JP2020203992A - ホース用ゴム組成物及びホース - Google Patents
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また、高い耐油性を備えたホースを得ることを目的として、ゴム組成物を、極性の異なる少なくとも2種類のゴム成分のブレンドであって、当該ブレンドの総質量に対する、極性の最も大きいゴム成分の質量の割合が50%より大きいブレンドと、分子量が350以下である粘度低下剤と、を含有する組成とすることが開示されている(例えば、特許文献2及び3参照)。
<1> 極性の異なるゴム(A)及びゴム(B)を含むゴム成分と、分子量300以上350以下の可塑剤と、含有量が、質量基準で、前記可塑剤の含有量よりも少なく、アロマ系炭素含有量(%CA)が15以上であるプロセスオイルと、カーボンブラックとを含有するホース用ゴム組成物。
前記可塑剤の含有量(s)と前記プロセスオイルの含有量(p)との含有量の比(s:p)が、質量基準で、90:10〜55:45である、<1>に記載のホース用ゴム組成物。
<3> 前記可塑剤と前記プロセスオイルとを含む軟化成分の含有量が、前記ゴム成分100質量部に対して、1質量部以上15質量部以下である、<1>又は<2>に記載のホース用ゴム組成物。
<4> 前記カーボンブラックの含有量は、前記ゴム成分100質量部に対して、70質量部以上100質量部以下である、<1>〜<3>のいずれか1つに記載のホース用ゴム組成物。
<5> 前記カーボンブラックは、窒素吸着比表面積が35m2/g以上60m2/g以下、及びDBP吸油量が110cm3/100g以上125cm3/100g以下である、<1>〜<4>のいずれか1つに記載のホース用ゴム組成物。
なお、以下の説明において、数値範囲を示す「A〜B」の記載は、端点であるA及びBを含む数値範囲を表し、「A以上B以下」(A<Bの場合)、又は「A以下B以上」(B<Aの場合)を表す。
また、質量部及び質量%は、それぞれ、重量部及び重量%と同義である。
本発明のホース用ゴム組成物は、極性の異なるゴム(A)及びゴム(B)を含むゴム成分と、分子量300以上350以下の可塑剤と、含有量が前記可塑剤の含有量よりも少なく、アロマ系炭素含有量(%CA)が15以上であるプロセスオイルと、カーボンブラックとを含有する。
本発明のホース用ゴム組成物は、更に、軟化剤、加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤等を含んでもよい。
なお、以下、「分子量300以上350以下の可塑剤」を「本発明の可塑剤」と称することがある。「アロマ系炭素含有量(%CA)が15以上であるプロセスオイル」を「本発明のオイルと称することがある。
また、本発明において、「ゴム成分」は未加硫状態のゴムを指し、加硫状態のゴムは「加硫ゴム」と称する。
本発明のホース用ゴム組成物は、上記構成であることで、耐油性を維持したまま、物理的特性及び製品耐久性を更に向上したホースが得られる。かかる理由は定かではないが、次の理由によるものと推察される。
しかし、NBRとSBRは、相分離構造を形成する非相溶系のブレンド系であることから混ざり合いにくい。特許文献2及び3では、相分離状態を制御するために、1種類の第3成分を併用して、ゴム成分の海島構造の均一性を高めているが、不十分であった。
特にオイルなどの媒体とホースとが接触した場合に、オイルが加硫ゴムに侵入することで、その加硫ゴム特性に影響を与える。その際に加硫ゴムの相分離状態の均一性が低い場合には、極性の低いオイル等の成分が、より極性の低いゴム相(SBR)に侵入し易い。これにより、該ゴム相に存在するカーボンブラックなどの補強機能を保持するための充填剤の補強性能に影響を与え、機械的特性などの耐久性能などが低下してしまうという問題があった。
以下、本発明のホース用ゴム組成物及びホースの詳細について説明する。
本発明のホース用ゴム組成物は、極性の異なるゴム(A)及びゴム(B)を含むゴム成分を含有する。
本発明におけるゴム成分の極性は、ゴム成分の分子構造に基づいて、Hansen法(C.M.Hansen, J. Paint Tech., 39, (505),p.104-117, (1967))により算出される溶解度パラメーター(以下、「SP値」という)(δ)をいう。より具体的には、δは、以下の式により算出される。
また、本明細書における可塑剤のSP値も、上記Hansen法により算出したものをいう。
また、例えば、分子中のアクリロニトリル等の官能基の含有量の違いによって極性が異なるNBRなどの場合、極性の大きいNBR及び極性の小さいNBRを、極性の異なるゴム成分として用いてもよい。
この他、例えば、特開2013−133386号公報に記載の共役ジエン化合物−非共役オレフィン共重合体を用いてもよい。
ゴム成分は、ジエン系ゴムであることが好ましい。ジエン系ゴムは、硫黄加硫が可能であり、過酸化物加硫を主とする他のEPDMなどのゴムに比べて、破壊特性に優れるという利点を有する。
