JP2005154361A - 美爪料 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は上述の課題を解決するものであって、美爪料に、特定の微粒子シリカと、特定の金属酸化物が被覆されたガラスフレークとを配合することにより、系の安定性を保ちつつ、ラメ剤やパール剤の沈降安定性に優れ、外観にくすみがなく、塗膜の光沢に優れ、かつ経時においても剥がれがたい美爪料の提供を目的としたものである。
【解決手段】 被膜形成剤及び有機溶剤を含有する美爪料において、美爪料全量に対して
(a)比表面積が150m2/g以上の微粒子シリカを0.05〜10.0質量%と、
(b)平均粒径1〜300μm、平均厚みが0.1〜8μmである金属酸化物が被覆されたガラスフレークを0.05〜20.0質量%とを配合することを特徴とする美爪料。
【選択図】 なし
【解決手段】 被膜形成剤及び有機溶剤を含有する美爪料において、美爪料全量に対して
(a)比表面積が150m2/g以上の微粒子シリカを0.05〜10.0質量%と、
(b)平均粒径1〜300μm、平均厚みが0.1〜8μmである金属酸化物が被覆されたガラスフレークを0.05〜20.0質量%とを配合することを特徴とする美爪料。
【選択図】 なし
Description
本発明はネールエナメル、ネールエナメルベースコート、ネールエナメルオーバーコート等に代表される美爪料に関する。さらに詳しくは、特定の比表面積を持つ不定形の微粒子シリカ及び特定の金属酸化物を被覆したガラスフレークを配合して増粘することを特徴とする美爪料に関する。
美爪料は被膜形成剤や樹脂、溶剤、可塑剤と共に、メーキャップ効果を付与するために雲母チタンなどのパール剤や高分子積層フィルムをカットしたラメ剤を配合することが多い。
しかしこれらのパール剤やラメ剤は比重が大きく、経時で沈降してしまうため、従来から、沈降防止のために有機変性粘土鉱物や微粒子シリカを配合してチキソトロピー性を持たせる方法が取られてきた。
例えば、特許文献1では、有機変性モンモリロナイト、シリカ及び非芳香族系溶剤を配合することにより、粘土鉱物に由来する良好なチキソトロピー性付与を利用して顔料やパール剤の沈降を防ぐ方法が採用されている。
また、特許文献2では、ポリオキシエチレン鎖及び/又はポリオキシプロピレン鎖を有するシリル化剤で処理した増粘付与性粉体を配合する方法が開示されている。
さらに、特許文献3では、ある特定以上の比表面積を持つ親水性の微粒子シリカを配合することにより安定な美爪料基剤を提供する方法が開示されている。
また、特許文献2では、ポリオキシエチレン鎖及び/又はポリオキシプロピレン鎖を有するシリル化剤で処理した増粘付与性粉体を配合する方法が開示されている。
さらに、特許文献3では、ある特定以上の比表面積を持つ親水性の微粒子シリカを配合することにより安定な美爪料基剤を提供する方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1記載の方法では、有機変性モンモリナイトを増粘剤として使用する美爪料は、系が不透明になってしまいパール剤やラメ剤の光輝感が失われてしまうという問題点がある。
また、特許文献2のシリル化剤で処理した増粘性付与粉体を配合した美爪料は、十分な増粘効果が得られず、パール剤やラメ剤が沈降してしまう傾向がある。
さらに、特許文献3の記載の方法によっても、パール剤やラメ剤を多量に配合した場合の沈降安定性は必ずしも十分とは言えず、増粘させるためには多量配合や高分散処理する必要があり、しかも高分散させたシリカの再凝集を防ぐことが困難であるため、経時での安定性が不良であるという欠点があった。
また、特許文献2のシリル化剤で処理した増粘性付与粉体を配合した美爪料は、十分な増粘効果が得られず、パール剤やラメ剤が沈降してしまう傾向がある。
さらに、特許文献3の記載の方法によっても、パール剤やラメ剤を多量に配合した場合の沈降安定性は必ずしも十分とは言えず、増粘させるためには多量配合や高分散処理する必要があり、しかも高分散させたシリカの再凝集を防ぐことが困難であるため、経時での安定性が不良であるという欠点があった。
また、無機化合物の微粒子粉末を配合する美爪料として、特許文献4において、平均粒径1〜100nmの無機化合物を配合したネイル用化粧料が開示されている。
しかしながら、このネイル用化粧料は、シリカ微粒子などの無機化合物が単に塗膜の光沢や硬度を上げるために配合されたものであり、系の増粘効果は考慮されていない。
しかしながら、このネイル用化粧料は、シリカ微粒子などの無機化合物が単に塗膜の光沢や硬度を上げるために配合されたものであり、系の増粘効果は考慮されていない。
また、無機化合物の配合により、パール剤やラメ剤の沈降を防止出来るほどに系を増粘させようとすると、平均粒径1〜100nmの無機化合物を多量に配合する必要があるため、透明性が著しく損なわれ、さらには使用性も重くなってしまうという開発上の課題があった。
