JP2020202159A - リチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法、及び、リチウムイオン二次電池の製造方法 - Google Patents
リチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法、及び、リチウムイオン二次電池の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】電池の充放電容量を向上させるリチウムイオン二次電池用正極材料を、安定的に製造出来る技術を提供することを目的とする。【解決手段】リチウムイオンのインターカーレーション反応に寄与出来る、平均粒径MVが10μm以上の正極活物質を含む第1材料と、導電助剤、結着剤、分散剤を含む第2材料と、を脱泡混練機により、回転数100rpm未満で乾式混合し、第3材料を得る混合工程と、前記第3材料を成型し、正極材料を得る成型工程と、を有することを特徴とするリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法。【選択図】図1
Description
本発明は、リチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法、及び、リチウムイオン二次電池の製造方法に関するものである。
現在、リチウムイオン二次電池は、軽量でエネルギー密度が高いことから、スマートフォンや、タブレット、モバイルパソコン、その他、IT機器などの小型電池に、幅広く使用されており、IT機器の発展・普及に伴い、現在も、その需要が世界的な規模で急増している。これらの小型電池には、LiCoO2をはじめ、LiNiO2、LiMn2O4、LiNiMnCoO2(NMC)、LiNiCoAlO2(NCA)などの層状岩塩化合物からなる正極活物質が用いられている。更に、これらの小型電池に加えて、産業用の大型電池として、ハイブリッド自動車(HEV)・電気自動車(EV)用や、電力貯蔵用など、多方面に需要の拡大が期待されている。
上記のリチウムイオン二次電池は、中央にセパレータを配し、正極、及び、負極でセパレータを挟み込む様に配し、電解質(電解液など)を満たしたものが、基本的な構成となっている。また、正極は、上記の様な正極活物質と、カーボンブラックなどからなる導電助剤と、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などからなる結着剤と、オクチルフェノールエトキシレートなどからなる分散剤と、を含む正極材料が、集電体上に形成されたものが用いられている。
ところで、リチウムイオン二次電池の性能を向上させる上では、正極材料の寄与する所が大きく、重要因子の一つとなる。例えば、特許文献1には、電池の性能評価を行うための、評価用電池の作製方法として、正極活物質粉末に、アセチレンブラック、及び、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を混合し、正極材料にすることが記載されている。
ところで、リチウムイオン二次電池の性能を向上させる上では、正極材料の寄与する所が大きく、重要因子の一つとなる。例えば、特許文献1には、電池の性能評価を行うための、評価用電池の作製方法として、正極活物質粉末に、アセチレンブラック、及び、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を混合し、正極材料にすることが記載されている。
しかしながら、特許文献1には、正極材料の詳細な製造条件が記載されておらず、電池の性能を向上させるためには、正極材料において、正極活物質と、導電助剤と、結着剤と、分散剤と、の最適な混合条件を検討する必要があった。
本発明者は、上記の課題を解決するため、リチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法について、鋭意研究を積み重ねた結果、正極活物質の粉体特性、及び、正極材料製造時の混合工程を最適化することにより、電池の性能として、充放電容量を改善出来る技術を見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、上記の知見に基づいてなされた、本発明の第1態様は、
リチウムイオンのインターカーレーション反応に寄与出来る、平均粒径MVが10μm以上の正極活物質を含む第1材料と、導電助剤、結着剤、分散剤を含む第2材料と、を脱泡混練機により、回転数100rpm未満で乾式混合し、第3材料を得る混合工程と、
前記第3材料を成型し、正極材料を得る成型工程と、
を有することを特徴とするリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法である。
