本出願は、2018年1月12日に中国特許庁に出願された「チャネル状態情報報告バンドの設定方法及び通信装置(METHOD FOR CONFIGURING CHANNEL STATE INFORMATION REPORTING BAND AND COMMUNICATIONS APPARATUS)」と題する中国特許出願第201810032711.5号に基づく優先権を主張するものであり、当該中国特許出願はその全体が参照により本明細書に組み込まれる。本発明の実施形態は通信技術に関するものであり、詳細には、チャネル測定方法、送信側デバイス、及び受信側デバイスに関するものである。
チャネル測定によってチャネル状態情報(Channel State Information、CSI)を取得することは、無線通信の伝送品質を向上させるのに非常に重要である。チャネル測定では、受信側デバイス(例えば、スマートフォンなどのユーザ機器)が、送信側デバイス(例えば、基地局などのアクセスデバイス)により送信される参照信号(Reference Signal、RS)に基づいてチャネル状態情報を取得し、取得したCSIを送信側デバイスにフィードバックする。送信側デバイスは、CSIに基づいて送信信号を処理し、処理した送信信号を受信側デバイスに送出する。上記のことから、CSIに基づく無線伝送はチャネル環境とより互換性が高いことが分かる。したがって、伝送品質がより優れている。
CSIは通常、物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)を用いて、受信側デバイスから送信側デバイスに送出され得る。PUSCHを用いて送信されるCSIは、広帯域(Wideband)CSIを含んでもよく、又は複数のサブバンド(Subband)CSIを含んでもよく、又は広帯域CSI及び複数のサブバンドCSIを両方とも含んでよい。広帯域CSIは、広帯域に基づく計算によって求められたCSIと理解されてよく、サブバンドCSIは、サブバンドに基づく計算によって求められたCSIと理解されてよい。
通常、ネットワークデバイスは、CSI報告バンドに含まれるサブバンドを端末に示す必要があり、端末は、示されたCSI報告バンドでCSI報告を行う。CSI報告バンド内のサブバンドのサイズ及び個数が設定される必要がある。
先行技術では、CSI報告バンドに含まれるサブバンドの個数は、システムバンド幅に基づいて設定される。しかしながら、ネットワークの進化によって、この方式を用いて、CSI報告バンドに含まれるサブバンドの個数を設定することはできない。
このような事情を考慮して、チャネル状態情報報告バンドを設定して報告する方法、及び対応する装置を提供し、ネットワーク進化要件を満たすことが必要である。
本発明の実施形態の第1の態様によれば、チャネル状態情報報告バンド(CSI reporting band)を設定する方法が提供され、本方法は、バンド幅部分(Bandwidth Part、BWP)に基づいてチャネル状態情報サブバンドサイズを決定する段階と、キャリアバンド幅(Carrier Bandwidth、CC)又はバンド幅部分BWP又はチャネル状態情報参照信号(Channel State Information Reference Signal、CSI−RS)バンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する段階とを含む。
チャネル状態情報サブバンドサイズは、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数であり、チャネル状態情報サブバンド内のリソースブロックの最大個数は、バンド幅部分BWPに含まれるリソースブロックの総数によって決定される。
本方法は、送信側デバイスによって実行されてもよく、送信側デバイスは、ネットワークデバイスであっても又は端末であってもよい。言い換えれば、本出願において提供される第1の態様の方法の手順は、ネットワークデバイスによって実行されても、又は端末によって実行されてもよい。ネットワークデバイスは、まず、CSI報告バンドに含まれるサブバンドのサイズ、個数、開始位置、及び終了位置などを設定し、次に、この情報を端末に示してよい。あるいは、端末は、本方法に基づいて自ら、CSI報告バンドに含まれるサブバンドのサイズ、個数、開始位置、及び終了位置を設定し、この情報を
設定提案としてネットワークデバイスに送出してよい。あるいは、別の実行可能な実装例では、ネットワークデバイスがCSI報告バンドの一部の情報を設定し、次いで、この情報を端末デバイスに送出し、端末デバイスが以降の設定を完了させる。
第1の実行可能な設計例では、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する段階の後に、本方法はさらに、それぞれのチャネル状態情報サブバンドが報告サブバンド又は非報告サブバンドであることを示す報告サブバンド設定情報を受信側デバイスに送出する段階であって、言い換えれば、報告サブバンド設定情報は、チャネル状態情報報告バンドのうちのどのサブバンドが報告サブバンドであり、どのサブバンドが報告サブバンドではないのかを示すのに用いられ、報告サブバンド設定情報は情報ビットを用いて表され、情報ビットの個数は、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数と同じである、段階を含む。
第1の実行可能な設計例の一実装例において、報告サブバンド設定情報は、チャネル状態情報サブバンドの個数を示すか、又はチャネル状態情報サブバンドの開始位置若しくはチャネル状態情報サブバンドの開始位置及び終了位置をさらに示す。
報告サブバンド設定情報は、第1の情報ビットを含む。第1の情報ビットは、報告バンド内のチャネル状態情報サブバンドのうちの報告サブバンド又は非報告サブバンドを示す、すなわち、チャネル状態情報サブバンドのうちのどのサブバンドが報告サブバンドであり、どのサブバンドが非報告サブバンドであるかを示すのに用いられる。言い換えれば、報告サブバンド設定情報はビットマップ(bitmap)を用いて実現される。
任意選択的に、報告バンド内のチャネル状態情報サブバンドの全てが報告サブバンドであってよく、又はこれらのチャネル状態情報サブバンドの一部が報告サブバンドで、残りのチャネル状態情報サブバンドが非報告サブバンドである。報告サブバンドは情報ビット1を用いて表されてよく、非報告サブバンドは情報ビット0を用いて表されてよい。又は、報告サブバンドは情報ビット0を用いて表され、非報告サブバンドは情報ビット1を用いて表される。
任意選択的に、第1の情報ビットの個数は報告サブバンドの実際の個数と同じであり、第1の情報ビットの全ては報告サブバンド及び非報告サブバンドを示すのに用いられるか、又は、第1の情報ビットの個数はシステムが許容する報告サブバンドの最大個数と同じであり、第1の情報ビットの全て若しくは一部は報告サブバンド及び非報告サブバンドを示すのに用いられる。
第2の実行可能な設計例において、キャリアバンド幅CC又はバンド幅部分BWP又はチャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する段階は具体的に、キャリアバンド幅CCに含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求める段階、又は、バンド幅部分BWPに含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求める段階、又は、チャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求める段階を含む。
チャネル状態情報報告バンド内のチャネル状態情報サブバンドは、最初のチャネル状態情報サブバンド、最後のチャネル状態情報サブバンド、及び通常のチャネル状態情報サブバンドを含む。
最初のチャネル状態情報サブバンドは、開始チャネル状態情報サブバンド、若しくは先頭チャネル状態情報サブバンドとも呼ばれることがあり、又は、本明細書では簡潔に開始サブバンドと呼ばれることがある。最後のチャネル状態情報サブバンドは、終了チャネル状態情報サブバンド、若しくは末端チャネル状態情報サブバンドとも呼ばれることがあり、又は、本明細書では簡潔に終了サブバンドと呼ばれることがある。通常のチャネル状態情報サブバンドは、チャネル状態情報サブバンドのうちの最初のチャネル状態情報サブバンド及び最後のチャネル状態情報サブバンド以外のサブバンドである。通常のチャネル状態情報サブバンドは、普通チャネル状態情報サブバンドとも呼ばれることがあり、本明細書では簡潔に普通サブバンドと呼ばれることがある。詳細については、再度以下で説明しない。
第3の実行可能な設計例において、送信側デバイスが、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とを決定し、次にその情報を送出する。
具体的には、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を送信側デバイスが決定する段階は、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CCの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定する段階、又は、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定する段階、又は、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定する段階を含み、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数より少ないかそれに等しい。
最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を送信側デバイスが決定する段階は、リソースブロックの剰余を決定する段階であって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CCの初期リソースブロックのインデックス番号]+[CCバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、段階、又は、リソースブロックの剰余を決定する段階であって、[リソースブロックの剰余]=mod(([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号]+[BWPに含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、段階、又は、リソースブロックの剰余を決定する段階であって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号]+[CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、段階を含み、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であるか、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数に等しい。
第4の実行可能な設計例において、送信側デバイスは、報告サブバンド設定情報を用いて、チャネル状態情報サブバンドの個数を端末に示し、受信側デバイスは、チャネル状態情報サブバンドサイズに基づいて、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とを決定する。最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定し、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定するために受信側デバイスが用いる方式は、送信側デバイスが用いる方式と同じなので、詳細についてはここで再度説明しない。
第5の実行可能な設計例において、送信側デバイスが受信側デバイスに送出する報告サブバンド設定情報はさらに、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を含み、受信側デバイスは、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックのインデックス番号を決定する。
第6の実行可能な設計例において、本方法はさらに、ネットワークデバイスが端末に送出する報告サブバンドグループ設定情報が、報告バンド内のどのサブバンドグループが報告サブバンドグループであるかを示すのに用いられて、端末が、報告サブバンドグループ設定情報に基づいて、報告バンド内の少なくとも1つの報告サブバンドグループを決定できるようにすることを含む。
第7の実行可能な設計例において、チャネル状態情報サブバンドの報告状態又は非報告状態を示す報告サブバンド設定情報が、第1の情報ビットを用いて端末に送出された後に、本方法はさらに、動的シグナリングを端末に送出する段階を含み、動的シグナリングは第3の情報ビットを含み、第3の情報ビットは、第1の情報ビット又は第2の情報ビットのインデックスを表すのに用いられ、第3の情報ビットは、第3の情報ビットのインデックスのインジケーションに基づいて、第1の情報ビットにより示される報告サブバンド若しくは非報告サブバンド、又は第2の情報ビットにより示される報告サブバンドグループ若しくは非報告サブバンドグループを選択するよう端末に命令するのに用いられる。
前述の7つの実行可能な設計例において、チャネル状態情報は以下に挙げる情報、すなわち、チャネル品質インジケータ、プリコーティングマトリックスインジケータ、ランクインジケーション、チャネル状態情報参照信号リソースインジケータのうちの1つである。
本発明の実施形態の第2の態様によれば、処理モジュール及びインタフェースを含む送信側デバイスが提供される。処理モジュールは、バンド幅部分BWPに基づいて、チャネル状態情報サブバンドサイズを決定するように構成され、処理モジュールはさらに、キャリアバンド幅CC又はバンド幅部分BWP又はチャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定するように構成される。
第1の実行可能な設計例において、送信側デバイスはさらに、それぞれのチャネル状態情報サブバンドが報告サブバンドであるか又は非報告サブバンドであるかを示す報告サブバンド設定情報を受信側に送出するように構成された送受信機モジュールを含む。言い換えれば、報告サブバンド設定情報は、チャネル状態情報報告バンド内のどのサブバンドが報告サブバンドであるか、どのサブバンドが報告サブバンドではないのかを示すのに用いられる。また報告サブバンド設定情報は情報ビットを用いて表され、情報ビットの個数はチャネル状態情報サブバンドの個数と同じである。
第1の実行可能な設計例の一実装例において、報告サブバンド設定情報は、チャネル状態情報サブバンドの個数を示すか、又はさらに、チャネル状態情報サブバンドの開始位置、若しくはチャネル状態情報サブバンドの開始位置及び終了位置を示す。
報告サブバンド設定情報は、第1の情報ビットを含む。第1の情報ビットは、報告バンド内のチャネル状態情報サブバンドのうちの報告サブバンド又は非報告サブバンドを示す、すなわち、チャネル状態情報サブバンドのうちのどのサブバンドが報告サブバンドであり、どのサブバンドが非報告サブバンドであるかを示すのに用いられる。言い換えれば、報告サブバンド設定情報はビットマップ(bitmap)を用いて実現される。
任意選択的に、チャネル状態情報報告バンド内のチャネル状態情報サブバンドの全てが報告サブバンドであってよく、又はこれらのチャネル状態情報サブバンドの一部が報告サブバンドで、残りのチャネル状態情報サブバンドが非報告サブバンドである。報告サブバンドは情報ビット1を用いて表されてよく、非報告サブバンドは情報ビット0を用いて表されてよい。又は、報告サブバンドは情報ビット0を用いて表され、非報告サブバンドは情報ビット1を用いて表される。
任意選択的に、第1の情報ビットの個数は報告サブバンドの実際の個数と同じであり、第1の情報ビットの全ては報告サブバンド及び非報告サブバンドを示すのに用いられるか、又は、第1の情報ビットの個数はシステムが許容する報告サブバンドの最大個数と同じであり、第1の情報ビットの全て若しくは一部は報告サブバンド及び非報告サブバンドを示すのに用いられる。
チャネル状態情報サブバンドサイズは、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数であり、リソースブロックの最大個数は、バンド幅部分BWPに含まれるリソースブロックの総数によって決定される。
第2の実行可能な設計例において、処理モジュールは具体的に、キャリアバンド幅CCに含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで割って端数を切り上げ、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めるか、又は、バンド幅部分BWPに含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで割って端数を切り上げ、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めるか、又は、チャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで割って端数を切り上げ、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めるように構成される。
チャネル状態情報サブバンドは、最初のチャネル状態情報サブバンド、最後のチャネル状態情報サブバンド、及び通常のチャネル状態情報サブバンドを含む。
第3の実行可能な設計例において、送信側デバイスの処理モジュールは、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とを決定し、次に送受信機は、リソースブロックの実際の個数を受信側デバイスに送出する。
具体的には、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を処理モジュールが決定することは、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CCの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると処理モジュールが決定すること、又は、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であるとプロセッサが決定すること、又は、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であるとプロセッサが決定することを含み、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数より少ないかそれに等しい。
処理モジュールがさらに、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定するように構成されることは、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CCの初期リソースブロックのインデックス番号]+[CCバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定すること、又は、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号]+[BWPに含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定すること、又は、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号]+[CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定することを含み、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であるか、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数に等しい。
第4の実行可能な設計例において、送信側デバイスの送受信機モジュールは、報告サブバンド設定情報を用いて、チャネル状態情報サブバンドの個数を端末に示し、受信側デバイスは、チャネル状態情報サブバンドサイズに基づいて、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とを決定する。
最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定し、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定するために受信側デバイスが用いる方式は、送信側デバイスが用いる方式と同じなので、詳細についてはここで再度説明しない。
第5の実行可能な設計例において、送信側デバイスが受信側デバイスに送出する報告サブバンド設定情報はさらに、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を含み、受信側デバイスは、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックのインデックス番号を決定する。
第6の実行可能な設計例において、送信側デバイスの送受信機モジュールが端末に送出する報告サブバンドグループ設定情報はさらに、報告バンド内のどのサブバンドグループが報告サブバンドグループであるかを示すのに用いられて、端末が、報告サブバンドグループ設定情報に基づいて、報告バンド内の少なくとも1つの報告サブバンドグループを決定できるようにすることを含む。
第7の実行可能な設計例において、チャネル状態情報サブバンドの報告状態又は非報告状態を示す報告サブバンド設定情報を、第1の情報ビットを用いて端末に送出した後に、ネットワークデバイスの送受信機モジュールはさらに、動的シグナリングを端末に送出するように構成され、動的シグナリングは第3の情報ビットを含み、第3の情報ビットは、第1の情報ビット又は第2の情報ビットのインデックスを表すのに用いられ、第3の情報ビットは、第3の情報ビットのインデックスのインジケーションに基づいて、第1の情報ビットにより示される報告サブバンド若しくは非報告サブバンド、又は第2の情報ビットにより示される報告サブバンドグループ若しくは非報告サブバンドグループを選択するよう端末に命令するのに用いられる。
前述の7つの実行可能な設計例において、チャネル状態情報は以下に挙げる情報、すなわち、チャネル品質インジケータ、プリコーティングマトリックスインジケータ、ランクインジケーション、チャネル状態情報参照信号リソースインジケータのうちの1つである。
本発明の実施形態の第3の態様によれば、チャネル状態情報報告バンドの設定方法が提供され、本方法は、チャネル状態情報サブバンドを示し、送信側デバイスにより送出される、報告サブバンド設定情報を受信する段階であって、報告サブバンド設定情報は、当該チャネル状態情報サブバンドが報告サブバンドであるか又は非報告サブバンドであるかを示し、チャネル状態情報サブバンドはチャネル状態情報報告バンドに属する、段階と、報告サブバンド設定情報に基づいてチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する段階とを含む。
第3の態様で提供されるチャネル状態情報報告バンドの設定方法は、受信側デバイスにより実行される。具体的には、受信側デバイスは端末であってよい。
第1の実行可能な設計方式において、報告サブバンド設定情報は情報ビットを用いて表され、情報ビットの個数は、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数と同じである。
報告サブバンド設定情報を受信すると、受信側デバイスは、情報ビットの個数が分かり、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数が分かってよい。
第2の実行可能な設計方式において、報告サブバンド設定情報はチャネル状態情報サブバンドサイズを含む。報告サブバンド設定情報を受信した後に、受信側デバイスは、キャリアバンド幅CC又はバンド幅部分BWP又はチャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する。チャネル状態情報サブバンドサイズは、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数である。
具体的には、キャリアバンド幅CC又はバンド幅部分BWP又はチャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定することは、キャリアバンド幅CCに含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めること、又は、バンド幅部分BWPに含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めること、又は、チャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めることを含む。
チャネル状態情報サブバンドは、最初のチャネル状態情報サブバンド、最後のチャネル状態情報サブバンド、及び通常のチャネル状態情報サブバンドを含む。
第3の実行可能な設計方式において、受信側デバイスは、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とを決定する。
具体的には、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定する段階は、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CCの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定する段階、又は、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定する段階、又は、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定する段階を含み、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数より少ないかそれに等しい。
最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定することは、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CCの初期リソースブロックのインデックス番号]+[CCバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定すること、又は、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号]+[BWPに含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定すること、又は、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号]+[CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定することを含み、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であるか、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
第4の実行可能な設計方式において、端末がネットワークデバイスから受信する報告サブバンド設定情報はさらに、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を含み、端末は、報告サブバンド設定情報とチャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックのインデックス番号を決定する。
前述の5つの実行可能な設計例において、通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数に等しい。
前述の5つの実行可能な設計例において、チャネル状態情報は以下に挙げる情報、すなわち、チャネル品質インジケータ、プリコーティングマトリックスインジケータ、ランクインジケーション、チャネル状態情報参照信号リソースインジケータのうちの1つである。
本発明の実施形態の第4の態様によれば、受信側デバイスが提供され、本デバイスは、チャネル状態情報サブバンドを示し、送信側デバイスにより送出される、報告サブバンド設定情報を受信するように構成された送受信機モジュールであって、報告サブバンド設定情報は、それぞれのチャネル状態情報サブバンドが報告サブバンドであるか、又は非報告サブバンドであるかを示し、チャネル状態情報サブバンドはチャネル状態情報報告バンドに属する、送受信機モジュールと、報告サブバンド設定情報に基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定するように構成された処理モジュールとを含む。
第1の実行可能な設計方式において、送受信機モジュールが送出する報告サブバンド設定情報は、情報ビットを用いて表され、情報ビットの個数は、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数に等しい。報告サブバンド設定情報を受信すると、端末は、情報ビットの個数が分かり、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数が分かる。
第2の実行可能な設計方式において、報告サブバンド設定情報はチャネル状態情報サブバンドサイズを含む。受信側デバイスが報告サブバンド設定情報を受信した後に、受信側デバイスの処理モジュールは、キャリアバンド幅CC又はバンド幅部分BWP又はチャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する。チャネル状態情報サブバンドサイズは、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数である。
具体的には、処理モジュールが、キャリアバンド幅CC又はバンド幅部分BWP又はチャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定することは、処理モジュールが、キャリアバンド幅CCに含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めること、又は、処理モジュールが、バンド幅部分BWPに含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めること、又は、処理モジュールが、チャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めることを含む。
チャネル状態情報サブバンドは、最初のチャネル状態情報サブバンド、最後のチャネル状態情報サブバンド、及び通常のチャネル状態情報サブバンドを含む。
第3の実行可能な設計方式において、端末の処理モジュールは、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とを決定する。
具体的には、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を端末の処理モジュールが決定することは、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CCの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると処理モジュールが決定すること、又は、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると処理モジュールが決定すること、又は、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると処理モジュールが決定することを含み、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数より少ないかそれに等しい。
最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を処理モジュールが決定することは、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CCの初期リソースブロックのインデックス番号]+[CCバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定すること、又は、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号]+[BWPに含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定すること、又は、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号]+[CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定することを含み、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であるか、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
第4の実行可能な設計方式において、端末の送受信機モジュールがネットワークデバイスから受信する報告サブバンド設定情報はさらに、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を含み、端末の処理モジュールは、報告サブバンド設定情報とチャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックのインデックス番号を決定する。
前述の5つの実行可能な設計例において、通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数に等しい。
前述の5つの実行可能な設計例において、チャネル状態情報は以下に挙げる情報、すなわち、チャネル品質インジケータ、プリコーティングマトリックスインジケータ、ランクインジケーション、チャネル状態情報参照信号リソースインジケータのうちの1つである。
実行可能な一設計例において、チャネル状態情報は以下に挙げる情報、すなわち、チャネル品質インジケータ、プリコーティングマトリックスインジケータ、ランクインジケーション、チャネル状態情報参照信号リソースインジケータのうちの1つである。
実行可能な一設計例において、処理モジュールはプロセッサであり、送受信機モジュールは送受信機である。
本発明の実施形態の第5の態様によれば、プロセッサが提供される。プロセッサは、前述の方法のうちのいずれかを実行するように構成され、送信及び受信に関連した各段階は、送受信機を用いてプロセッサにより実行されることを理解されたい。
本発明の実施形態の第6の態様によれば、処理装置が提供され、本装置は、メモリと、メモリに格納された命令を読み出して前述の方法のうちのいずれかを実行するように構成されたプロセッサとを含み、送信及び受信に関連した各段階は、送受信機を用いてプロセッサにより実行されることを理解されたい。
