JP2020508706A - 荷重の落下を制動するための装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な体重を有する広範囲のユーザの落下を減速させることに適した、落下を制動するための装置を実現する。【解決手段】 スリング(2)と制動要素(3、30)とを備え、荷重の落下を制動するための装置(1)が記載されており、前記スリング(2)は、固定点に拘束可能な第1端部(21)と、前記荷重に拘束可能な第2端部(22)と、前記スリング(2)の第2部分(23b)に可逆的に接合された前記スリング(2)の第1部分(23a)を含み、前記第1部分(23a)と前記第2部分(23b)との分離に対する抵抗を与える折曲部(23)を備えており、さらに前記スリングは、前記折曲部(23)の前記第1部分(23a)と前記第1端部(21)との間に含まれる第1自由部(24)と、前記折曲部(23)の前記第2部分(23b)と前記第2端部(22)との間に含まれる第2自由部(25)とを備えており、前記制動要素(3、30)は、前記スリング(2)のための複数の通路を備えており、前記第1自由部(24)は、少なくとも1つの第1通路(3a)と交差しており、前記第2自由部(25)は、少なくとも1つの第2通路(3b)と交差しており、前記2つの端部(21、22)の少なくとも一方に閾値より大きい牽引力(FT、FT’)を加える結果として、前記第1部分(23a)は、前記第2部分(23b)から分離し、かつ前記第1通路(3a)と交差するようになり、前記第2部分(23b)は、前記第2通路(3b)と交差するようになる。【選択図】図1

Description

本発明は、荷重の落下を制動するための、一般的に、人の落下を制動するための装置に関する。より詳細には、本発明は、エネルギー散逸によって落下を制動するための装置に関する。
落下の制動に対する言及は、本明細書では落下を止める可能性を示すことに留意しなければならない。より詳細には、本明細書において、用語「制動」および語句「落下を制動するための装置」は、本発明の装置対象が落下阻止につながるエネルギー散逸によって荷重、一般的に、人の落下を遅くするために使用されている。
このような装置は、散逸制動、またはエネルギー吸収装置として、当該技術分野において知られている。このような装置は、以後単に「散逸装置」という用語で用いられる。
登山や高所で作業している時などに、落下することがある。落下を制動/阻止するための装置としては、例えば、落下を止めることに対して大きくなるコネクタを備えたワイヤロープがあることが知られている。しかし、このようなシステムは、突然の減速および高い応力ピークを引き起こしてしまう。
このような問題を解決するために、特に摩擦または引き裂きによってエネルギーを吸収することができ、かつ落下中に蓄積されたエネルギーを吸収および散逸させるように働く装置が当該技術分野において知られている。
エネルギーが熱に散逸される摩擦吸収装置の一例は、特許文献1に開示されており、そこではケーブルは、所与の経路に沿って摺動しており、または特許文献2に開示されており、そこではスリングは、一種のバックル中を摺動している。
反対に、引き裂き吸収装置の一例は、特許文献3に開示されており、そこでは落下のエネルギーを、スリングを結合している継ぎ目を引き裂き、それらを開いて引き離すようにすることによって散逸している。
一般に、引き裂き散逸装置は、継ぎ目の種類に基づいて、一定の荷重で破損する。このタイプの散逸装置に適用される継ぎ目を開くための閾レベルは、落下する物体が高度を失いつつ、引き裂き毎に、一定量のエネルギーを吸収することである。
特に考慮すべき点は、転倒中に身体が受ける減速度である。様々な研究により、人にとって望ましい許容レベルは、最大で6〜9gの減速度であることが示されている。この値を超えると、突然の減速および身体の骨格や柔らかい部分に発生する圧力により、目、脳、脊椎、腸の損傷を引き起こす重大な危険がある。
他方で、全体の落下長さを制限するために、瞬時に一定量のエネルギーを散逸させることで落下の長さを制限するように、部分的に吸収装置の伸びの程度に起因して、高強度の継ぎ目を設ける傾向がある。
散逸装置の伸びは、落下中に散逸されるエネルギーの関数である。ある高さから落下する、例えば120kgの重い体を制動するためには、かなりの量のエネルギーを散逸させなければならない。反対に、軽量の体、例えば同じ高さから40kgの体重の子供を制動するためには、著しく小さいエネルギーを散逸させなければならない。
最初の継ぎ目が引き裂かれると、落下エネルギーが散逸し始め、落下残留エネルギーが追加の継ぎ目を引き裂くことができなくなるまで、散逸が続けられる。したがって、落下の高さが同じならば、軽量の体は、より重い体によって引き裂かれた継ぎ目と比較して、より少ない数の継ぎ目しか引き裂くことができないことは、容易に理解できる。
軽量の人と重い人との落下を比較することによって、体重とは無関係の落下速度を有する散逸装置が設けられると、軽量の人の落下は、最も重い人に起こる制動に対して、より狭い間隔でかつより突然に制動されることになるであろう。このような減速度は、9gよりはるかに高くなる恐れがある。したがって、これは軽量の人に著しい、かつ関連する肉体的損傷を引き起こす恐れがある。
