JP2020509796A - 半自動式食品調理のための方法およびシステム - Google Patents

半自動式食品調理のための方法およびシステム Download PDF

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Abstract

半自動式食品調理装置(100)は、制御ユニットと、通信ユニットと、調理コンパートメント(103)であって、調理カートリッジ装填トレイ(152)と、可動プレス(202)と、可動調理基部(203)と、調理カートリッジ蓋ガイド(154)とを備える、調理コンパートメント(103)とを備える。本開示はまた、キッチン自動化におけるシステムおよびプロセスに関し、具体的には、種々の食品の調製ならびに調理を自動化するためのシステムおよび方法に関する。

Description

本出願は、そのすべてが発明者としてKete Longを列挙している以下の仮出願に基づく優先権を主張している:2017年5月21日に出願された米国出願番号第62/509,176号、2017年5月7日に出願さたれ米国出願番号第62/502,755号、2017年3月11日に出願された米国出願番号第62/470,230号、2017年3月18日に出願された米国出願第62/473,374号、および2017年7月14日に出願された米国出願番号第15/649,849号。前述の出願のすべては参考として援用される。
発明の分野
本開示は、キッチン自動化におけるシステムおよびプロセスに関し、具体的には、種々の食品の調製ならびに調理を自動化するためのシステムおよび方法に関する。
背景
食品調理(food cooking)は、複数のステップおよび技能を伴う、冗漫なプロセスである。調理師は、材料(ingredients:例えば、ハーブ、香辛料、および調味料)ならびに食品(food items:例えば、肉および野菜)を創造的に使うことによっておいしい料理を作ることができる。消費者は、通常、以下のレシピによって料理を調理する。
食品調理プロセスは、通常、以下のステップ、すなわち、(1)食品を所望される形状およびサイズに調製するステップと、(2)食品ならびに材料全てを所望される量にまとめるステップと、(3)調製された食品ならびに材料を、調製された食品をある順序で追加することによって、ある形態の加熱を用いて調理するステップとを伴う。ステップ(1)では、食品が、洗浄、切断、かつ所望されるサイズに切刻される。ステップ(2)では、要求される材料全てが、おいしい料理を作るためにある数量に集められる。ステップ(3)では、調製された食品が、手動でともに構成される。本ステップは、調製された食品を平鍋または深鍋等の調理媒体の中で混合するステップを伴う。
最小限の労力を用いてあるレシピを調理し得る調理デバイスが、存在する。例えば、スロークッカは、ステップ(3)における作業を低減させることができる。但し、あるタイプの料理のみが、スロークッカを用いて調理され得る。調理温度および時間の設定を可能にするプログラム可能なスロークッカもまた、存在する。スロークッカを用いた調理は、依然として、ステップ(1)および(2)の実行を要求する。
また、利用可能であるものとして、便宜的な調理済みおよび冷凍食品パッケージも挙げられる。本形態の食品調理は、食品がすでに調製されているため、本プロセスからステップ(1)および(2)を除去する。ステップ(3)は、パッケージが消費者に利用可能にされる前に部分的に完成され得る。
パッケージ中の食品は、調理済であり得る。結果として、調理は、最小限の労力およびより少ない時間を要求する。しかしながら、本形態の調理では、栄養価および味が、低下する。大部分の出来合い食品は、保存料を含有する。長期間の時間周期にわたって貯蔵される部分的に調理済みの食品は、栄養素を喪失する傾向にあり、低下した風味によって特徴付けられる。
ステップ(1)、(2)、および(3)全てまたはステップ(2)ならびに(3)を自動化された様式で実施し得る、完全に自動化された商業的もしくは産業的様式の調理デバイスもまた、存在する。しかしながら、そのようなデバイスは、不必要に複雑である傾向にある。それらは、消費者の使用のために好適ではなく、利便性を高めることはなく、それらの大部分のものは、非実用的である。
要旨
本願は、冗漫な作業の大部分のものを低減するように全てのステップを1つにする、半自動式食品調理を提供する。消費者は、プログラム可能な調理サイクルを用いて調理を行う装置の中で料理を調理するために、食品があらかじめ装填された調理カートリッジおよび補助内容物(例えば、補助材料、調味料、ならびに香辛料)を含有する補助カートリッジを挿入するのみである。本プロセスのステップ(1)は、調理カートリッジの中に装填された調製済みの食品を用いて単純化される。出来合いの生鮮食品もまた、商業的に利用可能にされ得る。本プロセスのステップ(2)は、多種多様な料理のために設計された、商業的に利用可能な補助カートリッジを用いて非常に単純化されている。本プロセスのステップ(3)は、完全に自動化されている。プログラム可能な調理サイクルを用いる装置は、最小限のヒトの介入を伴ってまたはそれを伴うことなく料理を調理することができる。
本願の好ましい実施形態は、以下のうちの1つまたはそれを上回るものを含む、いくつかの利点を提供する。
本調理方法は、食品調理の利便性を高める。いったん調理カートリッジおよび補助カートリッジが装置の中に挿入されると、調理プログラムが、開始され、装置が、加熱、水の追加、水の排出、補助内容物の追加、食品の混合または撹拌を含む、全ての調理動作を行う。
本調理方法は、衛生的である。調理カートリッジは、調理プロセスの間、完全にシールされている。その蓋は、補助内容物または水が追加されるときのみ開放する。これは、料理からの流出物を防止する。あるタイプの調理、例えば、炒め物は、中華鍋等の開放している調理媒体を用いて実行される場合、油分を含んだ流出物を生じさせる。
本調理方法は、料理の調製における無限の創造性を可能にする。調理カートリッジ内に装填される食品と、補助カートリッジを通して提供される補助内容物との多くの可能性として考えられる組み合わせを用いて調製されることになる多種多様な料理が、存在する。水もまた、追加されてもよい。
本調理方法は、原栄養素の最大量を含有する生鮮食品から料理を調製する。調理済み冷凍食品パッケージとは異なり、本調理方法による食品の味は、伝統的調理方法によるものに劣らない。
本装置は、複雑な設計および高性能な動作を有するものではない。半自動的調理方法を用いて、本装置は、高性能ディスペンサを用いたある順序での食品および材料の複雑な装填動作を実施するわけではない。本調理装置は、撹拌器または類似する可動部品を要求しない。本装置は、調理カートリッジを振動させることによって、食品および補助内容物を混合する。
本調理方法は、ユーザにやさしいインターフェースおよび動作によって向上される。調理サイクルを制御するプログラムが、ローカルで打ち込まれる。それらはまた、スマートフォンまたはタブレット等の外部デバイスを通してアップロードもしくは転送されることができる。本装置は、有線または無線接続を伴う外部デバイスもしくはネットワークと通信することができる。
本発明の代替側面では、そのようなシステムにおける使用のための補助カートリッジが、提供される。
一実施形態では、制御ユニットと、調理コンパートメントとを備える、半自動式食品調理が、提供される。本実施形態では、調理コンパートメントは、ある料理の材料の少なくともいくつかのものを保持する調理カートリッジを受容するように適合される、調理カートリッジ装填トレイと、調理カートリッジの上部に係合するように適合される、可動プレスと、調理カートリッジ装填トレイが(直接または間接的に)接続される、可動調理基部とを含む。好ましい実施形態では、調理カートリッジは、蓋が提供され、可動プレスは、調理カートリッジの蓋に係合する。
本実施形態はまた、調理カートリッジ蓋ガイドを含んでもよい。本実施形態はさらに、これを通して情報および/または命令が装置とユーザとの間で通信され得る、通信ユニットを含んでもよい。
