JPH0662906A - 外反母指矯正具を有する履き物 - Google Patents

外反母指矯正具を有する履き物

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JPH0662906A
JPH0662906A JP24425192A JP24425192A JPH0662906A JP H0662906 A JPH0662906 A JP H0662906A JP 24425192 A JP24425192 A JP 24425192A JP 24425192 A JP24425192 A JP 24425192A JP H0662906 A JPH0662906 A JP H0662906A
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JP
Japan
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thumb
footwear
support member
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valgus
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JP24425192A
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English (en)
Inventor
Yuji Yamanashi
有司 山梨
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YASUMATSUKU KK
Original Assignee
YASUMATSUKU KK
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 拇指の屈曲の度合いや矯正の進行の程度に合
わせて拇指と第二指との間を広げる角度を調節すること
の出来る矯正具を有する履き物を提供する。 【構成】 履き物の前部の、履いたときに足の拇指と第
二指との間が位置する箇所に、厚さ1〜3mm程度、幅10
〜20mm程度、高さ20〜30mm程度の支持部材3を取り付
け、ポリウレタンフォーム等の柔軟で、適度な伸縮性を
有する材料を用いて形成された、厚さ5〜10mm程度の矯
正部材4をこの本体部分31に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外反拇指を矯正する機
能を有する矯正具を取り付けた履き物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、靴は、足を保護する機能や、歩
行、走行等の行動をし易くする機能、足を美しく見せよ
うとする装飾的な機能等を有している。このうち、ハイ
ヒールやローヒール等の女性用の靴は装飾的な機能が強
くて、それ自体が美麗に仕上げられているばかりでな
く、靴底の幅が女性の足の足裏の幅よりも狭く作られて
いて、足がスマートに見えるようになっている。特に、
この種の靴は、爪先の部分が女性の足のその部分の形状
よりも細く作られているので、このような靴を履くと足
の拇指が必然的に内側に押し曲げられた状態になる。そ
のため、このような靴を比較的長い時間、頻繁に履く女
性は、足の拇指の部分が靴の爪先の部分の形状に倣って
変形し、終には母指が内側に屈曲し、その基部が外方に
張り出してしまって、所謂外反母指になることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】足が外反拇指になる
と、歩行その他の立ち居振る舞いに支障を来すばかりで
なく、これを庇うために自然に前屈みの姿勢になるた
め、下半身が疲労し易くなり、腰痛や内蔵機能の低下す
る要因ともなっているのである。外反拇指を矯正する方
策として従来は、「外反母指矯正具」が試みられた。こ
の矯正具は、足の拇指と第二指との間に挿し入れること
により、拇指と第二指との間を広げて拇指を元の形に戻
そうとするもので、可成りの効果があるが、両指の間に
長時間に亙って挿し入れておかなければならないため
に、使用が煩わしいうえに、歩行にも支障を来たすと云
う問題がある。しかも、矯正を要するような重度の外反
母指では、両指の間に矯正具を挿し入れると、拇指と第
二指との間は広げられるものゝ、同時に拇指の基部の屈
曲した部分も外方へ張り出すため、拇指を広げても依然
としてこの部分屈曲状態が保たれるので、所望の効果を
