JP2020512972A - 貴金属を含まない阻害されたヒドロシリル化可能な混合物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、Siに直接結合した少なくとも1つの水素原子を含む化合物A、少なくとも1つの炭素−炭素多重結合を含む化合物B、少なくとも1つのカチオン性Si(II)基を含む化合物C、及びケイ素に直接結合した少なくとも1つのアルコキシ基を含む化合物Dを含む混合物Mと、混合物Mをヒドロシリル化する方法であって、混合物Mが加熱される方法とを提供する。

Description

本発明は、触媒としてカチオン性Si(II)基を有する化合物を含有するヒドロシリル化可能な混合物、及びこの混合物を加熱によってヒドロシリル化する方法に関する。
アルケン及びアルキンへのヒドロケイ素化合物の付加は工業的に重要な役割を果たす。ヒドロシリル化と呼ばれるこの反応は、シロキサンを架橋する(エラストマー架橋する)ために、又は官能基をシラン若しくはシロキサンに導入するために非常に頻繁に使用される。ヒドロシリル化は一般に、周囲温度でヒドロシリル化を遮断する、しばしばアルキンをベースとする阻害剤と組み合わせて貴金属錯体を使用して工業的に行われる。これによって、ヒドロシリル化を開始することなく触媒を含む成分を均一に混合することが可能になる。次に、ヒドロシリル化工程は、温度を上昇させることによって処理することができる。さらなる利点は、混合が、ヒドロシリル化工程とは異なる時間に行われ、標的化された様式で制御され得ることである。すなわち、一成分系を、単に温度を上昇させることによって反応させることができる。
貴金属触媒によるヒドロシリル化の欠点は、貴金属が高価格であることである。貴金属は世界中の限られた範囲でしか入手できず、予測不能で、制御できない価格変動にさらされている。さらに、貴金属を回収することは不可能であるか、又は経済的ではない場合が多い。したがって、貴金属を含まないヒドロシリル化触媒については、工業的に非常に関心が高い。
最近、Chirikらは、例えば、Science 2012,335,567、ACS Catalysis 2016,6,2632及びACS Catalysis 2016,6,4105で、遷移金属錯体、特に鉄、コバルト及びニッケルの遷移金属錯体を代替物として提案したが、これらは安定性が不十分なため、比較的大量に使用することが必要であり、それによって変色をもたらすことが多い。
Chirik et al.Science 2012,335,567 Chirik et al.ACS Catalysis 2016,6,2632 Chirik et al.ACS Catalysis 2016,6,4105
しかしながら、これらの系のさらに重大な欠点は、混合操作中のヒドロシリル化を抑制し、温度を上昇させることによってヒドロシリル化を標的化された様式で開始することを可能にする阻害された系が現在までないことである。
したがって、本発明の目的は、周囲温度で長期間にわたって安定しており、その反応が温度を上昇させることによって引き起こされ得る、貴金属を含まないヒドロシリル化可能な混合物を提供することである。
本発明は、
Siに直接結合した少なくとも1つの水素原子を含む化合物A、
少なくとも1つの炭素−炭素多重結合を含む化合物B、
少なくとも1つのカチオン性Si(II)基を含む化合物C、及び
ケイ素に直接結合した少なくとも1つのアルコキシ基を含む化合物D
を含む混合物Mを提供する。
驚くべきことに、非金属ヒドロシリル化触媒である化合物Cによって触媒されるヒドロシリル化反応は、特に周囲温度で、アルコキシケイ素化合物Dを添加することによって完全に抑制することができ、温度を上昇させることによって引き起こすことができることを示すことができた。
したがって、アルコキシケイ素化合物Dは、非金属ヒドロシリル化触媒Cとのヒドロシリル化反応のための阻害剤として使用することができる。
Siに直接結合した少なくとも1つの水素原子を有する化合物Aは、好ましくは一般式I:
Si−H (I)
を有し、
式中、基R、R及びRは、それぞれ互いに独立して、水素、ハロゲン、シリルオキシ基又は炭化水素基であり、個々の炭素原子はいずれも酸素原子、ケイ素原子、窒素原子、ハロゲン、硫黄又はリン原子で置換されていてもよい。
