JP2020527052A - 浮力調整釣りウキ - Google Patents

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Abstract

本発明は、釣りに用いられる釣りウキに関し、特に、板状の密閉板を有し、前記密閉板の上下面のそれぞれに棒状の第1及び第2の支持棒がそれぞれ結合されている密閉部と、中空の半円状であり、その上面の一方の側に第1の貫通孔が穿設されている上部キャップと、中空の半円状であり、その上面の一方の側に第2の貫通孔が穿設されている下部キャップと、使用者が釣りをする際に必要とする浮力を調整するために前記上下部キャップと前記密閉部とによって生成された空間である上下部空間の両方またはどちらか一方の空間に水を満たすための水槽が挿入される貯水部と、前記貯水部から前記上下部キャップの外部に水が漏れ出ることを防ぐために、第1及び第2の支持棒の一方の側にそれぞれ挿入された密閉パッキン部と、を備え、前記密閉パッキン部は、前記第1及び第2の貫通孔にそれぞれ密閉挿入されることを特徴とする浮力調整釣りウキを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、使用者が釣りをする際に湛水による浮力の調整で、単一のウキであっても複数の浮力を有するウキに変更して使えるように釣り仕掛けを変更したり、様々な釣り手法で釣りをしたりする際に、オモリの加減なしに浮力を調整することができるものであって、釣り人に使い勝手のよさと鋭敏さを与えるために講じられた浮力調整釣りウキに関する。
一般に、釣りウキは、一定した一つの浮力を有するように固定されていて、それぞれが一つの役割のみを果たすため、ウキの内部の浮力を自由に調整して複数の浮力を有する色々なウキとして使える場合、効率性と経済性を高めることができる。なお、釣り用のオモリは、釣り針が水中に速やかに沈むようにし、所望の位置に留まるようにする機能とともに、水中でウキの浮力と重さとの釣り合いを取るための機能を果たす。
釣り用のオモリは、ほとんどの場合、魚信ウキとは別途に、魚信ウキの下部の釣り糸に嵌め込んで用いたり、釣り針の上部の釣り糸にやっとこ状につないで用いたりするようになっている。
釣り用のオモリの材料としては、体積は最大限に抑えながらも、極力重いものを用いなければならないため、主として鉛を多用しており、ウキの浮力とオモリの重さとの釣り合いを取るために胴体の一部を切断具で切り出してオモリ全体の重さを減らしたり、別途の重量追加部材を取り付けてオモリ全体の重さを増やしたりするなどして重さの釣り合いを取って用いている。
ところが、鉛材質の釣り用のオモリを用いる場合、ウキの浮力とオモリの重さとの釣り合いを取った後に水中に捨てられる鉛くずと釣り中または釣り後に捨てられる鉛製オモリの有害な成分により環境の汚染が引き起こされ、魚族資源や水生植物に悪影響を及ぼしてしまう。
このような問題を解消するために、ウキ胴体部の体積を直接的に増やすか、あるいは、ウキ胴体部の上部や釣り糸に浮力が調整可能な浮力調整体を取り付けた後、空気中で浮力を増減させる浮力調整方式が工夫されている。
特許文献1には、浮力調整体を備える釣りウキに関する発明が開示されている。同発明は、通常の釣りウキに比べて様々なメリットがあると認められるが、次のようなデメリットがある。
まず、浮力体がウキのトップの上端の空気中に位置するが、この浮力体の自重によって魚の上方へのあたりがある際に浮上力を低下させる原因となる。
また、ウキのトップの下端部が水面に位置するように規格化させるために上部の浮力調整体の重さがウキ胴体の浮力に反映されなければならないため、上部の浮力調整体の重さに見合う分だけウキ胴体に相当する浮力体が大きくなって、水中で水の抵抗が大きくなってしまうという問題がある。これは、極くわずかの浮力差に過ぎないかもしれないが、鋭敏さが最も肝要であると言われているウキ釣りにおいては決して無視してはならない部分である。
この理由から、使用者が浮力を調整することが可能でありながらも、鋭敏且つ正直なウキの運動性を制御することができ、単一のウキであっても複数の浮力のウキとして使える釣りウキへの取り組みが望まれるのが現状である。
大韓民国登録特許第10−1279290号公報