さらなる実施形態では、可動プレスは、可動プレス上側部分と、可動プレス下側部分と、下側部分に対して上側部分の位置を設定するための手段を伴う、プレス動作ユニットと、ばねとを備え、(a)下側部分は、振動器と、可動調理カートリッジ蓋ホルダとを備え、(b)ばねは、可動プレスの上側部分および下側部分に接続され、上側部分ならびに下側部分の独立した移動を可能にする。可動プレスはさらに、圧力センサを備えてもよい。
付加的な実施形態では、可動調理基部は、可動調理基部上側部分と、可動調理基部下側部分とを備え、(a)上側部分は、プラットフォーム基部と、調理プラットフォームと、プラットフォーム基部に結合される、振動器とを備え、(b)ばねは、可動調理基部の上側部分および下側部分に結合され、上側部分ならびに下側部分の独立した移動を可能にする。
好ましい実施形態では、本装置は、主要な食品を装填するための調理カートリッジに加え、補助内容物を装填するための、補助カートリッジを受容するように適合される。
代替実施形態では、制御ユニットと、調理コンパートメントと、補助カートリッジ装填コンパートメントとを備える、半自動式食品調理装置が、提供される。補助カートリッジ装填コンパートメントは、補助カートリッジ装填トレイと、少なくとも1つの補助内容物放出間隙とを備えてもよい。調理コンパートメントは、調理カートリッジ装填トレイと、補助内容物装填シュートとを備えてもよい。本実施形態はさらに、これを通して情報および/または命令が本装置とユーザとの間で通信され得る、通信ユニットを含んでもよい。
補助カートリッジ装填コンパートメントはさらに、補助カートリッジキャップ開放デバイスを備えてもよい。補助カートリッジキャップ開放デバイスは、補助カートリッジキャップ開放フックを備えてもよい。補助カートリッジ装填コンパートメントはさらに、補助カートリッジソケットと、少なくとも1つの振動器とを備えてもよい。前述の実施形態は、食品を装填するための、調理カートリッジと、補助内容物を装填するための、補助カートリッジとを含んでもよい。
前述の実施形態はそれぞれまた、加熱コイルと、誘導加熱要素と、マイクロ波デバイスと、それらの組み合わせとから成る群から選択され得る、加熱要素を含んでもよい。本装置はさらに、換気ファンと、ヒートパイプと、ヒートポンプと、それらの組み合わせとから成る群から選択され得る、冷却要素を含んでもよい。本装置はさらに、制御弁と、廃水リザーバと、廃水排出デバイスと、廃水排出導管とを伴う、水入口を含んでもよい。
本発明の別の実施形態は、方法が、半自動式調理装置の調理コンパートメントの中に、食品を含有する調理カートリッジを挿入するステップであって、調理コンパートメントは、調理カートリッジ装填トレイと、可動プレスと、可動調理基部と、調理カートリッジ蓋ガイドとを備える、ステップと、調理サイクルを開始するステップと、調理サイクルの終了時に、半自動式調理装置から調理カートリッジを除去するステップとを含む、半自動式食品調理のための方法を対象とする。調理カートリッジを挿入するステップの一部として、本方法はさらに、調理カートリッジ装填トレイを開放するステップと、調理カートリッジをカートリッジ装填トレイ上に設置するステップと、調理カートリッジ装填トレイを閉鎖するステップとを含んでもよい。本方法はさらに、調理サイクルを制御するための調理プログラムの実行を含んでもよい。
さらなる実施形態では、調理サイクルは、可動プレスを「準備完了」位置に設定することと、可動プレスを「プレス」位置に設定することと、可動プレスを「リフト」位置に設定することと、それらの組み合わせとから成る群から選択される、ステップを含む。調理サイクルはまた、可動プレスに結合される、第1の振動器と、可動調理基部に結合される、第2の振動器とのうちの1つまたはそれを上回るものをアクティブ化することを含んでもよい。加えて、調理サイクルは、調理カートリッジに水を追加することと、調理カートリッジから水を排出することとのうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。調理サイクルはさらに、調理カートリッジに補助内容物を追加することを含んでもよい。
別の実施形態では、本方法は、半自動式食品調理を可能にし、本方法は、半自動式調理装置の調理コンパートメントの中に、食品を含有する調理カートリッジを挿入するステップと、半自動式調理装置の補助装填コンパートメントの中に、補助内容物を含有する補助カートリッジを挿入するステップと、調理サイクルを開始するステップと、調理サイクルの終了時に、半自動式調理装置から調理カートリッジおよび補助カートリッジを除去するステップとを含む。調理コンパートメントは、調理カートリッジ装填トレイと、補助内容物装填シュートとを備えてもよく、補助コンパートメントは、補助カートリッジ装填トレイと、補助内容物放出間隙とを備えてもよい。本方法はさらに、調理サイクルを制御するための調理プログラムの実行を含んでもよい。
補助カートリッジを挿入するために、本方法はさらに、補助カートリッジ装填トレイを開放するステップと、補助カートリッジを補助カートリッジ装填トレイ上に設置するステップと、補助カートリッジ装填トレイを閉鎖するステップとを含んでもよい。調理サイクルはさらに、補助カートリッジを開放することと、補助内容物を補助放出間隙および補助装填シュートを通して調理カートリッジの中に放出することとを含んでもよい。調理サイクルはまた、調理カートリッジに水を追加することと、調理カートリッジから水を排出することとのうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。加えて、調理サイクルは、振動器をアクティブ化し、補助調理カートリッジからの内容物の放出を補助することを含んでもよい。本方法はまた、調理カートリッジに食品を追加するステップと、補助カートリッジに補助内容物を追加するステップとのうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。
本発明の代替実施形態は、補助材料を保持するための補助カートリッジを対象とする。好ましい実施形態では、補助カートリッジは、その内容物を保持するための、筐体と、内容物が空にされることを可能にするために除去され得る、気密性キャップとを含む。キャップは、好ましくは、フックがキャップを開放するように移動し得るように、装置内のフックによって係合されるように適合される、開口または湾入を含む。補助カートリッジはまた、好ましくは、調理サイクルを制御するための調理プログラムを設定するための、コード標識を含む。
本明細書に組み込まれ、かつその一部を構成する添付図面が、実施形態を図示し、説明とともに、本方法およびシステムの原理を説明する役割を果たす。
図1は、ある例証的実施形態による、例示的半自動式食品調理装置を図示する斜視図である。
図2は、可動プレスが「準備完了」位置にあるときの、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の正面図を図示する略図である。
図3は、可動プレスが「準備完了」位置にあり、調理カートリッジが挿入され、補助カートリッジが挿入されているときの、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の正面図を図示する略図である。
図4は、可動プレスが「プレス」位置にあり、調理カートリッジが挿入され、補助カートリッジが挿入されているときの、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の正面図を図示する略図である。
図5は、可動プレスが「リフト」位置にあるときの、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の正面図を図示する略図である。
図6は、調理カートリッジ装填トレイおよび補助カートリッジ装填トレイが「閉鎖」位置にあり、可動プレスが「準備完了」位置にあるときの、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の側面図を図示する略図である。
図7は、調理カートリッジ装填トレイおよび補助カートリッジ装填トレイが「開放」位置にあり、可動プレスが「準備完了」位置にあるときの、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の側面図を図示する略図である。
