以下に、本願の実施形態の添付の図面を参照しながら、本願の実施形態の技術的手段を明確且つ完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本願の一部の実施形態だけのものであり、全ての実施形態ではない。本明細書に記載された実施形態に基づいて、当業者が創造的な努力なしに得ることができるすべての別の実施形態は、皆本願の範囲に属する。
本願の明細書、特許請求の範囲及び添付の図面における「第一」、「第二」、「第三」、「第四」などの用語(存在する場合)は、類似した対象を区別するために用いられ、必ず特定の順序又は前後順位を記述するために用いられるものではない。
本願は、携帯端末の表示装置に関するものであり、表示装置は伸縮機能を有する。図1及び図2は収縮状態にある表示装置を示し、図3及び図4は伸展状態にある表示装置を示す。表示装置は、フレキシブルスクリーン50を支持するために用いられるサポートアセンブリ100と、フレキシブルスクリーン50を巻き取るために用いられるリールアセンブリと、を備える。図1〜図4に示された表示装置において、リールアセンブリはサポートアセンブリ100の内部に隠れている。
サポートアセンブリ100は、互いに対向して設置された第一本体10及び第二本体20と、第一本体10と第二本体20との間に接続されたロッドアセンブリ30と、を備える。ロッドアセンブリ30は、ヒンジで互いに連結される少なくとも2つの連結ロッドを備え、従って伸縮構造を形成して、第一本体10と第二本体20が互いに集結されるか又は展開されるようにする。第一本体10はフレキシブルスクリーン50の一端を固定するために用いられ、第二本体20の内部にはリールアセンブリが装着されており、フレキシブルスクリーン50はリールアセンブリに巻き取られ、巻き状態から伸展状態になる過程において、フレキシブルスクリーン50は引っ張られて、ロールアセンブリから解放される。
サポートアセンブリ100は、内部構造を包む外側ケーシングを備える。具体的には、外側ケーシングは、第一本体10の上に位置する第一外側ケーシング11と、第二本体20の上に位置する第二外側ケーシング21と、を備える。第二外側ケーシング21は窓口部211を備える。表示装置が収縮状態にあるとき、第二外側ケーシング21の窓口部211からフレキシブルスクリーン50のディスプレイインターフェースを見ることができる。第一外側ケーシング11の端部には、スイッチモジュールボタン60及び充電インターフェース70が設置されている。
図5、図6及び図7を参照すると、第一本体10は、台座12と、基板14と、第一押圧板16と、を備え、台座12、基板14及び第一押圧板16は積層される。基板14と第一押圧板16は台座12の両側にそれぞれ設置されている。第二本体20はベース22を備え、リールアセンブリ200はベース22に取り付けられる。
第一外側ケーシング11は、対向して設置された頂面112及び底面114と、頂面112及び底面114の一側に接続された側面113と、頂面112、底面114及び側面113の間に接続された前端面115及び後端面116と、を備える。頂面112、底面114、前端面115及び後端面116の間には第一開口が形成される。台座12、基板14及び第一押圧板16は組み立てられてから第一開口から第一外側ケーシング11内に配置される。第一外側ケーシング11の前端面115には、スイッチモジュールボタン60を収容するための貫通孔117が設けられている。第一外側ケーシング11の後端面116には、充電インターフェース70を収容するための貫通孔118が設けられている。具体的には、第一外側ケーシング11の頂面112と側面113との間は円弧面遷移部を有し、第一外側ケーシング11の底面114と側面113との間も円弧面遷移部を有する。一実施形態では、頂面112、側面113及び底面114は一緒にU字形構造を形成することもできる。
図5に示されたように、第二外側ケーシング21は第一外側ケーシング11と類似し、第二外側ケーシング21の頂面、側面及び底面は共同に囲んでC字形構造を形成する。第二外側ケーシング21の頂面と側面の接合部には窓口部211が設けられている。第二外側ケーシング21の前端面及び後端面にはねじ孔を設けることができ、ねじはねじ孔を貫いて第二本体20のベース22に螺合する。
本願は、第一本体10に第一位置制限部及び第一ガイドロッドを設置し、第二本体20に第二位置制限部及び第二ガイドロッドを設置し、ロッドアセンブリ30は、ロッドアセンブリ30の一方の一対の対角位置にそれぞれ設置された第一固定端及び第二移動端と、ロッドアセンブリ30の他方の一対の対角位置にそれぞれ設置された第二固定端及び第一移動端と、を備え、第一固定端と第一位置制限部が協働して回転軸構造を形成し、第二固定端と第二位置制限部が協働して回転軸構造を形成し、第一移動端は第一ガイドロッドに摺動可能に接続され、第二移動端は第二ガイドロッドに摺動可能に接続される。ロッドアセンブリ30の伸縮過程において、第一移動端及び第二移動端はそれぞれ第一ガイドロッド及び第二ガイドロッドでスライドして、第一本体10と第二本体20との間の距離変化を実現する。第一ガイドロッド及び第二ガイドロッドはスライディング軌跡及びガイド方向を提供し、第一ガイドロッド及び第二ガイドロッドの表面は両方とも滑らかであるので、第一移動端と第一ガイドロッドとの間の摺動協働及び第二ガイドロッドと第二移動端との間の摺動協働は全て滑らかな協働であり、摩擦力による詰まり現象が発生せず、さらに配合箇所に潤滑油を追加して、ロッドアセンブリ30の滑らかさを向上させることができる。
