JP2020521905A - 採光用開口のためのフレームレス補助窓 - Google Patents

採光用開口のためのフレームレス補助窓 Download PDF

Info

Publication number
JP2020521905A
JP2020521905A JP2020517285A JP2020517285A JP2020521905A JP 2020521905 A JP2020521905 A JP 2020521905A JP 2020517285 A JP2020517285 A JP 2020517285A JP 2020517285 A JP2020517285 A JP 2020517285A JP 2020521905 A JP2020521905 A JP 2020521905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
glazing
restraint
spacer
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020517285A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7212037B2 (ja
Inventor
ロナルド エム. ウェクスラー
ロナルド エム. ウェクスラー
Original Assignee
ウェクスエナジー リミテッド ライアビリティ カンパニー
ウェクスエナジー リミテッド ライアビリティ カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ウェクスエナジー リミテッド ライアビリティ カンパニー, ウェクスエナジー リミテッド ライアビリティ カンパニー filed Critical ウェクスエナジー リミテッド ライアビリティ カンパニー
Publication of JP2020521905A publication Critical patent/JP2020521905A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7212037B2 publication Critical patent/JP7212037B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/04Wing frames not characterised by the manner of movement
    • E06B3/28Wing frames not characterised by the manner of movement with additional removable glass panes or the like, framed or unframed
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/04Wing frames not characterised by the manner of movement
    • E06B3/28Wing frames not characterised by the manner of movement with additional removable glass panes or the like, framed or unframed
    • E06B3/285Wing frames not characterised by the manner of movement with additional removable glass panes or the like, framed or unframed flexible transparent foils without a proper frame fixed and sealed at a distance from the existing glass pane
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/32Arrangements of wings characterised by the manner of movement; Arrangements of movable wings in openings; Features of wings or frames relating solely to the manner of movement of the wing
    • E06B3/34Arrangements of wings characterised by the manner of movement; Arrangements of movable wings in openings; Features of wings or frames relating solely to the manner of movement of the wing with only one kind of movement
    • E06B3/42Sliding wings; Details of frames with respect to guiding
    • E06B3/44Vertically-sliding wings
    • E06B3/4407Single-hung, i.e. having a single vertical sliding panel
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/32Arrangements of wings characterised by the manner of movement; Arrangements of movable wings in openings; Features of wings or frames relating solely to the manner of movement of the wing
    • E06B3/34Arrangements of wings characterised by the manner of movement; Arrangements of movable wings in openings; Features of wings or frames relating solely to the manner of movement of the wing with only one kind of movement
    • E06B3/42Sliding wings; Details of frames with respect to guiding
    • E06B3/44Vertically-sliding wings
    • E06B3/4415Double-hung, i.e. with two vertical sliding panels
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B9/00Screening or protective devices for wall or similar openings, with or without operating or securing mechanisms; Closures of similar construction
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B9/00Screening or protective devices for wall or similar openings, with or without operating or securing mechanisms; Closures of similar construction
    • E06B2009/005Storm panels; hurricane shutters

Abstract

補助窓装置は、足部と、足部に取り付けられた第1の束縛器要素とを含む。足部及び第1の束縛器要素は、相手側束縛器要素を介して既設の窓の窓ガラスに取り外し可能に結合されるように構成される。スペーサは、足部に結合され、既設の窓に取り付けられたときに窓ガラスに垂直な方向に少なくとも部分的に延在するように構成される。実質的に無孔性のシートは、スペーサに結合され、窓ガラスを保持する第1の窓要素の内側表面によって画定される窓ガラス領域と実質的に同様のシート領域を有する。スペーサは、既設の窓に取り付けられたときに、シートと窓ガラスとの間のギャップを実質的に画定する。足部は、スペーサから第1の窓要素の内側表面に向かって外向きに延在する。【選択図】図1