図8は、調理カートリッジ装填トレイおよび補助カートリッジ装填トレイが「開放」位置にあり、調理カートリッジおよび補助カートリッジが挿入されているときの、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の側面図を図示する略図である。
図9は、調理カートリッジ装填トレイおよび補助カートリッジ装填トレイが「閉鎖」位置にあり、調理カートリッジならびに補助カートリッジが挿入され、可動プレスが「プレス」位置にあるときの、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の側面図を図示する略図である。
図10は、調理カートリッジ装填トレイおよび補助カートリッジ装填トレイが「閉鎖」位置にあり、調理カートリッジならびに補助カートリッジが挿入され、可動プレスが「リフト」位置にあるときの、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の側面図を図示する略図である。
図11Aおよび11Bは、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の上面図を図示する略図である。図11Aは、上部コンパートメントを図示する。図11Bは、調理コンパートメントを図示する。
図12A、12B、および12Cは、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の可動プレスを図示する略図である。図12Aは、「準備完了」位置における可動プレスを図示する。図12Bは、「プレス」位置における可動プレスを図示する。図12Cは、「リフト」位置における可動プレスを図示する。
図13Aおよび13Bは、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の可動調理基部を図示する略図である。図13Aは、カートリッジシール開放器が「下方」位置にあるときの可動調理基部を図示する。図13Bは、カートリッジシール開放器が「上方」位置にあるときの可動調理基部を図示する。
図14Aおよび14Bは、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の調理カートリッジを図示する略図である。図14Aは、蓋が開放しているときの調理カートリッジを図示する。図14Bは、蓋が閉鎖しているときの調理カートリッジを図示する。
図15Aおよび15Bは、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の調理カートリッジを図示する略図である。図15Aは、調理カートリッジの上面図を図示する。図15Bは、カートリッジホルダまたはケースを図示する。
図16A、16B、および16Cは、ある例証的実施形態による、調理カートリッジのための例示的形状を図示する略図である。
図17A、17B、および17Cは、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の補助カートリッジ装填コンパートメントを図示する略図である。図17Aは、シールされた位置にキャップを伴う、補助カートリッジを図示する。図17Bは、開放位置にキャップを伴う、補助カートリッジを図示する。図17Cは、補助カートリッジ装填トレイの底面図を図示する。
図18A〜18Eは、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の補助カートリッジを図示する略図である。
図19A〜19Dは、ある例証的実施形態による、補助カートリッジの例示的形状因子を図示する略図である。
図20および21は、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置を動作させるあるプロセスを図示するフロー図である。 図20および21は、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置を動作させるあるプロセスを図示するフロー図である。
特定の実施形態の詳細な説明
例示的半自動式食品調理システム
システム全体
図1は、ある例証的実施形態による、例示的半自動式食品調理装置100を図示するシステム図である。本装置は、以下の主要区分、すなわち、(1)調理動作のための部品を収容する、調理コンパートメント101と、(2)清浄水リザーバと、制御ユニットと、通信ユニットと、ユーザインターフェース表示ユニットとを有し得る、上部コンパートメント102と、(3)補助カートリッジ装填コンパートメント103と、(4)廃水リザーバと、制御ユニットと、通信ユニットとを有し得る、基部コンパートメント104との組み合わせを有してもよい。本装置は、以下の部品、すなわち、温度センサと、圧力センサと、煙探知器と、湿度センサと、振動センサと、音響検出器と、光検出器と、コードリーダまたはスキャナと、一酸化炭素検知器と、エアフィルタと、水フィルタと、水位検出器と、リミットスイッチとのうちの1つまたはそれを上回るものを装備してもよい。
制御ユニットは、例えば、調製されている料理のための調理サイクルを制御するためのある調理プログラムの実行に先立って、その間、およびその後、装置100の部分を制御かつ動作させるマイクロプロセッサであってもよい。調理プログラムは、メモリ記憶ユニット(図示せず)内にあらかじめプログラムされる、外部デバイス(スマートフォン、タブレット、またはコンピュータ等)によってロードされるか、もしくはユーザによって打ち込まれてもよい。調理プログラムはまた、下記に詳述されるように、システムの中に装填されるカートリッジの中にエンコードされてもよい。通信ユニットは、命令を打ち込むためおよび制御ユニットと情報を交換するためのユーザインターフェースを具備してもよい。一実施例では、通信ユニットは、命令を打ち込み、メモリ記憶ユニット内に記憶されたものの中からある調理プログラムを選定するためのキーパッドを含む。キーパッドは、ユーザによって所望されるような新しい調理サイクルのパラメータを打ち込み、それを保存するための手段としての役割を果たし得る。通信ユニットはまた、ユーザの注意が要求されるとき、調理サイクルまたはユーザに伝送されるメッセージの進行状態等の制御ユニットからユーザへの情報を通信するためのモニタ(図示せず)を含んでもよい。
図2は、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の正面図を図示する略図である。補助カートリッジ装填コンパートメント103は、挿入された補助カートリッジを定位置にしっかりと保持する、少なくとも1つの補助カートリッジソケット201と、(図6に示されるような)補助カートリッジ装填トレイ152とを有してもよい。調理コンパートメント101は、可動プレス202と、可動調理基部203と、(図6に示されるような)調理カートリッジ装填トレイ151を伴うドア105と、補助内容物装填シュート204と、水カートリッジに水を追加するための水入口、例えば、制御弁(図示せず)を伴う水管205と、換気ファン206とを有してもよい。調理コンパートメント101は、コードリーダと、コードスキャナと、煙探知器と、207によって図示されるような温度、湿度、および圧力に関するセンサとを有してもよい。
図6は、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の側面図を図示する略図である。調理コンパートメント101は、換気ファン、ヒートパイプ、またはヒートポンプ(図示せず)等の冷却要素と、制御ユニット(図示せず)とを有し得る、背面コンパートメント153を有してもよい。調理カートリッジ蓋ガイド154は、調理コンパートメント101内に取り付けられ、可動プレス202が持ち上げられると、調理カートリッジ蓋502を調理コンパートメント101の背面に向かって押動し得る。