メモリは、リードオンリメモリ(Read Only Memory、ROM)などの非一時的(non−transitory)メモリであってよい。メモリ及びプロセッサは、同じチップに集積されてもよく、又は異なるチップに別々に配置されてもよい。メモリの種類、並びにメモリ及びプロセッサの設定方式が、本発明のこの実施形態において限定されることはない。
本発明の実施形態の第7の態様によれば、チップが提供され、本チップは、メモリに格納された命令を読み出して前述の方法のうちのいずれかを実行するように構成されたプロセッサを含み、送信及び受信に関連した各段階は、送受信機を用いてプロセッサにより実行されることを理解されたい。
本発明の実施形態の第8の態様によれば、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体が提供され、命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは前述の方法のうちのいずれかを実行することになる。
コンピュータ可読記憶媒体は非一時的(non−transitory)である。
本発明の実施形態の第9の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。命令がコンピュータで実行されると、コンピュータは前述の方法のうちのいずれかを実行することになる。
本発明の実施形態の有益な効果は、CSI報告サブバンドの個数がシステムバンド幅のみに基づいて設定され得る先行技術と比較すると、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数が、キャリアバンド幅CC又はバンド幅部分BWP又はCSI設定時のチャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅に基づいて設定され得ることであり、その結果、本発明の実施形態は、新世代の通信ネットワークの要件をより十分に満たすことができる。
本発明の一実施形態によるバンド分割の概略図である。
本発明の一実施形態による無線通信ネットワークの概略図の一例である。
本発明の一実施形態による通信デバイスの論理構造の概略図の一例である。
本発明の一実施形態による通信デバイスのハードウェア構造の概略図の一例である。
本発明の一実施形態によるチャネル状態情報設定方法のフローチャートの一例である。
本発明の一実施形態によるチャネル状態情報報告方法のフローチャートの一例である。
本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報設定の概略図である。
本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報設定の概略図である。
本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報設定の概略図である。
本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報設定の概略図である。
本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報設定の概略図である。
本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報設定の概略図である。
本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報設定の概略図である。
本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報設定の概略図である。
本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報設定の概略図である。
現在、研究開発段階にある次世代無線通信システムは、新無線(New Radio、NR)システム又は5Gシステムとも呼ばれている。次世代無線通信規格の最新の研究成果は、物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)を用いて、CSIが受信側デバイスから送信側デバイスに送出され得ることを示している。当業者は、主に制御情報を送信するのに用いられる物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)と比較して、PUSCHは主にデータを送信するのに用いられることを理解するはずである。したがって、CSI送信時に、PUSCHはさらにデータを送信してもよく、又はデータを送信しなくてもよい。例えば、アップリンクサブフレーム(Subframe)におけるPUSCHは、CSI及びデータを両方とも送信してよく、又はデータを送信しないで、CSIだけを送信してもよい。CSIは通常、アップリンク制御情報(Uplink Control Information、UCI)に含まれており、UCIはPUSCHを用いて送信される。UCIはさらに、少なくとも2つの部分を含んでよい。第1の部分に含まれる情報ビットの個数は固定であり、第1の部分は、第2の部分の情報ビットの個数を示すのに用いられる。さらに、第1の部分の優先度は、第2の部分の優先度より高い。さらに、第1の部分及び第2の部分は、別々に符号化されてよい。当業者は、最終的に決定される次世代無線通信規格も変わることがあり、前述の最新の研究成果とは異なり得ることを理解するはずである。
図1は、本発明の一実施形態によるバンド分割の概略図である。図1に示すように、キャリアバンド幅(Carrier Bandwidth、CC)は広帯域とみなされてよく、キャリアバンド幅はさらに、少なくとも1つのバンド幅部分(Bandwidth Part)を含む。各バンド幅部分は、少なくとも1つの連続したサブバンドを含み、各サブバンドはさらに、複数の連続したサブキャリアを含む。
各バンド幅部分は、一群のシステムパラメータ(numerology)に対応してよく、これらのシステムパラメータには、例えば、限定されるものではないが、サブキャリア間隔(Subcarrier spacing)及び巡回プリフィクス(Cyclic Prefix、CP)が含まれる。異なるバンド幅部分が異なるシステムパラメータに対応してよい。任意選択的に、同じ伝送時間間隔(Transmission Time Interval、TTI)において、複数のバンド幅部分のうちの1つのバンド幅部分だけが利用可能であってよく、他のバンド幅部分は利用できない。
CSI報告時に、バンド幅部分のサブバンドの一部又は全てが、CSI報告バンド(CSI reporting band)として用いられ、CSI報告バンドに対応するCSIを報告してよい。説明を容易にするために、CSI報告バンドは、以下では簡潔に報告バンドと呼ばれる。報告バンドはバンド幅であり、バンド幅に対応するCSIが報告される必要があり、バンド幅は複数のサブバンドを含むことを理解されたい。チャネル測定に用いられ、送信側デバイスにより送信される参照信号が、報告バンドで搬送される。参照信号は、例えば、限定されるものではないが、セル固有参照信号(Cell−specific Reference Signal、CRS)、チャネル状態情報参照信号(Channel State Information Reference Signal、CSI−RS)、又は復調参照信号(Demodulation Reference Signal、DMRS)である。前述の参照信号に関連した技術的内容は先行技術に属し、本発明のこの実施形態において限定されることはない。受信側デバイスは、前述の参照信号を測定し、対応するCSIを取得してよい。CSI報告時に、報告バンド全体に対応するCSI、すなわち、報告バンドに対応する広帯域CSIが報告されてもよく、又は報告バンド内の少なくとも1つのサブバンドに対応するCSIが報告されてもよく、又は前述の2つの報告方式が組み合わされてもよく、又は別の報告方式が用いられてもよい。図1に示すように、報告バンドは、複数の連続したサブバンドを含む。しかしながら、具体的な実施プロセスでは、報告バンドに含まれるサブバンドは不連続であってもよい。例えば、バンド幅部分は6つの連続したサブバンド、サブバンド1〜サブバンド6を含み、報告バンドは、サブバンド1、サブバンド2、サブバンド4、及びサブバンド6を含んでよい。具体的な実施プロセスでは、バンドは別の方式又は階層で分割されてもよい。例えば、異なる分割方式では、サブバンドに含まれるサブキャリアの個数は異なってもよい。別の例では、少なくとも1つのレベルが、図1に示すバンド分割レベルの間に追加されても又は削除されてもよい。具体的なバンド分割方式が、本発明のこの実施形態において限定されることはない。
チャネル測定において、受信側デバイスは、送信側デバイスにより送信される参照信号(Reference Signal、RS)に基づいてチャネル状態情報を取得し、取得したCSIを送信側デバイスにフィードバックする。送信側デバイスは、CSIに基づいて信号を処理してよく、処理した信号を受信側デバイスに送出する。具体的な実施プロセスにおいて、CSIはさらに、例えば、限定されるものではないが、以下に挙げる情報のうちの少なくとも1つを含んでよい。すなわち、チャネル品質インジケータ(Channel Quality Indicator、CQI)、プリコーティングマトリックスインジケータ(Precoding Matrix Indicator、PMI)、CSI−RSリソースインジケータ(CSI−RS Resource Indicator、CRI)、及びランクインジケーション(Rank Indication、RI)である。信号を処理する場合、送信側デバイスは、受信側デバイスによりフィードバックされるCSIを用いて信号を処理してよく、又は、送信側デバイスは、受信側デバイスによりフィードバックされるCSIを調整し、調整したCSIを用いて信号を処理してもよい。例えば、具体的な実施プロセスにおいて、送信側デバイスは、受信側デバイスによりフィードバックされるRIを減少させ、減少したRIを用いて送信信号を処理してよい。別の例では、送信側デバイスはまた、受信側デバイスによりフィードバックされるPMIに対応するプリコーディングマトリックスを再構成し、再構成したPMIを用いて信号を処理してよい。再構成プロセスは、例えば、限定されるものではないが、同時にスケジューリングされた複数の受信側デバイスによりフィードバックされるPMIに対応するプリコーディングマトリックスに対して、直交化を実行することであってよい。複数の受信側デバイスをデータ送信のために同時にスケジューリングする方法は、マルチユーザ多入力多出力(Multi−User Multiple−Input and Multiple−Output(MIMO)、MU−MIMO)技術とも呼ばれる。別の例では、送信側デバイスはまた、受信側デバイスによりフィードバックされるCQIを減少させ、減少したCQIを用いて送信信号を処理してよい。送信側デバイスが受信側デバイスによりフィードバックされるCSIを調整した場合、送信側デバイスは、調整したCSIを受信側デバイスに通知する必要があり得、その結果、受信側デバイスは、調整されたCSIに基づいて、受信した信号から送信信号を復元することに留意されたい。例えば、基地局がRI又はCQIを調整した場合、基地局は、調整したRI又は調整したCQIを受信側デバイスに通知する必要がある。具体的な実施プロセスにおいて、受信側デバイスによりフィードバックされるCSIを送信側デバイスが調整する具体的な方式が、本発明のこの実施形態において限定されることはない。
LTEでの、前述のチャネル状態情報報告バンド(CSI reporting band)におけるサブバンド(subband)の設定が、表1及び表2に示されている。サブバンドは、システムバンド幅(system bandwidth)に基づいて設定される。異なるシステムバンド幅の範囲が、異なるサブバンドサイズ(subband size)に対応する。したがって、対応するシステムバンド幅のサブバンドの個数が、サブバンドサイズに基づいて導き出されてよい。
しかしながら、上述したように、新無線(New Radio、NR)システム又は5Gシステムでは、BWP、CSI−RS周波数バンド、及びCSI報告バンドが全て、部分的バンド幅又は全バンド幅として柔軟に設定されてよい。その結果、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報報告サブバンドの個数は、もうシステムバンド幅で決定されることはない。新無線(New Radio、NR)システム又は5Gシステムにおけるチャネル状態情報報告サブバンドの個数の決定方法は、緊急に解決しなければならない技術的課題である。このことに基づいて、本出願は、チャネル状態情報報告バンドの設定及び報告の方法、並びに対応する装置を提供して、ネットワーク進化要件を満たす。
本発明の実施形態において提供される技術的ソリューションは、添付図面及び具体的な実施形態を参照して詳細に説明される。
図2は、本発明の一実施形態による無線通信ネットワーク200の一例の概略図である。図2に示すように、無線通信ネットワーク200は、基地局202〜206と、端末デバイス208〜222を含む。基地局202〜206は、バックホール(backhaul)リンク(基地局202〜206の間に直線で示されている)を用いて互いに通信してよい。バックホールリンクは、有線バックホールリンク(光ファイバ又は銅線ケーブルなど)であってもよく、又は無線バックホールリンク(マイクロ波など)であってもよい。端末デバイス208〜222は、無線リンク(基地局202〜206と端末デバイス208〜222との間にジグザグ線で示されている)を用いて、対応する基地局202〜206と通信してよい。
基地局202〜206は、通常、アクセスデバイスとして用いられ、ユーザ機器として通常用いられる端末デバイス208〜222に無線アクセスサービスを提供する。具体的には、各基地局はサービスカバレッジエリア(セルとも呼ばれることがあり、図2にはそれぞれ楕円形のエリアで示されている)に対応する。このエリアに入った端末デバイスは、無線信号を用いて基地局と通信して、基地局により提供される無線アクセスサービスを受信してよい。これらの基地局のサービスカバレッジエリア間には重複エリアがあってもよく、重複エリア内の端末デバイスは、複数の基地局から無線信号を受信してよい。したがって、基地局は互いに協調して、端末デバイスにサービスを提供してよい。例えば、複数の基地局は、協調マルチポイント(Coordinated multipoint、CoMP)技術を用いて、重複エリア内の端末デバイスにサービスを提供してよい。例えば、図2に示すように、基地局202及び基地局204のサービスカバレッジエリア間に重複エリアがあり、端末デバイス222はその重複エリアに入っているため、端末デバイス222は、基地局202及び基地局204から無線信号を受信してよい。基地局202及び基地局204は互いに協調して、端末デバイス222にサービスを提供してよい。別の例では、図2に示すように、基地局202、基地局204、及び基地局206のサービスカバレッジエリア間に共通の重複エリアがあり、端末デバイス220はその重複エリアに入っているため、端末デバイス220は、基地局202、基地局204、及び基地局206から無線信号を受信してよい。基地局202、基地局204、及び基地局206は互いに協調して、端末デバイス220にサービスを提供してよい。
基地局は、使用する無線通信技術に応じて、NodeB(NodeB)、進化型NodeB(evolved NodeB、eNodeB)、及びアクセスポイント(Access Point、AP)などとも呼ばれることがある。さらに、提供されるサービスカバレッジエリアのサイズに基づいて、基地局は、マクロセル(Macro cell)を提供するのに用いられるマクロ基地局、ピコセル(Pico cell)を提供するのに用いられるピコ基地局、及びフェムトセル(Femto cell)を提供するのに用いられるフェムト基地局などに分類されてよい。無線通信技術の継続的な進化に伴って、別の名称が将来の基地局に用いられてもよい。
端末デバイス208〜222は、無線通信機能を備えた様々な無線通信デバイスであってよく、例えば、限定されるものではないが、携帯電話、コードレス電話セット、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)、スマートフォン、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、無線データカード、無線モデム(Modulator demodulator、Modem)、又はスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスであってよい。モノのインターネット(Internet of Things、IOT)技術の進歩によって、これまで通信機能がなかったますます多くのデバイス、例えば、限定されるものではないが、家庭用電化製品、輸送手段、ツールデバイス、サービスデバイス、及びサービス設備が、無線通信機能を取得することにより、無線通信ネットワークにアクセスして、リモート制御を受けることができるように、無線通信ユニットが配置され始めている。無線通信ユニットがこれらの種類のデバイスに配置されているので、これらの種類のデバイスは、無線通信機能を備えている。したがって、これらの種類のデバイスも、無線通信デバイスの範囲に属している。さらに、端末デバイス208〜222は、移動局、移動デバイス、移動端末、無線端末、ハンドヘルドデバイス、及びクライアントなどとも呼ばれることがある。
複数のアンテナが、基地局202〜206及び端末デバイス208〜222の双方に配置され、MIMO(多入力多出力、Multiple Input Multiple Output)技術をサポートしてよい。さらに、基地局202〜206及び端末デバイス208〜222は、シングルユーザMIMO(Single−User MIMO、SU−MIMO)技術及びマルチユーザMIMO(Multi−User MIMO、MU−MIMO)の両方をサポートしてよい。MU−MIMOは、空間分割多元接続(Space Division Multiple Access、SDMA)技術に基づいて実現されてよい。複数のアンテナを配置することによって、基地局202〜206及び端末デバイス208〜222はさらに、単入力単出力(Single Input Single Output、SISO)技術、単入力多出力(Single Input Multiple Output、SIMO)技術、及び多入力単出力(Multiple Input Single Output、MISO)技術を柔軟にサポートし、様々なダイバーシチ(例えば、限定されるものではないが、送信ダイバーシチ及び受信ダイバーシチ)及び多重化技術を実現し得る。ダイバーシチ技術には、限定されるものではないが、送信ダイバーシチ(Transmit Diversity、TD)技術及び受信ダイバーシチ(Receive Diversity、RD)技術が含まれてよい。多重化技術は、空間多重化(Spatial Multiplexing)技術であってよい。また、前述の様々な技術はさらに、複数の実装例を含んでよい。例えば、送信ダイバーシチ技術は、例えば、限定されるものではないが、時空間送信ダイバーシチ(Space−Time Transmit Diversity、STTD)、空間周波数送信ダイバーシチ(Space−Frequency Transmit Diversity、SFTD)、時間切り替え送信ダイバーシチ(Time Switched Transmit Diversity、TSTD)、周波数切り換え送信ダイバーシチ(Frequency Switch Transmit Diversity、FSTD)、直交送信ダイバーシチ(Orthogonal Transmit Diversity、OTD)、又は巡回遅延ダイバーシチ(Cyclic Delay Diversity、CDD)などのダイバーシチ方式、並びに前述の様々なダイバーシチ方式の派生、進化、及び組み合わせ後に取得されるダイバーシチ方式を含んでよい。例えば、時空間ブロック符号化(Space Time Block Coding、STBC)、空間周波数ブロック符号化(Space Frequency Block Coding、SFBC)、及びCDDなどの送信ダイバーシチ方式が、現在のLTE(Long Term Evolution、ロングタームエボリューション)規格に用いられる。送信ダイバーシチについての一般的説明が、複数の例を用いて上記に提供されている。当業者であれば、前述の例に加えて、送信ダイバーシチはさらに、複数の他の実装例を含むことを理解するはずである。したがって、前述の説明は、本発明の技術的ソリューションへの限定と解釈されるべきではなく、本発明の技術的ソリューションは、様々な実行可能な送信ダイバーシチのソリューションに適用可能であると解釈すべきである。
さらに、基地局202〜206及び端末デバイス208〜222は、様々な無線通信技術を用いて互いに通信してよい。様々な無線通信技術は、例えば、限定されるものではないが、時分割多元接続(Time Division Multiple Access、TDMA)技術、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)技術、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)技術、時分割同期符号分割多元接続(Time Division−Synchronous Code Division Multiple Access、TD−SCDMA)技術、直交周波数分割多元接続(Orthogonal FDMA、OFDMA)技術、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single Carrier FDMA、SC−FDMA)技術、空間分割多元接続(Space Division Multiple Access、SDMA)技術、並びにこれらの技術の進化技術及び派生技術である。無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)として、前述の無線通信技術が様々な無線通信規格に用いられることにより、よく知られた様々な無線通信システム(又はネットワーク)が現在構築されている。これらの無線通信システムには、限定されるものではないが、移動通信用グローバルシステム(Global System for Mobile Communications、GSM(登録商標))CDMA2000、広帯域CDMA(Wideband CDMA、WCDMA(登録商標))、802.22系規格で定められたWiFi、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)、LTE−アドバンスト(LTE−Advanced、LTE−A)、及びこれらの無線通信システムの進化型システムが含まれる。特に断りのない限り、本発明の実施形態において提供される技術的ソリューションは、前述の様々な無線通信技術及び無線通信システムに適用可能である。さらに、用語「システム」及び「ネットワーク」は置き換えられてもよい。
図2に示す無線通信ネットワーク200は、単に一例として用いられており、本発明の技術的ソリューションの限定を意図するものではないことに留意されたい。当業者であれば、具体的な実施プロセスにおいて、無線通信ネットワーク200はさらに別のデバイスを含んでよく、さらに基地局の個数及び端末デバイスの個数が具体的な要件に基づいて設定されてよいことを理解するはずである。
具体的な実施プロセスにおいて、図2に示す基地局202〜206などのアクセスデバイスは送信側デバイスとして用いられてよく、図2に示す端末デバイス208〜222などのユーザ機器は受信側デバイスとして用いられてよい。
図3は、本発明の一実施形態による通信デバイス300の論理構造の一例の概略図である。通信デバイス300は、受信側デバイスを実現するように構成されてもよく、又は送信側デバイスを実現するように構成されてもよい。図3に示すように、通信デバイス300は、処理モジュール302及び送受信機モジュール304を含む。これらのモジュールの具体的な機能が以下で詳細に説明される。具体的な実施プロセスにおいて、処理モジュール304は、以下で説明される通信デバイス400内のプロセッサ402により実現されてもよく、又は通信デバイス400内のプロセッサ402及びメモリ408により実現されてもよく、又はもちろん別の方式で実現されてもよい。同様に、送受信機モジュール304は、通信デバイス400内の送受信機404により実現されてもよく、又はもちろん別の方式で実現されてもよい。
図4は、本発明の一実施形態による通信デバイス400のハードウェア構造の一例の概略図である。通信デバイス400は、受信側デバイスを実現するように構成されてもよく、又は送信側デバイスを実現するように構成されてもよい。図4に示すように、通信デバイス400は、プロセッサ402、送受信機404、複数のアンテナ406、メモリ408、I/O(入力/出力、Input/Output)インタフェース410、及びバス412を含む。メモリ408はさらに、命令4082及びデータ4084を格納するように構成される。さらに、プロセッサ402、送受信機404、メモリ408、及びI/Oインタフェース410は、バス412を用いて互いに通信可能に接続され、複数のアンテナ406は送受信機404に接続される。具体的な実施プロセスでは、バス412に加えて、プロセッサ402、送受信機404、メモリ408、及びI/Oインタフェース410は、別の接続方式で互いに通信可能に接続されてもよい。
プロセッサ402は、汎用プロセッサであってよい。汎用プロセッサは、メモリ(メモリ408など)に格納された命令(命令4082など)を読み出して実行することにより、特定の段階及び/又はオペレーションを実行するプロセッサであってよい。汎用プロセッサが前述の段階及び/又はオペレーションを実行するプロセスでは、メモリ(メモリ408など)に格納されたデータ(データ4084など)が用いられてよい。汎用プロセッサは、例えば、限定されるものではないが、中央演算処理装置(Central Processing Unit、CPU)であってよい。さらに、プロセッサ402は専用プロセッサであってもよい。専用プロセッサは、特定の段階及び/又はオペレーションを実行するように特別に設計されたプロセッサであってよい。専用プロセッサは、例えば、限定されるものではないが、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)であってよい。さらに、プロセッサ402は、複数のプロセッサの組み合わせ、例えば、マルチコアプロセッサであってもよい。
送受信機404は、信号を送受信するように構成される。信号を送受信する具体的なプロセスが、複数のアンテナ406のうちの少なくとも1つを用いて実行される。
メモリ408は、様々な種類の記憶媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、リードオンリメモリ(Read Only Memory、ROM)、不揮発性RAM(Non−Volatile RAM、NVRAM)、プログラム可能型ROM(Programmable ROM、PROM)、消去可能PROM(Erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能PROM(Electrically Erasable PROM、EEPROM)、フラッシュメモリ、光メモリ、及びレジスタであってよい。メモリ408は具体的に、命令4082及びデータ4084を格納するように構成される。プロセッサ402が汎用プロセッサである場合、プロセッサ402は、メモリ408に格納された命令4082を読み出して実行することにより、特定の段階及び/又はオペレーションを実行してよい。前述の段階及び/又はオペレーションを実行するプロセスでは、データ4084を用いる必要があり得る。
I/Oインタフェース410は、命令及び/又はデータを周辺機器から受信し、命令及び/又はデータを周辺機器に出力するように構成される。
具体的な実施プロセスにおいて、プロセッサは、例えば、限定されるものではないが、ベースバンド関連の処理を実行するように構成されてよい。送受信機は、例えば、限定されるものではないが、無線周波数の送受信を実行するように構成されてよい。前述の複数のデバイスは、相互に独立したチップに別々に配置されてよい。あるいは、これらのデバイスの少なくとも一部又は全てが、同じチップに配置されてもよい。例えば、プロセッサはさらに、アナログベースバンドプロセッサ及びデジタルベースバンドプロセッサに分類されてよい。アナログベースバンドプロセッサ及び送受信機は、同じチップに集積されてよい。デジタルベースバンドプロセッサは、独自のチップに配置されてよい。集積回路技術の継続的な発展によって、より多くのデバイスを同じチップに集積できる。例えば、デジタルベースバンドプロセッサ及び複数のアプリケーションプロセッサ(例えば、限定されるものではないが、画像プロセッサ及びマルチメディアプロセッサ)は、同じチップに集積されてよい。そのようなチップは、システムオンチップ(System on Chip)と呼ばれることがある。これらのデバイスが異なるチップに個別に配置されるのか、又は1つ又は複数のチップに一体的に配置されるのかは、製品設計の具体的な要件によって決まる。前述の構成要素の具体的な実装形態が、本発明のこの実施形態において限定されることはない。
具体的な実施プロセスにおいて、通信デバイス400はさらに、他のハードウェアデバイスを含んでもよく、他のハードウェアデバイスを本明細書において1つ1つ列挙しないことに留意されたい。
これらのハードウェアデバイスの通信デバイス400における具体的な機能が、以下で詳細に説明される。
図5は、本発明の一実施形態によるチャネル状態情報報告バンドを設定する方法500の一例のフローチャートである。具体的な実施プロセスにおいて、方法500は、送信側デバイスにより実行されても、又は受信側デバイスにより実行されてもよい。送信側デバイス又は受信側デバイスは、図3に示す通信デバイス300と、図4に示す通信デバイス400とにより実現されてよい。
この実施形態において提供される方法500では、送信側デバイスは、ネットワークデバイスであっても又は端末であってもよい。言い換えれば、本出願において提供される方法の手順は、ネットワークデバイスにより実現されても、又は端末により実現されてもよい。ネットワークデバイスは、まず、CSI報告バンドに含まれるサブバンドサイズ、サブバンドの個数、開始位置、及び終了位置などを設定し、次に、この情報を端末に示してよい。端末は、本方法に基づいて自ら、CSI報告バンドに含まれるサブバンドサイズ、サブバンドの個数、開始位置、及び終了位置を設定し、この情報を設定提案としてネットワークデバイスに送出してよい。
段階502:バンド幅部分(Bandwidth Part、BWP)に基づいて、チャネル状態情報サブバンドサイズを決定する。
段階504:キャリアバンド幅(Carrier Bandwidth、CC)又はバンド幅部分BWP又はチャネル状態情報参照信号(Channel State Information Reference Signal、CSI−RS)バンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する。
具体的な実施プロセスにおいて、段階502及び段階504は、処理モジュール302とプロセッサ402とにより実行されてよい。
チャネル状態情報サブバンドサイズは、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数であり、リソースブロックの最大個数は、バンド幅部分BWPに含まれるリソースブロックの総数によって決定される。
具体的には、チャネル状態情報サブバンドサイズは、以下の表3に基づいて決定される。
例えば、簡潔にバンド幅部分BWPと呼ばれる、キャリアバンド幅部分内のリソースブロックの総数(PRBs)が24個より少ないかそれに等しい場合、分割されたCSIサブバンドはない。又は、BWP内のPRBの総数が24〜72個である場合、CSIサブバンドサイズは4若しくは8である。又は、BWP内のPRBの総数が73〜144個である場合、CSIサブバンドサイズは8若しくは16である。又は、BWP内のPRBの総数が145〜275個である場合、CSIサブバンドサイズは16若しくは32である。
方法500において、チャネル状態情報は、例えば、限定されるものではないが、CQI、PMI、RI、及びCRIのうちの1つであってよい。具体的な実施プロセスにおいて、送信側デバイスは、様々な種類のチャネル状態情報を受信側デバイス用に設定してよいことに留意されたい。あるいは、受信側デバイスは、様々な種類のチャネル状態情報を自ら設定してもよい。各種類のチャネル状態情報は、方法500を参照して設定されてよい。受信側デバイスは、チャネル状態情報サブバンドの様々な種類のチャネル状態情報を送信側デバイスにフィードバックしてよい。
段階504において、キャリアバンド幅CC又はバンド幅部分BWP又はチャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する段階は具体的に、キャリアバンド幅CCに含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求める段階、又は、バンド幅部分BWPに含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求める段階、又は、チャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求める段階を含む。
チャネル状態情報サブバンドは、最初のチャネル状態情報サブバンド、最後のチャネル状態情報サブバンド、及び通常のチャネル状態情報サブバンドを含む。
最初のチャネル状態情報サブバンドは、開始チャネル状態情報サブバンド、若しくは先頭チャネル状態情報サブバンドとも呼ばれることがあり、又は、本明細書では簡潔に開始サブバンドと呼ばれることがある。最後のチャネル状態情報サブバンドは、終了チャネル状態情報サブバンド、若しくは末端チャネル状態情報サブバンドとも呼ばれることがあり、又は、本明細書では簡潔に終了サブバンドと呼ばれることがある。通常のチャネル状態情報サブバンドは、チャネル状態情報サブバンドのうちの最初のチャネル状態情報サブバンド及び最後のチャネル状態情報サブバンド以外のサブバンドである。通常のチャネル状態情報サブバンドは、普通チャネル状態情報サブバンドとも呼ばれることがあり、本明細書では簡潔に普通サブバンドと呼ばれることがある。詳細については、再度以下で説明しない。
一実装例において、送信側デバイス又は受信側デバイスは、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とを決定してよい。
別の実装例において、送信側デバイスは、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とを決定し、次に、リソースブロックの実際の個数を受信側デバイスに送出する。
最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定する段階は、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CCの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定する段階、又は、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定する段階、又は、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定する段階を含み、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数より少ないかそれに等しい。
