JP2020527192A - 金属鉄の製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は金属鉄の製造方法に関し、鉄の酸化物を含む塊と炭素質還元材料とを還元炉内に入れ、還元炉外で加熱方式を採用することにより、空気を遮断した状態で鉄の酸化物を還元及び溶融させ、溶融状態の金属鉄を冷却し、且つ冷却した金属鉄を回収する。還元反応及び溶融反応は空気を遮断した状態で行われるため、還元炉内に入る燃焼を助ける空気と燃料とがなく、還元炉内の雰囲気は還元性雰囲気であり、鉄の酸化物が加熱、還元、溶融される過程で鉄の再酸化を効果的に抑制し、それにより脈石中のFeOの含有量の増加を抑え、金属鉄中の硫黄含有量を減少させた。
【選択図】図1

Description

本発明は冶金技術分野に属し、具体的には金属鉄の製造方法に関する。
従来の直接還元鉄の製造方法は、酸化鉄を含む鉄鉱石又はペレットを還元性ガスで直接還元させて還元鉄を得る、例えば、Midrex法である。このような直接還元鉄の製造方法の中では、天然ガス等からなる還元ガスを縦炉の底部から縦炉内に強制的に流入させ、鉄の酸化物を還元してスポンジ鉄を得る。
天然ガスが不足する国及び地域で、還元鉄を製造する方法は、石炭のような炭素質材料を用いて天然ガスの代わりとし、石炭を還元剤とし、すでに知られている回転炉、ロータリーキルン等のように、焼成した鉄鉱石で製造されたペレットを加熱して還元させ、海綿鉄を得る。その後、日本は回転炉で直接還元する方法に基づき、石炭ベース直接還元し、1つのステップで金属鉄を得るITMK3と呼ばれる方法を開発した。このような方法で製造された直接還元鉄はスラグ中の脈石成分を含まず、金属鉄の純度が高く、溶解分を必要とせず、電気炉又は転炉製鋼に直接使用することができ、製鋼コストを大幅に削減することができる。
しかし、この方法を用いて金属鉄を製造する場合は、次のような問題がある。還元炉内で還元反応が進行する最終段階で発生する還元ガスの量が減少するとともに、加熱原料のバーナーでの燃焼により発生する排気ガスとしての水分及び二酸化炭素等の酸化性ガスの濃度が相対的に増加し、還元された金属鉄が再酸化され、特に還元末期において、還元鉄の還元が十分に進行するほど再酸化されやすくなる。そのため、場合によっては、還元鉄が十分に浸炭と溶融せず、製品の品質及び金属収率に影響を及ぼす。
本発明の実施例は金属鉄の製造方法に関し、少なくとも従来技術の欠点を部分的に解決できる。
本発明の実施例は金属鉄の製造方法に関し、酸化鉄を含む塊と炭素質還元材料とを還元炉内に入れ、塊を加熱して前記酸化鉄を還元及び溶融させ、加熱して得られた金属鉄を冷却し、且つすでに冷却した金属鉄を前記還元炉から排出し、すでに冷却した該金属鉄を回収し、その内、酸化鉄の加熱は空気を遮断した状態で行う。
実施例の1つとして、前記炭素質還元材料の添加量は前記鉄の酸化物を還元するために必要な炭素質還元材料の添加量の1.05〜2倍である。
実施例の1つとして、前記炭素質還元材料は無煙炭、亜炭、コークス粉の内の少なくとも1種を含む。
実施例の1つとして、前記還元炉内の酸化鉄の還元及び溶融温度は1350〜1500℃である。
実施例の1つとして、前記炭素質還元材料の粒度は0.3〜3mmの範囲内である。
実施例の1つとして、前記塊は鉄鉱粉、冶金除塵鉄粉、赤泥の内の少なくとも1種を造塊により得られる。
実施例の1つとして、造塊に用いる結着剤は炭酸カルシウム、消石灰、糖蜜、小麦粉の内の少なくとも1種を用いる。
本発明の実施例は少なくとも以下の効果的な利点を有する。還元反応及び溶融反応は空気を遮断した状態で行われるため、還元炉内に入る燃焼を助ける空気と燃料とがなく、還元炉内の雰囲気は還元性雰囲気であり、鉄の酸化物が加熱、還元、溶融される過程で鉄の再酸化を効果的に抑制し、それにより脈石中のFeOの含有量の増加を抑え、金属鉄中の硫黄含有量を減少し、製品としての金属鉄の品質を高めたと同時に、還元炉の耐火材料を保護した。
本発明の実施例又は従来技術中の技術解決方式を明確に説明するため、以下、実施例又は従来技術説明中に使う必要のある図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明の中にある図面は本発明の実施例であり、本分野の技術者にとっては、創造的労力を払うことなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
図1は、本発明の実施例2に関わるペレット及び炭素質還元剤の布地模式図である。 図2は、本発明の実施例3に関わるペレット及び炭素質還元剤の布地模式図である。