Description

本出願は、2017年5月30日に出願された米国仮特許出願第62/512,476号、及び2017年8月3日に出願された米国仮特許出願第62/540,606号の利益を主張するものであり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
分野
本発明は、概して採光用開口に関し、特に、既設の窓に使用するためのフレームレス補助窓ならびに関連した構築方法及び取り付け方法に関する。
背景
化石燃料及びその他の従来のエネルギー源の環境及び費用への影響に鑑みて、そのようなエネルギー源の使用を効率化する方法の開発に多大な努力が費やされている。エネルギー効率を高める必要のあるエネルギー使用の重要分野は、人的活動が求められる空間を暖めること及び冷やすことである。このような空間の外郭構造を介した熱伝達量を減らすために、多くのアプローチが開発されている。最も活発で重要な取組みの分野の1つは、採光用開口を介したエネルギーの移動であり、この取組みには、窓用のフィルムまたは挿入物を使用することが含まれ、それにより、開口当たりのガラス取り付け工事回数、及びカーテン、ブラインドなどの窓周り装飾が増加する。これらのアプローチは、建物のエネルギー効率の大幅な改善を示すが、重大な問題のために、広く一般に有効利用されることを妨げられている。
採光用開口を介した熱伝達を最小化するアプローチには、いくつかの問題がある。具体的に既設の窓については、断熱を実現しながら、歪みのない光透過性、窓周り装飾及び窓の操作、ならびに窓内側の美観を維持することが望ましい。さらに、毎シーズン、新しい材料を購入する必要がないように、断熱材の取り付け及び取外しを、エンドユーザにとって簡単でアクセスしやすいものにしつつも、断熱材を再利用することが大いに望まれる。当技術分野で知られている補助窓は、エンドユーザが設置場所の各窓の寸法に合わせて1つ以上の補助窓フィーチャを個別に調整することを必要とするか、または製造時にサイズの個別対応化を困難にする様式で設計されている。これらの問題を全て一斉に解決すると、複数の利点と最も望ましい結果とがもたらされる。
フィルム、フィルム支持要素、及び窓周り装飾などの補助窓フィーチャを付加する場合に、所望の断熱及び放射線遮蔽を獲得する一方で、設置(採寸及び組立てを含む)の容易さ、再利用可能性、ならびに使用中及び使用後の収納及び美観は、非常に重要である。窓用フィルム断熱キットは、窓及び窓周り装飾に隣接した付加的な「停滞空気」断熱層を作製することを目的としているので、窓ガラスに垂直な「停滞空気」空間の寸法は、一般に、窓及び/またはフレームの既存のフィーチャによって規定されたフィルム取り付け領域に依存する。加えて、そのような窓用フィルムは、多くの場合、固定されていない窓の操作性を妨げるようにして取り付けられる必要がある。さらに、そのような窓用フィルムは、一般に、窓ガラスの内側のみで使用するために作られている。スライド窓またはハング窓の場合、多くのデザインは、可動サッシと固定された窓ガラスとの間のクリアランスを非常に小さくしている。したがって、固定されたガラス部分の内側に最適な「停滞空気」断熱層がある状態で操作性を維持することは難しい。着色フィルム、赤外線反射フィルムもしくは紫外線反射フィルム、またはLow−Eフィルムなどの他の窓用フィルムは一般に窓ガラスに直接付着し、断熱層を同時形成することはできない。
既存の解決策のもう1つの問題は、窓と付属する窓周り装飾との操作性を、補助窓が所定の位置に留まっている状態で維持しつつ窓の様々な要素の周りの空気の流れまたは漏れを排除しまたは削減するように設計された任意のフィーチャを有するものが、ほとんどないことである。例えば、スライド窓では、わき柱と窓フレームとの間、上側サッシと下側サッシとの間、サッシと、閉じた状態のときにサッシと接触する窓フレームの部分との間のギャップから、空気が漏れるのが普通である。これらの問題の解決策は、窓のフレーム要素を接触させることによるものが見出されているが、これらの解決策の多くは、フレーム要素を著しく損ねて、しばしば費用や時間のかかる修理または再塗装の原因となる。これは、窓用アタッチメントを窓ガラスに装着することによって回避することができる。しかしながら、そのような装着は、窓用アタッチメントの重量のために、窓ガラスへの取り付け機構に対して高い要求を課す。さらに、窓用アタッチメントを簡単に取り外し再装着できることは非常に有益であり得るが、平均的な人は窓の頂部に手が届きにくいことがあるため、一部の窓では再装着が困難な可能性がある。
したがって、先行技術の補助窓の欠点を克服するとともに、熱損失を最小限に抑え、窓の透明性を可能な限り多く保持し、窓ガラスの非周辺部領域での屈折率変化を最小限に抑えるのに効果的であり、製造が比較的簡単であり、窓要素間の空気漏れを防止しまたは最小限に抑え、簡単に設置し取り除くことができ、既設の窓の操作性を妨げない、低コストのフレームレス補助窓が必要である。さらに、DIY事業の人気に伴い、完全に組み立てられた特別注文の補助窓の供給に加え、消費者がそのような補助窓を組み立てることができる比較的簡単な方法が必要である。
概要
本発明は、既設の窓と共に使用するのに適した採光用開口のためのフレームレス補助窓である。一実施形態では、補助窓はシート材を備え、シート材の周辺部に縁取りシールがある。いくつかの実施形態では、コーナブレースが、いくつかの実施形態におけるコーナに剛性及び強度をもたらす。他の実施形態では、コーナブレースはまた、縁取りシールのコーナ閉鎖部の一部を提供する。シート材またはエッジのいずれかに固定された取り付け機構が、補助窓を既設の窓に据え付け、及び/または密封する働きをする。エッジまたはエッジシールは、窓ガラスとプラスチックシート材との間に、ある量の空気を実質的に密閉する(すなわち、閉じ込める)機能を果たす。補助窓は、取り付け時の補助窓の断熱特性及び機械的安定性を最大化するために、閉じ込められた空気の層が0.15インチ〜0.75インチの好ましい範囲内の最適な厚さを有するように構成される。
補助窓のいくつかの利点には、(1)材料の使用及びコストを大幅に削減するフレームレス設計、(2)補助窓が取り付けられている窓ガラス領域を介した熱伝達の減少、(3)窓を通した歪みのない視覚的な透明性を保持すること、(4)侵入遮断器の使用による、窓ガラス以外の様々な窓要素を介した熱伝達の減少、(5)製造コストの削減、(6)取り付け及び取外しが容易であること、(7)既設の窓または付属する窓周り装飾の操作性を妨げないように設計可能であること、(8)測定誤差の許容範囲で窓に合うように寸法が自動調節式であること、(9)窓の有効範囲が広く、支持体の重量支持能力が高められること、(10)測定誤差及び取り付けアライメントオフセットに対応する圧縮性の独立したシール、ならびに(11)取り付けられたときにその周囲の結露を捕捉する能力が含まれる。
補助窓の使用中及び使用後に採光用開口の美観が保たれ得る。このことは、採光用開口及びそのすぐ周辺部の内側の眺めの様子を維持することと、所望時に採光用開口を通して見ることができるのを維持することと、に関連している。また、このことは、補助窓要素が使用されていない場合には、取り付け領域を修理せずに、採光用開口をその元の状態に戻すことができる機能に関連している。
補助窓の使用中の採光用開口及び付属する装飾の操作性は、補助窓全体を取り外しせずに保つことができる。採光用開口は、多くの場合、開閉するように設計されているので、この能力を補助窓が所定の位置にある間にも維持するようにするか、または補助窓を、取り外しと再取り付けとを非常に簡単に行えるように設計することが有益である。これにより、採光用開口のすぐ近傍の空間に、一時的に新鮮な空気を取り入れることが可能になる。このことは、暖房または冷房のシーズン中の穏やかな気温の期間に特に有用となり得る。
また、補助窓は、暖房及び冷房の両方のシーズンの間に、エネルギー効率を改善する機能をも提供する。窓用フィルムのための、スペクトル選択性、赤外線反射性、及び低放射率のコーティングまたはラミネート加工の出現により、さらなるエネルギー節約がもたらされる。そのようなコーティングまたはフィルムを、シート、侵入遮断器、及び/またはエッジに組み込むことにより、このような付加的なエネルギー節約技術を、本発明によって提供される実質的に密閉された空気の量によってもたらされる断熱特性と組み合わせる機会が与えられる。ただし、そのようなフィルムを最適に配置するには、そのようなフィルムを動かして、暖房シーズン中には熱を保持し、または冷房シーズンには熱を排出する機能を必要とする。加えて、そのようなフィルムは、太陽からの紫外線にさらされることによって引き起こされるような劣化からシートを保護するために、シートと日の当たる向きとの間に組み込まれ得る。
したがって、本発明によれば、
補助窓装置であって、
窓ガラスの周辺部領域を画定する寸法を有した実質的に無孔性のシート材と、
補助窓装置(または補助窓装置の少なくとも一部)を窓ガラス領域に解放可能なように取り付けるよう機能するスペーサ機構及び取り付け機構であって、補助窓装置が窓ガラス領域に取り付けられたときにスペーサ機構及び取り付け機構が窓ガラスとシート材との間の距離を決定する、スペーサ機構及び取り付け機構と、
シート材の一部と補助窓装置が設置されたときに窓ガラス領域に付着される束縛器との間の解放可能な結合器と
を備え、シート材が窓ガラスに対して実質的に平行に配置される、補助窓装置
が提供される。解放可能な結合器は、磁気結合器、あるいはフックアンドループ式結合器、マッシュルームヘッド型結合器、またはシート材の延長部(例えば、足部、足部の突出部、またはシート材の他の延長部分)がコーナ部分の開口部(例えば、束縛器)に係合し、もしくはコーナ部分の一部がシート材の延長部を貫通する機械的結合器などの相互貫入フィーチャを有した解放可能な機械的結合器を含んでもよい。
また、本発明によれば、補助窓装置であって、窓ガラスの周辺部領域を画定する寸法を有した実質的に無孔性のシート材と、補助窓装置を窓ガラスに取り付けるよう機能するスペーサ機構及び第1の取り付け機構と、シート材をスペーサに解放可能なように取り付けるための第2の取り付け機構と、シート材の長手方向の端部の1つに沿ってシート材に取り付けられた、長手方向に巻かれたシール、長手方向に渦巻いたシール、または長手方向にスパイラル状にされたシールとを備える補助窓装置が提供される。
さらに、本発明によれば、出合框または召合せ框を有する既設のスライド窓またはハング窓の断熱特性を改善するための補助窓装置であって、窓ガラスの周辺部領域を画定する寸法を有した実質的に無孔性のシート材と、シート材に取り付けられ、窓ガラスとシート材との間に、ある量の空気を実質的に密閉するよう機能するエッジシールと、出合框または召合せ框に最も近い固定された窓ガラスの2つのコーナのそれぞれに配置された2つの束縛器であって、束縛器の深さが、窓ガラスとスライド窓またはハング窓の可動サッシとの間のクリアランスよりも小さい、2つの束縛器と、を備え、シート材が、窓ガラスに取り付けられたときに、窓ガラスに対して実質的に平行に配置される、補助窓装置が提供される。
本明細書では、本発明を、添付の図面を参照して、単なる例示として説明する。
フレームレス補助窓の第1の例の正面図である。 フレームレス補助窓の第2の例の正面図である 図2の窓の例の側断面図A−A’である。 フレームレス補助窓の実施形態の斜視図である。 フレームレス補助窓の実施形態の斜視図である。 フレームレス補助窓の実施形態の斜視図である。 図5A〜図5Dは、コーナブレースの例である。 図6A〜図6Fは、バネ機構の例である。 コーナ密封機構の例である。 コーナ密封機構の例である。 コーナ密封機構の例である。 コーナ密封機構の例である。 コーナ密封機構の例である。 コーナ密封機構の例である。 図8A〜図8Cは、シート材を突き通す取り付け機構の例である。 図9A〜図9Dは、シート材を突き通さない取り付け機構の例である。 図10Aは、フレームレス補助窓の例の側断面図である。図10Bは、2つの密閉された空気層を組み込んだフレームレス補助窓の例の側断面図である。 ブルノーズコーナの例の斜視図である。 ブルノーズコーナの例の斜視図である。 ブルノーズコーナの例の斜視図である。 ブルノーズコーナの例の斜視図である。 ブルノーズコーナの例の斜視図である。 フレームレス補助窓の実施形態の斜視図である。 フレームレス補助窓の実施形態の斜視図である。 フレームレス補助窓の実施形態の斜視図である。 フレームレス補助窓のさらなる実施形態の斜視図である。 図13Aの窓の例の側断面図B−B’である。 図13Aの窓の例の分解組立図である。 侵入遮断器を組み込んだフレームレス補助窓の第1の例の正面図である。 第1の侵入遮断器の例を組み込んだ図14の窓の例の側断面図C−C’である。 第2の侵入遮断器の例を組み込んだ図14の窓の例の側断面図C−C’である。 第3の侵入遮断器の例を組み込んだ図14の窓の例の側断面図C−C’である。 第4の侵入遮断器の例を組み込んだ図14の窓の例の側断面図C−C’である。 図14の窓の例の側断面図D−D’である。 侵入遮断器を備えた図14の例示的なフレームレス補助窓のコーナ部分の斜視図である。 反転ブルノーズシールを組み込んだ例示的な補助窓のコーナ部分の上面斜視図である。 反転ブルノーズシールを組み込んだ例示的な補助窓のコーナ部分の底面斜視図である。 明確にするために既設の窓のサッシ/フレームのコーナを切り取った、既設の窓に設置された場合の例示的なフレームレス補助窓装置の透視等角図である。 図21Cに示すような既設の窓に設置された場合の例示的なフレームレス補助窓装置の垂直断面図である。 図21Cに示すような既設の窓に設置された場合の例示的なフレームレス補助窓装置の上面図(ツマミ880を省略)である。 図21Cに示すような既設の窓に設置された場合に、フレームレス補助窓装置と共に使用するためのエッジシールの例示的な構成の垂直断面図である。 フレームレス補助窓装置が設置された場合に、窓ガラスから遠ざかるように延在するツマミと相互作用するときのエッジシールの例示的な構成の垂直断面図である。 フレームレス補助窓装置が設置された場合に、窓ガラスから遠ざかるように延在するツマミと相互作用するときのエッジシールの別の例示的な構成の垂直断面図である。 フレームレス補助窓装置が設置された場合に、窓ガラスに向かって延在するツマミと相互作用するときのエッジシールの例示的な構成の垂直断面図である。 フレームレス補助窓装置が設置された場合に、窓ガラスに向かって延在するツマミと相互作用するときのエッジシールの別の例示的な構成の垂直断面図である。 フレームレス補助窓装置が設置されたときに、シーリング材と相互作用するエッジシールの別の例示的な構成の垂直断面図である。 フレームレス補助窓装置が設置されたときに、上部コーナの重量支持機構と相互作用するエッジシールの別の例示的な構成の垂直断面図である。 重量支持機構が取り付けられた補助窓装置を備える窓の上部コーナ部分の平面図である。 図21Mの上部コーナ部分の等角図である。 重量支持機構を備えたスペーサの側面図である。 フレームレス補助窓装置が設置されたときに、上部コーナの重量支持機構と相互作用するエッジシールの別の例示的な構成の垂直断面図である。 機械的に係合された束縛器及び足部を備える上部コーナの平面図及び2つの断面図である。 機械的に係合された束縛器及び足部を備える上部コーナの平面図及び2つの断面図である。 機械的に係合されたシール及び束縛器を備える上部コーナの平面図及び2つの断面図である。 フレームレス補助窓が設置された突き出しタイプの窓の例の上面図である。 図22の窓のコーナ部分の等角図である。 図22の窓の側面断面図E−E’である。 取り付けが侵入遮断器を介したフレームレス補助窓を備えた窓のコーナ部の等角図である。 図25の窓の側断面図である。 出合框及びわき柱の領域に侵入遮断器を備えた補助窓の一例の斜視図である。 ブルノーズシールを使用せず、侵入遮断器を組み込んだフレームレス補助窓の第1の例である。 ブルノーズシールを使用せず、コーナ領域で重なり合う侵入遮断器を組み込んだフレームレス補助窓の第2の例である。 ブルノーズシールを有さず、侵入遮断器を組み込んだフレームレス補助窓の第3の例の出合框の領域における側断面図である。 ブルノーズシールがなく、侵入遮断器を組み込んでいる第4の例のフレームレス補助窓の側面断面図である。 補助窓装置が再封可能ファスナで取り付けられた状態での窓コーナの透視等角図である。 再封可能ファスナの取り付け中の図32Aの窓の平面F−F’での側断面図である。 再封可能ファスナの取り外し中の図32Aの窓の平面F−F’での側断面図である。 図32Aの窓の平面F−F’での側断面図である。 図32Aの窓の平面F−F’での側断面図である。 図32Aの窓の平面F−F’での側断面図である。 各ガラス部分に補助窓装置が取り付けられたスライド窓の正面図であり、図33の平面図の平面G−G’における側断面図である。 各ガラス部分から取り外された図33の補助窓装置を備えたスライド窓の正面図であり、図34の正面図の平面H−H’における側断面図である。 各ガラス部分上に補助窓装置を備えた開いたスライド窓の正面図であり、図35の正面図の平面I−I’における側断面図である。 可動窓に支柱を備えた各ガラス部分に取り付けられた補助窓装置を備えたスライド窓の正面図であり、図36の正面図の平面J−J’における側断面図である。 可動のガラス部分に支柱を備えた各ガラス部分に補助窓装置を備えた開いたスライド窓の正面図であり、図37の正面図の平面K−K’における側断面図である。 窓ガラスとスペーサとの間の閉鎖部を提供する例示的な構成の側面図である。 窓ガラスとスペーサとの間の閉鎖部を提供するための別の例示的な構成の側面図である。 各ガラス部分に取り付けられた補助窓装置を備えたスライド窓の正面図及び正面図の平面J−J’における上面図である。 補助窓装置が取り付けられたスライド窓で利用できる自己接触性スパイラルシールの側面図である。 結露からの粘着層と窓ガラスとの界面付近の保護を備えた既設の窓のコーナの斜視図である。 剥離力が係合解除を提供するように、係合領域のエッジまたはコーナで係合解除を開始する機構を示すために一部が取り除かれた既設の窓のコーナの斜視図である。 補助窓装置が各ガラス部分に取り付けられたスライド窓の正面図であり、支柱が垂直軸を中心に回転可能であり、支柱が敷居に載っているときの部分的に解放された補助窓装置部分の安定性を改善する。 図44AのN−N’におけるK−K’に沿った図である。 図44AのK−K’のN−N’に沿った図である。
詳細な説明
本発明を、詳細な例示的実施形態を参照して以下に説明する。本発明は、多種多様な形態で実施することができ、そのいくつかは開示された実施形態のものと全く異なり得ることは明らかである。したがって、本明細書で開示される具体的な構造詳細及び機能詳細は単に代表的なものにすぎず、本発明の範囲を限定するものではない。
本発明は、採光用開口内または採光用開口上にシート材を取り付け、採光用開口内または採光用開口近傍に、ある量の気体を実質的に密閉しまたは閉じ込めるためのいくつかの実施形態を提供する。本発明における「フレームレス補助窓」という用語は、補助窓が取り付けられる窓ガラスとほぼ同じ大きさの領域を完全に取り囲む、実質的には剛性または非可撓性の構造を持っていない補助窓を表す。
本発明において、一実施形態では、シート材、シート材に垂直な所定の寸法のスペーサまたは柱、ブルノーズエッジシール、コーナブレース、バネ機構、及び侵入遮断器が一緒に組み合わされて、ある量の気体(典型的には空気であるが、空気に限定されない)を実質的に密閉し閉じ込めるフレームレス補助窓ユニットを提供する。任意選択で、シート材(典型的には透明であるが、着色されまたはコーティングされる場合がある)は、エッジシールの一部として機能し得る。一実施形態では、柱は、採光用開口の窓ガラスに接触しまたは付着してもよい。シート材は、透明、非不透明、半透明(translucent)、低放射率、半透明(semi−transparent)、不透明、可視光線透過、赤外線反射もしくは赤外線吸収、紫外線反射もしくは紫外線吸収、または窓の内側から見たときに最小限の屈折歪みを有する材料などのいずれかの所望の種類の材料であってもよいが、これらに限定されない。シート材の可視光透過特性の範囲は、本発明の断熱性の態様にとって重要ではないが、採光用開口を通して見るための窓の機能を維持するために、できる限り歪みのない光学的透明度を維持することが好ましい。
なお、そのような実施形態は、採光用開口またはその部分の手動測定法を用いて指定され、または上記で引用されたWexlerの米国特許第8,923,650号や、米国特許第9,230,339号、米国特許第9.208,851号、米国特許第9,691,163号、及び米国特許第9,842,397号に記載された方法を用いて指定及び配送が行われてもよい(これら特許の開示は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)。これらの測定方法に加えて、米国出願第14/320,973号に記載されている方法を用いて、サービスプロバイダまたは製造業者に提供されるユーザが取得した手動測定の精度を確認し、そのような精度に関するフィードバックを、任意選択で、測定が特定の基準を満たしていない場合には再測定の要求を含めて、手動測定値取得者に提供することができる。
当技術分野では、特に採光用開口及び窓の態様を説明するために様々な用語が使用される。本発明を説明する際に、「窓」は、マリオンまたはトランサムによって分離されていない1つの採光窓または複数の採光窓を含む単一フレーム内の窓構成要素を指し得る。本発明を説明する際に、用語「内側」及び「外側」は、採光用開口が存在する外壁に対して、それぞれ屋内側及び屋外側を表すのに用いられる。「内向き」及び「外向き」とは、それぞれ、採光用開口の中心により近い方向の位置、及び採光用開口の中心からより遠い方向の位置を表す。「窓要素」という用語は、窓ガラス、フレーム、サッシ、框、縦框、桟、レール、出合框、わき柱、またはそれらのパーツを含むがこれらに限定されないいずれかの窓部分を指す。
なお、様々な人々または事業体が、本発明の種々の態様を実施することができる。「エンドユーザ」とは、本発明の補助窓パーツの指定、注文、設置、または使用を行い、デジタル画像取り込み、メタデータ供給、及び/または本発明のプロセスの設計ステップの確認を実施し得る個人もしくは事業体またはそれらの被指名人をいう。「サービスプロバイダ」とは、エンドユーザからの注文の審査及び承認もしくは確認、画像処理能力の提供、パーツの設計(「設計者」として)、製造(「製作者」として)、もしくは設置(「設置作業員」として)、またはそのようなパーツの設置のサポートなど、本発明の方法の一部であるサービスを実施する個人または事業体をいう。
各補助窓の実施形態は、窓ガラスに隣接した実質的に密閉され閉じ込められた空気の実質的に「停滞空気」の空間または層を作製し、断熱特性を提供し、好ましくは対流ループの形成を抑制する好ましくは約0.15インチ〜0.75インチの寸法を窓ガラスと透明シートとの間に有する。約0.15インチ未満の寸法では、断熱特性に影響を与える可能性があり、約0.75インチを超える寸法では、望ましくない対流熱伝達を引き起こす可能性がある。そのような「停滞空気」空間は、特に空間の片側が直接屋外に接する窓ガラスである場合は、「停滞空気」空間に接して空間の湿度を低く保ち、空間内で結露が発生する可能性を減らすデシカント材を任意選択で有してもよい。
補助窓パーツが取り付けられた状態で窓または窓周り装飾操作要素を作動できるようにするには、補助窓ユニット全体またはその一部が、窓周り装飾、窓周り装飾操作要素、または窓の可動部分の移動または作動を妨げないように取り付けられるように、プラスチックシートが取り付けられ得る。窓の開閉を可能にする本発明の一態様は、特に縦スライド窓または横スライド窓については、カスタム補助窓装置の一部の取り付け及び取り外しを容易にする能力である。
フレームレス補助窓の第1の例の内側正面図を図1に示す。全体として10で示される窓は、既設の窓フレームまたは窓サッシ12、既設の窓に取り付けられたフレームレス補助窓11、及び補助窓11の外側にある窓ガラス(図示せず)を備える。なお、補助窓は、窓ガラスが補助窓の内側に面するように、窓ガラスの外側に取り付けてもよい。補助窓は、シート材14、ブルノーズエッジまたはブルノーズシール16、コーナブレース22、取り付け機構18(例えば、吸着カップ)付きの柱20、バネ24、ならびにシール26及びシール28(例えば、パイル、Oリング、ゲル、乾燥粘着性材料、発泡材など)を備える。なお、シート材は、窓ガラス上に張り出すシートのエッジと窓ガラスの最も近いエッジとの間に延在する周辺部領域を画定する。また、この実施形態のシール16と後に説明するシールの実施形態とは、ブルノーズ形状及びスパイラル形状を提示しているが、シートに封をし、窓ガラスと密閉された空間を形成する他の形状が、本発明によって企図されており、本発明で使用され得る。そのような他の形状には、「[」形状、「<」形状、または「〜」形状のエッジまたはシールが含まれ得るが、これらに限定されない。シールを平面シートに取り付ける場合は、シートに取り付けるための平面部分と、以下に説明するようなコーナブレースまたはコーナ閉鎖部に適合するのを支援するように曲げられまたは形成されるコーナとを有する断面シール形状を形成することが有益であり得る。
シート材には、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンテレフタレートグリコール(PET−G)、コポリエステルもしくはポリプロピレン(UV安定化が好ましい)などのポリマープラスチック材料、または当技術分野で周知の薄い可撓性ガラスが含まれ得る。シクロヘキサンジメタノールが添加されたPETなどのポリマープラスチック材料またはPETなどのコポリエステルを使用する場合、推奨される厚さは約3ミル〜約20ミルの範囲である。例えば、Eastman Chemical Companyによって製造されたTritan(商標)、Spectar(商標)、またはその他のコポリエステルなどのコポリエステルをシート材に用いてもよい。全てが単一の連続した材料片から形成されるように、スペーサ及び足部をシート材から形成する場合は、光学的歪みを最小限に抑え、そのような歪みを周辺部領域に局在化させるために、10ミル〜20ミルの厚さが好ましい。また、この好ましい厚さの範囲により、1)束縛器が使用される場合に必要な材料の使用量が少なくなるように、溝穴の寸法が細く、束縛の手順が少なくなり、2)厚さが薄い場合と比較して、ユーザにとって取り扱いが容易になり、3)軽量の状態が維持され、4)スペーサ及び足部の形成が容易となる。約60ミルよりも厚いポリマープラスチックシートは、ガラス部分取り付けに失敗し、ユーザによる取り扱いを困難にする原因となる場合があることに留意されたい。約3ミルよりも薄いシートは、製造時の取り扱いの困難さ、取り付け時の面外への変形し易さ/撓み易さ、及び耐久性の低下をもたらし得る。厚さの決定に用いられる要因には、ユーザによる取り扱いの容易さ、コスト削減のための重量制約、取り付けの一体性、及びアタッチメントの大きさが含まれる(つまり、重量が大きくなると、窓ガラスへの取り付けに要する面積が大きくなり得る。例えば、4つの吸着カップでは総定格が約2ポンドである標準的な「ミニ」サイズの吸着カップの範囲内のままであるためには、約2平方フィートのシート領域の場合、PET素材については約70ミル未満のシート厚が要求され、または可撓性ガラスについては約40ミル未満のシート厚が要求される。)。ただし、後述の乾燥粘着物や3M(商標)VHB(商標)アクリル粘着機構など、他の取り付け機構を使用する場合は、高荷重能力及びより大きな取り付け表面積の結果として、より厚いシート材を使用することができる。熱成形されたシールの梁強度とシートの厚さとの組み合わせにより、取り扱いが容易になる。PETの場合に、取り扱いを容易にするには、縁取りシール及びシートの厚さの合計は、約6ミルよりも大きいことが好ましい。
フレームレス補助窓の第2の例の正面図を図2に示す。全体として30で示される縦スライド窓(例えば、ダブルハング窓)は、動かせる下部サッシを有する縦スライド窓(シングルハング窓またはダブルハング窓)に見られるような既設の窓フレーム38を備える。上側及び下側の窓サッシはそれぞれ、上側及び下側の窓ガラス31上にそれぞれ設置されたフレームレス補助窓を有する。上側及び下側の補助窓のシート材32は、図示するために部分的に示しており、通常は、窓ガラスの全てまたはほぼ全てを覆う。窓30は、既設の窓フレーム38、窓ガラス31を保持する上側及び下側のサッシ34、上側及び下側のフレームレス補助窓37、まぐさ40を含む窓周り装飾(例えば、ブラインド)、格納されたブラインド42、昇降コード48、ならびに昇降棒35を含む。各補助窓37は、シート材32、ブルノーズエッジまたはブルノーズシール36、コーナブレース46、取り付け機構44(例えば、吸着カップ)付きの柱33、バネ43、及びシール45(例えば、パイル、Oリング、ゲル、乾燥粘着性材料、発泡材など)を含む。
図2の窓の例の側断面図A−A’を図3に示す。全体として30で示される窓は、下側及び上側の既設の窓フレーム及び敷居38、まぐさ40を含む窓周り装飾(例えば、ブラインド)、格納されたブラインド42、上側及び下側の窓ガラス31、上側及び下側の窓の上側サッシ框34及び下側サッシ框34、ならびに上側及び下側の補助窓37を備える。上側及び下側の補助窓37は、シート材32、コーナブレース46、取り付け機構44(例えば、吸着カップ)付きの柱33、ブルノーズエッジまたはブルノーズシール36、プラスチックシートと窓ガラスとの間に実質的に密閉された(または閉じ込められた)空間(例えば、空気)52を形成するシール(例えば、パイル、Oリング、ゲル、発泡材など)45を含む。
図2及び図3の窓30では、取り付け機構と、プラスチックシートを通して視認可能な領域とは、主にガラス部分の可視領域の範囲内にある。内側または外側に取り付けるために、窓の開閉操作中に、サッシからサッシとの境界面の範囲内に存在するガラス部分31に垂直な補助窓ユニットの間隔及び厚さの寸法を、窓の操作中に、サッシからサッシの境界面の範囲内に存在しないガラス部分31に垂直な補助窓ユニットの間隔及び厚さの寸法よりも、有利に小さくすることができる。図2及び図3にも示すように、上部サッシ上の補助窓ユニットは下部サッシの移動経路の外側にあり、したがって、窓は補助窓ユニットが所定の位置にある状態であっても操作可能なままである。
縦スライド窓または横スライド窓については、スライド部分をスライドさせることによって窓を開くときに、カスタム補助窓ユニットが所定の位置に留まることができるように、固定部にわたる補助窓シートからガラス部分の間隔寸法を、スライド部にわたる補助窓シートからガラス部分の間隔寸法よりも有利に小さくする(例えば、約0.15インチまで小さくする)ことができる。そのような場合には、プラスチックシートを取り付けるための補助窓部材も同様に、取り付けられるシートに垂直な寸法が約0.25インチ未満でなければならない。同様の取り付け構成を横スライド窓に使用して、窓の操作を妨げないようにすることができる。あるいは、窓のスライド部の操作性は、固定サッシ上の補助窓パーツを、窓を開く前に取り外し、窓を閉じた後に再取り付けすることによって達成してもよい。そのような場合には、不動サッシ上の補助窓ユニット間隔寸法は、不動サッシガラス部分と可動サッシとの間の距離よりも大きくすることができる。
フレームレス補助窓の一実施形態の斜視図を図4Aに示す。全体として60で示される窓は、窓フレームまたは窓サッシ62、窓ガラス部分64、シート材66、ブルノーズエッジシール68、コーナブレース74、Oリングシールまたはパイルシール76、柱70、取り付け機構72、及びバネ78、79を備える。2つのバネを示しているが、どちらか一方を単独で使用してもよく、または両方を併用してもよい。シート材は、補助窓のコーナ領域を示すことができるようにするために、一部のみを示す。一実施形態では、シート材66は、ブルノーズエッジシールパーツ68から分離しているが、ブルノーズエッジシールパーツ68に結合されているパーツである。それらは、同じ材料または異なる材料及び/または同じ材料であるが厚さが異なる材料を含み得る。あるいは、シート66及び縁取り68は、単体要素である材料の同一の単一シートから製造されてもよい。
縁取り68は、ガラス部分64により近いシート66の表面に好ましくは取り付けられた構成にて示すが、この取り付けを代替的に、ガラス部分64からより遠いシート66の表面に行うようにしてもよい。ブルノーズエッジは、エッジを強制的に円弧形状にして、そのような円弧形状の状態で材料を熱処理し、その結果、熱源を取り去った後に材料がほぼ「U」字形状を保持することによって形成することができる。ブルノーズエッジによって作り出された円弧は、取り付け時に圧縮され、そのエッジの部分の近くに、空隙を実質的に密閉して窓ガラスに接触し、シート材が窓ガラスに向かって垂れ下がらないようにするのを助ける。ブルノーズエッジとして使用するのに適した材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンテレフタレートグリコール変性(PETG)、ポリプロピレン、またはポリエチレンがあり、例えば、約2ミル〜約10ミルの厚さ、好ましくは約2ミル〜約6ミルの厚さのPETが、様々な商品名で市販されている。PET、PETG、ポリエチレン、またはポリプロピレンを使用する場合は、補助窓の寿命を向上させるために、紫外線安定剤を材料に組み込むことができる。
エッジ材は、光学的に透明、半透明(semi−transparent)、半透明(translucent)、または不透明にすることができ、Melinex(商標) TCH22UV、TCH24UV、STCH22UV、またはSTCH24UVに見られるようなUV安定剤を含んでもよい。非透明材料の非限定的な例としては、気体もしくは空気の微小空隙を含むプラスチック材料、または周知のMelinex(商標)、もしくはMitsubishi Polyester Film, Inc.,Mitsubishi Plastics, Inc.,Greer, South Carolina, USAが製造しているフィルム製品のHostaphan(商標)シリーズなどの市販の材料に見られるような無機酸化物材料や硫酸塩材料などの高屈折率材料がある。記載されたエッジ材の実施形態は、開いた円弧を含むエッジ材を示すが、エッジ材は、例えば、開いた円弧について説明されたものと同様の壁厚を有する、押し出しチューブを使用して形成されるような閉じた円弧を含んでもよい。
柱70は、シート材に突き通して、ねじ70及びナット71などの何らかの好適な機構によってシート材に固定される。取り付け機構72は、ガラス部分64に近接した柱の部分に固定される。この例では、取り付け機構は吸着カップである。取り付け機構のさらなる選択肢については、以下でさらに詳細に説明する。この例のバネ機構は、円形要素79に固定された比較的平坦なプラスチックまたは金属のバンド78を備える。バネ機構が柱に寄りかかるとき、バネ機構の機能は、コーナブレース74に外向きの力を加えて、窓フレームまたは窓サッシ62のコーナに対するコーナブレース74の位置を維持することである。バネ機構の代替の選択肢については、以下でさらに詳細に説明する。
コーナブレース74は、中実プラスチックまたは独立気泡発泡材などの何らかの好適な材料から製造され、(1)補助窓のコーナ部分に構造的剛性を与え、(2)シート材66と窓ガラス64との間に形成される閉じ込められた空気層61への空気の漏れ、もしくはこの空気層61からの空気の漏れを防止する1つ以上のシール76のためのプラットフォームを提供し、または(3)コーナが特にシールされていない場合に、そのような漏れを防止するための機構を提供するように機能する。コーナブレース及び密封機構の代替の選択肢については、以下でさらに詳細に説明する。
なお、この実施形態では、柱及び取り付け機構の組み合わせは、補助窓を窓ガラスに取り付ける手段を提供するだけでなく、窓ガラスとシート材との間の最適な間隔も設定する。あるいは、これらの機能は独立した要素によって提供してもよく、例えば、窓ガラスとシート材との間に別個の目立たないオフセットスペーサを挿入する場合があり、スペーサ機能は、スペーサ機構(例えば、柱など)またはこの機能を提供するための他の何らかの好適な手段によって提供される。これらの代替実施形態では、取り付け機構はいかなる間隔機能も実行する必要がなく、したがって、この要素の寸法に対する間隔に関連した制約はない。
なお、間隔機能は、本発明にとって重要ではない実際の実施態様を用いた多くの方法で達成することができる。一実施形態では、間隔機能を、別個のスペーサパーツ(図示せず)によって提供してもよい。別の実施形態では、スペーサ機能を、特定の長さにすることができる取り付け機構(すなわち、柱または装着機構)に組み込んで、窓ガラスとプラスチックシートとの間に適切な間隔を設けることができる。さらに別の実施形態では、スペーサ機能は、熱成形などの何らかの好適な手段を用いて作製される連続したもしくは溶接したブルノーズエッジ材料で構成される硬質ブルノーズエッジ材料または閉じたコーナによって提供してもよい。あるいは、コーナブレースといずれかの突出物との厚さが、窓ガラスとプラスチックシートとの間に適切な間隔をもたらす長さに設定される突出物またはその他の手段を介して、間隔機能をコーナブレースに組み込んでもよい。
フレームレス補助窓の別の実施形態の斜視図を図4Bに示す。全体として80で示される窓は、窓フレームまたは窓サッシ82、窓ガラス部分84、シート材86、ブルノーズエッジシール88、コーナブレース90、任意選択のOリングまたはパイルシール(図示せず)、バネ機構92、及びファスナ94を備える。シート材は、補助窓のコーナ領域を示すことができるようにするために、一部のみを示す。一実施形態では、シート材86は、ブルノーズエッジシール88から分離しているが、ブルノーズエッジシール88に結合されている。それらは、同じ材料または異なる材料及び/または同じ材料であるが厚さが異なる材料を含み得る。あるいは、それらは、単体要素である材料の同一の単一シートから製造されてもよい。ブルノーズエッジは、エッジを強制的に円弧形状にして、そのような円弧形状の状態で材料を熱処理し、その結果、熱源を取り去った後に材料がほぼ「U」字形状を保持することによって形成することができる。
この実施形態では、バネ機構92は、シート材に穴を開け得るかまたは穴を開けなくてもよいネジ、リベット、粘着物などの何らかの好適な手段94を介してシート材に固定される「U」字形状のプラスチック片または金属片を備える。バネ機構の機能は、コーナブレース90に力を加えて、コーナブレースの位置を窓フレーム82のコーナに維持することである。また、バネ機構は、シート材86と窓ガラス84との間に閉じ込められた空気層の最適な間隔81を決定するように機能してもよく、またはそのように機能しなくてもよい。バネ機構92は、上記及び下記の両方で説明される取り付け機構と組み合わせて使用され得る。
フレームレス補助窓のさらなる実施形態の斜視図を図4Cに示す。この実施形態の例は、フレームレスであるのみならず、上記の図4A及び図4Bの実施形態とは異なって、コーナブレース及びバネも欠いている。全体として100で示される窓は、窓フレームまたは窓サッシ102、窓ガラス部分104、シート材106、及びブルノーズエッジシール108を備える。シート材は、補助窓のコーナ領域を示すことができるようにするために、一部のみを示す。シート材106は、上述のようにブルノーズエッジシール108から分離しているが、ブルノーズエッジシール108に結合されていてもよく、またはこの実施形態に示すように、それらは単一の一体化された統一体として同じ材料から作製されていてもよい。それらは、同じ材料または異なる材料及び/または同じ材料であるが厚さが異なる材料を含み得る。あるいは、それらは、単体要素である材料の同一の単一シートから製造されてもよい。ブルノーズエッジは、エッジを強制的に円弧形状にして、そのような円弧形状の状態で材料を熱処理し、その結果、熱源を取り去った後に材料がほぼ「U」字形状を保持することによって形成することができる。
この実施形態では、ブルノーズエッジのコーナは、接着、熱溶着、レーザ溶接、超音波溶接、溶剤接着、ステープル留めなどの何らかの好適な手段を使用して、留め継ぎにされて結合される。留め継ぎにされたコーナを形成するために使用される実際の機構に関わらず、密閉されまたは閉じ込められた空気層101への空気の漏れ、またはこの空気層101からの空気の漏れを防ぐためには、この結合が実質的に気密であることが重要である。コーナ109として示されるシート106に垂直なそのようなブルノーズエッジコーナ部分は、ブルノーズエッジ材の連続片であってもよく、または上記の好適な手段のいずれかを使用して結合された別個のブルノーズエッジ108片によって形成される接合部であってもよい。
さらに、ブルノーズエッジシール108の底部分は、ガラス部分104に隣接するブルノーズエッジシールによって画定される全周囲に実質的に沿ったシーリング材のストリップ105を任意選択で備える。このシーリング材は、油被覆材、グリース被覆材、ゲル、乾燥粘着性材料、発泡材、ゴムなどの何らかの好適な材料を含み得る。好適な乾燥粘着性材料の例としては、両面テープ、UM! Brands,Chino,California,USAが販売しているナノ吸着粘着性材料のEverSTIK Nanosuction材料、米国特許第8,206,631号、第8,398,909号、ならびに米国公開第2012/0319320号、第2012/0328822号、及び第2013/0251937号に記載されているような材料及び方法、またはGeckskin(商標)材料及び構造がある。材料の特性は、(1)密閉された空気層の密封、及び(2)補助窓の窓ガラスへの貼り付け(すなわち、付着)の両方の機能を提供するのに十分であることが好ましい。これらの機能は、窓フレームもしくは窓サッシ102に接触するブルノーズエッジの側面、またはブルノーズエッジの底部(ガラス部分104の近く)にそれぞれ設置された材料の単一ストリップ103または105によって達成され得る。代替として、それらを、2つの別個の材料ストリップを使用して達成してもよい。つまり、(1)閉じ込められた空気層を密封するための、ブルノーズエッジの底部にある第1のストリップ105、及び(2)補助窓を窓フレームまたは窓サッシに接触させるための、ブルノーズエッジの側面にある第2のストリップ103である。代替として、ストリップの機能を逆転させて、ブルノーズエッジの側面にあるストリップが密封をもたらし、ブルノーズエッジの底部にあるストリップが窓ガラスへの付着をもたらしてもよい。
図4Cの実施形態では、後に説明する図11Aのように、エッジに沿ったブルノーズエッジシール、またはコーナにあるブルノーズエッジシールが、シートと窓ガラスとの間の所望の最適な間隔を提供する。上記のブルノーズエッジシールの実施形態では、ブルノーズエッジシールが内向きの側に開いた「U」字形状の開口部を示しているが、当業者であれば、図21A及び図21Bに示すように、ブルノーズエッジシールが代わりに外向きの方向に開いていてもよいことを認識するであろう。そのような実施形態では、ブルノーズエッジシールの端部は留め継ぎにされ得、コーナ開口部は、ブルノーズエッジシールから外向きの側に設置された、後に説明するコーナブレースで塞がれ得る。あるいは、そのような実施形態のいずれのコーナ開口部も、内向きのブルノーズ形状を提供するように形成し構成され、バネとブルノーズエッジシールとの間に設置されたプラスチックフィルムまたはプラスチックシートの角を切り取った長方形(角丸長方形とも呼ばれる)、例えば細長い八角形で塞ぐことができる。そのような実施形態は、取り付け時に、窓サッシ及び窓ガラス部分によって形成されたコーナに接触するブルノーズエッジシールを備えるように構成され得る。
次に、コーナブレース構成要素の組み立てに関して、いくつかの選択肢を説明する。コーナブレースの第1の例を図5Aに示す。この実施形態では、コーナブレースは、コーナ112の内部で留め継ぎにされまたは別の方法で形成された実質的に中実の円柱形状材110を備える。コーナブレースは、独立気泡発泡材、中実プラスチックなどの何らかの好適な材料から作製することができる。上に述べたように、コーナブレースは、窓フレームまたは窓サッシに設置されたときに、補助窓に構造的剛性及びコーナ閉鎖を提供するように機能し得る。
コーナブレースの第2の例を図5Bに示す。この実施形態では、コーナブレースは、コーナ116の内部で留め継ぎにされまたは別の方法で形成された実質的に中空の円柱形状材114を備える。コーナブレースは、独立気泡発泡材、中実プラスチックなどの何らかの好適な材料から作製することができる。
コーナブレースの第3の例を図5Cに示す。この実施形態では、コーナブレースは、コーナ120の内部で留め継ぎにされまたは別の方法で形成されたおおよそ半分の中空円柱形材料118を備える。コーナブレースは、独立気泡発泡材、中実プラスチックなどの何らかの好適な材料から組み立てることができる。
コーナブレースの第4の例を図5Dに示す。この実施形態では、コーナブレースは、コーナ124の内部で留め継ぎにされまたは別の方法で形成されたおおよそ半分の中実円柱形材料122を備える。コーナブレースは、独立気泡発泡材、中実プラスチックなどの何らかの好適な材料から組み立てることができる。
次に、バネ機構の組み立てに関して、いくつかの選択肢を説明する。バネ機構の第1の例を図6Aに示す。一実施形態では、バネ138は、2つのループを有する「8」の字形状を形成するように構成された実質的に長方形のプラスチック材を含む。バネの厚さは、約0.002インチ〜約0.010インチの範囲であり、好ましくは、約0.003インチ〜0.007インチの範囲である。バネ138は、柱136がループの一方を通って挿入され得るように、プラスチック材を曲げまたは熱成形することによって形成することができる。いくつかの実施形態では、ループの一方をコーナブレース130に取り付けてもよい。
別の実施形態では、バネ138は、何らかの好適な可撓性材料、例えば、プラスチック、金属などから、楕円形または涙滴形状の「8」の字ループとして形作られる。2つのループのうちの一方が、柱136(取り付け時に吸着カップ134によって適切な位置に保持される)の周りに巻き付く。なお、バネ138のこの部分は、この部分がキャップの下にあることを示す破線で示してあり、キャップが透明な材料で作られていない場合には見ることができない。柱136に押し付けると、他方のループが外向きにバネの力を加えて、コーナブレース130及びブルノーズコーナ132を窓フレームまたは窓サッシ(図示せず)のコーナへ押しやるように作用する。図6Aに示す「8」の字形状は、両方のループが閉じられていることを示しているが、バネの機能性、及び柱に巻き付く機能性を維持する限りは、ループの一方または両方が開いていてもよいことが当業者には理解されよう。また、図6B〜図6Fの実施形態とは対照的に、上記の実施形態の両方においては、ナットが必要とされないことにも留意されたい。
バネ機構の第2の例を図6Bに示す。この実施形態では、バネ148は、例えば、プラスチック、金属などの何らかの好適な可撓性材料から、平坦なバンドまたは湾曲したバンドとして形作られている。バネ148は、柱146(吸着カップ144によって適切な位置に保持される)とコーナブレース140との間に圧縮されて設置されており、外向きのバネ力を加えて、ブレース140及びブルノーズコーナ142を窓フレーム(図示せず)のコーナに押しやるように作用する。
バネ機構の第3の例を図6Cに示す。この実施形態では、バネ158は、例えば、プラスチック、金属、発泡材(独立気泡発泡材など)などの何らかの好適な材料から、「T」の字形状の平坦なバンドまたは湾曲したバンドとして形作られている。バネ158は、柱156(吸着カップ154によって適切な位置に保持される)とコーナブレース150との間に圧縮されて設置されており、外向きのバネ力を加えて、ブレース150及びブルノーズコーナ152を窓フレーム(図示せず)のコーナに押しやるように作用する。
バネ機構の第4の例を図6Dに示す。この実施形態では、バネ168は、例えば、発泡材などの何らかの好適な圧縮性材料から、台形形状片または三角形状片として形作られている。バネ168は、柱166(吸着カップ164によって適切な位置に保持される)とコーナブレース160との間に圧縮されて設置されており、外向きのバネ力を加えて、ブレース160及びブルノーズコーナ162を窓フレーム(図示せず)のコーナに押しやるように作用する。
バネ機構の第5の例を図6Eに示す。この実施形態では、例えば、プラスチック、金属などの何らかの好適な材料から、螺旋バネなどの従来型のバネ178が作製される。バネ178は、柱176(吸着カップ174によって適切な位置に保持される)とコーナブレース170との間に圧縮されて設置されており、外向きのバネ力を加えて、ブレース170及びブルノーズコーナ172を窓フレーム(図示せず)のコーナに押しやるように作用する。
バネ機構の第6の例を図6Fに示す。この実施形態では、バネ179は、例えば、プラスチック、金属などの何らかの好適な可撓性材料ストリップから、「C」字形状、「U」字形状、または涙滴形状として形作られ、ストリップの各端部付近に穴がある。2つの穴を一直線に並べて、「C」字形状、「U」字形状、または涙滴形状に形成される場合、柱及び/または吸着カップのネックが2つの穴に挿し込まれる。バネ179の取り付け時に、バネ179は、柱177(吸着カップ175によって適切な位置に保持される)とコーナブレース171との間で圧縮され、外向きのバネ力を加えて、ブレース171及びブルノーズエッジシールコーナ173を窓フレームまたは窓サッシのコーナに押しやるように作用する。図のように、バネ179の三角形部分は、コーナブレースと接触する弧の部分の近くの各エッジに沿って任意選択で省かれて、バネ179をコーナに配置しておくのに役立ち得る。
次に、コーナ密封機構の組み立てに関して、いくつかの選択肢を説明する。なお、各選択肢では、中実のコーナブレースが例として用いられる。各密封機構の選択肢は、図5A、図5B、図5C、及び図5Dに示すコーナブレース選択肢のどれにも対応できるよう修正できることが理解される。
コーナ密封機構の第1の例を図7Aに示す。この第1の例のコーナ密封機構は、好適な材料182で全体的または部分的に被覆された実質的に中実のコーナブレース180を備える。コーナブレース180のアームの断面は、他のシーリング材との組み合わせが、実質的に密閉された空間への空気の流入、またはこの空間からの空気の流出を妨げる限り、円柱形、長方形、正方形、楕円形などの任意の適切な形状を取ることができる。コーナブレース180は、補助窓のコーナに必要な強度、形状、及びシール性を提供するために、材料182と組み合わせて十分な剛性及び不透過性を有する中実プラスチックまたは圧縮性発泡材料(連続気泡または独立気泡)を含み得る。被覆または層182は、オイル、グリース、ゲルなどの密封特性を有する材料を含み得る。さらに、コーナブレース180は、コーナブレースをその適切な位置に保持するのに十分な粘着性を有する材料を含んでもよい。そのような材料は、ゲル、剥離可能な粘着物、接着剤などを含み得る。さらに、被覆は、密封特性及び粘着特性の両方を有する材料を含んでもよい。
コーナ密封機構の第2の例を図7Bに示す。この第2の例のコーナ密封機構は、好適な材料の1つ以上のストリップ186、188(この例では2つを示している)を有する実質的に不透過性のコーナブレース184を備える。コーナブレース184は、円柱形、長方形、正方形、楕円形などの任意の適切な形状を取り得る。コーナブレース184は、補助窓のコーナに必要な強度を与えるのに十分な剛性を有する中実プラスチックまたは圧縮性発泡材料(連続気泡または独立気泡)を含み得る。材料ストリップは、取り付け時に、ストリップの一方がシートに接触し、他方のストリップがガラス部分に接触するように、コーナブレース184の頂上(シートの側)部分及び底(ガラス部分の側)部分に配置されるのが好ましい。ストリップ186、188は、オイル、グリース、ゲル、Oリングコードなどの密封特性、または発泡材もしくはパイルなどの空気輸送抑止特性を有する材料を含んでもよい。加えて、ストリップ186、188は、コーナブレース184をその適切な位置に保持するのに十分な粘着性の材料を含んでもよい。そのような材料は、ゲル、剥離可能な粘着物、接着剤などを含み得る。加えてまたは代わりに、ストリップは、密封特性及び粘着特性の両方を有する材料を含んでもよい。また、コーナブレース184のアーム上に設置された、パイル、発泡材、またはシリコーンなどの好適なエラストマを含むOリングシール189によって、さらなるシール性が提供される。
