JP2020518289A5 - - Google Patents

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他の実施形態は特許請求の範囲内にある。
(1)以下のステップ:
(i) 非造血組織から得られたγδ T細胞の集団を提供するステップ;
(ii) 前記γδ T細胞を、効果的な量の
(a) IL-2またはIL-9;
(b) IL-15;および
(c) IL-21
の存在下で少なくとも5日間培養して増幅されたγδ T細胞の集団を生成するステップ;
を含む、γδ T細胞を増幅させる方法。
(2)ステップ(ii)が、さらにIL-4の存在下でのγδ T細胞の培養を含む、(1)に記載の方法。
(3)以下のステップ:
(i) 非造血組織から得られたγδ T細胞の集団を提供するステップ;
(ii) 前記γδ T細胞を、IL-2と、IL-15と、IL-21、ストロマ細胞由来因子(SDF)、IL-1β、IL-12、IL-18およびIL-33からなる群より選択される少なくとも1つの因子と、の存在下で少なくとも5日間培養して、増幅されたγδ T細胞の集団を生成するステップ; を含む、γδ T細胞を増幅させる方法。
(4)ステップ(ii)が、外因性TCR経路アゴニストの不存在下でのγδ T細胞の培養を含む、(1)〜(3)のいずれか1項に記載の方法。
(5)ステップ(ii)が、無血清培地でのγδ T細胞の培養を含む、(1)〜(4)のいずれか1項に記載の方法。
(6)ステップ(i)の後、分離されたγδ T細胞の集団を生成するために、前記γδ T細胞を非造血細胞から分離する工程をさらに含み、かつ、
ステップ(ii)が以下を含む:
(a) 実質的にストロマ細胞との接触がない、γδ T細胞の培養;
(b) 実質的に腫瘍細胞との接触がない、γδ T細胞の培養;および/または
(c) 実質的に支持細胞との接触がない、γδ T細胞の培養;
(1)〜(5)のいずれか1項に記載の方法。
(7)以下のステップ:
(i) 非造血細胞およびγδ T細胞を含む非造血組織を提供するステップ;
(ii) γδ T細胞を非造血細胞から分離して、分離されたγδ T細胞の集団を得るステップ;
(iii) 前記γδ T細胞を、IL-2と、IL-15と、IL-21、SDF、IL-1β、IL-12、IL-18およびIL-33からなる群より選択される因子と、の存在下で少なくとも5日間培養して、増幅されたγδ T細胞の集団を生成するステップ;
を含む、γδ T細胞を増幅させる方法。
(8)前記非造血組織は、ヒトまたは非ヒト動物の対象から得られたものである、(7)に記載の方法。
(9)ステップ(ii)が、IL-2、IL-15およびIL-21の存在下でのγδ T細胞の培養を含む、(7)または(8)に記載の方法。
(10)ステップ(ii)が無血清培地でのγδ T細胞の培養を含む、(7)〜(9)のいずれか1項に記載の方法。
(11)ステップ(iii)が、実質的にストロマ細胞と前記γδ T細胞との接触がない条件下でのγδ T細胞の培養を含む、(7)〜(10)のいずれか1項に記載の方法。
(12)ステップ(iii)が、外因性TCR経路アゴニストが存在しない条件下でのγδ T細胞の培養を含む、(7)〜(11)のいずれか1項に記載の方法。
(13)非造血細胞からγδ T細胞を分離するステップが、非造血組織から細胞を放出させるように構築された合成スキャホールド上でのγδ T細胞の培養を含む、(6)〜(12)のいずれか1項に記載の方法。
(14)非造血細胞からγδ T細胞を分離するステップが、IL-2および/またはIL-15の存在下でのγδ T細胞と非造血細胞との培養を含む、(6)〜(13)のいずれか1項に記載の方法。
(15)分離されたリンパ球の集団が分離されたγδ T細胞の集団を含み、前記分離されたγδ T細胞の集団が分離されたVδ1 T細胞の集団を含む、(6)〜(14)のいずれか1項に記載の方法。
(16)前記分離されたリンパ球の集団の1〜10%が、増幅前のγδ T細胞である、(15)に記載の方法。
(17)前記分離されたリンパ球の集団の1〜10%が、増幅前のVδ1 T細胞である、(15)または(16)に記載の方法。
(18)前記分離されたγδ T細胞の集団の少なくとも80%が、増幅前のVδ1 T細胞である、(6)〜(17)のいずれか1項に記載の方法。
