従って,本発明の目的は,特に,起立した,垂直な縦軸を有する包装材の「起立」保管又は輸送の場合に,包装材の側壁の領域における確実な閉鎖及び確実な被覆に加えて,これらの領域における包装材の荷重安定性の向上を確保する汎用包装材及びそのためのブランクを提供することにある。
クレーム1の特徴に基づく汎用包装材並びにクレーム10の特徴に基づくブランクが,これらの目的を達成するのに役立つ。本発明の更なる利便性向上による有利な形態が各従属クレームに明記されており,ここで,包装材の有利な形態はブランクの有利な形態でもあり,逆もまた同様である。
本発明による,ボール紙,紙等の素材からなる包装材は,底壁及び天壁と,包装材の側面を形成する底壁と天壁とを接合する少なくとも各1つの前壁及び後壁を備え,包装材は,底壁及び天壁に対して平行な縦軸に沿って角柱体に形成されており,包装材の側面閉鎖のために底壁及び/又は天壁にヒンジ接合された少なくとも各1つの側面フラップを含む。ここで,少なくとも1つの側面フラップは,閉位置においては,少なくとも一部が,底壁と天壁とを接合する前壁及び後壁の少なくとも1つの上に載っている共に,そこから少なくとも一部が突出するように形成されている。側面フラップを本発明のように形成することによって,前壁及び/又は後壁及び/又は対応の底壁及び天壁を含む包装材の領域の確実な閉鎖及び確実な被覆が確保される。さらに,側面フラップが包装材の1つ以上の前壁及び/又は後壁の上に少なくとも一部が載っていることによって,これらの領域における包装材の荷重安定性が向上する。従って,かかる包装材はその角柱体の縦軸を直立かつ垂直にした状態で問題なく並置状態で積み重ねることができ,このことが,例えば,パレットによる積み込みの際には,不可欠であると共に,有利である。さらに,場合によっては,これまでの周知の包装材と比べて,使用するボール紙の厚さを薄くすることもできる。この材料節約によって,本発明による包装材には明らかなコスト面での利益が生じる。さらに,側面フラップは,閉位置においては,少なくとも一部が,それが載っている少なくとも1つの前壁及び/又は後壁から突出するように形成されている。側面フラップが前壁及び/又は後壁から少なくとも部分的に突出すること,側面フラップの対応寸法とによって,包装材の前正面及び/又は後正面の確実な被覆が確保されている。本発明による包装材の起立保管時におけるこれらの領域の圧荷重の可能性によっても,側面フラップが前壁及び/又は後壁の上に載った状態から移動することはない。「1つ以上の前壁及び/又は後壁の上に載っている」ということは,側面フラップが前壁及び/又は後壁の各ノーズの上に直接載っていないことを意味する。従って,側面フラップは,少なくとも一部が,例えば,ダストフラップのような,各前壁及び/又は後壁に接合された包装材エレメントの上に載せられる。重要な要素は,側面フラップが対応する前壁及び/又は後壁から突出ことである。さらに,驚くことに,本発明による包装材によって,その製造時に,材料の,特に,ボール紙材料の明らかな節約が可能になることが明らかである。に応じて
本発明による包装材の別の有利な形態においては,底壁及び/又は天壁への各接合領域における側面フラップの幅aは,この領域における対応する底壁及び/又は天壁の幅bよりも広い。それにより,簡単な構造で,対応の側面フラップが1つ以上の対応する前壁及び/又は後壁の上に載っていると共に,そこから少なくとも一部が突出することが確保されている。荷重安定性の向上,包装材の確実な閉鎖並びに包装材の自動化組み立て及び充填工程の可能性が実現する。さらに,側面フラップは非接合領域に少なくとも1つの突出部を有し,この突出部は,包装材の閉位置においては,少なくともその一部が少なくとも1つの前壁又は後壁から突出することが可能である。その場合,突出部の対向端には各1つのレストノーズを形成できる。これによっても,包装材のこれらの領域における形状安定性の向上と同時に,包装材の確実な閉鎖が確保されている。さらに,突出部とは異なる領域において,少なくとも1つの側面フラップに少なくとも1つのダストフラップを接合することも可能である。また,包装材のこれらの領域における包装材の確実な閉鎖も確保されている。