反対の場合では、同様の最終効果となるが、特に重い人が軽量の人用に調整された装置で落下すると、すべての継ぎ目を容易に引き裂き、かつ散逸装置の停止の際に、彼自身の残留エネルギーと速度とで、突然重くなり、続いて、強い減速度を受けることになる。
このような欠点を解決するために、当該技術分野において、同じ装置によって軽量な人と重い人との両方の落下を減速させるようないくつかの段階を有する漸次散逸装置がさらに知られている。
このような装置は、例えば特許文献4に開示されており、そこでは特定のスリングを実現することによって、一定の引き裂き長さの後に、引き裂き分岐が2倍になっている。
このような解決策はいずれも、ある負荷に対して大きな制動、したがって、減速度を引き起こすという問題を完全には解決していない。
欧州特許第1389481号明細書 米国特許第4100996号明細書 米国特許第3444957号明細書 米国特許第7392881号明細書
例えば、40kg、80kgおよび120kgの制動荷重に対してそれぞれ較正された3組の継ぎ目を備えた吸収装置を考えてみる。言い換えれば、40kgの荷重は、継ぎ目の最初の段階のみを引き裂き、80kgの荷重は、継ぎ目の最初の2つの段階を引き裂き、120kgの荷重は、散逸装置の3つの段階を引き裂く吸収装置を考えてみる。しかし、前述の段階の1つより少し大きい、例えば45kgの負荷を考えてみると、これは最初の段階を完全に引き裂き、そして80kgの荷重に対して較正された第2の段階の始まりのそばで9gよりもはるかに大きい非常に突然の減速度を受ける。
ここから、徐々に力を散逸させ、かつ異なる継ぎ目による突然の抵抗差を起こしにくい吸収装置を提供することが必要である。
さらに、このような荷重を支えるためには、吸収装置の継ぎ目が特に強い糸と非常に多くの縫い目とで作らなければならないことを考慮に入れなければならない。このような縫い目が存在すると、糸の強度が弱くなる恐れがある。実際、縫い目を施す際に、針が繰り返し繊維を通過するため、繊維の劣化を引き起こす恐れがある。さらに、強い糸が多くの継ぎ目によって交差しているので、吸収装置のスリングは、非常にかさばっていて堅く、そのため使いにくく、さらにこのようなスリングを実現することは、非常に高価である。
摩擦によって作動する散逸装置の場合、織物繊維の経年劣化によって、制動が著しく影響を受ける恐れがあること、どの繊維が硬化するかによって、制動能力が非常に高まり、そのため減速度の問題が突然増加してしまうことがさらに確認されている。そのため、摩擦装置を介する、かつ織物繊維の著しい詰まりを伴う制動機能を得ることは望ましくない。
上述のように、本発明の課題は、様々な体重を有するユーザの落下を減速させることに適した、落下を制動するための装置を提供することである。
本発明の更なる課題は、簡単にかつ安価に実現でき、同時に信頼性がある落下を制動するための装置を提供することである。
さまざまな課題は、請求項1に記載の装置を用いて本発明によって達成することができる。この装置の他の態様および特徴は、従属請求項に開示されている。
一実施形態によれば、本発明による荷重、好ましくは人の落下を制動するための装置は、スリングと、そのスリングと協働する制動要素とを備えている。
次に、スリングは、支持点、例えば固定点に拘束連結可能な第1端部と、荷重、例えば人に拘束連結可能な第2端部と、スリングの第2部分に可逆的に接合されたスリングの第1部分を含む折曲部とを備えている。
折曲部は、2つの可逆的に接合された部分の分離に対する抵抗を与える。さらに、スリングは、折曲部の第1部分と第1端部との間に含まれる第1自由部と、折曲部の第2部分と第2端部との間に含まれる第2自由部とを備えている。
装置の制動要素は、スリングのための複数の通路を備えており、第1自由部は、少なくとも1つの第1通路と交差しており、第2自由部は、少なくとも1つの第2通路と交差している。
特に、両端に一定の閾値以上の力が加わると、第1部分は、第2部分から分離し、かつ第1通路と交差し、第2部分は、第2通路と交差する。
閾値は、少なくともスリングの第1部分と第2部分との分離に対する抵抗によって、および制動要素とスリングとの間の摩擦によって画定されることに留意されたい。
言い換えれば、スリングに加えられる第1部分と第2部分とを分離するのに十分な力は、第1部分と第2部分との分離に対する抵抗と、制動要素および滑動し制動要素に接触するスリングの間に発生する摩擦との複合作用よりも大きくなければならない。
接合領域または接合面(たとえば継ぎ目)の隣にあるスリングの第1および第2部分に達する力は、制動要素とスリングの間に発生する摩擦だけスリングの両端に加えられる力より小さくなる。
より詳細には、力(すなわち荷重)がスリングの端部に加えられると、この力は、折曲部に達すると、分離に対する上述の抵抗と制動要素の摩擦係数との複合的かつ相乗的な作用によって発生する増幅された制動により「減少」する。言い換えれば、スリングの端部に加えられる力の少なくとも一部は、制動要素とスリングとの間の摩擦によって打ち消される。これにより、折曲部は、スリング自体に加えられる力に対してより小さな(すなわち「減少した」)力を受けるようになる。