図11は、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の上面図を図示する略図である。図11Aは、随意の水リザーバ291と、制御および表示ユニット292と、可動プレス202と、補助カートリッジ装填コンパートメント103と、補助内容物装填シュート204と、水管205との例示的位置を伴う、上部コンパートメント102の上面図を図示する。図11Bは、調理カートリッジ蓋ガイド154と、ドア105と、可動プレス202と、調理カートリッジ蓋ホルダ254と、補助内容物装填シュート204と、水管205との例示的位置を伴う、調理コンパートメント101の上面図を図示する。
可動プレス
図12は、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の可動プレス202を図示する略図を含む。可動プレス202は、プレスの上側部分255と、プレスの下側部分とを含む、可動プレスの全体を移動させる、プレス動作ユニット251を有してもよい。可動プレスの下側部分は、ばね252と、圧力センサ(図示せず)と、振動器253と、調理カートリッジ蓋ホルダ254とを含んでもよい。ばね252は、上側部分が固定されている間、振動機がアクティブ化されると、下側部分が幾分自由に移動することを可能にする。
図12Aは、「準備完了」位置における可動プレスを図示する。図12Bは、「プレス」位置における可動プレスを図示する。図12Cは、「リフト」位置における可動プレスを図示する。
可動調理基部
図13は、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の可動調理基部203を図示する略図を含む。可動調理基部203の上側部分は、調理プラットフォーム281を有してもよい。調理プラットフォーム281は、加熱要素、例えば、加熱コイルと、誘導加熱要素と、マイクロ波デバイスとのうちの1つまたはそれを上回るものを装備してもよい。調理プラットフォーム281は、温度および圧力に関するセンサ(図示せず)を装備してもよい。調理プラットフォーム281は、振動器283と、随意に、圧力センサ(図示せず)とを装備し得る、プラットフォーム基部282上に搭載されてもよい。
ばね284は、可動調理基部203の上側部分を可動調理基部の下側部分288に接続する。ばね284は、下側部分288が固定されている間、振動器283がアクティブ化されると、上側部分が幾分自由に移動することを可能にする。可動調理基部203は、廃水管287等の廃水排出導管を装備してもよい。
廃水排出デバイス、例えば、調理カートリッジからの水を排出するためにともに動作する、カートリッジ排出シール開放器ロッド285およびカートリッジ排出シール開放器ロッド動作デバイス286もまた、含まれてもよい。図13Aは、「下方」位置におけるカートリッジシール開放器を図示する。図13Bは、カートリッジ排出シール可動ディスク507(図14に示される)が上向きに押動され、調理カートリッジから水を排出するための小さい間隙を生じさせる、「上方」位置におけるカートリッジシール開放器を図示する。
補助カートリッジ装填コンパートメント
図17は、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の補助カートリッジ装填コンパートメント103を図示する略図を含む。補助カートリッジ装填コンパートメント103は、補助カートリッジ装填トレイ152と、補助カートリッジキャップ開放デバイス601と、補助カートリッジキャップ開放フック602と、振動器603とのうちの1つまたはそれを上回るものを有してもよい。補助カートリッジ701は、補助カートリッジソケット201の中に挿入され、定位置にしっかりと保持されてもよい。図17Aは、シールされた位置にそのキャップを伴う補助カートリッジを図示する。調理プログラムによってトリガされると、補助カートリッジキャップ開放器(601および602)は、補助カートリッジキャップ704を引動する。補助内容物は、補助カートリッジ開口部707および補助内容物放出間隙604を通して投下する。振動器603は、補助カートリッジからの内容物の放出を補助するために使用されてもよい。図17Bは、開放位置にそのキャップを伴う補助カートリッジを図示する。図17Cは、補助カートリッジ装填トレイの底面図を図示する。左方の補助カートリッジは、シールされた位置にそのキャップを有する。右方のものは、開放位置にそのキャップを有する。
調理カートリッジ
図14は、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の調理カートリッジを図示する略図である。調理カートリッジは、2つの部分、すなわち、カートリッジ501と、蓋502とを有してもよい。図14Aは、蓋が開放しているときの調理カートリッジを図示する。図14Bは、蓋が閉鎖されているときの調理カートリッジを図示する。蓋502は、熱耐久性シール503と、圧力解放シール509とを有してもよい。カートリッジ501は、可動プレス202からの圧力および調理基部203からの熱に耐える、丈夫な材料で作製される。これは、加熱要素からの効率的な熱伝達を可能にするために好適な材料から作製される。カートリッジ501は、調製されている料理のための調理サイクルを制御する調理プログラムを設定するためのコード504を有してもよい。カートリッジ501は、カートリッジを丈夫な材料で作製され、熱耐久性シリコーン等の軟質材料で充填された筐体と緊密にシールする、水排出シール505を有してもよい。水排出シール505は、食品がカートリッジから退出しないように防止する、漉し器506と、上向きに押動され、水を排出させるための小さい間隙を生じさせ得る、可動ディスク507とを有してもよい。カートリッジ501は、カートリッジ基部508を有してもよい。図15Aは、水排出シール505と、カートリッジ基部508との例示的位置を伴う、調理カートリッジの上面図を図示する。図15Bは、高温カートリッジを保持するための断熱材料から作製される、カートリッジホルダ551を図示する。カートリッジホルダ551の形状は、概して、調理カートリッジ501の形状に共形化する。
図16は、ある例証的実施形態による、調理カートリッジ501の例示的形状因子を図示する略図である。図16Aは、長方形形状である。図16Bは、正方形形状である。図16Cは、ディスク形状である。
調理カートリッジ501およびその蓋502は、再利用可能または単回使用のいずれか一方であり得る。
補助カートリッジ
図18は、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置の補助カートリッジ701を図示する略図である。補助カートリッジ701は、その内容物に好適である軽量材料から作製される。これは、気密シール702と、わずかな引動力で除去され得る、気密キャップ704と、キャップが引動されると開放することを補助する、シール開放切り欠き706と、内容物放出のための、開口部707と、補助カートリッジコンパートメント103の中へのカートリッジの適切な位置付けのための、浸漬部708とを有してもよい。補助カートリッジ701は、調理サイクルを制御するための調理プログラムを設定するための、コード標識703を有してもよい。図18Aおよび図18Cは、シールされた位置にそのキャップを伴う補助カートリッジを図示する。図18Bおよび図18Dは、引動された位置にそのキャップを伴う補助カートリッジを図示する。補助内容物705が、キャップ704が引動され開放したとき、開口部707を通して見られ得る。図18Eは、引動された位置にそのキャップを伴う補助カートリッジの側面図を図示する。
図19は、ある例証的実施形態による、補助カートリッジ701の例示的形状を図示する略図である。図19Aは、カップの形状に形成されている。図19Bは、内部物の分離のための少なくとも1つの内側層701または702を有する、多層カップである。図19Cは、円柱またはディスクの形状である。図19Dは、煉瓦の形状である。補助カートリッジ701は、再利用可能または単回使用のいずれか一方であり得る。
動作位置
例示的半自動式食品調理システムは、以下の動作位置にあってもよい。
準備完了。図2(正面図)および図6(側面図)に図示されるように、調理カートリッジ装填トレイ151は、閉鎖され、空であり、補助カートリッジ装填トレイ152は、閉鎖され、空であり、可動プレス202は、「準備完了」位置にある。