本発明による包装材の別の有利な形態では,側面フラップは,閉位置において,正面前壁及び/又は後壁により形成された角柱体状包装材の横断面の領域を完全又は少なくとも部分的に覆うように形成され,横断面は縦軸に対して垂直である。さらに,各2つの側面フラップを,閉位置において,正面前壁及び/又は後壁により形成された角柱体状包装材の横断面の領域を完全又は少なくとも部分的に覆うように形成し,横断面を縦軸に対して垂直に形成することが可能である。それによって,多角柱形包装材の横断面から独立して,前壁又は後壁により形成された面を側面フラップによって確実に被覆及び閉鎖することが確保されている。
本発明による包装材の別の有利な形態では,少なくとも1つの切離しフラップが天壁の内部に形成されている。その結果として,包装材を簡単に開梱することができる。
本発明による包装材の別の有利な形態においては,角柱体として形成された包装材の縦軸に対して垂直な横断面は多角形に,特に,4角形,5角形,6角形,7角形,8角形,9角形,10角形又は12角形に形成されている。しかし,例えば,円形,円形と多角形との混合形状のようなその他の形状も可能である。さらに,驚くべきことに,本発明による包装材によって,その製造時に,材料の,特に,ボール紙材料の明らかな節約が可能になることが明らかである。横断面の角の数に応じて,従来の包装材と同じ内容積の場合に,9〜14%の材料を節約できる。例えば,横断面が5角形の場合,材料節約は約9%,8角形の包装材の場合,材料節約は約14%になることが明らかである。
さらに,包装材の横断面を3角形に形成することも可能である。本実施形態は独立した発明内容を有することができる。3角形の包装材を形成するために,前壁又は後壁のいずれかが底壁及び天壁と接合され,底壁及び天壁も相互に直接接合されている。ここで,底壁及び/又は天壁にヒンジ接合された少なくとも1つの側面フラップは,閉位置においては,少なくとも一部が少なくとも前壁又は後壁の上に載っていると共に,少なくとも一部がそこから突出するように形成されている。側面フラップを本発明のように形成することで,包装材のこの領域の確実な閉鎖及び確実な被覆がそれぞれ確保されている。さらに,側面フラップが少なくとも一部が前壁又は後壁の上に載っていることで,この領域における包装材の荷重安定性が向上することが明らかになっている。従って,かかる包装材はその角柱体の縦軸を直立かつ垂直にした状態で問題なく並置状態で積み重ねることができ,このことが,例えば,パレットによる積み込みの際には,不可欠であると共に,有利である。
本発明の別の態様は,ブランクを折り畳んだ状態で包装材を角柱体として形成するために曲げ線によって接合された底壁,天壁,前壁及び後壁エレメントを含むボール紙,紙等の素材からなる包装材の製造用ブランクに関する。ここで,ブランクは,底壁及び/又は天壁エレメントにヒンジ接合された少なくとも各1つの側面フラップを含む。本発明によれば,少なくとも1つの側面フラップは,ブランクの折畳み状態及び閉位置において,底壁エレメントと天壁エレメントとを接合する前壁エレメント又は後壁エレメントの上に少なくとも一部が載っていると共に,少なくとも一部が前壁エレメント又は後壁エレメントから突出するように形成されている。ブランクの一体性によって,ブランク及び包装材の費用効果的な製造が可能である。それに加えて,ブランクから製造された包装材の前壁及び/又は後壁エレメント並びに対応する底壁及び天壁エレメントを含む領域における確実な閉鎖及び確実な被覆を確保する。さらに,側面フラップが折り畳まれた包装材の1つ以上の前壁及び/又は後壁の上に少なくとも一部が載っていることによって,これらの領域における包装材の形状安定性が向上することが明らかである。従って,かかる包装材はその角柱体の縦軸を直立かつ垂直にした状態で問題なく並置状態で積み重ねることができ,このことが,例えば,パレットによる積み込みの際には,不可欠であると共に,有利である。さらに,場合によっては,これまでの周知のブランク及び包装材と比べて,使用するボール紙の厚さを薄くすることもできる。この材料節約によって,本発明による包装材には明らかなコスト面での利益が生じる。さらに,側面フラップは,折り畳まれた包装材の閉位置においては,それが載っている少なくとも1つの前壁及び/又は後壁から少なくとも一部が突出するように形成されている。側面フラップが前壁及び/又は後壁から少なくとも部分的に突出すること,側面フラップの対応寸法とによって,ブランクから製造された包装材の前正面及び/又は後正面の確実な被覆が確保されている。本発明による包装材の起立保管時におけるこれらの領域の圧荷重の可能性によっても,側面フラップが前壁及び/又は後壁の上に載った状態から移動することはない。