あげることは出来なかったのである。このような欠点を
解消する方策として従来は又、草履状の履き物の鼻緒の
拇指側を広く形成することにより、拇指の基部を抱持し
て、この部分が広がろうとする傾向を抑えると共に、鼻
緒の縦緒の部分に外反拇指矯正具を取り付けて、これを
履くと足の拇指が必然的に外方に広がるようにした履き
物が試みられた。この履き物は、拇指を広げたときにそ
の基部の屈曲した部分の外方への張り出しが鼻緒によっ
て抑えられるので、拇指と第二指との間に矯正具を挿し
入れるだけの場合に比べれば、格段の矯正効果がある。
外反拇指を矯正するときは、拇指の屈曲の度合いに応じ
て、これを広げる角度を調整することが肝要であって、
最初は広げる角度を小さくし、矯正が進むにしたがって
その角度を大きくすることが必要である。ところが上記
した従来の履き物は、外反母指矯正具の幅、即ち足の拇
指と第二指との間を広げる角度が予じめ規定されている
ので、拇指の屈曲の度合いの大きな外反母指にとっては
幅が広過ぎて無理が生じるし、屈曲の度合いの小さな外
反母指や矯正の進んで屈曲の度合いが小さくなった外外
反母指にとっては幅が狭過ぎて効果が低いと云う問題が
ある。本発明は、拇指の屈曲の度合いや矯正の進行の程
度に合わせて拇指と第二指との間を広げる角度を調節す
ることの出来る矯正具を有する履き物を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、履き物の前部
の、履いたときに足の拇指と第二指との間が位置する箇
所に、厚さ1〜3mm程度、幅10〜20mm程度、高さ20〜30
mm程度の支持部材3を取り付け、ポリウレタンフォーム
等の柔軟で、適度な伸縮性を有する材料を用いて形成さ
れた、厚さ5〜10mm程度の矯正部材をこの本体部分に装
着するように構成することにより、上記した目的を達成
している。支持部材は、本体部分の下に薄板状の取付部
材をポリエチレンその他の合成樹脂を用いて一体的に成
形し、一方、履き物には台面の前部の所定の位置に支持
部材の本体部分を挿通する事の出来るスリットを形成し
て、支持部材の本体部分を台面の下からこのスリットに
挿し通してから、この台面を基台に接合させて履き物台
を形成するようにして、履き物台を製造する際にこれに
支持部材を取り付けるようにすることも出来る。本体部
分の上縁に係止凸条を形成して、支持部材に装着した矯
正部材が使用中に脱落することのないようにする実施例
とすることも出来る。
【0005】
【作用】本発明に係る履き物は、履き物の前部の、履い
たときに足の拇指と第二指との間が位置する箇所に、外
反拇指矯正具を取り付けたことにより、この履き物を履
くと外反拇指矯正具が足の拇指と第二指との間に挟まれ
て両指の間に插し込まれた状態になり、拇指が必然的に
広げられて外反拇指矯正具の矯正が施される。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る外反拇指矯正具を有する
履き物を図面に基ずいて具体的に説明する。図は、一例
として履き物はサンダル型に形成したもので、履き物台
1とバンド2とから成っている。履き物台1は、通常の
サンダルのサンダル台と殆んど同様であって、足裏の形
状に倣った外形々状に仕上げられていて、サンダルのイ
メージを与えるようになっている。バンド2は合成皮革
や合成樹脂性シート等の伸縮性の少ないシート材を用い
て形成されており、殊に、拇指側は拇指の基部にまで達
していて、この履き物を履くと、拇指の基部の、第二関
節の部分がバンド2に抱持されて、拇指を広げたときの
この部分の外方への広がりを抑えるようになっている。
そして、履き物台1の前部には、この履き物を履いたと
きに足の拇指と第二指との間が位置する箇所に外反拇指
矯正具が取り付けられている。外反拇指矯正具は、厚さ
1〜3mm程度、幅10〜20mm程度、高さ20〜30mm程度の支
持部材3と、厚さ5〜10mm程度の矯正部材4とからな
り、支持部材3は履き物台1の所定の位置に取り付けら
れており、矯正部材4は支持部材3とは別体に形成され
ていて、支持部材3に装着するようになっている。図に
示す実施例では支持部材3は、履き物台1を製造する際
にこれに取り付けるようにしたもので、上記した寸法の
本体部分31と薄板状の取付部材32がポリエチレンその他
の合成樹脂を用いて一体的に成形されており、一方、履
き物は台面11の前部の所定の位置に支持部材3の本体部
分31を挿通する事の出来るスリットが形成されていて、
支持部材3の本体部分31を台面11の下からこのスリット
に挿し通してから、この台面11を基台12に接合させて形