図8及び図10を参照すると、台座12は対向して設置された頂面121及び底面122と、底面122に隣接する第一側面123と、を備える。具体的には、台座12の頂面121はフレキシブルスクリーン50を支持するために用いられ、第一押圧板16は台座12の頂面121に固定されており、フレキシブルスクリーン50は第一押圧板16と台座12との間に挟持されている。第一押圧板16を設置したので、表示装置の伸展過程又は収縮過程において、フレキシブルスクリーン50は台座12の頂面121に平坦に貼り合せて、フレキシブルスクリーン50の平坦度を確保することができる。勿論、第一押圧板16を設置しなくてもよく、フレキシブルスクリーン50を外側ケーシング(即ち第一外側ケーシング11)と台座12の頂面121との間に直接に挟むことができる。しかしながら、このような設計方式は、第一外側ケーシング11と台座12との間のはめ合い公差(fit tolerance)を確保しなければならない。
台座12の底面122は第一位置制限部124及び位置制限スロット125を備え、第一位置制限部124は軸孔形状を有し、第一ガイドロッド126は位置制限スロットに取り付けられる。具体的には、位置制限スロット125は細長形状であり、位置制限スロット125の2つの端面にはそれぞれ収容孔1252、1254が設けられており、収容孔1254は台座12の一端を貫通して台座12の外部と連通される。第一ガイドロッド126は、台座12の外部から収容孔1254を貫通して位置制限スロット125に伸び込んで他方の収容孔1252に挿入され、従って第一ガイドロッド126を位置制限スロット125内に取り付ける。収容孔1252はねじ孔であり、第一ガイドロッド126の一端にはねじ山が形成されている。台座12の底面122にはさらに回路キャビティ127及びバッテリキャビティ128が設けられている。回路キャビティ127は回路基板を収容するために用いられる。バッテリキャビティ128はバッテリを収容するために用いられる。バッテリキャビティ128は、位置制限スロット125の第一側面123から離れた側に位置する。回路キャビティ127は、バッテリキャビティ128と第一位置制限部124との間に位置する。バッテリキャビティ128と回路キャビティ127との間にはバックル129が設置されている。バックル129には第一係合スロット1292が設けられており、第一位置制限部124の第一側面123から離れた側には第二係合スロット1294が設けられており、第一係合スロット1292と第二係合スロット1294は対向して設置され、両者は一緒に回路基板の位置を決めるために用いられる。
図9及び図10を参照すると、基板14は台座12の底面122に装着され、基板14と台座12との間にはギャップGが形成される。ギャップGは第一側面123に開口部を形成して、ロッドアセンブリ30がギャップG内に伸び込むようにする。基板14における台座12の底面122に対向する表面には階段142が設けられており、階段142は収縮状態にあるロッドアセンブル30と位置制限するために用いられる。
基板14は、台座12の底面122に対面する頂面141と、頂面141に隣接する第二側面143と、を備える。頂面141には回避スロット144が設けられており、回避スロット144は第二側面142に開口部を形成する。
基板14の第二側面143と台座12の第一側面123は同一平面上にある。第一側面123及び第二側面141は両方とも平面である。突出柱と位置決め孔との協働により基板14と台座12を位置決めした後、さらにねじによって固定接続する。
ロッドアセンブリ30の連結ロッドは第一連結ロッド及び第二連結ロッドを備え、第一連結ロッドの中心位置と第二連結ロッドの中心位置は接続部材によってヒンジ構造を形成する。ロッドアセンブリ30が収縮状態にあるとき、第一連結ロッドと第二連結ロッドは収縮されてギャップG内に伸び込み、接続部材は回避スロット144に収容される。一実施形態では、接続部材はねじである。
図11、図12、図13及び図14を参照すると、第二本体20はベース22を備え、台座12と対向するベース22の側面にはロッドアセンブリ30を収納するために用いられるスロット221が設けられている。第二位置制限部224はスロット221内に設置され、第二位置制限部224はねじ穴形状を有し、ベース22の頂面には第二位置制限部224と対向する貫通孔2241が設けられている。ベース22の底面には収容スロット225(図13を参照)が設けられており、収容スロット225はスロット221に連通され、第二ガイドロッド226は収容スロット225に取り付けられる。第二ガイドロッド226が収容スロット225に取り付けられる具体的な構造は、第一ガイドロッド126が位置制限スロット125に取り付けられる具体的な構造と同じである。
スロット221の中間位置には回避スロット2211が設けられており、回避スロット2211と第一本体10の回避スロット144は対向して設置される。表示装置が収縮されるとき、回避スロット2211と回避スロット144は一緒に第一連結ロッドと第二連結ロッドとの間にヒンジ接続された接続部材を収容する。
ベース22の頂面はリールアセンブリ200を取り付けるために用いられる取付部を備え、リールアセンブリ200はフレキシブルスクリーン50を巻き取るために用いられる。取付部は互いに対向して設置された一対の第一取付部222及び第二取付部223を備え、第一取付部222及び第二取付部223はそれぞれベース22の対向する2つの端面に位置する。第一取付部222と第二取付部223との間には、リールアセンブリ200を収容するために用いられる空間が形成される。一実施態様では、第一取付部222及び第二取付部223はベース22と一体成型される。
第一取付部222には貫通孔2221が設けられており、第二取付部223には貫通孔2231が設けられており、貫通孔2221と貫通孔2231は同じ軸上に位置し、リールアセンブリ200を取り付けるために用いられる。第二取付部223には、係止溝2232と内凹部2233が設けられている。内凹部2233は、第二取付部223の第一取付部222から離れた側に位置する。内凹部2233と係止溝2232との間には仕切り板2234が設置されており、係止溝2232と内凹部2233は全て貫通孔2231に連通される。