本発明の第2態様は、第1態様のリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法において、
前記正極活物質が、リチウム、ニッケル、マンガン、コバルトからなり、前記ニッケルの組成比が、35原子%以上であることを特徴とするリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法である。
本発明の第3態様は、第1又は第2態様のリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法において、
前記正極活物質の体積抵抗率が、9000Ω・cm以下であることを特徴とするリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法である。
本発明の第4態様は、
第1〜第3態様のいずれかのリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法により得られた正極材料を備えた、リチウムイオン二次電池の放電容量が、160mAh/g以上であることを特徴とするリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法である。
本発明の第5態様は、
第1〜第4態様のいずれかのリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法により得られた正極材料と、負極材料と、セパレータと、電解液と、を2032型コインセル内に配し、成型することを特徴とするリチウムイオン二次電池の製造方法である。
即ち、上記の知見に基づいてなされた、本発明の第1態様は、
リチウムイオンのインターカーレーション反応に寄与出来る、平均粒径MVが10μm以上の正極活物質を含む第1材料と、導電助剤、結着剤、分散剤を含む第2材料と、を脱泡混練機により、回転数100rpm未満で乾式混合し、第3材料を得る混合工程と、
前記第3材料を成型し、正極材料を得る成型工程と、
を有することを特徴とするリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法である。
本発明の第2態様は、第1態様のリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法において、
前記正極活物質が、リチウム、ニッケル、マンガン、コバルトからなり、前記ニッケルの組成比が、35原子%以上であることを特徴とするリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法である。
本発明の第3態様は、第1又は第2態様のリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法において、
前記正極活物質の体積抵抗率が、9000Ω・cm以下であることを特徴とするリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法である。
本発明の第4態様は、
第1〜第3態様のいずれかのリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法により得られた正極材料を備えた、リチウムイオン二次電池の放電容量が、160mAh/g以上であることを特徴とするリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法である。
本発明の第5態様は、
第1〜第4態様のいずれかのリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法により得られた正極材料と、負極材料と、セパレータと、電解液と、を2032型コインセル内に配し、成型することを特徴とするリチウムイオン二次電池の製造方法である。
本発明によれば、電池の充放電容量を向上させるリチウムイオン二次電池用正極材料を、安定的に製造することが出来る。
リチウムイオン二次電池は、リチウム金属複合酸化物からなる正極活物質を含む正極材料、及び、カーボンなどからなる負極材料を、セパレータを介して対向する様に配し、これらの正極材料と負極材料との間に、電解液を含浸することで、製造することが出来る。なお、本発明は、上記の構成要素のうち、主に正極材料を対象としている。
本発明について、その一実施形態を、以下の順序に従い、詳細に説明する。
1.リチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法
2.リチウムイオン二次電池の製造方法