基R、R及びRは、それぞれ互いに独立して、特に好ましくは水素、ハロゲン、非分岐鎖、分岐鎖、直鎖、非環式又は環式の、飽和又は一価不飽和又は多価不飽和のC1−C20炭化水素基であり、個々の炭素原子が酸素、ハロゲン、窒素若しくは硫黄、又は一般式II:
(SiO4/2(RSiO3/2(R SiO2/2(R SiO1/2d− (II)
のシリルオキシ基で置換されていてもよく、
式中、
基Rは、それぞれ互いに独立して、水素、ハロゲン、非分岐鎖、分岐鎖、直鎖、非環式又は環式の、飽和又は一価不飽和又は多価不飽和のC1−C20炭化水素基であり、個々の炭素原子が酸素、ハロゲン、窒素又は硫黄で置換されていてもよく、
a、b、c及びdは、互いに独立して、0〜100000の整数であり、a、b、c及びdの合計は少なくとも1である。
基R、R及びRは、それぞれ互いに独立して、極めて特に好ましくは水素、塩素、C1−C3アルキル若しくはアルキレン基、フェニル基又は一般式IIのシリルオキシ基であり、基Rは、それぞれ互いに独立して、水素、塩素、C1−C6のアルキル若しくはアルキレン又はフェニルである。
特に好ましい基R、R及びRは、メチル、エチル、プロピル、フェニル、塩素基又は特に一般式IIのシリルオキシ基である。
特に好ましい基Rは、メチル、エチル、プロピル、フェニル及び塩素基である。
一般式(I)の化合物Aの例は、以下のシラン(Ph=フェニル、Me=メチル、Et=エチル):
MeSiH、EtSiH、MePhSiH、MePhSiH、MeClSiH、EtClSiH、MeClSiH、ClSiH、及び以下のシロキサン:
HSiMe−O−SiMeH、MeSi−O−SiHMe−O−SiMe
H−SiMe−(O−SiMe−O−SiMe−H(式中、m=1〜20000)、
MeSi−O−(SiMe−O)(SiHMe−O)−SiMe(式中、n=1〜20000、o=1〜20000)である。
化合物Aは、種々の化合物、特に一般式Iの化合物の混合物であってもよく、基R、R及びRは、任意選択的に一般式IIの種々の基であってもよい。
少なくとも1つの炭素−炭素多重結合を有する化合物Bは、好ましくは、一般式IIIa:
C=CR (IIIa)
の少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有する化合物、及び
一般式IIIb:
CCR (IIIb)
の少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を有する化合物の中から選択され、
式中、
、R、R、R、R及びRは、それぞれ互いに独立して、直鎖、分岐鎖、非環式又は環式の、飽和又は一価不飽和又は多価不飽和のC1−C20の炭化水素基であり、個々の炭素原子はケイ素、酸素、ハロゲン、窒素、硫黄又はリンで置換されていてもよい。
一般式IIIa及びIIIbの化合物の混合物も存在し得る。
基R、R、R、R、R及びRは、それぞれ互いに独立して、特に好ましくは水素、1つ以上のヘテロ原子基、特にハロゲン基、特に塩素、ニトリル、アルコキシ、COOR、O−CO−R、NH−CO−R、O−CO−OR基で置換されていてもよい直鎖、分岐鎖、非環式又は環式の、飽和又は一価不飽和又は多価不飽和のC1−C20炭化水素基であり、基Rは、それぞれ互いに独立して、水素、塩素、C1−C6アルキル若しくはアルキレン又はフェニルである。
基R〜Rの1つ以上が水素であることが特に好ましい。
とR又はRとRが水素であることが極めて特に好ましい。
化合物Bの例は、エチレン、プロピレン、1−ブチレン、2−ブチレン、シクロヘキセン、
スチレン、α−メチルスチレン、1,1−ジフェニルエチレン、cis−スチルベン、trans−スチルベン、
塩化アリル、アクリロニトリル、アリルグリシジルエーテル、
ビニル−SiMe−[O−SiMe−SiMe−ビニル(式中、n=0〜10000)、
MeSi−[O−SiMeビニル]−[O−SiMe−SiMe(式中、o=1〜1000、p=0〜1000)、アセチレン、プロピン、1−ブチン、2−ブチン、フェニルアセチレン及びジフェニルアセチレンである。
化合物AとBとは、1つ以上の化学結合によって互いに結合することもでき、すなわち化合物A及びBは両方とも1分子中に存在することができる。
化合物Cは、1つ以上のカチオン性Si(II)基を含む。
化合物Cは、好ましくは一般式IV:
([Si(II)Cp]a− (IV)
のカチオン性Si(II)化合物であり、
式中、
Cpは、一般式Vのπ結合シクロペンタジエニル基であり、これは基Rによって置換されている。
Figure 2020512972
本発明の目的のために、シクロペンタジエニル基Cpは、一価の負に帯電した芳香族五環系C からなるシクロペンタジエニルアニオンである。
基Rは、互いに結合して縮合環を形成することもできる、任意の一価の基又は多価の基である。
基Rは、それぞれ互いに独立して、水素、直鎖又は分岐鎖、非環式又は環式の、飽和又は一価不飽和又は多価不飽和のC1−C20アルキル又はアリール基、特に好ましくはC1−C3アルキル基、極めて特に好ましくはメチル基である。
基Rの例は、アルキル基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、sec−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル基;ヘキシル基、例えば、n−ヘキシル基;ヘプチル基、例えば、n−ヘプチル基;オクチル基、例えば、n−オクチル基及びイソオクチル基、例えば、2,4,4−トリメチルペンチル基;ノニル基、例えば、n−ノニル基;デシル基、例えば、n−デシル基;ドデシル基、例えば、n−ドデシル基;ヘキサデシル基、例えば、n−ヘキサデシル基;オクタデシル基、例えば、n−オクタデシル基;シクロアルキル基、例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル基及びメチルシクロヘキシル基;アリール基、例えば、フェニル、ナフチル、アントリル及びフェナントリル基;アルカリール基、例えば、o−、m−及びp−トリル、キシリル、メシチレニル並びにo−、m−及びp−エチルフェニル基;並びにアルカリール基、例えば、ベンジル基、α−及びβ−フェニルエチル基である。
化合物Cのさらなる例は、以下のカチオン性Si(II)化合物:
Figure 2020512972
であり、その調製は、So et al,Chem.Eur.J.2013,19,11786、Driess et al,Angew.Chem.Int.Ed.2006,45,6730、Filippou,Angew.Chem.Int.Ed.2013,52,6974、Sasamori et al,Chem.Eur.J.2014,20,9246及びInoue et al,Chem.Commun.2014,50,12619(DMAP=ジメチルアミノピリジン)に記載されている。
上記式において、基Rは炭化水素基である。基Rは、それぞれ互いに独立して、好ましくはアルキル基、特にC1−C20アルキル基、又は置換若しくは非置換フェニル基、特に好ましくは分岐鎖アルキル基又は2,6−ジアルキル化フェニル基である。Halはハロゲン、好ましくは塩素、臭素又はヨウ素である。基Rの例は、メチル、イソプロピル、tert−ブチル、2,6−ジイソプロピルフェニル又は2,4,6−トリイソプロピルフェニルである。
a−は、ヒドロシリル化の反応条件下でカチオン性ケイ素(II)中心と反応しない任意のa価のアニオンである。Xa−は無機でも有機でもよく、aは、好ましくは1、2又は3、特に1である。
は、特に好ましくはハロゲン又は錯アニオン、例えば、BF 、ClO 、AlZ 、MF (式中、Z=ハロゲン、M=P、As若しくはSb)又はテトラアリールボレートアニオンであり、該アリール基は、好ましくはフェニル又はフッ素化フェニル又はペルフルオロアルキル基で置換されたフェニル、一価の多面体アニオン、例えば、カルボレートアニオン、又はアルコキシメタレート及びアリールオキシメタレートイオンである。
