以下、実施例を参照しながら、本発明について詳細に説明するが、本発明を制限することを意味するものではない。本文では本発明を詳細に説明し、その具体的な実施例形態も開示し、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本発明の具体的な実施形態に対する様々な変更および改良が当業者にとって明らかである。
ステップ1:化合物WXBB−1−2の合成
化合物WXBB−1−1(50.00g、594.39mmol、58.82mL、1.00eq)をメタノール(500.00mL)に溶解し、0℃で液体臭素(94.99g、594.39mmol、30.64mL、1.00eq)を滴下し、混合物を20℃に昇温して2時間反応させた。反応が終了した後、反応液に水(500mL)を添加し、メチルt‐ブチルエーテル(500mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和炭酸水素ナトリウム(200mL)および飽和食塩水(200mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。得られた化合物WXBB−1−2(200.00g、粗品)は無色の油状液体であり、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm3.96−4.10(m,2H)2.17−2.23(m,1H)1.09−1.17(m,2H)0.95−1.05(m,2H)である。
ステップ2:化合物WXBB−1の合成
化合物WXBB−1−2(96.89g、594.38mmol、1.00eq)、ホルムアミジン酢酸塩(309.40g、2.97mol、5.00eq)を2−メトキシエタノール(1.00L)に溶解し、混合物を窒素雰囲気において135℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液を濃縮して2−メトキシエタノールを除去し、反応液に水(1000mL)を添加し、濃塩酸(50mL)でPH=2〜3となるように調節し、ジクロロメタン(1000mL*3)で洗浄した。水層に炭酸ナトリウムを添加してPH=9〜10となるように調節し、ジクロロメタン(1000mL*8)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を濃縮した。得られた化合物WXBB−1(50.00g、462.36mmol、収率77.79%)は褐色の油状液体であり、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=7.67−7.43(m,1H),6.75(s,1H),1.90−1.73(m,1H),0.85(q,J=5.9Hz,2H),0.74−0.55(m,2H)である。
ステップ1:化合物WXBB−2−3の合成
化合物WXBB−2−1(10.00g、49.98mmol、7.75mL、1.00eq)をトリエチルアミン(15.17g、149.94mmol、20.78mL、3.00eq)およびジクロロメタン(150.00mL)の混合液に溶解し、その後、
化合物WXBB−2−2(12.87g、59.98mmol、1.20eq)を滴下し、滴下が終了した後、混合物を0℃で2時間反応させた。反応が終了した後、反応液を濃縮し、水(300mL)を混合物に加えた後、ジクロロメタン(300mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、濃縮した。得られた粗生成物WXBB−2−3(15.80g、粗品)は白色固体であり、MSm/z:382[M+H]+である。
ステップ2:化合物WXBB−2の合成
化合物WXBB−2−3(13.80g、36.49mmol、1.00eq)をジクロロメタン(400.00mL)に溶解し、その後、トリフルオロメタンスルホン酸(54.76g、364.90mmol、32.21mL、10.00eq)を添加する。滴下が終了した後、まず、混合物を0℃で2時間反応させ、その後、20℃で16時間を反応させた。反応が終了した後、まず、水酸化ナトリウム(100mL、0.5N)で反応液を中和し、その後、水(200mL)で希釈し、ジクロロメタン(200mL*2)で抽出し、無水硫酸マグネシウムで有機相を乾燥し、濾過し、濃縮する。得られた化合物WXBB−2(11.20g、粗品)は紫色の固体である。MSm/z:226[M+H]+である。
ステップ1:化合物WXBB−4−2の合成
化合物WXBB−4−1(15.00g、69.75mmol、1.00eq)を塩化チオニル(248.96g、2.09mol、151.81mL、30.00eq)に溶解し、混合物を窒素雰囲気において90℃で2時間反応させた。反応液を濃縮して、得られた化合物WXBB−4−2(17.00g、粗品)は褐色の油状液体である。
ステップ2:化合物WXBB−4−4の合成
化合物WXBB−4−3(7.34g、69.77mmol、7.57mL、1.00eq)およびトリエチルアミン(21.18g、209.31mmol、29.01mL、3.00eq)をジクロロメタン(180mL)に溶解し、その後、化合物WXBB−4−2(16.29g、69.77mmol、1.00eq)をジクロロメタン(20mL)に溶解し、窒素雰囲気において0℃で反応液に滴下し、滴下が終了した後、20℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液に水(300mL)を加え、ジクロロメタン(300mL)で抽出し、有機相を合わせ、水(300mL)および飽和食塩水(3
00mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮する。得られた化合物WXBB−4−4(21.00g、69.50mmol、収率99.61%)は褐色の油状液体である。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm2.365(s,3H)3.303−3.366(d,6H)3.510−3.537(m,2H)4.398−4.424(m,1H)6.222(s,1H)7.194−7.207(d,1H)7.522−7.542(d,1H)7.877(s,1H)である。
ステップ3:化合物WXBB−4の合成
化合物WXBB−4−4(21.00g、69.50mmol、1.00eq)を濃硫酸(100.00mL、純度:98%)に溶解し、100℃で16時間反応させた。反応が終了した後、室温まで冷却し、反応液を水(500mL)にゆっくりと加え、濾過し、ケーキを集め、乾燥した。得られた化合物WXBB−4(15.00g、粗品)は赤色の固体であり、1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm2.431(s,3H)2.488(s,2H)6.463−6.481(d,1H)6.697−6.716(d,1H)7.176−7.194(d,1H)7.287−7.305(d,1H)7.425−7.445(d,1H)7.615(s,1H)8.075−8.095(d,1H)8.249(s,1H)8.296(s,1H)11.308−11.424(d,2H)。MSm/z:238.0[M+H]+である。
ステップ1:化合物WXBB−5−2の合成
化合物WXBB−5−1(5.00g、22.32mmol、1.00eq)および1−クロロメチル−4−フルオロ−1,4−ジアゾニアビシクロ2.2.2オクタンビス(テトラフルオロホウ酸)塩(8.70g、24.55mmol、1.10eq)をアセトニトリル(200.00mL)および水(3.00mL)に溶解し、混合物を20℃で96時間反応させた。反応液に水(300mL)を添加し、ジクロロメタンDCM(300mL)で抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。得られた粗品を酢酸エチル(20mL)で、15℃で0.5時間叩解し、濾過し、ケーキを乾燥した。得られた化合物WXB
B−5−2(3.00g、11.54mmol、収率51.68%)は黄色固体であり、1H NMR(400MHz,DMSO−d6)dppm3.11(d,J=6.78Hz,1H)3.36(br.s.,1H)5.07(d,J=4.27Hz,1H)5.75−5.98(m,1H)7.44(d,J=8.03Hz,1H)7.79−8.04(m,3H)8.87(br.s.,1H)である。
ステップ2:化合物WXBB−5の合成
化合物WXBB−5−2(3.00g、11.54mmol、1.00eq)およびメタンスルホン酸(7.76g、80.75mmol、5.75mL、7.00eq)をジクロロメタン(50.00mL)に溶解し、混合物を20℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液にジクロロメタン(15mL)を添加し、水(20mL)および飽和食塩水(20mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。得られた粗品を酢酸エチル(10mL)で、15℃で0.5時間叩解し、濾過し、ケーキを乾燥した。得られた化合物WXBB−5(2.50g、10.33mmol、収率89.50%)は赤色の固体であり、1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm7.46(d,J=5.77Hz,1H)7.71(d,J=8.53Hz,1H)8.01(dd,J=8.53,1.76Hz,1H)8.30(s,1H)11.37(br.s.,1H)である。
ステップ1:化合物WXBB−6の合成
化合物WXBB−6−1(20.00g、131.45mmol、1.00eq)をメタノール(200.00mL)に溶解し、淡黄色の溶液を得て、抱水ヒドラジン(19.74g、394.35mmol、19.17mL、3.00eq)をゆっくりと入れ、反応系を75℃で1.5時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を室温まで冷却し、濾過し、酢酸エチル(50mL*2)でケーキを洗浄し、ケーキを減圧下で遠心脱水した。得られた化合物WXBB−6(20.00g、131.45mmol、収率100.00%)は白色固体であり、1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm4.48(brs,2H)6.09(s,2H)6.60(d,J=8.28Hz,1H)7.11(d,J=7.03Hz,1H)7.51(t,J=7.78Hz,1H)9.19(brs,1H)である。
ステップ1:化合物WXBB−7の合成
WXBB−6(49.00g、322.05mmol、1.00eq)をジメチルホルムアミドジメチルアセタール(500.00mL)に添加し、系を110℃で18時間撹拌して還流した。反応が終了した後、反応液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品に酢酸エチル(500mL)を添加し、常温で20min撹拌し、濾過し、ケーキを乾燥し、製品を得た。得られた製品WXBB−7(65.00g、247.80mmol、76.94%収率)は淡黄色固体であり、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm2.95(s,6H)3.11(d,J=6.27Hz,6H)7.03(dd,J=7.91,0.88Hz,1H)7.67(t,J=7.78Hz,1H)7.78(dd,J=7.40,0.88Hz,1H)8.15(s,1H)8.34(s,1H)9.95(s,1H)である。
ステップ1:化合物WXBB−8の合成
WXBB−7(65.00g、247.80mmol、1.00eq)をアセトニトリル(400.00mL)および酢酸(100.00mL)の混合溶液に溶解し、イソプロピルアミン(73.24g、1.24mol、106.14mL、5.00eq)を添加し、系を80℃で20時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を静置し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、水(200mL)を加え、水酸化ナトリウム(200mL、1N)溶液でpHを9〜10に調節し、酢酸エチル(500mL*6)で抽出し、有機相を合わせ、大量の黄色固体が析出するまで減圧下で回転蒸発し、静置し、濾過し、冷たい酢酸エチル(50mL)でケーキを洗浄し、ケーキを乾燥し、製品を得た。得られた製品WXBB−8(21.00g、101.30mmol、収率40.88%、純度98.043%)は淡黄色結晶であり、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm1.53(d,J=6.78Hz,6H)4.50(brs,2H)5.62(spt,J=6.78Hz,1H)6.57(dd,J=7.40,1.63Hz,1H)7.51−7.65(m,2H)8.32(s,1H)である。
ステップ1:化合物WXBB−9の合成
化合物WXBB−8(10.00g、48.71mmol、純度98.99%、1.00eq)を臭化水素(92.90g、539.71mmol、62.35mL、純度47%、11.08eq)に溶解し、0℃で液体臭素(46.62g、291.77mmol、15.04mL、5.99eq)をゆっくりと滴下した後、亜硝酸ナトリウム(18.72g、271.31mmol、14.74mL、5.57eq)を水(12.60mL)に溶解してから混合物に加え、系を徐々に25℃まで昇温して16時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を水(300mL)に注ぎ、水酸化ナトリウムでpHを7〜8に調節し、ジクロロメタン(300mL*2)で抽出し、有機相を合わせ、水(300mL)および飽和食塩水(300mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をカラムにより精製した。得られた化合物WXBB−9(6.00g、20.40mmol、収率41.88%、純度90.81%)は黄色の油状液体である。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d
)δ=8.370(s,1H),8.306−8.287(d,1H),7.718−7.679(m,1H),7.545−7.509(t,1H),5.634−5.550(m,1H),1.577−1.561(d,6H)。MSm/z:268.8[M+H]+である。
ステップ1:化合物WXBB−10の合成
化合物WXBB−10−1(200g、509.93mmol、1.00eq)をアセトニトリル(1500mL)に溶解し、シクロプロピルメチルケトン(42.89g、509.93mmol、50.46mL、1.00eq)を添加し、反応系を75℃で3時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、合わせて処理し、溶剤を回転により除去し、水(100mL)を加え、ジクロロメタン(100mL*3)で抽出し、有機層を飽和塩化ナトリウム(100mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。得られた製品をn‐へキサン(800mL)で、25℃で2時間叩解し、濾過し、ケーキを乾燥して化合物WXBB−10を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.82−0.87(m,2H)0.91−0.96(m,2H)2.02−2.10(m,1H)2.43(s,3H)4.99(s,2H)7.48(s,1H)7.50(s,1H)7.81(s,1H)7.83(s,1H)である。
ステップ1:化合物WXBB−11−2の合成
五硫化リン(52.24g、235.02mmol、24.99mL、2.00eq)をテトラヒドロフラン(300.00mL)に溶解し、炭酸ナトリウム(12.45g、117.51mmol、1.00eq)をゆっくりと加え、系を20℃で1時間撹拌し、化合物WXBB−11−1を系に加え、系を60℃に昇温して48時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品を(0〜60%のEA/PE)カラムにより精製した。得られた化合物WXBB−11−2(6.20g、61.28mmol、収率52.15%)は白色固体であり、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm2.166−2.249(m,2H)2.896−2.936(m,2H)3.664−3.699(m,2H)8.676(s,1H)である。
ステップ2:化合物WXBB−11−3の合成
化合物WXBB−11−2(10.47g、68.80mmol、1.20eq)および化合物WXBB−6(400.00mg、3.95mmol、1.00eq)をシクロヘキサノール(10.00mL)に溶解し、系を窒素保護の下で、170℃で6時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(50mL)を加えて希釈し、酢酸エチル(50mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、水(100mL)および飽和食塩水(100mL)で洗浄し、有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して粗品を得た。粗品を(0〜10%のMeOH/DCM)カラムにより精製した。得られた化合物WXBB−11−3(600.00mg、2.89mmol、収率73.10%、純度96.84%)は黄色固体であり、1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm2.65(quin,J=7.34Hz,2H)2.80−2.87(m,2H)4.26−4.34(m,2H)6.59(dd,J=8.28,0.75Hz,1H)7.09(dd,J=7.28,0.75Hz,1H)7.20(dd,J=7.28,0.75Hz,1H)7.48(q,J=8.03Hz,2H)である。MSm/z:202.0[M+H]+である。
ステップ3:化合物WXBB−11の合成
化合物WXBB−11−3(600.00mg、2.98mmol、1.00eq)を臭化水素(5.64g、32.78mmol、純度3.79mL、47%、11.00eq)に溶解し、0℃で液体臭素(2.86g、17.88mmol、922.58μL、6.00eq)を滴下し、亜硝酸ナトリウム(1.23g、17.88mmol、971.43μL、6.00eq)を水(1.00mL)に溶解して反応系に添加し、系を徐々に25℃まで昇温して16時間撹拌した。反応液を水(50mL)に注ぎ、水酸化ナトリウム(2N、20mL)でpHを8に調節し、ジクロロメタン(50mL*2)で抽出し、有機相を水(100mL)および飽和食塩水(100mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をカラムに
より精製した。得られた製品化合物WXBB−11(200.00mg、575.84μmol、収率19.32%、純度76.33%)は黄色固体であり、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm2.80−2.87(m,2H)3.02−3.09(m,2H)4.42−4.49(m,2H)7.47−7.52(m,1H)7.67(t,J=7.78Hz,1H)8.22−8.27(m,1H)である。MSm/z:67.0[M+H]+である。
ステップ1:化合物WXBB−12−2の合成
五硫化リン(56.06g、252.19mmol、26.82mL、1.00eq)をアセトニトリル(500.00mL)に加えて懸濁液を形成し、トリエチルアミン(25.52g、252.19mmol、34.96mL、1.00eq)をゆっくりと添加し、系を室温で1時間撹拌し、WXBB−12−1(25.00g、252.19mmol、1.00eq)を加え、系を60℃で19時間撹拌した。反応液を次亜塩素酸ナトリウム(200mL)に注ぎ、減圧下で濃縮してアセトニトリルを除去し、ジクロロメタン(200mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、水(400mL)および飽和食塩水(400mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品を(0〜10%のMeOH/DCM)カラムにより精製した。得られた化合物WXBB−12−2(10.00g、86.81mmol、収率34.42%)は黄色固体であり、1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm1.53−1.71(m,4H)2.57−2.67(m,2H)3.13(brs,1H)3.18(td,J=5.77,2.51Hz,1H)である。
ステップ2:化合物WXBB−12の合成
化合物WXBB−12−2(6.00g、52.08mmol、1.00eq)および化合物WXBB−6(8.72g、57.29mmol、1.10eq)をシクロヘキサノール(100.00mL)に溶解し、系を窒素保護の下で、170℃で6時間撹拌し、反応液を室温まで冷却し、水(200mL)を加えて希釈し、塩酸(2N、100mL)
でpHを5に調節し、酢酸エチル(200mL)で抽出し、水相を水酸化ナトリウム(2N、100mL)でpHを9に調節し、酢酸エチル(200mL*2)で抽出し、有機相を水(200mL)および飽和食塩水(200mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して粗品を得た。粗品を(0〜10%のDCM/MeOH)カラムにより精製した。得られた化合物WXBB−12(5.00g、17.50mmol、収率33.60%、純度75.32%)は茶色固体である。MSm/z:216.0[M+H]+である。
ステップ1:化合物WXBB−13の合成
化合物WXBB−12(4.00g、14.00mmol、1.00eq)(純度75.32%)を臭化水素(26.50g、153.96mmol、17.79mL、純度47%、11.00eq)に溶解し、0℃で液体臭素(13.42g、83.98mmol、4.33mL、6.00eq)を滴下し、亜硝酸ナトリウム(5.79g、83.98mmol、4.56mL、6.00eq)を水(8.00mL)に溶解した後に系に加え、系を徐々に25℃まで昇温して16時間撹拌した。反応液を水(100mL)に注ぎ、水酸化ナトリウム(2N、100mL)でpHを8に調節し、ジクロロメタン(100mL*2)で抽出し、有機相を水(100mL)および飽和食塩水(100mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品を(0〜10%のMeOH/DCM)カラムにより精製した。得られた化合物WXBB−13(2.50g、8.96mmol、収率64.00%)は茶色固体であり、1H NMR(400MHz,METHANOL−d4)δppm1.98−2.05(m,1H)1.98−2.04(m,1H)2.10(brd,J=4.77Hz,2H)3.07(brt,J=6.27Hz,2H)4.50−4.59(m,2H)7.71(d,J=8.03Hz,1H)7.87(t,J=7.78Hz,1H)8.15(d,J=7.78Hz,1H)である。
ステップ1.化合物WXBB−14−3の合成
WXBB−14−1(50.00g、127.48mmol、1.00eq)をアセトニトリル(500.00mL)に溶解し、その後、WXBB−14−2(12.87g、152.98mmol、15.14mL、1.20eq)を添加し、窒素保護の下で、70℃で2時間反応させた。反応が終了した後、反応液を室温まで降温した後、40℃で水ポンプにより遠心脱水し、続いてジクロロメタン(150mL)で溶解し、水(75mL*2)で洗浄した後、有機相を約90mLに濃縮した後、n‐へキサン75mL*3(残りのジクロロメタンを除去)を有機相に入れて白色固体を遠心分離により析出した。白色固体を濾過し、n‐へキサン180mLでケーキを洗浄し、ケーキを遠心脱水した。白色固体状のWXBB−14−3(27.00g、106.17mmol、収率83.29%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.79−0.86(m,2H)0.88−0.97(m,2H)1.99−2.10(m,1H)2.42(s,3H)4.98(s,2H)7.49(d,J=8.16Hz,2H)7.82(d,J=8.28Hz,2H),m/z=255.1(M+1)である。
ステップ2.化合物WXBB−14−4の合成
WXBB−14−4a(20.00g、98.02mmol、1.00eq)をN−メチルピロリドン(100.00mL)に溶解し、シアン化第一銅(17.56g、196.04mmol、42.83mL、2.00eq)を添加し、180℃で3時間反応させた。反応液を室温まで冷却し、反応液に水(300mL)およびアンモニア水(300m
L)を添加し、室温で30min撹拌し、酢酸エチル(200mL*3)で抽出し、有機相を飽和食塩水(200mL)で洗浄し、水(200mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、吸引濾過して遠心脱水し、粗品を得て、粗品は黒茶色固体である。粗品をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離(PE:EA=20:1〜3:1)し、得られたWXBB−14−4(12.00g、79.92mmol、収率81.53%)は黄色固体である。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm2.21(s,3H)3.68(brs,2H)6.80(d,J=5.40Hz,1H)6.91(d,J=9.29Hz,1H)である。
ステップ3.化合物WXBB−14−5の合成
WXBB−14−3(6.00g、39.96mmol、1.00eq)、WXBB−14−4を一口フラスコに入れ、その後、ジイソプロピルエチルアミン(10.85g、83.92mmol、14.66mL、2.10eq)を添加し、窒素保護の下で100℃で18時間反応させた。反応が終了した後、反応液を室温まで降温し、50mLの水を加え、分液した後、有機相を50mLの塩化アンモニウム溶液(27%)、50mLの炭酸水素ナトリウム溶液(9%)、45mLの飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、45℃で30mLのトルエンが残るまで水ポンプにより遠心脱水し、有機相に60mLのn‐へキサンを入れた後、固体を析出させ、濾過し、60mLのイソプロパノール(氷浴に10min配置する)でケーキを洗浄し、40℃でケーキ(白色固体)を水ポンプにより遠心脱水し、粗品をクロマトグラフィーカラム(SiO2、100〜200メッシュ、PE:EA=10:1〜3:1)で精製し、黄色固体状のWXBB−14−5(1.80g、7.75mmol、収率19.39%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.81−0.86(m,2H)0.87−0.90(m,2H)2.42(s,3H)4.98(s,2H)5.20−5.28(m,1H)5.23(s,1H)6.67(d,J=5.52Hz,2H)6.87(d,J=5.77Hz,1H)である。
ステップ4.化合物WXBB−14−6の合成
WXBB−14−5(1.25g、5.38mmol、1.00eq)を酢酸(20.00mL)が入った100mLの一口フラスコに入れ、固体チオシアン化カリウム(1.05g、10.76mmol、1.05mL、2.00eq)を反応液に加え、窒素ガスを3回置換し、窒素保護の下で、110℃で5時間反応させた。反応が終了した後、反応液を室温まで降温し、オイルポンプにより60℃で遠心脱水した後、10mLのジクロロメタンで溶解し、5mL*2の水で有機相を洗浄し、10mL*2のジクロロメタンで水相を抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、遠心脱水して茶色固体を得て、5mLの酢酸エチルで溶解し、15mLのn‐へキサンを添加して溶液を層分けし、上層が褐色であり、磁子を入れて撹拌し、固体が析出したことがなく、混合液を遠心脱水して茶色の油状物を得て、粗品をクロマトグラフィーカラム(SiO2、100〜200メッシュ、PE:EA=10:1〜3:1)で精製し、黄色固体状のWXBB−14−6(390.00mg、756.23μmol、収率14.06%、純度53%)を得た。m/z=274.0(M+1)である。
ステップ5.化合物WXBB−14−7の合成
予め乾燥した100mLの三口フラスコに、酢酸(8.00mL)、水(1.60mL)および過酸化水素水(487.96mg、4.30mmol、413.53μL、純度30%、3.01eq)を加え、混合液を窒素保護の下で45℃(内温)に加熱し、WXBB−14−6(390.00mg、1.43mmol、1.00eq)を固体形態(内
温を55℃以下に保持する)で添加した後、反応液を45℃で30min反応させた。反応が終了した後、反応液を室温まで降温し、20%の亜硫酸ナトリウム溶液を4mL加えた後、室温で0.5時間撹拌し、オイルポンプで遠心脱水して白色固体を得た。白色固体中に4mLの水を添加し、更に4Nのアンモニア水でpHを10に調節した。水相をジクロロメタン(6mL*3)で抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、遠心脱水し、黄色固体状のWXBB−14−7(200.00mg、828.98μmol、収率57.97%)を得た。m/z=242.2(M+1)である。
ステップ6.化合物WXBB−14の合成
乾燥した100mLの一口フラスコに、WXBB−14−7(200.00mg、828.98μmol、1.00eq)および塩酸(6.00mL、純度38%)を加え、反応液を100℃で18時間反応させた。反応が終了した後、反応液を室温まで降温し、遠心脱水してから、5mL*2のトルエンを入れ、遠心脱水して茶色固体状のWXBB−14(200.00mg、768.46μmol、収率92.70%)を得た。m/z=261.1(M+1)である。
ステップ1:化合物WXBB−15−3の合成
化合物WXBB−15−1(2.00g、14.79mmol、1.00eq)、炭酸ナトリウム(3.14g、29.58mmol、2.00eq)をクロロホルム(20.00mL)に溶解し、化合物WXBB−15−2(8.03g、73.95mmol、7.04mL、5.00eq)を滴下し、混合物を0℃で3時間反応させた。反応が終了した後、反応液を氷水混合物(50mL)にゆっくりと注ぎ、クロロホルムを減圧下で回転により除去した。ジクロロメタン(50mL*3)で抽出した。有機相を合わせ、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム(25g)で乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をカラムにより精製した。得られた化合物WXBB−15−3(1.80g
、8.33mmol、収率56.32%、純度95.91%)は淡黄色の油状液体である。MSm/z:208.0[M+H]+である。
ステップ2:化合物WXBB−15−4の合成
化合物WXBB−15−3(1.80g、8.68mmol、1.00eq)をポリリン酸(8.00mL)に溶解し、混合物を120℃で4時間反応させた。反応が終了した後、反応液を室温まで冷却し、反応液に水(35mL)を添加し、飽和炭酸カリウム(50mL)でPH=8となるように調節し、ジクロロメタン(30mL*3)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウム(35g)で乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をカラムにより精製した。得られた化合物WXBB−15−4(730.00mg、4.53mmol、収率52.19%)は白色固体であり、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)dppm7.96(d,J=7.8Hz,1H),7.16(d,J=8.0Hz,1H),6.97−7.06(m,1H),6.31(br.s.,1H),3.47−3.58(m,2H),2.91−3.00(m,2H),2.32−2.43(m,3H)である。
ステップ3:化合物WXBB−15−5の合成
化合物WXBB−15−4(730.00mg、4.53mmol、1.00eq)を濃硫酸(3.00mL)に溶解し、NBS(805.99mg、4.53mmol、1.00eq)を加え、混合物を60℃で3時間反応させた。反応が終了した後、反応液を室温まで冷却し、その後、氷水混合物(15mL)にゆっくりと加え、飽和炭酸カリウム(50mL)でPH=8となるように調節し、ジクロロメタン(30mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウム(25g)で乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した粗品を得た。粗品をカラムにより精製した。得られた化合物WXBB−15−5(400.00mg、1.67mmol、収率36.87%)は白色固体であり、1H NMR(400MHz,DMSO−d6)dppm8.01(br.s.,1H),7.92(s,1H),7.32(s,1H),3.34−3.39(m,2H),2.84(t,J=6.5Hz,2H),2.37(s,3H)である。MSm/z:239.8[M+H]+である。
ステップ4:化合物WXBB−15の合成
化合物WXBB−15−5(135.12mg、1.25mmol、1.50eq)、化合物WXBB−1(200.00mg、832.99μmol、1.00eq)、ヨウ化第一銅(79.32mg、416.49μmol、0.50eq)、炭酸カリウム(143.91mg、1.04mmol、1.25eq)および8−ヒドロキシキノリン(60.46mg、416.49μmol、71.97μL、0.50eq)をジメチルスルホキシド(2.00mL)に溶解し、窒素ガスで3回置換し、その後、混合物を窒素雰囲気において130℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液を室温まで冷却し、ジクロロメタン(15mL)を添加し、その後、水(20mL*3)で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をprep−TLC(EA)板により分離精製した。得られた化合物WXBB−15(85.00mg、317.96μmol、収率38.17%、純度100%)は淡黄色固体であり、MSm/z:267.9[M+H]+である。
ステップ1.化合物WXBB−16の合成
WXBB−14(1.99g、4.39mmol、1.00eq、HCl)(純度65.50%)を無水ジクロロメタン(25mL)に溶解して懸濁液を形成し、N,N−ジメチルホルムアミド(20.00mg、273.64μmol、21.05μL、0.06eq)を含まない系を添加し、N2条件において25℃で1時間撹拌してから、反応液を粘稠になるまで回転させ、無水ジクロロメタン(25mL)を加え、粘稠になるまで回転させ、3回繰り返した後、無水ジクロロメタン(25mL)を加え、WXBB−8(1.00g、4.92mmol、1.12eq)ジイソプロピルエチルアミン(1.14g、8.83mmol、1.54mL、2.01eq)を順次添加し、系を25℃で1時間撹拌した。反応液を水(100mL)に注ぎ、ジクロロメタン(100mL*2)で抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をprep−HPLC(Waters Xbridge 150*25mm 5μm、移動相: [水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:22%〜52%により、10min)により分離精製した。得られたWXBB−16(300.00mg、673.42μmol、収率15.33%、純度100%)は白色固体であり、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.81−0.87(m,2H)0.87−0.95(m,2H)1.62(s,6H)1.86−1.97(m,1H)2.30(s,3H)5.50(quin,J=6.71Hz,1H)6.81(d,J=1.25Hz,1H)7.21(d,J=12.55Hz,1H)7.46(d,J=1.25Hz,1H)7.91−7.97(m,1H)8.09(dd,J=7.65,2.13Hz,2H)8.38(s,1H)8.41(d,J=7.78Hz,1H)9.07(brd,J=15.81Hz,1H)である。
ステップ1.化合物WXBB−17−2の合成
予め乾燥した250mLの三口フラスコに、WXBB−17−1(100.00g、455.48mmol、1.00eq)およびEtOH(700.00mL)を添加し、反応液にH2SO4(223.37g、2.28mol、121.40mL、5.00eq)を滴下し、80℃で5時間還流した。反応系を室温まで冷却し、200mLのEAを加えて希釈し、分液した後、有機相を集め、水相をEAで抽出(2*100ml)した。有機相を合わせ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2*100ml)、水(2*100ml)、飽和食塩水洗浄(2*100ml)、無水硫酸ナトリウムで順次乾燥し、減圧下で濃縮して残留物を得た。WXBB−17−2を得た。
ステップ2.化合物WXBB−17−3の合成
予め乾燥した2Lの丸底フラスコに、WXBB−17−2(117.00g、472.52mmol、1.00eq)、Fe(65.98g、1.18mol、2.50eq)、NH4Cl(27.80g、519.77mmol、18.17mL、1.10eq)溶剤、H2O(345.00mL)およびEtOH(1.10L)を添加し、該反応液を80℃で6時間還流した。反応液を室温まで冷却し、珪藻土が敷かれたブフナーロートを通させ、ケーキをジクロロメタン(300mL)で洗浄し、濾液をジクロロメタン(2×400mL)で抽出した。有機相を合わせ、飽和食塩水(2×300mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮して残留物を得た。WXBB−17−3を得た。
ステップ3.化合物WXBB−17−4の合成
予め乾燥した500mLの丸底フラスコに、WXBB−17−3(37.00g、170.02mmol、1.00eq)、WXBB−10(47.56g、187.02mmol、1.10eq)およびDIEA(65.92g、510.06mmol、89.08mL、3.00eq)を添加し、続いてキシレン(300.00mL)を添加し、140℃で10時間撹拌し続けた。反応系を室温まで冷却し、150mLの水を加えて希釈し、分液した後、有機相を集め、水相をEA(2*150ml)で抽出した。有機相を合わせ、飽和塩化アンモニウム(2*150ml)、飽和食塩水(2*100ml)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮してWXBB−17−4を得た。
ステップ4.化合物WXBB−17−5の合成
予め乾燥した500mLのフラスコに、WXBB−17−4(47.80g、159.48mmol、1.00eq)およびAcOH(250.00mL)を添加し、続いてチオシアン酸カリウム(31.00g、318.96mmol、31.00mL、2.00eq)を添加し、110℃で4時間撹拌し続けた。反応が終了した後、反応液を直接減圧下で遠心脱水し、遠心脱水後の残留物をDCM(150mL)に再溶解し、水(150mL)を加え、水相をDCM(2×100mL)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、吸引濾過して減圧下で遠心脱水した。残留物をEA(15ml)により再結晶し、WXBB−17−5を得た。
ステップ5.化合物WXBB−17−6の合成
予め乾燥した250mlの三口フラスコに、醋酸(53.19mL)、水(10.00mL)および過酸化水素水(4.49g、39.61mmol、3.81mL、純度30%、3.00eq)を添加し、内部温度計を入れて反応温度を45℃に制御し、続いてWXBB−17−5(4.5g、13.20mmol、1.00eq)を分割して添加し、温度を55℃以下に制御し、この温度で30min反応させた。30min反応した後、室温まで冷却し、飽和の亜硫酸ナトリウム溶液を20mL添加し、澱粉ヨウ化カリウム試験紙で青にならないように検出し、減圧下で回転蒸発した後、100mLの水に溶解し、アンモニア水でpHを10に調整した後、ジクロロメタン(2×150mL)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で回転蒸発した。粗品をシリカゲルカラム(EA:PE=1:10〜1:2)により、WXBB−17−6を得た。
ステップ6.化合物WXBB−17−7の合成
予め乾燥した250mLの丸底フラスコに、WXBB−17−6(3.85g、12.47mmol、1.00eq)、水酸化リチウム(895.97mg、37.41mmol、3.00eq)、テトラヒドロフラン(38.00mL)、および水(38.00mL)を添加し、該清澄溶液を25℃で2時間撹拌した。2Nの塩酸でpHを4〜5に調整した後、クロロホルム:イソプロパノール(3:1、5×50mL)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、吸引濾過して減圧下で回転蒸発し、WXBB−17−7を得た。m/z=281.1[M+1]である。
ステップ7.化合物WXBB−17−8の合成
予め乾燥した100mLの丸底フラスコに、WXBB−17−7(2.06g、7.34mmol、1.00eq)を添加し、窒素ガスを3回置換した後、ジクロロメタン(54.00mL)を添加し、続いて窒素保護の下で塩化オキサリル(1.86g、14.68mmol、1.29mL、2.00eq)およびN,N−ジメチルホルムアミド(53
.65mg、734.00μmol、56.47μL、0.10eq)をゆっくりと滴下し、滴下が終了した後、25℃で1時間反応させた。直接水ポンプで回転蒸発し、溶液の体積がおよそ3分の1に減少すると、10mLの無水ジクロロメタンを更に3回連続して加え、得られたWXBB−17−8のジクロロメタンにおける溶液を次の反応に直接使用した。m/z=295.1[M+14]である。
ステップ8.化合物WXBB−17−9の合成
WXBB−17−8(2.20g、7.35mmol、1.00eq)を入れた100mLの丸底フラスコを窒素ガスで3回換気し、その後、ジクロロメタン(20mL)ジイソプロピルエチルアミン(950.52mg、7.35mmol、1.28mL、1.00eq)を添加し、窒素保護の下でWXBB−8(1.49g、7.35mmol、1.00eq)を添加し、該清澄溶液を25℃で1時間反応させた。反応液を直接遠心脱水した後、濃黄色固体を得た。ジクロロメタン(20mL)で生成物を再溶解し、pH=2の水(3×30mL)で抽出した後、水相をpH=10となるように調製し、その後、ジクロロメタン(3×50mL)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、吸引濾過して遠心脱水した後、WXBB−17−9を得た。m/z=466.3[M+1]および233.7[M+2]/2である。
ステップ9.化合物WXBB−17−10の合成
予め乾燥した100mLの丸底フラスコに、WXBB−17−9(2.45g、5.26mmol、1eq)、p−メトキシベンジルアミン(7.21g、52.59mmol、6.81mL、10eq)およびアセトニトリル(25mL)を添加し、続いて炭酸カリウム(1.45g、10.52mmol、2eq)を添加し、系を100℃で5時間反応させた。反応液を50mlの水で希釈し、分液した後、有機相を集めた。水相をジクロロメタン(3*50ml)で洗浄し、有機相を合わせ、飽和食塩水(3*30ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(移動相ジクロロメタン:移動相メタノール=10:1〜1:1)により分離し、精製してWXBB−17−10を得た。m/z=583.3[M+1]および292.2[M+2]/2である。
ステップ10.化合物WXBB−17の合成
予め乾燥した100mLのフラスコに、WXBB−17−10(3.07g、5.27mmol、1eq)およびトリフルオロ酢酸(15mL)を添加し、系を25℃で10時間反応させた。反応液を直接減圧下で濃縮した。残留物を50mlの水で希釈し、炭酸ナトリウム固体でPH=10となるように調節し、30mlのジクロロメタンを加え、分液した後、有機相を集めた。水相をジクロロメタン(3*50ml)で洗浄し、有機相を合わせ、まず、飽和の炭酸水素ナトリウム溶液(1*30ml)で洗浄し、次に、飽和食塩水(2*30ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(移動相ジクロロメタン:移動相メタノール=0−15:1)により分離し、精製してWXBB−17を得た。m/z=463.3[M+1]および232.2[M+2]/2である。
ステップ1:化合物WX001−2の合成
化合物WXBB−2(1.00g、4.42mmol、1.00eq)、化合物WXBB−1(717.52mg、6.63mmol、1.50eq)、ヨウ化第一銅(126.37mg、663.00μmol、0.15eq)、8−ヒドロキシキノリン(96.32mg、663.00μmol、114.67μL、0.15eq)、炭酸カリウム(764.20mg、5.53mmol、1.25eq)をジメチルスルホキシド(15.00mL)に溶解し、混合物を窒素雰囲気において130℃で24時間反応させた。反応が終了した後、アンモニア水(50mL)を反応液に入れ、その後、ジクロロメタン(80mL*3)で抽出した。有機相を合わせ、水(100mL)および飽和食塩水(100mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を濃縮した。化合物WX001−1を得て、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.821−0.829(m,2H)0.886−0.906(m,2H)1.912(s,1H)3.04−3.073(t,2H)3.605−3.636(t,2H)7.093(s,1H)7.322−7.342(d,1H)7.442−7.463(t,1H)7.784(s,1H)8.077−8.083(d,1H)。MSm/z:254.1[M+H]+である。
ステップ2:化合物WX001の合成
化合物WX001−1(800.00mg、2.50mmol、1.00eq)、化合物WXBB−9(667.92mg、2.50mmol、1.00eq)、xantphos(217.02mg、375.00μmol、0.15eq)、炭酸セシウム(2.44g、7.50mmol、3.00eq)およびpd2(dba)3(114.48mg、125.00μmol、0.05eq)をジオキサン(20.00mL)に溶解し、混合物を窒素雰囲気において120℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液を水(50mL)で希釈し、その後、ジクロロメタン(80mL*3)で抽出した。有機相を合わせ、水(100mL)および飽和食塩水(100mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を濃縮した。粗品をprep−HPLC(カラム:Diamonsil 150*20mm*5μm、移動相:[水r(0.225%FA)−ACN]、B%:15%〜45%、11.5min)により分離精製した。化合物WX001を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.