<1.リチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法>
以下、本発明のリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法における、詳細な一実施形態について説明する。リチウムイオン二次電池用正極の製造方法には、種々の方法が提案されている。また、電池材料の開発段階では、正極材料を簡便に評価出来ることも望まれている。
本発明の一実施形態において、リチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法は、先ず、リチウムイオンのインターカーレーション反応に寄与でき、平均粒径MVが10μm以上であり、リチウム、 ニッケル、マンガン、コバルト、アルミニウムなど、金属の複合酸化物からなる正極活物質を含む第1材料と、アセチレンブラックなどのカーボンを主成分とする導電助剤、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などからなる結着剤、オクチルフェノールエトキシレートなどからなる分散剤を含む第2材料と、を脱泡混練機により、回転数100rpm未満で乾式混合する混合工程が行われる。次に、この混合工程で得た第3材料を、金型に装入し、プレス成型する成型工程が行われる。これにより、所定の形状を有する正極材料が得られる。
正極材料のうち、第1材料に含まれる正極活物質が、電池の充放電反応の際に、リチウムイオンのインターカーレーション反応、つまり、リチウムイオンを吸脱蔵することで、リチウムイオン二次電池が機能を発現することとなる。リチウム、ニッケル、マンガン、コバルト、アルミニウムなど、金属の複合酸化物で構成される正極活物質の平均粒径MVは、10μm以上であることが好ましい。こうすることで、正極材料と導電助剤との粒子間の付着力が向上し、電池の充放電容量が増加するからである。なお、平均粒径MVは、レーザー回折・散乱方式の粒度分布測定装置(例えば、マイクロトラック・ベル株式会社製のMT3300EX2)を用いて測定することが出来る。
また、正極活物質は、リチウム、ニッケル、マンガン、コバルトからなり、ニッケルの組成比が、35原子%以上であることが好ましい。こうすることで、電池の充放電反応が進行し易くなり、電池の充放電容量が増加するからである。正極活物質の組成比は、試料1gを、塩酸、硝酸、王水などの無機酸で加熱分解し、得られた分析検体液を純水で適宜希釈後、ICP発光分光分析装置(例えば、株式会社島津製作所製のICPE−9000)を用いて測定することにより、求められる。
更に、正極活物質の体積抵抗率は、9000Ω・cm以下であることが好ましい。こうすることで、電子導電性が向上し、電池の充放電容量が増加するからである。ところで、体積抵抗率は、四探針・リング電極を使用し、電極間隔を3.0mm、電極半径を0.7mm、試料半径を10.0mm、印加電圧リミッタを10Vとして、50MPaの圧力で圧密した場合の体積抵抗率である。体積抵抗率は、粉体抵抗率測定装置(例えば、三菱ケミカルアナリテック株式会社製の粉体抵抗測定システムMCP−PD51型)を用いて測定することが出来る。
第1材料と混合される第2材料に含まれるもののうち、導電助剤は、アセチレンブラック、カーボンブラック、メソフェーズカーボンなど、カーボンを主成分とする電子伝導性に優れた物質が用いられ、正極活物質の粒子間や正極活物質と集電電極間における、電子導電性を確保する役割を担っている。
結着剤は、正極活物質と導電助剤とを含む正極材料を成型して得た正極が、そのままの形状を維持出来る様に、これらを結着する目的で添加され、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)や、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が使用されることが多い。
分散剤は、正極材料を混合する際に、分散性を高める目的で添加される。この分散剤には、主に非イオン界面活性剤が用いられ、例えば、エステル型分散剤として、ラウリン酸グリセリンや、モノステアリン酸グリセリン、エーテル型分散剤として、オクチルフェノールエトキシエレートや、ペンタエチレングリコールモノドデシルエーテル、アルカノールアミド型分散剤として、ラウリン酸ジエタノールアミドや、オレイン酸ジエタノールアミドなどが使用されることが多い。
導電助剤、及び、結着剤は、質量比(導電助剤:結着剤)が、3:2〜2:3の範囲内にあることが好ましい。こうすることで、導電助剤、結着剤のどちらも、相対的に過不足を無くすることが出来る。即ち、導電助剤が充足することにより、正極活物質と電極との間の導電性が向上し、電池の充放電反応が進行し易くなるため、電池の充放電容量が増加すると共に、電池の内部抵抗が低下するからである。また、結着剤が充足することにより、成型した正極材料の強度が上がり、電池内での剥離を防止出来るため、電池の充放電容量が増加し、特性のバラツキを小さくなるからである。
