JP2020203254A - 原料処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率よく原料を処理する。【解決手段】原料処理装置10は、第1管状部材16と、第2の管状部材24と、を備える。第1管状部材16は、少なくとも一部が原料100の反応温度以上の温度に加熱され、長手方向の一端部である第1の端部側から供給された水蒸気102を、長手方向の他端部である第2の端部側から排出する。第2の管状部材24は、少なくとも一部が第1管状部材16に熱的に接触配置され、長手方向の一端部である第3の端部側から原料100が供給され、第1管状部材16から排出された反応温度以上の水蒸気102が長手方向の他端部である第4の端部側から供給される。第2の管状部材24は、原料100と水蒸気102との反応生成物である回収対象ガス107を排出する。【選択図】図1

Description

本発明は、原料処理装置に関する。
廃棄物などの原料を処理する装置が知られている。
例えば、特許文献1には、有機物処理材料を熱分解炉に投入することで、該有機物処理材料を熱分解ガスと残渣とに熱分解する装置が開示されている。特許文献2には、有機物含有廃棄物を密閉室内に投入して加熱することで、該有機物含有廃棄物を熱分解する装置が開示されている。
特開2008−179726号公報 国際公開第2008/053571号公報
しかし、従来では、原料および分解ガスの炭化などによって管部や開口部などが閉塞する場合があり、原料を効率よく連続して処理することは困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、効率よく原料を処理することができる、原料処理装置を提供することを課題とする。
本発明の原料処理装置の一態様は、少なくとも一部が原料の反応温度以上の温度に加熱され、長手方向の一端部である第1の端部側から供給された水蒸気を長手方向の他端部である第2の端部側から排出する第1管状部材と、少なくとも一部が前記第1管状部材に熱的に接触配置され、長手方向の一端部である第3の端部側から前記原料が供給され、前記第1管状部材から排出された前記反応温度以上の前記水蒸気が長手方向の他端部である第4の端部側から供給され、前記原料と前記水蒸気との反応生成物である回収対象ガスを排出する第2管状部材と、を備える。
前記第2管状部材は、少なくとも一部が前記第1管状部材の内側に配置されてなる。
前記第1管状部材は、前記第2管状部材の外周面に螺旋状に巻き付けられて配置されてなる。
前記第1管状部材は、熱作用部によって前記反応温度以上の温度に加熱され、前記熱作用部は、燃料の燃焼によって前記反応温度以上の熱を発生する燃焼炉であり、前記第1管状部材および前記第2管状部材を有する反応部は、前記燃焼炉内に配置されてなる。
燃料の燃焼によって発生した前記反応温度以上の熱を液体に伝え、前記水蒸気を発生させる熱交換部と、前記水蒸気を前記第1管状部材へ供給する第1供給管と、を備える。
前記第2管状部材の長手方向は、水平方向に対して交差する交差方向であり、前記原料と前記水蒸気との前記反応生成物である前記回収対象ガス以外の反応残渣が前記第2管状部材の鉛直方向下流側である前記第4の端部側から排出され、前記第2管状部材の前記鉛直方向下流側に設けられ、前記反応残渣を貯留する液体貯留部と、前記液体貯留部の底面に設けられ、前記液体貯留部内に連通し、前記液体貯留部より小さい径の第3管状部材と、前記第3管状部材の前記鉛直方向上流側端部の開口を該第3管状部材に対して間隙を隔てて覆う覆部材と、を備える。
前記回収対象ガスを前記燃焼炉に供給する第2供給管を備える。
前記回収対象ガスを冷却し、排出ガスと液化物とに分離する冷却機構と、前記排出ガスを排出する排出管と、前記液化物を前記第2管状部材に供給する第3供給管と、を備える。
本発明の一態様によれば、効率よく原料を処理することができる。
図1は、第1の実施の形態に係る原料処理装置の一例を示す模式図である。 図2は、第1の実施の形態に係る反応部の一例を示す模式図である。 図3Aは、変形例に係る反応部の構成の一例を示す模式図である。 図3Bは、変形例に係る反応部の構成の一例を示す模式図である。 図4は、第2の実施の形態に係る原料処理装置の一例を示す模式図である。 図5は、第2の実施の形態に係る冷却機構の一例を示す模式図である。
以下に添付図面を参照して、本実施の形態の原料処理装置の一の実施の形態を説明する。なお、本明細書において、同じ部材または同じ機能を示す部分には、同じ符号を付与し、説明を省略する場合がある。
(第1の実施の形態)
図1は、原料処理装置10の一例を示す模式図である。本実施の形態の原料処理装置10は、原料100を水蒸気102によって処理する。
原料100は、処理対象の材料である。原料100は、有機物を含む。有機物は、例えば、プラスチック、アクリル等の有機化合物や、有機溶剤などであるが、これらに限定されない。なお、原料100は、複数種類の有機物を含んでいてもよい。また、原料100は、有機物に加えて、無機物を更に含んでいてもよい。また、原料100は、さらに、水を含んでいてもよい。また、原料100は、ポリ塩化ビニルや、塩素化合物などのハロゲン化物を含まないことが好ましい。なお、原料100は、ゲル化した状態、固化した状態、の何れであってもよい。
原料処理装置10は、反応部11と、燃焼部12と、原料供給部13と、を備える。
反応部11は、原料100と原料100の反応温度以上の水蒸気102とを反応させ、反応生成物である回収対象ガス107を生成する。燃焼部12は、燃料110を燃焼させる。燃料110は、燃焼によって、原料100の反応温度以上の熱を発する材料であればよい。燃料110の燃焼によって発生した熱は、水蒸気102の生成に用いられる。原料供給部13は、原料100を反応部11へ供給する。
以下、各部について詳細に説明する。