839(m,2H)0.908−0.926(m,2H)1.56−1.576(m,6H)1.926(m,1H)3.21−3.26(d,2H)4.286−4.314(m,2H)5.497−5.514(d,1H)7.108(s,1H)7.397−7.417(d,1H)7.515−7.534(d,1H)7.877(s,1H)7.928−7.947(d,1H)8.035−8.055(d,1H)8.105−8.124(d,1H)8.197(s,1H)8.397(s,1H)である。MSm/z:440.1[M+H]+である。
ステップ1:化合物WX002の合成
化合物WXBB−15(50.00mg、187.03μmol、1.00eq)、化合物WXBB−9(59.95mg、224.44μmol、1.20eq)、炭酸セシウム(182.81mg、561.09μmol、3.00eq)、Xantphos(16.23mg、28.05μmol、0.15eq)およびPd2(dba)3(8.56mg、9.35μmol、0.05eq)をジオキサン(2.00mL)に溶解し、窒素ガスで3回置換し、混合物を窒素雰囲気において120℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液を室温まで冷却し、水(15mL)を加え、ジクロロメタン(10mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウム(15g)で乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をprep−HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 250*21.2mm*4μm、移動相:[水(0.05%HCl)−ACN]、B%:10%〜30%、12min)により分離精製した。化合物WX002を得た。1H NMR(400MHz,METHANOL−d4)dppm10.02(s,1H),9.05(s,1H),7.91−8.15(m,4H),7.40−7.55(m,2H),5.62(br.s.,1H),4.27(br.s.,2H),3.21(br.s.,2H),2.24(s,3H),1.94−2.03(m,1H),1.61(d,J=6.0Hz,6H),1.00−1.09(m,2H),0.78−0.87(m,2H)。MSm/z:227.5[M/2+H]+である。
ステップ1:化合物WX003−1の合成
化合物WXBB−5(2.50g、10.33mmol、1.00eq)および1−クロロメチル−4−フルオロ−1,4−ジアゾニアビシクロ2.2.2オクタンビス(テトラフルオロホウ酸)塩(4.39g、12.40mmol、1.20eq)をアセトニトリル(150.00mL)および水(10.00mL)に溶解し、混合物を20℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液に水(300mL)を添加し、ジクロロメタンDCM(300mL)で抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。化合物WX003−1を得て、1H NMR(400MHz,DMSO−d6)dppm5.06(d,J=2.51Hz,1H)5.33(s,1H)7.72(dd,J=8.28,1.76Hz,1H)7.85(d,J=8.03Hz,1H)7.99(d,J=8.53Hz,1H)8.06(s,1H)8.15(d,J=2.01Hz,1H)9.25(br.s.,1H)である。
ステップ2:化合物WX003−2の合成
化合物WX003−1(2.80g、10.07mmol、1.00eq)のDCM(30.00mL)溶液をメタンスルホン酸(3.87g、40.28mmol、2.87mL、4.00eq)およびトリメチルシラン(5.85g、50.35mmol、8.01mL、5.00eq)の混合液に入れ、混合物を15℃で32時間反応させた。反応が終了した後、反応液に飽和炭酸水素ナトリウム(100mL)を添加してPH>7となるように調節し、ジクロロメタン(50mL)で抽出し、水(50mL)および飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をカラムにより精製した。化合物WX003−2を得て、1
H NMR(400MHz,DMSO−d6)dppm3.92(td,J=13.30,2.26Hz,2H)7.70(d,J=8.03Hz,1H)7.91−8.03(m,1H)8.06(s,1H)8.61(br.s.,1H)である。
ステップ3:化合物WX003−3の合成
化合物WX003−2(400.00mg、1.53mmol、1.00eq)、化合物WXBB−1(248.18mg、2.30mmol、1.50eq)、炭酸カリウム(634.38mg、4.59mmol、3.00eq)、ヨウ化第一銅(145.69mg、765.00μmol、0.50eq)および8−ヒドロキシキノリン(111.05mg、765.00μmol、132.20μL、0.50eq)をジメチルスルホキシド(4.00mL)に溶解し、混合物を窒素雰囲気において130℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液に水を添加し(30mL)、ジクロロメタン(30mL)で抽出し、有機相を水(30mL*3)および飽和食塩水(30mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した粗品を得た。粗品をprep−TLCにより分離精製した。化合物WX003−3を得て、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)dppm0.76−0.87(m,4H)0.93(d,J=6.02Hz,4H)1.93(br.s.,1H)4.05(t,J=4.64Hz,1H)4.14−4.22(m,1H)7.14(d,J=4.77Hz,1H)7.21(d,J=6.02Hz,1H)7.71(dd,J=8.53,2.01Hz,1H)7.78−7.86(m,2H)7.93(d,J=8.53Hz,2H)8.29(s,1H)8.38(s,1H)。
ステップ4:化合物WX003の合成
化合物WX003−3(130.00mg、449.39μmol、1.00eq)、化合物WXBB−9(186.26mg、539.27μmol、1.20eq)(純度77.34%)、炭酸セシウム(439.26mg、1.35mmol、3.00eq)、Xantphos(39.00mg、67.41μmol、0.15eq)およびPd2(dba)3(20.58mg、22.47μmol、0.05eq)を無水ジオキサン(10.00mL)に溶解し、混合物を窒素雰囲気において120℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液を室温まで冷却し、水(10mL)を加え、ジクロロメタン(10mL*3)で抽出し、有機相を水(30mL)および飽和食塩水(30mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した粗品を得た。粗品をpre−HPLC(カラム:Phenomenex Gemini 150*25mm*10μm、移動相:[水(0.05%HCl)−ACN]、B%:15%〜45%、10min)により分離精製した。化合物WX003を得た。1H NMR(400MHz,METHANOL−d4)dppm0.59−0.70(m,2H)0.76−0.88(m,2H)1.49(d,J=6.53Hz,6H)1.75−1.86(m,1H)5.30−5.43(m,1H)7.34(s,1H)7.85(dd,J=12.80,7.78Hz,2H)7.93−8.04(m,2H)8.07(d,J=3.51Hz,3H)8.33(s,1H)8.78(s,1H)。MSm/z:228.7[M/2+H]+である。
ステップ1:化合物WX004−2の合成
化合物WX004−1(300.00mg、1.34mmol、1.00eq)、化合物WXBB−1(217.20mg、2.01mmol、1.50eq)、炭酸カリウム(555.18mg、4.02mmol、3.00eq)、ヨウ化第一銅(127.51mg、670.00μmol、0.50eq)および8−ヒドロキシキノリン(97.18mg、670.00μmol、115.69μL、0.50eq)をジメチルスルホキシド(3.00mL)に溶解し、混合物を窒素雰囲気において130℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液にジクロロメタン(20mL)および水(20mL)を加え、有機相を水(20mL*3)および飽和食塩水(20mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した粗品を得た。粗品をカラムにより精製した。化合物WX004−2を得て、1H NMR(400MHz,METHANOL−d4)dppm0.79(d,J=3.26Hz,2H)0.92(d,J=8.03Hz,2H)1.93(d,J=4.52Hz,1H)3.91(t,J=5.14Hz,1H)4.19(t,J=5.14Hz,1H)6.74(d,J=7.28Hz,1H)6.79(d,J=7.03Hz,1H)6.89(d,J=7.28Hz,1H)7.24(d,J=7.03Hz,1H)7.29(d,J=7.03Hz,1H)7.40−7.58(m,1H)7.79−8.03(m,3H)8.16(br.s.,1H)8.37(s,1H)8.41−8.49(m,1H)。MSm/z:252.1[M+H]+である。
ステップ2:化合物WX004の合成
化合物WX004−2(140.00mg、320.86μmol、1.00eq)、化合物WXBB−9(102.85mg、385.03μmol、1.20eq)、炭酸セシウム(313.63mg、962.58μmol、3.00eq)、Xantphos(27.85mg、48.13μmol、0.15eq)およびPd2(dba)3(14.69mg、16.04μmol、0.05eq)をジオキサン(10.00mL)に溶解し、混合物を窒素雰囲気において120℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液を室温まで冷却し、水(10mL)を加え、ジクロロメタン(10mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した粗品を得た。粗品をprep−HPLC(カラム:Dura Shell 150*25mm*5μm、移動相:[水(0.05%HCl)−ACN]、B%:6%〜36%、10min)により分離精製した。化合物WX004を得た。1H NMR(400MHz,METHANOL−d4)dppm0.92−1.00(m,2H)1.15−1.23(m,2H)1.70(d,J=6.78Hz,6H)2.04−2.16(m,1H)2.68(s,1H)5.70(dt,J=13.24,6.56Hz,1H)7.00(d,J=7.53Hz,1H)7.91−7.99(m,2H)8.02(d,J=8.53Hz,1H)8.14(dd,J=8.53,2.01Hz,1H)8.21(dd,J=5.90,2.63Hz,1H)
8.30−8.42(m,2H)8.70(d,J=1.76Hz,1H)9.52(s,1H)10.14(br.s.,1H)。MSm/z:219.6[M/2+H]+である。
ステップ1:化合物WX005−2の合成
化合物WX005−1(10.00g、43.65mmol、1.00eq)を四塩化炭素(200.00mL)に溶解し、NBS(7.77g、43.65mmol、1.00eq)およびAIBN(358.39mg、2.18mmol、0.05eq)を添加し、混合物を80℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液に5%のチオ硫酸ナトリウム(100mL)を加え、濃縮した。酢酸エチル(150mL)で抽出し、有機相を水(100mL)および飽和食塩水(100mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウム(20g)で乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。化合物WX005−2を得て、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)dppm8.08-8
.09(s,1H)、7.53−7.61(d,1H)、7.31-7.33(d,1H
)、4.82-4.95(s,2H)、3.93-3.94(s,3H)である。
ステップ2:化合物WX005−3の合成
化合物WX005−2(10.00g、32.47mmol、1.00eq)をテトラヒドロフラン(80.00mL)に溶解し、アンモニア水(91.06g、2.60mol、100.07mL、80.01eq)を滴下し、混合物を70℃で3時間反応させた。反応が終了した後、新たなスポットが生成された。反応液を0℃に冷却し、濾過した。ケーキをn‐へキサン(20mL)で洗浄して乾燥した。化合物WX005−3を得て、
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)dppm8.72(s.,1H),7.76−7.79(m,2H),7.55−7.57(m,1H),4.29−4.36(s,2H)。MSm/z:212.0[M+H]+である。
ステップ3:化合物WX005−4の合成
化合物WX005−3(1.00g、4.72mmol、1.00eq)、化合物WXBB−1(1.53g、14.15mmol、3.00eq)、ヨウ化第一銅(89.82mg、471.61μmol、0.10eq)、炭酸カリウム(1.96g、14.15mmol、3.00eq)、テトラメチルエチレンジアミン(54.81mg、471.61μmol、71.18μL、0.10eq)をトルエン(10.00mL)に溶解し、混合物を窒素ガスで3回置換し、その後、窒素雰囲気において130℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液にメタノール(15mL)を加え、濾過し、濾液を濃縮した。粗品をprep−HPLC(カラム:Phenomenex Gemini 150*25mm*10μm、移動相:[水(0.05%HCl)−ACN]、B%:0−30(10min)%〜30−55(4min)%、14min)により分離精製した。化合物WX005−4を得て、1H NMR(400MHz,METHANOL−d4)δppm8.07(s,1H),7.89(s,1H),7.80-7.83(m,1
H),7.72−7.74(m,1H),7.384(s,1H),4.53(s,2H),1.90−1.95(m,1H),0.89−0.93(m,2H),0.76−0.78(m,2H)である。MSm/z:239.9[M+H]+である。
ステップ4:化合物WX005の合成
化合物WX005−4(85.00mg、337.48μmol、1.00eq)(純度95%)、化合物WXBB−9(180.30mg、506.23μmol、1.50eq)(純度75%)、ヨウ化第一銅(6.43mg、33.75μmol、0.10eq)、テトラメチルエチレンジアミン(3.92mg、33.75μmol、5.09μL、0.10eq)、炭酸カリウム(46.64mg、337.48μmol、1.00eq)をトルエン(15.00mL)に溶解し、混合物を窒素ガスで3回置換し、その後、窒素雰囲気において130℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液にメタノール(15mL)を加え、濾過し、濾液を濃縮した。粗品をprep−HPLC(カラム:Phenomenex Gemini 150*25mm*10μm、移動相:[水(0.05%HCl)−ACN]、B%:10%〜40%、10min)により分離精製した。化合物WX005を得た。1H NMR(400MHz,METHANOL−d4)δppm9.85(brs,1H),9.50(d,J=1.8Hz,1H),8.90(brd,J=8.3Hz,1H),8.14−8.25(m,2H),7.99−8.10(m,3H),7.96(d,J=0.8Hz,1H),5.82(dt,J=13.4,6.6Hz,1H),5.27−5.39(m,2H),2.02−2.16(m,1H),1.77(d,J=6.8Hz,6H),1.11−1.23(m,2H),0.87−1.01(m,2H)である。MSm/z:213.7[M/2+H]+である。
ステップ1:化合物WX006−1の合成
化合物WXBB−4(5.00g、21.00mmol、1.00eq)、化合物WXBB−1(4.54g、42.00mmol、2.00eq)、炭酸カリウム(8.71g、63.00mmol、3.00eq)、ヨウ化第一銅(2.00g、10.50mmol、0.50eq)および8−ヒドロキシキノリン(1.52g、10.50mmol、1.81mL、0.50eq)をジメチルスルホキシド(50.00mL)に溶解し、混合物を窒素雰囲気において130℃で16時間反応させた。室温まで冷却し、反応液を水(20mL)にゆっくりと注ぎ、濾過し、ケーキを集め、乾燥した。得られた粗品をジクロロメタン(150mL)で25℃において0.5時間叩解し、濾過し、濾液を濃縮した。粗品をカラム(MeOH/MeOH=0〜2%〜4%〜10%)により精製した。化合物WX006−1を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.838−1.006(m,4H)1.794(s,1H)1.935(s,1H)2.374(s,3H)6.543−6.560(d,1H)6.924(s,1H)6.999(s,1H)7.192−7.209(d,1H)7.514(s,1H)7.581(s,1H)8.250(s,1H)11.340(s,1H)。MSm/z:266.1[M+H]+である。
ステップ2:化合物WX006の合成
化合物WX006−1(700.00mg、2.59mmol、1.00eq)(純度98.17%)、Xantphos(224.81mg、388.50μmol、0.15eq)、化合物WXBB−9(982.08mg、3.11mmol、1.20eq)(純度84.54%)、炭酸セシウム(2.53g、7.77mmol、3.00eq)およびPd2(dba)3(118.59mg、129.50μmol、0.05eq)をジオキサン(20.00mL)に溶解し、混合物を120℃で16時間反応させた。反応液を室温まで冷却し、濾過し、濾液を濃縮した。粗品をprep−HPLC(カラム:Phenomenex Gemini 150*25mm*10μm、移動相:[水(0.05%HCl)−ACN]、B%:10%〜40%、10min)により分離精製した。化合物WX006を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.847−0.873(m,2H)0.901−0.922(m,2H)1.539−1.556(d,6H)1.914−1.968(m,1H)2.374(s,3H)5.437−5.505(m,1H)6.622−6.640(d,1H)6.866(s,1H)7.522(s,2H)7.705−7.724(d,1H)88.009−8.062(m,2H)8.305−8.331(m,3H)8.396(s,1H)。MSm/z:226.7[M/2+H]+である。
ステップ1:化合物WX007−1の合成
化合物WX006(500.00mg、881.02μmol、純度79.56%、1.00eq)、N−フルオロ−N’−(クロロメチル)トリエチレンジアミンビス(テトラフルオロボレート)(399.50mg、1.13mmol、1.28eq)をアセトニトリル(15.00mL)およびメタノール(15.00mL)に溶解し、混合物を82℃で16時間反応させた。反応液を濃縮し、水(30mL)に入れ、ジクロロメタン(30mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。化合物WX007−1を得て、MSm/z:251.7[M/2+H]+である。
ステップ2:化合物WX007の合成
化合物WX007−1(400.00mg、188.14μmol、1.00eq)(純度23.59%)および塩酸/ジオキサン(4M、470.34μL、10.00eq)をアセトニトリル(6.00mL)に溶解し、混合物を65℃で16時間反応させた。反応液を濃縮し、炭酸ナトリウムでPHを7〜8に調節し、ジクロロメタン(30mL*2)で抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をprep−HPLC(カラム:Agela ASB 150*25mm*5μm、移動相:[水(0.05%HCl)−ACN]、B%:20%〜50%、10min)により分離精製し、化合物WX007を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=8.34(brs,1H),8.29−8.20(m,2H),8.08(brd,J=8.0Hz,1H),8.01−7.94(m,1H),7.78(brd,J=7.0Hz,1H),7.70(s,1H),7.48(brs,1H),6.81(brs,1H),5.49−5.35(m,1H),2.36(s,3H),1.87(brs,1H),1.51
(brd,J=6.3Hz,6H)である。MSm/z:235.5[M/2+H]+である。
ステップ1:化合物WX008の合成
化合物WXBB−15(262.02mg、754.40μmol、1.00eq)(純度76.33%)、Xantphos(65.48mg、113.16μmol、0.15eq)、Pd2(dba)3(34.54mg、37.72μmol、0.05eq)、炭酸セシウム(737.40mg、2.26mmol、3.00eq)をジオキサン(5.00mL)に溶解して懸濁液を得て、窒素条件で化合物WXBB−11(201.67mg、754.40μmol、1.00eq)を加え、系を窒素条件において120℃で16時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(50mL)を加え、ジクロロメタン(50mL*3)で抽出し、有機相を水(100mL)および飽和食塩水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液減圧下で濃縮し粗品を得た。粗品をprep−HPLC(カラム:Xtimate C18 150*25mm*5μm、移動相:[水(0.225%FA)−ACN]、B%:20%〜55%、11.5min)により分離精製した。化合物WX008を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.85(brd,J=3.51Hz,2H)0.91(brd,J=7.78Hz,2H)1.93(brs,1H)2.29(s,3H)2.77−2.89(m,2H)3.04(brd,J=8.03Hz,2H)3.19(t,J=6.15Hz,2H)4.34(t,J=6.40Hz,2H)4.41(t,J=7.15Hz,2H)6.83(brs,1H)7.26(s,1H)7.53(s,1H)7.85−7.91(m,1H)8.00(d,J=8.28Hz,1H)8.04(s,1H)8.12(d,J=7.28Hz,1H)である。MSm/z:226.7[M/2+H]+である。
ステップ1:化合物WX009の合成
化合物WXBB−15(100.00mg、374.07μmol、1.00eq)、Xantphos(32.47mg、56.11μmol、0.15eq)、炭酸セシウム(365.64mg、1.12mmol、3.00eq)をジオキサン(2.00mL)に溶解し、Pd2(dba)3(17.13mg、18.70μmol、0.05eq)を加え、窒素条件で化合物WXBB−13(156.63mg、561.11μmol、1.50eq)を加え、系を窒素ガスにおいて120℃で16時間撹拌した。反応液を水(50mL)で希釈し、ジクロロメタン(50mL*2)で抽出し、有機相を水(50mL)および飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をprep−HPLC(カラム:Xtimate C18 150*25mm*5μm、移動相:[水(0.225%FA)−ACN]、B%:10%〜35%、11.5min)により分離精製した。化合物WX009を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.79−0.85(m,2H)0.86−0.92(m,2H)1.87−2.06(m,5H)2.27(s,3H)3.08(brt,J=6.27Hz,2H)3.17(brt,J=6.27Hz,2H)4.29(brt,J=6.27Hz,2H)4.45(brt,J=5.77Hz,2H)6.80(s,1H)7.25(s,1H)7.48(s,1H)7.83−7.90(m,1H)7.97(d,J=8.28Hz,1H)8.02(s,1H)8.10(d,J=7.53Hz,1H)である。MSm/z:233.6[M/2+H]+である。
ステップ1:化合物WX010−2の合成
化合物WX010−1(4.00g、30.17mmol、3.45mL、1.00eq)をホルムアミド(13.59g、301.68mmol、12.02mL、10.00eq)にゆっくりと入れ、反応系を170℃で4時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(50mL)をゆっくりと加え、(トルエン:シクロヘキサン=1:1,40mL*2)で洗浄し、その後、炭酸水素ナトリウムを加えてPH=8となるように調節し、ジクロロメタン(100mL*3)で抽出し、有機層を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で遠心脱水した。化合物WX010−2を得て、1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm1.66−1.72(m,4H)2.41−2.47(m,4H)7.35(s,1H)である。
ステップ2:化合物WX010−3の合成
化合物WXBB−2(200.00mg、884.68μmol、1.00eq)、化合物WX010−2(200.00mg、1.64mmol、1.85eq)、8−ヒドロキシキノリン(30.00mg、206.67μmol、35.71μL、0.23eq)および炭酸カリウム(160.00mg、1.16mmol、1.31eq)をジメチルスルホキシド(2.00mL)に溶解し、ヨウ化第一銅(40.00mg、210.03μmol、0.24eq)を加え、系を窒素条件において130℃で20時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(30mL)を加え、ジクロロメタン(30mL*2)で抽出し、有機相を水(30mL)および飽和食塩水(30mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をTLC(DCM/MeOH=10/1)板により分離精製した。化合物WX010−3を得て、MSm/z:268.1[M+H]+である。
ステップ3:化合物WX010の合成
化合物WX010−3(110.00mg、360.54μmol、1.00eq)(純度87.62%)、化合物WXBB−13(130.00mg、465.72μmol、1.29eq)、Xantphos(32.00mg、55.30μmol、0.15eq)、Pd2(dba)3(20.00mg、21.84μmol、0.06eq)、炭酸セシウム(350.00mg、1.07mmol、2.98eq)をジオキサン(2
.00mL)に入れ、系を窒素条件において120℃で20時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(30mL)を加え、ジクロロメタン(30mL*2)で抽出し、有機相を水(30mL)および飽和食塩水(30mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をprep−HPLC(カラム:Xtimate C18 150*25mm*5μm、移動相:[水(0.225%FA)−ACN]、B%:15%〜40%、11.5min)により分離精製し、化合物WX010を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm1.85(brd,J=5.27Hz,4H)1.94−2.09(m,4H)2.53−2.62(m,3H)2.66−2.75(m,2H)3.10(t,J=6.27Hz,2H)3.24(t,J=6.40Hz,2H)4.34(t,J=6.40Hz,2H)4.47(t,J=6.02Hz,2H)7.39−7.53(m,2H)7.70(s,1H)7.84−7.94(m,1H)8.01(d,J=7.78Hz,1H)8.08−8.18(m,2H)。MSm/z:233.7[M/2+H]+である。
ステップ1:化合物WX011−2の合成
化合物WXBB−16(740.00mg、1.27mmol、1.00eq)(純度76.2%)、ベンジルアミン(420.00mg、3.92mmol、428.57μL、3.09eq)、炭酸カリウム(550.00mg、3.98mmol、3.13eq)をアセトニトリル(20.00mL)に溶解し、その後、反応系を90℃で48時間撹拌した。反応液に水(30mL)を添加し、その後、ジクロロメタン(30mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウム(15g)で乾燥し、無水硫酸ナトリウムで濾過し、濾液を遠心脱水した。粗品をPrep−HPLC(カラム:Xtimate
C18 150*25mm*5μm、移動相:[水(0.225%FA)−ACN]、B%:25%〜50%、11.5min)により分離精製した。化合物WX011−1を得た。MSm/z:533.2[M+H]+である。
ステップ2:化合物WX011−2の合成
化合物WX011−1(150.00mg、281.62μmol、1.00eq)(純度100%)をメタノール(20.00mL)に溶解し、その後、乾燥Pd/C(50.00mg、純度10%)を加え、その後、水素ガス(15psi)が通気した条件において25℃で32時間反応した。反応液内のPd/Cを濾過し、濾液を遠心脱水した。粗品をPrep−HPLC(カラム:Xtimate C18 150*25mm*5μm、移動相:[水(0.225%FA)−ACN]、B%:15%〜30%、11.5min)により分離精製した。化合物WX011−2を得て、MSm/z:443.4[M+H]+である。
ステップ3:化合物WX011の合成
化合物WX011−2(80.00mg、174.02μmol、1.00eq)(純度96.260%)とオルトギ酸トリメチル(9.23g、87.01mmol、9.52mL、500.00eq)とを混合し、反応系を130℃で16時間撹拌した。反応液を遠心脱水し、粗品をPrep−HPLC(カラム:Xtimate C18 150*25mm*5μm、移動相:[水(0.225%FA)−ACN]、B%:13%〜30%、11.5min)により分離精製した。化合物WX011を得た。1H NMR(400MHz,METHANOL−d4)δppm8.92(s,1H),8.75(s,1H),8.23−8.33(m,2H),8.20(d,J=6.0Hz,1H),8.04(d,J=7.5Hz,1H),7.78−7.88(m,2H),7.17(brs,1H),5.50(dt,J=13.4,6.6Hz,1H),2.41(s,3H),1.86−2.02(m,1H),1.61(d,J=6.8Hz,6H),0.88−0.97(m,2H),0.74−0.83(m,2H)。MSm/z:227.2[M/2+H]+である。
ステップ1.化合物WX012−2の合成
二酸化セレン(55.00g、495.72mmol、53.92mL、1.39eq)、酢酸(15.00g、249.64mmol、14.29mL、0.70eq)、水(10.00g、554.94mmol、1.56eq)をジオキサン(50.00mL)に溶解し、混合液を90℃に加熱し、1時間撹拌した後、化合物WX012−1(30.00g、356.63mmol、35.29mL、1.00eq)を加え、系を90℃で16時間撹拌した。反応が終了した後、反応液内の固体を濾過し、濾液を遠心脱水した。得られた油状物をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル=0/1〜1/1)により分離した。製品WX012−2を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm2.09−2.28(m,1H),0.94−1.18(m,3H),0.94−0.99(m,1H)である。
ステップ2.化合物WX012−3の合成
WX012−2(1.00g、10.19mmol、1.00eq)(粗品)、アセトアルデヒド(2.14g、15.29mmol、1.50eq)(純度40%)、アンモニア水(7.15g、50.95mmol、7.86mL、純度25%、5.00eq)をメタノール(20.00mL)に溶解し、系を75℃で16時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を遠心脱水し、油状物に水30mLを加え、6mol/Lの塩酸溶液(15mL)で反応液のpHを1〜2に調節した後、ジクロロメタン(30mL*3)で抽出し、水相を保留し、水相に0.5gの水酸化ナトリウムを加え、水相のpHを10〜11に調節し、その後、ジクロロメタン(30mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウム(10g)で乾燥し、濾過し、濾液を遠心脱水してWX012−3を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm6.44−6.57(m,1H),2.28(s,3H),1.62−1.76(m,1H),0.70−0.77(m,2H),0.50−0.64(m,2H)である。
ステップ3.化合物WX012−4の合成
WXBB−2(100.00mg、442.34μmol、1.00eq)、WX012−3(110.00mg、900.38μmol、2.04eq)、ヨウ化第一銅(4
3.00mg、225.78μmol、0.51eq)、8−ヒドロキシキノリン(33.00mg、227.34μmol、39.29μL、0.51eq)、炭酸カリウム(92.00mg、665.65μmol、1.50eq)をジメチルスルホキシド(15.00mL)に溶解し、その後、窒素ガスで3回置換し、反応系を130℃で16時間撹拌した。反応が終了した後、反応液に水25mLを添加した後、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウム(10g)で乾燥し、濾過し、濾液を遠心脱水した。得られた油状物をPrep−TLC(酢酸エチル)により分離精製した。製品WX012−4を得た。MSm/z:268.1[M+H]+である。
ステップ4.化合物WX012の合成
WX012−4(80.00mg、282.28μmol、1.00eq)(純度94.327%)、WXBB−13(120.00mg、429.89μmol、1.52eq)、Pd2(dba)3(13.00mg、14.20μmol、0.05eq)、Xant−Phos(25.00mg、43.21μmol、0.15eq)、炭酸セシウム(280.00mg、859.37μmol、3.04eq)を無水ジオキサン(15.00mL)に溶解し、その後、窒素ガスで3回置換し、反応系を120℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液に水25mLを添加した後、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウム(10g)で乾燥し、濾過し、濾液を遠心脱水した。得られた油状物をPrep−TLC(メタノール/ジクロロメタン=1/10)により分離精製し、茶色油状物を得た後、Prep−HPLC(カラム:Xtimate C18 150*25mm*5μm、移動相:[水(0.225%FA)−ACN]、B%:10%〜35%、11.5min)により分離精製し、製品WX012を得た。MSm/z:466.2[M+H]+であり、1H NMR(400MHz,METHANOL−d4)δppm8.25(s,1H),8.12(d,J=2.0Hz,1H),8.02(t,J=2.3Hz,2H),7.60−7.68(m,2H),7.16(s,1H),4.57(t,J=6.0Hz,2H),4.40(t,J=6.4Hz,2H),3.29−3.32(m,2H),3.06(t,J=6.3Hz,2H),2.43(s,3H),2.09(brd,J=4.5Hz,2H),1.96−2.04(m,2H),1.88−1.95(m,1H),0.94−1.01(m,2H),0.72−0.87(m,2H)である。