成するようになっている。又、矯正部材4はポリウレタ
ンフォーム等の柔軟で、適度な伸縮性を有する材料を用
いて形成されており、支持部材3の本体部分31の厚さと
同一、若しくはそれよりも若干狭いスリット41が中心線
上に形成されていて、これを本体部分31に嵌合させるこ
とによって支持部材3に装着するようになっている。
尚、この実施例では本体部分31の上縁に係止凸条33が形
成されていて、支持部材3に装着された矯正部材4が使
用中に脱落することのないようになっている。
【0007】外反拇指矯正具を矯正しようとするとき
は、拇指の屈曲の程度に見合った厚さの矯正部材4を選
択して、これを本体部分31に嵌合させて装着して、この
履き物を履く。すると、足の拇指と第二指で外反拇指矯
正具を挟むことゝなり、外反拇指矯正具は必然的に拇指
と第二指との間に插し込まれて、拇指が外方に押しやら
れた状態になる。しかもこのとき、拇指の基部の、第二
関節の部分はバンド2に抱持されて、外方への広がりが
抑えるられているので、結局拇指は外反拇指矯正具の厚
さの分だけ外方に広げられ、矯正が施されることゝな
る。そして、これによって外反拇指が矯正されて、拇指
の屈曲の度合いが小さくなると、それに応じた(先のも
のよりも若干厚い)矯正部材4を選び、先のものに替え
てこれを本体部分31に装着する。以下同様にして、拇指
の屈曲の度合いが小さくなるに従って、それ応じた厚さ
の矯正部材4を選び、順に先のものに替えてこれを本体
部分31に装着して使用するのである。
【0008】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、履き物の
前部の、履いたときに足の拇指と第二指との間が位置す
る箇所に、厚さ1〜3mm程度、幅10〜20mm程度、高さ20
〜30mm程度の支持部材を取り付け、ポリウレタンフォー
ム等の柔軟で、適度な伸縮性を有する材料を用いて形成
された、厚さ5〜10mm程度の矯正部材4をこの本体部分
31に装着したことにより、この履き物を履くと外反拇指
矯正具が足の拇指と第二指との間に挟まれて両指の間に
插し込まれた状態になり、拇指が必然的に広げられて外
反拇指矯正具の矯正が施される。殊に、外反拇指矯正具
の支持部材と矯正部材とを別体に形成して、矯正部材を
支持部材の本体部分に嵌合させて装着するようにしたこ
とにより、矯正部材は足の拇指の屈曲の程度に見合った
厚さのものを選択して用いることが出来るので、外反拇
指の矯正の進行の程度に合わせて適正な矯正を施すこと
が可能となり、高い矯正効果が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサンダルの一実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1の要部を示す分解断面図である。
【符号の説明】
1 履き物台 2 バンド 3 支持部材 4 矯正部材 11 台面 12 基台 31 本体部分 32 取付部材 33 係止凸条 41 スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履き物台の前部の、履いたときに足の拇
    指と第二指との間が位置する箇所に外反拇指矯正具を取
    り付けた履き物であって、外反拇指矯正具は支持部材と
    矯正部材とからなり、支持部材は履き物台の上記した箇
    所に取り付け、矯正部材は支持部材とは別体に形成し
    て、支持部材に装着するように構成したことを特徴とす
    る外反母指矯正具を有する履き物。
  2. 【請求項2】 支持部材は、本体部分の厚さが1〜3mm
    程度、幅が10〜20mm程度、高さが20〜30mm程度であり、
    矯正部材は、厚さが5〜10mm程度で、ポリウレタンフォ
    ーム等の柔軟で、適度な伸縮性を有する材料を用いて形
    成されており、支持部材の厚みと同一、若しくはそれよ
    りも若干狭いスリットが中心線上に形成されていて、こ
    れを本体部分に嵌合させることによって支持部材に装着
    するものである請求項1の外反母指矯正具を有する履き
    物。
JP24425192A 1992-08-20 1992-08-20 外反母指矯正具を有する履き物 Pending JPH0662906A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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