装填中。図7(側面図)に図示されるように、調理カートリッジ装填トレイ151は、開放し、空であり、補助カートリッジ装填トレイ152は、開放し、空であり、可動プレス202は、「準備完了」位置にある。
装填済。図8(側面図)に図示されるように、調理カートリッジ装填トレイ151は、開放し、装填されており、補助カートリッジ装填トレイ152は、開放し、装填されており、可動プレス202は、「準備完了」位置にある。
挿入済。図3(正面図)に図示されるように、調理カートリッジ501および補助カートリッジ701は両方とも、定位置に挿入されており、可動プレス202は、「準備完了」位置にある。調理カートリッジ501は、可動プレス202と可動調理基部203との間の間隙を通して容易に移動することができる。
プレス。図4(正面図)および図9(側面図)に図示されるように、調理カートリッジ装填トレイ151は、閉鎖され、装填されており、補助カートリッジ装填トレイ152は、閉鎖され、装填されており、調理カートリッジならびに補助カートリッジは両方とも、挿入されており、可動プレス202は、「プレス」位置にある。本位置では、調理カートリッジは、可動プレス202および可動調理基部203によってしっかりと保持されている。振動器253および283は、調理カートリッジを振動させ、調理カートリッジ内の内容物に「撹拌」運動を付与することができる。
リフト。図5(正面図)および図10(側面図)に図示されるように、可動プレス202は、「リフト」位置にある。調理カートリッジ蓋ホルダ254は、調理カートリッジ蓋ガイド154を通して調理カートリッジ蓋502を担持する。本位置では、調理カートリッジ蓋502は、補助内容物および清浄水がそれぞれ、補助内容物装填シュート204ならびに水管205を通して調理カートリッジ501の中に直接投下し得るように、調理コンパートメント101の背面に向かって押動される。
例示的動作方法
半自動式食品調理のための本方法は、以下のステップのうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。
食品を調理カートリッジ501の中に設置する。食品は、調理時に最初から完全に調製されてもよい。食品は、調理の時間に先立って調製され、鮮度を維持するために冷蔵庫または冷凍庫内で貯蔵されてもよい。シールされたパッケージの出来合い食品が、購入されてもよい。食品は、調理カートリッジの中に装填されてもよい。食品は、単回使用の調理カートリッジにあらかじめパッケージされてもよい。
料理のための補助内容物が装填された補助カートリッジを選択する。
半自動式食品調理装置をオンにする。
調理カートリッジ装填トレイを開放し、調理カートリッジを挿入する。
補助カートリッジ装填トレイを開放し、随意の補助カートリッジを挿入する。
調理カートリッジ装填トレイおよび補助カートリッジ装填トレイを閉鎖する。
「調理サイクル」を制御するための調理プログラムの事前設定または設定を選定する。調理プログラムは、本装置の制御および表示ユニットを通してローカルで手動で打ち込まれてもよい。代替として、調理プログラムは、スマートフォン、スマートタブレット、またはコンピュータ(集合的に「外部デバイス」と称される)等の外部デバイスからロードされてもよい。調理プログラムは、サーバの中に記憶され、外部デバイスによってダウンロードされてもよい。外部デバイスは、有線または無線の接続のいずれかを通して本装置に接続されてもよい。コードリーダが、調理プログラムを事前設定するために、補助カートリッジおよび調理カートリッジ上に印刷されたコードを読み取ってもよい。
調理プログラムを個人的選好に適するように修正する。
本装置または外部デバイス上の開始ボタンを押下し、「調理サイクル」を開始する。
調理サイクルが完了すると、随意の補助カートリッジを除去し、破棄し、調理カートリッジを、飲食のために取り出す。調理カートリッジは、熱傷を防止するために、随意のカートリッジホルダの中に設置されてもよい。本装置は、自動的にオフにされる。
調理サイクル
一例示的実施形態では、以下の随意の動作を制御する、プログラム可能な「調理サイクル」を用いる半自動式食品調理の一意の方法が、提供される。
可動プレスを「準備完了」位置に設置する。
可動プレスを「プレス」位置に設置する。
可動プレスを「リフト」位置に設置する。
可動プレスの振動機をオンにする。
可動プレスの振動機をオフにする。
可動調理基部の振動機をオンにする。
可動調理基部の振動機をオフにする。
補助カートリッジキャップ開放器をオンにし、開放している補助カートリッジキャップを引動する。
補助カートリッジキャップ開放器をオフにする。
補助カートリッジ装填コンパートメントの振動機をオンにする。
補助カートリッジ装填コンパートメントの振動機をオフにする。
清浄水弁を開放し、調理カートリッジの中に水を投下させる。
清浄水弁を閉鎖する。
カートリッジ排出シール開放器をオンにし、調理カートリッジから水を排出させる。
カートリッジ排出シール開放器をオフにする。
加熱要素を設定された温度までオンにする。
加熱要素をオフにする。
換気ファンをオンにする。
換気ファンをオフにする。
調理サイクルは、以下の随意の動作のうちの1つまたはそれを上回るものを達成するように、ある順序およびタイミングで上記の動作をコマンドする。
調理、含浸、または水洗のために必要とされるとき、調理カートリッジの中に水を入れる。
調理カートリッジから水を排出させる。
調理カートリッジに補助内容物を追加する。
調理カートリッジ内の食品内容物を所望される温度および持続時間まで加熱する。
調理カートリッジ内の食品内容物を所望される温度および持続時間まで冷却する。
調理カートリッジ内の食品内容物を撹拌する。
例示的安全動作
以下の随意の動作は、調理プロセスの安全性および健全性を確実にするための好ましい方法の一部であり得る。
煙探知器警報がオフであるとき、システムをオフにする。
調理カートリッジ内の圧力が設定されたレベルに到達すると、加熱器をオフにする。
調理コンパートメント内の温度が設定されたレベルに到達すると、換気ファンをオンにする。
調理カートリッジが挿入され、適切な位置にあるときのみ、可動プレスを「プレス」位置に移動させる。
調理カートリッジ蓋が挿入され、適切な位置にあるときのみ、可動プレスを「リフト」位置に移動させる。
調理カートリッジが定位置にあるときのみ、清浄水弁をオンにする。
清浄水リザーバが空でないときのみ、清浄水弁をオンにする。
廃水シールを伴う調理カートリッジが定位置にあるときのみ、廃水シール開放器をオンにする。
排出リザーバが満杯ではないときのみ、廃水シール開放器をオンにする。
調理カートリッジが挿入されているときのみ、加熱要素をオンにする。
補助カートリッジがソケットの中にあるときのみ、補助カートリッジキャップ開放器をオンにする。
例示的プロセス
図20および21は、ある例証的実施形態による、図1の半自動式食品調理装置を動作させるあるプロセスを図示するフロー図である。開始されると、装置100は、ステップ801において、調製サブプロセスを開始する。後続のステップ802および804では、本装置は、例えば、リザーバ内の水の存在、調理カートリッジの存在ならびに位置、および可動プレスの位置等の安全性ならびに健全性チェックを実施してもよい。チェック結果が否定的である場合、装置100は、ステップ803において、ステータス光および情報を表示する。全てのチェックが肯定的である場合、装置100は、ステップ805において、調理前水サイクルが要求されているかどうかをチェックする。該当しない場合、これは、ステップ851までスキップし、調理サブプロセスを開始する。該当する場合、装置100は、清浄水弁をオンにし、調理カートリッジの中に水を注入し、水が装填された食品を伴う調理カートリッジの正味容積と合致する事前設定された量に到達すると、それをオフにする。ステップ807では、ある時間遅延を伴って、装置100は、廃水シール開放器をオンにし、調理カートリッジから水を排出する。本ステップ807において、振動器は、オンにされ、より良好な排出のために調理カートリッジを振動させてもよい。ステップ809では、ある時間遅延を伴って、装置100は、異なる時間遅延間隔を伴う任意の回数、ステップ806および807を繰り返してもよい。