本発明によるブランクの別の有利な形態において,底壁及び/又は天壁エレメントへの各ヒンジ接合領域における側面フラップの幅aは,この領域における底壁及び/又は天壁エレメントの幅bよりも広い。それによって,簡単な構造で,対応の側面フラップが,ブランクの折畳み状態及びブランクから製造された包装材の閉位置において,1つ以上の対応する前壁及び/又は後壁の上に載っていると共に,少なくとも一部がそこから突出することが確保されている。荷重安定性の向上,包装材の確実な閉鎖並びに包装材の自動化組立て及び充填工程の可能性が実現する。さらに,側面フラップは非ヒンジ接合領域に少なくとも1つの突出部を有し,この突出部は,ブランクの折畳み状態及び包装材の閉位置においては,少なくとも1つの前壁又は後壁から少なくとも一部が突出することが可能である。その場合,突出部の対向端には各1つのレストノーズを形成することができる。これによっても,ブランクから製造された包装材のこれらの領域における形状安定性の向上と同時に,包装材の確実な閉鎖が確保される。さらに,突出部とは異なる領域において,少なくとも1つの側面フラップに,少なくとも1つのダストフラップをヒンジ接合することも可能である。また,ブランクから製造された包装材のこれらの領域における包装材の確実な閉鎖も確保されている。
本発明によるブランクの別の有利な形態においては,側面フラップは多角形に,特に,4角形,5角形,6角形,7角形,8角形,9角形,10角形又は12角形に形成されている。しかし,例えば,円形,円形と多角形との混合形状のようなその他の形状も考えられる。加えて,3角形状も考えられる。また,少なくとも1つの切離しフラップが天壁エレメントの内部に形成されることも可能である。それによって,本発明によるブランクから製造されたた包装材は簡単に開梱することができる。
図1は,特に包装又は非包装の自由流動商品の保存及び運搬に役立つ包装材10の概略図である。商品としては,例えば,シリアル,コーンフレーク又はその他の注入可能又は自由流動食品又は粉末洗剤等も対象とできる。しかし,液体も包装材10中の対応の液密中間包装材内に保存できる。ここで,包装材10は,各3つの接合する前壁及び後壁22,22’,22”,24,24’,24”を介して接合された底壁12及び天壁14を有する。前壁及び後壁22,22’,22”,24,24’,24”は包装材10の前正面16及び後正面18を形成する。包装材10は,底壁及び天壁12,14に対して平行な縦軸に沿って角柱体に形成されている。この縦軸に対して垂直に,包装材10の横断面78は一般的に8角形に形成されている。それに加えて,包装材10は,包装材10の側面閉鎖のために,底壁及び天壁12,14にヒンジ接合された各1つの側面フラップ26,28を有する(図2も参照)。さらに,包装材10は,それぞれ曲げ線74,76を介して前壁22,24にヒンジ接合された合計4つのダストフラップ36を含む(図3を参照)。ダストフラップ36は,前正面及び後正面16,18の領域における包装材10の側面閉鎖に役立つ。さらに,天壁14は,対応ミシン目線38,40によって天壁14内に画定される切離しフラップ20を有する。曲げ線52を介して天壁14にヒンジ接合された粘着フラップ58の領域において,切離しフラップ20は,粘着フラップ58内に形成されたミシン目線84,86により画定されるグリップフラップ88に移行する。切離しフラップ20の開放を楽にするために,曲げ線52に隣接すると共に,グリップフラップ88の内部に,プルタブ82の形成に利用される切断線80が形成されている。プルタブ82は包装材10の角柱体の輪郭から少し突出しており,これによって,簡単に掴むことが可能である。