ステップ1.化合物WX013−2の合成
WX013−1(9.00g、45.19mmol、1.00eq)、WXBB−1(5.86g、54.23mmol、1.20eq)(粗品)をテトラヒドロフラン(90.00mL)に溶解し、系を80℃で40時間撹拌還流した。反応が終了した後、反応液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品を0〜60%のEA/PEカラムにより精製した。製品WX013−2を得た。MSm/z:288.1[M+H]+である。
ステップ2.化合物WX013−3の合成
WX013−2(4.50g、15.66mmol、1.00eq)をエタノール(30.00mL)に溶解し、水酸化ナトリウム溶液(5M、12.53mL、4.00eq)を加え、系を25℃で1時間撹拌し、大量の沈殿が生成され、反応液を濾過し、ケーキを乾燥し、製品WX013−3を得た。MSm/z:274.1[M+H]+である。
ステップ3.化合物WX013−4の合成
WX013−3(2.00g、7.32mmol、1.00eq)、無水N,N−ジメチルホルムアミド(26.75mg、365.98μmol、28.16μL、0.05eq)を無水ジクロロメタン(20mL)に溶解し、N2条件で塩化オキサリル(1.86g、14.64mmol、1.28mL、2.00eq)を滴下し、系を25℃で1h撹拌した。その後、反応液を減圧下で遠心脱水し、無水(20mL)、WXBB−8(1.50g、7.39mmol、1.01eq)、ジイソプロピルエチルアミン(1.89g、14.64mmol、2.56mL、2.00eq)を順次添加し、系を25℃で16時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を濾過し、ケーキを乾燥し、製品WX013−4を得た。MSm/z:459.2[M+H]+である。
ステップ4.化合物WX013の合成
WX013−4(200.00mg、286.56μmol、1.00eq)(純度65.69%)をギ酸(4.00mL)に溶解し、鉄粉(160.04mg、2.87mmol、10.00eq)を加え、系を100℃で2h撹拌還流した。反応が終了した後、反応液を室温まで冷却し、水(50mL)を加えて希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(50mL)でpH=8となるように調節し、酢酸エチル(100mL*2)で抽出し、有機相を水(200mL)および飽和食塩水(200mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をジメチルスル
ホキシド(4mL)およびエタノール(4mL)で順次洗浄して製品を得た。製品WX013を得た。MSm/z:439.3[M+H]+であり、1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.69−0.77(m,2H)0.79−0.89(m,2H)1.49(d,J=6.53Hz,6H)1.79−1.94(m,1H)5.30−5.42(m,1H)7.71(s,1H)7.91(d,J=8.78Hz,1H)7.96−8.01(m,1H)8.20(dd,J=8.78,2.76Hz,1H)8.29(d,J=4.52Hz,2H)8.32(s,1H)8.33−8.38(m,1H)8.71(s,1H)8.95(s,1H)である。
ステップ1.化合物WX014−1の合成
WXBB−14(100.00mg、337.02μmol、1.21eq、HCl)をジクロロメタン(5.00mL)に溶解し、窒素条件で塩化オキサリル(70.76mg、557.49μmol、48.80μL、2.00eq)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20.37mg、278.75μmol、21.45μL、1.00eq)を添加し、系を0℃で1時間撹拌した。反応液を減圧下で遠心脱水し、ジクロロメタン(5.00mL)、WXBB−12(60.00mg、278.75μmol、1.00e
q)およびDMAP(136.22mg、1.12mmol、4.00eq)を順次添加した。系を0℃で3時間撹拌した。反応液を減圧下で遠心脱水し粗品を得て、粗品をprep−TLC(DCM:MeOH=20:1)板により分離してWX014−1を得た。1H NMR(400MHz,METHANOL−d4)ppm9.17(s,1H),8.47(d,J=8.3Hz,1H),8.16−8.08(m,1H),8.06−7.96(m,2H),7.63(s,1H),7.50(d,J=10.8Hz,1H),4.82(br.s.,2H),3.27(t,J=6.0Hz,2H),2.36(s,3H),2.20(br.s.,2H),2.15−2.04(m,3H),1.22−1.12(m,2H),0.98−0.89(m,2H)である。
ステップ2.化合物WX014−2の合成
WX014−1(250mg、312.13μmol、1.00eq)をアセトニトリル(2.00mL)に溶解し、p−メトキシベンジルアミン(128.45mg、936.39μmol、121.18μL、3.00eq)、炭酸カリウム(129.42mg、936.39μmol、3.00eq)を添加し、系を100℃で88時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(50mL)を加え、DCM(50mL*2)で抽出し、有機相を水(50mL)および飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品を0〜6%のMeOH/DCMのカラムにより精製した。製品WX014−2を得た。MSm/z:575.1[M+H]+である。
ステップ3.化合物WX014−3の合成
WX014−2(280.00mg、282.60μmol、1.00eq)(純度58.00%)をトリフルオロ酢酸(5.00mL)に溶解し、系を室温で2時間撹拌した。反応液を減圧下で遠心脱水し、DCM(20mL)を加え、水(20mL*2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥してから濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をprep−TLC(DCM/MeOH=10/1)により精製した。製品WX014−3を得た。MSm/z:455.2[M+H]+であり、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.78−0.84(m,2H)0.86−0.92(m,2H)1.89−2.03(m,5H)2.10(s,3H)3.01−3.11(m,2H)4.42(t,J=5.90Hz,2H)5.83(s,2H)6.64(s,1H)6.75(s,1H)7.36−7.43(m,2H)7.79−7.90(m,1H)8.01(d,J=7.53Hz,1H)8.25(d,J=8.03Hz,1H)8.36(s,1H)である。
ステップ4.化合物WX014の合成
WX014−3(119.98mg、193.89μmol、1.00eq)純度(73.45%)をオルトギ酸トリメチル(2.00mL)に溶解し、系を110℃で2時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をカラム(Xtimate C18 150*25mm*5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:28%〜48%、10min)により分離精製した。製品WX014を得た。MSm/z:465.0[M+H]+であり、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.82−0.88(m,2H)0.89−0.96(m,2H)1.88−2.09(m,4H)2.42(s,3H)3.10(t,J=6.40Hz,2H)4.48(t,J=6.02Hz,2H)6.87(s,1H)7.52(s,1H)7.74(s,1H)7.91(d,J=7.78Hz,1H)8.06(t,J=8.03Hz,1H)8.23(s,1H)8.45(d,
J=7.53Hz,1H)8.63(s,1H)である。
ステップ1.化合物WX015−1の合成
予め乾燥した100mLの一口フラスコに、WXBB−14(200.00mg、768.46μmol、1.00eq)および無水ジクロロメタン(6.00mL)を添加し、窒素ガスを3回置換し、その後、塩化オキサリル(165.82mg、1.31mmol、114.36μL、1.70eq)を添加してから、無水N,N−ジメチルホルムアミド(5.62mg、76.85μmol、5.92μL、0.10eq)を添加し、反応液を窒素保護の下で25℃で1.5時間反応した。反応が終了した後、反応液に3mLの無水ジクロロメタンを加え、室温で3mLの無水ジクロロメタンが残るまで水ポンプにより遠心脱水し、この方法に従って3回行った。3mLの無水ジクロロメタン内で茶色のWX015−1(200.00mg、717.59μmol、収率93.38%)を得た。m/z=275.1(メチルエステル)である。
ステップ2.化合物WX015−2の合成
窒素保護の下で、0℃でWX015−2b(1.44g、19.72mmol、1.50mL、1.00eq)および2,6‐ルチジン(2.11g、19.72mmol、2.30mL、1.00eq)の無水ジクロロメタン(30.00mL)溶液に塩化オキサリル(2.50g、19.72mmol、1.73mL、1.00eq)を滴下し、0℃
で1時間反応させた。25℃でWXBB−6(3.00g、19.72mmol、1.00eq)を一度に反応液に入れ、反応液が濁ると、無水ジクロロメタン(10.00mL)および無水テトラヒドロフラン(2.00mL)を追加した。25℃で20時間撹拌し、40℃で水ポンプにより減圧下で濃縮して黄色固体を得た。黄色固体に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液30mLを加え、白色固体を溶解し、溶液を100℃で17時間反応させた。反応液を25℃に冷却し、72時間置き、白色沈殿が生成された。反応液を濾過し、濾液を凍結乾燥して茶褐色油状物を得て、prep−HPLC(カラム:Phenomenex luna(2)C18 250*50mm 10μm、移動相:[水(10mM
NH4HCO3)−ACN]、B%:0%〜15%、20min)により分離し、茶褐色油状物WX015−2を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm7.57(dd,J=8.4Hz,J=7.2Hz,1H)7.20(d,J=7.2Hz,1H)6.64(d,J=8.4Hz,1H)3.93(s,3H)2.48(s,3H)である。
ステップ3.化合物WX015−3の合成
予め乾燥した40mLの反応フラスコに、WX015−1(200.00mg、717.59μmol、1.00eq)および無水ジクロロメタン(5.00mL)を添加し、窒素保護の下でWX015−2(135.78mg、717.59μmol、1.00eq)を添加した後、ジイソプロピルエチルアミン(92.74mg、717.59μmol、125.32μL、1.00eq)を加え、25℃で18時間反応させた。反応が終了した後、反応液に10mLのジクロロメタンを加え、4mLの水を加えて抽出し、水相をジクロロメタン(4mL*3)で抽出し、水相がきれいに抽出されず、水相と有機相とを合わせて遠心脱水して黄色固体を得た。粗品をPrep−TLC(DCM:MeOH=10:1)により精製し、黄色油状のWX015−3を得た。216.7(M/2+1)である。
ステップ4.化合物WX015−4の合成
予め乾燥した親指状フラスコに、WX015−3(100.00mg、231.77μmol、1.00eq)およびp−メトキシベンジルアミン(2.00mL)を添加し、その後、炭酸カリウム(62.46mg、451.95μmol、1.95eq)およびp−メトキシベンジルアミン(190.77mg、1.39mmol、179.97μL、6.00eq)を添加し、系を100℃で20時間反応した。反応が終了した後、反応液を室温まで冷却し、水(2mL)を加えて希釈し、ジクロロメタン(5mL*3)で抽出し、有機相を5mL*3の水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、黄色油状のWX015−4(1.50g、粗品)を得た。m/z=549.3(M+1)である。
ステップ5.化合物WX015−5の合成
予め乾燥した40mLの反応フラスコに、WX015−4(127.00mg、231.48μmol、1.00eq)およびトリフルオロ酢酸(5.00mL)を添加し、系を25℃で24時間反応させ、反応液を減圧下で遠心脱水し、ジクロロメタン(15mL)を加え、飽和NaHCO3(10mL)水溶液を加え、有機相を分離し、水(5mL)および飽和食塩水(5mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥してから濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、黄色油状のWX015−5を得た。m/z=429.2[M+1]である。
ステップ6.化合物WX015の合成
予め乾燥した親指状フラスコに、WX015−5(150.00mg、350.07μmol、1.00eq)およびオルトギ酸トリメチル(2.00mL)を添加し、窒素保護の下で、110℃で18時間反応させた。反応が終了した後、反応液を遠心脱水し、粗品を得て、粗品をprep−HPLC(カラム:Waters Xbridge 150*25mm 5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:10%〜45%、10.5min)により精製し、WX015を得て、m/z=439.2[M+1]。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.85−0.89(m,2H)0.92(brd,J=7.78Hz,2H)1.94(s,1H)2.42(s,3H)2.56(s,3H)3.98(s,3H)6.87(s,1H)7.52(s,1H)7.75(s,1H)7.92(d,J=8.16Hz,1H)8.08(t,J=7.91Hz,1H)8.24(s,1H)8.44(d,J=7.78Hz,1H)8.63(s,1H)である。
ステップ1.化合物WX016−1の合成
予め乾燥した親指状フラスコに、WXBB−14(300.00mg、1.15mmol、1.00eq)および無水ジクロロメタン(3.00mL)を添加し、窒素ガスを3回置換し、塩化オキサリル(248.73mg、1.96mmol、171.54μL、1.70eq)を加え、無水N,N−ジメチルホルムアミド(8.43mg、115.27μmol、8.87μL、0.10eq)を加え、反応液を窒素保護の下で、25℃で
1時間反応させた。反応液に3mLの無水ジクロロメタンを加え、室温で約2mLのジクロロメタンが残るまで水ポンプにより遠心脱水し、この方法に従って3回行った。茶色のWX016−1が2mLの無水DCMにある溶液を得た。m/z=275.1(メチルエステルMS)である。
ステップ2.化合物WX016−2の合成
予め乾燥した100mLの三口フラスコに、WXBB−6(1.90g、18.80mmol、1.00eq)、2,6‐ルチジン(2.01g、18.80mmol、2.19mL、1.00eq)および無水ジクロロメタン(40.00mL)を添加し、窒素ガスで3回換気した後、反応系を0℃に冷却し、塩化オキサリル(2.39g、18.80mmol、1.65mL、1.00eq)を反応系にゆっくりと添加し、0℃で1時間反応させた。25℃条件でWX016−2b(2.86g、18.80mmol、1.00eq)を一度に反応系に入れ、溶液が濁り、25℃で20時間撹拌した。原料が完全に消耗された後、40℃で水ポンプにより減圧下で濃縮して黄色固体を得て、黄色固体に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(50.00mL)を加え、黄色固体を溶解し、100℃で17時間還流反応した。反応が終了した後、反応液を水(200mL)に注ぎ、ジクロロメタンで(200mL*3)抽出し、有機相を合わせ、水(200mL)、飽和食塩水洗浄(200mL)、無水硫酸ナトリウムで順次乾燥し、40℃で水ポンプにより減圧下で濃縮して黄色固体を得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分離精製し、生成物WX016−2を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm1.52(s,3H)1.54(s,3H)2.62(s,3H)4.49(brs,2H)5.34−5.44(m,1H)6.56(d,J=8.16Hz,1H)7.41(d,J=7.53Hz,1H)7.56(t,J=7.78Hz,1H)である。
ステップ3.化合物WX016−3の合成
予め乾燥した反応フラスコに、WX016−1(300.00mg、1.08mmol、1.00eq)および無水ジクロロメタン(3.00mL)、WX016−2(233.87mg、1.08mmol、1.00eq)を添加し、その後、ジイソプロピルエチルアミン(139.11mg、1.08mmol、187.99μL、1.00eq)を添加し、窒素ガスをバブリングし、窒素保護の下で、25℃で18時間反応させた。反応液を遠心脱水し、prep−TLC(DCM:MeOH=10:1)により、精製してWX016−3を得て、m/z=460.0(M+1)である。
ステップ4.化合物WX016−4の合成
予め乾燥した親指状フラスコに、WX016−3(200.00mg、435.24μmol、1.00eq)およびp−メトキシベンジルアミン(2.00mL)を添加し、その後、炭酸カリウム(117.30mg、848.71μmol、1.95eq)およびp−メトキシベンジルアミン(358.23mg、2.61mmol、337.96μL、6.00eq)を添加し、系を100℃で18時間反応させた。反応液を室温まで冷却し、水(2mL)を加えて希釈し、ジクロロメタン(5mL*3)で抽出し、有機相を5mL*3の水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水してWX016−4を得た。m/z=577.3(M+1)である。
ステップ5.化合物WX016−5の合成
予め乾燥した反応フラスコに、WX016−4(250.00mg、433.51μm
ol、1.00eq)およびトリフルオロ酢酸(5.00mL)を添加し、系を25℃で20時間反応させた。反応液を減圧下で遠心脱水し、ジクロロメタン(10mL)を加え、飽和NaHCO3(5mL)水溶液を加え、有機相を分離し、水(5mL)および飽和食塩水(5mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥してから濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水して製品を得て、prep−TLC(DCM:MeOH=10:1)により精製し、WX016−5を得た。m/z=457.2(M+1)である。
ステップ6.化合物WX016の合成
予め乾燥した反応フラスコに、WX016−5(150.00mg、328.56μmol、1.00eq)およびオルトギ酸トリメチル(3.00mL)を添加し、窒素保護の下で、110℃で18時間反応させた。反応液を遠心脱水し、prep−HPLC(カラム:Waters Xbridge 150*25mm 5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:20%〜50%、10.5min)により精製し、WX016を得た。m/z=467.2(M+1)、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.82−0.95(m,4H)1.54(s,3H)1.57−1.59(m,1H)1.82(brs,3H)1.91−1.98(m,1H)2.41(s,3H)2.67(s,3H)5.34−5.46(m,1H)6.87(s,1H)7.51(s,1H)7.74(s,1H)7.95(d,J=8.03Hz,1H)8.08(t,J=7.91Hz,1H)8.18−8.32(m,2H)8.61(s,1H)である。
ステップ1.化合物WX017−1の合成
WXBB−5(400.00mg、1.44mmol、1.00eq)、WXBB−1(626.71mg、5.80mmol、4.03eq)、炭酸カリウム(598.24mg、4.33mmol、3.01eq)、ヨウ化第一銅(27.39mg、143.80μmol、0.10eq)、8−ヒドロキシキノリン(22.96mg、158.18μmol、27.34μL、0.11eq)をジメチルスルホキシド(5.00mL)に加え、系にN2で満たさせ、マイクロ波条件で130℃に加熱し、10時間撹拌した。アンモニア水(30mL)を反応液に入れ、ジクロロメタン(50mL*2)で抽出し、有機相を水(50mL)および飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品を0〜10%のMeOH/DCMのカラムにより精製した。製品WX017−1を得た。m/z=284.1[M+H]+であり、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.83(brd,J=3.26Hz,2H)0.87−0.91(m,2H)1.92(brs,1H)2.40(s,3H)6.86(brs,1H)7.15(brd,J=4.27Hz,1H)7.53(brs,1H)7.74(s,1H)8.23(brs,1H)である。
ステップ2.化合物WX017の合成
WX017−1(250.00mg、754.15μmol、1.00eq)(純度85.46%)、WXBB−13(315.77mg、1.13mmol、1.50eq)、Pd2(dba)3(40.00mg、43.68μmol、0.06eq)、Xantphos(70.00mg、120.98μmol、0.16eq)、炭酸セシウム(750.00mg、2.30mmol、3.05eq)を無水ジオキサン(4.00mL)に溶解し、系をマイクロ波で120℃に加熱し、2h撹拌した。反応液を濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をprep−HPLC(Xtimate C18 150*25mm*5μm、移動相:[水(0.225%FA)−ACN]、B%:10%〜40%により、12min)分離精製した。製品WX017を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.86(brd,J=3.26Hz,2H)0.90−0.97(m,2H)1.93(brd,J=5.27Hz,1H)1.96−2.01(m,2H)2.06(brd,J=5.27Hz,2H)2.44(s,3H)3.12(brt,J=6.27Hz,2H)4.48(t,J=5.77Hz,2H)6.88(s,1H)7.55(s,1H)7.77(s,1H)7.86(d,J=6.78Hz,1H)7.97−8.04(m,1H)8.06−8.12(m,1H)8.28−8.39(m,2H)である。
ステップ1.化合物WX018−1の合成
WXBB−7(4.00g、15.25mmol、1.00eq)をアセトニトリル(32.00mL)および酢酸(8.00mL)の混合物に溶解し、シクロプロピルアミン(4.39g、76.86mmol、5.35mL、5.04eq)を添加し、系を80℃で16時間撹拌した。反応液を減圧下で遠心脱水し、水(100mL)を加えて希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム(100mL)を加えてpH=8となるように中和し、酢酸エチル(150mL*4)で抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品を0〜10%のMeOH/DCMのカラムにより精製した。WX018−1を得て、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.86−0.93(m,2H)1.08(q,J=6.53Hz,2H)3.89(tt,J=7.37、3.80Hz,1H)4.53(brs,2H)6.58(d,J=8.03Hz,1H)7.48−7.54(m,1H)7.54−7.60(m,1H)8.16(s,1H)である。
ステップ2.化合物WX018−2の合成
WXBB−14(500.00mg、1.92mmol、1.00eq、HCl)を無水ジクロロメタン(8mL)に加え、無水N,N−ジメチルホルムアミド(14.03mg、192.00μmol、14.77μL、0.10eq)を加え、窒素条件で塩化オキサリル(450.86mg、3.55mmol、310.93μL、1.85eq)をゆっくりと滴下し、系を25℃で1時間撹拌した。反応液を遠心脱水した後、無水ジクロロメタン(8mL)を加え、撹拌しながらWX018−1(471.36mg、2.34mmol、1.22eq)、ジイソプロピルエチルアミン(500.00mg、3.87mmol、675.68μL、2.01eq)を順次添加し、系を25℃で1時間撹拌した。反応液に水(30mL)を加えて希釈し、ジクロロメタン(30mL*2)で抽出し、有機相を水(30mL)および飽和食塩水(30mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品を0〜10%のMeOH/DCMのカラムにより精製し、製品WX018−2を得て、MSm/z:444.2[M+H]+1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.84(brd,J=3.26Hz,2H)0.88−0.92(m,2H)0.97−1.05(m,2H)1.18(q,J=6.44Hz,2H)1.89−1.94(m,1H)2.30(s,3H)3.77−3.87(m,1H)6.80(s,1H)7
.19(brd,J=12.55Hz,1H)7.46(s,1H)7.89−7.98(m,1H)8.07(dd,J=13.93,7.40Hz,2H)8.23(s,1H)8.43(d,J=8.28Hz,1H)9.11(brd,J=15.31Hz,1H)である。
ステップ3.化合物WX018−3の合成
WX018−2(純度71.36%)をアセトニトリル(8.00mL)に溶解し、炭酸カリウム(130.00mg、940.60μmol、1.95eq)、p−メトキシベンジルアミン(400.00mg、2.92mmol、377.36μL、6.04eq)を加え、系を100℃で80時間撹拌還流した。反応液を室温まで冷却し、水(20mL)を加えて希釈し、ジクロロメタン(30mL*2)で抽出し、有機相を水(50mL*2)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、製品を得た。製品WX018−3を得て、MSm/z:561.2[M+H]+である。
ステップ4.化合物WX018−4の合成
WX018−3(600.00mg、461.14μmol、1.00eq)(純度43.09%)をTFA(4.00mL)に溶解し、系を25℃で1時間撹拌した。反応液を減圧下で遠心脱水し、ジクロロメタン(30mL)を加え、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(20mL)を加え、有機相を分離し、水(30mL)および飽和食塩水(30mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、製品を得た。製品WX018−4を得て、MSm/z:441.2[M+H]+である。
ステップ5.化合物WX018の合成
WX018−4(350.00mg、438.71μmol、1.00eq)(純度55.215%)をオルトギ酸トリメチル(5.00mL)に溶解し、系を110℃で16時間撹拌した。反応液を遠心脱水し、粗品を得た。粗品をprep−HPLC(Xtimate C18 150*25mm*5uμm、移動相:[水(0.225%FA)−ACN]、B%:10%〜40%により、12min)により分離精製した。WX018を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.81−0.88(m,2H)0.92−1.03(m,4H)1.09−1.19(m,2H)1.88−2.00(m,1H)2.40(s,3H)3.85(tt,J=7.22,3.83Hz,1H)6.87(d,J=0.75Hz,1H)7.75(s,1H)7.77−7.77(m,1H)7.83(s,1H)8.02(d,J=7.78Hz,1H)8.07−8.14(m,1H)8.24(s,1H)8.31(s,1H)8.40(d,J=7.53Hz,1H)8.75(s,1H)である。
ステップ1.化合物WX019−1の合成
WXBB−7(2.00g、7.62mmol、1.00eq)およびWX019−1a(3.77g、38.10mmol、3.00mL、5.00eq)を酢酸(5.00mL)およびアセトニトリル(20.00mL)に加え、混合物を80℃で16時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を濃縮し、飽和炭酸ナトリウム溶液を加えてPH=8〜9となるように調節し、固体を析出させ、濾過し、ケーキを減圧下で遠心脱水した。WX019−1を得て、1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ=8.69(s,1H),7.54(t,J=7.9Hz,1H),7.28(d,J=7.3Hz,1H),6.54(d,J=8.3Hz,1H),6.32(s,2H),5.88(q,J=9.2Hz,2H)である。
ステップ2.化合物WX019−2の合成
WXBB−14(500.00mg、1.33mmol、1.00eq、HCl)(純度:79.03%)を無水ジクロロメタン(10.00mL)内に置き、塩化オキサリル(286.99mg、2.26mmol、197.92μL、1.70eq)および無水N,N−ジメチルホルムアミド(9.34mg、127.78μmol、9.83μL、0.10eq)を加え、混合物を25℃で1時間撹拌した。反応液を半分の体積に濃縮した後、半分の体積の無水ジクロロメタン(5mL)を追加し、3回繰り返し、ジイソプロピルエチルアミン(515.67mg、3.99mmol、696.85μL、3.00eq)およびWX019−1(323.00mg、1.33mmol、1.00eq)を加えた。混合物を25℃で16時間反応させ続けた。反応液に水(20mL)およびジクロロメタン(10mL)を添加し、撹拌して分液し、水相をジクロロメタン(10mL)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品を自動カラムクロマトグラフィー(ISCO(登録商標)、24gSepaFlash(登録商標)SilicaFlashカラム、溶離剤0〜10%のMeOH/DCMethergradient@35mL/min)により精製した。WX019−2を得て、m/z:486.4[M+H]+であり、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.81−0.87(m,2H)0.89−0.95(m,2H)1.91−1.96(m,1H)2.31(s,3H)5.47(q,J=
8.28Hz,2H)6.81(d,J=1.00Hz,1H)7.23(d,J=12.30Hz,1H)7.50(d,J=1.25Hz,1H)7.97(t,J=8.03Hz,1H)8.09(d,J=7.28Hz,1H)8.19(d,J=7.03Hz,1H)8.34(s,1H)8.43(d,J=8.03Hz,1H)9.08(brd,J=16.06Hz,1H)である。
ステップ3.化合物WX019−3の合成
WX019−2(100.00mg、153.12μmol、1.00eq)(純度:74.33%)、p−メトキシベンジルアミン(63.00mg、459.25μmol、59.43μL、3.00eq)および炭酸カリウム(63.00mg、455.83μmol、2.98eq)をアセトニトリル(5.00mL)に加え、混合物を100℃で80時間撹拌した。反応液に水(30mL)を添加し、DCM(30mL*2)を加えて抽出し、有機相を飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品を自動カラムクロマトグラフィー(ISCO(登録商標)、24gSepaFlash(登録商標)SilicaFlashカラム、溶離剤0〜8%MeOH/DCMethergradient@35mL/min)により精製し、WX019−3を得て、m/z:603.6[M+H]+である。
ステップ4.化合物WX019−4の合成
WX019−3(280.00mg、66.54μmol、1.00eq)(純度:14.32%)およびトリフルオロ酢酸(2.00mL)を25℃で16時間撹拌した。反応液を遠心脱水し、飽和炭酸ナトリウムを加えてPH=8〜9となるように調節し、DCM(20mL*2)で2回抽出し、有機相を飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、WX019−4を得て、次のステップに使用する。MSm/z:483.5[M+H]+である。
ステップ5.化合物WX019の合成
WX019−4(30.00mg、43.63μmol、1.00eq)(純度:70.17%)およびオルトギ酸トリメチル2.00mL)を110℃で1時間撹拌した。反応液を遠心脱水した。粗品を高速液体クロマトグラフィー(Xtimate C18 150*25mm*5μm、移動相:[水(0.225%FA)−ACN]、B%:10%〜40%、12min)により分離精製し、WX019を得た。MSm/z:493.5[M+H]+であり、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.85(brs,2H)0.92(brd,J=7.53Hz,2H)2.42(s,3H)5.42(q,J=7.95Hz,2H)6.82−7.01(m,1H)7.56(brs,1H)7.77(s,1H)7.94(brd,J=7.78Hz,1H)8.12−8.20(m,1H)8.23(s,1H)8.37(s,1H)8.49(s,1H)8.55(brd,J=7.78Hz,1H)である。
ステップ1.化合物WX020−2の合成
WXBB−14(500.00mg、1.23mmol、1.00eq、HCl)(純度73.25%)、無水N,N−ジメチルホルムアミド(5.00mg、68.41μmol、5.26μL、0.06eq)を無水ジクロロメタン(8mL)に溶解して懸濁液を形成し、N2条件で塩化オキサリル(310.00mg、2.44mmol、213.79μL、1.99eq)をゆっくりと滴下し、系を25℃で1時間撹拌した後、反応液を減圧下で粘稠になるまで回転させ、無水ジクロロメタン(5mL)を加え、減圧下で粘稠になるまで再回転させ、3回繰り返した後、無水ジクロロメタン(8mL)を加え、WX020−1(220.00mg、1.45mmol、1.18eq)、ジイソプロピルエチルアミン(340.00mg、2.63mmol、459.46μL、2.14eq)を順次添加し、系を25℃で1時間撹拌した。反応が終了した後、反応系を水(30mL)に注ぎ、ジクロロメタン(30mL*2)で抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。製品WX020−2を得て、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.78−0.85(m,2H)0.87−0.92(m,2H)1.91−1.94(m,1H)2.28(s,3H)4.00−4.03(m,3H)6.80(brs,1H)7.19(d,J=12.05Hz,1H)7.40−7.51(m,1H)7.91−7.95(m,2H)7.98(d,J=7.03Hz,1H)8.53−8.60(m,1H)9.16(brd,J=11.80Hz,1H)である。
ステップ2.化合物WX020−3の合成
WX020−2(450.00mg、936.17μmol、1.00eq)(純度:82.05%)をメタノール(10.00mL)に溶解し、ヒドラジン一水和物(91.00mg、1.82mmol、88.35μL、1.94eq)を加え、混合物を60℃で16時間撹拌した。反応液を遠心脱水した。WX020−3を得て、m/z:395.4[M+H]+である。
ステップ3.化合物WX020−4の合成
WX020−3(400.00mg、546.55μmol、1.00eq)(純度:53.859%)およびオルトギ酸トリエチル(4.45g、27.43mmol、5.
