JP2020202029A - ジョイントコネクタ - Google Patents

ジョイントコネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2020202029A
JP2020202029A JP2019106305A JP2019106305A JP2020202029A JP 2020202029 A JP2020202029 A JP 2020202029A JP 2019106305 A JP2019106305 A JP 2019106305A JP 2019106305 A JP2019106305 A JP 2019106305A JP 2020202029 A JP2020202029 A JP 2020202029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector housing
joint
connector
terminal holder
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2019106305A
Other languages
English (en)
Inventor
智彦 清水
Tomohiko Shimizu
智彦 清水
正 長谷川
Tadashi Hasegawa
正 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2019106305A priority Critical patent/JP2020202029A/ja
Priority to US16/891,529 priority patent/US11245219B2/en
Priority to EP20178254.7A priority patent/EP3748783A1/en
Priority to CN202010502848.XA priority patent/CN112054329A/zh
Publication of JP2020202029A publication Critical patent/JP2020202029A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/502Bases; Cases composed of different pieces
    • H01R13/506Bases; Cases composed of different pieces assembled by snap action of the parts
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4364Insertion of locking piece from the front
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/424Securing in base or case composed of a plurality of insulating parts having at least one resilient insulating part
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R31/00Coupling parts supported only by co-operation with counterpart
    • H01R31/08Short-circuiting members for bridging contacts in a counterpart
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4367Insertion of locking piece from the rear

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

【課題】後端側から床面に落下した場合でも、コネクタハウジングと端子ホルダとのロック部分に過大な衝撃が加わらないようにし、ロックアームを保護する。【解決手段】コネクタハウジング10と、ジョイント端子30と、端子ホルダ21と、コネクタハウジングの外周壁に形成されたロックアーム15と、を有し、端子ホルダ21の後端部に、コネクタハウジング10に対する端子ホルダ21の適正な組付状態においてコネクタハウジング10の最後端縁11xから後方へ突出する凸部26aが設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタハウジングの後端内部に、ジョイント端子を保持した端子ホルダを嵌合した構成のジョイントコネクタに関する。
図12は、特許文献1に記載された従来のジョイントコネクタの一例を示している。
このジョイントコネクタ101は、コネクタハウジング(アウタハウジング)110と、ジョイント端子ユニット120と、からなる。ジョイント端子ユニット120は、端子ホルダ(インナハウジング)121と、ジョイント端子130と、フェライトプレート138と、を備えている。このジョイントコネクタ101は、予め組み立てたジョイント端子ユニット120を、コネクタハウジング110の内部に後方から嵌合することで構成されており、組み付け状態において、ジョイント端子130の各電気接触部131が、コネクタハウジング110の内部で相手側端子と接触導通できる状態に保持されている。ジョイント端子130は、電気接触部131が相手側端子と接触導通することで、必要な複数の相手側端子同士を短絡させる。
コネクタハウジング110とジョイント端子ユニット120とを組み付け状態で結合するために、コネクタハウジング110の外周壁111には片持式のロックアーム115が設けられ、端子ホルダ121には係止部129が設けられている。コネクタハウジング110にジョイント端子ユニット120が後方から嵌合されると、コネクタハウジング110側のロックアーム115が端子ホルダ121側の係止部129に係合する。これにより、ジョイント端子ユニット120がコネクタハウジング110にロックされる。
このロックが成立している状態において、図13に示すように、ジョイント端子ユニット120の端子ホルダ121は、ほぼ完全にコネクタハウジング110の内部に隠れるようになっている。