さらに、平均粒径が10nm以下の球状シリカであっても、非表面積が250m2/g以下のものでは、被膜硬度と光沢度は向上するものの、系は増粘せず、ラメ剤等の沈降防止効果が得られない。
一方、ガラスフレークに金属酸化物を被覆した真珠光沢顔料が特許文献5の実施例11に記載され、さらにこの真珠光沢顔料をフルオロアルキルリン酸エステルエタノールアミン塩で表面処理したものを配合した美爪料が特許文献6の実施例1〜3に記載されている。
しかしながら、これらの実施例はすべて有機変性粘土鉱物と組み合わせた美爪料であり、有機変性粘土鉱物を増粘剤として配合する方法では、沈降は防止できるものの、系が不透明になってしまいパール剤やラメ剤の光輝感が失われてしまい、メーキャップ美爪料としての魅力を半減させてしまう傾向があった。
また、特許文献7の実施例2には金属単体又は合金で被覆したガラスフレークを配合した美爪料が記載されている。しかし、光輝感には優れるものの、有機ベントナイト系ゲル化剤で増粘させた美爪料であり、パール剤やラメ剤が沈降してしまう傾向があり、メーキャップ美爪料として完成されたものとは言い難い。
本発明は上述の課題を解決するものであって、美爪料に、特定の微粒子シリカと、特定の金属酸化物が被覆されたガラスフレークとを配合することにより、系の安定性を保ちつつ、ラメ剤やパール剤の沈降安定性に優れ、外観にくすみがなく、塗膜の光沢に優れ、かつ経時においても剥がれがたい美爪料の提供を目的としたものである。
本発明者らは上記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、溶剤系美爪料において特定の比表面積を持つ微粒子シリカと金属酸化物が被覆された特定のガラスフレーク末を配合することにより、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。さらにナイロン繊維を配合することによって、塗布した際の塗膜を強固にし、しかも製品の外観を大きく変化させることなく増粘効果が著しく増大し、ラメ剤及びパール剤の沈降防止効果が顕著に増大することを発見して本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、被膜形成剤及び有機溶剤を含有する美爪料において、美爪料全量に対して
(a)比表面積が150m2/g以上の微粒子シリカを0.05〜10.0質量%と、
(b)平均粒径1〜300μm、平均厚みが0.1〜8μmである金属酸化物が被覆されたガラスフレークを0.05〜20.0質量%とを配合することを特徴とする美爪料を提供するものである。
(a)比表面積が150m2/g以上の微粒子シリカを0.05〜10.0質量%と、
(b)平均粒径1〜300μm、平均厚みが0.1〜8μmである金属酸化物が被覆されたガラスフレークを0.05〜20.0質量%とを配合することを特徴とする美爪料を提供するものである。
また、本発明は、前記(b)ガラスフレークに被覆する金属酸化物が、酸化チタン、酸化スズ、酸化鉄の一種または二種以上であることを特徴とする上記の美爪料を提供するものである。
さらに、本発明は、さらに(c)ナイロン繊維を配合することを特徴とする上記の美爪料を提供するものである。
また、本発明は、さらに(d)ラメ剤及び/又はパール剤を配合することを特徴とする上記の美爪料を提供するものである。
本発明の美爪料は系の安定性に優れている。すなわち、ラメ剤及びパール剤の沈降防止効果が顕著であり、特にナイロン繊維をさらに配合すると、その効果は著しく増大する。
また、外観にくすみがなく、塗膜の光沢に優れ、かつ経時においても剥がれがたい美爪料である。
また、外観にくすみがなく、塗膜の光沢に優れ、かつ経時においても剥がれがたい美爪料である。
以下、本発明について詳述する。
(a)比表面積が150m2/g以上の微粒子シリカ
本発明の美爪料には不定形の微粒子シリカが配合される。この微粒子シリカは、ネールエナメル等の美爪料、乳液クリーム、ファンデーション、口紅などにおいて使用されるものを用いることができる。その比表面積は150m2/g以上である。250m2/g以上であることが好ましいが、本発明では、150m2/g以上250m2/g未満の比表面積でもその効果が十分に発揮される。
比表面積が150m2/gより小さいと十分な増粘効果が得られず、ラメ剤等が経時で沈降してしまう。
一方、微粒子の平均粒子径は1〜10nmが好ましい。
上記特性を有する微粒子シリカは、通常、球状の1次粒子が凝縮した不定形の凝縮粒子から構成される。
平均粒径は球状1次粒子の平均粒子径であり、1次粒子の電子顕微鏡写真から目視により測定される球状粒子径の平均値である。任意の100以上の粒子を測定して得られる平均粒子径が10nm以下であることが好ましい。
また、比表面積は球状1次粒子が凝縮した全体の比表面積であり、通常のBET法により測定される。