00mL、50.19eq)を135℃で16時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を減圧下で遠心脱水した。粗品をMeOH/DCM=0〜8%のカラムにより精製した。WX020−4を得て、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=7.46(d,J=8.0Hz,1H),7.24(d,J=1.5Hz,1H),6.90(dd,J=1.6,8.2Hz,1H),2.97−2.89(m,2H),2.67(t,J=6.9Hz,2H)である。
ステップ4.化合物WX020−5の合成
WX020−4(180.00mg、430.19μmol、1.00eq)(粗品)、炭酸カリウム(178.00mg、1.29mmol、2.99eq)およびp−メトキシベンジルアミン(3.18g、23.18mmol、3.00mL、53.89eq)を100℃で16時間撹拌した。水(30mL)を加え、DCM(30mL*2)で抽出し、有機相を飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をMeOH/DCM=0〜8%のカラムにより精製した。WX020−5を得て、MSm/z:536.6[M+H]+である。
ステップ5.化合物WX020−6の合成
WX020−5(150.00mg、280.06μmol、1.00eq)(粗品)をトリフルオロ酢酸(2.00mL)内に置き、混合物を25℃で1時間撹拌した。反応液を遠心脱水し、飽和炭酸ナトリウムを加えてPH=8〜9となるように調節し、ジクロロメタン(20mL*2)で2回抽出し、有機相を飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。WX020−6を得て、MSm/z:416.2[M+H]+である。
ステップ6.化合物WX020の合成
WX020−6(100.00mg、121.00μmol、1.00eq)(純度:50.27%)をオルトギ酸トリメチル(2.00mL)に加え、混合物を110℃で1時間撹拌した。反応液を直接遠心脱水した。粗品をHPLC(カラム:Xtimate C18 150*25mm*5μm、移動相:[水(0.225%FA)−ACN]、B%:14%〜24%、12min)により分離した。WX020を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=8.77(brs,1H),8.33(brd,J=6.3Hz,1H),8.22(brs,1H),8.12(brd,J=8.3Hz,1H),8.18−8.04(m,1H),7.77(brs,1H),7.65(brs,1H),6.89(brs,1H),2.71(brs,1H),2.77−2.65(m,1H),2.42(brs,3H),1.96(brs,1H),0.96(brs,2H),0.87(brs,2H)である。
ステップ1:化合物WX021−2の合成
予め乾燥した250mLの三口フラスコに、化合物WX021−1(10.00g、45.55mmol、1.00eq)およびエタノール(100.00mL)を添加し、反応液に硫酸(22.34g、227.75mmol、12.14mL、5.00eq)を滴下し、80℃で2時間還流した。反応系を室温まで冷却し、100mLの酢酸エチル希釈を添加し、分液した後、有機相を集め、水相を酢酸エチル(2*50ml)で抽出した。有機相を合わせ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2*50ml)、水(2*50ml)、飽和食塩水洗浄(2*50ml)、無水硫酸ナトリウムで順次乾燥し、減圧下で濃縮してWX021−2を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm1.44(t,J=7.03Hz,3H)4.46(q,J=7.03Hz,2H)7.41(d,J=9.54Hz,1H)8.60(d,J=7.03Hz,1H)である。
ステップ2:化合物WX021−3の合成
予め乾燥した250mLのナス型フラスコに、化合物WX021−2(16.00g、64.62mmol、1.00eq)、鉄粉(18.04g、323.10mmol、5.00eq)、塩化アンモニウム(3.80g、71.08mmol、2.48mL、1.10eq)、溶剤水(130.00mL)およびエタノール(410.00mL)を添加し、該反応液を80℃で6時間還流した。反応液を室温まで冷却し、珪藻土が敷かれたブフナーロートにより、ケーキをジクロロメタン(30mL)で洗浄し、濾液をジクロロメタン(2×40mL)で抽出した。有機相を合わせ、飽和食塩水(2×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮してWX021−3を得た。
ステップ3:化合物WX021−4の合成
予め乾燥した親指状フラスコに、化合物WX021−3(10.00g、45.95mmol、1.00eq)、化合物WXBB−10(12.85g、50.55mmol、1.10eq)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(17.82g、137.85mmol、24.08mL、3.00eq)を添加した。続いて溶剤を添加し、140℃で10時間撹拌し続けた。反応系を室温まで冷却し、100mLの水を加えて希釈し、
分液した後、有機相を集め、水相を酢酸エチル(2*70ml)で抽出した。有機相を合わせ、飽和塩化アンモニウム(2*100ml)、飽和食塩水(2*100ml)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル:石油エーテル=1:9〜1:4)により分離し、精製してWX021−4を得た。m/z=300.1[M+1]である。
ステップ4:化合物WX021−5の合成
予め乾燥した親指状フラスコに、化合物WX021−4(12.00g、40.04mmol、1.00eq)および醋酸(150.00mL)を添加し、その後、チオシアン化カリウム(7.78g、80.08mmol、7.78mL、2.00eq)を添加し、110℃で4時間撹拌し続けた。反応が終了した後、反応液を直接減圧下で遠心脱水し、遠心脱水した後の残留物をジクロロメタン(100mL)に再溶解し、水(100mL)を加え、水相をジクロロメタン(2×80mL)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、吸引濾過して減圧下で遠心脱水した。残留物を酢酸エチル(15ml)によって再結晶し、WX021−5を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.60−0.67(m,2H)0.83−0.90(m,2H)1.32(t,J=7.06Hz,3H)1.65(ddd,J=13.34,8.38,4.96Hz,2H)4.31−4.40(m,2H)6.33(d,J=1.32Hz,1H)7.31(d,J=9.92Hz,1H)8.00(d,J=6.84Hz,1H)10.55(brs,1H)である。m/z=341.0[M+1]である。
ステップ5:化合物WX021−6の合成
予め乾燥した50mlの三口フラスコに、醋酸(51.00mL)、水(9.80mL)および過酸化水素(4.94g、43.57mmol、4.19mL、純度30%、3.00eq)を添加し、窒素ガスで3回換気した後、内部温度計を入れて反応温度を45℃以下に制御し、続いて窒素保護の下で化合物WX021−5(4.95g、14.52mmol、1.00eq)を回分添加し、温度を55℃以下に制御し、この温度で30分間反応させた。反応を室温まで冷却し、飽和の亜硫酸ナトリウム溶液10mLを加え、澱粉ヨウ化カリウム試験紙で検出し、減圧下で回転蒸発した後、250mLの水に溶解し、アンモニア水でpHを10に調製し、その後、ジクロロメタン(2×200mL)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で回転蒸発し、濃黄色固体の残留物を得た。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル:石油エーテル=1:9〜1:3)により分離し、精製してWX021−6を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.75−0.86(m,4H)1.32(t,J=7.03Hz,3H)1.77−1.85(m,1H)4.34(q,J=7.36Hz,2H)6.79(d,J=1.00Hz,1H)7.30(d,J=10.04Hz,1H)7.45(d,J=1.00Hz,1H)7.85(d,J=7.03Hz,1H)。m/z=309.1[M+1]である。
ステップ6:化合物WX021−7の合成
予め乾燥した反応フラスコに、化合物WX021−6(2.48g、8.03mmol、1.00eq)、テトラヒドロフラン(24.00mL)および水(24.00mL)を添加し、該清澄溶液を25℃で2時間撹拌した。2Nの塩酸でpHを4〜5に調節した後、クロロホルム:イソプロパノール(3:1、5×50mL)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、吸引濾過して減圧下で回転蒸発してWX021−7を得た。1H NMR(400MHz,METHANOL−d4)δppm0.75
−0.80(m,1H)0.88−0.98(m,2H)1.84−1.96(m,1H)7.16(d,J=1.10Hz,1H)7.57(d,J=9.70Hz,1H)7.94(d,J=6.84Hz,1H)8.02(s,1H)である。
ステップ7:化合物WX021−8の合成
予め乾燥した50mLの丸底フラスコに、化合物WX021−7(500.00mg、1.78mmol、1.00eq)を添加し、窒素ガスを3回置換した後、ジクロロメタン(20.00mL)を添加し、続いて窒素保護の下で塩化オキサリル(452.22mg、3.56mmol、311.88μL、2.00eq)およびN,N−ジメチルホルムアミド(13.01mg、178.00μmol、13.69μL、0.10eq)をゆっくりと滴下し、滴下が終了した後、25℃で1時間反応させた。反応液を直接回転蒸発し、溶液体積がおよそ3分の1に減少すると、10mLの無水ジクロロメタンを更に3回連続して加え、化合物WX021−8を得た後、直接次の反応に使用する。m/z=295.1[M+14]である。
ステップ8:化合物WX021−9の合成
化合物WX021−8(532.00mg、1.78mmol、1.00eq)が入った100mLの丸底フラスコを窒素ガスで3回換気し、その後、ジクロロメタン(20.00mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(230.05mg、1.78mmol、310.88μL、1.00eq)を添加し、窒素保護の下で化合物WXBB−8(379.53mg、1.87mmol、1.05eq)を添加し、該清澄溶液を30℃で3時間反応させた。反応液を直接遠心脱水した後、酢酸エチル(20mL)で生成物を再溶解し、pH=2の水(3×30mL)で抽出した後、水相をpH=10となるように調製し、ジクロロメタン(3×50mL)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、吸引濾過して遠心脱水した後、WX021−9を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.71−0.90(m,4H)1.52−1.54(d,J=8Hz,6H)1.79−1.92(m,1H)5.41(dt,J=13.55,6.78Hz,1H)6.84(s,1H)7.41(d,J=11.04Hz,1H)7.48−7.55(m,1H)7.81−7.91(m,1H)8.03(d,J=7.53Hz,1H)8.14(d,J=7.53Hz,1H)8.25(s,1H)8.28−8.37(m,1H)8.30−8.32(m,1H)8.31−8.32(m,1H)8.94(brd,J=15.06Hz,1H)。m/z=466.2[M+1]である。
ステップ9:化合物WX021−10の合成
予め乾燥した反応フラスコに、化合物WX021−9(400.00mg、858.53μmol、1.00eq)およびp−メトキシベンジルアミン(1.18g、8.59mmol、1.11mL、10.00eq)を加え、その後、炭酸カリウム(237.32mg、1.72mmol、2.00eq)を加え、系を100℃で5時間反応させた。反応液を室温まで冷却し、水(5mL)を加えて希釈し、ジクロロメタン(5mL*3)で抽出し、有機相を5mL*3の水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、WX021−10を得て、直接次の反応に投入した。m/z=583.2[M+1]である。
ステップ10:化合物WX021−11の合成
予め乾燥した10mLの反応フラスコに、化合物WX021−10(600.00mg
、1.03mmol、1.00eq)およびトリフルオロ酢酸(10.00mL)を加え、系を25℃で0.5時間反応させた。反応液を減圧下で遠心脱水し、ジクロロメタン(10mL)を加え、飽和炭酸水素ナトリウム(5mL)水溶液を加え、有機相を分離し、水(5mL)および飽和食塩水(5mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、WX021−11を得た。m/z=463.2[M+1]である。
ステップ11:化合物WX021の合成
予め乾燥した10mLの反応フラスコに、化合物WX021−11(200.00mg、432.02μmol、1.00eq)およびオルトギ酸ジメチル(2.91g、27.42mmol、3.00mL、63.47eq)を加え、窒素保護の下で、110℃で1時間反応させた。反応液を減圧下で遠心脱水し、高速液体クロマトグラフィーにより精製し、WX021を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.74−0.94(m,4H)1.55(d,J=6.84Hz,6H)1.88−1.96(m,1H)5.45(dt,J=13.40,6.64Hz,1H)6.96(s,1H)7.63(s,1H)7.92(d,J=7.94Hz,1H)7.97(s,1H)8.10(t,J=7.94Hz,1H)8.31(s,1H)8.39(s,1H)8.45(d,J=7.72Hz,1H)8.59(s,1H)である。m/z=473.1[M+1]である。
ステップ1:化合物WX022−1の合成
予め乾燥した50mLのフラスコに、化合物WX021−11(180.00mg、388.83μmol、1.00eq)、エチレントリフルオロホウ酸カリウム(104.17mg、777.66μmol、2.00eq)、酢酸パラジウム(8.73mg、38.88μmol、0.10eq)、n‐ブチルジ(1−アダマンチル)ホスフィン(13.94mg、38.88μmol、0.10eq)および炭酸カリウム(161.22mg、1.17mmol、3.00eq)を添加し、窒素ガスで3回換気した後、水(5
00.00μL)および1,4−ジオキサン(5.00mL)を加え、窒素保護の下で反応容器を90℃の油浴に置き、2時間撹拌した。反応液に水(10mL)を添加し、ジクロロメタン(3×15mL)で抽出した。有機相を合わせ、飽和食塩水(2×25mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で吸引濾過してWX022−1を得た。m/z=455.2[M+1]である。
ステップ2:化合物WX022−2の合成
予め乾燥した10mLの反応フラスコに、化合物WX022−1(76.00mg、167.21μmol、1.00eq)、メタノール(2.00mL)および乾燥パラジウム炭素(20.00mg、188.68μmol、1.13eq)を加え、水素ガスで3回置換した後、25℃で1時間反応させた。反応液を珪藻土が敷かれたビフネルロートにより、減圧下で吸引濾過した後、減圧下で回転蒸発し、WX022−2を得た。m/z=455.2[M+1]である。
ステップ3:化合物WX022の合成
予め乾燥した10mLの反応フラスコに、化合物WX022−2(76.00mg、166.47μmol、1.00eq)およびオルトギ酸トリメチル(2.91g、27.42mmol、3.00mL、164.73eq)を加え、窒素保護の下で、110℃で12時間反応させた。反応液を直接減圧下で回転蒸発した後、高速液体クロマトグラフィーにより精製し、WX022を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.74−0.89(m,4H)1.18(t,J=7.53Hz,3H)1.50(d,J=6.53Hz,6H)1.82−1.91(m,1H)2.63(q,J=7.53Hz,2H)5.39−5.46(m,1H)6.79(d,J=1.00Hz,1H)7.43(d,J=1.51Hz,1H)7.58(d,J=1.00Hz,1H)7.71(s,1H)7.85−7.93(m,2H)8.00−8.07(m,1H)8.16(s,1H)8.34(s,1H)8.38(d,J=8.03Hz,1H)8.53−8.54(m,1H)。m/z=467.2[M+1]である。
ステップ1:化合物WX023の合成
予め乾燥した10mLの親指状フラスコに、化合物WX021(50.00mg、10
5.72μmol、1.00eq)、フェニルボロン酸(25.78mg、211.44μmol、2.00eq)、酢酸パラジウム(2.37mg、10.57μmol、0.10eq)、n‐ブチルジ(1−アダマンチル)ホスフィン(3.79mg、10.57μmol、0.10eq)および炭酸カリウム(43.83mg、317.16μmol、3.00eq)を添加し、窒素ガスで3回換気した後、水(300.00μL)およびジオキサン(3.00mL)を加え、窒素保護の下で反応容器を90℃の油浴に置き、2時間撹拌した。反応液を直接遠心脱水した後、迅速に短シリカゲルカラム(MeOH:DCM=1:5)を通させた後、prep−HPLCで分離してWX023を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.59−0.67(m,2H)0.73−0.80(m,2H)1.51(d,J=7.03Hz,6H)1.70−1.77(m,1H)5.42(dt,J=13.55,6.78Hz,1H)6.55(d,J=1.51Hz,1H)7.19−7.27(m,2H)7.32(dt,J=7.78,1.88Hz,1H)7.85(s,1H)7.91(dd,J=8.03,1.00Hz,1H)8.06(t,J=7.78Hz,1H)8.33(s,1H)8.35(s,1H)8.40(d,J=8.53Hz,1H)8.52(d,J=1.51Hz,1H)8.58(s,1H)8.59(m,1H)である。m/z=515.1[M+1]である。
ステップ1:化合物WX024の合成
予め乾燥した10mLの親指状フラスコに、化合物WX021(50.00mg、105.72μmol、1.00eq)、3−ピリジンボロン酸(25.99mg、211.45μmol、2.00eq)、酢酸パラジウム(2.37mg、10.57μmol、0.10eq)、n‐ブチルジ(1−アダマンチル)ホスフィン(3.79mg、10.57μmol、0.10eq)および炭酸カリウム(43.84mg、317.17μmol、3.00eq)を添加し、窒素ガスで3回換気した後、水(300.00μL)およびジオキサン(3.00mL)を加え、窒素保護の下で反応容器を90℃の油浴に置き、2時間撹拌した。反応液を直接遠心脱水した後、迅速に短シリカゲルカラム(MeOH:DCM=1:5)を通させた後、prep−HPLCにより分離してWX024を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.60−0.66(m,2H)0.73−0.80(m,2H)1.51(d,J=7.03Hz,6H)1.69−1.77(m,1H)5.38−5.48(m,1H)6.55(s,1H)7.18−7.27(m,2H)7.32(dt,J=8.03,2.01Hz,1H
)7.85(s,1H)7.91(d,J=8.03Hz,1H)8.06(t,J=7.78Hz,1H)8.33(s,1H)8.35(s,1H)8.40(d,J=7.53Hz,1H)8.52(d,J=2.51Hz,1H)8.58(s,1H),8.59(d,1H)。m/z=516.2[M+1]である。
ステップ1:化合物WX025の合成
予め乾燥した10mLの反応フラスコに、化合物WX021(50.00mg、105.72μmol、1.00eq)、化合物WX025−1(27.06mg、211.44μmol、2.00eq)、酢酸パラジウム(2.37mg、10.57μmol、0.10eq)、n‐ブチルジ(1−アダマンチル)ホスフィン(3.79mg、10.57μmol、0.10eq)およびK2CO3(43.83mg、317.16μmol、3.00eq)を加え、窒素ガスで3回換気した後、水(300.00μL)およびジオキサン(3.00mL)を加え、窒素保護の下で反応容器を90℃の油浴に置き、2時間撹拌した。反応液を直接遠心脱水した後、迅速に短シリカゲルカラム(メタノール:ジクロロメタン=1:5)を通させた後、prep−HPLCにより精製してWX025を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.73(m,2H)0.86(m,2H)1.56(d,J=6.62Hz,6H)1.84−1.89(m,1H)5.48(dt,J=13.45,6.73Hz,1H)6.68(s,1H)6.78(brd,J=4.85Hz,1H)7.17(brs,1H)7.33(s,2H)7.92−8.02(m,2H)8.10(brt,J=7.94Hz,1H)8.29−8.35(m,1H)8.40(s,1H)8.44(brd,J=7.72Hz,1H)8.60(s,1H)である。m/z=521.2[M+1]である。
ステップ1.化合物WX026−2の合成
WX026−1(5.00g、32.86mmol、4.27mL、1.00eq)をジクロロメタン(20.00mL)に溶解し、トリエチルアミン(33.25mg、328.60μmol、45.55μL、0.01eq)を滴下し、0℃でトリホスゲン(7.31g、24.65mmol、0.75eq)をゆっくりと入れ、更に水酸化ナトリウム(2M、164.30mL、10.00eq)を加え、pH=12〜13となるように調節し、混合物を25℃で2時間撹拌した。反応が終了した後、反応液に2Mの塩酸を加えてpH=7〜8となるように調節し、撹拌して有機相を分割し、水相をジクロロメタン(50mL)で抽出し、有機相を合わせ、有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、WX026−2を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=7.96(dd,J=1.5,7.8Hz,2H),7.54(dt,J=1.5,7.8Hz,2H),7.36−7.25(m,4H),3.93−3.85(m,6H)である。
ステップ2.化合物WX026−4の合成
WX026−3(10.00g、45.57mmol、1.00eq)、ニトロメタン(14.00g、229.22mmol、12.39mL、5.03eq)を氷酢酸(60.00mL)に溶解し、酢酸アンモニウム(9.00g、116.66mmol、2.56eq)を添加し、系を90℃で3時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を室温まで冷却し、水(200mL)を加え、酢酸エチル(300mL*2)で抽出し、有機相を水(300mL*2)および飽和食塩水(300mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、WX026−4を得た。
ステップ3.化合物WX026−5の合成
水素化ホウ素リチウム(660.00mg、30.33mmol、3.98eq)をテトラヒドロフラン(20mL)に懸濁させ、窒素保護の下で、0℃でトリメチルクロロシラン(6.62g、60.96mmol、7.70mL、8.00eq)を添加し、10min撹拌し、WX026−4(2.00g、7.62mmol、1.00eq)のテト
ラヒドロフラン(10mL)溶液を滴下し、混合物を80℃で2時間撹拌した。反応が終了した後、反応液をメタノール(50mL)でクエンチし、減圧下で遠心脱水し、20%の水酸化カリウム溶液(100mL)を加え、ジクロロメタン(100mL*2)で抽出し、有機相を食塩水(200mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。メタノール/ジクロロメタン=10%〜50%のカラムにより精製し、WX026−5を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=7.46(d,J=8.0Hz,1H),7.24(d,J=1.5Hz,1H),6.90(dd,J=1.6,8.2Hz,1H),2.97−2.89(m,2H),2.67(t,J=6.9Hz,2H)である。
ステップ4.化合物WX026−6の合成
WX026−2(1.41g、4.26mmol、1.00eq)を無水THF(15mL)に溶解し、0℃で、窒素保護の下でWX026−5(1.00g、4.26mmol、1.00eq)の無水THF(5mL)溶液を滴下し、混合物を30℃で16時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を直接遠心脱水した。粗品を酢酸エチル/石油エーテル=0〜10%〜25%のカラムにより精製し、WX026−6を得た。
ステップ5.化合物WX026−7の合成
WX026−6(1.10g、1.86mmol、1.00eq)(純度:69.6%)を無水ジクロロメタン(30.00mL)に溶解し、0℃でp−トルエンスルホン酸(2.79g、18.60mmol、1.64mL、10.00eq)を滴下し、混合物を25℃で16時間撹拌した。反応液を氷水(100mL)にゆっくりと注ぎ、ジクロロメタン(100mL*2)で抽出し、有機相を2Mの水酸化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、飽和食塩水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、WX026−7を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=10.69(s,1H),8.22(s,1H),7.77(dd,J=1.5,7.8Hz,1H),7.42−7.36(m,1H),7.27(s,1H),6.91(d,J=8.3Hz,1H),6.81(t,J=7.5Hz,1H),6.36(brs,1H),3.88(s,2H),3.50(dt,J=2.6,6.6Hz,2H),2.88(t,J=6.5Hz,2H)である。
ステップ6.化合物WX026−8の合成
WX026−7(250.00mg、959.66μmol、1.00eq)、WXBB−1(208.00mg、1.92mmol、2.00eq)、炭酸カリウム(400.00mg、2.89mmol、3.02eq)、ヨウ化第一銅(20.00mg、105.01μmol、0.11eq)および8−ヒドロキシキノリン(14.00mg、96.45μmol、16.67μL、0.10eq)をジメチルスルホキシド(2.00mL)に加え、混合物を130℃、マイクロ波、窒素保護の下で5時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を水(20mL)に注ぎ、ジクロロメタン(20mL*2)で抽出し、有機相を飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をメタノール/ジクロロメタン=0〜2%〜4%〜8%のカラムにより精製し、WX026−8を得た。m/z:288.1[M+H]+である。
ステップ7.化合物WX026の合成
WX026−8(50.00mg、173.77μmol、1.00eq)、WXBB
−9(60.00mg、203.98μmol、1.17eq)(純度:90.81%)、Xant−phos(15.00mg、25.92μmol、0.15eq)、Pd2(dba)3(9.00mg、9.83μmol、0.06eq)および炭酸セシウム(170.00mg、521.76μmol、3.00eq)を無水ジオキサン(5.00mL)に加え、混合物を120℃、窒素保護の下で16時間撹拌した。反応が終了した後、水(20mL)を加え、ジクロロメタン(20mL*2)で抽出し、有機相を飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をprep.TLC(ジクロロメタン/メタノール=20/1)板により分離精製し、WX026を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=8.30(s,1H),8.08(s,1H),8.04(brd,J=7.5Hz,1H),7.94(brd,J=8.3Hz,1H),7.89−7.79(m,1H),7.52(s,1H),7.42(s,1H),6.84(s,1H),5.39(td,J=6.6,13.2Hz,1H),4.23(brt,J=6.0Hz,2H),3.13(brt,J=5.8Hz,2H),1.85(brd,J=4.5Hz,1H),1.49(brd,J=6.5Hz,6H),0.87−0.72(m,4H)である。
ステップ1.化合物WX028−1の合成
予め乾燥した100mLの一口フラスコに、WXBB−14(500.00mg、1.92mmol、1.00eq)および無水ジクロロメタン(10.00mL)を加え、窒素ガスを置換し、続いて塩化オキサリル(414.55mg、3.26mmol、285.90μL、1.70eq)を加え、更にN,N−ジメチルホルムアミド(14.04mg、192.00μmol、14.78μL、0.10eq)を加え、窒素保護の下で、25℃で0.5時間反応させた。反応が終了した後、反応液に5mLの無水ジクロロメタンを加え、5mLの無水ジクロロメタンが残るまで遠心脱水し、この方法に従って3回行い、黄色の溶液を得た。ジクロロメタン(10.00mL)を加え、窒素ガスを置換し、
その後、ジイソプロピルエチルアミン(254.47mg、1.97mmol、343.88μL、1.10eq)を加え、5min後にWXBB−11−3(360.20mg、1.79mmol、1.00eq)の無水ジクロロメタン(5.00mL)溶液をゆっくりと添加した。系を窒素保護の下で25℃18時間反応させた。反応が終了した後、反応液を遠心脱水し、10mLの水を加え、2Mの塩酸でpHを2に調節し、20mLの酢酸エチルで水相を洗浄した。水相をアルカリpH〜10(無水炭酸カリウム固体)となるように調節し、20mL*3のジクロロメタンで水相を抽出し、有機相を合わせた後、無水硫酸で乾燥し、遠心脱水し、WX028−1を得た。m/z=444.2(M+1)である。
ステップ2.化合物WX028−2の合成
予め乾燥した反応フラスコに、WX028−1(500.00mg、1.13mmol、1.00eq)およびアセトニトリル(4.00mL)を加え、その後、炭酸カリウム(311.65mg、2.25mmol、2.00eq)およびp−メトキシベンジルアミン(1.55g、11.27mmol、1.46mL、10.00eq)を加え、系を100℃で22時間反応させた。反応が終了した後、反応液を室温まで冷却し、遠心脱水した後、水(10mL)を加えて希釈し、ジクロロメタン(15mL*3)で抽出し、有機相を飽和食塩水10mL*3で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、WX028−2を得た。m/z=561.3(M+1)である。
ステップ3.化合物WX028−3の合成
予め乾燥した50mLの一口フラスコに、WX028−2(630.00mg、1.12mmol、1.00eq)およびトリフルオロ酢酸(15.00mL)を加え、系を25℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液を遠心脱水し、10mLのジクロロメタンを加えて飽和炭酸水素ナトリウム溶液20mL*3で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、遠心脱水してWX028−3を得た。m/z=441.3(M+1)である。
ステップ4.化合物WX028の合成
予め乾燥した親指状フラスコに、WX028−3(150.00mg、340.52μmol、1.00eq)およびオルトギ酸トリメチル(3.00mL)を加え、窒素ガスを3回置換し、窒素保護の下で、110℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液を室温まで降温し、遠心脱水した後、prep−HPLC(カラム:Waters Xbridge 150*25mm 5μm、移動相:[水(0.225%FA)−ACN]、B%:1%〜30%、12min)により分離精製し、更にprep−HPLC(カラム:Waters Xbridge 150*25mm 5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:15%〜45%、10.5min)で精製し、WX028を得て、m/z=451.2(M+1)であり、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.83−0.89(m,2H)0.89−0.94(m,2H)1.87−2.00(m,1H)2.42(s,3H)2.77−2.89(m,2H)3.03−3.11(m,2H)4.43(t,J=7.17Hz,2H)6.88(s,1H)7.52(s,1H)7.74(s,1H)7.94(d,J=7.94Hz,1H)8.02−8.11(m,1H)8.24(s,1H)8.42(d,J=7.50Hz,1H)8.68(s,1H)である。
ステップ1.化合物WX029−1の合成
予め乾燥した40mLの反応フラスコに、WX011−2(50.00mg、112.99umol、1.00eq)およびジオキサン(3mL)を加え、その後、トリホスゲン(33.53mg、112.99umol、1.00eq)のジオキサン(2mL)溶液を35°Cで反応フラスコに加え、溶液が濁り、系を35℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液を室温まで降温し、遠心脱水した。prep−HPLC(カラム:Waters Xbridge 150*25mm 5μm、mobilephase:[water(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:15%〜45%、10.5min)により分離し、WX029−1を得て、m/z=469.2(M+1)、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.77−0.95(m,4H)1.48(d,J=6.65Hz,6H)1.85−1.98(m,1H)2.29(s,3H)5.46(dt,J=13.43、6.59Hz,1H)6.80(s,1H)7.19(s,1H)7.40−7.56(m,2H)8.00(s,1H)8.08(t,J=7.84Hz,1H)8.35−8.47(m,2H)10.41(brs,1H)である。
ステップ2.化合物WX029の合成
予め乾燥した反応フラスコに、WX029−1(100.00mg、213.44μmol、1.00eq)およびジクロロメタン(2.00mL)を加え、その後、Me3OBF4(94.71mg、640.33μmol、3.00eq)を加え、窒素ガスを3回置換し、窒素保護の下で、20℃で16時間反応させ、Me3OBF4(94.71mg、640.32μmol、3.00eq)を追加し、系を40℃で16時間反応させた。反応が終了した後、反応液を室温まで降温し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpHを8に調節し、3mL*3のジクロロメタンで抽出し、有機相を合わせて乾燥した後、遠心脱水し、得られた粗品をprep−HPLC(カラム:Waters Xbridge 150*25mm 5μm、移動相:[水(0.225%FA)−ACN]、B%:1%〜30%、12min)により精製し、WX029を得て、m/z=483.2(M+1)であり、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.76−0.93(m,4H)1.52(brd,J=5.65Hz,6H)1.90(brs,1H)2.29(s,3H)4.24(brs,3H)5.43−5.60(m,1H)6.77(s,1H)7.39−7.51(m,2H)7.55(s,1H)7.89(s,1H)7.98−8.14(m,2H)8.76(brs,1H)11.64(brs,1H)である。
ステップ1.化合物WX030の合成
予め乾燥した50mLの丸底フラスコに、WXBB−17(900.00mg、1.94mmol、1.00eq)およびオルトギ酸トリメチル(9.70g、91.41mmol、10.00mL、47.12eq)を加え、窒素保護の下で、110℃で10時間反応させた。反応が終了した後、反応液を遠心脱水し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(メタノール:ジクロロメタン=0〜1:20)により分離し、WX030を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.63−0.69(m,2H)0.73−0.82(m,2H)1.48(d,J=6.62Hz,6H)1.76−1.86(m,1H)2.51−2.52(m,1H)5.32(s,2H)7.06(s,1H)7.11(s,1H)7.60(s,1H)7.67(brs,1H)7.74(s,1H)7.91(dd,J=7.72,1.76Hz,2H)7.98−8.05(m,1H)8.89(s,1H)である。
ステップ1.化合物WX031−2の合成
予め乾燥した1000mLのフラスコに、WX031−1(30.00g、157.07mmol、1.00eq)、濃硫酸(30.81g、314.14mmol、16.74mL、2.00eq)和ジクロロメタン(310.00mL)を加え、反応系が0℃に降温すると、系内に濃硝酸(15.23g、157.07mmol、10.88mL、純度65%、1.00eq)を滴下した。反応が終了した後、氷水(200mL)を反応液に加え、有機相と水相を分離した後、ジクロロメタン(3×100mL)で水相を抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(2×200mL)で有機相を洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、吸引濾過して濃縮し、粗品を得て、粗品をフラッシュシリカゲルカラム(酢酸エチル:石油エーテル=1:30)により精製し、WX031−2を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm6.96(d,J=9.03Hz,1H)8.40(d,J=7.03Hz,1H)10.69(d,J=1.51Hz,1H)である。
ステップ2.化合物WX031−3の合成
予め乾燥した250mLの三口反応フラスコに、WX031−2(22.01g、93.26mmol、1.00eq)およびアセトン(250.00mL)を加え、窒素ガスを3回置換した後、ジメチルスルホキシド(14.12g、111.91mmol、10.61mL、1.20eq)を加え、反応を50℃で10時間還流した。反応が終了した後、反応液に水(100mL)を加えた後、2時間撹拌し、有機相と水相を分離し、水相
を酢酸エチル(3×80mL)で抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(2×200mL)で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、吸引濾過して濃縮し、粗品を得た。粗品にメタノール(20mL)を加えて叩解し、その後、更にフラッシュシリカゲルカラム(酢酸エチル:石油エーテル=1:30)により精製し、WX031−3を得た。
ステップ3.化合物WX031−4の合成
予め乾燥した100mLのナス型フラスコに、WX031−3(8.30g、33.20mmol、1.00eq)、鉄粉(9.27g、166.00mmol、5.00eq)、塩化アンモニウム(1.95g、36.52mmol、1.28mL、1.10eq)、エタノール(192.00mL)および水(64.00mL)を加え、該反応液を80℃で6時間還流した。反応が終了した後、反応液を珪藻土で濾過した後、遠心脱水し、ジクロロメタン(30mL)および水(20mL)に溶解し、ジクロロメタン(2×20mL)で抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(2×30mL)で有機相を洗浄し、乾燥し、濾過し、濃縮し、粗品を得た。粗品をクロマトグラフィーカラム(酢酸エチル:石油エーテル=1:20〜1:4)により精製し、WX031−4を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm3.57−3.73(m,2H)3.81(s,4H)6.59(d,J=9.92Hz,1H)6.79(d,J=6.84Hz,1H)である。
ステップ4.化合物WX031−5の合成
予め乾燥した長試験管に、WX031−4(4.68g、21.27mmol、1.00eq)、WXBB−10(5.95g、23.40mmol、1.10eq)およびトルエン(50.00mL)を加え、反応を100℃に昇温すると、ジイソプロピルエチルアミン(5.50g、42.54mmol、7.43mL、2.00eq)を加え、100℃で10時間反応させた。反応が終了した後、直接遠心脱水した後、ジクロロメタン(30mL)に再溶解し、水(30mL)を加えて有機相と水相を分離した。ジクロロメタン(2×20mL)で水相を抽出し、有機相を合わせ、それぞれ飽和塩化アンモニウム溶液(2×30mL)、飽和食塩水(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、吸引濾過して濃縮し、粗品を得た。クロマトグラフィーカラム(酢酸エチル:石油エーテル=0〜1:10)により精製し、WX031−5を得た。
ステップ5.化合物WX031−6の合成
予め乾燥した500mLの丸底フラスコに、WX031−5(5.25g、17.38mmol、1.00eq)および氷酢酸(200mL)を加え、その後、チオシアン酸カリウム(3.38g、34.76mmol、3.38mL、2.00eq)を加え、反応を110℃に昇温して4時間反応させた。反応が終了した後、反応液を直接減圧下で遠心脱水し、遠心脱水した後の残留物をジクロロメタン(30mL)に再溶解し、水(30mL)を加え、水相をジクロロメタン(2×25mL)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、吸引濾過して減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をメタノール(10mL)で叩解し、WX031−6を得た。1H NMR(400MHz,METHANOL−d4)δppm0.60−0.72(m,2H)0.82−0.95(m,2H)1.67−1.76(m,1H)4.83(s,3H)6.61(s,1H)7.10(d,J=10.36Hz,1H)7.55(d,J=7.50Hz,1H)である。
ステップ6.化合物WX031−7の合成
予め乾燥した50mlの三口フラスコに、氷酢酸(70.00mL)、水(14.00mL)および過酸化水素(3.47g、30.59mmol、2.94mL、純度30%、3.00eq)を加え、窒素ガスで3回換気した後、内部温度計を入れて反応温度を45℃以下に制御し、続いて窒素保護の下でWX031−6(3.5g、10.20mmol、1.00eq)を回分添加し、温度を55℃以下に制御し、この温度で30min反応させた。反応が終了した後、反応を室温まで冷却し、飽和の亜硫酸ナトリウム溶液10mLを加え、澱粉ヨウ化カリウム試験紙で検出し、減圧下で回転蒸発した後、100mLの水に溶解し、アンモニア水でpHを10に調製し、その後、ジクロロメタン(2×100mL)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で回転蒸発し、粗品を得て、クロマトグラフィーカラム(酢酸エチル:石油エーテル=1:10〜1:1)により精製し、WX031−7を得た。m/z=311.0、313.0[M+1]である。
