JP2020519598A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2020519598A5
JP2020519598A5 JP2019561746A JP2019561746A JP2020519598A5 JP 2020519598 A5 JP2020519598 A5 JP 2020519598A5 JP 2019561746 A JP2019561746 A JP 2019561746A JP 2019561746 A JP2019561746 A JP 2019561746A JP 2020519598 A5 JP2020519598 A5 JP 2020519598A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino acid
engineered
histidine
antibody
antigen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019561746A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020519598A (ja
Filing date
Publication date
Priority claimed from GBGB1707484.0A external-priority patent/GB201707484D0/en
Application filed filed Critical
Publication of JP2020519598A publication Critical patent/JP2020519598A/ja
Publication of JP2020519598A5 publication Critical patent/JP2020519598A5/ja
Priority to JP2023080909A priority Critical patent/JP2023113686A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Description

Biacoreからの結果は、本明細書で提示する方法を用いると、pH 7.4での結合の損失を最小限にして、高いpH依存性を有する抗体を迅速に同定することが可能となることを明確に示している。
本件出願は、以下の態様の発明を提供する。
(態様1)
その抗原とのpH依存的結合を示す操作された抗体を調製する方法であって:
親抗体の少なくとも1つのアミノ酸残基をヒスチジン残基で置換することにより、該操作された抗体を調製することを含み、以下のホットスポットリスト:
(表1)
Figure 2020519598
から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
(表2)
Figure 2020519598
からの少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されておらず、該操作された抗体がその抗原とのpH依存的結合を示す、前記方法。
(態様2)
前記操作された抗体が、中性pHにおけるよりも酸性pHでその抗原との親和性が低い、態様1記載の方法。
(態様3)
酸性pHでの前記操作された抗体-抗原相互作用の解離速度定数(k d )が、中性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の該解離速度定数(k d )よりも高い、態様1記載の方法。
(態様4)
酸性pHでの前記操作された抗体-抗原相互作用の前記解離速度定数(k d )が、酸性pHでの親抗体-抗原相互作用の該解離速度定数(k d )よりも高い、態様1記載の方法。
(態様5)
酸性pHでの前記操作された抗体-抗原相互作用の平衡解離定数(K D )が、中性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の該平衡解離定数(K D )よりも高い、態様1又は2記載の方法。
(態様6)
前記ホットスポットリストから選択される少なくとも2つのアミノ酸残基をヒスチジンで置換する、態様1〜5のいずれか1項記載の方法。
(態様7)
前記ホットスポットリストから選択される少なくとも3つのアミノ酸残基をヒスチジンで置換する、態様1〜5のいずれか1項記載の方法。
(態様8)
前記ホットスポットリストから選択される少なくとも4つのアミノ酸残基をヒスチジンで置換する、態様1〜5のいずれか1項記載の方法。
(態様9)
以下の残基:H100g、H100k、H100m、H100n、L95、L95d、L95e、L95f、L97の1以上もヒスチジンで置換する、態様1〜8のいずれか1項記載の方法。
(態様10)
前記コールドスポットリストから選択される少なくとも2つのアミノ酸残基をヒスチジンで置換しない、態様1〜9のいずれか1項記載の方法。
(態様11)
前記コールドスポットリストから選択される少なくとも3つのアミノ酸残基をヒスチジンで置換しない、態様1〜9のいずれか1項記載の方法。
(態様12)
VHCDR1、VHCDR2、VLCDR1、及びVLCDR2の前記コールドスポットリストから選択されるアミノ酸残基のいずれもヒスチジンで置換しない、態様1〜9のいずれか1項記載の方法。
(態様13)
前記親抗体又はそのCDRがラクダ科動物種に由来する、態様1〜12のいずれか1項記載の方法。
(態様14)
その抗原とのpH依存的結合を示す操作された抗体を調製する方法であって:
(a) 抗原と結合する親抗体を提供する工程;
(b) 該親抗体の操作されたバリアントのパネルを調製する工程であって、該パネル中の該操作されたバリアントの各々が少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジン残基で置換されていることによって該親抗体と異なり、以下のホットスポットリスト:
(表3)
Figure 2020519598
から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
(表4)
Figure 2020519598
からの少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、前記工程;
