JP2020514845A - 切替可能撮像装置レンズカバー - Google Patents

Abstract

車両用撮像装置モジュールは、撮像装置レンズを有する撮像装置を含む。撮像装置は、車両内部および車両外部の少なくとも一つから画像データを収集するよう構成される。カバーは、撮像装置レンズに近接して配置され、撮像装置がカバーを通して画像データを捕捉するように構成される。カバーは、撮像装置が概してカバーを通して見ることのできる第一の状態と撮像装置が概してカバーによって視界から隠される第二の状態の間で動作可能である。【選択図】図２

Description

本発明は一般に、撮像装置レンズカバーに関連し、より具体的には、切替可能撮像装置レンズカバーに関する。

本開示の一態様では、車両用撮像装置モジュールは、撮像装置レンズを有する撮像装置を含む。撮像装置は、車両内部および車両外部の少なくとも一つから画像データを収集するよう構成される。カバーは、撮像装置レンズに近接して配置され、撮像装置がカバーを通して画像データを捕捉するように構成される。カバーは、撮像装置が概してカバーを通して見ることのできる第一の状態と撮像装置が概してカバーによって視界から隠される第二の状態の間で動作可能である。

本開示の別の態様では、車両用撮像装置レンズカバーは、撮像装置レンズに近接して配置されたカバーを含む。カバーは、撮像装置がカバーを通して画像データを捕捉することを可能にするように構成される。カバーは、液晶装置、浮遊粒子装置、可変光減衰装置、および光散乱装置のうちの少なくとも一つを含む。カバーは、撮像装置が概してカバーを通して見ることのできる第一の状態と撮像装置が概してカバーによって視界から隠される第二の状態の間で動作可能である。

本開示のさらに別の態様では、車両用撮像装置レンズカバーは、撮像装置レンズに近接して配置されたカバーを含む。カバーは、撮像装置がカバーを通して画像データを捕捉することを可能にするように構成される。カバーは、撮像装置が概してカバーを通して見ることのできる第一の状態と撮像装置が概してカバーによって視界から隠される第二の状態の間で動作可能である。

本開示のさらに別の態様では、車両用撮像装置モジュールは、撮像装置レンズを有する撮像装置を含む。撮像装置は、車両内部および車両外部の少なくとも一つから画像データを収集するよう構成される。カバーは、撮像装置レンズに近接して配置される。カバーは、撮像装置を隠し、可変光減衰装置および隠蔽装置を含むように構成される。カバーは、撮像装置が概してカバーを通して見ることのできる第一の状態と撮像装置が概してカバーを介して視界から隠される第二の状態の間で動作可能である。

本開示のなおさらに別の態様では、車両用撮像装置レンズカバーは、撮像装置レンズに近接して配置されたカバーを含む。カバーは、撮像装置がカバーを通して画像データを捕捉することを可能にするように構成される。カバーは、撮像装置が概してカバーを通して見ることのできる第一の状態と撮像装置が概してカバーを介して視界から隠される第二の状態の間で動作可能な光散乱装置を含む。

本発明のこれらおよびその他の特徴、利点、および目的は、以下の明細書、特許請求の範囲、および添付図面を参照することにより、当業者によってさらに理解および認識される。
図面において：