ステップ7.化合物WX031−8の合成
250mlの水素化フラスコに、WX031−7(2.23g、7.17mmol、1.00eq)およびトリエチルアミン(1.45g、14.34mmol、1.99mL、2.00eq)を加え、その後、メタノール(30.00mL)を加え、窒素で保護した後、Pd(dppf)Cl2(786.95mg、1.08mmol、0.15eq)を加え、一酸化炭素で3回換気し、50psiに加圧した。反応容器を70℃の油浴(外温)に置き、10時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を遠心脱水した後、カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:石油エーテル=1:10〜1:1)により精製し、WX031−8を得た。m/z=291.0[M+1]であり、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.80−0.97(m,4H)1.88−1.99(m,1H)3.92(s,3H)3.94(s,3H)6.81(d,J=11.92Hz,1H)6.90(d,J=0.88Hz,1H)7.61(d,J=1.13Hz,1H)7.90(d,J=7.40Hz,1H)である。
ステップ8.化合物WX031−9の合成
予め乾燥した50mLの丸底フラスコに、WX031−8(1g、3.44mmol、1.00eq)、テトラヒドロフラン(10mL)および水(10mL)を加え、その後、水酸化リチウム(247.51mg、10.33mmol、3.00eq)を加え、系を25℃で2時間反応させた。反応が終了した後、直接遠心脱水した後、トルエン(5mL×3)を加えて更に3回遠心脱水した。反応が成功すると、WX031−9を得て、m/z=277.2[M+1]である。
ステップ9.化合物WX031−10の合成
予め乾燥した50mLの丸底フラスコに、WX031−9(0.95g、3.44mmol、1.00eq)およびジクロロメタン(15mL)を加え、窒素ガスを3回置換した後、塩化オキサリル(872.96mg、6.88mmol、602.04μL、2.00eq)およびN,N−ジメチルホルムアミド(25.13mg、343.88μmol、26.46μL、0.10eq)を加え、系を25℃で0.5時間反応させた。反応が終了した後、直接回転蒸発し、溶剤が3分の1になると、ジクロロメタン(15mL)を加え、このように3回行い、得られたWX031−10のジクロロメタンにおける溶液を、直接次の反応に投入した。m/z=291.2[M+114]である。
ステップ10.化合物WX031−11の合成
WX031−10のジクロロメタンにおける溶液に、ジクロロメタン(20mL)を加え、窒素ガスを3回置換した後、ジイソプロピルエチルアミン(885.84mg、6.85mmol、1.20mL、2.00eq)を加え、WXBB−8(731.37mg、3.60mmol、1.05eq)のジクロロメタン(5mL)溶液をゆっくりと入れ、系を20℃で10時間反応させた。反応が終了した後、反応液を遠心脱水してからジクロロメタン(30mL)に再溶解し、稀塩酸(pH=2)で有機相を抽出し、その後、炭酸ナトリウムで水相のpHを10に調節してから、ジクロロメタン(3×30mL)で水相を抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、吸引濾過して濃縮し、WX031−11を得た。m/z=462.3[M+1]および231.7[M+2]/2である。
ステップ11.化合物WX031−12の合成
予め乾燥した長試験管に、WX031−11(1.1g、2.38mmol、1eq)および炭酸カリウム(329.43mg、2.38mmol、1eq)を加え、その後、p−メトキシベンジルアミン(5mL)を加え、反応温度を100℃に昇温し、この温度で10時間反応させた。反応が終了した後、反応液を冷却してからジクロロメタン(20mL)および水(15mL)に溶解し、有機相と水相を分離した後、ジクロロメタン(3×10mL)で水相を抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(2×20mL)で有機相を洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、吸引濾過して濃縮し、WX031−12を得た。m/z=579.3[M+1]および290.2[M+2]/2である。
ステップ12.化合物WX031−13の合成
予め乾燥した100mLの丸底フラスコに、WX031−12(3.5g、6.05mmol、1.00eq)およびトリフルオロ酢酸(689.64mg、6.05mmol、447.82μL、1.00eq)を加え、25℃で12時間反応させた。反応が終了した後、反応液を遠心脱水した後、ジクロロメタン(20mL)および炭酸水素ナトリウム飽和水溶液(20mL)に再溶解し、有機相と水相を分離した後、ジクロロメタン(2×15mL)で水相を洗浄し、有機相を合わせ、それぞれ飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2×20mL)および飽和食塩水(2×20mL)で有機相を洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥して吸引濾過してから濃縮し、粗品を得た。粗品をクロマトグラフィーカラム(メタノール:ジクロロメタン=1:30〜1:10)により精製した後、迅速調製分離(カラム:Luna C18 100*30mm 5μm、移動相:[水(0.1%TFA)−ACN]、B%:20%〜40%、10min)により、WX031−13を得た。m/z=459.3[M+1]および230.3[M+2]/2である。
ステップ14.化合物WX031の合成
予め乾燥した10mLの親指状フラスコに、WX031−13(0.055g、119.95μmol、1.00eq)およびオルトギ酸トリメチル(4.36g、41.13mmol、4.5mL、342.91eq)を加え、窒素保護の下で、110℃で0.1時間反応させた。反応が終了した後、反応液を減圧下で遠心脱水した後、迅速調製分離(カラム:Agela Durashell C18 150*25mm 5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:25%〜55%、10.5min])によりWX031を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.78−0.84(m,2H)0.84−0.90(m,2H)1.53(s,3H)1.55(s,3H)1.86−1.94(m,1H)4.01(s,3H)5.46(dt,J=13.45,6.73Hz,1H)7.01(d,J=1.10Hz,1H)7.30(s,1H)7.74(d,J=1.32Hz,1H)7.93(
dd,J=8.05,0.77Hz,1H)8.07(t,J=7.94Hz,1H)8.22(s,1H)8.37(s,1H)8.41(dd,J=7.83,0.77Hz,1H)8.55(s,1H)である。
ステップ1.化合物WX032−1の合成
予め乾燥した100mLの丸底フラスコに、WXBB−17(1.51g、3.26mmol、1eq)およびオルトギ酸トリメチル(9.68g、91.22mmol、10mL、27.97eq)を加え、窒素保護の下で、110℃で1時間反応させた。反応が終了した後、反応液を直接減圧下で濃縮し、残留物を得た。残留物をフラッシュクロマトグラフィー分離(ジクロロメタン:メタノール=0−10:1)により精製し、WX032−1を得た。m/z=473.2[M+1]および237.1[M+2]/2である。
ステップ2.化合物WX032の合成
予め乾燥した親指状フラスコに、WX032−1(0.06g、126.87μmol、1eq)、WX032−2(17.37mg、126.87μmol、1eq)、酢酸パラジウム(2.85mg、12.69μmol、0.1eq)、n‐ブチル−ジ(1−アダマンチル)ホスフィン(4.55mg、12.69μmol、0.1eq)および炭酸カリウム3(52.60mg、380.61μmol、3eq)を加え、その後、水(0.3mL)およびジオキサン(3mL)を加え、窒素ガスを3回置換し、窒素保護の下で、90℃で2時間反応させた。反応が終了した後、反応液を直接減圧下で濃縮し、残留物を得た。残留物を5mlのジクロロメタンで溶解し、5mlの水を加えて希釈し、分液した後、有機相を集めた。水相をジクロロメタン(3*5ml)で洗浄し、有機相を合わせ、更に飽和食塩水(2*3ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮して粗品を得た。粗品に迅速に短シリカゲルカラム(ジクロロメタン:メタノール=3:1、)を通させた後、迅速調製分離(カラム:Agela Dura Shell 150mm_25mm_5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:25%〜45%、12min)により精製し、WX032を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ8.66(s,1H),8.48−8.53(m,2H),8.44(s,1H),8.40(s,1H),8.15(t,J=7.97Hz,1H),8.00(d,J=8.16Hz,1H),7.92(s,1H),7.29−7.30(m,1H),7.28(s,1H),7.15(d,J=8.0
3Hz,1H),5.52(td,J=6.63,13.46Hz,1H),2.63(s,3H),1.78−1.91(m,1H),0.78−0.95(m,2H),0.63−0.77(m,2H)である。
ステップ1.化合物WX033の合成
予め乾燥した反応フラスコに、WX030(0.05g、105.72μmol、1eq)、WX033−1(32.34mg、211.45μmol、2eq)、醋酸(2.37mg、10.57μmol、0.1eq)、n‐ブチル−ジ(1−アダマンチル)ホスフィン(3.79mg、10.57μmol、0.1eq)および炭酸カリウム(43.84mg、317.17μmol、3eq)を加え、その後、水(0.3mL)およびジオキサン(3mL)を加え、窒素ガスを3回置換し、窒素保護の下で、90℃で2時間反応させた。反応が終了した後、反応液を直接減圧下で濃縮し、残留物を得た。残留物を5mlのジクロロメタンで溶解し、5mlの水を加えて希釈し、分液した後、有機相を集めた。水相をジクロロメタン(3*5ml)で洗浄し、有機相を合わせ、更に飽和食塩水(2*3ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮して粗品を得た。粗品に迅速に短シリカゲルカラム(ジクロロメタン:メタノール=3:1)を通させてから、迅速調製分離(カラム:Agela Dura Shell 150mm_25mm_5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:30%〜55%、12min)により精製し、WX033を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ8.64(s,1H),8.48(d,J=7.53Hz,1H),8.42(s,1H),8.37(s,1H),8.15(d,J=2.64Hz,1H),8.09−8.13(m,1H),7.98(d,J=7.91Hz,1H),7.89(s,1H),7.31(s,1H),7.22(dd,J=2.64,8.66Hz,1H),6.72(d,J=8.78Hz,1H),6.68(s,1H),5.51(td,J=6.76,13.46Hz,1H),3.99(s,3H),1.78−1.89(m,1H),1.59(s,6H),0.82−0.90(m,2H),0.70−0.77(m,2H)である。
ステップ1.化合物WX034の合成
予め乾燥した親指状フラスコに、WX030(0.05g、105.72μmol、1eq)、WX034−1(29.17mg、211.45μmol、2eq)、酢酸パラジウム(2.37mg、10.57μmol、0.1eq)、n‐ブチル−ジ(1−アダマンチル)ホスフィン(3.79mg、10.57μmol、0.1eq)および炭酸カリウム(43.84mg、317.17μmol、3eq)を加え、その後、水(0.3mL)およびジオキサン(3mL)を加え、窒素ガスを3回置換し、窒素保護の下で、90℃で2時間反応させた。反応が終了した後、反応液を直接減圧下で濃縮して残留物を得た。残留物を5mlのジクロロメタンで溶解し、5mlの水を加えて希釈し、分液した後、有機相を集めた。水相をジクロロメタン(3*5ml)で洗浄し、有機相を合わせ、更に飽和食塩水(2*3ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮して粗品を得た。粗品に迅速に短シリカゲルカラム(ジクロロメタン:メタノール=3:1)を通させてから、迅速調製分離(カラム:Agela Dura Shell 150mm_25mm_5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:20%〜45%、12min)により精製し、WX034を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ8.63(s,1H),8.47(d,J=7.03Hz,1H),8.42(s,1H),8.33(s,1H),8.11−8.16(m,1H),8.07−8.11(m,1H),7.98(d,J=7.40Hz,1H),7.87(s,1H),7.34(d,J=1.25Hz,1H),7.04(dd,J=2.38,8.66Hz,1H),6.70(d,J=1.13Hz,1H),6.44(d,J=8.53Hz,1H),5.51(quin,J=6.78Hz,1H),4.64(s,2H),1.78−1.92(m,1H),1.58(d,J=6.65Hz,6H),0.83−0.91(m,2H),0.72−0.78(m,2H)である。
ステップ1.化合物WX035−2の合成
予め乾燥した250mLの丸底フラスコに、WX031−2(20g、84.75mmol、1eq)およびN,N−ジメチルホルムアミド(150mL)を加え、その後、WX035−1(14.13g、101.70mmol、9.55mL、1.2eq)および炭酸カリウム(23.43g、169.49mmol、2eq)を加え、系を50℃で20時間反応させた。反応液を遠心脱水した後、酢酸エチル(100mL)および水(100mL)に再溶解し、有機相と水相を分離した後、酢酸エチル(3×50mL)で水相を抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(2×150mL)で有機相を洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、吸引濾過した後、粗品を得た。粗品をフラッシュシリカゲルカラム
(EA:PE=1:10〜1:4)により精製し、WX035−2を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm3.41(s,3H)3.73−3.82(m,2H)4.14−4.28(m,1H)4.14−4.28(m,1H)6.93(d,J=9.92Hz,1H)8.10(d,J=7.28Hz,1H)である。
ステップ2.化合物WX035−3の合成
予め乾燥した1000mLのナス型フラスコに、WX035−2(22.3g、75.83mmol、1.00eq)、鉄粉(12.71g、227.49mmol、3eq)、塩化アンモニウム(4.46g、83.41mmol、2.92mL、1.10eq)、水(130mL)およびエタノール(400mL)を加えた。該反応液を80℃で6時間還流した。反応液に珪藻土を通させた後、遠心脱水した。ジクロロメタン(100mL)および水(80mL)に溶解し、ジクロロメタン(2×50mL)で水相を抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(2×100mL)で有機相を洗浄し、乾燥し、濾過し、濃縮し、粗品を得た。フラッシュシリカゲルカラム(酢酸エチル:石油エーテル=1:8〜1:1)によりWX035−3を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm3.41(s,3H)3.71−3.77(m,4H)4.06−4.10(m,2H)6.62(d,J=9.92Hz,1H)6.80(d,J=6.84Hz,1H)である。
ステップ3.化合物WX035−4の合成
予め乾燥した500mLの反応フラスコに、WX035−3(12.64g、47.86mmol、1.00eq)、WXBB−10(13.39g、52.65mmol、1.10eq)およびトルエン(120mL)を加え、反応を100℃に昇温すると、ジイソプロピルエチルアミン(12.37g、95.72mmol、16.67mL、2.00eq)を加え、100℃で10時間反応させた。遠心脱水した後、クロマトグラフィーカラムにより精製(酢酸エチル:石油エーテル=0〜1:10)を経て、WX035−4を得た。m/z=346.1、348.1[M+1]である。
ステップ4.化合物WX035−5の合成
予め乾燥した500mLの丸底フラスコに、WX035−4(14.85g、42.90mmol、1.00eq)および氷酢酸(200mL)を加え、その後、チオシアン酸カリウム(8.34g、85.79mmol、8.34mL、2.00eq)を加え、反応を110℃に昇温して3時間反応させた。反応が終了した後、反応液を直接減圧下で遠心脱水し、遠心脱水した後の残留物をジクロロメタン(60mL)に再溶解し、水(60mL)を加え、水相をジクロロメタン(2×40mL)で抽出した。有機相を合わせ、有機相を飽和食塩水(2×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、吸引濾過し、減圧下で遠心脱水した。クロマトグラフィーカラムにより精製(酢酸エチル:石油エーテル=1:10〜1:1)により、WX035−5を得た。m/z=387.1、389.1[M+1]である。
ステップ5.化合物WX035−6の合成
予め乾燥した250mlの三口フラスコに、氷酢酸(100mL)、水(18mL)および過酸化水素(9.39g、82.80mmol、7.95mL、純度30%、3.00eq)を加え、内部温度計を入れて反応温度を45℃に制御し、続いてWX035−5(10.69g、27.60mmol、1.00eq)を回分添加し、温度を55℃以下
に制御し、この温度で30min反応させた。反応を室温まで冷却し、飽和の亜硫酸ナトリウム溶液20mLを加え、澱粉ヨウ化カリウム試験紙で青にならないように検出し、減圧下で回転蒸発した後、100mLの水に溶解し、アンモニア水でpHを10に調製した後、ジクロロメタン(2×150mL)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で回転蒸発し、WX035−6を得た。m/z=355.1、357.1[M+1]である。
ステップ6.化合物WX035−7の合成
250mlの水素化フラスコに、WX035−6(7.1g、19.99mmol、1.00eq)およびトリエチルアミン(4.05g、39.98mmol、5.56mL、2.00eq)を加え、その後、メタノール(100mL)およびPd(dppf)Cl2(2.19g、3.00mmol、0.15eq)を加え、一酸化炭素で3回換気し、50psiに加圧した。反応容器を70℃の油浴(外温)に置き、10時間撹拌した。反応液を遠心脱水した後、クロマトグラフィーカラム(酢酸エチル:石油エーテル=1:10〜1:1)により分離し、WX035−7を得て、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.70−0.78(m,2H)0.81−0.89(m,2H)1.81−1.91(m,1H)3.36(s,3H)3.66−3.73(m,2H)3.88(s,3H)4.14−4.21(m,2H)6.78(d,J=11.69Hz,1H)6.90(s,1H)7.66(s,1H)7.84(d,J=7.50Hz,1H)である。
ステップ7.化合物WX035−8の合成
予め乾燥した100mLのフラスコに、WX035−7(2.5g、7.48mmol、1.00eq)、水酸化リチウム(537.25mg、22.43mmol、3.00eq)、テトラヒドロフラン(25mL)および水(25mL)を加え、該清澄溶液を25℃で1時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を直接水ポンプにより遠心脱水した後、トルエン(2×10mL)を加えて遠心脱水されない水分を除去し、WX035−8を得た。m/z=321.1[M+1]である。
ステップ8.化合物WX035−9の合成
予め乾燥した100mLの丸底フラスコに、WX035−8(2.4g、7.49mmol、1.00eq)を加え、窒素ガスを3回置換した後、ジクロロメタン(40mL)を加えた後、窒素保護の下で、塩化オキサリル(1.90g、14.99mmol、1.31mL、2.00eq)およびN,N−ジメチルホルムアミド(54.76mg、749.26μmol、57.65μL、0.10eq)をゆっくりと滴下し、滴下が終了した後、25℃で1時間反応させた。反応が終了した後、直接水ポンプにより回転蒸発し、溶液体積がおよそ3分の1に減少すると、20mLの無水ジクロロメタンを更に加え、3回連続し、得られたWX035−9のジクロロメタンにおける溶液を、直接次の反応に使用する。m/z=335.2[M+14]である。
ステップ9.化合物WX035−10の合成
WX035−9(2.54g、7.50mmol、1.00eq)が入った100mLの丸底フラスコを窒素ガスで3回換気し、その後、ジクロロメタン(40mL)およびジイソプロピルエチルアミン(1.94g、15.00mmol、2.61mL、2eq)を加え、窒素保護の下で、WXBB−8(1.60g、7.87mmol、1.05eq)を加え、該清澄溶液を25℃で4時間反応させた。反応が終了した後、pH=2の水(
3×30mL)で抽出し、その後、水相をpH=10となるように調製してから、ジクロロメタン(3×50mL)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、吸引濾過して遠心脱水した後、WX035−10を得た。m/z=506.4[M+1].253.8[M+2]/2である。
ステップ10.化合物WX035−11の合成
予め乾燥した長試験管に、WX035−10(1.2g、2.37mmol、1eq)、p−メトキシベンジルアミン(3.26g、23.74mmol、10eq)および炭酸カリウム(656.13mg、4.75mmol、2eq)を加え、その後、N−メチルピロリドン(10mL)を加え、反応温度を100℃に昇温し、この温度で10時間反応させた。反応が終了した後、反応を冷却してから酢酸エチル(20mL)および水(20mL)を加え、有機相と水相を分離した後、酢酸エチル(3×20mL)で水相を抽出し、有機相を合わせた後、水(5×30mL)で有機相を洗浄し、N−メチルピロリドンを除去し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、吸引濾過して濃縮し、WX035−11を得た。m/z=623.3[M+1]および312.2[M+2]/2である。
ステップ11.化合物WX035−12の合成
予め乾燥した100mLのフラスコに、WX035−11(1.75g、2.81mmol、1eq)およびトリフルオロ酢酸(30.80g、270.12mmol、20mL、96.12eq)を加え、該清澄溶液を30℃で2時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を直接遠心脱水してから、ジクロロメタン(20mL)に再溶解して炭酸水素ナトリウム(20mL)を加え、有機相と水相を分離した後、ジクロロメタン(3×20mL)で水相を抽出し、有機相を合わせた後、飽和食塩水(2×25mL)で有機相を洗浄し、乾燥し、吸引濾過して濃縮した後、粗品を得た。クロマトグラフィーカラム(メタノール:ジクロロメタン=1:30〜1:10)により精製し、WX035−12を得た。m/z=503.3[M+1]および252.2[M+2]/2である。
ステップ12.化合物WX035の合成
予め乾燥した50mLの丸底フラスコに、WX035−12(550.41mg、1.10mmol、1.00eq)およびオルトギ酸トリメチル(9.70g、91.41mmol、10mL、83.46eq)を加え、窒素保護の下で、110℃で1時間反応させた。反応が終了した後、反応液を減圧下で遠心脱水した後、迅速調製分離(カラム:Agela Dura Shell C18 150*25mm 5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:25%〜55%、10.5min)により、WX035を得た。1H NMR(400MHz,METHANOL−d4)δppm0.58−0.78(m,2H)0.82−0.94(m,2H)1.56(s,3H)1.57(s,3H)1.83−1.96(m,1H)3.40(s,3H)3.76−3.84(m,2H)4.39(brd,J=3.53Hz,2H)5.46(dt,J=13.62,6.75Hz,1H)7.24(s,1H)7.42(s,1H)7.96−8.03(m,2H)8.18−8.30(m,3H)8.67(s,1H)8.86(s,1H)である。
ステップ1:化合物WX036−1の合成
予め乾燥した10mLの反応フラスコに、イソプロペニルフルオロホウ酸カリウム(235.19mg、2.16mmol、2eq)、化合物WXBB−17(0.5g、1.08mmol、1.00eq)、n‐ブチルジ(1−アダマンチル)ホスフィン(38.72mg、108.01μmol、0.10eq)、酢酸パラジウム(24.25mg、108.01μmol、0.10eq)および炭酸カリウム(447.83mg、3.24mmol、3.00eq)を加え、窒素ガスで3回換気した後、水(0.7mL)およびジオキサン(7mL)を加え、窒素保護の下で反応容器を90℃の油浴に置き、2時間撹拌した。反応が終了した後、反応液に水(10mL)を添加し、ジクロロメタン(3×15mL)で抽出した。有機相を合わせ、飽和食塩水(2×25mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で吸引濾過し、WX036−1を得た。MS:m/z=235.3[M+1]/2である。
ステップ2:化合物WX036−2の合成
予め乾燥した50mLのフラスコに、化合物WX036−1(257.72mg、550.02μmol、1.00eq)、メタノール(8mL)およびパラジウムカーボン(65.88mg)を加え、水素ガスで3回置換した後、25℃で1時間反応させた。反応が終了した後、珪藻土が敷かれたビフネルロートにより反応液を減圧下で吸引濾過してから、減圧下で回転蒸発し、WX036−2を得た。MS:m/z=236.4[M+1]/2である。
ステップ3:化合物WX036の合成
予め乾燥した50mLの反応フラスコに、化合物WX036−2(0.14g、297.51μmol、1.00eq)およびオルトギ酸トリメチル(5.20g、49.01mmol、5.37mL、164.73eq)を加え、窒素保護の下で、110℃で2時
間反応させた。反応が終了した後、反応液にフラッシュシリカゲルカラム(メタノール/ジクロロメタン=0〜20%)を通させてから迅速調製分離(カラム:Agela Dura Shell C18 150*25mm 5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:27%〜57%、10.5min)により精製し、WX036を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.83−0.89(m,2H)0.89−0.95(m,2H)1.27(d,J=6.84Hz,6H)1.56(d,J=6.84Hz,6H)1.89−1.97(m,1H)2.99(dt,J=13.67,6.84Hz,1H)5.49(dt,J=13.45,6.73Hz,1H)6.84(s,1H)7.48(s,1H)7.84(s,1H)7.94(d,J=8.16Hz,1H)8.06−8.14(m,1H)8.22(s,1H)8.40(s,1H)8.45(d,J=7.72Hz,1H)8.60(s,1H)である。
ステップ1:化合物WX037−1の合成
WX031−2(28g、118.65mmol、1eq)を無水DMF(200mL)に溶解し、K2CO3(32.80g、237.29mmol、2eq)およびBnBr(24.35g、142.38mmol、16.91mL、1.2eq)を加え、混合物を20℃で16時間撹拌した。反応液を水(600mL)に注ぎ、EA(300mL*2)で抽出し、有機相を水(300mL)および飽和食塩水(300mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。PE/EA=5/1(120mL)で粗品を20℃で0.5時間叩解し、濾過し、ケーキを減圧下で乾燥した。WX037−1を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=8.20(d,J=7.3Hz,1H),7.50−7.38(m,5H),6.94(d,J=9.8Hz,1H),5.25(s,2H)である。
ステップ2:化合物WX037−2の合成
WX037−1(26.5g、81.26mmol、1eq)をMeOH(500mL)に溶解し、NiCl2.6H2O(69.53g、292.53mmol、3.6eq)を回分添加し、0℃でNaBH4(15.37g、406.26mmol、5eq)を複数のバッチに分けて添加して混合し、25℃で0.5時間撹拌した。反応液に、飽和塩化アンモニウム溶液(500mL)を加え、メタノールを回転により除去し、EA(500mL)を加え、10分間撹拌し、不溶性固体を濾過し、濾液分液得到有機相、水相再用EA(250mL)で抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(250mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、WX037−2を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=7.43(brs,5H),6.87(brd,J=5.0Hz,1H),6.70(brd,J=9.5Hz,1H),5.07(brs,2H),3.75(brs,2H)である。
ステップ3:化合物WX037−3の合成
WX037−2(22g、63.81mmol、1eq)(純度:85.59%)を無水トルエン(200mL)に加え、WXBB−10(17.04g、67.00mmol、1.05eq)およびDIEA(16.49g、127.62mmol、22.23mL、2eq)を加え、混合物を100℃で16時間撹拌した。反応液を遠心脱水し、水(200mL)を加え、EA(200mL*2)で抽出し、有機相を飽和食塩水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品にPE/EA=5/1(60mL)を加え、20℃で0.5時間叩解し、濾過し、ケーキを減圧下で遠心脱水してWX037−3を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=7.38−7.23(m,5H),6.58(d,J=9.8Hz,1H),6.48(d,J=6.8Hz,1H),5.02(brd,J=4.8Hz,1H),5.00(s,2H),4.06(d,J=5.0Hz,2H),1.98−1.88(m,1H),1.08(quin,J=3.8Hz,2H),0.96−0.87(m,2H)である。
ステップ4:化合物WX037−4の合成
WX037−3(15g、35.58mmol、1eq)(純度:89.71%)をAcOH(120mL)に加え、KSCN(6.91g、71.15mmol、6.91mL、2eq)を加え、混合物を110℃で、窒素保護の下で4時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(300mL)に注ぎ、15分間撹拌し、固体を析出させ、濾過し、ケーキを減圧下で遠心脱水し、WX037−4を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=11.56(brs,1H),7.60(d,J=7.3Hz,1H),7.30−7.21(m,5H),6.79(d,J=9.8Hz,1H),6.31(s,1H),5.02(s,2H),1.67−1.58(m,1H),0.84−0.77(m,2H),0.61−0.53(m,2H)である。
ステップ5:化合物WX037−5の合成
WX037−4をAcOH(150mL)およびH2O(15mL)の混合溶液に溶解し、H2O2(12.97g、114.42mmol、10.99mL、純度30%、3.22eq)を滴下し、系を45℃で0.5時間撹拌した。室温まで冷却し、反応液を亜硫酸ナトリウム(30g)の水溶液(300mL)にゆっくりと加え、EA(300mL*2)で抽出し、有機相を飽和炭酸水素ナトリウム(300mL)で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をカラムにより精製(EA/PE=0〜10%〜20%)によりWX037−5を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=7.64(d,J=1.0Hz,1H),7.48(d,J=7.0Hz,1H),7.42−7.34(m,3H),7.33−7.29(m,2H),6.94−6.88(m,2H),5.11(s,2H)、1.95−1.86(m,1H),0.92−0.86(m,2H),0.83−0.77(m,2H)である。
ステップ6:化合物WX037−6の合成
WX037−5(6g、14.56mmol、1eq)(純度93.95%)を無水MeOH(100mL)に溶解し、Pd(dppf)Cl2(1.07g、1.46mmol、0.1eq)、Et3N(2.95g、29.11mmol、4.05mL、2eq)を加え、系をCO(50psi)条件において80℃で4時間撹拌した。反応液を濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をカラムにより精製(EA/PE=0〜10%〜20%〜40%)によりWX037−6を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=7.92(d,J=7.5Hz,1H),7.67(d,J=0.8Hz,1H),7.44−7.31(m,5H),6.93(d,J=0.8Hz,1H),6.87(d,J=11.8Hz,1H),5.19(s,2H),3.94(s,3H),1.96−1.86(m,1H),0.93−0.86(m,2H),0.84−0.78(m,2H)である。
ステップ7:化合物WX037−7の合成
WX037−6(2.7g、7.37mmol、1eq)を無水THF(20mL)に溶解し、LiOH(530mg、22.13mmol、3eq)をH2O(10mL)に溶解した溶液を加え、混合物を20℃で1時間撹拌した。反応液を直接乾燥して粗品を得た。粗品(DCM:MeOH=10:1,44mL)を20℃で0.5時間叩解し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、WX037−7を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.59−0.65(m,2H)0.69−0.78(m,2H)1.73−1.83(m,1H)5.15(s,2H)6.99(d,J=11.80Hz,1H)7.08(s,1H)7.33(brdd,J=7.78,4.77Hz,1H)7.36(d,J=1.51Hz,2H)7.37(brs,2H)7.57(d,J=7.78Hz,1H)7.64(s,1H)である。
ステップ8:化合物WX037−8の合成
予め乾燥した100mLの丸底フラスコに、化合物WX037−7(2.5g、7.10mmol、1.00eq)を加え、窒素ガスを3回置換した後、ジクロロメタン(35mL)を加え、その後、窒素保護の下で塩化オキサリル(1.80g、14.19mmol、1.24mL、2.00eq)およびN,N−ジメチルホルムアミド(51.86mg、709.51μmol、54.59μL、0.10eq)をゆっくりと滴下し、滴下が終了した後、25℃で1時間反応させた。反応が終了した後、直接水ポンプで回転蒸発し、溶液体積がおよそ3分の1に減少すると、15mLの無水ジクロロメタンを更に加え、3回連続した後、得られたWX037−8のジクロロメタンにおける溶液を、直接次のステップに使用する。MS:m/z=367.3[M+14]である。
ステップ9:化合物WX037−9の合成
化合物WX037−8(2.6g、7.01mmol、1.00eq)が入った100
mLの丸底フラスコを窒素ガスで3回換気し、その後、ジクロロメタン(35mL)およびジイソプロピルエチルアミン(1.81g、14.02mmol、2.44mL、2eq)を加え、窒素保護の下で化合物WXBB−8(1.50g、7.36mmol、1.05eq)を加え、該清澄溶液を25℃で3時間反応させた。反応が終了した後、反応液を遠心脱水し、ジクロロメタン(40mL)で生成物を再溶解し、pH=2の水(3×30mL)で抽出し、その後、水相をpH=10となるように調製してから、ジクロロメタン(3×50mL)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、吸引濾過して遠心脱水した後、WX037−9を得た。MS:m/z=269.8[M+1]/2である。
ステップ10:化合物WX037−10の合成
予め乾燥した100mLの丸底フラスコに、化合物WX037−9(3.5g、6.51mmol、1.00eq)、およびp−メトキシベンジルアミン(8.93g、65.11mmol、8.43mL、10.00eq)を加え、その後、炭酸カリウム(1.80g、13.02mmol、2.00eq)を加え、系を100℃で2時間反応させた。反応が終了した後、反応液を遠心脱水してから水(30mL)を加え、2NのHClでpHを6程度に調節した後、ジクロロメタン(3×25mL)で抽出し、反応しきれないp−メトキシベンジルアミンを除去した。有機相を合わせた後、カラムクロマトグラフィー(メタノール:ジクロロメタン=1:30〜1:10)により精製し、WX037−10を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.55−0.65(m,2H)0.72(brd,J=8.38Hz,2H)1.28(dt,J=6.62,1.87Hz,6H)1.67−1.81(m,1H)1.90(brs,1H)3.76−3.84(m,3H)4.32(d,J=5.51Hz,2H)4.94(s,2H)5.51(dt,J=13.40,6.64Hz,1H)6.21(s,1H)6.73(s,1H)6.85(s,1H)6.87(s,1H)7.11−7.18(m,2H)7.22−7.29(m,5H)7.38(s,1H)7.59(d,J=1.76Hz,1H)7.77−7.86(m,1H)7.91−7.99(m,1H)8.13(d,J=8.16Hz,1H)8.21(s,1H)8.49(brt,J=5.40Hz,1H)9.46(brd,J=14.77Hz,1H)である。
ステップ11:化合物WX037−11の合成
予め乾燥した100mLの丸底フラスコに、化合物WX037−10(2g、3.05mmol、1eq)およびトリフルオロ酢酸(20mL)を加え、系を25℃で1時間反応させた。反応が終了した後、反応液を遠心脱水してから、40mLの水に加え、飽和の炭酸水素ナトリウム溶液を加えてpHを8に調節し、ジクロロメタン(3×40mL)で水相を抽出し、有機相を合わせた後、飽和食塩水(2×40mL)で有機相を洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、吸引濾過して濃縮した後、粗品を得た。自動カラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=20:1−10:1)を経過し、WX037−11を得た。MS:m/z=268.2[M+1]/2である。
ステップ12:化合物WX037−12の合成
250mLの水素化フラスコに、化合物WX037−11(1.33g、2.49mmol、1eq)、パラジウムカーボン(1.33g、2.49mmol、純度10%、1eq)およびメタノール(40mL)を加え、水素ガスで3回置換した後、25℃で2時間反応させた。反応が終了した後、反応液に珪藻土を通させ、濾液を遠心脱水してWX037−12を得た。MS:m/z=223.3[M+1]/2である。
ステップ13:化合物WX037の合成
予め乾燥した50mLの丸底フラスコに、化合物WX037−12およびオルトギ酸トリメチル(9.68g、91.22mmol、10mL、41.80eq)を加え、窒素保護の下で、110℃で2時間反応させた。反応が終了した後、生成物の反応が終了すると、直接析出し、濾過して粗品を得て、100mgの粗品を迅速調製分離(カラム:Agela Dura Shell C18 150*25mm 5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:10%〜40%、10.5min)により精製し、WX037を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.59−0.72(m,2H)0.71−0.80(m,2H)1.44(d,J=6.62Hz,6H)1.78−1.88(m,1H)5.29(dt,J=13.45,6.73Hz,1H)7.23(s,1H)7.30(d,J=1.10Hz,1H)7.88(s,1H)7.89−7.92(m,1H)8.02(s,1H)8.17(brd,J=3.75Hz,1H)8.19−8.25(m,1H)8.60(s,1H)8.90(s,1H)である。
ステップ1:化合物WX038の合成
予め乾燥した40mLの反応フラスコに、化合物WX037(0.08g、176.02μmol、1eq)、2−ブロモアセトアミド(36.43mg、264.04μmol、1.5eq)および炭酸カリウム(48.66mg、352.05μmol、2eq)を加え、その後、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)を加え、系を25℃で2時間反応させた。反応が終了した後、反応液に、ジクロロメタン(10mL)および水(10mL)を加え、有機相と水相を分離した後、ジクロロメタン(2×10mL)で水相を抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(2×30mL)で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、吸引濾過してから水ポンプにより濃縮した。濃縮した後のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を迅速調製分離(カラム:Agela Dura Shell C18
150*25mm 5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:15%〜45%、10.5min)により、WX038を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.64−0.73(m,2H)0.74−0.82(m,2H)1.45(d,J=6.62Hz,6H)1.80−1.90(m,1H)4.79(s,2H)5.30(dt,J=13.34,6.56Hz,1H)7.30(s,1H)7.40(s,1H)7.87−7.94(m,1H)7.99(s,1H)8.08(s,1H)8.17−8.26(m,2H)8.68(s,1H)8.