図14に示されたように、ベース22の第一本体10と反対側の表面にはスリット227、228が設けられており、スリット227、228はスロット221に連通され、ロッドアセンブリを収容且つ支持するために用いられる。
図15及び図16は、ロッドアセンブリ30と第一ガイドロッド126、第二ガイドロッド226とが協働することを示す概略図である。
ロッドアセンブリ30は、ヒンジで接続された第一連結ロッド301及び第二連結ロッド302を備え、ロッドアセンブリ30の一方の一対の対角位置にそれぞれ設置された第一固定端31及び第二移動端34と、ロッドアセンブリ30の他方の一対の対角位置にそれぞれ設置された第二固定端33及び第一移動端32と、をさらに備え、第一固定端31と第一位置制限部124が協働して回転軸構造を形成し、第二固定端33と第二位置制限部224が協働して回転軸構造を形成し、第一移動端32は第一ガイドロッド126に摺動可能に接続され、第二移動端34は第二ガイドロッド226に摺動可能に接続される。ロッドアセンブリ30の伸縮過程において、第一移動端32及び第二移動端34はそれぞれ第一ガイドロッド126及び第二ガイドロッド226でスライドして、第一本体10と第二本体20との間の距離変化を実現する。第一移動端32は、第二連結ロッド302の一端に固定されたスライダ321を備え、スライダ321は第一ガイドロッド126にスリーブされており且つ両者は滑らかに接触している。ロッドアセンブリ30の伸縮過程において、スライダ321は第一ガイドロッド126でスライドする。同様に、第二移動端34は、第一連結ロッド301の一端に固定されたスライダ341を備え、スライダ341は第二ガイドロッド226に滑らかにスリーブされている。ロッドアセンブリ30の伸縮過程において、スライダ341は第二ガイドロッド226でスライドする。第一連結ロッド301上のスライダ341の設置方向は、第二連結ロッド302上のスライダ321の設置方向と反対である。
第一連結ロッド301のスライダ341から離れている一端を第一固定端31と設置し、第二連結ロッド302のスライダ321から離れている一端を第二固定端33と設置する。図17、図18、図19は、第一連結ロッド301と第一本体10、第二本体20とが協働することを示す概略図である。第一本体10及び第2本体20が互いに集結されるか又は展開される過程において、第一連結ロッド301は第一固定端31を中心に第一本体10に対して回転するとともに、第二移動端34に位置するスライダ341は第二ガイドロッド226でスライドする。第一連結ロッド301と第一本体10との間の角度は、第一本体10と第二本体20との間の距離変化に随って変化する。第一本体10及び第2本体20が互いに集結される場合、第一連結ロッド301と第一本体10との間の角度は小さくなり、第一本体10及び第2本体20が互いに展開される場合、第一連結ロッド301と第一本体10との間の角度は大きくなる。図20、図21、図22は、第二連結ロッド302と第一本体10、第二本体20とが協働することを示す概略図である。第二固定端33はねじによって第二本体20のベース22に取り付けられており、第一本体10及び第2本体20が互いに集結されるか又は展開される過程において、第一連結ロッド301と第二連結ロッド302の運動は同期である。
図23を参照すると、第一連結ロッド301及び第二連結ロッド302が収縮状態にあるとき、第一ガイドロッド126と第一連結ロッド301は重なり、第二ガイドロッド226と第二連結ロッド302は重なり、第一連結ロッド301上のスライダ341は第一ガイドロッド126の一端に位置し、第二連結ロッド302上のスライダ321は第二ガイドロッド226の一端に位置する。図15及び図16を参照すると、第一連結ロッド301及び第二連結ロッド302が展開状態にあるとき、第一ガイドロッド126は第一連結ロッド301の外側に位置し、第一連結ロッド301上のスライダ341は第一ガイドロッド126の他端に位置に位置し、第二ガイドロッド226は第二連結ロッド302の外側に位置し、第二連結ロッド302上のスライダ321は第二ガイドロッド226の他端に位置する。
本願のサポートアセンブリは回転制限構造を備え、回転制限構造によって、展開又は集結過程において、第一本体10が第二本体20に対して異なる位置に位置決められる。
本実施形態において、回転制限構造は、第一固定端31の位置に設置される。第一連結ロッドと第二連結ロッドが回転過程で位置制限され、且つ任意の位置に制限され、又は指定された幾つかの位置に制限されて、表示装置の伸縮過程の位置決めを実現することを確保できる限り、他の実施形態において、回転制限構造は、第二固定端33の位置又は第一連結ロッドと第二連結ロッドが交差してヒンジで接続される位置に設置されてもよい。
図24、図25、図26及び図27を参照すると、第一固定端31と第一本体10の回転接続箇所には回転制限構造が設置されている。具体的には、基板14には穴147が設けられており(図9及び図27を参照してください)、穴147は第一位置制限部124と対向し、第一位置制限部124は軸穴構造であり、基板14の穴147と第一位置制限部124は同軸である。第一固定端31は、第一連結ロッド301の両側にそれぞれ設置され且つ同軸である凸状軸311及び凸状環312を備え、凸状軸311は第一位置制限部124と協働し、凸状環312は穴147内に収容される。凸状環312と穴147の内壁との間の摩擦力は、ロッドアセンブリ30の伸縮過程における位置制限を形成する。即ち、ロッドアセンブリ30の伸縮過程において、第一連結ロッド301は第一固定端31を中心に回転し、第一固定端31は第一本体10に対してもとの位置で回転し、凸状環312は穴147内で回転する。凸状環312と穴147の内壁との間は回転過程の減衰を形成し、この減衰力は凸状環312と穴147の内壁との間の摩擦力であり、摩擦力の大きさはリールアセンブリ200のバネの弾性回復力を相殺することができ、従って展開されたフレキシブルスクリーン50を任意の位置に決めることができる。