本方法はさらに、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定する段階は具体的に、チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定する段階であり、すなわち、リソースブロックの剰余を決定する段階を含み、[リソースブロックの剰余]=mod(([CCの初期リソースブロックのインデックス番号]+[CCバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であり、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であり、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
あるいは、チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定する段階は、リソースブロックの剰余を決定する段階であって、[リソースブロックの剰余]=mod(([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号]+[BWPに含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、段階を含み、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であり、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
あるいは、チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定する段階は、リソースブロックの剰余を決定する段階であって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号]+[CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、段階を含み、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であり、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
また、本方法はさらに、通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数が、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数に等しいと決定する段階を含む。
別の態様において、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドに関連した情報、例えば、チャネル状態情報サブバンドの個数、又はさらに、チャネル状態情報サブバンドにおいて、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数、若しくは最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数が、送信側デバイスにより指定されて受信側デバイスに示されてよい。この場合、方法500は、送信側デバイスにより実行され、さらに以下に挙げる段階を含んでよい。
段階506(不図示):送信側デバイスは、それぞれのチャネル状態情報サブバンドが報告サブバンドであるか又は非報告サブバンドであるかを示す報告サブバンド設定情報を受信側デバイスに送出する。言い換えれば、報告サブバンド設定情報は、チャネル状態情報報告バンド内のどのサブバンドが報告サブバンドであるか、またどのサブバンドが報告サブバンドではないのかを示すのに用いられる。
報告サブバンド設定情報は情報ビットで表され、情報ビットの個数は、チャネル状態情報サブバンドの個数と同じである。
一実装例において、報告サブバンド設定情報は、チャネル状態情報サブバンドの個数を示すか、又はチャネル状態情報サブバンドの開始位置若しくはチャネル状態情報サブバンドの開始位置及び終了位置をさらに示す。
本発明の実施形態の全てにおいて、非報告サブバンドは、ロストサブバンド又はデフォルトサブバンド又は省略サブバンドとも呼ばれることがある。非報告サブバンドとは、チャネル状態情報を報告する必要のないサブバンドである。
報告サブバンド設定情報は、第1の情報ビットを含む。第1の情報ビットは、報告バンド内のチャネル状態情報サブバンドのうちの報告サブバンド又は非報告サブバンドを示す、すなわち、チャネル状態情報サブバンドのうちのどのサブバンドが報告サブバンドであり、どのサブバンドが非報告サブバンドであるかを示すのに用いられる。言い換えれば、報告サブバンド設定情報はビットマップ(bitmap)を用いて実現される。
任意選択的に、報告バンド内のチャネル状態情報サブバンドの全てが報告サブバンドであってよく、又はこれらのチャネル状態情報サブバンドの一部が報告サブバンドで、残りのチャネル状態情報サブバンドが非報告サブバンドである。報告サブバンドは情報ビット1を用いて表されてよく、非報告サブバンドは情報ビット0を用いて表されてよい。又は、報告サブバンドは情報ビット0を用いて表され、非報告サブバンドは情報ビット1を用いて表される。
任意選択的に、第1の情報ビットの個数は報告サブバンドの実際の個数と同じであり、第1の情報ビットの全ては報告サブバンド及び非報告サブバンドを示すのに用いられるか、又は、第1の情報ビットの個数はシステムが許容する報告サブバンドの最大個数と同じであり、第1の情報ビットの全て若しくは一部は報告サブバンド及び非報告サブバンドを示すのに用いられる。
任意選択的に、報告サブバンド設定情報はさらに、チャネル状態情報報告バンドのチャネル状態情報参照信号に対応するチャネル状態情報サブバンドにおいて、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数、又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を示してよい。
具体的な実施プロセスにおいて、段階506は、送受信機モジュール304及び送受信機404により実行されてよい。
もちろん、報告サブバンド設定情報は、送信側デバイス又は受信側デバイスにローカルに予め格納されてもよい。ローカルに予め格納された報告サブバンド設定情報を検索し、非報告サブバンド設定情報に基づいて少なくとも1つの報告サブバンドを決定する段階が、処理モジュール302及びプロセッサ402により実行されてよい。前述の報告サブバンド設定プロセスは方法500の一部として用いられてよく、又は方法500は前述のプロセスの一部として用いられてよいことに留意されたい。
前述の報告バンド内の複数のサブバンドが複数のグループに分割された場合、具体的な実装例において、報告サブバンド設定情報は報告サブバンドグループ設定情報と置き換えられてよい。報告サブバンドグループ設定情報は、報告バンド内のどのサブバンドグループが報告サブバンドグループであるかを示すのに用いられる。報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループインジケーション情報は、少なくとも1つの報告サブバンド又は少なくとも1つの報告サブバンドグループを示すのに用いられる。報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループインジケーション情報は具体的に、各報告サブバンド若しくは各報告サブバンドグループを示してもよく、又は報告サブバンド若しくは報告サブバンドグループの設定ソリューションを示してもよい。前者のソリューションでは、インジケーション方式がより柔軟であるが、インジケーションオーバーヘッドが比較的高いと理解することは難しくない。後者のソリューションでは、インジケーションオーバーヘッドが比較的低く、インジケーション方式が比較的固定されている。報告サブバンド又は報告サブバンドグループ用の設定ソリューションが用いられる場合、報告サブバンド又は報告サブバンドグループ用の複数の設定ソリューションが、通信規格で合意されてよく、報告サブバンド又は報告サブバンドグループ用のこれらの設定ソリューションは、受信側デバイス及び送信側デバイスを提供する前に、受信側デバイス及び送信側デバイスに書き込まれてよく、その結果、受信側デバイスと送信側デバイスとのインタラクションプロセスにおいて、報告サブバンド又は報告サブバンドグループは、報告サブバンド用の設定ソリューションのインデックスを転送することによって示される。さらに、非報告サブバンド用の複数の設定ソリューションが、送信側デバイスと受信側デバイスとの間のインタラクションプロセス(例えば、初期アクセスプロセス)において、送信側デバイスによって受信側デバイス用に設定されてもよい。この場合、方法500はさらに、報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報を送信側デバイスから受信する段階であって、報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報は、報告サブバンド又は報告サブバンドグループ用の複数の設定ソリューションを含み、各設定ソリューションは、複数の報告サブバンド又は複数の報告サブバンドグループを含む報告サブバンドを記録する、段階と、報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報に基づいて、報告サブバンド用の複数の設定ソリューションを決定する段階とを含んでよい。
具体的な実施プロセスにおいて、報告サブバンド設定情報を送信側デバイスから受信する前述の段階は、送受信機モジュール304及び送受信機404により実行されてよく、報告サブバンド設定情報に基づいて、報告サブバンド用の複数の設定ソリューションを決定する前述の段階は、処理モジュール302及びプロセッサ402により実行されてよい。前述の報告サブバンド設定プロセスは方法500の一部として用いられてよく、又は方法500は前述のプロセスの一部として用いられてよいことに留意されたい。
具体的な実施プロセスにおいて、報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報は、以下に挙げるシグナリング、すなわち、物理層シグナリング、媒体アクセス制御層シグナリング、及び無線リソース制御シグナリングのうちの1つを用いて送出されてよい。
通常、報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報の送出期間は比較的長い。したがって、報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報を転送するのに、媒体アクセス制御層シグナリング又は無線リソース制御シグナリングが優先的に用いられてよい。
別の態様では、CSI報告サブバンドの個数が、通信規格で予め指定されてもよい。報告サブバンドの個数を示す方式と比較して、報告サブバンドの個数を通信規格で予め指定する方式は、インジケーションによってもたらされるシグナリングオーバーヘッドの低減に有益であると理解することは難しくない。
報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報は、1つのメッセージを用いて転送されてもよく、又は複数のメッセージを用いて転送されてもよい。具体的な転送方式が、本発明のこの実施形態において限定されることはない。さらに、複数の同じ種類の情報(チャネル状態情報など)が、相互に独立した方式で測定報告に含まれてもよく、又は相互に関連した方式で測定報告に含まれてもよく、又は別の方式で測定報告に含まれてもよい。例えば、前述の相互関連方式は差分方式であってよい。例えば、具体的な包含方式が、本発明のこの実施形態において限定されることはない。
報告サブバンドを頻繁に又は動的に示す必要がある場合、報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報は、物理層シグナリングを用いて優先的に転送されてよい。
物理層シグナリングは、レイヤ1(Layer 1、L1)シグナリングとも呼ばれることがあり、物理層シグナリングは通常、物理層フレームの制御部分で搬送され得る。L1シグナリングの代表例が、LTE規格において定められた物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)で搬送されるダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)である。場合によっては、L1シグナリングは、物理層フレームのデータ部分でも搬送され得る。L1シグナリングの送出期間又はシグナリング期間は、通常、物理層フレームの期間であると分かることは難しくない。したがって、そのようなシグナリングは通常、動的な制御を実現するのに用いられ、頻繁に変わる一部の情報を転送する。例えば、リソース割り当て情報が、物理層シグナリングを用いて転送されてよい。
媒体アクセス制御(Media Access Control、MAC)層シグナリングは、レイヤ2(Layer 2)シグナリングに属し、媒体アクセス制御層シグナリングは通常、例えば、限定されるものではないが、レイヤ2フレームのフレームヘッダで搬送され得る。フレームヘッダはさらに、例えば、限定されるものではないが、送信元アドレス及び送信先アドレスなどの情報を搬送し得る。フレームヘッダに加えて、レイヤ2フレームは通常さらに、フレームボディを含む。場合によっては、L2シグナリングは、レイヤ2フレームのフレームボディでも搬送され得る。レイヤ2シグナリングの代表例が、802.11系規格におけるMACフレームのフレームヘッダにあるフレーム制御(Frame Control)フィールド、又は一部のプロトコルにおいて定められたMAC制御エンティティ(Control Entity、MAC−CE)で搬送されるシグナリングである。レイヤ2フレームは通常、物理層フレームのデータ部分で搬送され得る。前述の非報告サブバンド設定情報は、媒体アクセス制御層シグナリング以外の別のレイヤ2シグナリングを用いて送出されてもよい。
無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングはレイヤ3(Layer 3)シグナリングに属し、無線リソース制御シグナリングは通常、いくつかの制御メッセージである。L3シグナリングは通常、レイヤ2フレームのフレームボディで搬送され得る。L3シグナリングの送出期間又は制御期間は比較的長く、L3シグナリングは、頻繁に変わらない一部の情報を送出するのに用いることができる。例えば、一部の既存の通信規格において、L3シグナリングは通常、一部の設定情報を搬送するのに用いられる。報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報は、RRCシグナリング以外の別のレイヤ3シグナリングを用いて送出されてもよい。
前述の説明は、物理層シグナリング、MAC層シグナリング、RRCシグナリング、レイヤ1シグナリング、レイヤ2シグナリング、及びレイヤ3シグナリングの、単に原理説明にすぎない。3種類のシグナリングの具体的な詳細については、先行技術を参照されたい。したがって、詳細は本明細書では説明しない。
サブバンドがグループ化された場合、非報告サブバンドごとに、受信側デバイスは、チャネル推定によって非報告サブバンドのチャネル状態情報を取得してもよいが、まだ非報告サブバンドのチャネル状態情報を送信側デバイスに送出しない。さらに、送信側デバイスは、非報告サブバンドのチャネル状態情報を自ら設定してもよい。言い換えれば、非報告サブバンドのチャネル状態情報を設定するときに、送信側デバイスは、実際のチャネル環境を考慮しなくてもよい。チャネル測定によりもたらされるフィードバックのオーバーヘッドが、この設計ソリューションを用いることにより低下し得ると理解することは難しくない。
非報告サブバンドのチャネル状態情報を取得した後に、送信側デバイスはさらに、チャネル状態情報を調整してよい。この調整に関連する内容は、既に明確に上述されている。したがって、詳細は再度ここで説明しない。
チャネル状態情報はCQIであってよく、各報告サブバンドのチャネル状態情報及び各非報告サブバンドのチャネル状態情報はPMIであってもよく、又は各報告サブバンドのチャネル状態情報及び各非報告サブバンドのチャネル状態情報はCQIであってもよい。これに関連する内容は先行技術に属し、詳細は本発明のこの実施形態では説明しない。前述のチャネル関連情報が測定対象バンドのチャネル状態情報であり、またチャネル状態情報の種類、各報告サブバンドのチャネル状態情報、及び各非報告サブバンドのチャネル状態情報が同じである場合、測定対象バンドのチャネル状態情報及び各報告サブバンドのチャネル状態情報は、差分方式で報告されてよい。具体的には、測定対象バンドのチャネル状態情報、及び各報告サブバンドのチャネル状態情報と測定対象バンドのチャネル状態情報との間の差が報告されてよい。
具体的な実施プロセスにおいて、チャネル関連情報に関する具体的な内容が、この実施形態において限定されることはない。
図6は、本発明の一実施形態によるチャネル測定方法600の一例のフローチャートである。具体的な実施プロセスにおいて、方法600は受信側デバイスにより実行されてよい。受信側デバイスは、図3に示す通信デバイス300及び図4に示す通信デバイス400を用いて実現されてよい。具体的には、受信側デバイスは端末であってよく、対応する受信側デバイスはネットワークデバイスであってよい。
段階602:チャネル状態情報サブバンドを示し、送信側デバイスにより送出される、報告サブバンド設定情報を受信する。報告サブバンド設定情報は、チャネル状態情報サブバンドが報告サブバンドであるか又は非報告サブバンドであるかを示し、チャネル状態情報サブバンドはチャネル状態情報報告バンドに属する。
具体的な実施プロセスにおいて、段階602は、送受信機モジュール304及び送受信機404により実行されてよい。
段階604:報告サブバンド設定情報に基づいて、各チャネル状態情報サブバンドのサイズ及び位置を決定する。
具体的な実施プロセスにおいて、段階604は、処理モジュール302及びプロセッサ402により実行されてよい。
1つの方式は、報告サブバンド設定情報が情報ビットを用いて表されるというものであり、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を受信側デバイスが決定することは、情報ビットの個数に基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を受信側デバイスが決定することを含む。
1つの実装例は、受信側デバイスにより受信され、ネットワークデバイスにより送出される報告サブバンド設定情報が、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を含まない場合、受信側デバイスは、キャリアバンド幅CC又はバンド幅部分BWP又はチャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定するというものである。具体的には、キャリアバンド幅CCに含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めるか、又は、バンド幅部分BWPに含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めるか、又は、チャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求める。
別の実装例は、受信側デバイスが送信側デバイスにより送出される報告サブバンド設定情報を受信するというものであり、報告サブバンド設定情報はさらに、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を含み、受信側デバイスは、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とチャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックのインデックス番号を決定する。
チャネル状態情報サブバンドは、最初のチャネル状態情報サブバンド、最後のチャネル状態情報サブバンド、及び通常のチャネル状態情報サブバンドを含む。
受信側デバイスはさらに、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数及び最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定してよく、すなわち、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CCの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定するか、又は、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定するか、又は、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定してよく、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数より少ないかそれに等しい。
最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を受信側デバイスが決定することは具体的に、チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定すること、すなわち、リソースブロックの剰余を決定することであり、[リソースブロックの剰余]=mod(([CCの初期リソースブロックのインデックス番号]+[CCバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であり、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であり、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定することは、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号]+[BWPに含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定することを含み、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であり、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定することは、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号]+[CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定することを含み、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であり、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数に等しい。
別の実装例において、送信側デバイスが受信側デバイスに送出する報告サブバンド設定情報はさらに、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を含み、受信側デバイスは、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックのインデックス番号を決定する。
さらに別の実装例において、受信側デバイスが送信側デバイスから受信する報告サブバンド設定情報はさらに、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を含み、受信側デバイスは、報告サブバンド設定情報とチャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれる初期リソースブロックのインデックス番号を決定する。
本発明の実施プロセスがさらに、実際の例を参照して以下で説明される。
[実施形態1]
この実施形態は主に、CCベースのCSI報告バンド設定インジケーション方法、及びサブバンドサイズの計算を説明する。
この実施形態では、CSI報告バンドを複数のCSIサブバンドに分割することは、キャリアバンド幅CC全体に基づいている。開始サブバンドとも呼ばれる最初のチャネル状態情報サブバンド(最初のサブバンド)に含まれるRBの個数、及び終了サブバンド(最後のサブバンド)とも呼ばれる最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるRBの個数は、別々に決定する必要がある。
まず、表4に示すように、キャリアバンド幅のバンド幅部分BWP(Carrier bandwidth part(PRBs))に基づいて、チャネル状態情報サブバンドサイズ(Subband Size(PRBs))が決定される。
CSIサブバンドサイズ(subband size)、すなわち、サブバンドに含まれ得るRBの最大個数が、BWPバンド幅BWBWPのリソースブロックの個数(RBs)、例えば、PRBの個数に基づいて決定される。サブバンドサイズは、X個のRB/サブバンドである。例えば、BWPバンド幅は、BWBWP=32RBであり、このBWPバンド幅に対応するサブバンドサイズは、X=4RB/サブバンドであるか、又は、BWPバンド幅は、BWBWP=32RBであり、このBWPバンド幅に対応するサブバンドサイズは、X=8RB/サブバンドである。
別の実装例において、チャネル状態情報サブバンドサイズ(Subband Size (PRBs))は、BWBWP内のリソースブロックの最小個数に設定されてよい。したがって、チャネル状態情報サブバンドの個数は、システムが許容する最大個数である。
段階2:CCバンド幅に基づいて、CSIサブバンドの個数を決定する。
CSIサブバンド(subband)の個数、すなわち、CCバンド幅に含まれ得るサブバンドの最大個数が、CCバンド幅BWCCのRBの個数に基づいて決定される。サブバンドの個数は、N個のサブバンドである。
例えば、図7では、CCバンド幅はBWCC=35RBであり、段階1で決定されたサブバンドサイズX=4RB/サブバンドに基づいて、CCバンド幅に対応するサブバンドの個数が次のように求められる。
あるいは、図8に示すように、段階1で決定されたサブバンドサイズX=8RB/サブバンドに基づいて、CCバンド幅に対応するサブバンドの個数が次のように求められる。
段階3:CCバンド幅又はBWP又はCSI−RSバンド幅と、周波数領域位置とに基づいて、CSIサブバンドに含まれるRBの個数を決定する。CSIサブバンドに含まれるRBの個数がCSI−RSバンド幅に基づいて決定される一例を用いて、以下で説明が提供される。CCバンド幅又はBWPと、周波数領域位置とに基づいて、CSIサブバンドに含まれるRBの個数を決定することは、CSI−RSバンド幅に基づく場合と同様であり、詳細はここで再度説明しない。
CSI報告バンドでは、CSI−RSに対応するチャネル状態情報サブバンドが、開始サブバンドとも呼ばれる最初のチャネル状態情報サブバンド、終了サブバンドとも呼ばれる最後のチャネル状態情報サブバンド、及び普通サブバンドとも呼ばれる通常のチャネル状態情報サブバンドを含む。
開始サブバンドのRBの個数を決定する方法、及び終了サブバンドのRBの個数を決定する方法については、以下の通りである。
(RS BW>= 1 legacy subband size)//RSバンド幅が通常のサブバンドサイズより大きいかそれに等しい
//開始サブバンドサイズを決定する//開始サブバンドサイズ(すなわち、開始サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)を決定する
starting subband size = legacy subband size - mod (initial RB index, legacy subband size)//[開始サブバンドサイズ]=[通常のサブバンドサイズ(すなわち、通常のCSIサブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)]−mod([CSI−RSバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のサブバンドサイズ])
//終了サブバンドサイズを決定する//終了サブバンドサイズ(すなわち、終了サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)を決定する
remainder = mod ((initial RB index + BW), legacy subband size)//[リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号]+[CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドサイズ];
(remainder > 0)//リソースブロックの剰余が0より多い場合
ending subband size = remainder//終了サブバンドサイズ(すなわち、[終了サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余];
else//そうでなければ
ending subband size = legacy subband size//[終了サブバンドサイズ(すなわち、終了サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)]=[通常のチャネル状態情報サブバンドサイズ]
end//終了
Else//又は
… …
End//終了
例えば、図7では、CSI−RS周波数バンドは(初期RBインデックス=0、CSI−RS BW=28)に設定され、サブバンド(サブバンドサイズ4RB)に含まれる以下のRBの個数は、前述の計算方法に基づいて次のように求められ得る。
・開始サブバンド:4RB−mod(0,4)=4RB
・普通サブバンド:4RB
・終了サブバンド:mod((0+28),4)=4RB
この実施形態では、ビットマップがチャネル状態情報報告バンド(reporting band)を示すのに用いられてよい。この実施形態では、チャネル状態情報報告バンドは、CCに基づいて設定される。したがって、ビットマップのビットの個数は、CCバンド幅に含まれるサブバンドの個数と同じである。具体的には、ビットマップのビットの個数は9個である。CSI−RSバンド幅の初期RBインデックスは0であり、リソースブロックの総数は28RBであり、CSIサブバンドサイズは4RBであるため、CSI−RSバンド幅に含まれるサブバンドの個数は7個である。これは、CCバンド幅に基づいて設定されたCSI報告バンドの末端にある2つのサブバンドがCSI−RSバンド幅として設定されないことに相当する。したがって、CSI報告バンドの末端にある2つのサブバンドは0に設定される。CSI報告バンドにおいて、CSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドは最初の7つのCSIサブバンドであり、その7つのCSIサブバンドに対応するビットがxを用いて表される。xが1に設定された場合、そのサブバンドは報告サブバンドとして用いられることを示す。又は、xが0に設定された場合、そのサブバンドは非報告サブバンドであることを示す。例えば、3番目のxが0に設定されてよく、この場合、3番目のサブバンドが報告サブバンドとして使用されないことを示す。
もちろん、ビットが0に設定されると、非報告サブバンドを示し、ビットが1に設定されると、報告サブバンドを示す。これは、単に1つの実装例にすぎない。これに基づいて当業者が作り出す変形例は全て、本出願の保護範囲に含まれる。あるいは、図8では、CSI−RS周波数バンドは(初期RBインデックス=0、CSI−RS BW=28)に設定され、サブバンド(サブバンドサイズ8RB)に含まれる以下のRBの個数は、前述の計算方法に基づいて次のように求められ得る。
・開始サブバンド:8RB−mod(0,8)=8RB
・普通サブバンド:8RB
・終了サブバンド:mod((0+28),8)=4RB
この実施形態では、ビットマップがチャネル状態情報報告バンド(Reporting band)を示すのに用いられてよい。この実施形態では、チャネル状態情報報告バンドは、CCに基づいて設定される。したがって、ビットマップのビットの個数は、CCに含まれるサブバンドの個数と同じである。具体的には、ビットマップのビットの個数は5個である。CSI−RSバンド幅の初期RBインデックスは0であり、リソースブロックの総数は28RBであり、CSI−RSバンド幅のCSIサブバンドサイズは8RBであるため、CSI−RSバンド幅のサブバンドの個数は4個である。これは、CCバンド幅に基づいて設定されたCSI報告バンドの末端にある1つのサブバンドがCSI−RSバンド幅として設定されないことに相当する。したがって、このサブバンドは0に設定される。CSI報告バンドにおいて、CSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドは最初の4つのCSIサブバンドであり、その4つのCSIサブバンドに対応するビットがxを用いて表される。xが1に設定された場合、そのサブバンドは報告サブバンドとして用いられることを示す。又は、xが0に設定された場合、そのサブバンドは非報告サブバンドであることを示す。
もちろん、ビットが0に設定されると、非報告サブバンドを示し、ビットが1に設定されると、報告サブバンドを示す。これは、単に1つの実装例にすぎない。これに基づいて当業者が作り出す変形例は全て、本出願の保護範囲に含まれる。あるいは、図9では、CSI−RS周波数バンドは(初期RBインデックス=4、CSI−RS BW=28)に設定され、サブバンド(サブバンドサイズ8RB)に含まれる以下のRBの個数は、前述の計算方法に基づいて次のように求められ得る。
・開始サブバンド:8RB−mod(4,8)=4RB
・普通サブバンド:8RB
・終了サブバンド:8RB
この実施形態では、ビットマップがチャネル状態情報報告バンド(Reporting band)を示すのに用いられてよい。この実施形態では、チャネル状態情報報告バンドは、CCに基づいて設定される。したがって、ビットマップのビットの個数は、CCに含まれるサブバンドの個数と同じである。具体的には、ビットマップのビットの個数は5個である。CSI−RSバンド幅の初期RBインデックスは4であり、リソースブロックの総数は28RBであり、CSI−RSバンド幅のサブバンドサイズは8RBであるため、CSI−RSバンド幅のサブバンドの個数は4個である。これは、CCバンド幅に基づいて設定されたCSI報告バンドの末端にある1つのサブバンドがCSI−RSバンド幅として設定されないことに相当する。したがって、このサブバンドは0に設定される。CSI報告バンドにおいて、CSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドは最初の4つのCSIサブバンドであり、その4つのCSIサブバンドに対応するビットがxを用いて表される。xが1に設定された場合、そのサブバンドは報告サブバンドとして用いられることを示す。又は、xが0に設定された場合、そのサブバンドは非報告サブバンドであることを示す。