コーナ密封機構の第3の例を図7Cに示す。この第3の例のコーナ密封機構は、実質的に不透過性のコーナブレース190を備え、このコーナブレース190は、コーナブレース190のアームに巻き付けられた1つ以上のシーリングバンド192(この例では1つを示す)を有する。バンド192は、密封及び/または粘着性/吸着力を提供するのに適した材料を含む。コーナブレース190は、円柱形、長方形、正方形、楕円形などの任意の適切な形状を取り得る。コーナブレース190は、補助窓のコーナに必要な強度、形状、及びシール性を提供するのに十分な剛性を有する中実プラスチックまたは圧縮性発泡材料(連続気泡または独立気泡)を含み得る。バンド192は、パイル、発泡材、またはシリコーンなどのエラストマなどの気流抑止特性と、オイル、グリース、ゲルなどの密封特性とを有する材料を含み得る。さらに、バンド192は、コーナブレースをその適切な位置に保持するのに十分な粘着性を有する材料を含んでもよい。そのような材料は、ゲル、剥離可能な粘着物、接着剤などを含み得る。さらに、バンド192は、密封特性及び粘着特性の両方を有する材料を含んでもよい。バンド192は、補助窓の取り付け時に、密閉された空間と、その密閉された空間の外部の空気との間で、空気の移動を妨げるように、ブレースのコーナでブレースの中心線上に延在させることが好ましい。
コーナ密封機構の第4の例を図7Dに示す。この第4の例のコーナ密封機構は、それぞれが好適な材料で作られたコーナブレース194の各アーム上に、1つ以上のOリング196及びストリップ195を有する実質的に不透過性のコーナブレース194を備える。コーナブレース194は、円柱形、長方形、正方形、楕円形などの任意の適切な形状を取り得る。コーナブレース194は、補助窓のコーナに必要な強度を与えるのに十分な剛性を有する中実プラスチックまたは圧縮性発泡材料(連続気泡または独立気泡)を含み得る。Oリングは、十分な密封特性を提供しさえすれば、エラストマ、プラスチック、パイル、発泡材、または他の何らかの好適な材料から作製することができる。材料ストリップ195は、コーナブレース194の頂上(シート側)部分及び底(ガラス部分側)部分に配置されるのが好ましい。ストリップ195は、エラストマ(シリコーンなど)、プラスチック、パイル、発泡材、フェルトなどの適切な密封特性を有するいずれかの材料を含み得る。さらに、ストリップ195は、コーナブレースをその適切な位置に保持するのに十分な粘着性を有する材料を含んでもよい。そのような材料は、ゲル、剥離可能な粘着物、接着剤などを含み得る。
コーナ密封機構の第5の例を図7Eに示す。この第5の例のコーナ密封機構は、コーナブレースの各アーム上に2つ以上のOリング200を有する実質的に不透過性のコーナブレース198と、それぞれが上記の好適な材料で作られたストリップ199とを備える。コーナブレース198は、円柱形、長方形、正方形、楕円形などの任意の適切な形状を取り得る。コーナブレース198は、補助窓のコーナに必要な強度を与えるのに十分な剛性を有する圧縮性発泡材料(連続気泡または独立気泡)を含み得る。コーナブレースの各アーム上のダブルOリング200は、さらなる密封機能を提供し、十分な密封特性を提供しさえすれば、エラストマ(シリコーンなど)、プラスチック、パイル、または他の何らかの好適な材料から作製することができる。材料ストリップ199は、コーナブレース198の頂上(シート側)部分及び底(ガラス部分側)部分に配置されるのが好ましい。ストリップ199は、エラストマ、プラスチック、パイル、発泡材、フェルトなどの適切な密封特性を有するいずれかの材料を含み得る。さらに、ストリップ199は、コーナブレースをその適切な位置に保持するのに十分な粘着性を有する材料を含んでもよい。そのような材料は、ゲル、剥離可能な粘着物、接着剤などを含み得る。
コーナ密封機構の第6の例を図7Fに示す。この第6の例のコーナ密封機構は、コーナの内部で留め継ぎにされ、または別の方法で形成される、「U」字形状をした、おおよそ半分の中空円柱形材料204を有するコーナブレース202を備える。コーナブレース202は、例えば、硬質プラスチック、可撓性プラスチックなどの何らかの好適な材料から、熱成形または射出成形によって作製され得る。例えば、可撓性のコーナブレースの場合、約3ミル〜20ミルの範囲の厚さを有するポリエチレンテレフタレートが使用され得る。
次に、取り付け機構がシート材を突き通す実施形態の取り付け機構に関して、いくつかの選択肢を説明する。なお、シートの穴は、穴開け器、またはレーザ、または超音波切断などの何らかの好適な手段を用いて作製することができる。加えて、補助窓は、コーナだけでなく、例えば側面に沿ってなど、補助窓の周囲に沿ったどこかに取り付け手段を備えてもよい。以下に説明する実施形態に加えて、Popco, Inc., Minnetonka, Minneapolisから入手可能なプッシュタック付き吸着カップなどの市販の製品を使用してもよい。そのようなタック及び吸着カップの構成を使用する場合に、吸着カップのネック部分または突起部分は、タックのキャップとネック/突起の端部との間にシートが保持された状態で柱として機能し得る。
シート材を貫くまたは突き通す取り付け機構の第1の例を図8Aに示す。この第1の取り付け機構の例では、吸着カップ212は、吸着カップ212のネックまたは突起の対応する凹所に収まるくぼみ、リング、ツマミ、またはバーブ218を有したキャップ216を介してシート材214に固定される。キャップ216は、シートを突き通し、吸着カップのネック部分または突起部分に嵌まり込むように機能する。補助窓が設置されるとき、吸着カップは窓ガラス210に取り付けられる。なお、キャップ216の長さは、使用される吸着カップの寸法と、シートとガラス部分との間の所望の最適な距離とに従って変更してもよい。押しつけられた吸着カップとその支柱(設置位置にある場合の柱)との組み合わせにより、シートとガラス部分との間の距離が決まる。
シート材を貫くまたは突き通す取り付け機構の第2の例を図8Bに示す。この第2の取り付け機構の例では、吸着カップ222は、吸着カップ222のネックまたは突起の中のネジ山付きの差し込み口に噛み合う対応するネジ山228を有したネジ226を介して、シート材224に固定される。あるいは、ネジ226のネジ山は、吸着カップのネックまたは突起の凹所内で材料に切り込ませてもよい。ネジ226は、シートを貫通し、吸着カップの頂上部分にねじ込まれるように機能する。補助窓が設置されるとき、吸着カップは窓ガラス220に取り付けられる。なお、ネジ226の長さは、使用される吸着カップの寸法と、シートとガラス部分との間の所望の距離とに従って変更してもよい。ネジ(設置位置にある場合のネジ)と押しつけられた吸着カップとの組み合わせにより、シートとガラス部分との間の距離が決まる。
シート材を貫くまたは突き通す取り付け機構の第3の例を図8Cに示す。この第3の取り付け機構の例では、吸着カップ232は、吸着カップ230のネックまたは突起の対応する凹所に挿し込まれたときに摩擦嵌めされて適所に保持されるリベットまたはキャップ236を介してシート材234に固定される。キャップ236は、シートを貫通し、吸着カップの頂上部分に収まるように機能する。代替としてまたは加えて、キャップの配置を誘導し及び/または固定するために、吸着カップ上の対応する凹部に収まるバーブまたはツマミ(図示せず)をキャップ236上に設けてもよい。補助窓が設置されるとき、吸着カップは窓ガラス230に取り付けられる。なお、キャップ236の長さは、使用される吸着カップの寸法と、シートとガラス部分との間の所望の距離とに従って変更してもよい。キャップ(設置位置にある場合のキャップ)と押しつけられた吸着カップとの組み合わせにより、シートとガラス部分との間の距離が決まる。
次に、取り付け機構がシート材を突き通さない実施形態の取り付け機構に関して、いくつかの選択肢を説明する。シート材を突き通さない取り付け機構の第1の例を図9Aに示す。この第1の例では、吸着カップ242は、ベルクロなどのフックアンドループ式のファスナを使用して、シート244に固定される。ベルクロの一方の側248(フックまたはループ)は、粘着物、テープ、接着剤などを使用してシートに取り付けられ、他方の側246は、吸着カップの頂上(たとえば、柱部分)に取り付けられる。このようにして、取り付け機構は、窓ガラス240に取り付けることだけではなく、シートとガラス部分との間の距離を決定することの両方を行うように機能する。
シート材を突き通さない取り付け機構の第2の例を図9Bに示す。この第2の例では、吸着カップ252は、粘着物、接着剤、テープまたは他の粘着物ベースの結合技術を用いてシート254に固定される。このようにして、取り付け機構は、窓ガラス250に取り付けることだけではなく、シートとガラス部分との間の距離を決定することの両方を行うように機能する。
シート材を突き通さない取り付け機構の第3の例を図9Cに示す。この第3の例では、吸着カップ262は、EverSTIK、Geckskin(商標)などの市販の乾燥粘着性材料268、または米国特許第8,206,631号、第8,398,909号、ならびに米国公開第2012/0319320号、第2012/0328822号、及び第2013/0251937号に記載され、www.nanogriptech.comに記載されているような他の乾燥粘着物を使用して、シート264に固定される。使用される材料によっては、吸着カップ262を材料268に取り付けるためにアーム266が必要になる場合がある。このようにして、取り付け機構は、窓ガラス260に取り付けることだけではなく、シートとガラス部分との間の距離を決定することの両方を行うように機能する。
代替実施形態では、補助窓の間隔をとる構成(例えば、吸着カップ)は、例えば、束縛構成要素が取り付けられ得る粘着性パッドであって、この粘着性パッドが面内剛性の高い平面バッキング層を含む、粘着性パッドと、ガラス部分に粘着させるための粘着面を少なくとも片面に有する弾性材料の平面層とを含む、剥離可能な乾燥表面粘着デバイスを使用して取り付けられ得る。弾性材料は、WO2012/078249、WO2014/152485、WO2014/123936、及びWO2014/144136(これらは全て、その全体が参照により本明細書に組み込まれる)に記載されているように、少なくとも粘着面に対向する側のバッキング層の上に含浸される。
剥離可能な表面粘着デバイスを使用する場合、弾性材料は、ポリジメチルシロキサンなどのシロキサン系エラストマ、ウレタン系エラストマ、またはアクリレート系エラストマを含むことが好ましい。粘着物、真空、または剥離可能な表面粘着デバイスによるそのような取り付けは、ガラス部分の内側表面または外側表面に行うことができる。吸着カップを使用する場合、窓ガラスへの吸着カップの取り付けには、吸着カップとガラス部分との間に追加の材料を使用することが含まれ得る。例えば、水、塩水、唾液、あるいは液体石鹸または食器洗い石鹸もしくは食器洗い溶液などの他の水性溶液を使用してもよい。好ましい材料としては、キャノーラ油、ヒマワリ油、もしくはコーン油などの植物油もしくは調理油、ワセリン、または石油系もしくはシリコーングリース系のグリース、例えば、ポリジメチルシロキサンなどのグリースがある。
シート材を突き通さない取り付け機構の第4の例を図9Dに示す。この第4の例では、吸着カップ272は、何らかの好適な周知の溶接技術を使用してシート274に固定される。このようにして、シートに溶接される取り付け機構276は、窓ガラス270に取り付けることだけではなく、シートとガラス部分との間の距離を決定することの両方を行うように機能する。
フレームレス補助窓の例の側断面図を示す図を図10Aに示す。この例示的な実施形態では、補助窓299はコーナブレースを有していない。これは、前に説明した図4Cに示すフレームレス及びコーナブレース無しの実施形態に類似している。
シート材291は、ブルノーズエッジシールとは別個であるが結合されていてもよく、またはそれらは単一体として同じ材料から作製されていてもよい。この場合は、それらは同じ材料を含み、同じ厚さであってもよい。ブルノーズエッジは、熱成形、すなわち、エッジを型または形状に巻き付け、熱源を取り去った後に、材料がほぼ「U」字形状または円弧形状を保持するように材料を熱処理することによって、形成することができる。
あるいは、単一体のエッジ部分がシート部分よりも薄くなるように、エッジを引き延ばし、任意選択で切断してもよい。さらに、縁取りシールは、フレームまたはサッシの内向きの面または内側へ向いた面に接触し得るように、縁取りシールを図示の反対方向に湾曲させることができることを当業者は理解するであろう。そのような場合には、例えば、上記の乾燥粘着性材料を使用して、縁取りシールをフレームまたはサッシに封じ込め、図8A、図8B、図8C、及び図9A、図9B、図9C、図9Dに記載されているような間隔をあけて取り付ける手段を使用して、(1)シートへの取り付けと、(2)ガラス部分からシートまでの望ましい間隔とを提供することができる。
図10Aに示す実施形態では、ブルノーズエッジのコーナは、接着、テーピング、熱溶着、超音波溶接、レーザ溶接、ステープル留めなどの何らかの好適な手段を使用して、留め継ぎにされて接合される。留め継ぎにされたコーナを形成しまたは接合するために使用される実際の機構または方法に関わらず、閉じ込められた空気層292への空気の漏れ、またはこの空気層292からの空気の漏れを防ぐためには、この結合が実質的に気密であることが重要である。
ブルノーズエッジの底部分(窓ガラス290に近い部分)は、ブルノーズエッジのこの部分によって形成された全周囲に実質的に沿ったシーリング材のストリップ296を備える。このシーリング材は、オイル、グリース、ゲル、乾燥粘着性材料またはナノ吸着粘着性材料、発泡材、エラストマなどの何らかの好適な材料を含むことができる。シーリング材の特性は、(1)密閉された空気層の密封、及び(2)補助窓の窓ガラス290への貼り付け(すなわち、取り付け)の両方の機能を提供するのに十分であることが好ましい。これらの機能は、ブルノーズエッジの底部(ガラス部分290の近く)に設置された材料の単一ストリップ296、または窓フレームもしくは窓サッシ298に接触するブルノーズエッジに設置された材料の単一ストリップ294によって達成され得る。
代替として、上記の機能を、2つの別個の材料ストリップを使用して達成してもよい。つまり、(1)密閉された空気層を密封するための、ブルノーズエッジの底部にある第1のストリップ296、及び(2)補助窓を窓フレームまたは窓サッシ298に取り付けるための、ブルノーズエッジの側面にある第2のストリップ294である。代替として、この実施形態におけるストリップの機能を逆転させて、ブルノーズの側面にあるストリップが密封をもたらし、ブルノーズエッジの底部にあるストリップが窓ガラスへの付着をもたらしてもよい。図10Aの実施形態では、後に説明する図11Aのように、エッジに沿ったブルノーズエッジシール、またはコーナにあるブルノーズエッジシールが、シートと窓ガラスとの間の所望の最適な間隔を提供し得る。
2つの密閉された空気層を組み込んだフレームレス補助窓の例の側断面図を図10Bに示す。全体として440で示される、この複数シートの実施形態では、第2のシート456が第1のシート446の上に加えられる。この実施形態で提供される第2の実質的に密閉された空間450の寸法は、上に述べた第1のシート446と窓ガラス444との間の第1の実質的に密閉された空間448によって提供される寸法とほぼ同じである。これらの寸法は、補助窓の断熱特性を最大化するために、2つのシート間とシートとガラス部分との間の距離を最適に設定する寸法である。第1のシート446は、上で詳細に説明された技法を使用してガラス部分444に取り付けられる。例えば、ストリップ452が、補助窓をガラス部分に封着するかもしくは取り付けるかのどちらかであるように機能してもよく、または密封及び取り付けの両方の機能を果たしてもよい。同様に、ストリップ454が、補助窓をガラス部分に封着するかもしくは取り付けるかのどちらかであるように機能してもよく、または密封及び取り付けの両方の機能を果たしてもよい。
第1のシートと第2のシートとの間の間隔は、例えば、第1のシートの両面にナットまたは他の保持手段を備えた両方のシートを貫通する柱(図示せず)、所望の間隔を提供するように大きさが決められ、必要な剛性を有し、エッジが両方のシートに取り付けられるブルノーズシール(以下に図11Aに示すように、図示されていないコーナシール閉鎖部を含み得る)などのシール、及び/または各高さのコーナにあるブレースを使用して達成され得る。約15インチを超えるエッジ寸法を有するガラス部分の場合、この実施形態の密閉された空間のエッジに沿って、間隔をあける1つ以上のさらなる柱またはブレースを設けるのが有益である。あるいは、図10Aの実施形態と同様にして、ブルノーズ458が、第1のシートと第2のシートとの間の間隔を実質的に決定してもよい。
第1のシートと第2のシートとの間の第2の空洞450は、上記のようにエッジ460を留め継ぎにしかつ溶接し、エッジ458を両方のシートに溶接、粘着、または別の方法で結合することによって恒久的に形成され得る。ガラス部分444への取り付けは、上記の手段により達成され得る。任意選択で、コーナのそれぞれにおいて両方のシートを貫通する単一の柱には、ガラス部分に取り付けた吸着カップが設けられ得る。代替として、第2の空洞は、第2のシール458と、第1のシート446、または第1のシート446にほぼ平行で最も近い第1のシール459の部分との間で、上記の剥離可能な粘着物460を用いて解放可能に形成されてもよい。第2のシートを第1のシートに取り付ける他の手段としては、第2のボルト(複数可)用のタップまたは他の取り付け機構の付いた第1のボルト(図示せず)、ネジ付きロッド、第1のシートと第2のシートとの間のナット及びネジ穴付きシリンダ/スペーサ、ならびに1つ以上のボルトがある。
複数シートの実施形態において、各シートのエッジから内向きの側にシールを取り付けた状態で、いくつかの周辺部位置に剛性のクリップスペーサを追加して、シート間の間隔を維持することができる。コーナは、第1のシートに取り付けられたときに第2の空洞450を完全に密閉するように、留め継ぎにされ、粘着物を使用して溶接しまたは閉じられ得る。
ブルノーズコーナを対象にしたいくつかの選択肢について説明する。第1の例のブルノーズコーナの斜視図を図11Aに示す。この第1の例では、ブルノーズエッジ300は、シート304周辺部領域に取り付けられるか、シート304周辺部領域の延長部分として形成されるかどちらかである。ブルノーズのコーナ部分は、ブルノーズが形作られたときに、接着剤、粘着物、溶接、テープなどの何らかの好適な手段を使用して結合される留め継ぎ302が形成されるように切断される。この場合、留め継ぎで作った結合は、実質的に気密シールを形成し、補助窓の断熱特性を最大化するために、シートからガラス部分の最適な間隔を提供するように作製され得る。
第2の例のブルノーズコーナの斜視図を図11Bに示す。この第2の例では、ブルノーズエッジ310は、シート314周辺部領域の延長部分に取り付けられるか、またはこの延長部分から形成される。ブルノーズのコーナ部分は、ブルノーズが形作られたときに、約90度の接合部312が、ガラス部分近くのエッジ材の底部分によって形成されるように切断される。あるいは、エッジ材の底部のコーナを、それらが接合部(図示せず)を形成しないように切断することができる。コーナに形成された開口部は、好適なシール性を備えたコーナブレースをコーナに設置することによって密封される。
第3の例のブルノーズコーナの斜視図を図11Cに示す。この第3の例では、ブルノーズエッジ320は、シート324周辺部領域の延長部分に取り付けられるか、またはこの延長部分から形成される。ブルノーズのコーナ部分は、ブルノーズが形作られたときに、ブルノーズ材の底部分が互いに重なり合うことができる約90度の接合部322が形成されるように切断される。コーナに形成された開口部は、好適なシール性を備えたコーナブレースをコーナに設置することによって密封される。
第4の例のブルノーズコーナの斜視図を図11Dに示す。この第4の例では、ブルノーズエッジ330は、シート334周辺部領域の延長部分に取り付けられるか、またはこの延長部分から形成される。ブルノーズのコーナ部分は、ブルノーズが形作られたときに、シート材のコーナの直角をなす部分336が、接合部332の外向きの側に延在する約90度の接合部332が形成されるように切断される。なお、上記の約90度の接合部に対する代替構成を、このシートコーナの外向きに延長する実施形態で使用することもできる。延長されたシート材は、図7A、図7B、図7C、図7D、及び図7Eに示すコーナブレースと組み合わせて使用される場合に、コーナ閉鎖部の一部分を提供する。あるいは、図11B及び図11Cに示すブルノーズエッジの頂上部分(シートに近い部分)を適切に切断することにより、同様の延長材料部分を形成することができる。コーナに形成された開口部は、好適なシール性を備えたコーナブレースをコーナに設置することによって密封される。
第5の例のブルノーズコーナの斜視図を図11Eに示す。この第5の例では、ブルノーズエッジ340は、シート344周辺部領域の延長部分に取り付けられるか、またはこの延長部分から形成される。ブルノーズのコーナ部分は、ブルノーズが形作られたときに、部分的に重なり合う留め継ぎ342が形成されるように切断され、密封するのを支援するためにグリースが塗られる。ただし、ブルノーズの留め継ぎにされたエッジは、互いに結合されるのではなく、互いにただ単に近くにある。空気漏れは、コーナに設置される適切なシール性を有したコーナブレースを利用して密封される。
フレームレス補助窓の別の実施形態の斜視図を図12Aに示す。全体として350で示される窓コーナは、窓フレームまたは窓サッシ352(明確にするために切り取り内部図で示す)と、窓ガラス354と、コーナブレース358と、Oリング、Oリングコード、パイル、発泡材などを備えるシール364と、シート材366と、柱362と、吸着カップ356と、1つ以上の束縛器360とを備える。この実施形態は、シート366と、各コーナで開いているブルノーズエッジシール351とで構成される。コーナは、コーナブレースのガラス部分側及びシート側の両方にパイルまたはOリングコードストリップ364を有するコーナブレース358で密封されている。さらに、ブレースの各アームは、パイルまたはエラストマのリング364を含むシールを有する。コーナブレースのコーナを貫通の柱362は、ガラス部分354に取り付けられる上記の吸着カップ356またはその他の手段を使用して所定の位置に保持される。柱のシート端部には、シートがガラス部分から分離するのを阻止して(したがって、ガラス部分シート間の分離距離を画定する)、シートを圧迫するように機能し、密封する第1の束縛器360がある。任意選択で、シートを間に挟むように第2の束縛器363を柱上に設置して、この結果として溝穴を形成し、また、ガラス部分からシートまでの分離距離を画定することもできる。
フレームレス補助窓のさらなる実施形態の斜視図を図12Bに示す。全体として370で示される窓コーナは、窓フレーム372(明確にするために切り取り内部図で示す)と、窓ガラス374と、コーナブレース378と、Oリング、パイルなどを備えるシール384と、シート材386と、柱382と、取り付け手段376と、1つ以上の束縛器380とを備える。この実施形態は、シート386と、各コーナで開いているブルノーズエッジシール381とで構成される。コーナは、コーナブレースのガラス部分側及びシート側の両方にパイルまたはエラストマコードストリップ384を有するコーナブレース378で密封されている。さらに、ブレースの各アームは、パイルまたはエラストマのリング384を有する。コーナブレースのコーナを貫通の柱382は、接着剤、両面テープ、粘着物、www.nanogriptech.comに記載され、nanoGriptech, Inc., Pittsburgh, Pennsylvania, USAなどが製造するEverSTIK材料、Geckskin(商標)、nanoGriptech材料などのナノ吸着材料を含む乾燥粘着性材料を使用して、ガラス部分に対して所定の位置に保持される。柱のシート端部には、シートがガラス部分から分離するのを阻止して、シートを圧迫するように機能する第1の束縛器380がある。任意選択で、シートを間に挟むように第2の束縛器(図示せず)を柱上に設置して、この結果として溝穴を形成し、また、ガラス部分からシートまでの分離距離を画定することもできる。
フレームレス補助窓の別の実施形態の斜視図を図12Cに示す。全体として390で示される窓コーナは、窓フレームまたは窓サッシ392(明確にするためにコーナ部分を切り取り内部図で示す)、窓ガラス394、シート材398、ブルノーズエッジシール400、及び取り付け手段396を備える。この実施形態は、シート及びブルノーズエッジシール、ならびに突出キャップ(例えば、キノコ形状、フラットなど)付きの、ブルノーズの底部の留め継ぎにされたコーナ部分にある穴を通して固定された(つまり、ガラス部分に最も近い)吸着カップを備える取り付け手段で構成される。
ブルノーズ400は、単一の連続ストリップまたは2つ以上のストリップを備えてもよい。コーナでは、ブルノーズのエッジは好ましくは留め継ぎにされており、単一の連続した材料片を備えてもよく、または周辺部に複数の材料片を備えてもよい。堅固な囲いを完全なものにするために、圧縮性のブルノーズエッジ材の端部及び留め継ぎ部分を、好ましくは粘着物、溶接、または熱融着を用いて、重ね合わせ、当接し、または接合することができる。なお、エッジが1つの要素からなる場合、要素の端がコーナで接合されてもよく、その場合、要素の端は留め継ぎにされ、または要素の端が外周エッジに沿って接合されてもよく、その場合、要素の端は、上記の方法による接合を可能にするために、当接しまたはわずかに重なり合うように切断されてもよい。
ガラス部分への取り付けは、ブルノーズのガラス部分側面上の上記の取り付け手段のいずれかを利用して達成される。非限定的な例として、図12Cに示すのは、キャップ402付きの吸着カップ396であり、この吸着カップは窓ガラス近くのブルノーズエッジシールのガラス部分側にある。キャップはブルノーズの穴に保持され、このキャップは、吸着カップの圧縮性の部分に対して穴の反対側にある。
任意選択で、キャップとブルノーズエッジシール400との間に、発泡材またはエラストマを含むワッシャを用いてもよい。加えて、吸着カップの押しつけられた円周の一部が、ブルノーズエッジシールからガラス部分の接触領域までの内向きの側に存在してもよい。そのような場合には、吸着カップが押しつけられたときの密閉された空間内への空気の移動、またはこの空間から外への空気の移動を確実に抑止するために、連続気泡発泡材、パイル、または他の好適なシーリング材などの発泡材シートを、吸着カップのシーリング部分とブルノーズエッジとの間に配置してもよい。
任意選択で、吸着カップに柱を取り付けてもよい(図示せず)。支柱の長さは、支柱が吸着カップに取り付けられたときに、柱がシートにほぼ接触する長さであり得る。柱は、取り付け中に支柱の端に直接隣接するシートを押すことにより、エンドユーザによって押し下げられて、吸着カップの押しつけとそのガラス部分への取り付けとを引き起こす吸着カップに力を与え得る。
別の実施形態では、吸着カップの頂部または吸着カップからの延長部分は、密閉すべき空間の外側でエンドユーザによって保持された磁石によって反発され得る磁性材料またはリング磁石(好ましくは、中心を通る柱によって束縛される)を含み、吸着カップの窓ガラスへの取り付けをもたらす圧力が吸着カップの頂部にかかるようにする。同様に、上記の乾燥粘着性材料のストリップが取り付けに使用される場合は、そのようなストリップは、エンドユーザが保持する磁石によって、取り付け中に追加の圧力を取り付け領域に加えることができるようにする磁性材料を含んでもよい。
ブルノーズエッジの各コーナは、留め継ぎ404にされ、シート側及びガラス部分側の両方で密封される。ブルノーズは、任意選択で円弧を形成するように熱成形されてもよい。留め継ぎのシーリングは、粘着物、粘着性テープ、または好ましくは溶接などの何らかの好適な技法を用いて達成され得るが、これらに限定されない。同様に、単一の連続ストリップを使用する場合、これには留め継ぎを形成するために刻み目を(シート材のコーナからコーナの寸法に実質的に一致する位置に)入れることができ、ストリップの端は、粘着物、粘着性テープ、溶接、または他の何らかの好適な結合技法を使用して接合され得る。さらに、吸着カップを使用する場合、吸着カップ上面とブルノーズエッジのガラス部分側との間の領域は、囲いの完全性を維持するのを支援するために、発泡材シート、例えば、連続気泡発泡材もしくは独立気泡発泡材、パイル、または他の好適なシーリング材を充填してもよい。
フレームレス補助窓のさらなる実施形態の斜視図を図13Aに示す。図13Aの窓の例の側断面図B−B’を図13Bに示す。図13Aの窓の例の分解組立図を図13Cに示す。全体として410で示される窓コーナは、窓フレームまたは窓サッシ412(明確にするために切り取り内部図で示す)、窓ガラス414、束縛器416、シート419、挿入物420、任意選択のシート部分415、マッシュルームキャップ418、吸着カップ432、及び1つ以上のスリット423を有するブルノーズエッジシール421を備える。
この実施形態は、束縛器416及び発泡材挿入物420で構成される支持機構を用いて各コーナに保持されるシート及びブルノーズエッジシールで構成され、例えば、吸着カップ432などの、上記の好適なガラス部分取り付け機構の1つを介して、束縛器が窓ガラス414に取り付けられる。例示的な一実施形態では、ガラス部分取り付け手段は、吸着カップ432のマッシュルームキャップ418と係合する穴を通して束縛器416の基部に接続される吸着カップ432を備える。束縛器416は、ガラス部分414とシート419との間の分離を束縛し、したがってそれらの間の距離を決定するように配置される。好ましくは、ブルノーズエッジコーナは、コーナ支持機構(すなわち、束縛器416)中に収まり、任意選択で発泡材挿入物420を用いてその支持体内に摩擦嵌めされる。好ましくは、ブルノーズエッジシールは、束縛器416からガラス部分414までの段が実質的に閉鎖され得るように、支持体のエッジの各側に複数のスリット423を含む。このような閉鎖部は、この位置のブルノーズエッジシール内での挿入物420の使用によって促進される。挿入物420は、束縛器416からガラス部分414までの段に適合するように、大きさが決定され、形作られ得る。そのため、挿入物420は、中実の硬質材料、または順応性のある発泡材料から作製され得る。吸着カップと束縛器の底部との間のギャップは、任意選択で、発泡材、パイル、または他の好適なシーリング材などのシート415で充填してもよい。同様に、少し前に説明したようなスリット、及び上記で引用した米国出願第14/315,503号に記載されているスリットを、縁取りシールが、窓ガラス上に存在し得る突出する桟と交差する領域、または縁取りシールが、窓に関連する他の硬質製品、例えば、サッシ用ロックまたは窓用警報センサとの接触によって変形する領域で、縁取りシールに使用することができる。
当業者であれば、取り付けに吸着カップ432を使用する代わりに、束縛器416の外側のガラス部分側表面に粘着物を使用することができ、束縛器416と窓ガラス414との間に溝穴を残して、シート415を省いてもよいこと、及び図21A〜図21Fに示す他の要素をこの実施形態で使用してもよいことを認識するであろう。
本発明の空気侵入遮断器は、内側空間への、1つ以上の窓要素の周りに入り得る空気の流れを抑制または最小化するのに有用である。侵入遮断器を組み込んだフレームレス補助窓の第1の例の正面図を図14に示す。全体として470で示される窓は、既設の窓フレーム472と、可動の下側サッシ502、及び可動であってもよく、または不動であってもよい上側サッシ474を含む(例示のために、シングルハングまたはダブルハングの)縦スライド窓とを備える。上側サッシ及び下側サッシ474、502は、それぞれ窓ガラス478、490と、侵入遮断器506、500を含む上側及び下側のフレームレス補助窓480、481とを保持する。また、下側サッシ502は、窓を開けるのを補助する水平ハンドル488も含む。
上側及び下側の窓サッシはそれぞれ、フレームレス補助窓を有し、侵入遮断器が、それぞれ上側の窓ガラス478と下側の窓ガラス490との両方に設置されている。下側及び上側の補助窓のシート材498及びシート材508は、それぞれ図示するために部分的に示しており、通常は、窓ガラスのほぼ全てまたは全てを覆う。上側窓サッシは、明確にする目的だけのために切り取り内部図で示した侵入遮断器506を有する。同様に、下側窓サッシは、明確にする目的のために切り取り内部図で示した侵入遮断器500を有する。両方の侵入遮断器506、500は、それぞれ上側及び下側のサッシの3つの非出合框の側に設置されている。なお、下側サッシの頂部には、上向き及び外側に延在して、出合框504の密封境界面を覆う侵入遮断器(明確さのために図示せず)がある。各補助窓480、481は、それぞれシート材508、498を含む。補助窓480、481はまた、エッジまたはシール476のコーナブレース484、取り付け機構492(例えば、吸着カップ)付きの柱482、及びバネ486を含む。上記のシール材料(例えば、パイル、Oリング、ゲル、乾燥粘着性材料、発泡材など)を使用できることに留意されたい。なお、バネ486は、図6Aに示すバネを含むように示してあり、これは上記の図6B〜図6Fに示すバネを含んでもよい。
通常は、図14の上部サッシには、サッシの垂直側面及び水平上部に侵入遮断器が設置されており、任意選択で互いに重なり合う。明確にするために、左サッシ上の侵入遮断器の部分506のみを示す。侵入遮断器は、通常、窓のコーナにまで及ぶことに留意されたい。図14の上側サッシの上部コーナでは、侵入遮断器の垂直部分と水平部分とが通常は互いに接触し、サッシにより近い侵入遮断器がサッシに接触し得る。加えて、水平の侵入遮断器はサッシの各側でわき柱に接触する大きさに決められてもよく、垂直に配向した侵入遮断器は窓フレームのまぐさに接触する大きさに決められてもよい。さらに、侵入遮断器とサッシまたは縦框との間のサッシのコーナに、発泡材またはパイル(図示せず)を用いて、内側への空気の移動をさらに抑止することができる。
通常は、図14に示す窓の下部サッシには、各プラスチック片が円弧を構成する侵入遮断器が、フィルムが最も近い平行なわき柱または敷居に接触するように設置される。明確にするために、それらは図14から省かれているが、以下に説明する図15に示されている。示される特定の実施形態では、図15に関しては、下部サッシの底部にある水平侵入遮断器は、フィルムの外側に対して凹形である円弧を形成し、一方、後に説明される図16に示す侵入遮断器は、フィルムの内側に対して凹形である。代替実施形態は、各円弧の端が窓フレームのそれぞれの内向きの表面(すなわち、わき柱及び敷居)に接触している限りは、これらの円弧の凹面を反転させることができる。以下に説明する図17及び図18に示す別の実施形態では、侵入遮断器は、そのわき柱との接触点付近に小さな屈曲部がある状態で、窓ガラスに実質的に平行に置かれる。内側への侵入遮断器の突出がほとんどまたは全くない、そのような構成は、上側サッシ上の補助窓パーツを取り外す必要なく下側サッシを開くことを可能にするのが望ましい。
第1の侵入遮断器の例を組み込んだ図14の窓の例の側断面図C−C’を示す図を図15に示す。全体として510で示されるこの断面図は、敷居512、下部サッシの下框514、窓ガラス516、シート518、バネ523、取り付け機構520(例えば、吸着カップ)、柱525(この例では、ネックまたは突起と呼ばれることが多い、吸着カップからシートの下面に延在する取り付け機構のその部分として示す)、キャップ522、コーナブレース528、ブルノーズシールまたはエッジシール521、水平ハンドル526、及び侵入遮断器524を備える。補助窓を窓ガラスに取り付けることにより、プラスチックシートと窓ガラスとの間に、実質的に密閉されたまたは閉じ込められた空間(例えば、空気)が形成される。侵入遮断器524は、シート518に取り付けられ、框514及びハンドル516を覆って延在し、敷居512との接触により押しつけられる。下側サッシの開閉を補助するハンドル526が框に取り付けられている場合に好ましい、内側の框514にさらなる空間をもたらす円弧を有する侵入遮断器を示す。このさらなる空間を設ける場合、侵入遮断器524の断面形状は、侵入遮断器524とそれが覆うサッシまたはフレーム要素との間に、最適な空気断熱ギャップを提供するよう作製され得る。なお、バネ523は、図6Aに示すバネを含むように示してあり、これは上記の図6B〜図6Fに示すバネを含んでもよい。
第2の侵入遮断器の例を組み込んだ図14の窓の例の側断面図C−C’を図16に示す。全体として530で示されるこの断面図では、図15にあるようなハンドルが無い下框514を示す。図示した残りの構成要素は、侵入遮断器532が框514に向かって湾曲し、任意選択で框514に接触し得る円弧で示していることを除いて、図15の構成要素と同様である。あるいは、侵入遮断器532の円弧は、框514から遠ざかるように湾曲してもよい。窓の垂直側面への侵入遮断器532の設置を検討する場合、上記の円弧の構成のいずれかにより、侵入遮断器が対応するフレームまたはわき柱と摺接したまま下側サッシを上げる(上側サッシを下げる)ことができる。
第3の侵入遮断器の例を組み込んだ図14の窓の例の側断面図C−C’を図17に示す。全体として540で示されるこの断面図では、図15にあるようなハンドルが無い下框514を示す。図示した残りの構成要素は、侵入遮断器542の端が、ほとんどまたは全く撓むことなく、框514に向かって湾曲することを除いて、図15の構成要素と同様である。侵入遮断器が上側サッシに取り付けられた場合には、これは下側サッシの摺動経路に向かって湾曲していないので、窓を開けるために下側サッシは侵入遮断器を自由に通過できる。一実施形態では、侵入遮断器542は、上側サッシ上に設置されたときに、上側サッシのわき柱またはフレームと縦框またはまぐさ及び上框との間に収まるように、十分に薄く柔軟である。同様に、侵入遮断器542は、上側サッシに取り付けられたときに、下側サッシのわき柱またはフレームと縦框との間に収まり、上側サッシの補助窓または侵入遮断器を取り外すことなく、下側サッシを開閉できるようにする。あるいは、侵入遮断器542の端は、框514から遠ざかるように湾曲してもよい。さらに、以下に説明するように、出合框部材の分離距離はまた、侵入遮断器542が出合框部材間に収まることを可能にするのに十分であり得る。
第4の侵入遮断器の例を組み込んだ図14の窓の例の側断面図C−C’を図18に示す。全体として550で示されるこの断面図では、図15にあるようなハンドルが無い下框514を示す。図示した残りの構成要素は、侵入遮断器552の端が、下側の框から遠ざかるように湾曲して示していることを除いて、図15の構成要素と同様である。あるいは、侵入遮断器は、下側の框に向かって湾曲するか、または以前に説明したのと同様の円弧形状を有してもよい。
図14の窓の例の出合框に沿った側断面図D−D’を図19に示す。侵入遮断器は、上側サッシと下側サッシとの間の境界面を覆う。この場合は、侵入遮断器は、下側サッシのガラス部分に取り付けられた補助窓ユニットに取り付けられて示されており、したがって下側サッシを操作することができる。さらに、侵入遮断器とサッシまたは縦框との間のサッシのコーナに、発泡材またはパイル(図示せず)を用いて、内側への空気の移動をさらに抑止することができる。
全体として560で示される出合框に沿って見た断面図は、下側サッシ及び上側サッシを含む。下側サッシは、プラスチックシートと窓ガラスとの間に、実質的に密閉されまたは閉じ込められた空間(例えば、空気)を作り出す、上框564、窓ガラス584、シート586、柱592、バネ590、取り付け機構588(例えば、吸着カップ)、キャップ594、コーナブレース596、及びブルノーズシールまたはエッジシール598を備える。上側サッシは、プラスチックシート572と窓ガラス566及び侵入遮断器576との間に、実質的に密閉されまたは閉じ込められた空間(例えば、空気)を作り出す、下框562、窓ガラス566、シート572、柱571、バネ570、取り付け機構568(例えば、吸着カップ)、キャップ573、コーナブレース580、及びブルノーズシールまたはエッジシール578を含む。なお、バネ590は、上記の図6Aに示すようなバネを含むことができる。
侵入遮断器576は、下側サッシに取り付けられた補助窓のシート586に取り付けられ、出合框部材564及び562上を延在して、上側サッシに取り付けられた補助窓のブルノーズシールまたはエッジシール578に接触する。あるいは、破線574に示すように、侵入遮断器を延長して、上側サッシに取り付けられた補助窓の柱571及びキャップ573の上のシート572と接触させてもよい。いずれにしても、侵入遮断器は、上側サッシと下側サッシとの間の空気漏れの発生源となり得る出合框のすぐ上の空間を閉鎖するように機能する。
侵入遮断器を備える図14のフレームレス補助窓の例のコーナ部分の斜視図を図20に示す。全体として600で示される、窓のコーナ部分の斜視図は、サッシ602、コーナブレース608、シート612、窓ガラス614、取り付け機構(例えば、吸着カップなど)604、キャップ606、バネ616、及び侵入遮断器610(明確にする目的のため部分的に示す)を含む。補助窓が設置されるときに、取り付け機構が機能して、補助窓を窓ガラスに取り付ける。バネは、コーナブレース及びブルノーズシールエッジ618を、窓サッシ602のコーナに押しやるように、コーナブレースに力を加える。侵入遮断器610は、シート612に取り付けられ、1つ以上の窓要素、例えばサッシ602及び隣接するわき柱、敷居、またはまぐさ(図示せず)の周りの空気が内側の空隙へ漏れるのを防止しまたは最小化するように機能する。なお、バネ616は、上記の図6Aに示すようなバネを含むことができる。
反転ブルノーズシールを組み込んだ例示的な補助窓のコーナ部分の斜視図を、図21A及び図21Bに示す。全体として620で示されるこれらの斜視図では、前の図に図示されたブルノーズシールの代替物が示される。この実施形態では、ブルノーズエッジシールは、凸状の外向き形状を有するのではなくて、ブルノーズシールは、凹状の外向き形状624を有するように反転される。ブルノーズエッジシール624は、シート626のエッジに取り付けられ、窓ガラス622に対して密封されるように示されている。シートのガラス部分側に取り付けられたコーナ補助物628は、窓上に取り付けられたときに、(1)反転ブルノーズシールの留め継ぎにされたコーナに圧力をかけ、(2)ガラス部分及びサッシまたはフレームに対してしっかり固定したコーナシールを形成し、(3)反転ブルノーズの内側の輪郭を実質的になぞるように形作られることによって、反転ブルノーズの周りの空気漏れに対する密封を支援するのに役立つ。
コーナ補助物628は、コーナ補助物628の上部がシートに取り付けられ、次いで、反転ブルノーズシール624の内向きの側の面と比較的緊密に嵌合するように、円弧及び輪郭形状の先端部を形成する「U」字形状を有するように構成される。柱及びコーナ補助物628を押すように、図6Aに示すようなバネ623が作用する。補助窓をガラス部分に取り付けるためのキャップ621、柱627、及び取り付け機構(例えば、吸着カップ)625をも示す。この実施形態では、最適な断熱距離は、以前に詳細に説明したように、スペーサ(図示せず)の使用または取り付け機構(例えば、吸着カップ)の使用により、エッジシール自体によって設定することができる。
さらなる実施形態では、コーナ補助物628は、シート626と同様のまたは同一の材料などの強度または厚さが十分にある材料から形成され、その結果、コーナ補助物628がスペーサとして機能してもよい。この場合は、図21A及び図21Bに示すキャップ621、バネ623、取り付け機構625、及び柱627を省いてもよく、窓ガラス622とコーナ補助物628との間に、粘着性取り付け機構を使用してもよい。図21A及び21Bは、「U」字形状のコーナ補助物628を示すが、「Z」字形状または
Figure 2020521905
形状などの代替形状をコーナ補助物628に使用してもよい。コーナ補助物628のシート626への取り付けは、好ましくは透明な粘着物を使用して行うことができる。
フレームレス補助窓装置840の別の例を図21C〜図21Eに示す。フレームレス補助窓装置840は、以下に図示され説明されるものを除いて、本明細書で開示される他の例と同じ構造及び動作を組み込み、それを有する。フレームレス補助窓装置840は、ほんの一例として、サッシまたはフレーム848によって保持された窓ガラス846を有する既設の窓に設置されているように示されているが、フレームレス補助窓装置840は他の種類の窓構成で利用されてもよい(例えば、突出した桟を備えたプライムウィンドウの場合、窓ガラス846を保持しているかどうか、窓ガラス846に付着されているかどうか、または窓ガラス846を取り外し可能かどうかに関係なく、桟の内面及びコーナは、以下で説明するサッシ/フレーム848と同じように機能し得る)。この例では、フレームレス補助窓840は、束縛器842、足部852、脚またはスペーサ854、シート856(1)、エッジシール860(1)、及び任意選択のツマミ880を含むが、フレームレス補助窓装置840は、他の構成のさらなる種類及び/または数の要素を含んでもよい。フレームレス補助窓装置のこの例は、取り付け及び取り外しの容易化、フレームレス補助窓装置が設置されている既設の窓の操作性の改善、ならびに製造コストの削減につながるパーツの削減をもたらすなど、多くの利点を提供する。
次に、明確にするために切り取られたサッシ/フレーム848のコーナを示す図21Cをより具体的に参照すると、束縛器842は、粘着物844を使用して既設の窓の窓ガラス846に取り付けられる。単一の束縛器が記載されているが、束縛器は、既設の窓の各コーナで利用され得ることを理解されたい。3M Manufacturing, Maplewood, Minnesota製の4905または4910VHB(商標)アクリル粘着物など、ガラス及びプラスチックに適合する強力で透明な粘着性材料を使用できるが、窓ガラス846に束縛器842を取り付けるために他の好適な粘着物を利用してもよい。そのような粘着物が、コーナのサッシ/フレーム848のエッジに当接する位置などの、窓ガラス846の周辺部位置に設置される際には、それらは束縛器842の窓ガラス846への審美的に目立たない取り付けを可能にする。一例では、束縛器842は、窓ガラス846を保持する、サッシ/フレーム848の内向きに面する内側表面の各コーナで、サッシ/フレーム848に対して平行に、かつ隣接しまたは当接して配置されるように構成されたエッジ843を有する。
この例では、上述の粘着物844は、束縛器842全体の下ではなく、束縛器842の各外向きのエッジの全長に沿って付けられて「L」字形状を形作るが、粘着物は他の様式で付けられてもよい。このようにして粘着物844を付けると、粘着物844が存在するエッジまでの束縛器842の下で、束縛器842の少なくとも一部と窓ガラス846との間に延在して形成される溝穴850が得られる。溝穴850の高さは、束縛器842が窓ガラス846にあてがわれたときに窓ガラス846に垂直な方向の粘着物844の厚さに基づいて決定されるが、ほんの一例として、粘着物844によって所定の位置に保持される特定の高さのスペーサを用いるなど、高さを設定する他の方法を使用してもよい。溝穴850は、粘着物844が束縛器842のエッジを越えて延在することのない、束縛器842と窓ガラス846との間の容積によって画定され、以下で図示し説明するように、フレームレス補助窓装置840の足部852の少なくとも一部を取り外し可能に受け入れるように大きさが決定され構成されている。溝穴850は、溝穴850内での足部852の移動を可能にして、フレームレス補助窓装置840の設置中に、測定誤差を吸収し、現場での調節を支援する、窓ガラス846に対して平行な寸法を有する。この例では、束縛器842は、三角形または切頭形のエッジ864を含んで、足部852が束縛器842と窓ガラス846との間の溝穴850に設置されたときに、足部852の一部が切頭形のエッジ864を越えて延在できるようにするが、他の構成を使用してもよい。
加えて、束縛器842は、粘着物844によって窓ガラス846に付着されたときに、以下で説明するように溝穴850への足部852の挿入を容易にする剛性であるが、他の特性を有する他の種類及び/または数の材料を使用してもよい。一例では、束縛器842は、非付着エッジに沿って刻み目(図示せず)を入れて製作されて、より少ない所要の力で、足部852の挿入と溝穴850からの取り外しとを可能にする。
この例では、束縛器842は、既設の窓に設置されたときにクリアランスができるようにするために、薄型の、すなわち窓ガラス846に垂直な厚さが薄い構成となっているが、束縛器842は他の大きさ及び構成を有してもよい。一例として、窓ガラス846に垂直な束縛器842及び粘着物844の合計の厚さは、約0.25インチ未満、好ましくは0.125インチ未満であるが、束縛器842と粘着物844とを合わせた他の厚さを使ってもよい。この厚さは、通常は、フレームレス補助窓装置840が縦スライド窓または横スライド窓に設置されたときにサッシを摺動させるのに必要なクリアランスよりも小さい。束縛器842と粘着物844とを合わせた厚さを、固定窓ガラス846からスライドサッシまでのクリアランスの距離未満に抑えることによって、以下に説明するように、固定窓ガラス846からフレームレス補助窓装置840を取り外すことによる妨げもなく、スライドサッシを開けて束縛器842上を移動させることができる。一例では、サッシ用ロックを有し、摺動して(例えば、垂直に摺動して、または水平に摺動して)開くプライムウィンドウと共に、フレームレス補助窓装置840を使用する場合は、プライムウィンドウの固定窓ガラス846に取り付けられた硬質製品であるサッシ用ロックがエッジのシール性を損なうことなく、束縛器842によって所定の位置にフレームレス補助窓装置840が保持されるようにしながら、窓ガラス846のコーナに束縛器842を配置できるようにするために、束縛器842は、サッシの摺動方向に、サッシ用ロックのサッシの摺動方向の寸法よりも大きい寸法に構成される。
足部852は、窓ガラス846への束縛器842の取り付けによって形成された溝穴850に挿入されるように構成されて、窓ガラス846に対する密封をもたらす。足部852は、窓ガラス846の各コーナで、溝穴850に滑り込み、溝穴850から滑り出る大きさ及び構成となっていて、既設の窓へのフレームレス補助窓装置840の解放可能な取り付け、または取り外し可能な取り付けを提供する。足部852が設置されるとき、足部852は、窓ガラス846に対して実質的に平行であり、窓ガラス846と接触している。この例では、足部852は、図21Eに示すように、足部852が溝穴850に挿入されたときに束縛器842によって覆われない先端部862を含み、この先端部862は、以下に説明するように設置される場合、エッジシール860(1)と相互作用する。
再び図21Cを参照すると、スペーサ854は、例えば粘着物を介して足部852に結合されるが、別の例では、スペーサ854及び足部852は、スペーサ854と足部852との間で材料に湾曲部を設けることにより、同じ連続した材料のシートから形成される。一例では、スペーサ854及び足部852は、直角を作るように形成されるが、スペーサ854及び足部852は、代替的に、図21A及び図21Bに示すコーナ補助物628に対して示されるように、連続弧を形成してもよい。再び図21Cを参照すると、この例では、スペーサ854は、一例として、図21Cに示すように、エッジシール860(1)との適合を可能にするように切断された成形エッジ858を含むが、スペーサ854は、他のタイプのエッジシールに適合する他の構成を有してもよい。成形エッジ858は切断されたと説明されるが、成形エッジ858は、エッジシール860(1)との必要な適合性を確立するために、切断を含む他の方法で処理されてもよい。任意選択で、一例では、脚スペーサ854の成形エッジ858とエッジシール860(1)の適合部分とは、これらのパーツが接触する円弧のところで、もしくはその円弧に沿って、合わせて溶接され、もしくは付着され、またはグリースで密封される。
また、単なる例示として、シート856から形成されるスペーサ854などのスペーサを利用する他の例も、本技術においては企図されている。一例では、図5A、図5B、及び図7A〜図7Eに示すようなコーナブレースを、スペーサ854と、図3、図4A、図4B、図4C、図10A、図10B、及び図11A〜図11Eに示すようなエッジシールとともに使用することができる。そのような構成では、コーナブレースは、スペーサ854に機械的または粘着的に取り付けられてもよく、その結果、スペーサエッジがコーナブレースに接触し、一方コーナブレースがエッジシールに対して外向きの力を及ぼす。一例では、スペーサ854は、シート856と同じ連続材料から形成され、以下に説明するように、シート856(1)と同じ連続材料から形成されたエッジシール860(1)と共に使用することもできる。
シート856(1)は、フレームレス補助窓840が設置されたときに、シート856(1)が窓ガラス846に対して平行に延在するように、スペーサ854に結合される。この例では、シート856(1)は、全体にわたって実質的に平坦であるが、他の例では、以下で説明するように、フレームレス補助窓装置840が取り付けられたときに、シート856(2)は、窓ガラス846から遠ざかるように曲げられてフラップ870を形成するエッジを含み得(図21G及び図21H)、またはシート856(3)は、窓ガラス846に向かって曲げられてフラップ872を形成するエッジを含み得る(図21I及び図21J)。シート856(2)及びシート856(3)は、他の点では構造及び動作においてシート856(1)と同様である。シート856(1)は、それが取り付けられる窓ガラス846の垂直寸法及び水平寸法と実質的に同様の垂直寸法及び水平寸法を有する。窓ガラス846の寸法は、窓ガラス846を保持する窓要素(この場合、サッシ/フレーム848)の内向きの内側表面によって画定される。