高極性ゴムをゴム(A)、低極性ゴムをゴム(B)としたとき、高極性ゴムであるゴム(A)の含有量(a)と、低極性ゴムであるゴム(B)の含有量(b)との比(a:b)は、質量基準で、90:10〜55:45であることが好ましく、80:20〜55:45であることがより好ましく、70:30〜55:45であることが更に好ましい。
ゴム成分がアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)及びスチレン−ブタジエンゴム(SBR)を含む場合、ニトリル基を含むNBRの方が、SBRよりも極性が高いことから、ゴム(A)がNBR、ゴム(B)がSBRである。
本発明のホース用ゴム組成物は、軟化成分として、分子量300以上350以下の可塑剤(本発明の可塑剤)を含有する。
ホース用ゴム組成物が本発明の可塑剤を含むことで、海島構造のゴム成分、特に、高極性ゴムを可塑化し易い。
可塑剤の分子量が300以上350以下でないと、可塑剤をゴム組成物中に拡散しにくく、ホース等の加硫ゴムの耐油性を向上させることができない。本発明の可塑剤の分子量は、310以上345以下であることが好ましく、320以上344以下であることがより好ましい。
ここで、一般式(1)中、各R1は、それぞれ独立して、炭素原子数1〜6個の直鎖または分岐のアルキル基であり、各R2は、それぞれ独立して、炭素原子数1〜6個の直鎖または分岐のアルキレン基であり、R3は、炭素原子数1〜6個の直鎖または分岐のアルキレン基であり、各nは、それぞれ独立して、1〜4の整数である。
一般式(1)で表されるポリエーテル化合物としては、例えば、5,8,11,13,16,19−ヘキサオキサトリコサン(分子量336)等が挙げられる。
本発明の可塑剤は、1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の可塑剤は、ホースの耐油性の観点から、エステル結合を有しないポリエーテル化合物、ポリエーテルエステル系化合物および脂肪族二塩基酸エステルから選択される1種以上であることが好ましい。
ホースなどの加硫ゴムの耐油性をより向上させる観点から、本発明の可塑剤は、エステル結合を有しないポリエーテル化合物であることが好ましい。
これにより、ホースなどの加硫ゴムの耐油性をより向上させることができる。
本発明のホース用ゴム組成物中の本発明の可塑剤の含有量は、ゴム成分100質量部に対して0.5〜30質量部であることが好ましい。本発明の可塑剤の含有量をゴム成分100質量部に対して30質量部以下とすることにより、耐油性に加えて、ホース等の加硫ゴムの製品耐久性能(耐インパルス性能)も優れたものとすることができる。本発明の可塑剤の含有量をゴム成分100質量部に対して0.5質量部以上とすることにより、十分に耐油性を向上させやすい。
また、耐油性に加えて、引張破壊強度および製品耐久性能(耐インパルス性能)も優れることから、本発明のホース用ゴム組成物中の本発明の可塑剤の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、1〜20質量部であることがより好ましく、2〜10質量部であることがさらに好ましい。
本発明のホース用ゴム組成物は、軟化成分として、アロマ系炭素含有量(%CA)が15以上であるプロセスオイル(本発明のオイル)を含有する。
ホース用ゴム組成物が本発明のオイルを含むことで、海島構造のゴム成分、特に、低極性ゴムを可塑化し易い。
プロセスオイルのアロマ系炭素含有量(%CA)が15未満であると、本発明の可塑剤との極性のバランスが悪くなり、極性の異なるゴム(A)及びゴム(B)の分散性が悪くなり、加硫ゴムの機械的強度、耐油性、及び耐久性を向上することができない。
加硫ゴムの機械的強度、耐油性、及び耐久性をより向上する観点から、本発明のオイルのアロマ系炭素含有量(%CA)は18以上であることが好ましく、20以上であることがより好ましく、21以上であることが更に好ましい。本発明のオイルのアロマ系炭素含有量(%CA)の上限は特に制限されないが、加硫ゴムの機械的強度、耐油性、及び耐久性をより向上する観点から40以下であることが好ましく、35以下であることがより好ましく、29以下であることが更に好ましい。
なお、本発明のオイルのアロマ系炭素含有量(%CA)は、ASTM D2140に準拠した方法で測定される。
本発明のオイルは、例えば、高芳香族系油、ナフテン系油、アロマ系油、パラフィン系油等を用いることができる。中でも、アロマ系油、及びナフテン系油が好ましい。
また、%Cn(ナフテン系炭素含有量)は20以上であることが好ましい。
高極性ゴムであるゴム(A)の含有量(a)と、低極性ゴムであるゴム(B)の含有量(b)との比(a:b)を、質量基準で、90:10〜55:45をしたとき、本発明の可塑剤の含有量(s)と本発明のオイルの含有量(p)との含有量の比(s:p)が、質量基準で、90:10〜55:45であることが好ましい。本発明の可塑剤と本発明のオイルとの質量比を上記範囲とすることで、極性の異なるゴム成分に対して、本発明の可塑剤及び本発明のオイルを極性のバランスの取れた軟化成分とすることができ、加硫ゴムの機械的強度、耐油性、及び耐久性をより向上することができる。