本発明は、前述したような問題を解決して釣り人の使い勝手を良くするためのものであって、釣りをする際に湛水による浮力の調整で、単一のウキであっても複数の浮力を有するウキに変更して用いることができ、しかも、オモリの加減なしに浮力を調整することができるものであって、釣り人に使い勝手のよさと鋭敏さを与えるために講じられた浮力調整釣りウキを提供するところにその目的がある。
前記目的を達成するために、本発明に係る浮力調整釣りウキは、釣りに用いられる釣りウキにおいて、板状の密閉板を有し、前記密閉板の上下面のそれぞれに棒状の第1及び第2の支持棒がそれぞれ結合されている密閉部と、中空の半円状であり、その上面の一方の側に第1の貫通孔が穿設されている上部キャップと、中空の半円状であり、その上面の一方の側に第2の貫通孔が穿設されている下部キャップと、使用者が釣りをする際に必要とする浮力を調整するために前記上下部キャップと前記密閉部とによって生成された空間である上下部空間の両方またはどちらか一方の空間に水を満たしてもよく、さらに水槽が挿入されてもよい貯水部と、前記貯水部から前記上下部キャップの外部に水が漏れ出ることを防ぐために、第1及び第2の支持棒の一方の側にそれぞれ挿入された密閉パッキン部と、を備え、前記密閉パッキン部は、前記第1及び第2の貫通孔にそれぞれ密閉挿入される。
使用者が釣りをする際に必要とする重心を調整するために、第2の支持棒の長手方向に沿って動いて釣りに必要な重心を合わせる重量錘をさらに備えるが、前記上下部キャップの第1及び第2の貫通孔に前記密閉部の第1及び第2の支持棒がそれぞれ結合されながら前記上下部キャップの開かれた面が前記密閉板の上下面にそれぞれ係合しながら密閉されてもよい。
前記第1及び第2の支持棒の両方またはどちらか一方の支持棒の一方の側に、浮力を調整する体積ユニットが設けられて満たされる水の量を減らすことができる。
前記第2の支持棒は、外周面にねじ線が形成されており、前記重量錘の内部面が前記ねじ線に係合するようにねじ線が形成されていて、前記重量錘を一定の方向に回転させるなどして前記重量錘の位置を調整してもよい。
前記第2の支持棒の一方の端の外周面に係止突起が形成されており、前記重量錘の内部面に前記係止突起が貫通する係止溝が形成されているが、前記重量錘が前記第2の支持棒の長手方向に沿って動くが、前記係止溝に前記係止突起が貫通するようにした後、回転して固定されてもよい。
前記浮力調整釣りウキは、光を発して釣りウキの視認性を高めるものであって、前記上部キャップを開き、上部側から前記密閉板の上部へと流入させて設置される発光部材をさらに備えてなってもよい。
本発明は、次のような効果を奏する。
まず、第一に、本発明は、釣り人が釣りをする際に、たとえ釣り仕掛けを変更したり、釣り手法を変更したりして釣りをするとしても、オモリの加減なしに釣り睡の浮力を調整できることから、釣り人の使い勝手を大幅に向上させた発明である。
すなわち、釣りウキの内部に満たされる水の量に応じて、高浮力ウキ、中浮力ウキ、低浮力ウキへと釣りウキの浮力を調整することができるという特徴がある。
第二に、本発明は、内部に遊動睡が支持棒の長手方向に沿って自在に動けることから、釣りのタイプに応じて釣りウキの鋭敏度を調整することができる。
第三に、本発明は、釣りウキの内部に水を満たして重さを増やせることから、釣りの際に他の釣りウキに比べて遠く投げ飛ばすことができ、下部の中心に安定性を持たせるという特徴がある。
本発明の釣りウキを示す断面図である。 図1の釣りウキの密閉部を示す図である。 図1の分解斜視図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明に係る浮力調整釣りウキについて詳しく説明する。
図1は、本発明の釣りウキを示す断面図であり、図2は、図1の釣りウキの密閉部を示す図であり、図3は、図1の分解斜視図である。
本発明は、浮力調整釣りウキに関し、詳しくは、釣りに用いられる釣りウキにおいて、板状の密閉板110を有し、密閉板110の上下面のそれぞれに棒状の第1及び第2の支持棒120,130がそれぞれ結合されている密閉部100と、中空の半円状であり、その上面の一方の側に第1の貫通孔210が穿設されている上部キャップ200と、中空の半円状であり、その上面の一方の側に第2の貫通孔310が穿設されている下部キャップ300と、使用者が釣りをする際に必要とする浮力を調整するために上下部キャップ200,300と密閉部100とによって生成された空間である上下部空間の両方またはどちらか一方の空間に水を満たすための水槽410が挿入される貯水部400から上下部キャップ200,300の外部に水が漏れ出ることを防ぐために、第1及び第2の支持棒120,130の一方の側にそれぞれ挿入された密閉パッキン部500と、を備える。