一例では、シート856(1)、足部852、及びスペーサ854は、コーナカットを利用して、足部852、スペーサ854、及びシート856(1)の形状を形成することによって、単一の連続した単体の材料片から形成されるが、シート856(1)、足部852、及びスペーサ854は、別法として、異なる材料片から形成され、互いに粘着的に取り付けられ、または溶接されてもよい。例えば、足部852及びスペーサ854は、シート856に対して平行な表面の取り付け(例えば、溶接または粘着物)を可能にする小さな追加の部分を備えた単一の材料片から製造されてもよい。これらのパーツ用の材料の好適な例は、本明細書で上に説明されている。図21C〜図21Eに図示される例では、足部852及びスペーサ854は、シート856(1)のコーナ付近で、切断及び成形または曲げ加工によって形成されている。このようにして、シート856(1)、スペーサ854、及び足部852は、単一の連続した単体の材料片から製造される。追加の組み立て及び取り付けを必要とせずに、単一の材料片からパーツを形成することにより、有利には、より少ないパーツ、及びより少ない製造要件でフレームレス補助窓装置が提供され、したがって期待される低コスト化がもたらされる。図示のように、シート856(1)とスペーサ854との間の第1の交線866、及びスペーサ854と足部852との間の第2の交線868、またはその近くの屈曲部分は、図21Dに示すように、フレームレス補助窓装置840の取り付け及び取り外しの間に、エンドユーザによって圧力が加えられると、さらに曲がることを可能にする片持ちバネとして作用する。さらに、このような圧力が加えられると、フレームレス補助窓装置840の取り付け及び取り外しの間に、シート856(1)の屈曲が発生することもある。
この例では、図21Dに示すように、シート856(1)が設置されたときに、シート856(1)は、シート856(1)と窓ガラス846との間に、気体体積などのギャップ857を提供する。ギャップ857の厚さまたは間隔は、窓ガラス846の上の足部852の高さと、窓ガラス846に垂直な方向のスペーサ854の高さとの組み合わせによって決定される。したがって、ギャップ857の間隔、ひいては体積は、束縛器842を窓ガラス846に取り付けるために使用される粘着物844の厚さとは実質的に無関係である。別の例では、足部852は、その外向きエッジに粘着物844を供給されてもよく、または窓ガラス846に面するその表面を実質的に覆う粘着物844が供給されて、足部852を窓ガラス846に直接取り付けることができる。この場合、束縛器842は省かれてもよく、ギャップ857の厚さは、粘着物844の厚さ、足部852の厚さ、及びスペーサの高さによって画定される。上記の束縛器842を使用するか、それとも足部852を窓ガラス846に直接粘着させるかにかかわらず、取り付け機構、粘着物844は、主にスペーサ854から外向きの側に配置されるように構成される。このような構成は、足部852、スペーサ854、取り付け機構844、及びエッジシール860(1)が、窓ガラス846の周辺部領域またはその付近で実質的に位置合わせされ、窓ガラス846の非周辺部領域で窓ガラス846に対して平行でない表面からの屈折率差、光学的歪み、または反射を最小限に抑えるのに有益であり、取り付け及び取り外しを容易にする。
再び図21Cを参照すると、エッジシール860(1)は、サッシ/フレーム848の内側表面に沿って内向きに押さえられて、フレームレス補助窓装置840のエッジとサッシ/フレーム848との間に密封をもたらす。任意選択で、エッジシール860(1)はまた、図10Aに示すように、エッジシール860(1)の長さに沿ってサッシ/フレーム848にシール性が与えられるようなシーリング材を含んでもよい。
一例では、図21Fに図示されるように、エッジシール860(2)の別の例は、「3」に近い断面形状を有する。エッジシール860(2)は、以下で説明されることを除いて、構造及び動作においてエッジシール860(1)と同じであり、エッジシール860(1)に関して説明したフィーチャを組み込むことができる。この例では、エッジシール860(2)の断面の一端がシート856に取り付けられるか、またはシート856から形成され、断面の1つの円弧882が脚スペーサの成形エッジ858に適合し、断面の「3」の中央部分883は、窓ガラス846の表面で足先部862によって形成された段と整列し、断面のもう1つの円弧884は、窓ガラス846、サッシ/フレーム848、シート856(1)、及び/またはエッジシール860の第1の端部または円弧882によって押さえられたときに、自己接触性のスパイラルを形成するように回転する。エッジシール860(2)に「3」断面を使用する場合、図21Fに示すように、シート856(1)に取り付けられ、スペーサ854の成形エッジ858に適合するエッジシール860(2)の部分は、一例として、エッジシール860(2)断面の残りの部分よりも大きな厚さを有してもよい。これにより、フレームレス補助窓装置840に一層の堅牢性及び剛性を提供し、その一方では、エッジシール860(2)の外向きの円弧を、窓ガラス846、サッシ/フレーム848、及びシート856(1)またはスパイラルが形成される際のエッジシール860(2)の厚い部分のいずれかに圧迫して適合させることができる。2つ以上の断面の厚さを有するエッジシール860(2)は、粘着物または溶接を使用して2つ以上の材料片から、または異なる厚さに形成された単一片から製造され得る。任意選択で、エッジシール860(2)の「3」断面の中央部分883に、足部852の先端862近くでさらに密封を施すのに、シリコーングリースなどのグリースを塗布することによって行ってもよい。
図21Cを再び参照すると、一例では、エッジシール860(1)は、その内部にその断面に沿って配置されたスリットを含み、設置時に、スリットが足部852の先端部862の1つの側面に対して整列されるようにし、エッジシール860(1)が図21Hに示すような断面を有するときには、複数のスリットの必要性を排除する。全角度が540度(1.5回転)を超える自己接触性スパイラルは、そのスパイラルの自由端が、スパイラルの内側とスリットとの間の空気連通を妨げるこれらのスリットを覆うように働き得るので、そのような構成で特に有用であり得る。エッジシール860(1)は束縛器842に被せる必要がないため、エッジシール860(1)に切り口、切り込み、または刻み目を入れるのを、足部852と自己整合的に行うことができる。そのような切断、切り込み入れ、または刻み目入れは、フレームレス補助窓装置840の外周部を囲んで、単一の連続した材料片で構成されるか、または複数の材料片で構成されるエッジシール860(1)にて行われ得る。エッジシール860(1)が単一の連続した材料片で構成される場合、切り口または刻み目は、シート856(1)に結合するエッジと、足部852、スペーサ854、及びサッシ/フレーム848及び/または窓ガラス846によって調節され束縛され得る他のエッジシール部分から機械的に分離されたエッジシール部分のエッジとの両方に設けられてもよい。合計角度が約450度(1.25回転)を超える自己接触スパイラルエッジシールが使用される場合、スパイラルの内側部分が、スパイラルの外側部分に対して内向きの力を加え、外側部分をスペーサによりよく適合させるように機能することもできることに留意されたい。単一の連続的なエッジシール860(1)に設けられた切り口または刻み目は、切り口または刻み目の各側を、切り口または刻み目の他方の側から遠ざけるように曲げることによって形作られるコーナの形成を可能にする。そのようなコーナが1つの切り口または刻み目を使用して形成される場合、単一の90度の曲がりが使用され得、一方、2つの切り口または刻み目が使用される場合、2つの曲がり(例えば、2つの45度の曲がり)が使用され得る。いずれの場合にも、形成されたコーナは、コーナ閉鎖部として機能し得る。形成されたエッジシールコーナ及び単一の連続的な断片の端部は、好ましくは、外に向かって延在する足部852及び/または束縛器842を越えて、各スペーサ854から外向き側に配置される。フレームレス補助窓装置840が取り付けられるプライムウィンドウ上に存在し得る突出した桟をエッジシール860(1)が覆うであろう各位置で、複数の密集したスリットがエッジシール860に作られ得る。このような密集したスリットにより、エッジシール860(1)は、突出した桟の形状に適合することが可能になり、さらに、エッジシール860(1)の隣接する連続領域が、窓ガラス846との接触を維持できるようになる。突出した桟を覆うスリットまたは刻み目のさらなるシール性は、米国特許第7,618,349号に記載される組み合わされた物質と同様の、光学的に透明で無色であり、比較的粘性を持ち、堅いポリシロキサン系の適合するパテを使用して助長することができる。このようなパテは、パテと、突出している桟との間、突出している桟を覆いその近くにあるスリットまたは刻み目に隣接した位置におけるエッジシール860との間、及び窓ガラス846から、突出している桟のいずれかの側までとの間での良好な適合接触を得るために、桟の近くのスパイラルを広げることによって直接扱うことができる。
次に、図21Kを参照すると、一例では、エッジシール860(1)は束縛器842を覆う。この例では、隣接するコーナ間のエッジに沿って、足部852の先端部862(図示せず)の間の、エッジシール860(1)と窓ガラス846との間に形成されるギャップを閉じるために、図10Aに示すものと同様のさらなるシーリング材882が設けられる。また、エッジシールを、スパイラルの内部に自由端を持つスパイラルとして構成することにより、シーリング材882に圧力を加えて窓ガラスとの接触を確かなものにするためのより直接的なアクセスが可能になる。これは、シーリング材に直接対面するシール表面上のシールに直接圧力が加えられるように、スパイラルを広げることにより達成され得る。このような構成では、シーリング材882がなくても、シート856(1)へのその取り付け線の内向き側にあるエッジで、シート856(1)に対して垂直になるようにシール860(1)を曲げることにより、シール860(1)の窓ガラス846との接触を改善できることが分かっている。シーリング材について上で説明した材料の例は、エンドユーザがシーリング材882/窓ガラス846の接触領域に圧力を容易にかけることができるように、外向きに凹状のエッジシールと共に有利に使用することができる。あるいは、シーリング材882上に薄いプラスチックフィルムを設けてもよい。このようなプラスチックフィルムは、窓ガラス846に接触する滑らかな表面を提供しながら、取り付け中に、窓ガラス846上の望ましくない位置にシーリング材882が差し込まれるのを防ぐ。代替例では、薄いプラスチックフィルムをエッジシール860(1)に直接溶接してもよい。これらの例では、シーリング材882の厚さ、またはシーリング材882とプラスチックフィルムとを合わせた厚さは、束縛器842と粘着物844とを合わせた厚さと同じか、またはわずかに厚いように選ばれる。この例は、エッジシール860(1)、コーナ閉鎖部、スペーサ854、及び/または束縛器842の上に(上記の)被覆または層材料を使用することから恩恵を受けることもできる。また、シーリング材882は、補助窓装置の垂直エッジに沿ったシール上に使用される場合に、重量支持機構として機能し得ることにも留意されたい。シーリング材882は、重量支持に使用する場合には、(上記の図4Cについて説明したように)エッジ全体に沿って使用される必要はなく、上部のコーナに配置された束縛器842のわずかに下に、任意選択でこの束縛器842に当接して配置することができる。さらに、シーリング材882はまた、上で説明したように、上部エッジシールがスペーサ854の成形エッジ858に取り付けられる場合、上部の水平エッジシール上に存在するときに重量支持をも提供し得る。シーリング材882の別の用途は、補助窓装置の湾曲を防止するのを補助することである。この場合は、シーリング材882をエッジの中間点近くに配置することが有益であり得る。
図21G〜図21Jに示すような例示的なシート856(2)及びシート856(3)など、シートの外周エッジが折り曲げられる例では、エッジシールは、シート856(2)またはシート856(3)のエッジの屈曲部分に(粘着物または溶接を使用して)結合される。シートエッジは、エッジシールが、スペーサ854または他のコーナ閉鎖部の成形エッジ858に適合するように折り曲げられる。図21G及び図21Hは、それぞれスパイラル状に形成されていないエッジシール860(3)(図21G)、及びスパイラル状に形成されたエッジシール860(4)(図21H)などのエッジシールが取り付けられたシート856(2)の各外周エッジに沿って、シート856(2)のエッジを窓ガラス846から遠ざかるように折り曲げることによって形成されたフラップ870を示す。図21I及び図21Jは、それぞれスパイラル状に形成されていないエッジシール860(3)(図21I)、及びスパイラル状に形成されたエッジシール860(4)(図21J)などのエッジシールが取り付けられたシート856の各外周エッジに沿って、シート856(3)のエッジを窓ガラス846に向かって折り曲げることによって形成されたフラップ872を示す。シート856に対するフラップ870または872の曲げ角度は、好ましくは、エッジシール860(3)または860(4)が、フラップ870/872の外向きの表面に取り付けられたときに、エッジシール860(3)または860(4)に外向きの力を与える脚スペーサ854または他のコーナ閉鎖部の成形エッジ858の形状に適合するようになっている。図21I及び図21Jに示すように、取り付けられたときに窓ガラス846がある側に向かって折り曲げられて、フラップ872を形成するシートエッジの場合、脚スペーサ854の成形エッジ858は、エッジシール860(3)または860(4)がフラップ872の外向きの表面に取り付けられた状態で、フラップ872を摩擦嵌め方式で受け入れるように修正することができる。
そのような曲げられたシートエッジ/フラップ870または872が使用される場合、得られる利点としては、取り付けまたは取り外し中にエンドユーザが、フレームレス補助窓装置840を把持するためのシートの剛性が増すこと、及び面が増えることが挙げられる。フラップ870及び872はまた、エッジシール860(3)または860(4)がシート856のフラップ870/872に取り付けられたときに、シール材料をスペーサ854の成形エッジ858または他のコーナ閉鎖部の輪郭に実質的に沿わせることを可能にする。さらに、シール材料は、シート856のフラップ870/872によって方向付けられ、スペーサ854がエッジシール860(3)または860(4)に外向きの力を加えることを可能にし得る。上記のように、開示されたエッジシールのいずれかとスペーサ854のコーナ閉鎖部との間のギャップ閉鎖部を、例えばグリース、発泡材、パイルなどを使用して達成することができる。
図21G及び図21Hに示すように、シート856(2)の外周エッジは、窓ガラスに取り付けられたときに、フラップ870が窓ガラス846から遠ざかるように向けられ、エッジシール860(3)または860(4)がフラップ870に取り付けられるように曲げられる。フラップ870は、各シートエッジに沿って連続していてもよく、または任意選択で、例えば、フレームレス補助窓装置840の取り付けまたは取り外しの間に、シート856(2)の折り曲げを助長するために、1つ以上の位置に切り口、切り込み、または刻み目を付けてもよい。エッジシール860(3)または860(4)のフラップ870への取り付けは、粘着物を用いて、または溶接によって、外周エッジの長さに沿って行うことができる。エッジシール860(3)の断面形状は、図21Gに示すように「J」を形作る場合があり、または幅を広くしたプラスチックのストリップからエッジシールを作製することによって、図21Hに図示されるように、エッジシール860(4)が巻き返されて重なり合い得る。エッジシール860(4)は、巻き返されて重なり合うとき、有利には、スペーサ854及びサッシ/フレーム848の取り付け位置の場所によって束縛される窓ガラス846に対して平行にその直径を調節し得るチューブ及び/またはコイルバネを形成することができ、コイルバネ内にさらなる空隙を形成する。これらの利点は、フレームレス補助窓装置840の合同性と、サッシ/フレーム848の開口部の内側の内向きの表面によって形成される開口部中の窓ガラス846の領域とのおかげで得られる。
あるいは、図21I及び図21Jに図示されるように、フラップ872は、フレームレス補助窓装置840が取り付けられるときに、窓ガラス846の方に向けられてもよい。図21Iは、エッジシール860(3)が、フラップ872の外向きの面に取り付けられた状態で示されるが、図21Jに示すように、代わりに、フラップ872の内向きの面にエッジシール860(4)を取り付けてもよい。この例では、(図21Cに示すように)(取り付け時に窓ガラス846から最も遠い)シート856(3)の近くのスペーサ854の成形エッジ858は、フラップ872を収容し及び/または摩擦嵌めするために刻み目を付けられてもよく、またはフラップ872が、その形作られたエッジ付近でスペーサ854によって保持されるように、スペーサ854のエッジに切り込みが入れられてもよい。
再び図21Cを参照すると、任意選択のツマミ880は、スペーサ854へのアタッチメントとして、単なる一例として粘着物のみによって設けてもよく、任意選択のツマミ880は、スペーサ854と同じ連続材料から形成され得る。任意選択のツマミ880は、フレームレス補助窓装置840を保持し、フレームレス補助窓装置840の挿入及び/または抜去のための付加的なてこの作用を得るために、エンドユーザによって使用されてもよい。さらに、任意選択のツマミ880は、スライド窓を開くことが望ましい場合に、スライド窓の固定窓ガラス846から取り外されたときに、フレームレス補助窓装置840を保持するための支えを提供する。加えて、任意選択のツマミ880は、侵入遮断装置の取り付け用に構成してもよい。
次に、束縛器842を使用する際のフレームレス補助窓装置840の例示的な動作を、図21C〜図21Lを参照して説明する。最初のステップでは、窓ガラス846を保持したサッシ/フレーム848を有する既設の窓にフレームレス補助窓装置840を付けるために、粘着物844を使用して、既存の窓の窓ガラス846に束縛器842が取り付けられる。束縛器842は、有利なことに、以下に説明するように、フレームレス補助窓装置840の容易な取り付け及び取り外しを可能にする。粘着物844は、窓ガラス846のコーナで、サッシ/フレーム848のエッジに沿って、及び/またはそのエッジに当接して設置される。粘着物844は、束縛器842の各外向きのエッジの全長に沿って付けられて、「L」字形状を形成する。このようにして粘着物844を付けることにより、束縛器842の少なくとも一部と窓ガラス846との間に形成された溝穴850が提供される。次いで、束縛器842のエッジは、サッシ/フレーム848の内向きに面した各コーナで、サッシ/フレーム848に対して平行にかつ隣接してまたは当接して整列される。粘着物844は、束縛器842があるコーナのサッシ/フレーム848エッジの各エッジに隣接して平行に、束縛器842を窓ガラス846に保持する。この例では、束縛器842が、既設の窓の窓ガラス846の四隅のそれぞれにあてがわられ、長方形の窓ガラス846に4つの束縛器842が使用されることになる。
次に、図21Cに示すように、フレームレス補助窓装置840の足部852が、束縛器842によって作り出された溝穴850に挿入される。足部852の溝穴850への挿入により、窓ガラス846の表面におけるフレームレス補助窓装置840の実質的なコーナ閉鎖が提供される。単一の足部852が説明され図示されているが、既設の窓の窓ガラス846の各コーナに配置された束縛器に、足部が挿入されることを理解されたい。粘着物844によって窓ガラス846に付着されたときの束縛器842は、後に述べるように溝穴850への足部852の挿入を容易にし、窓ガラス846の表面との足部852の接触を維持する剛性である。溝穴850は、位置決めを調節するために溝穴850内での足部852の移動を可能にして、フレームレス補助窓装置840の設置中に、測定誤差を吸収し、現場での調節を支援する、窓ガラス846に対して平行な寸法を有する。この例では、足部852の一部は、束縛器842の下の溝穴850内に設置されたときに、切頭形のエッジ864を超えて延在し、足部852の先端部862を露出させる。
足部852の溝穴850への挿入は、図21Dに示すように、シート856(1)とスペーサ854との間の第1の交線866、及びスペーサ854と足部852との間の第2の交線868によって支援され、これらは、足部852を束縛器842の溝穴850中に挿入する間に、エンドユーザによって圧力が加えられると、さらに曲がることを可能にする片持ちバネとして作用する。また、この圧力がエンドユーザによって加えられたときに、シート856(1)は撓んでもよい。また、図21Cに示すような任意選択のツマミ880は、ユーザによって利用されて、足部852を既設の窓の四隅全ての束縛器842に挿入するために必要な曲げを促進することもできる。また、片持ちバネとして機能する第1の交線866及び第2の交線868、ならびに任意選択のツマミ880は、フレームレス補助窓装置840の取り外しをも容易にする。取り外しは、スペーサ854に内向きの圧力を加えて、スペーサ854とシート856(1)との間の交線866、スペーサ854と足部852との間の交線868にそれぞれ撓みを生じさせるとともに、シート856(1)自体にも撓みを生じさせることによって達成することができる。そのような内向きの圧力は、例えば指先を使用してエンドユーザによって直接加えられてもよく、または任意選択の先端部880を介して加えられてもよい。一例では、束縛器842は、非付着エッジに沿って刻み目(図示せず)を入れて製作されて、より少ない力を必要としながら、足部852の挿入と溝穴850からの取り外しとを可能にする。
溝穴850に足部852を挿入することによって、フレームレス補助窓装置840が設置されると、図21Dに示すように、シート856(1)は、窓ガラス846に対して平行に延在して、シート856(1)と窓ガラス846との間に、気体体積などのギャップ857を提供する。束縛器842を使用する場合、ギャップ857の厚さまたは間隔は、窓ガラス846に垂直な足部852の高さと窓ガラス846に垂直な方向のスペーサ854の高さとの組み合わせによって決定され、空気ギャップ857に最適な厚さを与えるように、意図された用途に基づいて調節することができる。束縛器842が省かれ、足部852が窓ガラス846に粘着によって取り付けられている場合、ギャップ857の厚さは、足部852、スペーサ854、及び足部852と窓ガラス846の表面との間に付けられる粘着物844によって決定される。
次に、フレーム/サッシ848の各エッジに沿って束縛される各エッジシール860(1)を調節することができる。エッジシール860(1)は、サッシ/フレーム848のエッジの近くに配置され、窓ガラス846への密封に加えて、またはその代わりに、フレームレス補助窓装置840のエッジとサッシ/フレーム848との間に密封をもたらし得る。この例では、シート856への結合部から最も遠いエッジシール860(1)の部分は、有利には、隣接する各エッジシール860(1)、各スペーサ854、及び各足部852から機械的に分離されている。シート856(1)への取り付け点から最も遠いエッジシール860(1)のエッジは束縛されておらず、したがって、取り付け時に、エッジシール860(1)のこのエッジの位置は、フレームレス補助窓装置840が取り付けられる窓ガラス846を保持するフレーム/サッシ848によって束縛されるときに、適切な位置及び形状に調節され得る。例えば、このエッジは、窓ガラス846から最も遠いシート856(1)の表面上にあってもよく、またはこのエッジは、シート856(1)と窓ガラス846との間に押し込まれていてもよい。重要なことには、これらの現場での調節は、最小限のエンドユーザの能力を必要とし、窓ガラス846の周辺で行われるため、既設の窓を介しての光学表示領域への影響、及びフレームレス補助窓装置840が取り付けられている窓の美観への影響が最小限になる。加えて、エッジシール860(1)と各エッジに沿ったサッシ/フレーム848との接触は、各エッジシール860(1)を有利に束縛し調節し得る。
次に、図21G〜図21Hを参照すると、エッジシール860(3)または860(4)は、シート856(2)または856(3)のエッジに配置されたフラップ870/872に(粘着物または溶接を使用して)結合されてもよい。次いで、エッジシール860(3)または860(4)のフラップ870/872への取り付け部とは反対側の端部は、図21G及び図21Iに示すように、サッシ/フレーム848によって束縛され得、または図21H及び図21Jに示すように、反対側の端部は、サッシ/フレーム848のエッジに位置するさらなる空気ギャップを形成するように、それ自体で渦巻き状になり得る。フラップ870及び872は、エッジシール860(3)または860(4)がシート856(2)または856(3)のフラップ870/872に取り付けられたときに、シール材料をスペーサ854の成形エッジ858または他のコーナ閉鎖部の輪郭に実質的に沿わせることを可能にする。
今説明したばかりの実施形態は、小サイズから中程度のサイズの補助窓用アタッチメントに有用であることが分かっている。より大きな補助窓用アタッチメントの場合には、追加の重量支持体が有用であることが見出されている。そのような重量支持体の例には、各補助窓装置のコーナ付近に磁気結合器または機械的支持体を追加することが含まれる。機械的結合器の一例は、図13A及び図13Bに記載されるものと同様である。そのような支持体は、補助窓装置の底部コーナで有用である。ただし、可動サッシと固定サッシのガラス部分とのクリアランスが、所望の補助窓装置の空気エアギャップよりも小さいハング窓またはスライド窓と共に、そのような支持体が使用される場合には、そのような支持体は、補助窓装置が固定の窓ガラス部分上にある状態で窓が開くのを妨害することがある。さらに、美的観点と、窓ガラスを介する全可視領域を最大化するためとの両方からも、任意の支持機構を窓ガラスのエッジまたはコーナの近くに保持することが望ましい。また、そのようなアプローチは、修復が高価となり得る傷跡または損傷をもたらす可能性のある他の窓要素への取り付けを回避する。より多くの重量を支え、窓の開口部の操作性及び美観を維持するこれらの複数の問題を同時に克服するために、補助窓装置の上部近くに配置される解放可能な結合器を使用することができ、窓ガラスに結合器部品を取り付ける。磁気結合器または機械的結合器(例えば、フックアンドループ式)は、これらの複数の問題を克服する解放可能な結合器の2つの例である。
補助窓装置の上部コーナ付近に重量支持機構を備えたフレームレス補助窓の側断面図を図21Lに示す。この例では、重量支持機構は、シールがスペーサに接触する場所の上に配置され、この機構は、この接触場所から左右両方向に延在している。窓ガラス846から遠ざかるように、磁石支持体900が、束縛器842から垂直に延在する。磁石支持体900の片側では、強力な永久磁石902、例えば希土類磁石またはハードフェライト磁石が、磁石支持体900に取り付けられ、または磁石支持体900によって保持されている。補助窓装置の取り付け時に、磁性材料904、例えば、鋼鉄または亜鉛メッキ鋼などの磁性金属シートが、窓ガラス846に向かって延在するシートフラップ906に取り付けられる。シートフラップ906は、シート856(1)へのシール860(1)の取り付け位置から外向きに延在するシート856(1)の一部から曲げられてもよく、またはシートフラップ906は、別個のパーツを用いて取り付けられてもよい。補助窓装置の上部コーナ近くに配置される場合、コーナの垂直エッジに最も近いシートフラップ906の部分は、図21L中のスペーサ854の成形エッジ858(1)から、この垂直エッジコーナに向かって延在するシート856(1)の部分から曲げられてもよい。
取り付け中、シートの上部エッジと、結合されるシールとが、窓ガラスに接触している状態で、シートを持ち上げることができる。シートの上部エッジがガラス部分の上部エッジに近づくと、強力な永久磁石902が磁性材料904を引き付け、それによってシートの取り付け及び整列を促進し、窓ガラス上で密封する。また、強い引力は、取り付けられたときに補助窓装置を支持するための持ち上げ引張力を提供する。このようにして全ての磁石の力で引っ張っている状態に取り付けられるとき、磁石902が垂直に配向された場合に見られるように、磁気結合に実質的にせん断力または剥離力がないため、最大の支持が得られる。加えて、上記の例は、シールがスペーサに適合するように3つの側面に束縛され、窓ガラスに向かってさらに押し込まれて、この位置でより良好なシール性を提供し得ることを保証することができる。端部が開いているスパイラルシールに関しては、窓ガラス、足先部、またはツマミとのシールの接触に悪影響を及ぼすことなく、これらの条件下で端部が変形する場合がある。取り付けと支持とをさらに支援するために、他の上部コーナで及び/または上部エッジに沿って、類似機構を使用することができる。
別の実施形態では、溝穴850及び足部852を省いて、スペーサ854が窓ガラス846に接触している状態で、粘着物844は束縛器842と窓枠846との間の領域を通って延在する。追加の粘着物領域は、粘着不良を引き起こすのに要する力が大きくなるために、重量支持機構を使用する場合に役立ち得る。
さらなる実施形態では、磁石支持体900は、補助窓装置が取り付けられたときにスペーサ854に対して平行になるように、窓ガラス/サッシ境界面のエッジに対して45度の角度などの持ち上げ引張力を依然として提供する角度に配向させることができる。この実施形態では、磁性材料904は、スペーサ854の内向きの面または外向きの面のいずれかに取り付けられてもよい。
補助窓装置の上部コーナ付近に重量支持機構を備えたフレームレス補助窓の側断面図を図21Pに示す。この実施形態は、上記の図21Lに示したものと同様である。この実施形態では、フックアンドループ式の機械的結合器が使用される。フック部分930は、支持体900(1)の内向きの表面に付着され、ループ部分932は、フラップ906の外向きの表面に付着される。フック及びループの部分の機械的結合は、結合部の両側に圧力を加えることによって提供される。なお、フック部分とループ部分との位置を入れ替えてもよい。
これらの例は、フレームレス補助窓装置のコーナ付近の重量支持機構を示しているが、重量支持機構は、補助窓装置の上部エッジに沿った任意の位置に、分離された支持体として、またはコーナに配置された支持体からの上部エッジに沿った延長部分として配置できることが認識されている。固定窓の上部エッジに沿って、このような支持体を配置することは、横スライド窓にとっては、支持体がそのような窓を開くのを妨げないようにするので、特に有用である。また、比較的硬質のシールが使用される場合、フラップ906が省かれてもよく、磁性材料904またはループ部分932がシールに取り付けられてもよいことに留意されたい。さらに、磁気結合器を使用する場合、永久磁石902を磁石支持体900の内向きの側に保持することができ、及び/または磁性材料904をフラップ906の内向きの側に取り付けることができることが認識される。また、永久磁石902がフラップ906に取り付けられ、磁性材料904が支持体900に取り付けられるように、永久磁石902と磁性材料904との位置を入れ替えてもよい。支持体900は、束縛器842と同じ要素から形成されて示されているが、支持体900が束縛器842と接触する点に、支持体900が回転して束縛器842と接触することができる任意選択のヒンジ908が存在してもよく、またはシート856(1)、スペーサ854、及びシール860(1)の取り外しと共に支持体900を取り外すことを可能にする取り外し可能な接続部が存在してもよく、スライドサッシが妨げられずに通過することを可能にする。上記の粘着性シーリング材は、特に垂直配向のエッジ上に存在する場合に、取り付けられた補助窓に及ぶ重力に対するさらなる安定性を提供するために、上記の重量支持機構に加えて有利に使用することができる。
スペーサが複数の要素で構成されるスペーサ領域の側面図を図21Oに示しており、これは図21Lにおいて以前に述べたものと同様の重量支持機構を含む。この例の磁気結合器は、垂直及び水平に対して45度の角度である。この例では、足部852は、窓ガラス846に直接付着されている。スペーサ854は、永久磁石902がスペーサ854の外向きの表面に付着された状態で、足部852から実質的に垂直に延在する。シート856(1)のコーナから形成されるか、またはシート856(1)に取り付けられるフラップ920を介して、シート856(1)はスペーサ854に結合する。フラップ920は、シート856(1)に対して実質的に垂直であり、その外向きの表面の磁性材料904に付着している。永久磁石902は、重量支持機構及び間隔機構を完成させる磁性材料904を引き付ける。任意選択で、スペーサ854と足部852との交線で、ヒンジ922を使用して、磁気結合器が取り外されたときに、スペーサ854を窓ガラス846に対して実質的に平行な位置まで回転できるようにしてもよい。これは、小さなクリアランスにより、窓ガラスから足部852を取り外すことなく、サッシがスペーサ854及び永久磁石902を通過する妨げられない動きが可能になるので、スライド窓またはハング窓を開けやすくする。
補助窓装置の上部コーナ付近に重量支持機構を備えるフレームレス補助窓の別の実施形態の平面図を図21Mに示す。この例では、左上の足部852は、足部852の平面から曲げることができる突出部910を有するように修正され、束縛器842は、突出部910が配置され得る穴912を有するように修正されており、突出部910が穴912内に配置されることによって、足部852と束縛器842との間の相互貫入係合を形成する。この構成の鏡像が補助窓装置の右上コーナにある場合、補助窓装置は2つの上部束縛器842によって支持され得る。図21Nは、この実施形態の上部コーナの方を向いたガラス部分中央からの等角図を示す。この図では、明確にするためにサッシが省かれている。図21Mに示す例は、水平のエッジを持つ突出部910を有するが、突出部910は、穴912のエッジを係止する向きまたは形態を有するように作製されてもよい。上記の図21M及び図21N、ならびに以下の図21Q及び図21Rに示すように、束縛器842と足部852との相互貫入係合を有する実施形態では、足部852の粘着物844への回転が、粘着接触の弱化を引き起こすのに十分な力で行われ得る。そのような弱化は、溝穴850よりも浅く(したがって、粘着物844と窓ガラス846及び束縛器842との同時接触が可能になる)、足部852が粘着物844に直接接触しないようにするのに十分な深さを有する粘着物844に当接する粘着物プロテクタ(図示せず)を備えた束縛器842を形成することによって緩和することができる。上記の実施形態は、そのような重量支持機構が省かれる場合よりも、大きく重い補助窓を支持できるという利点を提供する。同時に、そのような実施形態は、全てまたはほぼ全てのパーツが光学的に透明であり、したがって不透明パーツが使用される場合よりも、審美的に魅力的であるように、取り外し可能に取り付けることができる。さらに、サッシを摺動させることによって開く窓から、シート部分及びシール部分が取り外されるか、または部分的に取り外される場合、束縛器は、スライドサッシの動きを妨げない薄型のままであり、そのような窓を動作可能に保つことができる。
重量支持機構の他の実施形態は、図21Q、図21R、及び図21Sに図示されるようなフックハンガを含み得る。図21Qに示す例は、ガラス部分846及びサッシ/フレーム848を有する窓に取り付けられた補助窓装置の左上コーナを示す。この構成の鏡像が補助窓装置の右上コーナにある場合、補助窓装置は2つの上部束縛器842によって支持され得る。上記のように、溝穴850を形成するサッシ/フレーム848に隣接した2つのエッジに沿って、粘着物844を使用して、窓ガラス846に束縛器842が取り付けられる。この例では、フックハンガの端部942が窓ガラス846に接触するように、フックハンガ940が束縛器842から形成される。フックハンガ端部942の左右のコーナは、取り付け時に足部852が、フックハンガ端部942の下でより容易に摺動できるように、傾斜しまたは湾曲している。この実施形態の足部852には穴または窪み944が設けられており、その結果、足部が穴944を有する場合に、フックハンガの端部が窓ガラスに接触する機械的係合により、穴/窪み944のエッジがフックハンガによって保持され得る。
補助窓装置の左上コーナにある別のフックハンガ重量支持機構を示す図を図21Rに示す。この例では、取り付け時に溝穴が形成されないように、束縛器845が、窓ガラス846にそのガラス部分側領域の全体にわたって、粘着物844で取り付けられている。フックハンガ944は、束縛器845から延在し、窓ガラス846から遠ざかるように方向付けられる。この例に示すように、足部852は、フックハンガ944が足部852を束縛するような、フックハンガ944と係合するための穴946を有する。加えて、足部852を、組み合わされた束縛器845/粘着物844の厚さとほぼ同じ高さの段948と共に示しており、段948の内向き部分が窓ガラス846に接触することを可能にする。図21Rに示す構成はまた、他の解放可能な機械的係合、例えば、スナップ嵌め、インターロック(3M(商標) Dual Lock(商標)再封可能ファスナのようにマッシュルーム型ヘッドを持つものなど)、またはフックアンドループ式機構と共に使用されてもよく、またはそのような機械的係合を多数使用してもよい。
図21Q及び図21Rに図示される例は、各上部コーナでシート材の延長部分に係合する補助窓装置の各上部コーナでのフックハンガを説明するが、同様のフックハンガ機構を、単一の連続フックハンガとして、または窓ガラスの上部(水平)エッジに沿って付着された複数の不連続フックハンガとして使用することができる。そのように配置されたフックハンガは、シールの最も内側の取り付け線からシートの外向きに、シートの連続した溝穴または不連続の穴に係合する場合がある。そのようなフックハンガは、上部または側面(垂直)のエッジに沿って使用される場合、光学的に透明な比較的硬質のプラスチック材で作られることが好ましい。
補助窓装置の左上コーナにある別のフックハンガ重量支持機構を示す図を図21Sに示す。この実施形態では、上記のように、溝穴850を形成するサッシ/フレーム848に隣接した2つのエッジに沿って、粘着物844を使用して、窓ガラス846に束縛器842が取り付けられる。足部852が取り付けられる場合、これは補助窓装置の取り付け時に溝穴850に挿入される。束縛器842は、垂直シール860(1)の一部がフックハンガ950上に延在するように配置されたフックハンガ950を有する。シール860(1)には、補助窓装置の重量を支えるフックハンガ950と係合する穴952が設けられている。穴952は、シール806(1)がスペーサ854の成形エッジ858(図示せず)に接触する位置の外向きに、かつこの位置の上方に配置される。シール860(1)がスパイラル断面で作られている場合、スパイラル層の1つ以上が、フックハンガ950と係合するための穴を有してもよい。
上記の実施形態の多くでは、取り付けられた補助窓装置によって妨げられることなく窓を開けることができるように、可動サッシのためのクリアランスが望まれている。このことは、補助窓装置の主要部分がそこから取り外される束縛器部分を窓枠に取り付けたままにしておきながら、補助窓装置の一部を取り外すことを要求する場合がある。そのような場合、窓ガラスに残っているそのような束縛器及びその取り付け機構(例えば、粘着物)部分の断面形状(つまり、窓ガラスに垂直な寸法)は、可動サッシの妨げられないクリアランスのために、好ましくは約0.25インチ未満、より好ましくは約0.125インチ未満であり、またはこれらの寸法に変形可能である。
上述の重量支持機構の実施形態は、既設の窓サッシ/フレーム/縦框/框の内向きに配置されるそのような機構を有し、既設の窓の窓ガラスに取り付けられているが、当技術分野で知られているように、非ガラス窓構成要素に取り付けられた粘着物または機械的クリップを含む重量支持機構は、窓ガラスに取り付けられた重量支持機構の代わりに、またはこれと併せて、使用できる。足部の部分と束縛器との係合は、3M(商標)Dual Lock(商標)再封可能ファスナのようなマッシュルーム型ヘッドのアレイや、Velcro(登録商標)プラスチックフックテープのような、フックのアレイを足部の部分と束縛器との両方に持つものなど、足部の部分を束縛器に固定するための複数のインターロックフィーチャを有したインターロック機構の相互貫入係合によって達成することもできる。好ましくは、そのようなファスナは、それらが付着される窓ガラスを通した視界の審美的な乱れを最小限にするために、透明であり、着色されていない。ファスナの束縛器部分は、窓ガラスを保持するサッシ/フレームの内向きに面する内側表面の各コーナで、サッシ/フレームに隣接しまたは当接して配置されるように構成され、そのような各コーナを形成するエッジに実質的に適合するように形作られていることが好ましい。
図32A〜図32Fは、補助窓装置の例示的な解放可能な取り付けまたは固定を示す。これらの例は、窓ガラスの周辺部領域に配置されるアタッチメント及び束縛器のために、容易に利用できる固定及び固定解除が可能であること、ならびに窓ガラスの表示領域を介した美観及び視認性が改善されることから恩恵を受ける。本開示の目的では、周辺部領域は、窓ガラスを取り囲む既設の窓の要素のエッジに近接する窓ガラスの最も外側の領域である。上記のように、周辺部領域は、シートのエッジと窓ガラスの既設の要素との間の距離によって、さらに画定されてもよい。一例では、周辺部領域は、既設の窓の要素のエッジから、1.5インチ未満の範囲内にあり得る。別の例では、周辺部領域は、既設の窓の要素のエッジから、1.0インチ未満の範囲内にあってもよい。さらに別の例では、周辺部領域は、既設の窓の要素のエッジから、0.75インチ未満の範囲内にあってもよい。加えて、窓ガラスに接触する2次元の付着領域が窓ガラスへの保持強度を向上させる一方で、エンドユーザによる小さな測定誤差と微調節とに対応できるように、2次元領域での固定が可能である。図32Aは、明確にするためにサッシ/フレーム960のコーナが切り取られた状態で窓に取り付けられている補助窓装置コーナの透視等角図である。この図では、シート962、シール964、窓ガラス966、及びサッシ/フレーム960の一部が切り取られている。
この例では、係合時に複数の機械的係合を有する(例えば、3M(商標)Dual Lock(商標)再封可能ファスナが提供するステム上のマッシュルーム型ヘッドをインターロックするが、他のインターロック構成を使用してもよい)再封可能インターロックファスナ972及び974が、取り付けられたときに窓ガラス966と足部968との間に収まるように、足部968が、スペーサ970に取り付けられるか、またはその一部として形成され、したがって足部968と窓ガラス966との間に束縛力がもたらされ、補助窓装置を保持することができる。再封可能インターロックファスナ972及び974が係合された状態で取り付けられたときに、スペーサガラス部分接触面976は、窓ガラス966に接触するか、またはほぼ接触する。再封可能インターロックファスナ972及び974の機械的係合はそれぞれ、係合時に2次元係合領域が形成されるように、2次元領域を覆う。この2次元係合領域は、シート962の各外周エッジに沿ったシール964を、サッシ/フレーム960の内向きの面に適合するように、独立して調節して、窓ガラスの周辺部領域の各コーナで固定時にエンドユーザが調節することができ、したがって、補助窓装置全体が窓ガラス966の可視領域を実質的に覆う。図32Aに示すように、ファスナ974は、ファスナ972の最も外側のコーナに到達するように、外向きに延びる必要はない。そのような構成は、ファスナ972と窓ガラス966との間の粘着不良をもたらし得る剥離力を引き起こすのを回避するので、有益であり得る。エンドユーザが補助窓装置のシート部分及びシール部分を取り外したり回転させたりするとき、窓ガラスに付着したファスナ972は、窓ガラス966に付着されたままになる。
ほぼ接触しているときには、窓ガラス966とスペーサ970との間に閉鎖を提供するために、上記のシーリング材、窓ガラス966に付着された再封可能インターロックファスナベースからの延長部分973、または(図38及び図39に示すように)窓ガラス966に最も近いスペーサ970表面の長さに沿った弾力圧縮性スペーサ延長部分971を使用することができる。再封可能インターロックファスナ972は、相手側(足部)再封可能インターロックファスナ974のためのインターロック部材を提供しながら、窓ガラス966に付着され、シール964が、各スペーサ成形エッジ978を通って、サッシ/フレーム960のコーナ部に向かって延在することを可能にする形状により、シール964が窓ガラス966との接触を維持してコーナ部を閉じたままにする。図32Aに示すように、この例では、スペーサ970の近くの相手側(足部)再封可能インターロックファスナ974と足部968とは、スペーサ面980の最も狭い部分よりも狭く、その結果、スペーサ成形エッジ978の接触に対するシール964の閉鎖は損なわれないままである。相手側(足部)再封可能インターロックファスナ974と足部968とは、スペーサ970から外向きに延在するにつれて広がり、より多くのインターロックファスナの係合が生じ得る。一例では、シール964は、窓ガラス966に付着された再封可能インターロックファスナ972に接触せず、その結果、シール964は窓ガラス966との接触を失わない。シール964は、スペーサ成形エッジ978に沿ったシール964の閉鎖が中断されず、シール964の端部が、ファスナ972を窓ガラス966に付着させるのに使用される粘着物に過度の剥離力を及ぼさない限り、足部968及び/または相手側(足部)再封可能インターロックファスナ974に接触してもよい。相手側(足部)再封可能インターロックファスナ974及び足部968は、以下に記載されるように別個のパーツ及び/または異なる材料組成物から製造され得るか、または各パーツに同じ材料を使用する単一要素として製造され得る。
図32Aに示すように、窓ガラスに付着された再封可能インターロックファスナ972は、その相手側の再封可能インターロックファスナ974及び足部968よりもわずかに大きい面積を有し得る。この大きな領域により、必要であれば、補助窓装置の現場での位置調節を可能にし、したがって、相手側(足部)再封可能インターロックファスナ974の領域全体が係合される。再封可能インターロックファスナ974の領域全体の係合は、足部968及び相手側再封可能インターロックファスナ974のための大きさに合わせた補助窓装置の最も堅固な重量支持をもたらす。
相手側再封可能インターロックファスナ974の(図32B及び図32Cに示すような)インターロックマッシュルーム型ヘッド982が、窓ガラス966に付着された再封可能インターロックファスナ972のインターロックマッシュルーム型ヘッド984に面するように、相手側再封可能インターロックファスナ974は、窓ガラス966に面する足部968の表面に取り付けられ、足部968の形状と同様の形状を有する。足部968の反対側の面に圧力を加えると、再封可能インターロックファスナ972及び974の係合を引き起こし、スペーサガラス部分接触面976が窓ガラス966と接触して、ギャップ986のコーナを閉じる(図32B〜図32Fに示す)。この例では、窓ガラス966に垂直なスペーサ寸法は、窓ガラス966とシート962との間のギャップ986の寸法を画定する。また、シール964の直径の大きさを、シート962に垂直なスペーサ970の寸法よりもわずかに大きく作ることにより、再封可能インターロックファスナ972及び974が係合する際に、シール964を窓ガラス966と接触するように押しつける。これらの図に示すように、シール964にスパイラル断面を用いる場合、補助窓装置に作用する力は、シート962のシール964への取り付け部から遠位のスパイラルの自由端988の動きを介して、シール964によって吸収され得る。任意選択で、各自己接触性スパイラルシールは、例えば、弾力性のある圧縮性の材料から作られたプラグを、シール(989)内またはシール端開口部(991)に有してもよく、またはシール端開口部を覆うカバーを有してもよく、(図40及び図41に示すように)このカバーは、シールを通る空気の移動を阻止しながら、各スパイラルを上記のように調節することを可能にする。そのような空気移動の抑制は、窓に垂直な熱の流れを減らすことに貢献し得る。
図41にはフランジ871も示してあり、これは、シール860(2)をシート856(1)に取り付けるための平坦な表面を提供するために、シール860(2)の一部として形成することができる。さらに、フランジ871の内側エッジに沿って折り目873を設けて、窓ガラス846に対するシール860(2)の接触に追加の力を提供し、窓ガラス846を通して見ることができる透明領域へのシール860(2)の侵入を少なくすることができる。フランジ871または折り目873は、プラグがシール860(2)で使用されているか否かにかかわらず、有益に使用することができる。
この例(図32A)では、補助窓装置の取り付けは、隣接するエッジのシール964の交線が交わるが、各サッシ/フレームのエッジに対する独立したシール調節機能を維持するために、互いに接触しない外周コーナで有利に行われる。したがって、取り付け領域は、周辺部全体の周りの窓ガラスへのシールの連続的な接触を遮断する。窓ガラスとの連続した周辺部領域の接触は、各隣接エッジシール間で窓ガラスと接触する各コーナ閉鎖部スペーサによって維持される。そのようなコーナに取り付け機構及び/または束縛器を配置することにより、補助窓装置の解放及び再取り付けのために、エンドユーザが再封可能インターロックファスナ974に容易にアクセスし、直接力を加えることができる。この取り付け機構は、その開示が全体として参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願第15/232,680号に記載されている取り付け機構と同様に、最も近いコーナ閉鎖部から外側に配置される。これは、シール周辺部領域及びコーナ閉鎖部の内側に形成された空気ギャップ内にある当技術分野で知られている取り付け機構とは対照的であり、解放のための取り付け機構へのアクセスはより複雑で難しい。これはまた、補助窓装置の取り外し時に表面を損傷したり(塗料の粘着物除去など)、フレームまたはサッシに穴を残したりすることがあり(ネジ留め具など)、費用のかかる修理を必要とするフレームまたはサッシに取り付ける取り付け機構とも対照的である。さらに、シールの周辺部領域の取り付け機構は、特にコーナに配置されたときに取り付け機構及び/または束縛器の及ぼす審美的影響及び視認障害の影響を最小限に抑える。
再封可能インターロックファスナ972及び974の係合を図32Bに示す。図32Bは、再封可能インターロックファスナ972及び974が係合される際の、サッシ/フレーム960の切り欠きを伴わない、図32Aに示す平面F−F’(窓ガラス966に垂直な平面F−F’)の側面図である。この例では、各再封可能インターロックファスナ972及び974は、ステム990及び992のそれぞれの端部に、それぞれ複数のマッシュルーム型ヘッド982及び984を提供するが、他のインターロックアタッチメント構成を使用してもよい。
この例では、アタッチメント994がファスナベース996を足部968に取り付けている。接着層998は、ファスナベース1000を窓ガラス966に結合する。矢印は、取り付け中に足部968に圧力が加えられる方向を示す。足部968及び相手側再封可能インターロックファスナ974は、係合が生じ、スペーサガラス部分接触面976が窓ガラス966に接触するときにわずかに曲がることができる。シート962は、四隅全てが固定されると、窓ガラス966に対して実質的に平行な位置になる。窓ガラス966及びファスナベース1000に接触する粘着層998は、それぞれ、ステム990によって覆われている面積よりも大きい面積を有し得る。そうすることにより、粘着層998及びファスナベース1000が無色透明である場合に、窓ガラスを介しての視認領域への光学的破壊をより少なくしつつ、補助窓装置を窓ガラスに直接保持する粘着力が増大する。3M(商標)VHB(商標)接着剤などのアクリル系接着剤は、粘着層998及び/またはアタッチメント994用に首尾よく使用されている。