アニオンXの例は、テトラクロロメタレート[MCl(式中、M=Al、Ga)、テトラフルオロボレート[BF、ヘキサフルオロメタレート[MF(式中、M=As、Sb、Ir、Pt)、ペルフルオロアンチモネート[Sb11、[Sb16及び[Sb21、トリフレート(=トリフルオロメタンスルホネート)[OSOCF、テトラキス(トリフルオロメチル)ボレート[B(CF、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)メタレート[M(C(式中、M=B、Al、Ga)、テトラキス(ペンタクロロフェニル)ボレート[B(CCl、テトラキス[2,4,6−(トリフルオロメチル)フェニル]ボレート{B[C(CF]}、ヒドロキシビス[トリス(ペンタフルオロフェニル)ボレート]{HO[B(C、closo−カルボレート[CHB11Cl、[CHB11Br、[CHB11(CHBr、[CHB1111、[C(Et)B1111、[CB11(CF12及びB12Cl11N(CH、テトラ(ペルフルオロアルコキシ)アルミネート[Al(ORPF、トリス(ペルフルオロアルコキシ)フルオロアルミネート[FAl(ORPF、ヘキサキス(オキシペンタフルオロテルロ)アンチモネート[Sb(OTeFである。
特に好ましい錯アニオンXの概要は、例えば、Krossing et.al.,Angew.Chem.2004,116,2116に見出される。
一般式IVのカチオン性Si(II)化合物の調製は、酸Hを化合物Si(II)Cpに添加することによって行うことができ、それによってアニオン性Cp基の1つがプロトン化した形で脱離する:
Si(II)Cp+H→Si(II)CpX+CpH。
酸HXのアニオンXは、次いでカチオン性ケイ素(II)化合物の対イオンを形成する。
一般式IIのカチオン性Si(II)化合物の一調製方法は、Science 2004,305,pp.849−851に記載されている。
Figure 2020512972
上記文献では、一般式IVのカチオン性Si(II)化合物の形成は、酸(CpB(C (Cp=ペンタメチルシクロペンタジエニル)を用いて行われる。これによって、対イオンX=B(C を有する式IVの化合物が得られ、該化合物は非常に容易に結晶化でき、したがって、特に容易に単離することができる。しかしながら、一般式IVの化合物は、他のブレンステッド酸の添加によっても製造することができ、アニオンが上記の弱配位の要件を満たす酸が好ましい。
ケイ素に直接結合した少なくとも1つのアルコキシ基を有する化合物Dは、好ましくは一般式VI:
131415Si−O−CH−R16 (VI)
を有し、
式中、基R13、R14及びR15は、それぞれ互いに独立して、水素、ハロゲン、好ましくは上記一般式IIのシリルオキシ基、又は炭化水素基であり、個々の炭素原子はいずれも酸素原子、ハロゲン、硫黄又はリン原子で置換されていてもよく、
16は水素又は炭化水素基であり、個々の隣接していない炭素原子は酸素原子、ケイ素、ハロゲン、硫黄又はリン原子で置換されていてもよい。
基R13、R14及びR15は、それぞれ互いに独立して、特に好ましくは、水素、ハロゲン、非分岐鎖、分岐鎖、直鎖、非環式若しくは環式の、飽和若しくは一価不飽和若しくは多価不飽和のC1−C20炭化水素基又は非分岐鎖、分岐鎖、直鎖若しくは環式の、飽和若しくは一価不飽和若しくは多価不飽和のC1−C20炭化水素オキシ基であり、個々の炭素原子は酸素、ハロゲン若しくは硫黄、又は一般式IIのシリルオキシ基で置換されていてもよく、式中、
は上記の意味及び好ましい意味を有する。
16は、特に好ましくは、水素、非分岐鎖、分岐鎖、直鎖、非環式若しくは環式の、飽和若しくは一価不飽和若しくは多価不飽和のC1−C20炭化水素基又は非分岐鎖、分岐鎖、直鎖若しくは環式の、飽和若しくは一価不飽和若しくは多価不飽和のC1−C20炭化水素オキシ基であり、個々の炭素原子は酸素、ハロゲン若しくは硫黄、又は一般式IIのシリルオキシ基で置換されていてもよく、式中、
は上記の意味及び好ましい意味を有する。
a、b、c及びdは、互いに独立して、0〜100000の整数であり、a、b、c及びdの合計は少なくとも1である。
一般式IIのシリルオキシ基は、好ましくは10000ダルトン未満、特に好ましくは5000ダルトン未満、極めて特に好ましくは1000ダルトン未満の分子量を有する。
基R13、R14及びR15は、それぞれ互いに独立して、極めて特に好ましくは水素、塩素、C1−C3アルキル若しくはアルキレン基、フェニル基又は一般式IIのシリルオキシ基であり、基Rは、それぞれ互いに独立して、水素、塩素、C1−C6アルキル若しくはアルキレン又はフェニルである。
16は、極めて特に好ましくは、水素、C1−C6アルキル若しくはアルキレン基又はフェニル基である。
特に好ましい基R13、R14及びR15は、メチル、エチル、プロピル、フェニル、塩素基又は特に一般式IIのシリルオキシ基である。
