JP2020510098A5 - - Google Patents

Description

結論として、これら全ての実施例により、本発明に従って、高比表面積の（親水性または疎水性）焼成シリカと、好適に選択された（化学構造中に芳香族基が存在する）二次樹脂との両方を組み合わせた組成物のみが、（特に安定性の観点から）向上された特性を有するニトロセルロース系のマニュキュア液を得ることを可能にするということが明白に示されている。
以下、本発明に含まれる態様を記す。
〔態様１〕化粧品用に許容可能な１種類以上の有機溶媒に、
− ニトロセルロースを含む主フィルム形成剤と、
− ＢＥＴ比表面積が少なくとも１７０ｍ ^２ ／ｇである少なくとも１種類の焼成シリカと、
− 少なくとも１つの芳香族基を化学構造に有する少なくとも１種類の二次樹脂と、
− 少なくとも１種類の可塑剤と、
− 前記有機溶媒に不溶な少なくとも１種類の着色料と、を含み、
粘土化合物、特に変性粘土、特に親有機性粘土を含んでいない又は実質的に含んでいない、マニュキュア液組成物。
〔態様２〕態様１に記載のマニュキュア液組成物において、無水または実質的に無水であることを特徴とするマニュキュア液組成物。
〔態様３〕態様１または２に記載のマニュキュア液組成物において、前記有機溶媒は、前記組成物の総重量に対して、１０％から９５％、好ましくは３０％から９０％、さらに好ましくは５０％から８５％の範囲にあることを特徴とするマニュキュア液組成物。
〔態様４〕態様１から３のいずれか一態様に記載のマニュキュア液組成物において、前記ニトロセルロースは、前記組成物の総重量に対して、５％から３０％、好ましくは５％から２５％、さらに好ましくは１０％から２２％の範囲にあることを特徴とするマニュキュア液組成物。
〔態様５〕態様１から４のいずれか一態様に記載のマニュキュア液組成物において、前記焼成シリカは親水性シリカおよび／または疎水性シリカであることを特徴とするマニュキュア液組成物。
〔態様６〕態様１から５のいずれか一態様に記載のマニュキュア液組成物において、前記焼成シリカのＢＥＴ比表面積は、少なくとも１９０ｍ ^２ ／ｇ、好ましくは少なくとも２５０ｍ ^２ ／ｇ、さらに好ましくは、少なくとも３００ｍ ^２ ／ｇであることを特徴とするマニュキュア液組成物。
〔態様７〕態様１から６のいずれか一態様に記載のマニュキュア液組成物において、前記焼成シリカは、前記組成物の総重量に対して、０．１％から６％、好ましくは０．３％から５％、さらに好ましくは、０．５％から４％の範囲にあることを特徴とするマニュキュア液組成物。
〔態様８〕態様１から７のいずれか一態様に記載のマニュキュア液組成物において、前記着色料は有機顔料または無機顔料であることを特徴とするマニュキュア液組成物。
〔態様９〕態様８に記載のマニュキュア液組成物において、前記顔料は、前記組成物の総重量に対して、０．００１％から１５％、好ましくは０．００５％から１２％、さらに好ましくは、０．０１％から１０％の範囲にあることを特徴とするマニュキュア液組成物。
〔態様１０〕態様１から９のいずれか一態様に記載のマニュキュア液組成物において、芳香族基を有する前記二次樹脂は、前記組成物の総重量に対して、１％から２０％、好ましくは２％から２０％、さらに好ましくは、３％から１５％の範囲にあり、これらの値は樹脂固形分として表されていることを特徴とするマニュキュア液組成物。
〔態様１１〕態様１から１０のいずれか一態様に記載のマニュキュア液組成物において、前記可塑剤は、前記組成物の総重量に対して、１％から１５％、好ましくは２％から１２％、さらに好ましくは、４％から１０％の範囲にあることを特徴とするマニュキュア液組成物。
〔態様１２〕爪の保護および／またはメークアップのための、態様１から１１のいずれか一態様に記載の組成物の使用。
〔態様１３〕爪を保護および／またはメークアップする方法であって、態様１から１１のいずれか一態様に記載の組成物を前記爪に塗布することを含む方法。
〔態様１４〕（ｉ）態様１から１１のいずれか一態様に記載の組成物で充填され、かつ、閉止システムが設けられた、容器と、
（ｉｉ）前記容器に浸漬した後に、爪に前記組成物を付着させるように構成されたアプリケータであって、オプションとして前記閉止システムと一体化されたアプリケータと、を備える製品。