分散剤は、正極材料を構成する複数種の粉末を、均一に混合する役割を担っており、分散剤の添加量が適量ならば、粉末を混合した後の均一性が向上する。分散剤の添加量を適量とすることで、粉末の混合具合が良好で、均一性が向上した正極材料となるため、電池の充放電容量が増加し、特性のバラツキを小さく出来る。また、正極材料に占める正極活物質の割合を確保でき、電池の充放電容量が増加する。更に、分散剤は、正極中におけるリチウムイオンの移動に対する妨害要素となり得るため、添加量が適量だと、電池の内部抵抗が増加せず、電池の充放電容量も低下しない。従って、本発明における一実施形態の正極材料の製造方法では、第1材料と第2材料(即ち、第3材料)に占める分散剤の割合を、適量である1.0〜3.0質量%の範囲内とすることが好ましい。
第1材料と第2材料の混合では、乾式混合を行う。乾式混合を行う理由は、湿式混合とは異なり、溶媒を用いずに乾燥状態で粉末を混合出来るため、迅速・簡便に正極材料を製造出来るからである。つまり、溶媒を加えて混合する湿式混合は、粉末同士を良好に混合出来るものの、正極の成型時に溶媒を除去する必要があり、迅速・簡便な正極材料の製造には適していない。但し、乾式混合は、粉末の混合性が湿式混合に比べてやや劣るため、分散剤を添加して粉末が均一に混合される様に調整する。
混合条件は、3mmφのジルコニアボールを20g、正極活物質から構成される第1材料を0.7g、導電剤、結着剤、分散剤から構成される第2材料を0.3g、それぞれ準備し、これらを内径45mmφのポリエチレン(PE)製の容器に入れ、脱泡混練機を用いて、回転数100rpm未満の条件で乾式混合することが好ましい。こうすることで、正極材料と導電剤との粒子間の付着力が向上し、充放電容量が増加するためである。
混合時に用いる混合機は、脱泡混練機(例えば、株式会社日本精機製作所製のノンバブリングニーダーNBK−1)を使用することが好ましい。こうすることで、短時間で均一な混合が可能となり、高い生産性で均一な第3材料(混合物)を得ることが出来る。その他の混合機としては、乾式ボールミル、乾式ビーズミル、ブレード遊星運動型の混合機、容器回転型の遊星運動混合機、擂潰機、ホモジナイザーなどが挙げられる。
第3材料は、75mgを秤量し、金型に投入した後、プレス成型して100℃で真空乾燥する。プレス成型機(例えば、エヌピーエーシステム株式会社製の5t手動式テーブルプレスTB−50H−V09)を用いて、11mmφのディスク形状の正極材料を成型する。
<2.リチウムイオン二次電池の製造方法>
以下、本発明のリチウムイオン二次電池の製造方法における、詳細な一実施形態として、2032型コイン電池について説明する。
上記のリチウムイオン二次電池の正極材料のほか、負極材料としては、カーボンなど、一般的なリチウムイオン二次電池に用いられる負極材料を挙げることが出来るが、電池特性の評価を目的とした、評価用電池を製造する場合には、金属リチウム、又は、リチウムを主成分とする金属からなる負極材料を用いることが好ましい。
本発明について、その一実施形態を、以下の順序に従い、詳細に説明する。
1.リチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法
2.リチウムイオン二次電池の製造方法
<1.リチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法>
以下、本発明のリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法における、詳細な一実施形態について説明する。リチウムイオン二次電池用正極の製造方法には、種々の方法が提案されている。また、電池材料の開発段階では、正極材料を簡便に評価出来ることも望まれている。
本発明の一実施形態において、リチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法は、先ず、リチウムイオンのインターカーレーション反応に寄与でき、平均粒径MVが10μm以上であり、リチウム、 ニッケル、マンガン、コバルト、アルミニウムなど、金属の複合酸化物からなる正極活物質を含む第1材料と、アセチレンブラックなどのカーボンを主成分とする導電助剤、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などからなる結着剤、オクチルフェノールエトキシレートなどからなる分散剤を含む第2材料と、を脱泡混練機により、回転数100rpm未満で乾式混合する混合工程が行われる。次に、この混合工程で得た第3材料を、金型に装入し、プレス成型する成型工程が行われる。これにより、所定の形状を有する正極材料が得られる。