特開2012−9325号公報
ところで、ジョイントコネクタ101を取り扱う際に、万一、ジョイントコネクタ101を後端側から床面に落下させた場合、最後端に位置するコネクタハウジング110の後端縁が床面に衝突することになるので、その衝撃が片持式のロックアーム115に直接加わる。その結果、過大な荷重がロックアーム115に作用することで、ロックアーム115が破損し、ジョイント端子ユニット120の組み付け状態が正常ではなくなるおそれがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コネクタの後端側から床面に落下した場合でも、コネクタハウジングと端子ホルダとのロック部分に過大な衝撃が加わらないようにすることができ、その結果、組み付け状態に異常が生じないようにしたジョイントコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るジョイントコネクタは、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1) 軸方向前部の内部空間を相手側端子との接続空間として確保したコネクタハウジングと、
前記コネクタハウジングの内部に収容され、前記接続空間に、前記相手側端子と接続される電気接触部を位置させたジョイント端子と、
前記ジョイント端子を保持した状態で前記コネクタハウジングの後端内部に嵌合される端子ホルダと、
前記コネクタハウジングの外周壁に形成され、前記端子ホルダが前記コネクタハウジングの後端内部に適正に嵌合された際に、前記端子ホルダに設けられた係止部と係合して前記端子ホルダを前記コネクタハウジングに対しロックするロックアームと、を有し、
前記ロックアームが、
前記コネクタハウジングの外周壁に前端が連結されて片持で後方へ延出されると共に、自由端の内側面にロックビークを有し、前記端子ホルダが前記コネクタハウジングの後端内部へ嵌合されると、前記ロックビークが前記係止部の後側の位置に納まり、前記係止部に対するロックが成立する構成とされたジョイントコネクタであって、
前記端子ホルダの後端部に、
前記コネクタハウジングに対する前記端子ホルダの適正な組付状態において前記コネクタハウジングの最後端縁から後方へ突出する凸部が設けられている、
ことを特徴とするジョイントコネクタ。
(2) 前記ロックアームが、後面視略長方形の前記コネクタハウジングの外周壁のうち、互いに対向する側壁部に一対設けられており、
前記端子ホルダの長方形の後端面の四隅に近い位置で前記ロックアームの近傍の位置に前記凸部がそれぞれ配置されている、
ことを特徴とする上記(1)に記載のジョイントコネクタ。
(3) 前記端子ホルダの長方形の後端面が側面視アーチ形に凹んだ凹面形状に形成され、その凹面形状の四隅にそれぞれ前記凸部が配置されている、
ことを特徴とする上記(2)に記載のジョイントコネクタ。
上記(1)の構成のジョイントコネクタによれば、後端側から落下して床面に衝突した際に、最初に床面に当たるのが、ロックアームを有するコネクタハウジングではなく、端子ホルダの後端面に設けた凸部となる。したがって、落下の衝撃は、まず端子ホルダに加わり、それからコネクタハウジングに伝達される。ここで、コネクタハウジングに設けたロックアームのロックビークは、端子ホルダの係止部の後側の位置で係止部に係合するので、ロックビークと係止部の衝合面には、面圧を大きくする方向の作用ではなく、面圧を小さくする方向の作用が働く。よって、ロック箇所に過大な荷重が作用することはなく、ロックアームの破損を回避することができ、ロックアームの破損により組み付け状態が正常でなくなるおそれが解消される。また、ジョイントコネクタの後端部にリアカバーを取り付けて落下時の衝撃がロックアームに加わらないようにすることも考えられる。しかしその場合、余計な部品が増える上に小型化や軽量化の妨げになる。その点、上記のジョイントコネクタでは、リアカバーのような余計な部品を用いずにロックアームを保護することができるので、部品点数の増加を回避し、小型化や軽量化にも寄与することができる。
上記(2)の構成のジョイントコネクタによれば、最初に床面に衝突する凸部が、端子ホルダの長方形の後端面の四隅に近い位置でロックアームの近傍の位置に配置されているので、それらの凸部によって、ロックアームをより確実に衝撃から守ることができる。また、凸部を特定の位置にだけ形成するので、寸法増大や重量増加を最小限に抑えることができる。
上記(3)の構成のジョイントコネクタによれば、端子ホルダの長方形の後端面を側面視アーチ形に凹んだ凹面形状に形成し、その凹面形状の四隅にそれぞれ凸部を配置するので、寸法増大や重量増加を最小限に抑えながら、ロックアームを衝撃から保護することができる。
本発明によれば、後端側から床面に落下した場合でも、コネクタハウジングと端子ホルダとのロック部分に過大な衝撃が加わらないようにすることができる。その結果、適正な組み付け状態を維持することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るジョイントコネクタを後ろから見た斜視図及びその分解斜視図である。 図2は、ジョイントコネクタの構成要素であるジョイント端子ユニットを前から見た斜視図及びその分解斜視図である。 図3は、ジョイントコネクタを前から見た斜視図及びその部分拡大図である。 図4は、ジョイントコネクタの正面図である。 図5は、ジョイントコネクタの側面図である。 図6は、ジョイントコネクタの構成図で、図6(a)は分解斜視図、図6(b)は組立状態の斜視図である。 図7は、ジョイントコネクタを縦に切断して示す斜視図で、図7(a)は分解斜視図、図7(b)は組立状態の斜視図で、床面に落下した場合の床面との当たりの様子を示す図である。 図8は、ジョイントコネクタが後端側から床面に落下した時の衝撃の伝わる位置を模式的に示す図で、図8(a)は本発明の実施形態の場合で、落下時に凸部に床面からの荷重がかかる様子を示す図、図8(b)は凸部が無い場合の落下時に床面からの荷重がかかる様子を示す図である。 図9は、ジョイントコネクタをワイヤーハーネス本体(幹線)にテープ巻き固定した状態を示す前から見た斜視図である。 図10は、ジョイントコネクタをテープ巻き固定したワイヤーハーネスの要部概略構成図である。 