以下は、本発明の実施例の図面を参考にしながら本発明の実施例の技術解決方式を明確かつ完全に説明し、もちろん、説明された実施例は、本発明の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本発明における実施例に基づいて、本分野の技術者が創造的労力を払うことなく得た他の実施例は、すべて本発明の保護範囲に含まれている。
実施例1
本発明の実施例は金属鉄の製造方法を提供し、酸化鉄を含む塊と炭素質還元材料とを還元炉内に入れ、塊を加熱して前記酸化鉄を還元及び溶融させ、加熱して得られた金属鉄を冷却し、且つすでに冷却した金属鉄を前記還元炉から排出し、すでに冷却した該金属鉄を回収することを含む。その内、酸化鉄の加熱は空気を遮断した状態で行う。
本発明の原理は、おおまかに以下の通りである。鉄の酸化物及び炭素質還元材料が加熱される過程において、鉄の酸化物が還元反応してCO(FeO+CO=Fe+CO)を生成し、生成したCOは高温で炭素質還元材料とブール反応をしてCO(C+CO=2CO)を生成し、鉄の酸化物と還元反応をし、鉄の酸化物が鉄に還元されるまでを続ける。加熱が続き、ペレットが溶け、鉄が脈石から分離する。還元反応及び溶融反応は空気を遮断した状態で行われるため、還元炉内に入る燃焼を助ける空気と燃料とがなく、還元炉内の雰囲気は還元性雰囲気であり、鉄の酸化物が加熱、還元、溶融される過程で鉄の再酸化を効果的に抑制し、それにより脈石中のFeOの含有量の増加を抑え、金属鉄中の硫黄含有量を減少し、製品としての金属鉄の品質を高めたと同時に、還元炉の耐火材料を保護した。
さらに好ましくは、上記方法において、炭素含有還元物質の用量は、過剰量の炭素質還元材料を採用し、具体的には、炭素質還元材料の添加量は、鉄の酸化物を還元するために必要な炭素質還元材料の添加量の1.05〜2倍である。過剰量の炭素質還元材料を採用し、鉄の酸化物の還元反応過程でCOが生成される時、炭素質還元材料が過剰するため、過剰された炭素質還元材料とブール反応(Boolean reaction)してCOを生成し、それにより炉内に酸化ガスが存在しないことが保証され、鉄の酸化物が加熱、還元、溶融される過程で鉄の再酸化を効果的に抑制する。
上記方法において、好ましくは、還元炉外を加熱することで還元炉内の温度が1300℃〜1500℃に上昇させる。還元炉内温度の上昇に伴って、鉄の酸化物が加熱、還元及び溶融される過程においておおまかに存在する。具体的には、外部熱源が還元炉を加熱すると、鉄の酸化物を含む塊と炭素質還元材料とは、還元炉の炉壁、塊及び炭素質還元材料の間の伝導熱伝達によって加熱され、還元炉内の温度は900℃くらいに達した時、炭素質還元材料がガス化(C+CO=2CO)し始め、鉄の酸化物が還元され始める(FeO+CO=Fe+CO)。還元炉内は還元性雰囲気にあるため、還元されて得た金属鉄が再び酸化されることがない。還元された金属鉄の温度はさらに上昇し、且つ加熱過程において、周囲と密接に接触している炭素質還元材料と連続的に浸炭する。還元炉内の温度が脈石及び金属鉄のリフロー温度(1300℃〜1500℃)に達した後、金属鉄と脈石とは溶融し始め、そして別々に凝集し、金属鉄と脈石とが分離する目的に達し、金属鉄の生産を実現する。
上記方法に続いて、上記鉄の酸化物を含む塊は慣用の鉄鉱粉、冶金除塵鉄粉、赤泥などの鉄を含有する材料の内の少なくとも1種を造塊により得られる。造塊方法は、ローラーボールマシンを通してボールをプレスする、又は、ディスクペレタイザーを通してボールを作る、などであってもよい。これは本分野の従来技術であり、ここでは説明を省略する。一般的に、ボールを作る過程において必要に応じて結着剤及び/又は助剤を添加することができる。本実施例において、造塊に用いられる結着剤は炭酸カルシウム、消石灰、糖蜜、小麦粉の内の少なくとも1種を好ましく用いることができ、理想的なペレット強度を得ることができる。造塊過程において、生産需要に応じて炭素質還元剤を添加する又は添加しないことを選択してもよく、炭素質還元剤を添加すると還元反応速度を速められ、添加しないと生産される金属鉄の清浄度を高めることができる。ペレットの大きさは、実際の製造条件に応じて選択することができ、ペレットの直径は15〜35mmであることが好ましい。
本実施例において、具体的な鉄の酸化物を含む塊の構成を1つ例にすると以下のとおりである。
該塊は以下の重量部の成分を含む。
58〜65部のTFe、その内FeOは1〜2.5部である。
3.5〜5部のCaO。
0.6〜0.85部のAl
4〜6.5部のSiO
0.05〜1.15部のMgO。