スリングの第1および第2部分に達する「減少した」力が、それらが接合している部分において、分離に対する上述の抵抗よりも大きい場合、上述のスリング部分の分離が起こる。
したがって、スリング端部にスリング部分の分離に対する抵抗よりも大きい(例えば、わずかに大きい)力を加えても、制動要素とスリングとの間の摩擦が少なくとも部分的に加えられた力に対抗するため、スリング部分を分離することができない。このように、「減少した」力(すなわち、加えられた力と摩擦によって引き起こされた抵抗との差)は、スリング部分間の分離に対する抵抗よりも小さくなる。したがって、スリング部分を分離するためには、この部分の分離に対する抵抗と上述のように相乗的に作用する制動装置の摩擦との両方に打ち勝たなければならない。
さらに、このような分離は、スリング部分に加えられる「減少した」力によって実現され、ダイアフラムまたは他の要素が、移動すること、スリング部分を開くこと、または継ぎ目を引き裂くことによっては実現されない。これらは、前述の抵抗を発生させるのに有用な力を著しく修正し、かつ影響を及ぼし、そのため増幅散逸機能を損なう恐れがある。
特に、スリングが上述の通路の1つと交差するとき、スリングは、制動要素に接触しているので、スリングと制動要素との間に摩擦力が生じる。
本発明によって、直前に述べたように、荷重の落下の間、スリングは、ほとんど制動要素に粘着するよう強く張られている。さらに、折曲部の存在はスリングの緊張状態をさらに増大させ、好ましいことに、制動要素の通路におけるスリングの自由部の滑動に対抗するようになる。
これによって、分離に抵抗する力と制動要素上のスリングの摩擦力との単純な和によってではなく、分離に対する上述の抵抗と制動要素の摩擦との複合的かつ相乗的な作用によって与えられる制動力の増幅効果を有利に使用することができることが検証された。
これによって、増幅効果によってもたらされる力は、単一の力の合計よりも著しく大きくなり、吸収システムの寸法および複雑さを著しく小型化することができる。
上述したことをより明確にするために、本発明の開発中に行った実験は、例えば、約0.65kNに等しい摩擦抵抗を発生させることができる制動要素と結合した、約0.25kNに等しい分離に対する抵抗を有する折曲部は、4.5kNまでの全体拘束力を発揮することができ、2つの別々の効果の合計をはるかに超えている。
これによって、分離に対する抵抗を小さくした折曲部を使用することができるため、スリングの厚さを減少したままにすることができ、簡単に実現することができ、容易に使用することができる。
本発明の一態様によれば、前記折曲部は、複数の領域を備えており、前記部分は、互いに可逆的に接合しており、前記領域は、互いに分離に対する異なる抵抗を有している。
これによって、装置の制動作用を、漸進的にかつ徐々に変化させることができ、例えば徐々に増加させることができる。
本発明の他の態様によれば、前記折曲部の前記部分は、少なくとも1つの継ぎ目によって互いに接合している。
本発明の他の態様によれば、前記部分は、互いに異なる複数の継ぎ目によって互いに接合している。
本発明の他の態様によれば、前記部分は、前記制動要素からの距離の関数として変更可能な配置を有する単一の継ぎ目によって互いに接合されている。例えば、前記継ぎ目によって画定されるパターンは、前記制動要素からの距離が増すにつれて密になる。
本発明の他の態様によれば、前記折曲部は、上述の第1および第2自由部用の通路の間にある中間通路によって前記制動要素と交差している。
本発明の他の態様によれば、前記制動要素は、前記通路を有する本体を備えており、前記スリングの前記自由部は、前記通路を通って前記本体と交互に交差している。
言い換えれば、スリングの自由部は、二つの通路に連続して挿入されている。これにより、通路を通って、自由部は、第一面から第二面へ本体と交互し、次の通路を通って、自由部は、反対方向に、第二面から第一面へ本体と交互している。
本発明の他の態様によれば、前記第1自由部は、前記第2自由部が交差する通路の数と等しい数の通路と交差している。
好ましくは、制動要素は、制動要素を2つに分割する対称面を有しており、第1部は、第1自由部のための通路を有し、第2部は、第2自由部のための通路を有している。制動要素がスリングの折曲部のための中間通路を備えている場合、典型的にはこの対称面は、このような中間通路を実質的に半分に切断している。
本発明の他の態様によれば、前記制動要素は、前記通路を画定するための貫通開口を有する本体、好ましくは、細長い本体を備えている。言い換えれば、本発明の一態様によれば、制動要素のスリング用の通路は、制動要素の本体に設けられた開口によって実現することができる。
本発明の他の態様によれば、このような本体は、プレートを画定するために、縦横の寸法と比較して、厚さを薄くしている。
本発明の他の態様によれば、前記制動要素は、前記通路を画定するための開口を有する2枚の重なり合ったプレートを備えている。