図11は、本発明の他の実施形態に係るジョイントコネクタのジョイント端子ユニットの側方から見た斜視図である。 図12は、従来のジョイントコネクタの分解斜視図である。 図13は、図12のジョイントコネクタの断面図である。 図14は、本発明の実施形態に係るジョイントコネクタに対する比較例のジョイントコネクタ(リアカバー付きのタイプ)の構成を示す図で、図14(a)は分解斜視図、図14(b)は組立状態の斜視図である。 図15は、図14に示したジョイントコネクタを縦に切断して示す斜視図で、図15(a)は分解斜視図、図15(b)は組立状態の斜視図で、床面に落下した場合の床面との当たりの様子を示す図である。 図16は、図14に示したジョイントコネクタからリアカバーを取り外した場合を縦に切断して示す斜視図で、床面に落下した場合の床面との当たりの様子を示す図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
本実施形態に係るコネクタは、コネクタハウジングの内部に、相手側端子と接触して複数の相手側端子同士を短絡させるジョイント端子を収容したジョイントコネクタである。このジョイントコネクタは、後述するように、例えば、使用状態においてワイヤーハーネスにテープ巻き固定されることがある。
図1は、本発明の実施形態に係るジョイントコネクタを後ろから見た斜視図及びその分解斜視図、図2は、ジョイントコネクタの構成要素であるジョイント端子ユニットを前から見た斜視図及びその分解斜視図、図3は、ジョイントコネクタを前から見た斜視図及びその部分拡大図である。また、図4は、ジョイントコネクタの正面図、図5は、ジョイントコネクタの側面図、図6は、ジョイントコネクタの構成図で、図6(a)は分解斜視図、図6(b)は組立状態の斜視図、図7は、ジョイントコネクタを縦に切断して示す斜視図で、図7(a)は分解斜視図、図7(b)は組立状態の斜視図で、床面に落下した場合の床面との当たりの様子を示す図である。
図1に示すように、ジョイントコネクタ1は、樹脂の一体成形品であるコネクタハウジング(「アウタハウジング」とも言う)10と、コネクタハウジング10の内部に収容保持されるジョイント端子ユニット20と、を備えている。ジョイント端子ユニット20は、図2に示すように、樹脂の一体成形品である端子ホルダ(「インナハウジング」とも言う)21に、2つのジョイント端子30が組み付けられており、ジョイント端子30には、フェライト38が配置されている。
ここで、以下の説明における方向性について述べる。
まず、以下の説明における「軸方向」とは、相手側コネクタとの嵌合方向、つまり、ジョイント端子30の電気接触部(タブやピン)31の延在方向(長手方向)を指す。「前側」とは、相手側コネクタCNと嵌合する側を指し、「後側」とは、その反対側を指す。また、「上下左右方向」は、図1〜図3に示すようにジョイントコネクタ1を配置したときの図の「上下」を「上下方向」といい、その状態でジョイントコネクタ1を正面からまたは後面から見たときの「左右」を「左右方向」という。このジョイントコネクタ1が左右対称形状であるため、左右の区別はここでは特にしない。
ジョイント端子ユニット20は、図1、図6及び図7に示すように、コネクタハウジング10の後方からコネクタハウジング10の内部に嵌合され組み付けられている。図1及び図3に示すように、コネクタハウジング10は、ジョイント端子ユニット20が挿入される内部空間を囲む四角筒状の外周壁11を有している。外周壁11の下面には、車体のステー等に固定するためのブラケット12が設けられている。外周壁11で囲まれた内部空間は、図1や図3の分解図に示すように、隔壁13で前部空間14Aと後部空間14Bとに区画されている。
隔壁13は、軸方向に垂直な仕切壁として設けられている。この隔壁13の前側に位置する前部空間14Aは、相手側コネクタが嵌合される嵌合穴(以下「相手側コネクタ嵌合穴14A」とも言う)として構成されている。また、隔壁13の後側に位置する後部空間14B(コネクタハウジング10の後端内部)は、ジョイント端子ユニット20の端子ホルダ21が嵌合される嵌合穴(以下「ジョイント端子ユニット嵌合穴14B」とも言う)として構成されている。
後部空間14Bにジョイント端子ユニット20の端子ホルダ21が嵌合されたとき、ジョイント端子30のピン状の電気接触部31は、隔壁13に設けられた貫通孔18aを通して前部空間14Aに突出する。そして、この前部空間14Aに相手側コネクタが前方から嵌合されたとき、相手側コネクタCNの端子(相手側端子または電線側端子とも言う)とジョイント端子30の電気接触部31とが接触導通する。したがって、この相手側コネクタ嵌合穴14Aの内部が「接続空間」に相当する。なお、図1の分解図に示すように、隔壁13の貫通孔18aは、隔壁13の後面に設けられた端子受部18に設けられている。この端子受部18には、ジョイント端子ユニット20のフェライト38が押圧される。
ジョイント端子ユニット20の主要素である端子ホルダ21は、図2に示すように、コネクタハウジング10内の後部空間(ジョイント端子ユニット嵌合穴)14Bに嵌まる正面から見て四角形状に形成されている。この端子ホルダ21は、コネクタハウジング10の後端の嵌合穴14Bに嵌合されることにより、ジョイント端子30をコネクタハウジング10の内部の適正位置に組み付ける役目を果たす。
この端子ホルダ21は、ジョイント端子ユニット嵌合穴14Bの内周形状に合わせた外周形状に形成された周壁22と、周壁22の内周側後端部に位置する後部壁23(図1参照)と、を有している。この後部壁23の前面には、ジョイント端子保持溝25が設けられている。また、後部壁23の前側の端子ホルダ21の内部空間24には、フェライト38を区画して保持するための仕切リブ27で仕切られたフェライト保持部28が設けられている。また、端子ホルダ21の周壁22は、上面壁22aと左右側面壁22bと下面壁22cとからなり、左右の各側面壁22bには、それぞれ段差状の係止部29と、係止部29の上下に位置する一対のガイドリブ29aとが設けられている。一対のガイドリブ29aは、軸方向に平行に形成されている。
ジョイント端子30は、図2に示すように、各相手側端子(相手側コネクタCNの端子)と接触可能な形状を有すると共にジョイントコネクタ1の軸方向と略直交する方向に並ぶ複数のピン状の電気接触部31と、これら電気接触部31の配列方向に延びて各電気接触部31の後端部を連結する後端側の短絡部32と、を一体に有するバスバー状のものである。