(c) 該操作されたバリアントのパネルを該抗原とのpH依存的結合についてスクリーニングし、それによって該抗原とのpH依存的結合を示す操作された抗体を同定する工程、を含む、前記方法。
(態様15)
パート(c)で同定した前記操作された抗体が、中性pHにおけるよりも酸性pHでその抗原との親和性が低い、態様14記載の方法。
(態様16)
パート(c)で同定した前記操作された抗体が、酸性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の前記解離速度定数(k d )が、中性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の該解離速度定数(k d )よりも高いことを特徴とする、態様14記載の方法。
(態様17)
パート(c)で同定した前記操作された抗体が、酸性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の前記解離速度定数(k d )が、酸性pHでの前記親抗体-抗原相互作用の該解離速度定数(k d )よりも高いことを特徴とする、態様14記載の方法。
(態様18)
パート(c)で同定した前記操作された抗体が、酸性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の前記平衡解離定数(K D )が、中性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の該平衡解離定数(K D )よりも高いことを特徴とする、態様14又は15記載の方法。
(態様19)
工程(b)が、前記親抗体の操作されたバリアントのパネルを調製する工程を含み、該パネル中の該操作されたバリアントの各々が、VHドメイン中の少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジン残基で置換されていることによって該親抗体と異なり、以下のホットスポットリスト:
(表5)
Figure 2020519598
から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
(表6)
Figure 2020519598
からの少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、態様14〜18のいずれか1項記載の方法。
(態様20)
工程(b)が、前記親抗体の操作されたバリアントのパネルを調製する工程を含み、該パネル中の該操作されたバリアントの各々が、VLドメイン中の少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジン残基で置換されていることによって該親抗体と異なり、以下のホットスポットリスト:
(表7)
Figure 2020519598
から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
(表8)
Figure 2020519598
から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、態様14〜18のいずれか1項記載の方法。
(態様21)
前記親抗体の前記VLドメインがλクラスに属し、かつ以下のホットスポットリスト:
(表9)
Figure 2020519598
から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
(表10)
Figure 2020519598
からの少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、態様20記載の方法。
(態様22)
前記親抗体の前記VLドメインがκクラスに属し、かつ以下のホットスポットリスト:
(表11)
Figure 2020519598
から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
(表12)
Figure 2020519598
からの少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、態様20記載の方法。
(態様23)
その抗原とのpH依存的結合を示す操作された抗体を調製する方法であって:
(a) 抗原と結合する親抗体を同定する工程;
(b) 該親抗体の操作されたバリアントのパネルを調製する工程であって、該パネル中の該操作されたバリアントの各々が少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジン残基で置換されていることによって該親抗体と異なり、以下のホットスポットリスト:
(表13)
Figure 2020519598
から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
(表14)
Figure 2020519598
からの少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、前記工程;
(c) 該操作されたバリアントのパネルを該標的抗原とのpH依存的結合についてスクリーニングし、それによってヒスチジンの存在により該抗原とのpH依存的結合が付与される選択されたアミノ酸位置を同定する工程;
(d) 該親抗体の1以上のさらに操作されたバリアントを調製する工程であって、該バリアントの各々が工程(c)で同定された2以上の選択されたアミノ酸位置にヒスチジンを含む、前記工程;及び
(e) 該さらに操作されたバリアントを該抗原とのpH依存的結合についてスクリーニングし;それによって該抗原とのpH依存的結合を示す操作された抗体を同定する工程、を含む、前記方法。
(態様24)
パート(e)で同定した前記操作された抗体が、中性pHにおけるよりも酸性pHでその抗原との親和性が低い、態様23記載の方法。
(態様25)
パート(e)で同定した前記操作された抗体が、酸性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の前記解離速度定数(k d )が、中性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の該解離速度定数(k d )よりも高いことを特徴とする、態様23記載の方法。
(態様26)