回転制限構造はスリーブ313及びファスナ314をさらに備える。凸状環312には複数のスロット3121が設けられており、スロット3121は凸状環312の第一連結ロッド301から離れた一端から第一連結ロッド301に向かって延在され、隣接する2つのスロット3121の間にはタブ3122が形成される。スロット3121を有するので、タブ3122は半径方向で弾性変形能力を有する。スリーブ313は、テーパ状の外表面を有し、凸状環312内に収容され且つタブ3122の内表面に当接される。ファスナ314は、スリーブ313を貫いて第一連結ロッド301に締結されて、スリーブ313を凸状環312内に固定し且つタブ3122を外側に広げる。即ち、ファスナ314とスリーブ313の協働によって、スリーブ313は凸状環312内に向かって移動し(第一連結ロッド301に向かって移動する)する。スリーブ313はテーパ状の外表面を有するので、スリーブ313が移動しているところタブ3122を推して、タブ3122を外側へ拡張させ、それによって凸状環312と穴147の内壁の摩擦力を増大する。
スリーブ313の外表面には、少なくとも1つのリブ3132が設置されている。リブ3132とスロット3121が協働して、スリーブ313が凸状環312に対して回転することを防止し、スリーブ313の移動方向を確保する。スロット3121の深さ(即ち、スロット3121が凸状環312の軸方向に沿って延在される寸法)は、リブ3132の長さ(即ち、リブ3132が凸状環312の軸方向に沿って延在される寸法)よりも大きいので、スリーブ313が凸状環312に対して移動する空間を保留する。
ファスナ314はねじであり、ファスナ314は頭部3142及びねじロッド3144を備える。第一連結ロッド301にはねじ穴が設けられており、ねじ穴は第一連結ロッド301を貫通する。ファスナ314の頭部3142はスリーブ313の第一連結ロッド301から離れている端面に当接され、ファスナ314のねじロッド3144はねじ穴と協働する。本実施形態において、凸状軸311は中空構造であり、即ち凸状軸311には中心孔3112が設けられており、凸状軸311の中心孔3112と第一連結ロッド301のねじ穴は連通されており、且つ両者の孔径は同じであることができ、このようにファスナ314は凸状軸311の中心孔3112内に係止することができる。
一実施形態において、凸状環312と基板14の穴147の内壁との間は接地経路の一部としてもよい。具体的には、第一連結ロッド301及び凸状環312は全て導電材料からなり、金属材料からなることができ、凸状環312と第一連結ロッド301は溶接方式又は接着方式によって固定されることができ、一体成型されてもよい。基板14も導電材料からなり、基板14は第一本体10内の電気回路基板のグランドに電気的に接続されており、接地弾性シートによって電気的に接続されることができ、ワイヤによって電気的に接続されることもできる。従って凸状環312が穴147の内壁に接触することによってロッドアセンブリ30の接地を実現する。ロッドアセンブリ30及びベース22を接地することにより、金属部材が表示装置内の回路に対する電磁干渉を低減することができ、例えば、表示装置内の回路基板にアンテナモジュールが設置されると、金属部品は必ずアンテナモジュールの信号送受信を干渉する。もし上記した接地設置があれば、干渉が軽減され、信号の送受信品質が向上する。
図28を参照すると、本願によって提供されるリールアセンブリ200は、伸縮可能であり且つフレキシブルスクリーン50を支持するために用いられるサポートアセンブリ100内に設置される。リールアセンブリ200は、リール201と、第一エンドカバー202と、第二エンドカバー203と、スプリング204と、シャフト205と、を備える。シャフト205はサポートアセンブリ100に固定され、スプリング204はシャフト205にスリーブされ、リール201はスプリング204の外周にスリーブされる。第一エンドカバー202はシャフト205の一端にスリーブされ且つリール201の一端に固定的に接続される。第二エンドカバー203はシャフト205の他端にスリーブされ且つシャフト205に固定的に接続され、第二エンドカバー203はリール201の他端に回転可能に接続される。スプリング204の両端はそれぞれ第一エンドカバー202及び第二エンドカバー203に固定される。リール201はフレキシブルスクリーン50を巻き取るために用いられ、フレキシブルスクリーン50の展開はリール201を回転させるように駆動する。
リール201が回転すると、第一エンドカバー202はリール201とともに回転し、第二エンドカバー203はリール201とともに回転しない。リール201が回転すると、スプリング204の一端は第一エンドカバー202とともに回転し、他端は第二エンドカバー203に対して静止したままであるので、弾性回復力を生成する。スプリング204はリール201内に収容される。リール201が回転すると、スプリング204が捩じられて弾力回復力を生成する。
図32、図34及び図35を参照すると、突起と係合スロットの協働によって、第一エンドカバー202とリール201との間の円周方向の規制が達成される。一実施形態では、リール201は両端が開放された中空管状構造を有し、リール201の第一エンドカバー202と協働する一端には係合スロット2011が設けられており、第一エンドカバー202の外表面には突起2021が設置されている。第一エンドカバー202がリール201の一端の開口からリール201に挿入されるとき、突起2021は係合スロット2011に挿入されて、第一エンドカバー202とリール201を円周方向で固定接続させて、両者の間の相対回転を防止する。他の実施形態において、リール201の内表面に突起を設置し、第一エンドカバー202に係合スロットを設けてもよい。