同一構成の2つのジョイント端子30は、後端の短絡部32を端子ホルダ21の上下2段のジョイント端子保持溝25にそれぞれ収容した状態で、電気接触部31を互いに平行に前方に向けた姿勢で端子ホルダ21に組み付けられている。そして、フェライト38の2つの貫通孔38aに2つのジョイント端子30の上下に並ぶ2つの電気接触部31をそれぞれ貫通させた状態で、各ジョイント端子30が端子ホルダ21に保持されている。
また、ジョイント端子ユニット20の端子ホルダ21が嵌合されるコネクタハウジング10内の後部空間(ジョイント端子ユニット嵌合穴)14Bの周壁(コネクタハウジング10の外周壁11)のうち、左右側壁(左右側面11bの形成された左右側壁)には、ロックアーム15が設けられている。左右側壁のロックアーム15は、ジョイント端子ユニット嵌合穴14Bに適正に嵌合されたジョイント端子ユニット20の端子ホルダ21をロックするための部分である。各ロックアーム15の上下にはガイド溝16が設けられている。ガイド溝16は、ジョイント端子ユニット20をコネクタハウジング10に嵌合する際に、端子ホルダ21のガイドリブ29aが案内される溝である。
ロックアーム15は、コネクタハウジング10の外周壁11の後端縁11xから一対の平行なガイド溝16が前方に向けて形成されていることにより、前端が外周壁11に連結され、片持で後方へ延出され、外方に撓み変形可能に構成されている。このロックアーム15の自由端(後端)側の内側面には、例えば断面台形状のロックビーク15aが形成されている。そして、ロックアーム15は、ジョイント端子ユニット嵌合穴14Bに後方から端子ホルダ21が嵌合されるときに、その嵌合動作の過程に応じて、端子ホルダ21と干渉することにより外側に撓み変形し、端子ホルダ21の係止部29をロックビーク15aが乗り越えた段階で撓み変形から復帰して、ロックビーク15aを係止部29の後側の位置に納める。これにより、係止部29に対しロックビーク15aが係合し、端子ホルダ21に対するロックアーム15によるロックが成立する。
ところで、ロックアーム15のロックビーク15aは、端子ホルダ21の係止部29と係合した際に、係止部29の後側に位置して、端子ホルダ21を後側に移動しないように位置規制する。しかも、この状態のとき、端子ホルダ21は、例えば、コネクタハウジング10内の隔壁13に対して突き当たることで前方に位置規制されている。したがって、端子ホルダ21は、前方にも後方にも、がたつかないように位置規制される。
ところが、この状態で、例えば、ジョイントコネクタ1が後端から床面に落下して、大きな外力がロックアーム15の後端縁やコネクタハウジング10の後端縁11xに加わった場合、ロックビーク15aと係止部29とのロック箇所(衝合面)に強い衝撃力が作用し、このロック箇所やロックアーム15自体が破損するおそれがある。ロック部分が破損すると、コネクタハウジング10に対するジョイント端子ユニット20の組み付け状態に異常を来すことになる。
そこで、このジョイントコネクタ1では、その対策として、まず、図5に示すように、ロックアーム15の後端縁(自由端縁)を、コネクタハウジング10の後端縁11xよりも手前側(前方側)に引っ込めている。また、端子ホルダ21の後端面(後部壁23の後端面)に、図1に示すように、左右方向に延びる断面半円状の棒状のリブ26を上下2段に設け、各リブ26の両端に後方に突出した凸部26aを設けている。これらの上下左右の4つ凸部26aは、ロックアーム15の近傍に位置しており、端子ホルダ21をコネクタハウジング10に組み付けた状態で、図5に示すように、コネクタハウジング10の後端縁11xから後方に突出している。
したがって、もしジョイントコネクタ1がコネクタハウジング10の後端縁11x側から落下して床面にぶつかったときには、最初に、こられ端子ホルダ21の4つの凸部26aが床面に当たるようになっている。また、コネクタハウジング10に対する適正な組付状態において、ジョイント端子ユニット20の後端縁は、凸部26a除いて全てコネクタハウジング10の最後端縁11xの内側に隠れるようになっている。このように、ジョイント端子ユニット20が4つの凸部26aを除いて全てコネクタハウジング10に隠れることにより、ジョイント端子ユニット20がコネクタハウジング10に対して中途嵌合状態ではないと容易に見た目で判断できるようになる。
図9は、ジョイントコネクタ1をワイヤーハーネス本体(幹線)にテープ巻き固定した状態を示す前から見た斜視図、図10は、ジョイントコネクタ1をテープ巻き固定したワイヤーハーネスの要部概略構成図である。
図9及び図10に示すように、このジョイントコネクタ1は、使用状態において、例えば、軸方向をワイヤーハーネスの幹線(ワイヤーハーネス本体)W1の延びる方向に向けた姿勢で該ワイヤーハーネスの幹線W1の外周面に抱き合わせられ、その状態でワイヤーハーネスの幹線W1に対してテープ巻き固定されることがある。
この場合、図9に示すように、コネクタハウジング10の外周壁11に周方向に沿ってテープTが巻き付けられる。そこで、図3、図4、図5に示すように、コネクタハウジング10の外周壁11の最外面には、以下の構造が設けられている。すなわち、外周壁11の最外面には、まず、それぞれ軸方向に沿った平面であり周方向に隣り合うもの同士が交差する関係にある複数の平坦な外側面(上側面11a、左右側面11b、下側面11c)が設けられている。また、外周壁11の最外面には、周方向に隣り合う平坦な外側面(上側面11a、左右側面11b、下側面11c)の交差する軸方向に沿った稜線部11rが設けられている。そして、稜線部11rには、その両側の平坦な外側面(上側面11a、左右側面11b、下側面11c)よりも周方向幅の小さい角取り用の面取部11sと、面取部11sの稜線方向後端部に位置した非面取部11tとが設けられている。非面取部11tは、面取りせずに角を残した部分である。図3において、二点鎖線A、Bで囲った部分が稜線部11rに相当する。