本水サイクルは、調理カートリッジの中に装填された食品の水洗、含浸、洗浄、および調理を可能にする。いったん水サイクルが完了すると、本プロセスは、調理サブプロセスに進む。装置100は、ステップ851において、調理サブプロセスを開始する。装置100は、例えば、補助カートリッジの必要性、存在、および位置等の付加的な安全性ならびに健全性チェックを実施してもよい。ステップ852において、本装置は、補助カートリッジおよび調理カートリッジからコードを読み取り、「調理サイクル」を制御する調理プログラムを設定してもよい。代替として、装置100は、ステップ854において、手動または遠隔で打ち込まれる調理プログラムを取得してもよい。いったん調理プログラムが設定されると、装置100は、ステップ855において、「調理サイクル」を開始する。ステップ856によって図示される調理サイクルの間、装置100は、以下のデバイス、すなわち、調理プラットフォーム加熱要素、調理カートリッジ振動器、補助カートリッジキャップ開放器、補助カートリッジ振動器、換気ファン、可動プレス位置決め装置、清浄水弁、および廃水シール開放器を動作させ、それにコマンドする。いくつかの事例では、調理サイクルは、例えば、サラダ等の加熱を要求しない料理の調製において、加熱ステップを含まない場合がある。
「調理サイクル」が完了すると、装置100は、メッセージを表示するまたは音を発してもよい。音およびメッセージは、装置100上にローカルで、または外部デバイス上に遠隔で提供されてもよい。
(実施例1)
ペンネパルメザンアルフレド
本料理を調理するために、装置100のユーザは、1人前の量のペンネパスタを調理カートリッジ501の中に設置する。代替として、ユーザは、要求される量のために計量された商業的に利用可能なペンネパスタパッケージを購入し、調理カートリッジ501の中に出来合いのペンネパスタを装填する。さらなる代替物では、ユーザは、あらかじめ装填された単回使用のペンネパスタ調理カートリッジ501を購入する。ユーザは、補助カートリッジコンパートメント103のための2つの補助カートリッジ701を選定する。第1の補助カートリッジは、パルメザンチーズ、みじん切りにされた玉葱、大蒜、豆、塩、胡椒、およびヘビークリームを有し得る、あらかじめ混合されたソースを含有してもよい。第2の補助カートリッジは、すりおろされたパルメザンチーズを含有してもよい。補助カートリッジは、1人前用に十分な内容量を有する。
ユーザは、装置100をオンにし、その後、装填された調理カートリッジ501を調理装填トレイ151を通して、かつ補助カートリッジ701を補助カートリッジ装填トレイ152の中に挿入し、次いで、補助カートリッジを補助カートリッジコンパートメント103内のソケット201の中に押動する。
ユーザは、補助カートリッジ701または随時に単回使用のあらかじめ装填された調理カートリッジ501上のコードを、ある外部デバイスを用いて走査する。代替として、装置100は、挿入された補助カートリッジ701および随意に単回使用のあらかじめ装填された調理カートリッジ501上のコードを走査し、合致する調理プログラムを設定する。代替として、ユーザは、サーバ上のプログラムライブラリから、またはある外部デバイスから、装置100上にあらかじめ設定された調理プログラムを選定する。選択された調理プログラムは、ある外部デバイスによって装置100にロードされることができる。ユーザは、調理プログラムを個人的選好に適するように修正してもよい。
ユーザは、調理サイクルを開始する。動作は、装置100上にローカルでまたは外部デバイスを介して遠隔でのいずれか一方で行われることができる。
好ましい調理サイクルの間、装置100は、以下の連続的動作を実施する。
可動プレス202を「リフト」位置に設置する。
清浄水弁(図示せず)をオンにし、調理カートリッジ501の中に水を充填させる。
清浄水弁(図示せず)をオフにする。
可動プレス202を「プレス」位置に設置する。
調理プラットフォーム281上の加熱要素を設定された温度までオンにする。
ある時間周期の後、調理プラットフォーム281上の加熱要素をオフにする。
廃水シール開放器285および286をオンにする。
断続的に、可動プレス202および可動調理基部203上の振動器253ならびに283をオンにし、水の排出を補助する。
廃水シール開放器285および286をオフにする。
可動プレス202を「リフト」位置に設置する。
第1のソケット201の補助カートリッジ開放器601および602をオンにする。
第1の補助カートリッジソケット201上の振動器603をオンにし、調理カートリッジ501の中へのあらかじめ混合されたソースの放出を補助する。
可動プレス202を「プレス」位置に設置する。
調理プラットフォーム281上の加熱要素を設定された温度までオンにする。
断続的に、可動プレス202および可動調理基部203上の振動器253ならびに283をオンにし、内容物の混合を補助する。
ある時間周期の後、調理プラットフォーム281上の加熱要素をオフにする。
可動プレス202を「リフト」位置に設置する。
第2のソケット201の補助カートリッジ開放器601および602をオンにする。
第2の補助カートリッジソケット201上の振動器603をオンにし、調理カートリッジ501の中へのすりおろされたパルメザンチーズの放出を補助する。
可動プレス202を「プレス」位置に設置する。
調理プラットフォーム203上の加熱要素を設定された温度までオンにする。
断続的に、可動プレス202および可動調理基部203上の振動器253および283をオンにし、内容物の混合を補助する。
ある時間周期の後、調理プラットフォーム281上の加熱要素をオフにする。
可動プレス202を「準備完了」位置に設置する。
メッセージを表示するまたは音を送出し、料理が提供される準備ができたことを通知する。
(実施例2)
照り焼きチキンの炒め物
本料理を調理するために、装置100のユーザは、1人前の量の切り分けられた鶏肉を調理カートリッジ501の中に設置する。代替として、ユーザは、要求される量を含有する商業的に利用可能なパッケージを開放し、調理カートリッジ501の中に鶏肉を装填する。別の代替物では、ユーザは、あらかじめ装填された単回使用の照り焼きチキン調理カートリッジ501を購入する。ユーザは、2つの補助カートリッジ701を選定する。第1の補助カートリッジは、調理油を含有してもよい。第2の補助カートリッジは、醤油、照り焼きソース、大蒜、塩、および胡椒を有し得る、あらかじめ混合された照り焼きソースを含有する。補助カートリッジは、1人前用に十分な内容量を有する。
ユーザは、装置100をオンにし、その後、装填された調理カートリッジ501を調理装填トレイ151を通して、かつ補助カートリッジ701を補助カートリッジ装填トレイ152の中に挿入し、次いで、補助カートリッジを補助カートリッジコンパートメント103内のソケット201の中に押動する。
ユーザは、補助カートリッジ701または随時に単回使用のあらかじめ装填された調理カートリッジ501上のコードを、ある外部デバイスを用いて走査する。代替として、装置100は、挿入された補助カートリッジ701および随意に単回使用のあらかじめ装填された調理カートリッジ501上のコードを走査し、合致する調理プログラムを設定する。代替として、ユーザは、サーバ上のプログラムライブラリから、またはある外部デバイスから、装置100上にあらかじめ設定された調理プログラムを選定する。選択された調理プログラムは、ある外部デバイスによって装置100にロードされることができる。ユーザは、調理プログラムを個人的選好に適するように修正してもよい。
ユーザは、調理サイクルを開始する。動作は、装置100上にローカルでまたは外部デバイスを介して遠隔でのいずれか一方で行われることができる。
調理サイクルの間、装置100は、以下の連続的動作を実施する。
可動プレス202を「リフト」位置に設置する。
第1のソケット201の補助カートリッジ開放器601および602をオンにする。
第1の補助カートリッジソケット201上の振動機603をオンにし、調理カートリッジ501の中への調理油の放出を補助する。
可動プレス202を「プレス」位置に設置する。