もちろん、ビットが0に設定されると、非報告サブバンドを示し、ビットが1に設定されると、報告サブバンドを示す。これは、単に1つの実装例にすぎない。これに基づいて当業者が作り出す変形例は全て、本出願の保護範囲に含まれる。
本方法の有益な効果は、端末アドレス指定(絶対アドレス指定)の複雑さが、CC物理バンド幅の一様な設定に基づいて低下することである。
[実施形態2]
この実施形態は主に、BWPベースのCSI報告バンド設定インジケーション方法、及びサブバンドサイズの計算を説明する。
この実施形態において、CSI報告バンドを複数のCSIサブバンドに分割することは、バンド幅部分BWPに基づいている。開始サブバンドとも呼ばれる最初のチャネル状態情報サブバンド(最初のサブバンド)に含まれるRBの個数、及び終了サブバンドとも呼ばれる最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるRBの個数は、CSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンド(最後のサブバンド)において、別々に決定する必要がある。
まず、チャネル状態情報サブバンドサイズ(Subband Size (PRBs))が、前述の表4に示すように、キャリアバンド幅部分BWP(Carrier bandwidth part(PRBs))に基づいて決定される。
CSIサブバンドサイズ(subband size)、すなわち、サブバンドに含まれ得るRBの最大個数が、BWPバンド幅BWBWPのリソースブロックの個数(RBs)、例えば、PRBの個数に基づいて決定される。サブバンドサイズは、X個のRB/サブバンドである。例えば、BWPバンド幅は、BWBWP=32RBであり、このBWPバンド幅に対応するサブバンドサイズは、X=4RB/サブバンドであるか、又は、BWPバンド幅は、BWBWP=32RBであり、このBWPバンド幅に対応するサブバンドサイズは、X=8RB/サブバンドである。
段階2:BWPに基づいて、CSIサブバンドの個数を決定する。
CSIサブバンド(subband)の個数、すなわち、BWPに含まれ得るサブバンドの最大個数が、BWPバンド幅BWBWPのRBの個数に基づいて決定される。サブバンドの個数は、N個のサブバンドである。
例えば、図10では、CCバンド幅はBWBWP=32RBであり、段階1で決定されたサブバンドサイズX=4RB/サブバンドに基づいて、BWPバンド幅に対応するサブバンドの個数が次のように求められる。
あるいは、図11に示すように、段階1で決定されたサブバンドサイズX=8RB/サブバンドに基づいて、BWPバンド幅に対応するサブバンドの個数が次のように求められる。
段階3:CCバンド幅又はBWP又はCSI−RSバンド幅と、周波数領域位置とに基づいて、CSIサブバンドに含まれるRBの個数を決定する。CSIサブバンドに含まれるRBの個数がCSI−RSバンド幅に基づいて決定される一例を用いて、説明が以下で提供される。CCバンド幅又はBWPと、周波数領域位置とに基づいて、CSIサブバンドに含まれるRBの個数を決定することは、CSI−RSバンド幅に基づく場合と同様であり、詳細はここで再度説明しない。CSI報告バンドでは、CSI−RSバンド幅に対応するチャネル状態情報サブバンドが、開始サブバンドとも呼ばれる最初のチャネル状態情報サブバンド、終了サブバンドとも呼ばれる最後のチャネル状態情報サブバンド、及び普通サブバンドとも呼ばれる通常のチャネル状態情報サブバンドを含む。
開始サブバンドのRBの個数を決定する方法、及び終了サブバンドのRBの個数を決定する方法については、以下の通りである。
(RS BW>= 1 legacy subband size)//RSバンド幅が通常のサブバンドサイズより大きいかそれに等しい場合
//開始サブバンドサイズを決定する//開始サブバンドサイズ(すなわち、開始サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)を決定する
starting subband size = legacy subband size - mod (initial RB index, legacy subband size)//[開始サブバンドサイズ]=[通常のサブバンドサイズ(すなわち、通常のCSIサブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)]−mod([CSI−RSバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のサブバンドサイズ])
//終了サブバンドサイズを決定する//終了サブバンドサイズ(すなわち、終了サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)を決定する
remainder = mod ((initial RB index + BW), legacy subband size)//[リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号]+[CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドサイズ];
(remainder > 0)//リソースブロックの剰余が0より多い場合
ending subband size = remainder//終了サブバンドサイズ(すなわち、[終了サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余];
else//そうでなければ
ending subband size = legacy subband size//[終了サブバンドサイズ(すなわち、終了サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)]=[通常のチャネル状態情報サブバンドサイズ]
end//終了
Else//又は
… …
End//終了
例えば、図10では、CSI−RS周波数バンドは(初期RBインデックス=0、CSI−RS BW=28)に設定され、サブバンド(サブバンドサイズ4RB)に含まれる以下のRBの個数は、前述の計算方法に基づいて次のように求められ得る。
・開始サブバンド:4RB−mod(0,4)=4RB
・普通サブバンド:4RB
・終了サブバンド:mod((0+28),4)=4RB
この実施形態では、ビットマップがチャネル状態情報報告バンド(Reporting band)を示すのに用いられてよい。この実施形態では、チャネル状態情報報告バンドは、BWPに基づいて設定される。したがって、ビットマップのビットの個数は、BWPに含まれるサブバンドの個数と同じである。具体的には、ビットマップのビットの個数は8個である。CSI−RSバンド幅の初期RBインデックスは0であり、リソースブロックの総数は28RBであり、CSI−RSバンド幅のサブバンドサイズは4RBであるため、CSI−RSバンド幅のサブバンドの個数は7個である。これは、BWPバンド幅に基づいて設定されたCSI報告バンドの末端にある1つのサブバンドがCSI−RSバンド幅として設定されないことに相当する。したがって、CSI報告バンドの末端にあるサブバンドは0に設定される。CSI報告バンドにおいて、CSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドは最初の7つのCSIサブバンドであり、その7つのCSIサブバンドに対応するビットがxを用いて表される。xが1に設定された場合、そのサブバンドは報告サブバンドとして用いられることを示す。又は、xが0に設定された場合、そのサブバンドは非報告サブバンドであることを示す。
もちろん、ビットが0に設定されると、非報告サブバンドを示し、ビットが1に設定されると、報告サブバンドを示す。これは、単に1つの実装例にすぎない。これに基づいて当業者が作り出す変形例は全て、本出願の保護範囲に含まれる。あるいは、図11では、CSI−RS周波数バンドは(初期RBインデックス=0、CSI−RS BW=28)に設定され、サブバンド(サブバンドサイズ8RB)に含まれる以下のRBの個数は、前述の計算方法に基づいて次のように求められ得る。
・開始サブバンド:8RB−mod(0,8)=8RB
・普通サブバンド:8RB
・終了サブバンド:mod((0+28),8)=4RB
この実施形態では、ビットマップがチャネル状態情報報告バンド(Reporting band)を示すのに用いられてよい。この実施形態では、チャネル状態情報報告バンドは、BWPに基づいて設定される。したがって、ビットマップのビットの個数は、BWPに含まれるサブバンドの個数と同じである。具体的には、ビットマップのビットの個数は4個である。CSI−RSバンド幅の初期RBインデックスは0であり、リソースブロックの総数は28RBであり、CSI−RSバンド幅のサブバンドサイズは8RBであるため、CSI−RSバンド幅のサブバンドの個数は4個である。CSI報告バンドには、CSI−RSバンド幅に対応する4つのCSIサブバンドがあり、その4つのCSIサブバンドに対応するビットがxを用いて表される。xが1に設定された場合、そのサブバンドは報告サブバンドとして用いられることを示す。又は、xが0に設定された場合、そのサブバンドは非報告サブバンドであることを示す。
もちろん、ビットが0に設定されると、非報告サブバンドを示し、ビットが1に設定されると、報告サブバンドを示す。これは、単に1つの実装例にすぎない。これに基づいて当業者が作り出す変形例は全て、本出願の保護範囲に含まれる。あるいは、図12では、CSI−RS周波数バンドは(初期RBインデックス=4、CSI−RS BW=28)に設定され、サブバンド(サブバンドサイズ8RB)に含まれる以下のRBの個数は、前述の計算方法に基づいて次のように求められ得る。
・開始サブバンド:8RB−mod(4,8)=4RB
・普通サブバンド:8RB
・終了サブバンド:8RB
この実施形態では、ビットマップがチャネル状態情報報告バンド(Reporting band)を示すのに用いられてよい。この実施形態では、チャネル状態情報報告バンドは、BWPに基づいて設定される。したがって、ビットマップのビットの個数は、BWPに含まれるサブバンドの個数と同じである。具体的には、ビットマップのビットの個数は4個である。CSI−RSバンド幅の初期RBインデックスは4であり、リソースブロックの総数は28RBであり、CSI−RSバンド幅のサブバンドサイズは8RBであるため、CSI−RSバンド幅のサブバンドの個数は4個である。CSI報告バンドには、CSI−RSバンド幅に対応する4つのCSIサブバンドがあり、その4つのCSIサブバンドに対応するビットがxを用いて表される。xが1に設定された場合、そのサブバンドは報告サブバンドとして用いられることを示す。又は、xが0に設定された場合、そのサブバンドは非報告サブバンドであることを示す。
もちろん、ビットが0に設定されると、非報告サブバンドを示し、ビットが1に設定されると、報告サブバンドを示す。これは、単に1つの実装例にすぎない。これに基づいて当業者が作り出す変形例は全て、本出願の保護範囲に含まれる。
実施形態2の有益な効果は、実施形態1と比較すると、BWPバンド幅の柔軟な設定に基づいて、少数のビットがCSIサブバンド設定のために設定されることである。
[実施形態3]
この実施形態は主に、CSI−RSベースのCSI報告バンド設定インジケーション方法、及びサブバンドサイズの計算を説明する。
この実施形態において、CSI報告バンドを複数のCSIサブバンドに分割することは、CSI−RSバンドに基づいている。開始サブバンドとも呼ばれる最初のチャネル状態情報サブバンド(最初のサブバンド)に含まれるRBの個数、及び終了サブバンド(最後のサブバンド)とも呼ばれる最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるRBの個数は、CSI報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドにおいて、別々に決定する必要がある。
まず、チャネル状態情報サブバンドサイズ(Subband Size (PRBs))が、前述の表4に示すように、キャリアバンド幅部分BWP(Carrier bandwidth part(PRBs))に基づいて決定される。
CSIサブバンドサイズ(subband size)、すなわち、サブバンドに含まれ得るRBの最大個数が、BWPバンド幅BWBWPのリソースブロックの個数(RBs)、例えば、PRBの個数に基づいて決定される。サブバンドサイズは、X個のRB/サブバンドである。例えば、BWPバンド幅は、BWBWP=32RBであり、このBWPバンド幅に対応するサブバンドサイズは、X=4RB/サブバンドであるか、又は、BWPバンド幅は、BWBWP=32RBであり、このBWPバンド幅に対応するサブバンドサイズは、X=8RB/サブバンドである。
段階2:CSI−RSバンド幅に基づいて、CSIサブバンドの個数を決定する。
CSIサブバンド(subband)の個数、すなわち、CSI−RSバンド幅に含まれ得るサブバンドの最大個数が、CSI−RSバンド幅のRBの個数に基づいて決定される。サブバンドの個数は、N個のサブバンドである。
例えば、図13では、CCバンド幅はBWBWP=28RBであり、段階1で決定されたサブバンドサイズX=4RB/サブバンドに基づいて、CSI−RSバンド幅に対応するサブバンドの個数が次のように求められる。
あるいは、図14に示すように、段階1で決定されたサブバンドサイズX=8RB/サブバンドに基づいて、CSI−RSバンド幅に対応するサブバンドの個数が次のように求められる。
段階3:CCバンド幅又はBWP又はCSI−RSバンド幅と、周波数領域位置とに基づいて、CSIサブバンドに含まれるRBの個数を決定する。CSIサブバンドに含まれるRBの個数がCSI−RSバンド幅に基づいて決定される一例を用いて、説明が以下で提供される。CCバンド幅又はBWPと、周波数領域位置とに基づいて、CSIサブバンドに含まれるRBの個数を決定することは、CSI−RSバンド幅に基づく場合と同様であり、詳細はここで再度説明しない。
CSI報告バンドでは、CSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドが、開始サブバンドとも呼ばれる最初のチャネル状態情報サブバンド、終了サブバンドとも呼ばれる最後のチャネル状態情報サブバンド、及び普通サブバンドとも呼ばれる通常のチャネル状態情報サブバンドを含む。
開始サブバンドのRBの個数を決定する方法、及び終了サブバンドのRBの個数を決定する方法については、以下の通りである。
(RS BW>= 1 legacy subband size)//RSバンド幅が通常のサブバンドサイズより大きいかそれに等しい場合
//開始サブバンドサイズを決定する//開始サブバンドサイズ(すなわち、開始サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)を決定する
starting subband size = legacy subband size - mod (initial RB index, legacy subband size)//[開始サブバンドサイズ]=[通常のサブバンドサイズ(すなわち、通常のCSIサブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)]−mod([CSI−RSバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のサブバンドサイズ])
//終了サブバンドサイズを決定する//終了サブバンドサイズ(すなわち、終了サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)を決定する
remainder = mod ((initial RB index + BW), legacy subband size)//[リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号]+[CSI−RSバンド幅のリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドサイズ];
(remainder > 0)//リソースブロックの剰余が0より多い場合
ending subband size = remainder//終了サブバンドサイズ(すなわち、[終了サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余];
else//そうでなければ
ending subband size = legacy subband size//[終了サブバンドサイズ(すなわち、終了サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)]=[通常のチャネル状態情報サブバンドサイズ]
end//終了
Else//又は
… …
End//終了
例えば、図13では、CSI−RS周波数バンドは(初期RBインデックス=0、CSI−RS BW=28)に設定され、サブバンド(サブバンドサイズ4RB)に含まれる以下のRBの個数は、前述の計算方法に基づいて次のように求められ得る。
・開始サブバンド:4RB−mod(0,4)=4RB
・普通サブバンド:4RB
・終了サブバンド:mod((0+28),4)=4RB
この実施形態では、ビットマップがチャネル状態情報報告バンド(Reporting band)を示すのに用いられてよい。この実施形態では、チャネル状態情報報告バンドは、CSI−RSバンド幅に基づいて設定される。したがって、ビットマップのビットの個数は、CSI−RSバンド幅に含まれるサブバンドの個数と同じである。具体的には、ビットマップのビットの個数は7個である。CSI報告バンドにおいて、CSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドは7つあり、その7つのCSIサブバンドに対応するビットがxを用いて表される。xが1に設定された場合、そのサブバンドは報告サブバンドとして用いられることを示す。又は、xが0に設定された場合、そのサブバンドは非報告サブバンドであることを示す。
もちろん、ビットが0に設定されると、非報告サブバンドを示し、ビットが1に設定されると、報告サブバンドを示す。これは、単に1つの実装例にすぎない。これに基づいて当業者が作り出す変形例は全て、本出願の保護範囲に含まれる。あるいは、図14では、CSI−RS周波数バンドは(初期RBインデックス=0、CSI−RS BW=28)に設定され、サブバンド(サブバンドサイズ8RB)に含まれる以下のRBの個数は、前述の計算方法に基づいて次のように求められ得る。
・開始サブバンド:8RB−mod(0,8)=8RB
・普通サブバンド:8RB
・終了サブバンド:mod((0+28),8)=4RB
この実施形態では、ビットマップがチャネル状態情報報告バンド(Reporting band)を示すのに用いられてよい。この実施形態では、チャネル状態情報報告バンドは、CSI−RSバンド幅に基づいて設定される。したがって、ビットマップのビットの個数は、CSI−RSバンド幅に含まれるサブバンドの個数と同じである。具体的には、ビットマップのビットの個数は4個である。CSI報告バンドにおいて、CSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドは4つあり、その4つのCSIサブバンドに対応するビットがxを用いて表される。xが1に設定された場合、そのサブバンドは報告サブバンドとして用いられることを示す。又は、xが0に設定された場合、そのサブバンドは非報告サブバンドであることを示す。
もちろん、ビットが0に設定されると、非報告サブバンドを示し、ビットが1に設定されると、報告サブバンドを示す。これは、単に1つの実装例にすぎない。これに基づいて当業者が作り出す変形例は全て、本出願の保護範囲に含まれる。あるいは、図15では、CSI−RS周波数バンドは(初期RBインデックス=4、CSI−RS BW=28)に設定され、サブバンド(サブバンドサイズ8RB)に含まれる以下のRBの個数は、前述の計算方法に基づいて次のように求められ得る。
・開始サブバンド:8RB−mod(4,8)=4RB
・普通サブバンド:8RB
・終了サブバンド:8RB
この実施形態では、ビットマップがチャネル状態情報報告バンド(Reporting band)を示すのに用いられてよい。この実施形態では、チャネル状態情報報告バンドは、CSI−RSバンド幅に基づいて設定される。したがって、ビットマップのビットの個数は、CSI−RSバンド幅に含まれるサブバンドの個数と同じである。具体的には、ビットマップのビットの個数は4個である。CSI報告バンドにおいて、CSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドは4つあり、その4つのCSIサブバンドに対応するビットがxを用いて表される。xが1に設定された場合、そのサブバンドは報告サブバンドとして用いられることを示す。又は、xが0に設定された場合、そのサブバンドは非報告サブバンドであることを示す。
もちろん、ビットが0に設定されると、非報告サブバンドを示し、ビットが1に設定されると、報告サブバンドを示す。これは、単に1つの実装例にすぎない。これに基づいて当業者が作り出す変形例は全て、本出願の保護範囲に含まれる。
本方法の有益な効果は、実施形態2と比較すると、CSI−RSバンド幅の柔軟な設定に基づいて、少数のビットがCSI報告バンド設定のために設定されることである。
前述の実施形態の全て又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせを用いて実現されてよい。実施形態を実現するのにソフトウェアが用いられる場合、これらの実施形態の全て又は一部が、コンピュータプログラム製品の形態で実現されてよい。コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータに読み込まれて実行されると、本発明の実施形態による手順又は機能の全て又は一部が生み出される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は別のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよく、又は、あるコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に転送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターに、有線方式(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者回線(DSL))又は無線方式(例えば、赤外線、電波、又はマイクロ波)で転送されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータがアクセス可能な任意の使用可能な媒体であっても、又は1つ若しくは複数の使用可能な媒体を統合したサーバ若しくはデータセンターなどのデータ記憶装置であってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープなど)、光媒体(DVDなど)、又は半導体媒体(ソリッドステートディスクSolid State Disk (SSD)など)などであってよい。
最後に、前述の説明は単に本発明の実施形態にすぎず、本発明の保護範囲の限定を意図するものではない。本発明の趣旨及び原理から逸脱することなく行われる、あらゆる修正、均等な置き換え、又は改善は、本発明の保護範囲に含まれることになる。
本出願は、2018年1月12日に中国特許庁に出願された「チャネル状態情報報告バンドの設定方法及び通信装置(METHOD FOR CONFIGURING CHANNEL STATE INFORMATION REPORTING BAND AND COMMUNICATIONS APPARATUS)」と題する中国特許出願第201810032711.5号に基づく優先権を主張するものであり、当該中国特許出願はその全体が参照により本明細書に組み込まれる。本発明の実施形態は通信技術に関するものであり、詳細には、チャネル状態情報報告バンドの設定方法、送信側デバイス、及び受信側デバイスに関するものである。
チャネル測定によってチャネル状態情報(channel state information、CSI)を取得することは、無線通信の伝送品質を向上させるのに非常に重要である。チャネル測定では、受信側デバイス(例えば、スマートフォンなどのユーザ機器)が、送信側デバイス(例えば、基地局などのアクセスデバイス)により送信される参照信号(reference signal、RS)に基づいてチャネル状態情報を取得し、取得したCSIを送信側デバイスにフィードバックする。送信側デバイスは、CSIに基づいて送信信号を処理し、処理した送信信号を受信側デバイスに送出する。上記のことから、CSIに基づく無線伝送はチャネル環境とより互換性が高いことが分かる。したがって、伝送品質がより優れている。
CSIは通常、物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)を用いて、受信側デバイスから送信側デバイスに送出され得る。PUSCHを用いて送信されるCSIは、広帯域CSIを含んでもよく、又は複数のサブバンドCSIを含んでもよく、又は広帯域CSI及び複数のサブバンドCSIを両方とも含んでよい。広帯域CSIは、広帯域に基づく計算によって求められたCSIと理解されてよく、サブバンドCSIは、サブバンドに基づく計算によって求められたCSIと理解されてよい。
通常、ネットワークデバイスは、CSI報告バンドに含まれるサブバンドを端末に示す必要があり、端末は、示されたCSI報告バンドでCSI報告を行う。CSI報告バンド内のサブバンドのサイズ及び個数が設定される必要がある。
先行技術では、CSI報告バンドに含まれるサブバンドの個数は、システムバンド幅に基づいて設定される。しかしながら、ネットワークの進化によって、この方式を用いて、CSI報告バンドに含まれるサブバンドの個数を設定することはできない。
このような事情を考慮して、チャネル状態情報報告バンドを設定して報告する方法、及び対応する装置を提供し、ネットワーク進化要件を満たすことが必要である。
本発明の実施形態の第1の態様によれば、チャネル状態情報報告バンド(CSI reporting band)を設定する方法が提供され、本方法は、バンド幅部分(Bandwidth Part、BWP)に基づいてチャネル状態情報サブバンドサイズを決定する段階と、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅又はバンド幅部分(BWP)又はチャネル状態情報参照信号(channel state information reference signal、CSI−RS)バンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する段階とを含む。
チャネル状態情報サブバンドサイズは、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数であり、チャネル状態情報サブバンド内のリソースブロックの最大個数は、バンド幅部分(BWP)に含まれるリソースブロックの総数によって決定される。
本方法は、送信側デバイスによって実行されてもよく、送信側デバイスは、ネットワークデバイスであっても又は端末であってもよい。言い換えれば、本出願において提供される第1の態様の方法の手順は、ネットワークデバイスによって実行されても、又は端末によって実行されてもよい。ネットワークデバイスは、まず、CSI報告バンドに含まれるサブバンドのサイズ、個数、開始位置、及び終了位置などを設定し、次に、この情報を端末に示してよい。あるいは、端末は、本方法に基づいて自ら、CSI報告バンドに含まれるサブバンドのサイズ、個数、開始位置、及び終了位置を設定し、この情報を
設定提案としてネットワークデバイスに送出してよい。あるいは、別の実行可能な実装例では、ネットワークデバイスがCSI報告バンドの一部の情報を設定し、次いで、この情報を端末デバイスに送出し、端末デバイスが以降の設定を完了させる。
第1の実行可能な設計例では、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する段階の後に、本方法はさらに、それぞれのチャネル状態情報サブバンドが報告サブバンド又は非報告サブバンドであることを示す報告サブバンド設定情報を受信側デバイスに送出する段階であって、言い換えれば、報告サブバンド設定情報は、チャネル状態情報報告バンドのうちのどのサブバンドが報告サブバンドであり、どのサブバンドが報告サブバンドではないのかを示すのに用いられ、報告サブバンド設定情報は情報ビットを用いて表され、情報ビットの個数は、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数と同じである、段階を含む。
第1の実行可能な設計例の一実装例において、報告サブバンド設定情報は、チャネル状態情報サブバンドの個数を示すか、又はチャネル状態情報サブバンドの開始位置若しくはチャネル状態情報サブバンドの開始位置及び終了位置をさらに示す。
報告サブバンド設定情報は、第1の情報ビットを含む。第1の情報ビットは、報告バンド内のチャネル状態情報サブバンドのうちの報告サブバンド又は非報告サブバンドを示す、すなわち、チャネル状態情報サブバンドのうちのどのサブバンドが報告サブバンドであり、どのサブバンドが非報告サブバンドであるかを示すのに用いられる。言い換えれば、報告サブバンド設定情報はビットマップ(bitmap)を用いて実現される。
任意選択的に、報告バンド内のチャネル状態情報サブバンドの全てが報告サブバンドであってよく、又はこれらのチャネル状態情報サブバンドの一部が報告サブバンドで、残りのチャネル状態情報サブバンドが非報告サブバンドである。報告サブバンドは情報ビット1を用いて表されてよく、非報告サブバンドは情報ビット0を用いて表されてよい。又は、報告サブバンドは情報ビット0を用いて表され、非報告サブバンドは情報ビット1を用いて表される。
任意選択的に、第1の情報ビットの個数は報告サブバンドの実際の個数と同じであり、第1の情報ビットの全ては報告サブバンド及び非報告サブバンドを示すのに用いられるか、又は、第1の情報ビットの個数はシステムが許容する報告サブバンドの最大個数と同じであり、第1の情報ビットの全て若しくは一部は報告サブバンド及び非報告サブバンドを示すのに用いられる。
第2の実行可能な設計例において、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅又はバンド幅部分(BWP)又はチャネル状態情報参照信号(CSI−RS)バンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する段階は具体的に、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求める段階、又は、バンド幅部分(BWP)に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求める段階、又は、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)バンド幅に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求める段階を含む。
チャネル状態情報報告バンド内のチャネル状態情報サブバンドは、最初のチャネル状態情報サブバンド、最後のチャネル状態情報サブバンド、及び通常のチャネル状態情報サブバンドを含む。
最初のチャネル状態情報サブバンドは、開始チャネル状態情報サブバンド、若しくは先頭チャネル状態情報サブバンドとも呼ばれることがあり、又は、本明細書では簡潔に開始サブバンドと呼ばれることがある。最後のチャネル状態情報サブバンドは、終了チャネル状態情報サブバンド、若しくは末端チャネル状態情報サブバンドとも呼ばれることがあり、又は、本明細書では簡潔に終了サブバンドと呼ばれることがある。通常のチャネル状態情報サブバンドは、チャネル状態情報サブバンドのうちの最初のチャネル状態情報サブバンド及び最後のチャネル状態情報サブバンド以外のサブバンドである。通常のチャネル状態情報サブバンドは、普通チャネル状態情報サブバンドとも呼ばれることがあり、本明細書では簡潔に普通サブバンドと呼ばれることがある。詳細については、再度以下で説明しない。
第3の実行可能な設計例において、受信側デバイスが、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とを決定し、次にその情報を送出する。
具体的には、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を受信側デバイスが決定する段階は、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CCバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定する段階、又は、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定する段階、又は、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定する段階を含み、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数より少ないかそれに等しい。
最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を送信側デバイスが決定する段階は、リソースブロックの剰余を決定する段階であって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CCバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号]+[CCバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、段階、又は、リソースブロックの剰余を決定する段階であって、[リソースブロックの剰余]=mod(([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号]+[BWPに含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、段階、又は、リソースブロックの剰余を決定する段階であって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号]+[CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、段階を含み、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であるか、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数に等しい。
第4の実行可能な設計例において、送信側デバイスは、報告サブバンド設定情報を用いて、チャネル状態情報サブバンドの個数を端末に示し、受信側デバイスは、チャネル状態情報サブバンドサイズに基づいて、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とを決定する。最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定し、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定するために受信側デバイスが用いる方式は、送信側デバイスが用いる方式と同じなので、詳細についてはここで再度説明しない。