特に好ましい基R16は、メチル、エチル、プロピル、ブチル又はペンチル基である。
特に好ましい基Rは、メチル、エチル、プロピル、フェニル及び塩素基である。
一般式VIの化合物Dの例は、以下のシラン(Ph=フェニル、Me=メチル、Et=エチル):
MeSiOEt、MeSiOMe、EtSiOEt、EtSiOMe、MePhSiOEt、MePhSiOMe、MePhSiOEt、MeSiO−CH−CH−OSiMe、MeSiO−(CH−OSiMe、MeSi(OEt)、MeSi(OMe)、MeSi(OEt)、MeSi(OMe)、Si(OEt)、MeSi(OMe)、及び以下のシロキサン:
MeSi−O−SiMeOMe、MeSi−O−SiMeOEt、EtOSiMe−O−SiMeOEt、MeSi−O−SiMe(OMe)−O−SiMe、MeSi−O−SiMe(OEt)−O−SiMe
MeO−SiMe−(O−SiMe−O−SiMe−OMe及びEtO−SiMe−(O−SiMe−O−SiMe−OEt(式中、m=1〜10)、
MeSi−O−(SiMe−O)(SiMe(OMe)−O)−SiMe及びMeSi−O−(SiMe−O)(SiMe(OEt)−O)−SiMe(式中、n=0〜10、o=1〜10)である。
化合物Dは、一般式VIの種々の化合物の混合物であってもよく、基R13、R14及びR15は、任意選択的に一般式IIの種々の基であってもよい。
本発明は同様に、
Siに直接結合した少なくとも1つの水素原子を含む化合物A、
少なくとも1つの炭素−炭素多重結合を含む化合物B、
少なくとも1つのカチオン性Si(II)基を含む化合物C、及び
ケイ素に直接結合した少なくとも1つのアルコキシ基を含む化合物D
を含む混合物Mをヒドロシリル化する方法であって、混合物Mが加熱される方法を提供する。
該方法では、ヒドロシリル化触媒としての化合物Cの存在下で化合物Aを化合物Bと反応させる。非金属ヒドロシリル化触媒である化合物Cによって触媒され、阻害剤Dによって抑制されるヒドロシリル化反応は、温度の上昇によって引き起こされる。
該方法では、混合物Mは、好ましくは40℃以上150℃以下、特に好ましくは50〜120℃、特に60〜100℃に加熱される。
化合物AとBとのモル比は、存在するSi−H又は不飽和炭素基を基準にして、好ましくは1:100以上100:1以下、特に好ましくは1:10以上10:1以下、極めて特に好ましくは1:2以上2:1以下である。
化合物Cと化合物A中に存在するSi−H基との間のモル比は、好ましくは1:10以上1:1以下、特に好ましくは1:10以上1:10以下、極めて特に好ましくは1:10以上1:50以下である。
化合物CとDとのモル比は、化合物C中に存在するカチオン性Si(II)基対化合物D中のケイ素に直接結合したアルコキシ基を基準にして、好ましくは1:1以上1:200以下、特に好ましくは1:5以上1:100以下、極めて特に好ましくは1:10以上1:50以下である。
化合物A、B、C及びDは、低温、特に30℃未満、特に20℃未満で、任意の順序で混合することができ、混合は当該技術分野において既知の様式で行われる。CとDとの混合物をAと、又はBと、又はAとBとの混合物と混合する実施形態が好ましい。さらに好ましい実施形態では、DをAと、又はBと、又はAとBとの混合物と混合し、続いて、この混合物をCと混合する。
さらなる実施形態では、化合物Cは、例えば、化合物A若しくはB若しくはDのうちの1つの化合物中、又はA、B及びDのうちの2つの化合物の混合物中、又はA、B及びDの3つの化合物の混合物中での上記プロトン化反応によって、2つの化合物の混合物中で製造される。
化合物C及びDの存在下での化合物A及びBの反応は、1種類以上の溶媒を添加して又は添加せずに行うことができる。溶媒又は溶媒混合物の割合は、化合物A及びBの合計に基づいて、好ましくは0.1重量%以上1000重量倍量以下、特に好ましくは10重量%以上100重量倍量以下、極めて特に好ましくは30重量%以上10倍量以下である。
溶媒としては、非プロトン性溶媒、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン若しくはトルエンなどの炭化水素、ジクロロメタン、クロロホルム、クロロベンゼン若しくは1,2−ジクロロエタンなどの塩素化炭化水素、又はアセトニトリル若しくはプロピオニトリルなどのニトリルを使用するのが好ましい。
