JP2020508034A - 電磁リニアアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

電磁リニアアクチュエータが外被部材(6)および末端部材(5)を有するハウジング(1)と、前記ハウジング内に配置されていて共通の軸(A)の周りで軸方向に相互に偏移して延在しかつ互いに逆方向に巻かれた2個のコイル(19,20)からなるコイル構成(2)と、前記ハウジング(1)内で前記軸(A)に沿って2つの終端位置の間で摺動可能に支承された電機子構成(3)とを含んでなり、前記電機子構成が前記末端部材(5)を貫通するシャフト(8)と、そのシャフト上に配置されていて軸方向に磁化された永久磁石(10)とその永久磁石の端面側に配置された2個の円盤型の磁束伝導部材(11)とを備えた永久磁石構成(9)を有する。シャフト(8)の自由端部と逆側の第1のコイル(19)が、前記シャフト(8)の自由端部と反対側の末端に内径が縮小された領域(27)を備える。その第1のコイル(19)内の末端側に磁気活性材料からなるコア(28)を収容する。電機子構成の両方の終端位置の夫々において永久磁石構成(9)の軸方向長の少なくとも50%が前記両方のコイル(19,20)の一方と重複する。【選択図】図1

Description

この発明は電磁リニアアクチュエータに関する。本発明に係る電磁リニアアクチュエータは特に、外被部材および末端部材を有するハウジングと、前記ハウジング内に配置されていて共通の軸の周りで軸方向に相互に偏移して延在しかつ互いに逆方向に巻かれた2個のコイルからなるコイル構成と、前記ハウジング内で前記軸に沿って2つの終端位置の間で摺動可能に支承された電機子構成とを含んでなり、前記電機子構成が前記末端部材を貫通するシャフトと、そのシャフト上に配置されていて軸方向に磁化された永久磁石とその永久磁石の端面側に配置された2個の円盤型の磁束伝導部材とを備えた永久磁石構成を有し、その際前記電機子構成の両方の終端位置の夫々において前記永久磁石構成の軸方向長の少なくとも50%が前記両方のコイルの一方と重複する。
電磁リニアアクチュエータは多様な構成方式で知られており使用されている。電磁リニアアクチュエータの個別の構造形式ならびに装備は個別の使用形態に適応する。その構造形式および装備は、該当する適用形態において存在する利用可能空間、シャフトが両方の終端位置の間で移動する所要の変位路程(スイッチング路程)、その際に付勢される構成部材に対してシャフトが付加可能あるべき所要の応力等に依存する。さらに、達成可能なスイッチング動性、すなわち1つの終端位置から別の終端位置へのシャフトの移動のために必要とする時間も、多くの適用形態において重要な意味を有する。その際、異なった特徴と出力パラメータの間に相関性が存在することに留意する必要がある。従って、一般的にシャフトによって生成される変位応力(あるいはスイッチング応力)は構造大に相関し、大きなリニアアクチュエータほど大きな変位応力を生成することができる。勿論、(動かすべき質量がより大きくなるため)達成可能なスイッチング動性に影響が及ぼされる。さらに、電機子構成の加速のために必要とされる応力がその電機子構成の動作相中に有効なスイッチング応力を低下させるような方式で、スイッチング動性とスイッチング応力が相関する。
冒頭に述べた構造形式に相当する電磁リニアアクチュエータは、例えば特許文献1および特許文献2に係るリニアアクチュエータと同様に、2つの安定したスイッチング状態の可能性を有することを特徴とする。従ってそれらはいわゆる双安定アクチュエータとして構成することができ、それによればシャフトが、永久磁石構成とハウジングとの共働作用のため、コイル構成の付勢(通電)を伴わずにシャフトの両終端位置のそれぞれを保持することができ、そのことは勿論永久磁石構成の実施形態および/またはコイル構成との協調が異なっているが類似の構造形式であるものに対しても部分的に有効である(例えば特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、ならびに特許文献8参照)。上述した特徴に加えて、双安定電磁アクチュエータは追加的な特徴として安定したスイッチング状態において電機子構成に作用する応力(保持力)を有し;その理由は、明らかにより高い保持力が典型的に電機子の初期加速を低下させるように作用し、従ってスイッチング動性に影響を及ぼすためである。
特許文献9には請求項1前文に記載のものと同種の電磁リニアアクチュエータが開示されており、冒頭に述べた特徴に加えて永久磁石構成がシャフトの末端に配置されることを特徴とする。しかしながら、この電磁リニアアクチュエータは双安定アクチュエータとして構成されておらず、むしろ液圧サーボバルブの付勢のために設計されており、そのためコイル構成の通電に比例する電機子構成の中立の中間位置からの偏移が実行される。
特許文献10には、伝動装置に使用するために設計された電磁リニアアクチュエータが開示されている。このアクチュエータは、外被形状のハウジング内に配置された2個のコイルを備え、それらの間に中央の磁束伝導部材が存在する。ハウジングの末端側に固定式の磁束伝導部材が設置され、それを貫通して電機子構成のシャフトが延在し、そのシャフトの末端側に第1の可動式の磁束伝導部材が配置される。固定式の磁束伝導部材と第1の可動式の磁束伝導部材との間に第2の可動式の磁束伝導部材が存在し、その第2の可動式の磁束伝導部材はハウジングと電機子構成の両方に対して相対動作可能である。1個のコイル、別のコイル、あるいは両方のコイルの通電に従って、電機子構成が3つの定義された位置のうちの1つを占める。
特開昭57−198612号公報 欧州特許出願公開第1275886号(A2)明細書 米国特許第3504315号(A)明細書 米国特許第3503022号(A)明細書 米国特許第4490815号(A)明細書 中国特許出願公開第101908420号(A)明細書 米国特許第3202886号(A)明細書 ドイツ国特許出願公開第2423722号(A)明細書 米国特許第4071042号(A)明細書 米国特許出願公開第2004/0100345号(A1)明細書