第5の実行可能な設計例において、送信側デバイスが受信側デバイスに送出する報告サブバンド設定情報はさらに、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を含み、受信側デバイスは、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックのインデックス番号を決定する。
第6の実行可能な設計例において、本方法はさらに、送信側デバイスが受信側デバイスに送出する報告サブバンドグループ設定情報が、報告バンド内のどのサブバンドグループが報告サブバンドグループであるかを示すのに用いられて、端末が、報告サブバンドグループ設定情報に基づいて、報告バンド内の少なくとも1つの報告サブバンドグループを決定できるようにすることを含む。
第7の実行可能な設計例において、チャネル状態情報サブバンドの報告状態又は非報告状態を示す報告サブバンド設定情報が、第1の情報ビットを用いて端末に送出された後に、本方法はさらに、動的シグナリングを端末に送出する段階を含み、動的シグナリングは第3の情報ビットを含み、第3の情報ビットは、第1の情報ビット又は第2の情報ビットのインデックスを表すのに用いられ、第3の情報ビットは、第3の情報ビットのインデックスのインジケーションに基づいて、第1の情報ビットにより示される報告サブバンド若しくは非報告サブバンド、又は第2の情報ビットにより示される報告サブバンドグループ若しくは非報告サブバンドグループを選択するよう端末に命令するのに用いられる。
前述の7つの実行可能な設計例において、チャネル状態情報は以下に挙げる情報、すなわち、チャネル品質インジケータ、プリコーティングマトリックスインジケータ、ランクインジケーション、チャネル状態情報参照信号リソースインジケータのうちの1つである。
本発明の実施形態の第2の態様によれば、処理モジュール及びインタフェースを含む送信側デバイスが提供される。処理モジュールは、バンド幅部分(BWP)に基づいて、チャネル状態情報サブバンドサイズを決定するように構成され、処理モジュールはさらに、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅又はバンド幅部分(BWP)又はチャネル状態情報参照信号(CSI−RS)バンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定するように構成される。
第1の実行可能な設計例において、送信側デバイスはさらに、それぞれのチャネル状態情報サブバンドが報告サブバンドであるか又は非報告サブバンドであるかを示す報告サブバンド設定情報を受信側デバイスに送出するように構成された送受信機モジュールを含む。言い換えれば、報告サブバンド設定情報は、チャネル状態情報報告バンド内のどのサブバンドが報告サブバンドであるか、どのサブバンドが報告サブバンドではないのかを示すのに用いられる。また報告サブバンド設定情報は情報ビットを用いて表され、情報ビットの個数はチャネル状態情報サブバンドの個数と同じである。
第1の実行可能な設計例の一実装例において、報告サブバンド設定情報は、チャネル状態情報サブバンドの個数を示すか、又はさらに、チャネル状態情報サブバンドの開始位置、若しくはチャネル状態情報サブバンドの開始位置及び終了位置を示す。
報告サブバンド設定情報は、第1の情報ビットを含む。第1の情報ビットは、報告バンド内のチャネル状態情報サブバンドのうちの報告サブバンド又は非報告サブバンドを示す、すなわち、チャネル状態情報サブバンドのうちのどのサブバンドが報告サブバンドであり、どのサブバンドが非報告サブバンドであるかを示すのに用いられる。言い換えれば、報告サブバンド設定情報はビットマップ(bitmap)を用いて実現される。
任意選択的に、チャネル状態情報報告バンド内のチャネル状態情報サブバンドの全てが報告サブバンドであってよく、又はこれらのチャネル状態情報サブバンドの一部が報告サブバンドで、残りのチャネル状態情報サブバンドが非報告サブバンドである。報告サブバンドは情報ビット1を用いて表されてよく、非報告サブバンドは情報ビット0を用いて表されてよい。又は、報告サブバンドは情報ビット0を用いて表され、非報告サブバンドは情報ビット1を用いて表される。
任意選択的に、第1の情報ビットの個数は報告サブバンドの実際の個数と同じであり、第1の情報ビットの全ては報告サブバンド及び非報告サブバンドを示すのに用いられるか、又は、第1の情報ビットの個数はシステムが許容する報告サブバンドの最大個数と同じであり、第1の情報ビットの全て若しくは一部は報告サブバンド及び非報告サブバンドを示すのに用いられる。
チャネル状態情報サブバンドサイズは、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数であり、リソースブロックの最大個数は、バンド幅部分(BWP)に含まれるリソースブロックの総数によって決定される。
第2の実行可能な設計例において、処理モジュールは具体的に、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算して端数を切り上げ、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めるか、又は、バンド幅部分(BWP)に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算して端数を切り上げ、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めるか、又は、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)バンド幅に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算して端数を切り上げ、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めるように構成される。
チャネル状態情報サブバンドは、最初のチャネル状態情報サブバンド、最後のチャネル状態情報サブバンド、及び通常のチャネル状態情報サブバンドを含む。
第3の実行可能な設計例において、送信側デバイスの処理モジュールは、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とを決定し、次に送受信機モジュールは、リソースブロックの実際の個数を受信側デバイスに送出する。
具体的には、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を処理モジュールが決定することは、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CCバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると処理モジュールが決定すること、又は、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると処理モジュールが決定すること、又は、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると処理モジュールが決定することを含み、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数より少ないかそれに等しい。
処理モジュールがさらに、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定するように構成されることは、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CCバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号]+[CCバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定すること、又は、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号]+[BWPに含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定すること、又は、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号]+[CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定することを含み、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であるか、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数に等しい。
第4の実行可能な設計例において、送信側デバイスの送受信機モジュールは、報告サブバンド設定情報を用いて、チャネル状態情報サブバンドの個数を受信側デバイスに示し、受信側デバイスは、チャネル状態情報サブバンドサイズに基づいて、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とを決定する。
最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定し、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定するために受信側デバイスが用いる方式は、送信側デバイスが用いる方式と同じなので、詳細についてはここで再度説明しない。
第5の実行可能な設計例において、送信側デバイスが受信側デバイスに送出する報告サブバンド設定情報はさらに、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を含み、受信側デバイスは、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックのインデックス番号を決定する。
第6の実行可能な設計例において、送信側デバイスの送受信機モジュールが端末に送出する報告サブバンドグループ設定情報はさらに、報告バンド内のどのサブバンドグループが報告サブバンドグループであるかを示すのに用いられて、端末が、報告サブバンドグループ設定情報に基づいて、報告バンド内の少なくとも1つの報告サブバンドグループを決定できるようにすることを含む。
第7の実行可能な設計例において、チャネル状態情報サブバンドの報告状態又は非報告状態を示す報告サブバンド設定情報を、第1の情報ビットを用いて端末に送出した後に、送信側デバイスの送受信機モジュールはさらに、動的シグナリングを端末に送出するように構成され、動的シグナリングは第3の情報ビットを含み、第3の情報ビットは、第1の情報ビット又は第2の情報ビットのインデックスを表すのに用いられ、第3の情報ビットは、第3の情報ビットのインデックスのインジケーションに基づいて、第1の情報ビットにより示される報告サブバンド若しくは非報告サブバンド、又は第2の情報ビットにより示される報告サブバンドグループ若しくは非報告サブバンドグループを選択するよう端末に命令するのに用いられる。
前述の7つの実行可能な設計例において、チャネル状態情報は以下に挙げる情報、すなわち、チャネル品質インジケータ、プリコーティングマトリックスインジケータ、ランクインジケーション、チャネル状態情報参照信号リソースインジケータのうちの1つである。
本発明の実施形態の第3の態様によれば、チャネル状態情報報告バンドの設定方法が提供され、本方法は、チャネル状態情報サブバンドを示し、送信側デバイスにより送出される、報告サブバンド設定情報を受信する段階であって、報告サブバンド設定情報は、当該チャネル状態情報サブバンドが報告サブバンドであるか又は非報告サブバンドであるかを示し、チャネル状態情報サブバンドはチャネル状態情報報告バンドに属する、段階と、報告サブバンド設定情報に基づいてチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する段階とを含む。
第3の態様で提供されるチャネル状態情報報告バンドの設定方法は、受信側デバイスにより実行される。具体的には、受信側デバイスは端末であってよい。
第1の実行可能な設計方式において、報告サブバンド設定情報は情報ビットを用いて表され、情報ビットの個数は、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数と同じである。
報告サブバンド設定情報を受信すると、受信側デバイスは、情報ビットの個数が分かり、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数が分かってよい。
第2の実行可能な設計方式において、報告サブバンド設定情報はチャネル状態情報サブバンドサイズを含む。報告サブバンド設定情報を受信した後に、受信側デバイスは、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅又はバンド幅部分(BWP)又はチャネル状態情報参照信号(CSI−RS)バンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する。チャネル状態情報サブバンドサイズは、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数である。
具体的には、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅又はバンド幅部分(BWP)又はチャネル状態情報参照信号(CSI−RS)バンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定することは、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めること、又は、バンド幅部分(BWP)に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めること、又は、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)バンド幅に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めることを含む。
チャネル状態情報サブバンドは、最初のチャネル状態情報サブバンド、最後のチャネル状態情報サブバンド、及び通常のチャネル状態情報サブバンドを含む。
第3の実行可能な設計方式において、受信側デバイスは、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とを決定する。
具体的には、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定する段階は、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CCバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定する段階、又は、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定する段階、又は、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定する段階を含み、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数より少ないかそれに等しい。
最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定することは、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CCバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号]+[CCバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定すること、又は、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号]+[BWPに含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定すること、又は、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号]+[CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定することを含み、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であるか、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
第4の実行可能な設計方式において、端末がネットワークデバイスから受信する報告サブバンド設定情報はさらに、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を含み、端末は、報告サブバンド設定情報とチャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックのインデックス番号を決定する。
前述の5つの実行可能な設計例において、通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数に等しい。
前述の5つの実行可能な設計例において、チャネル状態情報は以下に挙げる情報、すなわち、チャネル品質インジケータ、プリコーティングマトリックスインジケータ、ランクインジケーション、チャネル状態情報参照信号リソースインジケータのうちの1つである。
本発明の実施形態の第4の態様によれば、受信側デバイスが提供され、本デバイスは、チャネル状態情報サブバンドを示し、送信側デバイスにより送出される、報告サブバンド設定情報を受信するように構成された送受信機モジュールであって、報告サブバンド設定情報は、それぞれのチャネル状態情報サブバンドが報告サブバンドであるか、又は非報告サブバンドであるかを示し、チャネル状態情報サブバンドはチャネル状態情報報告バンドに属する、送受信機モジュールと、報告サブバンド設定情報に基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定するように構成された処理モジュールとを含む。
第1の実行可能な設計方式において、送受信機モジュールが受信する報告サブバンド設定情報は、情報ビットを用いて表され、情報ビットの個数は、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数に等しい。報告サブバンド設定情報を受信すると、受信側デバイスは、情報ビットの個数が分かり、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数が分かる。
第2の実行可能な設計方式において、報告サブバンド設定情報はチャネル状態情報サブバンドサイズを含む。受信側デバイスが報告サブバンド設定情報を受信した後に、受信側デバイスの処理モジュールは、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅又はバンド幅部分(BWP)又はチャネル状態情報参照信号(CSI−RS)バンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する。チャネル状態情報サブバンドサイズは、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数である。
具体的には、処理モジュールが、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅又はバンド幅部分(BWP)又はチャネル状態情報参照信号(CSI−RS)バンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定することは、処理モジュールが、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めること、又は、処理モジュールが、バンド幅部分(BWP)に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めること、又は、処理モジュールが、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)バンド幅に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めることを含む。
チャネル状態情報サブバンドは、最初のチャネル状態情報サブバンド、最後のチャネル状態情報サブバンド、及び通常のチャネル状態情報サブバンドを含む。
第3の実行可能な設計方式において、端末の処理モジュールは、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とを決定する。
具体的には、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を端末の処理モジュールが決定することは、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CCバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると処理モジュールが決定すること、又は、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると処理モジュールが決定すること、又は、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると処理モジュールが決定することを含み、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数より少ないかそれに等しい。
最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を処理モジュールが決定することは、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CCバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号]+[CCバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定すること、又は、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号]+[BWPに含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定すること、又は、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号]+[CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定することを含み、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であるか、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
第4の実行可能な設計方式において、端末の送受信機モジュールが送信側デバイスから受信する報告サブバンド設定情報はさらに、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を含み、端末の処理モジュールは、報告サブバンド設定情報とチャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックのインデックス番号を決定する。
前述の5つの実行可能な設計例において、通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数に等しい。
前述の5つの実行可能な設計例において、チャネル状態情報は以下に挙げる情報、すなわち、チャネル品質インジケータ、プリコーティングマトリックスインジケータ、ランクインジケーション、チャネル状態情報参照信号リソースインジケータのうちの1つである。
実行可能な一設計例において、チャネル状態情報は以下に挙げる情報、すなわち、チャネル品質インジケータ、プリコーティングマトリックスインジケータ、ランクインジケーション、チャネル状態情報参照信号リソースインジケータのうちの1つである。
実行可能な一設計例において、処理モジュールはプロセッサであり、送受信機モジュールは送受信機である。
本発明の実施形態の第5の態様によれば、プロセッサが提供される。プロセッサは、前述の方法のうちのいずれかを実行するように構成され、送信及び受信に関連した各段階は、送受信機を用いてプロセッサにより実行されることを理解されたい。
本発明の実施形態の第6の態様によれば、処理装置が提供され、本装置は、メモリと、メモリに格納された命令を読み出して前述の方法のうちのいずれかを実行するように構成されたプロセッサとを含み、送信及び受信に関連した各段階は、送受信機を用いてプロセッサにより実行されることを理解されたい。
メモリは、リードオンリメモリ(read−only memory、ROM)などの非一時的(non−transitory)メモリであってよい。メモリ及びプロセッサは、同じチップに集積されてもよく、又は異なるチップに別々に配置されてもよい。メモリの種類、並びにメモリ及びプロセッサの設定方式が、本発明のこの実施形態において限定されることはない。
本発明の実施形態の第7の態様によれば、チップが提供され、本チップは、メモリに格納された命令を読み出して前述の方法のうちのいずれかを実行するように構成されたプロセッサを含み、送信及び受信に関連した各段階は、送受信機を用いてプロセッサにより実行されることを理解されたい。
本発明の実施形態の第8の態様によれば、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体が提供され、命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは前述の方法のうちのいずれかを実行することになる。
コンピュータ可読記憶媒体は非一時的である。
本発明の実施形態の第9の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。命令がコンピュータで実行されると、コンピュータは前述の方法のうちのいずれかを実行することになる。
本発明の実施形態の有益な効果は、CSI報告サブバンドの個数がシステムバンド幅のみに基づいて設定され得る先行技術と比較すると、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数が、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅又はバンド幅部分(BWP)又はCSI設定時のチャネル状態情報参照信号(CSI−RS)バンド幅に基づいて設定され得ることであり、その結果、本発明の実施形態は、新世代の通信ネットワークの要件をより十分に満たすことができる。
本発明の一実施形態によるバンド分割の概略図である。
本発明の一実施形態による無線通信ネットワークの概略図である。
本発明の一実施形態による通信デバイスの論理構造の概略図である。
本発明の一実施形態による通信デバイスのハードウェア構造の概略図である。
本発明の一実施形態によるチャネル状態情報設定方法のフローチャートである。
本発明の一実施形態によるチャネル状態情報報告方法のフローチャートである。
本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報設定の概略図である。
本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報設定の概略図である。
本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報設定の概略図である。
本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報設定の概略図である。
本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報設定の概略図である。
本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報設定の概略図である。
本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報設定の概略図である。
本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報設定の概略図である。
本発明の別の実施形態によるチャネル状態情報設定の概略図である。
現在、研究開発段階にある次世代無線通信システムは、新無線(new radio、NR)システム又は5Gシステムとも呼ばれている。次世代無線通信規格の最新の研究成果は、物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)を用いて、CSIが受信側デバイスから送信側デバイスに送出され得ることを示している。当業者は、主に制御情報を送信するのに用いられる物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel、PUCCH)と比較して、PUSCHは主にデータを送信するのに用いられることを理解するはずである。したがって、CSI送信時に、PUSCHはさらにデータを送信してもよく、又はデータを送信しなくてもよい。例えば、アップリンクサブフレームにおけるPUSCHは、CSI及びデータを両方とも送信してよく、又はデータを送信しないで、CSIだけを送信してもよい。CSIは通常、アップリンク制御情報(uplink control information、UCI)に含まれており、UCIはPUSCHを用いて送信される。UCIはさらに、少なくとも2つの部分を含んでよい。第1の部分に含まれる情報ビットの個数は固定であり、第1の部分は、第2の部分の情報ビットの個数を示すのに用いられる。さらに、第1の部分の優先度は、第2の部分の優先度より高い。さらに、第1の部分及び第2の部分は、別々に符号化されてよい。当業者は、最終的に決定される次世代無線通信規格も変わることがあり、前述の最新の研究成果とは異なり得ることを理解するはずである。
図1は、本発明の一実施形態によるバンド分割の概略図である。図1に示すように、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅は広帯域とみなされてよく、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅はさらに、少なくとも1つのバンド幅部分(BWP)を含む。各バンド幅部分は、少なくとも1つの連続したサブバンドを含み、各サブバンドはさらに、複数の連続したサブキャリアを含む。
各バンド幅部分は、一群のシステムパラメータ(numerology)に対応してよく、これらのシステムパラメータには、例えば、限定されるものではないが、サブキャリア間隔(Subcarrier spacing)及び巡回プリフィクス(cyclic prefix、CP)が含まれる。異なるバンド幅部分が異なるシステムパラメータに対応してよい。任意選択的に、同じ伝送時間間隔(Transmission Time Interval、TTI)において、複数のバンド幅部分のうちの1つのバンド幅部分だけが利用可能であってよく、他のバンド幅部分は利用できない。
CSI報告時に、バンド幅部分のサブバンドの一部又は全てが、CSI報告バンド(CSI reporting band)として用いられ、CSI報告バンドに対応するCSIを報告してよい。説明を容易にするために、CSI報告バンドは、以下では簡潔に報告バンドと呼ばれる。報告バンドはバンド幅であり、バンド幅に対応するCSIが報告される必要があり、バンド幅は複数のサブバンドを含むことを理解されたい。チャネル測定に用いられ、送信側デバイスにより送信される参照信号が、報告バンドで搬送される。参照信号は、例えば、限定されるものではないが、セル固有参照信号(cell−specific reference signal、CRS)、チャネル状態情報参照信号(channel state information reference signal、CSI−RS)、又は復調参照信号(demodulation reference signal、DMRS)である。前述の参照信号に関連した技術的内容は先行技術に属し、本発明のこの実施形態において限定されることはない。受信側デバイスは、前述の参照信号を測定し、対応するCSIを取得してよい。CSI報告時に、報告バンド全体に対応するCSI、すなわち、報告バンドに対応する広帯域CSIが報告されてもよく、又は報告バンド内の少なくとも1つのサブバンドに対応するCSIが報告されてもよく、又は前述の2つの報告方式が組み合わされてもよく、又は別の報告方式が用いられてもよい。図1に示すように、報告バンドは、複数の連続したサブバンドを含む。しかしながら、具体的な実施プロセスでは、報告バンドに含まれるサブバンドは不連続であってもよい。例えば、バンド幅部分は6つの連続したサブバンド、サブバンド1〜サブバンド6を含み、報告バンドは、サブバンド1、サブバンド2、サブバンド4、及びサブバンド6を含んでよい。具体的な実施プロセスでは、バンドは別の方式又は階層で分割されてもよい。例えば、異なる分割方式では、サブバンドに含まれるサブキャリアの個数は異なってもよい。別の例では、少なくとも1つのレベルが、図1に示すバンド分割レベルの間に追加されても又は削除されてもよい。具体的なバンド分割方式が、本発明のこの実施形態において限定されることはない。
チャネル測定において、受信側デバイスは、送信側デバイスにより送信される参照信号(reference signal、RS)に基づいてチャネル状態情報を取得し、取得したCSIを送信側デバイスにフィードバックする。送信側デバイスは、CSIに基づいて信号を処理してよく、処理した信号を受信側デバイスに送出する。具体的な実施プロセスにおいて、CSIはさらに、例えば、限定されるものではないが、以下に挙げる情報のうちの少なくとも1つを含んでよい。すなわち、チャネル品質インジケータ(channel quality indicator、CQI)、プリコーティングマトリックスインジケータ(precoding matrix indicator、PMI)、CSI−RSリソースインジケータ(CSI−RS resource indicator、CRI)、及びランクインジケーション(rank indication、RI)である。信号を処理する場合、送信側デバイスは、受信側デバイスによりフィードバックされるCSIを用いて信号を処理してよく、又は、送信側デバイスは、受信側デバイスによりフィードバックされるCSIを調整し、調整したCSIを用いて信号を処理してもよい。例えば、具体的な実施プロセスにおいて、送信側デバイスは、受信側デバイスによりフィードバックされるRIを減少させ、減少したRIを用いて送信信号を処理してよい。別の例では、送信側デバイスはまた、受信側デバイスによりフィードバックされるPMIに対応するプリコーディングマトリックスを再構成し、再構成したPMIを用いて信号を処理してよい。再構成プロセスは、例えば、限定されるものではないが、同時にスケジューリングされた複数の受信側デバイスによりフィードバックされるPMIに対応するプリコーディングマトリックスに対して、直交化を実行することであってよい。複数の受信側デバイスをデータ送信のために同時にスケジューリングする方法は、マルチユーザ多入力多出力(multi−user multiple−input and multiple−output(MIMO)、MU−MIMO)技術とも呼ばれる。別の例では、送信側デバイスはまた、受信側デバイスによりフィードバックされるCQIを減少させ、減少したCQIを用いて送信信号を処理してよい。送信側デバイスが受信側デバイスによりフィードバックされるCSIを調整した場合、送信側デバイスは、調整したCSIを受信側デバイスに通知する必要があり得、その結果、受信側デバイスは、調整されたCSIに基づいて、受信した信号から送信信号を復元することに留意されたい。例えば、基地局がRI又はCQIを調整した場合、基地局は、調整したRI又は調整したCQIを受信側デバイスに通知する必要がある。具体的な実施プロセスにおいて、受信側デバイスによりフィードバックされるCSIを送信側デバイスが調整する具体的な方式が、本発明のこの実施形態において限定されることはない。