本発明の他の態様によれば、前記スリングは、前記制動要素の前記本体の側面に直角な面に対して+60°〜−60°の角度で前記通路と交差している。より詳細には、スリングが上述の面とほぼ平行になるように通路と交差する場合、この角度は、ゼロになる。通路と交差する間にスリングがそれ自体の向き(制動要素の本体に対する長手方向を考慮した場合)を反転させない場合、この角度は、正の値をとる。反対に、通路と交差する間にスリングがそれ自身の向きを反転する場合、この角度は、負の値をとる。言い換えれば、スリングがほぼV字形のコースをとる場合、この角度は、正になり、スリングがほぼU字形のコース(例えば図8に示される)をとる場合、この角度は、ほぼゼロになり、スリングが2つの連続する開口部の間でΩ形のコース(例えば図7A〜図7Bに示される)をとる場合、この角度は、負になる。
本発明の他の態様によれば、少なくとも1つの中間要素が前記プレート間に配置され、前記中間要素には、前記通路を画定するための開口が設けられている。
本発明による装置の一実施形態の側断面図である。 図1の装置の斜視図である。 図1の拡大断面図である。 図1の装置のスリングの側面図である。 Aは、図1の装置の制動要素の側面図、Bは、図1の装置の制動要素の正面図である。 本発明の装置のスリングの折曲部の第1の実施形態を示す図である。 本発明の装置のスリングの折曲部の第2の実施形態を示す図である。 本発明の装置のスリングの折曲部の第3の実施形態を示す図である。 図1の実施形態の変形例を示す図である。 図7Aの細部の拡大図である。 図7Aの実施形態の変形例を示す図である。 図1の装置の使用状態を示す図であり、A、B、Cは、3つの連続する工程を示す。
添付の図面を参照して、本発明の例示的かつ非限定的な実施形態を提示する。
図を参照すると、本発明の一実施形態による装置1は、スリング2と制動要素3とを備えている。
特に図4を参照すると、スリング2(制動要素3から拘束されていない状態を示している)は、第1端部21と、第1端部21に対向する第2端部22とを備えている。
第1端部21は、支持点、好ましくは静的またはわずかに動的な固定点に連結可能であり、第2端部22は、図示されていない荷重に連結可能である。
荷重は、人とすることができ、人のハーネス、またはベルトに接続するのに適しているコネクタ、カラビナ、リングなどのような適切な接続手段によってスリングの端部22に連結することができる。
可能な実施形態によれば、端部21、22は、外側接続要素用のラッチとして働くことができるアイレット21b、22bを形成するため、既知の方法でスリング2を折り曲げ、接合した部分21a、22aを備えている。
2つの端部21、22の間に、スリング2は、折曲部23を備えている。より具体的には、折曲部23は、互いに可逆的に接合されているスリング2の2つの部分23a、23bによって形成されている。
以下によりよく説明しているように、第1部分23aと第2部分23bとは互いに接合されており、分離に対して所定の抵抗を有している。
言い換えれば、スリング2に力、特に端部21、22を互いに引き離そうとする牽引力FTが加えられると、折曲部23の部分23aおよび23bの分離に対する抵抗は、このような牽引力FTに対抗している。
上述のように、スリング2にかかるこのような力FTは、それが折曲部に達すると、部分23aおよび23bの分離に対する上述の抵抗と制動要素の摩擦係数との複合的かつ相乗的な作用によって発生する増幅された制動により「減少」する。
部分23a、23bでスリング2に加えられるこのような減少した牽引力FRが、部分23aおよび23bの分離に対する抵抗よりも小さい場合、これらは、互いに接合したままである。反対に、減少した牽引力FRが、部分23aおよび23bの分離に対する抵抗よりも大きい場合、これらは、分離し、スリング2の端部21、22は、互いに引き離れるようになる。
折曲部23の第1部分23aと第1端部21との間に、スリング2は、第1自由部24を有している。この部分は、スリング2の他の部分に拘束されていないので、「自由」と呼ばれている。
同様に、第2自由部25が、折曲部23の第2部分23bとスリング2の第2端部22との間に配置されている。
特に図6A〜図6Cを参照して、折曲部23の部分23aと23bとを接合することができる方法を次に説明する。
特に、図6A〜図6Cでは、部分23aと23bとは、継ぎ目によって接合されている。継ぎ目は、折曲部23の領域231、232、233、234、235、A、Bを形成するように配置されており、これらは互いに異なる部分23a、23bの分離に対する抵抗を有している。
一般的に、領域231、232、233、234、235、A、Bは、制動要素3から(または、スリング2の端部21、22から)の距離の関数として増加する部分23a、23bの分離に対する抵抗となる。これにより、領域231、232、233、234、235、A、Bの漸進的な分離は、好ましいことに、大きなエネルギーを必要とするようになる。
より具体的には、図6Aに示す実施形態では、各領域231、232、233、234、235は、一組の継ぎ目41、42、43、44、45を有している。
