JPH0532125U - 車両用モニタ−カメラ - Google Patents

車両用モニタ−カメラ

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JPH0532125U
JPH0532125U JP8793291U JP8793291U JPH0532125U JP H0532125 U JPH0532125 U JP H0532125U JP 8793291 U JP8793291 U JP 8793291U JP 8793291 U JP8793291 U JP 8793291U JP H0532125 U JPH0532125 U JP H0532125U
Authority
JP
Japan
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camera
vehicle
case
window
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP8793291U
Other languages
English (en)
Inventor
小松  徹
直人 岩邉
徹 山名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murakami Corp
Original Assignee
Murakami Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Murakami Corp filed Critical Murakami Corp
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Publication of JPH0532125U publication Critical patent/JPH0532125U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 エレクトロクロミック素子を用いてCCDカ
メラへの入射光量をおさえ、紫外線による機能劣化を回
避することのできる車両周囲監視装置を提供することを
目的としている。 【構成】 車体に固定された少なくとも一端に監視窓2
を有したケ−スに、車両周囲監視用カメラを内蔵し、前
記ケ−スの窓とカメラレンズとの間にエレクトロクロミ
ック層5を設け、該エレクトロクロミック層5に発色電
圧又は消色電圧を印加することにより紫外線透過率を変
化させるようにしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のまわりを監視するモニタ−カメラに関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】
近年、自動車の後退時、直接目視確認できない後方死角および後方視界を減少 させるため、リヤスポイラ−に後方監視用のカメラを内蔵させ、このカメラによ ってとらえた障害物を自動車室内のTV画面に表示させて運転者に注意を促し、 後方の安全確認を補助する装置が開発され使用されているが、この種の装置には 車両上の取付けスペ−スおよび解像度の関係から、半導体撮像素子(CCD)を 組込んだ小型カメラ(以下CCDカメラという)が用いられている。
【0003】 この様なCCDカメラは、日昼使用時レンズ内に直射光が差しこむと、前記 した半導体撮像素子が紫外線により劣化しやすいという欠点がある。そればかり でなく、外観上露出していると、自動車のスタイリングを劣化させ見映えを悪 くし、更に風雨にカメラ本体が直接さらされるので故障を生じやすくその機能が 劣化する。またカメラへのいたずらや盗難を回避するという防犯の点からも問 題を有していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような問題点に鑑み本考案は、電圧を印加すると着消色現象を生ずるエ レクトロクロミック素子を利用してカメラへの入射光量を制御し、かつ半導体撮 像素子の紫外線による機能劣化を防止し、さらに自動車のスタイリングデザイン を劣化させたり見映えを悪くする点を改善し、またカメラへのいたずらや盗難を 回避することのできる車両周囲監視装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本考案は、車体に固定された少なくとも一端に監視 窓を有したケ−スに、車両周囲監視用カメラを内蔵し、前記ケ−スの窓とカメラ レンズとの間にエレクトロクロミック層を設け、該エレクトロクロミック層に発 色電圧又は消色電圧を印加することにより紫外線透過率を変化させるようにした ことをことを特徴とする。
【0006】 また前記エレクトロクロミック層は、前記ケ−スの窓に取付けたフ−ドガラス の裏面に一体に積層されている。
【0007】 また前記ケ−スは、室外ミラ−のミラ−ボデイまたはリヤスポイラ−等の車体 外面に設置するアタッチメントに固定されている。
【0008】
【実施例】
次に本考案の一実施例を添付図面を参照して説明する。図1は本考案の一実施 例である車両周囲監視用モニタ−カメラ3を車体の後部(スポイラ−部)に内蔵 状態に取付けてなる自動車の部分外観図、図2は同上カメラを内蔵する保護ケ− ス1の斜視図、図3は同上ケ−スの断面図である。図において符号1で示すもの は箱型のカメラ保護ケ−スであり、監視窓2をその前面に有していて、これと向 きあう形でモニタ−カメラ本体3が搭載されている。監視窓2にはガラスもしく はプラスチック板等の無色透明な板よりなる保護フ−ド4が取付けられている。 このフ−ド4には後記するような全固体型のエレクトロクロミック素子構成膜5 をカメラ本体との間に有している。