調理プラットフォーム281上の加熱要素を設定された温度までオンにする。
断続的に、可動プレス202および可動調理基部203上の振動器253ならびに283をオンにし、内容物の混合を補助する。
ある時間周期の後、調理プラットフォーム281上の加熱要素をオフにする。
可動プレス202を「リフト」位置に設置する。
第2のソケット201の補助カートリッジ開放器601および602をオンにする。
第2の補助カートリッジソケット201上の振動器603をオンにし、調理カートリッジ501の中へのあらかじめ混合されたソースの放出を補助する。
可動プレス202を「プレス」位置に設置する。
調理プラットフォーム281上の加熱要素を設定された温度までオンにする。
断続的に、可動プレス202および可動調理基部203上の振動器253ならびに283をオンにし、内容物の混合を補助する。
ある時間周期の後、調理プラットフォーム281上の加熱要素をオフにする。
可動プレス202を「準備完了」位置に設置する。
メッセージを表示するまたは音を発し、料理が提供される準備ができたことを通知する。
(実施例3)
米飯
米を調理するために、装置100のユーザは、1人前の米粒を調理カートリッジ501の中に設置する。ユーザは、装置100をオンにし、その後、装填調理カートリッジ501を調理装填トレイ151を通して挿入する。ユーザは、サーバ上のプログラムライブラリから、またはある外部デバイスから、装置100上にあらかじめ設定された調理プログラムを選定する。選択された調理プログラムは、ある外部デバイスによって装置100にロードされることができる。ユーザは、調理プログラムを個人的選好に適するように修正してもよい。
ユーザは、調理サイクルを開始する。動作は、装置100上にローカルでまたは外部デバイスを介して遠隔でのいずれか一方で行われることができる。
調理サイクルの間、装置100は、以下の連続的動作を実施する。
米の洗浄または水洗動作を起動させ、繰り返す。
可動プレス202を「リフト」位置に設置する。
清浄水弁(図示せず)をオンにし、調理カートリッジ501の中に水を充填させる。
清浄水弁(図示せず)をオフにする。
可動プレス202を「プレス」位置に設置する。
断続的に、可動プレス202および可動調理基部203上の振動器253ならびに283をオンにし、米粒の洗浄または水洗を補助する。
廃水シール開放器285および286をオンにする。
断続的に、可動プレス202および可動調理基部203上の振動器253ならびに283をオンにし、水の排出を補助する。
廃水シール開放器285および286をオフにする。
可動プレス202を「リフト」位置に設置する。
清浄水弁(図示せず)をオンにし、調理カートリッジ501の中に水を充填させる。
清浄水弁(図示せず)をオフにする。
可動プレス202を「プレス」位置に設置する。
調理プラットフォーム281上の加熱要素を設定された温度までオンにする。
ある時間周期の後、調理プラットフォーム281上の加熱要素をオフにする。
可動プレス202を「準備完了」位置に設置する。
メッセージを表示するまたは音を発し、料理が提供される準備ができたことを通知する。
上記に説明される本発明の実施形態は、例示的に過ぎないことが意図され、多数の変形例および修正が、当業者に明白となるであろう。そのような変形例および修正は全て、任意の添付の請求項に定義されるように、本発明の範囲内であるように意図される。

Claims (42)

  1. 半自動式食品調理装置であって、
    制御ユニットと、
    通信ユニットと、
    調理コンパートメントであって、
    調理カートリッジ装填トレイと、
    可動プレスと、
    可動調理基部と、
    調理カートリッジ蓋ガイドとを備える調理コンパートメントと、を備える、半自動式食品調理装置。
  2. 前記可動プレスは、可動プレス上側部分と、可動プレス下側部分と、前記上側部分および前記下側部分の位置を設定するための手段を伴うプレス動作ユニットと、ばねとを備え、
    (a)前記可動プレスの下側部分は、振動器と、可動調理カートリッジ蓋ホルダとを備え、
    (b)前記ばねは、前記可動プレスの上側部分および下側部分に接続され、前記上側部分ならびに前記下側部分の独立した移動を可能にする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記可動プレスはさらに、圧力センサを備える、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記可動調理基部は、可動調理基部上側部分と、可動調理基部下側部分とを備え、
    (a)前記可動調理基部の上側部分は、プラットフォーム基部と、調理プラットフォームと、前記プラットフォーム基部に結合される、振動器とを備え、
    (b)ばねは、前記可動調理基部の上側部分および下側部分に結合され、前記上側部分ならびに下側部分の独立した移動を可能にする、請求項1〜3のいずれかに記載の装置。
  5. 前記調理プラットフォームは、加熱コイルと、誘導加熱要素と、マイクロ波デバイスと、それらの組み合わせとから成る群から選択される、加熱要素を装備する、請求項4に記載の装置。
  6. 換気ファンと、ヒートパイプと、ヒートポンプと、それらの組み合わせとから成る群から選択される、冷却要素をさらに備える、請求項1〜5のいずれかに記載の装置。
  7. 制御弁と、廃水リザーバと、廃水排出デバイスと、廃水排出導管とを伴う、水入口をさらに備える、請求項1〜6のいずれかに記載の装置。
  8. 半自動式食品調理のためのシステムであって、請求項1〜7のいずれかに記載の装置と、食品を装填するための調理カートリッジと、補助内容物を装填するための補助カートリッジとを備える、半自動式食品調理のためのシステム。
  9. 半自動式食品調理装置であって、
    制御ユニットと、
    通信ユニットと、
    調理コンパートメントであって、調理カートリッジ装填トレイと、補助内容物装填シュートとを備える調理コンパートメントと、
    補助カートリッジ装填コンパートメントであって、補助カートリッジ装填トレイと、少なくとも1つの補助内容物放出間隙とを備える、補助カートリッジ装填コンパートメントとを備える、半自動式食品調理装置。
  10. 前記補助カートリッジ装填コンパートメントはさらに、補助カートリッジキャップ開放デバイスを備える、請求項9に記載の装置。
  11. 前記補助カートリッジ装填コンパートメントはさらに、補助カートリッジキャップ開放フックを備える、請求項9または10に記載の装置。
  12. 前記補助カートリッジ装填コンパートメントはさらに、補助カートリッジソケットと、少なくとも1つの振動器とを備える、請求項9〜11のいずれかに記載の装置。
  13. 換気ファンと、ヒートパイプと、ヒートポンプと、それらの組み合わせとから成る群から選択される冷却要素をさらに備える、請求項9〜12のいずれかに記載の装置。
  14. 制御弁と、廃水リザーバと、廃水排出デバイスと、廃水排出導管と、可動プレスと、可動基部とを伴う水入口をさらに備え、
    前記可動プレスは、可動プレス上側部分と、可動プレス下側部分と、前記上側部分および前記下側部分の位置を設定するための手段を伴うプレス動作ユニットと、ばねとを備え、
    (a)前記下側部分は、振動器と、可動調理カートリッジ蓋ホルダとを備え、
    (b)前記ばねは、前記可動プレスの上側部分および下側部分に接続され、前記上側部分ならびに前記下側部分の独立した移動を可能にし、
    前記可動基部は、可動基部上側部分と、可動基部下側部分とを備え、
    (a)前記上側部分は、プラットフォーム基部と、プラットフォームと、前記プラットフォーム基部に結合される、振動器とを備え、
    (b)ばねは、前記可動基部の上側部分および下側部分に結合され、前記上側部分ならびに下側部分の独立した移動を可能にする、請求項9〜13のいずれかに記載の装置。
  15. 半自動式食品調理のためのシステムであって、請求項9〜14のいずれかに記載の装置と、食品を装填するための、調理カートリッジと、補助内容物を装填するための補助カートリッジとを備える、半自動式食品調理のためのシステム。