側面フラップ26,28は,各閉位置において,底壁と天壁12,14とを接合する前壁及び後壁22’,22”,24’,24”(図3も参照)上に一部が載っている共に,そこから突出するように形成されている。そのため,側面フラップ26,28は,その各角領域に,図示した包装材10の閉位置において上記前壁及び後壁22’,22”,24’,24”から少なくとも一部が突出する各1つの突出部44を有する。各突出部44の対向端には,それぞれレストノーズ30,32が形成されている。側面フラップ26,28は,包装材10の閉位置において,前壁及び後壁22,22’,22”,24,24’,24”により形成された横断面78の領域をほぼ完全に被覆するように形成されている。さらに,横断面78は縦軸Lに対して垂直である。しかし,包装材10の他の実施形態によれば,各2つ以上の側面フラップは,閉位置において,横断面78の前壁及び後壁22,22’,22”,24,24’,24”により形成された領域を完全又は少なくとも部分的に被覆するように形成することも可能である。
そのうえ,曲げ線76,74を介して,各1つのダストフラップ36が前壁22並びに後壁24にヒンジ接合されている。曲げ線54を介して後壁エレメント24’は天壁14及び切離しフラップ20それぞれにヒンジ接合されている。側面フラップ26,28はそれぞれ曲げ線70,72(図2も参照)を介して底壁12にヒンジ接合されている。曲げ線70,72に対して平行に曲げ線34が配置されている。曲げ線34を介して,各1つの粘着フラップ又は差し込みフラップ26”,28”が各側面フラップ26,28の小領域として形成されている。さらに,図1から明らかなように,粘着フラップ58は前壁22”の上に載り,この前壁と少なくとも部分的に接着されている。
前正面16は,図示した実施形態においては,対応する曲げ線64,66,68を介して相互に接合された前壁22,22’,22”(図3も参照)によって形成される。ここで,前壁22”は粘着フラップ58と接合されている。後正面18は,対応する曲げ線を介して天壁14及び底壁12と接合された後壁24,24’,24”によって形成される(図3も参照)。
図2は,図1に記載の包装材10の別の概略図である。ここでも,包装材10の底壁12の全体形状は8角形である。それに加えて,側面フラップ28は曲げ線72を介して底壁12と接合されている。突出部44並びにレストノーズ30,32の形成によって,包装材10の前正面及び後正面16,18の領域における包装材10の確実な閉鎖及び明白な安定性向上がもたらされる。これらの領域における包装材10の変形もある程度まで問題なく補償可能である。突出部44及びレストノーズ30,32はそれぞれこの領域における変形をある程度まで補償でき,それでも,対応する前壁及び後壁22’,22”,24’,24”に隣接している。
図2に示した他の特徴の説明に関しては,図1の説明を参照されたい。
図3は,図1又は図2に記載の包装材10のブランク50の概略図である。ブランク50の折畳み状態において包装材10を角柱体として形成するため,ブランク50は,曲げ線52,54,56,60,62,64,66,68を介して接合された底壁,天壁,前壁及び後壁エレメント12,14,22,22’,22”,24,24’,24”を含む(図1及び2も参照)。 ブランク50は,前壁エレメント22及び後壁エレメント24の端にヒンジ接合された各1つのダストフラップ36を含む。ダストフラップ36はそれぞれ対応する曲げ線74,76を介して前壁及び後壁エレメント22,24にヒンジ接合されている。さらに,曲げ線52を介して,粘着フラップ58が天壁エレメント14にヒンジ接合されている。