(19)前記分離されたγδ T細胞の集団の10%未満が、増幅前のVδ2 T細胞である、(6)〜(18)のいずれか1項に記載の方法。
(20)αβ T細胞および/またはNK細胞は、前記分離されたγδ T細胞の集団から除去される、(6)〜(19)のいずれか1項に記載の方法。
(21)増幅前に、前記分離されたγδ T細胞の集団が、少なくとも10%のCCR3 + 細胞、少なくとも10%のCCR4 + 細胞、少なくとも10%のCCR7 + 細胞、少なくとも10%のCCR8 + 細胞、または少なくとも10%のCD103 + 細胞を含む、(6)〜(20)のいずれか1項に記載の方法。
(22)増幅前に、前記分離されたγδ T細胞の集団が、参照となる血液常在性Vδ2 T細胞の集団と比較して、高頻度のCCR3 + 細胞、CCR4 + 細胞、CCR7 + 細胞および/またはCCR8 + 細胞を含む、(6)〜(21)のいずれか1項に記載の方法。
(23)前記分離されたVδ1 T細胞の集団が、参照となる血液常在性Vδ1 T細胞の集団と比較して、高頻度のNKG2D + 細胞、CD56 + 細胞、CD69 + 細胞および/またはTIM3 + 細胞を含む、(14)〜(22)のいずれか1項に記載の方法。
(24)14日間以内の培養で、増幅されたγδ T細胞の集団が、増幅前の分離されたγδ T細胞の集団と比較して、少なくとも20倍の数のγδ T細胞を含む、(1)〜(23)のいずれか1項に記載の方法。
(25)21日間以内の培養で、増幅されたγδ T細胞の集団が、増幅前の分離されたγδ T細胞の集団と比較して、少なくとも50倍の数のγδ T細胞を含む、(1)〜(24)のいずれか1項に記載の方法。
(26)前記増幅されたγδ T細胞の集団が、増幅されたVδ1 T細胞の集団を含む、(1)〜(25)のいずれか1項に記載の方法。
(27)14日間以内の培養で、増幅されたVδ1 T細胞の集団が、増幅前の分離されたVδ1 T細胞の集団と比較して、少なくとも20倍の数のVδ1 T細胞を含む、(26)に記載の方法。
(28)21日間以内の培養で、増幅されたVδ1 T細胞の集団が、増幅前の分離されたVδ1 T細胞の集団と比較して、少なくとも50倍の数のVδ1 T細胞を含む、(26)または(27)に記載の方法。
(29)増幅されたγδ T細胞の集団がCD27を発現する、(1)〜(28)のいずれか1項に記載の方法。
(30)増幅されたγδ T細胞の集団が、分離されたγδ T細胞の集団よりも、高いCD27発現量の中央値を示す、(29)に記載の方法。
(31)増幅されたγδ T細胞の集団が、分離されたγδ T細胞の集団と比較して、少なくとも2倍のCD27発現量の中央値を示す、(30)に記載の方法。
(32)増幅されたγδ T細胞の集団が、分離されたγδ T細胞の集団と比較して、高頻度のCD27 + 細胞を有する、(29)に記載の方法。
(33)増幅されたγδ T細胞の集団が、分離されたγδ T細胞の集団と比較して、少なくとも5%高頻度のCD27 + 細胞を有する、(32)に記載の方法。
(34)増幅されたVδ1 T細胞の集団がCD27を発現する、(26)〜(28)のいずれか1項に記載の方法。
(35)増幅されたVδ1 T細胞の集団が、分離されたVδ1 T細胞の集団よりも、高いCD27発現量の中央値を示す、(34)に記載の方法。
(36)増幅されたVδ1 T細胞の集団が、分離されたVδ1 T細胞の集団と比較して、少なくとも2倍のCD27発現量の中央値を示す、(35)に記載の方法。
(37)増幅されたVδ1 T細胞の集団が、分離されたVδ1 T細胞の集団と比較して、高頻度のCD27 + 細胞を有する、(34)〜(36)のいずれか1項に記載の方法。
(38)増幅されたVδ1 T細胞の集団が、分離されたVδ1 T細胞の集団と比較して、少なくとも5%高頻度のCD27 + 細胞を有する、(37)に記載の方法。
(39)増幅されたγδ T細胞の集団が、分離されたγδ T細胞の集団よりも、低いTIGIT平均発現量を示す、(1)〜(38)のいずれか1項に記載の方法。
(40)増幅されたγδ T細胞の集団が、分離されたγδ T細胞の集団よりも、少なくとも50%低いTIGIT平均発現量を示す、(39)に記載の方法。
(41)増幅されたγδ T細胞の集団が、分離されたγδ T細胞の集団よりも、低頻度のTIGIT + 細胞を有する、(39)または(40)に記載の方法。