図１は、車両のルーフに取り付けられたルーフ取付式アンテナおよび撮像装置モジュールの一実施形態の上面斜視図である。 図１Ａは、図１のルーフ取付式アンテナおよび撮像装置モジュールの正面上面斜視図である。 図２は、図１のルーフ取付式アンテナおよび撮像装置モジュールの背面上面斜視図である。 図３は、撮像装置モジュールが視界から隠された状態の、図１のルーフ取付式アンテナおよび撮像装置モジュールの背面上面斜視図である。 図４は、図１のルーフ取付式アンテナおよび撮像装置モジュールの側面図である。 図５は、撮像装置モジュールが視界から隠された状態の、図４のルーフ取付式アンテナおよび撮像装置モジュールの側面図である。 図６は、図１のルーフ取付式アンテナおよび撮像装置モジュールの上面図である。 図７は、ＶＩＩ−ＶＩＩ線で切り取った、図１のルーフ取付式アンテナおよび撮像装置モジュールの側面断面図である。 図７Ａは、領域ＶＩＩＡに示される、ルーバーフィルムの側面図である。 図８Ａは、本開示の撮像装置の上に配置されたカバーを有する車両のセンター・ハイマウント・ストップ・ライトの正面斜視図である。 図８Ｂは、本開示の撮像装置の上に配置されたカバーを有する車両のセンター・ハイマウント・ストップ・ライトの別の正面斜視図である。 図８Ｃは、本開示の撮像装置の上に配置されたカバーを有する車両のセンター・ハイマウント・ストップ・ライトの別の正面斜視図である。 図９Ａは、撮像装置モジュール上に延在するカバーを含むブレーキライトを有する車両の背面図である。 図９Ｂは、撮像装置モジュール上に延在するカバーを含むブレーキライトを有する車両の背面図である。 図９Ｃは、撮像装置モジュール上に延在するカバーを含むブレーキライトを有する車両の別の背面図である。 図１０は、レンズカバーの形態の本開示の隠蔽組立品の側面概略図である。

本発明の説明される実施形態は主として、切替可能撮像装置レンズカバーに関連する方法ステップおよび装置構成要素の組み合わせに属する。したがって、装置構成要素および方法ステップが説明されており、必要に応じて図面中の慣習的な符号により、本開示の実施形態の理解に関係のある特定の詳細のみを示すことで、当業者が容易に理解して本明細書中の説明の利益を得るであろう詳細な開示が不明瞭にならないようにする。さらに、説明および図面にある同様の数字は同様の要素を表す。

本書での説明の目的で、「上側」、「下側」、「右」、「左」、「後」、「前」、「垂直」、「水平」といった用語、およびそこから派生したものは、図１で方向付けられたように本発明に関連するものとする。別途定めがない限り、「前」という用語は、装置の意図される観察者に近い装置の面を指すものとし、「後」という用語は、装置の意図される観察者から遠い装置の面を指すものとする。ただし、本発明が様々な代替の配向を取ってもよいことは理解されるべきであるが、それと反することを明示的に指定する場合を除く。また、当然のことながら、添付した図面に図示し、以下の明細書に記載した特定の装置およびプロセスは、添付した特許請求の範囲に規定された発明の概念の単なる例示的な実施形態にすぎない。よって、特許請求の範囲でそうでないことが明示的に述べられていない限り、本明細書で開示された実施形態に関連する具体的な寸法およびその他の物理的特性は、限定とはみなされない。

「含む」、「備える」、「含んでいる」という用語またはそれらの他の変形は、非排他的包含を網羅することを目的としており、リストの要素を含むプロセス、方法、物品、または装置は、これらの要素のみを含むのではなく、明示的にリストされていないか、またはこのようなプロセス、方法、物品、または装置に固有の他の要素を含みうる。 「．．．を備える」が前に付く要素は、それ以上の制約なしに、その要素を含むプロセス、方法、物品、または装置の追加的な同一要素の存在を除外しない。

図１〜図１０を参照すると、参照番号１０は概して、撮像装置レンズ１６に近接して配置されたカバー１４を含む車両１２用の撮像装置レンズカバーを示す。カバー１４は、撮像装置２０がカバー１４を通して画像データ２２を捕捉することを可能にするように構成される。カバー１４は、撮像装置２０が概してカバー１４を通して見ることのできる第一の状態（図３Ａ）と撮像装置２０が概してカバー１４によって視界から隠される第二の状態（図３Ｂ）との間で動作可能である。

車両上の撮像装置（カメラ、センサーなどを含む）の使用は、安全性を高め、車両に付加的な機能を提供するような取組みにおいてより一般的となって来ている。往々にして、これらの撮像装置は、消費者にとって見た目が美しいものではない。したがって、撮像装置を隠しながらも、撮像装置の全ての使用が可能となる方法が有益である。車両製造業者は、当該業界を半自律および完全自律車両に移行させるための努力として、これまで以上に多くの撮像装置を利用している。しかしながら、上述のように、撮像装置の外観は見苦しくなる。本明細書に記載される概念は、隠蔽性の問題に対処する。