正極材料のうち、第1材料に含まれる正極活物質が、電池の充放電反応の際に、リチウムイオンのインターカーレーション反応、つまり、リチウムイオンを吸脱蔵することで、リチウムイオン二次電池が機能を発現することとなる。リチウム、ニッケル、マンガン、コバルト、アルミニウムなど、金属の複合酸化物で構成される正極活物質の平均粒径MVは、10μm以上であることが好ましい。こうすることで、正極材料と導電助剤との粒子間の付着力が向上し、電池の充放電容量が増加するからである。なお、平均粒径MVは、レーザー回折・散乱方式の粒度分布測定装置(例えば、マイクロトラック・ベル株式会社製のMT3300EX2)を用いて測定することが出来る。
また、正極活物質は、リチウム、ニッケル、マンガン、コバルトからなり、ニッケルの組成比が、35原子%以上であることが好ましい。こうすることで、電池の充放電反応が進行し易くなり、電池の充放電容量が増加するからである。正極活物質の組成比は、試料1gを、塩酸、硝酸、王水などの無機酸で加熱分解し、得られた分析検体液を純水で適宜希釈後、ICP発光分光分析装置(例えば、株式会社島津製作所製のICPE−9000)を用いて測定することにより、求められる。
更に、正極活物質の体積抵抗率は、9000Ω・cm以下であることが好ましい。こうすることで、電子導電性が向上し、電池の充放電容量が増加するからである。ところで、体積抵抗率は、四探針・リング電極を使用し、電極間隔を3.0mm、電極半径を0.7mm、試料半径を10.0mm、印加電圧リミッタを10Vとして、50MPaの圧力で圧密した場合の体積抵抗率である。体積抵抗率は、粉体抵抗率測定装置(例えば、三菱ケミカルアナリテック株式会社製の粉体抵抗測定システムMCP−PD51型)を用いて測定することが出来る。
第1材料と混合される第2材料に含まれるもののうち、導電助剤は、アセチレンブラック、カーボンブラック、メソフェーズカーボンなど、カーボンを主成分とする電子伝導性に優れた物質が用いられ、正極活物質の粒子間や正極活物質と集電電極間における、電子導電性を確保する役割を担っている。
結着剤は、正極活物質と導電助剤とを含む正極材料を成型して得た正極が、そのままの形状を維持出来る様に、これらを結着する目的で添加され、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)や、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が使用されることが多い。
分散剤は、正極材料を混合する際に、分散性を高める目的で添加される。この分散剤には、主に非イオン界面活性剤が用いられ、例えば、エステル型分散剤として、ラウリン酸グリセリンや、モノステアリン酸グリセリン、エーテル型分散剤として、オクチルフェノールエトキシエレートや、ペンタエチレングリコールモノドデシルエーテル、アルカノールアミド型分散剤として、ラウリン酸ジエタノールアミドや、オレイン酸ジエタノールアミドなどが使用されることが多い。
導電助剤、及び、結着剤は、質量比(導電助剤:結着剤)が、3:2〜2:3の範囲内にあることが好ましい。こうすることで、導電助剤、結着剤のどちらも、相対的に過不足を無くすることが出来る。即ち、導電助剤が充足することにより、正極活物質と電極との間の導電性が向上し、電池の充放電反応が進行し易くなるため、電池の充放電容量が増加すると共に、電池の内部抵抗が低下するからである。また、結着剤が充足することにより、成型した正極材料の強度が上がり、電池内での剥離を防止出来るため、電池の充放電容量が増加し、特性のバラツキを小さくなるからである。
分散剤は、正極材料を構成する複数種の粉末を、均一に混合する役割を担っており、分散剤の添加量が適量ならば、粉末を混合した後の均一性が向上する。分散剤の添加量を適量とすることで、粉末の混合具合が良好で、均一性が向上した正極材料となるため、電池の充放電容量が増加し、特性のバラツキを小さく出来る。また、正極材料に占める正極活物質の割合を確保でき、電池の充放電容量が増加する。更に、分散剤は、正極中におけるリチウムイオンの移動に対する妨害要素となり得るため、添加量が適量だと、電池の内部抵抗が増加せず、電池の充放電容量も低下しない。従って、本発明における一実施形態の正極材料の製造方法では、第1材料と第2材料(即ち、第3材料)に占める分散剤の割合を、適量である1.0〜3.0質量%の範囲内とすることが好ましい。