窓ガラス上に結露が発生しやすい窓で使用する場合、図42に示すように、粘着層998と窓ガラス966との境界面付近を結露から保護することが有益となり得る。そのような保護は、粘着層998と窓ガラス966との境界面の周りで窓ガラス966に接触して取り付けられたときに、窓ガラス966に垂直に延在するファスナベース996、1000または足部968の保護延長部分997によって提供され得る。代わりに、透明なコーキング、パテ、ゲル、または他の成形可能なバリアを、この境界面の周囲の各コーナに追加してもよい。
図32は、再封可能インターロックファスナ972及び974の係合解除を示す。図32Cは、再封可能インターロックファスナ972及び974が係合解除される際の、サッシ/フレーム960の切り欠きを伴わない、図32Aに示す平面F−F’(窓ガラス966に垂直な平面F−F’)の側面図である。この例では、ループ1002(例えば、ペーパクリップのどちらかの端)を、ファスナ972及び974のファスナベース996及び1000の間でそれぞれ滑らせることができ(図32Aに示す)、ファスナ974の相手側ファスナベース996をファスナ972のガラス部分付着ファスナベース1000から持ち上げるために引っ張り力が加えられるが、他の方法及びデバイスを係合解除の目的で利用してもよい。他の非限定的な方法及び装置は、ファスナ及び足部を貫通する穴を設けて、エンドユーザによって引っ張られたときにファスナを外すことができるフック装置を穴に挿入できるようにすることを含み得る。または、ガセット、ループ、ツマミ969またはフックを足部968の表面に設けて、エンドユーザが引っ張ることができるようにしてもよい。足部及びスペーサと一体に形成されたガセットは、コーナに追加の強度を有利に提供する。ツマミ(複数可)969は、(図示のように)足部968と同じ平面内に延在し、窓ガラス966から遠ざかるように湾曲するか、または足部969上で曲がって戻る。図43を参照すると、剥離力が、図32Cに示すような係合解除をもたらすように、係合領域のエッジまたはコーナで係合解除を開始することが好ましい。ツマミ(複数可)969がクリアランスの低いスライド窓に使用される場合、移動するサッシは、そのような係合解除に必要な力をツマミ969に与えることができる。別の例では、ループ1002は、相手側ファスナベース996の延長部分として、または相手側ファスナベース996を取り囲むように各コーナで補助窓装置の一部として組み込まれ、複数のステム992によって保持される。ループ1002が無い場合、エンドユーザは、指先または指の爪を使用して、相手側ファスナ974の外向きのコーナまたはエッジを、ガラス部分付着ファスナ972から引き離すことができる。
図32Dは、図32Aに示す平面F−F’(窓ガラス966に垂直な平面F−F’)の側面図であり、再封可能インターロックファスナ972及び974がインターロック領域1004を形成している。この例では、スペーサ970及び足部968は比較的剛性であり、これは例えば、射出成形パーツによって提供されてもよい。スペーサ970及び足部968は、単一の一体パーツとして作られてもよく、または互いに取り付けられた別個のパーツから作られてもよい。シート962は、スペーサシート接触面1006にわたってスペーサ970に溶接されてもよい。スペーサガラス部分接触面976が係合される際に、これは、窓ガラス966との接触時に、ギャップ986のコーナ閉鎖部の一部を形成する。
図32Eは、再封可能インターロックファスナ972及び974がインターロックしている場合の図32Aに示す平面F−F’(窓ガラス966に垂直な平面F−F’)の側面図である。この例では、足部968及びスペーサ970のための接続部として、可撓性接続部1008が提供されている。可撓性接続部1008は、再封可能インターロックファスナ972及び974のインターロック係合を維持しながら、スペーサガラス部分接触面976を窓ガラス966に押し付けるのに有用である。さらに、可撓性接続部1008は、後述するように、シート962が窓ガラス966から遠ざかるように回転されたときに、インターロックファスナの係合を維持することを可能にする。可撓性接続部1008は、例えば、薄いプラスチックフィルムまたはシートであり得るが、他の材料で作られた他の可撓性接続部を利用してもよい。
図32Fは、再封可能インターロックファスナ972及び974がインターロックしている場合の図32Aに示す平面F−F’(窓ガラス966に垂直な平面F−F’)の側面図である。この例では、可撓性接続部が1つ以上の場所に組み込まれている。例えば、力が加えられたときにコネクタ1010の一端または両端が曲がるように、コネクタ1010を使用して、足部968をスペーサ970に接続することができる。この例では、足部968、コネクタ1010、及びスペーサ970は、単一の材料片から、または一緒に取り付けられる別個の要素から作製されてもよい。単一の材料片から作製される場合、コネクタ1010は、各曲げ線1012及び1014(黒丸で示されるF−F’に垂直)に沿って曲げて、単一要素を図32Fに示す形状に曲げることによって形成され得る。さらに、足部968、コネクタ1010、及びスペーサ970は、曲げ線1016(平面F−F’に垂直)に沿って曲げを設けることによって、シート962と同じ材料片から形成することができ、曲げ線1012及び1014で、説明した曲がりを曲げることに加えて、力が加えられる場合にも曲げることができる。曲げは、低温で行うか(折り目または刻み目の有無にかかわらない)、曲げ線に沿って熱を加えて行う。上記のような可撓性接続部または曲げ線は、以下で説明するようにスライド窓を開くときの補助窓装置の取り付け/取り外しの容易さと部分的な取り外しとに有効である。
図32A〜図32Fに示す例では、足部968は、示されるよりも大きい厚さを有し得る。再封可能インターロックファスナ974の反対側の足部968の表面は、シート962の平面の近くにあってもよく、及び/またはこの表面は、取り付け及び取り外し中により便利なアクセスを提供すること、ならびに所望の美的効果及び/または光学的効果を提供することのために形作られてもよい。また、スペーサ成形エッジ978は、シール964がギャップ986の閉鎖部を形成し得るより多くの表面積を提供するために、図示されているよりも厚くてよい。
図33〜図37は、小さなクリアランスのスライド窓での補助窓装置の使用を示す。記載される例では、補助窓装置の内側取り付けを想定している。上記のように、補助窓装置の外側取り付けを実行することができ、その場合、「内側」と「外側」とが入れ替わる。
図33において、正面図は、内部から見た横スライド窓を示す。図33は、窓フレーム1018、内側サッシ1020、外側サッシ1022、内側窓ガラス1024、外側窓ガラス1026、内側窓ガラス1024に取り付けられたシート1028、外側窓ガラス1026に取り付けられたシート1030、内側窓ガラスに取り付けられた補助窓装置シール1032、外側窓ガラスに取り付けられた補助窓装置シール1034、足部1036及び足部1038の外側に、例えばマッシュルーム型ヘッドを有する再封可能ファスナ1042(図示せず)を備えた(それぞれ、各補助窓装置の内側サッシ及び外側サッシのコーナの)足部1036及び足部1038、及び窓ガラス1024及び1026の内側の再封可能な束縛器ファスナ1040を示す。正面図の平面G−G’(窓ガラス1024及び1026に垂直な平面G−G’)における上面図は、外側サッシ1022の窓ガラス1026の内面と、内側サッシ出合框1044の外面との間の、わずかなクリアランスを有する窓を開ける障害を示している。図33において、内部サッシ1020の出合框1044は、外側サッシ1022に取り付けられた補助窓装置に直ちに遭遇し、窓の開放中に接触した場合には、シールの接触を狂わせる可能性がある。
窓ガラス1024及び1026に付着したファスナ束縛器1040を除く全ての補助窓装置部分の取り外しは、図34に示される図に描かれた眺めをもたらす。図34の正面図の平面H−H’(窓ガラス1024及び1026に垂直な平面H−H’)を見下ろす上面図では、内側サッシ出合框1044が、外側サッシ出合框1046に隣接して付着されたファスナの束縛器1040を通過して、障害なしに移動できることが分かる。このような障害のない動きが、全ての内側窓ガラス補助窓装置部分が取り付けられた状態で起こり得ることに留意されたい。
図35は、各窓ガラスに補助窓装置が取り付けられた、小さなクリアランスのスライド窓の開口部を示している。図35のI−I’の正面図及び上面図では、補助窓装置の各足部1048が解放され(以前は出合框1046に隣接する外側窓ガラス1026に固定されていた)、シート1030とともに、外側窓ガラス1026に固定されたままのコーナで、補助窓装置の各再封可能インターロックファスナ974(図32Aに示す)、足部1038、スペーサ970及び曲げ線(存在する場合)1012、1014及び/または1016の1つ以上の撓みによって固定された外側窓ガラス1026から離れるように回転される。3M(商標)Dual Lock(商標)再封可能ファスナなどのファスナを使用する場合、インターロックマッシュルームヘッドの一部が外れる場合があるが、ほとんどが2つの固定されたコーナで係合したままになることが分かっている。さらに、補助窓装置のサイズが大きくなるとき、0.125インチを超える断面形状を有するインターロックマッシュルームヘッドを備えた再封可能ファスナを利用して、十分な重量支持を提供することができる。内側サッシ1020を動かして窓を開き、開口部1052を作製する。任意選択で、シート1030が回転しなければならない角度が制限されるように、内側サッシ1020の開動作を案内するレールに止め具を加えてもよい。内側サッシ1020は、外側窓ガラスに取り付けられた補助窓装置1054と外側窓ガラス1026との間を摺動する。窓を閉じるために、内側サッシ1020を図33及び図34に示す位置に戻し、解放された各足部1048をそれぞれのファスナ1040に再固定して、図33に示す状態を再確立することができる。
図34及び図35の水平スライダ窓に示すように、外側サッシ出合框1046に隣接する2つの足部1048を解放すると、部分的に解放された補助窓装置の解放された部分にかかる重力により、固定されたままの補助窓装置のコーナでの望ましくないトルクが発生する可能性がある。望ましくないトルクを軽減するのを支援するために、図36、図37、及び図44A〜図44Cに示すように、部分的に解放された補助窓装置の解放されたシート1030、解放された足部1056、またはエッジシール1058の底部の下に、窓敷居1061に載る支柱を設けることができる。一部の水平スライダ窓では、最も内側の下部レール部分がこの支柱機能を提供するのに十分な高さになり得る。このレール部分が十分に高くない場合は、窓敷居に置かれ、底部解放足部1056またはエッジシール1058の下の支柱として機能する別個のパーツを提供してもよい。そのような支柱は、バネ1059であってもよく、あるいは調節可能な高さを有してもよく、それは別個の部品であってもよいし、または例えば(図44A〜図44Cに示すように)クリップ1063でシート1030、もしくは補助窓装置の解放部分の足部もしくはエッジシールに取り付けてもよい。シート、足部、またはエッジシールに取り付けられた場合、そのような支柱は、任意選択で、垂直軸を中心に回転可能であり、支柱が敷居上にあるときに部分的に解放された補助窓装置部分の安定性を向上させることができる。
図36及び図37に示すさらなる例では、内側サッシ出合框1044に隣接する下部内側ガラス部分に取り付けられたファスナ1062に固定する支柱1060を設けることができる。このような固定は、底部足部1036が固定されるとき、底部足部1036によって覆われないファスナ領域1064で行われ、この例では、支柱1060固定用の「L字形状」領域を提供することができる。あるいは、足部1036を解放して、支柱1060を固定するためのファスナの全領域1064を提供することができる。支柱1060は、例えば、ファスナ1062に係合される表面に再封可能ファスナが付着された射出成形プラスチック材であってもよい。図36の正面図の平面J−J’(窓ガラス1024及び1026に垂直な平面J−J’)の上面図に示すように、図36に示す例では、支柱1060は内部に向かって突出している。図37に示す図に示されるように、外側ガラス部分に取り付けられた、外側サッシ出合框1046に隣接する補助窓装置足部1048が解放されると、この補助窓装置は上述のように回転され得る。この例では、外側ガラス部分に取り付けられた補助窓装置1054の底部足部1056が支柱1060に載っている。
シングルハング窓とダブルハング窓とは、摺動方向が垂直であり、外側ガラス部分に取り付けられた補助窓装置の解放時に、トルクが実質的に存在しないこと、及び外側窓ガラス上の補助窓装置は、窓が開かれたときに、その2つの上部束縛器ファスナによって支持されることを除けば、上述したように、2つのサッシ間に類似の関係があることが理解されよう。上記のように、各補助窓装置は、各窓ガラスの内側表面または外側表面のいずれかに取り付けられ得る。したがって、図32〜図37の説明は、補助窓装置が各外側窓ガラス表面に取り付けられる状況に適用可能である。さらに、スライド窓の小さなクリアランスの問題は、窓ガラスの外側に外側サッシの補助窓装置を取り付け、窓ガラスの内側に内側サッシの補助窓装置を取り付けることによって回避することもできることに留意されたい。後者の場合、窓を開くためにファスナを解放する必要はない。
また、他の補助窓装置の構成要素を、支柱1060について上記で説明したのと同様の方法で、窓ガラスに付着された再封可能インターロックファスナ972に固定できることも理解されよう。例えば、その開示が全体として参照により本明細書に組み込まれる米国特許第9,663,983号に記載されているような侵入遮断器は、上述の再封可能ファスナを取り付けることにより修正することができ、窓ガラス付着ファスナ972に固定することができる。
補助窓装置をエンドユーザに提供する場合、足部852を覆うように束縛器842を事前に適用して、最初に束縛器842をその補助窓装置の残りに容易に取り付けて自己整合させることが有益である。束縛器842が溝穴を形成することを意図する実施形態の場合、これは、足部852が配置され得る溝穴も形成するライナ材料で粘着物844を覆うことによって達成され得る。追加の粘着テープ片を、粘着物844とそのライナ材料の反対側の束縛器842上に配置することができ、粘着テープは束縛器842の斜辺を越えて延在する。これにより、スペーサ854の外向きの面及び/またはシール860が取り付けられる面の反対側のシート856の面に、粘着テープを付着することが可能になる。取り付けの前に、エンドユーザは、最初に粘着物844を覆うライナ材料を取り除き、次いで窓ガラスに補助窓装置を配置することができる。次いで、各束縛器842は、窓ガラス846と接触するように押し込まれ得る。一旦、束縛器842が窓ガラス846に付着されると、それに関連する粘着テープ片は取り除いてもよい。束縛器842が溝穴を形成しない実施形態の場合、束縛器842及び足部852上の解放可能な機械的係合機構は、粘着物844を覆うライナ材料と事前に係合されて提供されてもよい。取り付けの前に、エンドユーザは、ライナ材料を取り除き、次いで窓ガラス846に補助窓装置を配置することができる。次いで、各束縛器842は、窓ガラス846と接触するように押し込まれ得る。
窓ガラスに取り付けるための再封可能インターロックファスナを組み込んだ補助窓装置を提供する場合、窓ガラス付着ファスナは、各足部に事前に取り付けられたその相手側ファスナと事前に係合させて供給してもよい。窓ガラス付着ファスナの粘着物を保護するためにライナを設けてもよく、エンドユーザは、補助窓装置を窓ガラスに取り付ける直前にライナを取り外してもよい。このようにして、ファスナの自己整合が保証される。エンドユーザによる相手側ファスナの現場での小さな調節は、最初の取り付け後に行うことができる。代替として、各窓ガラス付着ファスナは、サッシ/フレームのエッジに接する各コーナで窓ガラス上に配置され、その後、補助窓装置の各コーナで相手側ファスナを固定することができる。当技術分野で知られているように、残りの補助窓装置荷重を加える前に、窓ガラス付着ファスナ粘着物を窓ガラス表面に濡らすことができると、窓ガラスへの粘着物保持力が向上する。
上記の実施形態は、補助窓装置の全ての取り付け点を取り付けるために単一のタイプの束縛器、ハンガまたはファスナを使用することを示しているが、補助窓装置の異なる取り付け位置で異なる実施形態を使用することが有益な場合がある。アタッチメント、束縛器、及びファスナは、補助窓装置の重量を保持するのに十分な強度を有していなければならない。他方、補助窓装置の空気ギャップ寸法よりも小さいクリアランスを有する固定サッシに対して、サッシを摺動させることによって開く窓については、緊急時には、迅速な脱出のためにそのような窓を開くことが必要となる場合がある。さらに、緊急ではない状況においても、窓は容易に開くことが望ましい。このような状況では、そのようなスライド窓の固定ガラス部分上の出合框または召合せ框における固定を、残りのアタッチメントの保持力よりも少ない力で、例えば窓ガラスに対して平行なサッシ移動方向の剪断力で解放するように構成することが望ましい。これにより、窓を開くのに使用したのと同じ力を使用して、所望のアタッチメントを解放できる。例えば、図21C〜図21Kに記載されている薄型溝穴束縛器設計を用いて、図21L〜図21Tに記載されている重量支持ハンガ、または図32A〜図32F及び図33〜図37に記載されている再封可能マッシュルームヘッドファスナを残りのアタッチメントに使用して、固定ガラス部分出合框または召合せ框アタッチメントを構成することができる。このような差動保持力のアタッチメント構成への別のアプローチでは、各アタッチメントに再封可能なマッシュルームヘッドファスナを利用し、この場合、固定ガラス部分出合框または召合せ框アタッチメントは、1)残りのアタッチメントよりも低いステム密度を有し、2)残りのアタッチメントよりも低い断面形状を有し、3)出合框/召合せ框に対して実質的に垂直な足部ファスナ及びガラス部分ファスナステム列の両方で構成され、一方、残りのファスナは、補助窓装置が取り付けられたときに、これらのステム列をそのように整列させない。これらの各ケースでは、出合框/召合せ框から離れた1つ以上の場所での重量を支える束縛器が、シート及びシールを保持できる必要がある。さらに、サッシを摺動させることによって開く窓から、シート部分及びシール部分が取り外されるか、または部分的に取り外される場合、固定窓ガラスに付着した束縛器は、スライドサッシの動きを妨げない薄型で付着したままになり、そのような窓を動作可能に保つことができる。
上述の実施形態は、完全に組み立てられた補助窓に関係し得るが、そのような補助窓は、エンドユーザによる組み立てを必要とするキットとして供給されてもよいことが理解されるであろう。そのような場合、補助窓装置の様々な部分が別々に供給されてもよい。例えば、シートは、エンドユーザによって切り取られる長方形として提供される。エッジシールは、エンドユーザがカットしてシートに付着する粘着物付きの1つ以上の個別の部品として供給される。取り付け機構及びスペーサコーナ閉鎖部は、コーナごとに単一のパーツかまたは個別のパーツとして提供され、組み立て中に窓ガラスまたは各コーナのシートに加えられる。あるいは、シート及び/またはエッジシールのどちらかがライナ材料によって保護された粘着物で供給されるキットが供給され、上記のように供給された残りのパーツとともに、エンドユーザへの配送前にサイズに合わせてカスタムカットされてもよい。エンドユーザによって受け取られると、ライナ材料が取り除かれ、エッジシール(複数可)がシートに付着され、残りのパーツが上記のように組み立てられる。以下に説明する侵入遮断器などの追加パーツは、そのようなキットの一部として、または完全に組み立てられた補助窓装置の一部として提供されてもよい。
各密封境界面に侵入遮断器を備えたフレームレス補助窓の正面図を図22に示す。この実施形態は、開き窓または突き出し窓など、ヒンジで回転することにより開閉する窓に有用である。この場合に示されている侵入遮断器は、縦スライド窓の上部サッシの上部について図14に示されるものと似ている。図22では、サッシの内側の止め具に対して閉じているサッシによって保持された窓ガラスを示す。侵入遮断器は、止め具に接触するまで内側に曲がるように形成され、サッシと止め具との間の密封境界面を覆う。このような機構は、この種の窓の各密封境界面に沿って役立つ。侵入遮断器が交わるコーナでは、侵入遮断器の端を重ねたり、突き合わせたり、先端間に空間を残したりすることができる。これらの場合のそれぞれにおいて、コーナは、留め継ぎ切断、発泡材もしくはパイルの挿入、またはテープの使用を含むがこれらに限定されない、当技術分野で知られている任意の手段によって閉じられてもよい。あるいは、示された侵入遮断器は、空気侵入を遮断するのを助けるために、パイル、発泡材、フェルトなどを含むように修正されてもよい。
全体として630で示される正面図は、開き窓または突き出し窓などのヒンジ式窓に関するものであるが、この原理は他の窓タイプにも同様に適用することができる。フレームレス補助窓を備えたヒンジ付き窓は、窓サッシの上部に沿ってヒンジ式に取り付けられた突き出し窓に見られるような既設の窓フレーム632を含む。窓の開閉は、ノブまたはクランク648を回すと有効化される。示されている突き出し窓は、窓ガラス634上に侵入遮断器が取り付けられた状態でフレームレス補助ウィンドウを有する。シート材636は、明確にするために部分的に示されており、通常、窓ガラスのほぼ全てまたは全てを覆っている。窓は、既設の窓フレーム632、窓ガラス634を保持するヒンジ付きサッシ647、その4つの外周エッジのそれぞれに沿って侵入遮断器641を含むフレームレス補助窓643を備える。分かりやすくするために、左側の侵入遮断器の一部のみを示す。補助窓643は、シート材636、エッジシール638、コーナブレース640、取り付け機構642を備えた柱644(例えば、吸着カップ)、止め具645、サッシ647、及びバネ646を備える。任意選択で、上記のシール材料(例えば、パイル、Oリング、ゲル、乾燥粘着性材料、発泡材など)を使用してもよい。バネ646は、図6Aに示すように、前に述べたバネを含むことができることに留意されたい。
図22の窓のコーナ部分の等角図を図23に示す。全体として650で示される図は、図の下部に窓の外側を示し、図の上部に内側を示す。等角図は、フレームまたは敷居652、サッシ縦框または框654、止め具664、窓ガラス663、シート651、取り付け機構665(例えば、吸着カップ)を備えた柱658、キャップ660、バネ656、コーナブレース668及びブルノーズシールまたはエッジシール661を含む。侵入遮断器662及び666は、補助窓655の側部及び底部の外周エッジにそれぞれ取り付けられている。図23に示すように窓が閉じた位置にあるとき、各侵入遮断器は、止め具664との接触によりやや内側に曲がり、サッシ654と止め具664との間の密封境界面657を覆う。窓が開いているとき、ヒンジのない側面に沿って止め具664に接触する各侵入遮断器の曲がった端部は、補助窓655に取り付けられたまま、止め具664の表面を横切ってまたはそこから離れて摺動する。その後窓を閉じるとき、止め具664の内側に侵入遮断器を導くのを助けるために、薄く堅いカードなどを用いることが有益である場合がある。侵入遮断器は、シート651に653が取り付けられた状態で示す。代替実施形態では、ブルノーズシールまたはエッジシール661に侵入遮断器を取り付けることができる。上記のように、侵入遮断器は、屈曲、角度、または弧を有するように事前に形成されていてもよい。バネ656は、図6Aに示すように、前に述べたバネを含むことができることに留意されたい。
図22の窓の例の側断面図E−E’を図24に示す。全体として670で示される側断面図は、敷居672、サッシ683、止め具674、窓ガラス685、シート686、柱682、取り付け機構684(例えば、吸着カップ)、キャップ678、バネ680、ブルノーズシールまたはエッジシール688、コーナブレース681、及び侵入遮断器676を含む。補助窓は、窓ガラス685とシート686との間に、実質的に密閉されたまたは閉じ込められた空間(例えば、空気)を作り出す。バネ680は、図6Aに示すように、前に述べたバネを含むことができることに留意されたい。また、図22の部分E−E’では、バネ680の大部分が示されていないことに注意されたい。目に見える唯一の部分は、柱の周りを囲む部分680の一部である。さらに、この例の実施形態では、シート686に取り付けられ、止め具674との機械的シールを作るように機能する「J」字形の先端を有する侵入遮断器676が示されている。あるいは、侵入遮断器は、窓サッシ683及び止め具674でシールするように構成することができる。
取り付けが侵入遮断器を介して行われるフレームレス補助窓を備えた窓の下側コーナ部分の等角図を図25に示す。全体として690で示される等角図は、図の下部に窓の外側を示し、図の上部に内側を示す。この実施形態では、吸着カップ取り付け機構は、侵入遮断器を介した取り付けに置き換えられている。等角図は、フレーム、わき柱、または敷居692、サッシ縦框または框694、止め具691、窓ガラス696、シート702、コーナブレース704、任意選択のバネ(図示せず)、及びブルノーズシールまたはエッジシール706を含む。図示の実施形態では、侵入遮断器698及び700は、エッジシール706よりも柔軟であることが好ましく、それにより、窓ガラスからシートへの分離距離を、エッジシール706の形状によって決定することができる。侵入遮断器698及び700は、補助窓705の側部及び底部の外周エッジにそれぞれ取り付けられている。図25に示すように窓が閉じた位置にあるとき、各侵入遮断器は、止め具691との接触によりやや内側に曲がり、サッシ694と止め具691との間の密封境界面707を覆う。窓が開いているとき、ヒンジのない側面に沿って止め具691に接触する各侵入遮断器の曲がった端部は、補助窓705に取り付けられたまま、止め具691の表面を横切ってまたはそこから離れて摺動する。その後窓を閉じるとき、止め具691の内側に侵入遮断器を導くのを助けるために、薄く堅いカードなどを用いることが有益である場合がある。侵入遮断器は、シートに709が取り付けられた状態で示す。代替実施形態では、ブルノーズシールまたはエッジシールに侵入遮断器を取り付けることができる。上記のように、侵入遮断器は、屈曲、角度、または弧を有するように事前に形成されていてもよい。バネ(図示せず)は、図6Aに示すように、前に述べたバネを含むことができることに留意されたい。
一実施形態では、侵入遮断器は、侵入遮断器とサッシ694との間に挟まれた粘着ストリップ701を介して、窓及び窓ガラスに補助窓を取り付ける。ここで、侵入遮断器及び粘着物701は、(1)空気漏れを防止または最小化するとともに、(2)窓への取り付けを提供するように機能し得る。
あるいは、ブルノーズエッジシール706とサッシ694との間に挟まれた粘着ストリップ703を介して、窓及びガラス部分への補助窓の取り付けを行ってもよい。ここで、ブルノーズエッジシール及び粘着物703は、ガラス部分とシートとの間に空気の層を閉じ込め及び/または密閉するとともに、窓への取り付けを提供するように機能し得る。
図25の窓の側断面図を示す図を図26に示す。全体として710で示される側断面図は、敷居712、サッシ728、止め具714、窓ガラス726、シート718、ブルノーズシールまたはエッジシール724、コーナブレース722、バネ720、及び侵入遮断器716を含む。補助窓は、窓ガラス726とシート718との間に、実質的に密閉されたまたは閉じ込められた空間(例えば、空気)を作り出す。この実施形態では、吸着カップ取り付け機構は、粘着ストリップ721(サッシ内向き面上)及び/または723(サッシ内側面上)に置き換えられることに留意されたい。なお、縦または横のスライド窓を検討する場合、接着ストリップ721及び/または723を使用できるが、厚さのあるストリップ723が、例えば、下側のサッシを上方にスライドさせることにより(または上側サッシを下方向にスライドさせることにより)、縦スライド窓の開口部を塞ぐ場合には、ストリップ721が好ましいことがある。窓のタイプによっては、粘着ストリップ723が窓の開閉を妨げ、粘着ストリップ721が窓の動きとの干渉を最小限に抑える。シート718に取り付けられたバネ720は、コーナブレース722及びエッジシール724に対して力を加えるように構成されている。窓ガラスとシートとの間の距離は、補助窓の断熱特性を最適化するように設定される。距離は、ガラス部分とシートとの間の最適な距離が設定され維持されるように、十分な機械的剛性で構成されることにより、エッジシール、コーナブレース、またはバネのいずれかによって決定され得る。例えば、バネは、エンドユーザによって窓ガラスに向かって押されたときの、バネ720の抵抗を感知する点までの距離を設定する。その点で、ガラス部分とシートとの間の距離が最適になる。
この例の実施形態では、シート718に取り付けられ、止め具714との機械的シールを作るように機能する「J」字形の先端を有する侵入遮断器716が示されている。あるいは、侵入遮断器は、窓サッシ728及び止め具714でシールするように構成することができる。
窓への取り付けは、(1)エッジシール724をサッシ728に取り付けるように機能する粘着ストリップ721、及び/または(2)侵入遮断器716をサッシ728に取り付けるように機能する粘着ストリップ723のいずれかを介して提供できる。
図27に、出合框の領域の侵入遮断器とスライド窓(例えば、ダブルハング窓)のわき柱とのある補助窓の斜視図を示す。全体として730で示されるこの斜視図では、シート738に取り付けられた侵入遮断器740が示されており、取り付け機構(例えば、吸着カップなど)742を介して窓ガラスに取り付けられて保持される。シートとガラス部分との間の最適な距離は、柱744と押しつけられた吸着カップ742との組み合わせによって設定される。柱は、キャップ746を介してシートに固定される。この例では、図は、出合框736及び748の一部、上下のサッシのそれぞれ、わき柱または窓フレーム732、及び縦スライド窓(例えば、ダブルハング窓)のレール734の一部である。上方に面する上部サッシ出合框表面748があり、その上に、補助窓の設置後にその侵入遮断器740(左側に表示されるが、窓の両側が企図されている)が通常置かれる。侵入遮断器740は、下側サッシの左端とわき柱の内向きに面する部分との間の空間に、レール734の外側、場合によってはギャップ745に適合するように弧を描くか、または曲がる。表面748または出合框ギャップ745の上方及びレール領域内に適合するように侵入遮断器を構成することにより、本発明が設置されていない状態で通常存在する窓の移動を妨げることなく、下側サッシを自由に上方にスライドさせることができ、また窓が開かれたときに侵入遮断器または補助窓の他の部分へのいかなる損傷をも防止することができる。この実施形態では、エッジシールはシートに取り付けられているが、明確にするために示されていないことに留意されたい。
別の実施形態では、エッジシールは省かれる。この場合、密封機能は侵入遮断器によって実行され、取り付け及び最適な距離設定は柱及び取り付け機構によって行われる。
エッジシールを使用せず、侵入遮断器を組み込んだ第1のフレームレス補助窓の例を図28に示す。全体として750で示される斜視図では、補助窓は、シート762に取り付けられた垂直侵入遮断器763と、シート762に取り付けられた水平侵入遮断器761とを含む。この実施形態では、上記の実施形態の多くのようなエッジシールはない。むしろ、シール機能は、機械的手段、粘着ストリップ、または他の手段のいずれであっても、(1)サッシ756の側部(縦框)をシールする垂直侵入遮断器763と、(2)サッシ752の上側及び下側(框)の部分をシールする水平侵入遮断器761とによって提供される。取り付け機構は、柱766及びキャップ768を介してシートに固定される。シート762と窓ガラス758との間の密閉された気体層760の最適な厚さは、柱766と取り付け機構764との組み合わせによって決定される。なお、この例の実施形態では、侵入遮断器761は曲がってシート762から敷居755への滑らかな弧を形成し、1つ以上の窓要素を通る空気漏れを防止または最小化するように機能し、侵入遮断器763はわき柱またはフレーム754に接触してそのような空気漏れを防止または最小化する。
エッジシールを使用せず、コーナ領域で重なり合う侵入遮断器を組み込んだフレームレス補助窓の第2の例を図29に示す。全体として770で示される斜視図は、敷居772、サイドフレームまたはわき柱774、垂直サッシ(縦框)777、下部サッシ框775、窓ガラス786、シート788、柱780、キャップ778、取り付け機構(例えば、吸着カップ)782、垂直侵入遮断器776及び水平侵入遮断器781を含む。この例示的な実施形態は、封止のためのエッジシールを欠いている。より正確には、侵入遮断器776及び781は、(1)機械的、粘着的、または他の手段を介して、窓ガラス786とシート788との間に密閉されまたは閉じ込められた層784をシールするように機能し、(2)1つ以上の窓要素周辺の空気漏れを防止または最小化するように機能する。この例示的な実施形態では、侵入遮断器776が撓んでシート788からフレームまたはわき柱774への滑らかな弧を形成し、侵入遮断器781が撓んでシート788から敷居772への滑らかな弧を形成することに留意されたい。侵入遮断器776は、その外側コーナ783で切断されており、切断領域の各側の重なりを可能にし、侵入遮断器が2方向に容易に曲がることができるように示されている。また、この例示的な実施形態は、ガラス部分とシートとの間の層784を囲むためにガラス部分をシールするためのエッジシールを欠いているが、図29に示すように、コーナで重なる侵入遮断器の構成は、エッジシールを有する実施形態で使用できることに留意されたい。
図30に、エッジシールがなく、侵入遮断器を組み込んだ、フレームレス補助窓の第3の例の出合框の領域の側断面図を示す。なお、この実施形態は、図19の実施形態と同様であり、重要な違いは、図30の実施形態がエッジシールを欠いていることである。
全体として790で示されるこの断面図は、縦スライド窓の下側サッシ及び上側サッシを含む。下側サッシは、上框794、窓ガラス798、シート811、柱816、キャップ818、取り付け機構814(例えば、吸着カップ)、及びサッシ窓の頂部を越えて延在し、円弧を形成し、上部サッシ上のシート808に対して(例えば、機械的に)シールする侵入遮断器806を含む。柱及び取り付け機構816、814は、断熱特性を最大にするために、プラスチックシート811と窓ガラス798との間の最適な距離を設定する。上側サッシは、下框792、窓ガラス796、シート808、柱804、取り付け機構800(例えば、吸着カップ)、キャップ801、及び延長アーム812に取り付けられた侵入遮断部810を含む。柱及び取り付け機構804、800は、断熱特性を最大にするために、プラスチックシート808と窓ガラス796との間の最適な距離を設定する。
侵入遮断部810は、パイル、発泡材、フェルト、または下側サッシと上側サッシとの間の既設のギャップ803からの空気漏れを防止しもしくは大幅に最小限に抑えるために、下側サッシと上側サッシとの部分を覆い、好ましくは接触するように補助窓からオフセットされる他の断熱材料のストリップを備えてもよい。
侵入遮断器806は、下側サッシに取り付けられた補助窓のシート811に取り付けられ、上側サッシのシート808に接触する出合框部材792及び794上に延在する。このような侵入遮断部810は、ギャップ803を介して上下サッシ間の空気漏れの原因となり得る出合框直上の空間を密閉するとともに、下側サッシに設けられた補助窓の密閉空気層807と上側サッシに設けられた補助窓の密閉空気層805との間の気体の移動を防止するように機能する。
図31に、エッジシールを使用せず、侵入遮断器を組み込んだフレームレス補助窓の第4の例の側断面図を示す。この例示的な実施形態は、図28、図29、及び図30の実施形態と同様に、エッジシールを含まない。正確には、密封は、侵入遮断器とサッシ框または縦框824との間に取り付けられた粘着ストリップによって達成される。全体として820で示される側断面図は、敷居または窓フレームまたはわき柱822、サッシまたは縦框824、窓ガラス826、シート838、柱830、キャップ832、取り付け機構(例えば、吸着カップなど)828、及び侵入遮断器834を含む。エッジシールがないため、この実施形態は、侵入遮断器834をサッシ框または縦框824に取り付ける粘着ストリップ836によって提供されるシールに依存する。なお、シート838のエッジに取り付けられた侵入遮断器834は、窓ガラス826とシート838との間の囲まれた空気層823を密封する働きをする。侵入遮断器と敷居、窓フレーム、またはわき柱822との間の機械的シール825も、サッシ824と敷居、わき柱またはフレーム822との間など、1つ以上の窓要素の周りの空気漏れを防止しまたは最小化する。
密封境界面が侵入遮断器の厚さよりも広い場合、これにより、密封境界面に侵入遮断器エッジを挿入することにより、より高い屋内/屋外の圧力差で浸透及び流出をブロックする追加の方法が可能になる。窓フレームに縦スライド窓のわき柱などの溝がある場合、侵入遮断器のエッジを「V」または「N」字形状に形成することが有益な場合がある。そのような形状が溝に挿入されると、サッシ、溝、及びいずれかの方向からの圧力によって機械的に閉じ込められる可能性がある。さらに、サッシ/フレーム全体に最適な間隔を設けて、サッシ/フレーム全体に追加の断熱材を提供するように、侵入遮断器を形成することができる。
図22から図31に示される侵入遮断器は、それぞれの密封境界面に挿入される外向きエッジ領域と共に取り付けられてもよく、または外向きエッジ領域は、それぞれの密封境界面に挿入され得る「V」または「N」字形状を有するように変更されてもよい。このような構成では、窓の閉鎖は、外向きのエッジを、サッシの外向きの表面と、密封境界面を形成するわき柱の内向きの表面との両方に接触させる。この場合、外向きのエッジ領域は「N」字形状に形作られ、そのため、最も外側の線は、わき柱の溝(スライド窓)よりも短くなる。これにより、屋内と屋外との間に有意な圧力差が存在する場合に、わき柱の溝の内側または外側の表面に侵入遮断器を押し込むことができる。
別の実施形態では、侵入遮断器は、サッシ/フレームに対して実質的に平行な表面を形成し、サッシ/フレームの幅と同様の幅を有するように成形されてもよい。このような場合には、エンドユーザがサッシにガラス部分の深さを提供して、シートからガラス部分までの距離に適したものと同様に、最適なサッシ/フレーム表面ギャップに対して平行な侵入遮断器表面の設計を可能にすることが好ましい。
上記の図に示された侵入遮断器は、無孔性の可撓性材料を含んでもよい。熱可塑性フィルムまたはシートの薄い部分、例えば、約0.002〜約0.020インチ、好ましくは約0.003〜約0.010インチの厚さを有するポリエチレンテレフタレートを使用してもよい。無孔性の可撓性材料の薄い部分は、補助窓の各周辺エッジに沿って、プラスチックシートまたはエッジシールに取り付けられてもよい。シートまたはエッジシールへの取り付けは、溶接(例えば、超音波、レーザ、RFなど)または粘着手段を含む、上記の手段のいずれかによって達成され得る。窓の側面及び頂部の侵入遮断器は、窓の止め具、わき柱、フレーム、敷居またはまぐさに接触したときに、それらの弛緩した形状に対して変形する、押しつけられるまたは屈曲するような寸法にされており、従って、窓が閉じた位置にあるときに、サッシスチルまたはサッシ縦框とそれぞれのわき柱、フレーム、敷居またはまぐさとの間の潜在的な浸透領域を覆う。補助窓に取り付けられていないエッジシール及び侵入遮断器のエッジは、露出した鋭いエッジを避けるために、カール、湾曲、研磨、またはビーズ状にしてもよい。
本明細書に記載される侵入遮断器は、上記の実施形態のいずれかと組み合わせて使用され得る。加えて、そのような侵入遮断器は、補助窓のシートを省略する実施形態で使用されてもよい。したがって、一般に、侵入遮断器は、柱、シール、またはシートなどの補助窓パーツに直接取り付けることができる。シート材なしで使用する場合、窓への侵入遮断器の直接取り付け、または窓に取り付けられる柱またはシールへの取り付けによる間接的な取り付けは、例えば、吸着カップ、粘着物、乾燥粘着物など、または本明細書に記載の他のパーツへの溶接または付着により、本明細書で説明する機構によって達成される。
上に記載された実施形態は、窓ガラスに取り付けられる補助窓への侵入遮断器の取り付けを提供するが、取り付け機構を使用して、侵入遮断器を窓のガラス部分、サッシ框または縦框、わき柱、フレームケーシング、敷居またはまぐさの1つ以上に解放可能に取り付けることができる。
上記のように、侵入遮断器は、侵入が発生する可能性のあるシール面またはそのようなシール面の延長部が、密封境界面の両側で、密封境界面の内側または内側で侵入遮断器と接触するように、角度、曲げ、または弧を形成してもよい。侵入遮断器の角度、屈曲部または弧は、熱成形もしくは冷間成形または屈曲部によって予め形成しておき、侵入遮断器が取り付けられたときに、窓表面(例えば、敷居、わき柱、フレーム、サッシ、まぐさ)または別の補助窓と接触することによって変形を受けるようにしてもよい。
上記の各実施形態では、取り付けのために説明された取り付け機構に加えて、取り付けのために使用されない窓の部分(例えば、フレーム、サッシ、突き出ている桟)に取り付けられる安全フィーチャ(例えば、クリップ)が含まれてもよい。提供された場合、安全フィーチャは、上記のさまざまな取り付け機構が故障した場合にフレームレス補助窓が採光用開口から脱落するのを防ぐように、フレームレス補助窓と機械的につながっている。
なお、コーナブレースと束縛器とは、例えば、射出成形、熱成形、または3次元印刷法によって製造できる。シート及びエッジング部品を製造するための押出成形の一部として、コーナブレースと束縛器を製作するための射出成形または3D印刷操作、印刷、エンボス加工またはその他の部品識別手段、材料の種類とリサイクル性、設置指示と嵌合インジケータが各部品に付与される。製造の他の態様には、材料の切断、切断、または切り込み、粘着物の塗布、及び塗布された粘着物及び包装材料用の関連保護カバーが含まれ得る。製造の別の例には、パッケージングの前に、図21Aから21Fに示すようなエッジシールがそれぞれしっかりと巻き戻され、接着剤またはクリップを使用してしっかりと巻き付けられ(例えば、シート材料への接着剤またはテープの取り付け)、取り付けを通してエッジシールをチューブ状の状態に保つことができる。一旦取り付けられると、接着接合部は、切断されるか、またはクリップが除去されて、巻き取られた端部シールが弛緩し、窓ガラス及び/またはサッシ/フレームに対して押しつけられる。上記のシート、エッジシール、及び他の補助窓部品を、製造中にカスタム補助窓に形成して、設置の複雑さを最小限に抑えることができる。そのような形成は、材料の寿命末期のリサイクルまたは再利用を支援するために、接着剤、または好ましくは溶接、ヒートシール、機械的などによるものであり得る。
エンドユーザが、例えば、別の場所に移動したためにカスタム補助パーツの使用を望まなくなった場合、カスタム補助パーツは、設置場所の後続の居住者によってリサイクルまたは再利用される場合がある。カスタム補助パーツをリサイクルする場合、そのようなリサイクルは、エンドユーザがローカルリサイクルプログラムを通じて達成することができ、リサイクルのためにローカル小売店に送られるか、リサイクルのためにサービスプロバイダに送られる。リサイクルのためにサービスプロバイダに送られた場合、カスタムの補助パーツは、元のエンドユーザと同様の(おそらくわずかに異なる)設計要件を持つ別のエンドユーザに、必要に応じて改修または再製造して転売することもできる。例えば、プラスチックシートの形状は、エッジに沿って切断することでわずかに変更される場合があるが、他のコンポーネントは修正なしで再利用される。
あるいは、サービスプロバイダは、カスタムの補助パーツを複数のエンドユーザから分離し、そのような部品を異なる組み合わせで再結合して、新しいエンドユーザの設計要件を満たすことができる。サービスプロバイダまたは製造業者が使用できる別のリサイクルルートは、受け取ったパーツをリサイクルストリームに入れ、パーツが新しい形状またはパーツに再加工される原料段階で製造ストリームに再入することである。コーナブレース、プラスチックシート、または縁取りに使用される材料は、部品及びエンドユーザの設計選択に応じて、特定の特性を最適化するために選択できる。各部品に使用する材料は、各部品を再利用、リサイクル、または再製造できるように選択することが好ましい。
コーナブレース、支持体、または柱として使用するには、十分な剛性を持ちながら補足的な窓の機械的安定性を提供する材料が望ましい。カスタムの補助パーツは日光に長時間さらされる可能性があるため、光学的及び機械的特性を維持するために紫外線安定剤を材料に追加するか、紫外線及び可視光に対して固有の安定性を持つ材料を選択できる。プラスチックシートまたは縁取りに適した材料には、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレートグリコール変性、シクロヘキサンジメタノールが導入されたPETなどのコポリエステル、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、セルロースアセテート、またはポリカーボネートなどのアクリル、及び紫外線安定化ポリプロピレンまたはポリエチレンが含まれる。可撓性ガラスもシート材としての使用に適している場合がある。
1つ以上の補助窓部品に有用なプラスチック材料には、ポリ塩化ビニルやアクリルなどのビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネートなどがある。ポリカーボネートが使用される場合、ポリカーボネートには、二酸化炭素をエポキシドなどの有機化合物と反応させることによって作製されるものが含まれる。
エッジシール材料として使用するには、柔軟性があり、簡単に曲げられ、成形される材料が好ましい。例えば、調整能力が必要ない場合は厚めの厚さを使用できるが、ポリエチレンテレフタレートを約3から8ミルの厚さ範囲で使用して、バネによるエッジシールの現場調整を可能にする。補助窓装置を使用して、潜在的に破壊的な力から窓枠を保護する場合、エッジシールの変形とシートの変形により破壊力が散逸するため、エッジング材料のシートの厚さまでの厚さは有益である。窓開口部の透明性が望まれる場合、比較的高い透明性、透明性及び光沢、ならびに低いヘイズを有する材料が本発明において有用である。バネ材料として使用する場合、それぞれ約10〜60ミルと約5〜20ミルの厚さ範囲のポリエチレンテレフタレートストリップとリングが許容できる結果をもたらすことがわかっている。侵入遮断器材料として使用するために、約2〜10ミルの厚さ範囲のポリエチレンテレフタレートなどの透明で柔軟な非多孔性材料を使用してもよい。
さらに、プラスチックシート、エッジシール及び/または侵入遮断器は、その中にまたは層の形で分散された他の材料を含んでもよい。例えば、放射率、透過率、吸収率及び/または反射率の制御が望まれる場合、他の材料を含むプラスチックシート、エッジシールまたは侵入遮断器が特に有用である。そのような材料の1つのタイプは、ラミネート、例えば、現在利用可能な窓用フィルムに見られるような赤外線反射層及び耐引掻性層を含む多層ラミネートの追加であり得る。そのようなシート、エッジシールまたは侵入遮断器は、金属化または染色された透明プラスチックなどの材料を含んでもよく、または透明シートに薄層として適用されるセラミックフィルムラミネート(酸化スズまたは酸化インジウムなどの無機酸化物、または金属六ホウ化物、または金属窒化物、または金属酸窒化物、または金属ケイ化物、好ましくは直径200nm未満、より好ましくは直径100nm未満)を含んでもよい。そのような材料は、可視光の透過を可能にしながら、ほとんどの紫外線及び/または赤外線波長を反射するフィルターとしても機能する。シート材料で使用される場合、紫外線及び/または赤外線反射材料は、補助窓装置が取り付けられるときにシート材の内側または外側のいずれかにある。補助窓装置が取り付けられるときに紫外線反射または吸収材料がシート材料の外側に配置されて、シート材料の紫外線劣化を防ぐことが有益である。傷のつきにくい層は、窓ガラスの反対側のシートの側面で効果的に露出され、使用される。レーザ溶接の目的のために、プラスチックシートまたはエッジングは、溶接される部品の1つの接合面近くに赤外線吸収剤を含んでもよい。屋内での使用には、防火及び/または耐煙添加剤またはキャップ層を使用できる。
あるいは、プラスチックシート及び/または縁取りは、プライバシー目的を達成するために透過される可視光を制御する材料を含んでもよい。放射率または反射率の制御層または処理を使用する場合、シートを窓ガラスの内側または外側に取り付けて、最適なエネルギー節約を提供する表面処理位置を提供することができる。例えば、寒い季節には、ガラス部分の内部にLow−Eまたは赤外線反射材を取り付けるのが好ましいが、暑い季節には、ガラスの外部にLow−Eまたは赤外線反射材を取り付けるのが好ましい。そのようなLow−Eまたは赤外線反射材料の組み込みは、シート材への多層ラミネートの適用または積層によって達成されてもよい。多層ラミネートは、1つまたは複数のLow−E層または赤外線反射層と、シート材料に接着するために使用できる粘着層を含んでいる。そのような多層ラミネートは、一般に、ガラスに接着するのに一般的に使用される接着剤の代わりに、シート材料に接着するためのプラスチック適合性接着剤で置き換えられた窓用フィルムとして得ることができる。あるいは、Low−Eまたは赤外線反射層のそのような塗布または積層は、シート材料に事前に塗布された接着剤または積層プロセス中に塗布された接着剤で行われてもよい。
プラスチックシートには、窓ガラスが見える部分に印刷が施されていてもよい。そのような印刷には、所望の美的目的のためのロゴ、デカール、または数字、または窓への鳥の衝突を防ぐために使用される線パターンなどが含まれる。プラスチックシートパーツの場合、シートの機械的、光学的、及び熱伝導特性は、エンドユーザ製品の選択に応じてさまざまな方法で最適化できる。元の窓の外側で使用する場合、高い耐衝撃性が望ましい場合がある。エンドユーザへの配送用にパッケージ化する場合、プラスチックシートには、傷から保護するための保護ライナ、または取り付け中にシートを平らに保つように作用する段ボールなどのより硬いプロテクタがある。取り付け時にシートを平らに保つと、補助窓装置の取り付け位置へのストレスを軽減するのに役立つ場合がある。
上記において、「含む(comprise)」、「含む(include)」、「組み込む(incorporate)」、「は(is)」、「である(are)」、「持っている(have)」、「含む(contain)」等の表現の使用は、排他的であることを意図するものではなく、すなわち、このような表現は、他の不特定のアイテムも存在することを許容するものと解釈されるべきである。単数形への言及は、複数形への言及を含むことであり、逆も同様である。添付の特許請求の範囲において、括弧内に含まれる数字(もしあれば)は、特許請求の範囲の理解を助けるためのものであり、特許請求の範囲に影響を及ぼすことを意図していない。
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明するためのものに過ぎず、本発明を限定することを意図するものではない。本明細書で使用されるように、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、複数形も同様に含むことが意図される。本明細書で使用される際に、用語「含む」及び/または「含んでいる」は、記述された特徴、整数、ステップ、操作、要素、及び/またはコンポーネントの存在を指定するものであって、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、操作、要素、コンポーネント、及び/またはそれらのグループの存在または追加を排除するものではない。
添付の特許請求の範囲における全てのミーンズまたはステッププラスファンクションの要素の対応する構造、材料、動作、及び均等物は、具体的に請求される他の特許請求された要素と組み合わせてファンクションを実施する任意の構造、材料、または動作を含むことを意図する。本発明の記述は、例示及び説明のために提示されているが、網羅的であること、または開示された形態の本発明に限定することを意図するものではない。多数の修正及び変更が当業者には容易に思い浮かぶので、本発明は、本明細書に記載の限られた数の実施形態に限定されないことが意図されている。したがって、すべての適切な変形、修正、及び同等物が、本発明の精神及び範囲内に含まれることが理解されるであろう。本発明の原理及び実際の応用例を最も良く説明するために、かつ企図される具体的な使用に適するような様々な変更を伴う様々な実施形態について、他の当業者が本発明を理解することを可能にするために、実施形態を選び、説明した。