ある領域の継ぎ目は、少なくとも別の領域の継ぎ目とは異なっている。特に、例えば添付の図面に示すような可能な実施形態によれば、一連の継ぎ目41、42、43、44、45は、それぞれの領域231、232、233、234、235の内側に、異なる密度で配置されている。
他の実施形態では、例えば図6Bに示すように、各領域231、232、233、234、235は、単一の継ぎ目51、52、53、54、55を備えているが、各領域231、232、233、234、235内では、異なる間隔の継ぎ目となるように配置されている。より詳細には、ある領域の継ぎ目は、他の領域の継ぎ目が占める面とは異なる面を占めるようになっている。
例えば図6Cに示すさらなる他の実施形態では、部分23a、23bは、単一の継ぎ目60によって接合されている。
継ぎ目60は、制動要素3からの距離の関数として、それ自体の配置を変えている。特に、継ぎ目60は、制動要素3からの距離が増すにつれて次第に密集したパターンを有するようになっている。
前の実施形態とは異なり、互いに分離された領域を明確に検出することができない。一般に、ランダムに選択され、制動要素3から異なる距離に配置された、同じサイズを有する2つの領域A、Bを考慮に入れると、このような領域AおよびBは、互いに異なる部分23a、23bの分離に対する抵抗を有している。
図示されている3つの実施形態は、部分23a、23bの分離に対する変更可能な抵抗を達成するための3つの可能な解決策として考えられるべきである。図示されていない他の実施形態、例えば継ぎ目の抵抗を増減させることで、異なる形状および密度を有する継ぎ目を実現することが可能である。さらなる例として、部分23a、23bは、接着剤による接着によって、または、例えばマジックテープ(登録商標)式のマイクロフックによって互いに接合することができる。
さらに、いくつかの可能な実施形態によれば、部分23a、23bは、制動要素3からの距離、または端部21、22からの距離の関数として、分離に対して一定の抵抗で互いに接合されている。言い換えれば、図示されていない他の実施形態では、折曲部23は、単一の領域を備えている。
装置1は、スリング2と係合するようになっている制動要素3をさらに備えている。これにより、スリング2が滑動して制動要素3に接触することによって生じる摩擦が、スリング2の滑動を妨げることになる。
特に、制動要素3(図5Aおよび図5Bに詳細に見ることができる)は、スリング2のための複数の通路3a、3bを備えている。
特に図3を参照すると、スリング2は通路3a、3bの内側に挿入されている。これにより、第1自由部24は、第1通路3aと交差し、第2自由部25は、第2通路3bと交差している。
各通路3a、3bは、1つの、または複数の通路3a、3bを備えている。図示の実施形態では、通路3a、3bは、互いに等しい複数の通路を有している。しかし、スリング2の自由部24、25を対象としている通路3a、3bは、互いに異なる複数の通路を有するような実施形態を提供することができる。
折曲部23は、中間通路3cに挿入されていることが好ましい。
一般に、スリング2は、通路3a、3b(および3c)に挿入される。これにより、スリング2と制動要素3との間の接触によって生じる摩擦は、スリング2の両端21、22に加えられる牽引力FTに対抗するようになる。
図示の実施形態では、制動要素3は、通路3a、3b(場合により中間通路3c)を画定する開口を備えた本体3dを有しており、スリング2は、このような開口に挿入されている。これにより、自由部24、25は、制動要素3の本体3dと交互に交差している。
言い換えれば、平面図で制動要素3を考慮することによって、自由部24、25は、制動要素の本体3dの上下に交互に配置されている。
一般的に、通路3a、3b、すなわちスリングの通路用の開口は、通路(開口)3a、3bの縁部を画定する一組のペグ3g、または同様の要素によって画定されている。図1〜5に示す可能な実施形態によれば、ペグは、互いに整列している。言い換えれば、制動要素3は、一般的に、直列にかつ互いに距離を置いて配置された一組のペグ3gを有している。連続したペグの間のスペースは、上述した通路を画定している。
自由部24または25が通路3aまたは3bと交差するとき、この自由部は、制動要素の本体3dを第1側面3eから第2側面3fまで交差することになる。反対に、次の通路3aまたは3bでは、自由部24または25は、反対方向に、すなわち第2側面3fから第1側面3eまで制動要素3の本体3dと交差することになる。
換言すれば、本体3dは、互いに対向する2つの側面3e、3fを有している。添付の図3、図5Aでは、本体3dの側面3e、3fが2つの破線で模式的に示されていることに留意されたい。
通路3a、3bは、第1側面3eから第2側面3fまで本体3dを横切っている。スリング2は、本体3dの側面3e、3fに直角な面P2に対して、+60度〜−60度の角度αで開口3a、3bと交差していことが好ましい。上述のように、角度の符号(すなわち、角度が正か負かを判断すること)は、それぞれの通路と交差しているスリングのコースによる。一般的に、スリングの向きは、2つの連続したペグ間の距離に基づいている。距離Dがスリングの厚さよりも大きい場合(図3のように)、角度αは、通常正である。反対に、図7Bのように、距離がスリングの厚さより小さい場合(その場合、距離は実質的にゼロに等しい)、角度αは、通常負である。