従って本発明の目的は、先行技術に対して改善された動作特性を特徴とする、冒頭に述べた種類の電磁リニアアクチュエータを提供することである。そのため、特に極めて動的に作用するとともに非常に高い変位応力を有する、冒頭に述べた種類の電磁リニアアクチュエータを提供する。
本発明によれば前記の課題は、同種の電磁リニアアクチュエータにおいて、シャフトの自由端部と逆側の第1のコイルが前記シャフトの自由端部と反対側の末端に内径が縮小された領域を備え、その第1のコイル内の末端側に磁気活性材料からなるコアを収容することによって解決される。本発明に係る電磁リニアアクチュエータの構成によって達成することができる決定的な利点は、後に詳細に記述するが従来は知られていなかった固定子構成と電機子構成の間に作用する電磁応力の最適な推移である。この電機子構成に作用する電磁応力の推移は、(電機子構成の第1の終端位置において電機子構成に作用する大きな保持力にもかかわらず)極めて高い電機子構成の初期加速を可能にし、その際その後の電機子構成の偏移路程にわたって極めて均一に推移する電磁応力が電機子構成に作用することができ、そのことが電機子構成のさらなる加速と形成されるスイッチング応力の両方に対して良好に作用する。変位路程の終端付近において再度の変位応力の有意な上昇も可能であり、典型的な適用形態においてそのことが極めて有効になる。すなわち、変位路程の大半の部分にわたって電機子構成に作用する電磁応力の推移が極めて均一であることが非常に有効である。
本発明の第1の好適な追加構成は、(コイル構成の第1のコイルの末端側に収容された)コアが、第1のコイルの縮小された内径を有する領域の軸方向の総延長と重複することを特徴とする。このことは、電機子構成の極めて高い初期加速を達成する応力の推移のために有利である。その際、永久磁石構成の外径が第1のコイルの縮小された内径を有する領域の内径よりも大きくなるような方式で、前記第1のコイルの縮小された内径を有する領域が前記永久磁石構成と半径方向で重複することが極めて好適である。
さらに応力推移のために、(本発明の別の好適な追加構成において)第1のコイルと第2のコイルの間の軸方向の間隔がコイル技術的に必要不可欠なものより顕著に大きくならないようにすることが極めて好適である。コイル構成の第1のコイルと第2のコイルが(特に好適には磁気不活性材料からなる共通のサポートスリーブ上で)連続的に巻かれ、第1のコイルと第2のコイルの間に存在する軸方向の間隔がコイル導線の不断の180°アーチのために必要な程度に制限されることが理想的である。現実的には、前記の間隔がコイル技術的に必要不可欠な大きさを50%超上回ることがないようにされる。
本発明の別の好適な追加構成によれば、第1のコイルと第2のコイルの間に磁束伝導部材を配置しないようにする。そのような磁束伝導部材は応力推移を不均一にし、そのため本発明に係る電磁リニアアクチュエータの設計においてリニアアクチュエータの動作特性に不利な影響が及ぼされる。
本発明のさらに別の好適な追加構成は、電機子構成の第1の終端位置において永久磁石構成が50%超第1のコイルと重複し(ならびに通常シャフトが末端部材内に収容され)、その終端位置においてコアと、隣接する永久磁石構成の磁束伝導部材との間に軸方向の間隙が存在することを特徴とする。その方式によって、電機子構成が(作用する保持力に抗して)第1の終端位置から離脱動作するために必要な起動力に有利な影響を及ぼすことができる。そのことを極めて簡便な方式で達成する1つの可能性は、シャフトが軸方向に永久磁石構成を貫通してその永久磁石構成から幾らか突出することである。すなわち、電機子構成が前記のシャフトの突出によってコアに当接し、隣接する永久磁石構成の磁束伝導部材からコアに対して間隔を保持することができる。また、シャフトは磁気不活性材料、特にステンレス鋼から形成することが好適である。そのことは上述した電機子構成のための“ストッパ”としての機能に対して有効であるばかりでなく、その方式によって達成可能な磁気誘導性の低減と、それに伴った外側の、コイル構成と相互作用する永久磁石構成の環境への磁界の収束によっても有用である。
本発明のさらに別の好適な追加構成において、電機子構成の第1の終端位置における第1のコイルによる永久磁石構成との重複が電機子構成の第2の終端位置における第2のコイルによる永久磁石構成との重複よりも小さいことが、応力推移に対して有利である。従って例えば電機子構成の第1の終端位置において永久磁石構成が55%ないし85%第1のコイルによって重複され、一方電機子構成の第2の終端位置においてはより大きく、すなわち65%ないし100%の割合で第2のコイルによって軸方向に重複されることが可能である。極めて好適な範囲は、電機子構成の第1の終端位置において永久磁石構成が65%ないし75%第1のコイルによって軸方向に重複され、電機子構成の第2の終端位置においては75%ないし90%第2のコイルによって重複されることである。
さらに別の好適な追加構成は、ハウジングの末端部材が組み立ておよびガイドブロックとして形成されることを特徴とする。そのためハウジングの末端部材が、付勢すべき要素を備えた構造体(例えば内燃機関のカムシャフトの調節のためにリニアアクチュエータを使用する場合はシリンダヘッド)上にリニアアクチュエータを取り付けるように作用する構造的な特徴(例えばフランジ、ねじ付けスレッド、取り付け用延長部材等)と、電機子構成を案内するために作用する構造的な特徴(例えば電機子構成のシャフトの滑り案内として形成された孔部等)の両方を有する。その際特に好適な構成形態によれば、電機子構成を専ら組み立ておよびガイドブロック内で摺動可能に案内して支承する。
さらに、永久磁石構成がそれの外周上に軸方向の長さにわたって延在する少なくとも1本のバランシング通路を有することが好適である。そのことはスイッチング動性の観点から有利であることが理解され;その理由は、そのようにして永久磁石構成とその永久磁石構成を囲繞するコイル構成の間の半径方向の間隙(少なくとも1本のバランシング通路の領域以外)が比較的小さい(効率の点で有利に作用する)場合でも電機子構成の動作に際して小さな抵抗で(前記少なくとも1本のバランシング通路を通じて)永久磁石構成の周囲を空気が通流するためである。