撮像装置を隠すための取り組みにおいて、機械的システムが頻繁に使用される。しかしながら、機械的システムは多くの場合、可動部品を必要とし、これは経時的にシステムの静的部品および可動部品の摩損を生じさせ、機械的システムの故障をもたらす。代替として、撮像装置レンズ１６の上に延在するカバー１４内の電気光学装置の利用がある。

ここで図１〜６を参照すると、カバー１４は、光を吸収、反射、および／または散乱できる電気光学機能を含み、それによって、撮像装置２０の見た目を覆い隠す。隠蔽カバー１４は、レンズカバーの一部として、または本体パネルの一部として構成されうる。一例では、図１および図２に示すように、カバー１４は、車両アンテナ３２のハウジング３０内に位置付けられる電気光学装置を含む。この場合、カバー１４は、撮像装置レンズ１６に近接して配置され、撮像装置レンズ１６を車両１２の外側の視界から隠す。カバー１４は、光吸収、反射、および／または散乱液晶装置またはエレクトロクロミック材料を含みうることが概して意図される。例えば、カバー１４は、可視スペクトルの光を吸収するエレクトロクロミックデバイスの形態の電気光学装置を組み込んでもよい。代替的に、カバー１４は、起動された時（図３）に浮遊粒子装置装置などの光吸収装置の形態の隠蔽装置を含んでもよく、停止時（図４）には光を吸収しない。

液晶装置が利用される場合、液晶セルは撮像装置レンズ１６に近接するカバー１４内またはカバー１４上に配置され得る。調光液晶装置の一部の例としては、反射コレステリック液晶装置、ツイスティド・ネマティック液晶装置（ＴＮ）、およびゲスト・ホスト液晶装置が挙げられる。反射コレステリック液晶セルを使用して、光を反射し、光が撮像装置２０に達するのを防止することができる。周囲光の透過を低減させることに加えて、反射コレステリック液晶装置の反射特性もまた周辺光の反射をもたらす。この反射特性は、システムのコントラストを増大させることにより、撮像装置２０の隠蔽を改善する。液晶セルは吸収または反射偏光子と組み合わせて使用することができる。液晶装置が、偏光子間にツイスティド・ネマティック（ＴＮ）液晶セルを有する二つの吸収偏光子を含む場合、液晶装置は、一つの状態の撮像装置２０への光の出入を遮断するために使用され、反対の状態で偏光された光にカバー１４を通過させることができる。一例として、偏光子は、液晶装置に近接するカバー１４内に位置付けられてもよく、液晶セルの後ろに位置する偏光子と同じ透過方向を有することになる。この場合、システムは、カバー１４の隠蔽装置が無電力である時に、カバー１４に入る光を遮断することになる。電力がない時に偏光方向の両方をブロックするように偏光子が位置付けられる場合、車両１２が停止状態であるとき、撮像装置２０はカバー１４（図３および図５）の後ろに隠され、隠蔽を達成するために電力を供給する必要はない。偏光子は、偏光子または反射偏光子を吸収することができる。一つ以上の反射偏光子が使用される場合、カバー１４の隠蔽装置は、停止状態ではわずかに反射性であり、撮像装置２０を隠すのに役立つ。一例では、カバー１４の隠蔽装置は、観察された時に隠蔽装置が車両１２上の車両塗料または周囲表面の色と一致する色を反射するように、少なくとも一つの反射偏光子を備えたＴＮ液晶セルであってもよい。装置が車両１２のルーフ上にある場合、典型的な観察者がカバー１４の隠蔽装置が車両１２ルーフの塗料の色調と同じ色調を有すると知覚される可能性が高いように、カバー１４の隠蔽装置の頂部を下に傾けることができる（図１）。