パート(e)で同定した前記操作された抗体が、酸性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の前記解離速度定数(k d )が、酸性pHでの前記親抗体-抗原相互作用の該解離速度定数(k d )よりも高いことを特徴とする、態様23記載の方法。
(態様27)
パート(e)で同定した前記操作された抗体が、酸性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の前記平衡解離定数(K D )が、中性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の該平衡解離定数(K D )よりも高いことを特徴とする、態様23又は24記載の方法。
(態様28)
工程(b)の前記パネル中の前記操作されたバリアントの各々が、前記ホットスポットリストから選択されたアミノ酸位置での単一のヒスチジン置換を含む、態様23〜27のいずれか1項記載の方法。
(態様29)
工程(d)の前記さらに操作されたバリアントが、工程(c)で同定された3以上の前記選択されたアミノ酸位置にヒスチジン残基を含む、態様23〜28のいずれか1項記載の方法。
(態様30)
工程(d)の前記さらに操作されたバリアントが、工程(c)で同定された4以上の前記選択されたアミノ酸位置にヒスチジン残基を含む、態様23〜28のいずれか1項記載の方法。
(態様31)
工程(d)の前記さらに操作されたバリアントが、以下のアミノ酸位置:H100g、H100k、H100m、H100n、L95、L95d、L95e、L95f、L97の1以上にヒスチジン残基をさらに含む、態様23〜28のいずれか1項記載の方法。
(態様32)
その抗原とのpH依存的結合を示す操作された抗体を調製する方法であって:
(a) 抗原と結合する親抗体を同定する工程;
(b) 該親抗体の操作されたバリアントの第1のパネルを調製する工程であって、該パネル中の該操作されたバリアントの各々が、VHドメイン中の少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジン残基で置換されていることによって該親抗体と異なり、以下のホットスポットリスト:
(表15)
Figure 2020519598
から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
(表16)
Figure 2020519598
からの少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、前記工程;
(c) 該操作されたバリアントの第1のパネルを該抗原とのpH依存的結合についてスクリーニングし;それによってヒスチジンの存在によりpH依存的結合が付与されるVHドメイン中の1以上の選択されたアミノ酸位置を同定する工程;
(d) 該親抗体の操作されたバリアントの第2のパネルを調製する工程であって、該パネル中の該操作されたバリアントの各々がVLドメイン中の少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジン残基で置換されていることによって該親抗体と異なり、以下のホットスポットリスト:
(表17)
Figure 2020519598
から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
(表18)
Figure 2020519598
から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、前記工程;
(e) 該操作されたバリアントの第2のパネルを該抗原とのpH依存的結合についてスクリーニングし;それによってヒスチジンの存在によりpH依存的結合が付与されるVLドメイン中の1以上の選択されたアミノ酸位置を同定する工程;
(f) 該親抗体の1以上のさらに操作されたバリアントを調製する工程であって、該バリアントの各々が、工程(c)で同定されたVHドメイン中の1以上の選択されたアミノ酸位置のアミノ酸がヒスチジンで置換されていることによって該親抗体と異なり、かつ工程(e)で同定されたVLドメイン中の1以上の選択されたアミノ酸位置のアミノ酸がヒスチジンで置換されていることによって該親抗体と異なる、前記工程;
(g) 該さらに操作されたバリアントを該抗原とのpH依存的結合についてスクリーニングし;それによって該抗原とのpH依存的結合を示す操作された抗体を同定する工程、を含む、前記方法。
(態様33)
前記親抗体の前記VLドメインがλクラスに属し、かつ以下のホットスポットリスト:
(表19)
Figure 2020519598
から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
(表20)
Figure 2020519598
からの少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、態様32記載の方法。
(態様34)
前記親抗体の前記VLドメインがκクラスに属し、かつ以下のホットスポットリスト:
(表21)
Figure 2020519598
から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
(表22)
Figure 2020519598
からの少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、態様32記載の方法。
(態様35)
パート(g)で同定した前記操作された抗体が、中性pHにおけるよりも酸性pHでその抗原との親和性が低い、態様32〜34のいずれか1項記載の方法。
(態様36)
パート(g)で同定した前記操作された抗体が、酸性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の前記解離速度定数(k d )が、中性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の該解離速度定数(k d )よりも高いことを特徴とする、態様32〜34のいずれか1項記載の方法。
(態様37)
パート(g)で同定した前記操作された抗体が、酸性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の前記解離速度定数(k d )が、酸性pHでの前記親抗体-抗原相互作用の該解離速度定数(k d )よりも高いことを特徴とする、態様32〜34のいずれか1項記載の方法。