本発明の美爪料には不定形の微粒子シリカが配合される。この微粒子シリカは、ネールエナメル等の美爪料、乳液クリーム、ファンデーション、口紅などにおいて使用されるものを用いることができる。その比表面積は150m2/g以上である。250m2/g以上であることが好ましいが、本発明では、150m2/g以上250m2/g未満の比表面積でもその効果が十分に発揮される。
比表面積が150m2/gより小さいと十分な増粘効果が得られず、ラメ剤等が経時で沈降してしまう。
一方、微粒子の平均粒子径は1〜10nmが好ましい。
上記特性を有する微粒子シリカは、通常、球状の1次粒子が凝縮した不定形の凝縮粒子から構成される。
平均粒径は球状1次粒子の平均粒子径であり、1次粒子の電子顕微鏡写真から目視により測定される球状粒子径の平均値である。任意の100以上の粒子を測定して得られる平均粒子径が10nm以下であることが好ましい。
また、比表面積は球状1次粒子が凝縮した全体の比表面積であり、通常のBET法により測定される。
微粒子シリカの配合量は、美爪料全量に対して0.05〜10.0質量%であり、特に0.5〜2.5質量%が好ましい。0.1重量%未満では十分な増粘効果が得られず、パール剤、ラメ剤が沈降してしまうおそれがあり、一方、10.0質量%を超えると粘度が高くなりすぎて塗布しにくくなり、美爪料としての魅力が損なわれてしまう。
微粒子シリカを分散させる際には、公知の分散装置、例えば、横型・縦型・アニュラー型の連続式のビーズミル、サンドグラインダーミル、ボールミル等の媒体攪拌ミルやバスケットミルなどのバッチ式ビーズミル、さらにマイクロフルイダイザーやナノマイザー等の高圧分散装置などを用いることができる。媒体攪拌ミルで用いられるビーズ、サンド、ボールなどの媒体の材質はガラス、アルミナ、ジルコニア、チタン、スチールなどが用いられるが、特にジルコニアが好ましい。また、その大きさとしては通常直径0.3〜2.0mm程度のものが用いられる。
(b)金属酸化物が被覆されたガラスフレーク
本発明の美爪料には金属酸化物被覆ガラスフレーク末が配合される。ガラスフレークは無水ケイ酸を45〜80質量%程度含有したガラスを粉砕したもので、これらを得るためには公知の技術、例えば、熔融法で製造されるガラスフレークが挙げられ、例えば、特公昭41−17148号公報、特公昭45−3541号公報に記載の方法で製造することができる。すなわち、熔融したガラスを円型スリットから押し出し、そのガラスの内部に空気などを注入して中空状の円筒に膨らませ薄く均一なガラスフィルムとし、それを粉砕する方法で製造される。
さらに被覆する金属や金属酸化物の被覆方法も公知の方法で行なうことができ、例えば特開2001−11340などに記載の方法で製造することができる。ガラスフレークに被覆する金属酸化物は、酸化チタン、酸化スズ、酸化鉄の一種または二種以上であることが好ましい。
本発明の美爪料には金属酸化物被覆ガラスフレーク末が配合される。ガラスフレークは無水ケイ酸を45〜80質量%程度含有したガラスを粉砕したもので、これらを得るためには公知の技術、例えば、熔融法で製造されるガラスフレークが挙げられ、例えば、特公昭41−17148号公報、特公昭45−3541号公報に記載の方法で製造することができる。すなわち、熔融したガラスを円型スリットから押し出し、そのガラスの内部に空気などを注入して中空状の円筒に膨らませ薄く均一なガラスフィルムとし、それを粉砕する方法で製造される。
さらに被覆する金属や金属酸化物の被覆方法も公知の方法で行なうことができ、例えば特開2001−11340などに記載の方法で製造することができる。ガラスフレークに被覆する金属酸化物は、酸化チタン、酸化スズ、酸化鉄の一種または二種以上であることが好ましい。
また、これら金属酸化物被覆ガラスフレーク末は平均粒径が1〜300μm、厚みは0.1〜8μm程度である。平均粒径が1μm未満ではガラスフレーク独特の光輝性が損なわれてしまい、300μmを超えると光輝性はあるものの比表面積が小さくなり、エナメル基剤の増粘効果が得られなくなってしまう。また、厚みが0.1μm未満では割れやすくなり、一方、8μmを超えると製品の使用時におけるざらつきが顕著に感じられ、使用性の低下ももたらしてしまう。
金属酸化物被覆ガラスフレークの配合量は、美爪料全量に対して0.05〜20.0質量%であり、特に0.5〜5.0質量%程度が好ましい。0.05質量%未満では十分な増粘効果が得られず、パール剤、ラメ剤が沈降してしまうおそれがあり、一方、20.0質量%を超えると粘度が高くなりすぎて塗布しにくくなり、美爪料としての魅力が損なわれてしまう。
(c)ナイロン繊維
さらに、本発明においてはナイロン繊維を配合することができる。金属酸化物被覆ガラスフレークの配合量を増やした場合に比べて製品の外観を大きく変化することなく顕著に増粘性を高めることが出来、しかも塗布した際の皮膜を強固にすることができる。
使用されるナイロン繊維は一般的に化粧料に用いられるナイロン繊維で良く、形状は紡錘状で、大きさは長径が0.05mm〜3mm、太さが0.05〜5デニールであることが好ましい。それより小さいと系が不透明になってしまい、逆に大きいと増粘効果が弱くなってしまう。