リニアアクチュエータが、相互に平行して隣接配置された2個の電機子構成とそれらにそれぞれ割り当てられたコイル構成を有する複動リニアアクチュエータとして構成され、その際ハウジングが2個の分離された外被部材と共通の末端部材を備えていて、その末端部材を両方のシャフトが貫通するようにすれば、前述した本発明の利点が極めて顕著に明らかになる。それによって極めて狭い空間で2つの機能を実現することができ、その際小型であることが、末端部材が両方のユニットに対して共通に磁気作用を及ぼすために有利になる。同じことが、末端部材の反対側に好適に設けられる共通のハウジングの閉鎖盤にも該当する。
前述した複動リニアアクチュエータは、ハウジングの両方の外被部材を囲繞する共通の保護キャップを有する被覆を備えることが好適である。前記の保護キャップは、末端部材上に取り付けられたフランジ盤あるいはフランジリングと気密に結合することが極めて好適である。
次に、本発明の好適な実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
複合リニアアクチュエータとして構成された本発明に係る電磁リニアアクチュエータを示した軸方向断面図である。 図1のリニアアクチュエータの部分立体図である。 コイル構成を通流する電流と、電機子構成に作用する発生応力と、電機子構成の動作の推移をコイル構成の通電開始からの時間に関して示した説明図である。
図1および図2に示された、複動リニアアクチュエータとして構成された電磁リニアアクチュエータは、ハウジング1と、その中に収容された2個のコイル構成2と、2個の電機子構成3と、被覆4の形式の4つの機能的な主要構成要素を含む。
ハウジング1は、末端部材5と、2本のシリンダ形状の外被部材6と、前記末端部材5の反対側に配置された共通の閉鎖盤7を備える。これらの部材は強磁性材料から形成される。その際良好な磁束特性を形成しながら外被部材6を末端部材5上で心合せするとともに正確に位置決めするために、末端部材5が対応する外被部材6の末端側にいずれも突出部によって正確に嵌合する。反対側の末端領域において両方の外被部材6がいずれも(相互に対向して)切欠きを有し、それを介して閉鎖盤7が挿入される。前記切欠きの領域において両方の外被部材6が閉鎖盤7と鈍角に接合する。その他の点では、閉鎖盤7は可能な限り隙間なく外被部材6の内輪郭に密着する。両方の外被部材6のそれぞれの中にコイル構成2が配置される。
両方の電機子構成3は、それぞれシャフト8とそのシャフトの末端側に配置された永久磁石構成9を含み、その永久磁石構成が軸方向に磁化された永久磁石10とその永久磁石の端面側に配置された2枚の円盤型の磁束伝導部材11を備える。(磁気不活性材料から形成された)シャフト8は直径が縮小された領域をもって(適宜に穿孔された)永久磁石構成9を軸方向に貫通し、その際シャフトは永久磁石構成の逆側の端面において幾らか磁束伝導部材11から突出して突出部12を形成するようにして貫通する。永久磁石構成9の外周上には、それの長さにわたって延在する4本のバランシング通路13が設けられる。
両方の電機子構成3のシャフト8のそれぞれがいずれも末端部材5内で軸Aに沿って摺動可能に支承される。そのために末端部材5が組み立ておよびガイドブロックとして構成される。この組み立ておよびガイドブロックは、軸方向のアタッチメント15と、電機子構成3の各シャフト8のための摺動ガイドとして形成された2本の孔部16を備える。各シャフト8は、孔部16に整合するよう設定され相互に離間して配置された2個のガイド部17,18をそれぞれ備え、それらの間においてシャフト8が縮小された直径まで細くなる。シャフト8は末端部材5を貫通する。図1および図2の上部において完全にハウジング1内に収容されたシャフト8を有する第1の終端位置で電機子構成3が示されており、一方下方には、電機子構成3が最大にハウジング1から突出したシャフト8を有する第2の終端位置が示されている。
コイル構成2は、軸Aの周りに延在していて逆方向に巻かれておりさらに軸方向で相互に偏移した2個のコイル19,20をそれぞれ含み、すなわち(末端部材5内に挿入されたシャフト8の自由端部と逆側に配置された)第1のコイル19と第2のコイル20である。その際両方のコイル19,20は、磁気不活性材料から形成された共通のサポートスリーブ21上に収容される。第1のエンドプレート22、第2のエンドプレート23、ならびに中間リング24によってサポートスリーブの外周面がそれぞれ第1のコイル19あるいは第2のコイル20を収容するための2個の区画に区切られる。第1のエンドプレート22と中間リング24は、(連続しているが第1のコイル19から第2のコイル20への移行部で巻線方向を反転させて巻かれた)両方のコイルのコイル導線を挿通させるための開口25をそれぞれ備える。ハウジング1の閉鎖盤7も、コイル導線を挿通させるように機能する開口26を備える。
第1のコイル19は、いずれもシャフト8の自由端部と逆側の末端に縮小された内径を有する領域27を備える。そのためサポートスリーブ21が適宜に段階式に形成される。その際第1のコイル19の領域27内の縮小された内径は、その縮小された内径を有する領域27内で永久磁石構成9と第1のコイル19が環状の重複領域によって半径方向において相互に重複するような方式で選択される。
サポートスリーブ21の末端領域内に、(端面側で隙間なく閉鎖盤7に接合するようにして)磁気活性材料からなるコア28が挿入される。このコアは、第1のコイル19の縮小された内径を有する領域27の軸方向の全長と重複する。そのため、コアはサポートスリーブ21に対応して段階式に形成される。電機子構成3の第1の終端位置(図1および図2の上部に示されている)において、永久磁石構成9から突出したシャフト8の突出部12がコア28に接合する。その方式によって、コア28に隣接する永久磁石構成9の磁束伝導部材11がコア28に対して所定の間隔を保持し、すなわちコア28とそれに隣接する永久磁石構成9の磁束伝導部材11との間に軸方向の間隙29が存在する。