(態様38)
パート(g)で同定した前記操作された抗体が、酸性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の前記平衡解離定数(K D )が、中性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の該平衡解離定数(K D )よりも高いことを特徴とする、態様32〜37のいずれか1項記載の方法。
(態様39)
工程(f)の前記さらに操作されたバリアントが、工程(c)及び(e)で同定された全部で3以上の前記選択されたアミノ酸位置にヒスチジンを含む、態様32〜38のいずれか1項記載の方法。
(態様40)
工程(f)の前記さらに操作されたバリアントが、工程(c)及び(e)で同定された全部で4以上の前記選択されたアミノ酸位置にヒスチジンを含む、態様32〜38のいずれか1項記載の方法。
(態様41)
工程(f)の前記さらに操作されたバリアントが、以下のアミノ酸位置:H100g、H100k、H100m、H100n、L95、L95d、L95e、L95f、L97の1以上にヒスチジン残基をさらに含む、態様32〜38のいずれか1項記載の方法。
(態様42)
前記親抗体又はそのCDRがラクダ科動物種に由来する、態様14〜41のいずれか1項記載の方法。
(態様43)
その抗原とのpH依存的結合を示す操作された抗体であって、該操作された抗体のCDR中の少なくとも1つのアミノ酸がヒスチジン残基であり、以下のホットスポットリスト:
(表23)
Figure 2020519598
から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジン残基であり、かつ以下のコールドスポットリスト:
(表24)
Figure 2020519598
から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジン残基でないことを特徴とする、前記操作された抗体。
(態様44)
前記操作された抗体が、中性pHにおけるよりも酸性pHでその抗原との親和性が低い、態様43記載の操作された抗体。
(態様45)
酸性pHでの前記操作された抗体-抗原相互作用の前記解離速度定数(k d )が、中性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の該解離速度定数(k d )よりも高い、態様43記載の操作された抗体。
(態様46)
酸性pHでの前記操作された抗体-抗原相互作用の前記平衡解離定数(K D )が、中性pHでの該操作された抗体-抗原相互作用の該平衡解離定数(K D )よりも高い、態様43又は44記載の操作された抗体。
(態様47)
前記ホットスポットリストから選択される少なくとも2つのアミノ酸残基がヒスチジンである、態様43〜46のいずれか1項記載の操作された抗体。
(態様48)
前記ホットスポットリストから選択される少なくとも3つのアミノ酸残基がヒスチジンである、態様43〜46のいずれか1項記載の操作された抗体。
(態様49)
前記ホットスポットリストから選択される少なくとも4つのアミノ酸残基がヒスチジンである、態様43〜46のいずれか1項記載の操作された抗体。
(態様50)
以下のアミノ酸位置:H100g、H100k、H100m、H100n、L95、L95d、L95e、L95f、L97の1以上にヒスチジン残基をさらに含む、態様43〜49のいずれか1項記載の操作された抗体。
(態様51)
表Bに列記される位置の少なくとも2つのアミノ酸残基がヒスチジンではない、態様43〜50のいずれか1項記載の操作された抗体。
(態様52)
前記コールドスポットリストから選択される位置の少なくとも3つのアミノ酸残基がヒスチジンではない、態様43〜50のいずれか1項記載の操作された抗体。
(態様53)
以下のアミノ酸位置:H100g、H100k、H100m、H100n、L95、L95d、L95e、L95f、L97の1以上にヒスチジンを含み得ることを条件として、前記コールドスポットリストに記載の位置のいずれのアミノ酸残基もヒスチジンではない、態様43〜50のいずれか1項記載の操作された抗体。
(態様54)
ラクダ科動物抗体の操作されたバリアントである、態様43〜53のいずれか1項記載の操作された抗体。
(態様55)
Fc領域を含み、新生児Fc受容体(FcRn)と結合する、態様43〜54のいずれか1項記載の操作された抗体。

Claims (31)

  1. その抗原とのpH依存的結合を示す操作された抗体を調製する方法であって、
    親抗体の少なくとも1つのアミノ酸残基をヒスチジン残基で置換することにより、該操作された抗体を調製することを含み、以下のホットスポットリスト:
    Figure 2020519598
    から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
    Figure 2020519598
    からの少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されておらず、
    該操作された抗体がその抗原とのpH依存的結合を示す、前記方法。
  2. 前記操作された抗体が、中性pHにおけるよりも酸性pHでその抗原との親和性が低い、及び/又は酸性pHでの該操作された抗体-抗原の相互作用の平衡解離定数(KD)が、中性pHでの該操作された抗体-抗原の相互作用の平衡解離定数(KD)よりも高い、請求項1記載の方法。
  3. 酸性pHでの前記操作された抗体-抗原の相互作用の解離速度定数(kd)が、中性pHでの該操作された抗体-抗原の相互作用の解離速度定数(kd)よりも高いか、又は酸性pHでの親抗体-抗原の相互作用の解離速度定数(kd)よりも高い、請求項1記載の方法。
  4. 前記ホットスポットリストから選択される少なくとも2つの、又は少なくとも3つの、又は少なくとも4つのアミノ酸残基が、ヒスチジンで置換され、任意に、以下の残基:H100g、H100k、H100m、H100n、L95、L95d、L95e、L95f、L97の1以上も、ヒスチジンで置換される、請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