非面取部11tは、面取部11sの表面より外方に突出し、面取部11sの両側の平坦な外側面(上側面11a、左右側面11b、下側面11c)の延長面の内側または延長面上にある(本例では延長面上にある)。また、非面取部11tは、図6に示すように、テープ巻きの際に面取部11sの位置で外側面(上側面11a、左右側面11b、下側面11c)に巻き付けられたテープTの側縁に係合することでテープTに対するコネクタハウジング10の軸方向の位置ずれを規制する部分、つまり、位置ずれ規制突起部11tとされている。以下、非面取部を位置ずれ規制突起部11tという。
このジョイントコネクタ1を組み立てる場合は、まず、端子ホルダ21にジョイント端子30とフェライト38を組み付けてジョイント端子ユニット20を構成する。次に、ジョイント端子ユニット20をコネクタハウジング10の後方からジョイント端子ユニット嵌合穴14Bに嵌合する。すると、例えば、端子ホルダ21の前端がコネクタハウジング10の隔壁13の後端に突き当たり、ジョイント端子ユニット20が前方に位置規制される。同時に、ロックアーム15が端子ホルダ21の係止部29に係合してロックが成立し、ジョイントコネクタ1の組立が完成する。この際、コネクタハウジング10側のガイド溝16に端子ホルダ21のガイドリブ29aが案内される。また、この状態で、ジョイント端子30のピン状の電気接触部31が、コネクタハウジング10の隔壁13を貫通して前部空間14Wに突出する。また、先に述べたように、端子ホルダ21の後部壁23に設けた4つの凸部26aが、コネクタハウジング10の後端縁11xから後方に突き出る(図5参照)。
したがって、このジョイントコネクタ1を単独で取り回しているときに、ジョイントコネクタ1の後端側から床面に落とした場合、最初に、コネクタハウジング10ではなく、端子ホルダ21に衝突力が作用する。この衝突力は、そのまま端子ホルダ21の前端の突当部分を介してコネクタハウジング10に伝わり、ロックアーム15と係止部29の係合箇所に強い衝撃が作用するのを回避することができ、破損を防止できる。その点について、図8の模式図を用いて詳しく説明する。
図8は、ジョイントコネクタ1が後端側から床面Jに落下した時の衝撃の伝わる位置を模式的に示す図で、図8(a)は実施形態の場合で、落下時に凸部26aに床面からの荷重がかかる様子を示す図、図8(b)は凸部が無い場合の落下時に床面からの荷重がかかる様子を示す図である。
図8(a)に示すように、このジョイントコネクタ1は、後端側から落下して床面Jに衝突した際に、最初に床面Jに当たるのが、ロックアーム15を有するコネクタハウジング10の後端縁11xではなく、端子ホルダ21の後端面に設けた凸部26aとなる。したがって、落下の衝撃(床面Jから受ける外力P)は、まず、端子ホルダ21に加わり、それから端子ホルダ21の突当面21pを介してコネクタハウジング10に伝達される(この力を矢印P1で示す)。ここで、コネクタハウジング10に設けたロックアーム15のロックビーク15aは、端子ホルダ21の係止部29の後側(図8中の下側)の位置で係止部29に係合するので、ロックビーク15aと係止部29の衝合面(二点鎖線円Xで示す部分)には、面圧を大きくする方向の作用ではなく、面圧を小さくする方向の作用が働く。よって、ロック箇所(二点鎖線円Xで示す部分)に過大な荷重が作用することはなく、ロックアーム15の破損を回避することができ、ロックアーム15の破損により組み付け状態が正常でなくなるおそれが解消される。
これに対して、図8(b)に示すように、凸部26aが無い場合は、床面Jからの衝撃力Pが直接コネクタハウジング10に加わる。そのため、その荷重が、ロックアーム15のロックビーク15aと端子ホルダ21の係止部29の衝合面(二点鎖線円Xで示す部分)に、面圧を大きくする方向の力として働く。よって、ロック箇所(二点鎖線円Xで示す部分)に過大な荷重が作用することになり、ロックアーム15が破損する可能性が高くなる。ロックアーム15が破損すると組み付け状態が正常でなくなるおそれが出る。
その点、本実施形態のジョイントコネクタ1は、コネクタハウジング10の後端縁11xより後方に突き出した、端子ホルダ21の後端面の凸部26aの存在により、ロックアーム15を落下時の衝撃から保護することができる。
ところで、ジョイントコネクタの後端部にリアカバーを取り付けて落下時の衝撃がロックアームに加わらないようにすることも考えられる。その点について、図14〜図15の比較例を用いて簡単に説明する。
図14は、実施形態のジョイントコネクタ1に対する比較例のジョイントコネクタ(リアカバー付きのタイプ)の構成を示す図で、図14(a)は分解斜視図、図14(b)は組立状態の斜視図、図15は、図14に示したジョイントコネクタを縦に切断して示す斜視図で、図15(a)は分解斜視図、図15(b)は組立状態の斜視図で、床面に落下した場合の床面との当たりの様子を示す図である。また、図16は、図14に示したジョイントコネクタからリアカバーを取り外した場合を縦に切断して示す斜視図で、床面に落下した場合の床面との当たりの様子を示す図である。
図14〜16に示す比較例のジョイントコネクタ201は、コネクタハウジング210と、ジョイント端子ユニット220と、リアカバー280と、を備えている。コネクタハウジング210の外周壁211の後端部には、内側面にロックビーク215aを有する片持式のロックアーム215が設けられている。また、コネクタハウジング210の外周壁の別の側壁部には、リアカバー280を係止するためのロック部218が設けられている。
ジョイント端子ユニット220は、端子ホルダ221と、端子ホルダ221に組み付けられたジョイント端子230とを備えている。ジョイント端子230には、電気接触部231が設けられている。また、端子ホルダ221の外側面には係止部229が設けられている。ここまでの構成は、コネクタハウジング210にリアカバー用のロック部218が設けられていること以外、本実施形態のジョイントコネクタ1とほぼ同じである。但し、比較例のジョイントコネクタ201では、端子ホルダ221の後端面に凸部が設けられていない。それを補う機能を持つものとしてリアカバー280が設けられている。
リアカバー280は、コネクタハウジング210に後方からジョイント端子ユニット220を嵌合した後で、コネクタハウジング210の後端に組み付けられるものであり、コネクタハウジング210のロック部218と係合するロック片288を有している。また、リアカバー280の内部には、組み付け状態において端子ホルダ221の後端面に突き当たる突当部285が設けられている。