一部の場合において、反射率を有するカバー１４の隠蔽装置は、構造内の二重像または望ましくない反射をもたらしうる。ＴＮ液晶セルを使用する液晶装置については、一つの構成として、撮像装置２０および液晶セルの反対側の反射偏光子の近くに吸収偏光子に置くことがある。この場合、反射偏光子から撮像装置２０に向かって戻る反射光が吸収偏光子の吸収軸と整列することになるため、反射偏光子からの反射は、撮像装置２０によって収集される画像データ２２と干渉しない。

偏光子がカバー１４の外側部分上に位置付けられている場合、機械的摩耗および環境からそれを保護するために偏光子に積層された追加的な基材を有することが有利であり得る。一例では、追加的な基材は、偏光子を保護するためにＵＶ遮断材料を含んでもよい。

別の構造では、エレクトロクロミックデバイスまたは浮遊粒子装置を撮像装置レンズ１６の近位のカバー１４に配置して光減衰を提供することが有利でありうる。エレクトロクロミックデバイスまたは浮遊粒子装置は、カバー１４の一部を形成してもよい。たとえば、明るい太陽光で、撮像装置２０は、光飽和点に達する場合がある。エレクトロクロミックデバイスなどの調光装置を使用して、撮像装置２０に到達する全体的な光を減少させることができる。エレクトロクロミックデバイスまたは浮遊粒子装置は、広範囲の透過率にわたって制御できることが一般的に意図されている。

撮像装置２０の視界を塞ぐために使用されうるいくつかの光散乱液晶系もある。こうした一つの光散乱装置は、高分子分散型液晶（ＰＤＬＣ）に基づいてもよい。また、ＰＤＬＣ装置などの光散乱装置およびエレクトロクロミックデバイスが共に使用されうることも一般的に意図されている。エレクトロクロミックデバイスは、液晶装置に積層されてもよい。あるいは、エレクトロクロミックデバイスおよび液晶装置は、共通の基材を共有してもよい。

上記の例のいずれかでは、メモリを用いたエレクトロクロミックデバイスの使用は、車両が駐車している時に撮像装置２０を隠すよう設計された撮像装置隠蔽システムに特に有利である。一実施例では、１０％のローエンド透過率を有し、４時間後に１２％未満で測定され、開回路で電力が供給されないエレクトロクロミックデバイスが利用されてもよい。同じエレクトロクロミックデバイスは、５０％より大きいハイエンド透過率を有してもよい。

さらに、図７および７Ａに図示したように、ルーバーフィルム４０は暗くすることなく、撮像装置２０の視界を不明瞭にしうる。ルーバーフィルム４０は、予想される視野角からの視界を阻害するように配置されてもよい。この角度は、撮像装置２０の位置によって変化する。一例では、撮像装置２０は、車両の頂部に位置付けられてもよく、また下から撮像装置２０を見ることができないようなルーバーの配向を有する。車両（例えば、バンパー）上に位置付けられた撮像装置は、上から見たときに撮像装置２０を隠すルーバーを有しうる。代替的に、撮像装置レンズ１６の近位の不透明なコーティングにおけるマイクロドット切除は、撮像装置２０を隠しつつも撮像装置２０が機能するのに十分な光を通過させうる。不透明なコーティングが反射性コーティングである場合、撮像装置２０は、周辺光が反射面から反射するとき、日中見ることが困難でありうる。夜間、撮像装置２０は、両方向におけるコーティングの部分的な光透過率の結果として隠されたままとなる。

ここで図８Ａ〜図８Ｃを参照すると、図示した実施形態では、車両１２の頂部は、センター・ハイマウント・ストップ・ライト（ＣＨＭＳＬ）５０を有するように示されている。撮像装置２０は、ＣＨＭＳＬ５０の一部として形成されたカバー１４の後ろに配置される。撮像装置２０は、車両１２の後ろから画像データ２２を収集するように構成される。カバー１４は、暗くすること（上で開示された方法のいずれかを介して）によって撮像装置レンズ１６を隠すように構成されてもよく、そのため撮像装置レンズ１６は車両１２の外側から見えない。暗くなった状態では、カバー１４は、車両１２の本体パネルまたはＣＨＭＳＬ５０上で暗い正方形に見える。代替的に、図８Ｃに示すように、反射偏光子を含む、前述のその他の方法を用いて、カバー１４は、車両１２の本体パネルまたはＣＨＭＳＬ５０の塗料の色調と一致またほぼ一致する色調を持つように見えるように構成されうる。