  16. 半自動式食品調理のための方法であって、
    半自動式調理装置の前記調理コンパートメントの中に、食品を含有する調理カートリッジを挿入するステップであって、前記調理コンパートメントは、調理カートリッジ装填トレイと、可動プレスと、可動調理基部と、調理カートリッジ蓋ガイドとを備える、ステップと、
    調理サイクルを開始するステップと、
    前記調理サイクルの終了時に、前記半自動式調理装置から前記調理カートリッジを除去するステップとを含む、方法。
  17. 前記調理カートリッジを挿入するステップは、前記調理カートリッジ装填トレイを開放することと、前記調理カートリッジを前記カートリッジ装填トレイ上に設置することと、前記調理カートリッジ装填トレイを閉鎖することとを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記調理サイクルを制御するための調理プログラムの実行をさらに含む、請求項16または17に記載の方法。
  19. 前記調理サイクルは、前記可動プレスを「準備完了」位置に設定することと、前記可動プレスを「プレス」位置に設定することと、前記可動プレスを「リフト」位置に設定することと、それらの組み合わせとから成る群から選択される、ステップを含む、請求項16〜18のいずれかに記載の方法。
  20. 前記調理サイクルは、前記可動プレスに結合される、第1の振動器と、前記可動調理基部に結合される、第2の振動器とのうちの1つまたはそれを上回るものをアクティブ化することを含む、請求項16〜19のいずれかに記載の方法。
  21. 前記調理サイクルはさらに、前記調理カートリッジに水を追加することと、前記調理カートリッジから水を排出させることとのうちの1つまたはそれを上回るものを含む、請求項16〜20のいずれかに記載の方法。
  22. 前記調理サイクルはさらに、前記調理カートリッジに補助内容物を追加することを含む、請求項16−21のいずれかに記載の方法。
  23. 半自動式食品調理のための方法であって、
    半自動式調理装置の調理コンパートメントの中に、食品を含有する調理カートリッジを挿入するステップであって、前記調理コンパートメントは、調理カートリッジ装填トレイと、補助内容物装填シュートとを備える、ステップと、
    前記半自動式調理装置の補助装填コンパートメントの中に、補助内容物を含有する補助カートリッジを挿入するステップであって、前記補助コンパートメントは、補助カートリッジ装填トレイと、補助内容物放出間隙とを備える、ステップと、
    調理サイクルを開始するステップと、
    前記調理サイクルの終了時に、前記半自動式調理装置から前記調理カートリッジおよび前記補助カートリッジを除去するステップとを含む、方法。
  24. 前記調理サイクルを制御するための調理プログラムの前記実行をさらに含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記補助カートリッジを挿入するステップは、前記補助カートリッジ装填トレイを開放することと、前記補助カートリッジを前記補助カートリッジ装填トレイ上に設置することと、前記補助カートリッジ装填トレイを閉鎖することとを含む、請求項23または24に記載の方法。
  26. 前記調理サイクルは、前記補助カートリッジを開放することと、前記補助内容物を前記補助放出間隙および前記補助装填シュートを通して前記調理カートリッジの中に放出することとを含む、請求項23〜25のいずれかに記載の方法。
  27. 前記調理サイクルは、前記調理カートリッジに水を追加することと、前記調理カートリッジから水を排出させることとのうちの1つまたはそれを上回るものを含む、請求項23〜26のいずれかに記載の方法。
  28. 前記調理サイクルは、振動器をアクティブ化し、前記補助調理カートリッジからの内容物の前記放出を補助することを含む、請求項23〜27のいずれかに記載の方法。
  29. 前記調理カートリッジに食品を追加するステップと、前記補助カートリッジに補助内容物を追加するステップとのうちの1つまたはそれを上回るものをさらに含む、請求項23〜28のいずれかに記載の方法。
  30. 前記調理サイクルは、加熱するステップを含まない、請求項23〜29のいずれかに記載の方法。
  31. 半自動式食品調理のための方法であって、
    半自動式調理装置の調理コンパートメントの中に、食品を含有する調理カートリッジを挿入するステップであって、前記調理コンパートメントは、可動プレスと、可動調理基部と、前記可動プレスと、前記可動調理基部とのうちの少なくとも1つに結合される第1の振動器とを備える、ステップと、
    前記半自動式調理装置の補助装填コンパートメントの中に、補助内容物を含有する補助カートリッジを挿入するステップであって、前記補助コンパートメントは、補助カートリッジソケットと、前記補助カートリッジソケットに結合される第2の振動器と、を備える、ステップと、
    調理サイクルを開始するステップであって、前記調理サイクルは、
    前記補助カートリッジを開放するステップおよび前記調理カートリッジの中に前記補助内容物を放出することと、
    前記第2の振動器をアクティブ化し、前記補助カートリッジからの前記補助内容物の放出を補助することと、
    前記第1の振動器をアクティブ化し、前記食品および補助内容物を混合することと、を含む、ステップと、
    前記調理サイクルの終了時に、前記半自動式調理装置から前記調理カートリッジおよび前記補助カートリッジを除去するステップとを含む、方法。
  32. 前記調理サイクルを制御するための調理プログラムの前記実施をさらに含む、請求項31に記載の方法。
  33. 前記調理サイクルは、前記調理カートリッジに水を追加することと、前記調理カートリッジから水を排出させることとのうちの1つまたはそれを上回るものを含む、請求項31もしくは32に記載の方法。
  34. 前記調理カートリッジに食品を追加することと、前記補助カートリッジに補助内容物を追加することとのうちの1つまたはそれを上回るものをさらに含む、請求項31−33のいずれかに記載の方法。
  35. 前記調理サイクルはさらに、前記調理カートリッジ内の食品内容物を加熱することを含む、請求項31〜34のいずれかに記載の方法。
  36. 前記調理サイクルはさらに、前記補助カートリッジを開放することを含む、請求項31〜35のいずれかに記載の方法。
  37. 前記調理サイクルはさらに、換気ファンをアクティブ化することを含む、請求項31−36のいずれかに記載の方法。
  38. 前記調理サイクルはさらに、前記調理カートリッジ蓋を前記調理コンパートメントの背面に向かって、そこまで押動することを含む、請求項31〜37のいずれかに記載の方法。
  39. 前記調理コンパートメントはさらに、調理カートリッジ装填トレイと、調理カートリッジ蓋ガイドと、補助装填シュートとを備え、
    前記補助装填コンパートメントはさらに、補助カートリッジ装填トレイと、補助内容物放出間隙と、補助カートリッジキャップ開放器とを備える、請求項31〜38のいずれかに記載の方法。
  40. 前記補助カートリッジを挿入するステップは、前記補助カートリッジ装填トレイを開放することと、前記補助カートリッジを前記補助カートリッジ装填トレイ上に設置することと、前記補助カートリッジ装填トレイを閉鎖することとを含む、請求項39に記載の方法。
  41. 前記調理カートリッジを挿入するステップは、前記調理カートリッジ装填トレイを開放することと、前記調理カートリッジを前記カートリッジ装填トレイ上に設置することと、前記調理カートリッジ装填トレイを閉鎖することとを含む、請求項31〜40のいずれかに記載の方法。
  42. 前記調理サイクルはさらに、前記可動プレスを「準備完了」位置に設定することと、前記可動プレスを「プレス」位置に設定することと、前記可動プレスを「リフト」位置に設定することと、それらの組み合わせとから成る群から選択される、ステップを含む、請求項31〜41のいずれかに記載の方法。
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