第1材料と第2材料の混合では、乾式混合を行う。乾式混合を行う理由は、湿式混合とは異なり、溶媒を用いずに乾燥状態で粉末を混合出来るため、迅速・簡便に正極材料を製造出来るからである。つまり、溶媒を加えて混合する湿式混合は、粉末同士を良好に混合出来るものの、正極の成型時に溶媒を除去する必要があり、迅速・簡便な正極材料の製造には適していない。但し、乾式混合は、粉末の混合性が湿式混合に比べてやや劣るため、分散剤を添加して粉末が均一に混合される様に調整する。
混合条件は、3mmφのジルコニアボールを20g、正極活物質から構成される第1材料を0.7g、導電剤、結着剤、分散剤から構成される第2材料を0.3g、それぞれ準備し、これらを内径45mmφのポリエチレン(PE)製の容器に入れ、脱泡混練機を用いて、回転数100rpm未満の条件で乾式混合することが好ましい。こうすることで、正極材料と導電剤との粒子間の付着力が向上し、充放電容量が増加するためである。
混合時に用いる混合機は、脱泡混練機(例えば、株式会社日本精機製作所製のノンバブリングニーダーNBK−1)を使用することが好ましい。こうすることで、短時間で均一な混合が可能となり、高い生産性で均一な第3材料(混合物)を得ることが出来る。その他の混合機としては、乾式ボールミル、乾式ビーズミル、ブレード遊星運動型の混合機、容器回転型の遊星運動混合機、擂潰機、ホモジナイザーなどが挙げられる。
第3材料は、75mgを秤量し、金型に投入した後、プレス成型して100℃で真空乾燥する。プレス成型機(例えば、エヌピーエーシステム株式会社製の5t手動式テーブルプレスTB−50H−V09)を用いて、11mmφのディスク形状の正極材料を成型する。
<2.リチウムイオン二次電池の製造方法>
以下、本発明のリチウムイオン二次電池の製造方法における、詳細な一実施形態として、2032型コイン電池について説明する。
上記のリチウムイオン二次電池の正極材料のほか、負極材料としては、カーボンなど、一般的なリチウムイオン二次電池に用いられる負極材料を挙げることが出来るが、電池特性の評価を目的とした、評価用電池を製造する場合には、金属リチウム、又は、リチウムを主成分とする金属からなる負極材料を用いることが好ましい。
また、セパレータとしては、正極と負極間の絶縁、更には、電解液を保持するなどの機能を持つものであり、これにはポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、或いは、それらの積層品の多孔膜など、その必要機能を有するものであればよく、一般的なリチウムイオン二次電池で使用されているセパレータであれば、特に限定されるものではない。
正極材料の大きさは、直径が11mm、厚さが0.5mm前後であり、その重さが75mg前後のものを用いることが好ましい。電解液としては、例えば、過塩素酸リチウム(LiClO4)を1mol/L含有する、エチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)との等量混合液(容積比で、EC/DEC=3/7)を用いることが出来る。負極材料としては、例えば、金属リチウムからなる、直径が13mm、厚さが1.0mmのものを用いることが出来る。これらの材料を用いて、露点が−30℃未満のグローブボックス中で、2032型コイン電池のリチウムイオン二次電池を製造することが出来る。
正極材料の大きさは、直径が11mm、厚さが0.5mm前後であり、その重さが75mg前後のものを用いることが好ましい。電解液としては、例えば、過塩素酸リチウム(LiClO4)を1mol/L含有する、エチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)との等量混合液(容積比で、EC/DEC=3/7)を用いることが出来る。負極材料としては、例えば、金属リチウムからなる、直径が13mm、厚さが1.0mmのものを用いることが出来る。これらの材料を用いて、露点が−30℃未満のグローブボックス中で、2032型コイン電池のリチウムイオン二次電池を製造することが出来る。
更に、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されない。
また、実施例に用いた試薬類は、富士フィルム和光純薬株式会社製のもの、若しくは、それより作製したものである。
先ず、正極材料の製造を行った。正極活物質に、平均粒径MVが10μm、ニッケルの組成比が35原子%(Li1.05Ni0.35Mn0.30Co0.35O2)、体積抵抗率が9000Ω・cmであるリチウム金属複合酸化物を用いて、第1材料とした。なお、正極活物質の選定において、平均粒径MVは、レーザー回折・散乱方式の粒度分布測定装置(マイクロトラック・ベル株式会社製のMT3300EX2)を、ニッケルの組成比は、ICP発光分光分析装置(株式会社島津製作所製のICPE−9000)を、体積抵抗率は、粉体抵抗率測定装置(例えば、三菱ケミカルアナリテック株式会社製の粉体抵抗測定システムMCP−PD51型)を、それぞれ用いて測定した。