90(s,1H)である。
ステップ1:化合物WX039の合成
予め乾燥した8mLの反応フラスコに、化合物WX037(0.06g、132.02μmol、1eq)、2−クロロ−N−メチル−アセトアミド(21.30mg、198.03μmol、1.5eq)および炭酸カリウム(36.49mg、264.04μmol、2eq)を加え、その後、N,N−ジメチルホルムアミド(3mL)を加え、系を25℃で2時間反応させた。反応が終了した後、反応液に水(5mL)およびジクロロメタン(5mL)を添加し、有機相と水相を分離した後、ジクロロメタン(3×5mL)で水相を抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(2×10mL)で有機相を洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、吸引濾過して濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミド溶液を得て、迅速調製分離(カラム:WatersXbridge150*25mm 5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:15%〜40%、12min)により、WX039を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.63−0.73(m,2H)0.72−0.82(m,2H)1.44(d,J=6.62Hz,6H)1.83(ddd,J=13.23,8.27,4.96Hz,1H)2.64(d,J=4.63Hz,2H)4.82(s,3H)5.22−5.24(m,1H)7.29(s,1H)7.41(d,J=1.10Hz,1H)7.89−7.94(m,1H)8.00(d,J=1.10Hz,1H)8.09(s,1H)8.17−8.27(m,2H)8.68(s,1H)8.91(s,1H)である。
ステップ1:化合物WX040の合成
予め乾燥した8mLの反応フラスコに、化合物WX037(0.1g、220.03μmol、1eq)、3−メタンスルホン酸−1−プロパノール(33.45mg、242.03μmol、1.1eq)、トリフェニルホスフィン(86.57mg、330.05μmol、1.5eq)を加え、その後、無水テトラヒドロフラン(7mL)を加え、フラスコ内に窒素ガスを3分間吹き付けた後、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(66.74mg、330.05μmol、64.17μL、1.5eq)をゆっくりと加え、系を25℃で1時間反応させた。反応が終了した後、反応液を直接遠心脱水して粗品を得た。迅速調製分離(カラム:Agela Dura Shell C18 150*25mm 5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:25%〜45%、10.5min)により、WX040を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.67−0.77(m,2H)0.78−0.89(m,2H)1.48(d,J=6.65Hz,6H)1.85−1.94(m,1H)2.19−2.31(m,2H)3.02(s,3H)3.18−3.28(m,2H)4.39(brt,J=6.27Hz,2H)5.33(quin,J=6.65Hz,1H)7.35(d,J=1.13Hz,1H)7.49(s,1H)7.90−7.94(m,1H)7.94−8.00(m,1H)8.11(s,1H)8.24−8.30(m,2H)8.74(s,1H)8.95(s,1H)である。
ステップ1:化合物WX041の合成
予め乾燥した40mLの反応バイアルに、化合物WX037(100mg、220.03μmol、1eq)、炭酸カリウム(60.82mg、440.06μmol、2eq)、N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)および2−ブロムエタノール(54.99mg、440.06μmol、31.25μL、2eq)を順次添加した。反応溶液を1
00℃で16時間撹拌した。反応が終了した後、反応溶液を濾過し、清澄なN,N−ジメチルホルムアミド溶液を得た。該清澄溶液(5ml/N,N−ジメチルホルムアミド)をHPLC分離{カラム:Agela Dura Shell C18 150*25mm
5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:20%〜50%、10.5min}により精製し、WX041を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=8.58(s,1H),8.45(d,J=7.3Hz,1H),8.42(s,1H),8.28(s,1H),8.11(t,J=7.9Hz,1H),7.97(d,J=7.7Hz,1H),7.91(s,1H),7.35(s,1H),7.06(s,1H),5.60−5.42(m,1H),4.38−4.29(m,2H),4.11−4.01(m,2H),1.98−1.89(m,1H),1.59(s,3H),1.57(s,3H),0.91(td,J=2.8,8.4Hz,2H),0.87−0.80(m,2H)である。
ステップ1.化合物WX042−2の合成
WX042−1(850.00mg、5.41mmol、1.00eq)をメタノール(10.00mL)に溶解し、抱水ヒドラジン(1.35g、27.05mmol、1.31mL、5.00eq)を加え、混合物を70℃で2時間撹拌した。反応液を直接遠心
脱水し、WX042−2を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ=9.59(s,1H),7.13(d,J=1.8Hz,1H),6.18(d,J=1.8Hz,1H),4.89(brs,2H),4.39(brs,2H)である。
ステップ2.化合物WX042−3の合成
WX042−2(850.00mg、5.41mmol、1.00eq)およびジメチルホルムアミドジメチルアセタール(1.29g、10.82mmol、1.43mL、2.00eq)を110℃で16時間撹拌し、反応液を減圧下で遠心脱水した。粗品を酢酸エチル(20mL)に加え、15℃で0.5時間叩解し、濾過し、ケーキを減圧下で乾燥し、WX042−3を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ=10.48(s,1H),7.90−7.80(m,2H),7.45(d,J=1.3Hz,1H),6.82(d,J=1.3Hz,1H),3.35(s,12H)である。
ステップ3.化合物WX042−4の合成
WX042−3(500.00mg、1.87mmol、1.00eq)およびイソプロピルアミン(552.68mg、9.35mmol、800.99μL、5.00eq)を氷酢酸(1.00mL)およびアセトニトリル(4.00mL)に加え、混合物を85℃で16時間撹拌した。反応液減圧下で遠心脱水した。飽和炭酸ナトリウム溶液を加えてPH=8となるように調節し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。WX042−4を得て、1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ=8.79(s,1H),6.99(d,J=1.5Hz,1H),6.20(d,J=1.5Hz,1H),4.67−4.55(m,1H)、1.47(s,3H),1.45(s,3H)である。
ステップ4.化合物WX042−5の合成
WXBB−14(320.81mg、672.17μmol、1.00eq、HCl)(純度:62.17%)を無水ジクロロメタン(5mL)に加え、塩化オキサリル(102.38mg、806.60μmol、70.61μL、1.20eq)および無水N,N−ジメチルホルムアミド(2.95mg、40.33μmol、3.10μL、0.06eq)を滴下し、混合物を15℃で1時間撹拌し、反応液を粘稠になるまで回転させ、無水ジクロロメタン(5mL)を追加し、更に粘稠になるまで回転させ、3回繰り返し、無水ジクロロメタン(5mL)を加え、WX042−4(140.00mg、672.17μmol、1.00eq)およびジイソプロピルエチルアミン(260.61mg、2.02mmol、352.18μL、3.00eq)を順次添加し、混合物を15℃で1時間撹拌し続けた。反応液に水(20mL)を添加し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をメタノール/ジクロロメタン=0〜2%〜4%〜8%のカラムにより精製し、WX042−5を得て、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=8.70(brd,J=16.1Hz,1H),8.25(s,1H),7.99(d,J=7.3Hz,1H),7.78(d,J=1.5Hz,1H),7.56(d,J=1.5Hz,1H),7.38(d,J=1.3Hz,1H),7.12(d,J=12.3Hz,1H),6.72(d,J=1.0Hz,1H),4.68(td,J=6.7,13.4Hz,1H),2.22(s,3H),1.53−1.52(m,3H),1.50−1.49(m,3H),0.88−0.80(m,2H),0.78−0.72(m,2H)である。
ステップ5.化合物WX042−6の合成
WX042−5(200.00mg、443.92μmol、1.00eq)、p−メトキシベンジルアミン(609.00mg、4.44mmol、574.53μL、10.00eq)および炭酸カリウム(184.00mg、1.33mmol、3.00eq)をアセトニトリル(1.00mL)に加え、混合物を100℃で16時間撹拌した。反応液に水(20mL)を添加し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品に25mLの(石油エーテル/酢酸エチル=5/1)を加え、15℃で0.5時間叩解し、上層の澄み液を濾過し、下層の油状物を減圧下で遠心脱水し、WX042−6を得た。
ステップ6.化合物WX042−7の合成
WX042−6(400.00mg、279.37μmol、1.00eq)(純度:39.65%)をトリフルオロ酢酸(3.00mL)に加え、混合物を15℃で16時間撹拌した。LCMSは反応が完全であることを表示した。反応液を減圧下で遠心脱水した。飽和炭酸ナトリウム溶液でpH=7〜8となるように調節し、ジクロロメタン(20mL*2)で抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水してWX042−7を得た。
ステップ7.化合物WX042の合成
WX042−7(180.00mg、273.45μmol、1.00eq)(純度:67.99%)およびオルトギ酸トリメチル(2.00mL)を110℃で16時間撹拌した。反応液減圧下で遠心脱水した。粗品を迅速調製分離HPLC(カラム:Xtimate C18 150*25mm*5um、移動相:[水(0.225%FA)−ACN]、B%:16%〜26%、12min)により精製し、WX042を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ=8.90(s,1H),8.57(s,1H),8.16−8.11(m,2H),8.02(s,1H),7.92(s,1H),7.85−7.80(m,2H),7.32(d,J=1.0Hz,1H),4.79−4.67(m,1H),2.37(s,3H),1.93−1.85(m,1H),1.50(s,3H),1.48(s,3H),0.88−0.82(m,2H),0.77−0.71(m,2H)である。
ステップ1:化合物WX043−2の合成
化合物WX043−1(4.50g、29.77mmol、1.00eq)をメタノール(40.00mL)に溶解し、抱水ヒドラジン(3.51g、59.54mmol、3.40mL、純度85%、2.00eq)を加え、混合物を80℃で3時間反応させた。抱水ヒドラジン(1.75g、29.77mmol、1.70mL、純度85%、1.00eq)を追加し、混合物を80℃で16時間反応させた。反応液を直接減圧下で遠心脱水し、化合物WX043−2を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm5.22(s,2H)6.66(dd,J=7.78,1.76Hz,1H)6.92(d,J=7.53Hz,1H)7.00−7.04(m,1H)7.04−7.07(m,1H)9.52(brs,1H)である。
ステップ2:化合物WX043−3の合成
化合物WX043−2(9.00g、59.54mmol、1.00eq)(粗品)をN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(90.00mL)に溶解し、混合物を110℃で16時間反応させた。反応液を室温まで冷却し、溶剤を遠心脱水した。酢酸エチル(100mL)を用いて20℃で0.5時間叩解し、濾過し、ケーキを減圧下で乾燥し、化合物WX043−3を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm2.83(s,6H)2.90−3.07(m,6H)7.02(d,J=8.7
8Hz,1H)7.26(t,J=7.65Hz,1H)7.31(d,J=1.76Hz,1H)7.32−7.36(m,1H)7.77(s,1H)7.90(s,1H)10.48(s,1H)である。
ステップ3:化合物WX043−4の合成
化合物WX043−3(3.00g、11.48mmol、1.00eq)をアセトニトリル(24.00mL)および酢酸(6.00mL)の混合液(体積比4:1、30mL)に溶解し、イソプロピルアミン(3.39g、57.40mmol、4.91mL、5.00eq)を加え、混合物を80〜90℃で16時間撹拌した。減圧溶剤を回転により除去し、飽和炭酸水素ナトリウム(50mL)でPH=8となるように調節し、ジクロロメタン(30mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、WX043−4を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm1.39(s,3H)1.41(s,3H)4.41(dt,J=13.36,6.74Hz,1H)5.32−5.39(m,2H)6.62−6.66(m,1H)6.68−6.73(m,1H)6.74(t,J=1.76Hz,1H)7.17(t,J=7.78Hz,1H)8.78(s,1H)である。
ステップ4:化合物WX043−5の合成
化合物WXBB−14(800.00mg、1.68mmol、1.00eq、HCl)(純度62.17%)、化合物WX043−4(386.00mg、1.91mmol、1.14eq)をピリジン(8.00mL)に溶解し、2−(7−アゾベンゾトリアゾール)−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(637.34mg、1.68mmol、1.00eq)を加え、混合物を20℃で16時間撹拌した。溶剤を遠心脱水し、水(10mL)を加え、ジクロロメタン(10mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。残留物をカラム((メタノール/ジクロロメタン=0〜10%)により精製し、粗品を得て、得られた粗品をジクロロメタン(5mL)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウムを加えてPH=8となるように調節し、ジクロロメタン(10mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和塩化ナトリウム(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、WX043−5を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.68−0.72(m,2H)0.78−0.83(m,2H)1.43(s,3H)1.45(s,3H)1.81−1.89(m,1H)2.25(s,3H)4.46(dt,J=13.36,6.74Hz,1H)7.19(d,J=1.00Hz,1H)7.36(d,J=7.78Hz,1H)7.48(d,J=11.04Hz,1H)7.56(t,J=7.91Hz,1H)7.64(d,J=6.52Hz,1H)7.70(d,J=1.00Hz,1H)7.87(brd,J=8.03Hz,1H)8.00(s,1H)8.87(s,1H)10.64(brs,1H)である。
ステップ5:化合物WX043−6の合成
化合物WX043−5(500.00mg、1.12mmol、1.00eq)をアセトニトリル(3.00mL)に溶解し、p−メトキシベンジルアミン(1.54g、11.25mmol、1.46mL、10.00eq)、炭酸カリウム(310.00mg、2.24mmol、2.00eq)を加え、混合物を100℃で16時間撹拌した。反応液に水(10mL)を添加し、ジクロロメタン(10mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、
濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をカラム(メタノール/ジクロロメタン=0〜6%)により精製した。得られた製品に石油エーテル/酢酸エチル=5/1の混合溶液(5mL)を注ぎ、5分間撹拌し、静置し、上層の澄み液を注出、下層の油状物を保留し、減圧下で遠心脱水し、WX043−6を得た。MS:m/z=281.6[M+1]/2である。
ステップ6:化合物WX043−7の合成
化合物WX043−6(500.00mg、717.01μmol、1.00eq)(純度80.546%)をトリフルオロ酢酸(5.00mL)に溶解し、混合物を20℃で1時間撹拌した。LCMSは、57.974%のターゲット生成物のみが生成され、31.046%の原料が残っていることを表示した。混合物を20℃で1時間撹拌し続けた。反応液に飽和炭酸ナトリウム(20mL)をゆっくりと加えてPH=8となるように調節し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和塩化ナトリウムl(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、WX043−7を得た。MS:m/z=442.2[M+1]である。
ステップ7:化合物WX043の合成
化合物WX043−7(250.00mg、424.69μmol、1.00eq)(純度75.006%)をオルトギ酸トリメチル(3.00mL)に溶解し、混合物を110℃で1時間撹拌した。室温まで冷却し、反応液を直接遠心脱水した。粗品を迅速調製分離(カラム:Xtimate C18 150*25mm*5μm、移動相:[水(0.225%FA)−ACN]、B%:15%〜25%、12min)により精製し、WX043を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.73(brd,J=5.02Hz,2H)1.43(s,3H)1.45(s,3H)1.87(s,1H)2.37(s,3H)4.52(s,1H)7.26(s,1H)7.77(s,4H)7.83(s,2H)7.98(s,1H)8.16(s,1H)8.51(s,1H)8.91(s,1H)である。
ステップ1.化合物WX044−1の合成
WXBB−7(2.46g、9.40mmol、1.00eq)およびシクロペンチルアミン(4.00g、46.98mmol、4.65mL、5.00eq)をアセトニトリル(40.00mL)および氷酢酸(10.00mL)の混合物に加え、系を80℃で20時間撹拌した。反応液を減圧下で濃縮し、水酸化ナトリウム(1M、100mL)でpHを10に調節し、酢酸エチル(100mL*2)で抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品を0〜10%メタノール/ジクロロメタンのカラムにより精製した。製品WX044−1を得て、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm1.76−1.87(m,6H)2.22−2.27(m,2H)4.56(brs,2H)5.53−5.65(m,1H)6.55−6.59(m,1H)7.53−7.60(m,2H)8.29(s,1H)である。
ステップ2.化合物WX044−2の合成
WXBB−14(1.00g、2.10mmol、1.00eq、HCl)(純度62.17%)を無水ジクロロメタン(10mL)に溶解して懸濁液を形成し、無水N,N−ジメチルホルムアミド(10.00mg、136.82μmol、10.53μL、0.07eq)を加え、N2条件で塩化オキサリル(530.00mg、4.18mmol、365.52μL、1.99eq)を加え、系を20℃で1時間撹拌し、反応液を減圧下で粘稠になるまで回転させ、無水ジクロロメタン(10mL)を加え、粘稠になるまで再回転させ、3回繰り返した後、無水ジクロロメタン(10mL)、WX044−1(480.00mg、2.09mmol、1.00eq)、ジイソプロピルエチルアミン(600.00mg、4.64mmol、810.81μL、2.21eq)を順次添加し、系
を20℃で1時間撹拌した。反応液に水(25ml)を添加し、ジクロロメタン(25ml*2)で抽出し、有機相を水(50mL)および飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をジクロロメタン(25mL)に溶解し、塩酸溶液(2M、25mL)を加え、分液し、水相を保留し、水相を水酸化ナトリウム溶液(2M)でpHを9〜10に調節し、ジクロロメタン(25mL*2)で抽出し、有機相を水(50mL)および飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水してWX044−2を得た。
ステップ3.化合物WX044−3の合成
WX044−2(600.00mg、1.20mmol、1.00eq)(純度94.09%)をアセトニトリル(2.00mL)に溶解し、p−メトキシベンジルアミン(1.65g、12.00mmol、1.55mL、10.00eq)、炭酸カリウム(350.00mg、2.53mmol、2.11eq)を加え、系を100℃で16時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(30mL)を加えて希釈し、ジクロロメタン(30mL*2)で抽出し、有機相を水(50mL)および飽和食塩水(50ml)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品を0〜6%のメタノール/ジクロロメタンのカラムにより精製し、prep−TLC(ジクロロメタン/メタノール=10/1)板により分離精製し、製品WX044−3を得て、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.75−0.83(m,2H)0.83−0.89(m,2H)1.68−1.75(m,2H)1.80−1.87(m,4H)2.11(s,3H)2.14−2.24(m,2H)3.49(s,1H)3.82(s,3H)4.41(d,J=5.52Hz,2H)5.39−5.49(m,1H)6.63(s,1H)6.73(d,J=1.00Hz,1H)6.91(d,J=8.53Hz,2H)7.31(d,J=8.53Hz,2H)7.38(d,J=1.00Hz,1H)7.41(s,1H)7.83−7.91(m,1H)7.91−7.96(m,1H)8.16(brt,J=5.27Hz,1H)8.22(d,J=7.53Hz,1H)8.29(s,1H)8.40(s,1H)である。
ステップ4.化合物WX044−4の合成
WX044−3(250.00mg、399.86μmol、1.00eq)(純度94.16%)をトリフルオロ酢酸(3.00mL)に溶解し、系を20℃で1時間撹拌した。撹拌しながら反応液に炭酸水素ナトリウム飽和溶液(25mL)を滴下し、ジクロロメタン(25mL*2)で抽出し、有機相を水(50mL)および飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水してWX044−4を得た。
ステップ5.化合物WX044の合成
WX044−4(180.00mg、384.16μmol、1.00eq)をオルトギ酸トリメチル(2.00mL)に溶解し、系を110℃で1時間撹拌した。LCMSは反応が完全であることを表示した。反応液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をprep−HPLCカラム:Waters Xbridge 150*25mm 5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:26%〜46%、8minにより分離精製し、製品WX044を得て、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.83−0.89(m,2H)0.89−0.96(m,2H)1.77(brs,2H)1.85−1.98(m,5H)2.26(brd,J=
7.03Hz,2H)2.42(s,3H)5.52(brd,J=5.02Hz,1H)6.87(d,J=1.00Hz,1H)7.52(d,J=1.25Hz,1H)7.75(s,1H)7.96(d,J=7.53Hz,1H)8.10(t,J=7.91Hz,1H)8.24(s,1H)8.36(s,1H)8.43(d,J=7.78Hz,1H)8.61(s,1H)である。
ステップ1.化合物WX045−1の合成
WXBB−7(2.00g、7.62mmol、1.00eq)をアセトニトリル(8.00mL)および氷酢酸(2.00mL)の混合物に溶解し、3−ペンチルアミン(2.99g、34.29mmol、3.99mL、4.50eq)を加え、系を80℃で18時間撹拌した。反応液を減圧下で遠心脱水し、水(50mL)を加えて希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(100mL)でpHを8〜9に調節し、酢酸エチル(100mL*2)で抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱
水し、粗品を得た。粗品に、PE/酢酸エチル=1/1の混合溶液(20mL)を加え、常温で10min撹拌し、濾過し、ケーキを乾燥し、WX045−1を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.85(t,J=7.40Hz,6H)1.76−1.92(m,4H)4.51(brs,2H)5.24−5.38(m,1H)6.57(dd,J=7.15,1.88Hz,1H)7.52−7.62(m,2H)8.24(s,1H)である。
ステップ2.化合物WX045−2の合成
WXBB−14(1.00g、2.10mmol、1.00eq、HCl)(純度62.17%)を無水ジクロロメタン(10mL)に溶解して懸濁液を形成し、無水N,N−ジメチルホルムアミド(10.00mg、136.82μmol、10.53μL、0.07eq)を加え、N2条件で塩化オキサリル(530.00mg、4.18mmol、365.52μL、1.99eq)を加え、系を20℃で1時間撹拌し、反応液を減圧下で粘稠になるまで回転させ、無水ジクロロメタン(10mL)を加えて粘稠になるまで再回転させ、3回繰り返した後、無水ジクロロメタン(10mL)、WX045−1(480.00mg、2.09mmol、1.00eq)、ジイソプロピルエチルアミン(600.00mg、4.64mmol、810.81μL、2.21eq)を順次添加し、系を20℃で1時間撹拌した。反応液に水(25ml)を添加し、ジクロロメタン(25ml*2)で抽出し、有機相を水(50mL)および飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸で乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をジクロロメタン(25mL)に溶解し、塩酸溶液(2M、25mL)を加え、分液し、水相を保留し、水相を水酸化ナトリウム溶液(2M)でpHを9〜10に調節し、ジクロロメタン(25mL*2)で抽出し、有機相を順次水(50mL)および飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、WX045−2を得た。
ステップ3.化合物WX045−3の合成
WX045−2(600.00mg、1.01mmol、1.00eq)(純度79.71%)をアセトニトリル(2.00mL)に溶解し、p−メトキシベンジルアミン(1.39g、10.10mmol、1.31mL、10.00eq)、炭酸カリウム(300.00mg、2.17mmol、2.15eq)を加え、系を100℃で16時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(30mL)を加えて希釈し、ジクロロメタン(30mL*2)で抽出し、有機相を水(50mL)および飽和食塩水(50ml)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をまず0〜6%メタノール/ジクロロメタンのカラムにより精製し、続いてprep−TLC(ジクロロメタン/メタノール=10/1)板により分離精製してWX045−3を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.81−0.88(m,10H)1.85(s,1H)1.87−1.94(m,4H)2.11(s,3H)3.82(s,3H)4.41(d,J=5.52Hz,2H)5.01−5.08(m,1H)6.63(s,1H)6.73(d,J=1.00Hz,1H)6.88−6.94(m,3H)7.31(d,J=8.53Hz,2H)7.36−7.40(m,2H)7.85−7.91(m,1H)7.96−8.01(m,1H)8.17(s,1H)8.23(d,J=8.53Hz,1H)8.28(s,1H)である。
ステップ4.化合物WX045−4の合成
WX045−3(300.00mg、450.38μmol、1.00eq)(純度8
8.683%)をトリフルオロ酢酸(3.00mL)に溶解し、系を20℃で1時間撹拌した。撹拌しながら反応液に炭酸水素ナトリウム飽和溶液(25mL)を滴下し、ジクロロメタン(25mL*2)で抽出し、有機相を水(50mL)および飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、製品を得た。WX045−4を得た。
ステップ5.化合物WX045の合成
WX045−4(220.00mg、406.39μmol、1.00eq)(純度86.924%)をオルトギ酸トリメチル(2.00mL)に溶解し、系を110℃で1時間撹拌した。反応液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をprep−HPLC(Waters Xbridge 150*25mm 5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−AC]、B%:25%〜45%、8min)により分離精製し、製品WX045を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.81−0.87(m,8H)0.89−0.93(m,2H)1.83−1.94(m,5H)2.41(s,3H)5.19(brd,J=5.27Hz,1H)6.87(s,1H)7.51(s,1H)7.75(s,1H)7.95(brd,J=7.78Hz,1H)8.10(brt,J=7.91Hz,1H)8.23(s,1H)8.34(s,1H)8.43(brd,J=7.78Hz,1H)8.57(s,1H)である。
ステップ1.化合物WX046−3の合成
WX046−1(10.00g、41.17mmol、1.00eq)を無水テトラヒドロフラン(100.00mL)に加え、0℃で、窒素保護の下でイソプロピルマグネシウムクロライド(2M、22.64mL、1.10eq)を滴下し、0℃で0.5時間撹拌し、WX046−2(10.20g、102.92mmol、10.10mL、2.50eq)を加え、混合物を15℃で1時間撹拌した。反応液を飽和塩化アンモニウム溶液(150mL)でクエンチし、ジクロロメタン(150mL*2)で抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品を酢酸エチル/石油エーテル=0〜5%〜10%〜20%のカラムにより精製し、WX046−3を得た。
ステップ2.化合物WX046−4の合成
WX046−3(1.70g、7.20mmol、1.00eq)をメタノール(17.00mL)に溶解し、抱水ヒドラジン(2.12g、36.00mmol、2.06mL、5.00eq)(純度:85%)を加え、混合物を70℃で下2時間撹拌した。反応が終了した後、反応液にメタノール/酢酸エチル=1/1(10ml)を加え、15℃で10分間叩解し、濾過し、ケーキを減圧下で乾燥してWX046−4を得て、1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ=8.15(s,1H)である。
ステップ3.化合物WX046−5の合成
WX046−4(550.00mg、2.48mmol、1.00eq)、ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(1.18g、9.93mmol、1.31mL、4.01eq)、イソプロピルアミン(364.55mg、6.17mmol、528.33μL、2.49eq)、氷酢酸(148.73mg、2.48mmol、141.65μL、1.00eq)を無水トルエン(5.00mL)に置き、混合物を140℃でマイクロ波条件において1時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を減圧下で遠心脱水し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液でpH=7〜8となるように調節し、ジクロロメタン(20mL*2)で抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、WX046−5を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=8.29(s,1H),7.29(s,1H),5.51(spt,J=6.7Hz,1H),1.52(s,3H),1.50(s,3H)である。
ステップ4.化合物WX046−6の合成
WX046−5(800.00mg、2.73mmol、1.00eq)(純度:93.19%)、アセチルアセトン(112.00mg、1.12mmol、114.29μL、0.41eq)、アンモニア水(682.50mg、5.45mmol、750.00μL、純度28%、2.00eq)、炭酸セシウム(1.78g、5.46mmol、2.00eq)およびビス[(Z)−1−メチル−3−オキソ−ブチル−1−アルケニルオキシ]銅(71.00mg、271.24μmol、0.10eq)をN,N−ジメチルホルムアミド(5.00mL)に加え、混合物を窒素保護の下で、90℃、マイクロ波条件で4時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を減圧下で遠心脱水し、ジクロロメタン/メタノール=10/1(33mL)を加え、15℃で10分間撹拌し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品を自動カラムクロマトグラフィー(メタノール/ジクロロメタン=0〜2%〜4%)により精製し、WX046−6を得て、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=8.24(s,1H),6.03(s,1H),5.61−5.48(m,1H),4.10(brs,2H),1.49(s,3H),1.47(s,3H)である。
ステップ5.化合物WX046−7の合成
WXBB−14(126.00mg、424.64μmol、1.00eq、HCl)を無水ジクロロメタン(5mL)に加え、塩化オキサリル(108.00mg、850.86μmol、74.48μL、1.99eq)および無水N,N−ジメチルホルムアミド(2.00mg、27.36μmol、2.11μL、0.06eq)を滴下し、混合物を15℃で1時間撹拌し、反応液を粘稠になるまで回転させ、無水ジクロロメタン(5mL)を追加し、粘稠になるまで再回転させ、3回繰り返し、無水ジクロロメタン(5mL)を加え、WX046−6(100.00mg、426.58μmol、1.00eq)(純度:89.27%)およびジイソプロピルエチルアミン(165.00mg、1.28mmol、222.97μL、2.99eq)を順次添加し、混合物を15℃で1時間撹拌し続けた。反応が終了した後、想反応液中水(20mL)を加え、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をメタノール/ジクロロメタン=0〜2%〜4%〜8%のカラムにより精製し、WX046−7を得て、1H
NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=8.29(s,1H),8.25(s,1H),8.16(s,1H),7.89(s,1H),6.73(s,1H),6.54(s,1H),5.60−5.46(m,2H),3.02(s,7H),1.88−1.79(m,2H),1.53(s,3H),1.51(s,3H),1.51(s,3H),1.49(s,3H),0.87−0.79(m,3H),0.79−0.70(m,3H)である。
ステップ6.化合物WX046−8の合成
WX046−7(180.00mg、235.52μmol、1.00eq)(純度:58.69%)、炭酸カリウム(97.87mg、708.15μmol、3.00eq)およびp−メトキシベンジルアミン(1.06g、7.73mmol、1.00mL、32.81eq)をアセトニトリル(1.00mL)に加え、混合物を100℃で16時間撹拌した。反応が終了した後、反応液に水(20mL)を添加し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品に18mLの(石油エーテル/酢酸エチル=5/1)を加え、15℃で0.5時間叩解し、上層の澄み液を注出し、3回繰り返し、下層の油状物を減圧下で遠心脱水した。粗品をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール/ジクロロメタン=0〜2%〜4%〜8%)により精製し、WX046−8を得て、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=8.28(s,1H),8.25(s,1H),7.77(s,1H),7.33(d,J=10.8Hz,1H),7.24(brd,J=8.5Hz,2H),7.16(d,J=8.5Hz,5H),6.85(s,2H),6.81(d,J=8.5Hz,5H),6.71(s,1H),6.54(s,1H),5.59−5.51(m,1H),4.35(d,J=5.3Hz,2H),3.75−3.74(m,1H),3.75(brs,3H),3.74(s,9H),1.88−1.77(m,1H),1.51(s,3H),1.49(s,3H),0.87−0.81(m,2H),0.79−0.73(m,2H)である。
ステップ7.化合物WX046−9の合成
WX046−8(220.00mg、386.85μmol、1.00eq)をトリフルオロ酢酸(3.00mL)に加え、混合物を15℃で16時間撹拌した。反応が終了した後、飽和炭酸ナトリウム溶液でpH=7〜8となるように調節し、ジクロロメタン(20mL*2)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をTLC(ジクロロメタン/メタノール=20/1)により精製し、生成物としてWX046−9を得た。
ステップ8.化合物WX046の合成
WX046−9(50.00mg、96.15μmol、1.00eq)(純度:86.25%)およびオルトギ酸トリメチル(2.00mL)を110℃で6時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を減圧下で遠心脱水した。粗品をHPLC(カラム:Xtimate C18 150*25mm*5μm、移動相:[水(0.225%FA)−ACN]、B%:10%〜40%、12min)により精製し、WX046を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ=9.02(s,1H),8.93(s,1H),8.36(s,1H),8.15(s,1H),8.04(s,1H),7.84(s,1H),7.79(d,J=1.3Hz,1H),7.28(d,J=1.3Hz,1H),5.41(td,J=6.8,13.2Hz,1H),2.37(s,3H),1.91−1.84(m,1H),1.54(s,3H),1.52(s,3H),0.86−0.78(m,2H),0.75−0.70(m,2H)である。
ステップ1.化合物WX047−1の合成
WXBB−6(1.00g、6.57mmol、1.00eq)をトルエン(10.00mL)に溶解し、マイクロ波管にジメチルホルムアミドジメチルアセタール(1.96g、16.43mmol、2.18mL、2.50eq)を入れ、系を20℃で5min撹拌し、t‐ブチルアミン(2.40g、32.86mmol、3.43mL、5.00eq)、氷酢酸(500.00mg、8.33mmol、476.19μL、1.27eq)を加え、系をマイクロ波で140℃に加熱し、30min撹拌した。反応が終了した後、反応液を酢酸エチル(50mL)に注ぎ、5min撹拌し、濾過し、ケーキを集め、ケーキを乾燥して粗品を得た。粗品にジクロロメタン(20mL)を加え、5min撹拌し、静置して濾過し、ケーキを乾燥してWX047−1を得て、1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm1.52(s,9H)6.16(s,2H)6.54(d,J=8.53Hz,1H)6.73(d,J=7.03Hz,1H)7.49(t,J=7.78Hz,1H)8.62(s,1H)である。
ステップ2.化合物WX047−2の合成
WXBB−14(1.00g、3.37mmol、1.00eq、HCl)を無水ジクロロメタン(10mL)に溶解して懸濁液を形成し、無水DMF(10.00mg、13
6.82μmol、10.53μL、0.04eq)を加え、N2条件で塩化オキサリル(900.00mg、7.09mmol、620.69μL、2.10eq)を加え、系を20℃で1時間撹拌した。反応液を減圧下で粘稠になるまで回転させ、無水ジクロロメタン(10mL)を加え、粘稠になるまで再回転させ、3回繰り返し、無水ジクロロメタン(10mL)、WX047−1(700.00mg、3.22mmol、0.96eq)、ジイソプロピルエチルアミン(1.00g、7.75mmol、1.35mL、2.30eq)を順次添加し、系を20℃で1時間撹拌した。反応が終了した後、反応液に水(50mL)を添加し、ジクロロメタン(20mL*2)で抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品を0〜8%のメタノール/ジクロロメタンのカラムにより精製し、WX047−2を得て、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.81−0.85(m,2H)0.88−0.92(m,2H)1.68(s,9H)1.88−1.92(m,1H)2.29(s,3H)6.80(s,1H)7.19(d,J=12.55Hz,1H)7.45(s,1H)7.68(d,J=7.53Hz,1H)7.92(t,J=8.03Hz,1H)8.07(d,J=7.28Hz,1H)8.37(s,1H)8.46(d,J=8.28Hz,1H)9.11(brd,J=15.06Hz,1H)である。
ステップ3.化合物WX047−3の合成
WX047−2(500.00mg、903.41μmol、1.00eq)(純度83.027%)をアセトニトリル(1.00mL)に溶解し、炭酸カリウム(250.00mg、1.81mmol、2.00eq)、p−メトキシベンジルアミン(2.48g、18.07mmol、2.34mL、20.00eq)を加え、系を100℃で16時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を室温まで冷却し、水(30mL)を加えて希釈し、ジクロロメタン(30mL*2)で抽出し、有機相を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をprep−TLC(ジクロロメタン/メタノール=10/1)により分離精製し、製品WX047−3を得た。
ステップ4.化合物WX047−4の合成
WX047−3(140.00mg、223.54μmol、1.00eq)(純度92.081%)をトリフルオロ酢酸(2.00mL)に溶解し、系を20℃で0.5時間撹拌した。反応が終了した後、撹拌しながら反応液に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(30mL)を加え、ジクロロメタン(30mL*2)で抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、WX047−4を得た。
ステップ5.化合物WX047の合成
WX047−4(80mg、145.78μmol、1.00eq)(純度83.193%)を無水エタノール(2mL)に溶解し、オルトギ酸トリメチル(0.1g、942.33μmol、103.31μL、6.46eq)、氷酢酸(9mg、149.87μmol、8.57μL、1.03eq)を加え、系を80℃で1.5時間撹拌した。反応が終了した後、反応液を室温まで冷却し、撹拌しながら飽和炭酸水素ナトリウム溶液(20ml)を加え、ジクロロメタン(15mL*2)で抽出し、有機相を水(20mL)および飽和食塩水(20mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をprep−HPLC(カラム:Waters
Xbridge 150*25mm 5μm、移動相:[水r(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:27%〜47%、8min)により分離精製し、WX047を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.86(b
rd,J=3.51Hz,2H)0.92(brd,J=8.03Hz,2H)1.67(s,9H)1.93(brs,1H)2.40(s,3H)6.87(s,1H)7.51(s,1H)7.74(s,1H)7.99(brd,J=7.53Hz,1H)8.03−8.15(m,2H)8.23(s,1H)8.41(s,1H)8.60(s,1H)である。
ステップ1.化合物WX048−1の合成
WXBB−7(4g、39.55mmol、5.19eq)をアセトニトリル(20mL)および氷酢酸(5mL)の混合物に加え、系を80℃で18時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、撹拌しながら飽和炭酸水素ナトリウム溶液(200mL)をゆっくりと加え、酢酸エチル(100mL*3)で抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品に酢酸エチル(10ml)を加え、5min撹拌し、静置濾過し、ケーキを集め、ケーキを乾燥し、製品を得た。製品WX048−1を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm1.91−2.04(m,4H)3.50(brt,J=11.17Hz,2H)3.94(brd,J=10.54Hz,2H)5.25−5.51(m,1H)6.19(brs,2H)6.52(d,J=8.28Hz,1H)7.21(d,J=7.28Hz,1H)7.52(t,J=7.91Hz,1H)8.81(s,1H)である。
ステップ2.化合物WX048−2の合成
WXBB−14(0.9g、3.03mmol、0.93eq、HCl)を無水ジクロロメタン(10mL)に溶解して懸濁液を形成し、無水DMF(10mg、136.81μmol、10.53μL、4.19e−2eq)を加え、N2条件で塩化オキサリル(
0.8g、6.30mmol、551.72μL、1.93eq)を加え、系を20℃で溶液が清澄となるように1時間撹拌し、反応液を減圧下で粘稠になるまで回転させ、無水ジクロロメタン(10mL)を加え、減圧下で粘稠になるまで再回転させ、3回繰り返した後、無水ジクロロメタン(10mL)、WX048−1(0.8g、3.26mmol、1eq)、ジイソプロピルエチルアミン(0.9g、6.96mmol、1.21mL、2.14eq)を順次添加し、系を20℃で1時間撹拌した。反応液に水(50mL)を添加し、ジクロロメタン(50mL*2)で抽出し、有機相を水(50mL)および飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品にアセトニトリル(2mL)を加え、全て溶解させ、氷水に置いて冷却し、固体を析出させ、濾過し、ケーキを集め、ケーキを乾燥してWX048−2を得た。
ステップ3.化合物WX048−3の合成
WX048−2(0.8g、1.32mmol、1eq)(純度80.152%)をアセトニトリル(2mL)に溶解し、炭酸カリウム(0.36g、2.60mmol、1.98eq)、p−メトキシベンジルアミン(3.61g、26.30mmol、3.40mL、20eq)を加え、系を100℃で16時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(50mL)を加え、ジクロロメタン(50mL*2)で抽出し、有機相を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品に石油エーテル/酢酸エチル=5/1の混合溶液(100mL)を注ぎ、5min撹拌し、静置し、上層の澄み液を注出し、下層の油状物を保留し、3回繰り返し、下層の油状物を0〜6%のメタノール/ジクロロメタンのカラムにより精製し、WX048−3を得た。
ステップ4.化合物WX048−4の合成
WX048−3(0.8g、1.32mmol、1eq)をトリフルオロ酢酸(10mL)に溶解し、系を20℃で1h撹拌した。撹拌しながら反応液に水(15mL)を滴下し、固体を析出させ、静置し、濾過し、濾液を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(150mL)でpHを8〜9に調節し、ジクロロメタン(50mL*2)で抽出し、有機相を水(100mL)および飽和食塩水(100mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水してWX048−4を得た。
ステップ5.化合物WX048の合成
WX048−4(0.4g、626.07μmol、1eq)(純度75.841%)をオルトギ酸トリメチル(5mL)に溶解し、系を110℃で1時間撹拌した。反応液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得て、粗品をprep−HPLC(カラム:Waters Xbridge 150*25mm 5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:17%〜47%、10min)により分離精製し、WX048を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.84−0.90(m,2H)0.90−0.96(m,2H)1.90−1.98(m,1H)1.99−2.11(m,2H)2.14−2.23(m,2H)2.43(s,3H)3.45(t,J=11.04Hz,2H)4.11(brdd,J=11.67,4.39Hz,2H)5.33−5.45(m,1H)6.88(d,J=1.00Hz,1H)7.53(d,J=1.25Hz,1H)7.77(s,1H)7.92(d,J=7.53Hz,1H)8.13(t,J=8.03Hz,1H)8.24(s,1H)8.42(s,1H)8.50(d,J=7.28Hz,1H)8.53(s,1H)である。
ステップ1.化合物WX049−2の合成
WX049−1(4g、17.00mmol、1eq)を酢酸エチル(30mL)に溶解し、塩酸/酢酸エチル(4M、21.25mL、5eq)を加え、系を20℃で1時間撹拌した。反応液を静置し、濾過し、ケーキを乾燥し、WX049−2を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm1.50−1.68(m,2H)1.83−2.12(m,6H)3.18(brd,J=4.77Hz,1H)である。
ステップ2.化合物WX049−3の合成
WXBB−6(0.6g、3.94mmol、1.35eq)を無水トルエン(10mL)に溶解し、ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(1g、8.39mmol、1.11mL、2.88eq)を加え、系を20℃で5min撹拌し、氷酢酸(0.2g、3.33mmol、190.48μL、1.14eq)、WX049−2(2g、11.