LTEでの、前述のチャネル状態情報報告バンド(CSI reporting band)におけるサブバン
ドの設定が、表1及び表2に示されている。サブバンドは、システムバンド幅(system bandwidth)に基づいて設定される。異なるシステムバンド幅の範囲が、異なるサブバンドサイズ(subband size)に対応する。したがって、対応するシステムバンド幅のサブバンドの個数が、サブバンドサイズに基づいて導き出されてよい。
しかしながら、上述したように、新無線(new radio、NR)システム又は5Gシステムでは、BWP、CSI−RSバンド幅、及びCSI報告バンドが全て、部分的バンド幅又は全バンド幅として柔軟に設定されてよい。その結果、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報報告サブバンドの個数は、もうシステムバンド幅で決定されることはない。新無線(new radio、NR)システム又は5Gシステムにおけるチャネル状態情報報告サブバンドの個数の決定方法は、緊急に解決しなければならない技術的課題である。このことに基づいて、本出願は、チャネル状態情報報告バンドの設定及び報告の方法、並びに対応する装置を提供して、ネットワーク進化要件を満たす。
本発明の実施形態において提供される技術的ソリューションは、添付図面及び具体的な実施形態を参照して詳細に説明される。
図2は、本発明の一実施形態による無線通信ネットワーク200の一例の概略図である。図2に示すように、無線通信ネットワーク200は、基地局202〜206と、端末デバイス208〜222を含む。基地局202〜206は、バックホール(backhaul)リンク(基地局202〜206の間に直線で示されている)を用いて互いに通信してよい。バックホールリンクは、有線バックホールリンク(光ファイバ又は銅線ケーブルなど)であってもよく、又は無線バックホールリンク(マイクロ波など)であってもよい。端末デバイス208〜222は、無線リンク(基地局202〜206と端末デバイス208〜222との間にジグザグ線で示されている)を用いて、対応する基地局202〜206と通信してよい。
基地局202〜206は、通常、アクセスデバイスとして用いられ、ユーザ機器として通常用いられる端末デバイス208〜222に無線アクセスサービスを提供する。具体的には、各基地局はサービスカバレッジエリア(セルとも呼ばれることがあり、図2にはそれぞれ楕円形のエリアで示されている)に対応する。このエリアに入った端末デバイスは、無線信号を用いて基地局と通信して、基地局により提供される無線アクセスサービスを受信してよい。これらの基地局のサービスカバレッジエリア間には重複エリアがあってもよく、重複エリア内の端末デバイスは、複数の基地局から無線信号を受信してよい。したがって、基地局は互いに協調して、端末デバイスにサービスを提供してよい。例えば、複数の基地局は、協調マルチポイント(coordinated multipoint、CoMP)送信/受信技術を用いて、重複エリア内の端末デバイスにサービスを提供してよい。例えば、図2に示すように、基地局202及び基地局206のサービスカバレッジエリア間に重複エリアがあり、端末デバイス222はその重複エリアに入っているため、端末デバイス222は、基地局202及び基地局206から無線信号を受信してよい。基地局202及び基地局206は互いに協調して、端末デバイス222にサービスを提供してよい。別の例では、図2に示すように、基地局202、基地局204、及び基地局206のサービスカバレッジエリア間に共通の重複エリアがあり、端末デバイス220はその重複エリアに入っているため、端末デバイス220は、基地局202、基地局204、及び基地局206から無線信号を受信してよい。基地局202、基地局204、及び基地局206は互いに協調して、端末デバイス220にサービスを提供してよい。
基地局は、使用する無線通信技術に応じて、NodeB、進化型NodeB(evolved NodeB、eNodeB)、及びアクセスポイント(access point、AP)などとも呼ばれることがある。さらに、提供されるサービスカバレッジエリアのサイズに基づいて、基地局は、マクロセル(Macro cell)を提供するのに用いられるマクロ基地局、ピコセルを提供するのに用いられるピコ基地局、及びフェムトセルを提供するのに用いられるフェムト基地局などに分類されてよい。無線通信技術の継続的な進化に伴って、別の名称が将来の基地局に用いられてもよい。
端末デバイス208〜222は、無線通信機能を備えた様々な無線通信デバイスであってよく、例えば、限定されるものではないが、携帯電話、コードレス電話セット、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、スマートフォン、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、無線データカード、無線モデム(modulator and demodulator)、又はスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスであってよい。モノのインターネット(internet of things、IoT)技術の進歩によって、これまで通信機能がなかったますます多くのデバイス、例えば、限定されるものではないが、家庭用電化製品、輸送手段、ツールデバイス、サービスデバイス、及びサービス設備が、無線通信機能を取得することにより、無線通信ネットワークにアクセスして、リモート制御を受けることができるように、無線通信ユニットが配置され始めている。無線通信ユニットがこれらの種類のデバイスに配置されているので、これらの種類のデバイスは、無線通信機能を備えている。したがって、これらの種類のデバイスも、無線通信デバイスの範囲に属している。さらに、端末デバイス208〜222は、移動局、移動デバイス、移動端末、無線端末、ハンドヘルドデバイス、及びクライアントなどとも呼ばれることがある。
複数のアンテナが、基地局202〜206及び端末デバイス208〜222の双方に配置され、MIMO(多入力多出力、Multiple Input Multiple Output)技術をサポートしてよい。さらに、基地局202〜206及び端末デバイス208〜222は、シングルユーザMIMO(single−user MIMO、SU−MIMO)技術及びマルチユーザMIMO(multi−user MIMO、MU−MIMO)の両方をサポートしてよい。MU−MIMOは、空間分割多元接続(space division multiple access、SDMA)技術に基づいて実現されてよい。複数のアンテナを配置することによって、基地局202〜206及び端末デバイス208〜222はさらに、単入力単出力(single input single output、SISO)技術、単入力多出力(single input multiple output、SIMO)技術、及び多入力単出力(multiple input single output、MISO)技術を柔軟にサポートし、様々なダイバーシチ(例えば、限定されるものではないが、送信ダイバーシチ及び受信ダイバーシチ)及び多重化技術を実現し得る。ダイバーシチ技術には、限定されるものではないが、送信ダイバーシチ(transmit diversity、TD)技術及び受信ダイバーシチ(receive diversity、RD)技術が含まれてよい。多重化技術は、空間多重化(spatial multiplexing)技術であってよい。また、前述の様々な技術はさらに、複数の実装例を含んでよい。例えば、送信ダイバーシチ技術は、例えば、限定されるものではないが、時空間送信ダイバーシチ(space−time transmit diversity、STTD)、空間周波数送信ダイバーシチ(space−frequency transmit diversity、SFTD)、時間切り替え送信ダイバーシチ(time switched transmit diversity、TSTD)、周波数切り換え送信ダイバーシチ(frequency switched transmit diversity、FSTD)、直交送信ダイバーシチ(orthogonal transmit diversity、OTD)、又は巡回遅延ダイバーシチ(cyclic delay diversity、CDD)などのダイバーシチ方式、並びに前述の様々なダイバーシチ方式の派生、進化、及び組み合わせ後に取得されるダイバーシチ方式を含んでよい。例えば、時空間ブロック符号化(space time block coding、STBC)、空間周波数ブロック符号化(space frequency block coding、SFBC)、及びCDDなどの送信ダイバーシチ方式が、現在のロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)規格に用いられる。送信ダイバーシチについての一般的説明が、複数の例を用いて上記に提供されている。当業者であれば、前述の例に加えて、送信ダイバーシチはさらに、複数の他の実装例を含むことを理解するはずである。したがって、前述の説明は、本発明の技術的ソリューションへの限定と解釈されるべきではなく、本発明の技術的ソリューションは、様々な実行可能な送信ダイバーシチのソリューションに適用可能であると解釈すべきである。
さらに、基地局202〜206及び端末デバイス208〜222は、様々な無線通信技術を用いて互いに通信してよい。様々な無線通信技術は、例えば、限定されるものではないが、時分割多元接続(Time Division Multiple Access、TDMA)技術、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)技術、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)技術、時分割同期符号分割多元接続(Time Division−Synchronous Code Division Multiple Access、TD−SCDMA)技術、直交周波数分割多元接続(Orthogonal FDMA、OFDMA)技術、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single Carrier FDMA、SC−FDMA)技術、空間分割多元接続(Space Division Multiple Access、SDMA)技術、並びにこれらの技術の進化技術及び派生技術である。無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)として、前述の無線通信技術が様々な無線通信規格に用いられることにより、よく知られた様々な無線通信システム(又はネットワーク)が現在構築されている。これらの無線通信システムには、限定されるものではないが、移動通信用グローバルシステム(Global System for Mobile Communications、GSM(登録商標))CDMA2000、広帯域CDMA(Wideband CDMA、WCDMA(登録商標))、802.22系規格で定められたWiFi、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)、LTE−アドバンスト(LTE−Advanced、LTE−A)、及びこれらの無線通信システムの進化型システムが含まれる。特に断りのない限り、本発明の実施形態において提供される技術的ソリューションは、前述の様々な無線通信技術及び無線通信システムに適用可能である。さらに、用語「システム」及び「ネットワーク」は置き換えられてもよい。
図2に示す無線通信ネットワーク200は、単に一例として用いられており、本発明の技術的ソリューションの限定を意図するものではないことに留意されたい。当業者であれば、具体的な実施プロセスにおいて、無線通信ネットワーク200はさらに別のデバイスを含んでよく、さらに基地局の個数及び端末デバイスの個数が具体的な要件に基づいて設定されてよいことを理解するはずである。
具体的な実施プロセスにおいて、図2に示す基地局202〜206などのアクセスデバイスは送信側デバイスとして用いられてよく、図2に示す端末デバイス208〜222などのユーザ機器は受信側デバイスとして用いられてよい。
図3は、本発明の一実施形態による通信デバイス300の論理構造の一例の概略図である。通信デバイス300は、受信側デバイスを実現するように構成されてもよく、又は送信側デバイスを実現するように構成されてもよい。図3に示すように、通信デバイス300は、処理モジュール302及び送受信機モジュール304を含む。これらのモジュールの具体的な機能が以下で詳細に説明される。具体的な実施プロセスにおいて、処理モジュール302は、以下で説明される通信デバイス400内のプロセッサ402により実現されてもよく、又は通信デバイス400内のプロセッサ402及びメモリ408により実現されてもよく、又はもちろん別の方式で実現されてもよい。同様に、送受信機モジュール304は、通信デバイス400内の送受信機404により実現されてもよく、又はもちろん別の方式で実現されてもよい。
図4は、本発明の一実施形態による通信デバイス400のハードウェア構造の一例の概略図である。通信デバイス400は、受信側デバイスを実現するように構成されてもよく、又は送信側デバイスを実現するように構成されてもよい。図4に示すように、通信デバイス400は、プロセッサ402、送受信機404、複数のアンテナ406、メモリ408、I/O(入力/出力、Input/Output)インタフェース410、及びバス412を含む。メモリ408はさらに、命令4082及びデータ4084を格納するように構成される。さらに、プロセッサ402、送受信機404、メモリ408、及びI/Oインタフェース410は、バス412を用いて互いに通信可能に接続され、複数のアンテナ406は送受信機404に接続される。具体的な実施プロセスでは、バス412に加えて、プロセッサ402、送受信機404、メモリ408、及びI/Oインタフェース410は、別の接続方式で互いに通信可能に接続されてもよい。
プロセッサ402は、汎用プロセッサであってよい。汎用プロセッサは、メモリ(メモリ408など)に格納された命令(命令4082など)を読み出して実行することにより、特定の段階及び/又はオペレーションを実行するプロセッサであってよい。汎用プロセッサが前述の段階及び/又はオペレーションを実行するプロセスでは、メモリ(メモリ408など)に格納されたデータ(データ4084など)が用いられてよい。汎用プロセッサは、例えば、限定されるものではないが、中央演算処理装置(central processing unit、CPU)であってよい。さらに、プロセッサ402は専用プロセッサであってもよい。専用プロセッサは、特定の段階及び/又はオペレーションを実行するように特別に設計されたプロセッサであってよい。専用プロセッサは、例えば、限定されるものではないが、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)であってよい。さらに、プロセッサ402は、複数のプロセッサの組み合わせ、例えば、マルチコアプロセッサであってもよい。
送受信機404は、信号を送受信するように構成される。信号を送受信する具体的なプロセスが、複数のアンテナ406のうちの少なくとも1つを用いて実行される。
メモリ408は、様々な種類の記憶媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、リードオンリメモリ(read only memory、ROM)、不揮発性RAM(non−volatile RAM、NVRAM)、プログラム可能型ROM(programmable ROM、PROM)、消去可能PROM(erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能PROM(electrically erasable PROM、EEPROM)、フラッシュメモリ、光メモリ、及びレジスタであってよい。メモリ408は具体的に、命令4082及びデータ4084を格納するように構成される。プロセッサ402が汎用プロセッサである場合、プロセッサ402は、メモリ408に格納された命令4082を読み出して実行することにより、特定の段階及び/又はオペレーションを実行してよい。前述の段階及び/又はオペレーションを実行するプロセスでは、データ4084を用いる必要があり得る。
I/Oインタフェース410は、命令及び/又はデータを周辺機器から受信し、命令及び/又はデータを周辺機器に出力するように構成される。
具体的な実施プロセスにおいて、プロセッサは、例えば、限定されるものではないが、ベースバンド関連の処理を実行するように構成されてよい。送受信機は、例えば、限定されるものではないが、無線周波数の送受信を実行するように構成されてよい。前述の複数のデバイスは、相互に独立したチップに別々に配置されてよい。あるいは、これらのデバイスの少なくとも一部又は全てが、同じチップに配置されてもよい。例えば、プロセッサはさらに、アナログベースバンドプロセッサ及びデジタルベースバンドプロセッサに分類されてよい。アナログベースバンドプロセッサ及び送受信機は、同じチップに集積されてよい。デジタルベースバンドプロセッサは、独自のチップに配置されてよい。集積回路技術の継続的な発展によって、より多くのデバイスを同じチップに集積できる。例えば、デジタルベースバンドプロセッサ及び複数のアプリケーションプロセッサ(例えば、限定されるものではないが、画像プロセッサ及びマルチメディアプロセッサ)は、同じチップに集積されてよい。そのようなチップは、システムオンチップと呼ばれることがある。これらのデバイスが異なるチップに個別に配置されるのか、又は1つ又は複数のチップに一体的に配置されるのかは、製品設計の具体的な要件によって決まる。前述の構成要素の具体的な実装形態が、本発明のこの実施形態において限定されることはない。
具体的な実施プロセスにおいて、通信デバイス400はさらに、他のハードウェアデバイスを含んでもよく、他のハードウェアデバイスを本明細書において1つ1つ列挙しないことに留意されたい。
これらのハードウェアデバイスの通信デバイス400における具体的な機能が、以下で詳細に説明される。
図5は、本発明の一実施形態によるチャネル状態情報報告バンドを設定する方法500の一例のフローチャートである。具体的な実施プロセスにおいて、方法500は、送信側デバイスにより実行されても、又は受信側デバイスにより実行されてもよい。送信側デバイス又は受信側デバイスは、図3に示す通信デバイス300と、図4に示す通信デバイス400とにより実現されてよい。
この実施形態において提供される方法500では、送信側デバイスは、ネットワークデバイスであっても又は端末であってもよい。言い換えれば、本出願において提供される方法の手順は、ネットワークデバイスにより実現されても、又は端末により実現されてもよい。ネットワークデバイスは、まず、CSI報告バンドに含まれるサブバンドサイズ、サブバンドの個数、開始位置、及び終了位置などを設定し、次に、この情報を端末に示してよい。端末は、本方法に基づいて自ら、CSI報告バンドに含まれるサブバンドサイズ、サブバンドの個数、開始位置、及び終了位置を設定し、この情報を設定提案としてネットワークデバイスに送出してよい。
段階502:バンド幅部分(Bandwidth Part、BWP)に基づいて、チャネル状態情報サブバンドサイズを決定する。
段階504:キャリアコンポーネント(CC)バンド幅又はバンド幅部分(BWP)又はチャネル状態情報参照信号(Channel State Information Reference Signal、CSI−RS)バンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する。
具体的な実施プロセスにおいて、段階502及び段階504は、処理モジュール302とプロセッサ402とにより実行されてよい。
チャネル状態情報サブバンドサイズは、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数であり、リソースブロックの最大個数は、バンド幅部分(BWP)に含まれるリソースブロックの総数によって決定される。
具体的には、チャネル状態情報サブバンドサイズは、以下の表3に基づいて決定される。
例えば、簡潔にバンド幅部分(BWP)と呼ばれる、キャリアのバンド幅部分内のリソースブロックの総数(PRBs)が24個より少ない場合、分割されたCSIサブバンドはない。又は、BWP内のPRBの総数が24〜72個である場合、CSIサブバンドサイズは4若しくは8である。又は、BWP内のPRBの総数が73〜144個である場合、CSIサブバンドサイズは8若しくは16である。又は、BWP内のPRBの総数が145〜275個である場合、CSIサブバンドサイズは16若しくは32である。
方法500において、チャネル状態情報は、例えば、限定されるものではないが、CQI、PMI、RI、及びCRIのうちの1つであってよい。具体的な実施プロセスにおいて、送信側デバイスは、様々な種類のチャネル状態情報を受信側デバイス用に設定してよいことに留意されたい。あるいは、受信側デバイスは、様々な種類のチャネル状態情報を自ら設定してもよい。各種類のチャネル状態情報は、方法500を参照して設定されてよい。受信側デバイスは、チャネル状態情報サブバンドの様々な種類のチャネル状態情報を送信側デバイスにフィードバックしてよい。
段階504において、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅又はバンド幅部分(BWP)又はチャネル状態情報参照信号(CSI−RS)バンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する段階は具体的に、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求める段階、又は、バンド幅部分(BWP)に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求める段階、又は、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)バンド幅に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求める段階を含む。
チャネル状態情報サブバンドは、最初のチャネル状態情報サブバンド、最後のチャネル状態情報サブバンド、及び通常のチャネル状態情報サブバンドを含む。
最初のチャネル状態情報サブバンドは、開始チャネル状態情報サブバンド、若しくは先頭チャネル状態情報サブバンドとも呼ばれることがあり、又は、本明細書では簡潔に開始サブバンドと呼ばれることがある。最後のチャネル状態情報サブバンドは、終了チャネル状態情報サブバンド、若しくは末端チャネル状態情報サブバンドとも呼ばれることがあり、又は、本明細書では簡潔に終了サブバンドと呼ばれることがある。通常のチャネル状態情報サブバンドは、チャネル状態情報サブバンドのうちの最初のチャネル状態情報サブバンド及び最後のチャネル状態情報サブバンド以外のサブバンドである。通常のチャネル状態情報サブバンドは、普通チャネル状態情報サブバンドとも呼ばれることがあり、本明細書では簡潔に普通サブバンドと呼ばれることがある。詳細については、再度以下で説明しない。
一実装例において、送信側デバイス又は受信側デバイスは、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とを決定してよい。
別の実装例において、送信側デバイスは、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とを決定し、次に、リソースブロックの実際の個数を受信側デバイスに送出する。
最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定する段階は、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CCバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定する段階、又は、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定する段階、又は、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定する段階を含み、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数より少ないかそれに等しい。
本方法はさらに、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定する段階は具体的に、チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定する段階であり、すなわち、リソースブロックの剰余を決定する段階を含み、[リソースブロックの剰余]=mod(([CCバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号]+[CCバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であり、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であり、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
あるいは、チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定する段階は、リソースブロックの剰余を決定する段階であって、[リソースブロックの剰余]=mod(([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号]+[BWPに含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、段階を含み、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であり、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
あるいは、チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定する段階は、リソースブロックの剰余を決定する段階であって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号]+[CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、段階を含み、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であり、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
また、本方法はさらに、通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数が、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数に等しいと決定する段階を含む。
別の態様において、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドに関連した情報、例えば、チャネル状態情報サブバンドの個数、又はさらに、チャネル状態情報サブバンドにおいて、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数、若しくは最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数が、送信側デバイスにより指定されて受信側デバイスに示されてよい。この場合、方法500は、送信側デバイスにより実行され、さらに以下に挙げる段階を含んでよい。
段階506(不図示):送信側デバイスは、それぞれのチャネル状態情報サブバンドが報告サブバンドであるか又は非報告サブバンドであるかを示す報告サブバンド設定情報を受信側デバイスに送出する。言い換えれば、報告サブバンド設定情報は、チャネル状態情報報告バンド内のどのサブバンドが報告サブバンドであるか、またどのサブバンドが報告サブバンドではないのかを示すのに用いられる。
報告サブバンド設定情報は情報ビットで表され、情報ビットの個数は、チャネル状態情報サブバンドの個数と同じである。
一実装例において、報告サブバンド設定情報は、チャネル状態情報サブバンドの個数を示すか、又はチャネル状態情報サブバンドの開始位置若しくはチャネル状態情報サブバンドの開始位置及び終了位置をさらに示す。
本発明の実施形態の全てにおいて、非報告サブバンドは、ロストサブバンド又は省略サブバンドとも呼ばれることがある。非報告サブバンドとは、チャネル状態情報を報告する必要のないサブバンドである。
報告サブバンド設定情報は、第1の情報ビットを含む。第1の情報ビットは、報告バンド内のチャネル状態情報サブバンドのうちの報告サブバンド又は非報告サブバンドを示す、すなわち、チャネル状態情報サブバンドのうちのどのサブバンドが報告サブバンドであり、どのサブバンドが非報告サブバンドであるかを示すのに用いられる。言い換えれば、報告サブバンド設定情報はビットマップ(bitmap)を用いて実現される。
任意選択的に、報告バンド内のチャネル状態情報サブバンドの全てが報告サブバンドであってよく、又はこれらのチャネル状態情報サブバンドの一部が報告サブバンドで、残りのチャネル状態情報サブバンドが非報告サブバンドである。報告サブバンドは情報ビット1を用いて表されてよく、非報告サブバンドは情報ビット0を用いて表されてよい。又は、報告サブバンドは情報ビット0を用いて表され、非報告サブバンドは情報ビット1を用いて表される。
任意選択的に、第1の情報ビットの個数は報告サブバンドの実際の個数と同じであり、第1の情報ビットの全ては報告サブバンド及び非報告サブバンドを示すのに用いられるか、又は、第1の情報ビットの個数はシステムが許容する報告サブバンドの最大個数と同じであり、第1の情報ビットの全て若しくは一部は報告サブバンド及び非報告サブバンドを示すのに用いられる。
任意選択的に、報告サブバンド設定情報はさらに、チャネル状態情報報告バンドのチャネル状態情報参照信号に対応するチャネル状態情報サブバンドにおいて、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数、又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を示してよい。
具体的な実施プロセスにおいて、段階506は、送受信機モジュール304及び送受信機404により実行されてよい。
もちろん、報告サブバンド設定情報は、送信側デバイス又は受信側デバイスにローカルに予め格納されてもよい。ローカルに予め格納された報告サブバンド設定情報を検索し、非報告サブバンド設定情報に基づいて少なくとも1つの報告サブバンドを決定する段階が、処理モジュール302及びプロセッサ402により実行されてよい。前述の報告サブバンド設定プロセスは方法500の一部として用いられてよく、又は方法500は前述のプロセスの一部として用いられてよいことに留意されたい。
前述の報告バンド内の複数のサブバンドが複数のグループに分割された場合、具体的な実装例において、報告サブバンド設定情報は報告サブバンドグループ設定情報と置き換えられてよい。報告サブバンドグループ設定情報は、報告バンド内のどのサブバンドグループが報告サブバンドグループであるかを示すのに用いられる。報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループインジケーション情報は、少なくとも1つの報告サブバンド又は少なくとも1つの報告サブバンドグループを示すのに用いられる。報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報は具体的に、各報告サブバンド若しくは各報告サブバンドグループを示してもよく、又は報告サブバンド若しくは報告サブバンドグループの設定ソリューションを示してもよい。前者のソリューションでは、インジケーション方式がより柔軟であるが、インジケーションオーバーヘッドが比較的高いと理解することは難しくない。後者のソリューションでは、インジケーションオーバーヘッドが比較的低く、インジケーション方式が比較的固定されている。報告サブバンド又は報告サブバンドグループ用の設定ソリューションが用いられる場合、報告サブバンド又は報告サブバンドグループ用の複数の設定ソリューションが、通信規格で合意されてよく、報告サブバンド又は報告サブバンドグループ用のこれらの設定ソリューションは、受信側デバイス及び送信側デバイスを提供する前に、受信側デバイス及び送信側デバイスに書き込まれてよく、その結果、受信側デバイスと送信側デバイスとのインタラクションプロセスにおいて、報告サブバンド又は報告サブバンドグループは、報告サブバンド又は報告サブバンドグループ用の設定ソリューションのインデックスを転送することによって示される。さらに、非報告サブバンド用の複数の設定ソリューションが、送信側デバイスと受信側デバイスとの間のインタラクションプロセス(例えば、初期アクセスプロセス)において、送信側デバイスによって受信側デバイス用に設定されてもよい。この場合、方法500はさらに、報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報を送信側デバイスから受信する段階であって、報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報は、報告サブバンド又は報告サブバンドグループ用の複数の設定ソリューションを含み、各設定ソリューションは、複数の報告サブバンド又は複数の報告サブバンドグループを含む報告サブバンドを記録する、段階と、報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報に基づいて、報告サブバンド用の複数の設定ソリューションを決定する段階とを含んでよい。