上記成分を含む塊は、比較的高い鉄品位を有し、後続の還元炉内での還元及び溶融反応の円滑な進行を保証でき、製品金属鉄の品質を保証する。
上記方法に続いて、本実施例において、上記炭素質還元材料は無煙炭、モンタン、コークス粉の内の少なくとも1種を含み、その内無煙炭又はコークス粉を用いて得られた還元効果及び金属鉄の浸炭効果が特に好ましい。また、好ましくは、上記炭素質還元材料の粒度を0〜3mmの範囲に抑える。粒径が小さすぎると、該炭素質還元材料が炉ガスに伴って吹き上げられ、炉内に入りやすくなり、そうなると、除塵量及び石炭消費量が増加する。粒径が大きすぎると気化速度が遅くなり、生産効率に影響する。
上記方法に続いて、上記還元炉から得られた金属鉄を、還元炉内から排出し、冷却した後、ふるい分け又は磁気分離で炭素質材料を分離させて金属鉄を得る。得られた炭素質材料は上記炭素質還元材料として回収することができる。
好ましい実施例として、上記還元炉は以下の構成を採用することができる。
a.前記還元炉は円環状炉であり、前記還元炉の軸方向は縦方向であり且つ自身の軸線回りに回転可能であり、前記塊及び前記炭素質還元材料は前記還元炉の底部に敷設され、熱源を用いて前記還元炉の底部下端を加熱する。
b.生産過程は石炭ベース縦炉の中で行われ、前記石炭ベース縦炉は燃焼室を含み、前記還元炉は少なくとも一部の区画が前記燃焼室内に位置し、前記燃焼室を介して前記還元炉に熱を供給する。さらに、複数の還元炉を用いて、同一の燃焼室から熱を供給することができる。
以下に具体的な実施例を挙げて上記金属鉄の製造方法をさらに説明する。
実施例2
本実施例は金属鉄の製造方法を提供し、具体的には以下を含む。
まず、鉄の酸化物を含むペレット200を作り、ボールを作る方式はローラーボールマシンでボールをプレスすることである。使用する結着剤は消石灰であり、使用する結着剤の割合は3%であり、ペレット200粒径は18mmである。
ペレット200の成分は下記の表で示される通りである。
[表1]ペレットの成分
作られたペレット200は、水分含有量を1%以下になるように乾燥される。
次に、炭素質還元剤300を選択し、使用する炭素質還元剤300は亜炭であり、平均粒径は0.8mmであり、使用する炭素質還元剤300成分は下記の表で示される通りである。
[表2]炭素質還元剤の成分
乾燥後のペレット200と炭素質還元剤300とをむらがないように混合してから還元炉100内に装入する。還元炉100は移動式環状還元炉であり、熱源を用いて底部を加熱し、すなわち上記実施例1中のa部分が提供された還元炉100を採用する。図1に示されるように、ペレット200及び炭素質還元剤300の層を還元炉100底部に敷設し、ペレット200が炭素質還元剤300に緊密に包囲される。還元炉100内の温度を1380℃くらいに上昇させ、ペレット200及び炭素質還元剤300が還元炉100内に滞留する時間は50分くらいである。
還元炉100内の温度が900℃くらいに達した時、炭素質還元材料がガス化(C+CO=2CO)し始め、鉄の酸化物が還元され始める(FeO+CO=Fe+CO)。還元炉100内は還元性雰囲気にあるため、還元されて得た金属鉄が再び酸化されることがない。
還元されて得た金属鉄の温度はさらに上昇し、且つ加熱過程において、周囲と密接に接触している炭素質還元材料と連続的に浸炭する。還元炉100内の温度が脈石及び金属鉄のリフロー温度に達した後、金属鉄と脈石とは溶融し始め、そして別々に凝集し、金属鉄と脈石とが分離する目的に達し、金属鉄の生産を実現し、還元炉100内での金属鉄の再酸化問題を効果的に制御する。
実施例3
本実施例は金属鉄の製造方法を提供し、具体的には以下を含む。
まず、鉄の酸化物を含むペレット20を作り、ボールを作る方式はディスクペレタイザーでボールを作ることである。使用する結着剤は消石灰であり、同時にペレット20の中に石炭粉末を加え、石炭粉末を加える割合はペレット20質量の10%であり、使用する結着剤の割合は3%であり、ペレット20粒径は15mmである。
ペレット20の成分は下記の表で示される通りである。
[表3]ペレットの成分
作られたペレット20は、水分含有量を1%以下になるように乾燥される。
次に、炭素質還元剤30を選択し、使用する炭素質還元剤30は無煙炭であり、平均粒径は1mmであり、使用する炭素質還元剤30は下記の表で示される通りである。
[表4]炭素質還元剤の成分