まず、反応部11について詳細に説明する。
反応部11は、原料100と、該原料100の反応温度以上の水蒸気102と、を反応させることで、反応生成物である回収対象ガス107を生成する。なお、以下では、原料100の反応温度を、単に、反応温度と称して説明する場合がある。
回収対象ガス107は、例えば、原料100に含まれる炭素(C)と、加熱水蒸気である水蒸気102と、の反応によって生成された可燃性ガスである。回収対象ガス107は、一酸化炭素(CO)と水素(H)とを含む。なお、回収対象ガス107は、炭化水素ガスを更に含んでいてもよい。また、回収対象ガス107には、水蒸気102が含まれていてもよい。
反応部11は、所定方向に長い複数の管状部材から構成されている。本実施の形態では、原料処理装置10は、複数の反応部11を備え、これらの複数の反応部11が互いに平行に配列された形態を一例として説明する。図1には、複数(4本)の反応部11が設けられた形態を一例として示した。なお、原料処理装置10は、1つの反応部11を備えた構成であってもよく、反応部11の数は限定されない。
反応部11は、第1管状部材16と、第2の管状部材24と、を有する。
図2は、反応部11の一例を示す模式図である。
第1管状部材16は、供給された水蒸気102を原料100の反応温度以上の温度に加熱し、第2の管状部材24へ供給するための管状部材である。詳細には、第1管状部材16は、長手方向の一端部である第1の端部16A側から供給された水蒸気102を、原料100の反応温度以上の温度に加熱し、長手方向の他端部である第2の端部16B側から第2の管状部材24へ供給する。水蒸気102は、第1管状部材16の管内を通過することで、原料100の反応温度以上の温度に加熱されて加熱水蒸気とされ、第2の管状部材24へ供給される。
原料100の反応温度は、原料100の種類に依存する。原料100の反応温度は、例えば、400℃以上600℃以下、600℃以上1000℃以下などである。第1管状部材16は、水蒸気102を上記反応温度以上の温度に加熱可能な構成であればよい。
第1管状部材16は、例えば、熱作用部によって上記反応温度以上の温度に加熱される。熱作用部は、第1管状部材16の外部から第1管状部材16の管内に向かって熱(矢印H参照)を作用させる機構である。燃作用部は、第1管状部材16の少なくとも一部を原料100の反応温度以上の温度に加熱する。詳細には、熱作用部は、第1管状部材16から排出されて第2の管状部材24へ供給されるときの水蒸気102の温度が少なくとも反応温度以上となるように、第1管状部材16を加熱すればよい。
本実施の形態では、燃作用部が、燃焼部12である場合を一例として説明する。図1に示すように、本実施の形態では、第1管状部材16は、燃焼部12の燃焼炉46内に配置されることで、反応温度以上の温度に加熱される(詳細後述)。なお、熱作用部は、燃焼部12に限定されない。
図2に戻り説明を続ける。本実施の形態では、第1管状部材16の長手方向が、鉛直方向Zと一致する場合を一例として説明する。なお、第1管状部材16の長手方向は、水平方向に対して交差する方向、および水平方向、の何れであってもよい。但し、第1管状部材16の長手方向は、水平方向に対して直交する方向である鉛直方向Zに一致する方向であることが好ましい。
第1管状部材16内には、鉛直方向Zの上流側端部である第1の端部16Aに設けられた第1供給管87を介して、水蒸気102が供給される。水蒸気102の供給源については、後述する。第1管状部材16内に供給された水蒸気102は、第1管状部材16内を鉛直方向Zの上流側から下流側へ向かって通過し、第1管状部材16の外部から供給された熱によって反応温度以上の温度に加熱される。そして、水蒸気102は、第1管状部材16の鉛直方向Zの下流側端部である第2の端部16B側から排出され、第2の管状部材24へ供給される。
第1管状部材16の第2の端部16Bには、温度センサ17が配置されている。温度センサ17は、第1管状部材16から排出され、第2の管状部材24へ供給される水蒸気102の温度を検出する。温度センサ17の検出結果に基づいて、第2の管状部材24へ供給される水蒸気102が反応温度以上の温度となるように制御される。例えば、第1管状部材16内に1000℃以上の温度の水蒸気102が供給されるように制御される。
なお、本実施の形態では、第1管状部材16の鉛直方向Zの下流側端部である第2の端部16B側は、封止されており、後述する液体貯留部26として機能する(詳細後述)。
第1管状部材16の構成材料は限定されない。第1管状部材16は、第1管状部材16の外部から加えられた熱によって、第1管状部材16の内部を通過する水蒸気102に反応温度以上の熱が加わるような、熱伝導率を有する材料で構成すればよい。
次に、第2の管状部材24について説明する。第2の管状部材24は、原料100と反応温度以上の水蒸気102とを反応させるための管状部材である。
第2の管状部材24は、少なくとも一部が第1管状部材16に熱的に接触配置されている。第2の管状部材24と第1管状部材16とは、少なくとも一部が熱的に接触配置されていればよく、物理的に接触配置された形態に限定されない。
本実施の形態では、第2の管状部材24は、少なくとも一部が第1管状部材16の内側に配置されてなる。例えば、第2の管状部材24は、第2の管状部材24と第1管状部材16との長手方向に直交する直交断面が互いに同心円状となるように、第1管状部材16の内側に配置されている。このため、第2の管状部材24の管内には、第1管状部材16に加えられた熱および第1管状部材16内を通過する水蒸気102の熱が加えられる(図2中、矢印H参照)。