永久磁石構成9の軸方向の長さと対応する第1のコイル19および第2のコイル20の軸方向の長さおよび配置は、電機子構成3の第1の終端位置における第1のコイル19による永久磁石構成9との軸方向の重複が電機子構成3の第2の終端位置における第2のコイル20による永久磁石構成9との軸方向の重複よりも小さくなるように相互に設定される。従って、電機子構成3の第1の終端位置における第1のコイル19による永久磁石構成9との軸方向の重複が約70%となり、一方電機子構成3の第2の終端位置における第2のコイル20による永久磁石構成9との軸方向の重複は約82%になる。
外部からの影響に対する保護のために機能する被覆4は、ハウジング1の両方の外被部材6を囲繞する共通の保護キャップ30を備え、その保護キャップが末端部材5上に設置されたフランジリング31と気密に結合される。保護キャップ30とフランジリング31は相互に整列する孔部32を備え、その孔部は適宜なネジを使用して既存の構造体上に複動リニアアクチュエータを固定するために機能する。
図示されたリニアアクチュエータの実施形態は、電機子構成3が第1の終端位置から第2の終端位置に動作する際の最善のスイッチング動性ならびに最大のスイッチング応力の視点において最適化されている。その際極最小限の寸法ながら簡便な構造方式とする観点から、この実施形態においては電磁式に実行される第2の終端位置から第1の終端位置への電機子構成3の回帰が省略される。その種の回帰は本実施例においてシャフト8に作用する独立した外部のリセット装置によって実行される。他方、電磁式に実行される電機子構成の回帰の観点において図示された複動リニアアクチュエータを変更することもできる。そのため、特に第2のコイル20を軸方向に幾らか延伸させ、シャフト8の自由端部の側の末端に縮小された内径を有する領域を有するようにすることができ、その際その第2のコイルの縮小された内径を有する領域が半径方向において永久磁石構成9と重複し、また第2のコイル20内の末端側に磁気活性材料からなるコアスリーブを収容することができる。
図3には、図1および図2の実施例に従って構成され、いずれも電機子構成3のストロークが4.75mmとなるように設計されまた直径僅か8mmの永久磁石構成9を有してなる複動リニアアクチュエータの極めて良好な性能データが示されている。コイル構成2に通電していない場合、(永久磁石構成9とコア28との共働作用によって)電機子構成3が約9.5Nの保持力で第1の終端位置に保持される。コイル構成2に通電すると0.25ミリ秒後に既にその保持力が補償され、同様に迅速な電磁応力の上昇によって通電開始から僅か0.5ミリ秒後(応答時間)に電機子構成3の動作が実行される。シャフト8がコア28から上昇し、保持力は急速に停止する。通電開始から約1ミリ秒で電機子構成3に作用する電磁応力が平均8.5Nの水平域に到達し、その水平域が高い安定性をもって電機子構成3の変位路程の略全域にわたって保持される。その結果として電機子構成3が連続的に加速する動作を実行する。その動作の終局近く(コイル構成2の通電開始から約3.2ミリ秒以降および第2の終端位置の約1mm手前)において第2の終端位置に割り当てられた保持力が漸増的に作用し、それによって合計応力の高い累増がもたらされる。僅か3.5ミリ秒後に(4.75mmのスイッチング路程を経て)既に電機子構成3が第2の終端位置に到達する。継続してコイル構成に通電する間に、形成される合計応力が約22Nになる。
この発明は電磁リニアアクチュエータに関する。本発明に係る電磁リニアアクチュエータは特に、外被部材および末端部材を有するハウジングと、前記ハウジング内に配置されていて共通の軸の周りで軸方向に相互に偏移して延在しかつ互いに逆方向に巻かれた2個のコイルからなるコイル構成と、前記ハウジング内で前記軸に沿って2つの終端位置の間で摺動可能に支承された電機子構成とを含んでなり、前記電機子構成が前記末端部材を貫通するシャフトと、そのシャフト上に配置されていて軸方向に磁化された永久磁石とその永久磁石の端面側に配置された2個の円盤型の磁束伝導部材とを備えた永久磁石構成を有し、その際前記電機子構成の両方の終端位置の夫々において前記永久磁石構成の軸方向長の少なくとも50%が前記両方のコイルの一方と重複する。
電磁リニアアクチュエータは多様な構成方式で知られており使用されている。電磁リニアアクチュエータの個別の構造形式ならびに装備は個別の使用形態に適応する。その構造形式および装備は、該当する適用形態において存在する利用可能空間、シャフトが両方の終端位置の間で移動する所要の変位路程(スイッチング路程)、その際に付勢される構成部材に対してシャフトが付加可能あるべき所要の応力等に依存する。さらに、達成可能なスイッチング動性、すなわち1つの終端位置から別の終端位置へのシャフトの移動のために必要とする時間も、多くの適用形態において重要な意味を有する。その際、異なった特徴と出力パラメータの間に相関性が存在することに留意する必要がある。従って、一般的にシャフトによって生成される変位応力(あるいはスイッチング応力)は構造大に相関し、大きなリニアアクチュエータほど大きな変位応力を生成することができる。勿論、(動かすべき質量がより大きくなるため)達成可能なスイッチング動性に影響が及ぼされる。さらに、電機子構成の加速のために必要とされる応力がその電機子構成の動作相中に有効なスイッチング応力を低下させるような方式で、スイッチング動性とスイッチング応力が相関する。
