JP2020203506A - シート空調装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、上記(6)の態様によれば、貫通孔の内側に向けて空気を通す通気孔が、貫通孔の内面のうちシートバックの前側に向く傾斜面に開口している。このため、吹出口が連結部を貫通する貫通孔によって構成されていても、空気を確実に吹出口からシートバックの前側に吹き出すことができる。
また、上記(7)の態様によれば、貫通孔の内側に向けて空気を通す通気孔が、貫通孔の内面のうちシートバックの後側に向く傾斜面に開口している。このため、吹出口が連結部を貫通する貫通孔によって構成されていても、空気を確実に吹出口からシートバックの後側に吹き出すことができる。
以下、図1〜3を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
本実施形態に係るシート空調装置1は、例えば各種の移動体に設けられる。移動体は、例えば路上を走行する自動車、線路上を走行する列車、空中を航行する航空機、水上を航行する船舶などであってよい。図1に示すように、本実施形態のシート空調装置1(以下、単にシート1とも呼ぶ。)は、シートバック2と、ヘッドレスト3と、連結部4と、を備える。また、シート空調装置1は、シートクッション5を備える。
ヘッドレスト3は、着座者の頭部を受ける。ヘッドレスト3は、シートバック2の上部に配される。幅方向(図1において矢印Wで示す方向)におけるヘッドレスト3の寸法(幅寸法)は、例えばシートバック2の幅寸法よりも小さくてもよいが、本実施形態ではシートバック2の幅寸法と同等である。
本実施形態においては、上記したシートバック2、ヘッドレスト3及び連結部4が一体に形成されている。
本実施形態において、吹出口6から吹き出す空気は、空調ユニットからシートバック2やヘッドレスト3、連結部4の内部を通って貫通孔11の傾斜面13に開口する通気孔14に供給される。そして、当該通気孔14がシートバック2の前側に向く傾斜面13に開口しているため、図3に示すように、傾斜面13(通気孔14)を通って貫通孔11の内側に吹き出した空気は、吹出口6(貫通孔11の前側開口12)からシートバック2の前側に吹き出る。図3における矢印F2は、貫通孔11の内側に向かうように傾斜面13を通った上で吹出口6から吹き出す空気の流れ方向の一例を示している。
また、第一実施形態のシート空調装置1によれば、貫通孔11の内側に向けて空気を通す通気孔14が、貫通孔11の内面のうちシートバック2の前側に向く傾斜面13に開口している。このため、吹出口6が連結部4を貫通する貫通孔11によって構成されていても、空気を確実に吹出口6からシートバック2の前側に吹き出すことができる。
ただし、図4の構成では、シートバック2の後側に位置する貫通孔11の開口15(以下、後側開口15と呼ぶ。)が吹出口6として構成される。また、傾斜面13は、シートバック2の前後方向においてシートバック2の後側から前側に向かうにしたがって貫通孔11の径方向内側に向かうように傾斜している。
また、図4に例示したシート空調装置では、貫通孔11の内側に向けて空気を通す通気孔がシートバック2の後側に向く傾斜面13に開口している。このため、吹出口6が連結部4を貫通する貫通孔11によって構成されていても、空気を確実に吹出口6からシートバック2の後方に吹き出すことができる。
次に、図5を参照して本発明の第二実施形態について説明する。本実施形態では、第一実施形態と同様の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
また、第二実施形態のシート空調装置1Aでは、連結部4Aの吹出口6Aが、ドット状に形成され、シート1Aの幅方向(図5において矢印Wで示す方向)に複数配列されている。
また、第二実施形態のシート空調装置1Aによれば、吹出口6Aを含む連結部4Aがシートバック2Aやヘッドレスト3Aと別個に形成される。このため、連結部4Aがシートバック2Aやヘッドレスト3Aと一体に形成される場合と比較して、シート1Aを容易に製造することができる。
2,2A シートバック
3,3A ヘッドレスト
4,4A 連結部
6,6A 吹出口
11 貫通孔
12 前側開口
13 傾斜面
14 通気孔
15 後側開口
Claims (7)
- シートバックと、
前記シートバックの上部に配されたヘッドレストと、
前記シートバック及び前記ヘッドレストを連結し、前記シートバックの前側及び後側の一方に開口して開口方向に空気を吹き出す吹出口を有する連結部と、を備えるシート空調装置。 - 前記吹出口が、前記シートバックの幅方向の一端部から他端部まで延びている請求項1に記載のシート空調装置。
- 複数の人が前記幅方向に並んで着座可能である請求項2に記載のシート空調装置。
- 前記シートバック、前記ヘッドレスト及び前記連結部が、一体に形成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のシート空調装置。
- 前記シートバック、前記ヘッドレスト及び前記連結部が、別個に形成され、
前記シートバック及び前記ヘッドレストが、前記連結部を介して互いに接続される請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のシート空調装置。 - 前記連結部には、前記シートバックの前後方向に貫通する貫通孔が形成され、
前記シートバックの前側に位置する前記貫通孔の前側開口が、前記吹出口として構成され、
前記貫通孔の内面は、前記シートバックの前後方向において前記シートバックの前側から後側に向かうにしたがって前記貫通孔の径方向内側に向かうように傾斜する傾斜面を含み、
前記傾斜面には、前記貫通孔の内側に向けて空気を通すための通気孔が開口している請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のシート空調装置。 - 前記連結部には、前記シートバックの前後方向に貫通する貫通孔が形成され、
前記シートバックの後側に位置する前記貫通孔の後側開口が、前記吹出口として構成され、
前記貫通孔の内面は、前記シートバックの前後方向において前記シートバックの後側から前側に向かうにしたがって前記貫通孔の径方向内側に向かうように傾斜する傾斜面を含み、
前記傾斜面には、前記貫通孔の内側に向けて空気を通すための通気孔が開口している請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のシート空調装置。
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