第一エンドカバー202にはその軸方向に沿って延在される貫通孔2022が設けられており、シャフト205は貫通孔2022を貫く。貫通孔2022は第一エンドカバー202の中心貫通孔であり、即ち第一エンドカバー202の中心は貫通孔の軸心である。
第一エンドカバー202は、外径が順次小さくなる基底部2023と、スリーブリング2024と、スリーブチューブ2025と、を備え、第一エンドカバー202は階段円筒構造を有する。軸方向で基底部2023の寸法が最も小さく、基底部2023はリール201の一端を覆い、基底部2023におけるスリーブリング2024に対面する階段面はリール201の端面に対向し、基底部2023の外表面とリール201の外表面は同一平面上にある。スリーブリング2024はリール201の内表面に当接する。図36に示されたように、突起2021はスリーブリング2024の外周に設置されており、リール201には係合スロット2011が設けられており、係合スロット2011はリール201の端面に開口部を形成して、突起2021がその中に挿入するようにする。図35に示されたように、スリーブリング2024のスリーブチューブ2025に対面する階段面はスリーブチューブ2025にスリーブされたスプリング204の一端に当接するために用いられる。
スリーブチューブ2025におけるスリーブリング2024に隣接する位置には、スプリング204を固定するための固定孔2026が設けられている。
図33及び図37を参照すると、第二エンドカバー203にはその軸方向に沿って延在される貫通孔2031が設けられており、シャフト205は貫通孔2031を貫く。第二エンドカバー203は、外径が順次小さくなる基底部2032と、スリーブリング2033と、スリーブチューブ2034と、を備える。スリーブリング2033はリール201の内表面に当接して、回転軸構造を形成する。基底部2032におけるスリーブリング2033に対面する階段面はリール201の端面に対向し、基底部2032の外径とリール201の外径は同じであり、即ち基底部2032の外表面とリール201の外表面は同一平面上にある。第一エンドカバー202と第二エンドカバー203がリール201の両端に取り付けられた後、両者の外表面は統合された円筒形構造を形成する。スリーブリング2033のスリーブチューブ2034に対面する階段面はスリーブチューブ2034にスリーブされたスプリング204の一端に当接するために用いられる。貫通孔2031の内側面は位置制限表面2035を備え、位置制限表面2035とシャフト205が協働して、第二エンドカバー203をシャフト205に円周方向で固定する。
スリーブチューブ2034は、スリーブリング2033から離れている一端に位置するスリーブチューブ端面と、スリーブチューブ端面とスリーブリング2033との間に接続されたスリーブチューブ側面と、を備え、スリーブチューブ側面には固定孔2036及びガイドスロット2037が設けられている。固定孔2036はスプリング204を固定するために用いられる。ガイドスロット2037は、固定孔2036からスリーブチューブ端面とスリーブチューブ側面の交差点まで延在される。
取付過程において、先ず、シャフト205を第一エンドカバー202に貫かせてから、スプリング204をシャフト205の上にスリーブして、スプリング204の一端は第一エンドカバー202のスリーブチューブ2025にスリーブされ、それからリール201をスプリング204の外周にスリーブして、リール201の一端は第一エンドカバー202と結合され、第一エンドカバー202の突起2021はリール201の係合スロット2011に係合する。次に、第二エンドカバー203をリール201の他端に取り付ける。第二エンドカバー203を取り付ける過程において、先ず第二エンドカバー203のガイドスロット2037をスプリング204の一端に位置合わせて、取付過程において、スプリング204の一端がガイドスロット2037内で移動することにする。スプリング204の一端が移動して第二エンドカバー203の固定孔2036に位置合わせると、スプリング204の一端は自動的に固定孔2036内に係合し、従って第二エンドカバー203の組立が完了する。
サポートアセンブリ100は対向して設置された第一取付部222及び第二取付部223を備え、スプリング204、第一エンドカバー202、リール201及び第二エンドカバー203は、第一取付部222と第二取付部223との間に設置される。シャフト205は、第一取付部222、第一エンドカバー202、スプリング204及びリール201、第二エンドカバー203を順次に貫いてから、第二取付部223に固定される。
図29、図30及び図31を参照すると、シャフト205は、ロッド部材2051と、ロッド部材2051の一端に設置されたヘッド端部2052と、を備える。ロッド部材2051のヘッド端部2052から離れた一端は固定端部2053である。ヘッド端部2052は第一取付部222における第二取付部223側の反対側に位置制限されており、固定端部2053は第二取付部223に固定的に接続されている。ヘッド端部2052におけるロッド部材2051側の反対端面には帯状溝20521が設けられており、係止具と協働して使用するために用いられる。固定端部2053には環状溝20531が設けられており、環状溝20531はバックルシート206と協働して、シャフト205の軸方向の位置決めを実現し、シャフト205がサポートアセンブリ100から脱落されることを防止する。固定端部2053には、ノッチ20532とスロット20533が設けられている。ノッチ20532とスロット20533は、固定端部2053の径方向の両側に設けられている。ノッチ20532の底面は第一停止面P1を形成し、スロット20533の底面は第二停止面P2を形成し、第一停止面P1と第二停止面P2は平行する。