なお、第2の管状部材24が第1管状部材16の内側に配置された構成の場合、第1管状部材16は、内壁に誘導部24Cを備えた構成であることが好ましい。誘導部24Cは、第1供給管87から供給された水蒸気102を第2の管状部材24の外周に沿って周回させながら鉛直方向Zの上流側から下流側へ向かって導くための部材である。誘導部24Cは、例えば、第1管状部材16の内壁から突出した凸部であってもよいし、第1管状部材16の内壁に設けられた溝部であってもよい。
第2の管状部材24には、長手方向の一端部である第3の端部24A側から原料100が供給される。本実施の形態では、原料供給部13から原料供給管32を介して、第3の端部24A側から第2の管状部材24内へ原料100が供給される。また、第2の管状部材24には、第1管状部材16から排出された反応温度以上の水蒸気102が、長手方向の他端部である第4の端部24B側から供給される。原料100が水蒸気102と反応することによって、第2の管状部材24内で、回収対象ガス107と反応残渣104が生成される。
反応残渣104は、原料100と水蒸気102との反応によって生成された、回収対象ガス107以外の成分である。反応残渣104は、固体成分、液体成分、これらの混合成分の何れであってもよい。本実施の形態では、反応残渣104は、液体成分である場合を一例として説明する。
第2の管状部材24の長手方向の一端部である第3の端部24Aは、封止されている。第2の管状部材24の第3の端部24A側端面には、第2の管状部材24内に連通する原料供給管32および第2供給管66が設けられている。
原料供給管32は、第2の管状部材24内へ原料100を供給するための管状部材である。原料供給管32は、後述する原料供給部13に連通されており、原料供給部13から原料供給管32を介して第2の管状部材24へ、原料100が供給される。
第2供給管66は、回収対象ガス107を排出するための管状部材である。本実施の形態では、第2供給管66は、長手方向の一端部が第2の管状部材24に連通され、長手方向の他端部が燃焼部12の燃焼炉46へ連通されている(図1も参照)。このため、本実施の形態では、回収対象ガス107は、第1供給管87を介して燃焼部12へ供給される(詳細後述)。
第2の管状部材24の長手方向の他端部である第4の端部24Bは、開口されている。本実施の形態では、第2の管状部材24の第2の端部16Bから排出された反応温度以上の水蒸気102は、第2の管状部材24の第4の端部24Bの開口を介して、第2の管状部材24内に供給される。
本実施の形態では、第2の管状部材24の長手方向が、鉛直方向Zと一致する場合を一例として説明する。なお、第2の管状部材24の長手方向は、水平方向に対して交差する方向、水平方向、の何れであってもよい。但し、第2の管状部材24の長手方向は、鉛直方向Zに一致する方向であることが好ましい。
第2の管状部材24の長手方向が鉛直方向Zと一致すると、第2の管状部材24の鉛直方向Zの下流側端部である第4の端部24Bから供給された水蒸気102は、第2の管状部材24内を効率よく上昇する。そして、第2の管状部材24内を上昇した水蒸気102は、第2の管状部材24の鉛直方向Zの上流側端部である第3の端部24A側から供給された原料100と効率よく反応する。
反応生成物である回収対象ガス107は、第2の管状部材24内を上昇し、第2の管状部材24の鉛直方向Zの上流側端部である第3の端部24Aに設けられた第2供給管66を介して排出される。
一方、原料100と水蒸気102との反応生成物である回収対象ガス107以外の反応残渣104は、第2の管状部材24の鉛直方向Z下流側である第4の端部24B側の開口から排出され、第1管状部材16の液体貯留部26に貯留される。
第2の管状部材24の第4の端部24B側端面は、開口されている。また、上述したように、第1管状部材16の鉛直方向Zの下流側端部である第2の端部16B側は、封止されている。詳細には、第2の管状部材24の鉛直方向Zの下流側(第4の端部24B側)端面は、第1管状部材16の鉛直方向Zの下流側(第2の端部16B側)端面より、間隔を隔てて鉛直方向Zの上流側に配置されている。第1管状部材16の第2の端部16Bの端面は、封止されることで底部を形成し、反応残渣104を貯留する液体貯留部26として機能する。
液体貯留部26の底面には、第1管状部材16内に連通する第3管状部材25が設けられている。第3管状部材25は、管状部材である。第3管状部材25の径は、液体貯留部26(すなわち第1管状部材16)より小さい。径とは、第3管状部材25および第1管状部材16の各々の、長手方向に直交する直交断面の直径である。
第3管状部材25の鉛直方向Z上流側端面は開口されており、該開口は、覆部材27によって覆われている。覆部材27は、第3管状部材25の鉛直方向Z上流側端部の開口を、第3管状部材25に対して間隔を隔てて覆うように配置されている。
上述したように、反応残渣104は、液体成分である。このため、液体貯留部26に貯留された反応残渣104は、第3管状部材25と覆部材27との間隙および第3管状部材25の鉛直方向Z上流側端部の開口を介して、第3管状部材25内に到り、外部へ排出される。
また、液体貯留部26には、第3管状部材25および覆部材27が設けられている。このため、覆部材27の内側には、覆部材27の内壁と反応残渣104とによって密閉された空間27Aが形成される。このため、第1管状部材16内で生成された回収対象ガス107が、第3管状部材25から排出されることを防止することができる。
図1に戻り、説明を続ける。次に、原料供給部13について説明する。
原料供給部13は、反応部11へ原料100を供給する。
原料供給部13は、原料貯留部38と、原料供給管36と、搬送ポンプ34と、原料供給管32と、を備える。
原料貯留部38は、原料100を貯留する。原料貯留部38は、原料供給管36、搬送ポンプ34、および原料供給管32を介して、反応部11の第2の管状部材24に接続されている。原料供給管36および原料供給管32には、逆流を防止するための弁40および弁42が設けられている。