冒頭に述べた構造形式に相当する電磁リニアアクチュエータは、例えば特許文献1および特許文献2に係るリニアアクチュエータと同様に、2つの安定したスイッチング状態の可能性を有することを特徴とする。従ってそれらはいわゆる双安定アクチュエータとして構成することができ、それによればシャフトが、永久磁石構成とハウジングとの共働作用のため、コイル構成の付勢(通電)を伴わずにシャフトの両終端位置のそれぞれを保持することができ、そのことは勿論永久磁石構成の実施形態および/またはコイル構成との協調が異なっているが類似の構造形式であるものに対しても部分的に有効である(例えば特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、ならびに特許文献8参照)。上述した特徴に加えて、双安定電磁アクチュエータは追加的な特徴として安定したスイッチング状態において電機子構成に作用する応力(保持力)を有し;その理由は、明らかにより高い保持力が典型的に電機子の初期加速を低下させるように作用し、従ってスイッチング動性に影響を及ぼすためである。
特許文献9には請求項1前文に記載のものと同種の電磁リニアアクチュエータが開示されており、冒頭に述べた特徴に加えて永久磁石構成がシャフトの末端に配置されることを特徴とする。しかしながら、この電磁リニアアクチュエータは双安定アクチュエータとして構成されておらず、むしろ液圧サーボバルブの付勢のために設計されており、そのためコイル構成の通電に比例する電機子構成の中立の中間位置からの偏移が実行される。
特許文献10にも同種のリニアアクチュエータが開示されている。そのリニアアクチュエータは、電機子構成の非対称性の動作特性に特化して設計されている。このアクチュエータは、末端部材と反対側に設置されたハウジングの外被部材の末端領域に配置された、磁束を変化させる末端リングを備える。
特許文献11には、伝動装置に使用するために設計された電磁リニアアクチュエータが開示されている。このアクチュエータは、外被形状のハウジング内に配置された2個のコイルを備え、それらの間に中央の磁束伝導部材が存在する。ハウジングの末端側に固定式の磁束伝導部材が設置され、それを貫通して電機子構成のシャフトが延在し、そのシャフトの末端側に第1の可動式の磁束伝導部材が配置される。固定式の磁束伝導部材と第1の可動式の磁束伝導部材との間に第2の可動式の磁束伝導部材が存在し、その第2の可動式の磁束伝導部材はハウジングと電機子構成の両方に対して相対動作可能である。1個のコイル、別のコイル、あるいは両方のコイルの通電に従って、電機子構成が3つの定義された位置のうちの1つを占める。
特開昭57−198612号公報 欧州特許出願公開第1275886号(A2)明細書 米国特許第3504315号(A)明細書 米国特許第3503022号(A)明細書 米国特許第4490815号(A)明細書 中国特許出願公開第101908420号(A)明細書 米国特許第3202886号(A)明細書 ドイツ国特許出願公開第2423722号(A)明細書 米国特許第4071042号(A)明細書 米国特許出願公開第2014/0028420号(A1)明細書 米国特許出願公開第2004/0100345号(A1)明細書
従って本発明の目的は、先行技術に対して改善された動作特性を特徴とする、冒頭に述べた種類の電磁リニアアクチュエータを提供することである。そのため、特に極めて動的に作用するとともに非常に高い変位応力を有する、冒頭に述べた種類の電磁リニアアクチュエータを提供する。
本発明によれば前記の課題は、同種の電磁リニアアクチュエータにおいて、シャフトの自由端部と逆側の第1のコイルが前記シャフトの自由端部と反対側の末端に内径が縮小された領域を備え、前記第1のコイルの内径が縮小された領域が半径方向において永久磁石構成と重複し、さらに前記第1のコイル内の末端側に磁気活性材料からなるコアを収容することによって解決される。その際本発明の枠内において具現される、第1のコイルの内径が縮小された領域による永久磁石構成との半径方向における重複は、永久磁石構成の外径が第1のコイルの内径が縮小された領域の内径よりも大きくなるような方式で実施されることと理解される。本発明に係る電磁リニアアクチュエータの構成によって達成することができる決定的な利点は、後に詳細に記述するが従来は知られていなかった固定子構成と電機子構成の間に作用する電磁応力の最適な推移である。この電機子構成に作用する電磁応力の推移は、(電機子構成の第1の終端位置において電機子構成に作用する大きな保持力にもかかわらず)極めて高い電機子構成の初期加速を可能にし、その際その後の電機子構成の偏移路程にわたって極めて均一に推移する電磁応力が電機子構成に作用することができ、そのことが電機子構成のさらなる加速と形成されるスイッチング応力の両方に対して良好に作用する。変位路程の終端付近において再度の変位応力の有意な上昇も可能であり、典型的な適用形態においてそのことが極めて有効になる。すなわち、変位路程の大半の部分にわたって電機子構成に作用する電磁応力の推移が極めて均一であることが非常に有効である。
本発明の第1の好適な追加構成は、(コイル構成の第1のコイルの末端側に収容された)コアが、第1のコイルの縮小された内径を有する領域の軸方向の総延長と重複することを特徴とする。このことは、電機子構成の極めて高い初期加速を達成する応力の推移のために有利である
さらに応力推移のために、(本発明の別の好適な追加構成において)第1のコイルと第2のコイルの間の軸方向の間隔がコイル技術的に必要不可欠なものより顕著に大きくならないようにすることが極めて好適である。コイル構成の第1のコイルと第2のコイルが(特に好適には磁気不活性材料からなる共通のサポートスリーブ上で)連続的に巻かれ、第1のコイルと第2のコイルの間に存在する軸方向の間隔がコイル導線の不断の180°アーチのために必要な程度に制限されることが理想的である。現実的には、前記の間隔がコイル技術的に必要不可欠な大きさを50%超上回ることがないようにされる。
本発明の別の好適な追加構成によれば、第1のコイルと第2のコイルの間に磁束伝導部材を配置しないようにする。そのような磁束伝導部材は応力推移を不均一にし、そのため本発明に係る電磁リニアアクチュエータの設計においてリニアアクチュエータの動作特性に不利な影響が及ぼされる。