第二エンドカバー203の軸方向で延在された貫通孔2031内の位置制限表面2035は第二停止面P2と協働して、第二エンドカバー203を円周方向でシャフト205に固定するために用いられる。
図38を参照すると、リールアセンブリは、バックル207及びバックルシート206をさらに備える。バックル207は、一対の締結ピン2071を有する。一対の締結ピン2071は、ノッチ20532及びスロット20533とそれぞれ協働して、シャフト205の周方向の位置決めを実現する。第二取付部223には係止溝2232と内凹部2233が設けられており、内凹部2233は第二取付部223の第一取付部222から離れた側に位置し、内凹部2233と係止溝2232との間には仕切り板2234が設置されている。第二取付部223にはシャフト205の軸方向に沿って延在される貫通孔2231が設けられており、係止溝2232と内凹部2233は全て貫通孔2231と連通される。バックル207は係止溝2232に収容されてシャフト205のノッチ20532及びスロット20533と協働する。バックルシート206は内凹部2233に収容されてシャフト205の環状溝20531と協働する。
フレキシブルスクリーン50を展開してリール201を回転させると、シャフト205は静止したままであり、第一エンカバー202はリール201とともに回転し、第二エンドカバー203は静止したままであり、スプリング204の第一エンカバー202に固定された一端はリール201とともに回転するが、スプリング204の第二エンドカバー203に固定された他端は静止したままであるので、スプリング204は捩れて弾性変形し、リール201を引き戻すための弾性回復力が生成される。
回転制限構造の制限のため、ユーザーが手動で第一本体10と第二本体20が相対的に接近するように推力を印加しない限り、リール201は自動的にリバウンドすることはできない。このとき、回転制限構造の摩擦力がユーザーの推力によって相殺され、スプリング204によって生成された弾性回復力はリール201及びフレキシブルスクリーン50を巻き上げるように駆動する。ユーザーが手を放すと、スプリング204及びリール201の回転の慣性により、回転制限構造の抵抗を克服して、リール201は完全に巻かれるまで回転し続ける。
スプリング204の締め具合を調整することを必要とする場合、手動でバックル207を係止溝2232から取り出すことができ、次にシャフト205のヘッド端部をドライバーで回転させてシャフト205を回転させる。第二エンドカバー203の位置制限表面2035とシャフト205の第二停止面P2との間の合わせ面が当接するので、シャフト205は第二エンドカバー203が回転するように駆動し、さらに第二エンドカバー203に固定されたスプリング204の他端が回転するように駆動する。このとき、第一エンドカバー202はフレキシブルスクリーン50に引っ張れて静止したままであり、スプリング204の第一エンドカバー202に固定された一端も静止したままである。スプリング204の一端は移動するが他端は移動しないので、スプリング204の締め具合が変化する。調整が完了した後、再びバックル207を係止溝2232に挿入してシャフト205を改めて位置決めする。注意しなければならないことは、スプリング204の締め具合は半回転の整数倍方式のみで調整可能であり、そうでなければ、調整後にシャフト205の第一停止面P1及び第二停止面P2が垂直位置に位置しなければ、バックル207の位置決め溝はシャフト205の第一停止面P1及び第二停止面P2にスムーズに当接することはできない。
図6に示されたように、本願によって提供される表示装置のサポートアセンブリ100は、スイッチモジュールボタン60及び充電コネクタ70のような電子部品を備える。一実施形態では、本願は、電子部品を接続シートと共にブラケットに取り付けてアセンブリを形成してから、再びアセンブリを台座12に取り付ける。
本願は、電子部品が設置された外側ケーシングと、ディスプレイスクリーンを支持するために用いられるサポートアセンブリと、を備える表示装置を提供し、サポートアセンブリは台座及び接続シートを備える。台座の内部にはディスプレイスクリーンに電気的に接続された回路基板が設置されており、台座の一側には回路基板に電気的に接続された導電シートが設置されている。接続シートは、電子部品に電気的に接続された当接シートと、当接シートから延びる支持シートと、を備え、接続シートは外側ケーシングに固定されており、支持シートはエジェクタピンによって導電シートに当接されて電気的接続を実現する。詳しい内容は以下の通りである。
具体的には、図40を参照すると、台座12は、隣接する頂面1201、側面1202及び端面1203を備え、頂面1201はディスプレイスクリーンを支持するために用いられる(一実施形態では、ディスプレイスクリーンはフレキシブルスクリーンである)。端面1203には凹部1204が設けられており、側面1204には凹部1204に隣接し且つ互いに連通する貫通溝1205が設けられており、貫通溝1205は台座12内部の収容空間に連通されている。サポートアセンブリ100内部の回路基板に電気的に接続された導電シート1206が貫通溝1205内に設置されている。回路基板は、台座12内の収容空間に設置されている。側面1202と台座12の第一側面123は対向する表面であり、本実施形態における側面1202は、台座12の第二本体20から離れた表面を指す。
図39、図41及び図42において、一例としてスイッチモジュールボタン60を挙げる。サポートアセンブリは、ブラケット61と、接続シート62と、電子部品63と、ボタン64と、を備える。ブラケット61は、頂面及び底面を有する固定板612を備え、固定板612は凹部1204に装着される。一実施形態では、ブラケット61は略L字形であり、ブラケット61は固定板612の底面の辺縁から突出して延在されるバッフル614をさらに備え、バッフル614は貫通溝1205を覆う。