搬送ポンプ34は、原料貯留部38に貯留された原料100を、第2の管状部材24へ供給する。原料貯留部38に貯留された原料100は、搬送ポンプ34によって吸い上げられ、原料供給管36および原料供給管32を通って、第2の管状部材24へ送られる。搬送ポンプ34は、第2の管状部材24内の圧力以上の圧力で、原料100を第2の管状部材24へ供給することが好ましい。
なお、原料100は、経時変化により少なくとも一部が硬化し、固化する場合がある。このため、原料貯留部38は、有機溶剤などによって原料100を溶解させた状態で反応部11へ供給する機構を、更に備えた構成であってもよい。
次に、燃焼部12について説明する。
燃焼部12は、水蒸気102や温水を発生させる加熱用途のボイラーとしての機能を有する。燃焼部12は、燃料110の燃焼によって得られた熱ガス30を、ボイラー給水の供給される給水管に伝えて熱交換することで、水蒸気102や温水を発生させる。そして、この水蒸気102は、反応部11へ供給される。
具体的には、燃焼部12は、燃焼炉46と、熱交換部48と、燃料供給部49と、を備える。
燃焼炉46は、燃料110を燃焼させる燃焼室である。本実施の形態では、燃焼炉46は、第1燃焼管46Aと、第2燃焼管46Bと、バーナ50と、給気ブロア51と、を備える。
第1燃焼管46Aおよび第2燃焼管46Bは、例えば、筒状の部材である。第1燃焼管46Aおよび第2燃焼管46Bの長手方向の一端面は封鎖されており、他端面は開口されている。第1燃焼管46Aおよび第2燃焼管46Bの開口した他端面は、後述する熱交換部48に接続されている。
第2燃焼管46Bは、第1燃焼管46Aの内側に配置されている。第1燃焼管46Aと第2燃焼管46Bとの間隙には、給気ブロア51によって空気が供給される。
給気ブロア51から供給された空気は、第2燃焼管46Bの周方向に沿って間隔を隔てて設けられた複数の貫通孔を通って第2燃焼管46Bの内部に到る。複数の貫通孔は、第2燃焼管46Bの断面の円中心と外周とを最短距離で結ぶ直線に沿った仮想直線に対して傾いて配置されている。このため、第2燃焼管46B内には、旋回流Qが生じる。
そして、給気ブロア51は、燃焼炉46の封鎖された一端面側から、第1燃焼管46Aと第2燃焼管46Bとの間隙に空気を供給する。このため、第2燃焼管46B内には、燃焼炉46の封鎖された一端面側から開口した他端面側に向かって(矢印X1方向)移動しながら旋回する、旋回流Qが生じる。
第2燃焼管46B内には、燃料110が供給される。燃料110は、第2燃焼管46B内における、旋回流Qの移動方向(矢印X1方向)上流側に供給される。本実施の形態では、第2燃焼管46B内には、燃料供給部49から燃料110が供給される。
また、本実施の形態では、反応部11から排出された回収対象ガス107が、第2燃焼管46B内に燃料として供給される。詳細には、反応部11から排出された回収対象ガス107は、第2供給管66によって燃焼炉46の第2燃焼管46B内に供給される。
バーナ50は、第1燃焼管46A内に供給された燃料110および回収対象ガス107を燃焼させる。バーナ50は、例えば、天然ガス(LNG)バーナである。バーナ50は、第2燃焼管46B内における、旋回流Qの移動方向上流側の端部に設けられている。バーナ50は、昇温機能を有し、安全装置などにより火が消えた場合の火種としても利用可能である。
第2燃焼管46B内に供給された燃料110および回収対象ガス107は、バーナ50による熱と給気ブロア51から供給された空気によって燃焼する。この燃焼によって、第2燃焼管46B内には、熱ガス30が発生する。なお、燃料110の燃焼により発生した熱ガス30の温度は、少なくとも原料100の反応温度以上の温度である。例えば、第2燃焼管46B内における熱ガス30の温度は、1000℃以上である。第2燃焼管46B内には、温度センサ19が設けられている。温度センサ19は、第2燃焼管46B内の温度を検出する。
第2燃焼管46B内で発生した熱ガス30は、熱交換部48に供給される。
熱交換部48は、燃焼炉46による燃料の燃焼によって得られた熱を液体に伝えることで熱交換を行い、水蒸気102や温水を発生させる。本実施の形態では、熱交換部48は、燃焼炉46で発生した熱ガス30を、ボイラー給水などの液体との間で熱交換する。本実施の形態では、熱交換部48は、第1管48Aと、第2管48Bと、供給部80と、供給管82と、加熱管84と、第1供給管87と、を備える。
第1管48Aおよび第2管48Bは、筒状の部材である。第2管48Bは、第1管48Aの内側に配置されている。
第2管48Bにおける、旋回流Qの移動方向上流側の一端部は、格子状部材47を介して第2燃焼管46Bの開口した端面に接続されている。格子状部材47は、熱ガス30の通過可能な貫通孔を複数有する、格子状の部材である。格子状部材47は、例えば、火格子である。
第2管48Bの他端側には、熱ガス管28が接続されている。詳細には、第2管48Bにおける、旋回流Qの移動方向下流側には、熱ガス管28の開口部28Aが接続されている。熱ガス管28は、熱ガス30を排出するための筒状部材である。本実施の形態では、熱ガス管28の長手方向が、鉛直方向Zと一致する場合を一例として説明する。なお、熱ガス管28の長手方向は、鉛直方向に対して傾いていてもよい。熱ガス管28の長手方向の両端部は、各々開口されている(開口部28A、開口部28B)。
燃焼炉46で発生した熱ガス30は、旋回流Qの移動方向(矢印X1方向)に沿って移動し、燃焼炉46と熱交換部48との間に設けられた格子状部材47を介して、熱交換部48に到る。そして、熱交換部48へ供給された熱ガス30は、旋回流Qの移動方向に沿って第2管48B内を移動し、熱ガス管28の開口部28Aを介して、熱ガス管28内に供給される(矢印X2、矢印X3参照)。そして、熱ガス30は、熱ガス管28の開口部28Bから外部へ排出される。