具体的な実施プロセスにおいて、報告サブバンド設定情報を送信側デバイスから受信する前述の段階は、送受信機モジュール304及び送受信機404により実行されてよく、報告サブバンド設定情報に基づいて、報告サブバンド用の複数の設定ソリューションを決定する前述の段階は、処理モジュール302及びプロセッサ402により実行されてよい。前述の報告サブバンド設定プロセスは方法500の一部として用いられてよく、又は方法500は前述のプロセスの一部として用いられてよいことに留意されたい。
具体的な実施プロセスにおいて、報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報は、以下に挙げるシグナリング、すなわち、物理層シグナリング、媒体アクセス制御層シグナリング、及び無線リソース制御シグナリングのうちの1つを用いて送出されてよい。
通常、報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報の送出期間は比較的長い。したがって、報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報を転送するのに、媒体アクセス制御層シグナリング又は無線リソース制御シグナリングが優先的に用いられてよい。
別の態様では、CSI報告サブバンドの個数が、通信規格で予め指定されてもよい。報告サブバンドの個数を示す方式と比較して、報告サブバンドの個数を通信規格で予め指定する方式は、インジケーションによってもたらされるシグナリングオーバーヘッドの低減に有益であると理解することは難しくない。
報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報は、1つのメッセージを用いて転送されてもよく、又は複数のメッセージを用いて転送されてもよい。具体的な転送方式が、本発明のこの実施形態において限定されることはない。さらに、複数の同じ種類の情報(チャネル状態情報など)が、相互に独立した方式で測定報告に含まれてもよく、又は相互に関連した方式で測定報告に含まれてもよく、又は別の方式で測定報告に含まれてもよい。例えば、前述の相互関連方式は差分方式であってよい。例えば、具体的な包含方式が、本発明のこの実施形態において限定されることはない。
報告サブバンドを頻繁に又は動的に示す必要がある場合、報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報は、物理層シグナリングを用いて優先的に転送されてよい。
物理層シグナリングは、レイヤ1(L1)シグナリングとも呼ばれることがあり、物理層シグナリングは通常、物理層フレームの制御部分で搬送され得る。L1シグナリングの代表例が、LTE規格において定められた物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)で搬送されるダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)である。場合によっては、L1シグナリングは、物理層フレームのデータ部分でも搬送され得る。L1シグナリングの送出期間又はシグナリング期間は、通常、物理層フレームの期間であると分かることは難しくない。したがって、そのようなシグナリングは通常、動的な制御を実現するのに用いられ、頻繁に変わる一部の情報を転送する。例えば、リソース割り当て情報が、物理層シグナリングを用いて転送されてよい。
媒体アクセス制御(media access control、MAC)層シグナリングは、レイヤ2(Layer 2)シグナリングに属し、媒体アクセス制御層シグナリングは通常、例えば、限定されるものではないが、レイヤ2フレームのフレームヘッダで搬送され得る。フレームヘッダはさらに、例えば、限定されるものではないが、送信元アドレス及び送信先アドレスなどの情報を搬送し得る。フレームヘッダに加えて、レイヤ2フレームは通常さらに、フレームボディを含む。場合によっては、L2シグナリングは、レイヤ2フレームのフレームボディでも搬送され得る。レイヤ2シグナリングの代表例が、802.11系規格におけるMACフレームのフレームヘッダにあるフレーム制御(Frame Control)フィールド、又は一部のプロトコルにおいて定められたMAC制御エンティティ(control entity、MAC−CE)で搬送されるシグナリングである。レイヤ2フレームは通常、物理層フレームのデータ部分で搬送され得る。前述の報告サブバンド設定情報は、媒体アクセス制御層シグナリング以外の別のレイヤ2シグナリングを用いて送出されてもよい。
無線リソース制御(radio resource control、RRC)シグナリングはレイヤ3(Layer 3)シグナリングに属し、無線リソース制御シグナリングは通常、いくつかの制御メッセージである。L3シグナリングは通常、レイヤ2フレームのフレームボディで搬送され得る。L3シグナリングの送出期間又は制御期間は比較的長く、L3シグナリングは、頻繁に変わらない一部の情報を送出するのに用いることができる。例えば、一部の既存の通信規格において、L3シグナリングは通常、一部の設定情報を搬送するのに用いられる。報告サブバンド設定情報又は報告サブバンドグループ設定情報は、RRCシグナリング以外の別のレイヤ3シグナリングを用いて送出されてもよい。
前述の説明は、物理層シグナリング、MAC層シグナリング、RRCシグナリング、レイヤ1シグナリング、レイヤ2シグナリング、及びレイヤ3シグナリングの、単に原理説明にすぎない。3種類のシグナリングの具体的な詳細については、先行技術を参照されたい。したがって、詳細は本明細書では説明しない。
サブバンドがグループ化された場合、非報告サブバンドごとに、受信側デバイスは、チャネル推定によって非報告サブバンドのチャネル状態情報を取得してもよいが、まだ非報告サブバンドのチャネル状態情報を送信側デバイスに送出しない。さらに、送信側デバイスは、非報告サブバンドのチャネル状態情報を自ら設定してもよい。言い換えれば、非報告サブバンドのチャネル状態情報を設定するときに、送信側デバイスは、実際のチャネル環境を考慮しなくてもよい。チャネル測定によりもたらされるフィードバックのオーバーヘッドが、この設計ソリューションを用いることにより低下し得ると理解することは難しくない。
非報告サブバンドのチャネル状態情報を取得した後に、送信側デバイスはさらに、チャネル状態情報を調整してよい。この調整に関連する内容は、既に明確に上述されている。したがって、詳細は再度ここで説明しない。
チャネル状態情報はCQIであってよく、各報告サブバンドのチャネル状態情報及び各非報告サブバンドのチャネル状態情報はPMIであってもよく、又は各報告サブバンドのチャネル状態情報及び各非報告サブバンドのチャネル状態情報はCQIであってもよい。これに関連する内容は先行技術に属し、詳細は本発明のこの実施形態では説明しない。前述のチャネル関連情報が測定対象バンドのチャネル状態情報であり、またチャネル状態情報の種類、各報告サブバンドのチャネル状態情報、及び各非報告サブバンドのチャネル状態情報が同じである場合、測定対象バンドのチャネル状態情報及び各報告サブバンドのチャネル状態情報は、差分方式で報告されてよい。具体的には、測定対象バンドのチャネル状態情報、及び各報告サブバンドのチャネル状態情報と測定対象バンドのチャネル状態情報との間の差が報告されてよい。
具体的な実施プロセスにおいて、チャネル関連情報に関する具体的な内容が、この実施形態において限定されることはない。
図6は、本発明の一実施形態によるチャネル測定方法600の一例のフローチャートである。具体的な実施プロセスにおいて、方法600は受信側デバイスにより実行されてよい。受信側デバイスは、図3に示す通信デバイス300及び図4に示す通信デバイス400を用いて実現されてよい。具体的には、受信側デバイスは端末であってよく、対応する送信側デバイスはネットワークデバイスであってよい。
段階602:チャネル状態情報サブバンドを示し、送信側デバイスにより送出される、報告サブバンド設定情報を受信する。報告サブバンド設定情報は、チャネル状態情報サブバンドが報告サブバンドであるか又は非報告サブバンドであるかを示し、チャネル状態情報サブバンドはチャネル状態情報報告バンドに属する。
具体的な実施プロセスにおいて、段階602は、送受信機モジュール304及び送受信機404により実行されてよい。
段階604:報告サブバンド設定情報に基づいて、各チャネル状態情報サブバンドのサイズ及び位置を決定する。
具体的な実施プロセスにおいて、段階604は、処理モジュール302及びプロセッサ402により実行されてよい。
1つの方式は、報告サブバンド設定情報が情報ビットを用いて表されるというものであり、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を受信側デバイスが決定することは、情報ビットの個数に基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を受信側デバイスが決定することを含む。
1つの実装例は、受信側デバイスにより受信され、ネットワークデバイスにより送出される報告サブバンド設定情報が、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を含まない場合、受信側デバイスは、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅又はバンド幅部分(BWP)又はチャネル状態情報参照信号(CSI−RS)バンド幅と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定するというものである。具体的には、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めるか、又は、バンド幅部分(BWP)に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求めるか、又は、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)バンド幅に含まれるリソースブロックの総数をチャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、その除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を求める。
別の実装例は、受信側デバイスが送信側デバイスにより送出される報告サブバンド設定情報を受信するというものであり、報告サブバンド設定情報はさらに、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を含み、受信側デバイスは、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とチャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックのインデックス番号を決定する。
チャネル状態情報サブバンドは、最初のチャネル状態情報サブバンド、最後のチャネル状態情報サブバンド、及び通常のチャネル状態情報サブバンドを含む。
受信側デバイスはさらに、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数及び最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定してよく、すなわち、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CCバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定するか、又は、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定するか、又は、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であると決定してよく、最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数より少ないかそれに等しい。
最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を受信側デバイスが決定することは具体的に、チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定すること、すなわち、リソースブロックの剰余を決定することであり、[リソースブロックの剰余]=mod(([CCバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号]+[CCバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])であり、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であり、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[チャネル状態情報報告バンドのCCバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定することは、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([BWPの初期リソースブロックのインデックス番号]+[BWPに含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定することを含み、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であり、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[チャネル状態情報報告バンドのBWPに対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定することは、リソースブロックの剰余を決定することであって、[リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号]+[CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、決定することを含み、リソースブロックの剰余が0より多い場合、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余]であり、又は、リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[チャネル状態情報報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応する、最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]である。
通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数は、チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数に等しい。
別の実装例において、送信側デバイスが受信側デバイスに送出する報告サブバンド設定情報はさらに、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を含み、受信側デバイスは、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックのインデックス番号を決定する。
さらに別の実装例において、受信側デバイスが送信側デバイスから受信する報告サブバンド設定情報はさらに、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を含み、受信側デバイスは、報告サブバンド設定情報とチャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、最初のチャネル状態情報サブバンド又は最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれる初期リソースブロックのインデックス番号を決定する。
本発明の実施プロセスがさらに、実際の例を参照して以下で説明される。
[実施形態1]
この実施形態は主に、CCベースのCSI報告バンド設定インジケーション方法、及びサブバンドサイズの計算を説明する。
この実施形態では、CSI報告バンドを複数のCSIサブバンドに分割することは、キャリアコンポーネント(CC)バンド幅全体に基づいている。開始サブバンドとも呼ばれる最初のチャネル状態情報サブバンド(最初のサブバンド)に含まれるRBの個数、及び終了サブバンドとも呼ばれる最後のチャネル状態情報サブバンド(最後のサブバンド)に含まれるRBの個数は、別々に決定する必要がある。
段階1:表4に示すように、
キャリアコンポーネント(CC)のバンド幅部分BW
P(PRBs
)に基づいて、チャネル状態情報サブバンドサイ
ズ(PRBs
)を決定する。
CSIサブバンドサイズ、すなわち、サブバンドに含まれ得るRBの最大個数が、BWPバンド幅BWBWPのリソースブロックの個数(RBs)、例えば、PRBの個数に基づいて決定される。サブバンドサイズは、X個のRB/サブバンドである。例えば、BWPバンド幅は、BWBWP=32RBであり、このBWPバンド幅に対応するサブバンドサイズは、X=4RB/サブバンドであるか、又は、BWPバンド幅は、BWBWP=32RBであり、このBWPバンド幅に対応するサブバンドサイズは、X=8RB/サブバンドである。
別の実装例において、チャネル状態情報サブバンドサイズ(Subband Size (PRBs))は、BWBWP内のリソースブロックの最小個数に設定されてよい。したがって、チャネル状態情報サブバンドの個数は、システムが許容する最大個数である。
段階2:CCバンド幅に基づいて、CSIサブバンドの個数を決定する。
CSIサブバンド(subband)の個数、すなわち、CCバンド幅に含まれ得るサブバンドの最大個数が、CCバンド幅BWCCのRBの個数に基づいて決定される。サブバンドの個数は、N個のサブバンドである。
例えば、図7では、CCバンド幅はBWCC=35RBであり、段階1で決定されたサブバンドサイズX=4RB/サブバンドに基づいて、CCバンド幅に対応するサブバンドの個数が次のように求められる。
あるいは、図8に示すように、段階1で決定されたサブバンドサイズX=8RB/サブバンドに基づいて、CCバンド幅に対応するサブバンドの個数が次のように求められる。
段階3:CCバンド幅又はBWP又はCSI−RSバンド幅と、周波数領域位置とに基づいて、CSIサブバンドに含まれるRBの個数を決定する。CSIサブバンドに含まれるRBの個数がCSI−RSバンド幅に基づいて決定される一例を用いて、以下で説明が提供される。CCバンド幅又はBWPと、周波数領域位置とに基づいて、CSIサブバンドに含まれるRBの個数を決定することは、CSI−RSバンド幅に基づく場合と同様であり、詳細はここで再度説明しない。
CSI報告バンドでは、CSI−RSバンド幅に対応するチャネル状態情報サブバンドが、開始サブバンドとも呼ばれる最初のチャネル状態情報サブバンド、終了サブバンドとも呼ばれる最後のチャネル状態情報サブバンド、及び普通サブバンドとも呼ばれる通常のチャネル状態情報サブバンドを含む。
開始サブバンドのRBの個数を決定する方法、及び終了サブバンドのRBの個数を決定する方法については、以下の通りである。
(RS BW>= 1 legacy subband size)//RSバンド幅が通常のサブバンドサイズより大きいかそれに等しい
//開始サブバンドサイズを決定する//開始サブバンドサイズ(すなわち、開始サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)を決定する
starting subband size = legacy subband size - mod (initial RB index, legacy subband size)//[開始サブバンドサイズ]=[通常のサブバンドサイズ(すなわち、通常のCSIサブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)]−mod([CSI−RSバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のサブバンドサイズ])
//終了サブバンドサイズ(すなわち、終了サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)を決定する
remainder = mod ((initial RB index + BW), legacy subband size)//[リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号]+[CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドサイズ]);
(remainder > 0)//リソースブロックの剰余が0より多い場合
ending subband size = remainder//終了サブバンドサイズ(すなわち、[終了サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余];
else//そうでなければ
ending subband size = legacy subband size//[終了サブバンドサイズ(すなわち、終了サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)]=[通常のチャネル状態情報サブバンドサイズ]
end//終了
Else//又は
… …
End//終了
例えば、図7では、CSI−RS周波数バンドは(初期RBインデックス=0、CSI−RS BW=28)に設定され、サブバンド(サブバンドサイズは4RB)に含まれる以下のRBの個数は、前述の計算方法に基づいて次のように求められ得る。
・開始サブバンド:4RB−mod(0,4)=4RB
・普通サブバンド:4RB
・終了サブバンド:mod((0+28),4)=4RB
この実施形態では、ビットマップがチャネル状態情報報告バンド(reporting band)を示すのに用いられてよい。この実施形態では、チャネル状態情報報告バンドは、CCバンド幅に基づいて設定される。したがって、ビットマップのビットの個数は、CCバンド幅に含まれるサブバンドの個数と同じである。具体的には、ビットマップのビットの個数は9個である。CSI−RSバンド幅の初期RBインデックスは0であり、リソースブロックの総数は28RBであり、CSIサブバンドサイズは4RBであるため、CSI−RSバンド幅に含まれるサブバンドの個数は7個である。これは、CCバンド幅に基づいて設定されたCSI報告バンドの末端にある2つのサブバンドがCSI−RSバンド幅として設定されないことに相当する。したがって、CSI報告バンドの末端にある2つのサブバンドは0に設定される。CSI報告バンドにおいて、CSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドは最初の7つのCSIサブバンドであり、その7つのCSIサブバンドに対応するビットがxを用いて表される。xが1に設定された場合、そのサブバンドは報告サブバンドとして用いられることを示す。又は、xが0に設定された場合、そのサブバンドは非報告サブバンドであることを示す。例えば、3番目のxが0に設定されてよく、この場合、3番目のサブバンドが報告サブバンドとして使用されないことを示す。
もちろん、ビットが0に設定されると、非報告サブバンドを示し、ビットが1に設定されると、報告サブバンドを示す。これは、単に1つの実装例にすぎない。これに基づいて当業者が作り出す変形例は全て、本出願の保護範囲に含まれる。あるいは、図8では、CSI−RS周波数バンドは(初期RBインデックス=0、CSI−RS BW=28)に設定され、サブバンド(サブバンドサイズは8RB)に含まれる以下のRBの個数は、前述の計算方法に基づいて次のように求められ得る。
・開始サブバンド:8RB−mod(0,8)=8RB
・普通サブバンド:8RB
・終了サブバンド:mod((0+28),8)=4RB
この実施形態では、ビットマップがチャネル状態情報報告バンド(Reporting band)を示すのに用いられてよい。この実施形態では、チャネル状態情報報告バンドは、CCバンド幅に基づいて設定される。したがって、ビットマップのビットの個数は、CCバンド幅に含まれるサブバンドの個数と同じである。具体的には、ビットマップのビットの個数は5個である。CSI−RSバンド幅の初期RBインデックスは0であり、リソースブロックの総数は28RBであり、CSI−RSバンド幅のCSIサブバンドサイズは8RBであるため、CSI−RSバンド幅のサブバンドの個数は4個である。これは、CCバンド幅に基づいて設定されたCSI報告バンドの末端にある1つのサブバンドがCSI−RSバンド幅として設定されないことに相当する。したがって、このサブバンドは0に設定される。CSI報告バンドにおいて、CSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドは最初の4つのCSIサブバンドであり、その4つのCSIサブバンドに対応するビットがxを用いて表される。xが1に設定された場合、そのサブバンドは報告サブバンドとして用いられることを示す。又は、xが0に設定された場合、そのサブバンドは非報告サブバンドであることを示す。
もちろん、ビットが0に設定されると、非報告サブバンドを示し、ビットが1に設定されると、報告サブバンドを示す。これは、単に1つの実装例にすぎない。これに基づいて当業者が作り出す変形例は全て、本出願の保護範囲に含まれる。あるいは、図9では、CSI−RS周波数バンドは(初期RBインデックス=4、CSI−RS BW=28)に設定され、サブバンド(サブバンドサイズは8RB)に含まれる以下のRBの個数は、前述の計算方法に基づいて次のように求められ得る。
・開始サブバンド:8RB−mod(4,8)=4RB
・普通サブバンド:8RB
・終了サブバンド:8RB
この実施形態では、ビットマップがチャネル状態情報報告バンド(Reporting band)を示すのに用いられてよい。この実施形態では、チャネル状態情報報告バンドは、CCバンド幅に基づいて設定される。したがって、ビットマップのビットの個数は、CCバンド幅に含まれるサブバンドの個数と同じである。具体的には、ビットマップのビットの個数は5個である。CSI−RSバンド幅の初期RBインデックスは4であり、リソースブロックの総数は28RBであり、CSI−RSバンド幅のサブバンドサイズは8RBであるため、CSI−RSバンド幅のサブバンドの個数は4個である。これは、CCバンド幅に基づいて設定されたCSI報告バンドの末端にある1つのサブバンドがCSI−RSバンド幅として設定されないことに相当する。したがって、このサブバンドは0に設定される。CSI報告バンドにおいて、CSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドは最初の4つのCSIサブバンドであり、その4つのCSIサブバンドに対応するビットがxを用いて表される。xが1に設定された場合、そのサブバンドは報告サブバンドとして用いられることを示す。又は、xが0に設定された場合、そのサブバンドは非報告サブバンドであることを示す。
もちろん、ビットが0に設定されると、非報告サブバンドを示し、ビットが1に設定されると、報告サブバンドを示す。これは、単に1つの実装例にすぎない。これに基づいて当業者が作り出す変形例は全て、本出願の保護範囲に含まれる。
本方法の有益な効果は、端末アドレス指定(絶対アドレス指定)の複雑さが、CC物理バンド幅の一様な設定に基づいて低下することである。
[実施形態2]
この実施形態は主に、BWPベースのCSI報告バンド設定インジケーション方法、及びサブバンドサイズの計算を説明する。
この実施形態において、CSI報告バンドを複数のCSIサブバンドに分割することは、バンド幅部分(BWP)に基づいている。開始サブバンドとも呼ばれる最初のチャネル状態情報サブバンド(最初のサブバンド)に含まれるRBの個数、及び終了サブバンド(最後のサブバンド)とも呼ばれる最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるRBの個数は、CSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドにおいて、別々に決定する必要がある。
まず、チャネル状態情報サブバンドサイズ(PRBs)が、前述の表4に示すように、キャリアコンポーネント(CC)のバンド幅部分(PRBs)に基づいて決定される。
CSIサブバンドサイズ、すなわち、サブバンドに含まれ得るRBの最大個数が、BWPバンド幅BWBWPのリソースブロックの個数(RBs)、例えば、PRBの個数に基づいて決定される。サブバンドサイズは、X個のRB/サブバンドである。例えば、BWPバンド幅は、BWBWP=32RBであり、このBWPバンド幅に対応するサブバンドサイズは、X=4RB/サブバンドであるか、又は、BWPバンド幅は、BWBWP=32RBであり、このBWPバンド幅に対応するサブバンドサイズは、X=8RB/サブバンドである。
段階2:BWPに基づいて、CSIサブバンドの個数を決定する。
CSIサブバンド(subband)の個数、すなわち、BWPに含まれ得るサブバンドの最大個数が、BWPバンド幅BWBWPのRBの個数に基づいて決定される。サブバンドの個数は、N個のサブバンドである。
例えば、図10では、BWPはBWBWP=32RBであり、段階1で決定されたサブバンドサイズX=4RB/サブバンドに基づいて、BWPバンド幅に対応するサブバンドの個数が次のように求められる。
あるいは、図11に示すように、段階1で決定されたサブバンドサイズX=8RB/サブバンドに基づいて、BWPバンド幅に対応するサブバンドの個数が次のように求められる。
段階3:CCバンド幅又はBWP又はCSI−RSバンド幅と、周波数領域位置とに基づいて、CSIサブバンドに含まれるRBの個数を決定する。CSIサブバンドに含まれるRBの個数がCSI−RSバンド幅に基づいて決定される一例を用いて、説明が以下で提供される。CCバンド幅又はBWPと、周波数領域位置とに基づいて、CSIサブバンドに含まれるRBの個数を決定することは、CSI−RSバンド幅に基づく場合と同様であり、詳細はここで再度説明しない。CSI報告バンドでは、CSI−RSバンド幅に対応するチャネル状態情報サブバンドが、開始サブバンドとも呼ばれる最初のチャネル状態情報サブバンド、終了サブバンドとも呼ばれる最後のチャネル状態情報サブバンド、及び普通サブバンドとも呼ばれる通常のチャネル状態情報サブバンドを含む。
開始サブバンドのRBの個数を決定する方法、及び終了サブバンドのRBの個数を決定する方法については、以下の通りである。
(RS BW>= 1 legacy subband size)//RSバンド幅が通常のサブバンドサイズより大きいかそれに等しい場合
//開始サブバンドサイズ(すなわち、開始サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)を決定する
starting subband size = legacy subband size - mod (initial RB index, legacy subband size)//[開始サブバンドサイズ]=[通常のサブバンドサイズ(すなわち、通常のCSIサブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)]−mod([CSI−RSバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のサブバンドサイズ])
//終了サブバンドサイズ(すなわち、終了サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)を決定する
remainder = mod ((initial RB index + BW), legacy subband size)//[リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号]+[CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドサイズ]);
(remainder > 0)//リソースブロックの剰余が0より多い場合
ending subband size = remainder//終了サブバンドサイズ(すなわち、[終了サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余];
else//そうでなければ
ending subband size = legacy subband size//[終了サブバンドサイズ(すなわち、終了サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)]=[通常のチャネル状態情報サブバンドサイズ]
end//終了
Else//又は
… …
End//終了
例えば、図10では、CSI−RS周波数バンドは(初期RBインデックス=0、CSI−RS BW=28)に設定され、サブバンド(サブバンドサイズは4RB)に含まれる以下のRBの個数は、前述の計算方法に基づいて次のように求められ得る。
・開始サブバンド:4RB−mod(0,4)=4RB
・普通サブバンド:4RB
・終了サブバンド:mod((0+28),4)=4RB
この実施形態では、ビットマップがチャネル状態情報報告バンドを示すのに用いられてよい。この実施形態では、チャネル状態情報報告バンドは、BWPに基づいて設定される。したがって、ビットマップのビットの個数は、BWPに含まれるサブバンドの個数と同じである。具体的には、ビットマップのビットの個数は8個である。CSI−RSバンド幅の初期RBインデックスは0であり、リソースブロックの総数は28RBであり、CSI−RSバンド幅のサブバンドサイズは4RBであるため、CSI−RSバンド幅のサブバンドの個数は7個である。これは、BWPバンド幅に基づいて設定されたCSI報告バンドの末端にある1つのサブバンドがCSI−RSバンド幅として設定されないことに相当する。したがって、CSI報告バンドの末端にあるサブバンドは0に設定される。CSI報告バンドにおいて、CSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドは最初の7つのCSIサブバンドであり、その7つのCSIサブバンドに対応するビットがxを用いて表される。xが1に設定された場合、そのサブバンドは報告サブバンドとして用いられることを示す。又は、xが0に設定された場合、そのサブバンドは非報告サブバンドであることを示す。
もちろん、ビットが0に設定されると、非報告サブバンドを示し、ビットが1に設定されると、報告サブバンドを示す。これは、単に1つの実装例にすぎない。これに基づいて当業者が作り出す変形例は全て、本出願の保護範囲に含まれる。あるいは、図11では、CSI−RS周波数バンドは(初期RBインデックス=0、CSI−RS BW=28)に設定され、サブバンド(サブバンドサイズは8RB)に含まれる以下のRBの個数は、前述の計算方法に基づいて次のように求められ得る。
・開始サブバンド:8RB−mod(0,8)=8RB
・普通サブバンド:8RB
・終了サブバンド:mod((0+28),8)=4RB