【0009】 すなわち図3に例示したエレクトロクロミック素子構成膜は、基板となるガラ ス4の裏面に、透明電極層(ITO膜)12、第1発色層(IRTOF膜)13、電 界質層(Ta25 (H 2O)膜)14、第2発色層兼電極層(WO 3膜)15及び透 明絶縁層(Ta25 (H 2O)膜)16を順次に積層して構成されている。
【0010】 上記エレクトロクロミック素子構成膜5の対向電極に発色電圧又は消色電圧を 印加すると、次のような電気化学反応が起き、着色、消色をする。この着色、消 色機構は詳しくは解明されていないが、例えば下記の化学式のようにエレクトロ クロミック素子を構成する発色層へのカチオンと電子のダブルインジェクション によるブロンズ形成にあると一般にいわれている。例えば、3酸化タングステン (WO3 )を用いるエレクトロクロミック素子の場合は、下記のような反応式で 現される。
【0011】
【化1】 なお、本考案に用いるエレクトロクロミック素子構成膜の積層構造は、上記実 施例のものに限定されるものではなく、例えば電極層/エレクトロクロミック素 子/イオン導電層/電極層の4層構造でもよいが、電極層はいずれも透明でなけ ればならない。
【0012】 本考案者等は、本考案で使用するエレクトロクロミック素子膜を設けてなるフ −ドガラスと、比較品として厚さ2mmの素通しガラスとを対比して、両者の光 透過率を比較した。その結果を図4に特性グラフとして示した。グラフから分る ように、エレクトロクロミック素子を使用したフ−ドガラスは、着色にともなっ て、光の透過をおさえるためいわゆるシャッタ−効果があり、CCDカメラの絞 りとして使える。また、エレクトロクロミック素子は、着色時消色時ともに、紫 外線を吸収するので、紫外領域における光の透過を大幅におさえることができ、 従ってCCDを紫外線より保護することができる。更に、夜間消色時には、赤外 域での透過がよいため、赤外線カメラのフ−ドガラスとしても使用できる。 なお上記グラフによると、比較品は、紫外領域における光透過率は80%を大き く越えている。
【0013】 なお本考案の車両用モニタ−カメラは、実施例のように車体の後部(スポイラ −部)に内蔵状態に取付ける事に限定されるものではなく、室外ミラ−のミラ− ボデイまたはリヤスポイラ−等の車体外面に設けるアッタチメントに設けること も可能である。
【0014】
【考案の効果】
以上のように本考案によると、車体に固定された少なくとも一端に監視窓を有 したケ−スに、車両周囲監視用カメラを内蔵し、前記ケ−スの窓とカメラレンズ との間にエレクトロクロミック層を設け、該エレクトロクロミック層に発色電圧 又は消色電圧を印加することによりフ−ドを着色消色させることができるように したから、モニタ−カメラへの入射光の透過量をおさえ、また紫外線を吸収して 半導体撮像素子の紫外線による機能劣化を防止し、また自動車のスタイリングを 劣化させたり見映えを悪くする点が改善され、さらにまたカメラへのいたずらや 盗難を回避することのできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】モニタ−カメラを車体の後部に内蔵状態に取付
けてなる自動車の部分外観図である。
【図2】同上カメラを内蔵する保護ケ−スの斜視図であ
る。
【図3】同上ケ−スの断面図である。
【図4】厚さ2mmの素通しガラス(比較品)と、本考
案で使用するエレクトロクロミック素子膜を設けたフ−
ドガラスとを対比して、両者の光透過率を比較したグラ
フである。
【符号の説明】
1 カメラ保護ケ−ス 2 監視窓 3 モニタ−カメラ本体 4 フ−ドガラス 5 エレクトロクロミック素子構成膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B60R 11/04 8510−3D

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定された少なくとも一端に監視
    窓を有したケ−スに車両周囲監視用カメラを内蔵し、前
    記ケ−スの窓とカメラレンズとの間にエレクトロクロミ
    ック層を設け、該エレクトロクロミック層に発色電圧又
    は消色電圧を印加することにより紫外線透過率を変化さ
    せるようにしたことを特徴とする車両用モニタ−カメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 前記エレクトロクロミック層は前記ケ−
    スの窓に取付けたフ−ドガラスの前面に積層形成されて
    いる請求項1記載の車両用モニタ−カメラ。
  3. 【請求項3】 前記ケ−スは、室外ミラ−のミラ−ボデ
    イまたはリヤスポイラ−等の車体外面に設けるアタッチ
    メントに固定されている請求項1記載の車両用モニタ−
    カメラ。
JP8793291U 1991-10-02 1991-10-02 車両用モニタ−カメラ Pending JPH0532125U (ja)

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