本発明のさらに別の好適な追加構成は、電機子構成の第1の終端位置において永久磁石構成が50%超第1のコイルと重複し(ならびに通常シャフトが末端部材内に収容され)、その終端位置においてコアと、隣接する永久磁石構成の磁束伝導部材との間に軸方向の間隙が存在することを特徴とする。その方式によって、電機子構成が(作用する保持力に抗して)第1の終端位置から離脱動作するために必要な起動力に有利な影響を及ぼすことができる。そのことを極めて簡便な方式で達成する1つの可能性は、シャフトが軸方向に永久磁石構成を貫通してその永久磁石構成から幾らか突出することである。すなわち、電機子構成が前記のシャフトの突出によってコアに当接し、隣接する永久磁石構成の磁束伝導部材からコアに対して間隔を保持することができる。また、シャフトは磁気不活性材料、特にステンレス鋼から形成することが好適である。そのことは上述した電機子構成のための“ストッパ”としての機能に対して有効であるばかりでなく、その方式によって達成可能な磁気誘導性の低減と、それに伴った外側の、コイル構成と相互作用する永久磁石構成の環境への磁界の収束によっても有用である。
本発明のさらに別の好適な追加構成において、電機子構成の第1の終端位置における第1のコイルによる永久磁石構成との重複が電機子構成の第2の終端位置における第2のコイルによる永久磁石構成との重複よりも小さいことが、応力推移に対して有利である。従って例えば電機子構成の第1の終端位置において永久磁石構成が55%ないし85%第1のコイルによって重複され、一方電機子構成の第2の終端位置においてはより大きく、すなわち65%ないし100%の割合で第2のコイルによって軸方向に重複されることが可能である。極めて好適な範囲は、電機子構成の第1の終端位置において永久磁石構成が65%ないし75%第1のコイルによって軸方向に重複され、電機子構成の第2の終端位置においては75%ないし90%第2のコイルによって重複されることである。
さらに別の好適な追加構成は、ハウジングの末端部材が組み立ておよびガイドブロックとして形成されることを特徴とする。そのためハウジングの末端部材が、付勢すべき要素を備えた構造体(例えば内燃機関のカムシャフトの調節のためにリニアアクチュエータを使用する場合はシリンダヘッド)上にリニアアクチュエータを取り付けるように作用する構造的な特徴(例えばフランジ、ねじ付けスレッド、取り付け用延長部材等)と、電機子構成を案内するために作用する構造的な特徴(例えば電機子構成のシャフトの滑り案内として形成された孔部等)の両方を有する。その際特に好適な構成形態によれば、電機子構成を専ら組み立ておよびガイドブロック内で摺動可能に案内して支承する。
さらに、永久磁石構成がそれの外周上に軸方向の長さにわたって延在する少なくとも1本のバランシング通路を有することが好適である。そのことはスイッチング動性の観点から有利であることが理解され;その理由は、そのようにして永久磁石構成とその永久磁石構成を囲繞するコイル構成の間の半径方向の間隙(少なくとも1本のバランシング通路の領域以外)が比較的小さい(効率の点で有利に作用する)場合でも電機子構成の動作に際して小さな抵抗で(前記少なくとも1本のバランシング通路を通じて)永久磁石構成の周囲を空気が通流するためである。
リニアアクチュエータが、相互に平行して隣接配置された2個の電機子構成とそれらにそれぞれ割り当てられたコイル構成を有する複動リニアアクチュエータとして構成され、その際ハウジングが2個の分離された外被部材と共通の末端部材を備えていて、その末端部材を両方のシャフトが貫通するようにすれば、前述した本発明の利点が極めて顕著に明らかになる。それによって極めて狭い空間で2つの機能を実現することができ、その際小型であることが、末端部材が両方のユニットに対して共通に磁気作用を及ぼすために有利になる。同じことが、末端部材の反対側に好適に設けられる共通のハウジングの閉鎖盤にも該当する。
前述した複動リニアアクチュエータは、ハウジングの両方の外被部材を囲繞する共通の保護キャップを有する被覆を備えることが好適である。前記の保護キャップは、末端部材上に取り付けられたフランジ盤あるいはフランジリングと気密に結合することが極めて好適である。
次に、本発明の好適な実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
複合リニアアクチュエータとして構成された本発明に係る電磁リニアアクチュエータを示した軸方向断面図である。 図1のリニアアクチュエータの部分立体図である。 コイル構成を通流する電流と、電機子構成に作用する発生応力と、電機子構成の動作の推移をコイル構成の通電開始からの時間に関して示した説明図である。
図1および図2に示された、複動リニアアクチュエータとして構成された電磁リニアアクチュエータは、ハウジング1と、その中に収容された2個のコイル構成2と、2個の電機子構成3と、被覆4の形式の4つの機能的な主要構成要素を含む。
ハウジング1は、末端部材5と、2本のシリンダ形状の外被部材6と、前記末端部材5の反対側に配置された共通の閉鎖盤7を備える。これらの部材は強磁性材料から形成される。その際良好な磁束特性を形成しながら外被部材6を末端部材5上で心合せするとともに正確に位置決めするために、末端部材5が対応する外被部材6の末端側にいずれも突出部によって正確に嵌合する。反対側の末端領域において両方の外被部材6がいずれも(相互に対向して)切欠きを有し、それを介して閉鎖盤7が挿入される。前記切欠きの領域において両方の外被部材6が閉鎖盤7と鈍角に接合する。その他の点では、閉鎖盤7は可能な限り隙間なく外被部材6の内輪郭に密着する。両方の外被部材6のそれぞれの中にコイル構成2が配置される。
両方の電機子構成3は、それぞれシャフト8とそのシャフトの末端側に配置された永久磁石構成9を含み、その永久磁石構成が軸方向に磁化された永久磁石10とその永久磁石の端面側に配置された2枚の円盤型の磁束伝導部材11を備える。(磁気不活性材料から形成された)シャフト8は直径が縮小された領域をもって(適宜に穿孔された)永久磁石構成9を軸方向に貫通し、その際シャフトは永久磁石構成の逆側の端面において幾らか磁束伝導部材11から突出して突出部12を形成するようにして貫通する。永久磁石構成9の外周上には、それの長さにわたって延在する4本のバランシング通路13が設けられる。