(42)増幅されたγδ T細胞の集団が、分離されたγδ T細胞の集団よりも、少なくとも20%低頻度のTIGIT+細胞を有する、(41)に記載の方法。
(43)増幅されたVδ1 T細胞の集団が、分離されたVδ1 T細胞の集団よりも、低いTIGIT平均発現量を示す、(26)〜(28)、または(34)〜(38)のいずれか1項に記載の方法。
(44)増幅されたVδ1 T細胞の集団が、分離されたVδ1 T細胞の集団よりも、少なくとも50%低いTIGIT平均発現量を示す、(43)に記載の方法。
(45)増幅されたVδ1 T細胞の集団が、分離されたVδ1 T細胞の集団よりも、低頻度のTIGIT + 細胞を有する、(26)〜(28)、または(34)〜(38)のいずれか1項に記載の方法。
(46)増幅されたVδ1 T細胞の集団が、分離されたVδ1 T細胞の集団よりも、少なくとも20%低頻度のTIGIT + 細胞を有する、(45)に記載の方法。
(47)増幅されたγδ T細胞の集団における、CD124、CD215、CD360、CTLA4、CD1b、BTLA、CD39、CD45RA、Fasリガンド、CD25、ICAM-1、CD31、KLRG1、CD30、およびCD2からなる群から選択される1以上のマーカーの平均発現量が、分離されたγδ T細胞の集団と比較して高い、(1)〜(46)のいずれか1項に記載の方法。
(48)増幅されたγδ T細胞の集団における、CD124、CD215、CD360、CTLA4、CD1b、BTLA、CD39、CD45RA、Fasリガンド、CD25、ICAM-1、CD31、KLRG1、CD30、およびCD2からなる群から選択される1以上のマーカーを発現する細胞が、分離されたγδ T細胞の集団と比較して高頻度である、(1)〜(47)のいずれか1項に記載の方法。
(49)増幅されたγδ T細胞の集団における、NKp44、NKp46、ICAM-2、CD70、CD28、CD103、NKp30、LAG3、CCR4、CD69、PD-1およびCD64からなる群から選択される1以上のマーカーの平均発現量が、分離されたγδ T細胞の集団と比較して低い、(1)〜(48)のいずれか1項に記載の方法。
(50)増幅されたγδ T細胞の集団における、NKp44、NKp46、ICAM-2、CD70、CD28、CD103、NKp30、LAG3、CCR4、CD69、PD-1およびCD64からなる群から選択される1以上のマーカーを発現する細胞が、分離されたγδ T細胞の集団と比較して低頻度である、(1)〜(49)のいずれか1項に記載の方法。
(51)増幅されたVδ1 T細胞の集団における、CD124、CD215、CD360、CTLA4、CD1b、BTLA、CD39、CD45RA、Fasリガンド、CD25、ICAM-1、CD31、KLRG1、CD30、およびCD2からなる群から選択される1以上のマーカーの平均発現量が、分離されたVδ1 T細胞の集団と比較して高い、(26)〜(28)、(34)〜(38)、(43)または(45)のいずれか1項に記載の方法。
(52)増幅されたγδ T細胞の集団における、CD124、CD215、CD360、CTLA4、CD1b、BTLA、CD39、CD45RA、Fasリガンド、CD25、ICAM-1、CD31、KLRG1、CD30、およびCD2からなる群から選択される1以上のマーカーを発現する細胞が、分離されたγδ T細胞の集団と比較して高頻度である、(26)〜(28)、(34)〜(38)、(43)、(45)または(51)のいずれか1項に記載の方法。
(53)増幅されたγδ T細胞の集団における、NKp44、NKp46、ICAM-2、CD70、CD28、CD103、NKp30、LAG3、CCR4、CD69、PD-1およびCD64からなる群から選択される1以上のマーカーの平均発現量が、分離されたγδ T細胞の集団と比較して低い、(26)〜(28)、(34)〜(38)、(43)、(45)、(51)または(52)のいずれか1項に記載の方法。
(54)増幅されたγδ T細胞の集団における、NKp44、NKp46、ICAM-2、CD70、CD28、CD103、NKp30、LAG3、CCR4、CD69、PD-1およびCD64からなる群から選択される1以上のマーカーを発現する細胞が、分離されたγδ T細胞の集団と比較して低頻度である、(26)〜(28)、(34)〜(38)、(43)、(45)または(51)〜(53)のいずれか1項に記載の方法。