加熱管84は、第2管48Bより径の小さい管状の部材である。加熱管84は、第1管48Aと第2管48Bとの間に配置されている。本実施の形態では、加熱管84は、第2管48Bの外周に接触して巻き付けられている。加熱管84の一端部は、供給管82を介して供給部80に接続されている。加熱管84の他端部は、管部86を介して第1供給管87に連通されている。管部86は管状部材である。第1供給管87は、水蒸気102を第1管状部材16へ供給する管状部材である。
供給部80は、供給管82を介して加熱管84へ水を供給する。供給部80から供給管82を介して加熱管84へ供給された水は、第2管48B内の熱ガス30によって加熱される。そして、加熱された水の水蒸気102が、第1供給管87を介して、反応部11の第1管状部材16内へ供給される。
ここで、本実施の形態では、第1管状部材16および第2の管状部材24を有する反応部11は、燃焼炉46内に配置されている。詳細には、反応部11は、第2燃焼管46B内に配置されている。また、反応部11は、熱ガス30の流れる方向に対して交差する方向を長尺方向とするように配置されている。また、第2燃焼管46B内には、複数の反応部11が、熱ガス30の流れる方向に沿って互いに間隔を隔てて配置され、且つ、互いに平行となるように配置されている。
すなわち、本実施の形態では、燃焼炉46が、第1管状部材16を反応温度以上の温度に加熱するための熱作用部として機能する。このため、この場合、反応部11の第1管状部材16および第2の管状部材24には、熱ガス30による熱が作用することで、原料100の反応温度以上の熱が加えられる(図2中、矢印H参照)。
なお、燃焼炉46に代えて、熱交換部48または熱ガス管28を、熱作用部として機能させてもよい。この場合、反応部11を、熱交換部48の第2管48B内、または、熱ガス管28内に配置すればよい。また、熱作用部として、公知のヒータなどの加熱機構を用いてもよい。
なお、原料処理装置10は、反応部11の第1管状部材16に供給された水蒸気102を、反応温度以上の温度とした状態で第2の管状部材24へ供給可能となるように、第1管状部材16、第2の管状部材24、燃焼炉46、熱交換部48、および熱ガス管28について、形状、長さ、径、材質、燃焼条件などを予め調整すればよい。
原料処理装置10は、燃焼条件を調整することで、第2の管状部材24へ供給される水蒸気102の温度を調整してもよい。例えば、原料処理装置10は、温度センサ17の検知結果や、温度センサ19の検知結果などに基づいて、燃焼炉46への燃料110の供給量や、燃焼に用いる空気の量などを調整することで、水蒸気102の温度を調整してもよい。
次に、燃料供給部49について説明する。燃料供給部49は、燃焼炉46に燃料110を供給する。
燃料供給部49は、燃料タンク58Aと、供給管53Aと、搬送ポンプ54Aと、燃料タンク58Bと、供給管53Bと、搬送ポンプ54Bと、燃料供給管56と、燃料供給管52と、搬送ポンプ54Cと、搬送ポンプ54Dと、を備える。供給管53A、供給管53B、および燃料供給管56の各々には、逆流を防止するための弁60A、弁60B、弁62、および弁64が設けられている。
燃料タンク58Aおよび燃料タンク58Bは、燃料110を貯留する。なお、燃料タンク58Aおよび燃料タンク58Bを一体的に構成し、燃料タンク58としてもよい。
搬送ポンプ54A、搬送ポンプ54C、および搬送ポンプ54Dは、燃料タンク58Aに貯留された燃料110を、供給管53A、燃料供給管56、および燃料供給管52を介して、第2燃焼管46Bへ供給する。搬送ポンプ54B、搬送ポンプ54C、および搬送ポンプ54Dは、燃料タンク58Aに貯留された燃料110を、供給管53A、燃料供給管56、および燃料供給管52を介して、第2燃焼管46Bへ供給する。
燃料供給管52の長手方向の一端側の開口部52Aは、第2燃焼管46Bにおける、旋回流Qの移動方向上流側に配置されている。このため、燃料供給部49から供給された燃料110は、第2燃焼管46B内における、旋回流Qの移動方向上流側に供給される。
なお、原料処理装置10は、燃料供給管56および燃料供給管52の管内を洗浄するための溶剤103を貯留したタンク59を更に備えた構成であってもよい。そして、燃料供給管56および燃料供給管52の洗浄時には、タンク59に貯留された溶剤103を、供給管55を介してこれらの管に供給すればよい。同様に、燃料供給管52の洗浄時には、タンク59に貯留された溶剤103を、供給管78を介して燃料供給管52に供給すればよい。また、供給管55および供給管78には、逆流防止のための弁76、弁77、および弁79を設ける事が好ましい。
次に、本実施の形態の原料処理装置10の作用を説明する。
燃焼部12は、燃料110を燃焼することで、原料100の反応温度以上の温度の熱ガス30を発生させる。熱ガス30によって、燃焼炉46内に配置された反応部11(反応部11、第2の管状部材24)に熱が加えられる。また、熱交換部48では、熱ガス30の熱によって水蒸気102が生成され、水蒸気102が第1供給管87を介して第1管状部材16へ供給される。また、原料供給部13が、原料供給管32を介して第2の管状部材24内へ原料100を供給する。
図2を用いて説明する。第1供給管87は、第1管状部材16の第1の端部16A側から第1管状部材16内に水蒸気102を供給する。第1管状部材16内に供給された水蒸気102は、第1管状部材16と第2の管状部材24との間を、第1管状部材16の内壁に設けられた誘導部24Cに沿って誘導されることで、第2の管状部材24の外周を旋回しながら鉛直方向Zの上流側から下流側に向かって流れる(矢印Y1参照)。
第1管状部材16内を流れることで、水蒸気102は、熱ガス30の熱によって加熱され(矢印H参照)、反応温度以上の加熱水蒸気とされた状態で、第2の管状部材24の第4の端部24B側から第2の管状部材24内へ供給される。