混合物Mは、例えば、乳化剤のような加工助剤、例えば、微粉シリカ若しくは石英のような充填剤、例えば、フリーラジカル阻害剤のような安定剤、例えば、染料のような顔料、例えば、チョーク若しくは二酸化チタンのような白色顔料などのさらなる化合物を含むことができる。
この反応は、周囲圧力下又は減圧下又は超大気圧下で行うことができる。
上記圧力は、好ましくは0.01バール以上100バール以下、特に好ましくは0.1バール以上10バール以下であり、上記反応は、極めて特に好ましくは周囲圧力で行われる。しかしながら、反応温度で気体である化合物が上記反応に関与する場合、反応は好ましくは超大気圧下で、特に好ましくは系全体の蒸気圧で行われる。
上記の式において上記で示された全ての記号は、いずれも、互いに独立して意味を有する。全ての式において、ケイ素原子は四価である。
具体的な場合において他に指示がない限り、量及び百分率は全て重量によるものであり、温度は全て20℃である。
[実施例1]
α−メチルスチレン239mg(2.02mmol)とペンタメチルジシロキサン300mg(2.02mmol)との混合物を、不活性ガス雰囲気(アルゴン)下で、化合物(π−Me)SiB(C 1.8mg(2.14μmol)とエトキシトリメチルシラン4.8mg(0.041mmol)とをジジュウテロジクロロメタン540mgに溶解した溶液と振とうしながら混合し、25℃で8日間静置する。α−メチルスチレン及びペンタメチルジシロキサンの存在量が変わらず、ヒドロシリル化生成物が検出されなくなった後、この反応混合物をNMR分光法によって測定する。触媒(π−Me)SiB(C は、NMR分光法によって不変量で検出可能である(δ=2.2ppmのシングレット)。
続いて試料を60℃で1時間加熱し、次いでNMR分光法により再度測定すると、ヒドロシリル化生成物である1,1,1,3,3−ペンタメチル−3−(2−フェニルプロピル)ジシロキサンが形成され、転化率は99%を超える。
[実施例2]
α−メチルスチレン239mg(2.02mmol)とペンタメチルジシロキサン300mg(2.02mmol)との混合物を、不活性ガス雰囲気(アルゴン)下で、化合物(π−Me)SiB(C 1.7mg(2.02μmol)とエトキシペンタメチルジシロキサン7.8mg(0.041mmol)とをジジュウテロジクロロメタン860mgに溶解した溶液と振とうしながら混合し、25℃で9日間静置する。α−メチルスチレン及びペンタメチルジシロキサンの存在量が変わらず、ヒドロシリル化生成物が検出されなくなった後、この反応混合物をNMR分光法によって測定する。触媒(π−Me)SiB(C は、NMR分光法によって不変量で検出可能である(δ=2.2ppmのシングレット)。
続いて試料を60℃で1時間加熱し、次いでNMR分光法により再度測定すると、ヒドロシリル化生成物である1,1,1,3,3−ペンタメチル−3−(2−フェニルプロピル)ジシロキサンが形成され、転化率は99%を超える。
[実施例3]
α−メチルスチレン239mg(2.02mmol)とペンタメチルジシロキサン300mg(2.02mmol)との混合物を、不活性ガス雰囲気(アルゴン)下で、化合物(π−Me)SiB(C 1.9mg(2.26μmol)とジメチルフェニルエトキシシラン7.5mg(0.042mmol)とをジジュウテロジクロロメタン741mgに溶解した溶液と振とうしながら混合し、25℃で8日間静置する。α−メチルスチレン及びペンタメチルジシロキサンの存在量が変わらず、ヒドロシリル化生成物が検出されなくなった後、この反応混合物をNMR分光法によって測定する。触媒(π−Me)SiB(C は、NMR分光法によって不変量で検出可能である(δ=2.2ppmのシングレット)。
続いて試料を60℃で1時間加熱し、次いでNMR分光法により再度測定すると、ヒドロシリル化生成物である1,1,1,3,3−ペンタメチル−3−(2−フェニルプロピル)ジシロキサンが形成され、転化率は99%を超える。
[本発明によらない実施例4]
(π−Me)SiB(C の代わりにB(Cを用いる他は実施例1に類似。
<阻害剤の添加を伴わないヒドロシリル化>