65mmol、4eq、塩酸)を加え、系をマイクロ波で140℃に加熱して0.5時間撹拌した。反応液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品に酢酸エチル(10mL)を加えて全ての粗品を溶解し、撹拌しながら沈殿が生成するまで石油エーテルを滴下し、5min撹拌し、静置し、濾過し、ケーキを乾燥し、WX049−3を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm1.92−1.98(m,2H)2.08−2.17(m,6H)5.50(brt,J=12.17Hz,1H)6.24(s,2H)6.50−6.53(m,1H)7.27(d,J=6.78Hz,1H)7.51−7.55(m,1H)8.82(s,1H)である。
ステップ3.化合物WX049−4の合成
WXBB−14(0.5g、1.69mmol、1eq、塩酸)を無水ジクロロメタン(5mL)に溶解して懸濁液を形成し、無水N,N−ジメチルホルムアミド(12.50mg、171.01μmol、13.16μL、1.01e−1eq)を加え、窒素条件で塩化オキサリル(425.00mg、3.35mmol、293.10μL、1.99eq)を加え、系を15℃で溶液が清澄となるように1時間撹拌し、反応液を減圧下で粘稠になるまで回転させ、無水ジクロロメタン(5mL)を加え、粘稠になるまで再回転させ、3回繰り返し、無水ジクロロメタン(5mL)、WX049−3(0.4g、1.43mmol、0.85eq)、ジイソプロピルエチルアミン(500.00mg、3.87mmol、673.85μL、2.30eq)を順次添加し、系を15℃で1時間撹拌した。反応液に水(50mL)を添加し、ジクロロメタン(50mL*2)で抽出し、有機相を水(50mL)および飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過して濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品を0〜6%のメタノール/ジクロロメタンのカラムにより精製し、製品WX049−4を得た。
ステップ4.化合物WX049−5の合成
WX049−4(0.4g、693.53μmol、1eq)(純度90.426%)をアセトニトリル(1mL)に溶解し、p−メトキシベンジルアミン(1.90g、13.87mmol、1.80mL、20eq)、炭酸カリウム(0.2g、1.45mmol、2.09eq)を加え、系を100℃で20時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(50mL)を加え、ジクロロメタン(50mL*2)で抽出し、有機相を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品に石油エーテル/酢酸エチル=5/1混合溶液(15mL)を加え、1min撹拌し、静置し、下層の油状物を保留し、3回繰り返し、下層の油状物をprep−TLC(ジクロロメタン/メタノール=10/1)板により分離精製し、WX049−5を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.71−0.80(m,2H)0.81−0.89(m,2H)1.81−1.93(m,3H)2.10(s,3H)2.14−2.29(m,6H)3.82(s,3H)4.41(d,J=5.52Hz,2H)5.17(brt,J=11.04Hz,1H)6.64(s,1H)6.69−6.74(m,1H)6.91(d,J=8.53Hz,2H)7.31(d,J=8.53Hz,2H)7.35−7.37(m,1H)7.42(s,1H)7.84−7.91(m,1H)8.03(d,J=7.03Hz,1H)8.12(d,J=8.28Hz,1H)8.19(brt,J=5.27Hz,1H)8.31(s,1H)8.64(brs,1H)である。
ステップ5.化合物WX049−6の合成
WX049−5(0.25g、318.50μmol、1eq)(純度81.371%)をトリフルオロ酢酸(3mL)に溶解し、系を20℃で1時間撹拌した。撹拌しながら反応液に水(3mL)を滴下し、沈殿を生成させ、静置し、濾過し、濾液を飽和炭酸水素
ナトリウム溶液(150mL)でpHを8〜9に調節し、ジクロロメタン(50mL*2)で抽出し、有機相を水(50mL)および飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、WX049−6を得た。
ステップ6.化合物WX049の合成
WX049−6(0.160g、308.55μmol、1eq)をオルトギ酸トリメチル(2mL)に溶解し、系を110℃で0.5時間撹拌した。反応液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品に全てが溶解するまで酢酸エチル(3mL)を加え、撹拌しながら沈殿が生成するまで石油エーテルを滴下し、5min撹拌し続き、静置し、濾過し、ケーキを集め、ケーキを乾燥してWX049を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.85−0.90(m,2H)0.90−0.95(m,2H)1.80−1.99(m,3H)2.01−2.13(m,2H)2.29(brs,4H)2.42−2.47(m,3H)5.21−5.31(m,1H)6.88(d,J=1.00Hz,1H)7.54(s,1H)7.78(s,1H)7.90(d,J=8.03Hz,1H)8.14(t,J=7.91Hz,1H)8.23(s,1H)8.41(s,1H)8.45−8.52(m,2H)である。
ステップ1:化合物WX050−2の合成
化合物WX050−1(50.00g、245.05mmol、1.00eq)をN−メチル−2−ピロリドン(400.00mL)に溶解し、シアン化第一銅(43.89g、490.10mmol、107.05mL、2.00eq)を加え、反応系を180℃で3時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(400mL)およびアンモニア水(400mL、純度30%)を加えて20℃で1時間撹拌した。固形不純物を濾過し、濾液を酢酸エチル(500mL*3)で抽出し、有機層を飽和塩化ナトリウム(300mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した(水浴温度40℃)。粗品をカラム(酢酸エチル/石油エーテル=0〜30%)により精製し、化合物WX050−2を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm2.21(s,3H)3.67(brs,2H)6.77−6.83(m,1H)6.91(d,J=9.29Hz,1H)である。
ステップ2:化合物WX050−3の合成
化合物WX050−2(4g、23.26mmol、1eq)(純度87.329%)を無水N,N−ジメチルホルムアミド(40mL)に溶解し、炭酸カリウム(3.86g、27.92mmol、1.2eq)およびヨウ素化カリウム(4.25g、25.59mmol、1.1eq)を加え、窒素ガスで3回置換し、2−ブロモ−1−フェニル−エタノン(9.26g、46.53mmol、2eq)を加え、混合物を窒素雰囲気において60℃で3時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(30mL)を加え、酢酸エチル(30mL*3)で抽出し、有機層を飽和塩化ナトリウム(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をカラム(酢酸エチル/石油エーテル=0〜25%)により精製し、化合物WX050−3を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm2.27(s,3H)4.80(d,J=5.27Hz,2H)5.39−5.46(m,1H)7.00(d,J=5.52Hz,1H)7.26(d,J=9.79Hz,1H)7.56−7.64(m,2H)7.68−7.74(m,1H)8.11(d,J=7.03Hz,2H)である。
ステップ3:化合物WX050−4の合成
化合物WX050−3(3g、9.94mmol、1.00eq)(純度88.905%)を醋酸(25mL)に溶解し、窒素ガスで3回置換し、チオシアン酸カリウム(1.93g、19.88mmol、1.93mL、2.00eq)を加え、混合物を窒素雰囲気において110℃で16時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、減圧下で濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム(10mL)を加えてPH=8となるように調節し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機層を飽和塩化ナトリウム(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をカラム(酢酸エチル/石油エーテル=0〜30%)により精製し、化合物WX050−4を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm2.25(s,3H)7.30−7.36(m,1H)7.44(t,J=7.65Hz,2H)7.68−7.72(m,2H)7.73−7.77(m,2H)8.11(d,J=6.02Hz,1H)13.09(brs,1H)である。
ステップ4:化合物WX050−5の合成
過酸化水素(2.05g、18.11mmol、1.74mL、純度30%、3.00eq)を醋酸(15mL)および水(3mL)に溶解し、反応系を窒素雰囲気で、45℃で1時間撹拌した。その後、化合物WX050−4(2.1g、6.04mmol、1.00eq)(純度88.932%)をゆっくりと加え、反応系を窒素雰囲気で、55℃で2時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、澱粉ヨウ化カリウム試験紙が青にならないまで飽和亜硫酸ナトリウムを加え、一部の溶剤を回転により除去し、澱粉ヨウ化カリウム試験紙で過酸化水素の残留がないことを検出し、飽和炭酸水素ナトリウム(20mL)でPH=8となるように調節し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機層を飽和塩化ナトリウム(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、化合物WX050−5を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm2.33(s,3H)7.23−7.29(m,1H)7.40(brt,J=7.65Hz,2H)7.73(brd,J=10.04Hz,1H)7.84(brd,J=7.53Hz,2H)7.97(d,J=6.53Hz,2H)8.14(d,J=6.02Hz,1H)である。
ステップ5:化合物WX050−6の合成
化合物WX050−5(1.6g、5.28mmol、1.00eq)(純度91.4
82%)を濃塩酸(16.32g、170.09mmol、16mL、純度38%、32.22eq)に溶解し、混合物を100℃で5時間撹拌した。反応液を直接遠心脱水した。(ジクロロメタン/メタノール=10/1、22mL)を用いて20℃で0.5時間叩解し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。化合物WX050−6を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm2.36(s,3H)7.47−7.52(m,1H)7.53−7.63(m,3H)7.98(brd,J=7.53Hz,2H)8.16(brd,J=6.78Hz,1H)8.54(s,1H)9.58(s,1H)である。
ステップ6:化合物WX050−7の合成
化合物WX050−6(1.6g、4.32mmol、1eq、HCl)(純度89.813%)を無水ジクロロメタン(15mL)に溶解し、無水N,N−ジメチルホルムアミド(32mg、437.79μmol、33.68μL、0.1eq)および塩化オキサリル(932mg、7.34mmol、642.76μL、1.7eq)を加え、混合物を20℃で1時間撹拌した。混合物が粘稠となるまで溶剤を減圧下で回転により除去し、その後、3mLの無水ジクロロメタンを加え、3回繰り返した。化合物WXBB−8(1.05g、5.16mmol、1.2eq)およびジイソプロピルエチルアミン(558mg、4.32mmol、752.02μL、1eq)を加え、混合物を20℃で15時間撹拌した。反応液に水(30mL)を加え、ジクロロメタン(30mL*3)で抽出し、有機層を飽和塩化ナトリウム(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をカラム(メタノール/ジクロロメタン=0〜10%)により精製した。化合物WX050−7を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm1.43(brd,J=6.53Hz,6H)2.32(s,3H)5.61−5.68(m,1H)7.20−7.29(m,1H)7.39(brt,J=7.28Hz,2H)7.55(brd,J=11.29Hz,1H)7.78(brd,J=6.53Hz,1H)7.86(brd,J=7.28Hz,2H)7.89(brd,J=7.78Hz,1H)7.95−8.00(m,2H)8.04(brt,J=8.16Hz,1H)8.21(brd,J=8.03Hz,1H)8.87(s,1H)である。
ステップ7:化合物WX050−8の合成
化合物WX050−7(1.2g、1.76mmol、1eq)(純度70.627%)をアセトニトリル(10mL)に溶解し、p−メトキシベンジルアミン(2.41g、17.60mmol、2.28mL、10eq)および炭酸カリウム(487mg、3.52mmol、2eq)を加え、混合物を100℃で16時間撹拌し、混合物を100℃で8時間撹拌し続けた。反応液に水(20mL)を添加し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をカラム(メタノール/ジクロロメタン=0〜6%)により精製した。化合物WX050−8を得た。MS:m/z=300.2[M+1]/2である。
ステップ8:化合物WX050−9の合成
化合物WX050−8(1.8g、3.01mmol、1eq)(粗品)をトリフルオロ酢酸(15mL)に溶解し、混合物を20℃で1時間撹拌した。反応液に飽和炭酸ナトリウム(40mL)をゆっくりと加えてPH=8となるように調節し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。(石油エーテル/
酢酸エチル=5/1、12mL)を用いて20℃で20分間叩解し、溶剤をゆっくりと注出し、油状物を減圧下で遠心脱水した。化合物WX050−9を得た。MS:m/z=240.1[M+1]/2である。
ステップ9:化合物WX050の合成
化合物WX050−9(250.00mg、424.69μmol、1.00eq)(純度75.006%)をオルトギ酸トリメチル(3.00mL)に溶解し、混合物を110℃で1時間撹拌した。室温まで冷却し、反応液を直接遠心脱水した。粗品を迅速調製分離(カラム:Xtimate C18 150*25mm*5μm、移動相:[水(0.225%FA)−ACN]、B%:15%〜25%、12min)により精製した。化合物WX050を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.73(brd,J=5.02Hz,2H)1.43(s,3H)1.45(s,3H)1.87(s,1H)2.37(s,3H)4.52(s,1H)7.26(s,1H)7.77(s,4H)7.83(s,2H)7.98(s,1H)8.16(s,1H)8.51(s,1H)8.91(s,1H)である。
ステップ1:化合物WX051−2の合成
化合物WXBB−7(0.5g、1.91mmol、1eq)をアセトニトリル(8mL)および醋酸(2mL)の混合溶液に溶解し、化合物WX051−1(0.95g、9.58mmol、1.10mL、5.03eq)を加え、系を80℃で16時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、撹拌しながらpHが8〜9になるまで飽和炭酸水素ナトリウム溶液(150mL)を加え、酢酸エチル(50mL*2)で抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、化合物WX051−2を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm1.41(brs,2H)1.61(brd,J=3.26Hz,2H)1.78(brd,J=9.29Hz,2H)2.21(brs,2H)4.49(brs,2H)5.14(tt,J=11.86,3.70Hz,1H)6.57(dd,J=7.53,1.51Hz,1H)7.55−7.62(m,2H)8.31(s,1H)である。
ステップ2:化合物WX051−3の合成
化合物WXBB−14(0.5g、1.69mmol、1eq、HCl)を無水ジクロロメタン(10mL)に溶解して懸濁液を形成し、無水N,N−ジメチルホルムアミド(0.01g、136.82μmol、10.53μL、8.10e−2eq)を加え、窒素条件で塩化オキサリル(0.43g、3.39mmol、296.55μL、2.00eq)を加え、系を15℃で溶液が清澄となるまで1時間撹拌し、反応液を減圧下で粘稠になるまで回転させ、無水ジクロロメタン(5mL)を加え、粘稠になるまで再回転させ、3回繰り返し、無水ジクロロメタン(10mL)、化合物WX051−2(0.52g、2.14mmol、1.26eq)(粗品)、ジイソプロピルエチルアミン(0.5g、3.87mmol、673.85μL、2.29eq)を順次添加し、系を15℃で1時間撹拌した。反応液に水(50mL)を添加し、ジクロロメタン(50mL*2)で抽
出し、有機相を水(50mL)および飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品を0〜6%のメタノール/ジクロロメタンのカラムにより精製した。化合物WX051−3を得た。MS:m/z=243.6[M+1]/2である。
ステップ3:化合物WX051−4の合成
化合物WX051−3(0.45g、726.66μmol、1eq)(純度78.408%)をアセトニトリル(1mL)に溶解し、p−メトキシベンジルアミン(1.99g、14.53mmol、1.88mL、20eq)、炭酸カリウム(214.83mg、1.55mmol、2.14eq)を加え、系を100℃で20時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(50mL)を加えて希釈し、ジクロロメタン(50mL*2)で抽出し、有機相を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品に石油エーテル/酢酸エチル=5/1の混合溶液(15mL)を加え、1分間撹拌し、静置し、下層の油状物を保留し、3回繰り返し、下層の油状物をprep−TLC(ジクロロメタン/メタノール=10/1)板により分離精製した。化合物WX051−4を得た。MS:m/z=603.1[M+1]である。
ステップ4:化合物.WX051−5の合成
化合物WX051−4(0.15g、223.87μmol、1eq)(純度89.955%)をトリフルオロ酢酸(3mL)に溶解し、系を20℃で1時間撹拌した。撹拌しながら反応液に水(3mL)を滴下し、沈殿を生成し、静置し、濾過し、濾液を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(150mL)でpHを8〜9に調節し、ジクロロメタン(50mL*2)で抽出し、有機相を水(50mL)および飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、化合物WX051−5を得た。MS:m/z=242.1[M+1]/2である。
ステップ5:化合物WX051の合成
化合物WX051−5(0.1g、207.22μmol、1eq)をオルトギ酸トリメチル(2mL)に溶解し、系を110℃で0.5時間撹拌した。反応液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。HPLC(ES5345−244−P1B)は製品の含有量が82.17%であることを表示した。粗品をprep−HPLC(カラム:Waters Xbridge 150*25mm 5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:35%〜55%、10min)により分離精製し、化合物WX051を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.85−0.89(m,2H)0.92(dt,J=8.41,2.57Hz,2H)1.24−1.44(m,4H)1.61−1.70(m,2H)1.88−1.97(m,3H)2.26(brd,J=10.79Hz,2H)2.42(s,3H)5.02−5.13(m,1H)6.88(d,J=1.00Hz,1H)7.52(d,J=1.25Hz,1H)7.77(s,1H)7.96(d,J=7.53Hz,1H)8.10(t,J=7.91Hz,1H)8.24(s,1H)8.40(s,1H)8.47(d,J=7.03Hz,1H)8.61(s,1H)である。
ステップ1.化合物WX052−3の合成
WX052−1(4g、16.89mmol、1eq)、WX052−2(2.50g、16.89mmol、1eq)、炭酸カリウム(7.00g、50.65mmol、3eq)およびPd(dppf)Cl2(371mg、507.03μmol、0.03eq)をジオキサン(40mL)および水(8mL)に加え、混合物を90℃、窒素保護の下で16時間撹拌した。反応液を水(50mL)に注ぎ、ジクロロメタン(50mL*2)で抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をカラム(酢酸エチル/石油エーテル=0〜2%〜4%〜8%)により精製し、WX052−3を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=8.58(d,J=2.0Hz,1H),7.72(dd,J=2.3,8.5Hz,1H),7.35−7.32(m,1H),5.82(s,1H),5.31−5.26(m,1H),2.15(d,J=1.3Hz,3H)である。
ステップ2.化合物WX052−4の合成
WX052−3(0.5g、2.52mmol、1eq)、ビス(ピナコラト)ジボラン(769mg、3.03mmol、1.2eq)、酢酸カリウム(743mg、7.57mmol、3eq)およびPd(dppf)Cl2(92mg、125.73μmol、4.98e−2eq)を無水ジオキサン(10mL)に加え、混合物を80℃、窒素保護の下で16時間撹拌した。反応液を直接遠心脱水した。ジクロロメタン(30mL)を加え、15℃で10分間叩解し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。WX052−4(1g、粗品)を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=8.88(s,1H),7.98(brd,J=7.8Hz,1H),7.41(brd,J=8.0Hz,1H),5.87(s,1H),5.29(s,1H),2.18(s,3H),1.31(s,12H)である。
ステップ3.化合物WX052−5の合成
湿ったパラジウムカーボン(0.2g)を窒素保護の下でメタノール(15mL)に加え、WX052−4(1g、4.08mmol、1eq)(粗品)を加え、水素ガスを3回置換し、混合物を水素ガス(15PSI)条件で、15℃で16時間撹拌した。反応液を濾過し(珪藻土を加え)、濾液を減圧下で遠心脱水した。WX052−5を得て、1H
NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=8.89(s,1H),8.00(brd,J=7.8Hz,1H),7.19(brd,J=7.8Hz,1H),3.09(td,J=6.8,13.7Hz,1H)、1.36(s,12H),1.32(brd,J=7.0Hz,6H)である。
ステップ4:化合物WX052−7の合成
WX052−6(10.00g、64.88mmol、1.00eq)を濃硫酸(50.00mL)(純度98%)に溶解し、ブロモスクシンイミド(11.55g、64.88mmol、1.00eq)を加え、系をN2条件において50℃で1時間撹拌した。撹拌しながら反応液を氷水(500mL)に滴下し、静置し、濾過し、ケーキを乾燥し、製品WX052−7を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm2.46(s,3H)7.09(d,J=11.29Hz,1H)8.19(d,J=7.03Hz,1H)である。
ステップ5:化合物WX052−8の合成
WX052−7(2.00g、8.58mmol、1.00eq)を無水ジクロロメタン20mL)に溶解して懸濁液を形成し、N,N−ジメチルホルムアミド(40.00mg、547.27μmol、42.11μL、0.06eq)を加え、N2条件で塩化オキサリル(2.07g、16.30mmol、1.43mL、1.90eq)を加え、系を15℃で1時間撹拌し、反応液を減圧下で粘稠になるまで回転させ、無水ジクロロメタン(20mL)を加え、粘稠になるまで再回転させ、3回繰り返した後、無水ジクロロメタン(20mL)、WXBB−8(1.66g、8.15mmol、0.95eq)、ジイソプロピルエチルアミン(2.22g、17.16mmol、3.00mL、2.00eq)を順次添加し、系を15℃で0.5h撹拌した。反応液を濾過し、n‐へキサン(10mL)でケーキを洗浄し、ケーキを集め、濾液を減圧下で遠心脱水し、茶色油状液体を得て、アセトニトリル(2mL)を加えて溶解させ、0℃に冷却し、10min静置し、濾過し、n‐へキサン(10mL)でケーキを洗浄し、ケーキを集め、濾過されたケーキを2回合わせ、ケーキを乾燥し、製品WX052−8を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm1.43(d,J=6.78Hz,6H)2.42(s
,3H)5.64(dt,J=13.30,6.65Hz,1H)7.47(d,J=10.79Hz,1H)7.90(t,J=7.53Hz,2H)8.03(t,J=7.91Hz,1H)8.18(d,J=8.03Hz,1H)8.87(s,1H)10.90(brs,1H)である。
ステップ6:化合物WX052−9の合成
WX052−8(1.30g、3.11mmol、1.00eq)、p−メトキシベンジルアミン(4.26g、31.08mmol、4.02mL、10.00eq)および炭酸カリウム(1.28g、9.29mmol、2.99eq)をアセトニトリル(3.00mL)に加え、混合物を100℃で32時間撹拌した。反応液に水(20mL)を添加し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。25mL(石油エーテル/酢酸エチル=5/1)を加え、15℃で0.5時間叩解し、上層の澄み液を濾過し、下層の固体に25mL(石油エーテル/酢酸エチル=5/1)を加え、15℃で0.5時間叩解し、固体を析出させ、濾過し、ケーキを減圧下で遠心脱水した。WX052−9を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ=8.87(s,1H),8.00−7.98(m,1H),8.01−7.96(m,1H),7.92(s,1H),7.84(dd,J=2.5,6.0Hz,1H),7.75(brt,J=5.3Hz,1H),7.31(d,J=8.5Hz,2H),6.92(d,J=8.5Hz,2H),6.79(s,1H),5.73−5.62(m,1H),4.34(brd,J=5.3Hz,2H),3.76−3.73(m,3H),2.29(s,3H),1.43(d,J=6.8Hz,6H)である。
ステップ7:化合物WX052−10の合成
WX052−9(1.60g、2.73mmol、1.00eq)(純度91.48)をトリフルオロ酢酸(15.00mL)に溶解し、系を20℃で1時間撹拌した。撹拌しながら反応液に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(100mL)を滴下し、DCM(50mL*2)で抽出し、有機相を水(100mL)および飽和食塩水(100mL)で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、製品WX052−10を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm1.56(d,J=6.78Hz,6H)2.35(s,3H)5.39−5.71(m,3H)6.66(s,1H)7.66(s,1H)7.85−7.93(m,1H)8.00(d,J=7.53Hz,1H)8.28(brd,J=7.78Hz,2H)8.37(s,1H)である。
ステップ8:化合物WX052−11の合成
WX052−10(1.25g、2.45mmol、1.00eq)(純度81.465%)をHCOOH(10.00mL)に溶解し、系を100℃で1時間撹拌した。反応液を減圧下で遠心脱水し、黄色油状物を得て、水(20mL)を加えて希釈し、撹拌しながら飽和NaCO3溶液(50mL)を滴下し、DCM(50mL*2)で抽出し、有機相を水(100mL)および飽和食塩水(100mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、製品WX052−11を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm1.47(d,J=6.78Hz,6H)2.54(s,3H)5.32(dt,J=13.36,6.74Hz,1H)7.80(s,1H)7.93−7.97(m,1H)8.24−8.29(m,2H)8.35(s,1H)8.71(s,1H)8.94(s,1H)である。
ステップ9.化合物WX052の合成
WX052−11(0.1g、214.03μmol、1eq)(純度:91.024%)、WX052−5(80mg、323.70μmol、1.51eq)、炭酸カリウム(89mg、643.97μmol、3.01eq)およびPd(dppf)Cl2(8mg、10.93μmol、5.11e−2eq)をジオキサン(5mL)および水(1mL)に加え、混合物を80℃で、窒素保護の下で16時間撹拌した。反応液を遠心脱水し、ジクロロメタン(200mL)を加え、15℃で10分間撹拌し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をTLC(ジクロロメタン/メタノール=20/1)により精製し、WX052を得て、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=8.51(s,1H),8.50(s,1H),8.36(dd,J=0.8,7.8Hz,1H),8.33(s,1H),8.18(s,1H),8.02(t,J=8.0Hz,1H),7.89(dd,J=0.8,8.0Hz,1H),7.64(s,1H),7.58(dd,J=2.3,8.0Hz,1H),7.23(d,J=8.0Hz,1H),5.44(quin,J=6.7Hz,1H),3.09(spt,J=6.9Hz,1H),2.41(s,3H),1.50(s,3H),1.49(s,3H),1.32(s,3H),1.30(s,3H)である。
ステップ1:化合物WX053−1の合成
化合物WX053−1a(50g、127.48mmol、1.00eq)をアセトニトリル(300mL)に溶解し、2−ブタノン(9.19g、127.48mmol、11.35mL、1.00eq)を加え、混合物を75℃で3時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、溶剤を回転により除去し、水(100mL)を加え、ジクロロメタン(50mL*3)で抽出し、有機層を飽和塩化ナトリウム(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。製品をn‐へキサン(50mL*2)で洗浄し、乾燥した。化合物WX053−1を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.90(t,J=7.28Hz,1H)1.28(d,J=7.03Hz,2H)2.11(s,2H)2.40−2.45(m,3H)4.82(s,1H)4.99(q,J=6.86Hz,1H)7.46−7.53(m,2H)7.80−7.87(m,2H)である。
ステップ2:化合物WX053−2の合成
化合物WXBB−14−4(15g、87.24mmol、1.00eq)(純度87.329%)、化合物WX053−1(25.37g、104.69mmol、1.2eq)(粗品)を無水トルエン(150mL)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(22.56g、174.57mmol、30.49mL、2.00eq)を加え、混合物を90〜100℃で16時間撹拌し、反応液を室温まで冷却し、溶剤を回転により除去し、水(50mL)を加え、ジクロロメタン(50mL*3)で抽出し、有機層を飽和塩化ナトリウム(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をカラム(酢酸エチル/石油エーテル=0〜20%)により精製した。化合物WX053−2を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm1.18−1.25(m,2H)1.49(d,J=7.03Hz,3H)2.26−2.29(m,6H)2.30(s,3H)2.60(q,J=7.36Hz,1H)2.59−2.60(m,1H)2.59−2.60(m,1H)4.01(s,2H)4.62(brs,2H)6.50−6.55(m,2H)6.96(d,J=9.29Hz,2H)である。
ステップ3:化合物WX053−3の合成
化合物WX053−2(2.34g、10.62mmol、1eq)を醋酸(20mL)に溶解し、窒素ガスで3回置換し、チオシアン酸カリウム(2.07g、21.25mmol、2.07mL、2eq)を加え、混合物を110℃で4時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、回転により一部の溶剤を除去し、飽和炭酸水素ナトリウム(30mL)を加えてPH=8となるように調節し、ジクロロメタン(10mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和塩化ナトリウム(15mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をカラム(酢酸エチル/石油エーテル=0〜30%)により精製した。化合物WX053−3を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm1.24−1.29(m,3H)2.13(s,3H)2.55(q,J=7.53Hz,2H)6.36−6.42(m,1H)7.46(d,J=6.02Hz,1H)7.55−7.60(m,1H)である。
ステップ4:化合物WX053−4の合成
過酸化水素(2.73g、24.11mmol、2.32mL、純度30%、3eq)を醋酸(15mL)および水(3mL)に溶解し、反応系を窒素雰囲気において45℃で1時間撹拌した。その後、化合物WX053−3(2.1g、8.04mmol、1eq)をゆっくりと加え、反応系を窒素雰囲気において55℃で1時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、澱粉ヨウ化カリウム試験紙が青にならないまで飽和亜硫酸水素ナトリウムを加え、回転により一部の溶剤を除去し過酸化水素の残留がないまで澱粉ヨウ化カリウム試験紙で検出し、飽和炭酸水素ナトリウム(20mL)でPH=8となるように調節し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機層を飽和塩化ナトリウム(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をカラム(メタノール/ジクロロメタン=0〜5%)により精製した。化合物WX053−4を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm1.22(t,J=7.53Hz,3H)2.20(s,3H)2.56−2.67(m,2H)6.66(d,J=0.75Hz,1H)7.14(d,J=9.03Hz,1H)7.39(d,J=1.25Hz,1H)7.44(d,J=6.02Hz,1H)である。
ステップ5:化合物WX053−5の合成
化合物WX053−4(0.8g、2.76mmol、1eq)(純度78.964%
)を濃塩酸(8.16g、85.04mmol、8mL、純度38%、30.86eq)に溶解し、混合物を100℃で5時間撹拌した。反応液を直接乾燥する。(ジクロロメタン/メタノール=10/1、22mL)を用いて20℃で0.5時間叩解し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。化合物WX053−5を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm1.27(t,J=7.53Hz,3H)2.26(s,3H)2.66−2.78(m,2H)7.53−7.60(m,1H)7.80(s,1H)8.03(d,J=6.78Hz,1H)9.36(d,J=1.51Hz,1H)である。
ステップ6:化合物WX053−6の合成
化合物WX053−5(750mg、1.73mmol、1eq、HCl)(純度65.548%)を無水ジクロロメタン(5mL)に溶解し、無水N,N−ジメチルホルムアミド(13mg、177.85μmol、13.68μL、0.1eq)および塩化オキサリル(373mg、2.94mmol、257.24μL、1.7eq)を加え、混合物を20℃で1時間撹拌した。混合物が粘稠となるまで溶剤を減圧下で回転により除去し、その後、5mLの無水ジクロロメタンを加え、3回繰り返した。化合物WXBB−8(421mg、2.07mmol、1.2eq)およびジイソプロピルエチルアミン(223mg、1.73mmol、300.54μL、9.99e−1eq)を加え、混合物を20℃で2時間撹拌した。反応液に水(30mL)を加え、ジクロロメタン(30mL*3)で抽出し、有機層を飽和塩化ナトリウム(40mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をカラム(メタノール/ジクロロメタン=0〜10%)により精製した。化合物WX053−6を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm1.18−1.22(m,3H)1.44(d,J=6.78Hz,6H)2.26(s,3H)2.90(s,2H)5.64(dt,J=13.30,6.65Hz,1H)7.15(s,1H)7.51(t,J=10.16Hz,1H)7.66(d,J=6.78Hz,1H)7.76(d,J=1.25Hz,1H)7.89(d,J=7.03Hz,1H)7.96(s,1H)8.04(t,J=8.03Hz,1H)8.20(d,J=8.28Hz,1H)8.87(s,1H)である。
ステップ7:化合物WX053−7の合成
化合物WX053−6(500mg、899.12μmol、1eq)(純度77.95%)をアセトニトリル(1mL)に溶解し、p−メトキシベンジルアミン(1.23g、8.99mmol、1.16mL、10eq)および炭酸カリウム(249mg、1.80mmol、2eq)を加え、混合物を100℃で16時間撹拌し、反応液に水(20mL)を添加し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をカラム(メタノール/ジクロロメタン=0〜5%)により精製し、得られた製品に石油エーテル/酢酸エチル=5/1の混合溶液(6mL)を注ぎ、5分間撹拌し、静置し、上層の澄み液を注出し、下層の油状物を保留し、減圧下で遠心脱水した。得られた油状物をprep−TLC(メタノール/ジクロロメタン=1/10)により精製した。化合物WX053−7を得た。MS:m/z=276.2[M+1]/2である。
ステップ8:化合物WX053−8の合成
化合物WX053−7(150mg、246.05μmol、1eq)(純度90.324%)をトリフルオロ酢酸(2mL)に溶解し、混合物を20℃で2時間撹拌した。反
応液に飽和炭酸ナトリウム(20mL)をゆっくりと加えてPH=8となるように調節し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をprep−TLC(メタノール/ジクロロメタン=1/10)により精製した。化合物WX053−8を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm1.24(brt,J=7.40Hz,3H)1.46(brd,J=6.53Hz,6H)2.09(s,3H)2.62(q,J=7.36Hz,2H)5.46(dt,J=13.30,6.65Hz,1H)5.82(brs,2H)6.66(s,1H)6.71(s,1H)7.42(s,1H)7.47(s,1H)7.84−7.91(m,1H)7.92−7.98(m,1H)8.24(brd,J=8.28Hz,1H)8.32(s,1H)8.80(brs,1H)である。
ステップ9:化合物WX053の合成