(55)ステップ(iii)が、実質的にストロマ細胞との接触がない、γδ T細胞の培養を含む、(8)〜(54)のいずれか1項に記載の方法。
(56)ステップ(iii)が、実質的に支持細胞との接触がない、γδ T細胞の培養を含む、(8)〜(55)のいずれか1項に記載の方法。
(57)ステップ(iii)が、実質的に腫瘍細胞との接触がない、γδ T細胞の培養を含む、(8)〜(55)のいずれか1項に記載の方法。
(58)前記非造血組織が腫瘍組織ではない、(1)〜(57)のいずれか1項に記載の方法。
(59)前記非造血組織が皮膚である、(1)〜(58)のいずれか1項に記載の方法。
(60)(1)〜(59)のいずれかの方法により得られた、増幅されたγδ T細胞。
(61)分離された集団のγδ T細胞の少なくとも50%がCD27を発現し、実質的にTIGITを発現しない、分離されたγδ T細胞の集団。
(62)分離された集団のγδ T細胞の少なくとも50%がVδ1を発現する、請求項61に記載の分離されたγδ T細胞の集団。
(63)(60)に記載の増幅されたγδ T細胞、または、(61)若しくは(62)に記載の分離されたγδ T細胞の集団を含む、医薬組成物。
(64)対象における癌または感染症の治療方法に使用するための、(63)に記載の医薬組成物。
(65)対象における癌または感染症の治療用薬剤の製造における、(63)に記載の医薬組成物の使用。
(66)治療に効果的な量の、(1)〜(59)のいずれか1項に記載の方法により得られた増幅されたγδ T細胞、請求項60に記載の増幅されたγδ T細胞、(61)若しくは(62)に記載の分離された集団、または、(63)に記載の医薬組成物を、治療を要する対象に投与するステップを含む、養子T細胞療法により対象を治療する方法。
(67)増幅されたγδ T細胞の治療に効果的な量は、1投与あたり10×10 12 細胞未満である、(66)に記載の方法。
(68)前記治療を要する対象への1以上の追加の治療剤の投与を含む、(66)または(67)に記載の方法。
(69)前記1以上の追加の治療剤は、免疫療法剤、細胞傷害剤、成長阻害剤、放射線治療剤、血管新生阻害剤、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、(68)に記載の方法。
(70)前記1以上の追加の治療剤は、前記増幅されたγδ T細胞と同時に投与される、(68)または(69)に記載の方法。
(71)前記1以上の追加の治療剤は、前記増幅されたγδ T細胞の投与後に投与される、(68)または(69)に記載の方法。
(72)前記追加の治療剤が、免疫療法剤である、(68)〜(71)のいずれか1項に記載の方法。
(73)治療に有効な量の(63)に記載の医薬組成物を、治療を要する対象に投与するステップを含む、養子T細胞療法により対象を治療する方法。
(74)前記対象がヒトである、(66)〜(73)のいずれか1項に記載の方法。
(75)前記ヒトがヒト癌患者である、(74)に記載の方法。
(76)前記ヒト癌患者が固形癌に対する治療を受けている、(75)に記載の方法。
(77)前記ヒトはウイルス感染に対する治療を受けている、(76)に記載の方法。

Claims (18)

  1. 以下のステップ(i)及び(ii)を含むγδ T細胞を増幅させる方法であって
    (i) 非造血組織から得られたγδ T細胞の集団を提供するステップ;
    (ii) 前記γδ T細胞を、効果的な量の
    (a) IL-2またはIL-9;
    (b) IL-15;および
    (c) IL-21
    の存在下で少なくとも5日間培養して増幅されたγδ T細胞の集団を生成するステップ;
    前記方法は、ステップ(i)の後に、γδ T細胞を非造血細胞から分離して、分離されたγδ T細胞の集団を生成するステップを含み、かつ、ステップ(ii)は、実質的にストロマ細胞との接触のない条件下でのγδ T細胞の培養を含み、
    ステップ(ii)は、外因性TCR経路アゴニストのない条件下でのγδ T細胞の培養を含む、方法。
  2. ステップ(ii)が、さらにIL-4の存在下でのγδ T細胞の培養を含む、請求項1に記載の方法。