α−メチルスチレン239mg(2.02mmol)とペンタメチルジシロキサン300mg(2.02mmol)との混合物を、不活性ガス雰囲気(アルゴン)下で、化合物(π−Me)SiB(C 1.8mg(2.14μmol)をジジュウテロジクロロメタン540mgに溶解した溶液と振とうしながら混合し、25℃で20分間静置し、その後、NMR分光法によって測定する。ヒドロシリル化生成物を形成するためのヒドロシリル化は完了した。

Claims (9)

  1. Siに直接結合した少なくとも1つの水素原子を含む化合物A、
    少なくとも1つの炭素−炭素多重結合を含む化合物B、
    少なくとも1つのカチオン性Si(II)基を含む化合物C、及び
    ケイ素に直接結合した少なくとも1つのアルコキシ基を含む化合物D
    を含む混合物M。
  2. Siに直接結合した少なくとも1つの水素原子を含む化合物A、
    少なくとも1つの炭素−炭素多重結合を含む化合物B、
    少なくとも1つのカチオン性Si(II)基を含む化合物C、及び
    ケイ素に直接結合した少なくとも1つのアルコキシ基を含む化合物D
    を含む混合物Mをヒドロシリル化する方法であって、
    前記混合物Mが加熱される、方法。
  3. 化合物Aが、一般式I:
    Si−H (I)
    を有し、
    式中、基R、R及びRは、それぞれ互いに独立して、水素、ハロゲン、シリルオキシ基又は炭化水素基であり、個々の炭素原子はいずれも酸素原子、ケイ素原子、窒素原子、ハロゲン、硫黄又はリン原子で置換されていてもよい、
    請求項1に記載の混合物M又は請求項2に記載の方法。
  4. 化合物Bが、一般式IIIa:
    C=CR (IIIa)
    の化合物、及び一般式IIIb:
    CCR (IIIb)
    の化合物の中から選択され、
    式中、
    、R、R、R、R及びRは、それぞれ互いに独立して、直鎖、分岐鎖、非環式又は環式の、飽和又は一価不飽和又は多価不飽和のC1−C20の炭化水素基であり、個々の炭素原子はケイ素、酸素、ハロゲン、窒素、硫黄又はリンで置換されていてもよい、
    請求項1若しくは3に記載の混合物M又は請求項2若しくは3に記載の方法。
  5. 化合物Cが、一般式IV:
    ([Si(II)Cp]a− (IV)
    のカチオン性Si(II)化合物であり、
    式中、
    Cpは、基Rで置換されている、一般式V:
    Figure 2020512972
    のπ結合シクロペンタジエニル基であり、
    基Rは、互いに結合して縮合環を形成することもできる一価の基又は多価の基であり、
    は、ヒドロシリル化の反応条件下でカチオン性ケイ素(II)中心と反応しないa価のアニオンである、
    請求項1、3若しくは4に記載の混合物M又は請求項2、3若しくは4に記載の方法。
  6. 化合物Cが、カチオン性Si(II)化合物:
    Figure 2020512972
    の中から選択され、
    式中、基Rは、互いに独立して、炭化水素基であり、Halはハロゲンである、
    請求項1、3若しくは4に記載のヒドロシリル化可能な混合物M又は請求項2、3若しくは4に記載の方法。
  7. 化合物Dが、一般式VI:
    131415Si−O−CH−R16 (VI)
    を有し、
    式中、基R13、R14及びR15は、それぞれ互いに独立して、水素、ハロゲン、シリルオキシ基又は炭化水素基であり、個々の炭素原子はいずれも酸素原子、ハロゲン、硫黄又はリン原子で置換されていてもよく、
    16は水素又は炭化水素基であり、個々の隣接していない炭素原子は酸素原子、ケイ素、ハロゲン、硫黄又はリン原子で置換されていてもよい、
    請求項1、3、4、5若しくは6に記載のヒドロシリル化可能な混合物M又は請求項2、3、4、5若しくは6に記載の方法。
  8. 化合物CとDとのモル比が、化合物C中に存在するカチオン性Si(II)基対化合物D中のケイ素に直接結合したアルコキシ基を基準にして、1:1以上1:200以下である、請求項1、3、4、5、6若しくは7に記載のヒドロシリル化可能な混合物M又は請求項2、3、4、5、6若しくは7に記載の方法。
  9. 混合物Mを40℃以上150℃以下に加熱する、請求項2、3、4、5、6、7又は8に記載の方法。
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