配合量は、美爪料全量に対して0.05〜10質量%であり、特に0.5〜5質量%が好ましい。0.05質量%未満では顕著な増粘効果が得られず、逆に10質量%を超えると増粘効果は高いものの系が不透明になってしまい、本発明の特徴が弱くなってしまう。
さらに、本発明においてはナイロン繊維を配合することができる。金属酸化物被覆ガラスフレークの配合量を増やした場合に比べて製品の外観を大きく変化することなく顕著に増粘性を高めることが出来、しかも塗布した際の皮膜を強固にすることができる。
使用されるナイロン繊維は一般的に化粧料に用いられるナイロン繊維で良く、形状は紡錘状で、大きさは長径が0.05mm〜3mm、太さが0.05〜5デニールであることが好ましい。それより小さいと系が不透明になってしまい、逆に大きいと増粘効果が弱くなってしまう。
配合量は、美爪料全量に対して0.05〜10質量%であり、特に0.5〜5質量%が好ましい。0.05質量%未満では顕著な増粘効果が得られず、逆に10質量%を超えると増粘効果は高いものの系が不透明になってしまい、本発明の特徴が弱くなってしまう。
(d)ラメ剤及び/又はパール剤
ラメ剤としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリエチレンイソフタレート積層フィルム末、エポキシ樹脂被覆アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート、アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート、ウレタン樹脂被覆アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート等が挙げられる。
パール剤としては、例えば、雲母チタン、ベンガラ被覆雲母、ベンガラ被覆雲母チタン、カーミン被覆雲母チタン、紺青被覆雲母チタン、酸化チタン被覆合成金雲母、ベンガラ・酸化チタン被覆合成金雲母、酸化チタン被覆ガラスフレーク、酸化チタン被覆アルミナフレーク、酸化チタン被覆シリカフレーク、酸化鉄・シリカ被覆アルミニウム、酸化鉄・シリカ被覆酸化鉄などが挙げられる。
ラメ剤としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリエチレンイソフタレート積層フィルム末、エポキシ樹脂被覆アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート、アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート、ウレタン樹脂被覆アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート等が挙げられる。
パール剤としては、例えば、雲母チタン、ベンガラ被覆雲母、ベンガラ被覆雲母チタン、カーミン被覆雲母チタン、紺青被覆雲母チタン、酸化チタン被覆合成金雲母、ベンガラ・酸化チタン被覆合成金雲母、酸化チタン被覆ガラスフレーク、酸化チタン被覆アルミナフレーク、酸化チタン被覆シリカフレーク、酸化鉄・シリカ被覆アルミニウム、酸化鉄・シリカ被覆酸化鉄などが挙げられる。
これらの配合量は特に限定されないが、通常、美爪料全量に対して、0.01〜20質量%、好ましくは、0.5〜7質量%である。
本発明の美爪料には上記成分の他に、被膜形成剤と有機溶剤が含まれる。
(1)被膜形成剤は、通常用いられる公知のニトロセルロース、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、スルホンアミド樹脂等を使用することができる。
例えば、ニトロセルロースRS1/2秒、ニトロセルロースLIG1/2秒、ニトロセルロースHIG1/2秒、ニトロセルロースSS1/2秒、ニトロセルロースHIG1秒、ニトロセルロースHIG2秒、ニトロセルロースHIG7秒、ニトロセルロースHIG20秒、ニトロセルロースLIG1/4秒、ニトロセルロースHIG1/4秒、ニトロセルロースLIG1/8秒、ニトロセルロースHIG1/8秒、ニトロセルロースHIG1/16秒(以上はダイセル化学工業株式会社、旭化成工業株式会社などの商品名)、ショ糖安息香酸エステル樹脂、トルエンスルホン酸アミド樹脂等が挙げられる。
これらの皮膜形成剤は1種または2種以上を用いることができる。
(1)被膜形成剤は、通常用いられる公知のニトロセルロース、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、スルホンアミド樹脂等を使用することができる。
例えば、ニトロセルロースRS1/2秒、ニトロセルロースLIG1/2秒、ニトロセルロースHIG1/2秒、ニトロセルロースSS1/2秒、ニトロセルロースHIG1秒、ニトロセルロースHIG2秒、ニトロセルロースHIG7秒、ニトロセルロースHIG20秒、ニトロセルロースLIG1/4秒、ニトロセルロースHIG1/4秒、ニトロセルロースLIG1/8秒、ニトロセルロースHIG1/8秒、ニトロセルロースHIG1/16秒(以上はダイセル化学工業株式会社、旭化成工業株式会社などの商品名)、ショ糖安息香酸エステル樹脂、トルエンスルホン酸アミド樹脂等が挙げられる。