  5. 前記コールドスポットリストから選択される少なくとも2つの、又は少なくとも3つのアミノ酸残基が、ヒスチジンで置換されないか、又はVHCDR1、VHCDR2、VLCDR1、及びVLCDR2の前記コールドスポットリストから選択されるアミノ酸残基のいずれも、ヒスチジンで置換されない、請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。
  6. その抗原とのpH依存的結合を示す操作された抗体を調製する方法であって、
    (a) 抗原と結合する親抗体を提供する工程;
    (b) 該親抗体の操作されたバリアントのパネルを調製する工程であって、該パネル中の該操作されたバリアントの各々が少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジン残基で置換されていることによって該親抗体と異なり、以下のホットスポットリスト:
    Figure 2020519598
    から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
    Figure 2020519598
    からの少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、前記工程;
    (c) 該操作されたバリアントのパネルを該抗原とのpH依存的結合についてスクリーニングし、それによって該抗原とのpH依存的結合を示す操作された抗体を同定する工程、を含む、前記方法。
  7. パート(c)で同定した前記操作された抗体が、中性pHにおけるよりも酸性pHでその抗原との親和性が低い、及び/又はパート(c)で同定した前記操作された抗体が、酸性pHでの該操作された抗体-抗原の相互作用の平衡解離定数(KD)が、中性pHでの該操作された抗体-抗原の相互作用の平衡解離定数(KD)よりも高いことを特徴とする、請求項6記載の方法。
  8. パート(c)で同定した前記操作された抗体が、酸性pHでの該操作された抗体-抗原の相互作用の解離速度定数(kd)が、中性pHでの該操作された抗体-抗原の相互作用の解離速度定数(kd)よりも高いか、又は酸性pHでの前記親抗体-抗原の相互作用の解離速度定数(kd)よりも高いことを特徴とする、請求項6記載の方法。
  9. 工程(b)が、前記親抗体の操作されたバリアントのパネルを調製する工程を含み、該パネル中の該操作されたバリアントの各々が、VHドメイン中の少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジン残基で置換されていることによって該親抗体と異なり、以下のホットスポットリスト:
    Figure 2020519598
    から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
    Figure 2020519598
    からの少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、請求項6〜8のいずれか1項記載の方法。
  10. 工程(b)が、前記親抗体の操作されたバリアントのパネルを調製する工程を含み、該パネル中の該操作されたバリアントの各々が、VLドメイン中の少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジン残基で置換されていることによって該親抗体と異なり、以下のホットスポットリスト:
    Figure 2020519598
    から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
    Figure 2020519598
    から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、請求項6〜8のいずれか1項記載の方法。
  11. 前記親抗体の前記VLドメインがλクラスに属し、かつ以下のホットスポットリスト:
    Figure 2020519598
    から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
    Figure 2020519598
    からの少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、請求項10記載の方法。
  12. 前記親抗体の前記VLドメインがκクラスに属し、かつ以下のホットスポットリスト:
    Figure 2020519598
    から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
    Figure 2020519598
    からの少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、請求項10記載の方法。
  13. その抗原とのpH依存的結合を示す操作された抗体を調製する方法であって、
    (a) 抗原と結合する親抗体を同定する工程;
    (b) 該親抗体の操作されたバリアントのパネルを調製する工程であって、該パネル中の該操作されたバリアントの各々が少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジン残基で置換されていることによって該親抗体と異なり、以下のホットスポットリスト:
    Figure 2020519598
    から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
    Figure 2020519598
    からの少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、前記工程;
    (c) 該操作されたバリアントのパネルを該標的抗原とのpH依存的結合についてスクリーニングし、それによってヒスチジンの存在により該抗原とのpH依存的結合が付与される選択されたアミノ酸位置を同定する工程;
    (d) 該親抗体の1以上のさらに操作されたバリアントを調製する工程であって、該バリアントの各々が工程(c)で同定された2以上の選択されたアミノ酸位置にヒスチジンを含む、前記工程;及び
    (e) 該さらに操作されたバリアントを該抗原とのpH依存的結合についてスクリーニングし;それによって該抗原とのpH依存的結合を示す操作された抗体を同定する工程、を含む、前記方法。