同様に、図９Ａ〜図９Ｃに示すように、撮像装置２０は、車両１２のブレーキライト６０内またはその上にも使用されうる。この場合、撮像装置２０は、車両１２の後部ガラス６２を通して画像データ２２を収集する。暗くなっていない状態では、図９Ａに示すように、撮像装置２０は目に見える。しかしながら、前述のいずれかでありうる隠蔽装置の起動に際して、撮像装置レンズ１６は、ブレーキライト６０上の暗い領域として見える場合があるカバー１４によって視界から隠されうる。代替的に、図９Ｃに示すように、暗い状態は、ブレーキライト６０の色相または一般色と密接に一致するように構成されてもよく、そのため、撮像装置２０は概して目に見えず、またカバー１４も周囲から容易に識別できない。

ここで図１０を参照すると、電気光学セル１０２を含む撮像装置レンズカバーの形態の隠蔽組立品１００の一例が図示されている。電気光学セル１０２は、撮像装置１０４を隠すためのエレクトロクロミック媒体などの電気光学材料１０３を含んでもよい。電気光学セル１０２はまた、第一の表面１０１ａおよび第二の表面１０１ｂを画定する前部基材１０１を含みうる。電気光学セル１０２はまた、第三の表面１０８ａおよび第四の表面１０８ｂを確定する後部基材１０８を含む。シール１０５は、前部基材１０１と後部基材１０８との間に配置される。電気光学材料１０３は、シール１０５と前部基材１０１および後部基材１０８との間に封止される。隠蔽組立品１００は、電気光学セル１０２の第四の表面１０８上のマスキング層１０６を含む。マスキング層１０６は、撮像装置１０４の開口部１１０を画定し、電気光学セル１０２が透明な状態にあるときに、撮像装置１０４または撮像装置ハウジングの他の部分が見えるのを阻害する。電気光学セル１０２が透明であるとき、撮像装置１０４は開口部１１０を通して見ることができる。電気光学セル１０２が完全に暗くなると、電気光学材料１０３は、可視光の少なくとも７５パーセント、少なくとも８０パーセントまたは少なくとも９０パーセントを吸収し、マスキング層１０６または撮像装置１０４の可視性を実質的に低減する。

一例では、電気光学セル１０２の透過率レベルは、６０パーセントより大きい可視光透過の透明状態から、低透過状態における１パーセント未満の透過率まで変化することができる。完全な低透過状態では、隠蔽組立品１００に反射する合計光は、一般的に中間色とみなされる。隠蔽組立品１００のＣ＊（彩度）は、低透過状態では１５未満であり、（Ｌ＊Ｃ＊ｈの色空間で測定された時）１０未満であってもよい。隠蔽組立品１００が１５より大きいＣ＊を有する場合、色相は、約２１０度〜２８０度のｈの値を有しうる。この色相の範囲では、色は概して青色に見え、より目立つ、一般的により好ましくない緑色または赤色の色を避ける。Ｃ＊が１５未満または１０未満であっても、ｈは２１０度〜２８０度でありうることが意図されている。一実施形態では、高透過状態で可視光透過率は６３パーセントであり、低透過状態は、７．６のＣ＊で透過率０．５パーセントである。しかし、ローエンド透過範囲は１５パーセントから１パーセント未満までにわたりうることが理解されよう。

透明な状態と完全に暗い状態の間の調光の連続的な範囲が可能であり、撮像装置１０４に到達する可視光の量の調整を行うために使用されうる。一部の状況では、周囲条件が非常に明るい時に、電気光学セル１０２を暗くすることが有利でありうる。