このようにリアカバー280が設けられている比較例のジョイントコネクタ201では、図15(b)に示すように、後端側から床面Jに落下した場合にも、リアカバー280が床面Jに当たる。そして、床面Jから受ける衝撃力は、リアカバー280の突当部285を介してジョイント端子ユニット220(端子ホルダ221)に伝わる。そのため、ロックアーム215と係止部229の衝合面に過大な衝撃力が発生するのを回避することができ、ロックアーム215を保護することができる。つまり、本実施形態のジョイントコネクタ1と同じ効果を得ることができる。
しかしその場合、余計な部品(リアカバー280)が増える上に小型化や軽量化の妨げになる。そこで、リアカバー280を省くと、図16に示すように、落下の衝撃がコネクタハウジング210に直接加わることになるので、ロックアーム215に過大な荷重が作用してロックアーム215が破損するおそれがある。
以上のように、実施形態のジョイントコネクタ1によれば、リアカバー280のような余計な部品を用いずに、ロックアーム15を保護することができる。そのため、部品点数の増加を回避することができる上、小型化や軽量化にも寄与することができる。
また、実施形態のジョイントコネクタ1によれば、最初に床面に衝突する凸部26aが、端子ホルダ21の長方形の後端面の四隅に近い位置でロックアーム15の近傍の位置に配置されているので、それらの凸部26aによって、ロックアーム15をより確実に衝撃から守ることができる。また、凸部26aを特定の位置にだけ形成しているので、寸法増大や重量増加を最小限に抑えることができるメリットもある。
次に、このジョイントコネクタ1を使用する場合について説明する。
図10に示すように、複数の電線からなるワイヤーハーネス本体(幹線)W1から分岐した分岐線W2のうち複数の電線同士を短絡させる場合に、このジョイントコネクタ1が利用される。その場合、予め分岐線W2の端部に相手側コネクタCN(以下、電線側コネクタCNという)を取り付ける。この電線側コネクタCNには、分岐線W2の各電線の端末に取り付けられた電線側端子(相手側端子)が収容されている。
次にジョイントコネクタ1を、軸方向をワイヤーハーネス本体(幹線)W1の延びる方向に向けた姿勢でワイヤーハーネス本体W1の外周面に抱き合わせる。ジョイントコネクタ1の向きは、前部のコネクタ嵌合穴を、分岐線W2の電線側コネクタCNに臨む方向にセットする。そして、図9に示すように、ジョイントコネクタ1とワイヤーハーネス本体W1を包囲するようにテープTを巻き付けて、ジョイントコネクタ1をワイヤーハーネス本体W1に固定する。また、いずれかのタイミングで、電線側コネクタCNをジョイントコネクタ1のコネクタ嵌合穴に嵌合させる。これにより、ジョイントコネクタ1により分岐線W2のうちの所定の複数の電線を短絡させたワイヤーハーネスを得ることができる。
このようにテープ巻き固定した状態において、このジョイントコネクタ1によれば、コネクタハウジング10の外周壁11に設けた位置ずれ規制突起部11tにより、テープT及びワイヤーハーネス本体W1に対するジョイントコネクタ1の位置ずれを防止することができる。すなわち、この使用状態においては、図10中の矢印Fで示す方向にジョイントコネクタ1に外力が作用するおそれがあるが、そのような外力が作用した際に、ジョイントコネクタ1が矢印F方向に移動しようとしても、図9の二点鎖線円部A、Bに示すように、テープTの側縁にジョイントコネクタ1の位置ずれ規制突起部11tが引っ掛かる。そのため、ジョイントコネクタ1の位置ずれを防止することができる。
特に、このジョイントコネクタ1においては、コネクタハウジング10の外側面(上側面11a、左右側面11b、下側面11c)の交差する軸方向に沿った稜線部11rに、角を取る面取部11sと、面取りせずに敢えて残した非面取部11tと、を設けている。そして、面取部11sの稜線方向後端に位置する非面取部11tを、巻き付けたテープTに対するコネクタハウジング10の位置ずれ規制突起部としている。この位置ずれ規制突起部11tは、非面取部からなるので、面取部11sの表面より外方に突出している。そのため、面取部11sの位置で巻き付けたテープTに対するコネクタハウジング10の位置ずれを防止することができる。また、非面取部からなる位置ずれ規制突起部11tは、面取部11sの両側の平坦な外側面(上側面11a、左右側面11b、下側面11c)の延長面の内側または延長面上にある。つまり、少なくとも平坦な外側面(上側面11a、左右側面11b、下側面11c)の外側には突出していない。そのため、コネクタハウジング10の外形面から突出するものを極力無くすことができ、それにより、ジョイントコネクタ1の最外形の増大や重量の増大を招かずに、しかも、取り回し時の引っ掛かりによる破損を防止することができる。
なお、上記実施形態において、凸部26aは、リブ26の端部を単独の突起状に盛り上げることで形成しているが、半球状の突起として形成してもよい。また、独立した突起状ではなく、直線状の突条や枠状の突条(いずれもリブのようなもの)として設けてもよい。あるいは、凸部として、端子ホルダ21の後端面の全域を、コネクタハウジング10の後端縁11xから後方に突き出すようにしてもよい。
また、図11に示すように、端子ホルダ21の長方形の後端面を側面視アーチ形に凹んだ凹面形状に形成し(図中二点鎖線で示す部分)、その凹面形状の四隅にそれぞれ凸部26aを配置してもよい。この場合も、寸法増大や重量増加を最小限に抑えながら、ロックアーム15を衝撃から保護することができる。また、凸部26aは、凹面形状に連続しているので、落下の衝撃による応力(外力)を分散できるので、凸部26a自体の破損を防止できる。
ここで、上述した本発明の実施形態に係るジョイントコネクタの特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 軸方向前部の内部空間を相手側端子との接続空間(14A)として確保したコネクタハウジング(10)と、
前記コネクタハウジング(10)の内部に収容され、前記接続空間(14A)に、前記相手側端子と接続される電気接触部(31)を位置させたジョイント端子(30)と、
前記ジョイント端子(30)を保持した状態で前記コネクタハウジング(10)の後端内部(14B)に嵌合される端子ホルダ(21)と、