この実施形態では、ビットマップがチャネル状態情報報告バンドを示すのに用いられてよい。この実施形態では、チャネル状態情報報告バンドは、BWPに基づいて設定される。したがって、ビットマップのビットの個数は、BWPに含まれるサブバンドの個数と同じである。具体的には、ビットマップのビットの個数は4個である。CSI−RSバンド幅の初期RBインデックスは0であり、リソースブロックの総数は28RBであり、CSI−RSバンド幅のサブバンドサイズは8RBであるため、CSI−RSバンド幅のサブバンドの個数は4個である。CSI報告バンドには、CSI−RSバンド幅に対応する4つのCSIサブバンドがあり、その4つのCSIサブバンドに対応するビットがxを用いて表される。xが1に設定された場合、そのサブバンドは報告サブバンドとして用いられることを示す。又は、xが0に設定された場合、そのサブバンドは非報告サブバンドであることを示す。
もちろん、ビットが0に設定されると、非報告サブバンドを示し、ビットが1に設定されると、報告サブバンドを示す。これは、単に1つの実装例にすぎない。これに基づいて当業者が作り出す変形例は全て、本出願の保護範囲に含まれる。あるいは、図12では、CSI−RS周波数バンドは(初期RBインデックス=4、CSI−RS BW=28)に設定され、サブバンド(サブバンドサイズは8RB)に含まれる以下のRBの個数は、前述の計算方法に基づいて次のように求められ得る。
・開始サブバンド:8RB−mod(4,8)=4RB
・普通サブバンド:8RB
・終了サブバンド:8RB
この実施形態では、ビットマップがチャネル状態情報報告バンドを示すのに用いられてよい。この実施形態では、チャネル状態情報報告バンドは、BWPに基づいて設定される。したがって、ビットマップのビットの個数は、BWPに含まれるサブバンドの個数と同じである。具体的には、ビットマップのビットの個数は4個である。CSI−RSバンド幅の初期RBインデックスは4であり、リソースブロックの総数は28RBであり、CSI−RSバンド幅のサブバンドサイズは8RBであるため、CSI−RSバンド幅のサブバンドの個数は4個である。CSI報告バンドには、CSI−RSバンド幅に対応する4つのCSIサブバンドがあり、その4つのCSIサブバンドに対応するビットがxを用いて表される。xが1に設定された場合、そのサブバンドは報告サブバンドとして用いられることを示す。又は、xが0に設定された場合、そのサブバンドは非報告サブバンドであることを示す。
もちろん、ビットが0に設定されると、非報告サブバンドを示し、ビットが1に設定されると、報告サブバンドを示す。これは、単に1つの実装例にすぎない。これに基づいて当業者が作り出す変形例は全て、本出願の保護範囲に含まれる。
実施形態2の有益な効果は、実施形態1と比較すると、BWPバンド幅の柔軟な設定に基づいて、少数のビットがCSIサブバンド設定のために設定されることである。
[実施形態3]
この実施形態は主に、CSI−RSベースのCSI報告バンド設定インジケーション方法、及びサブバンドサイズの計算を説明する。
この実施形態において、CSI報告バンドを複数のCSIサブバンドに分割することは、CSI−RSバンドに基づいている。開始サブバンドとも呼ばれる最初のチャネル状態情報サブバンド(最初のサブバンド)に含まれるRBの個数、及び終了サブバンドとも呼ばれる最後のチャネル状態情報サブバンド(最後のサブバンド)に含まれるRBの個数は、CSI報告バンドのCSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドにおいて、別々に決定する必要がある。
まず、チャネル状態情報サブバンドサイズ(PRBs)が、前述の表4に示すように、キャリアコンポーネント(CC)のバンド幅部分(PRBs)に基づいて決定される。
CSIサブバンドサイズ、すなわち、サブバンドに含まれ得るRBの最大個数が、BWPバンド幅BWBWPのリソースブロックの個数(RBs)、例えば、PRBの個数に基づいて決定される。サブバンドサイズは、X個のRB/サブバンドである。例えば、BWPバンド幅は、BWBWP=32RBであり、このBWPバンド幅に対応するサブバンドサイズは、X=4RB/サブバンドであるか、又は、BWPバンド幅は、BWBWP=32RBであり、このBWPバンド幅に対応するサブバンドサイズは、X=8RB/サブバンドである。
段階2:CSI−RSバンド幅に基づいて、CSIサブバンドの個数を決定する。
CSIサブバンド(subband)の個数、すなわち、CSI−RSバンド幅に含まれ得るサブバンドの最大個数が、CSI−RSバンド幅のRBの個数に基づいて決定される。サブバンドの個数は、N個のサブバンドである。
例えば、図13では、CSI−RSバンド幅はBWBWP=28RBであり、段階1で決定されたサブバンドサイズX=4RB/サブバンドに基づいて、CSI−RSバンド幅に対応するサブバンドの個数が次のように求められる。
あるいは、図14に示すように、段階1で決定されたサブバンドサイズX=8RB/サブバンドに基づいて、CSI−RSバンド幅に対応するサブバンドの個数が次のように求められる。
段階3:CCバンド幅又はBWP又はCSI−RSバンド幅と、周波数領域位置とに基づいて、CSIサブバンドに含まれるRBの個数を決定する。CSIサブバンドに含まれるRBの個数がCSI−RSバンド幅に基づいて決定される一例を用いて、説明が以下で提供される。CCバンド幅又はBWPと、周波数領域位置とに基づいて、CSIサブバンドに含まれるRBの個数を決定することは、CSI−RSバンド幅に基づく場合と同様であり、詳細はここで再度説明しない。
CSI報告バンドでは、CSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドが、開始サブバンドとも呼ばれる最初のチャネル状態情報サブバンド、終了サブバンドとも呼ばれる最後のチャネル状態情報サブバンド、及び普通サブバンドとも呼ばれる通常のチャネル状態情報サブバンドを含む。
開始サブバンドのRBの個数を決定する方法、及び終了サブバンドのRBの個数を決定する方法については、以下の通りである。
(RS BW>= 1 legacy subband size)//RSバンド幅が通常のサブバンドサイズより大きいかそれに等しい場合
//開始サブバンドサイズ(すなわち、開始サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)を決定する
starting subband size = legacy subband size - mod (initial RB index, legacy subband size)//[開始サブバンドサイズ]=[通常のサブバンドサイズ(すなわち、通常のCSIサブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)]−mod([CSI−RSバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号],[通常のサブバンドサイズ])
//終了サブバンドサイズ(すなわち、終了サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)を決定する
remainder = mod ((initial RB index + BW), legacy subband size)//[リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSバンド幅の初期リソースブロックのインデックス番号]+[CSI−RSバンド幅のリソースブロックの総数]),[通常のチャネル状態情報サブバンドサイズ]);
(remainder > 0)//リソースブロックの剰余が0より多い場合
ending subband size = remainder//終了サブバンドサイズ(すなわち、[終了サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]=[リソースブロックの剰余];
else//そうでなければ
ending subband size = legacy subband size//[終了サブバンドサイズ(すなわち、終了サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数)]=[通常のチャネル状態情報サブバンドサイズ]
end//終了
Else//又は
… …
End//終了
例えば、図13では、CSI−RS周波数バンドは(初期RBインデックス=0、CSI−RS BW=28)に設定され、サブバンド(サブバンドサイズ4RB)に含まれる以下のRBの個数は、前述の計算方法に基づいて次のように求められ得る。
・開始サブバンド:4RB−mod(0,4)=4RB
・普通サブバンド:4RB
・終了サブバンド:mod((0+28),4)=4RB
この実施形態では、ビットマップがチャネル状態情報報告バンドを示すのに用いられてよい。この実施形態では、チャネル状態情報報告バンドは、CSI−RSバンド幅に基づいて設定される。したがって、ビットマップのビットの個数は、CSI−RSバンド幅に含まれるサブバンドの個数と同じである。具体的には、ビットマップのビットの個数は7個である。CSI報告バンドにおいて、CSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドは7つあり、その7つのCSIサブバンドに対応するビットがxを用いて表される。xが1に設定された場合、そのサブバンドは報告サブバンドとして用いられることを示す。又は、xが0に設定された場合、そのサブバンドは非報告サブバンドであることを示す。
もちろん、ビットが0に設定されると、非報告サブバンドを示し、ビットが1に設定されると、報告サブバンドを示す。これは、単に1つの実装例にすぎない。これに基づいて当業者が作り出す変形例は全て、本出願の保護範囲に含まれる。あるいは、図14では、CSI−RS周波数バンドは(初期RBインデックス=0、CSI−RS BW=28)に設定され、サブバンド(サブバンドサイズは8RB)に含まれる以下のRBの個数は、前述の計算方法に基づいて次のように求められ得る。
・開始サブバンド:8RB−mod(0,8)=8RB
・普通サブバンド:8RB
・終了サブバンド:mod((0+28),8)=4RB
この実施形態では、ビットマップがチャネル状態情報報告バンド(Reporting band)を示すのに用いられてよい。この実施形態では、チャネル状態情報報告バンドは、CSI−RSバンド幅に基づいて設定される。したがって、ビットマップのビットの個数は、CSI−RSバンド幅に含まれるサブバンドの個数と同じである。具体的には、ビットマップのビットの個数は4個である。CSI報告バンドにおいて、CSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドは4つあり、その4つのCSIサブバンドに対応するビットがxを用いて表される。xが1に設定された場合、そのサブバンドは報告サブバンドとして用いられることを示す。又は、xが0に設定された場合、そのサブバンドは非報告サブバンドであることを示す。
もちろん、ビットが0に設定されると、非報告サブバンドを示し、ビットが1に設定されると、報告サブバンドを示す。これは、単に1つの実装例にすぎない。これに基づいて当業者が作り出す変形例は全て、本出願の保護範囲に含まれる。あるいは、図15では、CSI−RS周波数バンドは(初期RBインデックス=4、CSI−RS BW=28)に設定され、サブバンド(サブバンドサイズは8RB)に含まれる以下のRBの個数は、前述の計算方法に基づいて次のように求められ得る。
・開始サブバンド:8RB−mod(4,8)=4RB
・普通サブバンド:8RB
・終了サブバンド:8RB
この実施形態では、ビットマップがチャネル状態情報報告バンド(Reporting band)を示すのに用いられてよい。この実施形態では、チャネル状態情報報告バンドは、CSI−RSバンド幅に基づいて設定される。したがって、ビットマップのビットの個数は、CSI−RSバンド幅に含まれるサブバンドの個数と同じである。具体的には、ビットマップのビットの個数は4個である。CSI報告バンドにおいて、CSI−RSバンド幅に対応するCSIサブバンドは4つあり、その4つのCSIサブバンドに対応するビットがxを用いて表される。xが1に設定された場合、そのサブバンドは報告サブバンドとして用いられることを示す。又は、xが0に設定された場合、そのサブバンドは非報告サブバンドであることを示す。
もちろん、ビットが0に設定されると、非報告サブバンドを示し、ビットが1に設定されると、報告サブバンドを示す。これは、単に1つの実装例にすぎない。これに基づいて当業者が作り出す変形例は全て、本出願の保護範囲に含まれる。
本方法の有益な効果は、実施形態2と比較すると、CSI−RSバンド幅の柔軟な設定に基づいて、少数のビットがCSI報告バンド設定のために設定されることである。
前述の実施形態の全て又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせを用いて実現されてよい。実施形態を実現するのにソフトウェアが用いられる場合、これらの実施形態の全て又は一部が、コンピュータプログラム製品の形態で実現されてよい。コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータに読み込まれて実行されると、本発明の実施形態による手順又は機能の全て又は一部が生み出される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は別のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよく、又は、あるコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に転送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターに、有線方式(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者回線(DSL))又は無線方式(例えば、赤外線、電波、又はマイクロ波)で転送されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータがアクセス可能な任意の使用可能な媒体であっても、又は1つ若しくは複数の使用可能な媒体を統合したサーバ若しくはデータセンターなどのデータ記憶装置であってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープなど)、光媒体(DVDなど)、又は半導体媒体(ソリッドステートディスクSolid State Disk (SSD)など)などであってよい。
最後に、前述の説明は単に本発明の実施形態にすぎず、本発明の保護範囲の限定を意図するものではない。本発明の趣旨及び原理から逸脱することなく行われる、あらゆる修正、均等な置き換え、又は改善は、本発明の保護範囲に含まれることになる。
(項目1)
チャネル状態情報報告バンドを設定する方法であって、
バンド幅部分BWPに基づいてチャネル状態情報サブバンドサイズを決定する段階と、
キャリアバンド幅CC又は上記バンド幅部分BWP又はチャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅と、上記チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する段階と
を備える方法。
(項目2)
プロセッサとインタフェースとを備える送信側デバイスであって、
上記プロセッサは、バンド幅部分BWPに基づいてチャネル状態情報サブバンドサイズを決定するように構成され、
上記プロセッサはさらに、キャリアバンド幅CC又は上記バンド幅部分BWP又はチャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅と、上記チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定するように構成される、送信側デバイス。
(項目3)
プロセッサとインタフェースとを備える送信側デバイスであって、
上記処理ユニットは、バンド幅部分BWPに基づいてチャネル状態情報サブバンドサイズを決定するように構成され、
上記処理ユニットはさらに、キャリアバンド幅CC又は上記バンド幅部分BWP又はチャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅と、上記チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定するように構成される、送信側デバイス。
(項目4)
チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する上記段階の後に、上記方法は、
上記チャネル状態情報サブバンドのうちの報告サブバンド又は非報告サブバンドを示す報告サブバンド設定情報を受信側デバイスに送出する段階を備え、
上記報告サブバンド設定情報は情報ビットを用いて表され、情報ビットの個数は上記チャネル状態情報報告バンドに含まれる上記チャネル状態情報サブバンドの個数と同じである、
項目1に記載の方法又は項目2若しくは3に記載の送信側デバイス。
(項目5)
上記チャネル状態情報サブバンドサイズは、上記チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数である、項目1に記載の方法又は項目2若しくは3に記載の送信側デバイス。
(項目6)
キャリアバンド幅CC又は上記バンド幅部分BWP又はチャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅と、上記チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する上記段階は、
上記キャリアバンド幅CCに含まれるリソースブロックの総数を上記チャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、上記除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、上記チャネル状態情報報告バンドに含まれる上記チャネル状態情報サブバンドの個数を求める段階、又は、
上記バンド幅部分BWPに含まれるリソースブロックの総数を上記チャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、上記除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、上記チャネル状態情報報告バンドに含まれる上記チャネル状態情報サブバンドの個数を求める段階、又は、
上記チャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数を上記チャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、上記除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、上記チャネル状態情報報告バンドに含まれる上記チャネル状態情報サブバンドの個数を求める段階を含む、項目5に記載の方法又は送信側デバイス。
(項目7)
上記チャネル状態情報サブバンドは、最初のチャネル状態情報サブバンド、最後のチャネル状態情報サブバンド、及び通常のチャネル状態情報サブバンドを含み、
上記方法はさらに、上記最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、上記最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とを決定する段階を備える、項目5に記載の方法又は送信側デバイス。
(項目8)
上記最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定する上記段階は、
[上記最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数]=[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CCの初期リソースブロックのインデックス番号],[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数])であると決定する段階、又は、
[上記最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数]=[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([上記BWPの初期リソースブロックのインデックス番号],[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数])であると決定する段階、又は、
[上記最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数]=[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号],[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数])であると決定する段階を含み、
上記最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数は、上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数より少ないかそれに等しい、項目7に記載の方法又は送信側デバイス。
(項目9)
上記最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定する上記段階は、
リソースブロックの剰余を決定する段階であって、[上記リソースブロックの剰余]=mod(([上記CCの上記初期リソースブロックの上記インデックス番号]+[上記CCバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、段階、又は、
リソースブロックの剰余を決定する段階であって、[上記リソースブロックの剰余]=mod(([上記BWPの上記初期リソースブロックの上記インデックス番号]+[上記BWPに含まれるリソースブロックの総数]),[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、段階、又は、
リソースブロックの剰余を決定する段階であって、[上記リソースブロックの剰余]=mod(([CSI−RSバンド幅の上記初期リソースブロックの上記インデックス番号]+[上記CSI−RSに含まれるリソースブロックの総数]),[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数])である、段階を含み、
上記リソースブロックの剰余が0より多い場合、[上記最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数]=[上記リソースブロックの剰余]であり、又は、
上記リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[上記最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数]=[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数]である、項目7に記載の方法又は送信側デバイス。
(項目10)
上記最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数と、上記最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数とを、インジケーション情報を用いて送出する段階をさらに備える、項目8又は9に記載の方法又は送信側デバイス。
(項目11)
上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数が、上記チャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの最大個数に等しいと決定する段階をさらに備える、項目7から10のいずれか一項に記載の方法又は送信側デバイス。
(項目12)
チャネル状態情報報告バンドを設定する方法であって、
チャネル状態情報サブバンドを示し、送信側デバイスにより送出される、報告サブバンド設定情報を受信する段階であって、上記報告サブバンド設定情報は、上記チャネル状態情報サブバンドが報告サブバンドであるか又は非報告サブバンドであるかを示し、上記チャネル状態情報サブバンドは上記チャネル状態情報報告バンドに属する、段階と、
上記報告サブバンド設定情報に基づいて、チャネル状態情報サブバンドの個数を決定する段階と
を備える方法。
(項目13)
チャネル状態情報サブバンドを示し、ネットワークデバイスにより送出される、報告サブバンド設定情報を受信するように構成された送受信機であって、上記報告サブバンド設定情報は、各チャネル状態情報サブバンドが報告サブバンドであるか又は非報告サブバンドであるかを示し、上記チャネル状態情報サブバンドは上記チャネル状態情報報告バンドに属する、送受信機と、
上記報告サブバンド設定情報に基づいて、上記チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定するように構成されたプロセッサと
を備える受信側デバイス。
(項目14)
チャネル状態情報サブバンドを示し、ネットワークデバイスにより送出される、報告サブバンド設定情報を受信するように構成された送受信機ユニットであって、上記報告サブバンド設定情報は、各チャネル状態情報サブバンドが報告サブバンドであるか又は非報告サブバンドであるかを示し、上記チャネル状態情報サブバンドは上記チャネル状態情報報告バンドに属する、送受信機ユニットと、
上記報告サブバンド設定情報に基づいて、上記チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定するように構成された処理ユニットと
を備える受信側デバイス。
(項目15)
上記報告サブバンド設定情報は情報ビットを用いて表され、情報ビットの個数は、上記チャネル状態情報報告バンドに含まれる上記チャネル状態情報サブバンドの個数と同じであり、
上記報告サブバンド設定情報に基づいて、上記チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する上記段階は、
上記情報ビットの個数に基づいて、上記チャネル状態情報報告バンドに含まれる上記チャネル状態情報サブバンドの個数を決定する段階を含む、項目12に記載の方法又は項目13若しくは14に記載の受信側デバイス。
(項目16)
上記報告サブバンド設定情報はチャネル状態情報サブバンドサイズを含み、
上記報告サブバンド設定情報に基づいて、上記チャネル状態情報報告バンドに含まれるチャネル状態情報サブバンドの個数を決定する上記段階は、
キャリアバンド幅CC又はバンド幅部分BWP又はチャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅と、上記チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、上記チャネル状態情報報告バンドに含まれる上記チャネル状態情報サブバンドの個数を決定する段階を含む、項目12に記載の方法又は項目13若しくは14に記載の受信側デバイス。
(項目17)
上記チャネル状態情報サブバンドサイズは、上記チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数である、項目16に記載の方法又は受信側デバイス。
(項目18)
キャリアバンド幅CC又はバンド幅部分BWP又はチャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅と、上記チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、上記チャネル状態情報報告バンドに含まれる上記チャネル状態情報サブバンドの個数を決定する上記段階は、
上記キャリアバンド幅CCに含まれるリソースブロックの総数を上記チャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、上記除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、上記チャネル状態情報報告バンドに含まれる上記チャネル状態情報サブバンドの個数を求める段階、又は、
上記バンド幅部分BWPに含まれるリソースブロックの総数を上記チャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、上記除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、上記チャネル状態情報報告バンドに含まれる上記チャネル状態情報サブバンドの個数を求める段階、又は、
上記チャネル状態情報参照信号CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数を上記チャネル状態情報サブバンドサイズで除算し、次に、上記除算の結果より大きいかそれに等しい最小の整数を計算して、上記チャネル状態情報報告バンドに含まれる上記チャネル状態情報サブバンドの個数を求める段階を含む、項目17に記載の方法又は受信側デバイス。
(項目19)
上記チャネル状態情報サブバンドは、最初のチャネル状態情報サブバンド、最後のチャネル状態情報サブバンド、及び通常のチャネル状態情報サブバンドを含み、
上記方法はさらに、上記最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数と、上記最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数とを決定する段階を備える、項目15又は16に記載の方法又は受信側デバイス。
(項目20)
上記最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定する上記段階は、
[上記最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの個数]=[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CCの初期リソースブロックのインデックス番号],[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数])であると決定する段階、又は、
[上記最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数]=[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([上記BWPの初期リソースブロックのインデックス番号],[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数])であると決定する段階、又は、
[上記最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数]=[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数]−mod([CSI−RSの初期リソースブロックのインデックス番号],[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数])であると決定する段階を含み、
上記最初のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数は、上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数より少ないかそれに等しい、項目19に記載の方法又は受信側デバイス。
(項目21)
上記最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数を決定する上記段階は、
リソースブロックの剰余を決定する段階であって、[上記リソースブロックの剰余]=mod(([上記CCの上記初期リソースブロックの上記インデックス番号]+[上記CCバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、段階、又は、
リソースブロックの剰余を決定する段階であって、[上記リソースブロックの剰余]=mod(([上記BWPの上記初期リソースブロックの上記インデックス番号]+[上記BWPに含まれるリソースブロックの総数]),[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、段階、又は、
リソースブロックの剰余を決定する段階であって、[上記リソースブロックの剰余]=mod(([上記CSI−RSの上記初期リソースブロックの上記インデックス番号]+[上記CSI−RSバンド幅に含まれるリソースブロックの総数]),[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの実際の個数])である、段階を含み、
上記リソースブロックの剰余が0より多い場合、[上記最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数]=[上記リソースブロックの剰余]であり、又は、
上記リソースブロックの剰余が0に等しい場合、[上記最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数]=[上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数]である、項目19に記載の方法又は受信側デバイス。
(項目22)
上記報告サブバンド設定情報はさらに、上記最初のチャネル状態情報サブバンド又は上記最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数を含み、
上記端末は、上記最初のチャネル状態情報サブバンド又は上記最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数と、上記チャネル状態情報サブバンドサイズとに基づいて、上記最初のチャネル状態情報サブバンド又は上記最後のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックのインデックス番号を決定する、項目19に記載の方法又は受信側デバイス。
(項目23)
上記通常のチャネル状態情報サブバンドに含まれる上記リソースブロックの実際の個数は、上記チャネル状態情報サブバンドに含まれるリソースブロックの最大個数に等しい、項目19から22のいずれか一項に記載の方法又は受信側デバイス。
(項目24)
コンピュータプログラムをメモリから呼び出し、上記コンピュータプログラムを実行するように構成されたプロセッサを備えるチップであって、上記チップが組み込まれたデバイスは、項目1、項目4から11、項目12、及び項目15から23のいずれか一項に記載の方法を実行する、チップ。
(項目25)
コンピュータプログラムを格納したコンピュータ可読記憶媒体であって、上記コンピュータプログラムがコンピュータで実行されると、上記コンピュータは、項目1、項目4から11、項目12、及び項目15から23のいずれか一項に記載の方法を実現する、コンピュータ可読記憶媒体。
(項目26)
命令を含むコンピュータプログラム製品であって、上記命令がコンピュータで実行されると、上記コンピュータは、項目1、項目4から11、項目12、及び項目15から23のいずれか一項に記載の方法を実現する、コンピュータプログラム製品。
(項目27)
項目2から11のいずれか一項に記載の送信側デバイスと、項目13から23のいずれか一項に記載の受信側デバイスとを備える、通信システム。