車両の使用において、隠蔽組立品１００は、車両１２が駐車された時に撮像装置１０４を隠すために、可視光を反射、吸収、または散乱させうる。暗い状態で電流を引き出す隠蔽組立品１００は、経時的に車両１２の電池を消耗させうる。ほとんどまたは全く電力を使用せず低反射透過率を維持できるいくつかのシステムがある。多くの液晶構成は、停止状態のときに暗い状態を維持できる。一部のエレクトロクロミックシステムおよび浮遊粒子装置は、暗い状態において低透過率を維持することもできる。低透過状態で５ｍＷ未満の電力消費量の隠蔽組立品１００が許容されうる。３ｍＷ、２ｍＷ、または１ｍＷ未満の電力消費量もまた利用されうる

記述された発明およびその他の構成要素の構造が、任意の特定材料に限定されないことは、当業者であれば理解するであろう。本明細書に開示される本発明の他の例示的な実施形態は、本明細書に別段の記述がない限り、多種多様の材料から形成されうる。

本開示では、用語「結合した（ｃｏｕｐｌｅｄ）」（その形態の全てにおいて、結合（ｃｏｕｐｌｅ）、結合している（ｃｏｕｐｌｉｎｇ）、結合の（ｃｏｕｐｌｅｄ）、等）は、概ね、互いに直接または間接的な（電気的または機械的な）二つの構成要素の結合（ｊｏｉｎｉｎｇ）を意味する。こうした結合は、本質的に固定されたものとすることも、本質的に移動可能とすることもできる。こうした結合は、（電気的なまたは機械的な）二つの構成要素および任意の追加的な中間体部材が、互いにまたは二つの構成要素と一つの単一体として一体的に形成されて達成し得る。こうした結合は、特に明記されない限り、本質的に永久的とすることも、本質的に取り外し可能または分離可能とすることもできる。

さらに、留意しておくことが重要な点は、例示的な実施形態に示されるような本発明の要素の構成および配置は例示に過ぎない。本開示では、本革新について少数の実施形態のみを詳細に記載してきたが、本開示を検討する当業者は、数多くの修正（例えば、様々な要素のサイズ、寸法、構造、形状および比率、パラメータの値、取り付け配置、材料の使用、色、向きなどの変形形態）が、詳述されている主題に関する新規性のある教示および利点から大きく逸脱することなく、可能なことを簡単に認識するであろう。例えば、一体的に形成されたように示されている要素は、複数の部品から構成されてもよく、または複数の部品として示される要素は、一体的に形成されてもよい。インターフェースの操作を逆に行ってもよいし、または、さもなければ変えてもよい。システムの構造および／または部材またはコネクタまたは他の要素の長さまたは幅は、変えられてもよい。要素間に設けられた調整位置の性質または数は変えられてもよい。注目すべきは、システムの要素および／または組立品は、十分な強度または耐久力を提供する任意の広範な材料から、広範な色、質感、および組み合わせの任意のもので構成し得ることである。したがって、こうしたすべての修正は、本革新の範囲内に含まれることが意図される。本革新の趣旨を逸脱することなく、所望の他の例示的実施形態の設計、動作条件、および配置において、他の置換、修正、変更、および省略がなされ得る。

当然のことながら、任意の記述されたプロセスまたは記述されたプロセス内のステップは、記述されたその他のプロセスまたはステップと組み合わせて、本発明の範囲内での構造を形成しうる。本明細書で開示されている例示的構造体およびプロセスは、例示を目的とし、限定するものとは解釈されない。

また当然のことながら、本発明の概念を逸脱することなく、前述の構造および方法に対して変化および変形をすることができ、また当然のことながら、こうした概念は、それらの請求の範囲に文言で明示的に別段の定めをした場合を除き、下記の請求の範囲によって網羅されることが意図されている。

Claims (20)