さらに、制動要素3は、スリング2の折曲部23を制動要素3を通して挿入するために、中間通路3cを画定する開口を有している。
図示の実施形態では、制動要素の開口は、互いにほぼ同一であるが、異なる形状とすることもできる。さらに、図示するように、開口は、互いに等間隔に配置されているが、開口間の距離が一定ではない、すなわち後続の開口間の距離が異なるような実施形態は、除外されていない。
図の実施形態では、制動要素3は、対称面P1を備えており、対称面P1は、第1通路3aと第2通路3bとを、それぞれ第1自由部24用と第2自由部25用とに分割している。
中間通路3cがある場合、折曲部23が制動要素3と交差することができるように、対称面P1は、このような中間通路を切断している。
可能な実施形態によれば、例えば図1〜図6で見ることができるように、制動要素は、それ自体の縦横の寸法に対して厚さを減少させた細長い本体を有している。言い換えれば、制動要素は、板状である。
例えば図7Aおよび図7Bに示す他の実施形態では、スリングの上述した通路を実現するために、制動要素30は、並んで配置され、互いに向かい合う開口31a、31b、31c、32a、32b、32cを設けた2つのプレート31、32を備えている。
制動要素30の長手方向への展開に対して、スリング2の前方方向を逆にするようにスリング2を折り畳むため、2つのプレート31、32の開口は、互いにずれている。したがって、角度α(図7Bに示している)は、ゼロまたは負の値をとること、すなわち0〜−60度の値をとることが好ましい。
一般的に、可能な実施形態によれば、2つのプレート31、32は、互いにずれた開口31a、32aを形成するように配置されたペグ31g、32gを有している。これにより、第1プレート31のペグ31gは、第2プレート32の対応する開口32aに面するようになっている。
少なくとも1つの中間要素33がプレート31、32の間に配置されている。このような中間要素には、スリング2用の開口33a、33b、33cが設けられている。
このような中間要素は、落下中にプレート31、32を離間させ、スリング2の摩擦によって制動プレート31、32に発生する熱をより効果的に分散するために使用することができる。例えば、プレート31、32は、制動要素に要求される頑丈さを確保するために金属で作ることができ、一方、中間要素33は、上述の目的のためにプラスチックで作ることができる。図示されていない他の実施形態では、中間要素を省くことができる。図示されていない他の実施形態では、制動プレート31、32および中間要素33を一体で作ることができる。
さらに、他の実施形態では、単一のプレート34は、図7の実施形態の経路と同様に、スリング2の経路を形成するために、互いにずれた経路34a、34a’、34b、34b’、34cを有することができる。より具体的には、第1組の通路34a、34a’は、2つの平行な面に沿って交互に配置されたペグ35a、35a’によって実現されている。同様に、第2組の通路34b、34b’は、2つの平行な面(第1組の通路34a、34a’を形成するペグ35a、35a’が交互に配置されている2つの面と一致していることが好ましい)に沿って交互に配置されたペグ35b、35b’によって実現されている。
通常、閾値より大きい牽引力FT、すなわち、それぞれの減少した力FRが部分23a、23bを分離するのに十分な力FTが加えられたとき、スリング2は、制動要素3の通路3a、3bに挿入され、第1部分23aは、第1組の通路(または通路)3aを摺動し、同様に、第2部分23bは、第2組の通路3bを摺動する。
それぞれの減少した力がスリングの部分23a、23bの分離に対する抵抗に等しいとき、力FTは、閾値に等しくなる。
上述のように、本発明によって、スリング2と制動要素3との間の摩擦の制動効果を増幅させることで、スリングの折曲部の分離に対する抵抗の相乗効果、例えば、少なくとも1つの継ぎ目と、制動要素3でスリングの摺動中に発生する摩擦とによってもたらされる相乗効果を生み出すことができる。
本発明の進捗中に行った実験では、例えば、約0.65kN、0.9kN、1.5kNおよび1.8kNで引き裂くことができる継ぎ目を有する領域231、232、233、234、235を有しており、通常の条件(すなわち、約0.25kNに等しい摩擦力に抵抗することができる、継ぎ目、接着剤、または他の要素がない折曲部23を有するスリングの単純なスライドを伴う)下で発現することができる制動要素と組み合わされているスリングは、それぞれ約3.5kN、4.5kN、5.5kNおよび6kNの増幅された制動力を発生できることが強調されている。
使用中の図9A〜図9Cを特に参照すると、不使用状態では、装置1は、図9Aのように配置されている。
より詳細には、スリング2の自由部24、25は、制動要素3と接触しており、折曲部23は、互いに接合された部分23a、23bを有している。
次に、例えば人のような荷重の落下は、スリング2の端部21に牽引力FTを加える。同様に、支持点は、スリング2の他端部22に牽引力FT’を加える。