  3. ステップ(ii)が、さらに、前記γδ T細胞を、IL-2と、IL-15と、IL-21、ストロマ細胞由来因子(SDF)、IL-1β、IL-12、IL-18およびIL-33からなる群より選択される少なくとも1つの因子と、の存在下で少なくとも5日間培養して、増幅されたγδ T細胞の集団を生成するステップ;を含む、請求項1に記載の方法。
  4. ステップ(ii)が、無血清培地でのγδ T細胞の培養を含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  5. ステップ(i)の後、分離されたγδ T細胞の集団を生成するために、前記γδ T細胞を非造血細胞から分離する工程をさらに含み、かつ、
    ステップ(ii)が以下を含む:
    (a) 実質的に腫瘍細胞との接触がない、γδ T細胞の培養;および/または
    (b) 実質的に支持細胞との接触がない、γδ T細胞の培養;
    請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  6. ステップ(ii)が無血清培地でのγδ T細胞の培養を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. ステップ(iii)が、実質的にストロマ細胞と前記γδ T細胞との接触がない条件下でのγδ T細胞の培養を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 非造血細胞からγδ T細胞を分離するステップが、非造血組織から細胞を放出させるように構築された合成スキャホールド上でのγδ T細胞の培養を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 非造血細胞からγδ T細胞を分離するステップが、IL-2および/またはIL-15の存在下でのγδ T細胞と非造血細胞との培養を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 分離されたリンパ球の集団が分離されたγδ T細胞の集団を含み、前記分離されたγδ T細胞の集団が分離されたVδ1 T細胞の集団を含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. (a)前記分離されたγδ T細胞の集団の少なくとも80%が、増幅前のVδ1 T細胞である、及び/又は、
    (b)前記分離されたγδ T細胞の集団の10%未満が、増幅前のVδ2 T細胞である、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. αβ T細胞および/またはNK細胞は、前記分離されたγδ T細胞の集団から除去される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 14日間以内の培養で、増幅されたγδ T細胞の集団が、増幅前の分離されたγδ T細胞の集団と比較して、少なくとも20倍の数のγδ T細胞を含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 21日間以内の培養で、増幅されたγδ T細胞の集団が、増幅前の分離されたγδ T細胞の集団と比較して、少なくとも50倍の数のγδ T細胞を含む、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記増幅されたγδ T細胞の集団が、増幅されたVδ1 T細胞の集団を含む、請求項1〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 14日間以内の培養で、増幅されたVδ1 T細胞の集団が、増幅前の分離されたVδ1 T細胞の集団と比較して、少なくとも20倍の数のVδ1 T細胞を含む、請求項15に記載の方法。
  17. 21日間以内の培養で、増幅されたVδ1 T細胞の集団が、増幅前の分離されたVδ1 T細胞の集団と比較して、少なくとも50倍の数のVδ1 T細胞を含む、請求項15または16に記載の方法。
  18. 前記非造血組織が皮膚である、請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法。
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