上記観点から、含有量の比(s:p)は、質量基準で、80:20〜55:45であることがより好ましく、70:30〜55:45であることが更に好ましい。
また、耐油性に加えて、引張破壊強度および製品耐久性能(耐インパルス性能)も優れることから、本発明のホース用ゴム組成物中の本発明のオイルの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、1〜10質量部であることがより好ましく、1〜5質量部であることがさらに好ましい。
以上のように、本発明のホース用ゴム組成物は、軟化成分として、少なくとも、本発明の可塑剤及び本発明のオイルを含む。
本発明のホース用ゴム組成物は、更に、これら以外の軟化成分を含んでいてもよいが、加硫ゴムの機械的強度、耐油性、及び耐久性を過度に低下させないため、本発明のホース用ゴム組成物中の、本発明の可塑剤及び本発明のオイルを含む軟化成分(全軟化成分)の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、1質量部以上15質量部以下であることが好ましい。同様の観点から、本発明のホース用ゴム組成物中の、全軟化成分の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、3質量部以上13質量部以下であることが好ましく、5質量部以上10質量部以下であることが更に好ましい。
本発明のホース用ゴム組成物は、補強性充填剤として、カーボンブラックを含有する。
ホース用ゴム組成物がカーボンブラックを含むことで、加硫ゴムの機械的強度及び耐久性が高くなる。
カーボンブラックの種類は、特に制限されず、例えば、GPF、FEF、HAF、ISAF、SAF等が挙げられる。
カーボンブラックのN2SAが35m2/g以上であることで、加硫ゴムの機械的強度及び耐久性をより向上することができる。また、カーボンブラックのN2SAが60m2/g以下であることでゴム組成物中のカーボンブラックの分散性に優れる。
上記観点より、カーボンブラックのN2SAは、38m2/g以上55m2/g以下であることがより好ましく、40m2/g以上50m2/g以下であることが更に好ましい。
なお、カーボンブラックのN2SAは、JIS K 6217−2:2001(比表面積の求め方−窒素吸着法−単点法)のA法によって求められる。
上記観点より、カーボンブラックのDBP吸油量は110cm3/100g以上123cm3/100g以下であることがより好ましく、112cm3/100g以上120cm3/100g以下であることが更に好ましい。
なお、カーボンブラックのDBP吸油量は、JIS K 6217−4:2001(オイル吸収量の求め方)によって求められる。
同様の観点から、本発明のホース用ゴム組成物中のカーボンブラックの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、73〜95質量部であることがより好ましく、75〜90質量部であることがさらに好ましい。
本発明のホース用ゴム組成物は、補強性充填剤として、カーボンブラック以外の他の充填剤を更に含有していてもよい。
他の充填剤としては、シリカ、アルミナ等の金属酸化物等が挙げられる。
本発明のホース用ゴム組成物には、上述したゴム成分、軟化成分及び充填剤の他に、所望の耐油性などの物性、用途、使用態様などに応じて、例えば、ゴム組成物において用いられている従来公知の、ステアリン酸、加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤、スコーチ防止剤などの成分を添加してもよい。
本発明のホース用ゴム組成物は、上記各成分を、たとえば、開放混合式の練りロール機、密閉混合式のバンバリーミキサー、ニーダーなどの混練機を用いて混練りすることにより調製することができる。
本発明のホースは、本発明のホース用ゴム組成物を最内面層に用いてなる。
図1に、本発明に係るホースの一実施形態を示す、一部を断面とした斜視図を示す。
ホース1は、例えば、図1に示すように、内面ゴム層2、補強層3、および外面ゴム層4を備え、上記ゴム組成物が最内層(内面ゴム層2)に用いられている。
上述したように、ホースは、高い耐油性を備えることから、オイル媒体の伝送に好適に使用することができる。
ホースの補強糸が合成繊維であれば、柔軟性、軽量化、低コストの点で有利である。
スパイラルタイプであれば、連続一貫生産が可能であり、また、ブレード製造工程が省略できるため、生産設備がコンパクトで低コストであるという利点がある。
一方、ブレードタイプであれば、耐圧性能に優れる。