Claims (26)

  1. 足部及び前記足部に取り付けられた第1の束縛器要素であって、前記足部及び前記第1の束縛器要素は、既設の窓に設置されたときに前記足部が窓ガラスに対して実質的に平行に延在するように、設置されたときに前記窓ガラスを保持する窓要素の内側表面によって画定される前記窓ガラスの周辺部位置に取り付けられた相手側束縛器要素を介して前記既設の窓の前記窓ガラスに取り外し可能に結合されるように構成される、前記足部及び前記第1の束縛器要素と、
    前記足部に結合され、前記既設の窓に設置されたときに前記窓ガラスに垂直な方向に少なくとも部分的に延在するように構成された、スペーサと、
    前記スペーサに結合され、前記窓ガラスを保持する前記第1の窓要素の前記内側表面によって画定される窓ガラス領域と実質的に同様のシート領域を有する、実質的に無孔性のシートであって、前記スペーサは、前記既設の窓に設置されたときに前記シートと前記窓ガラスとの間のギャップを実質的に画定し、前記足部は、前記スペーサから前記第1の窓要素の前記内側表面に向かって外向きに延在する、前記実質的に無孔性のシートと、
    を備える、補助窓装置。
  2. 前記相手側束縛器要素が、前記窓ガラスに垂直な薄型の寸法を有する、請求項1に記載の補助窓装置。
  3. 前記薄型の寸法が、約0.25インチ未満である、請求項2に記載の補助窓装置。
  4. 前記足部に取り付けられた前記第1の束縛器要素と、前記窓ガラスに取り付けられた前記相手側束縛器要素とは、相互貫入係合により取り外し可能に結合される、請求項1に記載の補助窓装置。
  5. 前記実質的に無孔性のシート材の各エッジに沿って取り付けられたシールをさらに備え、各エッジに沿った前記シールは、前記第1の束縛器要素が前記相手側束縛器要素に結合されたときに前記窓ガラスに対して押しつけられるように構成される、請求項1に記載の補助窓装置。
  6. 前記実質的に無孔性のシート材の2つの隣接するエッジの前記シールは、前記窓ガラスのコーナ領域で前記シール間にコーナ開口部を形成する、請求項5に記載の補助窓装置。
  7. 前記スペーサの少なくとも1つの表面は、前記第1の束縛器要素が前記相手側束縛器要素に結合されたときに前記第1の束縛器要素よりも前記窓ガラスの近くに配置されるように構成される、請求項1に記載の補助窓装置。
  8. 前記スペーサに結合されたスペーサ延長面をさらに備え、前記スペーサ延長面は、前記第1の束縛器要素が前記相手側束縛器要素に結合されたときに前記第1の束縛器要素よりも前記窓ガラスの近くに配置されるように構成されている、請求項1に記載の補助窓装置。
  9. 補助窓装置であって、その一部が、既設の窓の窓ガラスに取り外し可能に結合されるように構成され、
    足部の上に配置された第1の束縛器要素を有する前記足部に結合された前記スペーサと、スペーサに結合された実質的に無孔性のシートと、前記実質的に無孔性のシートの各エッジに沿って取り付けられたシールと、
    前記既設の窓の少なくとも1つのフィーチャから前記窓ガラスの中心に向かう方向の内向きに前記窓ガラスに配置された相手側ファスナ要素であって、前記補助窓装置が取り付けられたときに前記相手側ファスナ要素が前記窓ガラスの周辺部領域に取り付けられ、前記相手側ファスナ要素は、前記足部の前記第1の束縛器要素と相互貫入係合するように構成されたインターロックフィーチャを含む、前記相手側ファスナ要素と
    を備える、前記補助窓装置。
  10. 各エッジに沿った前記シールは、前記第1の束縛器要素が前記相手側束縛器要素に結合されたときに前記窓ガラスに対して押しつけられるように構成されている、請求項9に記載の装置。
  11. 前記足部の前記第1の束縛器要素が前記相手側ファスナ要素との前記係合から解放されたときに前記既設の窓の敷居と前記無孔性シートとの間に載るように構成された支柱をさらに備える、請求項9に記載の装置。
  12. 前記足部の前記第1の束縛器要素を前記相手側ファスナ要素との前記係合から解除するためのファスナ係合解除機構をさらに備える、請求項9に記載の装置。
  13. 前記係合解除機構は、ユーザが剥離力を前記第1の束縛器要素に加えることができるように構成されている、請求項12に記載の装置。
  14. 前記係合解除機構は、前記足部に結合されている、請求項13に記載の装置。
  15. 前記係合解除機構は、前記スペーサよりも前記窓ガラスの前記周辺部の近くに配置される、請求項14に記載の装置。
  16. 前記相手側ファスナ要素は、スペーサよりも前記窓ガラスの前記周辺部の近くに配置される、請求項9に記載の装置。
  17. 前記スペーサの少なくとも1つの表面は、前記第1の束縛器要素が前記相手側束縛器要素に結合されたときに前記第1の束縛器要素よりも前記窓ガラスの近くに配置されるように構成されている、請求項9に記載の装置。
  18. 前記スペーサに結合されたスペーサ延長面をさらに備え、前記スペーサ延長面は、前記第1の束縛器要素が前記相手側束縛器要素に結合されたときに前記第1の束縛器要素よりも前記窓ガラスの近くに配置されるように構成されている、請求項9に記載の補助窓装置。
  19. 4つの第1の束縛器要素と4つの相手側ファスナ要素とを備える、請求項9に記載の装置。
  20. 各第1の束縛器要素と各相手側ファスナ要素とが、インターロックフィーチャの2次元アレイを有する、請求項19に記載の装置。
  21. 前記第1の束縛器要素のうちの2つが第1の方向のアレイを有し、前記第1の束縛器要素のうちの他の2つが第2の方向のアレイを有する、請求項19に記載の装置。
  22. 前記第1の束縛器要素のうちの2つが第1の密度のアレイを有し、前記第1の束縛器要素のうちの他の2つが第2の密度のアレイを有する、請求項19に記載の装置。
  23. 前記補助窓装置が前記窓ガラスに取り付けられたときに前記シールが前記窓ガラスに対して押しつけられると、前記シールは前記スペーサに接触する、請求項9に記載の装置。
  24. 前記補助窓装置が前記窓ガラスに取り付けられたときに前記シールが前記窓ガラスに対して押しつけられると、前記シールは前記窓ガラスへの前記第1の束縛器要素の取り付けに接触しない、請求項9に記載の装置。
  25. 前記窓の前記少なくとも1つのフィーチャは、サッシ、フレーム、框、または縦框のうち1つを含む、請求項9に記載の装置。
  26. 補助窓装置であって、その一部が、既設の窓の窓ガラスに取り外し可能に結合されるように構成され、
    スペーサ、前記スペーサに結合された実質的に無孔性のシート、及び前記実質的に無孔性のシートに結合されたエッジシールと、
    前記既設の窓の少なくとも1つのフィーチャから前記窓ガラスの中心に向かう方向の内向きに前記窓ガラスに配置された束縛器であって、前記補助窓装置が取り付けられたときに前記束縛器が前記窓ガラスの周辺部領域に取り付けられ、前記束縛器が磁石を含み、前記無孔性シートに取り付けられたフラップが、前記束縛器の磁石に結合するための磁石を有する、前記束縛器と、
    を備える、前記補助窓装置。
JP2020517285A 2017-05-30 2018-05-23 採光用開口のためのフレームレス補助窓 Active JP7212037B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201762512476P 2017-05-30 2017-05-30
US62/512,476 2017-05-30
US201762540606P 2017-08-03 2017-08-03
US62/540,606 2017-08-03
PCT/US2018/034183 WO2018222467A1 (en) 2017-05-30 2018-05-23 Frameless supplemental window for fenestration