第2の管状部材24内へ供給された水蒸気102は、第2の管状部材24内を上昇する(矢印Y2参照)。第2の管状部材24の第3の端部24A側から供給された原料100は、加熱水蒸気である水蒸気102と反応し、回収対象ガス107と反応残渣104とが生成される。
上述したように、回収対象ガス107は、例えば、原料100に含まれる炭素(C)と、加熱水蒸気である水蒸気102と、の反応によって生成された可燃性ガスである。また、上述したように、回収対象ガス107は、一酸化炭素(CO)と水素(H)とを含む。
回収対象ガス107は、第2の管状部材24内を上昇し、第2の管状部材24の鉛直方向Zの上流側端部である第3の端部24Aに設けられた第2供給管66を介して排出され、燃料として第2燃焼管46B内に供給される。
反応残渣104は、第2の管状部材24の鉛直方向Z下流側である第4の端部24B側の開口から排出され、液体貯留部26に貯留される。そして、反応残渣104は、覆部材27と第3管状部材25との間隙および第3管状部材25の開口を介して第3管状部材25内に排出される。
以上説明したように、本実施の形態の原料処理装置10は、第1管状部材16と、第2の管状部材24と、を備える。第1管状部材16は、少なくとも一部が原料100の反応温度以上の温度に加熱され、長手方向の一端部である第1の端部16A側から供給された水蒸気102を、長手方向の他端部である第2の端部16B側から排出する。第2の管状部材24は、少なくとも一部が第1管状部材16に熱的に接触配置され、長手方向の一端部である第3の端部24A側から原料100が供給され、第1管状部材16から排出された反応温度以上の水蒸気102が長手方向の他端部である第4の端部24B側から供給される。第2の管状部材24は、原料100と水蒸気102との反応生成物である回収対象ガス107を排出する。
ここで、従来構成として、水蒸気102を使わずに原料100を熱分解し、熱分解によって得られた熱分解ガスを液体として回収する構成が開示されている。この従来構成の場合、炭化物によって装置に設けられた管部や開口部などが閉塞する場合があり、連続して原料100を処理することは困難であった。
一方、本実施の形態の原料処理装置10では、第1管状部材16を通過することによって反応温度以上に加熱された水蒸気102を第2の管状部材24へ供給することで、第2の管状部材24内で原料100と水蒸気102とを反応させる。そして、原料処理装置10は、原料100と水蒸気102との反応生成物である回収対象ガス107を排出する。
このため、原料処理装置10に設けられた各種の管が炭化物によって閉塞されることが抑制され、連続して原料100を処理することができる。
従って、本実施の形態の原料処理装置10は、効率よく原料100を処理することができる。
また、本実施の形態の原料処理装置10は、熱ガスではなく水蒸気102を用い、水蒸気102と原料100とを反応させることから、上記効果に加えて、安全性の向上を図ることが出来る。例えば、安全性の基準を示す規定が定められている地域(国、市、など)に原料処理装置10を設置する場合であっても、該規定から外れることなく原料処理装置10を稼働させることができる。
また、本実施の形態の原料処理装置10では、ボイラーとしての機能を有する燃焼部12によって熱交換された後の排ガスである熱ガス30を用いて、熱交換により水蒸気102を生成する。そして、生成された水蒸気102を、第1管状部材16へ供給する。また、本実施の形態では、第1管状部材16内に供給された水蒸気102を、熱ガス30を用いて反応温度以上の温度に加熱する。このため、本実施の形態の原料処理装置10によれば、燃焼部12で発生したエネルギーを有効利用できるため、上記効果に加えて、原料処理装置10全体の熱効率の向上を図ることができる。
また、本実施の形態の原料処理装置10では、本実施の形態の原料処理装置10では、第1管状部材16から排出された回収対象ガス107を、燃料として燃焼炉46内に供給する。このため、本実施の形態の原料処理装置10によれば、上記効果に加えて、原料処理装置10全体の熱効率の向上を図ることができる。
また、本実施の形態の原料処理装置10では、燃焼部12は、燃料110および回収対象ガス107の燃焼によって熱ガス30を発生させる。そして、本実施の形態の原料処理装置10では、この熱ガス30の熱を、第1管状部材16および第2の管状部材24へ作用させることで、原料100と水蒸気102とを反応させる。また、本実施の形態の原料処理装置10では、熱ガス30と水との熱交換によって、水蒸気102を生成する。
このため、本実施の形態の原料処理装置10では、燃焼部12による燃料110の燃焼と、反応部11による処理と、熱交換部48による水蒸気102の生成と、を並列して実行することができる。このため、本実施の形態の原料処理装置10は、効率よく原料100を処理することができる。
(変形例1)
上記第1の実施の形態では、第2の管状部材24の少なくとも一部が第1管状部材16の内側に配置されてなる形態を一例として説明した。
しかし、上述したように、第2の管状部材24は、少なくとも一部が第1管状部材16に熱的に接触配置されていればよい。
例えば、第1管状部材16を、第2の管状部材24の外周面に螺旋状に巻き付けられて配置された構成としてもよい。
図3Aは、反応部11Aの構成の一例を示す模式図である。反応部11Aは、反応部11とは異なる形態の反応部の一例である。なお、上記実施の形態と同じ部分には同一符号を付与し、詳細な説明を省略する。
反応部11Aは、第1の実施の形態の反応部11と同様に、第1管状部材16と、第2の管状部材24と、を備える。但し、図3Aに示す例では、第1管状部材16は、第2の管状部材24の外周面に螺旋状に巻き付けられて配置されてなる。