乾燥後のペレット20と炭素質還元剤30とをむらがないように混合してから還元炉10内に装入する。還元炉10は縦式還元炉10であり、還元炉10高さ方向の中心線は地面に対して垂直であり、熱源を用いて還元炉10の周囲からそれを加熱し、すなわち上記実施例1中のb部分が提供された還元炉10を採用する。図2に示されるように、還元炉10内にペレット20及び炭素質還元剤30を加え、ペレット20が炭素質還元剤30に緊密に包囲される。還元炉10内の温度が1400℃くらいに上昇させ、ペレット20及び炭素質還元剤30が還元炉10内に滞留する時間は3時間である。
還元炉10内の温度が900℃くらいに達した時、炭素質還元材料がガス化(C+CO=2CO)し始め、鉄の酸化物が還元され始める(FeO+CO=Fe+CO)。還元炉10内は還元性雰囲気にあるため、還元されて得た金属鉄が再び酸化されることがない。還元されて得た金属鉄の温度はさらに上昇し、且つ加熱過程において、周囲と密接に接触している炭素質還元材料と連続的に浸炭する。還元炉10内の温度が脈石及び金属鉄のリフロー温度に達した後、金属鉄と脈石とは溶融し始め、そして別々に凝集し、金属鉄と脈石とが分離する目的に達し、金属鉄の生産を実現し、還元炉10内での金属鉄の再酸化問題を効果的に制御する。
以上の記述は、本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明を制限することを意図するものではない。本発明の精神及び原理内で行われる修正、同等の置換、改善などはすべて本発明の保護範囲に含まれている。
(付記)
(付記1)
酸化鉄を含む塊と炭素質還元材料とを還元炉内に入れ、塊を加熱して前記酸化鉄を還元及び溶融させ、加熱して得られた金属鉄を冷却し、且つすでに冷却した金属鉄を前記還元炉から排出し、すでに冷却した金属鉄を回収し、ここで、酸化鉄の加熱は空気を遮断した状態で行う、
ことを特徴とする金属鉄の製造方法。
(付記2)
前記炭素質還元材料の添加量は、前記鉄の酸化物を還元するために必要な炭素質還元材料の添加量の1.05〜2倍である、
ことを特徴とする付記1に記載の金属鉄の製造方法。
(付記3)
前記炭素質還元材料は、無煙炭、亜炭、コークス粉の内の少なくとも1種を含む、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の金属鉄の製造方法。
(付記4)
前記還元炉内の酸化鉄の還元及び溶融温度は、1350〜1500℃である、
ことを特徴とする付記1に記載の金属鉄の製造方法。
(付記5)
前記炭素質還元材料の粒度は、0.3〜3mmの範囲内である、
ことを特徴とする付記1に記載の金属鉄の製造方法。
(付記6)
前記塊は、鉄鉱粉、冶金除塵鉄粉、赤泥の内の少なくとも1種からの造塊により得られる、
ことを特徴とする付記1に記載の金属鉄の製造方法。
(付記7)
造塊に用いる結着剤は、炭酸カルシウム、消石灰、糖蜜、小麦粉の内の少なくとも1種である、
ことを特徴とする付記6に記載の金属鉄の製造方法。

Claims (7)

  1. 酸化鉄を含む塊と炭素質還元材料とを還元炉内に入れ、塊を加熱して前記酸化鉄を還元及び溶融させ、加熱して得られた金属鉄を冷却し、且つすでに冷却した金属鉄を前記還元炉から排出し、すでに冷却した金属鉄を回収し、ここで、酸化鉄の加熱は空気を遮断した状態で行う、
    ことを特徴とする金属鉄の製造方法。
  2. 前記炭素質還元材料の添加量は、前記鉄の酸化物を還元するために必要な炭素質還元材料の添加量の1.05〜2倍である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の金属鉄の製造方法。
  3. 前記炭素質還元材料は、無煙炭、亜炭、コークス粉の内の少なくとも1種を含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の金属鉄の製造方法。
  4. 前記還元炉内の酸化鉄の還元及び溶融温度は、1350〜1500℃である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の金属鉄の製造方法。
  5. 前記炭素質還元材料の粒度は、0.3〜3mmの範囲内である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の金属鉄の製造方法。
  6. 前記塊は、鉄鉱粉、冶金除塵鉄粉、赤泥の内の少なくとも1種からの造塊により得られる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の金属鉄の製造方法。
  7. 造塊に用いる結着剤は、炭酸カルシウム、消石灰、糖蜜、小麦粉の内の少なくとも1種である、
    ことを特徴とする請求項6に記載の金属鉄の製造方法。
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