  14. パート(e)で同定した前記操作された抗体が、中性pHにおけるよりも酸性pHでその抗原との親和性が低い、及び/又はパート(e)で同定した前記操作された抗体が、酸性pHでの該操作された抗体-抗原の相互作用の平衡解離定数(KD)が、中性pHでの該操作された抗体-抗原の相互作用の平衡解離定数(KD)よりも高いことを特徴とする、請求項13記載の方法。
  15. パート(e)で同定した前記操作された抗体が、酸性pHでの該操作された抗体-抗原の相互作用の解離速度定数(kd)が、中性pHでの該操作された抗体-抗原の相互作用の解離速度定数(kd)よりも高いことか、又は酸性pHでの前記親抗体-抗原の相互作用の解離速度定数(kd)よりも高いことを特徴とする、請求項13記載の方法。
  16. 工程(b)の前記パネル中の前記操作されたバリアントの各々が、前記ホットスポットリストから選択されたアミノ酸位置での単一のヒスチジン置換を含む、請求項13〜15のいずれか1項記載の方法。
  17. 工程(d)の前記さらに操作されたバリアントが、工程(c)で同定された3又は4以上の前記選択されたアミノ酸位置にヒスチジン残基を含むか、又は工程(d)の前記さらに操作されたバリアントが、以下のアミノ酸位置:H100g、H100k、H100m、H100n、L95、L95d、L95e、L95f、L97の1以上にヒスチジン残基をさらに含む、請求項13〜16のいずれか1項記載の方法。
  18. その抗原とのpH依存的結合を示す操作された抗体を調製する方法であって、
    (a) 抗原と結合する親抗体を同定する工程;
    (b) 該親抗体の操作されたバリアントの第1のパネルを調製する工程であって、該パネル中の該操作されたバリアントの各々が、VHドメイン中の少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジン残基で置換されていることによって該親抗体と異なり、以下のホットスポットリスト:
    Figure 2020519598
    から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
    Figure 2020519598
    からの少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、前記工程;
    (c) 該操作されたバリアントの第1のパネルを該抗原とのpH依存的結合についてスクリーニングし;それによってヒスチジンの存在によりpH依存的結合が付与されるVHドメイン中の1以上の選択されたアミノ酸位置を同定する工程;
    (d) 該親抗体の操作されたバリアントの第2のパネルを調製する工程であって、該パネル中の該操作されたバリアントの各々がVLドメイン中の少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジン残基で置換されていることによって該親抗体と異なり、以下のホットスポットリスト:
    Figure 2020519598
    から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
    Figure 2020519598
    から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、前記工程;
    (e) 該操作されたバリアントの第2のパネルを該抗原とのpH依存的結合についてスクリーニングし;それによってヒスチジンの存在によりpH依存的結合が付与されるVLドメイン中の1以上の選択されたアミノ酸位置を同定する工程;
    (f) 該親抗体の1以上のさらに操作されたバリアントを調製する工程であって、該バリアントの各々が、工程(c)で同定されたVHドメイン中の1以上の選択されたアミノ酸位置のアミノ酸がヒスチジンで置換されていることによって、及び工程(e)で同定されたVLドメイン中の1以上の選択されたアミノ酸位置のアミノ酸がヒスチジンで置換されていることによって、該親抗体と異なる、前記工程;並びに
    (g) 該さらに操作されたバリアントを該抗原とのpH依存的結合についてスクリーニングし;それによって該抗原とのpH依存的結合を示す操作された抗体を同定する工程、を含む、前記方法。
  19. 前記親抗体の前記VLドメインがλクラスに属し、かつ以下のホットスポットリスト:
    Figure 2020519598
    から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
    Figure 2020519598
    からの少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、請求項18記載の方法。
  20. 前記親抗体の前記VLドメインがκクラスに属し、かつ以下のホットスポットリスト:
    Figure 2020519598
    から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されており、かつ以下のコールドスポットリスト:
    Figure 2020519598
    からの少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジンで置換されていない、請求項18記載の方法。
  21. パート(g)で同定した前記操作された抗体が、中性pHにおけるよりも酸性pHでその抗原との親和性が低い、請求項18〜20のいずれか1項記載の方法。
  22. パート(g)で同定した前記操作された抗体が、酸性pHでの該操作された抗体-抗原の相互作用の解離速度定数(kd)が、中性pHでの該操作された抗体-抗原の相互作用の解離速度定数(kd)よりも高いこと、又は酸性pHでの前記親抗体-抗原の相互作用の解離速度定数(kd)よりも高いことを特徴とする、請求項18〜20のいずれか1項記載の方法。
  23. パート(g)で同定した前記操作された抗体が、酸性pHでの該操作された抗体-抗原の相互作用の平衡解離定数(KD)が、中性pHでの該操作された抗体-抗原の相互作用の平衡解離定数(KD)よりも高いことを特徴とする、請求項18〜22のいずれか1項記載の方法。