これらの皮膜形成剤は1種または2種以上を用いることができる。
皮膜形成剤の配合量は、美爪料全量に対して5〜25質量%、特に7〜20質量%が好ましい。5質量%未満では乾燥速度の低下、経時でのつや低下等を生じるおそれがある。一方、25質量%を超えると粘度が高くなり、塗布しにくくなるおそれがある。
なお、本明細書においてニトロセルロースの配合量は30%のイソプロピルアルコールで湿潤させた状態(以下「30%IPA」と記す)を意味する。
なお、本明細書においてニトロセルロースの配合量は30%のイソプロピルアルコールで湿潤させた状態(以下「30%IPA」と記す)を意味する。
有機溶剤は、従来用いられているエステル系、アルコール系、炭化水素系等の公知のものを使用することができる。例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、乳酸エチル、乳酸ブチル、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、プロピルアルコール等が挙げられる。中でも酢酸ブチル、酢酸エチル、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、エチルアルコール等が好ましく用いられる。溶剤は1種または2種以上も用いることができる。
溶剤の配合量は使用性、色等によっても異なるが、一般に美爪料全量に対し25〜85質量%程度である。
溶剤の配合量は使用性、色等によっても異なるが、一般に美爪料全量に対し25〜85質量%程度である。
本発明の美爪料には、本発明の効果を損なわない程度に上記構成成分の他に、必要に応じて上記以外の樹脂、可塑剤、顔料、香料、染料、薬剤、保湿剤、紫外線吸収剤、つや消し剤、充填剤、界面活性剤、金属石鹸等の一般に美爪料に配合される原料を配合することができる。本発明の美爪料は配合成分を混合して常法により製造される。
本発明の美爪料は、化粧品業界において一般にマニキュア類、美爪用製品等として用いられている爪被覆剤を広く含むものであり、例えば、ベースコート、ネールエナメル、トップコート(オーバーコート)の他、ネールガード等のネールケア製品等が挙げられるが、これら例示に限定されるものではない。
本発明の美爪料は、透明性が高いので透明美爪料として好ましく使用される。また、ラメ剤、パール剤を配合するメーキャップ美爪料として使用されることが好ましい。
なお、透明美爪料の透明とは、着色剤を除いたエナメル基剤が透明という意味である。
美爪料の基剤が透明であることにより、容器に充填された美爪料及び爪上の乾燥した塗膜の中で、パール剤及び/又はラメ剤の光輝感を損なうことなく、極めて美しく見せることが可能である。
透明とは、分光光度計により測定した波長550nmの可視光の透過率が少なくとも40%以上であることを意味するが、好ましくは60%以上の透明性が得られる。透明美爪料は、乾燥後の塗膜の(60−入射/60−反射時)光沢度が少なくとも40以上となり、通常、光沢計を用いて測定すると光沢度が80以上の好ましい光沢度が得られる。
なお、透明美爪料の透明とは、着色剤を除いたエナメル基剤が透明という意味である。
美爪料の基剤が透明であることにより、容器に充填された美爪料及び爪上の乾燥した塗膜の中で、パール剤及び/又はラメ剤の光輝感を損なうことなく、極めて美しく見せることが可能である。
透明とは、分光光度計により測定した波長550nmの可視光の透過率が少なくとも40%以上であることを意味するが、好ましくは60%以上の透明性が得られる。透明美爪料は、乾燥後の塗膜の(60−入射/60−反射時)光沢度が少なくとも40以上となり、通常、光沢計を用いて測定すると光沢度が80以上の好ましい光沢度が得られる。
以下に本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれによりなんら限定されるものではない。なお、配合量は重量%である。また、ニトロセルロースについてはいずれも30%IPA品での配合量である。
実施例に先立ち、本実施例で用いた各評価方法について説明する。
[粘度]
各試料の作製直後粘度を単一円筒型粘度計(芝浦システム社製vs-A1)により粘度測定を行った。測定は直後1時間30℃の恒温槽に静置して行った。(測定条件;0.6rpm,使用ローター2型)
各試料の作製直後粘度を単一円筒型粘度計(芝浦システム社製vs-A1)により粘度測定を行った。測定は直後1時間30℃の恒温槽に静置して行った。(測定条件;0.6rpm,使用ローター2型)
[沈降安定性]
各試料を透明なガラスビンに充填し、50℃の恒温槽に1ヶ月保存して、配合されたラメ剤、パール剤の沈降度合いを確認した。評価は下記基準に基づいて行った。