また、導電助剤であるアセチレンブラックと、結着剤であるポリエチレンテトラフルオロエチレン(PTFE)と、を質量比(導電助剤:結着剤)が3:2となる様に混合し、これに分散剤であるオクチルフェノールエトキシレートが5.0質量%となる様に添加されたものを、第2材料とした。
第1材料を0.7g、第2材料を0.3g、3mmφのジルコニアボールを20g、それぞれ準備し、これらを内径45mmφのポリエチレン(PE)製の容器に入れ、脱泡混練機(株式会社日本精機製作所製のノンバブリングニーダーNBK−1)を用いて、回転数95rpmで乾式混合し、第3材料を得た。この際、第3材料に占める分散剤の割合は、1.0〜3.0質量%の範囲内となる。
第3材料を金型に投入し、プレス成型機(エヌピーエーシステム株式会社製の5t手動式テーブルプレスTB−50H−V09)を用いて成型した後、100℃で真空乾燥し、正極材料を得た。
次に、セパレータには、ガラス濾紙(株式会社アドバンテック製のGF−75)を用いた。また、電解液には、過塩素酸リチウム(LiClO4)を4mol/L含有する、エチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)との等量混合液(容積比で、EC/DEC=3/7)を用いた。
更に、露点が−65℃未満のグローブボックス中において、上記の各材料を使用し、図1に示す通り、正極缶4と負極缶5との内側にセパレータ3を挟んで、円形正極材料1と円形負極材料2とが対向した構造の2032型コイン電池10を製造した。また、正極缶4と負極缶5とが互いに係合する周縁部にはガスケット6を設け、円形負極材料2の上部にはウェーブワッシャー7を設けた。電池の充放電測定条件は、0.4mAで、4.3Vまで定電流充電を行い、0.4mAで、2.5Vまで定電流放電を行い、充放電特性を評価した。その結果を、表1に示す。
また、導電助剤であるアセチレンブラックと、結着剤であるポリエチレンテトラフルオロエチレン(PTFE)と、を質量比(導電助剤:結着剤)が3:2となる様に混合し、これに分散剤であるオクチルフェノールエトキシレートが5.0質量%となる様に添加されたものを、第2材料とした。
第1材料を0.7g、第2材料を0.3g、3mmφのジルコニアボールを20g、それぞれ準備し、これらを内径45mmφのポリエチレン(PE)製の容器に入れ、脱泡混練機(株式会社日本精機製作所製のノンバブリングニーダーNBK−1)を用いて、回転数95rpmで乾式混合し、第3材料を得た。この際、第3材料に占める分散剤の割合は、1.0〜3.0質量%の範囲内となる。
第3材料を金型に投入し、プレス成型機(エヌピーエーシステム株式会社製の5t手動式テーブルプレスTB−50H−V09)を用いて成型した後、100℃で真空乾燥し、正極材料を得た。
次に、セパレータには、ガラス濾紙(株式会社アドバンテック製のGF−75)を用いた。また、電解液には、過塩素酸リチウム(LiClO4)を4mol/L含有する、エチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)との等量混合液(容積比で、EC/DEC=3/7)を用いた。
更に、露点が−65℃未満のグローブボックス中において、上記の各材料を使用し、図1に示す通り、正極缶4と負極缶5との内側にセパレータ3を挟んで、円形正極材料1と円形負極材料2とが対向した構造の2032型コイン電池10を製造した。また、正極缶4と負極缶5とが互いに係合する周縁部にはガスケット6を設け、円形負極材料2の上部にはウェーブワッシャー7を設けた。電池の充放電測定条件は、0.4mAで、4.3Vまで定電流充電を行い、0.4mAで、2.5Vまで定電流放電を行い、充放電特性を評価した。その結果を、表1に示す。
正極活物質に、平均粒径MVが12μm、ニッケルの組成比が55原子%(Li1.04Ni0.55Mn0.20Co0.25O2)、体積抵抗率が170Ω・cmであるリチウム金属複合酸化物を、第1材料とした以外は、実施例1と同様に操作し、2032型コイン電池を製造すると共に評価した。その結果を、表1に示す。
[比較例1]
[比較例1]
脱泡混練機を用いて、回転数200rpmで乾式混合した以外は、実施例1と同様に操作し、2032型コイン電池を製造すると共に評価した。その結果を、表1に示す。
[比較例2]
[比較例2]
脱泡混練機を用いて、回転数200rpmで乾式混合した以外は、実施例2と同様に操作し、2032型コイン電池を製造すると共に評価した。その結果を、表1に示す。
[比較例3]
[比較例3]