前記コネクタハウジング(10)の外周壁(11)に形成され、前記端子ホルダ(21)が前記コネクタハウジング(10)の後端内部(14B)に適正に嵌合された際に、前記端子ホルダ(21)に設けられた係止部(29)と係合して前記端子ホルダ(21)を前記コネクタハウジング(10)に対しロックするロックアーム(15)と、を有し、
前記ロックアーム(15)が、
前記コネクタハウジング(10)の外周壁(11)に前端が連結されて片持で後方へ延出されると共に、自由端の内側面にロックビーク(15a)を有し、前記端子ホルダ(21)が前記コネクタハウジング(10)の後端内部(14B)へ嵌合されると、前記ロックビーク(15a)が前記係止部(29)の後側の位置に納まり、前記係止部(29)に対するロックが成立する構成とされたジョイントコネクタ(1)であって、
前記端子ホルダ(21)の後端部に、
前記コネクタハウジング(10)に対する前記端子ホルダ(21)の適正な組付状態において前記コネクタハウジング(10)の最後端縁(11x)から後方へ突出する凸部(26a)が設けられている、
ことを特徴とするジョイントコネクタ(1)。
[2] 前記ロックアーム(15)が、後面視略長方形の前記コネクタハウジング(10)の外周壁(11)のうち、互いに対向する側壁部(11b)に一対設けられており、
前記端子ホルダ(21)の長方形の後端面の四隅に近い位置で前記ロックアーム(15)の近傍の位置に前記凸部(26a)がそれぞれ配置されている、
ことを特徴とする上記[1]に記載のジョイントコネクタ(1)。
[3] 前記端子ホルダ(21)の長方形の後端面が側面視アーチ形に凹んだ凹面形状に形成され、その凹面形状の四隅にそれぞれ前記凸部(26a)が配置されている、
ことを特徴とする上記[2]に記載のジョイントコネクタ。
1 ジョイントコネクタ
10 コネクタハウジング
11 外周壁
11b 左右側面壁(側壁部)
11x 後端縁
14A 相手側コネクタ嵌合穴(接続空間)
14B ジョイント端子ユニット嵌合穴(後端内部)
15 ロックアーム
15a ロックビーク
20 ジョイント端子ユニット
21 端子ホルダ
26a 凸部
29 係止部
30 ジョイント端子
31 電気接触部

Claims (3)

  1. 軸方向前部の内部空間を相手側端子との接続空間として確保したコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングの内部に収容され、前記接続空間に、前記相手側端子と接続される電気接触部を位置させたジョイント端子と、
    前記ジョイント端子を保持した状態で前記コネクタハウジングの後端内部に嵌合される端子ホルダと、
    前記コネクタハウジングの外周壁に形成され、前記端子ホルダが前記コネクタハウジングの後端内部に適正に嵌合された際に、前記端子ホルダに設けられた係止部と係合して前記端子ホルダを前記コネクタハウジングに対しロックするロックアームと、を有し、
    前記ロックアームが、
    前記コネクタハウジングの外周壁に前端が連結されて片持で後方へ延出されると共に、自由端の内側面にロックビークを有し、前記端子ホルダが前記コネクタハウジングの後端内部へ嵌合されると、前記ロックビークが前記係止部の後側の位置に納まり、前記係止部に対するロックが成立する構成とされたジョイントコネクタであって、
    前記端子ホルダの後端部に、
    前記コネクタハウジングに対する前記端子ホルダの適正な組付状態において前記コネクタハウジングの最後端縁から後方へ突出する凸部が設けられている、
    ことを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 前記ロックアームが、後面視略長方形の前記コネクタハウジングの外周壁のうち、互いに対向する側壁部に一対設けられており、
    前記端子ホルダの長方形の後端面の四隅に近い位置で前記ロックアームの近傍の位置に前記凸部がそれぞれ配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のジョイントコネクタ。
  3. 前記端子ホルダの長方形の後端面が側面視アーチ形に凹んだ凹面形状に形成され、その凹面形状の四隅にそれぞれ前記凸部が配置されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のジョイントコネクタ。
JP2019106305A 2019-06-06 2019-06-06 ジョイントコネクタ Abandoned JP2020202029A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019106305A JP2020202029A (ja) 2019-06-06 2019-06-06 ジョイントコネクタ
US16/891,529 US11245219B2 (en) 2019-06-06 2020-06-03 Joint connector
EP20178254.7A EP3748783A1 (en) 2019-06-06 2020-06-04 Joint connector
CN202010502848.XA CN112054329A (zh) 2019-06-06 2020-06-05 接头连接器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019106305A JP2020202029A (ja) 2019-06-06 2019-06-06 ジョイントコネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020202029A true JP2020202029A (ja) 2020-12-17

Family

ID=70977806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019106305A Abandoned JP2020202029A (ja) 2019-06-06 2019-06-06 ジョイントコネクタ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11245219B2 (ja)
EP (1) EP3748783A1 (ja)
JP (1) JP2020202029A (ja)