<評価基準>
◎:変化なし(ラメ剤、パール剤が全く沈降せず)
○:良好(殆どラメ剤、パール剤が沈降せず)
△:やや不良(半分程度ラメ剤、パール剤が下部に沈降)
×:不良(殆どのラメ剤、パール剤が下部に沈降)
各試料を透明なガラスビンに充填し、50℃の恒温槽に1ヶ月保存して、配合されたラメ剤、パール剤の沈降度合いを確認した。評価は下記基準に基づいて行った。
<評価基準>
◎:変化なし(ラメ剤、パール剤が全く沈降せず)
○:良好(殆どラメ剤、パール剤が沈降せず)
△:やや不良(半分程度ラメ剤、パール剤が下部に沈降)
×:不良(殆どのラメ剤、パール剤が下部に沈降)
[透明性]
各試料からラメ剤、パール剤などの光輝顔料や繊維原料を抜去したサンプルを作製し、これを1cm四方の石英セルに入れて分光光度計を用いて550nm波長の透過率を測定した。これにより透明性の評価を下記基準に従って行った。
<評価基準>
◎:60%以上
○:40〜60%
△:20〜40%
×:20%未満
各試料からラメ剤、パール剤などの光輝顔料や繊維原料を抜去したサンプルを作製し、これを1cm四方の石英セルに入れて分光光度計を用いて550nm波長の透過率を測定した。これにより透明性の評価を下記基準に従って行った。
<評価基準>
◎:60%以上
○:40〜60%
△:20〜40%
×:20%未満
[塗布のしやすさ]
各試料を10mlの筆つきガラスビンに充填し、それを用いて専門パネル(10名)により使用テストを行い、爪への塗りやすさ(一度塗り、二度塗り)について、下記基準により総合評価した。
<評価基準>
◎:良好(きれいに滑らかに塗れる)
○:やや良好(ほぼ滑らかに塗れる)
△:やや不良(やや塗りづらい)
×:不良(非常に塗りづらい)
各試料を10mlの筆つきガラスビンに充填し、それを用いて専門パネル(10名)により使用テストを行い、爪への塗りやすさ(一度塗り、二度塗り)について、下記基準により総合評価した。
<評価基準>
◎:良好(きれいに滑らかに塗れる)
○:やや良好(ほぼ滑らかに塗れる)
△:やや不良(やや塗りづらい)
×:不良(非常に塗りづらい)
「実施例1〜6、比較例1〜5」
表1〜2に示す組成で常法により美爪料を調製した。その際、微粒子シリカを配合する際は分散性の良好なアニュラー型ビーズ分散機を用いた。そして、それぞれにつき上記評価方法により、経時の安定性及び塗布のしやすさ、経時での剥がれを評価した。なお実施例1〜5では微粒子シリカには(株)日本アエロジル社製アエロジル380S(粒径6nm,比表面積380m2/g)を、酸化チタン被覆ガラスフレークには日本板硝子株式会社製メタシャインMC1080RS(平均径80μm、厚み約1.5μm)を用い、比較例での有機変性粘土鉱物はエレメンティス社のベントン27を用いた。結果を表1、2に示す。
表1〜2に示す組成で常法により美爪料を調製した。その際、微粒子シリカを配合する際は分散性の良好なアニュラー型ビーズ分散機を用いた。そして、それぞれにつき上記評価方法により、経時の安定性及び塗布のしやすさ、経時での剥がれを評価した。なお実施例1〜5では微粒子シリカには(株)日本アエロジル社製アエロジル380S(粒径6nm,比表面積380m2/g)を、酸化チタン被覆ガラスフレークには日本板硝子株式会社製メタシャインMC1080RS(平均径80μm、厚み約1.5μm)を用い、比較例での有機変性粘土鉱物はエレメンティス社のベントン27を用いた。結果を表1、2に示す。
注2:パール剤:フラメンコサミット レッド(エンゲルハード社製;平均粒子径20〜30μm)
注3:ユニチカ製N-0.5d×0.3m/m(長さ0.3mm、太さ0.5デニール)
表1〜2から明らかなように、本発明の美爪料は、沈降安定性、基剤の透明性及び塗りやすさに優れている。また、使用テストから、経時でも剥がれにくい結果が得られた。さらに比較例2に見られるように、金属酸化物被覆ガラスフレークの代わりに通常のパール剤(雲母チタン)を配合した場合では増粘効果が殆ど見られなかった。
下記に本発明のその他の実施例を挙げる。
実施例7 ネールエナメル
ニトロセルロース 20 質量%
トルエンスルホンアミド樹脂 15
クエン酸アセチルトリブチル 5
カンファー 1
酢酸エチル 20
ステアリン酸カルシウム 0.1
クエン酸 0.01
n−ブタノール 1
塩化POE(1)POP(25)ジエチルメチルアンモニウム 0.5
ジPOE(2)ミリスチルエーテルリン酸 0.1
微粒子シリカ(日本アエロジル社製アエロジル#300) 1.5
酸化チタン被覆ガラスフレーク
(リフレックスレイズオブレッド エンゲルハード社製) 2
酢酸n−ブチル to 100
赤色202号 0.5
赤色226号 0.5
ベンガラ 0.1
酸化チタン被覆マイカ 1
酸化鉄被覆マイカ 1
ニトロセルロース 20 質量%
トルエンスルホンアミド樹脂 15
クエン酸アセチルトリブチル 5
カンファー 1
酢酸エチル 20
ステアリン酸カルシウム 0.1
クエン酸 0.01