  24. 工程(f)の前記さらに操作されたバリアントが、工程(c)及び(e)で同定された全部で3又は4以上の前記選択されたアミノ酸位置にヒスチジンを含むか、又は工程(f)の前記さらに操作されたバリアントが、以下のアミノ酸位置:H100g、H100k、H100m、H100n、L95、L95d、L95e、L95f、L97の1以上にヒスチジン残基をさらに含む、請求項18〜23のいずれか1項記載の方法。
  25. 前記親抗体又はそのCDRがラクダ科動物種に由来する、請求項1〜24のいずれか1項記載の方法。
  26. その抗原とのpH依存的結合を示す操作された抗体であって、該操作された抗体のCDR中の少なくとも1つのアミノ酸がヒスチジン残基であり、以下のホットスポットリスト:
    Figure 2020519598
    から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジン残基であり、かつ以下のコールドスポットリスト:
    Figure 2020519598
    から選択される少なくとも1つのアミノ酸残基がヒスチジン残基でないことを特徴とする、前記操作された抗体。
  27. 前記操作された抗体が、中性pHにおけるよりも酸性pHでその抗原との親和性が低い、及び/又は酸性pHでの前記操作された抗体-抗原の相互作用の平衡解離定数(KD)が、中性pHでの該操作された抗体-抗原の相互作用の平衡解離定数(KD)よりも高い、請求項26記載の操作された抗体。
  28. 酸性pHでの前記操作された抗体-抗原の相互作用の解離速度定数(kd)が、中性pHでの該操作された抗体-抗原の相互作用の解離速度定数(kd)よりも高い、請求項26記載の操作された抗体。
  29. 前記ホットスポットリストから選択される少なくとも2つの、又は少なくとも3つの、又は少なくとも4つのアミノ酸残基がヒスチジンである、及び/又は前記操作された抗体が、以下のアミノ酸位置:H100g、H100k、H100m、H100n、L95、L95d、L95e、L95f、L97の1以上にヒスチジン残基をさらに含む、請求項26〜28のいずれか1項記載の操作された抗体。
  30. 表Bに列記される位置の少なくとも2つの又は少なくとも3つのアミノ酸残基が、ヒスチジンではないか、又は以下のアミノ酸位置:H100g、H100k、H100m、H100n、L95、L95d、L95e、L95f、L97の1以上にヒスチジンを含み得ることを条件として、前記コールドスポットリストに記載の位置のいずれのアミノ酸残基もヒスチジンではない、請求項26〜29のいずれか1項記載の操作された抗体。
  31. ラクダ科動物抗体の操作されたバリアントである、請求項26〜30のいずれか1項記載の操作された抗体であって、任意に前記操作された抗体が、Fc領域を含み、該操作された抗体が、新生児Fc受容体(FcRn)と結合する、前記抗体。
JP2019561746A 2017-05-10 2018-05-10 pH依存的抗体の調製方法 Pending JP2020519598A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023080909A JP2023113686A (ja) 2017-05-10 2023-05-16 pH依存的抗体の調製方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB1707484.0 2017-05-10
GBGB1707484.0A GB201707484D0 (en) 2017-05-10 2017-05-10 Method of preparing ph-dependent antibodies
PCT/EP2018/062179 WO2018206748A1 (en) 2017-05-10 2018-05-10 Method of preparing ph-dependent antibodies

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023080909A Division JP2023113686A (ja) 2017-05-10 2023-05-16 pH依存的抗体の調製方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020519598A JP2020519598A (ja) 2020-07-02
JP2020519598A5 true JP2020519598A5 (ja) 2021-06-10

Family

ID=59065692

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019561746A Pending JP2020519598A (ja) 2017-05-10 2018-05-10 pH依存的抗体の調製方法
JP2023080909A Pending JP2023113686A (ja) 2017-05-10 2023-05-16 pH依存的抗体の調製方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023080909A Pending JP2023113686A (ja) 2017-05-10 2023-05-16 pH依存的抗体の調製方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US12060413B2 (ja)
EP (1) EP3625249A1 (ja)
JP (2) JP2020519598A (ja)
CN (1) CN110612308B (ja)
AU (1) AU2018265466B2 (ja)
CA (1) CA3061430A1 (ja)
GB (1) GB201707484D0 (ja)
IL (1) IL270554B1 (ja)
WO (1) WO2018206748A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019525772A (ja) 2016-07-08 2019-09-12 スターテン・バイオテクノロジー・ベー・フェー 抗apoc3抗体およびその使用方法
KR20190141659A (ko) 2017-04-21 2019-12-24 스태튼 바이오테크놀로지 비.브이. 항-apoc3 항체 및 이의 사용 방법