両方の電機子構成3のシャフト8のそれぞれがいずれも末端部材5内で軸Aに沿って摺動可能に支承される。そのために末端部材5が組み立ておよびガイドブロックとして構成される。この組み立ておよびガイドブロックは、軸方向のアタッチメント15と、電機子構成3の各シャフト8のための摺動ガイドとして形成された2本の孔部16を備える。各シャフト8は、孔部16に整合するよう設定され相互に離間して配置された2個のガイド部17,18をそれぞれ備え、それらの間においてシャフト8が縮小された直径まで細くなる。シャフト8は末端部材5を貫通する。図1および図2の上部において完全にハウジング1内に収容されたシャフト8を有する第1の終端位置で電機子構成3が示されており、一方下方には、電機子構成3が最大にハウジング1から突出したシャフト8を有する第2の終端位置が示されている。
コイル構成2は、軸Aの周りに延在していて逆方向に巻かれておりさらに軸方向で相互に偏移した2個のコイル19,20をそれぞれ含み、すなわち(末端部材5内に挿入されたシャフト8の自由端部と逆側に配置された)第1のコイル19と第2のコイル20である。その際両方のコイル19,20は、磁気不活性材料から形成された共通のサポートスリーブ21上に収容される。第1のエンドプレート22、第2のエンドプレート23、ならびに中間リング24によってサポートスリーブの外周面がそれぞれ第1のコイル19あるいは第2のコイル20を収容するための2個の区画に区切られる。第1のエンドプレート22と中間リング24は、(連続しているが第1のコイル19から第2のコイル20への移行部で巻線方向を反転させて巻かれた)両方のコイルのコイル導線を挿通させるための開口25をそれぞれ備える。ハウジング1の閉鎖盤7も、コイル導線を挿通させるように機能する開口26を備える。
第1のコイル19は、いずれもシャフト8の自由端部と逆側の末端に縮小された内径を有する領域27を備える。そのためサポートスリーブ21が適宜に段階式に形成される。その際第1のコイル19の領域27内の縮小された内径は、その縮小された内径を有する領域27内で永久磁石構成9と第1のコイル19が環状の重複領域によって半径方向において相互に重複するような方式で選択される。
サポートスリーブ21の末端領域内に、(端面側で隙間なく閉鎖盤7に接合するようにして)磁気活性材料からなるコア28が挿入される。このコアは、第1のコイル19の縮小された内径を有する領域27の軸方向の全長と重複する。そのため、コアはサポートスリーブ21に対応して段階式に形成される。電機子構成3の第1の終端位置(図1および図2の上部に示されている)において、永久磁石構成9から突出したシャフト8の突出部12がコア28に接合する。その方式によって、コア28に隣接する永久磁石構成9の磁束伝導部材11がコア28に対して所定の間隔を保持し、すなわちコア28とそれに隣接する永久磁石構成9の磁束伝導部材11との間に軸方向の間隙29が存在する。
永久磁石構成9の軸方向の長さと対応する第1のコイル19および第2のコイル20の軸方向の長さおよび配置は、電機子構成3の第1の終端位置における第1のコイル19による永久磁石構成9との軸方向の重複が電機子構成3の第2の終端位置における第2のコイル20による永久磁石構成9との軸方向の重複よりも小さくなるように相互に設定される。従って、電機子構成3の第1の終端位置における第1のコイル19による永久磁石構成9との軸方向の重複が約70%となり、一方電機子構成3の第2の終端位置における第2のコイル20による永久磁石構成9との軸方向の重複は約82%になる。
外部からの影響に対する保護のために機能する被覆4は、ハウジング1の両方の外被部材6を囲繞する共通の保護キャップ30を備え、その保護キャップが末端部材5上に設置されたフランジリング31と気密に結合される。保護キャップ30とフランジリング31は相互に整列する孔部32を備え、その孔部は適宜なネジを使用して既存の構造体上に複動リニアアクチュエータを固定するために機能する。
図示されたリニアアクチュエータの実施形態は、電機子構成3が第1の終端位置から第2の終端位置に動作する際の最善のスイッチング動性ならびに最大のスイッチング応力の視点において最適化されている。その際極最小限の寸法ながら簡便な構造方式とする観点から、この実施形態においては電磁式に実行される第2の終端位置から第1の終端位置への電機子構成3の回帰が省略される。その種の回帰は本実施例においてシャフト8に作用する独立した外部のリセット装置によって実行される。他方、電磁式に実行される電機子構成の回帰の観点において図示された複動リニアアクチュエータを変更することもできる。そのため、特に第2のコイル20を軸方向に幾らか延伸させ、シャフト8の自由端部の側の末端に縮小された内径を有する領域を有するようにすることができ、その際その第2のコイルの縮小された内径を有する領域が半径方向において永久磁石構成9と重複し、また第2のコイル20内の末端側に磁気活性材料からなるコアスリーブを収容することができる。
図3には、図1および図2の実施例に従って構成され、いずれも電機子構成3のストロークが4.75mmとなるように設計されまた直径僅か8mmの永久磁石構成9を有してなる複動リニアアクチュエータの極めて良好な性能データが示されている。コイル構成2に通電していない場合、(永久磁石構成9とコア28との共働作用によって)電機子構成3が約9.5Nの保持力で第1の終端位置に保持される。コイル構成2に通電すると0.25ミリ秒後に既にその保持力が補償され、同様に迅速な電磁応力の上昇によって通電開始から僅か0.5ミリ秒後(応答時間)に電機子構成3の動作が実行される。シャフト8がコア28から上昇し、保持力は急速に停止する。通電開始から約1ミリ秒で電機子構成3に作用する電磁応力が平均8.5Nの水平域に到達し、その水平域が高い安定性をもって電機子構成3の変位路程の略全域にわたって保持される。その結果として電機子構成3が連続的に加速する動作を実行する。その動作の終局近く(コイル構成2の通電開始から約3.2ミリ秒以降および第2の終端位置の約1mm手前)において第2の終端位置に割り当てられた保持力が漸増的に作用し、それによって合計応力の高い累増がもたらされる。僅か3.5ミリ秒後に(4.75mmのスイッチング路程を経て)既に電機子構成3が第2の終端位置に到達する。継続してコイル構成に通電する間に、形成される合計応力が約22Nになる。