表1及び2に示す配合組成のゴム組成物を調製した。次いで、各ゴム組成物を150℃、60分間、15MPaの条件でプレス加硫し、加硫ゴムを得た。
表1〜2中の各成分の詳細は以下のとおりである。
・NBR:アクリロニトリル−ブタジエンゴム、日本ゼオン株式会社製の商品名「Nipol DN212」(結合アクリロニトリル量33.5%)、SP値20.1(J/cm3)1/2
・SBR:スチレン−ブタジエンゴム、JSR株式会社製の商品名「SBR#1500」、SP値17.3(J/cm3)1/2
・ヘキサオキサトリコサン(可塑剤):ホールスター社製の商品名「TP−90B
(5,8,11,13,16,19−ヘキサオキサトリコサン)(分子量336)
・プロセスオイル1:JXTGエネルギー株式会社製の商品名「スーパーオイル Y−22」
・プロセスオイル2:日本サン石油株式会社製の商品名「SUNTHENE 4240」
・プロセスオイル3:JXTGエネルギー株式会社製の商品名「ダイアナプロセスオイル A/O MIX」
・老化防止剤:精工化学株式会社製の商品名「オゾノン6C」を含む老化防止剤
・加硫促進剤:大内新興化学工業製の商品名「ノクセラーCZ」を含む加硫促進剤
・加硫遅延剤:1% butyl oleate treated n-cyclohexylthiophthalimide
また、表2の「オイルの特性」欄に示すプロセスオイルのアロマ系炭素含有量(%CA)は、カタログ値(メーカー測定値)である。
得られた加硫ゴムについて、以下に示すように、引張特性、耐油性および製品耐久性(耐インパルス性)を評価した。結果を表2に示す。
加硫ゴムから厚み2mmのゴムシートを作成して、JIS3号ダンベルに打ち抜いたものを試験片を作成し、JIS K 6251:2010に準拠して25℃にて引っ張り試験を行い、100%伸長時の引張応力(M100)を測定した。比較例1の引張破壊時の最大強度を100として、指数表示した。値が大きいほど、引張特性に優れることを表す。
加硫ゴムから厚み2mmのゴムシートを作成して、JIS3号ダンベルに打ち抜いたものを試験片として、JIS3号試験油(IRM−903)に100℃、72時間の条件で浸せき試験を行い、体積変化率を測定し変化率に応じて○、×の指標で示した。なお、○の場合は体積変化率が57.5%以下であり耐油性に優れ、×の場合は体積変化率が57.5%より大きく耐油性が不十分であることを示している。
比較例1と実施例1の加硫ゴムを内面ゴム層(最内層)に用いたホースの両端を加締めたものに鉱物油を封入し、温度:100℃、周波数:30cpm、圧力:2MPaのパルス加圧試験を行い、バーストするまでのパルス回数を測定した。そのときの比較例1のパルス回数を100として、指数表示した。値が大きいほど、製品耐久性能に優れることを表す。比較例2〜4、実施例2については、加硫ゴムを内面ゴム層(最内層)に用いたホースの両端を加締めたものに鉱物油を封入し、温度:100℃、周波数:30cpm、圧力:2MPaのパルス加圧試験を行い、バーストするまでのパルス回数を測定する場合の製品耐久性の指数値を示す。
ヘキサオキサトリコサンとプロセスオイル2との両方を含んでいても、量関係が実施例1と反対の比較例4も、加硫ゴムの耐油性及び製品耐久性に優れなかった。
2 内面ゴム層
3 補強層
4 外面ゴム層
Claims (6)
- 極性の異なるゴム(A)及びゴム(B)を含むゴム成分と、
分子量300以上350以下の可塑剤と、
含有量が、質量基準で、前記可塑剤の含有量よりも少なく、アロマ系炭素含有量(%CA)が15以上であるプロセスオイルと、
カーボンブラックと
を含有するホース用ゴム組成物。 - 前記ゴム(A)は前記ゴム(B)よりも極性が高く、前記ゴム(A)の含有量(a)と前記ゴム(B)の含有量(b)の比(a:b)が、質量基準で、90:10〜55:45であり、前記可塑剤の含有量(s)と前記プロセスオイルの含有量(p)との含有量の比(s:p)が、質量基準で、90:10〜55:45である、請求項1に記載のホース用ゴム組成物。
- 前記可塑剤と前記プロセスオイルとを含む軟化成分の含有量が、前記ゴム成分100質量部に対して、1質量部以上15質量部以下である、請求項1または2に記載のホース用ゴム組成物。
- 前記カーボンブラックの含有量は、前記ゴム成分100質量部に対して、70質量部以上100質量部以下である、請求項1〜3にいずれか1項に記載のホース用ゴム組成物。
- 前記カーボンブラックは、窒素吸着比表面積が35m2/g以上60m2/g以下、及びDBP吸油量が110cm3/100g以上125cm3/100g以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のホース用ゴム組成物。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のホース用ゴム組成物を最内面層に用いたホース。
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