正極活物質に、平均粒径MVが5μm、ニッケルの組成比が30原子%(Li1.06Ni0.30Mn0.35Co0.35O2)、体積抵抗率が15000Ω・cmであるリチウム金属複合酸化物を、第1材料とした以外は、実施例1と同様に操作し、2032型コイン電池を製造すると共に評価した。その結果を、表1に示す。
[比較例4]
[比較例4]
脱泡混練機を用いて、回転数200rpmで乾式混合した以外は、比較例3と同様に操作し、2032型コイン電池を製造すると共に評価した。その結果を、表1に示す。
以上の結果から、本発明の要件を満たす方法で、正極材料を製造することにより、充放電容量の大きいリチウムイオン二次電池を製造することに繋がることが分かる。
1 円形正極材料
2 円形負極材料
3 セパレータ
4 正極缶
5 負極缶
6 ガスケット
7 ウェーブワッシャー
10 2032型コイン電池
2 円形負極材料
3 セパレータ
4 正極缶
5 負極缶
6 ガスケット
7 ウェーブワッシャー
10 2032型コイン電池
Claims (5)
- リチウムイオンのインターカーレーション反応に寄与出来る、平均粒径MVが10μm以上の正極活物質を含む第1材料と、導電助剤、結着剤、分散剤を含む第2材料と、を脱泡混練機により、回転数100rpm未満で乾式混合し、第3材料を得る混合工程と、
前記第3材料を成型し、正極材料を得る成型工程と、
を有することを特徴とするリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法。 - 前記正極活物質が、リチウム、ニッケル、マンガン、コバルトからなり、前記ニッケルの組成比が、35原子%以上であることを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法。
- 前記正極活物質の体積抵抗率が、9000Ω・cm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法。
- 請求項1〜3に記載のリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法により得られた正極材料を備えた、リチウムイオン二次電池の放電容量が、160mAh/g以上であることを特徴とするリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法。
- 請求項1〜4に記載のリチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法により得られた正極材料と、負極材料と、セパレータと、電解液を2032型コインセル内に配し、成型することを特徴とするリチウムイオン二次電池の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019110560A JP2020202159A (ja) | 2019-06-13 | 2019-06-13 | リチウムイオン二次電池用正極材料の製造方法、及び、リチウムイオン二次電池の製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022164090A1 (ko) * | 2021-01-27 | 2022-08-04 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 건식 전극용 프리 스탠딩 필름, 이의 제조방법, 및 이를 포함하는 건식 전극, 및 이차전지 |
CN115050934A (zh) * | 2022-05-31 | 2022-09-13 | 四川大学 | 疏水亲油的Na2Fe2(SO4)3/C正极材料及其制备方法 |
-
2019
- 2019-06-13 JP JP2019110560A patent/JP2020202159A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022164090A1 (ko) * | 2021-01-27 | 2022-08-04 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 건식 전극용 프리 스탠딩 필름, 이의 제조방법, 및 이를 포함하는 건식 전극, 및 이차전지 |
CN115050934A (zh) * | 2022-05-31 | 2022-09-13 | 四川大学 | 疏水亲油的Na2Fe2(SO4)3/C正极材料及其制备方法 |
CN115050934B (zh) * | 2022-05-31 | 2024-01-30 | 四川大学 | 疏水亲油的Na2Fe2(SO4)3/C正极材料及其制备方法 |
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