このため、第1供給管87から第1管状部材16へ供給された水蒸気102は、螺旋状に第2の管状部材24の外周に巻き付けられた第1管状部材16の内側を、鉛直方向Zの上流側から下流側に向かって通過する。このため、水蒸気102は、第2の管状部材24の外周を旋回しながら鉛直方向Zの上流側から下流側に向かって通過することとなる。
このとき、第2の管状部材24内には、第1管状部材16と熱的に接触した領域を介して、熱が加えられる。また、第2の管状部材24が燃焼炉46などの熱作用部内に配置されている場合には、該熱作用部によっても熱が加えられる。
そして、第2の管状部材24の鉛直方向Z下流側端部に到った水蒸気102は、第2の管状部材24の第4の端部24B側から第2の管状部材24内へと供給される。
このように、反応部11Aは、第2の管状部材24と、第2の管状部材24の外周面に螺旋状に巻き付けられて配置された第1管状部材16と、から構成してもよい。
なお、第1管状部材16と第2の管状部材24とを、長手方向が一致するように平行に配置した構成としてもよい。
図3Bは、反応部11Bの構成の一例を示す模式図である。反応部11Bは、反応部11とは異なる形態の反応部の一例である。なお、上記実施の形態と同じ部分には同一符号を付与し、詳細な説明を省略する。
反応部11Bは、第1の実施の形態の反応部11と同様に、第1管状部材16と、第2の管状部材24と、を備える。但し、図3Bに示す例では、第1管状部材16と第2の管状部材24とは、外周が互いに接するように平行に配置されている。なお、第1管状部材16と第2の管状部材24とは、少なくとも一部が熱的に接触されていればよく、物理的に外周が接触配置された形態に限定されない。
この場合、第1供給管87から第1管状部材16へ供給された水蒸気102は、第1管状部材16の内側を、鉛直方向Zの上流側から下流側に向かって通過する。このとき、第2の管状部材24内には、第1管状部材16と熱的に接触した領域を介して、熱が加えられる。また、第2の管状部材24が燃焼炉46などの熱作用部内に配置されている場合には、該熱作用部によっても熱が加えられる。なお、第2の管状部材24内には、第1の実施の形態と同様に、誘導部24Cを設けてもよい。
そして、第2の管状部材24の鉛直方向Zの下流側端部に到った水蒸気102は、第2の管状部材24の第4の端部24B側から第2の管状部材24内へと供給される。
このように、反応部11Bは、第1管状部材16と第2の管状部材24とを、長手方向が一致するように平行に配置した構成としてもよい。
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、反応部11から排出された回収対象ガス107を、燃焼炉46へ供給する形態を一例として説明した。本実施の形態では、回収対象ガス107を貯留部に排出する形態を説明する。
図4は、本実施の形態の原料処理装置10Bの一例を示す模式図である。なお、第1の実施の形態の原料処理装置10と同じ部材または同じ機能を示す部分には同じ符号を付与し、詳細な説明を省略する。
原料処理装置10Bは、反応部11と、燃焼部12と、原料供給部13と、第3供給管67と、冷却機構90と、排出管91と、貯留部94と、を備える。すなわち、原料処理装置10Bは、上記第1の実施の形態の原料処理装置10の構成に加えて、第3供給管67、冷却機構90、排出管91、および貯留部94を更に備えた構成である。
冷却機構90は、反応部11から排出された回収対象ガス107を冷却し、排出ガス107Aと液化物とに分離する。例えば、冷却機構90は、反応部11ごとに設けられている。図4には、複数(4本)の冷却機構90が設けられた形態を一例として示した。なお、原料処理装置10Bに設けられる冷却機構90の数は、4つに限定されない。
図5は、冷却機構90の一例を示す模式図である。冷却機構90は、冷却管96と、冷却部97と、を備える。
冷却管96は、管状部材である。冷却管96の長手方向の一端部は、第2供給管66に連通されている。冷却管96の長手方向の他端部は、排出管91に連通されている。
冷却管96の外周は、冷却部97によって覆われている。冷却部97は、供給部97Aから供給された水などの冷却液Wを内部に保持すると共に循環させ、排出部97Bから排出する。冷却部97内の冷却液Wは、ポンプなどによって循環され、冷却部97内に配置された冷却管96を冷却液Wによって冷却可能に構成されている。
冷却管96の長手方向は、鉛直方向Zに一致することが好ましい。また、冷却管96は、少なくとも一部が屈曲した形状であることが好ましい。例えば、冷却管96は、螺旋形状、S字形状、U字形状などである。本実施の形態では、冷却管96が、螺旋形状である場合を一例として説明する。
冷却管96の少なくとも一部が屈曲した形状であると、冷却液Wの作用する表面積が増加するので、冷却管96内を効率よく冷却することができる。
反応部11から排出された回収対象ガス107は、第2供給管66を介して冷却管96内に到る。そして、回収対象ガス107は冷却管96内を上昇することで冷却され、排出ガス107Aと液化物107Bとに分離される。
排出ガス107Aは、回収対象ガス107に含まれる、冷却機構90による冷却によって液化されなかったガス成分である。液化物107Bは、回収対象ガス107に含まれる、冷却機構90による冷却によって液化された成分である。
液化物107Bは、冷却管96内を鉛直方向Zの下流側に向かって下降し、第2供給管66に設けられた貯留部66Bに貯留される。貯留部66Bに貯留された液化物107Bの内、貯留部66Bから溢れ出した液化物107Bは、第2供給管66内を下降し、再度、反応部11の第2の管状部材24内へ供給される。
このため、本実施の形態では、第2供給管66は、回収対象ガス107を排出する排出管としての機能に加えて、液化物107Bを第2の管状部材24へ供給する第3供給管67としても機能する。よって、本実施の形態では、液化物107Bを、再度、水蒸気102と反応させることができる。