CN (1) CN112054329A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7123858B2 (ja) * 2019-05-24 2022-08-23 矢崎総業株式会社 コネクタ及びワイヤーハーネス

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06223915A (ja) * 1993-01-25 1994-08-12 Yazaki Corp 多極コネクタ
JP2012069270A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Yazaki Corp コネクタ
JP2013012437A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Yazaki Corp ジョイントコネクタ

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003059598A (ja) * 2001-08-21 2003-02-28 Sumitomo Wiring Syst Ltd ジョイントコネクタ
JP2004192882A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Sumitomo Wiring Syst Ltd アースジョイントコネクタ
JP5489352B2 (ja) 2010-06-25 2014-05-14 矢崎総業株式会社 多重通信用ジョイントコネクタ
JP2013101856A (ja) * 2011-11-09 2013-05-23 Yazaki Corp ジョイントコネクタ
JP2014013682A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Yazaki Corp コネクタ用ハウジング
EP2696444B1 (en) 2012-08-08 2016-10-05 Yazaki Corporation Joint connector
JP5790619B2 (ja) * 2012-10-29 2015-10-07 住友電装株式会社 コネクタ
JP6158770B2 (ja) * 2014-09-03 2017-07-05 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP6959036B2 (ja) * 2017-06-01 2021-11-02 矢崎総業株式会社 コネクタハウジング
JP6653302B2 (ja) * 2017-10-05 2020-02-26 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP7147572B2 (ja) * 2019-01-15 2022-10-05 住友電装株式会社 コネクタ
JP7123858B2 (ja) * 2019-05-24 2022-08-23 矢崎総業株式会社 コネクタ及びワイヤーハーネス

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06223915A (ja) * 1993-01-25 1994-08-12 Yazaki Corp 多極コネクタ
JP2012069270A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Yazaki Corp コネクタ
JP2013012437A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Yazaki Corp ジョイントコネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
CN112054329A (zh) 2020-12-08
EP3748783A1 (en) 2020-12-09
US20200388948A1 (en) 2020-12-10
US11245219B2 (en) 2022-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5118765B2 (ja) コネクタ端子及び該コネクタ端子を備えたコネクタ
JP6760147B2 (ja) シールド端子及びシールドコネクタ
KR101052177B1 (ko) 전기 커넥터
JP7348090B2 (ja) コネクタ組立体
JP2018139209A (ja) 端子位置保証装置を有する電気コネクタ
JP6803875B2 (ja) コネクタ
JP5446948B2 (ja) 端子金具
JP2007220557A (ja) 電気コネクタ組立体
US9287652B2 (en) Cover-fitted connector
JP7023499B2 (ja) 電気コネクタ
US10804641B2 (en) Electrical connector having a metallic inner shell with rear engaging finger situated within an insulative outer cover
JP2020194635A (ja) コネクタ及びワイヤーハーネス
JP2020202029A (ja) ジョイントコネクタ
JP7298461B2 (ja) 雌端子及び雌コネクタ
CN108604752B (zh) 连接器单元
JP2013243072A (ja) 電線保護カバー
JP6943917B2 (ja) コネクタ
JP7470289B2 (ja) コネクタ
JP7147654B2 (ja) 雌端子
CN110190447A (zh) 连接器
WO2013027353A1 (en) Cover-fitted connector
JP3787293B2 (ja) コネクタ構造
JP7283403B2 (ja) プロテクタ及びワイヤハーネス
KR102653944B1 (ko) 메일커넥터
JP7092728B2 (ja) 電線カバー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211026

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20211210