化合物WX053−8(50mg、116.14μmol、1eq)をギ酸(1mL)に溶解し、混合物を110℃で1時間撹拌した。反応液を直接乾燥した。得られた粗品をHPLCにより検出し、純度が87.59%である。粗品を迅速調製分離(カラム:Xtimate C18 150*25mm*5μm、移動相:[水(0.225%FA)−ACN]、B%:15%〜25%、12min)により精製した。化合物WX053を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm1.34(brt,J=7.28Hz,3H)1.56(brs,3H)1.58(brs,3H)2.42(s,3H)2.77(brd,J=7.28Hz,2H)5.44−5.54(m,1H)6.90(brs,1H)7.77(s,1H)7.91(brs,1H)7.95(brd,J=8.03Hz,1H)8.11(brt,J=7.91Hz,1H)8.27(s,1H)8.45(brd,J=8.03Hz,2H)8.61(s,1H)である。
ステップ1.化合物WX054の合成
WX037(0.05g、110.01μmol、1eq)を無水DMF(2mL)に溶解し、炭酸カリウム(0.03g、217.07μmol、1.97eq)、WX054−1(0.02g、141.86μmol、1.29eq)を加え、系を50℃で3時間撹拌した。粗品をprep−HPLC(カラム:Waters Xbridge 150*25mm 5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:
20%〜45%、10min)により分離精製した。製品WX054を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.81−0.87(m,2H)0.88−0.94(m,2H)1.58(d,J=6.78Hz,6H)1.88−1.98(m,1H)2.22(brt,J=6.02Hz,1H)2.26−2.34(m,1H)4.35(t,J=6.02Hz,2H)4.56(t,J=5.40Hz,1H)4.68(t,J=5.52Hz,1H)5.50(dt,J=13.24,6.56Hz,1H)7.03(s,1H)7.35(s,1H)7.78(s,1H)7.97(d,J=8.03Hz,1H)8.11(t,J=7.91Hz,1H)8.27(s,1H)8.38−8.50(m,2H)8.58(s,1H)である。
ステップ1:化合物WX055−1の合成
化合物WX031−2(24g、101.70mmol、1eq)を無水ジクロロメタン(200mL)に溶解し、ジメチルアミノピリジン(0.65g、5.32mmol、0.05eq)、ジイソプロピルエチルアミン(26.29g、203.39mmol、35.43mL、2eq)を加え、系を0℃に降温し、0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(43.04g、152.55mmol、25.17mL、1.5eq)をゆっくりと加え、その後、20℃に昇温し、2時間撹拌した。撹拌しながら反応液に水(2
00mL)を添加し、有機相を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をカラム(酢酸エチル/石油エーテル=0〜5%)により精製し、化合物WX055−1を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm7.29(d,J=7.53Hz,1H)8.51(d,J=6.52Hz,1H)である。
ステップ2:化合物WX055−2の合成
化合物WX055−1(24g、65.21mmol、1eq)を無水トルエン(200mL)に溶解し、窒素ガスで3回置換し、ジメチルアミン(4.80g、58.86mmol、5.39mL、0.9eq、HCl)、ナトリウムt‐ブトキシド(9.36g、97.39mmol、1.49eq)およびPd2(dba)3(4.80g、5.24mmol、0.08eq)を加え、混合物を窒素雰囲気において105℃で12時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(400mL)を加え、酢酸エチル200mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和塩化ナトリウム(300mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をカラム(酢酸エチル/石油エーテル=0〜5%)により精製し、化合物WX055−2を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm2.91(s,6H)6.75(d,J=11.04Hz,1H)8.02−8.07(m,1H)である。
ステップ3:化合物WX055−3の合成
化合物WX055−2(9g、28.59mmol、1eq)(純度83.568%%)を醋酸(80mL)に溶解し、鉄粉(6.39g、114.36mmol、4eq)を回分添加し、混合物を20℃で16時間撹拌した。反応液を飽和NaOH(100mL)に滴下し、酢酸エチル(50mL*3)で抽出し、有機層を塩化ナトリウム(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をカラム(酢酸エチル/石油エーテル=0〜25%)により精製し、化合物WX055−3を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm2.65(s,6H)6.80(d,J=10.29Hz,1H)6.86(d,J=6.78Hz,1H)である。
ステップ4:化合物WX055−4の合成
化合物WX055−3(1.1g、3.42mmol、1eq)(純度72.474%)を無水トルエン(10mL)に溶解し、化合物WXBB−10(3g、11.80mmol、3.45eq)、ジイソプロピルエチルアミン(928.29mg、7.18mmol、1.25mL、2.1eq)を加え、混合物を140℃で、マイクロ波の環境において0.5時間反応させた。反応液を室温まで冷却し、水(50mL)を加え、酢酸エチル(50mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、塩化ナトリウム(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をカラム(酢酸エチル/石油エーテル=0〜10%)により精製し、化合物WX055−4を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.93(dq,J=7.47,3.70Hz,2H)1.09(quin,J=3.83Hz,2H)1.90−1.99(m,1H)2.56(s,6H)4.07(d,J=3.51Hz,2H)6.49(d,J=6.53Hz,1H)6.73(d,J=10.04Hz,1H)である。
ステップ5:化合物WX055−5の合成
化合物WX055−4(750mg、2.38mmol、1eq)を醋酸(8mL)に
溶解し、窒素ガスで3回置換し、チオシアン酸カリウム(463mg、4.76mmol、463.00μL、2eq)を加え、混合物を窒素雰囲気において110℃で4時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、減圧下で濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム(20mL)を加えてPH=8となるように調節し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機層を飽和塩化ナトリウム(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。製品を精製する必要がなく、直接次の反応に使用し、化合物WX055−5を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.64−0.71(m,2H)0.78−0.89(m,2H)1.67−1.76(m,1H)2.57(s,6H)6.75(d,J=1.51Hz,1H)7.00(d,J=11.80Hz,1H)7.40(d,J=7.53Hz,1H)12.28(brs,1H)である。
ステップ6:化合物WX055−6の合成
化合物WX055−5(500mg、1.40mmol、1eq)を醋酸(5mL)に溶解し、水(1mL)および過酸化水素(477mg、4.21mmol、404.24μL、純度30%、3eq)を加え、混合物を45℃で1時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、澱粉ヨウ化カリウム試験紙が青にならないまで飽和亜硫酸ナトリウムを加え、回転により一部の溶剤を除去し、過酸化水素の残留がないまで澱粉ヨウ化カリウム試験紙で検出し、飽和炭酸水素ナトリウム(20mL)でPH=8となるように調節し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機層を飽和塩化ナトリウム(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。製品を精製する必要がなく、直接次の反応に使用し、化合物WX055−6を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.62−0.71(m,2H)0.77−0.82(m,2H)2.32−2.34(m,1H)2.43(s,6H)7.08(d,J=11.29Hz,1H)7.14(s,1H)7.56(d,J=7.53Hz,1H)7.69(s,1H)である。
ステップ7:化合物WX055−7の合成
化合物WX055−6(400mg、1.09mmol、1eq)(純度88.522%)をメタノール(4mL)に溶解し、Pd(dppf)Cl2(120mg、164.00μmol、0.15eq)、トリエチルアミン(221mg、2.18mmol、303.99μL、2eq)を加え、一酸化炭素(50Psi)を通入し、混合物を70℃で下16時間撹拌した。反応液を直接乾燥した。粗品をカラム(酢酸エチル/石油エーテル=0〜30%)により精製した。製品をprep−TLC(酢酸エチル)により精製し続き、化合物WX055−7を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.77−0.83(m,2H)0.85−0.92(m,2H)1.86−1.95(m,1H)2.61(s,6H)3.89(s,3H)6.63(d,J=13.30Hz,1H)6.86(d,J=1.00Hz,1H)7.54(d,J=1.00Hz,1H)7.73(d,J=7.78Hz,1H)である。
ステップ8:化合物WX055−8の合成
化合物WX055−7(200mg、566.13μmol、1eq)(純度85.863%)をテトラヒドロフラン(1mL)および水(1mL)の混合液(体積比1:1)に溶解し、水酸化リチウム(41mg、1.71mmol、3.02eq)を加え、混合物を20℃で1時間撹拌した。反応液を直接乾燥した。化合物WX055−8を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.65−0.71(m,2H)0.75−0.81(m,2H)1.79−1.88(m,1H)2.41(s,6H)
6.67(d,J=12.30Hz,1H)7.06(s,1H)7.44(d,J=8.03Hz,1H)7.61(s,1H)である。
ステップ9:化合物WX055−9の合成
化合物WX055−8(500mg、1.73mmol、1eq)(粗品)、化合物WXBB−8(700mg、3.44mmol、1.99eq)をピリジン(5mL)に溶解し、オキシ塩化リン(530.00mg、3.46mmol、321.21μL、2eq)を加え、混合物を20℃で6時間撹拌した。水(50mL)を加え、ジクロロメタン(50mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和塩化ナトリウム(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をカラム(メタノール/ジクロロメタン=0〜10%)により精製した。化合物WX055−9を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.79−0.84(m,2H)0.88−0.93(m,2H)1.60(s,3H)1.62(s,3H)1.88−1.96(m,1H)2.65(s,6H)5.51(dt,J=13.55,6.78Hz,1H)6.70(d,J=15.06Hz,1H)6.89(s,1H)7.59(s,1H)7.89−7.94(m,1H)7.99(d,J=8.53Hz,1H)8.05(d,J=7.28Hz,1H)8.38(s,1H)8.40(d,J=8.03Hz,1H)9.03(brd,J=16.81Hz,1H)である。
ステップ10:化合物WX055−10の合成
化合物WX055−9(250mg、526.83μmol、1eq)をアセトニトリル(2mL)に溶解し、p−メトキシベンジルアミン(723mg、5.27mmol、682.08μL、10eq)および炭酸カリウム(73mg、528.20μmol、1eq)を加え、混合物を100℃で40時間撹拌した。反応液に水(20mL)を添加し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をprep−TLC(メタノール/ジクロロメタン=1/10)により精製した。化合物WX055−10を得た。MS:m/z=296.7[M+1]/2である。
ステップ11:化合物WX055−11の合成
化合物WX055−10(180mg、177.77μmol、1eq)(純度58.436%)をトリフルオロ酢酸(1mL)に溶解し、混合物を20℃で3時間撹拌した。反応液に飽和炭酸ナトリウム(20mL)をゆっくりと加えてPH=8となるように調節し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。化合物WX055−11を得た。MS:m/z=236.5[M+1]/2である。
ステップ12:化合物WX055の合成
化合物WX055−11(80mg、118.44μmol、1eq)(純度69.816%)をオルトギ酸トリメチル(1mL)に溶解し、混合物を110℃で2時間撹拌した。直接乾燥した。粗品を迅速調製分離(カラム:PhenomenexGeminiC18 250*50mm*10μm、移動相:[水(0.05%アンモニア水v/v)−ACN]、B%:38%〜48%、8min)により精製した。化合物WX055を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.72(brd,J=2.76Hz,2H)0.81(brd,J=8.03Hz,2H)1.48(brd,J=
6.53Hz,6H)1.87(brd,J=4.77Hz,1H)2.60(s,6H)5.23−5.40(m,1H)7.21(s,1H)7.24(s,1H)7.81(s,1H)7.88(s,1H)7.91−7.97(m,1H)8.25(brd,J=3.76Hz,2H)8.67(s,1H)8.95(s,1H)である。
ステップ1.化合物WX056−1の合成
WX031−2(24g、101.70mmol、1eq)を無水ジクロロメタン(200mL)に溶解し、DMAP(0.65g、5.32mmol、0.05eq)、ジイソプロピルエチルアミン(26.29g、203.39mmol、35.43mL、2eq)を加え、系を0℃に降温し、0℃でTf2O(43.04g、152.55mmol、25.17mL、1.5eq)をゆっくりと加え、その後、系を徐々に20℃に昇温し、2時間撹拌した。撹拌しながら反応液に水(200mL)を添加し、有機相を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品を0〜5%の酢酸エチル/石油エーテルのカラムにより精製し、製品WX056−1を得て、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm7.20(d,J=7.28Hz,1H)8.41(d,J=6.53Hz,1H)である。
ステップ2.化合物WX056−2の合成
WX056−1(13g、35.32mmol、1eq)を無水トルエン(130mL)に溶解し、ナトリウムt‐ブトキシド(5.20g、54.11mmol、1.53eq)、Pd2(dba)3(2.60g、2.84mmol、0.08eq)を加え、系を窒素条件において105℃で20時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(200mL)に入れ、ジクロロメタン(200mL*2)で抽出し、有機相を水(300mL)および飽和食塩水(300mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品を0〜20%の酢酸エチル/石油エーテルのカラムにより精製し、製品WX056−2を得て、1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm3.04−3.09(m,4H)3.84−3.87(m,4H)6.86(d,J=10.04Hz,1H)8.12(d,J=7.03Hz,1H)である。
ステップ3.化合物WX056−3の合成
WX056−2(8g、26.22mmol、1eq)を氷酢酸(80mL)に溶解し、撹拌しながら鉄粉(5.86g、104.88mmol、4eq)をゆっくりと回分添加し、系を20℃で1時間撹拌した。反応液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得て、水(200mL)を加えて希釈し、溶液のpHが8〜9となるまで飽和炭酸水素ナトリウム溶液(200mL)を加え、ジクロロメタン(100mL*2)で抽出し、有機相を水(200mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、製品WX056−3を得た。
ステップ4.化合物WX056−4の合成
WXBB−10(6.98g、27.47mmol、3eq)を無水トルエン(30mL)に溶解し、WX056−3(3g、9.16mmol、1eq)(純度83.959%)、ジイソプロピルエチルアミン(2.49g、19.27mmol、3.36mL、2.1eq)を加え、系をマイクロ波条件で140℃に加熱し、1時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(50mL)を加え、ジクロロメタン(50mL*2)で抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品を0〜12%の酢酸エチル/石油エーテルのカラムにより精製し、製品WX056−4を得た。
ステップ5.化合物WX056−5の合成
WX056−4(1.2g、2.71mmol、1eq)(純度80.641%)を氷酢酸(20mL)に溶解し、チオシアン酸カリウム(0.36g、3.70mmol、360.00μL、1.37eq)を加え、系を110℃で3時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(100mL)を加えて希釈し、ジクロロメタン(50mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、有機相に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(200mL)を加え、5min撹拌し、pH試験紙で有機相のpHが7〜8であることを検出し、有機相を分離し、水(200mL)で有機相を洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、製品WX056−5を得た。
ステップ6.化合物WX056−6の合成
WX056−5(1.2g、2.62mmol、1eq)(純度87.114)を氷酢酸(12mL)および水(2.5mL)の混合溶液に溶解し、撹拌しながら過酸化水素(
0.9g、7.94mmol、762.71μL、純度30%、3.02eq)を加え、系を45℃で0.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(100mL)を加えて希釈し、ジクロロメタン(50mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、有機相に飽和亜硫酸ナトリウム溶液(50mL)を加え、5min撹拌し、青にならないことを澱粉ヨウ化カリウム試験紙で検出すると、飽和Na2CO3溶液(200mL)を加え、5min撹拌し、pH試験紙で有機相のpHが7〜8であることを検出し、有機相を分離し、水(200mL)で有機相を洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、製品WX056−6を得た。
ステップ7.化合物WX056−7の合成
WX056−6(1g、1.78mmol、1eq)(純度65.303%)をメタノール(10mL)に溶解し、Pd(dppf)Cl2(0.04g、54.67μmol、0.15eq)、トリエチルアミン(400.00mg、3.95mmol、550.21μL、2.22eq)を加え、系をCO(50psi)条件において70℃で16時間撹拌した。反応液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。0〜40%の酢酸エチル/石油エーテルのカラムにより精製し、製品WX056−7を得た。
ステップ8.化合物WX056−8の合成
WX056−7(0.6g、1.55mmol、1eq)(純度89.457%)を無水テトラヒドロフラン(5mL)に溶解し、水酸化リチウム(0.112g、4.68mmol、3.01eq)の水(5mL)における溶液を加え、系を20℃で1時間撹拌した。反応液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品にジクロロメタン/メタノール=10/1の混合溶液(15mL)を加え、15min撹拌し、静置し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、製品WX056−8を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.66(brd,J=3.01Hz,2H)0.72−0.84(m,2H)1.77−1.91(m,1H)2.58(brs,4H)3.55(brs,4H)6.74(d,J=11.80Hz,1H)7.16(s,1H)7.50(d,J=7.78Hz,1H)7.72(s,1H)である。
ステップ9:化合物WX056−9の合成
化合物WX056−8(350mg、1.06mmol、1eq)、化合物WXBB−8(214mg、1.05mmol、9.97e−1eq)をピリジン(4mL)に溶解し、オキシ塩化リン(336.00mg、2.19mmol、203.64μL、2.07eq)を加え、混合物を20℃で6時間撹拌した。水(20mL)を加え、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和塩化ナトリウム(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をprep−TLC(メタノール/ジクロロメタン=1/10)により精製し、化合物WX056−9を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.72−1.02(m,3H)1.16−1.38(m,1H)1.41−1.80(m,10H)1.92(brs,1H)2.79(brs,2H)3.72(brs,2H)5.50(brd,J=6.84Hz,1H)6.82(brd,J=14.33Hz,1H)6.89−7.09(m,1H)7.27(s,1H)7.71(s,1H)7.81−7.97(m,1H)7.97−8.12(m,1H)8.24−8.49(m,1H)9.04(brd,J=16.54Hz,1H)である。
ステップ10:化合物WX056−10の合成
化合物WX056−9(120mg、220.33μmol、1eq)(純度94.848%)をアセトニトリル(1mL)に溶解し、p−メトキシベンジルアミン(302mg、2.20mmol、284.91μL、9.99eq)および炭酸カリウム(61mg、441.37μmol、2eq)を加え、混合物を110℃で40時間撹拌した。反応液に水(20mL)を添加し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。粗品をprep−TLC(メタノール/ジクロロメタン=1/10)により精製し、WX056−10(220mg、粗品)を得た。MS:m/z=317.8[M+1]/2である。
ステップ11:化合物WX056−11の合成
化合物WX056−10(220mg、347.14μmol、1eq)(粗品)をTFA(2mL)に溶解し、混合物を20℃で2時間撹拌した。反応液に飽和炭酸ナトリウム(20mL)をゆっくりと加えてPH=8となるように調節し、ジクロロメタン(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水した。化合物WX056−11を得て、MS:m/z=257.7[M+1]/2である。
ステップ12:化合物WX056の合成
化合物WX056−11(150mg、210.23μmol、1eq)(純度71.98%)をオルトギ酸トリメチル(2mL)に溶解し、混合物を110℃で2時間撹拌した。反応液を直接乾燥した。粗品をprep−TLC(メタノール/ジクロロメタン=1/10)により精製した。粗品を迅速調製分離(カラム:PhenomenexGeminiC18 250*50mm*10μm、移動相:[水(0.05%アンモニア水v/v)−ACN]、B%:25%〜55%、8min)により精製した。化合物WX056を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.71(brd,J=2.76Hz,2H)0.79−0.86(m,2H)1.47(s,3H)1.49(s,3H)1.84−1.95(m,1H)2.77(brs,4H)3.64(brs,4H)5.18−5.42(m,1H)7.33(s,1H)7.37(s,1H)7.93−7.98(m,3H)8.26(d,J=3.76Hz,2H)8.71(s,1H)8.95(s,1H)である。
ステップ1.化合物WX057−2の合成
WXBB−14(5g、14.51mmol、1.00eq、HCl)(純度86.12%)、無水N,N−ジメチルホルムアミド(0.05g、684.09μmol、52.63μL、0.05eq)を無水ジクロロメタン(50mL)に溶解して懸濁液を形成し、窒素条件で塩化オキサリル(3.67g、28.88mmol、2.53mL、1.99eq)をゆっくりと滴下し、系を25℃で0.5時間撹拌した後、反応液を減圧下で粘稠になるまで回転させ、無水ジクロロメタン(50mL)を加え、減圧下で粘稠になるまで再回転させ、3回繰り返した後、無水ジクロロメタン(50mL)を加え、ジイソプロピルエチルアミン(3.75g、29.02mmol、5.07mL、2eq)、WX057−1(2.21g、14.51mmol、1eq)を順次添加し、系を25℃で0.5時間撹拌した。撹拌しながら反応液に水(100mL)を添加し、ジクロロメタン(100mL*2)で抽出し、有機相を飽和食塩水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品にアセトニトリル(8mL)を加え、0℃に降温して10min撹拌し、大量の固体を析出させ、濾過し、ケーキを乾燥し、製品WX057−2を得た。1H NMR(400MHz,CHLO
ROFORM−d)δppm0.79−0.87(m,2H)0.87−0.94(m,2H)1.89−1.93(m,1H)2.28(s,3H)4.01(s,3H)6.79(d,J=1.25Hz,1H)7.20(d,J=11.80Hz,1H)7.46(d,J=1.25Hz,1H)7.91−7.96(m,2H)7.98(d,J=7.28Hz,1H)8.48−8.63(m,1H)9.14(brd,J=12.05Hz,1H)である。
ステップ2.化合物WX057−3の合成
WX057−2(4.5g、11.41mmol、1eq)を無水メタノール(40mL)に溶解し、抱水ヒドラジン(1.34g、22.82mmol、1.30mL、純度85%、2eq)を加え、系を80℃で2時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、濾過し、酢酸エチル(20mL)でケーキを洗浄し、ケーキを乾燥し、WX057−3を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm0.64−0.73(m,2H)0.75−0.84(m,2H)1.79−1.88(m,1H)2.24(s,3H)4.59(brs,2H)7.19(d,J=1.00Hz,1H)7.48(d,J=11.29Hz,1H)7.63−7.77(m,3H)8.03(t,J=7.91Hz,1H)8.28(brd,J=7.78Hz,1H)9.35(brs,1H)である。
ステップ3.化合物WX057−4の合成
WX057−3(3.5g、8.34mmol、1eq)(純度93.96%)をジメチルホルムアミドジメチルアセタール(35mL)に溶解し、系を110℃で3時間撹拌した。反応液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品に酢酸エチル(20mL)を加え、10min撹拌し、静置し、濾過し、ケーキを乾燥し、WX057−4を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.78−0.86(m,2H)0.87−0.94(m,2H)1.86−1.97(m,1H)2.29(s,3H)2.93−3.04(m,6H)6.80(d,J=1.25Hz,1H)7.21(d,J=12.30Hz,1H)7.45(d,J=1.25Hz,1H)7.88−7.96(m,1H)7.97−8.02(m,1H)8.05(d,J=7.28Hz,1H)8.13(s,1H)8.47(d,J=7.53Hz,1H)9.04(brd,J=14.81Hz,1H)9.76(s,1H)である。
ステップ4.化合物WX057−5の合成
WX057−4(2.5g、5.56mmol、1eq)をアセトニトリル(20mL)に溶解し、氷酢酸(5mL)、2−アミノプロパノール(2.00g、26.63mmol、2.09mL、4.79eq)を加え、系を80℃で16時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、水(50mL)を加え、pHが8〜9となるまで飽和炭酸水素ナトリウム溶液(150mL)を加え、ジクロロメタン(100mL*2)で抽出し、有機相を水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品を0〜15のメタノール/ジクロロメタンのカラムにより精製した。製品WX057−5を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm0.81−0.85(m,2H)0.88−0.92(m,2H)1.61(d,J=7.03Hz,3H)1.88−1.93(m,1H)2.29(s,3H)3.91(dd,J=11.67,5.90Hz,1H)4.11(dd,J=11.67,3.64Hz,1H)5.36−5.49(m,1H)6.80(d,J=1.00Hz,1H)7.20(d,J=12.30Hz,1H)7.43(d,J=1.25Hz,1H)7.86−7.93(m,2H)8.05(d,J=7.28Hz,1H)8
.32−8.38(m,2H)9.11(d,J=15.31Hz,1H)である。
ステップ5.化合物WX057−6の合成
WX057−5(0.4g、774.97μmol、1eq)(89.41%)をアセトニトリル(1mL)に溶解し、p−メトキシベンジルアミン(2.13g、15.50mmol、2.01mL、20eq)、炭酸カリウム(0.22g、1.59mmol、2.05eq)を加え、系を100℃で16時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、合わせて水(50mL)に入れ、ジクロロメタン(30mL*2))で抽出し、有機相を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をprep−TLC(ジクロロメタン/メタノール=10/1)により分離精製した。製品WX057−6を得た。
ステップ6.化合物WX057−7の合成
WX057−6(0.2g、324.06μmol、1eq)(純度93.76%)をトリフルオロ酢酸(2mL)に溶解し、系を20℃で1時間撹拌した。撹拌しながら反応液に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(30mL)を加え、ジクロロメタン(30mL*2)で抽出し、有機相を水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を遠心脱水し、WX057−7を得た。
ステップ7.化合物WX057−8の合成
WX057−7(0.15g、327.14μmol、1eq)を無水ジクロロメタン(2mL)に溶解し、イミダゾール(0.07g、1.03mmol、3.14eq)を加え、撹拌しながらTBSCl(0.1g、663.48μmol、81.30μL、2.03eq)を加え、系を25℃で10min撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20mL)を加え、ジクロロメタン(20mL*2)で抽出し、有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を減圧下で遠心脱水し、製品を得た。製品WX057−8を得た。
ステップ8.化合物WX057−9の合成
WX057−8(228.62mg、349.18μmol、1eq)(純度87.48%)をオルトギ酸トリメチル(2mL)に溶解し、系を110℃で20時間撹拌し、その後、マイクロ波で110℃に加熱し、1時間撹拌した。反応液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得た。粗品をprep−TLC(ジクロロメタン/メタノール=10/1)板により分離精製した。製品WX057−9を得た。
ステップ9.化合物WX057の合成
WX057−9(0.02g、34.32μmol、1eq)をメタノール(1mL)に溶解し、塩酸(0.01g、98.74μmol、9.80μL、純度36%、2.88eq)を加え、系を25℃で1時間撹拌した。反応液を減圧下で遠心脱水し、粗品を得て、粗品をprep−HPLC(カラム:YMC−Actus Triart C18 100*30mm*5μm、移動相:[水(0.05%HCl)−ACN]、B%:0%〜55%、8min)により分離精製した。製品WX057を得た。1H NMR(400MHz,METHANOL−d4)δppm0.91−0.99(m,2H)1.13−1.21(m,2H)1.67(d,J=7.03Hz,3H)2.05−2.14(m,1H)2.45(s,3H)3.85(dd,J=11.80,5.27Hz,1H)3.92−4.04(m,1H)5.71(brs,1H)7.67(s,1H)7.
90(s,1H)8.15(dd,J=6.65,1.88Hz,1H)8.32−8.40(m,2H)8.43(s,1H)8.79(s,1H)9.21(s,1H)9.97(s,1H)である。
ステップ1:化合物WX058−2の合成
予め乾燥した40mLの反応フラスコに、化合物WX058−1(200mg、2.27mmol、1eq)およびジクロロメタン(5mL)を加え、その後、トリエチルアミン(344.56mg、3.41mmol、473.94μL、1.5eq)、ジメチルアミノピリジン(27.73mg、227.00μmol、0.1eq)およびp‐トルエンスルホニルクロライドl(519.34mg、2.72mmol、1.2eq)を順次添加した。反応液を25℃で16時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液(20mL)を加え、ジクロロメタン(20mLx3)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮し、粗品を得た。粗生成物を薄層クロマトグラフィーシリカゲルプレート(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)により、精製してWX058−2を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=7.78(d,J=8.0Hz,2H),7.34(d,J=8.0Hz,2H),4.70(dd,J=7.6,6.4Hz,2H),4.30(t,J=6.4Hz,2H),4.23(d,J=76.8Hz,2H),3.29−3.22(m,1H),2.43(s,3H)である。
ステップ2:化合物WX058の合成
予め乾燥した40mLの反応フラスコに、化合物WX037(100mg、220.03μmol、1eq)、炭酸カリウム(60.82mg、440.06μmol、2eq)、N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)および化合物WX058−2(63.97mg、264.04μmol、3.12μL、1.2eq)を順次添加した。反応溶液を80℃で16時間撹拌した。反応溶液をフィルタヘッドで濾過し、清澄なN,N−ジメチルホルムアミド溶液を得た。該清澄溶液を迅速調製分離{カラム:Agela Durashell C18 150*25mm 5μm、移動相:[水(10mM NH4HCO3)−ACN]、B%:20%〜50%、10.5min}により精製し、WX058を得た。1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δ=8.59(s,1H),8.47−8.43(m,1H),8.42(s,1H),8.28(s,1H
),8.11(t,J=7.9Hz,1H),7.99−7.94(m,1H),7.74(d,J=1.1Hz,1H),7.36(s,1H),7.03(d,J=1.1Hz,1H),5.50(td,J=6.9,13.6Hz,1H),4.92(dd,J=6.5,7.6Hz,2H),4.53(t,J=6.1Hz,2H),4.47(d,J=7.1Hz,2H),3.51(td,J=6.8,13.1Hz,2H),1.97−1.88(m,1H),1.58−1.58(m,3H),1.57(s,3H),0.94−0.88(m,2H),0.86−0.80(m,2H)である。
生物活性試験
実験例1:インビトロ酵素活性の評価
試薬:
基礎反応緩衝液:20mMのHepes(pH7.5)、10mMのMgCl2、1mMのEGTA、0.02%のBrij35、0.02mg/mlのBSA、0.1mMのNa3VO4、2mMのDTT、1%のDMSO
化合物処理:
測定待ちの化合物をDMSOで10mMの原液に調製し、3倍で減少して10個の濃度に希釈し、384ウェルプレート(Cyclic Olefin Copolymer LDV Echo(登録商標))に置く。
キナーゼ名称:ASK1/MAP3K5(Invitrogen、Carlsbad、CA)
タイプ:組換えヒト全長タンパク質、GST−tagged
酵素の最終反応濃度:20nM
基質:ミエリン塩基性タンパク質、MBP(Active Motif、Carlsbad、CA)
基質の最終反応濃度:20μM
実験操作:
1、 基質を新たに調製された基礎反応緩衝液に溶解する。
2、 上記基質溶液に、必要な補酵素因子を加える。
3、 基質溶液にキナーゼを加え、ゆっくりと均一に混合する。
4、 キナーゼ反応液に、測定待ちの化合物のDMSO溶液を加え、室温で20分間インキュベートする。
5、 33P−ATP(比活性10μCi/μl)を反応液に加え、反応を開始させる。
6、 室温で2時間インキュベートする。
7、 小さい部分の反応物をP−81イオン交換濾紙にスポットする。
8、 濾紙を0.75%のリン酸緩衝液で3回洗浄し、結合していないリン酸塩を洗浄し、その後、濾紙を乾燥する。
9、 濾紙に残った放射性を測定する。
10、 キナーゼ活性データを試験品に残ったキナーゼ活性と溶媒(DMSO)におけるキナーゼ活性との比で表示する。
11、 Prism(GraphPadソフトウェア)でIC50値およびカーブフ
ィッティングを取得する。実験結果を表1に示す。
ただし、A≦50nM、50nM<B≦1μM、C>1μM。
結論:本発明の化合物のASK1に対する抑制作用が顕著である。
実験例2:薬物動態学的な性質の研究
実験方法:
本研究はC57BL/6の雄マウスを試験動物として選択し、LC/MS/MS法を用い、それぞれ静脈注射または経口で試験化合物を投与したマウスの異なる時点での血漿内の薬品濃度を定量測定し、試験薬品のマウスの体内での薬物動態プロファイルを評価した。
試験化合物の清澄溶液を尾静脈を介してC57BL/6のマウスの体内(一晩絶食させ、7〜10週齢)に注射し、試験化合物をC57BL/6マウス(一晩絶食させ、7〜10週齢)の胃内に投与した。動物に薬品を投与してから0.0833、0.25、0.5、1、2、4、6、8および24時間に、頸静脈または尾静脉から約30μL採血し、EDTA−K2が添加された抗凝固管に入れ、4(C、3000gで15min遠心して血漿を採取した。LC−MS/MS法を用いて血中濃度を測定し、WinNonlin(商標) Version 6.3(Pharsight、Mountain View、CA)薬物動態学的なソフトウェアを使用し、非コンパートメントモデル線形対数台形方法で関連する薬物動態学的なパラメータを計算した。実験結果を表2に示す。
結論:本発明の化合物はマウスの体内で比較的高い暴露量およびバイオアベイラビリティーを有する。