本発明は、密閉部100と、上部キャップ200と、下部キャップ300と、貯水部400と、密閉パッキン部500と、を備えるものであって、釣りをする際に釣り仕掛けを変更したり、様々な釣り手法で釣りをしたりする際に、オモリの加減なしに浮力を調整できるものであって、釣り人に使い勝手のよさと鋭敏さを与えるために講じられた浮力調整釣りウキ10に関する。
一般に、釣り用のオモリは、釣り針が水中に速やかに沈むようにし、所望の位置に留まるようにする機能とともに、水中でウキの浮力と重さとの釣り合いを取って魚の魚信をウキに伝える機能を果たす。
釣り用のオモリは、魚信ウキとは別途に、魚信ウキの下部の釣り糸に嵌め込んで用いたり、釣り針の上部の釣り糸にやっとこ状につないで用いたりするようになっている。
釣り用のオモリの材料としては、体積は最大限に抑えながらも、極力重いものを用いなければならないため、主として鉛を用いており、ウキの浮力とオモリの重さとの釣り合いを取るために胴体の一部を切断具で切り出してオモリ全体の重さを減らしたり、別途の重量追加部材を取り付けてオモリ全体の重さを増やしたりするなどして重さの釣り合いを取って用いている。
ところが、鉛材質の釣り用のオモリを用いる場合、ウキの浮力とオモリの重さとの釣り合いを取った後に水中に捨てられる鉛くずの有害な成分により環境の汚染が引き起こされ、魚族資源や水生植物に悪影響を及ぼしてしまう。
このような問題を解消するために、ウキ胴体部の体積を直接的に増やすか、あるいは、ウキ胴体部の上部や釣り糸に浮力が調整可能な浮力調整体を取り付けた後、空気中で浮力を増減させる浮力調整方式が工夫されている。
特許文献1には、浮力調整体を備える釣りウキに関する発明が開示されている。同発明は、通常の釣りウキに比べて様々なメリットがあると認められるが、次のようなデメリットがある。
まず、浮力体がウキのトップの上端の空気中に位置するが、この浮力体の自重によって魚の上方へのあたりがある際に浮上力を低下させる原因となる。
また、ウキのトップの下端部が水面に位置するように規格化させるために上部の浮力調整体の重さがウキ胴体の浮力に反映されなければならないため、上部の浮力調整体の重さに見合う分だけウキ胴体に相当する浮力体が大きくなって、水中で水の抵抗が大きくなってしまうという問題がある。これは、極くわずかの浮力差に過ぎないかもしれないが、鋭敏さが最も肝要であると言われているウキ釣りにおいては決して無視してはならない部分である。
この理由から、使用者が浮力を調整することが可能でありながらも、鋭敏且つ正直なウキの運動性を制御することができる釣りウキへの取り組みが望まれるのが現状である。
本発明は、前述したような問題を解決するために案出されたものであって、その目的は、釣りをする際に釣り仕掛けを変更したり、様々な釣り手法で釣りをしたりする際に、オモリの加減なしに釣り睡の浮力を調整できることから、釣り人に使い勝手を向上させる、浮力が調整可能な遊動式浮力調整釣り睡を提供することにある。
本発明は、釣り人が釣りをする際に、たとえ釣り仕掛けを変更したり、釣り手法を変更したりして釣りをするとしても、オモリの加減なしに釣り睡の浮力を調整できることから、釣り人の使い勝手を大幅に向上させた発明である。すなわち、釣りウキの内部に満たされる水の量に応じて、高浮力ウキ、中浮力ウキ、低浮力ウキへと釣りウキの浮力を調整することができるという特徴がある。また、本発明は、内部に遊動睡が支持棒の長手方向に沿って自在に動けることから、釣りのタイプに応じて釣りウキの鋭敏度を調整することができる。さらに、本発明は、釣りウキの内部に水を満たして重さを増やせることから、釣りの際に他の釣りウキに比べて遠く投げ飛ばすことができるという特徴がある。