説明を簡単にするために、折曲部23が互いに異なる分離に対する抵抗を有する2つの領域A、A’およびB、B’を備えている実施形態が示されている。以下の説明は、異なる数の領域(単一の領域も含む)を有する実施形態にも必要な変更を加えて適用される。
自由部24、25は、領域A、A’が制動要素3に達するまで制動要素の通路3a、3bを摺動する。同時に、自由部24、25が制動要素3に対して摺動することによって生じる摩擦が、同じ自由部の動きを制動する。領域A、A’が制動要素3に達すると、部分23aと23bとの分離および制動要素3の摩擦に対する上述の抵抗の複合的、相乗的かつ増幅的な作用によって制動作用が発生する。
次に、折曲部23に作用する減少した力FRが領域A、A’の分離に対する抵抗値よりも小さい場合、すなわち力FTが上述の閾値よりも小さい場合、折曲部23は、分離することなく、装置1は、スリング2の動きを中断する。
力FTが閾値よりも大きく、したがって減少した力FRが領域A、A’の分離に対する抵抗よりも大きい場合、部分23a、23bは、領域A、A’で分離する。このような状態が図9Bに示されている。したがって、領域A、A’は、分離して、部分23a、23bは、制動要素の一組の通路3a、3bにそれぞれ部分的に挿入されるようになる。
詳細には、第1部分23aは、第1組の通路3aと交差し、第2部分23bは、第2組の通路3bと交差する。
分離に対する抵抗を与える領域A、A’の抵抗は、自由部24、25の緊張状態に変化を生じさせ、これにより、スリングと制動要素3との間の摩擦係数が与えられると、装置1の制動作用は、著しく増幅され、牽引力FTに対抗するようになる。
部分23aと23bとの分離点、すなわち折曲部23の2つの部分23a、23bが一般的に、それぞれの継ぎ目の破断によって分離する点は、中間通路3cに配置されていることが好ましい。より一般的には、このような分離点は、通常、制動要素3に配置されている。
次に、減少した力FRが領域B、B’の分離に対する抵抗値よりも小さい場合、領域B、B’は、分離することなく、装置1は、スリング2の動きを中断する。
あるいは、減少した力FRが領域B、B’の分離に対する抵抗よりも大きい場合、図9Cに示すように、部分23a、23bは完全に分離し、制動要素と交差するようになる。
特に、図示の実施形態では、折曲部全体が、中間通路3cを通って制動本体3を第1側面3eから第2側面3fまで交差している。
したがって、2つの端部21、22に加えられる牽引力FTを受けたとき、分離に対する抵抗の複合的かつ相乗的な作用によって与えられる対抗力、すなわち、接合部23a、23bと、スリング2および制動要素の間の摩擦係数とによって与えられる対抗力を、装置1がどのように生成するかが強調されている。
このような相乗効果は、接合部23a、23bの分離に対する抵抗の増幅効果をもたらし、制動時、特に著しく異なる重さを有する荷重または人の落下によって発生したエネルギーを散逸させるために作動しなければならない場合には、特に効果的な、都合の良いことに調整可能な、緩やかで規則的な吸収装置を製造することができる。さらにこの効果により、簡易な、かつ大きさおよび重量がほとんど制限されていない吸収装置を製造することができる。
1 制動装置
2 スリング
3 制動要素
3a 第1通路(第1組の通路)
3b 第2通路(第2組の通路)
3c 中間通路
3d 本体
3e 第1側面
3f 第2側面
3g ペグ
21 第1端部
21a 接合部分
21b アイレット
22 第2端部
22a 接合部分
22b アイレット
23 折曲部
23a 第1部分
23b 第2部分
24 第1自由部
25 第2自由部
30 制動要素
31 第1プレート
32 第2プレート
31a、31b、31c、32a、32b、32c 開口
31g、32g ペグ
33 中間要素
33a、33b、33c 通路(開口)
34 プレート
34a、34a’、34b、34b’、34c 通路
35a、35a’、35b、35b’ ペグ
41、42、43、44、45 継ぎ目
51、52、53、54、55 継ぎ目
60 継ぎ目
231、232、233、234、235 領域
A、A’、B、B’ 領域
D 距離
FR 牽引力
FT、FT’ 牽引力
P1 対称面
P2 直角な面
α 角度

Claims (15)

  1. スリング(2)と制動要素(3、30)とを備え、荷重の落下を制動するための装置(1)であって、前記スリング(2)は、
    −固定点に連結可能な第1端部(21)と、
    −前記荷重に連結可能な第2端部(22)と、
    −前記スリング(2)の第2部分(23b)に可逆的に接合された前記スリング(2)の第1部分(23a)を含み、前記第1部分(23a)と前記第2部分(23b)との分離に対する抵抗を与える折曲部(23)と、
    −前記折曲部(23)の前記第1部分(23a)と前記第1端部(21)との間に含まれる第1自由部(24)と、
    −前記折曲部(23)の前記第2部分(23b)と前記第2端部(22)との間に含まれる第2自由部(25)とを備えており、