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020521905A true JP2020521905A (ja) 2020-07-27
JP7212037B2 JP7212037B2 (ja) 2023-01-24

Family

ID=64456497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020517285A Active JP7212037B2 (ja) 2017-05-30 2018-05-23 採光用開口のためのフレームレス補助窓

Country Status (9)

Country Link
US (1) US10533364B2 (ja)
EP (1) EP3631136A4 (ja)
JP (1) JP7212037B2 (ja)
CN (1) CN111247304B (ja)
AU (1) AU2018278119B2 (ja)
BR (1) BR112019025152A2 (ja)
CA (1) CA3071106A1 (ja)
IL (1) IL271006A (ja)
WO (1) WO2018222467A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9845636B2 (en) * 2013-01-07 2017-12-19 WexEnergy LLC Frameless supplemental window for fenestration
US11892738B2 (en) 2017-04-26 2024-02-06 View, Inc. Tandem vision window and media display
CN110709784A (zh) 2017-04-26 2020-01-17 唯景公司 可着色窗户系统计算平台
US11747696B2 (en) 2017-04-26 2023-09-05 View, Inc. Tandem vision window and media display
US11747698B2 (en) * 2017-04-26 2023-09-05 View, Inc. Tandem vision window and media display
DE102017125576A1 (de) * 2017-11-02 2019-05-02 Dobler Metallbau Gmbh Vertikalschiebeelement
US10968688B1 (en) * 2019-09-19 2021-04-06 Weldon Bedford Window security assembly
US20230374851A1 (en) * 2020-10-02 2023-11-23 WexEnergy LLC Frameless supplemental window for fenestration
CN114851561B (zh) * 2022-03-31 2023-06-20 江苏铭亚科技有限公司 一种便于快捷更换耗材的复合材料连续纤维3d打印设备
DE102022130428B3 (de) 2022-11-17 2024-03-21 Tarek Nagib Sonnenschutzvorrichtung
CN116988714B (zh) * 2023-09-28 2023-12-22 江苏叔伯屋门窗系统有限公司 一种门窗的铝合金边框安装结构
CN117249762B (zh) * 2023-11-13 2024-03-12 山西一建集团有限公司 窗户洞口尺寸偏差施工检测装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62166994U (ja) * 1986-04-14 1987-10-23
US20150184444A1 (en) * 2013-01-07 2015-07-02 WexEnergy LLC Frameless Supplemental Window For Fenestration Incorporating Infiltration Blockers
US20160348418A1 (en) * 2013-01-07 2016-12-01 WexEnergy LLC Frameless supplemental window for fenestration