1. 車両用撮像装置モジュールであって、
   撮像装置レンズを含む撮像装置であって、前記車両内部および外部の少なくとも一つから画像データを収集するよう構成される撮像装置と、
   前記撮像装置レンズに近接して配置されたカバーであって、前記撮像装置が前記カバーを通して画像データを捕捉するように構成され、前記カバーが、
   前記撮像装置が前記カバーを通して概して目に見える第一の状態と、
   前記撮像装置が前記カバーによって視界から概して隠される第二の状態と、の間で動作可能なカバーと、を備える、車両用撮像装置モジュール。
2. 前記レンズカバーが電気光学セルを含む、請求項１に記載の撮像装置モジュール。
3. 前記レンズカバーが、前記電気光学セルの第四の表面上にマスキング層をさらに含む、請求項２に記載の撮像装置モジュール。
4. 前記電気光学セルが、前部基材、後部基材、およびその間に配置される電気光学材料を含む、請求項３に記載の車両用撮像装置モジュール。
5. 前記レンズカバーが、前記車両の窓の近位に配置される、請求項１〜３のいずれか一項に記載の車両用撮像装置モジュール。
6. 前記レンズカバーが、前記車両の本体パネルの一部として一体的に形成される、請求項１〜５のいずれか一項に記載の車両用撮像装置モジュール。
7. 前記レンズカバーが、車両アンテナのハウジングの少なくとも一部分を画定する、請求項１〜６のいずれか一項に記載の車両用撮像装置モジュール。
8. 前記レンズカバーが、浮遊粒子装置を含む、請求項１〜７のいずれか一項に記載の車両用撮像装置モジュール。
9. 前記レンズカバーが、液晶装置を含む、請求項１〜８のいずれか一項に記載の車両用撮像装置モジュール。
10. 前記レンズカバーが、可変光減衰装置を含む、請求項１〜９のいずれか一項に記載の車両用撮像装置モジュール。
11. 前記レンズカバーが、光散乱装置を含む、請求項１〜１０のいずれか一項に記載の車両用撮像装置モジュール。
12. 車両用撮像装置レンズカバーであって、
    撮像装置レンズに近接して配置されたカバーであって、撮像装置が前記カバーを通して画像データを捕捉するように構成され、液晶装置、浮遊粒子装置、可変光減衰装置、および光散乱装置のうち少なくとも一つを含み、前記カバーが、
    前記撮像装置が前記カバーを通して概して目に見える第一の状態と、
    前記撮像装置が前記カバーによって視界から概して隠される第二の状態と、の間で動作可能なカバーを備える、車両用撮像装置レンズカバー。
13. 前記レンズカバーが、前記車両の窓の近位に配置される、請求項１２に記載の車両用撮像装置レンズカバー。
14. 前記レンズカバーが、前記車両の本体パネルの一部として一体的に形成される、請求項１２または１３に記載の車両用撮像装置レンズカバー。
15. 前記レンズカバーが、車両アンテナのハウジングの少なくとも一部分を画定する、請求項１２〜１４のいずれか一項に記載の車両用撮像装置レンズカバー。
16. 車両用撮像装置レンズカバーであって、
    撮像装置レンズに近接して配置されたカバーであって、撮像装置が前記カバーを通して画像データを捕捉するように構成され、前記カバーが、
    前記撮像装置が前記カバーを通して概して目に見える第一の状態と、
    前記撮像装置が前記カバーによって視界から概して隠される第二の状態と、の間で動作可能なカバーを備える、車両用撮像装置レンズカバー。
17. 前記レンズカバーが電気光学セルを含む、請求項１６に記載の車両用撮像装置レンズカバー。
18. 前記レンズカバーが、前記電気光学セルの第四の表面上にマスキング層をさらに含む、請求項１７に記載の車両用撮像装置レンズカバー。
19. 前記電気光学セルが、前部基材、後部基材、およびその間に配置される電気光学材料を含む、請求項１８に記載の車両用撮像装置レンズカバー。
20. 前記レンズカバーが、浮遊粒子装置、液晶装置、可変光減衰装置、および光散乱装置のうちの少なくとも一つを含む、請求項１８に記載の車両用撮像装置レンズカバー。

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