接続シート62は、当接シート622と、当接シート622の辺縁から湾曲延在される支持シート624と、を備える。接続シート62は固定板612を貫き、当接シート622は固定板612の頂面に固定され、支持シート624は固定板612の底面の一側に位置し、支持シート624は貫通溝1205内に設置され且つエジェクタピン623によって導電シート1206に電気的に接続される。本実施形態において、エジェクタピン623は支持シート624に固定されている。支持シート624は、バッフル614の貫通溝に向かう側に位置する。
電子部品63は、凹部1204内に設置され且つ当接シート622に電気的に接続される。具体的には、電子部品63には突出柱632が設置されており、突出柱632の表面には導電部が設置されている。固定板612には収容孔6121が設けられており、当接シート622には貫通孔6221が設けられており、貫通孔6221は収容孔6121に正対する。突出柱632は貫通孔6221を貫いて収容孔6121に位置決めると、導電部は貫通孔6221の内縁に接触して、電子部品63と当接シート622の電気的接続を実現する。
図43及び図44を参照すると、外側ケーシングは台座12を覆うために用いられ、本実施形態における外側ケーシングは第一外側ケーシング11を指し、外側ケーシングには貫通孔118が設けられており、外側ケーシングの内表面には第一取付部111が設置されており、バッフル614には第二取付部6142が設けられている。第一取付部111と第二取付部6142が協働して、ブラケット61は接続シート62及び電子部品63とともに外側ケーシング(即ち第一外側ケーシング11)の内表面に装着され、貫通孔118は電子部品63と対向している。一実施形態では、外側ケーシング内表面の第一取付部222は固定柱であり、バッフル614の第二取付部223は固定穴であり、固定柱と固定穴が協働して、ブラケット61と外側ケーシングの位置決めを実現する。他の実施形態において、ブラケット61は、両面接着方式によって外側ケーシングに固定されてもよく、又はバックルを係合スロットに係合する方式によって固定してもよい。
台座12の凹部1204は、台座12の側面方向に開口を設ける。台座12を外側ケーシングに装着する過程において、固定板612は開口から凹部1204に挿入される。
一実施形態では、電子部品63はスイッチモジュールであり、固定板612の頂面には係合スロット6212が設けられており、電子部品63は係合スロット6212に収容される。サポートアセンブリ100はボタン64をさらに備える。外側ケーシングには貫通孔118が設けられている。電子部品63における当接シート622側の反対側には突起634が設置されており、突起634とボタン64が協働して、ボタン64の一部は外側ケーシングの貫通孔118から伸び出す。ボタン64をプッシュして電子部品63の突起534をスライドさせてオン/オフが行われる。
係合スロット6212の底壁には挿入スロット6214が設けられている。挿入スロット6214は固定板612の頂面と固定板612の底面に連通している。挿入スロット6214は、接続シート62を通過させるために用いられる。
係合スロット6212の側壁には位置制限スロット6215が設けられている。電子部品63の側辺には位置制限ストリップ635が設置されている。位置制限スロット6215と位置制限ストリップ635が協働して、電子部品63を係合スロット6212内に規制する。
組立過程において、先ず第一取付部111と第二取付部6142の協働によって、ブラケット61を接続シート62及び電子部品63とともに外側ケーシング(即ち第一外側ケーシング11)の内表面に取り付ける。このとき、貫通孔118は電子部品63と対向している。これにより、電子部品63の予備組立を実現する。それから、エジェクタピンが台座12の導電シート1206に当接するまで、導電シート1206が固定された台座12と外側ケーシング(即ち第一外側ケーシング11)を近付かせる。導電シート1206によってエジェクタピンと台座12内の回路基板を電気的に接続して、電子部品に対する電力供給を実現する。このように、エジェクタピンと導電シート1206が当接する方式を採用すると、ワイヤを採用すると組立過程でワイヤが破損し易いという問題を免れることができ、組立過程が簡単であり且つ便利である。
一実施形態では、エジェクタピンは、接続シート62の支持シート624における台座12に対向する側に固定される。他の実施形態において、エジェクタピンを台座12の導電シート1206に固定的に接続してもよい。
別の実施形態において、電子部品は充電コネクタ70であり、電子部品には充電インターフェースが設けられており、サポートアセンブリ100は台座12を覆うための外側ケーシングをさらに備える。図5に示されたように、外側ケーシングには貫通孔117が設けられており、貫通孔117は充電インターフェースに正対し、充電器が貫通孔117を通過して充電インターフェースと協働するようにする。
図44に示されたように、台座12の一端にはスイッチモジュールが設置されており、他端には充電モジュールが設置されている。図5及び図7に示されたように、第一外側ケーシング11の前端面にはスイッチモジュールボタン64を収容するための貫通孔118が設けられており、第一外側ケーシング11の後端面には充電インターフェースを収容するための貫通孔117が設けられている。
図45及び図46を参照すると、第一本体10は第一パッド19をさらに備え、第一押圧板16と第一パッド19は台座12の頂面に積層される。フレキシブルスクリーン50を保護するために、第一パッド19は第一押圧板16のフレキシブルスクリーン50に対面する表面に貼り合せる。フレキシブルスクリーン50に対する損傷を避けるために、第一パッド19は、スポンジのような柔らかい材料を採用することができる。
第二本体20は、第二押圧板18を備える。第二押圧板18は、取付部に取り付けられ、且つリールアセンブリ200の第二本体20から離れている頂面の一側に位置する。フレキシブルスクリーン50は、第二押圧板18とリールアセンブリ200との間の隙間を通過する。