一方、排出ガス107Aは、排出管91および排出管93を介して貯留部94に向かって排出される。
図4に戻り説明を続ける。排出管91は、管状部材である。排出管91の長手方向の一端部は、冷却機構90の冷却管96に連通されている。排出管91の長手方向の他端部は、搬送ポンプ92を介して排出管93に連通されている。排出管93は、管状部材である。排出管93の長手方向の一端部は、搬送ポンプ92を介して排出管91に連通されている。排出管93の長手方向の他端部は、貯留部94に連通されている。貯留部94は、排出ガス107Aを貯留する。
このため、反応部11から排出され、冷却機構90によって冷却されることで分離された排出ガス107Aは、排出管91、搬送ポンプ92、および排出管93を介して、貯留部94に排出される。
貯留部94は、排出ガス107Aを貯留する。なお、貯留部94は、排出管95などを介して、他の装置へ排出ガス107Aを供給してもよい。他の装置は、排出ガス107Aを駆動エネルギーとして用いる各種の装置、排出ガス107Aを他の材料の原料として用いる公知の装置、などである。例えば、他の装置は、ガスエンジン発電機、燃料電池、ボイラー、ガスタービン、などである。また、排出ガス107Aは、プラスチックなどの原材料として用いられてもよく、その用途は限定されない。
以上説明したように、本実施の形態の原料処理装置10Bは、第1の実施の形態の原料処理装置10の構成に加えて、冷却機構90と、排出管91と、第3供給管67(第2供給管66)と、を更に備える。冷却機構90は、回収対象ガス107を冷却し、排出ガス107Aと液化物107Bとに分離する。排出管91は、排出ガス107Aを貯留部94へ排出する。第3供給管67は、液化物107Bを第2の管状部材24として供給する。
このため、本実施の形態の原料処理装置10Bは、反応部11から排出された回収対象ガス107を、有効利用することができる。
従って、本実施の形態の原料処理装置10Bは、上記第1の実施の形態の効果に加えて、更に効率よく原料100を処理することができる。
以上、本発明の実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態や変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10,10B 原料処理装置
11 反応部
16 第1管状部材
24 第2の管状部材
46 燃焼炉
48 熱交換部
66 第2供給管
67 第3供給管
87 第1供給管
90 冷却機構
91,93 排出管
94 貯留部
100 原料
102 水蒸気
107 回収対象ガス
107A 排出ガス
107B 液化物

Claims (8)

  1. 少なくとも一部が原料の反応温度以上の温度に加熱され、長手方向の一端部である第1の端部側から供給された水蒸気を長手方向の他端部である第2の端部側から排出する第1管状部材と、
    少なくとも一部が前記第1管状部材に熱的に接触配置され、長手方向の一端部である第3の端部側から前記原料が供給され、前記第1管状部材から排出された前記反応温度以上の前記水蒸気が長手方向の他端部である第4の端部側から供給され、前記原料と前記水蒸気との反応生成物である回収対象ガスを排出する第2管状部材と、
    を備える原料処理装置。
  2. 前記第2管状部材は、
    少なくとも一部が前記第1管状部材の内側に配置されてなる、
    請求項1に記載の原料処理装置。
  3. 前記第1管状部材は、
    前記第2管状部材の外周面に螺旋状に巻き付けられて配置されてなる、
    請求項1に記載の原料処理装置。
  4. 前記第1管状部材は、
    熱作用部によって前記反応温度以上の温度に加熱され、
    前記熱作用部は、
    燃料の燃焼によって前記反応温度以上の熱を発生する燃焼炉であり、
    前記第1管状部材および前記第2管状部材を有する反応部は、前記燃焼炉内に配置されてなる、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の原料処理装置。
  5. 燃料の燃焼によって発生した前記反応温度以上の熱を液体に伝え、前記水蒸気を発生させる熱交換部と、
    前記水蒸気を前記第1管状部材へ供給する第1供給管と、
    を備える、
    請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の原料処理装置。
  6. 前記第2管状部材の長手方向は、
    水平方向に対して交差する交差方向であり、
    前記原料と前記水蒸気との前記反応生成物である前記回収対象ガス以外の反応残渣が前記第2管状部材の鉛直方向下流側である前記第4の端部側から排出され、
    前記第2管状部材の前記鉛直方向下流側に設けられ、前記反応残渣を貯留する液体貯留部と、
    前記液体貯留部の底面に設けられ、前記液体貯留部内に連通し、前記液体貯留部より小さい径の第3管状部材と、
    前記第3管状部材の鉛直方向上流側端部の開口を該第3管状部材に対して間隙を隔てて覆う覆部材と、
    を備える、
    請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の原料処理装置。
  7. 前記回収対象ガスを前記燃焼炉に供給する第2供給管を備える、
    請求項4に記載の原料処理装置。
  8. 前記回収対象ガスを冷却し、排出ガスと液化物とに分離する冷却機構と、
    前記排出ガスを排出する排出管と、
    前記液化物を前記第2管状部材に供給する第3供給管と、
    を備える、
    請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の原料処理装置。
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