n−ブタノール 1
塩化POE(1)POP(25)ジエチルメチルアンモニウム 0.5
ジPOE(2)ミリスチルエーテルリン酸 0.1
微粒子シリカ(日本アエロジル社製アエロジル#300) 1.5
酸化チタン被覆ガラスフレーク
(リフレックスレイズオブレッド エンゲルハード社製) 2
酢酸n−ブチル to 100
赤色202号 0.5
赤色226号 0.5
ベンガラ 0.1
酸化チタン被覆マイカ 1
酸化鉄被覆マイカ 1
実施例8 ネールエナメル
ニトロセルロース 15 質量%
アルキッド樹脂 5
ショ糖エステル樹脂 5
クエン酸アセチルトリエチル 5
カンファー 3
酢酸エチル 20.0
酢酸n−ブチル to 100
ステアリン酸カルシウム 0.1
クエン酸 0.02
n−ブタノール 1
塩化POE(1)POP(25)ジエチルメチルアンモニウム 0.5
ジPOE(2)ミリスチルエーテルリン酸 0.1
微粒子シリカ(日本アエロジル社製アエロジル#200) 3
酸化チタン被覆ガラスフレーク
(リフレックスレイズオブレッド エンゲルハード社製) 2
赤色202号 0.5
赤色226号 0.5
ベンガラ 0.1
酸化チタン被覆マイカ 1
酸化チタン被覆アルミナフレーク 1
ニトロセルロース 15 質量%
アルキッド樹脂 5
ショ糖エステル樹脂 5
クエン酸アセチルトリエチル 5
カンファー 3
酢酸エチル 20.0
酢酸n−ブチル to 100
ステアリン酸カルシウム 0.1
クエン酸 0.02
n−ブタノール 1
塩化POE(1)POP(25)ジエチルメチルアンモニウム 0.5
ジPOE(2)ミリスチルエーテルリン酸 0.1
微粒子シリカ(日本アエロジル社製アエロジル#200) 3
酸化チタン被覆ガラスフレーク
(リフレックスレイズオブレッド エンゲルハード社製) 2
赤色202号 0.5
赤色226号 0.5
ベンガラ 0.1
酸化チタン被覆マイカ 1
酸化チタン被覆アルミナフレーク 1
実施例9 ネールエナメル
酢酸エチル 20.0 質量%
酢酸n−ブチル to 100
クエン酸アセチルトリブチル 5.0
ショ糖エステル樹脂 2.0
トリメリット酸ネオペンチルグリコールアジピン酸
ポリエステル樹脂(Uniplex 670P,Unitex
Chemical Corp.製) 10.0
ニトロセルロース 20.0
ビタミンEアセテート 0.1
マカデミアナッツオイル 0.1
ジPOE(2)ミリスチルエーテルリン酸 0.1
微粒子シリカ(日本アエロジル社製アエロジル#380S) 0.5
酸化チタン被覆ガラスフレーク
(日本板硝子社製 メタシャインMC1080RS) 2
ナイロン繊維(ユニチカ製N-0.5d×0.3m/m) 0.5
塩化POE(1)POP(25)ジエチルメチルアンモニウム 0.4
n−ブタノール 0.5
ステアリン酸カルシウム 0.1
オクチルメトキシシンナメート 0.2
液晶固定化ポリマー(wacker社製HELICONE HC maple) 2.0
ラメ剤(注4) 1.0
注4:ポリエチレンテレフタレート・ポリエチレンイソフタレートフィルム積層カット末
(角八魚鱗箔社製;Newオーロラフレークレッド(19)0.1粒子径150μm)
酢酸エチル 20.0 質量%
酢酸n−ブチル to 100
クエン酸アセチルトリブチル 5.0
ショ糖エステル樹脂 2.0
トリメリット酸ネオペンチルグリコールアジピン酸
ポリエステル樹脂(Uniplex 670P,Unitex
Chemical Corp.製) 10.0
ニトロセルロース 20.0
ビタミンEアセテート 0.1
マカデミアナッツオイル 0.1
ジPOE(2)ミリスチルエーテルリン酸 0.1
微粒子シリカ(日本アエロジル社製アエロジル#380S) 0.5
酸化チタン被覆ガラスフレーク
(日本板硝子社製 メタシャインMC1080RS) 2
ナイロン繊維(ユニチカ製N-0.5d×0.3m/m) 0.5
塩化POE(1)POP(25)ジエチルメチルアンモニウム 0.4
n−ブタノール 0.5
ステアリン酸カルシウム 0.1
オクチルメトキシシンナメート 0.2
液晶固定化ポリマー(wacker社製HELICONE HC maple) 2.0
ラメ剤(注4) 1.0
注4:ポリエチレンテレフタレート・ポリエチレンイソフタレートフィルム積層カット末
(角八魚鱗箔社製;Newオーロラフレークレッド(19)0.1粒子径150μm)
常法により製造した上記実施例7〜9のネールエナメルは、乾燥性が良く、塗りやすさや光沢に優れ、経時でも剥がれにくく、また爪への圧迫感も少なかった。
実施例10 オーバーコート
ニトロセルロース1/4秒(30%IPA) 8 質量%
ニトロセルロース1/2秒(30%IPA) 2
微粒子シリカ(アエロジル#200:粒径12nm,比表面積200m2/g) 1
酸化チタン、酸化鉄被覆ガラスフレーク 2
(エンゲルハード社製ReflecksGildedGold 平均径100μm、厚み約5μm)
クエン酸アセチルトリエチル 5