Family Cites Families (431)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE17821E (en) 1930-10-07 Antifrost device for windows
US1635906A (en) 1925-03-21 1927-07-12 John E Reed Windshield attachment
US1694677A (en) 1925-03-21 1928-12-11 C H Will Motors Corp Antifrosting device for windows
US1694676A (en) 1925-03-21 1928-12-11 C H Will Motors Corp Antifrosting device for windows
US1630208A (en) 1925-06-10 1927-05-24 Norbeck Emil Theodore Window attachment for windshields
US1681443A (en) 1926-02-15 1928-08-21 Harry H Steinman Antifrost device for windows
US1636879A (en) 1926-03-06 1927-07-26 Tichota Rudolph Antifrost vision appliance
US1645879A (en) 1927-05-14 1927-10-18 Henry E Skeels Ladder and platform support
US1679802A (en) 1928-01-25 1928-08-07 Albert H Allerheiligen Frost-proof guard
US1753618A (en) 1928-03-09 1930-04-08 Emil T Norbeck Frost shield
US1799445A (en) 1929-01-14 1931-04-07 Peerless Novelty Company Frost shield
US1783861A (en) 1929-10-10 1930-12-02 Edward A Thiem Antifrost device
US2053186A (en) * 1935-12-26 1936-09-01 Ernest A Frase Window sash
US3069654A (en) 1960-03-25 1962-12-18 Paul V C Hough Method and means for recognizing complex patterns
US3116519A (en) 1961-12-05 1964-01-07 Keith Sumner Window guard
US3553913A (en) 1969-09-10 1971-01-12 Biltbest Corp Triple glazed insulating glass wood sash
US3616838A (en) * 1969-11-12 1971-11-02 Samuel J Barr Weather shield means for sliding doors
US4085999A (en) 1974-05-20 1978-04-25 Energy Materials, Inc. Transparent thermal insulating system
US3936670A (en) 1974-10-29 1976-02-03 Allen Sr Harry Emitt Portable light
US3986594A (en) 1974-11-27 1976-10-19 Lrc, Inc. Serial impact calculator printer
FR2294140A1 (fr) 1974-12-11 1976-07-09 Saint Gobain Procede et dispositif pour la mise en place d'un cordon intercalaire aux angles d'un vitrage multiple
US3978612A (en) 1975-05-30 1976-09-07 Oriental Buying Service, Inc. Flower pot holder
US4056229A (en) 1976-04-27 1977-11-01 Jones Genevieve M Car wash sprayer
CH615244A5 (ja) 1976-05-20 1980-01-15 Cardinale Raffaele
US4089143A (en) 1977-03-28 1978-05-16 James W. Mulvihill Method of converting single pane glass to multiple pane, hermetically sealed insulating glass without removing the existing glass sash and frame
US4272934A (en) 1977-10-28 1981-06-16 The Clear Corporation Panel structure for blocking windows
US4132035A (en) 1977-11-14 1979-01-02 Samson Industries, Inc. Insulated window assembly
US4182088A (en) 1978-03-23 1980-01-08 Ball Duane L Interior mounted window barriers and channel members therefor
US4189880A (en) 1978-06-16 1980-02-26 Gene Ballin Combination mounting frame and film for a window
US4210191A (en) * 1978-06-30 1980-07-01 Li Yao T Film-type storm window
EP0008718B1 (de) 1978-08-22 1984-08-01 Karsten Laing Folienscheibe aus organischem Werkstoff
US4473980A (en) 1978-09-08 1984-10-02 Econ Incorporated Thermal insulation structure for windows
GB2031498B (en) 1978-09-27 1982-11-10 Teijin Ltd Multi-pane window structure
US4257419A (en) 1978-12-14 1981-03-24 Mo Och Domsjo Aktiebolag Suction-assisted hemorrhoid ligator
IT1100741B (it) 1978-12-18 1985-09-28 Bovone Luigi Elettromeccanica Apparecchio per la produzione automatica di vetrate isolanti
DE3068178D1 (en) 1979-06-21 1984-07-19 Giovanni Boschetti Insulating glass panel for transforming a single glazed frame into a multiple glazed frame
US4351137A (en) 1980-01-21 1982-09-28 Baxt Industries, Inc. Plastic panel mounting frame
US4361116A (en) 1980-02-02 1982-11-30 Peter Kilham Window bird feeder
US4387542A (en) 1980-04-17 1983-06-14 Cyclops Corporation Integrated window and wall system
US4422492A (en) 1980-08-04 1983-12-27 Bledsoe Billy M Insulating shade device
US4380140A (en) 1980-09-25 1983-04-19 Abbott Joseph L Thermal barrier for windows
US4424653A (en) 1980-10-10 1984-01-10 Heinen Hans Dieter Fire-proof window
WO1982002572A1 (en) 1981-01-29 1982-08-05 Hans Schmidlin Window or door
GB2095737B (en) * 1981-03-26 1984-11-14 British Aluminium Co Ltd Holding flexible film
US4382588A (en) 1981-04-07 1983-05-10 Vovk Marko E Portable ski vise and ski rack
US4406246A (en) 1981-05-14 1983-09-27 Deere & Company Protective mask
US4399640A (en) 1981-06-08 1983-08-23 Porter Michael W Thermal insulation device
US4453585A (en) * 1981-07-10 1984-06-12 Ruggeberg Sr Bruno Window thermal insulation device
US4499703A (en) * 1982-02-16 1985-02-19 The Bf Goodrich Company Method of retro-fitting windows
US4492355A (en) 1982-03-21 1985-01-08 Bylin Heating Systems, Inc. Magnetic mount for heating module
US4456241A (en) 1982-08-12 1984-06-26 Newsome John R Sucker type card feeder
US4463942A (en) 1982-08-12 1984-08-07 Newsome John R Hollow needle for card separation
AU573195B2 (en) 1982-12-09 1988-06-02 Steed Signs Pty. Ltd. Flag mounting
US4561223A (en) 1983-02-03 1985-12-31 Defender Energy Of Connecticut, Inc. Panel fastener system and retaining member
US4539516A (en) 1984-03-09 1985-09-03 Thompson Marion E Solar battery energizer
US4841696A (en) 1984-04-30 1989-06-27 Thomas J. Kupensky Size-adjustable window insert assembly
US4702051A (en) 1984-04-30 1987-10-27 Miller Clarence W Size-adjustable window insert assembly
US4544587A (en) 1984-06-04 1985-10-01 Modern Modalities, Inc. Window insulator
US4588153A (en) 1984-10-18 1986-05-13 Boston Edward P Wire holder
US4598520A (en) 1984-12-07 1986-07-08 Ellstrom Sven H Window panel
US4640619A (en) 1985-03-13 1987-02-03 Gca Corporation Microlithographic calibration scheme
US4624539A (en) 1985-04-16 1986-11-25 King Peter C Portable mirror device for rear view observation in a motor vehicle
US4648572A (en) 1985-09-17 1987-03-10 Detroit Bracket Co., Inc. Bracket for supporting a radar detector or like device
US4694973A (en) 1985-12-02 1987-09-22 Warmwipes, Inc. Warming device for disposable towel dispenser
US4684996A (en) 1986-08-25 1987-08-04 Eastman Kodak Company Video projector with optical feedback
US4736539A (en) 1986-10-14 1988-04-12 N. L. Dickinson Co. Bumper sticker holder
US4733956A (en) 1986-11-28 1988-03-29 Erickson Frank A Mirror safety system for viewing the rear seat of an automobile
USD304737S (en) 1987-04-17 1989-11-21 Mori Eugene Y Sign for an automobile window
IT1211899B (it) 1987-11-05 1989-11-08 Siv Soc Italiana Vetro Apparecchiatura per la pressatura di complessi laminati in vetro e plastica
US4902879A (en) 1987-12-28 1990-02-20 Ppg Industries, Inc. Aircraft bilayer appendage
US4842322A (en) 1988-05-02 1989-06-27 Iu Stephen C Vehicle window sunshine shields dot
US4848913A (en) 1988-05-05 1989-07-18 Greiner Reuben U Thickness measuring device for insulating glass
US4867222A (en) * 1988-06-16 1989-09-19 Jose Roman Hang ups
US4846429A (en) 1988-07-21 1989-07-11 Robert S. Scheurer Releasable suction cup assembly
US4971028A (en) 1988-08-31 1990-11-20 Fagan David M Solar heat collector and insulation panel construction
US4905569A (en) 1988-09-12 1990-03-06 Aluminum Company Of America Spacer attachment devices
CA1325410C (en) 1988-09-23 1993-12-21 Luc Lafond Tool for lying adhesive tape along the peripheral edge of a glass panel
US4991806A (en) 1988-10-12 1991-02-12 Nakamura Jeffrey M Suction mounted clip
CA2000466A1 (en) 1988-10-13 1990-04-13 Gregory J. Wenkman Front-loading display frame
US4979323A (en) 1988-10-13 1990-12-25 Uniek Plastics, Inc. Front-loading display frame
US4896855A (en) 1988-11-21 1990-01-30 Cincinnati Microwave, Inc. Pivotal windshield mount
US4915058A (en) 1988-11-21 1990-04-10 Murray Douglas A Window mask with releasable securing means
US4947596A (en) 1989-05-22 1990-08-14 Kight Jerry D Closure for roof vent
CH679322A5 (ja) 1989-07-26 1992-01-31 Geilinger Ag
US4984760A (en) 1989-08-07 1991-01-15 Cohn Arnold K Dual-use holder for pocket-sized electronic appliance or the like
US4972896A (en) * 1989-09-11 1990-11-27 Roberts Dennis E Storm window and door covering apparatus
US5537483A (en) 1989-10-03 1996-07-16 Staplevision, Inc. Automated quality assurance image processing system
US5031684A (en) 1989-11-01 1991-07-16 Soong Jeanne F Vehicle windshield shade
USD332390S (en) 1990-02-20 1993-01-12 Adams William E Suction cup with tapered top stem
US5016937A (en) 1990-04-09 1991-05-21 White Edward B Shield for a vehicle windshield
US5039045A (en) 1990-05-29 1991-08-13 Adams Mfg. Suction cup for use in windows
USD331211S (en) 1990-09-04 1992-11-24 Harris Frank M Padded snow and ice guard for a vehicle windshield or rear window
US5116274A (en) 1990-10-02 1992-05-26 Ardco, Inc. Refrigerator display cabinet with thermally insulated pivotable window pane
US5345743A (en) 1990-10-11 1994-09-13 Peela Corporation Insulated window assembly with internal muntin bars and method of making same
US5085390A (en) 1991-03-04 1992-02-04 Murphy Kevin M Container holder
USD340181S (en) 1991-09-03 1993-10-12 Adams Mfg. Corp. Suction cup
USD345903S (en) 1991-09-03 1994-04-12 Adams Mfg. Corp. Suction cup
US5137238A (en) 1991-09-09 1992-08-11 Hutten Friedrich W Fast access camera mounting device
US5126926A (en) 1991-09-27 1992-06-30 Chiang Chiang Wen Brake-light/hazard-warning board structure
US5168636A (en) 1991-10-23 1992-12-08 Golden David C Vacuum stencil apparatus
US5174607A (en) 1991-12-04 1992-12-29 Hill David E Removable clipboard arrangement
US5313762A (en) 1991-12-26 1994-05-24 Bayomikas Limited Insulating spacer for creating a thermally insulating bridge
US5247391A (en) 1992-04-06 1993-09-21 Gormley David E Glare shield
US20020044689A1 (en) 1992-10-02 2002-04-18 Alex Roustaei Apparatus and method for global and local feature extraction from digital images
US5319879A (en) 1992-10-29 1994-06-14 Rozycki Jerzy J High security multi-pane window and door system
US5390837A (en) 1993-02-11 1995-02-21 Ruffolo Enterprises, Inc. Snowboard rack
US5799661A (en) 1993-02-22 1998-09-01 Heartport, Inc. Devices and methods for port-access multivessel coronary artery bypass surgery
US5390454A (en) 1993-02-26 1995-02-21 Therm-O-Lite, Inc. Interior window assembly
US5622414A (en) 1993-06-07 1997-04-22 Ardco, Inc. Refrigerator display cabinet with thermally insulated pivotable all glass front window panel
DE9310957U1 (de) 1993-07-22 1993-09-23 Ver Glaswerke Gmbh Panzerglasscheibe fuer kraftfahrzeuge
US5649389A (en) 1993-08-09 1997-07-22 Therm-O-Lite, Inc. Supplemental window arrangement
US5395159A (en) 1993-08-30 1995-03-07 Pinto; Michael P. Headrest
CA2105460C (en) 1993-09-02 1996-10-15 France Delisle Insulating multiple layer sealer units and insulating spacer and assembly
US5333665A (en) 1993-10-01 1994-08-02 Safar Samir H Portable shade system
US5429335A (en) 1993-11-30 1995-07-04 Cunningham; Kevin J. Article-holding strap assembly for automobile sun visor
US5363595A (en) 1993-12-28 1994-11-15 General Motors Corporation Arrangement of a vehicle door with extendable window
US5441095A (en) 1994-01-10 1995-08-15 Trethewey; Brig E. A. Detachably mounted windshield screen
US5405112A (en) 1994-01-10 1995-04-11 Trethewey; Brig E. A. Suction cup release assembly
CH687482A5 (de) 1994-01-19 1996-12-13 Martin Lehmann Verfahren zum Inspizieren rotationssymmetrischer, insbesondere zylindrischer Behaeltnisse und Inspektionsanordnung hierfuer.
US5465776A (en) 1994-02-22 1995-11-14 Mirza; Fernand Window shade
US5483916A (en) 1994-04-26 1996-01-16 A. Rifkin Co. Flag display device
US5511752A (en) 1994-06-02 1996-04-30 Trethewey; Brig E. A. Suction cup with valve
GB9413180D0 (en) 1994-06-30 1994-08-24 Glaverbel Multiple glazing unit
US5588476A (en) 1994-08-19 1996-12-31 Trethewey; Brig E. A. Removable window shade
US5553420A (en) 1994-08-29 1996-09-10 Sne Enterprises, Inc. Casement window
US5573214A (en) 1994-11-01 1996-11-12 Jasco, Inc. Cup holder for use in vehicles
US5552768A (en) 1994-11-30 1996-09-03 Mikiel; Andrew Portable window wedge with alarm
US5645254A (en) 1995-02-02 1997-07-08 Noma, Inc. Seasonal decoration mounting arrangement
US5551657A (en) 1995-02-14 1996-09-03 Liethen; Frederic J. Window attached mounting bracket
US6259943B1 (en) 1995-02-16 2001-07-10 Sherwood Services Ag Frameless to frame-based registration system
US5489890A (en) 1995-02-17 1996-02-06 Moser; Terry M. Portable alarm device for entryway motion monitoring
US5550681A (en) 1995-05-30 1996-08-27 Mazarac; Kevin P. Rear-mounted vehicle mirror
JP3141732B2 (ja) 1995-07-05 2001-03-05 株式会社日立製作所 荷電粒子線装置
US6064393A (en) 1995-08-04 2000-05-16 Microsoft Corporation Method for measuring the fidelity of warped image layer approximations in a real-time graphics rendering pipeline
US5897158A (en) 1996-02-15 1999-04-27 Henke; Robert F. Mobile communication vehicle
US5737885A (en) 1996-03-29 1998-04-14 Stoyke; Eckhart Albert Secondary interior window
US5761686A (en) 1996-06-27 1998-06-02 Xerox Corporation Embedding encoded information in an iconic version of a text image
US5787956A (en) 1996-07-16 1998-08-04 Chen; Ing-Wen Foldable car sunshade curtain
US5776506A (en) 1996-10-02 1998-07-07 Tcg International Inc. Windshield repair apparatus including crack repair fixture and method
US5732760A (en) 1996-10-04 1998-03-31 James J. Devine Weather- or insect-proofing cover
DE69710099T2 (de) 1996-11-18 2002-11-14 Luc Lafond Vorrichtung und verfahren zum automatisierten auftragen eines abstandhalters
DK173828B1 (da) 1996-11-19 2001-12-03 Vkr Holding As Vindue, navnlig til montering i en skrå tagflade
DK173827B1 (da) 1996-11-19 2001-12-03 Vkr Holding As Vindue med reduceret risiko for kondensdannelse
US5923399A (en) 1996-11-22 1999-07-13 Jozef F. Van de Velde Scanning laser ophthalmoscope optimized for retinal microphotocoagulation
US5918430A (en) 1997-01-23 1999-07-06 Rowland; Clark D. Removable storm shield
US5794404A (en) 1997-02-19 1998-08-18 Kim; Hoon Y. Window insulating apparatus
US6089517A (en) 1997-03-28 2000-07-18 Johnstone; David R. Stuffed creature mounting device
US5979889A (en) 1997-04-15 1999-11-09 Heidelberger, Druckmaschinen Ag Apparatus for generating a vacuum
US5784213A (en) 1997-04-21 1998-07-21 Howard; Gary Backup mirror for tow vehicle
US5937595A (en) 1997-05-05 1999-08-17 Miller; Matthew A. Window insulating air bag
FR2764613B1 (fr) 1997-06-12 1999-08-13 Burill Alain O Dispositif de fixation d'un etendage
US6055783A (en) 1997-09-15 2000-05-02 Andersen Corporation Unitary insulated glass unit and method of manufacture
US6038553A (en) 1997-09-19 2000-03-14 Affiliated Computer Services, Inc. Self service method of and system for cashing checks
JP4233750B2 (ja) 1997-09-25 2009-03-04 テヒノフオルム・カプラノ・ウント・ブルーンホーフエル・オーハーゲー 絶縁ガラス板ユニット用の間隔保持成形体
US6038351A (en) 1997-10-28 2000-03-14 Cash Management Solutions Apparatus and method for multi-entity, mixed document environment document identification and processing
JPH11134972A (ja) 1997-10-28 1999-05-21 Matsushita Electric Works Ltd 遅れスイッチ
US6053356A (en) 1998-01-30 2000-04-25 Michael J. Emoff Coupon dispenser with suction cup mounting
US6735341B1 (en) 1998-06-18 2004-05-11 Minolta Co., Ltd. Image processing device and method and recording medium for recording image processing program for same
GB2340661B (en) 1998-07-18 2002-07-24 Draftex Ind Ltd Force-responsive detectors and systems
US5962072A (en) 1998-08-03 1999-10-05 Yerman; Arthur J. Paint mask
US6192967B1 (en) 1998-10-19 2001-02-27 Sunny En Liung Huang Collapsible auto shade
US5950398A (en) 1998-10-22 1999-09-14 Hubbard; Bruce M. Pass-by insulating glass window unit and method for replacing single glazing
US6247518B1 (en) 1998-10-28 2001-06-19 William R. Wickersty Window cover system for vehicles
US6668073B1 (en) 1998-11-12 2003-12-23 The University Of British Columbia Anthropomorphic film phantom for three-dimensional dosimetry
US7380759B1 (en) 1998-11-16 2008-06-03 Garmin Corporation Multi-position articulating mounting apparatus for an electronic device
US6173933B1 (en) 1998-12-09 2001-01-16 Garmin Corporation Multi-position articulating mounting apparatus for an electronic device
US6663064B1 (en) 1999-12-01 2003-12-16 Garmin Corporation Multi-position articulating mounting apparatus for an electronic device
US6180196B1 (en) 1998-11-17 2001-01-30 Bowmead Holding Inc. Manufacture of simulated heritage windows
US6381342B2 (en) 1999-01-13 2002-04-30 James E. Foley Method for reading and sorting documents
US6400848B1 (en) 1999-03-30 2002-06-04 Eastman Kodak Company Method for modifying the perspective of a digital image
US6155009A (en) 1999-05-12 2000-12-05 Pena; Martin Rangel Window and door glass protection system and method
US6412225B1 (en) 1999-06-30 2002-07-02 Hehr International Window assembly
US6694047B1 (en) 1999-07-15 2004-02-17 General Electric Company Method and apparatus for automated image quality evaluation of X-ray systems using any of multiple phantoms
JP4733888B2 (ja) 1999-07-23 2011-07-27 ザ・チルドレンズ・ホスピタル・オブ・フィラデルフィア 誘導体化ポリウレタン組成物およびその製造方法
DE10033336A1 (de) 1999-08-11 2001-04-12 Heinz Lindenmeier Diversityantenne für eine Diversityantennenanlage in einem Fahrzeug
ZA200004312B (en) 1999-09-08 2001-04-17 Inventio Ag Lift door panel.
US6375143B1 (en) 1999-10-01 2002-04-23 Catherine R. Burns Releasable suction cup
US6502355B1 (en) * 1999-11-08 2003-01-07 Albert Bori Storm cover for protecting exterior building glass and associated method
US6485106B1 (en) 1999-11-19 2002-11-26 Brett Lee Hermansen Size adjustable wheel rim masks
US7377425B1 (en) 1999-11-30 2008-05-27 Diebold Self-Service Systems Division Of Diebold, Incorporated Method and system of evaluating checks deposited into a cash dispensing automated banking machine
EP1238839A4 (en) 1999-12-14 2005-04-27 Asahi Glass Co Ltd TRANSPARENT DISC WITH A MOLDING STRIP AND METHOD FOR REMOVING THE TRANSPARENT DISC
US7893963B2 (en) 2000-03-27 2011-02-22 Eastman Kodak Company Digital camera which estimates and corrects small camera rotations
US6869053B2 (en) 2000-05-12 2005-03-22 Adams Mfg. Corp. Suction holder for razor
JP2001326847A (ja) 2000-05-16 2001-11-22 Fuji Photo Film Co Ltd 画像撮像装置
US6918426B1 (en) 2000-06-05 2005-07-19 David A. Westby Window insulating system
JP4631133B2 (ja) 2000-06-09 2011-02-16 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 文字認識処理のための装置、方法及び記録媒体
US7313289B2 (en) 2000-08-30 2007-12-25 Ricoh Company, Ltd. Image processing method and apparatus and computer-readable storage medium using improved distortion correction
WO2002046713A2 (en) 2000-12-08 2002-06-13 Cyberoptics Corporation Automated system with improved height sensing
US6771808B1 (en) 2000-12-15 2004-08-03 Cognex Corporation System and method for registering patterns transformed in six degrees of freedom using machine vision
US6798925B1 (en) 2000-12-22 2004-09-28 Cognex Corporation Method and apparatus for calibrating an image acquisition system
US6666251B2 (en) 2001-01-31 2003-12-23 Doris M. Ikle Energy saving window shade system
SE519884C2 (sv) 2001-02-02 2003-04-22 Scalado Ab Metod för zoomning och för att framställa en zoomningsbar bild
US6658775B1 (en) 2001-02-28 2003-12-09 Anthony Lanzisero Toll pass display assembly and system
TW493143B (en) 2001-03-02 2002-07-01 Ulead Systems Inc Correction for perspective distortion image and method for artificial perspective distortion image
US6765569B2 (en) 2001-03-07 2004-07-20 University Of Southern California Augmented-reality tool employing scene-feature autocalibration during camera motion
US6603882B2 (en) 2001-04-12 2003-08-05 Seho Oh Automatic template generation and searching method
US6912297B2 (en) 2001-04-16 2005-06-28 Ncr Corporation Method of determining usability of a document image and an apparatus therefor
JP3605043B2 (ja) 2001-04-18 2004-12-22 キヤノン株式会社 位置計測装置、露光装置、デバイス製造方法および位置計測方法
US6971205B2 (en) 2001-06-08 2005-12-06 Woodruff Keith E Plant containers
US6625927B2 (en) 2001-06-08 2003-09-30 Keith F. Woodruff Plant containers
US6898907B2 (en) 2001-06-12 2005-05-31 Aranar, Inc. Structures, window protection systems and methods for protecting glass panes during storms
US6662523B2 (en) 2001-06-15 2003-12-16 Sashlite, Llc Insulating glass sash assemblies with adhesive mounting and spacing structures
GB2393886B (en) 2001-06-22 2005-05-11 Emblaze Systems Ltd MMS system and method with protocol conversion suitable for mobile/portable handset display
FI113132B (fi) 2001-06-28 2004-02-27 Nokia Corp Menetelmä ja laite kuvanparannukseen
AU2002320553A1 (en) 2001-07-13 2003-01-29 Rms Research Management Systems, Usa, Inc. System and method for obtaining animal and carcass measurements
US7331523B2 (en) 2001-07-13 2008-02-19 Hand Held Products, Inc. Adaptive optical image reader
US6606837B2 (en) 2001-08-28 2003-08-19 Cardinal Ig Methods and devices for simultaneous application of end sealant and sash sealant
US6595642B2 (en) 2001-08-31 2003-07-22 Adaptive Optics Associates, Inc. Ophthalmic instrument having Hartmann wavefront sensor with extended source
WO2003024192A2 (en) 2001-09-14 2003-03-27 Darell Wayne Fields Frameless window module
US6688027B2 (en) 2001-10-23 2004-02-10 Frederick Fink Multipurpose, reconfigurable message board for roadside emergencies
US6922487B2 (en) 2001-11-02 2005-07-26 Xerox Corporation Method and apparatus for capturing text images
US6679013B2 (en) 2001-11-15 2004-01-20 Sashlite, Llc Window assembly with hinged components
US7849644B2 (en) 2005-05-16 2010-12-14 Melesky James B System for insulating attic openings
AU2002357335A1 (en) 2001-12-28 2003-07-24 Applied Precision, Llc Stereoscopic three-dimensional metrology system and method
US6749797B2 (en) 2002-02-06 2004-06-15 Sbr Inc. One-piece injection molded window frame and sash
US7362354B2 (en) 2002-02-12 2008-04-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and system for assessing the photo quality of a captured image in a digital still camera
US6985631B2 (en) 2002-02-20 2006-01-10 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Systems and methods for automatically detecting a corner in a digitally captured image
US7295694B2 (en) 2002-02-22 2007-11-13 International Business Machines Corporation MICR-based optical character recognition system and method
US7020320B2 (en) 2002-03-06 2006-03-28 Parascript, Llc Extracting text written on a check
US6651831B2 (en) 2002-03-27 2003-11-25 Ex-Cell Home Fashions, Inc. Tension rod with suction cups
CA2483414A1 (en) 2002-04-22 2003-10-30 Restaurant Technology, Inc. Automated food processing system and method
JP3852601B2 (ja) 2002-04-25 2006-12-06 ブラザー工業株式会社 電子機器、通知方法、及びプログラム
US7301564B2 (en) 2002-07-17 2007-11-27 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Systems and methods for processing a digital captured image
US6963390B1 (en) 2002-07-19 2005-11-08 Litel Instruments In-situ interferometer arrangement
US7231063B2 (en) 2002-08-09 2007-06-12 Intersense, Inc. Fiducial detection system
US6829861B1 (en) 2002-08-15 2004-12-14 Atwood Mobile Products, Inc. Awning-type insulated glazing assembly
US6848492B2 (en) 2002-09-13 2005-02-01 Donald Lee Thomas Thermal insulating window and entrance portable cover/pad
DE10242852A1 (de) 2002-09-14 2004-03-25 Technische Universität Ilmenau Abteilung Forschungsförderung und Technologietransfer Verfahren zur Minimierung des Einflusses von Störsignalen bei der Formelementeberechnung aus Koordinatenpunkten
US7064831B2 (en) 2002-10-15 2006-06-20 Gretagmacbeth, Llc Colorimeter with single cable low impact mounting system
US6880790B2 (en) 2002-10-15 2005-04-19 Gretagmacbeth, Llc Sensor with suction cup array mount
US20040096578A1 (en) 2002-11-13 2004-05-20 Colwell Industries, Inc. Method and system for fabricating window coverings
US7026571B2 (en) 2002-12-31 2006-04-11 Cardinal Ig Company Glass masking method using lasers
US20040165024A1 (en) 2003-02-21 2004-08-26 Ferran Vilanova Economical method & apparatus for objectively fixing error thresholds and checking color accuracy
US8428393B2 (en) 2003-03-14 2013-04-23 Rudolph Technologies, Inc. System and method of non-linear grid fitting and coordinate system mapping
WO2004083958A2 (de) 2003-03-19 2004-09-30 Technische Universität Dresden Photoaktives bauelement mit organischen schichten
US7059482B2 (en) 2003-03-24 2006-06-13 Springs Window Fashions Lp Window covering sample display device and method
CA2522635A1 (en) 2003-04-07 2004-10-28 Life Shield Engineered Systems, Llc Shrapnel containment system and method for producing same
US6883930B2 (en) 2003-04-29 2005-04-26 Metalex Corporation Signal light for attracting deliveries
US7167580B2 (en) 2003-04-30 2007-01-23 Unisys Corporation Image quality assurance systems and methodologies for improving the identification of and access speed to image quality suspects in documents
US6877286B2 (en) 2003-05-02 2005-04-12 Clearview Windows Mfg. L.L.C. Insulative window covering
JP4095491B2 (ja) 2003-05-19 2008-06-04 本田技研工業株式会社 距離測定装置、距離測定方法、及び距離測定プログラム
US20040261959A1 (en) 2003-06-16 2004-12-30 Forcelli Sharly Jo Beautiful window coverings
GB2403099B (en) 2003-06-20 2007-01-24 Hewlett Packard Development Co Sharing image items
US7818927B1 (en) 2003-08-07 2010-10-26 John Gary K Removable window insulator
US7228662B1 (en) 2003-08-07 2007-06-12 John Gary K Removable window insulator
US20050065893A1 (en) 2003-09-19 2005-03-24 The Alliance Group Of Texas System and Method for Commingled Remittance Payment Processing
JP2005108230A (ja) 2003-09-25 2005-04-21 Ricoh Co Ltd オーディオ/ビデオコンテンツ認識・処理機能内蔵印刷システム
US7229059B1 (en) 2003-10-20 2007-06-12 Too Kool Recreation, Llc Detachable swimming pool shade and sport mounting
WO2005041123A1 (ja) 2003-10-24 2005-05-06 Fujitsu Limited 画像歪み補正プログラム,画像歪み補正装置並びに画像歪み補正方法
US20050097046A1 (en) 2003-10-30 2005-05-05 Singfield Joy S. Wireless electronic check deposit scanning and cashing machine with web-based online account cash management computer application system
US7095531B2 (en) 2003-11-06 2006-08-22 Xerox Corporation Systems and methods for compensating for streaks in images
US6932528B2 (en) 2003-12-08 2005-08-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Cutter position control in a web fed imaging system
DE202004001008U1 (de) 2004-01-23 2004-04-01 Heinz Kurz Gmbh Medizintechnik Gehörknöchelchenprothese
US7707039B2 (en) 2004-02-15 2010-04-27 Exbiblio B.V. Automatic modification of web pages
US7593600B2 (en) 2004-03-04 2009-09-22 International Business Machines Corporation Black white image scaling for optical character recognition
US7244325B2 (en) 2004-03-05 2007-07-17 Film Technologies International, Inc. Method of manufacturing an insulated glass unit
US7899512B2 (en) 2004-03-22 2011-03-01 Vanderbilt University System and method for surgical instrument disablement via image-guided position feedback
JP4201812B2 (ja) 2004-03-25 2008-12-24 三洋電機株式会社 情報データ提供装置、および画像処理装置
US20050222793A1 (en) 2004-04-02 2005-10-06 Lloyd Charles F Method and system for calibrating deformed instruments
US20050228270A1 (en) 2004-04-02 2005-10-13 Lloyd Charles F Method and system for geometric distortion free tracking of 3-dimensional objects from 2-dimensional measurements
DE102004018440A1 (de) 2004-04-08 2005-10-27 Lenhardt Maschinenbau Gmbh Tür- oder Fensterflügel mit einer Isolierglasscheibe
AU2005201474C1 (en) 2004-04-08 2011-03-31 Aneeta Window Systems (Vic) Pty Ltd Improvements for windows
US7707218B2 (en) 2004-04-16 2010-04-27 Mobot, Inc. Mobile query system and method based on visual cues
JP2005316755A (ja) 2004-04-28 2005-11-10 Nec Electronics Corp 2次元矩形コードシンボル読み取り装置及び2次元矩形コードシンボル読み取り方法
US7327865B2 (en) 2004-06-30 2008-02-05 Accuray, Inc. Fiducial-less tracking with non-rigid image registration
US7912743B2 (en) 2004-08-04 2011-03-22 Lumino, Inc. Method for sourcing custom window coverings from multiple sources based upon price and delivery date
US7593595B2 (en) 2004-08-26 2009-09-22 Compulink Management Center, Inc. Photographic document imaging system
US8207964B1 (en) 2008-02-22 2012-06-26 Meadow William D Methods and apparatus for generating three-dimensional image data models
US7464506B2 (en) 2004-09-24 2008-12-16 Atkinson Allen J Pneumatic hurricane shutters
US8510283B2 (en) 2006-07-31 2013-08-13 Ricoh Co., Ltd. Automatic adaption of an image recognition system to image capture devices
KR20070091279A (ko) 2004-11-02 2007-09-10 라이프 실드 엔지니어드 시스템스 엘엘시 파편 및 발사체를 봉쇄하기 위한 시스템 및 그 시스템의제조 방법
US8245619B2 (en) 2004-12-01 2012-08-21 Life Shield Engineered Systems, Llc Shrapnel and projectile containment systems and equipment and methods for producing same
US7311112B2 (en) 2004-12-14 2007-12-25 Giovanni Pacheco Collapsible, portable, easily deployed car cover
NL1028082C2 (nl) 2005-01-21 2006-07-26 Permasteelisa Internat B V Inrichting en werkwijze voor het aan een gevelconstructie bevestigen van glazen ruiten.
US20060164682A1 (en) 2005-01-25 2006-07-27 Dspv, Ltd. System and method of improving the legibility and applicability of document pictures using form based image enhancement
US8085388B2 (en) 2005-02-01 2011-12-27 Laser Projection Technologies, Inc. Laser radar projection with object feature detection and ranging
US7983468B2 (en) 2005-02-09 2011-07-19 Jp Morgan Chase Bank Method and system for extracting information from documents by document segregation
US20060210192A1 (en) 2005-03-17 2006-09-21 Symagery Microsystems Inc. Automatic perspective distortion detection and correction for document imaging
JP2006261927A (ja) 2005-03-16 2006-09-28 Ricoh Co Ltd 画像データ処理装置,画像処理装置,画像形成装置および画像転送システム
US20060249859A1 (en) 2005-05-05 2006-11-09 Eiles Travis M Metrology system and method for stacked wafer alignment
US7360686B2 (en) 2005-05-11 2008-04-22 Jp Morgan Chase Bank Method and system for discovering significant subsets in collection of documents
US7866101B2 (en) 2005-06-14 2011-01-11 Boggs Jr Patrick H Inflatable protective home barrier
US7763334B2 (en) 2005-06-20 2010-07-27 J.E. Berkowitz, L.P. System and method for upgrading building windows
US7526129B2 (en) 2005-06-23 2009-04-28 Microsoft Corporation Lifting ink annotations from paper
US20070017997A1 (en) 2005-07-21 2007-01-25 Harry Talley Suction mounted bar code symbol reading system, apparatus and stand
US20070065004A1 (en) 2005-08-01 2007-03-22 Topcon Corporation Three-dimensional measurement system and method of the same, and color-coded mark
EP1812676B1 (en) 2005-08-16 2016-12-28 LG Chem, Ltd. Ventilation apparatus for sliding window
US7558418B2 (en) 2005-08-23 2009-07-07 Goldleaf Enterprise Payments, Inc. Real time image quality analysis and verification
US7496241B1 (en) 2005-09-08 2009-02-24 Goodrich Corporation Precision optical systems with performance characterization and uses thereof
USD542935S1 (en) 2005-09-26 2007-05-15 Tedford David W Storm window bubble cover
US7293368B1 (en) 2005-10-03 2007-11-13 Frank Faulk Measurement system and method
US7391934B2 (en) 2005-10-05 2008-06-24 Ncr Corporation Method of creating a substitute check using check image data from a remote check image capture device and an apparatus therefor
US20070084911A1 (en) 2005-10-18 2007-04-19 First Data Corporation ATM check invalidation and return systems and methods
US7325365B2 (en) 2005-10-27 2008-02-05 Warner Jerald R Window protection structure
US20070100490A1 (en) 2005-10-28 2007-05-03 Timothy Hartt Method and apparatus for providing custom-cut film covering to a consumer
US7769236B2 (en) 2005-10-31 2010-08-03 National Research Council Of Canada Marker and method for detecting said marker
US7963075B2 (en) 2005-11-22 2011-06-21 Warwick Mills, Inc. Inflatable barrier
US20070168153A1 (en) 2006-01-13 2007-07-19 Digicontractor Corporation Method and apparatus for photographic measurement
CA2535056A1 (en) 2006-01-24 2007-07-24 Cliff Olsen Method of sealing an attic access opening and an insulated attic access cover
US7259727B2 (en) 2006-01-25 2007-08-21 Joymax Electronics Co., Ltd. Antenna mounting device
US7618349B1 (en) 2006-02-02 2009-11-17 Aaron Muderick Therapeutic putty with increasing or decreasing stiffness
GB0602357D0 (en) 2006-02-06 2006-03-15 First Ondemand Ltd Authentication of cheques and the like
US8572911B1 (en) 2006-02-13 2013-11-05 University Of Akron Research Foundation Inflatable structure with internal support
DE102006006791B4 (de) 2006-02-14 2011-12-29 Motiondrive Ag Verfahren, System und Maßstab zur Bestimmung und/oder Simulation von Größenverhältnissen
US7881563B2 (en) 2006-02-15 2011-02-01 Nokia Corporation Distortion correction of images using hybrid interpolation technique
US7735271B1 (en) 2006-02-16 2010-06-15 Shipston Lorri B Crawl space encapsulation system
US20070199259A1 (en) 2006-02-24 2007-08-30 Parsley Andrew J Secondary window with vacuum valve and alarm
US7330604B2 (en) 2006-03-02 2008-02-12 Compulink Management Center, Inc. Model-based dewarping method and apparatus
IL174290A (en) 2006-03-13 2010-05-17 Al Sorag Ltd Window film anchoring device
US7651063B2 (en) 2006-03-27 2010-01-26 The Lamson & Sessions Co. Suction cup device
US7625595B2 (en) 2006-04-11 2009-12-01 Sharp Laboratories Of America, Inc. Method of monitoring PCMO precursor synthesis
US7829003B2 (en) 2006-04-20 2010-11-09 Basf Corporation Method of making an article
US20090074251A1 (en) 2006-05-02 2009-03-19 Robert Steven Sears Method and System for Determining a Force and/or Torque Applied to an Orthodontic Bracket
US20070288382A1 (en) 2006-05-03 2007-12-13 Avalon International, Inc. Check21 image based document and processing system
US7706567B2 (en) 2006-06-16 2010-04-27 Certifi Media Inc. Assured document and method of making
US20080127581A1 (en) 2006-08-31 2008-06-05 Nick Walters Security window insert assembly
US8164762B2 (en) 2006-09-07 2012-04-24 Xerox Corporation Intelligent text driven document sizing
US8082707B1 (en) 2006-10-13 2011-12-27 Damping Technologies, Inc. Air-film vibration damping apparatus for windows
US7885451B1 (en) 2006-10-31 2011-02-08 United Services Automobile Association (Usaa) Systems and methods for displaying negotiable instruments derived from various sources
US7793831B2 (en) 2006-11-10 2010-09-14 Diebold Self-Service Systems, Division Of Diebold, Incorporated Card activated automated banking machine
AT504483B1 (de) 2006-12-22 2008-06-15 Univ Wien Tech Gleitlagerung für betonplatten, verfahren zur herstellung einer betonplatte und bauwerk mit einer gleitlagerung
US7665706B2 (en) 2007-01-03 2010-02-23 Li-Sheng Chien Suction-adhered device with suction power detection mechanism
US7912320B1 (en) 2007-01-16 2011-03-22 Paul Minor Method and apparatus for photographic measurement
WO2008130726A2 (en) 2007-01-16 2008-10-30 Berry Plastics Corporation Reinforced film for blast resistance protection and methods thereof
US20080183576A1 (en) 2007-01-30 2008-07-31 Sang Hun Kim Mobile service system and method using two-dimensional coupon code
US8109235B2 (en) 2007-02-02 2012-02-07 Pioneer Pets Products, LLC Pet food holder, pet food containing module and method
US20080190070A1 (en) 2007-02-13 2008-08-14 Muhler Laminated Glass, Inc. Impact resistant multipane window
SE531398C2 (sv) 2007-02-16 2009-03-24 Scalado Ab Generering av en dataström och identifiering av positioner inuti en dataström
SE533185C2 (sv) 2007-02-16 2010-07-13 Scalado Ab Metod för behandling av en digital bild samt bildrepresentationsformat
WO2008141221A1 (en) 2007-05-09 2008-11-20 Old Dominion University Research Foundation Suction electrode-based medical instrument and system including the medical instrument for therapeutic electrotherapy
US20080287807A1 (en) 2007-05-16 2008-11-20 James Geoffrey Chase Global motion invariant signatures for fast and accurate motion tracking in a digital image-based elasto-tomography system
DE102007000278B3 (de) 2007-05-16 2008-10-30 Hilti Aktiengesellschaft Vorrichtung zum Verschalen einer Öffnung in einem Bauteil
US8126260B2 (en) 2007-05-29 2012-02-28 Cognex Corporation System and method for locating a three-dimensional object using machine vision
US7957582B2 (en) 2007-06-21 2011-06-07 General Electric Company Method and system for correction of fluoroscope image distortion
US7805897B2 (en) 2007-06-25 2010-10-05 Jhrg, Llc Storm panel for protecting windows and doors during high winds
US7900408B2 (en) 2007-06-25 2011-03-08 Jhrg, Llc Storm panel for protecting windows and doors during high winds
WO2009006935A1 (en) 2007-07-06 2009-01-15 Karolinska Institutet Innovations Ab Stereotactic surgery system
US7455269B1 (en) 2007-07-09 2008-11-25 Li-Sheng Chien Suction device
US8276498B1 (en) 2007-08-08 2012-10-02 Composiflex Ballistic shield system
WO2009026520A1 (en) 2007-08-23 2009-02-26 3D Systems, Inc. Automatic geometric calibration using laser scanning reflectometry
JP4258567B1 (ja) 2007-10-26 2009-04-30 パナソニック電工株式会社 三次元形状造形物の製造方法
US7896232B1 (en) 2007-11-06 2011-03-01 United Services Automobile Association (Usaa) Systems, methods, and apparatus for receiving images of one or more checks
EP2220322B1 (en) 2007-11-13 2017-10-11 Guardian IG, LLC Box spacer with sidewalls
US7996317B1 (en) 2007-11-21 2011-08-09 Hsbc Bank Usa, N.A. Methods and systems for processing stranded payments and lockbox payments at the same designated payment location
US7705720B2 (en) 2008-01-14 2010-04-27 Cyalume Technologies, Inc. Self leveling warning light for vehicles
US8577118B2 (en) 2008-01-18 2013-11-05 Mitek Systems Systems for mobile image capture and remittance processing
US20130085935A1 (en) 2008-01-18 2013-04-04 Mitek Systems Systems and methods for mobile image capture and remittance processing
US7978900B2 (en) 2008-01-18 2011-07-12 Mitek Systems, Inc. Systems for mobile image capture and processing of checks
US8483473B2 (en) 2008-01-18 2013-07-09 Mitek Systems, Inc. Systems and methods for obtaining financial offers using mobile image capture
US8379914B2 (en) 2008-01-18 2013-02-19 Mitek Systems, Inc. Systems and methods for mobile image capture and remittance processing
JP2010140459A (ja) 2008-02-22 2010-06-24 Ricoh Co Ltd プログラムと印刷データ変換装置とコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US7950716B2 (en) 2008-02-27 2011-05-31 Creative Extruded Products, Inc. Trim molding for a motor vehicle window panel
US8340452B2 (en) 2008-03-17 2012-12-25 Xerox Corporation Automatic generation of a photo guide
JP4537467B2 (ja) 2008-03-18 2010-09-01 アドバンスド・マスク・インスペクション・テクノロジー株式会社 試料検査装置及び試料検査方法
DK2105047T3 (da) 2008-03-26 2011-10-17 Thomas Rotter Varmeisolerende rudeelement i flere lag
US20090249694A1 (en) 2008-04-03 2009-10-08 Carl Michael Nilsson Removable storm window system
US7843297B2 (en) * 2008-04-04 2010-11-30 Cedar Ridge Research Llc Coded magnet structures for selective association of articles
CA2630640C (en) 2008-05-06 2015-11-03 Joe Ogieglo Attic access
WO2009137073A1 (en) 2008-05-06 2009-11-12 Compulink Management Center, Inc. Camera-based document imaging
US8702698B2 (en) 2008-05-15 2014-04-22 Mynosys Cellular Devices, Inc. Ophthalmic surgical device for capsulotomy
US8402716B2 (en) 2008-05-21 2013-03-26 Serious Energy, Inc. Encapsulated composit fibrous aerogel spacer assembly
US9569912B2 (en) 2008-06-26 2017-02-14 Shopatm Bv (Sarl) Article storage and retrieval apparatus and vending machine
US20100045701A1 (en) 2008-08-22 2010-02-25 Cybernet Systems Corporation Automatic mapping of augmented reality fiducials
US8206631B1 (en) 2008-09-18 2012-06-26 Carnegie Mellon University Methods of making dry adhesives
JP5276943B2 (ja) 2008-09-29 2013-08-28 株式会社日立製作所 表示装置
US8171681B2 (en) 2008-10-06 2012-05-08 Qualitas Manufacturing Incorporated Inflatable shutter
US8094918B2 (en) 2008-10-29 2012-01-10 Rdm Corporation Check and other item design for reflectance values determination prior to item manufacture
US7680739B1 (en) 2008-11-07 2010-03-16 U.S. Bank, National Association Check processing and categorizing system
US7806484B1 (en) 2008-11-18 2010-10-05 Young Roy K Removable wheel protector apparatus
US20100122782A1 (en) 2008-11-20 2010-05-20 Michael Fox Window Screen Assembly
US8379929B2 (en) 2009-01-08 2013-02-19 Trimble Navigation Limited Methods and apparatus for performing angular measurements
US8104692B2 (en) 2009-02-23 2012-01-31 Xerox Corporation System and method for generating robust fiducial patterns used to determine coordinate transformations
US8181400B2 (en) 2009-05-12 2012-05-22 Kindschuh Rodney G Gas fill device for multiple pane windows
US20100294154A1 (en) 2009-05-19 2010-11-25 Rapkin Alan E Scaling images in a dual engine system
DE102009051142B4 (de) 2009-06-05 2019-06-27 Heliatek Gmbh Photoaktives Bauelement mit invertierter Schichtfolge und Verfahren zu seiner Herstellung
WO2011008860A1 (en) 2009-07-14 2011-01-20 Infinite Edge Technologies, Llc Stretched strips for spacer and sealed unit
US8256122B2 (en) 2009-07-18 2012-09-04 Hatfield John T Magnetic two part scraping tool
US20110030290A1 (en) 2009-08-07 2011-02-10 Slovak Steven M Energy efficient fenestration product with suspended particle device
US8550140B2 (en) 2009-08-31 2013-10-08 Andersen Corporation Storm window and panel attachment
JP5457767B2 (ja) 2009-09-08 2014-04-02 キヤノン株式会社 露光装置およびデバイス製造方法
US20110079011A1 (en) 2009-10-01 2011-04-07 Anthony Sabo Electro-repulsive vacuum glazing
US9255438B2 (en) 2009-10-05 2016-02-09 R Value, Inc. Press fit storm window system
US20110078964A1 (en) * 2009-10-05 2011-04-07 R Value, Llc Press-fit storm window system having controlled blowout
US8272178B2 (en) 2009-10-05 2012-09-25 R Value, Llc Press-fit storm window
US8553280B2 (en) 2009-10-29 2013-10-08 Xerox Corporation Image on paper registration using image marks
US8402714B2 (en) 2009-12-11 2013-03-26 Groupe Lessard Inc. System and method for refurbishing an existing curtain wall
US9036915B2 (en) 2010-01-29 2015-05-19 The Hong Kong University Of Science And Technology Architectural pattern detection and modeling in images
US8180137B2 (en) 2010-02-23 2012-05-15 Rdm Corporation Comparison of optical and magnetic character data for identification of character defect type
US8490346B2 (en) 2010-03-31 2013-07-23 Secureview Llc Internal anchor board-up system
CA2797302C (en) 2010-04-28 2019-01-15 Ryerson University System and methods for intraoperative guidance feedback
US8303071B2 (en) 2010-05-11 2012-11-06 Xerox Corporation System and method for controlling registration in a continuous feed tandem printer
US20110298721A1 (en) 2010-06-02 2011-12-08 Martin Eldridge Touchscreen Interfacing Input Accessory System and Method
US8649052B2 (en) 2010-06-11 2014-02-11 Xerox Corporation Image on paper registration using transfer surface marks
WO2012016065A1 (en) 2010-07-28 2012-02-02 Press-Seal Gasket Corporation Trailer door seal
US8590229B2 (en) 2010-09-15 2013-11-26 Shurtech Brands, Llc Inflatable attic stairway insulation appliance
US8620045B2 (en) 2010-10-15 2013-12-31 Bruce William Adams System , method and article for measuring and reporting craniomandibular biomechanical functions
CN106118537A (zh) 2010-10-21 2016-11-16 马萨诸塞州大学 高负载易剥离延长使用的粘合装置
DE102010043136B4 (de) 2010-10-29 2018-10-31 Hilti Aktiengesellschaft Messgerät und Verfahren für eine berührungslose Messung von Abständen bei einem Zielobjekt
US8995012B2 (en) 2010-11-05 2015-03-31 Rdm Corporation System for mobile image capture and processing of financial documents
US8643933B2 (en) 2011-12-14 2014-02-04 View, Inc. Connectors for smart windows
JP6219019B2 (ja) 2011-02-25 2017-10-25 エフ・イ−・アイ・カンパニー 荷電粒子ビーム・システムにおいて大電流モードと小電流モードとを高速に切り替える方法
US8720077B1 (en) 2011-03-04 2014-05-13 Niels Fallisgaard Photographic aid measuring tape
JP2012190498A (ja) 2011-03-08 2012-10-04 Elpida Memory Inc 半導体装置及び情報処理システム
CN102760234B (zh) 2011-04-14 2014-08-20 财团法人工业技术研究院 深度图像采集装置、系统及其方法
US8393113B2 (en) 2011-04-29 2013-03-12 Christina Ann Rex Suction cup surface mounted shelf and planter assembly
US20120285588A1 (en) 2011-05-13 2012-11-15 James Sheppard Padded Weather Protection Cover
US8393584B2 (en) 2011-05-20 2013-03-12 Salih Maurice Burns Apparatus for holding a portable electronic device
US20120324806A1 (en) 2011-06-24 2012-12-27 Fangren Chen High R-Value, Removable and Transparent Window Insulation Panels
EP2584133B1 (de) 2011-10-19 2014-03-19 ISO-Chemie GmbH Verfahren zur Abdichtung bei der Fenstersanierung
WO2013155379A2 (en) 2012-04-12 2013-10-17 Smart Picture Technologies Inc. Orthographic image capture system
US8757186B2 (en) 2012-04-26 2014-06-24 Shurtech Brands, Llc Attic access door seal
US8875774B1 (en) 2012-05-09 2014-11-04 Garrett Flores Protective apparatus for windows and construction areas
US20130319598A1 (en) 2012-05-30 2013-12-05 Cardinal Ig Company Asymmetrical insulating glass unit and spacer system
CA2782425C (en) * 2012-06-29 2015-04-07 Screenco Manufacturing Ltd. Screen frame grasping and removal system
US9007633B2 (en) 2012-08-15 2015-04-14 Fuji Xerox Co., Ltd. Systems and methods for efficiently capturing high-quality scans of multi-page documents with hand-held devices
US8789343B2 (en) 2012-12-13 2014-07-29 Cardinal Ig Company Glazing unit spacer technology
US8923650B2 (en) 2013-01-07 2014-12-30 Wexenergy Innovations Llc System and method of measuring distances related to an object
US9234381B2 (en) * 2013-01-07 2016-01-12 WexEnergy LLC Supplemental window for fenestration
US9230339B2 (en) 2013-01-07 2016-01-05 Wexenergy Innovations Llc System and method of measuring distances related to an object
US9845636B2 (en) * 2013-01-07 2017-12-19 WexEnergy LLC Frameless supplemental window for fenestration
US9691163B2 (en) 2013-01-07 2017-06-27 Wexenergy Innovations Llc System and method of measuring distances related to an object utilizing ancillary objects
CN104981526B (zh) 2013-02-06 2017-07-04 马萨诸塞大学 具有可调节角的承重粘附材料
EP2970722A4 (en) 2013-03-14 2016-12-07 Univ Massachusetts APPARATUS AND APPLICATION DEVICES AND METHOD OF USE THEREOF
JP2016518478A (ja) 2013-03-15 2016-06-23 ユニバーシテイ・オブ・マサチユセツツ 高能力剥離容易長期使用接着閉鎖デバイス
US20140307100A1 (en) 2013-04-12 2014-10-16 Kari MYLLYKOSKI Orthographic image capture system
CN203547398U (zh) * 2013-09-07 2014-04-16 芜湖海螺新材料有限公司 一种型材窗
US9217276B1 (en) * 2013-12-27 2015-12-22 Cyprexx Services, LLC Triangular flange bracket for attaching corners of transparent plastic panels over window and door openings
US20150369593A1 (en) 2014-06-19 2015-12-24 Kari MYLLYKOSKI Orthographic image capture system
US20160044301A1 (en) 2014-08-06 2016-02-11 Dejan JOVANOVICH 3d modeling of imaged objects using camera position and pose to obtain accuracy with reduced processing requirements
US20160134860A1 (en) 2014-11-12 2016-05-12 Dejan Jovanovic Multiple template improved 3d modeling of imaged objects using camera position and pose to obtain accuracy
US10083522B2 (en) 2015-06-19 2018-09-25 Smart Picture Technologies, Inc. Image based measurement system

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62166994U (ja) * 1986-04-14 1987-10-23
US20150184444A1 (en) * 2013-01-07 2015-07-02 WexEnergy LLC Frameless Supplemental Window For Fenestration Incorporating Infiltration Blockers
US20160348418A1 (en) * 2013-01-07 2016-12-01 WexEnergy LLC Frameless supplemental window for fenestration

Also Published As

Publication number Publication date
JP7212037B2 (ja) 2023-01-24
WO2018222467A1 (en) 2018-12-06
EP3631136A4 (en) 2021-03-10
EP3631136A1 (en) 2020-04-08
US20180347258A1 (en) 2018-12-06
CN111247304B (zh) 2023-01-13
US10533364B2 (en) 2020-01-14
BR112019025152A2 (pt) 2020-06-16
CN111247304A (zh) 2020-06-05
IL271006A (en) 2020-01-30
AU2018278119A1 (en) 2020-01-16
CA3071106A1 (en) 2018-12-06
AU2018278119B2 (en) 2023-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7212037B2 (ja) 採光用開口のためのフレームレス補助窓
US11168511B2 (en) Frameless supplemental window for fenestration
US9663983B2 (en) Frameless supplemental window for fenestration incorporating infiltration blockers
US10196850B2 (en) Frameless supplemental window for fenestration
US11970900B2 (en) Frameless supplemental window for fenestration
EP2102300B1 (en) Auxiliary frame with adhered plasic sheet for a window
US9234381B2 (en) Supplemental window for fenestration
RU2607545C2 (ru) Дистанционный профиль для дистанционной рамки стеклопакета с внутрипакетными элементами и стеклопакет
KR20090092824A (ko) 필름 구조체를 장착하는 장치 및 방법
KR101932950B1 (ko) 프레임 비노출형 단열 폴딩창호
US20230374851A1 (en) Frameless supplemental window for fenestration
JP6315577B2 (ja) アタッチメント、複層ガラス、およびサッシ
US20090038243A1 (en) Pocket Shutter
JP6671054B2 (ja) 扉ガード部材
JP2007056634A (ja) 引き違い戸
EP2066860A2 (en) Pocket shutter
JP2005179887A (ja) 後付二重窓構造及びそのユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200117

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210324

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220303

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7212037

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150