密閉部100は、後述する上下部キャップ200,300の間に設けられて上下部に密閉された空間を形成する構成要素であって、密閉板110と、第1及び第2の支持棒120,130と、から構成される。密閉板110は、板状の部材であって、上下部キャップ200,300の開かれた面に係合して上下部キャップ200,300の開かれた面を密閉する部材である。密閉板110は、上下部キャップ200,300の開かれた面に係合するように上下部キャップ200,300の開かれた面の形状に合わせて作製されてもよい。なお、密閉板110は、両面の外周面に沿って形成された係合突起140,150が突き出ている場合、上下部キャップ200,300の開かれた面が係合突起140,150に係合してもよい。密閉部100と上下部キャップ200,300とが係合する箇所に水密リング900がさらに結合されて密閉能をより高めることができる。
第1及び第2の支持棒120,130は、密閉板110の上下面のそれぞれに結合される棒状の部材である。第1及び第2の支持棒120,130は、第1の貫通孔210と第2の貫通孔310のそれぞれに結合される部材である。第2の支持棒130は、下部キャップ300と結合するときに、第2の貫通孔310に挿入される棒部材である。第2の支持棒130は、外周面の一方の側に係止突起(図示せず)が形成されていてもよい。
密閉部100の材料としては、所要の強度を満たす限り、種々の材料が使用可能である。
上部キャップ200は、中空の半円状であり、その上面の一方の側に第1の貫通孔210が穿設されている部材である。上部キャップ200は、密閉板110の一方の面に係合して上部キャップ200と密閉板110との間に空間を形成する部材である。このとき、第1の貫通孔210に第1の支持棒120が結合される。
上部キャップ200の材料としては、所要の強度を満たす限り、種々の材料が使用可能である。
下部キャップ300は、中空の半円状であり、その上面の一方の側に第2の貫通孔310が穿設されている部材である。下部キャップ300は、密閉板110の他方の面に係合して下部キャップ300と密閉板110との間に空間を形成する部材である。このとき、第2の貫通孔310に第2の支持棒130が結合される。
下部キャップ300の材料としては、所要の強度を満たす限り、種々の材料が使用可能である。
上下部キャップ200,300の第1及び第2の貫通孔210,310に密閉部100の第1及び第2の支持棒120,130がそれぞれ結合されながら上下部キャップ200,300の開かれた面が密閉板110の上下面にそれぞれ係合しながら密閉され、内部に密閉された空間が形成されて釣りに必要な浮力を調整することができる。すなわち、釣り人が釣りをする際に、たとえ釣り仕掛けを変更したり、釣り手法を変更したりして釣りをするとしても、オモリの加減なしに釣りウキ10の浮力を調整できることから、釣り人の使い勝手を大幅に向上させた発明である。
一方、上下部キャップ200,300に形成された第1及び第2の貫通孔210,310には、それぞれリング211,311が嵌め込まれてもよい。これらのリング211,311は、セラミックリング(Ceramic ring)であって、第1及び第2の貫通孔210,310の外周を滑らかに閉塞するだけでなく、第1及び第2の貫通孔210,310の外部衝撃及び割れを防ぐために嵌め込まれる。ただし、リング211,311の材質をセラミックに限定するわけではなく、その材料として、セラミックリングの強度を満たす限り、種々の材料が使用可能である。
貯水部400は、使用者が釣りをする際に必要とする浮力を調整するために、上下部キャップ200,300と密閉部100とによって生成された空間である上下部空間に水を満たしてもよく、さらに水槽410を挿入してもよい。ここで、水槽410は、チューブであってもよい。ただし、水槽410の材質をチューブに限定するわけではない。すなわち、水槽410の材質として、水がたたえられる強度を満たす限り、種々の材質が使用可能である。このような水槽410は、水槽410なしに貯水部400に直ちに水をたたえると、水が上下部キャップ200,300の外部に漏れ出てしまうが、このような漏出を防ぐ効果を有する。
したがって、貯水部400は、上下部キャップ200,300と密閉部100とによって生成された空間である上下部空間の両方またはどちらか一方の空間に水を満たして釣りに必要な浮力を調整することができる。釣りウキ10は、内部に満たされる水の量に応じて、高浮力ウキ、中浮力ウキ、低浮力ウキへと釣りウキ10の浮力を調整できることから、使用者の釣りのタイプに応じて便利に用いることができる。釣りウキ10は、内部に水がたたえられた分だけ重さが増えて釣りの際に他の釣りウキに比べて遠く投げ飛ばすことができるという特徴がある。