    前記制動要素(3、30)は、前記スリング(2)のための複数の通路を備えており、前記第1自由部(24)は、少なくとも1つの第1通路(3a)と交差しており、前記第2自由部(25)は、少なくとも1つの第2通路(3b)と交差しており、前記2つの端部(21、22)の少なくとも一方に閾値より大きい牽引力(FT、FT’)を加える結果として、前記第1部分(23a)は、前記第2部分(23b)から分離し、かつ前記第1通路(3a)と交差するようになり、前記第2部分(23b)は、前記第2通路(3b)と交差するようになることを特徴とする荷重の落下を制動するための装置(1)。
  2. 前記折曲部(23)は、複数の領域(231、232、233、234、235、A、B)を備えており、前記部分(23a、23b)は、互いに可逆的に接合しており、好ましくは前記領域(231、232、233、234、235、A、B)は、互いに分離に対する異なる抵抗を与えることを特徴とする請求項1に記載の荷重の落下を制動するための装置(1)。
  3. 前記折曲部(23)の前記部分(23a、23b)は、少なくとも1つの継ぎ目(41、42、43、44、45、51、52、53、54、55、60)によって互いに接合していることを特徴とする請求項1または2に記載の荷重の落下を制動するための装置(1)。
  4. 前記部分(23a、23b)は、互いに異なる複数の継ぎ目(41、42、43、44、45、51、52、53、54、55)によって互いに接合していることを特徴とする請求項3に記載の荷重の落下を制動するための装置(1)。
  5. 前記部分(23a、23b)は、前記制動要素(3、30)からの距離の関数として変更可能な配置を有する単一の継ぎ目(60)によって互いに接合されていることを特徴とする請求項3に記載の荷重の落下を制動するための装置(1)。
  6. 前記折曲部(23)は、前記少なくとも1つの第1通路(3a)と前記少なくとも1つの第2通路(3b)との間に配置された中間通路(3c)によって前記制動要素(3、30)と交差していることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の荷重の落下を制動するための装置(1)。
  7. 前記制動要素(3、30)は、前記通路(3a、3b、3c)を有する本体(3d)を備えており、前記スリング(2)の前記自由部(24、25)は、前記通路を通って前記本体(3d)と交互に交差していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の荷重の落下を制動するための装置(1)。
  8. 前記第1自由部(24)は、前記第2自由部(25)が交差している通路の数と等しい数の通路と交差していることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の荷重の落下を制動するための装置(1)。
  9. 前記制動要素(3、30)は、前記通路(3a、3b)を画定するための貫通開口を有する細長い本体(3d)を備えていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の荷重の落下を制動するための装置(1)。
  10. 前記本体(3d)の厚さは、プレートを画定するために、前記本体(3d)の縦横の寸法よりも小さくなっていることを特徴とする請求項9に記載の荷重の落下を制動するための装置(1)。
  11. 前記本体(3d)は、前記本体(3d)を2つの部分に分割する対称面(P1)を有しており、第1部は、前記少なくとも1つの第1通路(3a)を有し、第2部は、前記少なくとも1つの第2通路(3b)を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の荷重の落下を制動するための装置(1)。
  12. 前記対称面(P1)は、前記少なくとも1つの第1通路(3a)と前記少なくとも1つの第2通路(3b)との間に配置された中間通路(3c)を半分に分割することを特徴とする請求項11に記載の荷重の落下を制動するための装置(1)。
  13. 前記制動要素(30)は、通路(33a、33b、33c)を画定するための開口を有する2枚の重なり合ったプレート(31、32)を備えていることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の荷重の落下を制動するための装置(1)。
  14. 中間要素(33)が前記プレート(31、32)間に配置され、前記中間要素(33)には、前記通路(33a、33b、33c)を画定するための開口が設けられていることを特徴とする請求項13に記載の荷重の落下を制動するための装置(1)。
  15. 前記スリング(2)は、前記制動要素の前記本体(3d)の側面(3e、3f)に直角な面(P2)に対して+60°〜−60°の角度(α)で前記通路(3a)と交差していることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の荷重の落下を制動するための装置(1)。
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