱状部材と、前記柱状部材を固定するための固定部材とを備え、前記柱状部材には雌部又は雄部が設けられ、前記固定部材には雄部又は雌部が設けられ、また前記中敷き本体の前記足指側前部に二つのスリットが設けられており、前記柱状部材の前記雌部又は雄部と前記固定部材の前記雄部又は雌部とは、前記二つのスリットのうち少なくとも一つのスリットを通して結合されることを特徴とする中敷き。
  13. 中敷き本体と、前記中敷き本体の足指側前部に取り付けられる柱状部材と、前記柱状部材を固定するための固定部材とを備え、前記柱状部材には雌部又は雄部が設けられ、前記固定部材には雄部又は雌部が設けられ、また前記中敷き本体の前記足指側前部に三つのスリットが設けられており、前記柱状部材の前記雌部又は雄部と前記固定部材の前記雄部又は雌部とは、前記三つのスリットのうち少なくとも一つのスリットを通して結合されることを特徴とする中敷き。
  14. 少なくとも一つの前記スリットは、少なくとも一つ以上の挿通開口から構成されることを特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載の中敷き。
  15. 前坪を取り付け可能な中敷き本体には、一つ又は二つ以上のスリットが設けられ、前記一つ又は二つ以上のスリットの少なくとも一つのスリットが、少なくとも一つ以上の挿通開口から構成されていることを特徴とする中敷き。
  16. 靴本体の内底に請求項1〜15のいずれかに記載の中敷きが収容されたことを特徴とする靴。
  17. 中敷き本体の挿通開口に取り付け可能な前坪構造体であって、柱状に延びる柱状部材と、外面が靴の甲被部内面に接触可能である甲側支え部材と、前記柱状部材の雌部又は雄部と結合可能な雄部又は雌部を有する固定部材とを含むことを特徴とする前坪構造体
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