イソプロピルアルコール 3
n−ブチルアルコール 2
酢酸ブチル 25
酢酸エチル 54.5
ニトロセルロース1/4秒(30%IPA) 8 質量%
ニトロセルロース1/2秒(30%IPA) 2
微粒子シリカ(アエロジル#200:粒径12nm,比表面積200m2/g) 1
酸化チタン、酸化鉄被覆ガラスフレーク 2
(エンゲルハード社製ReflecksGildedGold 平均径100μm、厚み約5μm)
クエン酸アセチルトリエチル 5
イソプロピルアルコール 3
n−ブチルアルコール 2
酢酸ブチル 25
酢酸エチル 54.5
常法により得た実施例10のオーバーコートは、乾燥性が良く、塗りやすさや光沢に優れ、経時でも剥がれにくく、また爪への圧迫感も少なかった。
実施例11:ベースコート
ニトロセルロース1/4秒(30%IPA) 9 質量%
ニトロセルロース1/2秒(30%IPA) 5
微粒子シリカ(アエロジル#200) 1
酸化チタン被覆ガラスフレーク
(日本板硝子社製 メタシャインMC1080RS) 2
ナイロン繊維(ユニチカ製N-0.5d×0.3m/m) 0.5
クエン酸アセチルトリエチル 5
イソプロピルアルコール 3
n−ブチルアルコール 2
酢酸エチル 30
酢酸ブチル 45
ニトロセルロース1/4秒(30%IPA) 9 質量%
ニトロセルロース1/2秒(30%IPA) 5
微粒子シリカ(アエロジル#200) 1
酸化チタン被覆ガラスフレーク
(日本板硝子社製 メタシャインMC1080RS) 2
ナイロン繊維(ユニチカ製N-0.5d×0.3m/m) 0.5
クエン酸アセチルトリエチル 5
イソプロピルアルコール 3
n−ブチルアルコール 2
酢酸エチル 30
酢酸ブチル 45
常法により得た実施例11のベースコートは、乾燥性が良く、塗りやすさや光沢に優れ、経時でも剥がれにくく、また爪への圧迫感も少なかった。
本発明はラメ剤やパール剤の沈降安定性に優れた美爪料を提供するものである。
また、本発明は外観にくすみがなく、メーキャップ効果に適した美爪料を提供できる。
さらに、本発明は塗膜の光沢に優れ、かつ経時においても剥がれがたい美爪料を提供できる。
また、本発明は外観にくすみがなく、メーキャップ効果に適した美爪料を提供できる。
さらに、本発明は塗膜の光沢に優れ、かつ経時においても剥がれがたい美爪料を提供できる。
Claims (4)
- 被膜形成剤及び有機溶剤を含有する美爪料において、美爪料全量に対して
(a)比表面積が150m2/g以上の微粒子シリカを0.05〜10.0質量%と、
(b)平均粒径1〜300μm、平均厚みが0.1〜8μmである金属酸化物が被覆されたガラスフレークを0.05〜20.0質量%とを配合することを特徴とする美爪料。 - 前記(b)ガラスフレークに被覆する金属酸化物が、酸化チタン、酸化スズ、酸化鉄の一種または二種以上であることを特徴とする請求項1記載の美爪料。
- さらに(c)ナイロン繊維を配合することを特徴とする請求項1または2記載の美爪料。
- さらに(d)ラメ剤及び/又はパール剤を配合することを特徴とする請求項1、2または3記載の美爪料。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003396993A JP2005154361A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | 美爪料 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007210934A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Shiseido Co Ltd | 美爪料 |
JP2013001687A (ja) * | 2011-06-20 | 2013-01-07 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | ショ糖ベンゾエート組成物及びショ糖ベンゾエート組成物の製造方法 |
JP2016011281A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-21 | アサヌマ コーポレーション株式会社 | 美爪料 |
CN105832577A (zh) * | 2016-03-25 | 2016-08-10 | 甘肃东方天润玫瑰科技发展有限公司 | 一种防晒玫瑰指甲油及其制备方法 |
JP2020510098A (ja) * | 2017-03-13 | 2020-04-02 | フィアビラ・エスアエスFiabila Sas | マニュキュア液組成物 |
-
2003
- 2003-11-27 JP JP2003396993A patent/JP2005154361A/ja not_active Withdrawn
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