Claims (16)

  1. 外被部材(6)および末端部材(5)を有するハウジング(1)と、
    前記ハウジング(1)内に配置されていて共通の軸(A)の周りで軸方向に相互に偏移して延在しかつ互いに逆方向に巻かれた2個のコイル(19,20)からなるコイル構成(2)と、
    前記ハウジング(1)内で前記軸(A)に沿って2つの終端位置の間で摺動可能に支承された電機子構成(3)とを含んでなり、前記電機子構成が前記末端部材(5)を貫通するシャフト(8)と、そのシャフト上に配置されていて軸方向に磁化された永久磁石(10)とその永久磁石の端面側に配置された2個の円盤型の磁束伝導部材(11)とを備えた永久磁石構成(9)を有し、
    その際前記永久磁石構成(9)が前記シャフト(8)の末端側に配置されていて、前記電機子構成(3)の両方の終端位置の夫々において前記永久磁石構成(9)の軸方向長の少なくとも50%が前記両方のコイル(19,20)の一方と重複する、電磁リニアアクチュエータであり、
    前記シャフト(8)の自由端部と逆側の第1のコイル(19)が前記シャフト(8)の自由端部と反対側の末端に内径が縮小された領域(27)を備え、
    その第1のコイル(19)内の末端側に磁気活性材料からなるコア(28)を収容することを特徴とするリニアアクチュエータ。
  2. コア(28)が第1のコイル(19)の縮小された内径を有する領域(27)の軸方向の総延長と重複することを特徴とする請求項1記載のリニアアクチュエータ。
  3. 第1のコイル(19)の縮小された内径を有する領域(27)が半径方向において永久磁石構成(9)と重複することを特徴とする請求項1または2記載のリニアアクチュエータ。
  4. 第1のコイル(19)と第2のコイル(20)の間の軸方向の間隔がコイル技術的に必要不可欠なものより有意に大きくならないようにすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のリニアアクチュエータ。
  5. 第1のコイル(19)と第2のコイル(20)の間に磁束伝導部材を配置しないことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のリニアアクチュエータ。
  6. 両方のコイル(19,20)が磁気不活性材料から形成された共通のサポートスリーブ(21)上に収容されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のリニアアクチュエータ。
  7. 永久磁石構成(9)が50%超第1のコイル(19)によって重複される電機子構成(3)の第1の終端位置において、コア(28)と、隣接する永久磁石構成(9)の磁束伝導部材(11)との間に軸方向の間隙(29)が存在することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のリニアアクチュエータ。
  8. シャフト(8)は磁気不活性材料から形成され、軸方向に永久磁石構成(9)を貫通することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のリニアアクチュエータ。
  9. 電機子構成(3)の第1の終端位置における第1のコイル(19)による永久磁石構成(9)との重複が電機子構成(3)の第2の終端位置における第2のコイル(20)による永久磁石構成(9)との重複よりも小さいことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のリニアアクチュエータ。
  10. ハウジング(1)の末端部材(5)が組み立ておよびガイドブロック(14)として形成されることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のリニアアクチュエータ。
  11. 電機子構成(3)を組み立ておよびガイドブロック(14)内のみにおいて摺動可能に案内して支承することを特徴とする請求項10記載のリニアアクチュエータ。
  12. 永久磁石構成(9)がそれの外周上に軸方向の長さにわたって延在する少なくとも1本のバランシング通路(13)を有することを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載のリニアアクチュエータ。
  13. 相互に平行して隣接配置された2個の電機子構成(3)とそれらにそれぞれ割り当てられたコイル構成(2)を有する複動リニアアクチュエータとして構成され、その際ハウジング(1)が2個の分離された外被部材(6)と共通の末端部材(5)を備えていて、その末端部材を両方のシャフト(8)が貫通することを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載のリニアアクチュエータ。
  14. ハウジング(1)が末端部位(5)の反対側に配置された共通の閉鎖盤(7)を備えることを特徴とする請求項13記載のリニアアクチュエータ。
  15. ハウジング(1)の両方の外被部材(6)を囲繞する共通の保護キャップ(30)を有する被覆(4)を備えることを特徴とする請求項13または14記載のリニアアクチュエータ。
  16. 保護キャップ(30)が末端部材(5)上に取り付けられたフランジリング(31)と気密に結合することを特徴とする請求項15記載のリニアアクチュエータ。
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