側面フラップ26,28は,ブランク50の折畳み状態及び包装材10の閉位置において,前壁及び後壁並びに前壁及び後壁エレメント22’,22”,24’,24”の上に載っていると共に,それらから突出するように形成されている。これを実現するために,底壁又は天壁エレメント12,14への各ヒンジ接合領域における側面フラップ26,28の幅aは,この領域における底壁又は天壁エレメント12,14の幅bよりも広い。これによって,側面フラップ26の非ヒンジ接合領域に一種の突出部44が生じる。各突出部44は,ブランク50の折畳み状態及び包装材10の閉位置において,前壁及び後壁22’,22”,24’,24”から突出する。図示した代表的実施形態においては,側面フラップ26,28は,突出部44を接合する側面領域が各前壁及び後壁22,24の上に載っているだけで,そこから突出しないように形成されている。
さらに,図示した代表的実施形態の側面フラップ26,28がほぼ完全な8角形であるのは明白である。また,側面フラップ26,28は各2つの小領域26’,26”,28’,28”を有する。この場合,第1の小領域26’,28’はそれぞれ曲げ線70,72を介してブランク50の底壁エレメント12に接合されている。 曲げ線70,72に対し平行な曲げ線34を介して,各第2の小領域26”,28”は対応する第1の小領域26’,28’にヒンジ接合されている。その場合,第2の小領域26”,28”は差し込み又は接着フラップとして形成できる。
ほかに,ブランク50の天壁エレメント14は,ミシン目線38,40を介して形成される切離しフラップ20を有する。粘着フラップ58の領域においては,切離しフラップ20は延長されて,ミシン目線84,86を介して形成されるグリップフラップ88となっている。切離しフラップ20の開放を容易にするのに役立つのが,切断線80によって形成されたプルタブ82である。
図4は,図3に示したブランク50の略詳細図である。側面フラップ28はその各角領域に突出部44並びにレストノーズ30,32を有する。突出部44を形成するために,レストノーズ30,32並びに突出部44を画定する切断線が後壁エレメント24” の領域内に突出する。これが意味するのは,上記切断線は,底壁エレメント12を側面フラップ28と接合する曲げ線72とは交差しないことである。さらに,曲げ線60を介して別の後壁エレメント24”と接合された後壁エレメント24に,曲げ線74を介してダストフラップ36がヒンジ接合されている。
図5は,別の実施形態に記載の包装材10のブランク50の概略図である。図3に示したブランクの実施形態とは違い,この実施形態は,ダストフラップ36が前壁又は後壁エレメント22,24ではなく,対応曲げ線42,46を介して側面フラップ26,28の非ヒンジ接合領域にヒンジ接合されたブランク50を示している。この場合,ダストフラップ36は差し込みフラップ及び/又は接着フラップとしても使用できる。それでも,側面フラップ26,28は,対応のレストノーズ30,32を備える突出部44を有する。突出部44を形成するために,底壁又は天壁エレメント12,14への各ヒンジ接合領域における側面フラップ26,28の幅aも,この領域における底壁又は天壁エレメント12,14の幅bよりも広い。図5に示したその他の特徴の説明に関しては,図3の説明を参照されたい。
図6は,図5に示したブランク50の略詳細図である。この実施形態においては,ダストフラップ36は曲げ線42を介して側面フラップ26と接合されている。突出部44並びにレストノーズ30,32を形成するために,側面フラップ26の角領域は,突出部44並びにレストノーズ30,32を画定する切断線が,底壁エレメント12を側面フラップ26と接合する曲げ線70とは交差しないように形成されている。さらに,図示した実施形態の前壁エレメント22はダストフラップを有しておらず,切断線48だけによって画定される。
上記図面に記載した包装材10及びブランク50の各実施形態は,本発明の基本原理を明瞭にするものである。特に,複数の形状の異なる包装材が考えられる。従って,角柱体包装材10の横断面78は,8角形だけではなく,4角形,5角形,6角形,7角形,9角形,10角形又は12角形にも形成することができる。しかし,例えば,円形又は円形と多角形の間の混合形又は3角形のような,他の形状も可能である。
上述した包装材は折畳み式の箱として形成されたものである。上記の包装材は折畳み箱として形成されたものである。これらの包装材は,関連ブランクのように,特に,ボール紙,紙,プラスチック又は同等の材料からなる。