図46を参照すると、フレキシブルスクリーン50と回路基板はFPC90によって電気的に接続される。FPC90における台座12の第二本体20から離れている表面に位置する部分は折り畳まれた状態で設置される。一実施形態では、FPC90は台座12の第二本体20から離れている表面でU字形に折り畳まれる。FPC90は台座12の側面を上から下に迂回することによって回路基板80に固定的に接続されている。フレキシブルスクリーン50はFPC90に固定されているので、フレキシブルスクリーン50と台座12は固定関係がなく、従ってFPC90を迂回するとFPC90と台座12との間の摩擦力を増加することができ、フレキシブルスクリーン50の伸展過程でFPCを引っ張ることが防止され、それによって電気接続線の安全性及び安定性が確保される。
第一本体10は、台座12の回路キャビティ127内に設置されて、回路キャビティ127内の回路基板80とギャップGを隔離する遮蔽板801をさらに備える。一実施形態では、遮蔽板801は熱伝導材料であり、回路基板80を遮蔽するとともに、回路基板80に放熱を提供することができる。
最後に、上述した実施形態は、ただ本願の技術的方案を説明するために用いられ、本願の範囲を限定するものではないと指摘すべきである。上述した実施形態を参照して本願を詳細に説明したが、当業者であれば、本願の保護範囲はこれに限定されなく、本願に開示された技術範囲内で当業者が容易に考えることができる変更又は切替は、全て本願の保護範囲に属するものであると理解されるべきである。だから、本願の保護範囲は特許請求の範囲に基づくべきである。
図33及び図37を参照すると、第二エンドカバー203にはその軸方向に沿って延在される貫通孔2031が設けられており、シャフト205は貫通孔2031を貫く。第二エンドカバー203は、外径が順次小さくなる基底部2032と、スリーブリング2033と、スリーブチューブ2034と、を備える。スリーブリング2033はリール201の内表面に当接して、回転軸構造を形成する。基底部2032におけるスリーブリング2033に対面する階段面はリール201の端面に対向し、基底部2032の外径とリール201の外径は同じであり、即ち基底部2032の外表面とリール201の外表面は同一平面上にある。第一エンドカバー202と第二エンドカバー203がリール201の両端に取り付けられた後、三者の外表面は統合された円筒形構造を形成する。スリーブリング2033のスリーブチューブ2034に対面する階段面はスリーブチューブ2034にスリーブされたスプリング204の一端に当接するために用いられる。貫通孔2031の内側面は位置制限表面2035を備え、位置制限表面2035とシャフト205が協働して、第二エンドカバー203をシャフト205に円周方向で固定する。
具体的には、図40を参照すると、台座12は、隣接する頂面1201、側面1202及び端面1203を備え、頂面1201はディスプレイスクリーンを支持するために用いられる(一実施形態では、ディスプレイスクリーンはフレキシブルスクリーンである)。端面1203には凹部1204が設けられており、側面1202には凹部1204に隣接し且つ互いに連通する貫通溝1205が設けられており、貫通溝1205は台座12内部の収容空間に連通されている。サポートアセンブリ100内部の回路基板に電気的に接続された導電シート1206が貫通溝1205内に設置されている。回路基板は、台座12内の収容空間に設置されている。側面1202と台座12の第一側面123は対向する表面であり、本実施形態における側面1202は、台座12の第二本体20から離れた表面を指す。
接続シート62は、当接シート622と、当接シート622の辺縁から湾曲延在される支持シート624と、を備える。接続シート62は固定板612を貫き、当接シート622は固定板612の頂面に固定され、支持シート624は固定板612の底面の一側に位置し、支持シート624は貫通溝1205内に設置され且つエジェクタピン623によって導電シート1206に電気的に接続される。本実施形態において、エジェクタピン623は支持シート624に固定されている。支持シート624は、バッフル614の貫通溝1205に向かう側に位置する。
図43及び図44を参照すると、外側ケーシングは台座12を覆うために用いられ、本実施形態における外側ケーシングは第一外側ケーシング11を指し、外側ケーシングには貫通孔118が設けられており、外側ケーシングの内表面には第一取付部111が設置されており、バッフル614には第二取付部6142が設けられている。第一取付部111と第二取付部6142が協働して、ブラケット61は接続シート62及び電子部品63とともに外側ケーシング(即ち第一外側ケーシング11)の内表面に装着され、貫通孔118は電子部品63と対向している。一実施形態では、外側ケーシング内表面の第一取付部111は固定柱であり、バッフル614の第二取付部6142は固定穴であり、固定柱と固定穴が協働して、ブラケット61と外側ケーシングの位置決めを実現する。他の実施形態において、ブラケット61は、両面接着方式によって外側ケーシングに固定されてもよく、又はバックルを係合スロットに係合する方式によって固定してもよい。
一実施形態では、電子部品63はスイッチモジュールであり、固定板612の頂面には係合スロット6212が設けられており、電子部品63は係合スロット6212に収容される。サポートアセンブリ100はボタン64をさらに備える。外側ケーシングには貫通孔118が設けられている。電子部品63における当接シート622側の反対側には突起634が設置されており、突起634とボタン64が協働して、ボタン64の一部は外側ケーシングの貫通孔118から伸び出す。ボタン64をプッシュして電子部品63の突起634をスライドさせてオン/オフが行われる。