US10538583B2 (en) 2017-10-31 2020-01-21 Staten Biotechnology B.V. Anti-APOC3 antibodies and compositions thereof
CA3080103A1 (en) 2017-10-31 2019-05-09 Staten Biotechnology B.V. Anti-apoc3 antibodies and methods of use thereof
GB201802487D0 (en) 2018-02-15 2018-04-04 Argenx Bvba Cytokine combination therapy
GB2589049C (en) 2019-04-11 2024-02-21 argenx BV Anti-IgE antibodies
US20220235117A1 (en) * 2019-05-23 2022-07-28 Xiamen University Novel anti-hepatitis b virus antibody and uses thereof
CN110669778A (zh) * 2019-09-19 2020-01-10 上海药明生物技术有限公司 一种对抗体pH依赖结合活性的快速改造及筛选方法
GB202016814D0 (en) 2020-10-22 2020-12-09 Cambridge Mechatronics Ltd An actuator assembly
KR20240133711A (ko) 2022-01-18 2024-09-04 아르제넥스 비브이 갈랙틴-10 항체
TW202426499A (zh) * 2022-09-16 2024-07-01 大陸商同潤生物醫藥(上海)有限公司 具有pH依賴性的抗CTLA4抗體或抗原結合片段

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI564021B (zh) * 2008-04-11 2017-01-01 Chugai Pharmaceutical Co Ltd Repeated binding of antigen to antigen binding molecules
RS57118B1 (sr) * 2012-03-16 2018-06-29 Regeneron Pharma Antitela sa lakim lancem konstruisanim sa histidinom i genetički modifikovani glodari za generisanje istih
TWI596115B (zh) * 2012-08-13 2017-08-21 再生元醫藥公司 具有pH-依賴性結合特性之抗-PCSK9抗體
JP7037885B2 (ja) 2014-06-30 2022-03-17 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング pH依存性抗原結合を示す抗TNFa抗体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020519598A5 (ja)
JP2021072810A (ja) 可変ドメインvlおよびvhh誘導体に基づく高アフィニティおよび凝集耐性抗体
AU2018265466B2 (en) Method of preparing pH-dependent antibodies
RU2019120720A (ru) Улучшенные отдельные вариабельные домены иммуноглобулина, связывающиеся с сывороточным альбумином
PE20220278A1 (es) Dominios variables de anticuerpos que se dirigen al receptor nkg2d
JP2014158485A5 (ja)
JP2016536322A5 (ja)
RU2015100230A (ru) Способ отбора и получения высокоселективных и мультиспецифичных нацеливающих групп с заданными свойствами, включающих по меньшей мере две различные связывающие группировки, и их применения
JP2010502183A5 (ja)
KR20180034500A (ko) 친화성 크로마토그래피에서의 숙주 세포 단백질 감소 방법
US9458244B2 (en) Single chain multivalent binding protein compositions and methods
JP2017538412A5 (ja)
JP2017524362A5 (ja)
JP2018525407A (ja) 低伝導率洗浄緩衝液を用いたアフィニティークロマトグラフィー精製方法
JP2019504014A5 (ja)
EP3849996A1 (en) Epitope tags recognized by specific binders
JP2024147571A (ja) 可溶性bcmaに対する抗体
Chen et al. Synthetic antibodies and peptides recognizing progressive multifocal leukoencephalopathy-specific point mutations in polyomavirus JC capsid viral protein 1
US20220119499A1 (en) Method for the reduction of host cell proteins in affinity chromatography
JP2023106414A (ja) 真核宿主細胞において多量体タンパク質を産生する方法
JP5412579B2 (ja) 速度因子
WO2021084104A1 (en) Tetravalent antibody molecules
JP7245373B2 (ja) 抗体の抗原に対する親和性を制御する方法、抗原に対する親和性が改変された抗体及びその製造方法
JP2022528387A (ja) アビド結合多重特異性抗体を作製する方法
JP2018502577A5 (ja)