一方、貯水空間に水槽410が選択的に上下部キャップ200,300に挿入され、満たされる水で浮力を調整することができ、浮力付き体積ユニット700が上下部キャップ200,300に設置されて、第1及び第2の支持棒120,130の両方またはどちらか一方の支持棒120,130の一方の側に設置されることで、満たされる水の量を減らすことができる。体積ユニット700は、種々の形状に形成可能であるが、単なるリング状の部材をはじめとして、両端の直径が異なる円柱状など、使用者の釣りのタイプに応じて多種多様な形状が採用可能である。
体積ユニット700の材料としては、所要の強度と浮力を有している限り、多種多様な材料が使用可能であるが、例えば、発泡性プラスチックを用いてもよい。
密閉パッキン部500は、貯水部400から上下部キャップ200,300の外部に水が漏れ出ることを防ぐために、第1及び第2の支持棒120,130の一方の側にそれぞれ挿入される。ここで、密閉パッキン部500は、一つまたは複数挿入されてもよい。なお、密閉パッキン部500は、第1及び第2の支持棒120,130とのスクリュー結合なしに、第1及び第2の貫通孔210,310をパッキンすることができる。これにより、密閉パッキン部500及び第1及び第2の支持棒120,130をスクリュー構造に作製しなくてもよいので、材料のコストが節減されるという効果を奏する。
重量錘600は、使用者が釣りをする際に必要とする重心を調整するために、第2の支持棒130の長手方向に沿って動いて釣りに必要な重心を合わせる部材である。重量錘600は、中心に貫通孔(図示せず)が形成されていて、第2の支持棒130が貫通孔(図示せず)に結合されているので、容易に動かせる。重量錘600が第2の支持棒130の長手方向に沿って自在に動けることから、釣りのタイプに応じて釣りウキ10の鋭敏度を調整しつつ釣りをすることができる。重量錘600は、内部面が第2の支持棒130の外周面に形成されたねじ線に係合するようにねじ線が形成されていて、重量錘600を一定の方向に回転させるなどして重量錘600の位置を手軽に調整することができる。重量錘600は、第2の支持棒130の終端に位置する場合、釣りウキ10の鋭敏度が低くなり、第2の支持棒130の他方の端(密閉板と結合される箇所)に位置する場合、釣りウキ10の鋭敏度が高くなる。
また、本発明は、第2の支持棒130の一方の端の外周面に係止突起(図示せず)が形成されており、重量錘600の内部面に係止突起(図示せず)が貫通する係止溝(図示せず)が形成されているが、重量錘600が第2の支持棒130の長手方向に沿って動くが、係止溝(図示せず)に係止突起(図示せず)が貫通するようにした後に回転して固定されるようにしてもよい。すなわち、重量錘600が係止突起(図示せず)を通り過ぎた後に回転して固定されれば、外部によって重量錘600が係止突起(図示せず)に引っ掛かってそれ以上動かなくなる。
本発明は、光を発して釣りウキ10の視認性を高めるものであって、上部キャップ200を開いて、発光体枠810にバッテリ820を差し込んで接続するなどして下部キャップ300を開き、そこに水をたたえて浮力を調整できるものであって、密閉された上部キャップ200に設置される発光部材をさらに備えてなってもよい。ここで、発光体枠810は、発光部材800が上下部キャップ200,300と密閉部100とによって生成された空間である上部空間に挿入されたとき、発光部材800及びバッテリ820を結合し、上部キャップ200からの発光部材800及びバッテリ820の抜脱を防ぐために設けられる。すなわち、密閉された上部キャップ200の内部には、発光部材800と、発光体枠810及びバッテリ820が挿入されてもよい。
一方、バッテリ820は公知の技術であるため、詳しい説明は省略する。
発光部材800は、使用者が釣りをする際に釣りウキ10の視認性を高めるものであって、夜間のように周りが暗いときや、光を好む魚を釣るときに有効である。発光部材800は、内部にバッテリ820と発光体とが組み込まれ、使用者が釣りをする際に乾電池をつなげば発光するようにするものであって、明かりを灯す通常の装置である。
このとき、より有効に釣りウキ10の視認性を高めるために、上部キャップ200は、透明な材質から形成されてもよく、光を受けて多彩な色に発光可能な材質から形成されてもよい。
以上、本発明に係る浮力調整釣りウキの好適な実施形態について説明したが、これは、少なくとも一つの実施形態として説明されるものであり、これによって本発明の技術的思想と、その構成及び作用が制限されるわけではなく、本発明の技術的思想の範囲が図面または図面に基づく説明により限定/制限されるわけではない。また、本発明において提示された発明の概念と実施形態が本発明の同じ目的を行うために他の構造に修正したり設計したりするための基礎として本発明が属する技術の分野における通常の知識を有する者によって使用可能であるが、本発明が属する技術の分野における通常の知識を有する者による修正または変更の加えられた等価構造は、特許請求の範囲において記述される本発明の技術的範囲に拘束されるものであって、特許請求の範囲において記述した発明の思想や範囲を逸脱しない限り、様々な変化、置換及び変更を加えることが可能である。
釣りをする際に、水中の仕掛けの状態を知らせ、さらに、餌が所望の水深に留まるようにする機能、複雑な潮に同調するようにする機能などに併せて、複数の浮力を有するウキに変更して使えるように釣り仕掛けを変更したり、様々な釣り手法で釣りをしたりするとき、オモリの加減なしに浮力を調整できるものであって、釣り人に使い勝手のよさと鋭敏さを与えるために講じられた浮力調整釣りウキ。

Claims (6)

  1. 釣りに用いられる釣りウキにおいて、
    板状の密閉板を有し、前記密閉板の上下面のそれぞれに棒状の第1及び第2の支持棒がそれぞれ結合されている密閉部と、
    中空の半円状であり、その上面の一方の側に第1の貫通孔が穿設されている上部キャップと、
    中空の半円状であり、その上面の一方の側に第2の貫通孔が穿設されている下部キャップと、
    使用者が釣りをする際に必要とする浮力を調整するために前記上下部キャップと前記密閉部とによって生成された空間である上下部空間の両方またはどちらか一方の空間に水を満たしてもよく、さらに水槽が挿入されてもよい貯水部と、
    前記貯水部から前記上下部キャップの外部に水が漏れ出ることを防ぐために、第1及び第2の支持棒の一方の側にそれぞれ挿入された密閉パッキン部と、
    を備え、
    前記密閉パッキン部は、前記第1及び第2の貫通孔にそれぞれ密閉挿入されることを特徴とする、浮力調整釣りウキ。
  2. 使用者が釣りをする際に必要とする重心を調整するために、第2の支持棒の長手方向に沿って動いて釣りに必要な重心を合わせる重量錘をさらに備えるが、
    前記上下部キャップの第1及び第2の貫通孔に前記密閉部の第1及び第2の支持棒がそれぞれ結合されながら前記上下部キャップの開かれた面が前記密閉板の上下面にそれぞれ係合しながら密閉されることを特徴とする、請求項1に記載の浮力調整釣りウキ。
  3. 前記第1及び第2の支持棒の両方またはどちらか一方の支持棒の一方の側に、浮力を調整する体積ユニットが設けられて満たされる水の量を減らすことを特徴とする、請求項2に記載の浮力調整釣りウキ。
  4. 前記第2の支持棒は、外周面にねじ線が形成されており、前記重量錘の内部面が前記ねじ線に係合するようにねじ線が形成されていて、前記重量錘を一定の方向に回転させるなどして前記重量錘の位置を調整することを特徴とする、請求項1に記載の浮力調整釣りウキ。
  5. 前記第2の支持棒の一方の端の外周面に係止突起が形成されており、前記重量錘の内部面に前記係止突起が貫通する係止溝が形成されているが、
    前記重量錘が前記第2の支持棒の長手方向に沿って動くが、前記係止溝に前記係止突起が貫通するようにした後、回転して固定されることを特徴とする、請求項1に記載の浮力調整釣りウキ。
  6. 光を発して釣りウキの視認性を高めるものであって、前記上部キャップを開き、上部側から前記密閉板の上部へと流入させて設置される発光部材をさらに備えてなることを特徴とする、請求項1に記載の浮力調整釣りウキ。
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